本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DATA SHEET DS07–12549–2 マイクロコントローラ 8 ビットオリジナル CMOS MB89800 シリーズ MB89803/805/P808/PV800 ■ 概 要 MB89800 シリーズは,低電圧かつ高速動作が可能な F2MC -8L * コアを使用したワンチップマイクロコントローラです。 240 画素の表示が可能な LCD コントローラ / ドライバに加え,タイマ,UART,シリアルインタフェース,外部割込みなどの 周辺機能を内蔵しており,LCD 表示パネルに最適な構成となっています。 *:F2MC は,FUJITSU Flexible Microcontroller の略で富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の商標です。 ■ 特 長 ・最小命令実行時間 : 0.4 µs/10 MHz (VCC = +5.0 V) ・F2MC-8L シリーズ CPU コア 乗除算命令 コントローラに最適な命令体系 16 ビット 演算 命令テスト&ブランチ命令 ビット操作命令 など ・LCD コントローラ・ドライバ 最大 70 セグメント /4 コモン LCD 電源用分割抵抗内蔵 ・3 系統のタイマ 8 ビット PWM タイマ ( リロードタイマとしても PWM としても使用可能 ) 8 ビット パルス幅カウントタイマ ( リロードタイマとしても使用可能 ) 20 ビット タイムベースカウンタ ・2 系統のシリアルインタフェース 8 ビット 同期シリアル ( 転送方向が選べるため,様々な機器と通信可能 ) UART (5,7,8 ビット 転送が可能 ) { (続く) 富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/ Copyright©2001-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2008.9 MB89800 シリーズ (続き) ・外部割込み : 2 ch 低消費電力モード解除に使用可能 ( エッジ検出機能あり ) ・低消費電力モード ストップモード ( 発振を停止するため電流消費がほとんどない ) スリープモード (CPU を停止するため消費電流は通常動作時の約 1/3) ■ 品種構成 品名 項目 MB89803 MB89805 MB89P808 MB89PV800 ワンタイム品 ピギー/エバ品 評価・開発用 48 K × 8 ビット ( 内蔵 PROM,汎用ライタ 書込み可 ) 48 K × 8 ビット ( 外付け ROM) 量産品 ( マスク ROM 品 ) 分類 ROM 容量 8 K × 8 ビット ( 内蔵 ROM) 16 K × 8 ビット ( 内蔵 ROM) RAM 容量 256 × 8 ビット 512 × 8 ビット CPU 機能 基本命令数 命令ビット長 命令長 データビット長 最小命令実行時間 割込み処理時間 入出力ポート (Nch オープンドレイン ) 入出力ポート (Nch オープンドレイン ) 入出力ポート (CMOS) 入力ポート 合 計 ポート PWM タイマ 2 K × 8 ビット : 136 命令 : 8 ビット : 1 ∼ 3 バイト : 1,8,16 ビット長 : 0.4 µs/10 MHz (VCC = 5.0 V) : 3.6 µs/10 MHz (VCC = 5.0 V) : 16 本 ( セグメント端子と兼用 ) * 1 : 6本 : 6 本 (5 本はリソース入出力と兼用 ) : 4 本 (1 本は外部割込み入力と兼用 ) : 32 本 ( 最大 ) 8 ビットリロードタイマ動作 ( トグル出力可 ) 8 ビット分解能 PWM 動作 動作クロック ( パルス幅カウントタイマ出力 , 0.4 µs, 6.4 µs, 25.6 µs/10 MHz) パルス幅 カウントタイマ シリアル I/O UART 8 ビットリロードタイマ動作 8 ビットパルス幅測定動作 ( 連続測定可,H 幅,L 幅,1 周期の測定可 ) 動作クロック (0.4 µs, 1.6 µs, 12.8 µs/10 MHz) 8 ビット長,転送クロック (0.8 µs, 3.2 µs, 12.8 µs/10 MHz) LSB ファースト /MSB ファースト選択可 5,7,8 ビット転送可能,ボーレイトジェネレータ内蔵 ( 最大 156250/10 MHz) LCD コントローラ・ ドライバ 外部割込み コモン出力 : 4 本 セグメント出力 : 70 本 ( 最大 ) 動作モード : 1/2 バイアス・1/2 デューティ,1/3 バイアス・1/3 デューティ, 1/3 バイアス・1/4 デューティ LCD 表示用 RAM 容量 : 70 × 4 ビット LCD 駆動用分割抵抗 : 内蔵 ( 外部抵抗選択可 ) 2 本 ( エッジ選択可 ) (1 本はパルス幅カウントタイマ入力と兼用 ) スタンバイモード スリープモード,ストップモード プロセス 動作電圧 CMOS *2 使用 EPROM 2.2 V ∼ 6.0 V 2.7 V ∼ 6.0 V MBM27C512-20TV (LCC パッケージ ) * 1:マスクオプションにより選択となります。 * 2:使用周波数などの条件によって異なります (「■電気的特性」参照 ) 。 2 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ ■ パッケージと品種対応 MB89803 MB89805 MB89P808 MB89PV800 FPT-100P-M20 ○ ○ ○ × FPT-100P-M06 ○ ○ ○ × MQP-100C-P01 × × × ○ パッケージ ○ : あり × : なし (注意事項)各パッケージの詳細は,「■パッケージ・外形寸法図」を参照してください。 ■ 品種間の相違点 1. メモリ空間 ピギー品などで評価する際には,実際に使用する品種との相違をよく確認のうえ,評価してください。特に,以下の点に ご注意願います。 ・MB89803 では,レジスタバンクの 0180H 以降が使用できません。 ・スタック領域などを RAM の上限に設定している場合。 2. 消費電流 ・MB89PV800 では背面ソケットに接続している EPROM の消費する電流が加わります。 ・低速で動作させた場合には, OTPROM (EPROM) 搭載品種の消費電流はマスク ROM 搭載品種より多くなります。 ただし,スリープ/ストップモードの消費電流は同等となります ( 詳細は, 「■電気的特性」を参照してください ) 。 3. マスクオプション オプションで選択できる機能,オプションの指定方法は品種により異なります。 「■マスクオプション一覧表」で確認のうえご使用ください。 特に MB89PV800 および MB89P808 では,オプションは固定となりますのでご注意願います。 DS07–12549–2 3 MB89800 シリーズ ■ 端子配列図 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 75 74 73 72 71 70 69 68 67 66 65 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 SEG64/P12 SEG65/P13 SEG66/P14 SEG67/P15 SEG68/P16 SEG69/P17 P20 P21 P22 P23 P24 P25 P30/INT0 P31 P32 P33 P40 P41/PWM P42/PWC/INT1 VSS X1 X0 RST MOD1 MOD0 SEG13 SEG12 SEG11 SEG10 SEG9 SEG8 SEG7 SEG6 SEG5 SEG4 SEG3 SEG2 SEG1 SEG0 COM3 COM2 COM1 COM0 V1 V2 V3 VCC P45/SCK P44/SO P43/SI 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 SEG38 SEG37 SEG36 SEG35 SEG34 SEG33 SEG32 SEG31 SEG30 SEG29 SEG28 SEG27 SEG26 SEG25 SEG24 SEG23 SEG22 SEG21 SEG20 SEG19 SEG18 SEG17 SEG16 SEG15 SEG14 100 99 98 97 96 95 94 93 92 91 90 89 88 87 86 85 84 83 82 81 80 79 78 77 76 SEG39 SEG40 SEG41 SEG42 SEG43 SEG44 SEG45 SEG46 SEG47 SEG48 SEG49 SEG50 SEG51 SEG52 SEG53 SEG54/P00 SEG55/P01 SEG56/P02 SEG57/P03 SEG58/P04 SEG59/P05 SEG60/P06 SEG61/P07 SEG62/P10 SEG63/P11 (TOP VIEW) (FPT-100P-M20) 4 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ 120 119 118 117 116 115 114 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 101 102 103 104 113 112 111 110 109 108 107 106 105 点線内は MB89PV800 のみ 80 79 78 77 76 75 74 73 72 71 70 69 68 67 66 65 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 SEG62/P10 SEG63/P11 SEG64/P12 SEG65/P13 SEG66/P14 SEG67/P15 SEG68/P16 SEG69/P17 P20 P21 P22 P23 P24 P25 P30/INT0 P31 P32 P33 P40 P41/PWM P42/PWC/INT1 VSS X1 X0 RST MOD1 MOD0 P43/SI P44/SO P45/SCK SEG11 SEG10 SEG9 SEG8 SEG7 SEG6 SEG5 SEG4 SEG3 SEG2 SEG1 SEG0 COM3 COM2 COM1 COM0 V1 V2 V3 VCC 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 SEG41 SEG40 SEG39 SEG38 SEG37 SEG36 SEG35 SEG34 SEG33 SEG32 SEG31 SEG30 SEG29 SEG28 SEG27 SEG26 SEG25 SEG24 SEG23 SEG22 SEG21 SEG20 SEG19 SEG18 SEG17 SEG16 SEG15 SEG14 SEG13 SEG12 100 99 98 97 96 95 94 93 92 91 90 89 88 87 86 85 84 83 82 81 SEG42 SEG43 SEG44 SEG45 SEG46 SEG47 SEG48 SEG49 SEG50 SEG51 SEG52 SEG53 SEG54/P00 SEG55/P01 SEG56/P02 SEG57/P03 SEG58/P04 SEG59/P05 SEG60/P06 SEG61/P07 (TOP VIEW ) (MQP-100C-P01) (FPT-100P-M06) ・パッケージ上側の端子配列 (MB89PV800 のみ ) 端子番号 端子名 端子番号 端子名 端子番号 端子名 端子番号 端子名 101 N.C. 109 A2 117 N.C. 125 OE 102 VPP 110 A1 118 O4 126 N.C. 103 A12 111 A0 119 O5 127 A11 104 A7 112 N.C. 120 O6 128 A9 105 A6 113 O1 121 O7 129 A8 106 A5 114 O2 122 O8 130 A13 107 A4 115 O3 123 CE 131 A14 108 A3 116 VSS 124 A10 132 VCC N.C.: 内部接続がありますので使用しないでください。 DS07–12549–2 5 MB89800 シリーズ ■ 端子機能説明 端子番号 端 子 名 LQFP * 1 MQFP/ QFP * 2 54 57 X0 55 58 X1 51 54 MOD0 52 55 MOD1 回路形式 機 能 説 明 A クロック用水晶発振端子。 B 動作モード指定入力端子。VSS に直結してください。 RST C リセット入出力端子。プルアップ抵抗付き Nch オープンドレイン 出力とヒステリシス入力になっています。内部の要因により端子 から“L”を出力します。また, “L”の入力によっても内部回路が初 期化されます。 53 56 85 ∼ 78 88 ∼ 81 P00/SEG54 ∼ P07/SEG61 D Nch オープンドレインタイプの汎用の入出力ポート。LCDC のセ グメント出力と兼用しています。ポート出力とセグメント出力の 切換えは,8 ビットごとにマスクオプションで切換えます。 77 ∼ 70 80 ∼ 73 P10/SEG62 ∼ P17/SEG69 D Nch オープンドレインタイプの汎用の入出力ポート。LCDC のセ グメント出力と兼用しています。ポート出力とセグメント出力の 切換えは,4 ∼ 1 ビットごとにマスクオプションで切換えます。 69 ∼ 64 72 ∼ 67 P20 ∼ P25 F Nch オープンドレインタイプの汎用の入出力ポート。 プルアップ抵抗オプションがあります。 P30/INT0 I 汎用の入力ポート。入力は CMOS 入力です。 外部割込み入力 (INT0) と兼用しており , この場合ヒステリシス入 力となります。 プルアップ抵抗オプションがあります。 P31 ∼ P33 H 汎用の入力ポート。入力は CMOS 入力です。 プルアップ抵抗オプションがあります。 63 66 62 ∼ 60 65 ∼ 63 59 62 P40 E 汎用の入出力ポート。プルアップ抵抗オプションがあります。 58 61 P41/PWM E 汎用の入出力ポート。プルアップ抵抗オプションがあります。 PWM タイマのトグル出力 (PWM) と兼用しています。 57 60 P42/PWC/INT1 E 汎用の入出力ポート。プルアップ抵抗オプションがあります。 パルス幅カウントタイマの入力 (PWC) と外部割込み入力 (INT1) と兼用しています。PWC,INT1 入力はヒステリシス入力です。 50 53 P43/SI E 汎用の入出力ポート。プルアップ抵抗オプションがあります シリアル I/O と UART のデータ入力 (SI) と兼用しています。 SI 入力はヒステリシス入力です。 49 52 P44/SO E 汎用の入出力ポート。プルアップ抵抗オプションがあります。 シリアル I/O と UART のデータ出力 (SO) と兼用しています。 48 51 P45/SCK E 汎用の入出力ポート。プルアップ抵抗オプションがあります。 シリアル I/O と UART のクロック入出力 (SCK) と兼用しています。 SCK 入力はヒステリシス入力です。 39 ∼ 1, 100 ∼ 86 42 ∼ 1, SEG0 ∼ SEG53 100 ∼ 89 G LCDC セグメント出力端子。 43 ∼ 40 46 ∼ 43 COM0 ∼ COM3 G LCDC コモン出力端子。 46 ∼ 44 49 ∼ 47 V3 ∼ V1 ― LCD 駆動用電源端子。 47 50 VCC ― 電源端子。 56 59 VSS ― 電源 (GND) 端子。 * 1: FPT-100P-M20 * 2: FPT-100P-M06/MQP-100C-P01 6 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ ・外付け EPROM 用端子 (MB89PV800 のみ ) 端子番号 端子名 I/O 機 能 説 明 “H”レベル出力端子。 102 VPP O 103 104 105 106 107 108 109 110 111 A12 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 O アドレス出力端子。 113 114 115 O1 O2 O3 I データ入力端子。 116 VSS O 電源 (GND ) 端子。 118 119 120 121 122 O4 O5 O6 O7 O8 I データ入力端子。 123 CE O ROM 用チップイネーブル端子。 スタンバイ時には“H”を出力します。 124 A10 O アドレス出力端子。 125 OE O ROM 用出力イネーブル端子。 常に“L”を出力します。 127 128 129 A11 A9 A8 O 130 A13 O 131 A14 O 132 VCC O EPROM 用電源端子。 101 112 117 126 N.C. ― 内部接続端子。必ず開放にしてください。 DS07–12549–2 アドレス出力端子。 7 MB89800 シリーズ ■ 入出力回路形式 分類 回 路 備 考 ・水晶発振回路 ・発振帰還抵抗 約 1 MΩ/5.0 V 時 X1 X0 A スタンバイ制御信号 ・CMOS 入力 B ・出力プルアップ抵抗 (Pch) 約 50 kΩ/5.0 V 時 ・ヒステリシス入力 R Pch C Nch ・Nch オープンドレイン出力 ・CMOS 入力 ・セグメント出力はオプション Pch Nch Pch Nch D Nch ポート ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 ・ヒステリシス入力 ( リソース入力 ) ・プルアップ抵抗オプション選択可 R Pch Pch E Nch リソース ポート (続く) 8 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ (続き) 分類 回 路 備 考 ・Nch オープンドレイン出力 ・CMOS 入力 ・プルアップ抵抗オプション選択可 R Pch F Nch ・LCDC 出力 Pch Nch G Pch Nch ・CMOS 入力 ・プルアップ抵抗オプション選択可 R H ・CMOS 入力 ( ポート ) , ヒステリシス入力 ( 割り込み ) ・プルアップ抵抗オプション選択可 R ポート I 外部割込み DS07–12549–2 9 MB89800 シリーズ ■ デバイスの取扱いについて 1. ラッチアップの防止 CMOS IC では, 中・高耐圧以外の入力端子や出力端子に VCC より高い電圧や VSS より低い電圧が印加された場合,または VCC ∼ VSS 間に定格を超える電圧が印加された場合に,ラッチアップ現象を生じることがあります。 ラッチアップが起きると電源電流が激増し,素子の熱破壊の恐れがありますので,使用に際しては最大定格を超えるこ とのないよう十分に注意してください。 2. 未使用入力端子の処理 使用していない入力端子を開放のままにしておくと,誤動作の原因になることがありますのでプルアップまたはプルダ ウンなどの処置をしてください。 3. N.C. 端子の処理 N.C. ( 内部接続 ) 端子は,必ず開放にして使用してください。 4. 電源電圧の変動について この規格範囲内においても電源電圧の急激な変化があると誤動作 VCC 電源電圧の動作保証範囲は規格のとおりですが, を生じることがありますので, IC への供給電圧はできるだけ安定化するよう心がけてください。安定化の基準として, 商 用周波数 (50 Hz ∼ 60 Hz) での VCC リプル変動 (P – P 値 ) は標準 VCC 値の 10%以下に,また電源の切換え時などの瞬時変 化においては,過渡変動率が 0.1 V/ms 以下になるよう電源を抑えることを推奨いたします。 5. 外部クロック使用時の注意 外部クロック使用時においても,パワーオンリセット ( オプション選択 ) およびストップモードからの解除には,発振安 定時間がとられます。 10 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ ■ MB89P808 の EPROM 書込みについて MB89P808 は,MB89800 シリーズのワンタイム PROM 版です。 1. 特長 ・48 K バイト PROM 搭載 ・EPROMモード時 (ROM ライタでの書込み時 ) MBM27C1001A 相当となります。 2. メモリ空間 EPROM モードでのメモリ空間を以下に示します。 通常動作モード EPROM モード時 (ROM ライタ上の対応アドレス ) 0000H 0000H I/O 0080H 0100H 0200H レジスタ RAM 0480H 空き領域 ( リード値不定 ) 使用禁止 4000H 4000H プログラム領域 (EPROM) ROM FFFFH FFFFH 空き領域 ( リード値不定 ) 1FFFFH 3. PROM への書込み方法 MB89P808 は,EPROM モードで MBM27C1001A 相当の機能になるため, 専用アダプタを使用することにより汎用の EPROM ライタで書込みが可能です ( エレクトロニックシグネチャモードは使用できません ) 。 ・書込み方法 (1) EPROM ライタを MBM27C1001A の設定にする。 (2) プログラムデータを EPROM ライタの 4000H から FFFFH にロードする 。 (3) EPROM ライタで書込みを行う。 DS07–12549–2 11 MB89800 シリーズ 4. 推奨スクリーニング条件 OTPROM のマイコンプログラム未書込み品は実装前のスクリーニング方法として,高温エージングをお薦めいたしま す。 プログラム , ベリファイ 高温エージング + 150 °C, 48 h リード 実装 5. 書込み歩留りについて OTPROM マイコンプログラム未書込み品は, その性質上全ビット書込み試験を実施することはできません。 したがっ て,必ずしも書込み歩留り 100% は保証できない場合があります。 12 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ ■ ピギ/エバチップの搭載 EPROM の書込みについて 1. 使用 EPROM MBM27C512-20TV 2. メモリ空間 OTPROM48K などの各モードでのメモリ空間を以下に示します。 通常動作モード ROM ライタ上の対応アドレス アドレス 0000H 0000H I/O 0080H 禁止 RAM 0880H 禁止 4000H 4000H PROM 48 KB FFFFH EPROM 48 KB FFFFH 3. EPROM への書込み方法 (1) EPROM ライタを MBM27C512 の設定にする。 (2) プログラムデータを EPROM ライタの 4000H ∼ FFFFH にロードする。 (3) EPROM ライタで 4000H ∼ FFFFH の書込みを行う。 DS07–12549–2 13 MB89800 シリーズ ■ ブロックダイヤグラム X0 X1 メインクロック 発振回路 タイムベース タイマ クロック制御 8 ビット PWM タイマ 内 P41/PWM 部 外部 割込み リセット回路 (WDT) RST 6 P20~P25 ポート 2 Nch オープンドレイン 入出力ポート 外部 割込み ポ P30/INT0 l バ ポ ス ト 4 l 8 ビット パルス幅 タイマ カウンタ ノイズ 除去 P42/PWC/INT1 P45/SCK P44/SO P43/SI 8 ビット シリアル UA RT ト 3 3 P31~P33 入力ポート RA M CMOS 入出力ポート P40 Nch オープンドレイン 入出力ポート ポ 16 ト 0 / 1 F 2 MC-8L CP U 8 l P00/SEG54~ P07/SEG61 8 P10/SEG62~ P17/SEG69 RO M LCD コントローラ・ ドライバ 34 SEG0~SEG53 その他の端子 4 COM0~COM3 M OD0, M OD1 3 V C C ,V S S 14 V1~V3 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ ■ CPU コア 1. メモリ空間 F2MC-8L CPU のメモリ空間は 64 K バイトあり,この空間の中に I/O,データ領域,プログラム領域のすべてを格納してい ます。I/O はアドレスの最下位にあり,データ領域はそのすぐ上位アドレスに配置しています。データ領域は,用途別にレジ スタ領域,スタック領域,ダイレクト領域などに分割することができます。プログラム領域 I/O とは正反対にアドレス空間 の最上位にあり,その中でも最も上位に割込み・リセットベクトルやベクトルコール命令のテーブルなどを配置します。 MB89800 シリーズのメモリ空間の構造を以下に示します。 ・メモリ空間 MB89803 0000H MB89805 0000H I/O 0080H 0180H レジ スタ 0000H I/O I/O 0080H 0080H 0100H 0200H レジ スタ MB89PV800 0000H 0100H 0200H I/O 0080H RAM RAM RAM 0100H MB89P808 レジ スタ RAM 0100H 0200H レジ スタ 0280H 0880H 0880H 使用禁止 使用禁止 使用禁止 使用禁止 4000H 4000H C000H プログラム ROM E000H プログラム ROM ROM ROM FFFFH DS07–12549–2 FFFFH FFFFH FFFFH 15 MB89800 シリーズ 2. レジスタ F2MC-8L シリーズには CPU 内にある用途専用のレジスタとメモリ上にある汎用レジスタの 2 つの種類のレジスタがあ ります。専用レジスタは以下のものが該当します。 プログラムカウンタ (PC) アキュムレータ (A) : 16 ビット長,命令格納位置を示します。 : 16 ビット長,演算などの一時記憶レジスタで 8 ビットデータ処理命令では下位側の 1 バイトを使用します。 テンポラリアキュムレータ (T) : 16 ビット長,アキュムレータとの間で演算を行います。 8 ビットデータ処理命令では下位側の 1 バイトを使用します。 インデックスレジスタ (IX) : 16 ビット長,インデックス修飾を行うレジスタです。 エクストラポインタ (EP) : 16 ビット長,メモリアドレスを示すポインタです。 スタックポインタ (SP) : 16 ビット長,スタック領域を示します。 プログラムステータス (PS) : 16 ビット長,レジスタポインタやコンディションコードを格納するレジスタです。 16 ビット 初期値 PC : プログラムカウンタ FFFDH A : アキュムレータ 不定 T : テンポラリアキュムレータ 不定 IX : インデックスレジスタ 不定 EP : エクストラポインタ 不定 SP : スタックポインタ 不定 PS : プログラムステータス I フラグ= 0, IL1, IL0 = 11 他のビットは不定 さらに,PS は上位 8 ビットがレジスタバンクポインタ (RP),下位 8 ビットがコンディションコードレジスタ (CCR) と分 けることができます ( 下図参照 )。 ・プログラムステータスの構造 15 PS 14 13 12 11 RP RP 16 10 9 8 7 6 5 4 空き 空き 空き H I IL1, IL0 3 2 1 0 N Z V C CCR DS07–12549–2 MB89800 シリーズ RP は現在使用しているレジスタバンクのアドレスを示すもので,RP の内容と実アドレスの関係は下図に示す変換規則 になっています。 ・汎用レジスタ領域の実アドレス変換規則 OP コード下位 RP “0”“0”“0”“0”“0”“0”“0”“1” R4 R3 R2 発生アドレス A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 R1 R0 b2 b1 b0 A4 A3 A2 A1 A0 CCR は演算の結果や転送データの内容を示すビットと,割込み時の CPU の動作を制御するビットがあります。 H フラグ : 演算の結果,ビット 3 からビット 4 への繰上げや借越しが発生した場合,1 にセットされ,それ以外の場合 は 0 にクリアされます。このフラグは十進補正命令用です。 I フラグ : このフラグが 1 のとき割込みを許可し,0 のとき割込みを禁止します。リセット時に 0 になります。 IL1,IL0 : 現在許可している割込みのレベルを示します。このビットが示す値より強い割込み要求があった場合のみ, 割込み処理を行います。 IL1 IL0 0 0 割込みレベル 強弱 強い 1 0 1 1 0 2 1 1 3 弱い=割込みなし N フラグ : 演算の結果,最上位ビットが 1 のとき 1 にセットされ,0 のとき 0 にクリアされます。 Z フラグ : 演算の結果,0 であれば 1 にセットされ,それ以外のとき 0 にクリアされます。 V フラグ : 演算の結果,2 の補数のオーバフローが発生したとき 1 にセットされ,発生しなかったとき 0 にクリアされ ます。 C フラグ : 演算の結果,ビット 7 から繰上げや借越しが発生した場合,1 にセットされ,それ以外の場合は 0 にクリア されます。また,シフト命令ではシフトアウトした値になります。 DS07–12549–2 17 MB89800 シリーズ また,汎用レジスタとして,以下のものがあります。 汎用レジスタ : 8 ビット長,データを格納するレジスタ 汎用レジスタは 8 ビット長のレジスタで,メモリ上のレジスタバンク内にあります。 1 バンクあたり 8 個のレジスタがあ り,MB89803 (RAM 256 × 8 ビット ) では全部で 16 バンクまで使用することができます。現在使用しているバンクはレジス タバンクポインタ (RP) で示します。 (注意事項) RAM 容量により使用できるレジスタバンク数が異なります。 MB89803 0100H ∼ 017FH 16 バンク MB89805 0100H ∼ 01FFH 32 バンク MB89P808 0100H ∼ 01FFH 32 バンク MB89PV800 0100H ∼ 01FFH 32 バンク ・レジスタバンク構成 ここのアドレス= 0100H + 8 × (RP) R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 16 バンク (MB89803) 32 バンク (MB89805/P808/PV800) メモリ領域 18 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ ■ I/O マップ アドレス 読出し/書込み レジスタ 00H (R/W) PDR0 空き領域 01H 02H (R/W) PDR1 ポート 1 データレジスタ 空き領域 03H 04H レジスタの内容 ポート 0 データレジスタ (R/W) PDR2 ポート 2 データレジスタ 05H 空き領域 06H 空き領域 07H 空き領域 08H (R/W) STBC スタンバイ制御レジスタ 09H (R/W) WDTC ウォッチドッグ制御レジスタ 0AH (R/W) TBCR タイムベースタイマ制御レジスタ 空き領域 0BH 0CH (R) PDR3 ポート 3 データレジスタ 空き領域 0DH 0EH (R/W) PDR4 ポート 4 データレジスタ 0FH (W) DDR4 ポート 4 方向レジスタ 10H 空き領域 11H 空き領域 12H (R/W) CNTR PWM タイマコントロールレジスタ 13H (W) COMR PWM タイマコンペアレジスタ 14H (R/W) PCR1 PWC パルス幅コントロールレジスタ 1 15H (R/W) PCR2 PWC パルス幅コントロールレジスタ 2 16H (R/W) RLBR PWC リロードバッファレジスタ 17H (R/W) NCCR PWC ノイズ除去コントロールレジスタ 1 18H 空き領域 19H 空き領域 1AH 空き領域 1BH 空き領域 1CH (R/W) SMR シリアルモードレジスタ 1DH (R/W) SDR シリアルデータレジスタ 1EH 空き領域 1FH 空き領域 (続く) DS07–12549–2 19 MB89800 シリーズ (続き) アドレス 読出し/書込み レジスタ レジスタの内容 20H (R/W) SMC1 21H (R/W) SRC UART シリアルレイトコントロールレジスタ 22H (R/W) SSD UART シリアルステイタス/データレジスタ 23H (R/W) SIDR/SODR 24H (R/W) SMC2 UART シリアルモードコントロールレジスタ 1 UART シリアルデータレジスタ UART シリアルモードコントロールレジスタ 2 25H 空き領域 26H 空き領域 27H 空き領域 28H 空き領域 29H 空き領域 2AH 空き領域 2BH 空き領域 2CH 空き領域 2DH 空き領域 2EH 空き領域 2FH 空き領域 30H (R/W) EIC1 31H ∼ 4FH 外部割込み 1 コントロールレジスタ 1 空き領域 50H ∼ 72H (R/W) VRAM 表示データ RAM 79H (R/W) LCR1 LCDC 制御レジスタ 7AH (R/W) SEGR セグメント出力選択レジスタ 空き領域 7BH 7CH (W) ILR1 割込みレベル設定レジスタ 1 7DH (W) ILR2 割込みレベル設定レジスタ 2 7EH (W) ILR3 割込みレベル設定レジスタ 3 7FH 空き領域 R/W : リード・ライト可 R : リードオンリ W : ライトオンリ (注意事項)空き領域は,使用しないでください。 20 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 (VSS = 0 V) 項 目 記 号 定 格 値 最 小 最 大 単位 備 考 電源電圧 VCC VSS – 0.3 VSS + 7.0 V LCD 用電源電圧 V3 VSS – 0.3 VSS + 7.0 V V3 ∼ V1 端子に適用 VI1 VSS – 0.3 VCC + 0.3 V P20 ∼ P25 のプルアップ抵抗あり選択時。 VSS + 7.0 V を超えないこと。 VI2 VSS – 0.3 VSS + 7.0 V P20 ∼ P25 のプルアップ抵抗なし選択時。 VI3 VSS – 0.3 V3+ 0.3 V MB89P808 と MB89PV800 の P00 ∼ P07, P10 ∼ P17 に適用。 VSS + 7.0 V を超えないこと。 VI4 VSS – 0.3 VCC + 0.3 V その他の端子。 VSS + 7.0 V を超えないこと。 VO1 VSS – 0.3 VCC + 0.3 V P20 ∼ P25 のプルアップ抵抗あり選択時。 VSS + 7.0 V を超えないこと。 VO2 VSS – 0.3 VSS + 7.0 V P20 ∼ P25 のプルアップ抵抗なし選択時。 VO3 VSS – 0.3 V3 + 0.3 V MB89P808 と MB89PV800 の P00 ∼ P07, P10 ∼ P17 に適用。 VSS + 7.0 V を超えないこと。 VO4 VSS – 0.3 VCC + 0.3 V その他の端子。 VSS + 7.0 V を超えないこと。 IOL ― + 10 mA 電源以外の全端子。 “L”レベル平均出力電流 IOLAV ― +4 mA 平均値 ( 動作電流 × 動作率 ) ,電源以外の 全端子。 “L”レベル総出力電流 ΣIOL ― + 40 mA IOH ― –5 mA 電源以外の全端子。 “H”レベル平均出力電流 IOHAV ― –2 mA 平均値 ( 動作電流 × 動作率 ) ,電源以外の 全端子。 “H”レベル総出力電流 ΣIOH ― – 10 mA 消費電力 Pd ― + 300 mW 動作温度 TA – 40 + 85 °C 保存温度 Tstg – 55 + 150 °C 入力電圧 出力電圧 “L”レベル出力電流 “H”レベル出力電流 <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 DS07–12549–2 21 MB89800 シリーズ 2. 推奨動作条件 (VSS = 0 V) 項 目 規 格 値 記 号 電源電圧 VCC 単位 備 考 最 小 最 大 2.2 * 6.0 * V 通常動作保証範囲 1.5 6.0 V ストップモード時の RAM データ 保持保証範囲 V3 端子 液晶電源範囲,最適値は使用する 液晶表示素子の特性により決まり ます。 LCD 用電源電圧 V3 VSS 6.0 V 動作温度 TA – 40 + 85 °C *:最小動作電源電圧は使用周波数によって変わります。 ・動作電圧−動作周波数 6 動作電圧 (V) 5 標準動作保証範囲 4 3 * 2 1 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 動作周波数 (MHz) *:網かけ部分は MB89803/805 のみ保証します。 <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 22 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ 3. 直流規格 (VCC = V3 = + 5 V,VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C) 項目 記号 端子 条件 VIH P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P25, P30 ∼ P33, P40 ∼ P45 “L”レベル出力 電圧 最大 ― 0.7 VCC * 1 ― VCC + 0.3 V CMOS 入力 VIHS RST, MOD0 ∼ MOD1, INT0, SCK, SI, PWC/INT1 ― 0.8 VCC ― VCC + 0.3 V CMOS ヒステリシス 入力 VIL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P25, P30 ∼ P33, P40 ∼ P45 ― VCC – 0.3 ― 0.3 VCC * 1 V CMOS 入力 VILS RST, MOD0 ∼ MOD1, INT0, SCK, SI, PWC/INT1 ― VSS – 0.3 ― 0.2 VCC V CMOS ヒステリシス 入力 VD1 P20 ∼ P25 プルアップ抵抗 なし VSS – 0.3 ― VSS + 6.0 V VSS – 0.3 ― VSS + 6.0 V MB89803/805 に適用 VSS – 0.3 ― V3*1 V MB89PV800/ P808 に適用 P00 ∼ P07, P10 ∼ P17 ― VOH P40 ∼ P45 IOH = – 2 mA 2.4 ― ― V VOL1 P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P25, P40 ∼ P45 IOL = 1.8 mA ― ― 0.4 V VOL2 RST IOL = 4.0 mA ― ― 0.4 V 0.45 V < VI < VCC プルアップ抵抗 なし ― ― ±5 µA ILI1 MOD0, MOD1, P30 ∼ P33, P40 ∼ P45 P00 ∼ P07, P10 ∼ P17 0.45 V < VI < VCC ― ― ±5 µA P20 ∼ P25 0.45 V < VI < 6 V プルアップ抵抗 なし ― ― ±1 µA P00 ∼ P07, P10 ∼ P17 0.45 V < VI < 6 V ― ― ±1 µA P20 ∼ P25, P30 ∼ P33, P40 ∼ P45, RST VI = 0 V プルアップ抵抗 あり 25 50 100 kΩ VD2 入力リーク電流 (Hi – z 出力 リーク電流 ) ILI2 プルアップ 抵抗値 備考 標準 “L”レベル入力 電圧 “H”レベル出力 電圧 単位 最小 “H”レベル入力 電圧 オープン ドレイン 出力端子 印加電圧 規格値 RPULL MB89PV800/ P808 に適用 MB89803/805 に適用 (続く) DS07–12549–2 23 MB89800 シリーズ (続き) (VCC = V3 = + 5 V,VSS = 0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C) 項目 記号 端子 条件 コモン出力 インピーダンス RVCOM COM0 ∼ COM3 セグメント出力 インピーダンス RVSEG LCD 分割抵抗値 LCD リーク電流 単位 備考 最小 標準 最大 V1 ∼ V3 = + 5.0 V ― ― 2.5 kΩ SEG0 ∼ SEG49 V1 ∼ V3 = + 5.0 V ― ― 15 kΩ RLCD ― V3 ∼ VSS 間 30 60 120 kΩ ILCDL V1 ∼ V3, COM0 ∼ COM3, SEG0 ∼ SEG69 ― ― ― ±1 µA RUN モード Fc = 5 MHz tinst = 0.8 µs ― 4.5 6 mA MB89803/805/ PV800 に適用 ― 9 15 mA MB89P808 に 適用 RUN モード Fc = 10 MHz tinst = 0.4 µs ― 9 12 mA MB89803/805/ PV800 に適用 ― 13 20 mA MB89P808 に 適用 RUN モード Fc = 5 MHz tinst = 12.8 µs ― 0.6 0.9 mA MB89803/805/ PV800 に適用 ― 3.5 7 mA MB89P808 に 適用 RUN モード Fc = 10 MHz tinst = 6.4 µs ― 1.2 1.8 mA MB89803/805/ PV800 に適用 ― 4 8 mA MB89P808 に 適用 スリープモード Fc = 5 MHz tinst = 0.8 µs ― 1.5 2 mA スリープモード Fc = 10 MHz tinst = 0.4 µs ― 3 4 mA スリープモード Fc = 5 MHz tinst = 12.8 µs ― 0.4 0.8 mA スリープモード Fc = 10 MHz tinst = 6.4 µs ― 0.8 1.6 mA ― 0.1 1 µA MB89803/805 に適用 ― 0.1 10 µA MB89P808/ PV800 に適用 ― 10 ― pF ICC1 ICC2 VCC VCC 電源電流* 2 ICCS1 ICCS2 ICCH 入力容量 規格値 CIN VCC VCC VCC VCC,VSS 以外 ストップモード TA = + 25 °C ― * 1:MB89PV800/P808 の P00 ∼ P07,P10 ∼ P17 への印加電圧は LCD 用電源電圧 (V3 端子電圧 ) を超えないこと。 * 2:外部クロック・出力端子開放・LCD 分割抵抗外付け条件下で規定。 MB89PV800 の場合,接続した EPROM および ICE の消費電流は含みません。 24 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ 4. 交流規格 (1) リセットタイミング (VCC = + 5.0 V ± 10%,VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C) 項 目 RST Low 幅 記 号 条 件 tZLZH ― 規 格 値 最小 最大 48 tXCYL ― 単位 備 考 ns t ZLZH RST 0.2 V CC 0.2 V CC (2) パワーオンリセット (VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C) 項 目 記 号 電源立上り時間 条 件 tR ― 電源断時間 tOFF 規 格 値 単位 備 考 最小 最大 ― 50 ms パワーオンリセットありのみ 1 ― ms 繰返し動作のため (注意事項)選択された発振安定時間以内で電源を立ち上げるようにしてください。 また,動作中に電源電圧を変化させる場合は電源電圧をなめらかに立ち上げることを推奨します。 2.0 V VCC 0.2 V 0.2 V tR DS07–12549–2 0.2 V tOFF 25 MB89800 シリーズ (3) クロックタイミング (VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C) 項 目 記号 クロック周波数 端子名 FC クロックサイクルタイム 入力クロックデューティ比 備 考 標 準 最 大 1 ― 10 MHz 100 ― 1000 ns 水晶,セラミック時 30 ― 70 % 外部クロック時 ― ― 10 ns 外部クロック時 X0 tCR tCF 単位 最 小 ― duty 入力クロック立上り,立下り時間 規 格 値 X0,X1 tXCYL * 条件 *:duty = P WH/tHCYL ・X0 タイミングおよび印加条件 tXCYL tCR tCF 0.8 VCC 0.8 VCC X0 0.2 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC ・クロック印加条件 水晶振動子使用時 または セラミック振動子使用時 X0 外部クロック使用時 X1 X0 X1 開放 FC FC C0 C1 (4) インストラクションサイクル (VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C) 項 目 最小命令実行時間 ( インストラクションサイクル ) 26 記号 tinst 規 格 値 最小 最大 4/FC 64/FC 単位 µs 備 考 64/FC, 16/FC, 8/FC, 4/FC DS07–12549–2 MB89800 シリーズ (5) シリアル I/O タイミング (VCC = + 5.0 V ± 10%,VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C) 項 目 シリアルクロックサイクルタイム SCK ↓→ SO 時間 有効 SI → SCK ↑ SCK ↑→ 有効 SI ホールド時間 シリアルクロック“H”パルス幅 記 号 端子名 tSCYC SCK tSLOV tIVSH tSHIX tSHSL シリアルクロック“L”パルス幅 tSLSH SCK ↓→ SO 時間 tSLOV 有効 SI → SCK ↑ SCK ↑→ 有効 SI ホールド時間 tIVSH tSHIX SCK,SO SI,SCK 条 件 内部シフト クロック モード時 SCK,SI SCK SCK,SO SI,SCK 外部シフト クロック モード時 SCK,SI 規 格 値 単位 最 小 最 大 2 tinst * ― µs – 200 + 200 ns 0.5 tinst * ― µs 0.5 tinst * ― µs tinst * ― µs tinst * ― µs 0 200 ns 0.5 tinst * ― µs 0.5 tinst * ― µs 備 考 * : tinst については,「(4) インストラクションサイクル」を参照してください。 (6) UART タイミング (VCC = + 5.0 V ± 10%,VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C) 項 目 シリアルクロックサイクルタイム SCK ↓→ SO 時間 有効 SI → SCK ↑ SCK ↑→ 有効 SI ホールド時間 シリアルクロック“H”パルス幅 記 号 端子名 tSCYC SCK tSLOV tIVSH tSHIX tSHSL シリアルクロック“L”パルス幅 tSLSH SCK ↓→ SO 時間 tSLOV 有効 SI → SCK ↑ SCK ↑→ 有効 SI ホールド時間 tIVSH tSHIX SCK,SO SI,SCK 条 件 内部シフト クロック モード時 SCK,SI SCK SCK,SO SI,SCK 外部シフト クロック モード時 SCK,SI 規 格 値 単位 最 小 最 大 2 tinst * ― µs – 200 + 200 ns 0.5 tinst * ― µs 0.5 tinst * ― µs tinst * ― µs tinst * ― µs 0 200 ns 0.5 tinst * ― µs 0.5 tinst * ― µs 備 考 * : tinst については,「(4) インストラクションサイクル」を参照してください。 DS07–12549–2 27 MB89800 シリーズ ・内部シフトクロックモード tSCYC 2.4 V SCK 0.8 V 0.8 V tSLOV 2.4 V SO 0.8 V tIVSH tSHIX 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC SI ・外部シフトクロックモード tSHSL tSLSH 0.8 VCC 0.8 VCC SCK 0.2 VCC 0.2 VCC tSLOV SO 2.4 V 0.8 V tIVSH tSHIX 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC SI 28 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ (7) 周辺入力タイミング (VCC = + 5.0 V ± 10%,VSS = 0.0 V,TA = – 40°C ∼ + 85°C) 記 号 端子名 条 件 周辺入力“H”レベルパルス幅 tILIH 周辺入力“L”レベルパルス幅 tIHIL PWC/INT1 INT0 ― 項 目 規 格 値 単位 最 小 最 大 2 t inst * ― µs 2 t inst * ― µs 備 考 *:tinst については,「(4) インストラクションサイクル」を参照してください。 tILIH tIHIL 0.8 VCC PWC/INT1 INT0 DS07–12549–2 0.2 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 29 MB89800 シリーズ ■ 特性例 (2) “H”レベル出力電圧 (1) “L”レベル出力電圧 VOL − IOL VCC - VOH − IOH VCC = 2.5 V VCC = 3.0 V VCC = 2.0 V VOL1 (V) 0.6 TA = +25 °C VCC = 4.0 V 0.5 VCC = 5.0 V VCC = 6.0 V 0.4 VCC = 2.5 V VCC - VOH (V) VCC = 2.0 V VCC = 3.0 V 1.0 TA = +25 °C 0.9 0.8 VCC = 4.0 V 0.7 VCC = 5.0 V 0.6 VCC = 6.0 V 0.5 0.3 0.4 0.2 0.3 0.2 0.1 0.1 0 0 1 3 2 4 5 6 7 8 0 9 10 IOL (mA) (3)“H”レベル入力電圧/“L”レベル入力電圧 (CMOS 入力 ) -1 0 -3 4.0 3.5 3.5 3.0 3.0 2.5 2.5 2.0 2.0 1.5 1.5 1.0 1.0 0.5 0.5 0 3 4 5 6 TA = +25 °C 4.5 4.0 2 -5 IOH (mA) VIN − VCC VIN (V) 5.0 TA = +25 °C 4.5 -4 (4)“H”レベル入力電圧/“L”レベル入力電圧 (CMOS ヒステリシス入力 ) VIN − VCC VIN (V) 5.0 1 -2 7 VCC (V) VIHS VILS 0 1 2 3 4 5 6 7 VCC (V) VIHS: ヒステリシス特性で入力電圧を“H”レベルと するスレッシュホールド VILS: ヒステリシス特性で入力電圧を“L”レベルと するスレッシュホールド 30 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ (5) 電源電流 ( 外部クロック入力 ) MB89805 ICC1 特性例 TA =+ 25 °C MB89805 ICCS1 特性例 TA =+ 25 °C 3 9 FC = 1 MHz FC = 4 MHz FC = 8 MHz FC = 10 MHz 7 6 FC = 1 MHz FC = 4 MHz FC = 8 MHz FC = 10 MHz 2.5 電源電流 〔mA〕 電源電流 〔mA〕 8 5 4 3 2 2 1.5 1 0.5 1 0 0 0 1 2 3 4 5 6 0 1 2 電源電圧 〔V〕 MB89805 ICC2 特性例 TA =+ 25 °C 4 5 6 MB89805 ICCS2 特性例 TA =+ 25 °C 1 1.4 0.9 1.0 電源電流 〔mA〕 FC = 1 MHz FC = 4 MHz FC = 8 MHz FC = 10 MHz 1.2 電源電流 〔mA〕 3 電源電圧 〔V〕 0.8 0.6 0.4 0.2 FC = 1 MHz FC = 4 MHz FC = 8 MHz FC = 10 MHz 0.8 0.7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0 0 0 1 2 3 4 5 0 6 1 2 3 4 5 6 電源電圧 〔V〕 電源電圧 〔V〕 (6) プルアップ抵抗値 RPULL − VCC RPULL (kΩ) 1,000 TA = +25 °C 500 100 50 10 1 DS07–12549–2 2 3 4 5 6 7 VCC (V) 31 MB89800 シリーズ ■ マスクオプション一覧表 品種 MB89803/805 MB89P808, MB89PV800 指定方法 マスク発注時に指定 固定 1 ピンごとに設定可 なし No プルアップ抵抗 1 [P20 ∼ P25,P30 ∼ P33,P40 ∼ P45] 2 パワーオンリセット あり / なし 選択可 あり 3 発振安定時間選択 (FC = 10 MHz 時 ) * 1 約 2 17/FC ( 約 13.1 ms) 約 2 13/FC ( 約 0.81 ms) 選択可 217/FC 4 リセット端子出力 あり / なし 選択可 あり 5 セグメント出力切換え選択 70 本 : ポート選択なし 69 本 : P17 選択 68 本 : P17 ∼ P16 選択 66 本 : P17 ∼ P14 選択 62 本 : P17 ∼ P10 選択 54 本 : P17 ∼ P10,P07 ∼ P00 選択 選択可* 2 設定可* 3 * 1:発振安定時間は原振クロックを分周して生成しています。したがって発振開始直後は発振周期が不安定なため本項 目に記載された時間はめやすとしてご使用ください。 * 2:セグメント出力切換えの選択の際は,ソフトウエアで設定された LCD コントローラのセグメント出力選択レジス タの内容と同じになるように選択してください。 * 3:ポート設定時に , ポート端子の入力電圧定格値がマスク ROM 品とは異なりますので注意してください。 ポートの設定方法は , LCD コントローラのセグメント出力選択レジスタのソフトウエア設定により行います。 ■ オーダ型格 型 格 MB89803PF MB89805PF MB89P808PF パ ッ ケ ー ジ プラスチック・QFP,100 ピン (FPT-100P-M06) MB89803PMC MB89805PMC MB89P808PMC プラスチック・LQFP,100 ピン (FPT-100P-M20) MB89PV800CF セラミック・MQFP,100 ピン (MQP-100C-P01) 32 備 考 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・LQFP, 100 ピン (FPT-100P-M20) リードピッチ 0.50 mm パッケージ幅× パッケージ長さ 14.0 mm × 14.0 mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70 mm Max 質量 0.65 g コード(参考) P-LFQFP100-14×14-0.50 プラスチック・LQFP, 100 ピン (FPT-100P-M20) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 16.00±0.20(.630±.008)SQ * 14.00±0.10(.551±.004)SQ 75 51 76 50 0.08(.003) Details of "A" part +0.20 26 100 1 25 C 0.20±0.05 (.008±.002) 0.08(.003) M 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) 0°~8° "A" 0.50(.020) +.008 1.50 –0.10 .059 –.004 (Mounting height) INDEX 0.145±0.055 (.0057±.0022) 2005 -2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F100031S-c-3-3 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.25(.010) 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) DS07–12549–2 33 MB89800 シリーズ プラスチック・QFP, 100 ピン リードピッチ 0.65mm パッケージ幅× パッケージ長さ 14.00 × 20.00mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 3.35mm MAX コード(参考) P-QFP100-14×20-0.65 (FPT-100P-M06) プラスチック・QFP, 100 ピン (FPT-100P-M06) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 23.90±0.40(.941±.016) * 20.00±0.20(.787±.008) 80 51 81 50 0.10(.004) 17.90±0.40 (.705±.016) *14.00±0.20 (.551±.008) INDEX Details of "A" part 100 1 30 0.65(.026) 0.32±0.05 (.013±.002) 0.13(.005) M "A" ©2002-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F100008S-c-5-6 C 0.25(.010) +0.35 3.00 –0.20 +.014 .118 –.008 (Mounting height) 0~8˚ 31 2002 FUJITSU LIMITED F100008S-c-5-5 0.17±0.06 (.007±.002) 0.80±0.20 (.031±.008) 0.88±0.15 (.035±.006) 0.25±0.20 (.010±.008) (Stand off) 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) 34 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ (続き) リードピッチ 0.65mm リ ー ド 形 状 ストレート マザーボード の 材 質 セラミック 搭載している パッケージの材質 プラスチック (MQP-100C-P01) セラミック・MQFP, 100ピン (MQP-100C-P01) 18.70(.736)TYP INDEX AREA 16.30±0.33 (.642±.013) 15.58±0.20 (.613±.008) 12.35(.486)TYP +0.40 1.20 –0.20 +.016 .047 –.008 0.65±0.15 (.0256±.0060) 0.65±0.15 (.0256±.0060) 1.27±0.13 (.050±.005) 22.30±0.33 (.878±.013) 24.70(.972) TYP 0.30(.012) TYP 1.27±0.13 (.050±.005) 18.12±0.20 12.02(.473) (.713±.008) TYP 10.16(.400) 14.22(.560) TYP TYP 0.30(.012)TYP 7.62(.300)TYP 0.30±0.08 (.012±.003) 18.85(.742) TYP 0.30±0.08 (.012±.003) +0.40 1.20 –0.20 +.016 .047 –.008 9.48(.373)TYP 11.68(.460)TYP 10.82(.426) 0.15±0.05 MAX (.006±.002) C 1994 -2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED M100001SC-1-3 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ DS07–12549–2 35 MB89800 シリーズ ■ 本版での主な変更内容 ページ 場所 ⎯ ⎯ 変更箇所 パッケージを変更 FPT-100P-M05 → FPT-100P-M20 12 ■ MB89P808 の EPROM 書込みについて 「6. ROM ライタ用アダプタ」の項目を削除。 13 ■ ピギ/エバチップ搭載 EPROM の書込みに 「2. 書込みアダプタ」の項目を削除。 ついて ■ オーダ型格 オーダ型格を変更 MB89803PFV → MB89803PMC MB89805PFV → MB89805PMC MB89P808PFV → MB89P808PMC ■ パッケージ・外形寸法図 パッケージ図を変更 FPT-100P-M05 → FPT-100P-M20 32 33 変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。 MB89800 シリーズ MEMO DS07–12549–2 37 MB89800 シリーズ MEMO 38 DS07–12549–2 MB89800 シリーズ MEMO DS07–12549–2 39 MB89800 シリーズ 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 ビジネス推進部