「市場別動向と取組み」 2011年6月24日(金) 取締役 営業サービス本部 副本部長 新名 清人 市場別動向と取組み 1.水晶市場規模と当社シェア 2.市場別動向とNDKの取組み 3.新製品紹介 2 1.水晶市場規模と当社シェア 3 1.水晶市場規模と当社シェア 水晶の主要市場と用途 移動体通信市場 AV・OA市場 ・携帯電話/スマートフォン ・テレビ(液晶・PDP) ・パソコン/周辺機器(HDD、USBメモリー等) ・ゲーム機 ・デジタルスチル/ビデオカメラ ・デジタルポータブルオーディオ ・サーバー ・その他オフィス機器 ・GPS、PND ・データカード ・コードレス電話 ・その他 移動無線装置 水晶デバイスはエレクトロニクス社会の 固定通信市場 あらゆる場面で活躍しています 車載市場 ・伝送装置(光通信関連装置、WDM等) ・移動体通信基地局 ・衛星通信関連 ・デジタル放送用装置 ・加入者無線用装置 ・その他通信端末(ルーター、モデム等) ・エンジンコントロール ・カーナビゲーション ・エアバック ・キーレスエントリーシステム/スマートキー ・タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム ・ITS関連各種機器 ・テレマティクス関連各種機器 4 1.水晶市場規模と当社シェア 水晶製品生産推移(数量ベース) (QIAJ:日本水晶デバイス工業会) <QIAJ予測> 11年度は、10年度に引続きプラス (但し、震災の影響は加味していない) 5 1.水晶市場規模と当社シェア QIAJにおける当社シェア(金額) (QIAJ:日本水晶デバイス工業会) 当社シェア 22% 2010年度 QIAJ合計 2,279億円 6 2.市場別動向とNDKの取組み 7 *携帯電話市場 *AV/OA市場 *固定通信市場 *車載市場 8 2.市場別動向とNDKの取組み 携帯電話市場 水晶製品を使用する携帯電話の機能 RF GPS TV チューナ Bluetooth W-LAN 携帯電話には2~8個の 水晶製品が使用されている 時計 カメラ RFID (フェリカ) 9 2.市場別動向とNDKの取組み 携帯電話市場 携帯電話生産台数実績と予測 単位:百万台 2,000 113% 113% 106% 106% 97% 100% 1,500 1,443 1,000 1,130 120% 1,536 1,627 80% 1,273 60% 台数 前年比 40% 500 20% 0% 0 2009 2010 2011 2012 2013 <携帯電話の動向> *携帯電話の生産は今後も伸びる。2011年は、対前年13%の伸び。 10 2.市場別動向とNDKの取組み スマートフォン市場 携帯電話全体に占めるスマートフォンの割合 単位:百万台 2,000 38% 35% 31% 1,500 1,536 40% 1,627 30% 1,443 通常端末 1,273 1,130 1,000 16% 22% 990 1,005 スマートフォン 1,010 20% スマートフォン 構成比 987 952 500 0 10% 178 286 2009 2010 453 531 617 0% 2011 2012 2013 NDKの取組み ◆ 水晶製品を多く使用するスマートフォンへの参入・拡販 ◆ スマートフォンなどに搭載されているGPS用水晶発振器(TCXO)で拡販 11 *携帯電話市場 *AV/OA市場 *固定通信市場 *車載市場 12 2.市場別動向とNDKの取組み AV/OA市場 セット機器1台当りの水晶製品使用数 薄型TV 8~12個 ゲーム機 (Wii、PS3、Xbox) 4~6個 ノートパソコン 5~7個 *使用される水晶製品数は、セット機器の設計や高級機/ローコスト機等により異なるがここに記したのは一例。 13 2.市場別動向とNDKの取組み AV/OA市場 AV/OA機器の主なセット機器生産台数推定 単位:百万台 5,000 118% 110% 4,000 3,000 2,924 3,213 108% 3,465 108% 3,728 120% 100% 80% 2,483 60% 2,000 40% 1,000 20% 0% 0 2009 2010 2011 2012 2013 STB PortableAudio Game Printer PC(Desktop) DSC/DVC Blu‐Ray LCDMoniter USBMemory PC(Notebook) TV(LCD,PDP) Tuner WLAN HDD 前年比 <AV/OAセット機器全体の動向> *2010年以降も堅調な成長の見通し *ネット利用の増大によるタブレットも含めたPC関連機器の伸び、AV機器へのHDD やWiFiの搭載が進んだことにより需要は堅調な伸びを示している。 14 2.市場別動向とNDKの取組み AV/OA市場 AV/OA機器の生産地域割合 北米 その他 2% 1% 日本 4% 中南米 5% 欧州 AV/OA機器生産地域動向 6% *大きく伸びるAV/OA製品 の生産場所は、主に中国圏。 世界の65% を占めている (2010年)。 アジア 17% 中国圏 65% NDKの取組み ◆AV市場:日系及び韓国メーカーでの認定活動を行い、中国で拡販 ◆OA市場:米国及び台湾メーカーでの認定活動を行い、中国で拡販 15 *携帯電話市場 *AV/OA市場 *固定通信市場 *車載市場 16 2.市場別動向とNDKの取組み 固定通信市場 通信量の爆発的増加 <通信量の動向> *高精細動画像系データの増加により、2010年⇒2015年で26倍増の予測 17 2.市場別動向とNDKの取組み 固定通信市場 海底ケーブルの敷設状況 ◆海底ケーブルの陸揚局に水晶発振器が使用される 18 2.市場別動向とNDKの取組み 固定通信市場 有線通信…光通信装置 メーカー別シェア 出荷金額 単位:百万$ Total 20,000 109% 2010年 前年比 109% 109% 120% OTHERS 17% 100% 100% 90% 15,000 80% 60% 10,000 40% 5,000 20% 0% 0 2009 2010 2011 2012 (金額ベース) 2013 NEC 4% Huawei (中国) 23% Ericsson 4% NokiaSiemens 4% CISCO 5% 富士通 7% CIENA ZTE(中国) 10% 8% Alcatel‐ Lucent (フランス) 18% NDKの取組み ◆成長が見込まれる中国上位顧客への取り組みを強化 19 2.市場別動向とNDKの取組み 固定通信市場 無線系…携帯電話基地局 単位:千台 2,000 メーカー別シェア 出荷台数 111% 109% 107% 108% 95% 120% 100% WiMAX 1,500 80% CDMA LTE 1,000 60% 3G 40% 500 20% 0 0% 2009 2010 2011 2012 GSM/GPRS /EDGE 前年比 OTHERS ZTE 6% (中国) 4% Alcatel‐ Lucent (フランス) 15% Huawei (中国) 19% 2013 (金額ベース) 2010年 Ericsson (スウェーデン) 35% Nokia‐ Siemens (フィンランド) 21% NDKの取組み ◆お客様との関係の一層強化による拡販 20 *携帯電話市場 *AV/OA市場 *固定通信市場 *車載市場 21 2.市場別動向とNDKの取組み 車載市場 水晶デバイスを使用する各種カーエレクトロニクス機器 自動車には、マイコンの基準クロック用・無線通信用途等で多くの水晶製品が使用されます (小型車で約20個、高級車で約100個) 電子制御パワステ カーナビゲーション 盗難防止装置 キーレスエントリー ヘッドアップディスプレイ 後方監視カメラ(CCD) ETC 後方障害物センサー (ソナー/超音波) エンジンコントロール 前方視認性カメラ (CCD) 電子制御サスペンション エアバック 横滑り防止装置 TPMS(空気圧センサー) ABS 電子制御トランスミッション 車々間/路車間センサー (ミリ波レーダー) 22 2.市場別動向とNDKの取組み 車載市場 自動車世界生産台数 国別実績と予測(トラック、バス除く) 単位:万台 14,000 121% 104% 12,000 10,000 108% 120% 6,922 7,182 7,773 8,386 中東・アフリカ 中東欧 100% 87% 8,000 6,000 108% 80% 南米 西欧 北米 5,744 60% 4,000 40% 2,000 20% アジア 中国圏 日本・韓国 前年比 0% 0 2009 2010 2011 2012 2013 <自動車生産の動向> *2009年は生産台数が落ちたが、2010年に大幅に回復。 それ以降堅調な伸びの予測。 *2009年は中国が生産・販売ともに世界一。 23 2.市場別動向とNDKの取組み 車載市場 ハイブリッドカー・電気自動車の世界生産台数予測 単位: 万台 自動車生産数 12,000 7.5% 10,000 10% 8.1% 8.5% 8% 6.4% 8,000 6,000 割合 HEV/PHEV/EV生産数 5.6% 3.6% 4,000 5,993 3.7% 6,882 7,382 7,820 8,300 8,792 9,232 4% 2% 2,000 215 6% 257 412 497 626 714 782 0 0% 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 NDKの取組み ◆ ハイブリッドカーでの売上増/電気自動車への認定活動 ◆ 情報機器、及び法制化対象機器など、今後伸びる用途への認定活動 24 3.新製品紹介 25 3.新製品紹介…LTE 基地局向け高精度OCXO *LTE(次世代高速通信)の携帯電話基地局には高精度OCXOが必要 ■±1ppbの高精度を実現したOCXO(恒温槽使用の発振器)を開発。 ■LTEの世界的な普及はこれからだが、既存のFOMAなどの3G通信規格と マルチ化された基地局の設置が進む。 単位:千台 1,600 【 基地局 出荷台数推移 】 1,400 WiMAX NH37M28LC 1,200 CDMA 1,000 LTE マルチ基地局化 (LTE+3G)が進む 800 600 3G 400 サイズ: 37(L)×28(W)×19(h) mm GSM/GPRS /EDGE 200 0 2009 2010 2011 2012 2013 26 3.新製品紹介…フェムトセル基地局向け高精度TCXO *フェムトセル基地局=家庭やオフィスに設置される携帯電話用の小型基地局 ■OCXOレベルの高安定をTCXOで: ・ OCXOの高安定(±100ppb)を小型化が可能なTCXOで実現 ■恒温槽を使用しないことによるメリット: ・ 小型(7 x 5 x 2.0mm) ・ 消費電力が少ない ・ 立ち上がり時間が短く、電源投入後、瞬時に使用可能 【 総合周波数安定度範囲 】 <NT7050BB> 外形寸法 7.0×5.0×2.0mm typ. 【 消費電力 】 (Type) 新製品の領域 SPXO TCXO OCXO 0.001 0.01 0.1 (100ppb) 1 10 100 (ppm) 27 ご清聴ありがとうございました。 今後ともご支援のほど、 宜しくお願い申し上げます。 【注意事項】 当プレゼンテーション中、当社の現在の計画、概算、戦略、判断などの記載、また、その他の既に確定した 事実でない記載は、将来の業績についての見通しに関するものです。これらの見通しは、現在入手可能な 情報による当社経営者の判断に基づくものです。実際の業績は、さまざまな重要なリスク要因や不確実な 要素により、見通しの中で説明されている業績から大きく異なる可能性もあり、これらの見通しに過度に依存 されないようお願いいたします。また、新たな情報、将来の事象、その他の結果にかかわらず、当社が見通し を常に見直すとも限りません。リスクや不確実な要素には、為替変動、製品に対する需要変動、開発・生産 能力、関係会社の業績、及びその他のリスクや不確定要素を含みます。 28