本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DATA SHEET DS04–27261–6 ASSP(Ultra Mobile PC 向け電源用) LPIA プラットフォーム対応 6ch DC/DC コンバータ IC MB39C308 ■ 概要 MB39C308 は , リチウムイオン電池 2 セルで動作する Ultra Mobile PC 向けに必要なすべての電源を 1chip 化した , 6ch 降圧 DC/DC コンバータ IC です。MB39C308 は , N チャネル同期整流電流モードにより , 高効率な DC/DC コンバータを実 現します。 MB39C308は, インテル社がUMPC向けに低消費電力プラットフォームとして提案するLPIA(Low Power Intel Architecture) に対応した電源管理 IC です。 CH1 および CH2 は , 出力電流値に応じて外部 FET を適切に選択することにより , 容易に効率を最適化できます。CH3, CH4, CH5 および CH6 は , 1.5 A ∼ 3.5 A の大電流に対応したスイッチング FET を内蔵しており , 電源供給システムの小型 化が可能になります。 MB39C308 では , LDMOS プロセスを採用し , リチウムイオン電池から電源を分散することなくすべての電力を供給し ます。 ■ 特長 ・ 入力電圧範囲 :5.5 V ∼ 12.6 V ・ 制御方式 :カレントモード チャネル 出力電圧 出力電流 ・ 外付け MOSFET 駆動用 FET ドライバを内蔵 :CH1, CH2 CH1 5V 2 A* ・ スイッチング MOSFET を内蔵 :CH3, CH4, CH5, CH6 ・ プリセット出力電圧固定 :CH1, CH2, CH5 CH2 3.3 V 4.5 A* ・ プリセット出力電圧を選択可能 :CH3, CH4, CH6 CH3 1.8 V/1.5 V 最大:2.7 A ・ PWM スイッチング周波数 :0.7 MHz (CH4: 0.7 MHz/0.35 MHz) CH4 0.9 V/0.75 V 最大:1.5 A ・ 充実した保護機能 CH5 1.5 V 最大:2.5 A - 過電流保護 (OCP) - 入力過電圧保護 (IVP) - 出力短絡保護 (SCP) - 低電圧時誤動作防止 (UVLO) CH6 1.1 V/1.05 V 最大:3.5 A - 出力過電圧保護 (OVP) - 過熱保護 (OTP) ・ パワーグッド機能 *:標準 EVB での推奨値です。 ・ 出力負荷依存のないソフトスタート機能 ・ 出力負荷依存のないソフトストップ機能 ・ 広範な負荷電流範囲で , 高効率な DC/DC コンバータを実現 ・ コンパクトなパッケージ :PFBGA-208 (9.00 mm × 9.00 mm × 1.30 mm) ■ アプリケーション ・ UMPC (Ultra Mobile PC) ・ MID (Mobile Internet Device) ・ 小型画像データ処理機器 など Copyright©2007-2009 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2009.9 備考 ⎯ ⎯ DDR2/ DDR3 を 選択可能 ⎯ 2 値を 選択可能 MB39C308 ■ 端子配列図 (BOTTOM VIEW) CH3 CH2 CH1 16 NC LX3C LX3A PVDD3G PVDD3D PVDD3A PVDD2 CB2 LX2 PGND2 PGND1 LX3G LX3D LX3B PVDD3H PVDD3E PVDD3B OUT2H OUT2L FB2 FB1 LX3H LX3E CB3 PVDD3I PVDD3F PVDD3C PG3 PG4 LX3I LX3F FB3 LX1 CB1 PVDD1 SS1 NC CTL1 CTL2 SS2 AVDD ALLPG CTL34 AGND VREF CTL5 CTL6 PGND7 FSEL4 DIN VB 15 OUT1L OUT1H 14 PG2 PG5 PG6 共通制御部 PG1 PGND3GPGND3D PGND3A 13 12 11 PGND3H PGND3E PGND3B VSEL34 DVSEL6 PVDD7 10 PGND3I PGND3F PGND3C FB6 PVDD6E PVDD6A 9 PGND4F PGND4C PGND4A PVDD6I PVDD6F PVDD6B PGND4GPGND4D PGND4B PVDD6J PVDD6G PVDD6C 8 7 FB4 LX4F LX4C LX4A LX4G LX4D LX4B LX4H LX4E CB4 CB6 CH6 CH4 PGND4H PGND4E PVDD6H PVDD6D 6 LX6G LX6D LX6A LX6H LX6E LX6B LX6I LX6F LX6C 5 放熱端子 4 CH5 3 PVDD4F PVDD4C PVDD4A PVDD5E PVDD5B FB5 LX5G LX5D LX5A PGND5GPGND5D PGND5A PGND6H LX6J PVDD4G PVDD4D PVDD4B PVDD5F PVDD5C CB5 LX5H LX5E LX5B PGND6C PGND6A 2 PGND5H PGND5E PGND5B PGND6I PGND6F PGND6D PGND6B 1 NC T PVDD4E PVDD5H PVDD5G PVDD5D PVDD5A R P N M L LX5I LX5F LX5C K J H PGND5I PGND5F PGND5C PGND6J PGND6G PGND6E G F E D C B NC A (BGA-208P-M02) ( 端子 156 + 放熱端子 52) 2 DS04–27261–6 MB39C308 ■ 端子機能説明 ブロック CH1 CH2 端子名 I/O FB1 I PVDD1 ⎯ CH1 出力部の電源端子です。 CB1 O CH1 ゲートドライバ部の内部電源端子です。 LX1 ⎯ CH1 インダクタ接続端子です。 OUT1H O CH1 メイン側 N-ch FET 駆動出力端子です。 OUT1L O CH1 同期整流側 N-ch FET 駆動出力端子です。 PGND1 ⎯ CH1 出力部のグランド端子です。 FB2 I PVDD2 ⎯ CH2 出力部の電源端子です。 CB2 O CH2 ゲートドライバ部の内部電源端子です。 LX2 ⎯ CH2 インダクタ接続端子です。 OUT2H O CH2 メイン側 N-ch FET 駆動出力端子です。 OUT2L O CH2 同期整流側 N-ch FET 駆動出力端子です。 PGND2 ⎯ CH2 出力部のグランド端子です。 FB3 I 機能 CH1 誤差増幅器入力端子です。CH1 の出力に接続されています。 CH2 誤差増幅器入力端子です。CH2 の出力に接続されています。 CH3 誤差増幅器入力端子です。CH3 の出力に接続されています。 PVDD3A ∼ PVDD3I ⎯ CH3 出力部の電源端子です。 CB3 O CH3 ゲートドライバ部の内部電源端子です。 ⎯ CH3 インダクタ接続端子です。 ∼ PGND3I ⎯ CH3 出力部のグランド端子です。 FB4 I CH3 LX3A ∼ LX3I PGND3A CH4 誤差増幅器入力端子です。CH4 の出力に接続されています。 PVDD4A ∼ PVDD4G ⎯ CH4 出力部の電源端子です。 CB4 O CH4 ゲートドライバ部の内部電源端子です。 ⎯ CH4 インダクタ接続端子です。 ⎯ CH4 出力部のグランド端子です。 CH4 LX4A ∼ LX4H PGND4A ∼ PGND4H (続く) DS04–27261–6 3 MB39C308 ブロック 端子名 I/O FB5 I 機能 CH5 誤差増幅器入力端子です。CH5 の出力に接続されています。 PVDD5A CH5 ∼ PVDD5H ⎯ CH5 出力部の電源端子です。 CB5 O CH5 ゲートドライバ部の内部電源端子です。 ⎯ CH5 インダクタ接続端子です。 ∼ PGND5I ⎯ CH5 出力部のグランド端子です。 FB6 I LX5A ∼ LX5I PGND5A CH6 誤差増幅器入力端子です。CH6 の出力に接続されています。 PVDD6A CH6 ∼ PVDD6J ⎯ CH6 出力部の電源端子です。 CB6 O CH6 ゲートドライバ部の内部電源端子です。 ⎯ CH6 インダクタ接続端子です。 ∼ PGND6J ⎯ CH6 出力部のグランド端子です。 CTL1 I CH1 コントロール入力端子です。(L:停止 / H:通常動作 ) CTL2 I CH2 コントロール入力端子です。(L:停止 / H:通常動作 ) CTL34 I CH3 と CH4 のコントロール入力端子です。(L: 停止 / H: 通常動作 ) CTL5 I CH5 コントロール入力端子です。(L:停止 / H:通常動作 ) CTL6 I CH6 コントロール入力端子です。(L:停止 / H:通常動作 ) PG1 O CH1 パワーグッド出力端子です。(N-ch MOS オープンドレイン出力 ) PG2 O CH2 パワーグッド出力端子です。(N-ch MOS オープンドレイン出力 ) PG3 O CH3 パワーグッド出力端子です。(N-ch MOS オープンドレイン出力 ) PG4 O CH4 パワーグッド出力端子です。(N-ch MOS オープンドレイン出力 ) PG5 O CH5 パワーグッド出力端子です。(N-ch MOS オープンドレイン出力 ) PG6 O CH6 パワーグッド出力端子です。(N-ch MOS オープンドレイン出力 ) ALLPG O パワーグッド出力端子です (CH3, CH4, CH5 および CH6 はすべてパワーグッド時 に H を出力します )。 FSEL4 I CH4 スイッチング周波数設定端子です。 FSEL4 = “H”:700 kHz FSEL4 = “L”:0.35 MHz (「■ 電気的特性」を参照してください。) VSEL34 I CH3/CH4 のためのプリセット出力電圧設定端子です。 VSEL34 = “H”:Vout_CH3 = 1.8 V, Vout_CH4 = 0.9 V VSEL34 = “L”:Vout_CH3 = 1.5 V, Vout_CH4 = 0.75 V DVSEL6 I CH6 の出力電圧を動的に設定するプリセット出力電圧設定端子です。 DVSEL6 = “H”:Vout_CH6 = 1.1 V DVSEL6 = “L”:Vout_CH6 = 1.05 V LX6A ∼ LX6J PGND6A 共通 (続く) 4 DS04–27261–6 MB39C308 (続き) ブロック I/O 機能 I ソフトスタートおよびソフトストップ時間設定端子です。(「■ ソフトスタートお よびソフトストップ機能の動作説明 ・ソフトスタート / ソフトストップ時間 (tson/tsoff) 設定条件」を参照してください。) VB O ブートストラップおよびすべてのチャネルの N-ch ゲートドライバ部のバイアス 電圧出力端子です。 DIN I ブートストラップのバイアス電圧入力端子です。 DIN 端子は , VB 端子と接続してください (「■ ブロックダイヤグラム」を参照し てください )。 PVDD7 ⎯ VB 部の電源端子です。 PGND7 ⎯ VB 部のグランド端子です。 AVDD ⎯ 共通制御部の電源端子です。 VREF O 基準電圧出力端子です。 AGND ⎯ 共通制御部のグランド端子です。 端子名 SS1 SS2 共通 DS04–27261–6 5 MB39C308 ■ ブロックダイヤグラム 応用回路例 ( リチウムイオン電池 2 セル対応 ) MB39C308 システム プルアップ 抵抗 Vo1 VIN (5.5 V ~ 12.6 V) プルアップ 抵抗 Vo2 PG1 CTL1 FB1 PG2 CTL2 FB2 ( CH1 5.0 V ) 電流モード 降圧方式 PVDD1 電流モード 降圧方式 Vo1 CB1 LX1 OUT1L 5.0 V 系システムへ PGND1 PVDD2 OUT2H ( CH2 3.3 V ) FB1 OUT1H FB2 Vo2 CB2 LX2 OUT2L 3.3 V 系システムへ PGND2 DDR プルアップ 抵抗 Vo3 プルアップ 抵抗 VREF Vo4 PG3 CTL34 VSEL34 FB3 PVDD3A ~ PVDD3I ( CH3 1.8 V / 1.5 V ) 電流モード 降圧方式 CB3 FSEL4 ( CH4 0.9 V/0.75 V ) 電流モード 降圧方式 Vo3 LX3A ~ LX3I PGND3A ~ PGND3I PVDD4A ~ PVDD4G PG4 FB3 CB4 DDR2/DDR3 へ FB4 Vo4 LX4A ~ LX4H DDR2/DDR3 ターミネー ションへ PGND4A ~ PGND4H FB4 チップセット プルアップ 抵抗 Vo5 プルアップ 抵抗 Vo6 プルアップ 抵抗 VB/VREF/GND に接続 PG5 CTL5 FB5 PG6 CTL6 DVSEL6 FB6 PVDD5A ~ PVDD5H ( CH5 1.5 V ) 電流モード 降圧方式 ( CH6 1.1 V / 1.05 V ) 電流モード 降圧方式 ALLPG Vo5 LX5A ~ LX5I PGND5A ~ PGND5I PVDD6A ~ PVDD6J CB6 1.5 V 系チップセットへ FB6 Vo6 LX6A ~ LX6J PGND6A ~ PGND6J 1.1 V/1.05 V 系チップセットへ AVDD SS1 SS2 FB5 CB5 保護 回路部 共通 制御部 PVDD7 DIN VB PGND7 AGND VREF 6 DS04–27261–6 MB39C308 電流モード DC/DC コンバータの動作説明 「・電流モード DC/DC コンバータ動作説明図」に , 電流モード (C-mode) の DC/DC コンバータ制御ブロックを示します。 本 IC の C-mode では , 内部発振器によって生成されるクロックサイクルごとに SR-FF がセットされメイン側 FET が ON します。ON 期間 (ton) 中は , 電流が VIN から供給され , インダクタ電流 (IL) が増加します。さらに , インダクタ電流 (IL) を 検出した電流 (1/m × IL) が抵抗 (Rs) を流れ , 抵抗電圧 (Vs) が上昇します。Vs が誤差増幅器の出力である Eout に達すると , SR-FF がリセットされ , 次のクロックまでメイン側 FET がオフ (toff) になります。 インダクタ電流 (IL) のピーク電流制御によって DC/DC コンバータ制御が行われます。 ・電流モード DC/DC コンバータ動作説明図 CB バイアス 電源 メイン側ドライバ R1 FB − R2 + VREF Eout VIN SR-FF + R Q − S ドライバ 制御 ロジック 電流 センス バイアス IL Vo 同期整流側ドライバ OSC Vs 1 × IL m Rs OSC IL Eout Vs toff ton DS04–27261–6 7 MB39C308 ■ 絶対最大定格 項目 記号 条件 電源電圧 VDD CB 電圧 LX 電圧 定格値 単位 最小 最大 AVDD, PVDD1 ∼ PVDD7 端子 − 0.3 + 13.5 V VCB CB1 ∼ CB6 端子 − 0.3 + 18.5 V VLX LX1 ∼ LX6 端子 − 0.3 VDD V CBn - LXn 間電圧差 VCBLX CBn, LXn 端子 − 0.3 +7 V OUTH 電圧 VOUTH OUT1H, OUT2H 端子 VLX − 0.3 VCB V OUTL 電圧 VOUTL OUT1L, OUT2L 端子 − 0.3 +7 V DIN 電圧 VDIN DIN 端子 − 0.3 +7 V VB 電圧 VVB VB 端子 − 0.3 +7 V VREF 電圧 VVREF VREF 端子 − 0.3 +7 V CTL 電圧 VCTL CTL1 ∼ CTL6 端子 − 0.3 + 13.5 V VSEL 電圧 VSEL VSEL34, DVSEL6 端子 − 0.3 +7 V FSEL 電圧 VFSEL FSEL4 端子 − 0.3 +7 V FB 電圧 VFB FB1 ∼ FB6 端子 − 0.3 +7 V PG 電圧 VPG PG1 ∼ PG6, ALLPG 端子 − 0.3 +7 V SS 電圧 VSS ⎯ − 0.3 +7 V PD Ta ≦+ 25 °C ⎯ 2940* mW パッケージ許容損失 Ta =+ 85 °C ⎯ 1180* mW 動作周囲温度 Ta ⎯ − 40 + 85 °C TSTG ⎯ − 55 + 125 °C 保存温度 *:Ta =+ 25 °C ∼+ 85 °C 間の許容損失は「■ 標準特性・許容損失 - 動作周囲温度特性」グラフを参照してください。 <注意事項> 最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性がありま す。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 <注意事項> − 0.3 V 以下の負電圧を GND 端子 (AGND, PGND1 ∼ PGND7) に印加した場合 , このデバイス上に寄生トラ ンジスタを発生させ , 異常動作を引き起こす可能性があります。 LX 端子をいずれかの VDD 端子 (AVDD, PVDD1 ∼ PVDD7) または GND 端子 (AGND, PGND1 ∼ PGND7) に直接接続した場合 , デバイスの恒久的損傷を引き起こす可能性があります。 8 DS04–27261–6 MB39C308 ■ 推奨動作条件 項目 記号 条件 規格値 最小 標準 最大 単位 電源電圧 VDD AVDD = PVDD1 ∼ PVDD7 端子 5.5 ⎯ 12.6 V 入力容量 CIN VDD1- PGND1 端子∼ VDD6 - PGND6 端子 ⎯ 4.7 ⎯ μF CBn - LXn 容量 CCB CBn, LXn 端子 ⎯ 0.1 ⎯ μF L1 LX1 端子 ⎯ 3.3 ⎯ μH L2 LX2 端子 ⎯ 3.3 ⎯ μH L3 LX3 端子 LX4 端子 , FSEL4 端子= H fosc = 0.7 MHz LX4 端子 , FSEL4 端子= L fosc = 0.35 MHz ⎯ 1.5 ⎯ μH ⎯ 1.5 ⎯ ⎯ 1.5 ⎯ LX インダクタ 出力電流 L4 L5 LX5 端子 ⎯ 1.5 ⎯ μH L6 LX6 端子 ⎯ 1.5 ⎯ μH I O1 Vo1 (5 V), DC, RonH1 = 32 mΩ 接続時 ⎯ 1 2* A IO2 Vo2 (3.3 V), DC, RonH2 = 16 mΩ 接続時 ⎯ 2.25 4.5* A I O3 Vo3 (1.8 V/1.5 V), DC ⎯ 1.35 2.7* A I O4 Vo4 (0.9 V/0.75 V), DC ⎯ 1 1.5* A IO5 Vo5 (1.5 V), DC ⎯ 1.25 2.5* A I O6 Vo6 (1.1 V/1.05 V), DC ⎯ 1.75 3.5* A Vo1 (5 V), RonH1 = 32 mΩ, L = 3.3 μH, SS1, SS2 端子= GND Vo2 (3.3 V), RonH1 = 16 mΩ, L = 3.3 μH, SS1, SS2 端子= GND ⎯ 100 300 μF ⎯ 100 700 μF CO3 Vo3 (1.8 V), L = 1.5 μH, SS1, SS2 端子= GND ⎯ 100 300 μF C O4 Vo4 (0.9 V), L = 1.5 μH, SS1, SS2 端子= GND ⎯ 100 500 μF C O5 CO1 CO2 出力容量 外付け FET オン抵抗 VB 出力容量 μH Vo5 (1.5 V), L = 1.5 μH, SS1, SS2 端子= GND ⎯ 100 300 μF C O6 Vo6 (1.05 V), L = 1.5 μH, SS1, SS2 端子= GND ⎯ 200 500 μF RonH1 CH1 メイン側 FET, OUT1H 端子接続 ⎯ 32 ⎯ mΩ RonL1 CH1 同期整流側 FET, OUT1L 端子接続 ⎯ 32 ⎯ mΩ RonH2 CH2 メイン側 FET, OUT2H 端子接続 12 16 20 mΩ RonL2 CH2 同期整流側 FET, OUT2L 端子接続 ⎯ 16 ⎯ mΩ CVB VB 端子 ⎯ 1 ⎯ μF VREF 出力容量 CVREF VREF 端子 ⎯ 4.7 ⎯ μF VREF 出力電流 IVREF VREF 端子 −1 ⎯ 0 mA PG 入力電圧 VPG PG1 ∼ PG6, ALLPG 端子 ⎯ ⎯ 6 V PG シンク電流 IPG PG1 ∼ PG6, ALLPG 端子 ⎯ ⎯ 2 mA CTL 入力電圧 VCTL CTL1 ∼ CTL6 端子 ⎯ ⎯ AVDD V VSEL 入力電圧 VSEL VSEL34, DVSEL6 端子 ⎯ ⎯ 6 V FSEL 入力電圧 VFSEL FSEL4 端子 ⎯ ⎯ 6 V SS1, SS2 端子 ⎯ ⎯ VB V SS 入力電圧 VSS *:MB39C308 は , 各チャネルの出力電流が最大出力電流の 60% で , 推奨電源電圧範囲で使用されるという動作条件を仮 定して熱設計されています。 <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 DS04–27261–6 9 MB39C308 ■ 電気的特性 (Ta =+ 25 °C, AVDD = PVDD1 ∼ PVDD7 = 7.2 V) 項目 基準電圧 基準電圧部 [VREF] バイアス電圧部 [VB] 低電圧誤動作防止 回路部 [ UVLO ] 過熱保護回路部 [OTP] 記号 条件 VREF 規格値 単位 最小 標準 最大 VREF 端子= 0 mA 2.45 2.5 2.55 V ライン レギュレーション VREF Line AVDD 端子= 5.5 V ∼ 12.6 V − 10 ⎯ + 10 mV ロード レギュレーション VREF Load VREF 端子= 0 mA ∼− 1 mA − 15 ⎯ + 15 mV 4.8 5 5.2 V − 15 ⎯ + 15 mV バイアス電圧 VVB 5.5 V ≦ AVDD ≦ 12.6 V VB 端子= 0 mA ロード レギュレーション VB Load VB 端子= 0 mA ∼− 1 mA スレッショルド電圧 VTLH AVDD 端子 4.5 5.0 5.2 V ヒステリシス幅 VHU AVDD 端子 0.05 0.1 0.4 V TOTPH ⎯ + 150*1 ⎯ °C TH ⎯ + 25* ⎯ °C 停止温度 ヒステリシス幅 1 入力過電圧保護 回路部 [IVP] スレッショルド電圧 VIVPH AVDD 端子 12.6 13.0 13.4 V 解除電圧 VIVPL AVDD 端子 12.5 12.85 13.3 V ヒステリシス幅 VHI AVDD 端子 ⎯ 0.15 ⎯ V 発振器部 [OSC] fosc CH1 ∼ CH3, CH5, CH6 CH4:FSEL4 端子= “H” レベル 0.56 0.7 0.84 MHz 発振周波数 *2 CH4:FSEL4 端子= “L” レベル 0.28 0.35 0.42 MHz 制御部 [CTL1 ∼ CTL6] 出力 ON 条件 VIH CTL1 ∼ CTL6 端子 2 ⎯ ⎯ V 出力 OFF 条件 VIL CTL1 ∼ CTL6 端子 ⎯ ⎯ 0.8 V ICTLH CTL1 ∼ CTL6 端子= 3 V 23 30 43 μA ICTLL CTL1 ∼ CTL6 端子= 0 V ⎯ ⎯ 1 μA 入力電流 (続く) 10 DS04–27261–6 MB39C308 (Ta =+ 25 °C, AVDD = PVDD1 ∼ PVDD7 = 7.2 V) 項目 VSEL34 “H” レベル 出力電圧選択 VSEL34 “L” レベル 部 [VSEL34, DVSEL6] 入力電流 Low 側スレッショル ド電圧 High 側スレッショル パワーグッド ド電圧 検出器部 ヒステリシス幅 [PG1 ∼ PG6, ALLPG] 出力 Low 時 PG 電圧 共通制御部 記号 条件 規格値 最小 標準 最大 単位 VLGH VSEL34, DVSEL6 端子 2 ⎯ ⎯ V VLGL VSEL34, DVSEL6 端子 ⎯ ⎯ 0.8 V ISELH VSEL34, DVSEL6 端子= 3 V 23 30 43 μA ISELL VSEL34, DVSEL6 端子= 0 V ⎯ ⎯ 1 μA VPGL FB1 ∼ FB6 端子 PG1 ∼ PG6 端子 Vo × 0.85 Vo × 0.9 Vo × 0.95 V VPGH FB1 ∼ FB6 端子 PG1 ∼ PG6 端子 Vo × 1.05 Vo × 1.1 Vo × 1.15 V ⎯ VH ⎯ Vo × 0.03 ⎯ V VOL PG1 ∼ PG6, ALLPG 端子= 1 mA ⎯ 0.1 0.3 V PG リーク電流 ILKPG PG1 ∼ PG6, ALLPG 端子= 6V ⎯ ⎯ 1 μA AVDD スタンバイ 電流 IAVDDS CTL1 ∼ CTL6 端子= 0 V, AVDD 端子= 12.6 V ⎯ ⎯ 1 μA AVDD 電源電流 IAVDD CTL1 ∼ CTL6 端子= 3 V ⎯ 0.25 ⎯ mA CH1 出力電圧 Vo1 FB1 端子 4.75 5 5.25 V ⎯ ⎯ 15 μA PVDD1 スタンバイ 電流 CH1 効率 CH1 部 [CH1] OUT1H ソース電流 OUT1H シンク電流 OUT1L ソース電流 IPVDD1S CTL1 端子= 0 V, PVDD1 端子= 12.6 V ηL1 0.05 × Io ( 最大 ) < Io < 0.3 × Io ( 最大 ) 87*3 ⎯ ⎯ % ηT1 0.3 × Io ( 最大 ) < Io < 0.6 × Io ( 最大 ) 92*3 ⎯ ⎯ % ηF1 0.6 × Io ( 最大 ) < Io < Io ( 最大 ) 92*3 ⎯ ⎯ % Duty ≦ 5%, CB1 端子= 5 V, IsourceH1 LX1 端子= 0 V, OUT1H 端子= 0 V ⎯ − 400*1 ⎯ mA Duty ≦ 5%, CB1 端子= 5 V, LX1 端子= 0 V, OUT1H 端子= 5 V ⎯ 400*1 ⎯ mA ⎯ − 400*1 ⎯ mA IsinkH1 Duty ≦ 5%, VB 端子= 5 V, IsourceN1 LX1 端子= 0 V, OUT1L 端子= 0 V (続く) DS04–27261–6 11 MB39C308 (Ta =+ 25 °C, AVDD = PVDD1 ∼ PVDD7 = 7.2 V) 項目 規格値 単位 標準 最大 Duty ≦ 5%, VB 端子= 5 V, LX1 端子= 0 V, OUT1L 端子= 5 V ⎯ 400*1 ⎯ mA ROH1 OUT1H 端子=− 15 mA ⎯ 12 18 Ω ROL1 OUT1H 端子= 15 mA ⎯ 12 18 Ω ROH1 OUT1L 端子=− 15 mA ⎯ 12 18 Ω ROL1 OUT1L 端子= 15 mA ⎯ 12 18 Ω Vo1 出力過電圧 スレッショルド Vo1 FB1 端子 5.9*1 6*1 6.1*1 V Vo1 リミット電流 IOCP1 IO1 (RonH1 = 32 mΩ, L = 3.3 μH) 3.4*1 4.0*1 4.6*1 A FB1 入力抵抗 RFB1 FB1 端子 ⎯ 340 ⎯ kΩ ソフトスタート時間 SS1 FB1 端子 SS1 = SS2 = AGND 端子 1.19 1.4 1.61 ms CH2 出力電圧 Vo2 FB2 端子 3.135 3.3 3.465 V ⎯ ⎯ 15 μA OUT1H ON 抵抗 OUT1L ON 抵抗 PVDD2 スタンバイ 電流 CH2 効率 OUT2H ソース電流 CH2 部 [CH2] 条件 最小 OUT1L シンク電流 CH1 部 [CH1] 記号 OUT2H シンク電流 OUT2L ソース電流 OUT2L シンク電流 OUT2H ON 抵抗 OUT2L ON 抵抗 IsinkN1 IPVDD2S CTL2 端子= 0 V, PVDD2 端子= 12.6 V ηL2 0.05 × Io ( 最大 ) < Io < 0.3 × Io ( 最大 ) 87*3 ⎯ ⎯ % ηT2 0.3 × Io ( 最大 ) < Io < 0.6 × Io ( 最大 ) 92*3 ⎯ ⎯ % ηF2 0.6 × Io ( 最大 ) < Io < Io ( 最大 ) 92*3 ⎯ ⎯ % Duty ≦ 5%, CB2 端子= 5 V, IsourceH2 LX2 端子= 0 V, OUT2H 端子= 0 V ⎯ − 400 ⎯ mA Duty ≦ 5%, CB2 端子= 5 V, LX2 端子= 0 V, OUT2H 端子= 5 V ⎯ 400 ⎯ mA Duty ≦ 5%, VB 端子= 5 V, IsourceN2 LX2 端子= 0 V, OUT2L 端子= 0 V ⎯ − 400 ⎯ mA Duty ≦ 5%, VB 端子= 5 V, LX2 端子= 0 V, OUT2L 端子= 5 V ⎯ 400 ⎯ mA ROH2 OUT2H 端子=− 15 mA ⎯ 12 18 Ω ROL2 OUT2H 端子= 15 mA ⎯ 12 18 Ω ROH2 OUT2L 端子=− 15 mA ⎯ 12 18 Ω ROL2 OUT2L 端子= 15 mA ⎯ 12 18 Ω IsinkH2 IsinkN2 (続く) 12 DS04–27261–6 MB39C308 (Ta =+ 25 °C, AVDD = PVDD1 ∼ PVDD7 = 7.2 V) 項目 CH2 部 [CH2] 記号 条件 規格値 単位 最小 標準 最大 3.894*1 3.96*1 4.026*1 V 6.7*1 7.9*1 9.0*1 A ⎯ 220 ⎯ kΩ Vo2 出力過電圧 スレッショルド Vo2 FB2 端子 Vo2 リミット電流 IOCP2 IO2 (RonH1 = 16 mΩ, L = 3.3 μH) FB2 入力抵抗 RFB2 FB2 端子 ソフトスタート時間 SS2 FB2 端子 SS1 = SS2 = AGND 端子 1.19 1.4 1.61 ms VSEL34 = “H” レベル , FB3 端子 1.71 1.8 1.89 V VSEL34 = “L” レベル , FB3 端子 1.425 1.5 1.575 V CH3 出力電圧 Vo3 メイン側 FET ON 抵抗 RONH3 LX3 端子=− 100 mA, VGS = 5 V ⎯ 65*1 ⎯ mΩ 同期整流側 FET ON 抵抗 RONL3 LX3 端子= 100 mA, VGS = 5 V ⎯ 40*1 ⎯ mΩ PVDD3 スタンバイ電流 IPVDD3S CTL34 端子= 0 V, PVDD3 端子= 12.6 V ⎯ ⎯ 15 μA CH3 部 [CH3] ηL31 VSEL34 端子= “H” レベル , Vo3 = 1.8 V 0.05 × Io ( 最大 ) < Io < 0.3 × Io ( 最大 ) 85*3 ⎯ ⎯ % ηL32 VSEL34 端子= “L” レベル , Vo3 = 1.5 V 0.05 × Io ( 最大 ) < Io < 0.3 × Io ( 最大 ) 82*3 ⎯ ⎯ % ηT31 VSEL34 端子= “H” レベル , Vo3 = 1.8 V 0.3 × Io ( 最大 ) < Io < 0.6 × Io ( 最大 ) 87*3 ⎯ ⎯ % ηT32 VSEL34 端子= “L” レベル , Vo3 = 1.5 V 0.3 × Io ( 最大 ) < Io < 0.6 × Io ( 最大 ) 85*3 ⎯ ⎯ % ηF31 VSEL34 端子= “H” レベル , Vo3 = 1.8 V 0.6 × Io ( 最大 ) < Io < Io ( 最大 ) 87*3 ⎯ ⎯ % ηF32 VSEL34 端子= “L” レベル , Vo3 = 1.5 V 0.6 × Io ( 最大 ) < Io < Io ( 最大 ) 85*3 ⎯ ⎯ % CH3 効率 (続く) DS04–27261–6 13 MB39C308 (Ta =+ 25 °C, AVDD = PVDD1 ∼ PVDD7 = 7.2 V) 項目 CH3 部 [CH3] 記号 条件 規格値 単位 最小 標準 最大 VSEL34 端子= “H” レベル , Vo3 = 1.8 V, FB3 端子 2.124*1 2.16*1 2.196*1 V VSEL34 端子= “L” レベル , Vo3 = 1.5 V, FB3 端子 1.77*1 1.8*1 1.83*1 V 3.0*1 3.75*1 4.5*1 A ⎯ 250 ⎯ kΩ Vo3 出力過電圧 スレッショルド VOVP3 Vo3 リミット電流 IOCP3 IO3, (L = 1.5 μH) FB3 入力抵抗 RFB3 FB3 端子 ソフトスタート時間 SS3 FB3 端子 SS1 = SS2 = AGND 端子 1.19 1.4 1.61 ms VSEL34 端子= “H” レベル , FB4 端子 0.855 0.9 0.945 V VSEL34 端子= “L” レベル , FB4 端子 0.7125 0.75 0.7875 V CH4 出力電圧 Vo4 メイン側 FET ON 抵抗 RONH4 LX4 端子=− 100 mA, VGS = 5 V ⎯ 130*1 ⎯ mΩ 同期整流側 FET ON 抵抗 RONL4 LX4 端子= 100 mA, VGS = 5 V ⎯ 55*1 ⎯ mΩ PVDD4 スタンバイ電流 IPVDD4S CTL34 端子 = 0 V, PVDD4 端子 = 12.6 V ⎯ ⎯ 15 μA ηT41 VSEL34 端子= “H” レベル , FSEL4 端子 = “H” レベル , Vo4 = 0.9 V 0.3 × Io ( 最大 ) < Io < 0.6 × Io ( 最大 ) 80*3 ⎯ ⎯ % ηT42 VSEL34 端子= “L” レベル , FSEL4 端子 = “H” レベル , Vo4 = 0.75 V 0.3 × Io ( 最大 ) < Io < 0.6 × Io ( 最大 ) 80*3 ⎯ ⎯ % ηF41 VSEL34 端子= “H” レベル , FSEL4 端子 = “H” レベル , Vo4 = 0.9 V 0.6 × Io ( 最大 ) < Io < Io ( 最大 ) 83*3 ⎯ ⎯ % ηF42 VSEL34 端子= “L” レベル , FSEL4 端子 = “H” レベル , Vo4 = 0.75 V 0.6 × Io ( 最大 ) < Io < Io ( 最大 ) 83*3 ⎯ ⎯ % VSEL34 端子= “H” レベル , Vo4 = 0.9 V, FB4 端子 1.035*1 1.08*1 1.125*1 V VSEL34 端子= “L” レベル , Vo4 = 0.75 V, FB4 端子 0.862*1 0.90*1 0.938*1 V CH4 部 [CH4] CH4 効率 Vo4 出力過電圧 スレッショルド VOVP4 (続く) 14 DS04–27261–6 MB39C308 (Ta =+ 25 °C, AVDD = PVDD1 ∼ PVDD7 = 7.2 V) 項目 CH4 部 [CH4] IOCP4 Io4, (L = 1.5 μH, fosc = 700 kHz) FB4 入力抵抗 RFB4 FB4 端子 ソフトスタート時間 SS4 FB4 端子 , SS1 = SS2 = AGND 端子 規格値 単位 最小 標準 最大 1.92*1 2.4*1 2.88*1 A ⎯ 750 ⎯ kΩ 1.19 1.4 1.61 ms FSEL4 “H” レベル VFLGH4 FSEL4 端子 2 ⎯ ⎯ V FSEL4 “L” レベル VFLGL4 FSEL4 端子 ⎯ ⎯ 0.8 V IFSELH4 FSEL4 端子= 3 V 23 30 43 μA FSEL4 端子= 0 V ⎯ ⎯ 1 μA 1.425 1.5 1.575 V CH5 出力電圧 IFSELL4 Vo5 FB5 端子 メイン側 FET ON 抵抗 RONH5 LX5 端子=− 100 mA, VGS = 5 V ⎯ 65*1 ⎯ mΩ 同期整流側 FET ON 抵抗 RONL5 LX5 端子= 100 mA, VGS = 5 V ⎯ 40*1 ⎯ mΩ PVDD5 スタンバイ電流 IPVDD5S CTL5 端子= 0 V, PVDD5 端子= 12.6 V ⎯ ⎯ 15 μA CH5 効率 ηL5 0.05 × Io ( 最大 ) < Io < 0.3 × Io ( 最大 ) 82*3 ⎯ ⎯ % ηT5 0.3 × Io ( 最大 ) < Io < 0.6 × Io ( 最大 ) 85*3 ⎯ ⎯ % ηF5 0.6 × Io ( 最大 ) < Io < Io ( 最大 ) 85*3 ⎯ ⎯ % Vo5 出力過電圧 スレッショルド VOVP5 FB5 端子 1.77*1 1.8*1 1.83*1 V Vo5 リミット電流 IOCP5 IO5, (L = 1.5 μH) 2.8*1 3.5*1 4.2*1 A FB5 入力抵抗 RFB5 FB5 端子 ⎯ 250 ⎯ kΩ ソフトスタート時間 SS5 FB5 端子 , SS1 = SS2 = AGND 端子 1.19 1.4 1.61 ms DVSEL6 = “H” レベル , FB6 端子 1.045 1.1 1.155 V DVSEL6 = “L” レベル , FB6 端子 0.9975 1.05 1.1025 V CH6 出力電圧 CH6 部 [CH6] 条件 Vo4 リミット電流 FSEL4 入力電流 CH5 部 [CH5] 記号 Vo6 メイン側 FET ON 抵抗 RONH6 LX6 端子=− 100 mA, VGS = 5 V ⎯ 61*1 ⎯ mΩ 同期整流側 FET ON 抵抗 RONL6 LX6 端子= 100 mA, VGS = 5 V ⎯ 35*1 ⎯ mΩ PVDD6 スタンバイ電流 IPVDD6S CTL6 端子= 0 V, PVDD6 端子= 12.6 V ⎯ ⎯ 15 μA (続く) DS04–27261–6 15 MB39C308 (続き) (Ta =+ 25 °C, AVDD = PVDD1 ∼ PVDD7 = 7.2 V) 項目 記号 条件 規格値 単位 最小 標準 最大 ηL61 DVSEL6 端子= “H” レベル , Vo6 = 1.1 V 0.05 × Io ( 最大 ) < Io < 0.3 × Io ( 最大 ) 80*3 ⎯ ⎯ % ηL62 DVSEL6 端子= “L” レベル , Vo6 = 1.05 V 0.05 × Io ( 最大 ) < Io < 0.3 × Io ( 最大 ) 80*3 ⎯ ⎯ % ηT61 DVSEL6 端子= “H” レベル , Vo6 = 1.1 V 0.3 × Io ( 最大 ) < Io < 0.6 × Io ( 最大 ) 82*3 ⎯ ⎯ % ηT62 DVSEL6 端子= “L” レベル , Vo6 = 1.05 V 0.3 × Io ( 最大 ) < Io < 0.6 × Io ( 最大 ) 82*3 ⎯ ⎯ % ηF61 DVSEL6 端子= “H” レベル , Vo6 = 1.1 V 0.6 × Io ( 最大 ) < Io < Io ( 最大 ) 81*3 ⎯ ⎯ % ηF62 DVSEL6 端子= “L” レベル , Vo6 = 1.05 V 0.6 × Io ( 最大 ) < Io < Io ( 最大 ) 81*3 ⎯ ⎯ % DVSEL6 端子= “H” レベル , Vo6 = 1.1 V, FB6 端子 1.298*1 1.32*1 1.342*1 V DVSEL6 端子= “L” レベル , Vo6 = 1.05 V, FB6 端子 1.239*1 1.26*1 1.281*1 V 4.0*1 5.0*1 6.0*1 A ⎯ 350 ⎯ kΩ 1.19 1.4 1.61 ms CH6 効率 CH6 部 [CH6] Vo6 出力過電圧 スレッショルド VOVP6 Vo6 リミット電流 IOCP6 IO6, (L = 1.5 μH) FB6 入力抵抗 RFB6 FB6 端子 ソフトスタート時間 SS6 FB6 端子 , SS1 = SS2 = AGND 端子 * 1: この値は規格値ではありません。設計する際の目安としてお使いください。 * 2: FSEL4 端子は , 通常 “H” レベルに設定して fosc = 700 kHz 設定で使用してください。Vo4 が 0.75 V にプリセットされ ている場合には , 入力電圧が高いと ON になる時間が非常に短くなるため , 軽負荷状態で CH4 出力の安定度が悪く なる場合があります。このような場合には , FSEL4 端子を “L” レベルに設定して fosc = 350 kHz 設定にしてください。 * 3: この値は推奨 EVB で評価した時の参考値です。設計する際の目安としてお使いください。 16 DS04–27261–6 MB39C308 ■ チャネルコントロール機能 CTL1, CTL2, CTL34, CTL5 および CTL6 端子の電圧レベルによって各チャネルの ON, OFF を設定します。 ・各チャネルの ON/OFF 設定条件 CTL1 CTL2 CTL34 CTL5 CTL6 CH1 CH2 CH3 CH4 CH5 CH6 L L L L L OFF OFF OFF OFF OFF OFF H L L L L ON OFF OFF OFF OFF OFF L H L L L OFF ON OFF OFF OFF OFF L L H L L OFF OFF ON ON OFF OFF L L L H L OFF OFF OFF OFF ON OFF L L L L H OFF OFF OFF OFF OFF ON H H H H H ON ON ON ON ON ON ■ パワーグッド機能 「・パワーグッド機能の動作波形」を下図に示します。ALLPG 端子および PGx 端子は N-ch MOS のオープンドレインに接 続され , 抵抗を介して使用されます。CTLx 端子が ON になり , 出力電圧がプリセット電圧の 7%以内になると , PGx 端子 が“L”から“H”になります。PGx=“H”は, パワーグッド状態を意味します。出力電圧の変化がプリセット電圧の10%を超え ると , PGx 端子は “L” になります。出力電圧がプリセット電圧の 7%以内になると , PGx 端子は “L” から "H” になります。さ らに , CH3 ∼ CH6 のすべてのチャネルがパワーグッドになると , ALLPG 端子が “H” になります。 ・パワーグッド機能の動作波形 ソフトスタート ソフトストップ 動作 CTLx PGx +10% プリセット出力電圧 Vox -7% +7% -10% -7% PGx DS04–27261–6 17 MB39C308 ■ 保護機能 <1> 低電圧誤動作防止 (UVLO) 電源電圧 (AVDD), バイアス電圧 (VB), 内部基準電圧 (VREF) の過渡状態や瞬時低下での , IC の誤動作やシステムの破壊 , 劣化を防止するための機能です。 AVDD 端子が 5.0 V(Typ) より下がると , UVLO 保護機能により , CH1 ∼ CH6 のすべてのメイン側 FET, 同期側 FET を OFF します。AVDD 端子が 5.1 V(Typ) を超えると , UVLO は解除されます。これは非ラッチ方式の保護です。 <2> 入力過電圧保護 (IVP) 電源電圧 (AVDD) の過渡状態や瞬時上昇での , IC の誤動作やシステムの破壊 , 劣化を防止するための回路です。 AVDD 端子が 13.0 V(Typ) を超えると , IVP 保護機能により , CH1 ∼ CH6 のすべてのメイン側 FET, 同期側 FET を OFF します。AVDD 端子が 12.85 V(Typ) より下がると , IVP は解除されます。これは非ラッチ方式の保護です。 <3> 過熱保護 (OTP) IC を熱破壊から保護するための機能です。接合部温度が+ 150 °C (Typ) を超えると , CH1 ∼ CH6 のすべてのメイン側 FET, 同期側 FET を OFF します。接合部温度が+ 125 °C (Typ) より下がると , OTP は解除されます。これは非ラッチ方式の 保護です。 <4> 出力短絡保護 (SCP) 出力電圧が低下した際に出力を停止し , 出力に接続されているデバイスを保護するための機能です。 出力の GND への短絡や過大電流などによって CH1 ∼ CH6 のいずれかの出力電圧が低下すると , SCP タイマがカウン トを開始します。出力電圧の低下が 1.4 ms (Typ) 継続すると , ラッチ保護が作動し , すべてのメイン側 FET, 同期側 FET を OFF します。 出力短絡保護のラッチ解除は , 以下のいずれかのステップにより行ないます。 - CH1 ∼ CH6 のすべての CTL 信号を "L" に設定した後 , 各 CTL 信号を再び ON にします。 - AVDD 端子の電圧が UVLO のスレッショルド電圧より下がり , その後 AVDD 端子の電圧が再び UVLO のスレッショ ルド電圧より高くなると , 各出力が起動します。 <5> 出力過電圧保護 (OVP) 出力電圧が上昇した際に , 出力に接続されているデバイスを保護するための機能です。 CH1 ∼ CH6 のいずれかの出力電 圧が各チャネルのプリセット電圧の 120% (Typ) より高くなると , 該当チャネルのメイン側 FET, 同期側 FET を OFF しま す ( ただし CH4 のみメイン側 FET を OFF し , 同期側 FET を ON します。CH4 は PWM 固定で制御されるため , 同期整流 側 FET の論理が他のチャネルとは異なります )。出力電圧がプリセット電圧の 103% (Typ) より下がると , OVP は解除され ます。これは非ラッチ方式の保護です。 <6> 過電流保護 (OCP) 出力電流を制限するための機能です。メイン側 FET のドレインソース間に過剰電流が流れると各チャネルのプリセット の値にて出力電流を一定に制限します。過電流保護により通常は出力電圧が低下するため , 出力短絡保護が作動しラッチ 設定にて停止します。過電流保護機能は該当チャネルにのみ作用するものですが , 最終的には出力短絡保護により全チャ ネルを停止します。 18 DS04–27261–6 MB39C308 ■ ソフトスタートおよびソフトストップ機能の動作説明 ソフトスタート機能は , 各チャネルを ON にしたときの突入電流を防止します。CTL1, CTL2, CTL34, CTL5 および CTL6 が “H” レベルに設定されると , 各チャネルの誤差増幅器の反転入力端子の電圧レベルが一定の傾斜で上昇していきます。 これにより , ソフトスタート時間は出力負荷から独立して設定できます。CTL1, CTL2, CTL34, CTL5 および CTL6 が “L” レ ベルに設定されると, 各チャネルの誤差増幅器の反転入力の電圧レベルが一定の傾斜で下降していきます。 これにより, 出 力電圧が下がっていきます。ソフトストップ時間は出力負荷から独立して設定できます。 「・ソフトスタート / ソフトストップ時間 (tson/tsoff) 設定条件」に示すように , SS1 および SS2 端子のレベルを組み合わせ ることにより , ソフトスタートおよびソフトストップの時間をあらかじめ定義でき , 容量 , 抵抗などの外付け部品は不要 です。 ・ソフトスタート / ソフトストップ時間 (tson/tsoff) 設定条件 SS1 端子 SS2 端子 ソフトスタート 時間 (tson) (Typ) * ソフトストップ 時間 (tsoff) (Typ) * 単位 AGND 端子に接続 AGND 端子に接続 1.4 1.4 ms AGND 端子に接続 VREF 端子に接続 2.2 2.2 ms AGND 端子に接続 VB 端子に接続 2.9 2.9 ms VREF 端子に接続 AGND 端子に接続 3.5 3.5 ms VREF 端子に接続 VREF 端子に接続 4.1 4.1 ms VREF 端子に接続 VB 端子に接続 5.1 5.1 ms VB 端子に接続 AGND 端子に接続 5.9 5.9 ms VB 端子に接続 VREF 端子に接続 7.3 7.3 ms VB 端子に接続 8.2 8.2 ms VB 端子に接続 *:精度:Typ ± 15% DS04–27261–6 19 MB39C308 << ソフトスタート / ソフトストップ動作時の各チャネルの出力電圧波形 >> CTL1, CTL2, CTL34, CTL5 および CTL6 端子の ON, OFF によって各チャネルの出力は起動 / 切断します。 (1) CTLX と CTLY が同時に “H” または “L” に設定された場合 CTLX CTLY VoX VoX (CHX *出力 ) VoY VoY (CHY *出力 ) tson tsoff VoX と VoY は同時にソフトスタート / ソフトストップ動作を開始します。 (2) VoX のソフトスタートまたはソフトストップ完了後に CTLY が “H” または “L” に設定された場合 *:CHY は CHX とは互いに 異なる CH (3) VoX がソフトスタートまたはソフトストップ動作を 開始した後に CTLY が “H” または “L” に設定された場合 CTLX CTLX CTLY CTLY VoX VoX VoX VoX (CHX 出力 ) (CHX 出力 ) tsoff tson tsoff tson VoY VoY VoY VoY (CHY 出力 ) (CHY 出力 ) tson tsoff tson tsoff VoX と VoY は , それぞれソフトスター ト / ソフトストップ動作を独立して行い ます。 20 DS04–27261–6 MB39C308 (4) CTL34 が “H” または “L” に設定された場合 CTL34 Vo3 (1.8 V/1.5 V) (1.8 V/1.5 V) (CH3 出力 ) Vo4 (0.9 V/0.75 V) (CH4 出力 ) (0.9 V/0.75 V) Vo3 と Vo4 は同時にソフトスタート / ソフトストップ動作を行います。 tson tsoff ■ CH3/CH4/CH6 の出力電圧のプリセット機能 CH3 および CH4 のプリセット出力電圧は , VSEL34 端子によって決まり , CH6 のプリセット出力電圧は , DVSEL6 端子 によって決まります。下記の表を参照してください。 ・CH3/CH4/CH6 の出力電圧のプリセット条件 接続 VREF GND VSEL34 Vo3 = 1.8 V に設定 Vo4 = 0.9 V に設定 Vo3 = 1.5 V に設定 Vo4 = 0.75 V に設定 DVSEL6 Vo6 = 1.1 V に設定 Vo6 = 1.05 V に設定 DS04–27261–6 21 MB39C308 ■ 標準特性 ・許容損失 - 動作周囲温度特性 許容損失 - 動作周囲温度 4 風速 : 0 m/s 許容損失 PD (W) 3 2 1 0 -50 -25 0 +25 +50 +75 +100 動作周囲温度 Ta ( °C) 「・許容損失 - 動作周囲温度特性」に , 許容損失が示されています。最大消費電力は , パッケージの熱容量 , 周囲温度に依存 します。 各チャネル (CH1 ∼ CH6) の消費電力の合計が , 最大定格を超えてはいけません。各チャネルの負荷電流と電力損失が , 「・各チャネルの電力損失特性」に示されています。 ・熱モデルの条件 風速 : 0 m/s MB39C308 (9 mm × 9 mm × 1.3 mm) プリント基板 (FR4 : 117 mm × 84 mm × 0.8 mm) 22 DS04–27261–6 MB39C308 ・各チャネルの電力損失特性 CH1 出力電流 - 電力損失 CH2 出力電流 - 電力損失 1.8 1.8 VIN = 7.2 V Vo1 = 5.0 V Si7212DN 使用時 1.2 0.9 熱設計ポイント 0.6 外付け FET の損失は除く 0.3 0 1 2 3 4 0.9 熱設計ポイント 0.6 外付け FET の損失は除く 0.3 0 5 1 2 3 CH1 出力電流 (A) CH2 出力電流 (A) CH3 出力電流 - 電力損失 CH4 出力電流 - 電力損失 4 5 1.8 1.8 VIN=7.2 V Vo3=1.8 V/1.5 V Vo3=1.5 V Vo3=1.8 V 1.2 0.9 熱設計ポイント 0.6 0.3 0 Vo4=0.9 V Vo4=0.75 V VIN=7.2 V Vo4=0.9 V/0.75 V 1.5 CH4 電力損失 (W) 1.5 CH3 電力損失 (W) 1.2 0 0 1.2 0.9 0.6 熱設計ポイント 0.3 0 0 1 2 3 4 5 0 1 2 3 CH3 出力電流 (A) CH4 出力電流 (A) CH5 出力電流 - 電力損失 CH6 出力電流 - 電力損失 4 5 1.8 1.8 VIN=7.2 V Vo5=1.5 V 1.2 0.9 熱設計ポイント 0.6 VIN=7.2 V Vo6=1.1 V/1.05 V 1.5 CH6 電力損失 (W) 1.5 CH5 電力損失 (W) VIN = 7.2 V Vo2 = 3.3 V Si7212DN (2 パラ ) 使用時 1.5 CH2 電力損失 (W) CH1 電力損失 (W) 1.5 0.3 Vo6=1.1 V Vo6=1.05 V 1.2 0.9 熱設計ポイント 0.6 0.3 0 0 0 1 2 3 CH5 出力電流 (A) DS04–27261–6 4 5 0 1 2 3 4 5 CH6 出力電流 (A) 23 MB39C308 ■ 未使用端子の処理 1. 端子接続 (CH1/CH2 を使用しない場合 ) CH1 または CH2 を使用しない場合 , PVDD 端子を電源に , PG, CTL, FB 端子をアナロググランド (AGND) に接続してく ださい。OUTH, OUTL, CB, LX 端子を開放し , PGND 端子をパワーグランドに接続してください。 ・CH1 を使用しない場合 PG1 1 CTL1 FB1 PVDD1 電源 OUT1H “ 開放 ” CB1 “ 開放 ” LX1 “ 開放 ” OUT1L “ 開放 ” PGND1 ・CH2 を使用しない場合 PG2 1 CTL2 FB2 PVDD2 電源 OUT2H “ 開放 ” CB2 “ 開放 ” LX2 “ 開放 ” OUT2L “ 開放 ” PGND2 24 DS04–27261–6 MB39C308 2. 端子接続 (CH3 および CH4 を使用しない場合 ) CH3 および CH4 を使用しない場合 , PVDD 端子を電源に , PG, CTL34, FB, FSEL4, VSEL34 端子をアナロググランド (AGND) に接続してください。CB, LX 端子を開放し , PGND 端子をパワーグランドに接続してください。 ・CH3 および CH4 を使用しない場合 FSEL4 PVDD3 電源 VSEL34 PG3 CB3 “ 開放 ” CTL34 LX3 “ 開放 ” FB3 PGND3 PVDD4 PG4 電源 CB4 “ 開放 ” LX4 “ 開放 ” FB4 PGND4 DS04–27261–6 25 MB39C308 3. 端子接続 (CH3 を使用し , CH4 を使用しない場合 ) CH3 を使用して CH4 を使用しない場合 , 約 5 kΩ の抵抗を介して PVDD4 端子を VB 端子に接続し , PG4 端子をアナロ ググランド (AGND) に接続 , 0.1 μF のコンデンサを CB4 端子と LX4 端子の間に接続 , PGND4 端子をパワーグランドに接 続 , FSEL4, FB4 端子を VREF 端子に接続してください。 ・CH3 を使用し , CH4 を使用しない場合 VB VREF PVDD4 FSEL4 約 5 kΩ 制御信号 :“H” FB4 CB4 CTL34 LX4 0.1 μF PG4 PGND4 (注意事項)CTL34 が投入されると , CH3 および CH4 はオンになります。CH3 を使用し CH4 を使用しない場合 , 上記に 記載されている端子を接続してください。PVDD4 は開放しないでください。 4. 端子接続 (CH5 を使用しない場合 ) CH5 を使用しない場合 , PVDD5 端子を電源に接続してください。 PG5, CTL5, FB5 端子をアナロググランド (AGND) に接 続 , CB5, LX5 端子を開放し , PGND5 端子をパワーグランドに接続してください。 ・CH5 を使用しない場合 PVDD5 電源 PG5 CB5 “ 開放 ” CTL5 LX5 “ 開放 ” FB5 PGND5 26 DS04–27261–6 MB39C308 5. 端子接続 (CH6 を使用しない場合 ) CH6 を使用しない場合 , PVDD6 端子を電源に接続 , PG6, CTL6, FB6, DVSEL6 端子をアナロググランド (AGND) に接続 してください。CB6, LX6 端子を開放し , PGND6 端子をパワーグランドに接続してください。 ・CH6 を使用しない場合 PVDD6 電源 PG6 CB6 “ 開放 ” CTL6 LX6 “ 開放 ” FB6 DVSEL6 PGND6 6. 端子接続 ( パワーグッド機能を使用しない場合 ) パワーグッド機能を使用しない場合 , PG または ALLPG 端子をアナロググランド (AGND) に接続してください。 ・PG または ALLPG を使用しない場合 PG ALLPG DS04–27261–6 27 MB39C308 ■ アプリケーションノート ・インダクタの選択 推奨のインダクタンスは ,「■ 推奨動作条件」を参照ください。またインダクタに流れる電流が定格値以内であるかを判 断するために , インダクタに流れる最大電流値を求める必要があります。インダクタの最大電流値は下記の式により求め られます。 ILMAX ≧ IoMAX + ΔIL = VDD − VO L ΔIL 2 VO × VDD × fOSC ILMAX:インダクタの最大電流値 [A] IoMAX:最大負荷電流 [A] ΔIL :インダクタのリップル電流ピークピーク値 [A] VDD :スイッチング電源電圧 [V] VO :出力設定電圧 [V] fOSC :スイッチング周波数 [Hz] インダクタ電流 ILMAX IoMAX ΔIL 0 28 時間 DS04–27261–6 MB39C308 ・FET の選択 (CH1, CH2) 本 IC は動作原理上 , メイン側 FET のドレイン - ソース間に発生する電圧が必要です。メイン側 FET のオン抵抗は以下 を目安に選定してください。 CH1 メイン側 FET オン抵抗:24 mΩ ∼ 40 mΩ CH2 メイン側 FET オン抵抗:12 mΩ ∼ 20 mΩ 使用するメイン側 FET のオン抵抗により過電流保護 (OCP) の電流制限値が決まります。電流制限値は以下の式により求 められます。 0.141 IO1_OCP = RON1 0.5 − L × fOSC 0.133 IO2_OCP = RON2 × 0.5 − L × fOSC × VDD :スイッチング電源電圧 [V] VO :出力設定電圧 [V] RON :メイン側 FET オン抵抗 [Ω] L :コイルのインダクタ値 [H] fOSC :スイッチング周波数 [Hz] (VDD − VO1) × VO1 VDD (VDD − VO2) × VO2 VDD また , メイン側 FET には 2.5 V 駆動品を推奨いたします。4 V 駆動品を適用する場合は , ブートストラップダイオードの 接続を推奨いたします ( 詳細は 「・ブートストラップダイオードの選択」を参照ください )。 FET に流れる電流が定格値以内であるかを判断するために , FET に流れる最大電流値を求める必要があります。FET の 最大電流値は下記の式により求められます。 IDMAX ≧ IoMAX + ΔIL 2 IDMAX :FET ドレイン最大電流値 [A] IoMAX:最大負荷電流 [A] ΔIL :インダクタのリップル電流ピークピーク値 [A] また FET の許容損失が定格値以内であるかを判断するために FET の損失を求める必要があります。メイン側 FET の損 失は下記の式により求められます。 PHisideFET = PRON + PSW PHisideFET :メイン側 FET 損失 [W] PRON :メイン側 FET 導通損失 [W] PSW :メイン側 FET SW 損失 [W] DS04–27261–6 29 MB39C308 メイン側 FET 導通損失 VO PRON = (IoMAX) 2 × × RON VDD PRON :メイン側 FET 導通損失 [W] IoMAX:最大負荷電流 [A] VDD :スイッチング電源電圧 [V] VO :出力設定電圧 [V] RON :メイン側 FET オン抵抗 [Ω] メイン側 FET スイッチング損失 PSW = VDD × fOSC × (Ibtm × tr + Itop × tf) 2 PSW :スイッチング損失 [W] VDD :スイッチング電源電圧 [V] fOSC :スイッチング周波数 (Hz) Ibtm :インダクタのリップル電流のボトム値 [A] Itop :インダクタのリップル電流のトップ値 [A] tr :メイン側 FET のターンオン時間 [s] tf :メイン側 FET のターンオフ時間 [s] tr, tf は簡易的に下記の式により求められます。 tr = Qgd × 12 5 − Vth tf = Qgd × 12 Vth Qgd :メイン側 FET ゲート・ドレイン容量 [C] Vth :メイン側 FET のスレッショルド電圧 [V] 同期整流側 FET の損失は下記の式により求められます。 VO PLosideFET = PRon = (IoMAX) 2 × (1 VDD ) × Ron PRon :同期整流側 FET 導通損失 [W] IoMAX:最大負荷電流 [A] VDD :スイッチング電源電圧 [V] VO :出力設定電圧 [V] Ron :同期整流側 FET オン抵抗 [Ω] (注意事項)同期整流側 FET のドレイン - ソース間電圧の遷移電圧は一般的に小さく , スイッチング損失は無視できるほ ど小さいため , ここでは省略しています。 30 DS04–27261–6 MB39C308 ・入力容量の選択 本 IC は C-Mode 方式を採用しているため ESR が小さいセラミックキャパシタの使用を推奨いたします。容量値につい ては「■ 推奨動作条件」を参照ください。 ・出力容量の選択 本 IC は C-Mode 方式を採用しているため ESR が小さいセラミックキャパシタの使用を推奨いたします。容量値につい ては「■ 推奨動作条件」を参照ください。 ・ブートストラップダイオードの選択 本デバイスはブートストラップダイオードを内蔵しているため , 通常は外部にダイオードの接続は不要です。 しかし CH1, CH2 のスイッチング FET に 4 V 駆動品を使用する場合は , ショットキーバリアダイオード (SBD) の追加を推奨いた します。この場合 , 極力順方向電流の小さなものを選定し , 以下の図のように接続してください。 ・ブートストラップ SBD を CH1 に追加する場合 CB1 VB ブートストラップダイオードにはメイン側 FET のゲートを駆動する電流が流れます。その平均電流は下記の式により求 められます。電流定格が越えないように選定してください。 ID ≧ Qg × fOSC ID :順方向電流 [A] Qg :メイン側 FET のゲート全電荷量 [C] fOSC :スイッチング周波数 [Hz] ブートストラップダイオードの電圧定格は下記の式で求められます。 VR_BOOT > VDD VR_BOOT:ブートストラップダイオードの直流逆方向電圧 [V] VDD :スイッチング電源電圧 [V] ・ブートストラップ容量の選択 ブートストラップ容量 (CB-LX 間容量 ) の容量値は 0.1 μF としていますが , CH1, CH2 は使用する SWFET の Qg が大き い場合には調整が必要です。メイン側 FET のゲートを駆動するためにはブートストラップ容量に十分な電荷が蓄えられて いる必要があります。そのため , 目安としてメイン側 FET の Qg に対して約 10 倍の電荷を蓄えている容量を最低値とし , 選定してください。 Qg CCB ≧ 10 × VCB CCB :ブートストラップ容量 [F] Qg :メイン側 FET のゲート電荷量 [C] VCB :CB 電圧 (4.3 V) DS04–27261–6 31 MB39C308 ・VB 容量の選択 VB 容量は 1 μF を基準としていますが , CH1, CH2 の使用する FET の Qg が大きい場合には調整が必要です。メイン側 FET のゲートを駆動するためには VB 容量に十分な電荷が蓄えられている必要があります。そのため , 目安として FET の Qg に対して約 50 倍の電荷を蓄えている容量を最低値とし , 選定してください。 ( QgH12 + 9.3 × 10-9 VCB + QgL12 + 23 × 10-9 VVB ( CVB ≧ 50 × CVB :VB 容量 [F] QgH12:CH1, CH2 のメイン側 SWFET のゲート電荷量の合計 [C] (Vgs = 4.3 V での合計 ) QgL12:CH1, CH2 の同期整流側 SWFET のゲート電荷量の合計 [C] (Vgs = 5 V での合計 ) VVB :VB 電圧 (5 V) VCB :CB 電圧 (4.3 V) ・許容損失・熱設計について 本 IC は高効率のためほとんどの場合検討は不要ですが , 高電源電圧 , 高発振周波数 , 高負荷 , 高温での使用では検討の 必要があります。 IC 内部損失 (PIC) は下記の式により求められます。 PIC = VDD × (IDD + Qg12 + 32 × 10-9) × fOSC + PHisideFET3-6 + PLosideFET3-6 PIC :IC 内部損失 [W] VDD :電源電圧 (VIN)[V] IDD :電源電流 [A] (250 μA Typ) Qg12 :CH1, CH2 のメイン側 FET (Vgs = 4.3 V) , 同期整流側 FET (Vgs = 5 V) の総ゲート電荷量の合計 [C] fOSC :スイッチング周波数 [Hz] PHisideFET3-6:内部メイン側 FET 損失の合計 [W] PLosideFET3-6:内部同期整流側 FET 損失の合計 [W] また各内蔵 CH のメイン側 FET の損失は下記の式により求められます。 PHisideFET = PRON + PSW PHisideFET :メイン側 FET 損失 [W] PRON :メイン側 FET 導通損失 [W] PSW :メイン側 FET スイッチング損失 [W] メイン側 FET 導通損失 VO PRON = (IoMAX) 2 VDD × RON PRON :メイン側 FET 導通損失 [W] IoMAX:最大負荷電流 [A] VDD :スイッチング電源電圧 [V] VO :出力設定電圧 [V] RON :メイン側 FET オン抵抗 [Ω] 32 DS04–27261–6 MB39C308 メイン側 FET スイッチング損失 PSW = VDD × fOSC × (Ibtm × tr + Itop × tf) 2 PSW :スイッチング損失 [W] VDD :スイッチング電源電圧 [V] fOSC :発振周波数 (Hz) Ibtm :インダクタのリップル電流のボトム値 [A] Itop :インダクタのリップル電流のトップ値 [A] tr :メイン側 FET のターンオン時間 [s] tf :メイン側 FET のターンオフ時間 [s] tr, tf は簡易的に下記の値になります。 tr = 4 ns tf = 4 ns 同期整流側 FET の損失は下記の式により求められます。 VO PRon = (IOMAX)2 × (1 − VDD ) × Ron PRon :同期整流側 FET 導通損失 [W] IoMAX:最大負荷電流 [A] VDD :スイッチング電源電圧 [V] VO :出力設定電圧 [V] Ron :同期整流側 FET オン抵抗 [Ω] (注意事項)同期整流側 FET のドレイン - ソース間電圧の遷移電圧は一般的に小さく , スイッチング損失は無視できるほ ど小さいため , ここでは省略しています。 ジャンクション温度 (Tj) は下記の式により求められます。 Tj = Ta + θja × PIC Tj :ジャンクション温度 [ °C] ( + 125 °C 最大 ) Ta :周囲温度 [ °C] θja :PFBGA-208 ピン+放熱端子 52 ピン パッケージ熱抵抗 (34 °C/W) PIC :IC 損失 [W] DS04–27261–6 33 MB39C308 ■ 参考データ ・効率 - 負荷電流 100 CH2 η2 - IO2 CH1 η1 - IO1 100 95 95 効率 η2 (%) 効率 η1 (%) 90 85 80 75 90 85 80 75 70 70 65 65 60 0.01 0.1 1 60 0.01 10 95 CH3 η3 - IO3 100 Vo3 = 1.8 V Vo3 = 1.5 V 95 90 効率 η4 (%) 効率 η3 (%) 90 85 80 75 65 60 0.01 10 95 90 90 85 85 80 75 65 65 1 10 10 CH6 η6 - IO6 VO6 = 1.05 V VO6 = 1.1 V 75 70 0.1 1 80 70 負荷電流 IO5(A) 34 100 効率 η6 (%) 効率 η5 (%) CH5 η5 - IO5 95 60 0.01 0.1 負荷電流 IO4(A) 負荷電流 IO3(A) 100 fosc = 700 kHz, VO4 = 0.9 V fosc = 700 kHz, VO4 = 0.75 V fosc = 350 kHz, VO4 = 0.9 V fosc = 350 kHz, VO4 = 0.75 V 75 65 1 CH4 η4 - IO4 80 70 0.1 10 85 70 60 0.01 1 負荷電流 IO2(A) 負荷電流 IO1(A) 100 0.1 60 0.01 0.1 1 10 負荷電流 IO6(A) DS04–27261–6 MB39C308 ・ロードレギュレーション CH2 VO2 -IO2 出力電圧 VO2 (V) Ta = + 25°C VO1 = 5.0 V fosc = 700 kHz 負荷電流 IO2 (A) CH3 VO3 - IO3 CH3 VO3 - IO3 Ta = + 25°C VO3 = 1.5 V fosc = 700 kHz Ta = + 25°C VO3 = 1.8 V fosc = 700 kHz 負荷電流 IO3 (A) 負荷電流 IO3 (A) CH4 VO4 - IO4 CH4 VO4 - IO4 fosc = 350 kHz fosc = 700 kHz Ta = + 25°C VO4 = 0.75 V 負荷電流 IO4 (A) 出力電圧 VO4 (V) fosc = 350 kHz fosc = 700 kHz 出力電圧 VO4 (V) Ta = + 25°C VO2 = 3.3 V fosc = 700 kHz 負荷電流 IO1 (A) 出力電圧 VO3 (V) 出力電圧 VO3 (V) 出力電圧 VO1 (V) CH1 VO1 - IO1 Ta = + 25°C VO4 = 0.9 V 負荷電流 IO4 (A) (続く) DS04–27261–6 35 MB39C308 (続き) 出力電圧 VO5 (V) CH5 VO5 - IO5 Ta = + 25°C VO5 = 1.5 V fosc = 700 kHz 負荷電流 IO5(A) CH6 VO6 -IO6 Ta = + 25°C VO6 = 1.05 V fosc = 700 kHz 負荷電流 IO6 (A) 36 出力電圧 VO6 (V) 出力電圧 VO6 (V) CH6 VO6 -IO6 Ta = + 25°C VO6 = 1.1 V fosc = 700 kHz 負荷電流 IO6 (A) DS04–27261–6 MB39C308 ・ラインレギュレーション 出力電圧 VO2 (V) Ta = + 25°C VO1 = 5.0 V fosc = 700 kHz CH2 VO2 -VIN 入力電圧 VIN (V) CH3 VO3 -VIN CH3 VO3 -VIN Ta = + 25°C VO3 = 1.5 V fosc = 700 kHz Ta = + 25°C VO3 = 1.8 V fosc = 700 kHz 入力電圧 VIN(V) 入力電圧 VIN(V) CH4 VO4 -VIN CH4 VO4 -VIN fosc = 350 kHz fosc = 700 kHz Ta = + 25°C VO4 = 0.75 V 入力電圧 VIN (V) fosc = 350 kHz fosc = 700 kHz 出力電圧 VO4 (V) 出力電圧 VO4 (V) Ta = + 25°C VO2 = 3.3 V fosc = 700 kHz 入力電圧 VIN (V) 出力電圧 VO3 (V) 出力電圧 VO3 (V) 出力電圧 VO1 (V) CH1 VO1 -VIN Ta = + 25°C VO4 = 0.9 V 入力電圧 VIN (V) (続く) DS04–27261–6 37 MB39C308 (続き) 出力電圧 VO5 (V) CH5 VO5 -VIN Ta = + 25°C VO5 = 1.5 V fosc = 700 kHz 入力電圧 VIN (V) Ta = + 25°C VO6 = 1.05 V fosc = 700 kHz 入力電圧 VIN (V) 38 CH6 VO6 -VIN 出力電圧 V O6(V) 出力電圧 VO6 (V) CH6 VO6 -VIN Ta = + 25°C VO6 = 1.1 V fosc = 700 kHz 入力電圧 VIN (V) DS04–27261–6 MB39C308 ・負荷急変波形 CH2 (VO2 = 3.3 V) CH1 (VO1 = 5.0 V) IO1 = 0 A 2 A, IO1 slew rate = 2 A/μs I O2 = 0 A Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO1 = 5.0 V fosc = 700 kHz IO2 2 A/div IO1 2A/div 4 VO2 500 mV/div 3.3 V 1 1 100 μs/div 100 μs/div CH3 (VO3 = 1.8 V) CH3 (VO3 = 1.5 V) IO3 = 0 A 2.7 A, IO3 slew rate = 2.7 A/μs IO3 1 A/div IO3 = 0 A Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO3 = 1.5 V fosc = 700 kHz 2.7 A, IO3 slew rate = 2.7 A/μs IO3 1 A/div VO3 200 mV/div VO3 200 mV/div 1.8 V 1 1 100 μs/div 100 μs/div CH4 (fosc = 350 kHz, VO4 = 0.75 V) IO4 = 0 A 1.5 A, IO4 slew rate = 1.5 A/μs CH4 (fosc = 350 kHz, VO4 = 0.9 V) 1.5 A, IO4 slew rate = 1.5 A/μs IO4 = 0 A Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO4 = 0.9 V fosc = 350 kHz Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO4 = 0.75 V fosc = 350 kHz IO4 1 A/div IO4 1 A/div 4 4 VO4 100 mV/div VO4 100 mV/div 0.75 V Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO3 = 1.8 V fosc = 700 kHz 4 4 1.5 V Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO2 = 3.3 V fosc = 700 kHz 4 VO1 500 mV/div 5V 4.5 A, IO2 slew rate = 4.5 A/μs 0.9 V 1 100 μs/div 1 100 μs/div (続く) DS04–27261–6 39 MB39C308 (続き) CH4 (fosc = 700 kHz, VO4 = 0.75 V) CH4 (fosc = 700 kHz, VO4 = 0.9 V) I O4 = 0 A IO4 = 0 A 1.5 A, IO4 slew rate = 1.5 A/μs Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO4 = 0.9 V fosc = 700 kHz Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO4 = 0.75 V fosc = 700 kHz IO4 1 A/div 4 4 IO4 1 A/div VO4 100 mV/div VO4 100 mV/div 0.75 V 1.5 A, IO4 slew rate = 1.5 A/μs 0.9 V 1 1 100 μs/div 100 μs/div CH5 (VO5 = 1.5 V) IO5 = 0 A 2.5 A, IO5 slew rate = 2.5 A/μs Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO5 = 1.5 V fosc = 700 kHz IO5 1 A/div 4 VO5 200 mV/div 1.5 V 1 100 μs/div CH6 (VO6 = 1.05 V) CH6 (VO6 = 1.1 V) IO6 = 0 A I O6 = 0 A 3.5 A, IO6 slew rate = 3.5 A/μs IO6 2 A/div Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO6 = 1.05 V fosc = 700 kHz IO6 2 A/div Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO6 = 1.1 V fosc = 700 kHz 4 4 VO6 100 mV/div VO6 100 mV/div 1.1 V 1.05 V 1 100 μs/div 40 3.5 A, IO6 slew rate = 3.5 A/μs 1 100 μs/div DS04–27261–6 MB39C308 ・起動切断波形 CH1 CH2 1 1 CTL1:2 V/div 2 CTL2:2 V/div Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO1 = 5.0 V IO1 = 2 A fosc = 700 kHz Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO2 = 3.3 V IO2 = 4.5 A fosc = 700 kHz 2 VO1: 2 V/div VO2: 2 V/div 5 ms/div 5 ms/div CH5 CH3, CH4 1 1 CTL34:2 V/div VO3: 500 mv/div CTL5:2 V/div Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO3 = 1.8 V IO3 = 2.7 A VO4 = 0.9 V IO4 = 1.5 A fosc = 700 kHz Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO5 = 1.5 V IO5 = 2.5 A fosc = 700 kHz 2 2 3 VO4: 500 mV/div 5 ms/div VO5: 500 mV/div 5 ms/div CH6 1 CTL6:2 V/div 2 Ta = + 25 °C VIN = 7.2 V VO6 = 1.05 V IO6 = 3.5 A fosc = 700 kHz VO6:500 mV/div 5 ms/div DS04–27261–6 41 MB39C308 ■ 応用回路例 M1 MB39C308PFBGA208 CTL1 OUT1H G15 FB1 5 6 Q1 S 3 C13 G 4 CB1 D16 LX1 E16 0.22 μF VB CTL2 OUT2H FB2 CB2 J16 LX2 H16 OUT2L VB J15 PGND R4 0Ω 100 kΩ Pattern short R9 VINs PGNDs G14 PG4 VREF C12 P7 FSEL4 FB4 PVDD4A PVDD4B PVDD4C PVDD4D PVDD4E PVDD4F PVDD4G P3 P2 R3 R2 R1 T3 T2 CB4 LX4A LX4B LX4C LX4D LX4E LX4F LX4G LX4H PGND4A PGND4B PGND4C PGND4D PGND4E PGND4F PGND4G PGND4H C15 P16 0.1 μF P15 R16 R15 R14 R13 T15 T14 T13 P12 P11 P10 R12 R11 R10 T12 T11 T10 P4 P6 P5 R6 R5 R4 T6 T5 T4 VO3 Vo3s Vo3 L3 1.5 μH C3 FB3 VB PG4 3.3 μH VIN C16 0.1 μF VO4 Vo4s Vo4 L4 1.5 μH C4 P13 VSEL34 L16 L15 L14 M16 M15 M14 N16 N15 N14 P14 100 μF C11 PVDD3A PVDD3B PVDD3C PVDD3D PVDD3E PVDD3F PVDD3G PVDD3H PVDD3I CB3 LX3A LX3B LX3C LX3D LX3E LX3F LX3G LX3H LX3I PGND3A PGND3B PGND3C PGND3D PGND3E PGND3F PGND3G PGND3H PGND3I 100 μF CTL34 0Ω Pattern short R8 VREF VO3 VO2 Vo2s Vo2 L2 1 2 5 67 G FDMA420NZ 3 S 4 03 4.7 μF CTL34 VIN 0.22 μF 4.7 μF PG3 C14 VIN S 4 02 VIN H14 PG3 VO4 C14 R3 100 kΩ PGND2 G16 1 2 5 6 7 G 3 C2 H15 VO2 K15 100 μF CTL2 C8 PG2 C15 D1 D2 D2 D4 D5 PG2 FDMA420NZ PVDD2 K16 D1 D2 D2 D4 D5 J14 4.7 μF VIN R2 100 kΩ PGND1 F16 3.3 μH 7 8 Q1 S 1 ECH8607 100 μF G 2 OUT1L F15 VO1 Vo1s Vo1 L1 C9 VO1 E15 C1 CTL1 C16 C7 PVDD1 4.7 μF PG1 D15 C10 PG1 VIN ECH8607 D1 D2 K14 D1 D2 R1 100 kΩ VB P9 P8 R9 R8 R7 T9 T8 T7 (続く) 42 DS04–27261–6 MB39C308 (続き) M1 MB39C308PFBGA208 CTL5 L3 FB5 CB5 LX5A LX5B LX5C LX5D LX5E LX5F LX5G LX5H LX5I PGND5A PGND5B PGND5C PGND5D PGND5E PGND5F PGND5G PGND5H PGND5I C10 FB6 VB CB6 C7 LX6A LX6B LX6C LX6D LX6E LX6F LX6G LX6H LX6I LX6J A6 A5 A4 B6 B5 B4 C6 C5 C4 C3 PGND6A PGND6B PGND6C PGND6D PGND6E PGND6F PGND6G PGND6H PGND6I PGND6J A3 A2 B3 B2 B1 C2 C1 D3 D2 D1 VO6 Vo6s Vo6 L6 0.1 μF 1.5 μH M1 MB39C308PFBGA208 E7 Thermal1 E8 Thermal2 E9 Thermal3 E10 Thermal4 F6 Thermal5 F7 Thermal6 F8 Thermal7 F9 F10 Thermal8 Thermal9 F11 Thermal10 G5 Thermal11 G6 Thermal12 G7 Thermal13 G8 Thermal14 G9 Thermal15 G10 Thermal16 G11 Thermal17 G12 Thermal18 H5 Thermal19 H6 Thermal20 H7 Thermal21 H8 Thermal22 H9 Thermal23 H10 Thermal24 H11 Thermal25 H12 Thermal26 J5 Thermal27 J6 Thermal28 J7 Thermal29 J8 Thermal30 J9 Thermal31 J10 Thermal32 J11 Thermal33 J12 Thermal34 K5 Thermal35 K6 Thermal36 K7 Thermal37 K8 Thermal38 K9 Thermal39 K10 Thermal40 K11 Thermal41 K12 Thermal42 L6 Thermal43 L7 Thermal44 L8 Thermal45 L9 Thermal46 L10 Thermal47 L11 Thermal48 M7 Thermal49 M8 Thermal50 M9 Thermal51 M10 Thermal52 AGND R7 VIN PGND7 B15 SS2 A13 VIN 1 μF SS1 PVDD7 A11 VB VB A12 DIN VB VREF A14 C22 VREF B12 1 μF B16 C19 AGND B14 1 μF AVDD A15 C20 ALLPG C21 D14 VB DS04–27261–6 C18 4.7 μF VO6 DVSEL6 A10 A9 A8 A7 B10 B9 B8 B7 C9 C8 C6-2 B11 DVSEL6 PVDD6A PVDD6B PVDD6C PVDD6D PVDD6E PVDD6F PVDD6G PVDD6H PVDD6I PVDD6J 100 μF CTL6 CTL6 100 kΩ E3 E2 E1 F3 F2 F1 G3 G2 G1 4.7 μF PG6 B13 ALLPG 1.5 μH VIN E14 PG6 VO5 Vo5s Vo5 L5 H3 0.1 μF H2 H1 J3 J2 J1 K3 K2 K1 R6 100 kΩ VB C17 L2 C6-1 100 μF VO5 C5 C13 CTL5 PVDD5A PVDD5B PVDD5C PVDD5D PVDD5E PVDD5F PVDD5G PVDD5H C11 PG5 C12 PG5 VIN L1 M3 M2 M1 N3 N2 N1 P1 100 μF F14 4.7 μF R5 100 kΩ VB VREF 43 MB39C308 ■ 部品表 記号 項目 型格 条件 パッケージ ベンダ 備考 M1 IC MB39C308 ⎯ PFBGA-208 FML ⎯ Q1 N-ch Dual MOSFET ECH8607 VDS = 30 V, ID = 5 A(Max) ECH8 SANYO Ch1 High & Low-side Q2-1 N-ch MOSFET FDMA420NZ VDS = 20 V, ID = 5.7 A(Max) MLP2x2-6L FAIRCHILD Ch2 High-side Q3-1 N-ch MOSFET FDMA420NZ VDS = 20 V, ID = 5.7 A(Max) MLP2x2-6L FAIRCHILD Ch2 Low-side Q2-2 N-ch MOSFET ⎯ ⎯ SOT-6 ⎯ (Ch2 High-side) Q3-2 N-ch MOSFET ⎯ ⎯ TSOP-6 ⎯ (Ch2 Low-side) R1 Resistor RR0816P-104-D 100 kΩ 1608 SSM PG R2 Resistor RR0816P-104-D 100 kΩ 1608 SSM PG R3 Resistor RR0816P-104-D 100 kΩ 1608 SSM PG R4 Resistor RR0816P-104-D 100 kΩ 1608 SSM PG R5 Resistor RR0816P-104-D 100 kΩ 1608 SSM PG R6 Resistor RR0816P-104-D 100 kΩ 1608 SSM PG R7 Resistor RR0816P-104-D 100 kΩ 1608 SSM PG R8 Resistor ⎯ Patern short ⎯ ⎯ VSEL34 R9 Resistor ⎯ Patern short ⎯ ⎯ FSEL4 C1 Ceramic Capacitor C3225JB0J107M 100 μF (6.3 V) 3225 TDK VO C2 Ceramic Capacitor C3225JB0J107M 100 μF (6.3 V) 3225 TDK VO C3 Ceramic Capacitor GRM31CR60G107ME39L 100 μF (4 V) 3216 MURATA VO C4 Ceramic Capacitor GRM31CR60G107ME39L 100 μF (4 V) 3216 MURATA VO C5 Ceramic Capacitor GRM31CR60G107ME39L 100 μF (4 V) 3216 MURATA VO C6-1 Ceramic Capacitor GRM31CR60G107ME39L 100 μF (4 V) 3216 MURATA VO C6-2 Ceramic Capacitor GRM31CR60G107ME39L 100 μF (4 V) 3216 MURATA VO C7 Ceramic Capacitor C2012JB1C475K 4.7 μF(16 V) 2012 TDK PVDD C8 Ceramic Capacitor C2012JB1C475K 4.7 μF(16 V) 2012 TDK PVDD C9 Ceramic Capacitor C2012JB1C475K 4.7 μF(16 V) 2012 TDK PVDD C10 Ceramic Capacitor C2012JB1C475K 4.7 μF(16 V) 2012 TDK PVDD C11 Ceramic Capacitor C2012JB1C475K 4.7 μF(16 V) 2012 TDK PVDD C12 Ceramic Capacitor C2012JB1C475K 4.7 μF(16 V) 2012 TDK PVDD C13 Ceramic Capacitor C1608JB1E224K 0.22 μF (25 V) 1608 TDK CB C14 Ceramic Capacitor C1608JB1E224K 0.22 μF (25 V) 1608 TDK CB C15 Ceramic Capacitor C1608JB1H104K 0.1 μF (50 V) 1608 TDK CB C16 Ceramic Capacitor C1608JB1H104K 0.1 μF (50 V) 1608 TDK CB C17 Ceramic Capacitor C1608JB1H104K 0.1 μF (50 V) 1608 TDK CB C18 Ceramic Capacitor C1608JB1H104K 0.1 μF (50 V) 1608 TDK CB C19 Ceramic Capacitor C1608JB1C105K 1 μF (16 V) 1608 TDK AVDD C20 Ceramic Capacitor C1608JB1C105K 1 μF (16 V) 1608 TDK PVDD7 C21 Ceramic Capacitor C1608JB1C105K 1 μF (16 V) 1608 TDK VB C22 Ceramic Capacitor C1608JB1A475K 4.7 μF (10 V) 1608 TDK VREF (続く) 44 DS04–27261–6 MB39C308 (続き) 記号 項目 型格 条件 パッケージ ベンダ 備考 L1 Inductor RLF7030-3R3M4R1 3.3 μH (4.1 A) SMD TDK ⎯ L2 Inductor MPLC0730L3R3 3.3 μH (5.7 A) SMD NEC TOKIN ⎯ L3 Inductor RLF7030-1R5N6R1 1.5 μH (6.1 A) SMD TDK ⎯ L4 Inductor RLF7030-1R5N6R1 1.5 μH (6.1 A) SMD TDK ⎯ L5 Inductor RLF7030-1R5N6R1 1.5 μH (6.1 A) SMD TDK ⎯ L6 Inductor RLF7030-1R5N6R1 1.5 μH (6.1 A) SMD TDK ⎯ PIN Wiring Terminal WT-2-1 ⎯ ⎯ Mac-Eight ⎯ FML SANYO FAIRCHILD SSM TDK MURATA NEC TOKIN Mac-Eight :富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 :三洋電機株式会社 :フェアチャイルドセミコンダクタージャパン株式会社 :進工業株式会社 :TDK 株式会社 :株式会社村田製作所 :NEC トーキン株式会社 :株式会社マックエイト DS04–27261–6 45 MB39C308 ■ 基板レイアウトについて PCB のレイアウトは安定動作 , ノイズ低減 , 変換効率などにとって非常に重要です。評価ボード (MB39C308EVB-01) の レイアウトを参考に , 下記のガイドラインに基づいてレイアウト設計を行ってください。 1. IC 周辺および各チャネル共通事項 ・GND と放熱設計について 通常は内層のうち少なくとも 1 層を GND 層 (PGND) とします。各部品および IC の GND 端子は直近にスルーホールを 設け , GND 層に極力低インピーダンスで接続してください。 可能であれば , 大電流の流れる GND 層とは分離された AGND を設けてください。AGND には VREF, AVDD のバイパス コンデンサや IC の AGND 端子を接続します。AGND は IC の AGND 端子直近で GND 層と一点接続し , AGND に大電流が 流れないようにしてください。VB のバイパスコンデンサやスイッチング部品の GND 端子は直接 GND 層へ接続してくだ さい。 また , IC が効率的に放熱できるよう , IC の各放熱端子直近にスルーホールを設け GND 層と接続してください。パッド オンビアにて各放熱端子のフットプリントに直接スルーホールを設けるのが理想です。さらに , IC 搭載箇所の基板背面側 に GND プレーンを設けることも効果的です。 ・バイパスコンデンサおよびブートストラップ容量について VREF, AVDD, VB, PVDD7 端子に接続するバイパスコンデンサは IC の各端子直近に配置してください。また , IC 搭載面 の表層にて最短距離でそれぞれの端子へ配線してください。VB, PVDD7 端子のバイパスコンデンサの GND 端子は最短距 離で PGND7 端子に接続してください。 各チャネルのブートストラップ容量は , 各チャネルの CBx, LXx 端子直近に配置してください。 ・レイアウト例 MB39C308 CBx LXx AVDD IC 搭載パッド VREF スルーホール 容量 VB PVDD7 x : 各チャネル番号 ・フィードバックラインについて 各チャネルの FB 端子に接続する配線はノイズに敏感なため , スイッチング部品やスイッチングラインから極力離して ください。 46 DS04–27261–6 MB39C308 ・PFBGA のプリント基板設計ルール ■ SMD ■ NSMD はんだマスク 開口部 はんだマスク 開口部 パッド パターン SMD ( ソルダ・マスク定義 ) 0.5 mm ピッチ DS04–27261–6 NSMD ( 非ソルダ・マスク定義 ) パッドパターン はんだマスク開口部 パッドパターン はんだマスク開口部 φ0.325 ∼ φ0.35 φ0.225 ∼ φ0.25 φ0.225 ∼ φ0.25 φ0.325 ∼ φ0.35 47 MB39C308 2. スイッチング FET 外付けチャネル (CH1, CH2) について 各チャネルの入力容量 (CIN) - メイン側 FET- 同期整流側 FET で構成されるループ (Loop) は極力小さくなるよう , 部品配 置してください。 入力容量 (CIN), メイン側 FET (High-side FET), 同期整流側 FET (Low-side FET), インダクタ (L), 出力容量 (CO) を表層で太 く短い配線で接続してください。また , これらスイッチング部品の接続はスルーホールを介さないでください。 スイッチング FET のゲートから OUT1H, OUT1L, OUT2H, OUT2L 端子への配線は瞬間的に大きな電流が流れます。 太く , 短く配線してください ( 例 :MB39C308EVB では 0.5 mm 幅 )。 PVDD1, PVDD2, LX1, LX2 端子はメイン側 FET のドレイン - ソース間電圧をセンスしています。下図のように PVDD1, PVDD2 端子はメイン側 FET のドレイン端子に直に接続し , 他の箇所に接続しないでください。LX1, LX2 端子はメイン側 FET のソース端子に直に接続し , ブートストラップ容量は , 下記レイアウト例のように接続を行い , その他の箇所に接続 しないでください。また LX1, LX2 端子への配線は瞬間的に大きな電流が流れます。太く , 短く配線してください ( 例 : MB39C308EVB では PVDD1, PVDD2, LX1, LX2 配線は 0.5 mm 幅 )。 下図のレイアウトのように , PVDD 端子 , LX 端子と , メイン側 FET のドレイン , およびソース端子が接続されない場合 , 電流センス値がずれて , PWM/PFM 切換電流値や OCP 設定値がずれる場合があります。 ・レイアウト例 MB39C308 CB1, CB2 端子 LX1, LX2 端子 PVDD1, PVDD2 端子 PVDD 端子はメイン側 FET の ドレイン電圧をセンスするの でドレイン端子に直に接続し, 他の箇所と接続しない。 ブート ストラップ メイン側 FET 容量 ドレインパッド スルーホール VIN CIN ソースパッド 同期整流側 FET PGND CO ループ LX 端子はメイン側 FET のソース電圧をセンス するのでソース端子に 直に接続し , ブートスト ラップ容量を除く , 他の 箇所と接続しない。 L VO FB1, FB2 端子へ 48 DS04–27261–6 MB39C308 3. スイッチング FET 内蔵チャネル (CH3, CH4, CH5, CH6) について 各チャネルの入力容量 (CIN) は IC の各チャネルの PVDDx, PGNDx 端子直近に配置してください。 PVDDx, LXx, PGNDx 端子 , 入力容量 (CIN), インダクタ (L), 出力容量 (CO) を極力表層で太く短い配線で接続してくださ い。また , これらスイッチング部品の接続は極力スルーホールを介さないでください。 ・レイアウト例 MB39C308 VIN PVDDx 端子 CIN LXx 端子 L PGNDx 端子 PGND x : 各チャネル番号 DS04–27261–6 CO スルーホール VO FBx 端子へ 49 MB39C308 ■ 使用上の注意 1. 最大定格以上の条件に設定しないでください。 最大定格を超えて使用した場合,LSI の永久破壊となることがあります。 また,通常動作では,推奨動作条件下で使用することが望ましく,この条件を超えて使用すると LSI の信頼性に悪影響を およぼすことがあります。 2. 推奨動作条件でご使用ください。 推奨動作条件は,LSI の正常な動作を保証する推奨値です。 電気的特性の規格値は,推奨動作条件範囲内および各項目条件欄の条件下において保証されます。 3. プリント基板のアースラインは , 共通インピーダンスを考慮し設計してください。 4. 静電気対策を行ってください。 ・ 半導体を入れる容器は,静電気対策を施した容器か,導電性の容器をご使用ください。 ・ 実装後のプリント基板を保管運搬する場合は,導電性の袋か,容器に収納してください。 ・ 作業台,工具,測定機器は,アースを取ってください。 ・ 作業する人は,人体とアースの間に 250 kΩ ∼ 1 MΩ の抵抗を直列に入れたアースをしてください。 5. 負電圧を印加しないでください。 − 0.3 V 以下の負電圧を印加した場合 , LSI の寄生トランジスタが動作し誤動作を起こすことがあります。 6. 負荷接続時の注意 DC/DC 動作中に DC/DC の出力容量を大きく上回る容量をハードスイッチングにて接続されますと , 急激な応答により 出力電圧が発振したり保護機能が作動する可能性があります。以下の点にご注意ください。 ・負荷容量の接続 通常ロード SW に P-ch FET を使用しますが , 以下のようにゲートに抵抗を挿入することで急激な負荷容量の接続を防 止できます。 VO 負荷コンデンサ 負荷スイッチ 7. 出力半ショートについて 通常 , DC/DC 出力が GND などの低電位配線へ短絡された場合は , 短絡保護 (SCP) により出力が停止します。しかし , 半 ショート状態では短絡保護 (SCP) による出力停止が行われません。FET が内蔵されている複数のチャネルで , 半ショート 状態が発生した場合に , 発煙 , 発火する恐れがありますので入力にヒューズを入れることを推奨いたします。 [ 半ショート : 過電流が流れるものの , 出力電圧が低下しない程度の短絡状態をさします。] 50 DS04–27261–6 MB39C308 8. 電源容量が十分でない場合の SCP ラッチ機能への影響 出力ショート時など入力電源の電流能力を超えるような過電流が流れる場合 , 電源電圧が低下することがあります。こ の時の電源電圧が 5 V (Typ) を下回る場合 , 低電圧時誤動作防止 (UVLO) 機能により出力を停止しますが , 出力を停止した ことで入力電源電圧が復帰すると再び起動を開始します。この場合 , 以下 4 つの過程が順次繰り返されます。 1. 電源電流がリミットに達して , 電源電圧が低下します。 2. DC/DC 出力が UVLO 機能により , 停止します。 3. UVLO 機能が解除されます。 4. 出力電流および電源電流が増加します。 FET が内蔵されている複数のチャネルで出力ショートとなった場合に , 発煙 , 発火する恐れがありますので , 電源ライ ンにヒューズを入れることを推奨いたします。 SCP ラッチのない場合 SCP の通常動作 UVLO スレッ ショルド 出力ショート 出力ショート ヒステリシス 電源電圧 UVLO DC/DC 出力電圧 DC/DC 出力電流 時間のカウント 電源電流容量 電源電流 SCP のラッチ 1 2 4 1... 3 ■ オーダ型格 型格 パッケージ 備考 プラスチック・PFBGA, 208 ピン (BGA-208P-M02) MB39C308BGF ■ 評価ボードオーダ型格 型格 MB39C308EVB-11 EV ボード版数 備考 Board rev.1.0 PFBGA-208 ■ RoHS 指令に対応した品質管理 ( 鉛フリー品の場合 ) 富士通マイクロエレクトロニクスの LSI 製品は , RoHS 指令に対応し , 鉛・カドミウム・水銀・六価クロムと , 特定臭素系 難燃剤 PBB と PBDE の基準を遵守しています。この基準に適合している製品は , 型格に “E1” を付加して表します。 DS04–27261–6 51 MB39C308 ■ 製品捺印 ( 鉛フリーの場合 ) J APAN MB 39 C308 XXXX XXX E1 鉛フリー表示 INDEX 52 DS04–27261–6 MB39C308 ■ 製品ラベル ( 鉛フリー品の例 ) 鉛フリー表示 JEITA 規格 MB123456P - 789 - GE1 (3N) 1MB123456P-789-GE1 1000 (3N)2 1561190005 107210 JEDEC 規格 G Pb QC PASS PCS 1,000 MB123456P - 789 - GE1 2006/03/01 ASSEMBLED IN JAPAN MB123456P - 789 - GE1 1/1 0605 - Z01A 1000 1561190005 鉛フリー型格は末尾に「E1」あり。 DS04–27261–6 53 MB39C308 ■ MB39C308BGF 推奨実装条件 【推奨実装条件】 項 目 内 容 実装方法 IR ( 赤外線リフロー ) ・手半田付け ( 部分加熱法 ) 実装回数 2回 保管期間 開梱前 製造後 2 年以内にご使用ください。 開梱∼ 2 回目リフロー迄の 保管期間 6 日以内 開梱後の保管期間を 超えた場合 ベーキング (125 °C , 24 hrs) を実施の上 , 6 日以内に処理願います。 5 °C ∼ 30 °C, 70%RH 以下 ( 出来るだけ低湿度 ) 保管条件 【実装方法の各条件】 (1) IR ( 赤外線リフロー ) 250°C 245°C 本加熱 170 °C ~ 190 °C (b) RT (a) M ランク:250 °C Max (a) 温度上昇勾配 (b) 予備加熱 (c) 温度上昇勾配 (d) ピーク温度 (d’) 本加熱 (e) 冷却 (c) (d) (e) (d') :平均 1 °C/s ∼ 4 °C/s :温度 170 °C ∼ 190 °C, 60 s ∼ 180 s :平均 1 °C/s ∼ 4 °C/s :温度 250 °C Max 245 °C up 10 s 以内 :温度 230 °C up 40 s 以内 or 温度 225 °C up 60 s 以内 or 温度 220 °C up 80 s 以内 :自然空冷または強制空冷 (注意事項)パッケージボディ上面温度を記載 (2) 手半田付け ( 部分加熱法 ) コテ先温度: Max 400 °C 時間: 5 s 以内 / ピン 54 DS04–27261–6 MB39C308 ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・PFBGA, 208 ピン リードピッチ 0.50 mm パッケージ幅× パッケージ長さ 9.00 mm × 9.00 mm リード形状 ボール 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.30 mm Max 質量 0.10 g (BGA-208P-M02) プラスチック・PFBGA, 208 ピン (BGA-208P-M02) 9.00±0.10(.354±.004) 0.20(.008) S B B 0.50(.020) TYP 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 A 9.00±0.10 (.354±.004) 0.50(.020) TYP (INDEX AREA) T RP NML K J HGF E DCBA 0.20(.008) S A INDEX 208-ø0.30±0.10 (208-ø.012±.004) ø0.05(.002) M S AB S 0.10(.004) S C 1.30(.051) MAX 2007-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED B208002S-c-1-5 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ DS04–27261–6 55 MB39C308 ■ 目次 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 56 ページ 概要 .......................................................................................................................... 1 特長 .......................................................................................................................... 1 アプリケーション .................................................................................................. 1 端子配列図 .............................................................................................................. 2 端子機能説明 .......................................................................................................... 3 ブロックダイヤグラム .......................................................................................... 6 絶対最大定格 .......................................................................................................... 8 推奨動作条件 .......................................................................................................... 9 電気的特性 .............................................................................................................. 10 チャネルコントロール機能 .................................................................................. 17 パワーグッド機能 .................................................................................................. 17 保護機能 .................................................................................................................. 18 ソフトスタートおよびソフトストップ機能の動作説明 .................................. 19 CH3/CH4/CH6 の出力電圧のプリセット機能 .................................................... 21 標準特性 .................................................................................................................. 22 未使用端子の処理 .................................................................................................. 24 アプリケーションノート ...................................................................................... 28 参考データ .............................................................................................................. 34 応用回路例 .............................................................................................................. 42 部品表 ...................................................................................................................... 44 基板レイアウトについて ...................................................................................... 46 使用上の注意 .......................................................................................................... 50 オーダ型格 .............................................................................................................. 51 評価ボードオーダ型格 .......................................................................................... 51 RoHS 指令に対応した品質管理 ( 鉛フリー品の場合 ) ...................................... 51 製品捺印 ( 鉛フリーの場合 ) ................................................................................. 52 製品ラベル ( 鉛フリー品の例 ) ............................................................................. 53 MB39C308BGF 推奨実装条件 ............................................................................... 54 パッケージ・外形寸法図 ...................................................................................... 55 DS04–27261–6 MB39C308 MEMO DS04–27261–6 57 MB39C308 MEMO 58 DS04–27261–6 MB39C308 MEMO DS04–27261–6 59 MB39C308 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 プロモーション推進部