2014年度 第2四半期報告書 掲載

2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
四 半 期 報 告 書
(2014年度第2四半期)
自
至
2014年7月1日
2014年9月30日
ソ ニ ー 株 式 会 社
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
1
本書は、四半期報告書を金融商品取引法第27条の30の2に規定する開示用電子情報処理組織
(EDINET)を使用して、2014年11月10日に提出したデータに目次及び頁を付して出力・印刷
したものです。
2
本書には、上記の方法により提出した四半期報告書に添付された四半期レビュー報告書及び
上記の四半期報告書と同時に提出した確認書を末尾に綴じ込んでいます。
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【表紙】
【提出書類】
四半期報告書
【根拠条文】
金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】
関東財務局長
【提出日】
2014年11月10日
【四半期会計期間】
2014年度第2四半期(自
【会社名】
ソニー株式会社
【英訳名】
SONY CORPORATION
【代表者の役職氏名】
代表執行役
【本店の所在の場所】
東京都港区港南1丁目7番1号
【電話番号】
03-6748-2111(代表)
【事務連絡者氏名】
財務部VP
【最寄りの連絡場所】
東京都港区港南1丁目7番1号
【電話番号】
03-6748-2111(代表)
【事務連絡者氏名】
財務部VP
【縦覧に供する場所】
株式会社東京証券取引所
平井
村上
村上
2014年7月1日
一夫
敦子
敦子
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
至
2014年9月30日)
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目
次
頁
表 紙
第一部
企業の概況
第1
企業情報
1
主要な経営指標等の推移 …………………………………………………………………………………………
1
2
事業の内容 …………………………………………………………………………………………………………
2
第2
事業の状況
1
事業等のリスク ……………………………………………………………………………………………………
3
2
経営上の重要な契約等 ……………………………………………………………………………………………
4
3
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 …………………………………………………
5
第3
提出会社の状況
1
(1)株式の総数等 ……………………………………………………………………………………………………
19
(2)新株予約権等の状況 ……………………………………………………………………………………………
19
(3)行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等 …………………………………………………
19
(4)ライツプランの内容 ……………………………………………………………………………………………
19
(5)発行済株式総数、資本金等の推移 ……………………………………………………………………………
19
(6)大株主の状況 ……………………………………………………………………………………………………
20
(7)議決権の状況 ……………………………………………………………………………………………………
21
役員の状況 …………………………………………………………………………………………………………
21
経理の状況 ……………………………………………………………………………………………………………
22
第4
1
四半期連結財務諸表
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………
23
(2)四半期連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………
25
(3)四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………
27
(4)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………
28
2
第二部
株式等の状況
2
その他 ………………………………………………………………………………………………………………
50
提出会社の保証会社等の情報 ………………………………………………………………………………………
51
[独立監査人の四半期レビュー報告書]
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第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
回次
2013年度
第2四半期
連結累計期間
2014年度
第2四半期
連結累計期間
2013年度
会計期間
自2013年
4月1日
至2013年
9月30日
自2014年
4月1日
至2014年
9月30日
自2013年
4月1日
至2014年
3月31日
3,485,654
(1,774,235)
3,711,419
(1,901,511)
売上高及び営業収入
(第2四半期連結会計期間)
百万円
7,767,266
営業利益(損失)
百万円
49,426
△15,774
26,495
税引前利益(損失)
百万円
50,522
△21,578
25,741
当社株主に帰属する四半期(当期)純損
失
(第2四半期連結会計期間)
百万円
△16,504
(△19,631)
△109,161
(△135,969)
△128,369
四半期包括利益(損失)又は包括利益
百万円
76,467
△31,169
121,978
純資産額
百万円
2,754,980
2,839,181
2,783,141
総資産額
百万円
14,982,872
15,569,004
15,333,720
基本的1株当たり当社株主に帰属する四
半期(当期)純損失
(第2四半期連結会計期間)
希薄化後1株当たり当社株主に帰属する
四半期(当期)純損失
自己資本比率
円
△16.25
(△19.25)
△102.14
(△124.32)
△124.99
円
△16.25
△102.14
△124.99
15.1
14.7
14.7
営業活動によるキャッシュ・フロー
百万円
△12,760
104,075
664,116
投資活動によるキャッシュ・フロー
百万円
△224,111
△282,859
△710,502
財務活動によるキャッシュ・フロー
百万円
111,187
△273,017
207,877
現金・預金及び現金同等物四半期末(期
末)残高
百万円
725,668
610,509
1,046,466
(注)1
%
当社の四半期連結財務諸表は、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式及び作
成方法(以下「米国会計原則」)によって作成されています。
2 当社は、持分法による投資利益(損失)を営業利益の一部として表示しています。
3 売上高及び営業収入には、消費税等は含まれていません。
4 純資産額は米国会計原則にもとづく資本合計を使用しています。
5 自己資本比率は、当社株主に帰属する資本合計を用いて算出しています。
6 2013年度において過年度の財務数値の一部を見直しました。(「第4 経理の状況」連結財務諸表注記『2
主要な会計方針の要約(4)過年度調整』参照)
7 当社は四半期連結財務諸表を作成していますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載して
いません。
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2【事業の内容】
2014年度第2四半期連結累計期間において、当社及び当社の連結子会社(以下「ソニー」)が営む事業の内容につ
いて、重要な変更はありません。
ソニーは、2014年度第1四半期より、業績報告におけるビジネスセグメント区分の変更を行いました(「第4
経
理の状況」四半期連結財務諸表注記『11 セグメント情報』参照)。
2014年9月30日現在の子会社数は1,295社、関連会社数は115社であり、このうち連結子会社(変動持分事業体を含
む)は1,271社、持分法適用会社は102社です。
なお、当社の連結財務諸表は米国会計原則にもとづき作成されており、関係会社の情報についても米国会計原則の
定義にもとづいて開示しています。「第2
事業の状況」においても同様です。
- 2 -
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第2【事業の状況】
1【事業等のリスク】
下記の変更以外に、2014年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書の「事業等のリスク」に記載した内
容から重要な変更はありません。変更点は下線部で示してあります。なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現
在において判断したものです。
(6)
ソニーの事業構造の変革は多額の費用を必要としますが、その目的が達成できない可能性があります。
ソニーは、グループ全体の事業戦略上の投資計画の見直し、製造事業所の統廃合、人材の再配置及び人員の削
減などに焦点を当てた経営体質強化施策を継続して実施しています。2013年度は、総額806億円の構造改革費用
を計上しました。2014年度には、約850億円の構造改革費用を計上する見込みですが、景気後退の影響や不採算
事業からの撤退などにより、追加的にもしくは将来において多額の構造改革費用を計上する可能性があります。
これらの構造改革費用は、主として、売上原価、販売費及び一般管理費、又はその他の営業損益(純額)に計上
され、ソニーの営業損益及び当社株主に帰属する当期純損益に悪影響を及ぼします(連結財務諸表注記『20 構
造改革にかかる費用及び資産の減損』参照)。ソニーは、製造オペレーションの合理化、低コスト国への生産移
管・集約、外部委託生産の活用に継続的に取り組んでいます。また、ソニーはグループ全体の販売費及び一般管
理費の削減、間接部門及び情報処理業務の外部委託化、セールス&マーケティング、生産、物流、調達、品質、
研究開発などの機能にわたって、ビジネスプロセスの最適化に向け継続的に取り組んでいます。
内的又は外的な要因により、前述の構造改革施策による効率性の向上及びコスト削減が予定どおり実現しない
可能性があり、また構造改革による効果が現れたとしても市場環境の予想以上の悪化により、収益性の改善が予
定している水準に達しない可能性もあります。構造改革の目的達成を妨げ得る内的な要因には、構造改革計画の
変更、利用可能な経営資源を効果的に用いて構造改革を実行できないこと、事業部門間の連携ができないこと、
新しい業務プロセスや戦略の実行の遅れ、構造改革実施後のビジネスオペレーションを効果的に管理及び監視で
きないこと、などがあります。一方、外的な要因には、例えば、ソニーが構造改革を計画どおりに実行するのを
妨げる、地域ごとの労働規制や労働組合との間の協約、日本における労働慣行による追加的な負担があります。
構造改革プログラムを完全に成功裡に実行できない場合、ソニーの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性が
あります。加えて、構造改革費用の支出により、営業キャッシュ・フローが減少する可能性があります。
(38) ソニーは、営業権、無形固定資産もしくはその他の長期性資産の減損を計上する可能性があります。
ソニーは多くの営業権、無形固定資産及び長期性資産を保有しており、業績の悪化や時価総額の減少、減損の
判定に用いられる高度な判断を必要とする見積り・前提の変更により、減損を計上する可能性があります。ソニ
ーは、営業権及び耐用年数が確定できない無形固定資産について、年一回第4四半期に減損の判定を行い、ま
た、設定された事業計画の下方修正や実績見込みの大幅な変更、あるいは外的な市場や産業固有の変動などの要
因や兆候による減損判定の必要性を継続的に評価しています。保有しかつ使用する長期性資産及び処分予定の長
期性資産の回収可能性は、個々の資産又は資産グループの簿価が回収できなくなる可能性を示す事象や状況の変
化が生じた場合に検討されます。保有しかつ使用する長期性資産については、長期性資産又は資産グループの簿
価と割引前将来見積キャッシュ・フローを比較することにより減損の有無が検討され、帳簿価額が減損している
と判断された場合、簿価が公正価値を超える部分について、減損を認識します。
営業権、無形固定資産及びその他の長期性資産の減損の判定もしくは金額の算定において、公正価値は将来見
積キャッシュ・フローの現在価値、又は比較可能な市場価額により算定されており、この手法は、将来見積キャ
ッシュ・フロー(その支払・受取時期を含む)、将来見積キャッシュ・フロー固有のリスクを反映した割引率、
永続成長率、適切な類似企業の決定、類似企業に対してプレミアムあるいはディスカウントが適用されるべきか
どうかの決定など多くの見積り・前提を使用します。将来見積キャッシュ・フローの現在価値に影響を与える見
積り・前提の変更は、営業権の減損の判定の際に使用される報告単位の公正価値の減少もしくは無形固定資産や
長期性資産、資産グループの公正価値の減少を招く可能性があります。公正価値の減少は、現金支出をともなわ
ない減損損失の計上につながることもあります。2013年度において、ソニーはデバイス分野における電池事業の
長期性資産の減損321億円、その他分野における日本及び米国以外のディスク製造事業の長期性資産及びディス
ク製造事業全体の営業権の減損256億円、ならびにモバイル・プロダクツ&コミュニケーション分野におけるPC
事業の長期性資産の減損128億円を計上しました。また、2014年度第2四半期において、モバイル・コミュニケ
ーション(以下「MC」)分野(従来のモバイル・プロダクツ&コミュニケーション分野につき当年度からセグ
メント区分の変更を行ったものです。詳細は「第4 経理の状況」四半期連結財務諸表注記『11 セグメント情
報』参照)の営業権全額の減損1,760億円を計上しました。将来においてこのような減損損失の計上となった場
合、ソニーの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
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2【経営上の重要な契約等】
2014年度第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
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3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)業績等の概要
ソニーは、2014年4月1日付の組織変更にともない、当年度第1四半期連結会計期間より、主にゲーム分野及び
モバイル・プロダクツ&コミュニケーション(以下「MP&C」)分野を従来構成していた事業を再編し、業績報
告におけるビジネスセグメント区分の変更を行いました。この再編に関連して、従来のその他分野に含まれていた
ネットワーク事業をゲーム分野に統合し、ゲーム&ネットワークサービス(以下「G&NS」)分野に名称変更し
ました。また、従来のMP&C分野に含まれていたモバイル・コミュニケーションカテゴリーをMC分野とし、そ
れ以外をその他分野に移管しました。これにより、PC事業はその他分野に含まれています。
また、2014年6月1日付の組織変更にともない、当年度第1四半期連結会計期間より、電源事業がデバイス分野
からその他分野へ移管されました。
以上のセグメント変更にともない、各分野の過年度の売上高及び営業収入(以下「売上高」)ならびに営業損益
を当年度の表示に合わせて組替再表示しています。
なお、金融分野においては、過年度の財務数値の一部を見直しました。詳細については、後述の注記をご参照く
ださい。
以下の業績等の概要は、2014年度第2四半期連結会計期間(以下「2014年度第2四半期」または「当四半期」)に
ついての分析です。
2013年度第2四半期
億円
2014年度第2四半期
億円
17,742
139
19,015
△856
+7.2
-
51
△196
△900
△1,360
-
-基本的
円
△19.25
円
△124.32
-
-希薄化後
△19.25
△124.32
-
売上高及び営業収入
営業利益(損失)
税引前利益(損失)
当社株主に帰属する四半期純損失
増減率
%
普通株式1株当たり当社株主に帰属する四半期純損失
すべての金額は米国会計原則に則って算出されています。
当四半期及び2013年度第2四半期連結会計期間(以下「前年同期」)の平均為替レートは以下のとおりです。
平均為替レート
2013年度第2四半期
円
2014年度第2四半期
円
98.9
131.1
103.9
137.8
1米ドル
1ユーロ
変化率
%
4.8 (円安)
4.9 (円安)
連結業績概況
売上高は、前年同期比7.2%増加の1兆9,015億円となりました。この増収は、主に「プレイステーション
4」
TM
(以下「PS4 」)の貢献があったG&NS分野の大幅な増収、イメージセンサーが好調なデバイス分野の大幅な増
収、ならびに為替の好影響によるものです。一方、主にPC事業収束にともない、その他分野の売上高は大幅に減少し
ました。前年同期の為替レートを適用した場合、売上高は3%の増加となります(前年同期の為替レートを適用した
場合の売上高の状況については後述の注記をご参照ください)。
- 5 -
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営業損益は、前年同期の139億円の利益に対し、当四半期は856億円の損失となりました。この大幅な損益悪化は、
主に、MC分野において営業権の減損1,760億円を計上したことによるものです。2014年9月17日に発表した通り、
当四半期において営業権の減損判定を行った結果、MC事業の公正価値が減少したため、営業権の減損1,760億円を
計上しました。一方、G&NS分野、イメージング・プロダクツ&ソリューション(以下「IP&S」)分野、ホー
ムエンタテインメント&サウンド(以下「HE&S」)分野、デバイス分野、ならびに映画分野の損益は大幅に改善
しました。
当四半期には、2011年度に発生したタイの洪水による損害や損失に対する保険収益(純額)42億円が含まれます。
なお、前年同期には、エムスリー㈱(以下「エムスリー」)株式の一部売却にともなう売却益128億円、タイの洪水
による損害や損失に対する保険収益(純額)48億円が計上されていました。
なお、当四半期の構造改革費用(純額)は、前年同期に比べ16億円増加し、94億円となりました。また、PC事業収
束にともなう費用77億円(うち、構造改革費用は41億円)が、当四半期に計上されました(PC事業収束にともなう費
用の詳細については、後述の注記をご参照ください)。
営業損益に含まれる持分法による投資損益は、前年同期の20億円の損失に対し、当四半期は6億円の利益となりま
した。この損益改善は、主に、EMI Music Publishingの持分法投資損益の改善によるものです。
その他の収益(費用)(純額)は、前年同期に比べ44億円改善し、44億円の費用となりました。この改善は、主
に、為替差損(純額)の減少によるものです。
税引前損益は、前年同期の51億円の利益に対し、当四半期は900億円の損失となりました。
法人税等は、当四半期において301億円を計上しました。税引前損失に対し税金費用を計上したのは、主に、当四
半期に計上された、税務上損金に算入されない営業権の減損によるものです。
当社株主に帰属する四半期純損失(非支配持分に帰属する四半期純利益を除く)は、前年同期に比べ1,163億円拡
大し、1,360億円となりました。
分野別営業概況
各分野の売上高はセグメント間取引消去前のものであり、また各分野の営業損益はセグメント間取引消去前のもの
で配賦不能費用は含まれていません。
モバイル・コミュニケーション(MC)分野
2013年度第2四半期 2014年度第2四半期
億円
億円
売上高
営業利益(損失)
3,046
88
3,084
△1,720
増減率
%
+1.2
-
MC分野の売上高は、主に日本において減収となりましたが、為替の好影響などにより、前年同期比1.2%増加し
3,084億円となりました(前年同期の為替レートを適用した場合、4%の減収)。
営業損益は、前年同期の88億円の利益に対し、当四半期は1,720億円の損失となりました。この損益悪化は、前述
のとおり、同分野の営業権の減損1,760億円を計上したことなどによるものです。また、販路拡大のためのマーケテ
ィング費用及び研究開発費が前年同期に比べ増加したという要因もありました。
- 6 -
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ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野
2013年度第2四半期 2014年度第2四半期
億円
億円
売上高
営業利益(損失)
1,690
△42
3,095
218
増減率
%
+83.2
-
G&NS分野の売上高は、前年同期比83.2%増加し、3,095億円となりました(前年同期の為替レートを適用した
場合、74%の増収)。当四半期において、「プレイステーション 3」(以下「PS3®」)のハードウエア及びソフト
ウエアは減収となりましたが、主に、PS4TMのハードウエアの貢献、PS4TM導入にともなうネットワークサービス収入
の大幅な増加、ならびにPS4 TMのソフトウエアの貢献により、前年同期に比べ、分野全体で大幅な増収となりまし
た。なお、外部顧客に対する売上高は、前年同期比97.0%増加しました。
営業損益は、前年同期の42億円の損失に対し、当四半期は218億円の利益となりました。当四半期において、前述
のPS3®のソフトウエアの減収の影響がありましたが、主に前述のPS4TM導入にともなう増収の影響により、分野全体
で大幅に損益が改善しました。
イメージング・プロダクツ&ソリューション(IP&S)分野
2013年度第2四半期 2014年度第2四半期
億円
億円
売上高
営業利益(損失)
1,755
△23
1,786
201
増減率
%
+1.8
-
IP&S分野には、デジタルイメージング・プロダクツカテゴリー及びプロフェッショナル・ソリューションカテ
ゴリーが含まれます。このうち、デジタルイメージング・プロダクツカテゴリーにはコンパクトデジタルカメラ、レ
ンズ交換式一眼カメラ、ビデオカメラ、プロフェッショナル・ソリューションカテゴリーには放送用・業務用機器な
どが主要製品として含まれています。一部の組織変更にともない、過年度のIP&S分野の売上高及び営業損益を当
年度の表示に合わせて組替再表示しています。
IP&S分野の売上高は、前年同期比1.8%増加し、1,786億円となりました(前年同期の為替レートを適用した場
合、2%の減収)。当四半期において、デジタルカメラ*の販売台数が大幅に減少しましたが、為替の好影響、及び
デジタルカメラにおける高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善などにより、ほぼ前年同期並みの売
上高となりました。
営業損益は、前年同期の23億円の損失に対し、当四半期は201億円の利益となりました。この大幅な損益改善は、
主に、販売費及び一般管理費の削減、前述の高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善、ならびに為替
の好影響によるものです。
*
デジタルカメラには、コンパクトデジタルカメラ、レンズ交換式一眼カメラなどが含まれています。
ホームエンタテインメント&サウンド(HE&S)分野
2013年度第2四半期 2014年度第2四半期
増減率
売上高
億円
2,638
億円
2,824
%
+7.0
営業利益(損失)
△121
80
-
HE&S分野には、テレビカテゴリー及びオーディオ・ビデオカテゴリーが含まれます。このうち、テレビカテゴ
リーには液晶テレビ、オーディオ・ビデオカテゴリーにはブルーレイディスクプレーヤー/レコーダー、家庭用オー
ディオ、ヘッドホン、メモリ内蔵型携帯オーディオなどが主要製品として含まれています。
HE&S分野の売上高は、前年同期比7.0%増加し、2,824億円となりました(前年同期の為替レートを適用した場
合、2%の増収)。この増収は、主に、テレビの大幅な増収及び為替の好影響によるものです。液晶テレビについて
は、販売台数が中南米地域において大幅に減少しましたが、欧州、北米、ならびにアジア・太平洋地域において大幅
に増加しました。なお、オーディオ・ビデオカテゴリーについては、主に、市場環境が厳しい中南米地域における減
収により、全体で減収となりました。
- 7 -
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営業損益は、前年同期の121億円の損失に対し、当四半期は80億円の利益となりました。この大幅な損益改善は、
液晶テレビにおいて平均販売価格の下落があるものの、主に、コスト削減及び高付加価値モデルへのシフトによる製
品ミックスの改善によるものです。
なお、テレビについては、売上高は前年同期比14.7%増加の1,997億円となりました。この大幅な増収は主に、前
述の販売台数の大幅な増加、及び為替の好影響によるものです。営業損益*は、平均販売価格の下落があるものの、
主に、コスト削減及び高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善により、前年同期の93億円の損失に対
し、当四半期は49億円の利益となりました。
*
分野全体に含まれる構造改革費用は製品カテゴリーには配賦されておらず、テレビの営業損益には含まれていま
せん。
デバイス分野
2013年度第2四半期 2014年度第2四半期
売上高
営業利益
増減率
億円
2,013
億円
2,477
%
+23.1
119
296
+149.0
デバイス分野には、半導体カテゴリー及びコンポーネントカテゴリーが含まれます。半導体カテゴリーにはイメー
ジセンサー、コンポーネントカテゴリーには電池、記録メディア、データ記録システムなどが主要製品として含まれ
ています。一部の組織変更にともない、過年度のデバイス分野の売上高及び営業損益を当年度の表示に合わせて組替
再表示しています。
デバイス分野の売上高は、前年同期比23.1%増加し、2,477億円となりました(前年同期の為替レートを適用した
場合、18%の増収)。この大幅な増収は、主に、モバイル機器向けの需要増加によるイメージセンサーの大幅な増
収、カメラモジュールの大幅な増収、及び為替の好影響などによるものです。なお、外部顧客に対する売上高は、前
年同期比25.1%増加しました。
営業利益は、前年同期比177億円増加し、296億円となりました。この大幅な増益は、主に、前述のイメージセンサ
ーの増収の影響、為替の好影響、ならびに電池事業の損益改善によるものです。
*
*
*
*
*
前述のエレクトロニクス*5分野の2014年9月末の棚卸資産合計は、前年同期末比88億円(1.1%)増加の8,230億
円となりました。2014年6月末比では1,416億円(21.0%)の増加となりました。
* エレクトロニクスは、MC分野、G&NS分野、IP&S分野、HE&S分野及びデバイス分野の合計を指しま
す。2014年4月1日付の組織変更にともない、2013年9月末のエレクトロニクス5分野の棚卸資産合計を組替再表示
しています。詳細については、業績等の概要の冒頭をご参照ください。
*
*
*
*
*
映画分野
2013年度第2四半期
2014年度第2四半期
売上高
億円
1,778
億円
1,822
%
+2.4
営業損失
△178
△10
-
増減率
映画分野には、「映画製作」「テレビ番組制作」「メディアネットワーク」の3つのカテゴリーが含まれます。映
画製作には映画作品の製作・買付・配給・販売、テレビ番組制作にはテレビ番組の制作・買付・販売、メディアネッ
トワークには、テレビ、デジタルのネットワークオペレーションなどが含まれています。
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2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
映画分野の業績は、全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結している、米国を拠点とするSony Pictures
Entertainment(以下「SPE」)の円換算後の業績です。ソニーはSPEの業績を米ドルで分析しているため、一部の記
述については「米ドルベース」と特記してあります。
映画分野の売上高は、主に米ドルに対する円安の好影響により、前年同期比2.4%増加し、1,822億円となりました
(米ドルベースでは3%の減収)。米ドルベースでの減収は、映画製作において、映像ソフト収入及びテレビ局向け
ライセンス収入が増加しましたが、前年同期に比べ劇場公開作品が少なかったことにともない、劇場興行収入が減少
したことなどによるものです。映像ソフト収入及びテレビ局向けライセンス収入の増加は、「アメイジング・スパイ
ダーマン2」及び「天国は、ほんとうにある」の映像ソフト収入、ならびに「メン・イン・ブラック3」及び「アメ
イジング・スパイダーマン」のテレビ局向けライセンス収入の貢献によるものです。
営業損失は、前年同期に比べ167億円縮小し、10億円となりました。前年同期に比べ劇場公開作品数が少なかった
ことによる広告宣伝費の減少、及び、前年同期には「ホワイトハウス・ダウン」の劇場興行収入が想定を下回った影
響があったことなどにより、分野全体で損失が縮小しました。
音楽分野
2013年度第2四半期
億円
2014年度第2四半期
億円
1,150
97
1,168
118
売上高
営業利益
増減率
%
+1.5
+21.9
音楽分野には、「音楽制作」「音楽出版」「映像メディア・プラットフォーム」の3つのカテゴリーが含まれま
す。音楽制作にはパッケージ及びデジタルの音楽制作物の販売やアーティストのライブパフォーマンスからの収入、
音楽出版には、楽曲の詞、曲の管理及びライセンス、映像メディア・プラットフォームには、音楽・映像関連商品の
様々なサービス提供、アニメーション作品の制作・販売などが含まれています。
音楽分野の業績は、全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結している、米国を拠点とするSony Music
Entertainment(以下「SME」)の円換算後の業績、円ベースで決算を行っている日本の㈱ソニー・ミュージックエン
タテインメントの業績、及びソニーが株式の50%を保有する音楽出版事業の合弁会社であり、全世界にある子会社の
業績を米ドルベースで連結している、米国を拠点とするSony/ATV Music Publishing LLC(以下「Sony/ATV」)の円
換算後の業績を連結したものです。
音楽分野の売上高は、前年同期比1.5%増加し、1,168億円となりました(前年同期の為替レートを適用した場合、
2%の減収)。前年同期の為替レートを適用した場合、映像メディア・プラットフォームは増収となりましたが、主
に、音楽出版及び音楽制作が減収となったことにより、分野全体で減収となりました。前年同期の為替レートを適用
した場合の音楽出版の減収は、米国外の地域での売上が減少したことなどによるものです。音楽制作の若干の減収
は、デジタルストリーミング配信売上の増加がありましたが、世界的なパッケージメディア及びデジタルダウンロー
ドの売上の減少によるものです。映像メディア・プラットフォームの増収は、主にアニメーション作品の売上の増加
によるものです。当四半期にヒットした作品には、バーブラ・ストライサンドの「パートナーズ」、クリス・ブラウ
ンの「X」、シーアの「1000 フォームズ・オブ・フィアー」などがあります。
営業利益は、前年同期比21億円増加し、118億円となりました。これは、主に、EMI Music Publishingの持分法投
資損益の改善、ならびに、販売費及び一般管理費の削減によるものです。
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2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
金融分野
2013年度第2四半期
億円
2014年度第2四半期
億円
2,437
384
2,696
477
金融ビジネス収入
営業利益
増減率
%
+10.6
+24.2
金融分野には、ソニーフィナンシャルホールディングス㈱(以下「SFH」)及びSFHの連結子会社であるソニー生命
保険㈱(以下「ソニー生命」)、ソニー損害保険㈱、ソニー銀行㈱(以下「ソニー銀行」)の3社の業績が含まれて
います。金融分野に記載されているソニー生命の業績は、SFH及びソニー生命が日本の会計原則に則って個別に開示
している業績とは異なります。
過年度の財務数値の一部を見直しました。詳細については、後述の注記をご参照ください。
金融ビジネス収入は、主にソニー生命の増収により、前年同期比10.6%増加し、2,696億円となりました。ソニー
生命の収入は、当四半期の日本の株式相場の上昇幅が前年同期を上回ったことなどにともない特別勘定における運用
損益が改善したことに加え、保有契約高の拡大にともない保険料収入が増加したことなどから、前年同期比12.1%増
加し、2,425億円となりました。
営業利益は、主にソニー生命の増益により、前年同期に比べ93億円増加し、477億円となりました。ソニー生命の
営業利益は、一般勘定における運用損益が改善したことなどから、前年同期に比べ93億円増加し、457億円となりま
した。
その他
2013年度第2四半期 2014年度第2四半期
億円
億円
売上高
営業損失
2,120
△25
増減率
%
1,086
△182
△48.8
-
その他分野には、PC事業が含まれます。一部の組織変更にともない、過年度のその他分野の売上高及び営業損益を
当年度の表示に合わせて組替再表示しています。
その他分野の売上高は、前年同期比48.8%減少し、1,086億円となりました(前年同期の為替レートを適用した場
合、51%の減収)。この減収は、主にPC事業収束にともなうPCの販売台数の大幅な減少によるものです。
営業損失は、前年同期に比べ157億円拡大し、182億円となりました。この損失拡大は、主に、前年同期にエムスリ
ー株式の一部売却にともなう売却益128億円が計上されていたこと、及び、当四半期にPC事業収束にともなう費用を
計上したことによるものです。PC事業収束にともなう費用及びPC事業の営業損失合計は以下のとおりです。
2014年度第2四半期
その他
全社(共通)及び
セグメント間取引消去
億円
億円
連結
億円
前年同期比
増減額
億円
(ア) 構造改革費用
33
9
41
+41
(イ) アフターサービス費用など
35
-
35
+35
68
9
77
+77
△51
-
△51
+23
△119
△9
△128
△54
PC事業収束にともなう費用(ア、イの合計)
PC事業収束にともなう費用を除く営業損失
PC事業の営業損失合計
*
*
*
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*
*
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
2014年9月30日に終了した6ヵ月間(当年度6ヵ月間)の連結業績概況
当年度6ヵ月間の売上高は、前年同期に比べ6.5%増加し、3兆7,114億円となりました。この増収は、主にG&N
S分野の大幅な増収及び為替の好影響によるものです。なお、主にPC事業収束にともない、その他分野の売上高は大
幅に減少しました。
当年度6ヵ月間の米ドル、ユーロに対する平均円レートはそれぞれ103.1円、139.0円となり、前年同期の平均レー
トに比べ、米ドルに対して4.1%の円安、ユーロに対して6.5%の円安となりました。なお、前年同期の為替レートを
適用した場合、連結売上高は3%の増加となります。
MC分野は、主に為替の好影響により、増収となりました。G&NS分野は、主に、PS4TMのハードウエアの貢
献、ならびにPS4TM導入にともなうネットワークサービス収入の大幅な増加により、分野全体で大幅な増収となりま
した。IP&S分野は、主にビデオカメラ及びデジタルカメラの減収により、分野全体で減収となりました。HE&
S分野は、主にテレビの大幅な増収及び為替の好影響により、分野全体で増収となりました。デバイス分野は、主に
モバイル機器向けイメージセンサーの増収及び為替の好影響により、分野全体で大幅な増収となりました。映画分野
は、映画製作における映像ソフト収入及びテレビ局向けライセンス収入の増加、及び米ドルに対する円安の好影響に
より、分野全体で大幅な増収となりました。音楽分野は、音楽制作の売上の減少がありましたが、主に米ドルに対す
る円安の好影響及び映像メディア・プラットフォームの増収により、分野全体で増収となりました。金融分野は、ソ
ニー生命の保険料収入の増加や一般勘定の運用損益の改善などにより、分野全体で増収となりました。
営業損益は、前年同期の494億円の利益に対し、当年度6ヵ月間において158億円の損失となりました。この損益悪
化は、主にMC分野において営業権の減損1,760億円を計上したことによるものです。一方、G&NS分野、IP&
S分野、HE&S分野、映画分野、デバイス分野、ならびに金融分野の損益は大幅に改善しました。
当年度6ヵ月間の営業損失には、2011年度に発生したタイの洪水による損害や損失に対する保険収益(純額)51億
円が含まれています。なお、前年同期には、エムスリー株式の一部売却にともなう売却益128億円、タイの洪水によ
る損害や損失に対する保険収益(純額)71億円、ならびに過去に引当を行った特許費用の戻し入れ益70億円が計上さ
れていました。
MC分野は、前述のとおり、同分野の営業権の減損を計上したことに加え、マーケティング費用が増加したことな
どにより、前年同期に比べ大幅な損益悪化となりました。G&NS分野は、主にPS4TMのハードウエア及びソフトウ
エアの貢献により、前年同期に比べ損益が大幅に改善しました。IP&S分野は、主にコスト削減及び高付加価値モ
デルへのシフトによる製品ミックスの改善により、前年同期に比べ大幅な増益となりました。HE&S分野は、コス
ト削減及び高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善などにより、前年同期の損失に対し、当年度6ヵ
月間では利益を計上しました。デバイス分野は、主にイメージセンサーの増収の影響により、分野全体で大幅な増益
となりました。映画分野は、前年同期にSPEが保有していた音楽出版カタログの売却益の計上がありましたが、「ホ
ワイトハウス・ダウン」及び「アフター・アース」の劇場興行収入が想定を下回った影響があった前年同期に比べ、
当年度6ヵ月間の劇場公開作品が好調だったことなどにより、分野全体で損益が大幅に改善しました。音楽分野は、
映像メディア・プラットフォームの増収の影響、販売費及び一般管理費の削減などにより、分野全体で増益となりま
した。金融分野は、ソニー生命の一般勘定の運用損益の改善などにより、分野全体で増益となりました。
当年度6ヵ月間では、247億円(前年同期は125億円)の構造改革費用を営業費用として計上しました。
営業損失に含まれる持分法による投資損益は、前年同期の25億円の損失に対し、当年度6ヵ月間において38億円の
利益となりました。この損益改善は、主に、インタートラスト・テクノロジー社の持分法投資損益の改善によるもの
です。
その他の収益(費用)(純額)は、前年同期の11億円の収益に対し、当年度6ヵ月間において58億円の費用を計上
しました。これは、主にその他の営業外収益の減少によるものです。
税引前損益は、前年同期の505億円の利益に対し、当年度6ヵ月間では216億円の損失となりました。
法人税等は、当年度6ヵ月間において561億円を計上しました。税引前損失に対し税金費用を計上したのは、主
に、当年度6ヵ月間に計上された、税務上損金に算入されない営業権の減損によるものです。
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当社株主に帰属する純損失は、前年同期に比べ927億円拡大し、当年度6ヵ月間において1,092億円となりました。
*
*
*
*
*
為替変動とリスクヘッジ
下記の記載以外に、2014年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書に記載した内容から重要な変更はあり
ません。為替相場は変動していますが、リスクヘッジの方針についても前述の報告書に記載した内容から重要な変更
はありません。
当四半期の米ドル、ユーロに対する平均円レートはそれぞれ103.9円、137.8円と前年同期の平均レートに比べ米ド
ルは4.8%、ユーロは4.9%の円安となりました。
当四半期の連結売上高は、前年同期に比べ7.2%増加し、1兆9,015億円となりました。前年同期の為替レートを適
用した場合は約3%の増加となりました。前年同期の為替レートを適用した場合の情報については、後述の注記をご
参照ください。
連結営業損益は、前年同期の139億円の利益に対し、995億円減少し、856億円の損失となりました。前年同期の為
替レートを適用した場合は、前年同期に比べ約1,090億円の減少となります。連結営業損益における為替の影響は、
主にMC分野、G&NS分野、IP&S分野、HE&S分野及びデバイス分野において生じたものです。
前述の5分野毎の為替変動による売上高及び営業損益への影響については、以下の表をご参照ください。また、詳
細については、「業績等の概要」の分野別営業概況における各分野の分析をご参照ください。為替の影響が大きかっ
た分野やカテゴリーについて、その影響に言及しています。
MC分野
売上高
営業利益(損失)
G&NS分野
売上高
営業利益(損失)
2013年度
2014年度
第2四半期
第2四半期
億円
増減
億円
3,046
3,084
88
△1,720
1,690
3,095
△42
218
前年同期の
為替レート
為替変動に
を適用した
場合の増減
+1.2%
△1,808億円
+83.2%
+260億円
+1.8%
よる影響額
△4%
億円
+146
△1,819億円
+11
+74%
+147
+212億円
+48
IP&S分野
売上高
1,755
1,786
△2%
+66
営業利益(損失)
△23
201
+224億円
+188億円
+36
HE&S分野
売上高
営業利益(損失)
2,638
△121
2,824
80
+7.0%
+201億円
+2%
+191億円
+134
+10
デバイス分野
売上高
営業利益
2,013
119
2,477
296
+23.1%
+177億円
+18%
+103億円
+101
+74
なお、映画分野の売上高は前年同期比2.4%増加の1,822億円となりましたが、米ドルベースでは、約3%の減収で
した。音楽分野の売上高は前年同期比1.5%増加の1,168億円となりましたが、前年同期の為替レートを適用した場
合、約2%の減収でした。ソニーの金融分野は、その事業のほとんどが日本で行われていることから、ソニーは金融
分野の業績の分析を円ベースでのみ行っています。
注:この章において、前年同期の為替レートを適用した場合の売上高は、当四半期の現地通貨建て月別売上高に対
し、前年同期の月次平均レートを適用して計算した円建ての売上高を指しています。為替変動による営業利益(損
失)への影響は、前年同期の為替レートを適用した売上高から、前年同期の為替レートを適用した売上原価ならびに
販売費及び一般管理費を差し引いた形で算出されています。前年同期の為替レートを適用した場合の、売上原価、販
売費及び一般管理費は、当四半期の現地通貨建て月別原価ならびに販売費及び一般管理費に対し、前年同期の月次平
均レートを適用して計算した原価ならびに販売費及び一般管理費を指しています。映画分野ならびに音楽分野のSME
及びSony/ATVにおいては、前年同期の為替レートを適用した金額が、米ドルベースとなっている場合もあります。前
年同期の為替レートを適用した場合の売上高及び営業利益(損失)は、ソニーの連結財務諸表には反映されておら
ず、また米国会計原則にも則っていません。また、前年同期の為替レートを適用した場合の売上高及び営業利益(損
失)は、米国会計原則に則って開示されるソニーの連結財務諸表を代替するものではありません。しかしながら、前
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年同期の為替レートを適用した場合の売上高及び営業利益(損失)は、投資家の皆様にソニーの営業概況を理解いた
だくための有益な分析情報と考えています。
所在地別の業績
所在地別の業績は、企業のセグメント及び関連情報に関する開示にもとづく地域(顧客の所在国)別情報につい
て、前述の「分野別営業概況」に含め関連付けて分析的に記載しています(「第4
表注記『11 セグメント情報』参照)。
経理の状況」四半期連結財務諸
*
*
*
*
*
キャッシュ・フローの状況(当年度6ヵ月間)
営業活動によるキャッシュ・フロー:当年度6ヵ月間における営業活動による現金・預金及び現金同等物(純額)
は、前年同期の128億円の支払超過に対し、1,041億円の受取超過となりました。
金融分野を除いたソニー連結では、1,102億円の支払超過となり、前年同期比1,041億円(48.6%)の支払の減少と
なりました。この減少は主に、前年同期に比べ、非資金調整項目(有形固定資産の減価償却費及び無形固定資産の償
却費、その他の営業損益、繰延税額、ならびに持分法による投資損益)を加味した後の四半期純損益が改善したこ
と、棚卸資産の増加額が縮小したこと、その他の流動資産に含まれる部品組立業者との取引に関する未収入金の増加
額が縮小したことなどのキャッシュ・フローを改善させる要因によるものです。一方、前年同期に比べ、支払手形及
び買掛金の増加額が減少するなどのキャッシュ・フローを悪化させる要因もありました。
金融分野では2,221億円の受取超過となり、前年同期比139億円(6.7%)の増加となりました。この増加は主に、
ソニー生命における保険契約高の拡大にともなう保険料収入の増加によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フロー:投資活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額)は、前年同期比587
億円(26.2%)増加し、2,829億円となりました。
金融分野を除いたソニー連結では、前年同期の77億円の受取超過に対し、1億円の支払超過となりました。これ
は、主に固定資産や投資有価証券の売却にともなう収入が前年同期に比べ減少したことなどによるものです。当年度
6ヵ月間の固定資産や投資有価証券の売却には、ソニー生命へのソニー㈱本社の土地の売却(この取引はセグメント
間取引)、御殿山テクノロジーセンターの土地及び建物の一部売却ならびに㈱スクウェア・エニックス・ホールディ
ングスの株式の売却が含まれます。
金融分野では2,828億円の支払超過となり、前年同期比510億円(22.0%)の増加となりました。この増加は主に、
ソニー生命によるソニー㈱本社の土地の購入(この取引はセグメント間取引)によるものです。この取引は連結財務
諸表では相殺消去されます。
金融分野を除く営業活動及び投資活動による連結キャッシュ・フローの当年度6ヵ月間における支払超過の合計
*1
は、前年同期比963億円(46.6%)減少し、1,103億円となりました。
財務活動によるキャッシュ・フロー:財務活動による現金・預金及び現金同等物(純額)は、前年同期の1,112億
円の受取超過に対し、2,730億円の支払超過となりました。
金融分野を除いたソニー連結では、前年同期の848億円の受取超過に対し、2,554億円の支払超過となりました。こ
れは主に、前年同期に個人向け普通社債の発行を行ったこと、当年度6ヵ月間に普通社債の償還及びシンジケートロ
ーンの返済を行ったことによるものです。
金融分野では前年同期の197億円の受取超過に対し、255億円の支払超過となりました。これは主に、ソニー銀行に
おける顧客預り金の減少幅が前年同期に比べて拡大したことによるものです。
現金・預金及び現金同等物:以上の結果、為替変動の影響を加味した2014年9月末の現金・預金及び現金同等物期
末残高は6,105億円となりました。金融分野を除いたソニー連結の2014年9月末における現金・預金及び現金同等物
期末残高は、2013年9月末に比べ717億円(13.6%)減少し、4,563億円となりました。2014年3月末比では3,498億
円(43.4%)の減少となりました。なお、ソニーではこの他に円換算で総額7,497億円の未使用の金融機関とのコミ
- 13 -
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
ットメントラインを保持しており、十分な流動性を継続的に確保していると考えています。金融分野の2014年9月末
における現金・預金及び現金同等物期末残高は、2013年9月末に比べ434億円(22.0%)減少し、1,542億円となりま
した。2014年3月末比では861億円(35.8%)の減少となりました。
*1 ソニーは、その経営指標として用いる「金融分野を除く営業活動及び投資活動による連結キャッシュ・フローの
合計」を開示情報に含めています。この情報は、金融分野を除く事業が流動性の保持、借入金の返済、及び配当金の
支払いに必要な資金を確保できるかを評価するために重要な情報と考えています。この情報は後述の要約キャッシ
ュ・フロー計算書をもとに作成しています。これらのキャッシュ・フロー情報はソニーの連結財務諸表の作成に用い
られた米国会計原則によって要求されているものではなく、また米国会計原則に則って作成されているものではあり
ません。金融分野の大部分を構成する、日本で上場している金融持株会社のSFHと傘下の子会社は独自に流動性を確
保しているため、金融分野のキャッシュ・フローはこの情報に含まれていません。この情報は他の企業の開示情報と
比較できない可能性があります。また、この指標は負債返済に必要な元本返済支出の控除は行っておらず、裁量支出
に使用可能な残余キャッシュ・フローを表しているものではないという限界があります。したがって、ソニーはこの
情報を連結キャッシュ・フロー計算書に対する補足情報として、投資や利用可能な融資枠、及び流動性に関する情報
とあわせて開示しており、連結財務諸表の理解と分析に役立つと考えています。
連結キャッシュ・フロー計算書と「金融分野を除く営業活動及び投資活動による連結キャッシュ・フローの合計」
の差異の照合調整表は以下のとおりです。
9月30日に終了した
6ヵ月間
2013年度 2014年度
連結キャッシュ・フロー計算書上の営業活動から得た(に使用した)現金・預金及び現金
同等物(純額)
連結キャッシュ・フロー計算書上の投資活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額)
億円 億円
△128 1,041
△2,241 △2,829
△2,369 △1,788
控除:金融分野における営業活動から得た現金・預金及び現金同等物(純額)
控除:金融分野における投資活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額)
2,082 △2,318 △2,828
67 消去*2
金融分野を除く営業活動及び投資活動に使用した連結キャッシュ・フローの合計
*2 消去は主にセグメント間の配当金の支払いです。
* * * * *
- 14 -
2,221
78
△2,066 △1,103
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
要約キャッシュ・フロー計算書
金融分野
(単位:百万円)
項
2013年度第2四半期
連結累計期間
(自 2013年4月1日
至 2013年9月30日)
目
営業活動から得た現金・預金及び現金同等物(純額)
2014年度第2四半期
連結累計期間
(自 2014年4月1日
至 2014年9月30日)
208,182
222,115
△231,767
△282,765
19,675
△25,488
現金・預金及び現金同等物純減少額
△3,910
△86,138
現金・預金及び現金同等物期首残高
201,550
240,332
現金・預金及び現金同等物四半期末残高
197,640
154,194
投資活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額)
財務活動から得た(財務活動に使用した)現金・預金及び現金
同等物(純額)
金融分野を除くソニー連結
(単位:百万円)
項
2013年度第2四半期
連結累計期間
(自 2013年4月1日
至 2013年9月30日)
目
営業活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額)
2014年度第2四半期
連結累計期間
(自 2014年4月1日
至 2014年9月30日)
△214,273
△110,210
投資活動から得た(投資活動に使用した)現金・預金及び現金
同等物(純額)
7,652
△94
財務活動から得た(財務活動に使用した)現金・預金及び現金
同等物(純額)
84,847
△255,359
為替相場変動の現金・預金及び現金同等物に対する影響額
24,991
15,844
現金・預金及び現金同等物純減少額
△96,783
△349,819
現金・預金及び現金同等物期首残高
624,811
806,134
現金・預金及び現金同等物四半期末残高
528,028
456,315
ソニー連結
(単位:百万円)
項
2013年度第2四半期
連結累計期間
(自 2013年4月1日
至 2013年9月30日)
目
営業活動から得た(営業活動に使用した)現金・預金及び現金
2014年度第2四半期
連結累計期間
(自 2014年4月1日
至 2014年9月30日)
△12,760
104,075
△224,111
△282,859
111,187
△273,017
24,991
15,844
現金・預金及び現金同等物純減少額
△100,693
△435,957
現金・預金及び現金同等物期首残高
826,361
1,046,466
現金・預金及び現金同等物四半期末残高
725,668
610,509
同等物(純額)
投資活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額)
財務活動から得た(財務活動に使用した)現金・預金及び現金
同等物(純額)
為替相場変動の現金・預金及び現金同等物に対する影響額
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(2)対処すべき課題
下記の変更以外に、2014年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書の「対処すべき課題」に記載した内
容から重要な変更はありません。変更点は下線部で示してあります。なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現
在において判断したものです。
ソニーのマネジメントが認識している経営課題とそれに対処するための取り組みは以下のとおりです。
世界経済は、日本では金融緩和や消費税増税前の駆込み需要による緩やかな景気拡大がみられ、ユーロ圏において
は緩やかな景気回復がみられ、また米国では金融緩和政策の規模縮小や公的債務残高の更新にともなう政治的緊張に
もかかわらず堅調に推移しましたが、新興国の経済成長に鈍化がみられることや、日本での消費税増税にともなう景
気減速等の不安要因があり、全体として景気の先行きは不透明な状況です。
ソニーをとりまく経済環境は、主にエレクトロニクス事業における、競合他社からの価格低下の圧力、一部の主要
製品における市場の縮小及び商品サイクルの短期化といった要因によって不透明性が増しています。このような厳し
い環境において、ソニーのエレクトロニクス5分野合計の営業損益は2011年度から3年連続で損失を計上しました。
これらの状況の下、ソニーは2014年5月22日に『高収益企業へと変容し持続的な成長を遂げるために、2014年度中
にエレクトロニクス事業の構造改革をやりきる、構造改革は2015年度以降に先送りしない』という方針を発表し、
2014年度のゲーム&ネットワークサービス、モバイル、イメージング関連のエレクトロニクスのコア三事業及びエン
タテインメント、金融事業における重点施策、ならびに2015年度以降の成長に向けた技術戦略の方向性と新規事業創
出に取り組んでいきます。
(1)エレクトロニクスの事業構造の改革の完遂
2014年2月6日に発表した内容に従い、PC事業の収束、テレビ事業の分社化、販売会社及び本社の構造改革を
着実に進めており、これらの構造改革を2014年度中に完遂します。
PC事業については、ソニーがVAIOブランドを付して日本で営んでいたPC事業及びその関連資産の一部につい
て、日本産業パートナーズ株式会社傘下の法人が設立した「VAIO株式会社」に7月1日に譲渡しました。今後、
ソニーとしては、販売済製品のお客様サポートと「VAIO株式会社」の円滑な立ち上げのサポートをしていきま
す。
テレビ事業については、2014年7月1日に新会社「ソニービジュアルプロダクツ株式会社」を発足させまし
た。その上で、テレビ事業を支える販売会社と本社間接部門の固定費削減を着実に実施し、外部環境の変化によ
る影響を最小化する事業構造を構築します。また、上記の施策の遂行のほか、4Kを含む高付加価値戦略を一層
推し進め、需要等の環境変化に迅速かつ柔軟に対応できるオペレーションを確立し、2014年度にテレビ事業の黒
字化を見込みます。
また、エレクトロニクスの販売会社全体として2015年度までに、2013年度比で約20%の費用削減、また本社間
接部門で約30%の費用削減をめざします。
(2)2014年度の注力事業における重点施策
ゲーム&ネットワークサービス
ゲーム&ネットワークサービス事業においては、今後のさらなる収益拡大に向けて、“プレイステーション
4”(以下「PS4TM」)のインストールベースを拡大し、ネットワークサービスを強化します。
PS4TMは本年度もホームコンソール市場においてNo.1ポジションの堅持をめざします。米国ではストリーミン
グによるゲーム配信の“PlayStation TM Now”のオープンベータサービスを今夏より開始しました。また、クラ
ウドベースの新しいテレビサービスも年内に導入します。今後も、ゲーム、音楽、ビデオサービス全てを含むネ
ットワーク関連売上のさらなる成長をめざします。
モバイル
モバイル事業においては、市場や競争環境が大きく変化したことを踏まえ、事業規模を拡大することで高収益
を目指すという方針から、事業リスクや収益変動性を低下させ、より安定的に収益が見込めるよう、戦略の変更
を行いました。
商品戦略においては、ソニーの技術を結集した高付加価値ラインアップに集中します。また、地域展開につい
ては、高い収益性が期待できる国・地域に経営資源を集中し、競合状況の観点等から収益性や成長性が乏しいと
判断する一部の国・地域における戦略を見直します。
- 16 -
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イメージング関連
イメージセンサー事業においては、ソニーが最先端の技術力と強い競争力を有しているイメージセンサーと、
社内に豊富に蓄積されたカメラ技術を集約し、セットとデバイス双方で事業の拡大を図っていきます。積層型
CMOSイメージセンサーの生産能力を増強し、ソニーのリーディングポジションを確固たるものにするとともに、
プロフェッショナル及びコンスーマー向けに付加価値の高いイメージング関連商品を展開することで引き続き収
益性を確保していきます。
デバイスについては、イメージセンサーに加えバッテリーに注力します。これらのキーデバイスを原動力に魅
力的な製品、新しいサービスを創出していきます。また、メディカル事業は、オリンパス株式会社との医療事業
合弁会社、ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社における3D、4K技術を活用した外科用
硬性内視鏡の開発が順調に進んでおり、2015年度の市場導入をめざしています。
エンタテインメント
コンテンツ配信のあり方が多様化し、ネットワークによる配信チャネルが増えることは、ソニーが有する豊富
なコンテンツ資産がさらに強みを発揮できる状況にあると考えています。このような状況の下、ネットワークサ
ービス事業との連携を強化するなど、エンタテインメント事業のイノベーションに取り組んでいきます。映画分
野においては、2015年度末までに合計3億米ドルのコスト削減プランを実行するとともに、注力領域であるテレ
ビ番組制作・メディアネットワーク事業では、良質な番組制作とネットワークの確実な成長をめざします。音楽
分野においては、アーティスト発掘や新興国市場の開拓などを通じ、マーケットシェアの拡大に注力していきま
す。
金融
金融分野は生命・損保・銀行3社の順調な業容拡大を背景に、引き続き高品質なサービスの提供により、これ
まで達成してきた高い顧客満足度を今後も追求し、安定的な利益成長をめざします。また、2013年度に参入した
介護事業についても4本目の柱として育てていきます。
(3)2015年度以降の成長に向けた技術開発の方向性と新規事業創出への取り組み
技術開発の方向性
デバイス技術及び情報処理技術のそれぞれの領域で、ソニーが強みをもっている技術を一層強化し、エレクト
ロニクスのコア事業の差異化を実現するとともに、ホーム及びモバイルの領域で、「ライフスタイルを変える」
「人々の生活をより豊かにする」新規製品・サービスの創造を行っていきます。具体的には、デバイス技術につ
いては、イメージセンサー、バッテリー及び低消費電力技術、ならびに情報処理技術については認識、ナチュラ
ルUI(ユーザーインターフェイス)及び信号処理技術に注力し、これらの技術をもとに家庭などの空間で自由に
映像や音楽を楽しみ、必要な情報にアクセスできる「ライフスペースUX」と、モバイル領域における「ウェアラ
ブル」の開発を進めています。
イノベーションの促進と新規事業の創出
スマートフォンに装着可能なレンズスタイルカメラやミュージックビデオレコーダーなど、新しい顧客体験を
提案する商品に加え、既存の事業体系の枠を超えるものとして、「ライフスペースUX」をコンセプトとした4K
超短焦点プロジェクターや「スマートテニスセンサー」などにも取り組んでいます。さらに2014年4月より新規
事業の創出を推進、サポートする専門組織を立ち上げ、社内外の知見を集めてアイデアを創り上げていく仕掛け
づくりも進めており、イノベーションの促進と新規事業の創出に取り組んでいきます。
グローバル環境計画「Road to Zero」
ソニーは、2010年4月に環境計画「Road to Zero」を発表しました。ソニーは、持続可能な社会の実現をめざ
し、2050年までに自らの事業活動及び製品のライフサイクルを通して、「環境負荷ゼロ」を達成することを長期
的ビジョンとして掲げています。ソニーは、継続的なイノベーションとオフセット・メカニズムの活用を通じ
て、この長期ビジョン達成をめざします。環境計画「Road to Zero」においては、以下の4つの目標を柱とした
総合的なロードマップを設定しています。
・ 気候変動について、エネルギーの使用を削減し、温室効果ガスの排出ゼロをめざす。
・ 資源について、重点資源の新材利用ゼロをめざし、廃棄物を最小化し、水を適正利用する。また回収リサイ
クルを継続推進する。
・ 化学物質について、予防的措置を通じた化学物質の環境に対するリスクの最小化と特定の物質の削減・代替
推進を行う。
・ 生物多様性について、事業活動と地域社会貢献活動を通じて、生物多様性の維持・回復を推進する。
- 17 -
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上記目標のうち、気候変動については具体的には下記を含む中期目標を設定しています。
・ ソニーグループ全体の事業所から排出されるCO2換算温室効果ガスの絶対量を、2015年度までに2000年度比
で30%削減をめざす。
・ 製品の消費電力を2015年度までに2008年度比で一台あたり30%削減をめざす。
グローバル環境計画「Road to Zero」及び環境への取り組みの詳細は、ソニーのCSRレポート
(http://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr_report/)をご参照ください。
(3)研究開発活動
2014年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書に記載した内容からの変更点は以下のとおりです。これ以
外に重要な変更はありません。
2014年4月、システム開発とデバイス開発のさらなる連携強化を通して顧客価値創造を加速させることを目的に、
R&Dプラットフォームとソフトウェア設計本部を統合してRDSプラットフォームとし、システム研究開発本部とデバイ
ス&マテリアル研究開発本部に再編しました。
2014年度第2四半期連結累計期間の連結研究開発費は、2,220億円でした。
(4)従業員数
当第2四半期連結累計期間末の提出会社の従業員数は、前連結会計年度末の14,642名に比べて1,782名減少し、
12,860名となりました。
この主な理由は、テレビ事業の分社化、PC事業の売却及び構造改革によるものです。なお、連結会社全体における
著しい人員の増減はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性に係る情報
下記の金融機関とのコミットメントラインにかかる記載以外に、2014年6月26日に提出した前事業年度の有価証券
報告書の「流動性と資金の源泉」に記載した内容から重要な変更はありません。変更点は下線部で示してあります。
なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在において判断したものです。
ソニーは通常は普通社債、CPに加え、シンジケートローンを含めた銀行借入などの手段を通じて調達を行っていま
す。市場が不安定な混乱状況に陥り、前述の手段により十分な資金調達ができなくなった場合に備え、ソニーは、多
様な金融機関との契約によるコミットメントラインも保持しています。2014年9月末の未使用のコミットメントライ
ンの総額は円換算で7,497億円です。未使用のコミットメントラインの内訳は、日本の銀行団と結んでいる4,750億円
の円貨コミットメントライン(2016年11月満期)、日本の銀行団と結んでいる1,500百万米ドルの複数通貨建コミッ
トメントライン(2018年12月満期)、外国の銀行団と結んでいる1,010百万米ドルの複数通貨建コミットメントライ
ン(2015年4月満期)であり、全て当社及び当社の連結子会社であるSony Global Treasury Services Plcが借入主
体となっています。これらの目的は、金融・資本市場の混乱期においても機動的・安定的な資金調達を可能とし十分
な流動性を確保することです。
- 18 -
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第3【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類
発行可能株式総数(株)
普通株式
3,600,000,000
計
3,600,000,000
②【発行済株式】
種類
第2四半期会計期間末
現在発行数(株)
(2014年9月30日)
提出日現在発行数(株)
(2014年11月10日)
普通株式
1,149,688,229
1,149,695,229
計
1,149,688,229
1,149,695,229
上場金融商品取引所名
又は登録認可金融商品
取引業協会名
内容
東京・ニューヨーク各証
単元株式数は
券取引所 *3
100株
-
-
(注) 1 東京証券取引所については市場第一部に上場されています。
2 「提出日現在発行数」には、提出日の属する月(2014年11月)に新株予約権の行使(ユーロ円建転換社債型
新株予約権付社債の新株予約権の行使を含む)により発行された株式数は含まれていません。
*3 ロンドン証券取引所については2014年8月29日をもって上場廃止としました。
(2)【新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4)【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
(5)【発行済株式総数、資本金等の推移】
年月日
2014年7月1日~
2014年9月30日
発行済株式
総数増減数
(千株)
発行済株式
総数残高
(千株)
104,970
1,149,688
資本金増減額
(百万円)
50,245
資本金残高
(百万円)
資本準備金
増減額
(百万円)
資本準備金
残高
(百万円)
696,908
50,245
910,601
(注)1
上記の増加は、新株予約権の行使(ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の新株予約権の行使を含む)に
2
よるものです。
2014年10月1日から2014年10月31日までの間に、新株予約権の行使により、発行済株式総数が7千株、資本
金及び資本準備金がそれぞれ5百万円増加しています。
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(6)【大株主の状況】
氏名又は名称
所有株式数
(千株)
住所
発行済株式総
数に対する所
有株式数の割
合(%)
アメリカ・ニューヨーク
Moxley and Co. LLC *1
(常任代理人
2014年9月30日現在
㈱三菱東京UFJ銀行)
(東京都千代田区丸の内2-7-
1)
123,494
10.74
日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口)*2
東京都中央区晴海1-8-11
52,248
4.54
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)*2
東京都港区浜松町2-11-3
50,327
4.38
State Street Bank and Trust Company *3
アメリカ・ボストン
(常任代理人
(東京都中央区日本橋3-11-1)
23,748
2.07
21,479
1.87
18,684
1.63
12,456
1.08
12,338
1.07
香港上海銀行)
Goldman, Sachs & Co. Reg *3
(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券㈱)
Euroclear Bank S.A./N.V. *3
(常任代理人
㈱三菱東京UFJ銀行)
The Bank of New York Mellon SA/NV10 *3
(常任代理人 ㈱三菱東京UFJ銀行)
アメリカ・ニューヨーク
(東京都港区六本木6-10-1
六本木ヒルズ森タワー)
ベルギー・ブリュッセル
(東京都千代田区丸の内2-7-
1)
ベルギー・ブリュッセル
(東京都千代田区丸の内2-7-
1)
State Street Bank West Client - Treaty *3
アメリカ・ノースクインシー
(常任代理人
(東京都中央区月島4-16-13)
㈱みずほ銀行)
State Street Bank and Trust Company *3
(常任代理人 ㈱みずほ銀行)
アメリカ・ボストン
(東京都中央区月島4-16-13)
12,187
1.06
日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口6)
*2
東京都中央区晴海1-8-11
11,646
1.01
338,607
29.45
計
─
(注)*1 ADR(米国預託証券)の受託機関であるJPMorgan Chase Bank, N.A.の株式名義人です。なお、2014年10月16
日付でJPMorgan Chase Bank, N.A.に代わり新たにCitibank, N.A.がADRの受託機関となり、同日以降の株式
名義人はCitibank As Depositary Bank For Depositary Receipt Holdersとなっています。
*2 各社の所有株式は、全て各社が証券投資信託等の信託を受けている株式です。
*3 主として欧米の機関投資家の所有する株式の保管業務を行うとともに、当該機関投資家の株式名義人となっ
ています。
4 ブラックロック・ジャパン㈱から2014年7月22日付の大量保有報告書の写しが当社に送付され、2014年7月
15日現在で以下のとおり当社株式を保有している旨の報告を受け現在に至っていますが、当社としては当第
2四半期会計期間末現在における株主名簿では確認ができていません。
氏名又は名称
所有株式数
(千株)
発行済株式総数に対する
所有株式の数の割合(%)
ブラックロック・ジャパン㈱
52,314
5.01
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(7)【議決権の状況】
①【発行済株式】
区
2014年9月30日現在
分
株式数(株)
議決権の数(個)
無議決権株式
─
─
─
議決権制限株式(自己株式等)
─
─
─
議決権制限株式(その他)
─
─
─
─
─
11,463,152
─
2,364,229
─
1単元(100株)未満の株式
1,149,688,229
─
─
11,463,152
─
完全議決権株式(自己株式等)
普通株式
完全議決権株式(その他)
普通株式 1,146,315,200
単元未満株式
普通株式
発行済株式総数
総株主の議決権
1,008,800
─
内
容
(注) 「完全議決権株式(その他)」の「株式数」の欄には、㈱証券保管振替機構名義の普通株式が19,500株含まれ
ています。また、「議決権の数」の欄には、同機構名義の完全議決権株式に係る普通株式の議決権の数が195個
含まれています。
②【自己株式等】
2014年9月30日現在
所有者の氏名又は
名称
ソニー㈱
所有者の住所
自己名義所有
株式数(株)
他人名義所有
株式数(株)
所有株式数の合計
(株)
発行済株式総
数に対する所
有株式数の割
合(%)
1,008,800
―
1,008,800
0.09
1,008,800
―
1,008,800
0.09
東京都港区港南1-
(自己保有株式)
7-1
計
─
(注) 株主名簿上は当社名義となっていますが、当社が実質的に所有していない普通株式が300株あり、当該株式数は
上記①「発行済株式」の「完全議決権株式(その他)」に含まれています。
2【役員の状況】
前事業年度の有価証券報告書の提出日後、当四半期報告書の提出日までにおいて、役員の異動はありません。なお、
2014年11月16日付で以下の者が退任予定です。
退任執行役(予定)
役名
職名
執行役
EVP
(モバイル事業担当)
氏名
鈴木
- 21 -
国正
退任年月日(予定)
2014年11月16日
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第4【経理の状況】
1.四半期連結財務諸表の作成方法について
(1)当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年(平
成19年)内閣府令第64号)第95条の規定により、米国で一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式
及び作成方法に準拠して作成されています。
(2)当社の四半期連結財務諸表は、当社及び連結子会社がその所在する国において一般に公正妥当と認められてい
る企業会計の基準に準拠して作成した個別財務諸表を基礎として、上記(1)の基準に合致するよう必要な修正を
加えて作成されています。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定にもとづき、2014年度第2四半期連結会計期間(2014年7月
1日から2014年9月30日まで)及び2014年度第2四半期連結累計期間(2014年4月1日から2014年9月30日ま
で)に係る四半期連結財務諸表について、あらた監査法人による四半期レビューを受けています。
- 22 -
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1【四半期連結財務諸表】
(1)【四半期連結貸借対照表】
区分
注記
番号
(資産の部)
Ⅰ
流動資産
2013年度
(2014年3月31日)
2014年度
第2四半期連結会計期間末
(2014年9月30日)
金額(百万円)
金額(百万円)
1
現金・預金及び現金同等物
1,046,466
610,509
2
有価証券
*3
832,566
936,729
3
受取手形及び売掛金
946,553
1,075,558
4
貸倒及び返品引当金
△75,513
△73,238
5
棚卸資産
733,943
946,812
6
未収入金
224,630
326,274
7
繰延税金
53,068
54,064
前払費用及びその他の流動資産
443,173
475,773
流動資産合計
4,204,886
4,352,481
Ⅱ
繰延映画製作費
275,799
295,121
Ⅲ
投資及び貸付金
8
1
関連会社に対する投資及び貸付金
181,263
179,542
2
投資有価証券その他
*3
7,737,748
7,958,170
投資及び貸付金合計
7,919,011
8,137,712
有形固定資産
Ⅳ
1
土地
125,890
125,995
2
建物及び構築物
674,841
685,467
3
機械装置及びその他の有形固定資産
1,705,774
1,732,751
4
建設仮勘定
39,771
41,975
5
Ⅴ
2,546,276
2,586,188
△1,796,266
△1,835,048
有形固定資産合計
750,010
751,140
その他の資産
1
無形固定資産
675,663
663,842
2
営業権
*5
691,803
538,131
3
繰延保険契約費
497,772
512,015
4
繰延税金
105,442
96,171
その他
5
減価償却累計額
213,334
222,391
その他の資産合計
2,184,014
2,032,550
資産合計
15,333,720
15,569,004
- 23 -
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区分
(負債の部)
Ⅰ 流動負債
1 短期借入金
注記
番号
2013年度
(2014年3月31日)
2014年度
第2四半期連結会計期間末
(2014年9月30日)
金額(百万円)
金額(百万円)
111,836
2 1年以内に返済期限の到来する
長期借入債務
265,918
136,551
3
4
712,829
1,175,413
889,973
1,216,547
5 未払法人税及びその他の未払税金
6 銀行ビジネスにおける顧客預金
7
その他
流動負債合計
81,842
1,890,023
545,753
125,250
1,824,665
553,970
4,783,614
4,859,099
Ⅱ
Ⅲ
長期借入債務
未払退職・年金費用
916,648
284,963
745,832
281,644
Ⅳ
Ⅴ
繰延税金
保険契約債務その他
410,896
3,824,572
421,663
3,982,461
Ⅵ
Ⅶ
生命保険ビジネスにおける契約者勘定
その他
2,023,472
302,299
2,130,408
304,439
負債合計
償還可能非支配持分
12,546,464
4,115
12,725,546
4,277
*10
*7
646,654
696,908
1,127,090
1,175,267
940,262
830,729
(1) 未実現有価証券評価益(純額)
(2) 年金債務調整額
(3) 外貨換算調整額
累積その他の包括利益合計
127,509
△180,039
△399,055
137,936
△179,251
△370,660
△451,585
△411,975
△4,284
△4,160
2,258,137
525,004
2,286,769
552,412
支払手形及び買掛金
未払金・未払費用
契約債務及び偶発債務
(資本の部)
Ⅰ 当社株主に帰属する資本
1 資本金
普通株式(無額面)
2013年度末
授権株式数 3,600,000,000株
発行済株式数 1,044,707,767株
2014年度第2四半期連結会計期間末
授権株式数 3,600,000,000株
発行済株式数 1,149,688,229株
2 資本剰余金
3
4
5
利益剰余金
累積その他の包括利益
自己株式
普通株式
2013年度末
1,026,618株
2014年度第2四半期連結会計期間末
1,008,811株
当社株主に帰属する資本合計
Ⅱ
非支配持分
資本合計
負債及び資本合計
- 24 -
112,143
2,783,141
2,839,181
15,333,720
15,569,004
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
(2)【四半期連結損益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
Ⅰ
2013年度
第2四半期連結累計期間
(自 2013年4月1日
至 2013年9月30日)
2014年度
第2四半期連結累計期間
(自 2014年4月1日
至 2014年9月30日)
区分
注記
番号
金額(百万円)
金額(百万円)
売上高及び営業収入
1
純売上高
2,949,976 3,145,965 2
金融ビジネス収入
492,665 513,942 43,013
51,512
3
営業収入
Ⅱ
売上原価、販売費・一般管理費
及びその他の一般費用
3,485,654
3,711,419 1
売上原価
2,253,995 2,319,722 2
販売費及び一般管理費
797,371 829,650 3
金融ビジネス費用
407,893 422,509 4
その他の営業損(益)(純額)
△25,481
*5
Ⅲ
持分法による投資利益(損失)
Ⅳ
営業利益(損失)
Ⅴ
その他の収益
3,433,778
159,142
3,731,023 △2,450 3,830 49,426 △15,774 受取利息及び受取配当金
9,444 5,752 2
投資有価証券売却益(純額)
616 7,586 3
為替差益(純額)
4
その他
Ⅵ
1
その他の費用
447 9,370
1
支払利息
2
為替差損(純額)
3
その他
- 2,082
19,877
- 4,733
12,459 14,048 15,420 4,568 18,781
4,197
21,224 Ⅶ
税引前利益(損失)
50,522 △21,578 Ⅷ
法人税等
37,807 56,124 Ⅸ
四半期純利益(損失)
12,715 △77,702 Ⅹ
非支配持分に帰属する四半期純利益
29,219 31,459 △16,504 △109,161 Ⅺ 当社株主に帰属する四半期純損失
1株当たり情報
*8
当社株主に帰属する四半期純損失
‐基本的
△16.25円
△102.14円
‐希薄化後
△16.25円
△102.14円
- 25 -
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
【第2四半期連結会計期間】
Ⅰ
2013年度
第2四半期連結会計期間
(自 2013年7月1日
至 2013年9月30日)
区分
注記
番号
金額(百万円)
売上高及び営業収入
1
純売上高
1,511,040 2
金融ビジネス収入
242,495 3
営業収入
20,700
Ⅱ 売上原価、販売費・一般管理費
及びその他の一般費用
金額(百万円)
1,606,159 268,192 27,160
1,774,235
2014年度
第2四半期連結会計期間
(自 2014年7月1日
至 2014年9月30日)
1,901,511 1
売上原価
1,155,115 1,168,883 2
販売費及び一般管理費
412,378 419,203 3
金融ビジネス費用
4
その他の営業損(益)(純額)
203,596 △12,808
*5
220,831 1,758,281
178,811
1,987,728 Ⅲ
持分法による投資利益(損失)
△2,025 629 Ⅳ
営業利益(損失)
13,929 △85,588 Ⅴ
その他の収益
1
受取利息及び受取配当金
5,557 2
投資有価証券売却益(純額)
116 3
その他
908
Ⅵ
その他の費用
2,337 2,386 1,465
6,581
6,188 1
支払利息
7,092 6,047 2
為替差損(純額)
5,744
2,592
3
その他
2,545
15,381
1,916
10,555 Ⅶ
税引前利益(損失)
5,129 △89,955 Ⅷ
法人税等
11,339 30,078 Ⅸ
四半期純損失
△6,210 △120,033 Ⅹ
非支配持分に帰属する四半期純利益
13,421 15,936 △19,631 △135,969 Ⅺ 当社株主に帰属する四半期純損失
1株当たり情報
*8
当社株主に帰属する四半期純損失
‐基本的
△19.25円
△124.32円
‐希薄化後
△19.25円
△124.32円
- 26 -
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
(3)【四半期連結包括利益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
Ⅰ
2013年度
第2四半期連結累計期間
(自 2013年4月1日
至 2013年9月30日)
区分
注記
番号
金額(百万円)
四半期包括利益
1 四半期純利益(損失)
2
*7
2014年度
第2四半期連結累計期間
(自 2014年4月1日
至 2014年9月30日)
金額(百万円)
12,715
△77,702
その他の包括利益(税効果考慮後)
(1) 未実現有価証券評価益
2,546
15,066
(2) 未実現デリバティブ評価益
(3) 年金債務調整額
595
△3,184
750
(4) 外貨換算調整額
63,795
30,717
四半期包括利益(損失)
△31,169
38,382
△69,551
Ⅱ
非支配持分に帰属する四半期包括利益
76,467
25,599
Ⅲ
当社株主に帰属する四半期包括利益(損失)
50,868
【第2四半期連結会計期間】
Ⅰ
2013年度
第2四半期連結会計期間
(自 2013年7月1日
至 2013年9月30日)
2014年度
第2四半期連結会計期間
(自 2014年7月1日
至 2014年9月30日)
区分
注記
番号
金額(百万円)
金額(百万円)
四半期包括利益
△6,210
△120,033
(1) 未実現有価証券評価益
(2) 未実現デリバティブ評価益
17,440
402
13,191
-
(3) 年金債務調整額
(4) 外貨換算調整額
63
1,423
414
51,557
1
2
四半期純損失
その他の包括利益(税効果考慮後)
*7
四半期包括利益(損失)
13,118
△54,871
Ⅱ
非支配持分に帰属する四半期包括利益
19,389
19,655
Ⅲ
当社株主に帰属する四半期包括損失
△6,271
△74,526
- 27 -
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
(4)【四半期連結キャッシュ・フロー計算書】
注記
番号
区分
Ⅰ
営業活動によるキャッシュ・フロー
1
2013年度
第2四半期連結累計期間
(自 2013年4月1日
至 2013年9月30日)
2014年度
第2四半期連結累計期間
(自 2014年4月1日
至 2014年9月30日)
金額(百万円)
金額(百万円)
四半期純利益(損失)
営業活動から得た又は使用した(△)
現金・預金及び現金同等物(純額)への
四半期純利益(損失)の調整
(1)有形固定資産の減価償却費及び無形固定資産の
償却費(繰延保険契約費の償却を含む)
(2)繰延映画製作費の償却費
12,715
△77,702
2
188,956
166,747
116,847
127,868
(3)株価連動型報奨費用
612
592
(4)退職・年金費用(支払額控除後)
△3,672
△5,754
(5)その他の営業損(益)(純額)
△25,481
159,142
(6)投資有価証券売却益及び評価損(純額)
△531
△7,582
△35,062
△37,019
△2,778
△1,251
△11,131
△1,783
4,145
681
(7)金融ビジネスにおける売買目的有価証券の
評価損益(純額)
(8)金融ビジネスにおける投資有価証券の
減損及び評価損益(純額)
(9)繰延税額
(10)持分法による投資損失(純額)
(受取配当金相殺後)
(11)資産及び負債の増減
受取手形及び売掛金の増加
△70,549
△102,544
棚卸資産の増加
△240,382
△190,425
繰延映画製作費の増加
△148,661
△129,316
支払手形及び買掛金の増加
260,074
163,389
未払法人税及びその他の未払税金の増加
16,022
19,036
保険契約債務その他の増加
205,663
223,669
繰延保険契約費の増加
△37,982
△38,560
金融ビジネスにおける売買目的有価証券の増加
△14,469
△30,631
その他の流動資産の増加
△151,311
△100,128
その他の流動負債の増加・減少(△)
△39,003
1,836
△36,782
△36,190
△12,760
104,075
(12)その他
営業活動から得た又は使用した(△)
現金・預金及び現金同等物(純額)
- 28 -
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
区分
Ⅱ
注記
番号
投資活動によるキャッシュ・フロー
2014年度
第2四半期連結累計期間
(自 2014年4月1日
至 2014年9月30日)
金額(百万円)
金額(百万円)
1
固定資産の購入
△135,857
△95,778
2
固定資産の売却
*4
85,088
30,407
3
金融ビジネスにおける投資及び貸付
4 投資及び貸付(金融ビジネス以外)
5 金融ビジネスにおける投資の売却又は償還
及び貸付金の回収
6 投資の売却又は償還及び貸付金の回収
(金融ビジネス以外)
7
その他
投資活動に使用した
現金・預金及び現金同等物(純額)
財務活動によるキャッシュ・フロー
Ⅲ
2013年度
第2四半期連結累計期間
(自 2013年4月1日
至 2013年9月30日)
△470,121
△459,625
△4,059
△9,408
242,294
232,550
42,260
32,916
*9
16,284
△13,921
△224,111
△282,859
1
長期借入
167,961
12,471
2
長期借入債務の返済
△44,106
△231,652
3 短期借入金の増加・減少(△)(純額)
4 金融ビジネスにおける顧客預り金の
増加・減少(△)(純額)
5 配当金の支払
10,508
△926
16,660
△22,750
△12,588
△13,060
6
△27,248
△17,100
111,187
△273,017
24,991
15,844
その他
財務活動から得た又は使用した(△)
現金・預金及び現金同等物(純額)
Ⅳ 為替相場変動の現金・預金及び現金同等物に
対する影響額
Ⅴ 現金・預金及び現金同等物純減少額
△100,693
△435,957
Ⅵ
現金・預金及び現金同等物期首残高
826,361
1,046,466
Ⅶ
現金・預金及び現金同等物四半期末残高
725,668
610,509
- 29 -
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1
四半期連結財務諸表注記
会計処理の原則及び手続ならびに四半期連結財務諸表の表示方法
当社は、1961年6月、米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission、以下「SEC」)に米国預託証券
(American Depositary Receipt)の発行登録を行い、1970年9月、ニューヨーク証券取引所に上場しています。前述
の経緯により、当社は米国1934年証券取引所法第13条(Section 13 of the Securities Exchange Act of 1934)にも
とづく継続開示会社となり、年次報告書(Annual report on Form 20-F)をSECに対し提出しています。
当社の四半期連結財務諸表は、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式及び作成方法
(以下「米国会計原則」)によって作成されています。なお、米国会計原則により要求される記載及び注記の一部を
省略しています。
当社及び連結子会社(以下「ソニー」)が採用している会計処理の原則及び手続ならびに四半期連結財務諸表の表
示方法のうち、日本における会計処理の原則及び手続ならびに表示方法(以下「日本会計原則」)と異なるもので重
要性のあるものは以下のとおりです。ほとんどの違いは国内会社の会計処理によるもので、そのうち金額的に重要な
修正及び組替項目については、米国会計原則による税引前利益(損失)に含まれる影響額を括弧内に表示していま
す。
(1) デリバティブ
特定の複合金融商品に関する会計基準にもとづき、保有する複合金融商品は当該金融商品全体に対して時価を評価
し、その公正価値変動を損益に計上しています。(2013年度第2四半期連結累計期間 2,870百万円の利益、2014年度
第2四半期連結累計期間 1,325百万円の利益、2013年度第2四半期連結会計期間 3,044百万円の利益、2014年度第2
四半期連結会計期間 55百万円の利益)
(2) 保険事業の会計
新規保険契約の獲得に直接関連し、かつそれに応じて変動する費用のうち、回収できると認められるものについて
は繰り延べています。伝統的保険商品に関する繰延費用は、保障債務の計算と共通の基礎数値を用いて関連する保険
契約の保険料払込期間にわたり償却されます。上記以外の保険商品に関する繰延費用は、見積期間にわたり関連する
保険契約の見積粗利益に比例して償却されます。なお、日本会計原則においてはこれらの費用は、発生年度の期間費
用として処理しています。(2013年度第2四半期連結累計期間 12,520百万円の利益、2014年度第2四半期連結累計
期間 14,493百万円の利益、2013年度第2四半期連結会計期間 5,226百万円の利益、2014年度第2四半期連結会計期
間 8,981百万円の利益)米国会計原則上、保険契約債務等は保険数理上の諸数値にもとづく平準純保険料式等により
計算していますが、日本会計原則においては行政監督庁の認める方式により算定しています。(2013年度第2四半期
連結累計期間 33,715百万円の利益、2014年度第2四半期連結累計期間 30,004百万円の利益、2013年度第2四半期連
結会計期間 15,081百万円の利益、2014年度第2四半期連結会計期間 15,285百万円の利益)
(3) 営業権及びその他の無形固定資産
営業権及び耐用年数が確定できない無形固定資産は償却をせず、年一回第4四半期及び減損の可能性を示す事象又
は状況の変化が生じた時点で減損の判定を行っています。(2013年度第2四半期連結累計期間 17,922百万円の利
益、2014年度第2四半期連結累計期間 6,618百万円の損失、2013年度第2四半期連結会計期間 8,980百万円の利益、
2014年度第2四半期連結会計期間 15,668百万円の損失)
(4) 持分法による投資利益(損失)の会計処理区分
持分法による投資利益(損失)は、持分法適用会社の事業の大部分をソニーの事業と密接不可分なものと考えて営
業利益(損失)の前に区分して表示しています。なお、日本会計原則において持分法による投資利益(損失)は、営
業外収益又は営業外費用の区分に表示されています。
(5) 変動持分事業体の連結
変動持分事業体(以下「VIE」)とされる事業体のうち、ソニーがその第一受益者であると判定されたVIEを連結し
ています。
(6) 法人税等に関する会計処理
繰延税金資産の帳簿価額は、入手可能な情報にもとづいて50%超の可能性で回収可能性がないと考えられる場合
に、評価性引当金の計上により減額されています。繰延税金資産の回収可能性については、関連するあらゆる肯定的
及び否定的証拠を適切に検討することにより、繰延税金資産にかかる評価性引当金計上の要否を定期的に評価してい
ます。また、税務申告時にある税務処理を採用することによって生じる税金費用の減少が、50%以上の可能性で税務
当局に認められないと考えられる場合には、税金引当を計上しています。
- 30 -
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
2
主要な会計方針の要約
(1)新会計基準の適用
報告日現在で債務総額が確定している連帯債務契約から生じる債務
2013年2月、米国財務会計基準審議会(Financial Accounting Standards Board、以下「FASB」)は報告日現在
で債務総額が確定している連帯債務契約から生じる債務に関する新規会計基準を公表しました。この新規会計基準
は、連帯債務を負う各報告企業に対し、報告日現在で確定している連帯債務の総額のうちのそれぞれの部分を、共
同債務者の間で支払うことに合意した額に加え他の共同債務者の代わりに支払うことを見込む額として測定するこ
とを要求しています。ソニーは、2014年4月1日からこの基準を適用しています。この基準の適用がソニーの業績
及び財政状態に与える重要な影響はありませんでした。
特定の子会社もしくは外国企業内の資産グループ又は外国企業に対する投資の認識中止における親会社の累積外貨
換算調整額の会計処理
2013年3月、FASBは特定の子会社もしくは外国企業内の資産グループ又は外国企業に対する投資の認識中止にお
ける親会社の累積外貨換算調整額の会計処理に関する新規会計基準を公表しました。この新規会計基準は、親会社
が外国企業に対する投資の一部又は全部を売却する場合、子会社又は外国企業内に存在するビジネスにかかる純資
産グループに対する支配を喪失する場合、もしくは、外国企業を段階的に取得する場合に累積外貨換算調整額を損
益認識する際に適用される規定を明確化し、実務における多様性を解消しています。この新規会計基準により、企
業は、外国企業を段階的に取得する場合に、持分法適用会社にかかる累積外貨換算調整額を損益として認識しま
す。ソニーは、2014年4月1日からこの基準を適用しています。この基準の適用がソニーの業績及び財政状態に与
える重要な影響はありませんでした。
繰越欠損金、類似の税務欠損金、又は繰越税額控除が存在する場合の未認識税務ベネフィットの表示
2013年7月、FASBは繰越欠損金、類似の税務欠損金、又は繰越税額控除が存在する場合の未認識税務ベネフィッ
トの表示に関する新規会計基準を公表しました。この新規会計基準は、特定の要件を満たした場合に、未認識税務
ベネフィットを、繰越欠損金、類似の税務欠損金、又は繰越税額控除にかかる繰延税金資産から控除して表示する
ことを要求しています。ソニーは、2014年4月1日からこの基準を適用しています。この基準の適用がソニーの業
績及び財政状態に与える重要な影響はありませんでした。
(2)四半期連結財務諸表の作成にあたり適用した特有の会計処理
税金費用の計算
ソニーは年間の税引前利益に対する実効税率を合理的に見積もり、この税率を各四半期までの累計税引前利益に
乗じて累計税金費用を算出する方法により、各四半期の税金費用を計算しています。この年間見積実効税率にもと
づく税金費用の計算には税務上の繰越欠損金、税額控除等の見込みを反映させていますが、異常要因による又は非
経常的な事象に関する損益等は反映させていません。なお、これらの損益に関する税金費用については、年間見積
実効税率にもとづく税金費用とは別々に、その発生する四半期に計上しています。
(3)勘定科目の組替再表示
2013年度第2四半期連結累計期間及び2013年度第2四半期連結会計期間にかかる四半期連結財務諸表の一部の金
額を、2014年度第2四半期連結累計期間及び2014年度第2四半期連結会計期間の表示に合わせて組替再表示してい
ます。この組替再表示には、2014年3月31日からの社内利用ソフトウエアに関連する表示及び開示の変更を含みま
す。この変更にともない、社内利用ソフトウエアの償却費を連結キャッシュ・フロー計算書上、営業活動のその他
から有形固定資産の減価償却費及び無形固定資産の償却費(繰延保険契約費の償却を含む)へ組み替えました。こ
れにともない、注記11 セグメント情報における一部の情報についても組替再表示しています。
- 31 -
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
(4)過年度調整
前連結会計年度に開示したとおり、2013年度第4四半期において、ユニバーサル保険契約にかかる財務数値を見
直しました。これにともない、2013年度第2四半期連結累計期間及び2013年度第2四半期連結会計期間にかかる財
務数値の一部を主に以下のとおり見直しています。
2013年度
第2四半期連結累計期間
(自 2013年4月1日
項目
至
2013年9月30日)
調整前(百万円)
四半期連結損益計算書
調整後(百万円)
金融ビジネス収入
495,209
492,665
金融ビジネス費用
408,742
407,893
13,876
12,715
四半期純利益
四半期連結包括利益計算書
未実現有価証券評価益
当社株主に帰属する四半期包括利益
2,876
2,546
51,762
50,868
四半期連結キャッシュ・フロー計算書
保険契約債務その他の増加
金融ビジネスにおける顧客預り金の増加(純額)
205,633
205,663
14,116
16,660
2013年度
第2四半期連結会計期間
(自 2013年7月1日
項目
至
2013年9月30日)
調整前(百万円)
四半期連結損益計算書
調整後(百万円)
金融ビジネス収入
243,746
242,495
金融ビジネス費用
204,012
203,596
四半期純損失
△5,637
△6,210
四半期連結包括利益計算書
未実現有価証券評価益
当社株主に帰属する四半期包括損失
- 32 -
16,807
17,440
△6,307
△6,271
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3
有価証券及び投資有価証券
有価証券及び投資有価証券に含まれる負債証券及び持分証券は主に金融分野に含まれ、そのうち売却可能証券及び
満期保有目的証券に区分されるものの取得原価、未実現評価損益及び公正価値は次のとおりです。
2014年度
第2四半期連結会計期間末
2013年度末
項目
取得原価
(百万円)
未実現
未実現
未実現
未実現
公正価値
取得原価
公正価値
評価益
評価損
評価益
評価損
(百万円) (百万円)
(百万円)
(百万円) (百万円)
(百万円) (百万円)
売却可能証券
負債証券
日本国債
1,130,397
113,684
△28
1,244,053
1,092,123
127,882
-
1,220,005
日本地方債
日本社債
62,670
168,275
468
984
△7
△8
63,131
169,251
63,892
140,677
336
706
△14
△19
64,214
141,364
外国国債
外国社債
27,587
434,570
3,684
16,547
△17
△182
31,254
450,935
32,085
472,709
4,849
15,105
△2
△462
36,932
487,352
1,823,499
135,367
△242
1,958,624
1,801,486
148,878
△497
1,949,867
84,074
91,977
△34
176,017
73,580
101,415
△18
174,977
持分証券
満期保有目的証券
4,398,018
6,222
418,845
373
△3
-
4,816,860
6,595
4,608,685
6,096
508,264
403
-
5,116,949
6,499
日本社債
外国国債
28,030
16,359
2,705
847
△1
30,735
17,205
27,796
25,069
3,331
3,640
-
31,127
28,709
外国社債
56,284
19
-
56,303
57,609
22
-
57,631
4,504,913
422,789
△4
4,927,698
4,725,255
515,660
-
5,240,915
6,412,486
650,133
△280
7,062,339
6,600,321
765,953
△515
7,365,759
日本国債
日本地方債
合計
4
セール・アンド・リースバック取引
2013年5月15日、ソニーは持分法適用会社であるSFIリーシング株式会社を含むリース会社との間で、機械装置に
関するセール・アンド・リースバック取引を行いました。売却代金合計76,566百万円の平均3年間の取引は、キャピ
タル・リースとして会計処理しており、この収入額は連結キャッシュ・フロー計算書の投資活動の「固定資産の売
却」に含まれています。このセール・アンド・リースバック取引において、売却損益は計上していません。
5
モバイル・コミュニケーション分野における営業権の減損
営業権は、年一回第4四半期及び減損の可能性を示す事象又は状況の変化が生じた時点で営業権の減損判定を行い
ます。
2014年度第2四半期連結会計期間において、ソニーは、モバイル・コミュニケーション(以下「MC」)報告単位
の公正価値が、営業権を含む帳簿価額を下回る可能性が50%超であることを示す事象及び状況の変化を識別しまし
た。それらの事象及び状況には、中国系スマートフォンメーカーの躍進を主な要因として、いくつかの地域における
継続的な競争環境の激化を踏まえた特定の地域及び高付加価値ラインアップへの集中、ならびに普及価格帯モデルの
削減といったMC分野の戦略の見直しが含まれます。
ソニーは前述の事象及び状況を評価し、MC報告単位の公正価値が、その帳簿価額を下回っている可能性が50%超
であると判断しました。したがって、ソニーは、営業権の減損判定を行い、市場参加者の前提を勘案した将来見積キ
ャッシュ・フローにもとづいて、営業権の公正価値を算定した結果、営業権に減損が発生していると判断しました。
これにより、2014年度第2四半期連結会計期間において、ソニーは営業権の減損損失176,045百万円を計上しまし
た。当該減損損失は、連結損益計算書のその他の営業損(益)(純額)に含まれており、その全額がMC分野に計上
されています。
また、ソニーは前述の営業権の減損判定に関連して、MC分野の長期性資産の帳簿価額についても回収可能性を評
価しました。その結果、MC分野の長期性資産に減損は発生していないと判断しました。
- 33 -
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6
公正価値による測定
ソニーにおいて継続的に公正価値で測定されている資産・負債の公正価値は、次のとおりです。
2013年度末
金額(百万円)
項目
資産
連結貸借対照表計上科目
レベル1
レベル2
レベル3
合計
有価証券
投資有価証 その他流動 その他固定
券その他
資産・負債 資産・負債
348,832
274,835
-
623,667
623,667
-
-
-
売却可能証券
負債証券
日本国債
- 1,244,053
-
1,244,053
24,822
1,219,231
-
-
日本地方債
-
63,131
-
63,131
1,491
61,640
-
-
日本社債
-
168,240
1,011
169,251
58,661
110,590
-
-
外国社債
-
444,128
6,807
450,935
113,501
337,434
-
-
その他
3,027
28,227
-
31,254
1,134
30,120
-
-
持分証券
175,931
86
-
176,017
-
176,017
-
-
8,031
3,612
75,837
87,480
-
87,480
-
-
-
11,887
-
11,887
-
-
10,863
1,024
535,821 2,238,199
売買目的有価証券
その他の投資 *1
デリバティブ資産
*2,*3
資産合計
負債
デリバティブ負債
*2,*3
負債合計
83,655
2,857,675
823,276
2,022,512
10,863
1,024
-
30,549
-
30,549
-
-
15,155
15,394
-
30,549
-
30,549
-
-
15,155
15,394
- 34 -
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
2014年度第2四半期連結会計期間末
金額(百万円)
項目
連結貸借対照表計上科目
レベル1
資産
レベル2
レベル3
合計
有価証券
投資有価証 その他流動 その他固定
券その他 資産・負債 資産・負債
397,460
293,413
-
690,873
690,873
-
-
-
売却可能証券
負債証券
日本国債
- 1,220,005
-
1,220,005
16,089
1,203,916
-
-
日本地方債
-
64,214
-
64,214
2,040
62,174
-
-
日本社債
-
140,355
1,009
141,364
58,161
83,203
-
-
外国社債
-
466,908
20,444
487,352
162,065
325,287
-
-
その他
3,034
33,898
-
36,932
52
36,880
-
-
持分証券
174,877
100
-
174,977
-
174,977
-
-
8,757
4,005
76,849
89,611
-
89,611
-
-
-
32,566
-
32,566
-
-
31,503
1,063
584,128 2,255,464
98,302
2,937,894
929,280
1,976,048
31,503
1,063
売買目的有価証券
その他の投資 *1
デリバティブ資産
*2,*3
資産合計
負債
デリバティブ負債
*2,*3
-
43,336
-
43,336
-
-
24,702
18,634
負債合計
-
43,336
-
43,336
-
-
24,702
18,634
*1 その他の投資には、複合金融商品やプライベートエクイティ投資が含まれています。
*2 デリバティブ資産・負債は総額で認識及び開示されています。
*3 主にネッティング契約の対象となっているデリバティブや担保による資産と負債の相殺について潜在的な影響は軽微
です。
営業権の減損
ソニーは特定の事象が生じた場合に非継続的に公正価値測定される資産及び負債を保有しています。注記5に記載のと
おり、2014年度第2四半期連結会計期間において、ソニーはMC報告単位の営業権について減損損失を計上しました。ソ
ニーは、市場参加者の前提を勘案した将来見積キャッシュ・フローの現在価値にもとづいて、MC報告単位の公正価値を
測定しています。公正価値を測定するにあたって考慮された、将来見積キャッシュ・フロー(その支払・受取時期を含
む)、将来見積キャッシュ・フロー固有のリスクを考慮した割引率といった重要な基礎データは観察不能であるため、当
該公正価値測定はレベル3に分類されています。
- 35 -
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7
資本及び包括利益に関する補足情報
(1) 資本
2013年度第2四半期連結累計期間及び2014年度第2四半期連結累計期間における、当社株主に帰属する資本及び非
支配持分ならびに資本合計の期首帳簿価額と期末帳簿価額との調整は次のとおりです。
金額(百万円)
項目
当社株主に帰属する資本
2012年度末(2013年3月31日)
非支配持分
資本合計
2,192,262
479,742
2,672,004
38
38
25,520
25,520
471
471
△16,504
29,219
12,715
6,312
△3,766
2,546
595
595
年金債務調整額
△3,191
7
△3,184
外貨換算調整額
63,656
139
63,795
四半期包括利益合計
50,868
25,599
76,467
△12,970
△6,878
△19,848
101
227
328
2,256,290
498,690
2,754,980
新株予約権の行使
転換社債(ゼロクーポン)の株式への
転換
株式にもとづく報酬
四半期包括利益
四半期純利益(損失)
その他の包括利益(税効果考慮後)
未実現有価証券評価損益
未実現デリバティブ評価益
配当金
非支配持分株主との取引及びその他
2013年度第2四半期連結会計期間末
(2013年9月30日)
金額(百万円)
項目
当社株主に帰属する資本
2013年度末(2014年3月31日)
非支配持分
資本合計
2,258,137
525,004
2,783,141
91
91
100,400
100,400
529
529
△109,161
31,459
△77,702
10,427
4,639
15,066
年金債務調整額
788
△38
750
外貨換算調整額
28,395
2,322
30,717
△69,551
38,382
△31,169
△12,270
△12,270
△2,837
1,296
△1,541
2,286,769
552,412
2,839,181
新株予約権の行使
転換社債(ゼロクーポン)の株式への
転換
株式にもとづく報酬
四半期包括利益
四半期純利益(損失)
その他の包括利益(税効果考慮後)
未実現有価証券評価益
四半期包括利益(損失)合計
配当金
非支配持分株主との取引及びその他
2014年度第2四半期連結会計期間末
(2014年9月30日)
2013年度第2四半期連結累計期間及び2014年度第2四半期連結累計期間において、当社の連結子会社に対する持分
の変動が当社株主に帰属する資本に与える重要な影響はありませんでした。
- 36 -
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(2) その他の包括利益
2013年度第2四半期連結累計期間及び2014年度第2四半期連結累計期間における、累積その他の包括利益(税効果
考慮後)の項目別の変動は次のとおりです。
項目
2012年度末(2013年3月31日)
未実現有価証券 未実現デリバテ
評価損益
ィブ評価損益
109,079
△742
金額(百万円)
年金債務
調整額
△191,816
外貨換算
調整額
△556,016
△639,495
合計
組替前その他の包括利益(損失)
2,761
394
△4,395
63,795
62,555
累積その他の包括利益からの組替額
△215
201
1,211
1,197
2,546
595
△3,184
63,795
63,752
△3,766
7
139
△3,620
115,391
△147
△195,007
△492,360
△572,123
その他の包括利益(損失)(純額)
控除:非支配持分に帰属するその他の
包括利益(損失)
2013年度第2四半期連結会計期間末
(2013年9月30日)
項目
2013年度末(2014年3月31日)
組替前その他の包括利益
累積その他の包括利益からの組替額
その他の包括利益(純額)
控除:非支配持分に帰属するその他の
包括利益(損失)
2014年度第2四半期連結会計期間末
(2014年9月30日)
金額(百万円)
未実現有価証券
評価損益
127,509
年金債務
調整額
△180,039
外貨換算
調整額
△399,055
△451,585
20,487
48
30,717
51,252
△5,421
702
△4,719
15,066
750
30,717
46,533
4,639
△38
2,322
6,923
137,936
△179,251
△370,660
△411,975
- 37 -
合計
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
8
基本的及び希薄化後1株当たり当社株主に帰属する利益(損失)の調整表
基本的及び希薄化後1株当たり当社株主に帰属する利益(損失)(以下「EPS」)の調整計算は次のとおりです。
2013年度第2四半期連結累計期間
項目
損失
(百万円)
加重平均
株式数
(千株)
△16,504
2014年度第2四半期連結累計期間
損失
(百万円)
加重平均
株式数
(千株)
1,015,395
△16.25
△109,161
1,068,703
△102.14
新株予約権
-
-
-
-
転換社債
-
-
-
-
希薄化後EPS
△16,504
1,015,395
△16.25
△109,161
1,068,703
△102.14
基本的EPS
当社株主に帰属する四半期純損失
希薄化効果
計算に用いる当社株主に帰属する
四半期純損失
EPS
(円)
EPS
(円)
2013年度第2四半期連結累計期間及び2014年度第2四半期連結累計期間において、希薄化後EPSの計算から除いた
潜在株式数はそれぞれ148,374千株及び36,397千株です。2013年度第2四半期連結累計期間及び2014年度第2四半期
連結累計期間においては、当社株主に帰属する四半期純損失を計上したことから希薄化効果がないと認め、全ての潜
在株式をこの計算から除外しています。
2013年度第2四半期連結会計期間
項目
2014年度第2四半期連結会計期間
損失
(百万円)
加重平均
株式数
(千株)
1,019,875
△19.25
△135,969
1,093,725
△124.32
新株予約権
-
-
-
-
転換社債
-
-
-
-
希薄化後EPS
△19,631
1,019,875
△19.25
△135,969
1,093,725
△124.32
損失
(百万円)
加重平均
株式数
(千株)
△19,631
基本的EPS
当社株主に帰属する四半期純損失
希薄化効果
計算に用いる当社株主に帰属する
四半期純損失
EPS
(円)
EPS
(円)
2013年度第2四半期連結会計期間及び2014年度第2四半期連結会計期間において、希薄化後EPSの計算から除いた
潜在株式数はそれぞれ148,374千株及び36,397千株です。2013年度第2四半期連結会計期間及び2014年度第2四半期
連結会計期間においては、当社株主に帰属する四半期純損失を計上したことから希薄化効果がないと認め、全ての潜
在株式をこの計算から除外しています。
9
CSC Media Groupの取得
2014年8月14日、ソニーはケーブル局・衛星放送を通じてテレビ番組を放送している英国最大級の独立系チャンネル会
社であるCSC Media Group Ltd.を対価18,900百万円で取得しました。
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10 契約債務、偶発債務及びその他
(1) ローン・コミットメント
金融子会社は、顧客に対する貸付契約にもとづき、貸付の未実行残高を有しています。2014年9月30日現在、これ
らの貸付未実行残高は23,486百万円です。ローン・コミットメントの翌年度以降における支払予定額は見積もること
はできません。
(2) パーチェス・コミットメント等
2014年9月30日現在のパーチェス・コミットメントは、合計で337,220百万円です。これらのうち、主要なものは
次のとおりです。
映画分野の一部の子会社は、製作関係者との間で映画の製作及びテレビ番組の制作を行う契約を締結し、また第三
者との間で完成した映画作品もしくはそれに対する一部の権利を購入する契約、スポーツイベントの放映権を購入す
る契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主として5年以内の期間に関するものです。
2014年9月30日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は128,568百万円です。
音楽分野の一部の子会社は、音楽アーティストならびに音楽ソフトやビデオの制作・販売会社との間に長期契約を
締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主として5年以内の期間に関するものです。2014年9
月30日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は62,181百万円です。
ソニーは、広告宣伝の権利に関する長期スポンサーシップ契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわ
たりますが、主に10年以内の期間に関するものです。2014年9月30日現在、当該長期契約にもとづく支払予定額は
55,186百万円です。
(3) 訴訟
2011年5月、当社の米国子会社であるSony Electronics Inc.は、米国司法省反トラスト局から二次電池事業に関
する情報の提供を求める命令を受領しました。また、当社は、米国司法省、欧州委員会及びその他の国の当局が二次
電池市場の競争状況に関する調査を開始したと理解しています。当社は、米国司法省から、調査が終了した旨の通知
を受けていますが、欧州委員会及びその他の国の当局は引き続き調査を行っていると理解しています。また、当社及
び一部の子会社が独占禁止法に違反していたと主張し、損害賠償その他の救済を求める多くの集団訴訟が、当該製品
の直接・間接の購入者により米国その他の地域にて提起されています。しかしながら、これらの手続の段階に照らし
て、不利な判決、和解その他の解決により発生し得るこれら全てに関する損害額やその幅について見積りを行うこと
は現時点においては可能ではありません。
2011年前半以降、PlayStation®Network、Qriocity™及びSony Online Entertainment LLCのネットワークサービス
ならびにその他当社子会社のウェブサイトがサイバー攻撃を受けました。これらのサイバー攻撃に関して、2014年11
月10日時点で、顧客個人情報又はクレジットカードの不正使用があった旨確認されたとの報告をソニーは受けており
ません。しかしながら、サイバー攻撃の一部に関し、ソニーは、米国の複数の州の法務長官からの公式又は非公式な
情報提供要求を含む多くの地域の当局からの問い合わせを受けております。さらに、当社及び一部の子会社は、米国
その他の地域において多くの集団訴訟の被告になっています。なお、米国における集団訴訟に関する和解案につき、
裁判所による最終的な承認の取得を条件としているものの、初期的承認はすでに取得済みです。また、米国外の集団
訴訟につき、一件は係属中ですが、その他の訴訟に関する和解契約はすでに裁判所により承認されています。しかし
ながら、これらの手続の段階に照らし、不利な判決、和解その他の解決により発生し得るこれら全てに関する損害額
やその幅について見積りを行うことは現時点においては可能ではありません。
2009年10月、当社の米国子会社であるSony Optiarc America Inc.は、米国司法省反トラスト局から光ディスクド
ライブ事業に関する情報の提供を求める命令を受領しました。また、当社は、欧州委員会及びその他の国の当局が光
ディスクドライブの競争状況に関する調査を開始したと理解しています。当社は、米国司法省から調査が終了した旨
の通知を受け、その他のいくつかの国の当局による調査も終了していると理解していますが、欧州委員会を含むいく
つかの国の当局は引き続き調査を行っていると理解しています。また、当社及び一部の子会社が独占禁止法に違反し
ていたと主張し、損害賠償その他の救済を求める多くの訴訟(集団訴訟を含む)が、当該製品の直接・間接の購入者
により米国その他の地域にて提起されています。なお、それらの訴訟のうち、直接・間接の購入者それぞれによる米
国における集団訴訟において、かかる訴訟を集団訴訟として認めない旨の決定が、2014年10月に集団訴訟を審理する
米国連邦地方裁判所によりなされ、これに対しかかる訴訟の原告は不服の申し立てを行っております。しかしなが
ら、これらの調査及び訴訟の段階に照らして、不利な判決、和解その他の解決により最終的に発生し得るこれら全て
に関する損害額やその幅について見積りを行うことは現時点においては可能ではありません。
当社の米国子会社であるSony Electronics Inc.の顧客による破産申し立てに関連し、当該顧客の清算トラストか
らのSony Electronics Inc.に対する求償請求訴訟に関する事実審理(トライアル)の日程が2014年9月に設定され
ていましたが、2014年9月にかかる訴訟につき当事者間において和解が成立し、2014年10月22日に当該和解につき裁
判所の承認を取得しました。なお、当該和解によるソニーの業績、財政状態及びキャッシュ・フローに対する重要な
影響はありません。
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当社及び一部の子会社は、これらの他にも複数の訴訟の被告又は政府機関による調査の対象となっています。しか
し、ソニーが現在知り得るかぎりの情報にもとづき、それらの訴訟その他の法的手続により生じ得る結果は、ソニー
の業績及び財政状態に重要な影響を与えることはないと考えています。
(4) 保証債務
2014年9月30日現在の通常の事業において提供される保証債務は、最大で42,122百万円です。保証債務のうち、主
要なものは次のとおりです。
ソニーは、米国における音楽出版子会社の第三者投資家が債務不履行となった場合、284百万米ドルを上限とし
て、第三者投資家の未払利息を含めた債務残高を返済することを合意しています。第三者投資家の債務は、第三者投
資家が保有するソニーの音楽出版子会社の50%の持分により担保されています。この合意にもとづき債務残高の返済
を行う場合、ソニーは第三者投資家が保有する担保資産を承継することができます。2014年9月30日現在、この担保
資産の公正価値は284百万米ドルを超えています。
11 セグメント情報
以下の報告セグメントは、そのセグメントの財務情報が入手可能なもので、その営業利益(損失)が最高経営意思
決定者によって経営資源の配分の決定及び業績の評価に通常使用されているものです。最高経営意思決定者は、個別
の資産情報を使用してセグメント評価を行っていません。ソニーにおける最高経営意思決定者は、社長兼CEOです。
ソニーは、2014年4月1日付の組織変更にともない、当年度第1四半期より、主にゲーム分野及びモバイル・プロ
ダクツ&コミュニケーション(以下「MP&C」)分野を従来構成していた事業を再編し、業績報告におけるビジネ
スセグメント区分の変更を行いました。この再編に関連して、従来のその他分野に含まれていたネットワーク事業を
ゲーム分野に統合し、ゲーム&ネットワークサービス(以下「G&NS」)分野に名称変更しました。また、従来の
MP&C分野に含まれていたモバイル・コミュニケーションカテゴリーをMC分野とし、それ以外をその他分野に移
管しました。これにより、PC事業はその他分野に含まれることになりました。また、2014年6月1日付の組織変更に
ともない、当年度第1四半期より、電源事業がデバイス分野からその他分野へ移管されました。以上のセグメント変
更にともない、各分野の過年度の売上高及び営業収入ならびに営業利益(損失)を当四半期の表示に合わせて組替再
表示しています。
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【ビジネスセグメント情報】
売上高及び営業収入:
項目
売上高及び営業収入:
モバイル・コミュニケーション:
2013年度
第2四半期連結累計期間
2014年度
第2四半期連結累計期間
金額(百万円)
金額(百万円)
外部顧客に対するもの
セグメント間取引
計
ゲーム&ネットワークサービス:
40,374
49,887
567,009
セグメント間取引
計
354,449
1,945
341,288
1,922
356,394
343,210
外部顧客に対するもの
セグメント間取引
計
537,497
566,612
1,459
1,490
538,956
568,102
外部顧客に対するもの
290,429
101,236
セグメント間取引
計
画:
517,122
300,541
外部顧客に対するもの
映
622,681
計
デバイス:
590,054
260,167
セグメント間取引
ホームエンタテインメント&サウンド:
622,649
32
外部顧客に対するもの
イメージング・プロダクツ&ソリューション:
589,993
61
325,881
105,919
391,665
431,800
外部顧客に対するもの
336,522
376,573
233
380
計
336,755
376,953
外部顧客に対するもの
221,906
228,147
5,024
5,468
セグメント間取引
音
楽:
セグメント間取引
計
金
融:
226,930
外部顧客に対するもの
セグメント間取引
計
その他:
233,615
492,665
2,454
513,942
2,601
495,119
516,543
外部顧客に対するもの
370,990
セグメント間取引
計
全社(共通)及びセグメント間取引消去
連結合計
192,429
35,512
44,987
406,502
△157,262
237,416
△185,910
3,485,654
3,711,419
G&NS分野におけるセグメント間取引は、主としてその他分野に対するものです。
デバイス分野におけるセグメント間取引は、主としてMC分野、G&NS分野、イメージング・プロダクツ&ソリュ
ーション(以下「IP&S」)分野に対するものです。
その他分野におけるセグメント間取引は、主として映画分野、音楽分野及びG&NS分野に対するものです。
全社(共通)及びセグメント間取引消去には、ブランド及び特許権使用によるロイヤルティ収入が含まれています。
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項目
売上高及び営業収入:
2013年度
第2四半期連結会計期間
2014年度
第2四半期連結会計期間
金額(百万円)
金額(百万円)
モバイル・コミュニケーション:
外部顧客に対するもの
304,536
セグメント間取引
計
ゲーム&ネットワークサービス:
計
285,754
23,725
168,954
309,479
セグメント間取引
計
174,624
177,152
882
1,458
175,506
178,610
外部顧客に対するもの
263,383
397
セグメント間取引
計
282,354
セグメント間取引
計
画:
281,559
795
263,780
外部顧客に対するもの
映
145,073
23,881
外部顧客に対するもの
デバイス:
24
308,363
セグメント間取引
ホームエンタテインメント&サウンド:
52
304,588
外部顧客に対するもの
イメージング・プロダクツ&ソリューション:
308,339
144,752
181,143
56,537
66,569
201,289
247,712
外部顧客に対するもの
177,720
120
181,907
276
計
177,840
182,183
外部顧客に対するもの
112,731
114,671
セグメント間取引
音
楽:
セグメント間取引
計
金
融:
2,240
2,081
114,971
116,752
外部顧客に対するもの
242,495
セグメント間取引
計
その他:
268,192
1,219
1,384
243,714
269,576
外部顧客に対するもの
セグメント間取引
計
全社(共通)及びセグメント間取引消去
連結合計
193,306
18,712
87,797
20,847
212,018
108,644
△88,425
△102,162
1,774,235
1,901,511
G&NS分野におけるセグメント間取引は、主としてその他分野に対するものです。
デバイス分野におけるセグメント間取引は、主としてMC分野、G&NS分野、IP&S分野に対するものです。
その他分野におけるセグメント間取引は、主として映画分野、音楽分野及びG&NS分野に対するものです。
全社(共通)及びセグメント間取引消去には、ブランド及び特許権使用によるロイヤルティ収入が含まれています。
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セグメント別損益:
項目
営業利益(損失):
2013年度
第2四半期連結累計期間
2014年度
第2四半期連結累計期間
金額(百万円)
金額(百万円)
モバイル・コミュニケーション
ゲーム&ネットワークサービス
イメージング・プロダクツ&ソリューション
ホームエンタテインメント&サウンド
デバイス
映 画
音
金
楽
融
その他
計
全社(共通)及びセグメント間取引消去
連結営業利益(損失)
その他の収益
その他の費用
連結税引前利益(損失)
21,368
△20,534
△174,738
26,109
6,789
△8,727
37,507
15,627
22,724
△14,014
42,109
6,790
20,467
83,497
23,201
91,458
△19,394
△36,595
92,176
31,468
△42,750
△47,242
49,426
△15,774
19,877
△18,781
15,420
△21,224
50,522
△21,578
上記の営業利益(損失)は、売上高及び営業収入から売上原価、販売費・一般管理費及びその他の一般費用を差し引
き、持分法による投資利益(損失)を加えたものです。
全社(共通)及びセグメント間取引消去には、各セグメントに配賦されない本社の構造改革費用及びその他本社費用
が含まれています。また、全社(共通)及びセグメント間取引消去には、ソニーモバイルの支配権取得時にエリクソン
から取得した無形資産である知的財産権のクロスライセンス契約等の知的財産の償却費が含まれています。
ホームエンタテインメント&サウンド(以下「HE&S」)分野のうち、液晶テレビが主要製品として含まれている
テレビカテゴリーの、2013年度第2四半期連結累計期間及び2014年度第2四半期連結累計期間における営業利益(損
失)は、それぞれ△4,055百万円及び12,838百万円です。分野全体の実績に含まれる構造改革費用は製品カテゴリーに
は配賦されないため、テレビの営業利益(損失)には含まれていません。
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2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
項目
営業利益(損失):
2013年度
第2四半期連結会計期間
2014年度
第2四半期連結会計期間
金額(百万円)
金額(百万円)
モバイル・コミュニケーション
ゲーム&ネットワークサービス
8,802
△4,164
△171,998
21,790
イメージング・プロダクツ&ソリューション
ホームエンタテインメント&サウンド
△2,308
△12,094
20,098
7,966
デバイス
映 画
11,879
△17,756
29,573
△1,041
楽
融
9,696
38,388
11,815
47,686
その他
△2,473
△18,163
音
金
計
全社(共通)及びセグメント間取引消去
連結営業利益(損失)
その他の収益
その他の費用
連結税引前利益(損失)
29,970
△52,274
△16,041
△33,314
13,929
△85,588
6,581
△15,381
6,188
△10,555
5,129
△89,955
上記の営業利益(損失)は、売上高及び営業収入から売上原価、販売費・一般管理費及びその他の一般費用を差し引
き、持分法による投資利益(損失)を加えたものです。
全社(共通)及びセグメント間取引消去には、各セグメントに配賦されない本社の構造改革費用及びその他本社費用
が含まれています。また、全社(共通)及びセグメント間取引消去には、ソニーモバイルの支配権取得時にエリクソン
から取得した無形資産である知的財産権のクロスライセンス契約等の知的財産の償却費が含まれています。
HE&S分野のうち、液晶テレビが主要製品として含まれているテレビカテゴリーの、2013年度第2四半期連結会計
期間及び2014年度第2四半期連結会計期間における営業利益(損失)は、それぞれ△9,262百万円及び4,922百万円で
す。分野全体の実績に含まれる構造改革費用は製品カテゴリーには配賦されないため、テレビの営業利益(損失)には
含まれていません。
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2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
下記の表は、各セグメントにおける製品カテゴリー別の外部顧客に対する売上高及び営業収入の内訳を含んでいま
す。ソニーのマネジメントは、各セグメントをそれぞれ単一のオペレーティング・セグメントとして意思決定を行って
います。
項目
2013年度
第2四半期連結累計期間
2014年度
第2四半期連結累計期間
金額(百万円)
金額(百万円)
モバイル・コミュニケーション
589,993
622,649
ゲーム&ネットワークサービス
260,167
517,122
イメージング・プロダクツ&ソリューション
デジタルイメージング・プロダクツ
プロフェッショナル・ソリューション
その他
計
ホームエンタテインメント&サウンド
テレビ
オーディオ・ビデオ
その他
計
デバイス
半導体
コンポーネント
その他
計
映
画
映画製作
テレビ番組制作
メディアネットワーク
計
音
楽
音楽制作
音楽出版
220,135
127,198
215,700
120,538
7,116
5,050
354,449
341,288
359,692
174,948
404,731
161,137
2,857
744
537,497
566,612
168,599
120,664
200,874
121,795
1,166
3,212
290,429
325,881
168,790
85,318
201,965
86,621
82,414
87,987
336,522
376,573
158,731
30,854
159,824
32,654
32,321
35,669
221,906
228,147
融
492,665
513,942
その他
370,990
192,429
31,036
26,776
3,485,654
3,711,419
映像メディア・プラットフォーム
計
金
全社(共通)
連
結
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2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
項目
2013年度
第2四半期連結会計期間
2014年度
第2四半期連結会計期間
金額(百万円)
金額(百万円)
モバイル・コミュニケーション
304,536
308,339
ゲーム&ネットワークサービス
145,073
285,754
イメージング・プロダクツ&ソリューション
デジタルイメージング・プロダクツ
105,715
109,565
65,734
3,175
64,822
2,765
174,624
177,152
174,113
199,742
87,567
1,703
81,717
100
263,383
281,559
83,342
115,846
60,768
642
62,330
2,967
プロフェッショナル・ソリューション
その他
計
ホームエンタテインメント&サウンド
テレビ
オーディオ・ビデオ
その他
計
デバイス
半導体
コンポーネント
その他
計
144,752
181,143
画
映画製作
97,556
97,339
テレビ番組制作
45,288
34,876
44,259
40,309
177,720
181,907
楽
音楽制作
78,057
80,429
音楽出版
18,273
16,401
16,366
17,876
112,731
114,671
融
242,495
268,192
その他
193,306
87,797
15,615
14,997
1,774,235
1,901,511
映
メディアネットワーク
計
音
映像メディア・プラットフォーム
計
金
全社(共通)
連
結
IP&S分野のうち、デジタルイメージング・プロダクツカテゴリーにはコンパクトデジタルカメラ、レンズ交換式一
眼カメラ、ビデオカメラ、プロフェッショナル・ソリューションカテゴリーには放送用・業務用機器などが主要製品とし
て含まれています。HE&S分野のうち、テレビカテゴリーには液晶テレビ、オーディオ・ビデオカテゴリーにはブルー
レイディスクプレーヤー/レコーダー、家庭用オーディオ、ヘッドホン、メモリ内蔵型携帯オーディオなどが主要製品と
して含まれています。デバイス分野のうち、半導体カテゴリーにはイメージセンサー、コンポーネントカテゴリーには電
池、記録メディア、データ記録システムなどが主要製品として含まれています。映画分野のうち、映画製作には映画作品
の製作・買付・配給・販売、テレビ番組制作にはテレビ番組の制作・買付・販売、メディアネットワークには、テレビ、
デジタルのネットワークオペレーションなどが含まれます。音楽分野のうち、音楽制作にはパッケージ及びデジタルの音
楽制作物の販売やアーティストのライブパフォーマンスからの収入、音楽出版には、楽曲の詞、曲の管理及びライセン
ス、映像メディア・プラットフォームには、音楽・映像関連商品の様々なサービス提供、アニメーション作品の制作・販
売などが含まれています。
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項目
2013年度
第2四半期連結累計期間
2014年度
第2四半期連結累計期間
金額(百万円)
金額(百万円)
減価償却費及び償却費:
モバイル・コミュニケーション
10,921
10,879
ゲーム&ネットワークサービス
イメージング・プロダクツ&ソリューション
7,867
19,322
8,426
15,260
ホームエンタテインメント&サウンド
13,228
12,243
デバイス
51,860
42,602
8,986
9,256
音楽
金融(繰延保険契約費の償却を含む)
7,191
29,503
6,767
29,221
その他
14,576
6,692
163,454
141,346
25,502
25,401
188,956
166,747
映画
計
全社(共通)
連結合計
2013年度第2四半期連結累計期間
金額(百万円)
項目
構造改革費用合計
構造改革費用及び関連する減価償却費:
モバイル・コミュニケーション
構造改革に関連する
資産の減価償却費
合計
3,146
-
3,146
ゲーム&ネットワークサービス
イメージング・プロダクツ&ソリューション
382
2,132
-
-
382
2,132
ホームエンタテインメント&サウンド
デバイス
713
2,429
19
-
732
2,429
映画
音楽
871
104
-
-
871
104
金融
-
2,320
-
344
-
2,664
12,097
363
12,460
その他及び全社(共通)
連結
2014年度第2四半期連結累計期間
金額(百万円)
項目
構造改革費用合計
構造改革費用及び関連する減価償却費:
モバイル・コミュニケーション
ゲーム&ネットワークサービス
イメージング・プロダクツ&ソリューション
ホームエンタテインメント&サウンド
デバイス
映画
音楽
金融
構造改革に関連する
資産の減価償却費
合計
57
-
57
64
199
-
-
64
199
577
2,813
-
552
577
3,365
16
60
-
-
16
60
-
-
-
その他及び全社(共通)
19,558
790
20,348
連結
23,344
1,342
24,686
構造改革に関連する資産の減価償却費として開示されているものは、承認された構造改革計画のもとでの製造活動の
早期中止にともない、償却対象固定資産の耐用年数及び残存価額の見直しを行ったことにより発生した減価償却費の増
加分です。資産の減損については、発生期間において直ちに費用認識されます。
- 47 -
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
項目
2013年度
第2四半期連結会計期間
2014年度
第2四半期連結会計期間
金額(百万円)
金額(百万円)
減価償却費及び償却費:
モバイル・コミュニケーション
5,502
4,435
4,221
9,472
4,426
8,293
6,620
26,171
6,138
21,588
4,639
3,601
4,691
3,420
15,546
7,393
13,602
3,226
計
83,165
12,862
69,819
12,630
連結合計
96,027
82,449
ゲーム&ネットワークサービス
イメージング・プロダクツ&ソリューション
ホームエンタテインメント&サウンド
デバイス
映画
音楽
金融(繰延保険契約費の償却を含む)
その他
全社(共通)
2013年度第2四半期連結会計期間
金額(百万円)
項目
構造改革費用合計
構造改革費用及び関連する減価償却費:
構造改革に関連する
資産の減価償却費
合計
モバイル・コミュニケーション
ゲーム&ネットワークサービス
2,391
381
-
-
2,391
381
イメージング・プロダクツ&ソリューション
ホームエンタテインメント&サウンド
1,403
553
-
-
1,403
553
デバイス
映画
1,053
456
-
-
1,053
456
78
-
-
-
78
-
その他及び全社(共通)
1,381
110
1,491
連結
7,696
110
7,806
音楽
金融
2014年度第2四半期連結会計期間
金額(百万円)
項目
構造改革費用合計
構造改革費用及び関連する減価償却費:
構造改革に関連する
資産の減価償却費
合計
モバイル・コミュニケーション
ゲーム&ネットワークサービス
43
-
-
-
43
-
イメージング・プロダクツ&ソリューション
ホームエンタテインメント&サウンド
71
38
-
-
71
38
2,271
16
552
-
2,823
16
34
-
-
-
34
-
その他及び全社(共通)
6,278
121
6,399
連結
8,751
673
9,424
デバイス
映画
音楽
金融
構造改革に関連する資産の減価償却費として開示されているものは、承認された構造改革計画のもとでの製造活動の
早期中止にともない、償却対象固定資産の耐用年数及び残存価額の見直しを行ったことにより発生した減価償却費の増
加分です。資産の減損については、発生期間において直ちに費用認識されます。
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2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
【地域別情報】
2013年度及び2014年度の第2四半期における連結累計期間及び連結会計期間における顧客の所在国別に分類した売上
高及び営業収入は次のとおりです。
項目
売上高及び営業収入:
日本
2013年度
第2四半期連結累計期間
2014年度
第2四半期連結累計期間
金額(百万円)
金額(百万円)
1,042,587
1,010,924
米国
欧州
519,414
708,055
633,124
853,591
中国
アジア・太平洋地域
269,114
502,787
277,581
504,269
その他地域
計
443,697
431,930
3,485,654
3,711,419
項目
売上高及び営業収入:
2013年度
第2四半期連結会計期間
2014年度
第2四半期連結会計期間
金額(百万円)
金額(百万円)
日本
米国
510,837
266,872
499,545
327,838
欧州
中国
379,851
145,883
461,395
144,540
アジア・太平洋地域
245,377
225,415
259,396
208,797
1,774,235
1,901,511
その他地域
計
日本、米国ならびに中国以外の各区分に属する主な地域は次のとおりです。
(1) 欧州: イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、スペイン、スウェーデン
(2) アジア・太平洋地域: インド、韓国、オセアニア
(3) その他地域: 中近東/アフリカ、ブラジル、メキシコ、カナダ
売上高及び営業収入に関して、欧州、アジア・太平洋地域、その他地域において個別には金額的に重要性のある国は
ありません。
報告セグメント間及び地域間の取引は、ソニーのマネジメントが独立企業間価格であると考えている価格で行ってい
ます。
2013年度及び2014年度の第2四半期連結累計期間及び第2四半期連結会計期間において、単一顧客として重要な顧客
に対する売上高及び営業収入はありません。
- 49 -
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
2【その他】
訴訟
2011年5月、当社の米国子会社であるSony Electronics Inc.は、米国司法省反トラスト局から二次電池事業に関
する情報の提供を求める命令を受領しました。また、当社は、米国司法省、欧州委員会及びその他の国の当局が二
次電池市場の競争状況に関する調査を開始したと理解しています。当社は、米国司法省から、調査が終了した旨の
通知を受けていますが、欧州委員会及びその他の国の当局は引き続き調査を行っていると理解しています。また、
当社及び一部の子会社が独占禁止法に違反していたと主張し、損害賠償その他の救済を求める多くの集団訴訟が、
当該製品の直接・間接の購入者により米国その他の地域にて提起されています。しかしながら、これらの手続の段
階に照らして、不利な判決、和解その他の解決により発生し得るこれら全てに関する損害額やその幅について見積
りを行うことは現時点においては可能ではありません。
2011年前半以降、PlayStation®Network、Qriocity™及びSony Online Entertainment LLCのネットワークサービス
ならびにその他当社子会社のウェブサイトがサイバー攻撃を受けました。これらのサイバー攻撃に関して、2014年
11月10日時点で、顧客個人情報又はクレジットカードの不正使用があった旨確認されたとの報告をソニーは受けて
おりません。しかしながら、サイバー攻撃の一部に関し、ソニーは、米国の複数の州の法務長官からの公式又は非
公式な情報提供要求を含む多くの地域の当局からの問い合わせを受けております。さらに、当社及び一部の子会社
は、米国その他の地域において多くの集団訴訟の被告になっています。なお、米国における集団訴訟に関する和解
案につき、裁判所による最終的な承認の取得を条件としているものの、初期的承認はすでに取得済みです。また、
米国外の集団訴訟につき、一件は係属中ですが、その他の訴訟に関する和解契約はすでに裁判所により承認されて
います。しかしながら、これらの手続の段階に照らし、不利な判決、和解その他の解決により発生し得るこれら全
てに関する損害額やその幅について見積りを行うことは現時点においては可能ではありません。
2009年10月、当社の米国子会社であるSony Optiarc America Inc.は、米国司法省反トラスト局から光ディスクド
ライブ事業に関する情報の提供を求める命令を受領しました。また、当社は、欧州委員会及びその他の国の当局が
光ディスクドライブの競争状況に関する調査を開始したと理解しています。当社は、米国司法省から調査が終了し
た旨の通知を受け、その他のいくつかの国の当局による調査も終了していると理解していますが、欧州委員会を含
むいくつかの国の当局は引き続き調査を行っていると理解しています。また、当社及び一部の子会社が独占禁止法
に違反していたと主張し、損害賠償その他の救済を求める多くの訴訟(集団訴訟を含む)が、当該製品の直接・間
接の購入者により米国その他の地域にて提起されています。なお、それらの訴訟のうち、直接・間接の購入者それ
ぞれによる米国における集団訴訟において、かかる訴訟を集団訴訟として認めない旨の決定が、2014年10月に集団
訴訟を審理する米国連邦地方裁判所によりなされ、これに対しかかる訴訟の原告は不服の申し立てを行っておりま
す。しかしながら、これらの調査及び訴訟の段階に照らして、不利な判決、和解その他の解決により発生し得るこ
れら全てに関する損害額やその幅について見積りを行うことは現時点においては可能ではありません。
当社の米国子会社であるSony Electronics Inc.の顧客による破産申し立てに関連し、当該顧客の清算トラストか
らのSony Electronics Inc.に対する求償請求訴訟に関する事実審理(トライアル)の日程が2014年9月に設定され
ていましたが、2014年9月にかかる訴訟につき当事者間において和解が成立し、2014年10月22日に当該和解につき
裁判所の承認を取得しました。なお、当該和解によるソニーの業績、財政状態及びキャッシュ・フローに対する重
要な影響はありません。
当社及び一部の子会社は、これらの他にも複数の訴訟の被告又は政府機関による調査の対象となっています。し
かし、ソニーが現在知り得る限りの情報にもとづき、それらの訴訟その他の法的手続により生じ得る結果は、ソニ
ーの業績及び財政状態に重要な影響を与えることはないと考えています。
- 50 -
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
- 51 -
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
独立監査人の四半期レビュー報告書
2014年11月10日
ソニー株式会社
取締役会
御中 あらた監査法人
指 定 社 員
業務執行社員
公認会計士
木
村
浩
一
郎
指 定 社 員
業務執行社員
公認会計士
岩
尾
健
太
郎
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられているソニー株式会社
の2014年4月1日から2015年3月31日までの連結会計年度の第2四半期連結会計期間(2014年7月1日から2014年9月30
日まで)及び第2四半期連結累計期間(2014年4月1日から2014年9月30日まで)に係る四半期連結財務諸表、すなわ
ち、四半期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書、四半期連結キャッシュ・フロー計算書
及び四半期連結財務諸表注記について四半期レビューを行った。
四半期連結財務諸表に対する経営者の責任
経営者の責任は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第95条の規定により米国において一
般に公正妥当と認められる企業会計の基準(四半期連結財務諸表注記1及び2参照)に準拠して四半期連結財務諸表を作
成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない四半期連結財務諸表を作成し適正
に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した四半期レビューに基づいて、独立の立場から四半期連結財務諸表に対する
結論を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠し
て四半期レビューを行った。
四半期レビューにおいては、主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対して実施される質
問、分析的手続その他の四半期レビュー手続が実施される。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認
められる監査の基準に準拠して実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠を入手したと判断している。
監査人の結論
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、米国において一般に公正妥当と認めら
れる企業会計の基準(四半期連結財務諸表注記1及び2参照)に準拠して、ソニー株式会社及び連結子会社の2014年9月
30日現在の財政状態、同日をもって終了する第2四半期連結会計期間及び第2四半期連結累計期間の経営成績並びに第2
四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況を適正に表示していないと信じさせる事項がすべての重要な点において
認められなかった。
強調事項
四半期連結財務諸表注記11「セグメント情報」に記載されているとおり、会社は2014年度第1四半期連結会計期間よ
り、ビジネスセグメント区分の変更を行った。当該ビジネスセグメント区分の変更に伴い、各分野の2013年度第2四半期
連結会計期間及び2013年度第2四半期連結累計期間における売上高及び営業収入ならびに営業損益は、2014年度第2四半
期連結会計期間及び2014年度第2四半期連結累計期間の表示に合わせて修正再表示している。
当該事項は、当監査法人の結論に影響を及ぼすものではない。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
(注)1.上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期報
告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
上
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
【表紙】
【提出書類】
確認書
【根拠条文】
金融商品取引法第24条の4の8第1項
【提出先】
関東財務局長
【提出日】
2014年11月10日
【会社名】
ソニー株式会社
【英訳名】
SONY CORPORATION
【代表者の役職氏名】
代表執行役
平井
一夫
【最高財務責任者の役職氏名】
代表執行役
吉田
憲一郎
【本店の所在の場所】
東京都港区港南1丁目7番1号
【縦覧に供する場所】
株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
2014/11/06 18:43:32/14025581_ソニー株式会社_第2四半期報告書
1【四半期報告書の記載内容の適正性に関する事項】
当社の代表執行役の平井 一夫ならびに代表執行役及び最高財務責任者である吉田 憲一郎は、当社の2014年度第2
四半期(自 2014年7月1日 至 2014年9月30日)の四半期報告書の記載内容が金融商品取引法令に基づき適正に記載
されていることを確認しました。
2【特記事項】
該当事項はありません。