ヤマハ株式会社 2016年3月期 第1四半期決算説明会 2015年 7月 31日 2016/3期 1Q決算の概要 決算概要 ■対前年同期増収、各利益段階で大幅な増益 1Qの増収増益は4期連続 対前回予想でも増収増益 ■楽器事業は、中国市場が好調、欧州市場も堅調で、 国内市場の回復遅れを補い、対前年同期増収増益 ■音響機器事業は、AV機器の厳しい状況継続も、 PA機器が欧州、中国、その他市場で好調に推移し、対前年同期増収増益 ■電子部品事業は、対前年同期減収も、構造改革効果に加えて アミューズメント向け部品回復で損益改善黒字化 ■その他の事業は、FA機器の増収を主要因に対前年同期増収増益 2 2016/3期 1Q業績概要 (億円) 15/3 16/3 前期比 高 996 1,055 営 業 利 益 62 89 (6.3%) (8.4%) 59 85 (5.9%) (8.0%) 41 63 (4.1%) (5.9%) US$ 102 121 120 EUR 140 134 130 US$ 102 121 120 EUR 140 133 130 売 上 (営業利益率) 経 常 利 益 (経常利益率) 当 期 利 益※ (当期利益率) +6.0% 前回予想 +42.0% +44.5% +53.3% 1,040 70 (6.7%) 65 (6.3%) 50 (4.8%) 前回予想比 +1.5% +26.4% +30.2% +25.0% 為替レート (円) 売上高 利益 ※連結財務諸表上は「親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益」 ●前回予想は2015/4/30 発表 3 2016/3期 1Q事業別業績 売上高 営業利益 (億円) 前年同期比 ■その他 ■電子部品 ■音響機器 996 (6.0%) 58 38 (12.7%) (▲8.5%) 243 (1.8%) 1,055 1,040 65 89 35 4 247 62 0 6 10 70 4 ■その他 ■電子部品 ■音響機器 ■楽 器 657 (7.8%) 708 58 15/3 1Q 16/3 1Q 16/3 1Q (前回予想) 為替影響額 前期比較 前回予想比較 ●前回予想は2015/4/30 発表 71 +52 +15 ▲ 2 15/3 1Q 16/3 1Q 楽器 +11 音響機器 +5 16/3 1Q (前回予想) (億円) 楽器 +37 音響機器 +14 電子部品 +1 ■楽 器 為替影響額 前期比較 +3 前回予想比較 +7 (億円) 楽器 電子部品 楽器 音響機器 +4 ▲1 +5 +2 4 2016/3期 1Q営業利益増減要因 製造原価 改善 前期との比較 増収 粗利改善 製造 コストアップ ▲4 電子部品 損益良化 実質 販管費減 10 7 為替影響 89 3 1 (億円) 10 62 15/3 1Q 前回予想との比較 実質販管費減 13 16/3 1Q 製造原価 改善等 2 為替影響 粗利減等 ▲7 電子部品 損益良化 7 89 4 70 16/3 1Q (前回予想) ●前回予想は2015/4/30 発表 16/3 1Q 5 楽器事業 1Qの状況 1Q ■売 上 高 657 音楽教室他 ヤマハ楽器 189 ■営業損益 708 191 467 518 58 71 15/3 1Q (億円) 1Qの状況 ・対前年同期増収増益 ・北米市場は堅調、欧州市場は想定を上回り推移 ・中国市場は、電子楽器好調等で二桁成長 ・その他市場も、概ね堅調な推移 ・商品別では、デジタルピアノ、管楽器が好調 ・ピアノは、国内市場回復遅れで前年同期並み 16/3 1Q 6 音響機器事業 1Qの状況 1Q ■■■ ■営業損益 売上高 (億円) 243 247 33 35 PA機器 95 115 AV カラオケ 115 97 ICT機器 6 15/3 1Q 1Qの状況 ・対前年同期増収増益 ・AV機器は、対前年同期減収継続も、想定通り ・通信カラオケは、供給形態変更で減収 ・PA機器は、北米を除く全市場で実質二桁成長 ・Revolabsは堅調に推移 10 16/3 1Q 7 電子部品事業 1Qの状況 1Q ■売 上 高 ■営業損益 (億円) 1Qの状況 ・対前年同期で減収も損益改善黒字化 ・構造改革効果及びアミューズメント向け部品の 販売回復基調等で損益改善 38 ▲ 2 15/3 1Q 35 4 16/3 1Q 8 その他の事業 1Qの状況 1Q ■■■■ ■営業損益 売上高 (億円) 58 65 FA他 15 24 リゾート 12 12 ゴルフ 14 13 自動車用 内装部品 17 16 ・対前年同期増収増益 ・FA機器は対前年同期で好調に推移 ・自動車用内装部品、ゴルフ用品は 対前年同期で若干の減収 4 0 15/3 1Q 1Qの状況 16/3 1Q 9 2016/3期 2~4Q及び通期業績見込み 2~4Qの見通し ■楽器事業は、1Qの販売状況を踏まえ、各市場とも当初の販売見通しを堅持 ■音響機器事業は、PA機器の成長継続とAV機器の新製品投入による挽回に注力 ■電子部品事業は、構造改革効果をベースに黒字化を着実に実現 ■為替前提は、前回予想のUSドル120円 ユーロ130円から変更なし 通期の業績見込み ■通期業績予想は、1Qでの増収、各利益段階での好調な推移を前提として 前回予想から修正。 売上高4,370億円 営業利益350億円とする。 10 2016/3期 通期業績予想 (億円) 15/3 16/3予想 前期比 前回予想 +1.1% 4,350 高 4,322 4,370 営 業 利 益 301 350 (7.0%) (8.0%) 312 350 (7.2%) (8.0%) 249 270 (5.8%) (6.2%) US$ 110 120 120 EUR 139 131 130 US$ 109 120 120 EUR 141 131 130 売 上 (営業利益率) 経 常 利 益 (経常利益率) 当 期 利 益※ (当期利益率) +16.1% +12.1% +8.3% 340 (7.8%) 330 (7.6%) 255 (5.9%) 前回予想比 +0.5% +2.9% +6.1% +5.9% 為替レート (円) 売上高 利益 ※連結財務諸表上は「親会社株主に帰属する当期純利益」 ●前回予想は2015/4/30 発表 11 2016/3期 通期事業別業績予想 売上高 前年同期比 4,322 ■その他 ■電子部品 ■音響機器 ■楽 器 242 134 1,128 2,817 (1.1%) (1.1%) (▲3.2%) (4.6%) (▲0.1%) 15/3 前回予想比 4,370 245 130 1,180 2,815 (0.5%) (-) (-) 4,350 245 130 (0.4%) 1,175 (0.5%) 2,800 16/3 16/3 350 301 5 61 251 ▲ 14 15/3 為替影響額 (億円) 前期比較 +74 楽器 +55 音響機器 +17 電子部品 +2 前回予想比較 +20 楽器 +14 音響機器 +6 ■その他 340 5 4 ■電子部品 5 65 65 275 265 16/3 16/3 (前回予想) ●前回予想は2015/4/30 発表 (億円) 営業利益 5 ■音響機器 ■楽 器 (前回予想) 為替影響額 (億円) 前期比較 ▲20 楽器 ▲5 音響機器 ▲10 電子部品 ▲5 前回予想比較 +11 楽器 +8 音響機器 +3 12 2016/3期 通期営業利益予想増減要因 (億円) 製造原価 改善 前期との比較 電子部品 損益良化 製造 コストアップ ▲16 実質 販管費増加 ▲20 25 実質増収 為替影響 38 42 350 ▲20 301 15/3 16/3 前回予想との比較 為替影響 11 その他 ▲1 350 340 16/3 (前回予想) ●前回予想は2015/4/30 発表 16/3 13 楽器事業 (予想) 通期 ■売 上 高 ■営業損益 2,817 2,815 2,800 782 646 652 2,035 2,169 2,148 251 275 265 16/3 16/3 (億円) 通期予想 ・対前期増益 対前回予想では増収増益 ・欧州市場、中国市場、その他の市場に 先行き懸念はあるが、当初見通しを維持 ・電子ピアノや管楽器の成長を想定 音楽教室他 ヤマハ楽器 15/3 (前回予想) ●前回予想は2015/4/30 発表 14 楽器事業(地域別の販売予想) 【楽器販売予想 (ソフト、音楽教室等を含む)】 (億円) 1,050 4Q 910 269 *( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 (83%) 261 213 2Q *( )内は音楽教室移管影響を除いた前提での 通期前期比増減 224 3Q (99%) (87%) 242 (82%) 502 136 200 567 134 144 (83%) (104%) (98%) (110%) 125 1Q 278 272 15/3 16/3 日本 (98%) 130 159 (107%) 110 131 (101%) 15/3 16/3 北米 494 97 489 99 (105%) 162 161 (109%) 128 122 (101%) 106 107 (105%) 15/3 16/3 欧州 (105%) 478 293 72 75 85 61 353 (111%) 76 (106%) 87 (114%) 107 (111%) 83 (114%) 15/3 16/3 中国 495 (101%) 118 117 (99%) 140 139 (100%) 119 125 101 115 (101%) (105%) 15/3 16/3 その他 15 音響機器事業 (予想) 通期 ■■■ 売上高 通期予想 ・対前期増収増益 ・AV機器は、新商品投入による回復を目指す ・PA機器は、デジタルミキサー新商品導入等を 中心に成長加速 ・通信カラオケは供給形態変更により減収も 損益維持 ・ルーター、会議システムは堅調な販売を想定 ■営業損益 (億円) 1,128 1,180 1,175 ICT機器 136 152 151 PA機器 474 516 519 519 512 505 61 65 65 15/3 16/3 16/3 AV カラオケ (前回予想) ●前回予想は2015/4/30 発表 16 音響機器事業(地域別の販売予想) (億円) *( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 318 (101%) 287 247 240 (97%) 4Q 88 75 79 (94%) 301 301 (107%) 65 64 196 83 (94%) 98 (110%) 92 98 85 3Q 2Q 1Q 53 50 55 (101%) 56 (107%) 60 (118%) 41 (74%) 15/3 16/3 日本 66 57 79 67 15/3 16/3 北米 (102%) (96%) 75 68 45 (117%) 109 25 25 29 26 27 24 22 27 97 74 64 15/3 16/3 欧州 (105%) (99%) 15/3 16/3 中国 (107%) 61 212 (107%) 48 (105%) 64 (105%) 53 (106%) (99%) (108%) 48 (106%) (115%) 41 47 (111%) 15/3 16/3 その他 17 楽器・音響機器事業(主要商品別販売予想) 楽器事業 ピアノ 501 535 4Q 128 126 (98%) 3Q 138 (105%) 2Q 133 150 129 1Q 111 15/3 121 (103%) 96 電子楽器 895 857 193 (100%) 16/3 (103%) 280 (109%) (105%) 94 (98%) 84 (103%) 215 100 (112%) 225 (100%) 115 126 187 198 (99%) 92 15/3 16/3 248 97 103 125 (113%) 15/3 16/3 15/3 (105%) 15/3 88 (89%) 16/3 PA機器 267 (105%) 64 73 (103%) 69 61 (105%) 16/3 (102%) (97%) 169 105 (103%) *( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 483 155 弦打楽器 408 465 192 (100%) 262 62 71 62 52 83 AV機器 104 (108%) 管楽器 379 音響機器事業 (億円) (104%) (109%) 516 (108%) 152 (104%) 131 (109%) 109 118 (104%) 95 115 (114%) 15/3 16/3 474 147 122 18 電子部品事業 (予想) 通期 ■売 上 高 ■営業損益 (億円) 通期予想 ・前回予想を据え置き ・アミューズメント向けデバイス回復想定も 他部品の動向は慎重に想定 ・構造改革による固定費削減効果等で黒字化 134 130 5 5 16/3 16/3 ▲ 14 15/3 130 (前回予想) ●前回予想は2015/4/30 発表 19 その他の事業 (予想) 通期 ■■■■ ■営業損益 売上高 (億円) 242 245 245 FA他 64 75 71 リゾート 47 50 51 ゴルフ 55 56 56 自動車用 内装部品 77 65 67 4 5 5 通期予想 ・前回予想を据え置き ・FA機器はスマートフォン関連で対前期増収 ・自動車用内装部品は対前期減収 ・リゾートは対前期増収を想定 15/3 16/3 16/3 (前回予想) ●前回予想は2015/4/30 発表 20 棚卸資産 1Q末在庫は974億円(対前年同期の為替影響は+68億円) 16/3期末在庫は901億円を想定(対前回予想での為替影響は+1億円) 1 891 仕掛品 /材料 他製品 音響機器 Q 末 期 (億円) 974 878 901 37 277 263 252 198 47 42 41 181 165 388 414 414 15/3 16/3予想 871 295 268 43 182 167 楽 器 末 399 443 15/3 16/3 16/3 (前回予想) ●前回予想は2015/4/30 発表 21 設備投資額・減価償却費/研究開発費 (億円) 設備投資額(減価償却費) 6 8 32 2 (29) 26 20 15/3 1Q 95 16/3 1Q 研究開発費 60 59 3 4 47 47 80 80 (30) 1 2 7 15 7 138 (137) 7 6 6 28 4 138 (136) 138 (126) ■その他 ■電子部品 ■音響機器 ■楽器 15/3 16/3予想 16/3 (前回予想) 254 251 14 17 34 24 24 110 117 116 92 248 15 5 5 8 26 28 22 23 96 94 15/3 1Q 16/3 1Q 15/3 16/3予想 ●前回予想は2015/4/30 発表 16/3 (前回予想) 22 貸借対照表 (億円) 期末予想 1Q末 増減 14/6末 15/6末 金 614 843 229 売 上 債 権 524 548 24 棚 卸 資 産 他 流 動 資 産 固 定 資 産 891 149 2,261 974 199 2,734 83 50 473 資 産 計 仕 入 債 務 借 入 金 他 負 債 純 資 産 計 負債純資産計 4,439 236 121 1,322 2,760 4,439 5,298 256 160 1,391 3,491 5,298 859 20 39 69 731 859 現 預 15/3末 16/3末 793 603 878 202 2,824 5,300 232 119 1,462 3,488 5,300 953 565 901 180 2,708 5,307 191 107 1,407 3,602 5,307 増減 160 ▲38 23 ▲22 ▲116 7 ▲41 ▲12 ▲55 114 7 23 付属資料 2016/3期 1Q営業外損益、特別損益 (億円) 15/3 1Q 16/3 1Q 16/3 1Q前回予想 営業外損益 金融収支 3 4 2 その他 ▲6 ▲8 ▲7 計 ▲3 ▲4 ▲5 ▲1 ▲1 ▲1 0 ▲1 1 ▲1 ▲2 0 17 20 16 ▲1 1 ▲2 1 ▲1 1 17 20 15 特別損益 固定資産処分損益 その他 計 法人税他 法人税等 法人税等調整額 非支配株主に帰属する損益 計 ●前回予想は2015/4/30 発表 25 2016/3期 通期営業外損益、特別損益 (億円) 15/3 通期 16/3 通期予想 16/3 通期前回予想 営業外損益 金融収支 38 32 21 ▲27 ▲32 ▲31 11 0 ▲10 0 0 ▲1 その他 ▲27 0 1 計 ▲27 0 0 73 78 71 ▲39 2 2 2 0 2 36 80 75 その他 計 特別損益 固定資産処分損益 構造改革費用 ▲18 固定資産減損 ▲9 法人税他 法人税等 法人税等調整額 非支配株主に帰属する損益 計 ●前回予想は2015/4/30 発表 26 四半期別売上高/営業利益 (億円) 1,068 1,089 996 62 1Q 89 106 44 2Q 3Q 4Q 15/3 売上高(通期) 営業利益 (通期) 1,180 1,180 1,169 4,322 301 1,055 89 1Q 1,100 96 1,035 125 2Q 3Q 16/3 売上高(通期) 営業利益 (通期) 40 4Q 4,370 350 1,040 1,100 1,030 95 130 45 70 1Q 2Q 3Q 4Q 16/3 (前回予想) 売上高(通期) 営業利益 (通期) 4,350 340 27 この資料の中で、将来の見通しに関する数値につきましては、 ヤマハ及びヤマハグループ各社の現時点での入手可能な 情報に基いており、この中にはリスクや不確定な要因も 含まれております。 従いまして、実際の業績は、事業を取り巻く経済環境、需要 動向、米ドル、ユーロを中心とする為替動向等により、これら の業績見通しと大きく異なる可能性があります。