1.1 MB

本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。
富士通マイクロエレクトロニクス
DATA SHEET
DS07–12513–7
マイクロコントローラ 8 ビットオリジナル
CMOS
MB89820 シリーズ
MB89821/823R/825/P825/PV820
■ 概 要
MB89820 シリーズは,低電圧かつ高速動作が可能な F2MC -8L * コアを使用したワンチップマイクロコントローラです。
200 画素の表示が可能な LCD コントローラ / ドライバに加え,タイマ,UART,シリアルインタフェース,外部割込みなどの
周辺機能を内蔵しており,LCD 表示パネルに最適な構成となっています。
* : F2MC は , FUJITSU Flexible Microcontroller の略で , 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の商標です。
■ 特 長
・最小命令実行時間 : 0.8 µs/5 MHz (VCC = +5.0 V)
・F2MC-8L シリーズ CPU コア
乗除算命令
コントローラに最適な命令体系
16 ビット 演算
命令テスト&ブランチ命令
ビット操作命令 など
・LCD コントローラ・ドライバ
最大 50 セグメント × 4 コモン
LCD 電源用分割抵抗内蔵
・3 系統のタイマ
8 ビット PWM タイマ ( リロードタイマとしても PWM としても使用可能 )
8 ビット パルス幅カウントタイマ ( リロードタイマとしても使用可能 )
20 ビット タイムベースカウンタ
・2 系統のシリアルインタフェース
8 ビット 同期シリアル ( 転送方向が選べるため,様々な機器と通信可能 )
UART (5,7,8 ビット 転送が可能 )
{
(続く)
富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。
ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。
http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/
Copyright©2004-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved
2008.9
MB89820 シリーズ
(続き)
・外部割込み : 2 ch
低消費電力モード解除に使用可能 ( エッジ検出機能あり )
・低消費電力モード
ストップモード ( 発振を停止するため電流消費がほとんどない )
スリープモード (CPU を停止するため消費電流は通常動作時の約 1/3)
■ 品種構成
品名
項目
MB89821
MB89823R
量産品
( マスク ROM 品 )
分類
ROM 容量
4 K × 8 ビット
( 内蔵 ROM)
RAM 容量
128 × 8 ビット
8 K × 8 ビット
( 内蔵 ROM)
MB89825
MB89P825
MB89PV820
量産品
( マスク ROM 品 )
ワンタイム品
ピギー/エバ品
評価・開発用
16 K × 8 ビット
( 内蔵 ROM)
16 K × 8 ビット
( 内蔵 PROM,
汎用ライタ
書込み可 )
32 K × 8 ビット
( 外付け ROM)
256 × 8 ビット
基本命令数
命令ビット長
命令長
データビット長
最小命令実行時間
割込み処理時間
CPU 機能
入出力ポート (Nch オープンドレイン )
入出力ポート (Nch オープンドレイン )
入出力ポート (CMOS)
入力ポート
合 計
ポート
PWM タイマ
パルス幅
カウントタイマ
シリアル I/O
1024 × 8 ビット
: 136 命令
: 8 ビット
: 1 ∼ 3 バイト
: 1,8,16 ビット長
: 0.8 µs/5 MHz (VCC = 5.0 V)
: 7.2 µs/5 MHz (VCC = 5.0 V)
: 16 本 ( セグメント端子と兼用 ) * 1
: 6本
: 6 本 (5 本はリソース入出力と兼用 )
: 4 本 (1 本は外部割込み入力と兼用 )
: 32 本 ( 最大 )
8 ビットリロードタイマ動作 ( トグル出力可 )
8 ビット分解能 PWM 動作
動作クロック ( パルス幅カウントタイマ出力,0.8 µs,12.8 µs,51.2 µs/5 MHz)
8 ビットリロードタイマ動作
8 ビットパルス幅測定動作 ( 連続測定可,H 幅,L 幅,1 周期の測定可 )
動作クロック (0.8 µs,3.2 µs,25.6 µs/5 MHz)
8 ビット長,転送クロック ( 外部,1.6 µs,6.4 µs,
25.6 µs/5 MHz)
LSB ファースト /MSB ファースト選択可
5,7,8 ビット転送可能,ボーレイトジェネレータ内蔵 ( 最大 78125 bps/5 MHz)
UART
LCD コントローラ・
ドライバ
外部割込み
コモン出力 : 4 本
セグメント出力 : 50 本 ( 最大 )
動作モード : 1/2 バイアス・1/2 デューティ,1/3 バイアス・1/3 デューティ,
1/3 バイアス・1/4 デューティ
LCD 表示用 RAM 容量 : 50 × 4 ビット
LCD 駆動用分割抵抗 : 内蔵 ( 外部抵抗選択可 )
2 本 ( エッジ選択可 ) (1 本はパルス幅カウントタイマ入力と兼用 )
スタンバイモード
スリープモード,ストップモード
プロセス
*2
動作電圧
CMOS
2.2 V
*3
∼ 6.0 V
使用 EPROM
2.7 V ∼ 6.0 V
MBM27C256A-20TV
(LCC パッケージ )
* 1: マスクオプションにより選択となります。
* 2: 使用周波数などの条件によって異なります 「■電気的特性」
(
参照 ) 。
* 3: 2.2 V 以下の動作保証は個別に対応いたします。
2
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
■ パッケージと品種対応
パッケージ
MB89821
MB89823R
MB89825
MB89P825
MB89PV820
FPT-80P-M22
○
○
○
○
×
MQP-80C-P01
×
×
×
×
○
○ : あり × : なし
(注意事項) 各パッケージの詳細は,「■パッケージ・外形寸法図」を参照してください。
■ 品種間の相違点
1. メモリ空間
ピギー品などで評価する際には,実際に使用する品種との相違をよく確認のうえ,評価してください。特に,以下の点に
ご注意願います。
・MB89821 では,レジスタバンクの 0140H 以降が使用できません。MB89823R,MB89825,MB89P825 では,レジスタバンク
の 0180H 以降が使用できません。
・MB89P825 では,BFF0H ∼ BFF6H 番地をリードするとオプション設定データが読めます。
・スタック領域などを RAM の上限に設定している場合。
2. 消費電流
・MB89PV820 では背面ソケットに接続している EPROM の消費する電流が加わります。
・低速で動作させた場合には,
OTPROM (EPROM) 搭載品種の消費電流はマスク ROM 搭載品種より多くなります。
ただし,スリープ/ストップモードの消費電流は同等となります ( 詳細は,
「■電気的特性」を参照してください ) 。
3. マスクオプション
オプションで選択できる機能,オプションの指定方法は品種により異なります。
「■マスクオプション一覧表」で確認のうえご使用ください。
特に MB89PV820 では,オプションは固定となりますのでご注意願います。
DS07–12513–7
3
MB89820 シリーズ
■ 端子配列図
・MB89821/823R/825/P825
80
79
78
77
76
75
74
73
72
71
70
69
68
67
66
65
64
63
62
61
V1
V2
V3
COM0
COM1
COM2
COM3
SEG0
SEG1
SEG2
SEG3
SEG4
SEG5
SEG6
SEG7
SEG8
SEG9
SEG10
SEG11
SEG12
(TOP VIEW)
60
59
58
57
56
55
54
53
52
51
50
49
48
47
46
45
44
43
42
41
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
SEG13
SEG14
SEG15
SEG16
SEG17
SEG18
SEG19
SEG20
SEG21
SEG22
SEG23
SEG24
SEG25
SEG26
SEG27
SEG28
SEG29
SEG30
SEG31
SEG32
P21
P20
VCC
P17/SEG49
P16/SEG48
P15/SEG47
P14/SEG46
P13/SEG45
P12/SEG44
P11/SEG43
A10/SEG42
P07/SEG41
P06/SEG40
P05/SEG39
P04/SEG38
P03/SEG37
P02/SEG36
P01/SEG35
P00/SEG34
SEG33
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
VSS
X1
X0
RST
MOD1
MOD0
P45/SCK
P44/SO
P43/SI
P42/PWC/INT1
P41/PWM
P40
P33
P32
P31
P30/INT0
P25
P24
P23
P22
(FPT-80P-M22)
4
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
・MB89PV820
80
79
78
77
76
75
74
73
72
71
70
69
68
67
66
65
SEG5
SEG6
SEG7
SEG8
SEG9
SEG10
SEG11
SEG12
SEG13
SEG14
SEG15
SEG16
SEG17
SEG18
SEG19
SEG20
(TOP VIEW )
64
63
62
61
60
59
58
57
56
55
54
53
52
51
50
49
48
47
46
45
44
43
42
41
100
99
98
97
96
95
94
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
81
82
83
84
93
92
91
90
89
88
87
86
85
点線内はMB89PV820のみ
SEG21
SEG22
SEG23
SEG24
SEG25
SEG26
SEG27
SEG28
SEG29
VCC
SEG30
SEG31
SEG32
SEG33
P00/SEG34
P01/SEG35
P02/SEG36
P03/SEG37
P04/SEG38
P05/SEG39
P06/SEG40
P07/SEG41
P10/SEG42
P11/SEG43
P33
P32
P31
P30/INT0
P25
P24
P23
P22
P21
P20
P17/SEG49
P16/SEG48
P15/SEG47
P14/SEG46
P13/SEG45
P12/SEG44
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
SEG4
SEG3
SEG2
SEG1
SEG0
COM3
COM2
COM1
COM0
V3
V2
V1
X1
X0
VSS
RST
MOD1
MOD0
P45/SCK
P44/SO
P43/SI
P42/PWC/INT1
P41/PWM
P40
(MQP-80C-P01)
・パッケージ上側の端子配列 (MB89PV820 のみ )
端子番号
端子名
端子番号
端子名
端子番号
端子名
端子番号
端子名
81
N.C.
89
A2
97
N.C.
105
OE
82
VPP
90
A1
98
O4
106
N.C.
83
A12
91
A0
99
O5
107
A11
84
A7
92
N.C.
100
O6
108
A9
85
A6
93
O1
101
O7
109
A8
86
A5
94
O2
102
O8
110
A13
87
A4
95
O3
103
CE
111
A14
88
A3
96
VSS
104
A10
112
VCC
N.C.: 内部接続がありますので使用しないでください。
DS07–12513–7
5
MB89820 シリーズ
■ 端子機能説明
端子番号
端 子 名
QFP * 1 MQFP * 2
3
14
X0
2
13
X1
6
18
MOD0
5
17
MOD1
回路形式
機 能 説 明
A
クロック用水晶発振端子です。
B
動作モード指定入力端子です。VSS に直結してください。
RST
C
リセット入出力端子です。プルアップ抵抗付き Nch オープンドレイ
ン出力とヒステリシス入力になっています。内部の要因により端子
から“L”を出力します。また,
“L”の入力によっても内部回路が初期化
されます。
4
16
39 ∼ 32
50 ∼ 43
P00/SEG34 ∼
P07/SEG41
D
Nch オープンドレインタイプの汎用の入出力ポートです。
LCDC のセ
グメント出力と兼用しています。ポート出力とセグメント出力の切
換えは,8 ビットごとにマスクオプションで切換えます。
31 ∼ 24
42 ∼ 35
P10/SEG42 ∼
P17/SEG49
D
Nch オープンドレインタイプの汎用の入出力ポートです。
LCDC のセ
グメント出力と兼用しています。ポート出力とセグメント出力の切
換えは,4 ∼ 1 ビットごとにマスクオプションで切換えます。
22 ∼ 17
34 ∼ 29 P20 ∼ P25
F
Nch オープンドレインタイプの汎用の入出力ポートです。
プルアップ抵抗オプションがあります。
H
汎用の入力ポートです。入力はヒステリシス入力です。
外部割込み入力 (INT0) と兼用しています。
プルアップ抵抗オプションがあります。
H
汎用の入力ポートです。入力はヒステリシス入力です。
プルアップ抵抗オプションがあります。
16
15 ∼ 13
28
P30/INT0
27 ∼ 25 P31 ∼ P33
12
24
P40
E
汎用の入出力ポートです。プルアップ抵抗オプションがあります。
11
23
P41/PWM
E
汎用の入出力ポートです。プルアップ抵抗オプションがあります。
PWM タイマのトグル出力 (PWM) と兼用しています。
10
22
P42/PWC/INT1
E
汎用の入出力ポートです。プルアップ抵抗オプションがあります。
パルス幅カウントタイマの入力 (PWC) と外部割込み入力 (INT1) と
兼用しています。PWC,INT1 入力はヒステリシス入力です。
9
21
P43/SI
E
汎用の入出力ポートです。プルアップ抵抗オプションがあります
シリアル I/O と UART のデータ入力 (SI) と兼用しています。
SI 入力はヒステリシス入力です。
8
20
P44/SO
E
汎用の入出力ポートです。プルアップ抵抗オプションがあります。
シリアル I/O と UART のデータ出力 (SO) と兼用しています。
7
19
P45/SCK
E
汎用の入出力ポートです。プルアップ抵抗オプションがあります。
シリアル I/O と UART のクロック入出力 (SCK) と兼用しています。
SCK 入力はヒステリシス入力です。
5 ∼ 1,
73 ∼ 40 80 ∼ 56, SEG0 ∼ SEG33
54 ∼ 51
G
LCDC セグメント出力端子です。
77 ∼ 74
G
LCDC コモン出力端子です。
―
LCD 駆動用電源端子です。
80 ∼ 78
9∼6
COM0 ∼ COM3
12 ∼ 10 V1 ∼ V3
23
55
VCC
―
電源端子です。
1
15
VSS
―
電源 (GND) 端子です。
* 1: FPT-80P-M22
* 2: MQP-80C-P01
6
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
・外付け EPROM 用端子 (MB89PV820 のみ )
端子番号
端子名
機 能 説 明
I/O
82
VPP
O
“H”レベル出力端子です。
83
84
85
86
87
88
89
90
91
A12
A7
A6
A5
A4
A3
A2
A1
A0
O
アドレス出力端子です。
93
94
95
O1
O2
O3
I
データ入力端子です。
96
VSS
O
電源 (GND) 端子です。
98
99
100
101
102
O4
O5
O6
O7
O8
I
データ入力端子です。
103
CE
O
ROM 用チップイネーブル端子です。
スタンバイ時には“H”を出力します。
104
A10
O
アドレス出力端子です。
105
OE
O
ROM 用出力イネーブル端子です。
常に“L”を出力します。
107
108
109
A11
A9
A8
O
110
A13
O
111
A14
O
112
VCC
O
EPROM 用電源端子です。
81
92
97
106
N.C.
―
内部接続端子です。必ず開放にしてください。
DS07–12513–7
アドレス出力端子です。
7
MB89820 シリーズ
■ 入出力回路形式
分類
A
回 路
備 考
・水晶発振回路
・発振帰還抵抗 約 1 MΩ/5.0 V 時
X1
X0
スタンバイ制御信号
B
・CMOS 入力
C
・出力プルアップ抵抗 (Pch)
約 50 kΩ/5.0 V 時
・ヒステリシス入力
R
Pch
Nch
・Nch オープンドレイン出力
・CMOS 入力
・セグメント出力はオプション
D
Pch
Nch
Pch
Nch
Nch
ポート
・CMOS 出力
・CMOS 入力
・ヒステリシス入力
( リソース入力 )
・プルアップ抵抗オプション選択可
E
R
Pch
Pch
Nch
リソース
ポート
(続く)
8
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
(続き)
分類
回 路
備 考
・Nch オープンドレイン出力
・CMOS 入力
・プルアップ抵抗オプション選択可
F
R
Pch
Nch
・LCDC 出力
G
Pch
Nch
Pch
Nch
・ヒステリシス入力
・プルアップ抵抗オプション選択可
H
R
DS07–12513–7
9
MB89820 シリーズ
■ デバイスの取扱いについて
1. ラッチアップの防止
CMOS IC では,
中・高耐圧以外の入力端子や出力端子に VCC より高い電圧や VSS より低い電圧が印加された場合,または
VCC ∼ VSS 間に定格を超える電圧が印加された場合に,ラッチアップ現象を生じることがあります。
ラッチアップが起きると電源電流が激増し,素子の熱破壊の恐れがありますので,使用に際しては最大定格を超えるこ
とのないよう十分に注意してください。
アナログ系の電源投入時および切断時においてもアナログ電源 (AVCC, AVR) とアナログ入力は,ディジタル電源 (VCC)
を超えないように注意してください。
2. 未使用入力端子の処理
使用していない入力端子を開放のままにしておくと,誤動作の原因になることがありますのでプルアップまたはプルダ
ウンなどの処置をしてください。
3. A/D コンバータおよび D/A コンバータ搭載品種の電源端子処理
A/D コンバータおよび D/A コンバータを使用しない場合においても,AVCC = DAVC = VCC, AVSS = AVR = VSS に接続して
ください。
4. N.C. 端子の処理
N.C. ( 内部接続 ) 端子は,必ず開放にして使用してください。
5. 電源電圧の変動について
この規格範囲内においても電源電圧の急激な変化があると誤動作
VCC 電源電圧の動作保証範囲は規格のとおりですが,
を生じることがありますので,
IC への供給電圧はできるだけ安定化するよう心がけてください。安定化の基準として,
商
用周波数 (50 ∼ 60 Hz) での VCC リプル変動 (P – P 値 ) は標準 VCC 値の 10%以下に,また電源の切換え時などの瞬時変化に
おいては,過渡変動率が 0.1 V/ms 以下になるよう電源を抑えることを推奨いたします。
6. 外部クロック使用時の注意
外部クロック使用時においても,パワーオンリセット ( オプション選択 ) およびストップモードからの解除には,発振安
定時間がとられます。
7. 外部リセット端子 (RST) へのノイズの注意について
外部リセット端子(RST)規定値未満のリセットパルスが入力された場合,誤動作を起こすことがあります。外部リセット
端子 (RST) に規定値未満のリセットパルスが入力されないようにしてください。
10
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
■ MB89P825 の EPROM 書込みについて
MB89P825 は,MB89820 シリーズのワンタイム PROM です。
1. 特長
・16K バイト PROM 搭載
・EPROMライタによりオプション設定可能
・EPROMモード時 (ROM ライタでの書込み時 ) MBM27C256A 相当となります。
2. メモリ空間
通常動作時のアドレス
EPROM モード時のアドレス
(ROM ライタ上の対応アドレス )
0000H
I/O
0080H
RAM
0180H
禁止
8000H
0000H
禁止
BFF0H
オプション設定領域
BFF6H
3FF0H
3FF6H
オプション設定領域
空き領域
( リード値 FFH)
禁止
C000H
空き領域
( リード値 FFH)
4000H
EPROM
PROM
FFFFH
7FFFH
EPROM モードでのメモリ空間を以下に示します。
3. PROM への書込み方法
MB89P825 は,EPROM モードで MBM27C256A 相当の機能になるため,専用アダプタを使用することにより汎用の
EPROM ライタで書込みが可能です ( エレクトロニックシグネチャモードは使用できません ) 。
・書込み方法
(1) EPROM ライタを MBM27C256A の設定にする。
(2) プログラムデータを EPROM ライタの 4000H から 7FFFH にロードする ( 動作モードでの C000H から FFFFH が
EPROM モードでは 4000H から 7FFFH に相当しますので注意してください ) 。
オプション情報を EPROM ライタの 3FF0H から 3FF5H にロードする ( 各オプションとの対応は,「7.OTPROM オ
プションのビットマップ」を参照 ) 。
(3) EPROM ライタで書込みを行う。
DS07–12513–7
11
MB89820 シリーズ
4. 推奨スクリーニング条件
OTPROM のマイコンプログラム未書込み品は実装前のスクリーニング方法として,高温エージングをお薦めいたしま
す。
プログラム,ベリファイ
高温エージング
+150 °C, 48h
リード
実装
5. 書込み歩留りについて
OTPROM マイコンプログラム未書込み品は,
その性質上全ビット書込み試験を実施できません。したがって,必ずしも
書込み歩留り 100% は保証できない場合があります。
12
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
6. OTPROM オプションのビットマップ
アドレス
3FF0H
3FF1H
3FF2H
3FF3H
3FF4H
3FF5H
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
リセット
端子出力
1 有
0 無
発振安定
時間
1 218/Fc
0 214/Fc
パワーオン
リセット
1 有
0 無
空き
空き
空き
空き
リード可
リード可
リード可
リード可
リード可
空き
空き
空き
空き
空き
空き
リード可
リード可
リード可
リード可
リード可
リード可
リード可
空き
空き
リード可
リード可
P25
プルアップ
1 無
0 有
P24
プルアップ
1 無
0 有
P23
プルアップ
1 無
0 有
P22
プルアップ
1 無
0 有
P21
プルアップ
1 無
0 有
P20
プルアップ
1 無
0 有
空き
空き
リード可
リード可
P45
プルアップ
1 無
0 有
P44
プルアップ
1 無
0 有
P43
プルアップ
1 無
0 有
P42
プルアップ
1 無
0 有
P41
プルアップ
1 無
0 有
P40
プルアップ
1 無
0 有
空き
空き
空き
空き
リード可
リード可
リード可
リード可
P33
プルアップ
1 無
0 有
P32
プルアップ
1 無
0 有
P31
プルアップ
1 無
0 有
P30
プルアップ
1 無
0 有
空き
空き
空き
空き
空き
リード可
リード可
リード可
リード可
リード可
空き
空き
空き
空き
リード可
リード可
リード可
空き
空き
リード可
(注意事項) ・各ビットの初期値は“1”になっています。
・空きビットへの“0”書込みは行わないでください。
“0”書込みをしない限り空きビットの読出し値は“1”です。
DS07–12513–7
13
MB89820 シリーズ
■ ピギ/エバチップの搭載 EPROM の書込みについて
1. 使用 EPROM
MBM27C256A-20TV
2. メモリ空間
OTPROM32K・オプション PROM などの各モードでのメモリ空間を以下に示します。
アドレス
シングルチップ
(ROM ライタ上の対応アドレス )
0000H
I/O
0080H
RAM
0480H
禁止
8000H
0000H
PROM
32 K
FFFFH
EPROM
32 K
7FFFH
3. EPROM への書込み方法
(1) EPROM ライタを MBM27C256A の設定にする。
(2) プログラムデータを EPROM ライタの 0000H ∼ 7FFFH にロードする。
(3) EPROM ライタで 0000H ∼ 7FFFH の書込みを行う。
14
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
■ ブロックダイヤグラム
タイマベース
タイマ
メインクロック
発信回路
X0
X1
クロック制御
8 ビット
PWM タイマ
内
部
バ
ス
P41/PWM
外部
割込み
ポ
|
ト
4
リセット回路
(WDT)
RST
8 ビット
パルス幅
タイマ
カウンタ
6
P20~P25
P30/INT0
3
P31~P33
ポート 2
Nch オープンドレイン
入出力ポート
外部
割込み
ポ
|
ト
3
入力ポート
RA M
ノイズ
除去
P42/PWC/INT1
P45/SCK
P44/SO
P43/SI
8 ビット
シリアル
UA RT
CMOS 入出力ポート
Nch オープンドレイン
入出力ポート
16
F2MC-8L
CP U
RO M
P40
LCD
コントローラ・
ドライバ
ポ
|
ト
0
/
1
8
P00/SEG34
~P07/SEG41
8
P10/SEG42
~P17/SEG49
34
SEG0~SEG33
その他の端子
4
COM0~COM3
M OD0,M OD1
3
V C C ,V S S
DS07–12513–7
V1~V3
15
MB89820 シリーズ
■ CPU コア
1. メモリ空間
F2MC-8L CPU のメモリ空間は 64 K バイトあり,この空間の中に I/O,データ領域,プログラム領域のすべてを格納してい
ます。I/O はアドレスの最下位にあり,データ領域はそのすぐ上位アドレスに配置しています。データ領域は,用途別にレジ
スタ領域,スタック領域,ダイレクト領域などに分割することができます。プログラム領域 I/O とは正反対にアドレス空間
の最上位にあり,
その中でも最も上位に割込み・リセットベクタやベクタコール命令のテーブルなどを配置します。
MB89820 シリーズのメモリ空間の構造を以下に示します。
・メモリ空間
MB89823R
MB89821
0000H
0080H
00C0H
0000H
I/O
0140H
0000H
I/O
0080H
MB89P825
0000H
0000H
I/O
0080H
MB89PV820
I/O
0080H
I/O
未使用
RAM
0100H
0080H
MB89825
レジ
スタ
0100H
0180H
RAM
レジ
スタ
0100H
0180H
RAM
レジ
スタ
0100H
0180H
RAM
レジ
スタ
0100H
レジ
RAM
スタ
0200H
0480H
未使用
未使用
未使用
未使用
未使用
8000H
C000H
E000H
外部 ROM
C000H
ROM
PROM
F000H
ROM
ROM
FFFFH
16
FFFFH
FFFFH
FFFFH
FFFFH
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
2. レジスタ
F2MC-8L シリーズには CPU 内にある用途専用のレジスタとメモリ上にある汎用レジスタの 2 つの種類のレジスタがあ
ります。専用レジスタは以下のものが該当します。
プログラムカウンタ (PC)
アキュムレータ (A)
: 16 ビット長,
命令格納位置を示します。
: 16 ビット長,
演算などの一時記憶レジスタで 8 ビットデータ処理命令では下位側の
1 バイトを使用します。
: 16 ビット長,
アキュムレータとの間で演算を行います。
8 ビットデータ処理命令では下位側の 1 バイトを使用します。
: 16 ビット長,
インデックス修飾を行うレジスタです。
: 16 ビット長,
メモリアドレスを示すポインタです。
: 16 ビット長,
スタック領域を示します。
: 16 ビット長,
レジスタポインタやコンディションコードを格納するレジスタです。
テンポラリアキュムレータ (T)
インデックスレジスタ (IX)
エクストラポインタ (EP)
スタックポインタ (SP)
プログラムステータス (PS)
16 ビット
PC
初期値
FFFDH
:プログラムカウンタ
A
:アキュムレータ
不定
T
:テンポラリアキュムレータ
不定
IX
:インデックスレジスタ
不定
EP
:エクストラポインタ
不定
SP
:スタックポインタ
不定
RP
I フラグ= 0, IL1, 0 = 11
他のビットは不定
:プログラムステータス
CCR
PS
さらに,PS は上位 8 ビットがレジスタバンクポインタ (RP),下位 8 ビットがコンディションコードレジスタ (CCR) と分
けることができます ( 下図参照 )。
・プログラムステータスの構造
15
PS
14
13
12
11
RP
RP
DS07–12513–7
10
9
8
7
6
5
4
空き 空き 空き H
I
IL1, IL0
3
2
1
0
N
Z
V
C
CCR
17
MB89820 シリーズ
RP は現在使用しているレジスタバンクのアドレスを示すもので,RP の内容と実アドレスの関係は下図に示す変換規則
になっています。
・汎用レジスタ領域の実アドレス変換規則
OP コード下位
RP
“0”“0”“0”“0”“0”“0”“0”“1” R4 R3 R2
発生アドレス
A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9
A8
A7
A6
A5
R1
R0
b2
b1
b0
A4
A3 A2
A1
A0
CCR は演算の結果や転送データの内容を示すビットと,割込み時の CPU の動作を制御するビットがあります。
H フラグ : 演算の結果,bit3 から bit4 への繰上げや借越しが発生した場合,1 にセットされ,それ以外の場合は 0 にクリア
されます。このフラグは十進補正命令用です。
I フラグ : このフラグが 1 のとき割込みを許可し,0 のとき割込みを禁止します。リセット時に 0 になります。
IL1,IL0 : 現在許可している割込みのレベルを示します。
このビットが示す値より強い割込み要求があった場合のみ,
割
込み処理を行います。
IL1
IL0
0
0
0
1
1
0
2
1
1
3
割込みレベル
1
強弱
強い
弱い=割込みなし
N フラグ : 演算の結果,最上位ビットが 1 のとき 1 にセットされ,0 のとき 0 にクリアされます。
Z フラグ : 演算の結果,0 であれば 1 にセットされ,それ以外のとき 0 にクリアされます。
V フラグ : 演算の結果,2 の補数のオーバフローが発生したとき 1 にセットされ,発生しなかったとき 0 にクリアされま
す。
C フラグ : 演算の結果,bit7 から繰上げや借越しが発生した場合,1 にセットされ,それ以外の場合は 0 にクリアされます。
また,シフト命令ではシフトアウトした値になります。
18
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
また,汎用レジスタとして,以下のものがあります。
汎用レジスタ : 8 ビット長,データを格納するレジスタ
汎用レジスタは 8 ビット長のレジスタで,メモリ上のレジスタバンク内にあります。
1 バンクあたり 8 個のレジスタがあ
り,MB89823R/825 (RAM 256 × 8 ビット ) では全部で 16 バンクまで使用することができます。現在使用しているバンクは
レジスタバンクポインタ (RP) で示します。
(注意事項) RAM 容量により使用できるレジスタバンク数が異なります。
MB89821
0100H ∼ 013FH 8 バンク
MB89823R
0100H ∼ 017FH 16 バンク
MB89825
0100H ∼ 017FH 16 バンク
MB89P825
0100H ∼ 017FH 16 バンク
MB89PV820 0100H ∼ 01FFH 32 バンク
・レジスタバンク構成
ここのアドレス= 0100H + 8 × (RP)
R0
R1
R2
R3
R4
R5
R6
R7
16 バンク
メモリ限界
DS07–12513–7
19
MB89820 シリーズ
■ I/O マップ
アドレス
読出し/書込み
レジスタ
00H
(R/W)
PDR0
(R/W)
PDR1
ポート 1 データレジスタ
空き領域
03H
04H
ポート 0 データレジスタ
空き領域
01H
02H
レジスタの内容
(R/W)
PDR2
ポート 2 データレジスタ
05H
空き領域
06H
空き領域
07H
空き領域
08H
(R/W)
STBC
スタンバイ制御レジスタ
09H
(R/W)
WDTC
ウォッチドッグ制御レジスタ
0AH
(R/W)
TBCR
タイムベースタイマ制御レジスタ
空き領域
0BH
0CH
(R)
PDR3
ポート 3 データレジスタ
空き領域
0DH
0EH
(R/W)
PDR4
ポート 4 データレジスタ
0FH
(W)
DDR4
ポート 4 方向レジスタ
10H
空き領域
11H
空き領域
12H
(R/W)
CNTR
PWM タイマコントロールレジスタ
13H
(W)
COMR
PWM タイマコンペアレジスタ
14H
(R/W)
PCR1
PWC パルス幅コントロールレジスタ 1
15H
(R/W)
PCR2
PWC パルス幅コントロールレジスタ 2
16H
(R/W)
RLBR
PWC リロードバッファレジスタ
17H
(R/W)
NCCR
PWC ノイズ除去コントロールレジスタ 1
18H
空き領域
19H
空き領域
1AH
空き領域
1BH
空き領域
1CH
(R/W)
SMR
シリアルモードレジスタ
1DH
(R/W)
SDR
シリアルデータレジスタ
1EH
空き領域
1FH
空き領域
(続く)
20
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
(続き)
アドレス
読出し/書込み
レジスタ
レジスタの内容
20H
(R/W)
SMC1
21H
(R/W)
SRC
UART シリアルレイトコントロールレジスタ
22H
(R/W)
SSD
UART シリアルステイタス/データレジスタ
23H
(R/W)
SIDR/SODR
24H
(R/W)
SMC2
UART シリアルモードコントロールレジスタ 1
UART シリアルデータレジスタ
UART シリアルモードコントロールレジスタ 2
25H
空き領域
26H
空き領域
27H
空き領域
28H
空き領域
29H
空き領域
2AH
空き領域
2BH
空き領域
2CH
空き領域
2DH
空き領域
2EH
空き領域
2FH
空き領域
30H
(R/W)
EIC1
31H ∼ 5FH
外部割込み 1 コントロールレジスタ 1
空き領域
60H ∼ 78H
(R/W)
VRAM
表示データ RAM
79H
(R/W)
LCR1
LCDC 制御レジスタ
7AH
(R/W)
SEGR
セグメント出力選択レジスタ
空き領域
7BH
7CH
(W)
ILR1
割込みレベル設定レジスタ 1
7DH
(W)
ILR2
割込みレベル設定レジスタ 2
7EH
(W)
ILR3
割込みレベル設定レジスタ 3
7FH
空き領域
R/W = リード・ライト可
R = リードオンリ
W = ライトオンリ
(注意事項) 空き領域は,使用しないでください。
DS07–12513–7
21
MB89820 シリーズ
■ 電気的特性
1. 絶対最大定格
(VSS = 0.0 V)
定 格 値
項 目
記 号
単位
最 小
最 大
備 考
電源電圧
VCC
VSS – 0.3
VSS + 7.0
V
LCD 用電源電圧
V3
VSS – 0.3
VSS + 7.0
V
V3 端子に適用
V
VSS + 7.0 V を超えないこと。
P20 ∼ P25 のプルアップ抵抗なしの
場合と,MB89P825/PV820 の
P00 ∼ P07,P10 ∼ P17 を除く全端子
VI1
VSS – 0.3
VCC + 0.3
VI2
VSS – 0.3
VSS + 7.0
V
P20 ∼ P27 のプルアップ抵抗なしの
場合と,MB89821/823R/825 の
P00 ∼ P07,P10 ∼ P17 ( ポート選択
時 ) に適用
VI3
VSS – 0.3
V3 + 0.3
V
MB89P825/PV820 の P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17 に適用
V
VSS + 7.0 V を超えないこと。
P20 ∼ P25 のプルアップ抵抗なしの
場合と,MB89P825/PV820 の
P00 ∼ P07,P10 ∼ P17 を除く全端子
入力電圧
VO1
VSS – 0.3
VCC + 0.3
VO2
VSS – 0.3
VSS + 7.0
V
P20 ∼ P27 のプルアップ抵抗なしの
場合と,MB89821/823R/825 の
P00 ∼ P07,P10 ∼ P17 ( ポート選択
時 ) に適用
VO3
VSS – 0.3
V3 + 0.3
V
MB89P825/PV820 の P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17 に適用
“L”レベル出力電流
IOL
―
10
mA
電源以外の全端子に適用
“L”レベル平均出力電流
IOLAV
―
4
mA
平均値 ( 動作電流 × 動作率 ) ,電源以
外の全端子に適用
“L”レベル総出力電流
ΣIOL
―
40
mA
“H”レベル出力電流
IOH
―
–5
mA
電源以外の全端子に適用
“H”レベル平均出力電流
IOHAV
―
–2
mA
平均値 ( 動作電流 × 動作率 ) ,電源以
外の全端子に適用
“H”レベル総出力電流
ΣIOH
―
– 10
mA
消費電力
PD
―
300
mW
動作温度
TA
– 40
+ 85
°C
保存温度
Tstg
– 55
+ 150
°C
出力電圧
<注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ
ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。
22
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
2. 推奨動作条件
(VSS = 0.0 V)
規 格 値
項 目
記 号
電源電圧
単位
備 考
最 小
最 大
2.2 *
6.0 *
V
通常動作保証範囲*
1.5
6.0
V
ストップモード時の RAM データ
保持保証範囲
V3 端子
液晶電源範囲,最適値は使用する
液晶表示素子の特性により決まり
ます。
VCC
LCD 用電源電圧
V3
VSS
6.0
V
動作温度
TA
– 40
+ 85
°C
* : 最小動作電源電圧は使用周波数によって変わります。
図 1 動作電圧 – 動作周波数
6
5
動作保証範囲
動作電圧 (V)
4
3
2
1
1
2
3
4
5
1.0
0.8
動作周波数 (MHz)
4.0
2.0
1.3
最小命令実行時間 ( インストラクションサイクル ) µs
( 注意事項 ) 網かけ部分は MB89821/823R/825 のみ保証します。
図 1 では,インストラクションサイクル = 4/FC のときの外付け振動子の動作周波数を示します。
<注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条
件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼
性に悪影響を及ぼすことがあります。
データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され
ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。
DS07–12513–7
23
MB89820 シリーズ
3. 直流規格
(VCC = V3 = + 5.0 V,VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C)
規 格 値
項 目
記号
単位
最小
標準
最大
VIH
―
0.7 VCC * 1
―
VCC + 0.3 * 1
V
VIHS
RST, MOD0,
MOD1, INT0,
SCK, SI,
PWC/INT1
―
0.8 VCC
―
VCC + 0.3
V
VIL
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
P20 ∼ P25,
P30 ∼ P33,
P40 ∼ P45
―
VCC – 0.3
―
0.3 VCC * 1
V
VILS
RST, MOD0,
MOD1, INT0,
SCK, SI,
PWC/INT1
―
VSS – 0.3
―
0.2 VCC
V
“L”レベル入力電圧
“H”レベル出力電圧
条 件
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
P20 ∼ P25,
P30 ∼ P33,
P40 ∼ P45
“H”レベル入力電圧
オープンドレイン
出力端子印加電圧
端 子 名
VD
P20 ∼ P27,
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17
VOL1
VSS – 0.3
―
VCC + 6.0
V
IOH = – 2.0 mA
2.4
―
―
V
IOL = 1.8 mA
―
―
0.4
V
IOL = 4.0 mA
―
―
0.4
V
MOD0, MOD1,
P30 ∼ P33,
P40 ∼ P45
―
―
±5
MB89821/823R/
µA 825 のプルアップ
抵抗なし選択時
MOD0, MOD1, 0.0 V
< VI < VCC
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
P30 ∼ P33,
P40 ∼ P45
―
―
±5
MB89P825/PV820
µA のプルアップ抵抗
なし選択時
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
P20 ∼ P25
―
―
±1
MB89821/823R/
µA 825 のプルアップ
抵抗なし選択時
―
―
±1
MB89P825/PV820
µA のプルアップ抵抗
なし選択時
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
P20 ∼ P25,
P40 ∼ P45
VOL2 RST
ILI1
入力リーク電流
(Hi – Z 出力
リーク電流 )
P20 ∼ P27 の
プルアップ抵抗な
しの場合と, MB89821/823R/
825 の P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17 ( ポー
ト選択時 ) に適用
―
VOH P40 ∼ P45
“L”レベル出力電圧
備 考
ILI2
P20 ∼ P25
0.0 V
< VI < 6.0V
(続く)
24
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
(続き)
(VCC = V3 = + 5.0 V,VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C)
規 格 値
項 目
記号
端 子 名
条 件
最小
標準
最大
単 位
備 考
プルアップ抵抗
あり選択時
プルアップ抵抗値
RPULL
P20 ∼ P25,
P30 ∼ P33,
P40 ∼ P45,
RST
コモン出力
インピーダンス
RVCOM
COM0 ∼
COM3
V1 ∼ V3 = + 5.0 V
―
―
2.5
kΩ
セグメント出力
インピーダンス
RVSEG SEG0 ∼ SEG49 V1 ∼ V3 = + 5.0 V
―
―
15
kΩ
LCD 分割抵抗値
RLCD
―
V3 ∼ VSS 間
30
60
120
kΩ
ILCDL
V1 ∼ V3,
COM0 ∼
COM3,
SEG0 ∼ SEG49
―
―
―
±1
µA
LCD リーク電流
ICCS
VCC
CIN
50
100
kΩ
スリープモード
Fc = 5 MHz
tinst*3 = 0.8 µs
―
3.5
5.0
mA
MB89821,
MB89823R,
MB89825,
MB89PV820
―
4.0
6.5
mA
MB89P825
―
1.1
1.7
mA
MB89821,
MB89823R,
MB89825,
MB89PV820
MB89P825
―
0.1
1
µA
MB89821,
MB89823R,
MB89825
―
0.1
10
µA
MB89PV820
MB89P825
―
5
15
pF
スリープモード
TA = + 25°C
ICCH
入力容量
25
Fc = 5 MHz
tinst*3 = 0.8 µs
ICC
電源電流* 2
VI = 0.0 V
VCC,
VSS 以外
f = 1 MHz
* 1: MB89P825/PV820 の P00 ∼ P07,P10 ∼ P17 の入力電圧は LCD 用電源電圧 (V3 端子電圧 ) を超えないこと。
* 2: 外部クロック・出力端子開放・LCD 分割抵抗外付け条件下で規定。
MB89PV820 の場合,接続した EPROM および ICE の消費電流は含みません。
電源電流の測定条件は、外部クロックで VCC は上表中の条件 (VCC = 5.0 V) になります。
「4. 交流規格 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。
* 3: tinst については,
DS07–12513–7
25
MB89820 シリーズ
4. 交流規格
(1) リセットタイミング
(VCC = + 5.0 V ± 10%,VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C)
規 格 値
項 目
記 号
RST Low 幅
条 件
―
tZLZH
単位
最小
最大
48 tXCYL
―
備 考
ns
( 注意事項 ) ・tXCYL はメインクロックの発振周期です。
・外部リセット端子 (RST) に規定値未満のリセットパルスが入力された場合,誤動作を起こすことがあり
ます。外部リセット端子 (RST) に規定値未満のリセットパルスが入力されないようにしてください。
t ZLZH
RST
0.2 V CC
0.2 V CC
(2) パワーオンリセット
(VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C)
規 格 値
項 目
記 号
電源立上り時間
条 件
tR
単位
備 考
最小
最大
―
50
ms
パワーオンリセットありのみ
1
―
ms
繰返し動作のため
―
電源断時間
tOFF
(注意事項) 選択された発振安定時間以内で電源を立ち上げるようにしてください。
また,動作中に電源電圧を変化させる場合は電源電圧をなめらかに立ち上げることを推奨します。
2.0 V
VCC
0.2 V
0.2 V
tR
26
0.2 V
tOFF
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
(3) クロックタイミング規格
(VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C)
規 格 値
項 目
記号
クロック周波数
端子名
条件
単位
FC
備 考
最 小
標 準
最 大
1
―
5
MHz
200
―
1000
ns
水晶,
セラミック時
30
―
70
%
外部クロック時
―
―
10
ns
外部クロック時
X0,X1
クロックサイクルタイム
tXCYL
入力クロックデューティ比*
duty
入力クロック立上り,立下り時間
tCR
tCF
―
X0
* : duty = P WH/tHCYL
・X0 タイミングおよび印加条件
tXCYL
tCR
tCF
0.8 VCC
0.8 VCC
X0
0.2 VCC
0.2 VCC
0.2 VCC
・クロック印加条件
水晶振動子使用時
または
セラミック振動子使用時
X0
外部クロック使用時
X1
X0
X1
開放
FC
FC
C0
C1
(4) インストラクションサイクルタイム
(VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C)
項 目
最小命令実行時間
( インストラクションサイクル )
DS07–12513–7
記号
tinst
規 格 値 ( 標準 )
単位
4/FC
µs
備 考
FC = 5 MHz (4/FC) tinst = 0.8 µs
27
MB89820 シリーズ
(5) シリアル I/O タイミング (VCC = + 5.0 V ± 10%,VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C)
規 格 値
項 目
記 号
端子名
シリアルクロックサイクルタイム
tSCYC
SCK
SCK ↓→ SO 時間
tSLOV
SCK,SO
有効 SI → SCK ↑
tIVSH
SI,SCK
SCK ↑→ 有効 SI ホールド時間
tSHIX
SCK,SI
シリアルクロック“H”パルス幅
tSHSL
条 件
内部シフト
クロック
モード時
単位
最 小
最 大
2 tinst *
―
µs
– 200
200
ns
0.5 tinst *
―
µs
0.5 tinst *
―
µs
tinst *
―
µs
tinst *
―
µs
0
200
ns
0.5 tinst *
―
µs
0.5 tinst *
―
µs
SCK
シリアルクロック“L”パルス幅
tSLSH
SCK ↓→ SO 時間
tSLOV
SCK,SO
有効 SI → SCK ↑
tIVSH
SI,SCK
SCK ↑→ 有効 SI ホールド時間
tSHIX
SCK,SI
外部シフト
クロック
モード時
備 考
* : tinst については,「(4) インストラクションサイクル」を参照してください。
(6) UART タイミング
(VCC = + 5.0 V ± 10%,VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C)
規 格 値
項 目
記 号
端子名
シリアルクロックサイクルタイム
tSCYC
SCK
SCK ↓→ SO 時間
tSLOV
SCK,SO
有効 SI → SCK ↑
tIVSH
SI,SCK
SCK ↑→ 有効 SI ホールド時間
tSHIX
SCK,SI
シリアルクロック“H”パルス幅
tSHSL
条 件
内部シフト
クロック
モード時
単位
最 小
最 大
2 tinst *
―
µs
– 200
200
ns
0.5 tinst *
―
µs
0.5 tinst *
―
µs
tinst *
―
µs
tinst *
―
µs
0
200
ns
0.5 tinst *
―
µs
0.5 tinst *
―
µs
SCK
シリアルクロック“L”パルス幅
tSLSH
SCK ↓→ SO 時間
tSLOV
SCK,SO
有効 SI → SCK ↑
tIVSH
SI,SCK
SCK ↑→ 有効 SI ホールド時間
tSHIX
SCK,SI
外部シフト
クロック
モード時
備 考
* : tinst については,「(4) インストラクションサイクル」を参照してください。
28
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
・内部シフトクロックモード
tSCYC
2.4 V
SCK
0.8 V
0.8 V
tSLOV
2.4 V
SO
0.8 V
tIVSH
tSHIX
0.8 VCC
0.8 VCC
0.2 VCC
0.2 VCC
SI
・外部シフトクロックモード
tSHSL
tSLSH
0.8 VCC
0.8 VCC
SCK
0.2 VCC
0.2 VCC
tSLOV
SO
2.4 V
0.8 V
tIVSH
tSHIX
0.8 VCC
0.8 VCC
0.2 VCC
0.2 VCC
SI
DS07–12513–7
29
MB89820 シリーズ
(7) 周辺入力タイミング
(VCC = + 5.0 V ± 10%,VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C)
規 格 値
項 目
周辺入力“H”レベルパルス幅
周辺入力“L”レベルパルス幅
記 号
tILIH
tIHIL
端子名
PWC/INT1
INT0
条 件
単位
最 小
最 大
2 tinst *
―
µs
2 tinst *
―
µs
―
備 考
* : tinst については,「(4) インストラクションサイクル」を参照してください。
tILIH
tIHIL
0.8 VCC
PWC/INT1
INT0
30
0.2 VCC
0.8 VCC
0.2 VCC
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
■ 特性例
(1)“L”レベル出力電圧
(2)“H”レベル出力電圧
VOL − IOL
VCC - VOH − IOH
VCC = 2.5 V
VOL1 (V)
VCC = 3.0 V
VCC = 2.0 V
0.6
TA = +25 °C
VCC = 4.0 V
0.5
VCC = 5.0 V
VCC = 6.0 V
0.4
VCC = 2.5 V
VCC - VOH (V)
VCC = 2.0 V
VCC = 3.0 V
1.0
TA = +25 °C
0.9
0.8
VCC = 4.0 V
0.7
VCC = 5.0 V
0.6
VCC = 6.0 V
0.5
0.3
0.4
0.2
0.3
0.2
0.1
0.1
0
0
1
3
2
4
5
6
7
8
0
9 10
IOL (mA)
(3)“H”レベル入力電圧/“L”レベル入力電圧
-1
0
-3
-5
IOH (mA)
(CMOS ヒステリシス入力 )
VIN − VCC
VIN (V)
5.0
4.0
3.5
3.5
3.0
3.0
2.5
2.5
2.0
2.0
1.5
1.5
1.0
1.0
0.5
0.5
0
4
5
6
TA = +25 °C
4.5
4.0
3
VIN − VCC
VIN (V)
5.0
TA = +25 °C
4.5
2
-4
(4)“H”レベル入力電圧/“L”レベル入力電圧
(CMOS 入力 )
1
-2
7
VCC (V)
VIHS
VILS
0
1
2
3
4
5
6
7
VCC (V)
VIHS: ヒステリシス特性で入力電圧を“H”レベルとする
スレッシュホールド
VILS: ヒステリシス特性で入力電圧を “L” レベルとする
スレッシュホールド
DS07–12513–7
31
MB89820 シリーズ
(5) 電源電流 ( 外部クロック入力 )
ICC − VCC
ICCS − VCC
ICC (mA)
5.0
ICCS (mA)
1.5
TA = +25 °C
TA = +25 °C
1.4
4.5
FC = 5 MHz
1.3
FC = 4.2 MHz
1.2
4.0
3.5
FC = 5 MHz
1.1
FC = 3 MHz
3.0
FC = 4.2 MHz
1.0
2.5
0.9
2.0
0.8
FC = 3 MHz
0.7
1.5
FC = 1 MHz
0.6
1.0
0.5
0.5
FC = 1 MHz
0.4
0
0.3
1
2
3
4
5
7
6
0.2
VCC (V)
0.1
0
1
2
3
4
5
6
7
VCC (V)
(6) プルアップ抵抗値
RPULL − VCC
RPULL (kΩ)
1,000
TA = +25 °C
500
100
50
10
1
32
2
3
4
5
6
7
VCC (V)
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
■ マスクオプション一覧表
品 種
MB89821/823R/825
MB89P825
MB89PV820
指定方法
マスク発注時に指定
EPROM ライタで設定
設定不可 ( 固定 )
NO
1
プルアップ抵抗
[P20 ∼ P25,P30 ∼ P33,P40 ∼ P45]
1 ピンごとに設定可
1 ピンごとに設定可
プルアップ抵抗なし
2
パワーオンリセット
パワーオンリセットあり
パワーオンリセットなし
選択可
設定可
パワーオン
リセットあり
3
発振安定時間選択 (FC = 5 MHz 時 ) * 1
約 2 18/FC ( 約 52.4 ms)
約 2 14/FC ( 約 3.28 ms)
選択可
設定可
発振安定時間
218/FC ( 約 52.4 ms)
4
リセット端子出力
リセット出力あり
リセット出力なし
選択可
設定可
リセット出力あり
5
セグメント出力切換え選択
50 本 : ポート選択なし
49 本 : P17 選択
48 本 : P17 ∼ P16 選択
46 本 : P17 ∼ P14 選択
42 本 : P17 ∼ P10 選択
34 本 : P17 ∼ P10,P07 ∼ P00 選択
選択可* 2
設定可* 3
設定可* 3
* 1: 発振安定時間は原振クロックを分周して生成しています。したがって発振開始直後は発振周期が不安定なため本項
目に記載された時間はめやすとしてご使用ください。
* 2: セグメント出力切換えの選択の際は,ソフトウェアで設定された LCD コントローラのセグメント出力選択レジスタ
の内容と同じになるように選択してください。
* 3: ポート設定時にポート端子の入力電圧定格値がマスク ROM 品とは異なりますので注意してください。
ポートの設定方法は LCD コントローラのセグメント出力選択レジスタのソフトウェア設定により行います。
■ オーダ型格
型 格
パ ッ ケ ー ジ
MB89821PMC1
MB89823RPMC1
MB89825PMC1
MB89P825PMC1
プラスチック・QFP,80 ピン
(FPT-80P-M22)
MB89PV820CF
セラミック・MQFP,
80 ピン
(MQP-80C-P01)
DS07–12513–7
備 考
33
MB89820 シリーズ
■ パッケージ・外形寸法図
プラスチック・LQFP, 80 ピン
(FPT-80P-M22)
プラスチック・LQFP, 80 ピン
(FPT-80P-M22)
リードピッチ
0.65 mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
14.00 mm × 14.00 mm
リード形状
ガルウィング
封止方法
プラスチックモールド
取付け高さ
1.70 mm Max
質量
0.62 g
コード(参考)
P-LFQFP80-14×14-0.65
注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。
注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。
16.00±0.20(.630±.008)SQ
* 14.00±0.10(.551±.004)SQ
60
0.145±0.055
(.006±.002)
41
40
61
0.10(.004)
Details of "A" part
+0.20
+.008
1.50 –0.10 .059 –.004
(Mounting height)
0.25(.010)
INDEX
0~8˚
21
80
1
"A"
20
0.65(.026)
0.32±0.05
(.013±.002)
0.13(.005)
0.50±0.20
(.020±.008)
0.60±0.15
(.024±.006)
0.10±0.10
(.004±.004)
(Stand off)
M
©2007-2008
FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F80036S-c-1-2
C
2007 FUJITSU LIMITED F80036S-c-1-1
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
(続く)
34
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
(続き)
セラミック・MQFP, 80ピン
リードピッチ
0.8mm
リ ー ド 形 状
ストレート
マザーボード
の
材
質
セラミック
搭載している
ソケットの材質
プラスチック
(MQP-80C-P01)
セラミック・MQFP, 80ピン
(MQP-80C-P01)
18.70(.736)TYP
12.00(.472)TYP
INDEX AREA
16.30±0.33
(.642±.013)
15.58±0.20
(.613±.008)
1.50(.059)TYP
1.00(.040)TYP
4.50(.177)
TYP
1.27±0.13
(.050±.005)
22.30±0.33
(.878±.013)
24.70(.972)
TYP
0.30(.012)
TYP
0.80±0.25
(.0315±.010)
0.80±0.25
(.0315±.010)
+0.40
1.20 –0.20
+.016
.047 –.008
INDEX AREA
18.12±0.20
12.02(.473)
(.713±.008)
TYP
10.16(.400)
14.22(.560)
TYP
TYP
18.40(.724)
REF
INDEX
1.27±0.13
(.050±.005)
6.00(.236)
TYP
0.30(.012)TYP
7.62(.300)TYP
9.48(.373)TYP
11.68(.460)TYP
0.40±0.10
(.016±.004)
1.50(.059)
TYP
1.00(.040)
TYP
0.40±0.10
(.016±.004)
+0.40
1.20 –0.20
+.016
.047 –.008
0.15±0.05 8.70(.343)
(.006±.002) MAX
C
1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED M80001SC-4-3
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
DS07–12513–7
35
MB89820 シリーズ
■ 本版での主な変更内容
ページ
場所
⎯
⎯
変更箇所
パッケージを変更 FPT-80P-M11 → FPT-80P-M22
12
■ MB89P825 の EPROM 書込みについて
14
■ ピギ/エバチップ搭載 EPROM の書込みについて 「2. 書込みアダプタ」の項目を削除。
「6. ROM ライタ用アダプタ」の項目を削除。
33
■ オーダ型格
オーダ型格を変更
MB89821PFM → MB89821PMC1
MB89823RPFM → MB89823RPMC1
MB89825PFM → MB89825PMC1
MB89P825PFM → MB89P825PMC1
34
■ 外形寸法図
パッケージ図を変更 FPT-80P-M11 → FPT-80P-M22
変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。
36
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
MEMO
DS07–12513–7
37
MB89820 シリーズ
MEMO
38
DS07–12513–7
MB89820 シリーズ
MEMO
DS07–12513–7
39
MB89820 シリーズ
富士通マイクロエレクトロニクス株式会社
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fml/
お問い合わせ先
富士通エレクトロニクス株式会社
〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fei/
電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで ,
0120-198-610
受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます )
携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。
※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。
本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。
本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも
のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な
どについては , 当社はその責任を負いません。
本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施
権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので
はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。
本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい
ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を
伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵
器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・
製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用
されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。
半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ
う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。
本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き
をおとりください。
本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。
編集 ビジネス推進部