2013年3月期 第1四半期決算説明会

ヤマハ株式会社
2013年3月期
第1四半期決算説明会
2012年8月1日
2013/3期 1Q業績概要
対前年同期、対前回予想共に増収増益
(億円)
12/3 1Q
実績
13/3 1Q
実績
高
879
900
益
31
43
(営業利益率)
(3.5%)
(4.7%)
+37.0%
売
営
上
業
利
前年同期比
+2.4%
前回予想
(12/5/1発表)
890
20
(2.2%)
前回予想比
+1.2%
+112.6%
経
常
利
益
28
38
+37.2%
15
+152.8%
当
期
利
益
5
26
+421.9%
15
+75.4%
US$
82
80
75
EUR
117
103
105
US$
82
81
75
EUR
114
106
105
為替レート
為替レート
売上高
売上高
利
利益
益
(円)
2
2013/3期 1Q事業別業績
売上高
879
その他
電子部品
AV・IT
(+2.4%)
(+32.8)
51
38
124
(+2.0)
(▲2.8)
900
68
39
120
(+1.2%)
890
(+13.9)
60
35
120
(+10.3)
(+0.3)
43
6
6
31
楽 器
(+1.0)
666
673
(▲0.3)
(億円)
営業利益
675
3
6
20
2
5
その他
AV・IT
21
楽 器
▲6
▲8
電子部品
13/3 1Q
13/3 1Q
36
26
▲3
12/3 1Q
13/3 1Q
13/3 1Q
(前回予想)
12/3 1Q
(前回予想)
為替影響額
( )内は前年同期比
または
前回予想比
前年同期 ▲31億円
(楽器 ▲25億円、AV・IT ▲6億円)
比較
+9億円
前回予想
(楽器 +6億円、AV・IT +2億円、
比較
電子部品 +1億円)
為替影響額
前年同期
比較
前回予想
比較
▲11億円
(楽器 ▲9億円、AV・IT ▲1億円)
+6億円
(楽器 +5億円、AV・IT +1億円)
3
2013/3期 1Q営業利益増減要因
前年同期との比較
前年同期との比較
為替影響
▲11億円
31億円
実質
販管費増
▲5億円
退職給付
債務
2億円
構造改革
効果
(埼玉統合)
1億円
粗利改善
等
実質
増収増産
15億円
10億円
43億円
2013/3 1Q
実績
2012/3 1Q
実績
前回予想との比較
前回予想との比較
為替影響
6億円
20億円
2013/3 1Q
前回予想(5/1)
実質
増収増産
実質
販管費減
13億円
4億円
43億円
2013/3 1Q
実績
4
2013/3期 2~4Q及び通期業績見通し
2~4Qの業績見通し
2~4Qの業績見通し
■欧州経済の減速見通し
■対ユーロでの円高、為替水準を見直し
■中国経済は成長率鈍化するも、楽器販売は着実な成長を見込む
■国内市場は厳しい状況が継続
通期の業績見込み
通期の業績見込み
■第1四半期業績及び今後の事業動向、為替動向を考慮し、売上高を3,750億円に修正
営業利益145億円、経常利益130億円は据え置き
事業構造改革関連費用17億円を織り込み、当期純利益を75億円に修正
5
2013/3期 通期業績予想
通期業績は、売上高、当期利益を下方修正
2~4QのUS$、EUR為替レートは各々77円、100円を前提
12/3
実績
売
営
上
業
利
常
利
3,566
3,750
益
81
(2.3%)
73
(2.0%)
▲294
(―)
145
(3.9%)
130
(3.5%)
75
(2.0%)
益
( 経 常 利 益 率 )
当
期
利
益
( 当 期 利 益 率 )
為替レート
為替レート
売上高
売上高
利
利益
益
前期比
高
( 営 業 利 益 率 )
経
13/3
予想
+5.2%
+78.8%
+79.2%
―
前回予想
(12/5/1)
3,780
145
(3.8%)
130
(3.4%)
90
(2.4%)
(億円)
前回予想比
▲0.8%
―
―
▲16.7%
(2~4Q)
(円)
US$
79
78
77
75
EUR
109
101
100
105
US$
79
78
77
75
EUR
112
101
100
105
6
2013/3期 通期事業別業績予想
売上高
3,566
その他
電子部品
221
162
532
AV・IT
(+5.2%)
(+13.0)
(+4.7)
(+3.5)
3,750
(▲0.8%)
3,780
250
170
550
(▲3.8)
260
170
550
(-)
(-)
(億円)
営業利益
81
145
145
5
30
5
30
その他
AV・IT
130
130
楽 器
4
29
2,651
楽 器
(+4.9)
2,780
(▲0.7)
2,800
77
▲ 29
12/3 通期
13/3 通期
13/3 通期
▲ 20
12/3 通期 13/3 通期
(今回予想)
(前回予想)
前期比較
▲70億円
(楽器 ▲54億円、AV・IT ▲15億円)
前回予想 +3億円
(楽器 +1億円、電子部品 +1億円)
比較
電子部品
13/3 通期
(前回予想)
為替影響額
為替影響額
( )内は前期比
または
前回予想比
▲20
前期比較
▲45億円
(楽器 ▲34億円、AV・IT ▲11億円)
前回予想 +2億円
(楽器 +2億円、AV・IT ▲1億円、
比較
電子部品 +1億円)
7
2013/3期 通期営業利益増減要因
前期との比較
前期との比較
実質
増収増産
111億円
為替影響
▲45億円
145億円
81億円
実質
販管費増
2012/3 通期
実績
前回予想との比較
前回予想との比較
▲69億円
粗利改善
構造改革
等
効果
47億円
退職給付 (埼玉統合)
債務
11億円
9億円
実質
減収減産
為替影響
粗利改善
等
▲8億円
2億円
2億円
2013/3 通期
予想
実質
販管費減
4億円
145億円
145億円
2013/3 通期
前回予想(5/1)
2013/3 通期
予想
8
楽器事業
1Qの状況
通期予想と重点施策
・対前年同期増収増益、対前回予想増益
・為替影響を除いた実質売上高は、対前年同期4.8%(32億円)
の増収。対前回予想では実質1.2%(8億円)の減収
・海外市場が概ね堅調に推移
・商品別では電子楽器、弦打楽器が実質二桁成長
・営業利益は、対前年同期、前回予想ともに電子楽器の好調
な推移を主要因として増益
・対前回予想で減収を見込む
・ピアノ、電子楽器、PA機器等の新商品の円滑な導入
・年末商戦に向けての着実な仕込み
・在庫削減取り組み
・国内営業、国内生産構造改革施策の推進
・中国、新興国市場の着実な販売網整備
(億円)
666
音楽教室他
ヤマハ楽器
214
452
26
12/3 1Q
673
220
453
36
13/3 1Q
675
226
2,651
2,780
2,800
874
897
913
1,777
1,883
1,887
売 上 高
449
21
13/3 1Q
(前回予想)
営業利益
77
12/3 通期
130
130
13/3 通期
13/3 通期
(今回予想)
(前回予想)
9
楽器事業(地域別の販売状況)
313
320
(+2%)
(億円)
*( )内は為替を除いた
実質ベースでの前期比増減
1Q
音楽教室
他
115
90
88
ヤマハ
楽器 120
117
(+5%)
87
84
111
104
(+3%)
101
51
41
13/3 1Q
日本
12/3 通期
1,185
12/3 1Q
13/3 1Q
北米
13/3 通期
12/3 通期
12/3 1Q
13/3 1Q
欧州
13/3 通期
12/3 通期
12/3 1Q
12/3 通期
97
98
(+7%)
(+23%)
13/3 1Q
中国
13/3 通期
108
50
40
12/3 1Q
109
12/3 1Q
13/3 1Q
その他
13/3 通期
12/3 通期
13/3 通期
1,211 (+2%)
通期予想
音楽教室
他
379
ヤマハ
楽器
384
391
369
407 (+9%)
397
454
440
(+11%)
455 (+8%)
442
442
191
229 (+19%)
397
187
478
432
221
10
楽器事業(地域別の販売状況)
楽 器 地 域 別 状 況
日本
・エレクトーン、ポータブルキーボードの販売が期待に届かず、電子ピアノも前年同期並みに留まる
・特にエレクトーンは教室生徒募集不振が販売に影響
・国産アップライトピアノは堅調に推移したが、グランドピアノ受注が振るわず
・管楽器は上位機種は前年並み推移も、吹奏楽部活動不活発校の部員数減少等により普及価格帯の販売が
伸びず苦戦
・ギターはギターアンプのTHRを含め販売好調維持、ドラムは前年並み
北米
・ピアノは、アップライトピアノの苦戦等で前年実績に届かず
・電子ピアノ、ポータブルキーボードは供給正常化し販売堅調
・管楽器はレンタル用出荷前倒し、大学向け特需等で好調に推移し対前年同期二桁成長
・ギターはギターアンプTHRが好調、ドラムは生ドラムが大手ディーラーにて取り扱いが始まり堅調に推移
電子ドラムも競合は厳しいが前年同期を上回る
・設備用音響機器は前年若干未達も、楽器店ルートの音響機器が好調で全体では前年を上回る。
欧州
・欧州の経済危機の影響で小売の動きが低調ながら1Qは欧州の楽器ショーでの確定受注が大きく貢献し、ピアノ、
電子ピアノ、ポータブルキーボード、楽器店ルートの音響機器が好調で前年を上回る
・管楽器は前年並みを維持、弦打楽器は全体で前年を上回る
・地域別では、南欧、北欧が厳しい中、ドイツ中心の成熟市場は順調、イギリスも大きく対前年で伸ばし好調
ただし、小売の動きが鈍く、流通在庫増の傾向で、夏から秋にかけての需要期の動きが今後極めて重要となる
中国
・高額品市場の停滞観測も聞かれる中、販売網の拡大によって売上は計画通り推移し、1Qは前年比120%超で成長
・地方都市で販売力のあるディーラー数が増加したこと、ギターや管楽器で専門店のディーラー数が増え
高付加価値商品販売の基礎が固まってきたことが販売拡大の要因
その他の
地域
・電子楽器が好調で全体を牽引
・主要新興国ではロシア、インドが売上を順調に伸ばす
・東南アジアではインドネシア、タイが二桁成長を維持。中南米でもアルゼンチンは輸入規制で苦戦するも、
コロンビア、ベネズエラ等好調で、ブラジル、メキシコも二桁の伸び
・イラン経済制裁、シリア問題影響を受ける中東、北アフリカ、楽器店再編中のオセアニアは苦戦
11
楽器事業(商品群別の販売状況)
ピアノ
413 (+4%)
403
(億円)
日本:受注やや苦戦、前年実績に届かず
北米:米国、カナダ共に苦戦
*( )内は為替を除いた
実質ベースでの前期比増減
欧州:厳しい経済環境下、前年上回り善戦
2~4Q
302
316
(+6%)
1Q
101
97
(±0%) アジア他新興国:中近東における不透明さ
中国:販路拡大、ラインアップ増強、生産
増強貢献、計画通りの成長達成
※エレクトーンを電子楽器に含めて表示しております。
増し苦戦
12/3
13/ 3予想
電子楽器
PA機器
電子ピアノは好調に推移。
中国が対前年を大幅に上回り、その他
の地域でも二桁成長
592
643 (+12%)
ポータブルキーボードも、中国、その他
の地域が全体を牽引し、北米、欧州も
対前年を上回る
451
498 (+13%)
設備音響機器は全般に厳しい市況
の中、1Q期後半から新デジタル
ミキサーCLシリーズが販売開始、
2Q以降に期待
電子楽器全体では、シンセサイザー等
が厳しい状況だが対前年同期9%成長
141
145 (+9%)
楽器店ルートの音響機器は北米、
欧州、その他の地域で実質二桁
成長で好調
12/3
管楽器
302
300 (+2%)
211
209
91
91
1 2/ 3
1 3/ 3予想
1 3 / 3 予想
日本:有力校吹奏楽器でのカスタムモ
デル販売は堅調も、個人持ち需要が
伸びず普及品で前年実績割れ
北米:旺盛なレンタル需要と大手でのビ
ジネス確保が奏功、数量、金額とも伸長。
(+1%) 教育予算の削減で、大型備品楽器の動
きは鈍化
欧州:市況は低迷するも、ヤマハは普及
(+4%) 価格帯新商品投入が奏功し1Qは健闘
中国:規模はこれからだが大きく成長
290
329 (+17%)
214
257
(+23%)
76
72
(+1%)
1 2/ 3
1 3/ 3予想
弦打楽器
191
203 (+9%)
148
155
(+7%)
43
48
(+18%)
12/3
1 3 / 3 予想
ギター:新アンプTHR、アコース
ティックギター、エレクトリックアコー
スティックギター堅調
アコースティックドラム:市場低迷も
北米は回復の兆し
電子ドラム:供給不足だった前年か
ら大きく伸長
12
AV・IT事業
1Qの状況
通期予想と重点施策
・対前年同期減収、対前回予想では計画通り
・為替影響を除いた実質売上高は、対前年同期1.7%(2億円)
の増収
・通信カラオケ機器が苦戦もAV機器、ルーターは実質増収
・通期は前回予想通り
・新商品導入で堅調に推移した欧州、米国市場の維持
・サウンドバー商品の欧米市場の販売拡大
・量販店との需要期販売の仕込み
(億円)
124
ルーター
他
14
120
120
19
18
532
550
550
64
74
74
468
476
476
売 上 高
AV
カラオケ
110
6
12/3 1Q
102
101
6
13/3 1Q
5
13/3 1Q
(前回予想)
営業利益
29
12/3 通期
30
30
13/3 通期
13/3 通期
(今回予想)
(前回予想)
13
電子部品事業
1Qの状況
通期予想と重点施策
・対前年同期では減益、対前回予想では損益改善
・携帯音源の継続減収も、アミューズメント画像、音源用
及びコーデック等で対前年同期増収
・営業利益は、売上総利益の減少等で対前年同期減益
対前回予想では売上総利益増等で損益改善
・通期予想は前回予想通り
・拡大するスマートフォン市場への積極的アプローチ
・アミューズメント、地磁気センサー等の商品開発スピード
アップ
・半導体事業構造改革の推進
(億円)
売 上 高
38
▲3
12/3 1Q
39
▲6
13/3 1Q
162
170
170
35
▲8
13/3 1Q
(前回予想)
営業損益
▲ 29
12/3 通期
▲ 20
▲20
13/3 通期
13/3 通期
(今回予想)
(前回予想)
14
その他の事業
1Qの状況
通期予想と重点施策
・対前年同期、対前回予想共に増収増益
・自動車用内装部品が自動車メーカー生産回復等で増収
・ゴルフは国内市場の競争激化、海外市場振るわず減収
・営業利益は自動車用内装部品、FA等により
対前年同期増益
・対前回予想では減収
・自動車用内装部品は自動車メーカー生産回復、新車導入に
対する確実な供給
・レクリェーションは、2Qの需要期の集客に注力と
オフシーズン対策の実施
・ゴルフ新商品の投入による巻き返し
(億円)
FA他
レクリェーション
13
13
14
16
自動車用 11
内装部品
14
24
3
12/3 1Q
61
50
55
56
59
56
66
70
77
77
5
42
14
売 上 高
16
ゴルフ
62
60
17
11
260
221
68
51
250
6
13/3 1Q
16 2
13/3 1Q
(前回予想)
営業利益
4
12/3 通期
5
13/3 通期
13/3 通期
(今回予想)
(前回予想)
15
設備投資額・減価償却費/研究開発費
(億円)
設備投資額(減価償却費)
152
157
113 (120)
その他
電子部品
AV・IT
楽器
(28)
18
1
31
13
12/3 1Q
26 (26)
2
51
16
20
13
7
11
33
83
88
(121)
12
11
32
(127)
98
18
13/3 1Q
研究開発費
12/3 通期
13/3 通期
13/3 通期
(今回予想)
(前回予想)
228
226
224
55
56
12
40
13
35
11
30
その他
電子部品
AV・IT
2
9
13
4
9
10
49
45
57
楽器
31
33
127
133
127
12/3 1Q
13/3 1Q
13/3 通期
13/3 通期
(今回予想)
(前回予想)
12/3 通期
16
棚卸資産
1Q末総在庫は対前年同期38億円の増加
(為替影響▲43億円を除けば実質81億円の増加)
(億円)
1
761
仕掛品
/材料
265
Q
799
263
末
期
793
271
771
255
25
82
23
86
22
76
413
419
13/3
12/3
他製品
AV・IT
28
83
楽 器
385
429
12/3
13/3
(前回予想)
末
709
715
235
250
22
71
22
69
381
374
13/3
13/3
(今回予想)
(前回予想)
17
貸借対照表
(億円)
1Q末
現
預
11/6末
12/6末
金
526
482
期末予想
12/3末
13/3末
▲44
566
530
▲36
435
709
124
▲10
増減
増減
売
上
債
権
431
449
18
棚
卸
資
産
761
799
38
他 流 動 資 産
157
106
▲51
445
771
108
産
1,957
1,605
▲351
1,776
1,644
▲132
計
3,831
3,441
▲390
232
230
▲2
3,441
209
▲225
務
3,666
223
金
113
128
16
113
67
▲46
リゾート預託金
158
154
▲4
155
154
▲1
他
債
893
1,002
109
1,107
1,049
▲58
計
2,435
1,927
▲508
2,068
1,962
▲106
負債純資産計
3,831
3,441
▲390
3,666
3,441
▲225
固
定
資
仕
産
入
借
純
資
債
入
負
資
産
※現預金残高には譲渡性預金を含む
▲62
16
▲14
18
国内事業構造改革について
国内事業構造改革プロジェクト
目的
日本国内の事業構造を抜本的に見直し、
1. 単体の損益を改善(黒字化)すること
2. ヤマハグループ全体の収益力を強化すること
1. 国内営業構造改革
市場が成熟する中、売上規模に応じた事業構造へ改編
2. 国内楽器生産構造改革
国内生産の競争力強化のため、適正な事業構造へ改編
3. 半導体事業構造改革
受注変化に柔軟に対応し、収益を確保できる事業構造へ改編
4. スタッフ業務改革
経営規模に応じたコンパクトかつ効率的な組織へ再編し、戦略機能を集約
20
国内営業構造改革
目的 国内の楽器・音響機器市場が成熟し大きな成長が見込めない中、営業体制を
改編し、効率的な運営を目指すとともに、営業力の更なる強化を図る
営業拠点の集約
北海道(札幌)、仙台、名古屋、九州(福岡)の4つの営業事業所を閉鎖し、
営業拠点を東京、大阪に集約する (2013年4月)
新卸販売会社の設立
楽器・音響機器の国内営業部門を分社化し、
ヤマハミュージックトレーディング株式会社、
ヤマハミュージックリース株式会社、
ヤマハエレクトロニクス・マーケィティング株式会社と統合して、
ヤマハミュージックジャパン株式会社(仮称、以下YMJ)とする (2013年4月)
小売販売子会社の統合
小売販売子会社8社を統合して、株式会社ヤマハミュージック(仮称)とし、
YMJの傘下に置く (2013年4月)
ヤマハサウンドシステム株式会社をYMJの傘下に置く(2013年4月)
21
国内楽器生産構造改革
目的 従来より取り組んでいる部品生産や普及品組立工程の海外移管を推進する
一方、国内では更なる製造原価の低減と付加価値の高い中高級品の生産
における当社独自の製造技術や技能の維持・強化を図る
生産部門の分社化及び統合
ピアノ生産部門(掛川工場)を分社化、山梨工芸株式会社と統合し、
ヤマハピアノ製造株式会社(仮称)とする (2014年4月)
管楽器生産部門(豊岡工場)を分社化、ヤマハミュージッククラフト(株)と統合し、
ヤマハ管弦打楽器製造株式会社(仮称)とする (2014年4月)
デジタル楽器・音響機器生産部門(豊岡工場)を分社化し、
ヤマハデジタルプロダクツ株式会社(仮称)とする (2014年4月)
22
半導体事業構造改革
目的 競合の激化に伴い、市況の変化に柔軟に対応して収益を確保できる事業構造
への変革を行う
事業の選択と集中
競争力のある地磁気センサーやアミューズメント向け音源・画像、車載向け
商品に集中して開発資源を投入する
生産体制の再構築(ファブライト化の推進)
ヤマハ鹿児島セミコンダクタ株式会社を高度な生産技術を要する地磁気
センサーの生産工程を中心とした工場へ転換する。また、このための
設備投資を今期実施する
現在、国内生産しているコスト競争力が低いデバイスは、順次、海外委託
生産へ切り替える
23
スタッフ業務改革
目的 「小さな本社」を志向する中、スタッフ部門はグループ戦略立案とマネジメント
の企画業務に集中し、その運用実務と事業支援業務は子会社及び外部アウト
ソース先に移管・委託を進め、業務の効率化と品質向上に取り組む
重複業務・過剰業務の廃止
業務プロセスを見える化し、無駄な作業の廃止・削減を徹底する
シェアードサービスの推進
固有性を要し、かつ内部で保持すべき専門業務や機能集中・シェアードサービス
によって全体効率の向上が図れる業務は、ヤマハビジネスサポート株式会社
に移管する
アウトソースの積極的活用
外部の専門家に委ねられる業務や外部の標準化されたインフラやリソースを
活用して効率化が図れる業務は、積極的にアウトソースを進める
24
要員対応について
基本方針
定年退職等による自然減耗の要員補充を必要最小限に止め、
固定費の削減を図る
新子会社の要員について
一部の要員については配置転換・職種変更を行い、各子会社における
適切な人員体制を実現する
国内営業部門から新卸販売子会社に配属される要員は出向扱いとし、
将来の要員補充については子会社採用とする
生産部門から新生産子会社に配属される要員は出向扱いとし、
将来の要員補充については子会社採用とする
雇用調整について
下記の子会社については雇用調整を行う
 ヤマハ鹿児島セミコンダクタ株式会社
 国内小売販売子会社
25
構造改革の費用と効果
構造改革費用 (2013年3月期 特別損失)
国内営業構造改革 10億円
半導体事業構造改革 7億円
⇒ 合計17億円を特別損失として2013年3月期の業績見通しに織り込む
構造改革投資 (2013年3月期)
ヤマハ鹿児島セミコンダクタ株式会社の
センサー工程中心工場への転換など 12億円
構造改革の効果 (2014年3月期)
人件費削減 17億円 (自然減耗等を含む)
事業再編、業務改善による合理化 10億円
⇒ 合計27億円を構造改革の効果として2014年3月期に見込む
※国内楽器生産構造改革については、生産体制の改編が2014年4月になることから、
上記効果には織り込んでいません
26
付属資料
2013/3期 1Q営業外損益、特別損益
12/3 (1Q)実績
13/3 (1Q)実績
13/3 (1Q)前回予想
(億円)
営業外損益
営業外損益
金融収支
その他
計
3
▲6
▲3
3
▲8
▲5
1
▲6
▲5
▲1
▲1
0
▲1
0
0
▲2
▲1
0
8
12
1
21
10
0
1
11
3
▲4
1
0
特別損益
特別損益
固定資産処分損益
その他
計
法人税他
法人税他
法人税等
法人税等調整額
少数株主利益
計
28
2013/3期 通期営業外損益、特別損益
12/3 実績
13/3 今回予想
13/3 前回予想
(億円)
営業外損益
営業外損益
金融収支
その他
計
13
▲21
▲8
特別損益
特別損益
固定資産処分損益
その他
計
7
▲22
▲15
8
▲23
▲15
構造改革費用
▲17
▲2
▲2
2
▲22
▲3
▲20
▲5
40
321
3
364
32
▲1
4
35
32
0
3
35
▲1
▲3
法人税他
法人税他
法人税等
法人税等調整額
少数株主利益
計
29
楽器四半期別売上高/営業利益
売上高 2,711億円
営業利益 86億円
売上高 2,651億円
営業利益 77億円
売上高 2,780億円
営業利益 130億円
(億円)
666
750
708
684
653
666
671
657
656
673
692
665
その他
中国
欧州
北米
日本
35
29
43
26
20
36
32
39
49
6
▲1
▲ 21
1Q
2Q
3Q
11/3
4Q
1Q
2Q
3Q
12/3
4Q
1Q
2Q
3Q
営業利益
4Q
13/3 予想
30
AV・IT四半期別売上高/営業利益
売上高 570億円
営業利益 25億円
売上高 532億円
営業利益 29億円
売上高 550億円
営業利益 30億円
(億円)
191
120
134
125
124
127
23
3
1Q
6
3
13
111
3Q
11/3
4Q
120
135
19
▲3
2Q
180
171
6
9
1Q
2Q
115
15
営業利益
0
▲9
1Q
2Q
3Q
12/3
4Q
3Q
4Q
13/3 予想
31
電子部品四半期別売上高/営業利益
売上高
営業利益
206億円
5億円
売上高
営業利益
162億円
▲29億円
売上高
営業利益
170億円
▲20億円
(億円)
51
51
52
51
38
5
1Q
4
2Q
1
3Q
11/3
44
38
43
39
41
40
50
営業利益
▲6
4Q
▲3
1Q
▲4
2Q
▲6
3Q
12/3
▲6
▲4
▲4
▲6
2Q
3Q
4Q
▲ 16
4Q
1Q
13/3 予想
32
その他四半期別売上高/営業利益
売上高
営業利益
251億円
15億円
売上高
営業利益
221億円
4億円
売上高
250億円
営業利益
5億円
(億円)
71
68
65
15
59
16
12
56
59
51
16
11
38
43
49
3
3
2
2Q
3Q
9
13
56
9
1Q
49
47
5
4
2Q
3Q
11/3
48
▲2
4Q
60
1Q
50
13
12/3
40
55
6
▲3
4Q
1Q
60
16
11
レクリェーション
49
49
その他
57
15
10
65
42
▲2
2Q
0
0
3Q
営業利益
4Q
13/3 予想
33
この資料の中で、将来の見通しに関する数値につきましては、
ヤマハ及びヤマハグループ各社の現時点での入手可能な
情 報 に 基 い て お り 、 こ の 中 に は リ ス ク や 不 確 定 な 要因 も
含まれております。
従いまして、実際の業績は、事業を取り巻く経済環境、需要
動向、米ドル、ユーロを中心とする為替動向等により、これら
の業績見通しと大きく異なる可能性があります。