AKM AK2510

ASAHI KASEI
[AK2510]
AK2510
ハンズフリー用 Voice Switch LSI
■
■
■
■
■
■
■
■
・
・
・
・
・
・
特長
3.3V,5.0V動作
PCMインターフェース: PCMモード(SF/LFは自動判定), 16bitリニアモード, AK130 B1/B2モード
A/μ-Law切り替え可能
BCLK: 512kHz、2.048MHz対応
CPUシリアルインターフェース
外部回路不要
低消費電力
16pin TSSOPパッケージ:AK2510VT
機能概要
PCMデータバス上に入れるだけで、簡単にVoice Switch機能を付加することが出来ます。
AK2510は弊社電話機用多機能CODEC(AK2307/LV,AK2308LV )と簡単に接続できます。
弊社トランシーバーであるAK130と簡単に接続する事ができます。
AK2510は送話、受話の音声データから内部状態を自動的に切り替え、通話者に違和感を感じさせることの
ない、ハンズフリー機能を実現します。
バックグラウンドノイズレベルを自動的に検知します。
CPUインターフェースからレジスタにアクセス出来ますので、外部回路の調整無しにVoice Switchパラ
メーターを簡単に、システムにあわせたセッティングに変えることが出来ます。
ブロック図
FS
BCLK
RX digital
volume
RIN
TOUT
Voice Switch
Core
PCM
interface
ROUT
TIN
PCM
interface
TX digital
volume
CSN
SCLK
DATA
ブロック説明
構成回路
1)PCM I/F部
2) CPU
I/F部
3) 送信パス部
4) 受信パス部
5)Voice Switch部
AKM
CPU
interface
機能
PCMによるインターフェースを実現します。
G.711 G.712準拠のPCMデータに対応しています。
受信、送信部の各種パスの切り替え、ボリューム等をシリアルのインターフェ
ースを介して外部CPUからの書き込み、読み出しが出来ます。
送話音量調整の為-16~+15dBのデジタルボリュームを備えています。
受話音量調整の為-16~+15dBのデジタルボリュームを備えています。
ハンズフリー機能を実現します。
-1-
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
Voice Switch コアブロック図
RIN
ROUT
RX_ATT
NLD
CONTROLLER
FS
BCLK
NLD
TOUT
TIN
TX_ATT
CSN
SCLK
CPU I/F
DATA
RST
ブロック説明
構成回路
CONTROLLER
RX_ATT
TX_ATT
NLD
CPU I/F
RST
機能
送受話音声から、TX/RX_ATTの状態を決定します。
受話側に挿入されるアッテネーターです。
送話側に挿入されるアッテネーターです。
ノイズレベルを感知し、自動的にパラメーターの補正を行います。
Voice Switch のパラメーターを設定する為のレジスタにアクセス出来ます。
内部レジスタを初期化します。
動作概略
TX_Voice
RX_Voice
0dB
TX_ATT_gain
0dB
RX_ATT_gain
・TX(送話)音声が有る場合は、TX_ATTを0dBに遷移させ、RX_ATTのゲインを落とします。
・RX(受話)音声が有る場合は、RX_ATTを0dBに遷移させ、TX_ATTのゲインを落とします。
AKM
-2-
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
ピン配置
BCLK
FS
RIN
TIN
ROUT
TOUT
16
15
14
13
12
11
10
9
1
2
3
4
5
6
VDD 7
VSS 8
RST
TEST1
CSN
SCLK
TEST2
DATA
TXON
RXON
ピン属性及び入出力条件
・タイプの詳細
IN
:インプット
OUT
:アウトプット
I/O
:インプット/トライステートアウトプット
TOUT :トライステートアウトプット
PWR
:電源・グランド
最大容量負荷
端子機能
ピン番号 ピン名称 タイプ
11
DATA
I/O ・内部状態出力/外部データ入力端子
50pF
13
・シフトクロック入力端子
SCLK
IN
14
・内部状態設定用チップセレクト端子
CSN
IN
4
・PCM符号入力端子(FSに同期した入力。)
TIN
IN
6
・PCM符号出力端子(FSに同期した出力。送
信データが存在する期間以外は、ハイインピ
50pF
TOUT
TOUT
ーダンスとなります。)
3
・PCM符号入力端子(FSに同期した入力。)
RIN
IN
5
・PCM符号出力端子(FSに同期した出力。受
信データが存在する期間以外は、ハイインピ
50pF
ROUT
TOUT
ーダンスとなります。)
1
・PCM data搬送クロック入力端子
BCLK
IN
2
・PCMデータ入出力タイミング制御信号入力端
子。(BCLKと同期した8kHzの信号入力。常
FS
IN
時入力してください。)
10
TXON
OUT ・内部状態モニタ端子
50pF
9
RXON
OUT ・内部状態モニタ端子
50pF
16
・リセット端子(L入力時リセット。)
RST
IN
15
・テスト端子(L固定)
TEST1
IN
12
・テスト端子(L固定)
TEST2
IN
8
VSS
PWR ・電源端子:0V
7
VDD
PWR ・電源端子:5.0V/3.3V
AKM
-3-
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
レジスタマップ
Add
(Hex)
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
A
B
C
D
E
F
AKM
D7
D6
D5
-
-
-
-
D4
D3
D2
D1
D0
TX Digital Volume
RX Digital Volume
Total gain
TX rise time
RX rise time
-
TX side
TX attenuator
TX fall
RX fall
Throug
h
-
A/u-la
w
-
PCM
Mute
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-4-
gain
RX attenuator
time
time
On/off
On/off
TX/RX mode
-
-
Function
Transmit volume control
Receive volume control
Voice detect parameter
Attenuator gain setting
Attenuator speed
Transmit monitor time
Receive monitor time
Transmit NLD setting
Receive NLD setting
Miscellaneous functions
NLD functions
VS mode select
TX Voice path parameter
RX Voice path parameter
TEST Register
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
絶対最大定格
表記
MIN
MAX
単位
電源電圧
VDD
-0.3
6.5
V
VSS電圧
VSS
0
0
V
デジタル端子印加電圧
VTD
-0.3
VDD+0.3
V
入力電流
IIN
-10
10
mA
保存温度
Tstg
-55
125
℃
項目
備考
基準電位
(注)この値を超えた条件で使用した場合、デバイスを破壊することがあります。
また通常の動作は保証されません
推奨動作条件
MIN
項目
表記
VDD
3.0
電源電圧1
VDD
4.5
電源電圧2
Ta
-10
動作温度
(注)電圧は全て接地端子基準:VSS=0V
AKM
TYP
3.3
5.0
-
-5-
MAX
3.6
5.5
70
単位
V
V
℃
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
電気的特性
■DC特性
特記のない限り、規格値はVDD=+3.3V±0.3V、Ta=-10~+70℃、FS=8kHzにおいて保証されます。
MIN
TYP
MAX
項目
ピン名
表記
条件
単位
消費電流1(注)
VDD=3.3V±0.3V
消費電流2(注)
VDD=5.0V±10%
消費電流3(注)
VDD=3.3V±0.3V
消費電流4(注)
VDD=5.0V±10%
入力レベル
-
IDD
BCLK=2.048MHz
-
0.7
1.1
mA
-
IDD
BCLK=2.048MHz
-
1.2
1.8
mA
-
IDD
BCLK=512kHz
-
0.18
-
mA
-
IDD
BCLK=512kHz
-
0.3
-
mA
IN,I/O
VIL
Lレベル入力
-
-
V
VIH
Hレベル入力
-
VOL
VOH
ILL
ILT
IOL=400μA
IOH=-400μA
トライステート時
0.75×
VDD
VDD-0.5
-10
-10
0.3×
VDD
-
-
0.4
10
10
V
V
μA
μA
出力電圧
I/O
TROUT
入力リーク電流
出力リーク電流
IN, I/O
TROUT
V
(注)SCLK停止。BCLKは2.048MHz時、出力端子は全て無負荷。TIN,RINより1020Hz 0dBm0 Sin波形入
力。レジスタ設定条件は、PCM1=L、PCM0=L、各デジタルボリュームは、0dB設定とする。
AKM
-6-
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
■AC特性
※ 特記なき場合、Ta=-10℃~+70℃においての定義となります。全てのタイミングパラメータはDC特性の規
定ポイントにて測定されます。
PCMインターフェース
通常モード(Long Frame ,Short Frame)、リニアモード時
項目
FS周期
クロック周期1
クロック周期2
パルス幅
立上り・下がり時
間
出力遅延
セットアップ時間
ホールド時間
ピン名
FS
BCLK
BCLK
BCLK
FS, BCLK
TIN/RIN
TOUT
ROUT
TOUT
ROUT
FS
表記
FFS
FBCLK
FBCLK
WP
TD
条件
-
MIN
100
-
TYP
8
512
2048
-
MAX
40
単位
kHz
kHz
kHz
ns
ns
TDX1*
負荷50pF時
-
-
150
ns
TDX2*
負荷50pF時
10
-
150
ns
TFSS
-
100
-
-
ns
TIN/RIN
TDRS
-
100
-
-
ns
FS
TFSH
-
100
-
-
ns
TIN/RIN
TDRH
-
100
-
-
ns
AK130 B1ch,AK130 B2chモード時
項目
FS周期
クロック周期
パルス幅
立上り・下がり時
間
出力遅延
セットアップ時間
ホールド時間
ピン名
FS
BCLK
BCLK
FS, BCLK,
TIN/RIN
TOUT,
ROUT
TOUT,
ROUT
FS
表記
FFS
FBCLK
WP
TD
条件
-
MIN
-
TYP
8
MAX
-
-
2048
244
-
-
-
40
単位
kHz
kHz
ns
ns
TDX1*
負荷50pF時
-
-
150
ns
TDX2*
負荷50pF時
10
-
150
ns
TFSS
-
100
-
-
ns
TIN/RIN
TDRS
-
100
-
-
ns
FS
TFSH
-
100
-
-
ns
TIN/RIN
TDRH
-
100
-
-
ns
*TDX1,2: FSもしくは、BCLKの遅いほうの立ち上がりを起点とする。
AKM
-7-
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
PCMモード(Short Frame)、リニアモード
FFS
TFSH
TFSH
TFSS
TFSS
FS
WP
WP
BCLK
FBCLK
TDX
TOUT/
ROUT
TDX2
TDX
TDRH
TDRS
TIN/
RIN
PCMモード(Long Frame)
FFS
FWLFS
TFSH
TFSS
TFSH
FS
BCLK
TDX
TDX
TOUT/
ROUT
TDRS
TIN/
RIN
TDX2
TDX
TDRH
AK130 B1ch、AK130 B2chモード
FFS
TFSH
TFSS
TFSH
TFSS
FS
WP
WP
BCLK
FBCLK
TOUT/
ROUT
TIN/
RIN
AKM
TD
X
TDX
TDRS
-8-
TDX2
TDRH
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
CPUインターフェース
項目
パルス幅
立上り・下がり時
間
出力遅延
ピン名
SCLK
CSN, SCLK
表記
WPS
TD
条件
-
MIN
80
-
TYP
-
MAX
40
単位
ns
ns
DATA
DATA
TDA
TDA2
負荷50pF時
負荷50pF時
-
-
150
150
ns
ns
セットアップ時間
ホールド時間
CSN
TCSS
-
80
-
-
ns
DATA
TDAS
-
80
-
-
ns
CSN
TCSH
-
80
-
-
ns
DATA
TDAH
-
80
-
-
ns
(注)使用可能な最高クロック周波数は、1/(2*(WPS+TD))となります。duty=50%の時、4.16MHz、
duty=40%,60%のとき、3.57MHzとなります。
ライトサイクル
TCSH
TCSH
TCSS
TCSS
CSN
WPS
WPS
SCLK
TDAS
TDAH
DATA
リードサイクル
TCSH
TCSS
CSN
WPS
TDA2
WPS
SCLK
TDA
TDAS
TDA
TDA
TDAH
DATA
制御コード、アドレス
ライト期間
AKM
データリード期間
-9-
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
PCMインターフェース
AK2510 は以下の 4 つの PCM インターフェースをサポートしています。これらは内部レジスタの設定によって
選択することが出来ます。
・PCM モード(Long Frame/Short Frame は自動判定)
・16bit リニアモード
・AK130 B1 モード
・AK130 B2 モード
PCMデータは端子T/ROUTおよびT/RINから入出力されます。いずれの端子もデータはMSBファーストで入
出力されます。PCMモードでのデータレートは512kHz、または2.048MHzのいずれかを入力することで、動
作します。AK130モードB1、B2は弊社ピンポン伝送用LSIのAK130を接続することを前提としたモードで
す。B1/B2の2つのモードはAK130のB1/B2チャネルのいずれかを用いるかで選択します。
16bit リニアモードはPCM CODEC内部の14bit精度PCM リニアデータを16bit フォーマットで出力するモ
ードです。この時の搬送クロックBCLKも512kHz、もしくは2.048MHzのいずれかを入力することで動作し
ます。
AKM
- 10 -
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
*PCM フォーマットモード
PCM フォーマットモードでは、Long Frame と Short Frame の両フォーマットをサポートします。LF/SF
の判定は、AK2510 に入力された FS 信号から LSI が自動的に判定します。
◆ LF/SF の判定法
AK2510は入力されたFSの”H”期間によりLong FrameかShort Frameかを自動的に判断します。
FS=”H”の期間
フレーム構成
BCLKの2周期以上
LF
BCLKの1周期
SF
◆インタフェースタイミング
PCMデータは、フレーム同期信号FSに同期して、1フレーム区間(125μs)毎に8ビットのデータが
T/ROUT,T/RIN端子より入出力されます。詳しくは後述のタイミング図を参照下さい。
◆フレーム同期信号(Frame Sync:FS)
8kHzの基準入力信号です。1フレーム(125μs毎)に8ビットのPCMデータが入出力されます。BCLKと同期し
ていることが必要です。FSはPLLの入力となり、これをもとに内部の動作クロックが生成されます。
◆BCLK
PCMデータレートを定めます。512kHzもしくは2.048MHzのレートに対応できます。
LongFrame
FS
BCLK
DX
DR
Don’t
care
1
2
3
4
5
6
7
1
2
3
4
5
6
7
8
1
2
3
4
5
6
7
1
2
3
4
5
6
7
Hi-Z
8
Don’t care
ShortFrame
FS
BCLK
DX
DR
AKM
Don’t
care
8
8
- 11 -
Hi-Z
Don’t care
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
*AK130 モード
このモードは、弊社 PBX 用途トランシーバ LSI の AK130 と直接インターフェース出来るモードです。
AK130 の B1 ch と B2 ch の2つの PCM データのうちどちらかを使うかにより、それぞれに対応したモード
を選択して下さい。
1) AK130_B1 モード
AK130 の B1 ch とインターフェースするモードです。
FSはAK130から出力される8kHzの基準入力信号です。1フレーム(125μs毎)に8ビットのPCMデータが入
出力されます。FSはPLLの入力となり、これをもとに内部の動作クロックが生成されます。
BCLKはAK130から出力されるクロックで2.048MHzとなります。
AK130 B1モード
244ns
125μs(8kHz)
FS
BCLK
16CLK
Hi-Z
DX
DR
8CLK
*
*
*
*
*
MSB First
1
2
7
MSB First
1
2
7
Hi-Z
8
8
*
*
*
注)*:Don't care
2) AK130_B2 モード
AK130 の B2 ch とインターフェースするモードです。
FSはAK130から出力される8kHzの基準入力信号です。1フレーム(125μs毎)に8ビットのPCMデータが入
出力されます。FSはPLLの入力となり、これをもとに内部の動作クロックが生成されます。
BCLKはAK130から出力されるクロックで2.048MHzとなります。
AK130 B2モード
244ns
125μs(8kHz)
FS
BCLK
24CLK
Hi-Z
DX
DR
8CLK
*
*
*
*
*
MSB First
1
2
7
MSB First
1
2
7
Hi-Z
8
8
*
*
*
注)*:Don't care
AKM
- 12 -
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
*16bit リニアモード
このモードでは、16bit MSB ファーストでインターフェースするモードです。
データフォーマットは 2’s Compliment です。
ただし、内部コーデックは符号付2進数14bitで動作しているため下位2bitの出力は、”L”固定となります。
FSは8kHzの基準入力信号です。1フレーム(125μs毎)に8ビットのPCMデータが入出力されます。BCLK
と同期していることが必要です。FSはPLLの入力となり、これをもとに内部の動作クロックが生成されます。
BCLKの周波数範囲は512kHzまたは、2.048MHzです。
リニアインターフェース時
125μs(8kHz)
FS
BCLK
AKM
DX
Hi-Z
MSB First
1
2
3
12
13
14
DR
*
MSB First
1
2
3
12
13
14
Hi-Z
*
- 13 -
*
*
Hi-Z
*
1
1
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
CPUインターフェース
AK2510はシリアルインターフェースを介して内部レジスターにデータに書き込むことにより、各種機能を選
択することが出来ます。シリアルインターフェースはSCLK,DATA,CSNの3端子を持ち、内部レジスタ設定
用データの書き込み/読み出しを行うことが出来ます。
1ワードは16ビットで構成で、MSB側から3ビットが制御コードで、書き込み/読み出しを指定します。
次の4ビットは内部レジスタのアドレスを指定します。LSB側8ビットがレジスタに設定するデータです。
B15
B14
B13
B12
B11
B10
B9
B8
B7
B6
B5
B4
B3
B2
B1
B0
I2
I1
I0
A3
A2
A1
A0
*
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
制御コード
(3bit)
アドレス
(4bit)
内部レジスタ設定用データ
(8bit)
*
*)データ読み出し時のI/O切替タイミング調整用 Dummy Bitです。
◆制御コード
I2
I1
I0
動作内容
1
1
0
読み出し
1
1
1
書き込み
その他のコード
読み出し/書き込み動作は実行されません。
◆ SCLKとデータ書き込み/読み出し動作
①
②
③
DATA端子への入力データは、SCLKの立ち上がりで内部シフトレジスタに取り込まれます。
SCLKの立ち上がりエッジは、CSNの立ち下がり以降の入力エッジからカウントされます。
CSN="L"の時、16パルス以上のSCLK入力に対し、以下の動作が行われます。
【書き込み】SCLK の16パルス目の立ち上がりで、データは内部レジスタにロードされます。
【読み出し】SCLK の16パルス目の立ち下がりで、DATA端子は入力端子に切り替わります。
◆CSNとデータ書き込みキャンセル/データ読み出し期間
①
SCLK の16パルス目の立ち上がりより前にCSNを立ち上げると、書き込みはキャンセルされます。
②
SCLK の16パルス目の立ち下がりより前にCSNを立ち上げると、その時点で読み出しは中止されま
す。
◆連続したデータ書き込み/読み出し動作 (連続アクセス)
連続アクセス動作を行う際には、CSNを再度立ち上げる必要はありません。
AKM
- 14 -
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
◆データ書き込みタイミング
連続SCLK使用時
連続する16bitのDATAとSCLKでアクセスする方法です
SCLK16 パルス以降なら、
どこで立ち上げてもよい
CSN
CSN=H 区間中は SCLK が入っても
Don’t care
SCLK
DATA
1
Z
1
2
3
1
1
4
0
0
6
0
7
0
9
8
D7
*
16
1
Z
D0
2
1
3
1
8
4
1
9
D7
15
16
Z
D1 D0
書き込みデータ
書き込み
命令
アドレス”0000”
SCLK 16 パルス目
への書き込み
の 立 ち 上が り で書
データ
き込み実行
アドレス
”0000”
書き込み
命令
SCLK一時停止時
5
DATAとSCLKを何回かに分けて書き込む方法です
SCLKを一度”H”または”L”で停止しても、再度SCLKの入力を開始すれば、先のデータに続けて書き込み
を行うことができます。SCLKを停止する位置は任意です。
SCLK16 パルス以降なら、
どこで立ち上げてもよい
CSN
SCLK
DATA
1
Z
1
2
1
3
1
4
0
5
0
6
0
7
0
8
9
D7
*
Z
D0
アドレス”0000”
への書き込み
データ
アドレス
”0000”
書き込み
命令
16
SCLK 16 パルス目
の 立 ち 上が り で 書
き込み実行
書き込みキャンセル
SCLK16 パルス目の立ち上がりより
手前で CSN が”H”となった場合
CSN
SCLK
DATA
1
Z
1
2
1
3
1
4
0
5
0
6
0
7
0
8
D7
*
16
Z
D0
アドレス”0000”
への書き込み
データ
アドレス
”0000”
書き込み
命令
9
書き込みは
実行されません
DATA 端子:入力状態
(Hi-Z)
Z
CSNを”L”のまま続けてアクセスした場合です
連続アクセス
CSN
SCLK
DATA
1
Z
1
2
1
書き込み
命令
3
1
4
0
5
0
6
0
アドレス
”0000”
7
0
8
9
D7
*
16
Z
D0
書き込みデータ
1
2
1
書き込み
命令
書き込みは
実行されます
AKM
1
- 15 -
3
1
4
1
8
9
D7
15
16
D1 D0
Z
書き込みデータ
書き込みは
実行されます
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
◆データ読み出しタイミング
連続SCLK使用時
連続する16bitのDATAとSCLKでアクセスする方法です
SCLK16 パルス以降なら、
どこで立ち上げてもよい
CNS=H 区間中に SCLK が入っても
Don’t Care
CSN
SCLK
DATA
1
Z
1
2
3
1
0
4
5
A3 A2
読み出し
命令
6
7
A1 A0
8
Z
9
D7
16
1
Z
D0
3
1
8
4
0
9
15
16
D1 D0
D7
Z
読み出しデータ
読み出し
命令
データ読み出し期間
次のうち、どちらか早いエッジまで
CSN の立ち上がり or SCLK 16 パルス目の立ち下がり
SCLK 8 パルス目の立ち下がりから読み出し開始
SCLK一時停止時
1
読み出しデータ
アドレス
2
DATAとSCLKを何回かに分けて読み出す方法です
SCLKを一度”H”または”L”で停止しても、再度SCLKの入力を開始すれば、先のデータに続けて読み出し
を行うことができます。SCLKを停止する位置は任意です。
SCLK16 パルス以降なら、
どこで立ち上げてもよい
CSN
SCLK
DATA
1
Z
1
2
1
3
0
4
5
A3 A2
読み出し
命令
6
7
A1 A0
8
9
16
Z
D0
D7
Z
アドレス”0000”から
の読み出しデータ
アドレス
SCLK 8 パルス目の立ち下がりから読み出し開始
CSNを”L”のまま続けてアクセスした場合です
連続アクセス
CSN
SCLK
DATA
1
Z
1
2
1
読み出し
命令
3
0
4
0
5
0
6
0
アドレス
”0000”
7
0
8
Z
9
D7
16
Z
D0
読み出しデータ
1
2
1
3
0
4
8
9
15
16
Z
読み出し
命令
読み出しは
実行されます
AKM
1
- 16 -
読み出しが
実行されます
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
★注意 制御コードの不一致
CSN
SCLK
DATA
Z
1
2
I2
I1
3
4
I0 A3
5
6
A2 A1 A0
制御コード以外の命令 アドレス
0bb
10b
(b=0 or 1)
AKM
7
8
9
16
Z
書き込み/読み出し
は実行されません
- 17 -
Z
DATA 端子:入力状態
(Hi-Z)
AK2510-J-00
ASAHI KASEI
[AK2510]
パッケージ
TSSOP
9
1
8
6.4±0.2
4.4±0.1
16
0.17±0.05
5.00±0.08
0.13
M
0゜~10゜
0.22±0.08
0.10
0.07+0.03
‐0.04
1.07+0.03
‐0.07
1.00±0.05
0.65
AKM
0.5±0.2
16pin
- 18 -
AK2510-J-00