DS07-16611-2

本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。
FR60 MB91460X シリーズ
32 ビット・マイクロコントローラ
CMOS
MB91F465XA
Data Sheet
FR60 MB91460XÉVÉäÅ[ÉY Cover Sheet
Publication Number DS07-16611
Revision 2.0
Issue Date September 26, 2014
Data
Sheet
DS07-16611-2, September 26, 2014
FR60 MB91460X シリーズ
32 ビット・マイクロコントローラ
CMOS
MB91F465XA
Data Sheet
FR60 MB91460XÉVÉäÅ[ÉY Cover Sheet
■ 概要
MB91460X シリーズは民生機器や車載システムなどの高速リアルタイム処理が要求される組込み制御用途向けに設計
された , 汎用の 32 ビット RISC マイクロコントローラです。CPU には , FR ファミリ * と互換の FR60 を使用しています。
本シリーズは , LIN-USART, CAN および FlexRay コントローラを内蔵しています。
* : FR は Spansion Inc. の製品です。
■ 特長
1. FR60 CPU コア
・32 ビット RISC, ロード / ストアアーキテクチャ, パイプライン 5 段
・16 ビット固定長命令 ( 基本命令 )
・命令実行速度:1 命令 /1 サイクル
・メモリ-メモリ間転送命令 , ビット処理命令 , バレルシフト命令など:組込み用途に適した命令
・関数入口 / 出口命令 , レジスタ内容のマルチロードストア命令:C 言語対応命令
・レジスタのインタロック機能:アセンブラ記述も容易に可能
・乗算器の内蔵 / 命令レベルでのサポート
符号付き 32 ビット乗算:5 サイクル
符号付き 16 ビット乗算:3 サイクル
・割込み (PC/PS 退避 ):6 サイクル (16 プライオリティレベル )
・ハーバードアーキテクチャにより , プログラムアクセスとデータアクセスを同時に実行可能
・FR ファミリとの命令互換
(続く)
Spansion のマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。
ご採用を検討中、またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。
http://www.spansion.com/jp/support/microcontrollers/
Publication Number DS07-16611
Revision 2.0
Issue Date September 26, 2014
This document states the current technical specifications regarding the Spansion product(s) described herein. Spansion Inc. deems the products to have been in sufficient
production volume such that subsequent versions of this document are not expected to change. However, typographical or specification corrections, or modifications to the valid
combinations offered may occur.
Data
Sheet
(続き)
2. 内蔵周辺機能
・汎用ポート:最大 73 本
・DMAC (DMA コントローラ )
同時に最大 5 チャネルの動作が可能
2 つの転送要因 ( 内部ペリフェラル / ソフトウェア )
起動要因はソフトウェアにて選択可能
アドレッシングモード 32 ビットフルアドレス指定 ( 増加 / 減少 / 固定 )
転送モード ( デマンド転送 / バースト転送 / ステップ転送 / ブロック転送 )
転送データサイズは 8/16/32 ビットから選択可能
多バイト転送可 ( ソフトにて決定 )
DMAC デスクリプタは I/O 領域 ( 200H ~ 240H, 1000H ~ 1027H)
・Flexray:2 チャネル
FlexRay プロトコル仕様 Ver.2.1 準拠
転送速度 最大 10Mbps
128 送受信メッセージバッファ
・A/D コンバータ ( 逐次比較型 )
10 ビット分解能:17 チャネル
変換時間:最小 1s
・外部割込み入力端子です。11 チャネル
3 チャネルを CAN の RX 端子および I2C の端子と兼用
・ビットサーチモジュール (REALOS 使用 )
1 ワード中の MSB ( 上位ビット ) から最初の "0" データ /“1” データ / 変化ビット位置をサーチする機能
・LIN-USART ( 全二重ダブルバッファ方式 ):3 チャネル
クロック同期 / 非同期の選択可
Sync-break 検出
専用ボーレートジェネレータ内蔵
・I2C バスインタフェース (400 kbps 対応 )1 チャネル
マスタ / スレーブ送受信
アービトレーション機能 , クロック同期化機能
・CAN コントローラ (C-CAN):2 チャネル
転送速度 最大 1Mbps
32 送受信メッセージバッファ
・16 ビット PPG タイマ:12 チャネル
・16 ビットリロードタイマ:8 チャネル
・16 ビットフリーランタイマ:8 チャネル (ICU 用 , OCU 用各 1 チャネル )
・インプットキャプチャ:8 チャネル ( フリーランタイマと連動 )
・アウトプットコンペア:6 チャネル ( フリーランタイマと連動 )
・ウォッチドッグタイマ
・リアルタイムクロック
・低消費電力モード:スリープ / ストップモード機能
・低電圧検出回路
・クロックスーパバイザ
サブクロック (32 kHz) およびメインクロック (4 MHz) をモニタ , 発振停止時はリカバリクロック (CR 発振器など ) に
切換え
・クロックモジュレータ
・クロックモニタ
・サブクロックキャリブレーション
32kHz または CR 発振器で動作するリアルタイムクロックタイマを校正
・メイン発振安定化タイマ
サブクロックモード時に , 安定化待ち時間用の 23 ビットカウンタ安定化時間経過後に割込みを発生
・サブ発振安定化タイマ
メインクロックモード時に , 安定化待ち時間用の 15 ビットカウンタ安定化時間経過後に割込みを発生
(続く)
2
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
(続き)
3. パッケージとテクノロジ
・パッケージ:QFP-100
・CMOS 0.18 m テクノロジ
・3V ~ 5V 電源 [ 降圧型コンバータにより内部 Logic 1.8 V]
・動作温度:- 40 C ~ + 105 C
September 26, 2014, DS07-16611-2
3
Data
Sheet
■ 品種構成
項目
MB91V460A
MB91F465XA
最大コア周波数 (CLKB)
80MHz
100MHz
最大リソース周波数 (CLKP)
40MHz
50MHz
最大外部バス周波数 (CLKT)
40MHz
-
最大 CAN 周波数 (CLKCAN)
20MHz
50MHz
最大 FlexRay 周波数 (SCLK)
-
80MHz
0.35m
0.18m
あり
あり
テクノロジ
ウォッチドッグ
ウォッチドッグ ( RC 発振の場合 )
あり ( 解放可能 )
あり
ビットサーチ
あり
あり
リセット入力 (INITX)
あり
あり
ハードウェアスタンバイ入力
(HSTX)
あり
なし
クロックモジュレータ
あり
あり
クロックモニタ
あり
あり
低電力モード
DMA
MAC (DSP)
MMU/MPU
FlexRay 2 チャネル (A/B)
フラッシュ
フラッシュ保護
あり
5 チャネル
なし
なし
MPU(16 チャネル )*
MPU(8 チャネル )*
なし
あり
エミュレーション SRAM32 ビット
読出しデータ
544K バイト
-
あり
D-RAM
64K バイト
16K バイト
ID-RAM
64K バイト
16K バイト
フラッシュキャッシュ
( 命令キャッシュ )
16K バイト
8K バイト
ブート ROM/BI-ROM
4 K バイト固定
4K バイト
RTC
1 チャネル
1 チャネル
フリーランタイマ
8 チャネル
8 チャネル
ICU
8 チャネル
8 チャネル
OCU
8 チャネル
6 チャネル
リロードタイマ
8 チャネル
8 チャネル
16 ビット PPG
16 チャネル
12 チャネル
16 ビット PFM
1 チャネル
-
サウンドジェネレータ
1 チャネル
-
4 チャネル (8 ビット ) / 2 チャネル
(16 ビット )
-
6 チャネル (128 msg)
2 チャネル (32 msg)
LIN-USART
4 チャネル + 4 チャネル FIFO + 8
チャネル
3 チャネル FIFO
I2C (400 kbps)
4 チャネル
1 チャネル
FR 外部バス
あり (32 ビットアドレス , 32 ビット
データ )
-
8/16 ビットアップダウンカウンタ
C_CAN
4
あり
5 チャネル
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
項目
Sheet
MB91V460A
MB91F465XA
外部割込み
16 チャネル
11 チャネル
NMI 割込み
1 チャネル
-
SMC
6 チャネル
-
LCD コントローラ (40 × 4)
1 チャネル
-
10 ビット A/D コンバータ
32 チャネル
17 チャネル
アラームコンパレータ
2 チャネル
-
電源スーパバイザ
あり
あり
クロックスーパバイザ
あり
あり
メインクロック発振
4MHz
4MHz
サブクロック発振
32kHz
32kHz
RC 発振
100kHz
100kHz / 2MHz
PLL
x 20
x 25
DSU4
あり
-
EDSU
あり (32 BP)*
あり (16 BP)*
3V / 5V
3V / 5V
電源電圧
レギュレータ
あり
あり
消費電力
n.a.
<1W
0 C ~+ 70 C
- 40 C ~+ 105 C
パッケージ
BGA660
QFP100
電源投入からの PLL 起動時間
< 20 ms
< 20 ms
フラッシュダウンロード時間
n.a.
< 5 s (Typ)
動作温度 (TA)
* 1: MPU チャネルは EDSU ブレークポイントレジスタ (MPU と EDSU 間の共有動作 ) を使用します。
September 26, 2014, DS07-16611-2
5
Data
Sheet
■ 端子配列図
1. MB91F465XA
100
99
98
97
96
95
94
93
92
91
90
89
88
87
86
85
84
83
82
81
80
79
78
77
76
VSS5
MD_2
MD_1
X0
X1
VSS5
X1A
X0A
MD_0
P14_7/ICU7+TIN7/TIN7/TTG15/7/STOPWT
P14_6/ICU6+TIN6/TIN6/TTG14/6
P14_5/ICU5+TIN5/TIN5/TTG13/5
P14_4/ICU4+TIN4/TIN4/TTG12/4
P14_3/ICU3+TIN3/TIN3/TTG11/3
P14_2/ICU2+TIN2/TIN2/TTG10/2
P14_1/ICU1+TIN1/TIN1/TTG9/1
P14_0/ICU0+TIN0/TIN0/TTG8/0
P24_7/INT7
P24_6/INT6
P24_5/INT5
P24_4/INT4
P24_3/INT3
P24_2/INT2
P24_1/INT1
VDD5
(TOP VIEW)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
QFP-100
75
74
73
72
71
70
69
68
67
66
65
64
63
62
61
60
59
58
57
56
55
54
53
52
51
VSS5
P24_0/INT0
P22_1/TX4
P22_0/RX4/INT12
P15_3/OCU3/TOT3
P15_2/OCU2/TOT2
P15_1/OCU1/TOT1
P15_0/OCU0/TOT0
P17_7/PPG7
P17_6/PPG6
P17_5/PPG5
VSS5
VDD5
P18_6/SCK7/FRCK7
P18_5/SOT7
P18_4/SIN7
P18_2/SCK6/FRCK6
P18_1/SOT6
P18_0/SIN6
P17_4/PPG4
P17_3/PPG3
P17_2/PPG2
P16_7/ATGX
INITX
VSS5
VSS5
P28_1/AN9
P28_2/AN10
P28_3/AN11
P28_3/AN12
AVCC5
AVRH5
AVSS
P29_0/AN0
P29_1/AN1
P29_2/AN2
P29_3/AN3
P29_4/AN4
P29_5/AN5
P29_6/AN6
P29_7/AN7
VSS5
P22_4/SDA0/INT14
P22_5/SCL0
P19_0/SIN4
P19_1/SOT4
P19_2/SCK4/FRCK4
P17_0/PPG0
P17_1/PPG1
VDD5
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
VDD5
P23_0/RX0/INT8
P23/-1/TX0
P31_0/TXDA
P31_1/TXENA
P31_2/RXDA
P31_4/TXDB
P31_5/TXENB
P31_6/RXDB
P15_4/OCU4/TOT4
P15_5/OCU5/TOT5
VDD5R
VCC18C
VSS5
VDD5
P16_0/PPG8
P16_1/PPG9
P16_2/PPG10
P16_3/PPG11
P27_0/AN16
P27_1/AN17
P27_2/AN18
P27_3/AN19
P28_0/AN8
VDD5
6
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
■ 端子機能説明
1. MB91F465XA
端子番号
端子名
入出力
入出力回
路形式*
I/O
A
汎用入出力ポートです。
P23_0
2
RX0
3
4
5
6
7
8
9
TX0
P31_0
TXDA
P31_1
TXENA
P31_2
RXDA
P31_4
TXDB
P31_5
TXENB
P31_6
RXDB
I/O
A
I/O
A
I/O
A
I/O
A
I/O
A
I/O
A
I/O
A
I/O
A
OCU4, OCU5
20 ~ 23
24
27 ~ 30
34 ~ 41
P16_0 ~ P16_3
PPG8 ~ PPG11
P27_0 ~ P27_3
AN16 ~ AN19
P28_0
AN8
P28_1 ~ P28_4
AN9 ~ AN12
P29_0 ~ P29_7
AN0 ~ AN7
I/O
A
I/O
B
I/O
B
I/O
B
I/O
B
I/O
C
SDA0
44
45
46
SCL0
P19_0
SIN4
P19_1
SOT4
September 26, 2014, DS07-16611-2
FlexRay 送信出力端子
汎用入出力ポートです。
FlexRay 送信イネーブル出力端子
汎用入出力ポートです。
FlexRay 受信入力端子
汎用入出力ポートです。
FlexRay 送信出力端子
汎用入出力ポートです。
FlexRay 送信イネーブル出力端子
汎用入出力ポートです。
FlexRay 受信入力端子
アウトプットコンペアの出力端子です。
汎用入出力ポートです。
PPG タイマの出力端子です。
汎用入出力ポートです。
A/D コンバータのアナログ入力端子です。
汎用入出力ポートです。
A/D コンバータのアナログ入力端子です。
汎用入出力ポートです。
A/D コンバータのアナログ入力端子です。
汎用入出力ポートです。
A/D コンバータのアナログ入力端子です。
I2C バスのデータ入出力端子です。
外部割込み入力端子です。
INT14
P22_5
汎用入出力ポートです。
汎用入出力ポートです。
P22_4
43
CAN0 の TX 出力端子です。
リロードタイマの出力端子です。
TOT4, TOT5
16 ~ 19
汎用入出力ポートです。
汎用入出力ポートです。
P15_4,P15_5
10, 11
CAN0 の RX 入出力端子です。
外部割込み入力端子です。
INT8
P23_1
機能
I/O
C
I/O
A
I/O
A
汎用入出力ポートです。
I2C バスのクロック入出力端子です。
汎用入出力ポートです。
USART4 のデータ入力端子です。
汎用入出力ポートです。
USART4 のデータ出力端子です。
7
Data
端子番号
端子名
入出力
入出力回
路形式*
I/O
A
SCK4
48, 49
52
53
54 ~ 56
57
58
PPG0, PPG1
INITX
P16_7
ATGX
P17_2 ~ P17_4
PPG2 ~ PPG4
P18_0
SIN6
P18_1
SOT6
I/O
A
I
H
I/O
A
I/O
A
I/O
A
I/O
A
I/O
A
SCK6
60
61
SIN7
P18_5
SOT7
I/O
A
I/O
A
I/O
A
SCK7
66, 67
P17_6, P17_7
PPG6, PPG7
I/O
A
I/O
A
I/O
A
P15_0 ~ P15_3
68 ~ 71
OCU0 ~ OCU3
73
74 ~ 83
8
TX4
P24_0 ~ P24_7
INT0 ~ INT7
汎用入出力ポートです。
USART6 のデータ入力端子です。
汎用入出力ポートです。
USART6 のデータ出力端子です。
USART6 のクロック入出力端子です。
汎用入出力ポートです。
USART7 のデータ入力端子です。
汎用入出力ポートです。
USART7 のデータ出力端子です。
USART7 のクロック入出力端子です。
PPG タイマの出力端子です。
クロックモニタ端子です。
汎用入出力ポートです。
PPG タイマの出力端子です。
アウトプットコンペアの出力端子です。
汎用入出力ポートです。
I/O
A
CAN4 の RX 入出力端子です。
外部割込み入力端子です。
INT12
P22_1
PPG タイマの出力端子です。
リロードタイマの出力端子です。
P22_0
RX4
汎用入出力ポートです。
汎用入出力ポートです。
TOT0 ~ TOT3
72
AD コンバータの外部トリガ入力端子です。
汎用入出力ポートです。
P17_5
PPG5/
MONCLK
汎用入出力ポートです。
フリーランタイマの外部クロック入力端子です。
FRCK7
65
外部リセット入力端子です。
汎用入出力ポートです。
P18_6
62
PPG タイマの出力端子です。
フリーランタイマの外部クロック入力端子です。
FRCK6
P18_4
汎用入出力ポートです。
汎用入出力ポートです。
P18_2
59
USART4 のクロック入出力端子です。
フリーランタイマの外部クロック入力端子です。
FRCK4
P17_0, P17_1
機能
汎用入出力ポートです。
P19_2
47
Sheet
I/O
A
I/O
A
汎用入出力ポートです。
CAN4 の TX 出力端子です。
汎用入出力ポートです。
外部割込み入力端子です。
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
端子番号
端子名
入出力
Sheet
入出力回
路形式*
P14_0 ~ P14_6
汎用入出力ポートです。
ICU0 ~ ICU6
84 ~ 90
TIN0 ~ TIN6
インプットキャプチャの入力端子です。
I/O
A
TTG8/0,
汎用入出力ポートです。
P14_7
インプットキャプチャの入力端子です。
ICU7
TIN7
リロードタイマの外部トリガ入力端子です。
PPG タイマの外部トリガ入力端子です。
TTG9/1 ~ TTG14/6
91
機能
I/O
A
リロードタイマの外部トリガ入力端子です。
PPG タイマの外部トリガ入力端子です。
TTG15/7
FlexRay ストップウォッチ入力
STOPWT
92
MD_0
I
G
モード設定端子です。
93
X0A
—
J2
サブクロック発振入力です。
94
X1A
—
J2
サブクロック発振出力です。
96
X1
—
J1
クロック発振出力です。
97
X0
—
J1
クロック発振入力です。
98
MD_1
I
G
モード設定端子です。
99
MD_2
I
G
モード設定端子です。
* : 入出力回路形式については , 「■ 入出力回路形式」を参照してください。
September 26, 2014, DS07-16611-2
9
Data
Sheet
電源・GND 端子
10
端子番号
端子名
入出力
機能
14, 26, 42, 51, 64, 75, 95, 100
VSS5
GND 端子です。
1, 15, 25, 50, 63, 76
VDD5
電源端子です。
12
VDD5R
33
AVSS5
31
AVCC5
A/D コンバータ用の電源端子です。
32
AVRH5
A/D コンバータ用の基準電源端子です。
13
VCC18C
内蔵レギュレータ用のコンデンサ接続端子です。
内蔵レギュレータ用の電源端子です。
電源
A/D コンバータ用のアナログ GND 端子です。
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
■ 入出力回路形式
分類
回路形式
A
備考
プルアップ制御
ドライバ強度
制御
データライン
プルダウン制御
CMOS レベル出力
( プログラマブル IOL = 5mA, IOH = -5mA
IOL = 2mA, IOH = -2mA)
入力シャットダウン機能付き 2 種類の
CMOS ヒステリシス入力
入力シャットダウン機能付きオートモー
ティブ入力
入力シャットダウン機能付き TTL 入力
プログラマブルプルアップ抵抗:約 50 k
R
CMOS ヒステリシスタイプ 1
CMOS ヒステリシスタイプ 2
オートモーティブ入力
TTL 入力
入力シャットダウン用
スタンバイ制御
B
プルアップ制御
ドライバ強度
制御
データライン
プルダウン制御
R
CMOS レベル出力
( プログラマブル IOL = 5mA, IOH = -5mA
IOL = 2mA, IOH = -2mA)
入力シャットダウン機能付き 2 種類の
CMOS ヒステリシス入力
入力シャットダウン機能付きオートモー
ティブ入力
入力シャットダウン機能付き TTL 入力
プログラマブルプルアップ抵抗:約 50 k
アナログ入力
CMOS ヒステリシスタイプ 1
CMOS ヒステリシスタイプ 2
オートモーティブ入力
TTL 入力
入力シャットダウン用
スタンバイ制御
アナログ入力
September 26, 2014, DS07-16611-2
11
Data
分類
Sheet
回路形式
C
備考
プルアップ制御
データライン
プルダウン制御
CMOS レベル出力 (IOL = 3 mA,
IOH = -3 mA)
入力シャットダウン機能付き 2 種類の
CMOS ヒステリシス入力
入力シャットダウン機能付きオートモー
ティブ入力
入力シャットダウン機能付き TTL 入力
プログラマブルプルアップ抵抗:
約 50 k
R
CMOS ヒステリシスタイプ 1
CMOS ヒステリシスタイプ 2
オートモーティブ入力
TTL 入力
入力シャットダウン用
スタンバイ制御
D
プルアップ制御
データライン
プルダウン制御
R
CMOS レベル出力 (IOL = 3 mA,
IOH = -3 mA)
入力シャットダウン機能付き 2 種類の
CMOS ヒステリシス入力
入力シャットダウン機能付きオートモー
ティブ入力
入力シャットダウン機能付き TTL 入力
プログラマブルプルアップ抵抗:
約 50 k
アナログ入力
CMOS ヒステリシスタイプ 1
CMOS ヒステリシスタイプ 2
オートモーティブ入力
TTL 入力
入力シャットダウン用
スタンバイ制御
アナログ入力
12
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
分類
Sheet
回路形式
E
備考
プルアップ制御
ドライバ強度
制御
データライン
プルダウン制御
R
CMOS ヒステリシスタイプ 1
CMOS レベル出力
( プログラマブル IOL = 5mA, IOH = -5mA
IOL = 2mA, IOH = -2mA,
IOL = 30mA, IOH = -30mA)
入力シャットダウン機能付き 2 種類の
CMOS ヒステリシス入力
入力シャットダウン機能付きオートモー
ティブ入力
入力シャットダウン機能付き TTL 入力
プログラマブルプルアップ抵抗:
約 50 k
CMOS ヒステリシスタイプ 2
オートモーティブ入力
TTL 入力
入力シャットダウン用
スタンバイ制御
CMOS レベル出力
( プログラマブル IOL = 5mA, IOH = -5mA
ドライバ強度
IOL = 2mA, IOH = -2mA,
制御
IOL = 30mA, IOH = -30mA)
入力シャットダウン機能付き 2 種類の
データライン
CMOS ヒステリシス入力
入力シャットダウン機能付きオートモー
ティブ入力
入力シャットダウン機能付き TTL 入力
プルダウン制御
プログラマブルプルアップ抵抗:
約 50 k
CMOS ヒステリシスタイプ 1 アナログ入力
F
プルアップ制御
R
CMOS ヒステリシスタイプ 2
オートモーティブ入力
TTL 入力
入力シャットダウン用
スタンバイ制御
アナログ入力
G
R
ヒステリシス
入力
September 26, 2014, DS07-16611-2
マスク ROM および評価デバイス :
CMOS ヒステリシス入力端子
フラッシュデバイス:
CMOS 入力端子
12 V 耐圧 (MD_[2:0] 用 )
13
Data
分類
Sheet
回路形式
備考
CMOS ヒステリシス入力端子
プルアップ抵抗値:約 50 k
H
プルアップ
抵抗
R
ヒステリシス
入力
J1
X1
R
0 X 出力
1
FCI
R
X0
高速発振回路
• 発振モード ( 外部水晶または発振子を X0/
X1
端子に接続 ) と高速外部クロック入力
(FCI )
モード (X0 端子に外部クロックを接続 ) の
間でプログラマブル
• フィードバック抵抗:約 2 × 0.5M
発振子が無効になっているか FCI モード
の場合, フィードバック抵抗は中央で接地
FCI または発振子が無効
J2
X 出力
X1A
R
低速発振回路
• フィードバック抵抗:約 2 × 5M
発振子が無効の場合, フィードバック抵抗
は中央で接地
R
X0A
発振子が無効
14
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
分類
Sheet
回路形式
K
備考
プルアップ制御
ドライバ強度
制御
データライン
プルダウン制御
R
CMOS ヒステリシスタイプ 1
CMOS レベル出力
( プログラマブル IOL = 5mA, IOH = -5mA
IOL = 2mA, IOH = -2mA)
入力シャットダウン機能付き 2 種類の
CMOS ヒステリシス入力
入力シャットダウン機能付きオートモー
ティブ入力
入力シャットダウン機能付き TTL 入力
プログラマブルプルアップ抵抗:
約 50 k
LCD SEG/COM 出力
CMOS ヒステリシスタイプ 2
オートモーティブ入力
TTL 入力
入力シャットダウン用
スタンバイ制御
LCD SEG/COM
L
CMOS レベル出力
( プログラマブル IOL = 5mA, IOH = -5mA
ドライバ強度
IOL = 2mA, IOH = -2mA)
制御
入力シャットダウン機能付き 2 種類の
データライン
CMOS ヒステリシス入力
入力シャットダウン機能付きオートモー
ティブ入力
入力シャットダウン機能付き TTL 入力
プルダウン制御
プログラマブルプルアップ抵抗:
約 50 k
アナログ入力
CMOS ヒステリシスタイプ 1 LCD 電圧入力
プルアップ制御
R
CMOS ヒステリシスタイプ 2
オートモーティブ入力
TTL 入力
入力シャットダウン用
スタンバイ制御
VLCD
September 26, 2014, DS07-16611-2
15
Data
分類
Sheet
回路形式
備考
CMOS レベルの TRI-STATE 出力
(IOL = 5mA, IOH = -5mA)
M
tri-state 制御
データライン
N
アナログ入力端子 ( 保護機能付き )
アナログ入力ライン
16
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
■ デバイス使用上の注意
1. ラッチアップ防止のために
CMOS IC では入力端子や出力端子に電源端子 (VDD5) より高い電圧や GND 端子 (VSS5) より低い電圧を印加した場合 , ま
たは電源端子とグランド端子の間に定格を超える電圧を印加した場合に , ラッチアップ現象を生じることがあります。
ラッチアップが生じると電源電流が急増し , 素子の熱破壊に至ることがあります。使用に際しては最大定格を超えること
のないよう十分に注意してください。
2. 未使用入力端子の処理について
入力に用いる未使用端子を開放のままにしておくと , 誤動作の原因になることがあります。使用していない入力端子は
抵抗 (2k ~ 10k) を介してプルアップまたはプルダウンの処理をするか , ソフトウェアにより入力が有効 (PORTEN) に
なる前に ,
内部プルアップ抵抗または内部プルダウン抵抗 (PPER/PPCR) を有効にしてください。モード端子 MD_x は VSS5 端子また
は VDD5 端子に直接接続できます。使用していない ALARM 入力端子は AVSS5 端子に直接接続できます。
3. 電源端子について
MB91460X シリーズは電源端子や GND 端子が複数あります。そのため , デバイス設計上ラッチアップなどの誤動作を防
止するためにデバイス内部で同電位にすべきものどうしを接続してあります。不要輻射の低減・グランドレベルの上昇に
よるストローブ信号の誤動作の防止・総出力電流規格を遵守などのために , 必ずそれらすべてを外部で電源およびグラン
ドに接続してください。また , 電流供給源からできるかぎり低インピーダンスで本デバイスの電源端子 , GND 端子に接続
してください。
さらに , 本デバイスの近くで , 電源端子と GND 端子の間に 0.1 F 程度のセラミックコンデンサをバイパスコンデンサと
して接続してください。
この製品シリーズにはステップダウンレギュレータが内蔵されています。レギュレータ用として , VCC18C 端子に 4.7 F
(X7R セラミックコンデンサを使用 ) のバイパスコンデンサを接続してください。
4. 水晶発振回路について
X0 (X0A) , X1 (X1A) 端子の近辺のノイズは本デバイスの誤動作のもととなります。X0 (X0A) 端子と X1 (X1A) 端子およ
び水晶発振子さらにグランドへのバイパスコンデンサはできるかぎり近くに配置するようにプリント板を設計してくだ
さい。
また , X0, X1 端子または X0A, X1A 端子の回りをグランドで囲むようなプリント板アートワークは安定した動作を期待で
きますので , 強くお勧めします。
各量産品において , ご使用される発振子メーカに発振評価を依頼してください。
5. 外部クロック使用時の注意
外部クロックの使用時には , X0 (X0A) および X1 (X1A) 端子に同時供給してください。
この場合 , X0 (X0A) 端子のクロッ
ク信号は X1 (X1A) 端子とは逆位相の関係であることが必要です。逆位相での供給の場合 , X0 および X1 端子では 16 MHz
までの周波数を使用できます。
逆位相供給の使用例
X0 (X0A)
X1 (X1A)
(続く)
September 26, 2014, DS07-16611-2
17
Data
Sheet
(続き)
6. モード端子 (MD_x)
これらの端子は , 電源端子または GND 端子に直接つないで使用してください。ノイズにより誤ってテストモードに入っ
てしまうことを防ぐために , プリント板上の各モード端子と電源端子または GND 端子間のパターン長をできる限り短く
し , これらを低インピーダンスで接続するようにしてください。
7. PLL クロックモード動作中の注意について
本マイクロコントローラで PLL クロックを選択しているときに発振子が外れたり , クロック入力が停止した場合には
PLL 内部の自励発振回路の自走周波数で動作を継続し続ける場合があります。
この動作は保証外の動作です。
8. プルアップコントロール
外部バス端子として使用する端子に対してプルアップ抵抗をつけると交流規格を保証できません。
9. PS レジスタに関する注意事項
一部の命令で PS レジスタを先行処理しているため例外動作により , デバッガ使用時に割込み処理ルーチンでブレーク
したり , PS レジスタ内のフラグの表示内容が更新されたりする場合があります。
いずれの場合も , EIT から復帰以降に , 正
しく再処理を行うように設計されているので ,EIT 前後の動作は仕様どおりの処理を行います。
・DIV0U/DIV0S 命令の直後の命令では , ユーザ割込み・NMI を受け付けた場合 , ステップ実行を行った場合 , データイベ
ントまたはエミュレータメニューにてブレークした場合 , 以下の動作を行う場合があります。
1. D0, D1 フラグが , 先行して更新されます。
2. EIT 処理ルーチン ( ユーザ割込み・NMI, またはエミュレータ ) を実行します。
3. EIT から復帰後 , DIV0U/DIV0S 命令が実行され , D0, D1 フラグが 1 と同じ値に更新されます。
・ユーザ割込み・NMI 要因が発生している状態で , 割込みを許可するために ORCCR/STILM/MOV Ri, PS の各命令が実行
されると , 以下のような動作を行います。
- PS レジスタが , 先行して更新されます。
- EIT 処理ルーチン ( ユーザ割込み・NMI, またはエミュレータ ) を実行します。
- EIT から復帰後 , 上記命令が実行され , PS レジスタが 1 と同じ値に更新されます。
18
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
■ デバッガ関連の注意事項
1. RETI コマンドの実行
ステップ実行する際 , 割込みが頻繁に発生する環境下では , 該当割込み処理ルーチンだけを繰り返して実行します。その
結果 , メインルーチンや割込みレベルの低いプログラムの実行が行われなくなります。( 例えば , タイムベースタイマの割
込みを許可していた場合 , RETI をステップ実行すると , 必ずタイムベースのルーチンの先頭でブレークすることになりま
す。)
該当割込み処理ルーチンのデバッグが不要になった段階で , 該当割込みを禁止してください。
2. ブレーク機能
ハードウェアブレーク ( イベントブレーク含む ) の対象アドレスが現在のシステムスタックポインタのアドレスや , ス
タックポインタを含む領域に設定されていると , ユーザプログラムに実際のデータアクセス命令がないにもかかわらず ,
1 命令実行後にブレークします。
回避するために , システムスタックポインタのアドレスを含む領域に対する ( ワード ) アクセスを , ハードウェアブレー
ク ( イベントブレーク含む ) の対象に設定しないでください。
3. オペランドブレークについて
DSU のオペランドブレークとして設定している領域にスタックポインタがあると誤動作の原因となります。システムス
タックポインタのアドレスを含む領域に対するアクセスを , データイベントブレークの対象にしないでください。
September 26, 2014, DS07-16611-2
19
Data
Sheet
■ ブロックダイヤグラム
1. MB91F465XA
Flashキャッシュ
8 K バイト
FR60 CPU
コア
D-RAM
16 K バイト
I-bus
32
ビットサーチ
フラッシュメモリ
544 K バイト
D-bus
32
CAN
2 チャネル
RX0, RX4
TX0, TX4
TXDA, TXDB
TXENA, TXENB
RXDA, RXDB
STOPWT
FlexRay
32 <-> 16
バスアダプタ
ID-RAM
16 K バイト
バスコンバータ
DMAC
5 チャネル
R-bus
16
クロックモジュレータ
TTG0/8 ~ TTG7/15
PPG0 ~ PPG11
TIN0 ~ TIN7
TOT0 ~ TOT3
CK4,CK6 ~ CK7
20
クロックスーパバイザ
クロックモニタ
クロック制御
割込みコントローラ
PPG タイマ
12 チャネル
リロードタイマ
8 チャネル
フリーランタイマ
8 チャネル
ICU0 ~ ICU7
インプットキャプチャ
8 チャネル
OCU0 ~ OCU5
アウトプットコンペア
6 チャネル
MONCLK
外部割込み
11 チャネル
INT0 ~ INT8,
INT12, INT14
LIN-USART
3 チャネル
SIN4,SIN6 ~ SIN7
SOT4,SOT6 ~ SOT7
SCK4,SCK6 ~ SCK7
I 2C
1 チャネル
SDA0
SCL0
リアルタイムクロック
A/D コンバータ
17 チャネル
AN0 ~ AN12,
AN16 ~ AN19
ATGX
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
■ CPU および制御部
FR ファミリ CPU は , RISC アーキテクチャを採用すると同時に , 組込み型アプリケーションに適した高機能命令を導入
した ,
高性能コアです。
1. 特長
・RISC アーキテクチャの採用
基本命令 :1 命令 1 サイクル
・汎用レジスタ 32 ビット× 16 本
・4G バイトのリニアなメモリ空間
・乗算器の搭載
32 ビット× 32 ビット乗算 5 サイクル
16 ビット× 16 ビット乗算 3 サイクル
・割込み処理機能の強化
高速応答速度 (6 サイクル )
多重割込みのサポート
レベルマスク機能 (16 レベル )
・I/O 操作用命令の強化
メモリ-メモリ転送命令
ビット処理命令
基本命令語長 16 ビット
・低消費電力
スリープモード / ストップモード
2. 内部アーキテクチャ
・FR ファミリの CPU は命令バスとデータバスが独立したハーバードアーキテクチャ構造を採用しています。
・32 ビット←→ 16 ビットバッファは 32 ビットバス (D-bus) に接続され , CPU と周辺リソースとのインタフェースを実現
します。
・ハーバード←→プリンストンバスコンバータは I-bus, D-bus 双方に接続され , CPU とバスコントローラとのインタ
フェースを実現します。
September 26, 2014, DS07-16611-2
21
Data
Sheet
3.プログラミングモデル
3.1.
基本プログラミングモデル
32 ビット
R0
XXXX XXXXH
R1
...
...
...
汎用レジスタ
...
...
...
...
...
R12
R13
AC
...
R14
FP
XXXX XXXXH
R15
SP
0000 0000H
プログラムカウンタ
PC
プログラムステータス
PS
テーブルベースレジスタ
TBR
リターンポインタ
RP
システムスタックポインタ
SSP
ユーザスタックポインタ
USP
乗除算レジスタ
初期値
ILM
SCR
CCR
MDH
MDL
22
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
4.レジスタ
4.1.
汎用レジスタ
32 ビット
初期値
R0
XXXX XXXXH
R1
...
...
...
...
...
...
...
...
R12
R13
AC
...
R14
FP
XXXX XXXXH
R15
SP
0000 0000H
レジスタ R0 ~ R15 は汎用レジスタです。各種演算におけるアキュムレータ , およびメモリアクセスのポインタとして使
用されます。
16本のレジスタのうち, 以下に示すレジスタは特殊な用途を想定しており, そのために一部の命令が強化されています。
R13:仮想アキュムレータ
R14:フレームポインタ
R15:スタックポインタ
リセットによる初期値は , R0 ~ R14 は不定です。R15 は , 00000000H (SSP の値 ) となります。
4.2.
PS ( プログラムステータス )
プログラムステータスを保持するレジスタで , ILM と SCR, CCR の 3 つのパートに分かれています。
図中の未定義のビット (-) はすべて予約ビットです。読出し時 , 常に “0” が読み出されます。書込みアクセスは無効です。
ビット位置 → bit 31
bit 20
bit 16
bit 10 bit 8 bit 7
SCR
ILM
4.3.
bit 0
CCR
CCR ( コンディションコードレジスタ )
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
SV
S
I
N
Z
V
C
初期値
- 000XXXXB
SV :スーパバイザフラグ
S
I
N
Z
V
C
:スタックフラグ
:割込み許可フラグ
:ネガティブ許可フラグ
:ゼロフラグ
:オーバフローフラグ
:キャリフラグ
September 26, 2014, DS07-16611-2
23
Data
4.4.
Sheet
SCR ( システムコンディションレジスタ )
bit 10 bit 9
D1
D0
bit 8
初期値
T
XX0B
ステップ除算用フラグ (D1, D0)
ステップ除算実行時の中間データを保持します。
ステップトレーストラップフラグ (T)
ステップトレーストラップを有効にするかどうかを指定するフラグです。
ステップトレーストラップの機能はエミュレータが使用します。
エミュレータ使用時 , ユーザプログラム中で使用す
ることはできません。
4.5.
ILM ( 割込みレベルマスクレジスタ )
bit 20 bit 19 bit 18 bit 17 bit 16
ILM4 ILM3 ILM2 ILM1 ILM0
初期値
01111B
割込みレベルマスク値を保持するレジスタで , この ILM4 ~ ILM0 の保持する値がレベルマスクに使用されます。
リセットにより , “01111B” に初期化されます。
4.6.
PC ( プログラムカウンタ )
bit 31
bit 0
初期値
XXXXXXXXH
プログラムカウンタで , 実行している命令のアドレスを示しています。
リセットによる初期値は不定です。
4.7.
TBR ( テーブルベースレジスタ )
bit 31
bit 0 初期値
000FFC00H
テーブルベースレジスタで , EIT 処理の際に使用されるベクタテーブルの先頭アドレスを保持します。
リセットによる初期値は , 000FFC00H です。
4.8.
RP ( リターンポインタ )
bit 31
bit 0
初期値
XXXXXXXXH
リターンポインタで , サブルーチンから復帰するアドレスを保持します。
CALL 命令実行時 , PC の値がこの RP に転送されます。
RET 命令実行時 , RP の内容が PC に転送されます。
リセットによる初期値は不定です。
24
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
4.9.
Sheet
USP ( ユーザスタックポインタ )
bit 31
bit 0
初期値
XXXXXXXXH
ユーザスタックポインタで , S フラグが “1” のとき , R15 として機能します。
・ USP を明示的に指定することも可能です。
リセットによる初期値は不定です。
・ RETI 命令による使用はできません。
4.10. 乗除算レジスタ
bit 31
bit 0
MDH
MDL
乗除算用レジスタで , 各々32 ビット長です。
リセットによる初期値は不定です。
September 26, 2014, DS07-16611-2
25
Data
Sheet
■ 組込みプログラム・データメモリ ( フラッシュ )
1. フラッシュの特長
・544 K バイト (8 × 64 K バイト+ 4 × 8K バイト= 4.25M ビット )
・書込み / 読出しアクセス用のプログラマブルなウェイトステート
・フラッシュとブートセキュリティ( セキュリティベクタ 0x0014:8000 ~ 0x0014:800F)
・ブートセキュリティ
・基本仕様:MBM29LV400TC と同じ ( サイズと一部のセクタ構成を除く )
2. 動作モード
(1) 32 ビット CPU モード:
・CPU の読出しおよびプログラムの実行はワード (32 ビット ) 長単位
・フラッシュの書込みは不可
・実際のフラッシュメモリアクセスはワード (32 ビット ) 長単位
(2) 16 ビット CPU モード:
・CPU の読出しと書込みはハーフワード (16 ビット ) 長単位
・フラッシュからのプログラムの実行は不可
・実際のフラッシュメモリアクセスはハーフワード (16 ビット ) 長単位
(3) フラッシュメモリモード ( フラッシュメモリへの外部アクセス可 )
(注意事項)フラッシュメモリの動作モードはブート ROM 機能を使用して選択できます。この機能のスタートアドレス
は 0xBF60 です。パラメータの説明は , ハードウェアマニュアル「フラッシュアクセスモードスイッチング」
の「フラッシュアクセスモードの切り替え」に記載されています。
26
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
3.CPU モードにおけるフラッシュアクセス
フラッシュ構成
3.1.
3.1.1.
フラッシュメモリマップ MB91F465XA
アドレス
0014:FFFFh
0014:C000h
SA6 (8KB)
SA7 (8KB)
0014:BFFFh
0014:8000h
SA4 (8KB)
SA5 (8KB)
0014:7FFFh
0014:4000h
SA2 (8KB)
SA3 (8KB)
0014:3FFFh
0014:0000h
SA0 (8KB)
SA1 (8KB)
0013:FFFFh
0012:0000h
SA22 (64KB)
SA23 (64KB)
0011:FFFFh
0010:0000h
SA20 (64KB)
SA21 (64KB)
000F:FFFFh
000E:0000h
SA18 (64KB)
SA19 (64KB)
ROMS5
000D:FFFFh
000C:0000h
SA16 (64KB)
SA17 (64KB)
ROMS4
000B:FFFFh
000A:0000h
SA14 (64KB)
SA15 (64KB)
ROMS3
0009:FFFFh
0008:0000h
SA12 (64KB)
SA13 (64KB)
ROMS2
0007:FFFFh
0006:0000h
SA10 (64KB)
SA11 (64KB)
ROMS1
0005:FFFFh
0004:0000h
SA8 (64KB)
SA9 (64KB)
ROMS0
ROMS7
ROMS6
addr+0
16ビットリード/ライト
addr+1
addr+2
dat[31:16]
32ビットリード
凡例
September 26, 2014, DS07-16611-2
addr+3
dat[15:0]
dat[31:0]
メモリ領域なし
addr+4
addr+5
addr+6
dat[31:16]
addr+7
dat[15:0]
dat[31:0]
メモリ領域あり
27
Data
3.2.
Sheet
CPU モードにおけるフラッシュアクセスタイミング設定
次の表には , 最大コア周波数 (CLKB または最大クロックモジュレータ設定による ) ごとのフラッシュの読出しおよび書
込みアクセス設定をすべて示しています。
3.2.1.
コアクロック (CLKB)
ATD
ALEH
EQ
WEXH
WTC
~ 24 MHz
0
0
0
-
1
~ 48 MHz
0
0
1
-
2
~ 100 MHz
1
1
3
-
4
3.2.2.
28
フラッシュリードタイミング設定 ( 同期読出し )
備考
フラッシュライトタイミング設定 ( 同期書込み )
コアクロック (CLKB)
ATD
ALEH
EQ
WEXH
WTC
~ 16 MHz
0
-
-
0
3
~ 32 MHz
0
-
-
0
4
~ 48 MHz
0
-
-
0
5
~ 64 MHz
1
-
-
0
6
~ 96 MHz
1
-
-
0
7
~ 100 MHz
1
-
-
1
8
備考
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
3.3.
Sheet
CPU からパラレルプログラミングモードへのアドレスマッピング
次の表には , パラレルプログラミングで使う CPU アドレスからフラッシュマクロアドレスへの計算式を示しています。
3.3.1.
アドレスマップ MB91F465XA
CPU アドレス
(addr)
条件
14:8000h
~
14:FFFFh
addr[2]==0
14:8000h
~
14:FFFFh
addr[2]==1
08:0000h
~
13:FFFFh
addr[2]==0
08:0000h
~
13:FFFFh
addr[2]==1
フラッシュ
セクタ
SA4, SA6
(8K バイト )
SA5, SA7
(8K バイト )
SA12, SA14, SA16, SA18
(64K バイト )
SA13, SA15, SA17, SA19
(64K バイト )
FA ( フラッシュアドレス ) 計算式
FA := addr - addr%00:4000h + (addr%00:4000h)/2 - (addr/2)%4
+ addr%4 - 0D:0000h
FA := addr - addr%00:4000h + (addr%00:4000h)/2 + 00:2000h (addr/2)%4 + addr%4 - 0D:0000h
FA := addr - addr%02:0000 + (addr%02:0000h)/2 - (addr/2)%4
+ addr%4
FA := addr - addr%02:0000h + (addr%02:0000h)/2 + 01:0000h
- (addr/2)%4 + addr%4
(注意事項)FA の計算結果はパラレルフラッシュプログラミングの 10:0000h オフセットを含みません。
「パラレルフラッシュプログラミングモード」で説明されているように FA[20]=1 としてオフセットを設定し
てください。
September 26, 2014, DS07-16611-2
29
Data
Sheet
4.パラレルフラッシュプログラミングモード
4.1.
パラレルフラッシュプログラミングモードでのフラッシュ設定
パラレルフラッシュプログラミングモード (MD_[2:0]=111):
MB91F465XA
FA[20:0]
001F:FFFFh
001F:0000h
SA19 (64KB)
001E:FFFFh
001E:0000h
SA18 (64KB)
001D:FFFFh
001D:0000h
SA17 (64KB)
001C:FFFFh
001C:0000h
SA16 (64KB)
001B:FFFFh
001B:0000h
SA15 (64KB)
001A:FFFFh
001A:0000h
SA14 (64KB)
0019:FFFFh
0019:0000h
SA13 (64KB)
0018:FFFFh
0018:0000h
SA12 (64KB)
SA11 (64KB)
SA10 (64KB)
SA9 (64KB)
SA8 (64KB)
0017:FFFFh
0017:E000h
SA7 (8KB)
0017:DFFFh
0017:C000h
SA6 (8KB)
0017:BFFFh
0017:A000h
SA5 (8KB)
0017:9FFFh
0017:8000h
SA4 (8KB)
SA3 (8KB)
SA2 (8KB)
SA1 (8KB)
SA0 (8KB)
16ビットライトモード
FA[1:0]=00
FA[1:0]=10
DQ[15:0]
DQ[15:0]
(注意事項)常に FA[0] = 0 および FA[20] = 1 としてください。
凡例
メモリ領域あり
メモリ領域なし
注意事項 : 常に FA[0]=0 および FA[21]=1 としてください。
30
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
4.2.
Sheet
パラレルプログラミングモードでの端子接続
MD_[2:0] 端子を [111] に設定後 , 再起動を行うと CPU 機能が停止します。この時 , 汎用ポートに信号のいくつかを直接
リンクさせることで, 外部端子からのフラッシュメモリユニットの直接制御が可能になります。
信号の対応については, 次
の表を参照してください。
このモードでは , フラッシュメモリは外部端子からみてスタンドアローンの関係になります。通常 , このモードはパラレ
ルフラッシュプログラマを使用して書込みや消去を行うときに設定します。このモードでは , 8.5M ビットのフラッシュメ
モリの自動アルゴリズムのすべての操作が可能です。
MBM29LV400TC とフラッシュメモリ制御信号の対応
MBM29LV400TC
MB91F465XA 外部端子
FR-CPU モード
フラッシュ
メモリモード
通常機能
端子番号
-
INITX
-
INITX
52
RESET
-
FRSTX
P16_7
53
-
-
MD2
MD_2
99
“1” に設定
-
-
MD1
MD_1
98
“1” に設定
-
-
MD0
MD_0
92
“1” に設定
RY/BY
FMCS:RDY bit
RY/BYX
P24_0
74
BYTE
内部で “H” に固定
BYTEX
P24_2
78
WE
WEX
P28_3
29
OE
OEX
P28_2
28
CEX
P28_1
27
ATDIN
P22_1
73
“0” に設定
EQIN
P22_0
72
“0” に設定
-
TESTX
P24_3
79
“1” に設定
-
RDYI
P24_1
77
“0” に設定
A-1
FA0
P19_2
47
“0” に設定
A0 ~ A7
FA1 ~ FA8
P16_0 ~ P16_3,
P27_0 ~ P27_3
16 ~ 23
FA9 ~ FA16
P15_0 ~ P15_5, P18_0,
P18_1
68 ~ 71,10, 11,
57, 58
A16 ~ A18
FA17 ~ FA19
P18_2, P18_4, P18_5
59 ~ 61
A19
FA20
P18_6
62
DQ0 ~ DQ7
DQ0 ~ DQ7
P17_0 ~ P17_7
48, 49, 54 ~ 56,
65 ~ 67
DQ8 ~ DQ15
P23_0, P23_1, P31_0 ~
P31_2, P31_4 ~ P31_6
2~9
外部端子
CE
-
A8 ~ A15
内部制御信号 +
インタフェース回路に
よる制御
内部アドレスバス
内部データバス
DQ8 ~ DQ15
September 26, 2014, DS07-16611-2
備考
“1” に設定
31
Data
Sheet
5.フラッシュセキュリティ
5.1.
ベクタアドレス
2 つのフラッシュセキュリティベクタ (FSV1, FSV2) は , フラッシュセキュリティモジュールの保護機能を制御するブー
トセキュリティベクタ (BSV1, BSV2) と並列に配置されています。
FSV1:0x14:8000
BSV1:0x14:8004
FSV2:0x14:8008
BSV2:0x14:800C
5.2.
セキュリティベクタ FSV1
フラッシュセキュリティベクタ FSV1 の設定によって , 8 K バイトセクタの読出し / 書込み保護モードおよび個別書込み
保護が設定されます。
5.2.1.
FSV1 (bit31 ~ bit16)
フラッシュセキュリティベクタ FSV1 ビット [31:16] の設定によって , 読出し / 書込み保護モードが設定されます。
フラッシュセキュリティベクタ FSV1[31:16] のビットの説明
FSV1[31:19]
FSV1[18]
書込み保護
レベル
FSV1[17]
書込み保護
FSV1[16]
読出し保護
すべてのビット
を “0” に設定
“0” に設定
“0” に設定
“1” に設定
読出し保護 ( すべてのデバイスモード ,
INTVEC モード MD_[2:0] = 000 を除く )
すべてのビット
を “0” に設定
“0” に設定
“1” に設定
“0” に設定
書込み保護 ( すべてのデバイスモード , 例外
なし )
すべてのビット
を “0” に設定
“0” に設定
“1” に設定
“1” に設定
読出し保護 ( すべてのデバイスモード ,
INTVEC モード MD_[2:0] = 000 を除く ) お
よび書込み保護 ( すべてのデバイスモード )
すべてのビット
を “0” に設定
“1” に設定
“0” に設定
“1” に設定
読出し保護 ( すべてのデバイスモード ,
INTVEC モード MD_[2:0] = 000 を除く )
すべてのビット
を “0” に設定
“1” に設定
“1” に設定
“0” に設定
書込み保護 ( すべてのデバイスモード ,
INTVEC モード MD_[2:0] = 000 を除く )
“1” に設定
読出し保護 ( すべてのデバイスモード ,
INTVEC モード MD_[2:0] = 000 を除く ) お
よび書込み保護 ( すべてのデバイスモード ,
INTVEC モード MD_[2:0] = 000 を
除く )
すべてのビット
を “0” に設定
32
“1” に設定
“1” に設定
フラッシュセキュリティモード
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
5.2.2.
Sheet
FSV1 (bit15 ~ bit0)
フラッシュセキュリティベクタ FSV1 ビット [15:0] により ,8 K バイト / セクタの個別の書込み保護を設定できます。こ
の設定は , 書込み保護ビット FSV1[17] が設定されている場合にのみ評価されます。
フラッシュセキュリティベクタ FSV1[15:0] のビットの説明
FSV1 ビット
セクタ
書込み保護の
許可
書込み保護の
禁止
FSV1[0]

“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV1[1]

“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV1[2]

“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV1[3]

“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV1[4]
SA4
“0” に設定

FSV1[5]
SA5
“0” に設定
“1” に設定
FSV1[6]
SA6
“0” に設定
“1” に設定
FSV1[7]
SA7
“0” に設定
“1” に設定
FSV1[8]

“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV1[9]

“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV1[10]

“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV1[11]

“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV1[12]

“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV1[13]

“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV1[14]

“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV1[15]

“0” に設定
“1” に設定
無効
備考
書込み保護は必須
(注意事項)フラッシュセキュリティベクタ FSV1 と FSV2 が割当てられているセクタ ( この表の例では , セクタ SA4) に
は , 常に書込み保護を設定しなければなりません。この設定がされていないと , セキュリティベクタの設定
が上書きされて , フラッシュコンテンツの読出しや書込みによるデータ操作が可能になってしまいます。
フラッシュメモリのセクタ構成の概要については ,「CPU モードにおけるフラッシュアクセス」を参照して
ください。
September 26, 2014, DS07-16611-2
33
Data
Sheet
セキュリティベクタ FSV2
5.3.
フラッシュセキュリティベクタ FSV2 ビット [31:0] により , 64 K バイト / セクタの個別の書込み保護を設定できます。こ
の設定は , 書込み保護ビット FSV1[17] が設定されている場合にのみ評価されます。
フラッシュセキュリティベクタ FSV2[31:0] のビットの説明
FSV2 ビット
セクタ
書込み保護の
許可
書込み保護の
禁止
FSV2[0]
—
“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV2[1]
—
“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV2[2]
—
“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV2[3]
—
“0” に設定
“1” に設定
無効
FSV2[4]
SA12
“0” に設定
“1” に設定
FSV2[5]
SA13
“0” に設定
“1” に設定
FSV2[6]
SA14
“0” に設定
“1” に設定
FSV2[7]
SA15
“0” に設定
“1” に設定
FSV2[8]
SA16
“0” に設定
“1” に設定
FSV2[9]
SA17
“0” に設定
“1” に設定
FSV2[10]
SA18
“0” に設定
“1” に設定
FSV2[11]
SA19
“0” に設定
“1” に設定
FSV2[31:12]
—
“0” に設定
“1” に設定
備考
無効
(注意事項)フラッシュメモリのセクタ構成の概要については ,「CPU モードにおけるフラッシュアクセス」を参照して
ください。
6. フラッシュメモリ CRC 計算式についての注意事項
フラッシュセキュリティマクロには , フラッシュメモリのアドレス空間のアドレス上で 32 ビットチェックサムを計算す
る機能が含まれています。この機能は , MB91460 シリーズハードウェアマニュアル「フラッシュセキュリティ制御レジ
スタ」の「フラッシュセキュリティコントロールレジスタ」に記載されています。
補注 :
CRC 計算式は , 内部 RC クロックで実行されます。計算時間を短縮するには , RC クロック周波数を 2MHz に切換えてく
ださい。ただし , CPU クロック (CLKB) が RC クロックよりも早くないと , CRC 計算式が正しく開始しません。
34
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
■ メモリ空間
FR ファミリの論理アドレス空間は 4 G バイト (232 番地 ) あり , CPU はリニアにアクセスします。
・ダイレクトアドレッシング領域
アドレス空間の下記の領域は I/O 用に使用されます。
この領域をダイレクトアドレッシング領域とよびます。命令中で直接オペランドのアドレスを指定できます。
アドレスが可能なダイレクト領域は , アクセスするデータのサイズにより , 以下のように異なります。
バイトデータアクセス:000H ~ 0FFH
ハーフワードアクセス:000H ~ 1FFH
ワードデータアクセス:000H ~ 3FFH
September 26, 2014, DS07-16611-2
35
Data
Sheet
■ メモリマップ
1. MB91F465XA
00000000H
00000400H
00001000H
I/Oダイレクトアドレッシング領域
I/O
DMA
00002000H
00004000H
フラッシュキャッシュ (8 K バイト)
00006000H
00007000H
フラッシュメモリ制御
00008000H
0000B000H
0000C000H
ブート ROM (4 K バイト)
CAN / FlexRay
0000DFFFH
0002C000H
00030000H
D-RAM (0 ウェイト, 16 K バイト)
ID-RAM (16 K バイト)
00034000H
00040000H
外部バス領域
MB91F465X に外部バスインタフェースはありません
00080000H
フラッシュメモリ (512 K バイト)
00100000H
外部バス領域
MB91F465X に外部バスインタフェースはありません
00148000H
00150000H
フラッシュメモリ (32 K バイト)
外部バス領域
MB91F465X に外部バスインタフェースはありません
外部データバス
FFFFFFFFH
注意事項:
36
アクセス禁止領域
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
■ I/O マップ
1. MB91F465XA
アドレス
000000H
レジスタ
+0
+1
+2
+3
PDR0 [R/W]
XXXXXXXX
PDR1 [R/W]
XXXXXXXX
PDR2 [R/W]
XXXXXXXX
PDR3 [R/W]
XXXXXXXX
ブロック
T-unit
ポートデータレジスタ
リード / ライト属性
リセット後のレジスタ初期値
レジスタ名 (1 コラムのレジスタが 4n 番地 , 2 コラムが
4n + 1 番地・・・)
最左のレジスタ番地 ( ワードでアクセスした際は , 1 コラム目のレジスタが
データの MSB 側となる。)
(注意事項)レジスタのビット値は , 以下のように初期値を表します。
”1”:初期値 “1”
”0”:初期値 “0”
”X”:初期値 “ 不定 ”
”-” :その位置に物理的にレジスタがない
記述されていないデータアクセス属性によるアクセスは禁止です。
September 26, 2014, DS07-16611-2
37
Data
アドレス
Sheet
レジスタ
+0
+1
ブロック
+2
+3
000000H
~
000008H
予約
予約
00000CH
予約
予約
PDR14 [R/W]
XXXXXXXX
PDR15 [R/W]
- - XXXXXX
000010H
PDR16 [R/W]
X - - - XXXX
PDR17 [R/W]
XXXXXXXX
PDR18 [R/W]
- XXX - XXX
PDR19 [R/W]
- - - - - XXX
000014H
予約
予約
PDR22 [R/W]
- - XX - - XX
PDR23 [R/W]
- - - - - - XX
000018H
PDR24 [R/W]
XXXXXXXX
予約
予約
PDR27 [R/W]
- - - - XXXX
00001CH
PDR28 [R/W]
- - - XXXXX
PDR29 [R/W]
XXXXXXXX
予約
PDR31 [R/W]
- XXX - XXX
R-bus
ポートデータ
レジスタ
000020H
~
00002CH
予約
予約
000030H
EIRR0 [R/W]
XXXXXXXX
ENIR0 [R/W]
00000000
ELVR0 [R/W]
00000000 00000000
外部割込み
(INT 0 ~ INT 7)
NMI
000034H
EIRR1 [R/W]
XXXXXXXX
ENIR1 [R/W]
00000000
ELVR1 [R/W]
00000000 00000000
外部割込み
(INT8, INT12, INT14)
000038H
DICR [R/W]
-------0
HRCL [R/W]
0 - - 11111
RBSYNC
遅延割込み
00003CH
予約
予約
予約
予約
000040H
~
00005CH
000060H
000064H
SCR04 [R/W,W]
00000000
SMR04 [R/W,W]
00000000
SSR04 [R/W,R]
00001000
RDR04/TDR04
[R/W]
00000000
ESCR04 [R/W]
00000X00
ECCR04
[R/W,R,W]
-00000XX
FSR04 [R]
- - - 00000
FCR04 [R/W]
0001 - 000
LIN-USART 4
FIFO 搭載
000068H
~
00006CH
000070H
000074H
38
予約
予約
SCR06 [R/W,W]
00000000
SMR06 [R/W,W]
00000000
SSR06 [R/W,R]
00001000
RDR06/TDR06
[R/W]
00000000
ESCR06 [R/W]
00000X00
ECCR06
[R/W,R,W]
-00000XX
FSR06 [R]
- - - 00000
FCR06 [R/W]
0001 - 000
LIN-USART 6
FIFO 搭載
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
000078H
00007CH
Sheet
SCR07 [R/W,W]
00000000
SMR07 [R/W,W]
00000000
SSR07 [R/W,R]
00001000
RDR07/TDR07
[R/W]
00000000
ESCR07 [R/W]
00000X00
ECCR07
[R/W,R,W]
-00000XX
FSR07 [R]
- - - 00000
FCR07 [R/W]
0001 - 000
LIN-USART 7
FIFO 搭載
000080H
~
000084H
予約
予約
000088H
BGR104 [R/W]
00000000
BGR004 [R/W]
00000000
予約
予約
00008CH
BGR106 [R/W]
00000000
BGR006 [R/W]
00000000
BGR107 [R/W]
00000000
BGR007 [R/W]
00000000
ボーレート
ジェネレータ
LIN-USART 4, 6 ~ 7
000090H
~
0000CCH
予約
予約
0000D0H
IBCR0 [R/W]
00000000
IBSR0 [R]
00000000
ITBAH0 [R/W]
- - - - - - 00
ITBAL0 [R/W]
00000000
00000D4H
ITMKH0 [R/W]
00 - - - - 11
ITMKL0 [R/W]
11111111
ISMK0 [R/W]
01111111
ISBA0 [R/W]
- 0000000
0000D8H
予約
IDAR0 [R/W]
00000000
ICCR0 [R/W]
- 0011111
予約
I2C 0
00001CH
~
0000FCH
予約
予約
000100H
GCN10 [R/W]
00110010 00010000
予約
GCN20 [R/W]
- - - - 0000
PPG コントロール
0~3
000104H
GCN11 [R/W]
00110010 00010000
予約
GCN21 [R/W]
- - - - 0000
PPG コントロール
4~7
000108H
GCN12 [R/W]
00110010 00010000
予約
GCN22 [R/W]
- - - - 0000
PPG コントロール
8 ~ 11
000110H
PTMR00 [R]
11111111 11111111
000114H
PDUT00 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
000118H
PTMR01 [R]
11111111 11111111
00011CH
PDUT01 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
000120H
PTMR02 [R]
11111111 11111111
000124H
PDUT02 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
000128H
PTMR03 [R]
11111111 11111111
00012CH
PDUT03 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
September 26, 2014, DS07-16611-2
PCSR00 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
PCNH00 [R/W]
0000000 -
PCNL00 [R/W]
000000 - 0
PCSR01 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
PCNH01 [R/W]
0000000 -
PCNL01 [R/W]
000000 - 0
PCSR02 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
PCNH02 [R/W]
0000000 -
PCNL02 [R/W]
000000 - 0
PCSR03 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
PCNH03 [R/W]
0000000 -
PCNL03 [R/W]
000000 - 0
PPG 0
PPG 1
PPG 2
PPG 3
39
Data
000130H
PTMR04 [R]
11111111 11111111
000134H
PDUT04 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
000138H
PTMR04 [R]
11111111 11111111
00013CH
PDUT05 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
000140H
PTMR06 [R]
11111111 11111111
000144H
PDUT06 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
000148H
PTMR07 [R]
11111111 11111111
00014CH
PDUT07 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
000150H
PTMR08 [R]
11111111 11111111
000154H
PDUT06 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
000158H
PTMR09 [R]
11111111 11111111
00015CH
PDUT09 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
000160H
PTMR10 [R]
11111111 11111111
000164H
PDUT10 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
000168H
PTMR11 [R]
11111111 11111111
00016CH
PDUT11 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
Sheet
PCSR04 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
PCNH04 [R/W]
0000000 -
PCNL04 [R/W]
000000 - 0
PCSR05 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
PCNH05 [R/W]
0000000 -
PCNL05 [R/W]
000000 - 0
PCSR06 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
PCNH06 [R/W]
0000000 -
PCNL06 [R/W]
000000 - 0
PCSR07 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
PCNH07 [R/W]
0000000 -
PCNL07 [R/W]
000000 - 0
PCSR08 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
PCNH08 [R/W]
0000000 -
PCNL08 [R/W]
000000 - 0
PCSR09 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
PCNH09 [R/W]
0000000 -
PCNL09 [R/W]
000000 - 0
PCSR10 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
PCNH10 [R/W]
0000000 -
PCNL10 [R/W]
000000 - 0
PCSR11 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
PCNH11 [R/W]
0000000 -
PCNL11 [R/W]
000000 - 0
PPG 4
PPG 5
PPG 6
PPG 7
PPG 8
PPG 9
PPG 10
PPG 11
000170H
~
00017CH
000180H
40
予約
予約
ICS01 [R/W]
00000000
予約
予約
ICS23 [R/W]
00000000
000184H
IPCP0 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
IPCP1 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
000188H
IPCP2 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
IPCP3 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
00018CH
OCS01 [R/W]
- - - 0 - - 00 0000 - - 00
OCS23 [R/W]
- - - 0 - - 00 0000 - - 00
000190H
OCCP0 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
OCCP1 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
000194H
OCCP2 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
OCCP3 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
インプット
キャプチャ
0~3
アウトプット
コンペア
0~3
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
000198H
~
00019CH
0001A0H
予約
予約
ADERH [R/W]
00000000 00000000
ADERL [R/W]
00000000 00000000
0001A4
ADCS1 [R/W]
00000000
ADCS0 [R/W]
00000000
ADCR1 [R]
000000XX
ADCR0 [R]
XXXXXXXX
0001A8H
ADCT1 [R/W]
00010000
ADCT0 [R/W]
00101100
ADSCH [R/W]
- - - 00000
ADECH [R/W]
- - - 00000
予約
0001ACH
0001B0H
TMRLR0 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
0001B4H
予約
0001B8H
TMRLR1 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
0001BCH
予約
0001C0H
TMRLR2 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
0001C4H
予約
0001C8H
TMRLR3 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
0001CCH
予約
0001D0H
TMRLR4 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
0001D4H
予約
0001D8H
TMRLR5 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
0001DCH
予約
0001E0H
TMRLR6 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
0001E4H
September 26, 2014, DS07-16611-2
予約
A/D
コンバータ
予約
TMR0 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMCSRH0
[R/W]
- - - 00000
TMCSRL0
[R/W]
0 - 000000
TMR1 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMCSRH1
[R/W]
- - - 00000
TMCSRL1
[R/W]
0 - 000000
TMR2 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMCSRH2
[R/W]
- - - 00000
TMCSRL2
[R/W]
0 - 000000
TMR3 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMCSRH3
[R/W]
- - - 00000
TMCSRL3
[R/W]
0 - 000000
TMR4 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMCSRH4
[R/W]
- - - 00000
TMCSRL4
[R/W]
0 - 000000
TMR5 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMCSRH5
[R/W]
- - - 00000
TMCSRL5
[R/W]
0 - 000000
TMR6 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMCSRH6
[R/W]
- - - 00000
TMCSRL6
[R/W]
0 - 000000
リロードタイマ 0
(PPG 0, PPG 1)
リロードタイマ 1
(PPG 2, PPG 3)
リロードタイマ 2
(PPG 4, PPG 5)
リロードタイマ 3
(PPG 6, PPG 7)
リロードタイマ 4
(PPG 8, PPG 9)
リロードタイマ 5
(PPG 10, PPG 11)
リロードタイマ 6
41
Data
0001E8H
TMRLR7 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
0001ECH
予約
0001F0H
TCDT0 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
Sheet
TMR7 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMCSRH7
[R/W]
- - - 00000
TMCSRL7
[R/W]
0 - 000000
予約
TCCS0 [R/W]
00000000
リロードタイマ 7
(A/D コンバータ )
フリーラン
タイマ 0
(ICU 0, ICU 1)
0001F4H
TCDT1 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
予約
TCCS1 [R/W]
00000000
フリーラン
タイマ 1
(ICU 2, ICU 3)
0001F8H
TCDT2 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
予約
TCCS2 [R/W]
00000000
フリーラン
タイマ 2
(OCU 0, OCU 1)
0001FCH
TCDT3 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
予約
TCCS3 [R/W]
00000000
フリーラン
タイマ 3
(OCU 2, OCU 3)
000200H
DMACA0 [R/W]
00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
000204H
DMACB0 [R/W]
00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX
000208H
DMACA1 [R/W]
00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00020CH
DMACB1 [R/W]
00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX
000210H
DMACA2 [R/W]
00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
000214H
DMACB2 [R/W]
00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX
000218H
DMACA3 [R/W]
00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00021CH
DMACB3 [R/W]
00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX
000220H
DMACA4 [R/W]
00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
000224H
DMACB4 [R/W]
00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX
DMAC
000228H
~
00023CH
000240H
予約
DMACR [R/W]
00 - - 0000
予約
予約
予約
000244H
~
0002CCH
42
予約
予約
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
0002D0H
Sheet
ICS045 [R/W]
00000000
予約
ICS67 [R/W]
00000000
予約
0002D4H
IPCP4 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
IPCP5 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
0002D8H
IPCP6 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
IPCP7 [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX
0002DCH
OCS45 [R/W]
- - - 0 - - 00 0000 - - 00
予約
0002E0H
OCCP4 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
OCCP5 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
インプット
キャプチャ
4~7
アウトプット
コンペア
4~5
0002E4H
~
0002ECH
0002F0H
予約
TCDT4 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
予約
TCCS4 [R/W]
00000000
予約
フリーラン
タイマ 4
(ICU 4, ICU 5)
0002F4H
TCDT5 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
TCCS5 [R/W]
00000000
予約
フリーラン
タイマ 5
(ICU 6, ICU 7)
0002F8H
TCDT6 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
TCCS6 [R/W]
00000000
予約
フリーラン
タイマ 6
(OCU 4-, OCU )
0002FCH
TCDT7 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX
TCCS7 [R/W]
00000000
予約
フリーラン
タイマ 7
000300H
~
00038CH
000390H
予約
ROMS [R]
11111111 01000011
予約
予約
ROM 選択レジスタ
000394H
~
0003ECH
予約
0003F0H
BSD0 [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0003F4H
BSD1 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0003F8H
BSDC [W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0003FCH
BSRR [R]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
予約
ビットサーチ
モジュール
000400H
~
00043CH
September 26, 2014, DS07-16611-2
予約
予約
43
Data
000440H
ICR00 [R/W]
---11111
ICR01 [R/W]
---11111
ICR02 [R/W]
---11111
ICR03 [R/W]
---11111
000444H
ICR04 [R/W]
---11111
ICR05 [R/W]
---11111
ICR06 [R/W]
---11111
ICR07 [R/W]
---11111
000448H
ICR08 [R/W]
---11111
ICR09 [R/W]
---11111
ICR10 [R/W]
---11111
ICR11 [R/W]
---11111
00044CH
ICR12 [R/W]
---11111
ICR13 [R/W]
---11111
ICR14 [R/W]
---11111
ICR15 [R/W]
---11111
000450H
ICR16 [R/W]
---11111
ICR17 [R/W]
---11111
ICR18 [R/W]
---11111
ICR19 [R/W]
---11111
000454H
ICR20 [R/W]
---11111
ICR21 [R/W]
---11111
ICR22 [R/W]
---11111
ICR23 [R/W]
---11111
000458H
ICR24 [R/W]
---11111
ICR25 [R/W]
---11111
ICR26 [R/W]
---11111
ICR27 [R/W]
---11111
00045CH
ICR28 [R/W]
---11111
ICR29 [R/W]
---11111
ICR30 [R/W]
---11111
ICR31 [R/W]
---11111
000460H
ICR32 [R/W]
---11111
ICR33 [R/W]
---11111
ICR34 [R/W]
---11111
ICR35 [R/W]
---11111
000464H
ICR36 [R/W]
---11111
ICR37 [R/W]
---11111
ICR38 [R/W]
---11111
ICR39 [R/W]
---11111
000468H
ICR40 [R/W]
---11111
ICR41 [R/W]
---11111
ICR42 [R/W]
---11111
ICR43 [R/W]
---11111
00046CH
ICR44 [R/W]
---11111
ICR45 [R/W]
---11111
ICR46 [R/W]
---11111
ICR47 [R/W]
---11111
000470H
ICR48 [R/W]
---11111
ICR49 [R/W]
---11111
ICR50 [R/W]
---11111
ICR51 [R/W]
---11111
000474H
ICR52 [R/W]
---11111
ICR53 [R/W]
---11111
ICR54 [R/W]
---11111
ICR55 [R/W]
---11111
000478H
ICR56 [R/W]
---11111
ICR57 [R/W]
---11111
ICR58 [R/W]
---11111
ICR59 [R/W]
---11111
00047CH
ICR60 [R/W]
---11111
ICR61 [R/W]
---11111
ICR62 [R/W]
---11111
ICR63 [R/W]
---11111
000480H
RSRR [R/W]
10000000
STCR [R/W]
00110011
TBCR [R/W]
X0000X00
CTBR [W]
XXXXXXXX
000484H
CLKR [R/W]
00000000
WPR [W]
XXXXXXXX
DIVR0 [R/W]
00000011
DIVR1 [R/W]
00000000
予約
000488H
44
Sheet
割込み要因
コントロール
ユニット
クロック
コントロール
ユニット
予約
00048CH
PLLDIVM [R/W]
- - - - 0000
PLLDIVN [R/W]
- - 000000
PLLDIVG [R/W]
- - - - 0000
PLLMULG [R/W]
00000000
000490H
PLLCTRL [R/W]
- - - - 0000
予約
予約
予約
000494H
OSCC1 [R/W]
- - - - - 010
OSCS1 [R/W]
00001111
OSCC2 [R/W]
- - - - - 010
OSCS2 [R/W]
00001111
メイン / サブ発振
コントロール
000498H
PORTEN [R/W]
- - - - - - 00
予約
予約
予約
ポート入力許可
コントロール
PLL クロック
ギアユニット
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
WTCER [R/W]
- - - - - - 00
WTCR [R/W]
00000000 000 - 00 - 0
0004A0H
予約
0004A4H
予約
0004A8H
WTHR [R/W]
- - - 00000
WTMR [R/W]
- - 000000
WTSR [R/W]
- - 000000
0004ACH
CSVTR [R/W]
- - - 00010
CSVCR [R/W]
00011100
CSCFG [R/W]
0X000000
WTBR [R/W]
- - - XXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
予約
予約
0004B0H
CUCR [R/W]
- - - - - - - - - - - 0 - - 00
CUTD [R/W]
10000000 00000000
0004B4H
CUTR1 [R]
- - - - - - - - 00000000
CUTR2 [R]
00000000 00000000
0004B8H
CMPR [R/W]
- - 000010 11111101
0004BCH
CMT1 [R/W]
00000000 1 - - - 0000
予約
リアルタイムクロック
( ウォッチタイマ )
CMCR [R/W]
- 001 - - 00
CMT2 [R/W]
- - 000000 - - 000000
クロック
スーパバイザ /
セレクタ
サブ発振キャリブレー
ションユニット
クロック
モジュレータ
0004C0H
CANPRE [R/W]
- - 00000
CANCKD [R/W]
- - - 0 - - - 0*1
予約
予約
CAN クロック
コントロール
0004C4H
LVSEL [R/W]
00000111
LVDET [R/W]
00000-00
HWWDE [R/W]
- - - - - - 00
HWWD [R/W,W]
00011000
低電圧検出 /
ハードウェア
ウォッチドッグ
0004C8H
OSCRH [R/W]
000 - - 001
OSCRL [R/W]
- - - - - 000
WPCRH [R/W]
00 - - - 000
WPCRL [R/W]
- - - - - - 00
メインサブ発振安定
タイマ
0004CCH
OSCCR [R/W]
- - - - - - 00
予約
REGSEL [R/W]
- - 000110
REGCTR [R/W]
- - - 0 - - 00
メイン / サブ発振スタ
ンバイコントロール
メイン / サブレギュ
レータコントロール
0004D0H
~
0004D8H
予約
予約
0004DCH
PLL2DIVM [R/W]
- - - - 0000
PLL2DIVN [R/W]
- - 000000
PLL2DIVG [R/W]
- - - - 0000
PLL2MULG [R/W]
00000000
0004E0H
PLL2CTRL [R/W]
- - - - 0000
予約
CLKR2 [R/W]
- - - 00000
予約
PLL2 クロック
コントロール
(FlexRay)
0004E4H
~
000BFCH
000C00H
予約
予約
予約
予約
予約
IOS [R/W]
-------0
I-Unit
000C04H
~
000D08H
September 26, 2014, DS07-16611-2
予約
予約
45
Data
Sheet
000D0CH
予約
予約
PDRD14 [R]
XXXXXXXX
PDRD15 [R]
- - XXXXXX
000D10
PDRD16 [R]
X - - - XXXX
PDRD17 [R]
XXXXXXXX
PDRD18 [R]
- XXX - XXX
PDRD19 [R]
- - - - - XXX
000D14H
予約
予約
PDRD22 [R]
- - XX - - XX
PDRD23 [R]
- - - - - - XX
000D18H
PDRD24 [R]
XXXXXXXX
予約
予約
PDRD27 [R]
- - - - XXXX
000D1CH
PDRD28 [R]
- - - XXXXX
PDRD29 [R]
XXXXXXXX
予約
PDRD31 [R]
- XXX - XXX
R-bus
ポートデータ
直接リード
レジスタ
000D20H
~
000D48H
予約
予約
000D4CH
予約
予約
DDR14 [R/W]
00000000
DDR15 [R/W]
- - 000000
000D50H
DDR16 [R/W]
0 - - - 0000
DDR17 [R/W]
00000000
DDR18 [R/W]
- 000 - 000
DDR19 [R/W]
- - - - - 000
000D54H
予約
予約
DDR22 [R/W]
- - 00 - - 00
DDR23 [R/W]
- - - - - - 00
000D58H
DDR24 [R/W]
00000000
予約
予約
DDR27 [R/W]
- - - - 0000
000D5CH
DDR28 [R/W]
- - - 00000
DDR29 [R/W]
00000000
予約
DDR31 [R/W]
- 000 - 000
R-bus
ポート方向
レジスタ
000D60H
~
000D88H
予約
予約
000D8CH
予約
予約
PFR14 [R/W]
00000000
PFR15 [R/W]
- - 000000
000D90H
PFR16 [R/W]
0 - - - 0000
PFR17 [R/W]
00000000
PFR18 [R/W]
- 000 - 000
PFR19 [R/W]
- - - - - 000
000D94H
予約
予約
PFR22 [R/W]
- - 00 - - 00
PFR23 [R/W]
- - - - - - 00
000D98H
PFR24 [R/W]
00000000
予約
予約
PFR27 [R/W]
- - - - 0000
000D9CH
PFR28 [R/W]
- - - 00000
PFR29 [R/W]
00000000
予約
PFR31 [R/W]
- 000 - 000
R-bus
ポート機能
レジスタ
000DA0H
~
000DC8H
46
予約
予約
000DCCH
予約
予約
EPFR14 [R/W]
00000000
EPFR15 [R/W]
- - 000000
000DD0H
EPFR16 [R/W]
0-------
予約
EPFR18 [R/W]
-0---0--
EPFR19 [R/W]
-----0--
000DD4H
予約
予約
予約
予約
000DD8H
予約
予約
予約
EPFR27 [R/W]
- - - - 0000
000DDCH
予約
予約
予約
EPFR31 [R/W]
- 000 - 000
R-bus 拡張
ポート機能レジスタ
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
000DE0H
~
000E08H
予約
予約
000E0CH
予約
予約
PODR14 [R/W]
00000000
PODR15 [R/W]
- - 000000
000E10H
PODR16 [R/W]
0 - - - 0000
PODR17 [R/W]
00000000
PODR18 [R/W]
- 000 - 000
PODR19 [R/W]
- - - - - 000
000E14H
予約
予約
PODR22 [R/W]
- - 00 - - 00
PODR23 [R/W]
- - - - - - 00
000E18H
PODR24 [R/W]
00000000
予約
予約
PODR27 [R/W]
- - - - 0000
000E1CH
PODR28 [R/W]
- - - 00000
PODR29 [R/W]
00000000
予約
PODR31 [R/W]
- 000 - 000
R-bus ポート
出力ドライブ選択
レジスタ
000E20H
~
000E48H
予約
予約
000E4CH
予約
予約
PILR14 [R/W]
00000000
PILR15 [R/W]
- - 000000
000E50H
PILR16 [R/W]
0 - - - 0000
PILR17 [R/W]
00000000
PILR18 [R/W]
- 000 - 000
PILR19 [R/W]
- - - - - 000
000E54H
予約
予約
PILR22 [R/W]
- - 00 - - 00
PILR23 [R/W]
- - - - - - 00
000E58H
PILR24 [R/W]
00000000
予約
予約
PILR27 [R/W]
- - - - 0000
000E5CH
PILR28 [R/W]
- - - 00000
PILR29 [R/W]
00000000
予約
PILR31 [R/W]
- 000 - 000
R-bus ポート
入力レベル選択
レジスタ
000E60H
~
000E88H
予約
予約
000E8CH
予約
予約
EPILR14 [R/W]
00000000
EPILR15 [R/W]
- - 000000
000E90H
EPILR16 [R/W]
0 - - - 0000
EPILR17 [R/W]
00000000
EPILR18 [R/W]
- 000 - 000
EPILR19 [R/W]
- - - - - 000
EPILR23 [R/W]
- - - - - - 00
000E94H
予約
予約
EPILR22 [R/W]
- - 00 - - 00
000E98H
EPILR24 [R/W]
00000000
予約
予約
EPILR27 [R/W]
- - - - 0000
000E9CH
EPILR28 [R/W]
- - - 00000
EPILR29 [R/W]
00000000
予約
EPILR31 [R/W]
- 000 - 000
R-bus 拡張
ポート入力レベル
選択レジスタ
000EA0H
~
000EC8H
September 26, 2014, DS07-16611-2
予約
予約
47
Data
Sheet
000ECCH
予約
予約
PPER14 [R/W]
00000000
PPER15 [R/W]
- - 000000
000ED0H
PPER16 [R/W]
0 - - - 0000
PPER17 [R/W]
00000000
PPER18 [R/W]
- 000 - 000
PPER19 [R/W]
- - - - - 000
PPER23 [R/W]
- - - - - - 00
000ED4H
予約
予約
PPER22 [R/W]
- - 00 - - 00
000ED8H
PPER24 [R/W]
00000000
予約
予約
PPER27 [R/W]
- - - - 0000
000EDCH
PPER28 [R/W]
- - - 00000
PPER29 [R/W]
00000000
予約
PPER31 [R/W]
- 000 - 000
R-bus ポート
プルアップ /
プルダウン
許可レジスタ
000EE0H
~
000F08H
予約
予約
000F0CH
予約
予約
PPCR14 [R/W]
11111111
PPCR15 [R/W]
- - 111111
000F10H
PPCR16 [R/W]
1 - - - 1111
PPCR17 [R/W]
11111111
PPCR18 [R/W]
- 111 - 111
PPCR19 [R/W]
- - - - - 111
PPCR23 [R/W]
- - - - - - 11
000F14H
予約
予約
PPCR22 [R/W]
- - 11 - - 11
000F18H
PPCR24 [R/W]
11111111
予約
予約
PPCR27 [R/W]
- - - - 1111
000F1CH
PPCR28 [R/W]
- - - 11111
PPCR29 [R/W]
11111111
予約
PPCR31 [R/W]
- 111 – 111
R-bus ポート
プルアップ /
プルダウン
コントロールレジスタ
000F20H
~
000F3CH
48
予約
001000H
DMASA0 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
001004H
DMADA0 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
001008H
DMASA1 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00100CH
DMADA1 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
001010H
DMASA2 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
001014H
DMADA2 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
001018H
DMASA3 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00101CH
DMADA3 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
001020H
DMASA4 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
001024H
DMADA4 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
予約
DMAC
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
001028H
~
006FFCH
007000H
007004H
予約
FMCS [R/W]
01101000
FMCR [R]
- - - 00000
予約
FCHCR [R/W]
- - - - - - 00 10000011
FMWT [R/W]
11111111 11111111
FMWT2 [R]
- 001 - - - -
FMPS [R/W]
- - - - - 000
FMAC [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
007008H
フラッシュメモリ
キャッシュ
コントロール
レジスタ
00700CH
~
007FFCH
008000H
~
00BFFCH
予約
予約
MB91F465XA Boot-ROM サイズは 4K バイト:00B000H ~ 00BFFCH
( 命令アクセスは 1 ウェイトサイクル , データアクセスは 1 ウェイトサイクル )
ブート ROM 領域
00C000H
CTRLR0 [R/W]
00000000 00000001
STATR0 [R/W]
00000000 00000000
00C004H
ERRCNT0 [R]
00000000 00000000
BTR0 [R/W]
00100011 00000001
00C008H
INTR0 [R]
00000000 00000000
TESTR0 [R/W]
00000000 X0000000
00C00CH
BRPE0 [R/W]
00000000 00000000
CBSYNC0
00C010H
IF1CREQ0 [R/W]
00000000 00000001
IF1CMSK0 [R/W]
00000000 00000000
00C014H
IF1MSK20 [R/W]
11111111 11111111
IF1MSK10 [R/W]
11111111 11111111
00C018H
IF1ARB20 [R/W]
00000000 00000000
IF1ARB10 [R/W]
00000000 00000000
00C01CH
IF1MCTR0 [R/W]
00000000 00000000
予約
00C020H
IF1DTA10 [R/W]
00000000 00000000
IF1DTA20 [R/W]
00000000 00000000
00C024H
IF1DTB10 [R/W]
00000000 00000000
IF1DTB20 [R/W]
00000000 00000000
CAN 0
コントロール
レジスタ
CAN 0
IF 1 レジスタ
00C028H
~
00C02CH
予約
00C030H
IF1DTA20 [R/W]
00000000 00000000
IF1DTA10 [R/W]
00000000 00000000
00C034H
IF1DTB20 [R/W]
00000000 00000000
IF1DTB10 [R/W]
00000000 00000000
00C038H
~
00C03CH
September 26, 2014, DS07-16611-2
予約
49
Data
Sheet
00C040H
IF2CREQ0 [R/W]
00000000 00000001
IF2CMSK0 [R/W]
00000000 00000000
00C044H
IF2MSK20 [R/W]
11111111 11111111
IF2MSK10 [R/W]
11111111 11111111
00C048H
IF2ARB20 [R/W]
00000000 00000000
IF2ARB10 [R/W]
00000000 00000000
00C04CH
IF2MCTR0 [R/W]
00000000 00000000
予約
00C050H
IF2DTA10 [R/W]
00000000 00000000
IF2DTA20 [R/W]
00000000 00000000
00C054H
IF2DTB10 [R/W]
00000000 00000000
IF2DTB20 [R/W]
00000000 00000000
CAN 0
IF 2 レジスタ
00C058H
~
00C05CH
予約
00C060H
IF2DTA20 [R/W]
00000000 00000000
IF2DTA10 [R/W]
00000000 00000000
00C064H
IF2DTB20 [R/W]
00000000 00000000
IF2DTB10 [R/W]
00000000 00000000
00C068H
~
00C07CH
00C080H
予約
TREQR20 [R]
00000000 00000000
TREQR10 [R]
00000000 00000000
00C084H
~
00C08CH
00C090H
予約
NEWDT20 [R]
00000000 00000000
NEWDT10 [R]
00000000 00000000
00C094H
~
00C09CH
00C0A0H
予約
CAN 0
INTPND20 [R]
00000000 00000000
INTPND10 [R]
00000000 00000000
ステータスフラグ
00C0A4H
~
00C0ACH
00C0B0H
予約
MSGVAL20 [R]
00000000 00000000
MSGVAL10 [R]
00000000 00000000
00C0B4H
~
00C3FCH
50
予約
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
00C400H
CTRLR4 [R/W]
00000000 00000001
STATR4 [R/W]
00000000 00000000
00C404H
ERRCNT4 [R]
00000000 00000000
BTR4 [R/W]
00100011 00000001
00C408H
INTR4 [R]
00000000 00000000
TESTR4 [R/W]
00000000 X0000000
00C40CH
BRPE4 [R/W]
00000000 00000000
CBSYNC4
00C410H
IF1CREQ4 [R/W]
00000000 00000001
IF1CMSK4 [R/W]
00000000 00000000
00C414H
IF1MSK24 [R/W]
11111111 11111111
IF1MSK14 [R/W]
11111111 11111111
00C418H
IF1ARB24 [R/W]
00000000 00000000
IF1ARB14 [R/W]
00000000 00000000
00C41CH
IF1MCTR4 [R/W]
00000000 00000000
予約
00C420H
IF1DTA14 [R/W]
00000000 00000000
IF1DTA24 [R/W]
00000000 00000000
00C424H
IF1DTB14 [R/W]
00000000 00000000
IF1DTB24 [R/W]
00000000 00000000
CAN 4
コントロール
レジスタ
CAN 4
IF 1 レジスタ
00C428H
~
00C42CH
予約
00C430H
IF1DTA24 [R/W]
00000000 00000000
IF1DTA14 [R/W]
00000000 00000000
00C434H
IF1DTB24 [R/W]
00000000 00000000
IF1DTB14 [R/W]
00000000 00000000
00C438H
~
00C43CH
September 26, 2014, DS07-16611-2
予約
51
Data
Sheet
00C440H
IF2CREQ4 [R/W]
00000000 00000001
IF2CMSK4 [R/W]
00000000 00000000
00C444H
IF2MSK24 [R/W]
11111111 11111111
IF2MSK14 [R/W]
11111111 11111111
00C448H
IF2ARB24 [R/W]
00000000 00000000
IF2ARB14 [R/W]
00000000 00000000
00C44CH
IF2MCTR4 [R/W]
00000000 00000000
予約
00C450H
IF2DTA14 [R/W]
00000000 00000000
IF2DTA24 [R/W]
00000000 00000000
00C454H
IF2DTB14 [R/W]
00000000 00000000
IF2DTB24 [R/W]
00000000 00000000
CAN 4
IF 2 レジスタ
00C458H
~
00C45CH
予約
00C460H
IF2DTA24 [R/W]
00000000 00000000
IF2DTA14 [R/W]
00000000 00000000
00C464H
IF2DTB24 [R/W]
00000000 00000000
IF2DTB14 [R/W]
00000000 00000000
00C468H
~
00C47CH
00C480H
予約
TREQR24 [R]
00000000 00000000
TREQR14 [R]
00000000 00000000
00C484H
~
00C48CH
00C490H
予約
NEWDT24 [R]
00000000 00000000
NEWDT14 [R]
00000000 00000000
00C494H
~
00C49CH
00C4A0H
予約
CAN 4
INTPND24 [R]
00000000 00000000
INTPND14 [R]
00000000 00000000
ステータスフラグ
00C4A4H
~
00C4ACH
00C4B0H
予約
MSGVAL24 [R]
00000000 00000000
MSGVAL14 [R]
00000000 00000000
00C4B4H
~
00CFFCH
00D000H
CIF0 [R]
00000100 11111111 01011011 11111111
00D004H
CIF1 [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D008H
~ 00D00CH
52
予約
予約 (2)
FlexRay
CIF
予約
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
00D010H
TEST1 [R/W]
00000000 00000000 00000011 00000000
00D014H
TEST2 [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D018H
予約 (1)
00D01CH
LCK [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D020H
EIR [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D024H
SIR [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D028H
EILS [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D02CH
SILS [R/W]
00000011 00000011 11111111 11111111
00D030H
EIES [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D034H
EIER [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D038H
SIES [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D03CH
SIER [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D040H
ILE [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D044H
T0C [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D048H
T1C [R/W]
00000000 00000010 00000000 00000000
00D04CH
STPW1 [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D050H
STPW2 [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
FlexRay
GIF
FlexRay
INT
00D050H
~
00D07CH
予約 (11)
00D080H
SUCC1 [R/W]
00001100 01000000 00010000 00000000
00D084H
SUCC2 [R/W]
00000001 00000000 00000101 00000100
00D088H
SUCC3 [R/W]
00000000 00000000 00000000 00010001
00D08CH
NEMC [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D090H
PRTC1 [R/W]
00001000 01001100 00000110 00110011
00D094H
PRTC2 [R/W]
00001111 00101101 00001010 00001110
September 26, 2014, DS07-16611-2
予約
FlexRay
SUC
FlexRay
NEM
FlexRay
PRT
53
Data
Sheet
MHDC [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
FlexRay
MHD
00D09CH
予約 (1)
予約
00D0A0H
GTUC1 [R/W]
00000000 00000000 00000010 10000000
00D0A4H
GTUC2 [R/W]
00000000 00000010 00000000 00001010
00D0A8H
GTUC3 [R/W]
00000010 00000010 00000000 00000000
00D0ACH
GTUC4 [R/W]
00000000 00001000 00000000 00000111
00D0B0H
GTUC5 [R/W]
00001110 00000000 00000000 00000000
00D0B4H
GTUC6 [R/W]
00000000 00000010 00000000 00000000
00D0B8H
GTUC7 [R/W]
00000000 00000010 00000000 00000100
00D0BCH
GTUC8 [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000010
00D0C0H
GTUC9 [R/W]
00000000 00000000 0000001 00000001
00D0C4H
GTUC10 [R/W]
00000000 00000010 00000000 00000101
00D0C8H
GTUC11 [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D098H
FlexRay
GTU
00D0CCH
~
00D0FCH
予約 (11)
00D100H
CCSV [R]
00000000 00010000 01000000 00000000
00D104H
CCEV [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
予約
FlexRay
SUC
00D108H
~
00D10CH
54
予約 (2)
予約
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
00D110H
SCV [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D114H
MTCCV [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D118H
RCV [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D11CH
OCV [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D120H
SFS [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D124H
SWNIT [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D128H
ACS [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D12CH
予約 (1)
00D130H00D168H
ESIDn[1-15] [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D16CH
予約 (1)
00D170H
00D1A8H
OSIDn[1-15] [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
FlexRay
GTU
00D1ACH
予約 (1)
予約
00D1B0H
00D1B8H
NMVn[1-3] [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
FlexRay
NEM
00D1BCH00D2FCH
予約 (81)
予約
00D300H
MRC [R/W]
00000001 10000000 00000000 00000000
00D304H
FRF [R/W]
00000001 10000000 00000000 00000000
00D308H
FRFM [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D30CH
FCL [R/W]
00000000 00000000 0000000 10000000
00D310H
MHDS [R/W]
00000000 00000000 0000000 10000000
00D314H
LDTS [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
September 26, 2014, DS07-16611-2
FlexRay
MHD
55
Data
Sheet
00D318H
FSR [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D31CH
MHDF [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D320H
TXRQ1 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D324H
TXRQ2 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D328H
TXRQ3 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D32CH
TXRQ4 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D330H
NDAT1 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D334H
NDAT2 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D338H
NDAT3 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D33CH
NDAT4 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D340H
MBSC1 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D344H
MBSC2 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D348H
MBSC3 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D34CH
MBSC4 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
FlexRay
MHD
00D350H
~
00D3ECH
予約 (40)
00D3F0H
CREL [R]
00010000 00000110 00000101 00011001
00D3F4H
ENDN [R]
10000111 01100101 0100011 00100001
予約
FlexRay
GIF
00D3F8H
~
00D3FCH
56
予約 (2)
予約
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
00D400H
~
00D4FCH
Sheet
WRDSn[1-64] [R/W]
00000000 00000000 0000000 00000000
00D500H
WRHS1 [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D504H
WRHS2 [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D508H
WRHS3 [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D50CH
予約 (1)
00D510H
IBCM [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D514H
IBCR [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
FlexRay
IBF
00D518H
~
00D5FCH
00D600H
~
00D6FCH
予約 (58)
予約
RDDSn[1-64] [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D700H
RDHS1 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D704H
RDHS2 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D708H
RDHS3 [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D70CH
MBS [R]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D710H
OBCM [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
00D714H
OBCR [R/W]
00000000 00000000 00000000 00000000
FlexRay
OBF
00D718H
~
00D7FCH
予約 (58)
予約
予約
予約
00D800H
~
00EFFCH
September 26, 2014, DS07-16611-2
57
Data
Sheet
00F000H
BCTRL [R/W]
- - - - - - - - - - - - - - - - 11111100 00000000
00F004H
BSTAT [R/W]
- - - - - - - - - - - - - 000 00000000 10 - - 0000
00F008H
BIAC [R]
- - - - - - - - - - - - - - - - 00000000 00000000
00F00CH
BOAC [R]
- - - - - - - - - - - - - - - - 00000000 00000000
00F010H
BIRQ [R/W]
- - - - - - - - - - - - - - - - 00000000 00000000
00F014H
~
00F01CH
予約
00F020H
BCR0 [R/W]
- - - - - - - - 00000000 00000000 00000000
00F024H
BCR1 [R/W]
- - - - - - - - 00000000 00000000 00000000
00F028H
BCR2 [R/W]
- - - - - - - - 00000000 00000000 00000000
00F02CH
BCR3 [R/W]
- - - - - - - - 00000000 00000000 00000000
00F030H
~
00F07CH
58
予約
00F080H
BAD0 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F084H
BAD1 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F088H
BAD2 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F08CH
BAD3 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F090H
BAD4 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F094H
BAD5 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F098H
BAD6 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F09CH
BAD7 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F0A0H
BAD8 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F0A4H
BAD9 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
EDSU / MPU
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
00F0A8H
BAD10 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F0ACH
BAD11 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F0B0H
BAD12 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F0B4H
BAD13 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F0B8H
BAD14 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F0BCH
BAD15 [R/W]
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
00F0C0H
01FFFCH
予約
020000H
~
02FFFCH
030000H
~
03FFFCH
EDSU / MPU
MB91F465XA D-RAM サイズは 16K バイト:02C000H ~ 02FFFCH
( データアクセスは 0 ウェイトサイクル )
D-RAM 領域
MB91F465XA ID-RAM サイズは 16K バイト:030000H ~ 033FFCH
( 命令アクセスは 0 ウェイトサイクル , データアクセスは 1 ウェイトサイクル )
ID-RAM 領域
* 1:有効 CAN チャネルの数によります。
September 26, 2014, DS07-16611-2
59
Data
Sheet
2. フラッシュメモリと外部バス領域
32 ビットリード /
ライト
16 ビットリード /
ライト
アドレス
dat[31:0]
dat[31:16]
dat[31:0]
dat[15:0]
dat[31:16]
dat[15:0]
レジスタ
+0
+1
+2
+3
+4
+5
+6
+7
ブロック
040000H
~
05FFFFH
予約
ROMS0
予約
ROMS1
060000H
~
07FFFFH
080000H
~
09FFFFH
SA12 (64K バイト )
SA13 (64K バイト )
ROMS2
SA14 (64K バイト )
SA15 (64K バイト )
ROMS3
SA16 (64K バイト )
SA17 (64K バイト )
ROMS4
SA18 (64K バイト )
SA19 (64K バイト )
0A0000H
~
0BFFFCH
0C0000H
~
0DFFFCH
0E0000H
~
0FFFF4H
0FFFF8H
~
0FFFFCH
ROMS5
FMV [R]
06 00 00 00H
FRV [R]
00 00 BF F8H
100000H
~
11FFFFH
予約
ROMS6
120000H
~
13FFFFH
60
予約
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
140000H
~
143FFFH
予約
144000H
~
147FFFH
予約
148000H
~
14BFFFH
SA4 (8K バイト )
SA5 (8K バイト )
ROMS7
14C000H
~
14FFFFH
SA6 (8K バイト )
SA7 (8K バイト )
150000H
~
17FFFFH
予約
180000H
~
FFFFFFH
予約
(注意事項)0FFFF8H, 0FFFFCH への書込み動作は禁止です。これらのアドレスを読み出す場合は , 上に示した値が読み出
されます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
61
Data
Sheet
■ 割込みベクタテーブル
割込み
番号
割込み要因
62
割込みレベル *1
割込みベクタ *2
要因番号
10 進
16 進
設定
レジスタ
レジスタ
アドレス
オフセット
デフォルト
ベクタ
アドレス
リセット
0
00
—
—
3FCH
000FFFFC
モードベクタ
1
01
—
—
3F8H
000FFFF8
システム予約
2
02
—
—
3F4H
000FFFF4
システム予約
3
03
—
—
3F0H
000FFFF0
システム予約
4
04
—
—
3ECH
000FFFEC
CPU スーパバイザモード
(INT #5 命令 ) *2
5
05
—
—
3E8H
000FFFE8
メモリ保護例外 *2
6
06
—
—
3E4H
000FFFE4
システム予約
7
07
—
—
3E0H
000FFFE0
システム予約
8
08
—
—
3DCH
000FFFDC
システム予約
9
09
—
—
3D8H
000FFFD8
システム予約
10
0A
—
—
3D4H
000FFFD4
システム予約
11
0B
—
—
3D0H
000FFFD0
システム予約
12
0C
—
—
3CCH
000FFFCC
システム予約
13
0D
—
—
3C8H
000FFFC8
未定義命令
例外
14
0E
—
—
3C4H
000FFFC4
NMI 要求
15
0F
3C0H
000FFFC0
外部割込み 0
16
10
3BCH
000FFFBC
0, 16
外部割込み 1
17
11
3B8H
000FFFB8
1, 17
外部割込み 2
18
12
3B4H
000FFFB4
2, 18
外部割込み 3
19
13
3B0H
000FFFB0
3, 19
外部割込み 4
20
14
3ACH
000FFFAC
20
外部割込み 5
21
15
3A8H
000FFFA8
21
外部割込み 6
22
16
3A4H
000FFFA4
22
外部割込み 7
23
17
3A0H
000FFFA0
23
外部割込み 8
24
18
39CH
000FFF9C
システム予約
25
19
398H
000FFF98
システム予約
26
1A
394H
000FFF94
システム予約
27
1B
390H
000FFF90
外部割込み 12
28
1C
38CH
000FFF8C
システム予約
29
1D
388H
000FFF88
外部割込み 14
30
1E
384H
000FFF84
システム予約
31
1F
380H
000FFF80
リロードタイマ 0
32
20
37CH
000FFF7C
4, 32
リロードタイマ 1
33
21
378H
000FFF78
5, 33
リロードタイマ 2
34
22
374H
000FFF74
34
リロードタイマ 3
35
23
370H
000FFF70
35
FH 固定
ICR00
440H
ICR01
441H
ICR02
442H
ICR03
443H
ICR04
444H
ICR05
445H
ICR06
446H
ICR07
447H
ICR08
448H
ICR09
449H
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
割込み
番号
割込み要因
10 進
16 進
リロードタイマ 4
36
24
リロードタイマ 5
37
25
リロードタイマ 6
38
26
リロードタイマ 7
39
27
フリーランタイマ 0
40
28
フリーランタイマ 1
41
29
フリーランタイマ 2
42
2A
フリーランタイマ 3
43
2B
フリーランタイマ 4
44
2C
フリーランタイマ 5
45
2D
フリーランタイマ 6
46
2E
フリーランタイマ 7
47
2F
CAN 0
48
30
システム予約
49
31
システム予約
50
32
システム予約
51
33
CAN 4
52
34
システム予約
53
35
システム予約
54
36
システム予約
55
37
システム予約
56
38
システム予約
57
39
システム予約
58
3A
システム予約
59
3B
システム予約
60
3C
システム予約
61
3D
システム予約
62
3E
遅延割込み
63
3F
システム予約 *3
64
40
システム予約 *3
65
41
LIN-USART (FIFO) 4 RX
66
42
LIN-USART (FIFO) 4 TX
67
43
システム予約
68
44
システム予約
69
45
LIN-USART (FIFO) 6 RX
70
46
LIN-USART (FIFO) 6 TX
71
47
LIN-USART (FIFO) 7 RX
72
48
LIN-USART (FIFO) 7 TX
73
49
September 26, 2014, DS07-16611-2
Sheet
割込みレベル *1
設定
レジスタ
レジスタ
アドレス
ICR10
44AH
ICR11
44BH
ICR12
44CH
ICR13
44DH
ICR14
44EH
ICR15
44FH
ICR16
450H
ICR17
451H
ICR18
452H
ICR19
453H
ICR20
454H
ICR21
455H
ICR22
456H
ICR23 *4
457H
(ICR24)
(458)H
ICR25
459H
ICR26
45AH
ICR27
45BH
ICR28
45CH
割込みベクタ *2
デフォルト
ベクタ
アドレス
要因番号
オフセット
36CH
000FFF6C
36
368H
000FFF68
37
364H
000FFF64
38
360H
000FFF60
39
35CH
000FFF5C
40
358H
000FFF58
41
354H
000FFF54
42
350H
000FFF50
43
34CH
000FFF4C
44
348H
000FFF48
45
344H
000FFF44
46
340H
000FFF40
47
33CH
000FFF3C
338H
000FFF38
334H
000FFF34
330H
000FFF30
32CH
000FFF2C
328H
000FFF28
324H
000FFF24
6, 48
320H
000FFF20
7, 49
31CH
000FFF1C
8, 50
318H
000FFF18
9, 51
314H
000FFF14
52
310H
000FFF10
53
30CH
000FFF0C
54
308H
000FFF08
55
304H
000FFF04
300H
000FFF00
2FCH
000FFEFC
2F8H
000FFEF8H
2F4H
000FFEF4H
10, 56
2F0H
000FFEF0H
11, 57
2ECH
000FFEECH
12, 58
2E8H
000FFEE8H
13, 59
2E4H
000FFEE4H
60
2E0H
000FFEE0H
61
2DCH
000FFEDCH
62
2D8H
000FFED8H
63
63
Data
割込み
番号
割込み要因
64
10 進
16 進
I2C 0
74
4A
システム予約
75
4B
システム予約
76
4C
システム予約
77
4D
システム予約
78
4E
システム予約
79
4F
システム予約
80
50
システム予約
81
51
システム予約
82
52
システム予約
83
53
FlexRay 0
84
54
FlexRay Timer 0
85
55
FlexRay 1
86
56
FlexRay Timer 1
87
57
システム予約
88
58
システム予約
89
59
システム予約
90
5A
システム予約
91
5B
インプットキャプチャ 0
92
5C
インプットキャプチャ 1
93
5D
インプットキャプチャ 2
94
5E
インプットキャプチャ 3
95
5F
インプットキャプチャ 4
96
60
インプットキャプチャ 5
97
61
インプットキャプチャ 6
98
62
インプットキャプチャ 7
99
63
アウトプットコンペア 0
100
64
アウトプットコンペア 1
101
65
アウトプットコンペア 2
102
66
アウトプットコンペア 3
103
67
アウトプットコンペア 4
104
68
アウトプットコンペア 5
105
69
システム予約
106
6A
システム予約
107
6B
システム予約
108
6C
システム予約
109
6D
Sheet
割込みレベル *1
設定
レジスタ
レジスタ
アドレス
ICR29
45DH
ICR30
45EH
ICR31
45FH
ICR32
460H
ICR33
461H
ICR34
ICR35
462H
463H
ICR36
464H
ICR37
465H
ICR38
466H
ICR39
467H
ICR40
468H
ICR41
469H
ICR42
46AH
ICR43
46BH
ICR44
46CH
ICR45
46DH
ICR46
46EH
割込みベクタ *2
要因番号
オフセット
デフォルト
ベクタ
アドレス
2D4H
000FFED4H
2D0H
000FFED0H
2CCH
000FFECCH
64
2C8H
000FFEC8H
65
2C4H
000FFEC4H
66
2C0H
000FFEC0H
67
2BCH
000FFEBCH
68
2B8H
000FFEB8H
69
2B4H
000FFEB4H
70
2B0H
000FFEB0H
71
2ACH
000FFEACH
72
116 (IBF)
117 (OBF)
2A8H
000FFEA8H
73
2A4H
000FFEA4H
74
116 (IBF)
117 (OBF)
2A0H
000FFEA0H
75
29CH
000FFE9CH
76
298H
000FFE98H
77
294H
000FFE94H
78
290H
000FFE90H
79
28CH
000FFE8CH
80
288H
000FFE88H
81
284H
000FFE84H
82
280H
000FFE80H
83
27CH
000FFE7CH
84
278H
000FFE78
85
274H
000FFE74
86
270H
000FFE70
87
26CH
000FFE6C
88
268H
000FFE68
89
264H
000FFE64
90
260H
000FFE60
91
25CH
000FFE5C
92
258H
000FFE58
93
254H
000FFE54
94
250H
000FFE50
95
24CH
000FFE4C
248H
000FFE48
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
割込み
番号
割込み要因
10 進
16 進
システム予約
110
6E
システム予約
111
6F
PPG0
112
70
PPG1
113
71
PPG2
114
72
PPG3
115
73
PPG4
116
74
PPG5
117
75
PPG6
118
76
PPG7
119
77
PPG8
120
78
PPG9
121
79
PPG10
122
7A
PPG11
123
7B
システム予約
124
7C
システム予約
125
7D
システム予約
126
7E
システム予約
127
7F
システム予約
128
80
システム予約
129
81
システム予約
130
82
システム予約
131
83
リアルタイムクロック
132
84
キャリブレーションユニット
133
85
A/D コンバータ 0
134
86
システム予約
135
87
システム予約
136
88
システム予約
137
89
低電圧検出
138
8A
システム予約
139
8B
タイムベースオーバフロー
140
8C
PLL クロックギア /
PLL2 クロックギア (FlexRay)
141
8D
DMA コントローラ
142
8E
メイン / サブ発振安定待ち
143
8F
セキュリティベクタ
144
90
145
91
~
255
~
FF
INT 命令で使用
September 26, 2014, DS07-16611-2
Sheet
割込みレベル *1
設定
レジスタ
レジスタ
アドレス
ICR47 *4
46FH
ICR48
470H
ICR49
471H
ICR50
472H
ICR51
473H
ICR52
474H
ICR53
475H
ICR54
476H
ICR55
477H
ICR56
478H
ICR57
479H
ICR58
47AH
ICR59
47BH
ICR60
47CH
ICR61
47DH
割込みベクタ *2
要因番号
オフセット
デフォルト
ベクタ
アドレス
244H
000FFE44
240H
000FFE40
23CH
000FFE3C
15, 96
238H
000FFE38
97
234H
000FFE34
98
230H
000FFE30
99
22CH
000FFE2C
100
228H
000FFE28
101
224H
000FFE24
102
220H
000FFE20
103
21CH
000FFE1C
104
218H
000FFE18
105
214H
000FFE14
106
210H
000FFE10
107
20CH
000FFE0C
108
208H
000FFE08
109
204H
000FFE04
110
200H
000FFE00
111
1FCH
000FFDFC
1F8H
000FFDF8
1F4H
000FFDF4
1F0H
000FFDF0
1ECH
000FFDEC
1E8H
000FFDE8
1E4H
000FFDE4
1E0H
000FFDE0
1DCH
000FFDDC
1D8H
000FFDD8
1D4H
000FFDD4
1D0H
000FFDD0
1CCH
000FFDCC
1C8H
000FFDC8
1C4H
000FFDC4
1C0H
000FFDC0
000FFDBC
ICR62
47EH
ICR63
47FH
—
—
1BCH
—
—
1B8H ~
000H
14, 112
000FFDB8
~
000FFC00
65
Data
Sheet
* 1:ICR は割込みコントローラに割当てられており , 各割込み要求の割込みレベルを設定します。また , 割込み要求ごと
に , 各レジスタが割り当てられています。
* 2:各 EIT ( 割込みまたはトラップは , 例外 ) のベクタアドレスは , リスト内のオフセットにテーブルベースのレジスタ
値 (TBR) を足すことにより計算されます。TBR は , EIT ベクタテーブルの一番上を指定します。テーブルにリスト
されているアドレスは , デフォルトの TBR 値 (000FFC00H) 用です。TBR は , リセットされるとこの値に初期化され
ます。内部ブート ROM が実行されると , TBR は 000FFC00H に設定されます。
* 3:ICR23 と ICR47 は REALOS 互換ビット (0C03H 番地:IOS[0]) を設定することにより入れ替えられます。
* 4:REALOS で使用
66
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
■ 推奨設定
1. PLL クロックギア設定
メインレギュレータとフラッシュの 1.8 V オペレーションモードの場合 , MB91F465XA のコアベースクロック周波数が
有効になりますので注意してください。
PLL 分周とクロックギアの推奨設定
PLL
入力 (CLK)
[MHz]
周波数設定
クロックギア設定
PLL
出力 (X)
[MHz]
コア
ベース
クロック
[MHz]
DIVM
DIVN
DIVG
MULG
4
2
25
16
24
200
100
4
2
24
16
24
192
96
4
2
23
16
24
184
92
4
2
22
16
24
176
88
4
2
21
16
20
168
84
4
2
20
16
20
160
80
4
2
19
16
20
152
76
4
2
18
16
20
144
72
4
2
17
16
16
136
68
4
2
16
16
16
128
64
4
2
15
16
16
120
60
4
2
14
16
16
112
56
4
2
13
16
12
104
52
4
2
12
16
12
96
48
4
2
11
16
12
88
44
4
4
10
16
24
160
40
4
4
9
16
24
144
36
4
4
8
16
24
128
32
4
4
7
16
24
112
28
4
6
6
16
24
144
24
4
8
5
16
28
160
20
4
10
4
16
32
160
16
4
12
3
16
32
144
12
September 26, 2014, DS07-16611-2
備考
MULG
67
Data
Sheet
2. クロックモジュレータ設定
以下の表に , 32 MHz ~ 88 MHz のベースクロック周波数範囲で設定可能なクロックモジュレータの設定を示します。
フラッシュアクセス時間設定は, Fmaxに応じて調整する必要があります。一方, PLLとクロックギア設定はベースクロッ
ク周波数に基づいて設定する必要があります。
クロックモジュレータ設定 , 周波数範囲 , サポート電源電圧
68
変調度
(k)
乱数値
(N)
CMPR
[hex]
ベース
クロック
[MHz]
Fmin
[MHz]
Fmax
[MHz]
1
3
026F
88
79.5
98.5
1
3
026F
84
76.1
93.8
1
3
026F
80
72.6
89.1
1
5
02AE
80
68.7
95.8
2
3
046E
80
68.7
95.8
1
3
026F
76
69.1
84.5
1
5
02AE
76
65.3
90.8
1
7
02ED
76
62
98.1
2
3
046E
76
65.3
90.8
3
3
066D
76
62
98.1
1
3
026F
72
65.5
79.9
1
5
02AE
72
62
85.8
1
7
02ED
72
58.8
92.7
2
3
046E
72
62
85.8
3
3
066D
72
58.8
92.7
1
3
026F
68
62
75.3
1
5
02AE
68
58.7
80.9
1
7
02ED
68
55.7
87.3
1
9
032C
68
53
95
2
3
046E
68
58.7
80.9
2
5
04AC
68
53
95
3
3
066D
68
55.7
87.3
4
3
086C
68
53
95
1
3
026F
64
58.5
70.7
1
5
02AE
64
55.3
75.9
1
7
02ED
64
52.5
82
1
9
032C
64
49.9
89.1
1
11
036B
64
47.6
97.6
2
3
046E
64
55.3
75.9
2
5
04AC
64
49.9
89.1
3
3
066D
64
52.5
82
4
3
086C
64
49.9
89.1
5
3
0A6B
64
47.6
97.6
1
3
026F
60
54.9
66.1
1
5
02AE
60
51.9
71
1
7
02ED
60
49.3
76.7
備考
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
変調度
(k)
乱数値
(N)
CMPR
[hex]
ベース
クロック
[MHz]
Fmin
[MHz]
Fmax
[MHz]
1
9
032C
60
46.9
83.3
1
11
036B
60
44.7
91.3
2
3
046E
60
51.9
71
2
5
04AC
60
46.9
83.3
3
3
066D
60
49.3
76.7
4
3
086C
60
46.9
83.3
5
3
0A6B
60
44.7
91.3
1
3
026F
56
51.4
61.6
1
5
02AE
56
48.6
66.1
1
7
02ED
56
46.1
71.4
1
9
032C
56
43.8
77.6
1
11
036B
56
41.8
84.9
1
13
03AA
56
39.9
93.8
2
3
046E
56
48.6
66.1
2
5
04AC
56
43.8
77.6
2
7
04EA
56
39.9
93.8
3
3
066D
56
46.1
71.4
3
5
06AA
56
39.9
93.8
4
3
086C
56
43.8
77.6
5
3
0A6B
56
41.8
84.9
6
3
0C6A
56
39.9
93.8
1
3
026F
52
47.8
57
1
5
02AE
52
45.2
61.2
1
7
02ED
52
42.9
66.1
1
9
032C
52
40.8
71.8
1
11
036B
52
38.8
78.6
1
13
03AA
52
37.1
86.8
1
15
03E9
52
35.5
96.9
2
3
046E
52
45.2
61.2
2
5
04AC
52
40.8
71.8
2
7
04EA
52
37.1
86.8
3
3
066D
52
42.9
66.1
3
5
06AA
52
37.1
86.8
4
3
086C
52
40.8
71.8
5
3
0A6B
52
38.8
78.6
6
3
0C6A
52
37.1
86.8
7
3
0E69
52
35.5
96.9
1
3
026F
48
44.2
52.5
1
5
02AE
48
41.8
56.4
1
7
02ED
48
39.6
60.9
1
9
032C
48
37.7
66.1
September 26, 2014, DS07-16611-2
備考
69
Data
70
Sheet
変調度
(k)
乱数値
(N)
CMPR
[hex]
ベース
クロック
[MHz]
Fmin
[MHz]
Fmax
[MHz]
1
11
036B
48
35.9
72.3
1
13
03AA
48
34.3
79.9
1
15
03E9
48
32.8
89.1
2
3
046E
48
41.8
56.4
2
5
04AC
48
37.7
66.1
2
7
04EA
48
34.3
79.9
3
3
066D
48
39.6
60.9
3
5
06AA
48
34.3
79.9
4
3
086C
48
37.7
66.1
5
3
0A6B
48
35.9
72.3
6
3
0C6A
48
34.3
79.9
7
3
0E69
48
32.8
89.1
1
3
026F
44
40.6
48.1
1
5
02AE
44
38.4
51.6
1
7
02ED
44
36.4
55.7
1
9
032C
44
34.6
60.4
1
11
036B
44
33
66.1
1
13
03AA
44
31.5
73
1
15
03E9
44
30.1
81.4
2
3
046E
44
38.4
51.6
2
5
04AC
44
34.6
60.4
2
7
04EA
44
31.5
73
2
9
0528
44
28.9
92.1
3
3
066D
44
36.4
55.7
3
5
06AA
44
31.5
73
4
3
086C
44
34.6
60.4
4
5
08A8
44
28.9
92.1
5
3
0A6B
44
33
66.1
6
3
0C6A
44
31.5
73
7
3
0E69
44
30.1
81.4
8
3
1068
44
28.9
92.1
1
3
026F
40
37
43.6
1
5
02AE
40
34.9
46.8
1
7
02ED
40
33.1
50.5
1
9
032C
40
31.5
54.8
1
11
036B
40
30
59.9
1
13
03AA
40
28.7
66.1
1
15
03E9
40
27.4
73.7
2
3
046E
40
34.9
46.8
2
5
04AC
40
31.5
54.8
2
7
04EA
40
28.7
66.1
備考
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
変調度
(k)
乱数値
(N)
CMPR
[hex]
ベース
クロック
[MHz]
Fmin
[MHz]
Fmax
[MHz]
2
9
0528
40
26.3
83.3
3
3
066D
40
33.1
50.5
3
5
06AA
40
28.7
66.1
3
7
06E7
40
25.3
95.8
4
3
086C
40
31.5
54.8
4
5
08A8
40
26.3
83.3
5
3
0A6B
40
30
59.9
6
3
0C6A
40
28.7
66.1
7
3
0E69
40
27.4
73.7
8
3
1068
40
26.3
83.3
9
3
1267
40
25.3
95.8
1
3
026F
36
33.3
39.2
1
5
02AE
36
31.5
42
1
7
02ED
36
29.9
45.3
1
9
032C
36
28.4
49.2
1
11
036B
36
27.1
53.8
1
13
03AA
36
25.8
59.3
1
15
03E9
36
24.7
66.1
2
3
046E
36
31.5
42
2
5
04AC
36
28.4
49.2
2
7
04EA
36
25.8
59.3
2
9
0528
36
23.7
74.7
3
3
066D
36
29.9
45.3
3
5
06AA
36
25.8
59.3
3
7
06E7
36
22.8
85.8
4
3
086C
36
28.4
49.2
4
5
08A8
36
23.7
74.7
5
3
0A6B
36
27.1
53.8
6
3
0C6A
36
25.8
59.3
7
3
0E69
36
24.7
66.1
8
3
1068
36
23.7
74.7
9
3
1267
36
22.8
85.8
1
3
026F
32
29.7
34.7
1
5
02AE
32
28
37.3
1
7
02ED
32
26.6
40.2
1
9
032C
32
25.3
43.6
1
11
036B
32
24.1
47.7
1
13
03AA
32
23
52.5
1
15
03E9
32
22
58.6
2
3
046E
32
28
37.3
2
5
04AC
32
25.3
43.6
September 26, 2014, DS07-16611-2
備考
71
Data
Sheet
変調度
(k)
乱数値
(N)
CMPR
[hex]
ベース
クロック
[MHz]
Fmin
[MHz]
Fmax
[MHz]
2
7
04EA
32
23
52.5
2
9
0528
32
21.1
66.1
2
11
0566
32
19.5
89.1
3
3
066D
32
26.6
40.2
3
5
06AA
32
23
52.5
3
7
06E7
32
20.3
75.9
4
3
086C
32
25.3
43.6
4
5
08A8
32
21.1
66.1
5
3
0A6B
32
24.1
47.7
5
5
0AA6
32
19.5
89.1
6
3
0C6A
32
23
52.5
7
3
0E69
32
22
58.6
8
3
1068
32
21.1
66.1
9
3
1267
32
20.3
75.9
10
3
1466
32
19.5
89.1
備考
3.FlexRay PLL, クロックおよびポート設定
0004DCH
PLL2DIVM [R/W]
- - - - 0000
PLL2DIVN [R/W]
- - 000000
PLL2DIVG [R/W]
- - - - 0000
PLL2MULG [R/W]
00000000
0004E0H
PLL2CTRL [R/W]
- - - - 0000
予約
CLKR2 [R/W]
- - - 00000
予約
3.1.
PLL2 クロック
コントロール
(FlexRay)
FlexRay PLL 分周とクロックギアの推奨設定
PLL 入力 (CK)
[MHz]
4
周波数設定
クロックギア設定
DIVM2
DIVN2
DIVG2
MULG2
2
20
0
0
PLL2 出力 (X)
FlexRay SCLK
クロック
[MHz]
[MHz]
160
80
(注意事項)メイン PLL1 で推奨されている内容と同一の PLL スタートアップ手順とロック待ち時間に従ってください。
72
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
3.2.
Sheet
推奨 FlexRay クロック設定
CLKR2 レジスタの仕様は以下のとおりです。
REGISTER CLKR2 addr 0x04E2
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
CKDBL
PLL2EN
CLKS1
CLKS0
CLKR2
0
0
0
0
bit
0
0
0
0
初期
R/W
R/W
R/W
R/W
属性
(注意事項)メイン PLL1 で推奨されている内容と同一の PLL スタートアップ手順とロック待ち時間に従ってください。
CLKS1, CLKS0: FlexRay SCLK ソース選択
CLKS[1:0] = 00 :SCLK は ( コアクロック ) で作動
CLKS[1:0] = 01 :SCLK は Main PLL ( ベースクロック ) で作動
CLKS[1:0] = 10 :SCLK は FlexRay PLL で動作
<- 推奨設定
CLKS[1:0] = 11 : テストモードのみ , 設定しないでください。
PLL2EN: FlexRay PLL 許可
PLL2EN = 0 :FlexRay PLL 禁止
PLL2EN = 1 :FlexRay PLL 許可
CKDBL: FlexRay Clock 禁止 (BCLK, SCLK)
CKDBL = 0 :FlexRay クロック許可
CKDBL = 1 :FlexRay クロック禁止
September 26, 2014, DS07-16611-2
73
Data
3.3.
Sheet
推奨 FlexRay ポート設定
• チャネル A
TXDA: FlexRay チャネル A 転送 (P31_0)
TXDA を PFR31_0 = 1 および EPFR31_0 = 1 に設定する場合
TXENA: FlexRay チャネル A 許可 (P31_1)
TXENA を PFR31_1 = 1 および EPFR31_1 = 1 に設定する場合
RXDA: FlexRay チャネル A 受信 (P31_2)
RXDA を PFR31_2 = 1 および EPFR31_2 = 1 に設定する場合
• チャネル B
TXDB: FlexRay チャネル B 転送 (P31_4)
TXDB を PFR31_4 = 1 および EPFR31_4 = 1 に設定する場合
TXENB: FlexRay チャネル B 許可 (P31_5)
TXENB を PFR31_5 = 1 および EPFR31_5 = 1 に設定する場合
RXDB: FlexRay チャネル B 受信 (P31_6)
RXDB を PFR31_6 = 1 および EPFR31_6 = 1 に設定する場合
74
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
■ 電気的特性
1.絶対最大定格
項目
記号
定格値
単位
最小
最大


50
V/ms
電源電圧 1*1
VDD5R
- 0.3
+ 6.0
V
電源電圧 2*1
VDD5
- 0.3
+ 6.0
V
電源スルーレート
電源電圧の関係
備考
VDD5-0.3
VDD5+0.3
V
ポート 27 ~ 29 (ANn) の
うち少なくとも 1 本はデ
ジタル入出力として使用
していること
VSS5-0.3
VDD5+0.3
V
ポート 27 ~ 29 (ANn) の
全端子が VIA の条件に
従っていること
AVCC5
アナログ電源電圧 *1
AVCC5
- 0.3
+ 6.0
V
*2
アナログ基準
電源電圧 *1
AVRH5
- 0.3
+ 6.0
V
*2
VI1
Vss5 - 0.3
VDD5 + 0.3
V
アナログ端子入力電圧 *
VIA
AVss5 - 0.3
AVcc5 + 0.3
V
出力電圧 1*
VO1
Vss5 - 0.3
VDD5 + 0.3
V
ICLAMP
- 4.0
+ 4.0
mA
*3
ICLAMP

20
mA
*3
“L” レベル最大
出力電流 *4
IOL

10
mA
“L” レベル平均
出力電流 *5
IOLAV

8
mA
“L” レベル最大総
出力電流
IOL

100
mA
“L” レベル平均総
出力電流 *6
IOLAV

50
mA
“H” レベル最大
出力電流 *4
IOH

- 10
mA
“H” レベル平均
出力電流 *5
IOHAV

-4
mA
“H” レベル最大総
出力電流
IOH

- 100
mA
IOHAV

- 25
mA
消費電力
PD

1000
mW
動作温度
TA
- 40
+ 105
C
保存温度
Tstg
- 55
+ 150
C
入力電圧 1*1
1
1
最大クランプ電流
最大総クランプ電流
“H” レベル平均総出力
電流 *6
September 26, 2014, DS07-16611-2
75
Data
Sheet
* 1:VSS5 = HVSS5 = AVSS5 = 0.0 V を基準にしています。
* 2:AVCC5 と AVRH5 は VDD5 + 0.3 V を超えてはいけません。
* 3:・推奨動作条件内でご使用ください。
・直流電圧 ( 電流 ) でご使用ください。
・+ B 信号は , VDD5 電圧を超える入力信号です。+ B 信号とマイクロコントローラの間には , 必ず制限抵抗を接続し ,
+ B 信号を印加してください。
・+ B 入力時にマイクロコントローラ端子に入力される電流が , 瞬時・定常を問わず規格値以下になるように制限
抵抗
の値を設定してください。
・低消費電力モードなどマイクロコントローラの駆動電流が少ない動作状態では , + B 入力電位が保護ダイオード
を通
して電源端子の電位を上昇させ , 他の機器へ影響を及ぼす可能性があるのでご注意ください。
・マイクロコントローラ電源が OFF 時 (0V に固定していない場合 ) に+ B 入力がある場合は , 端子から電源が供給
されて
いるため , 不完全な動作を行う可能性があるのでご注意ください。
・電源投入時に+ B 入力がある場合は , 端子から電源が供給されているため , パワーオンリセットが動作しない電
源電
圧になる可能性があるのでご注意ください。
・+ B 入力端子は , 開放状態にならないようにご注意ください。
・推奨回路例:
・入出力等価回路
保護ダイオード
VCC
制限
抵抗
P-ch
+ B 入力 (0 V ~ 16 V)
N-ch
R
* 4:最大出力電流は , 該当する端子 1 本のピーク値を規定します。
* 5:平均出力電流は , 該当する端子 1 本に流れる電流の 100ms の期間内での平均電流を規定します。
* 6:平均総出力電流は , 該当する端子すべてに流れる電流の 100ms の期間内での平均電流を規定します。
<注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ
ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。
76
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
2.推奨動作条件
(VSS5 = AVSS5 = 0.0 V)
項目
電源電圧
記号
規格値
備考
標準
最大
VDD5
3.0

5.5
V
VDD5R
3.0

5.5
V
内蔵レギュレータ
AVCC5
3.0

5.5
V
A/D コンバータ
CS

4.7

F
X7R セラミックコンデンサまたは
同程度の周波数特性のコンデンサを
使用してください。


50
V/ms
- 40

+ 105
C
VCC18C 端子の平滑コン
デンサ
電源スルーレート
動作温度
TA
メイン発振
安定時間
10
ms
ロックアップ時間 PLL
(4 MHz ->16 ~ 100MHz)
0.6
ESD 保護
( 人体モデル )
RC 発振
単位
最小
Vsurge
2
fRC100kHz
fRC2MHz
50
1
ms
kV
100
2
200
4
kHz
MHz
Rdischarge = 1.5k
Cdischarge = 100pF
VDDCORE ≧ 1.65V
<注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条
件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼
性に悪影響を及ぼすことがあります。
データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され
ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。
VCC18C
VSS5
AVSS5
CS
September 26, 2014, DS07-16611-2
77
Data
Sheet
3.直流規格
(注意事項)以下の表で , “VSS”は他の端子の VSS5 を意味します。
(VDD5 = AVCC5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C)
項目
標準
最大
単
位
備考
0.8 × VDD

VDD + 0.3
V
CMOS
ヒステリシス
入力
0.7 × VDD

VDD + 0.3
V
4.5 V ≦ VDD ≦ 5.5 V
0.74 × VDD

VDD + 0.3
V
3 V ≦ VDD < 4.5 V
オートモーティブ
ヒステリシス入力を
選択
0.8 × VDD

VDD + 0.3
V

TTL 入力を選択時に
ポート入力
2.0

VDD + 0.3
V
VIHR
INITX

0.8 × VDD

VDD + 0.3
V
INITX 入力端子
(CMOS ヒステリシ
ス)
VIHM
MD_2 ~
MD_0

VDD - 0.3

VDD + 0.3
V
モード入力端子
VIHX0S
X0, X0A

2.5

VDD + 0.3
V
“ 発振モード ” での外
部クロック
VIHX0S
X0

0.8 × VDD

VDD + 0.3
V
“ 高速クロック入力
モード ” での外部ク
ロック

0.8/0.2 CMOS ヒステ
リシス入力を選択時
にポート入力
VSS - 0.3

0.2 × VDD
V

0.7/0.3 CMOS ヒステ
リシス入力を選択時
にポート入力
VSS - 0.3

0.3 × VDD
V

オートモーティブ
ヒステリシス入力を
選択時にポート入力
VSS - 0.3

0.5 × VDD
V
4.5 V ≦ VDD ≦ 5.5 V
VSS - 0.3

0.46 × VDD
V
3 V ≦ VDD < 4.5 V

TTL 入力を選択時に
ポート入力
VSS - 0.3

0.8
V
VILR
INITX

VSS - 0.3

0.2 × VDD
V
INITX 入力端子
(CMOS ヒステリシ
ス)
VILM
MD_2 ~
MD_0

VSS - 0.3

VSS + 0.3
V
モード入力端子
VILXDS
X0, X0A

VSS - 0.3

0.5
V
“ 発振モード ” での外
部クロック
VILXDF
X0

VSS - 0.3

0.2 × VDD
V
“ 高速クロック入力
モード ” での外部ク
ロック
端子名
条件

0.8/0.2CMOS ヒステ
リシス入力を選択時
にポート入力

0.7/0.3CMOS ヒステ
リシス入力を選択時
にポート入力

VIH
“H” レベル
入力電圧
VIL
“L” レベル
入力電圧
78
規格値
最小
記号
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
(VDD5 = AVCC5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C)
項目
記号
VOH2
“H” レベル
出力電圧
VOH5
端子名
通常出力
通常出力
I2C
VOH3
VOL2
“L“ レベル
出力電圧
VOL5
通常出力
通常出力
I2C
VOL3
入力リーク
電流
IIL
出力
Pnn_m
*1
アナログ
入力リーク
電流
IAIN
プルアップ
抵抗
RUP
Pnn_m*1,
INITX
プルダウン
抵抗
RDOWN
Pnn_m*1
3
ANn *
September 26, 2014, DS07-16611-2
標準
最大
単
位
VDD - 0.5


V
駆動強度設定 2mA
VDD - 0.5


V
駆動強度設定 5mA
VDD - 0.5


V


0.4
V
駆動強度設定 2mA


0.4
V
駆動強度設定 5mA
3.0V ≦ VDD ≦ 5.5V,
IOL =+ 3mA


0.4
V
3.0V ≦ VDD ≦ 5.5V
VSS5 < VI < VDD
TA=25 C
-1

+1
3.0V ≦ VDD ≦ 5.5V
VSS5 < VI < VDD
TA=105 C
-3

+3
3.0V ≦ VDD ≦ 5.5V
VSS5 < VI < VDD
TA=25 C
-1

+1
3.0V ≦ VDD ≦ 5.5V
VSS5 < VI < VDD
TA=105 C
-3

+3
3.0V ≦ VDD ≦ 3.6V
40
100
160
4.5V ≦ VDD ≦ 5.5V
25
50
100
3.0V ≦ VDD ≦ 3.6V
40
100
180
4.5V ≦ VDD ≦ 5.5V
25
50
100
4.5V ≦ VDD ≦ 5.5V,
IOH =- 2mA
3.0V ≦ VDD < 4.5V,
IOH =- 1.6mA
4.5V ≦ VDD ≦ 5.5V,
IOH =- 5mA
3.0V ≦ VDD < 4.5V,
IOH =- 3mA
3.V ≦ VDD ≦ 5.5V,
IOH =- 3mA
出力
規格値
最小
条件
4.5V ≦ VDD ≦ 5.5V,
IOL =+ 2mA
3.0V ≦ VDD < 4.5V,
IOL =+ 1.6mA
4.5V ≦ VDD ≦ 5.5V,
IOL =+ 5mA
3.0V ≦ VDD < 4.5V,
IOL =+ 3mA
備考
A
A
k
k
79
Data
Sheet
(VDD5 = AVCC5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C)
項目
記号
ICC
電源電流
ICCH
端子名
VDD5R
VDD5R
MB91F465XA
条件
規格値
単位
備考
155
mA
フラッシュメモリ
からのコード
フェッチ
30
150
A

300
2000
A
TA =+ 25 C

100
500
A
TA =+ 105 C

500
2400
A
TA =+ 25 C

50
250
A
TA =+ 105 C

400
2200
A
最小
標準
最大
MB91F465XA
CLKB:100 MHz
CLKP:50 MHz
CLKT:50 MHz
CLKCAN:50 MHz

125
TA =+ 25 C

TA =+ 105 C
ストップモード時
*2
RTC:
4 MHz モード *2
RTC:
100 kHz モード *2
ILVE
VDD5


70
150
A
外部低電圧検出
ILVI
VDD5R


50
100
A
内部低電圧検出


250
500
A
メインクロック
(4 MHz)


20
40
A
サブクロック
(32 kHz)
IOSC
VDD5
*1 : Pnn_m は , アナログ入力を含む端子以外のすべての端子を含みます。
*2 : メインレギュレータをオフ , サブレギュレータを 1.2 V に設定 , 低電圧検出は無効です。
*3 : ANn は AN チャネルが有効であるすべての端子を含みます。
80
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
4.A/D 変換部電気的特性
(VDD5 = AVCC5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C)
項目
記号
端子名
分解能

総合誤差
規格値
単位
備考
最小
標準
最大



10
bit


-3

+3
LSB
非直線性誤差


- 2.5

+ 2.5
LSB
微分非直線性誤差


- 1.9

+ 1.9
LSB
ゼロリーディング電圧
VOT
ANn
AVRL - 1.5
LSB
AVRL +0.5
LSB
AVRL +2.5
LSB
V
フルスケールリーディング電
圧
VFST
ANn
AVRH - 3.5
LSB
AVRH -1.5
LSB
AVRH +0.5
LSB
V
0.6

16,500
s
4.5 V ≦ AVCC5 ≦
5.5 V
2.0


s
3.0 V ≦ AVCC5 <
4.5 V
0.4


s
4.5 V ≦ AVCC5 ≦
5.5 V,
REXT < 2 k
1.0


s
3.0 V ≦ AVCC5 <
4.5 V,
REXT < 1 k
1.0


s
4.5 V ≦ AVCC5 ≦
5.5 V
3.0


s
3.0 V ≦ AVCC5 <
4.5 V


11
pF


2.6
k
4.5 V ≦ AVCC5 ≦
5.5 V


12.1
k
3.0 V ≦ AVCC5 <
4.5 V
-1

+1
A
TA =+ 25 C
-3

+3
A
TA =+ 105 C
コンペア時間
サンプリング時間
変換時間
入力容量
入力抵抗
Tcomp
Tsamp
Tconv
CIN
RIN



ANn
ANn
アナログ入力リーク
電流
IAIN
ANn
アナログ入力電圧範囲
VAIN
ANn
AVRL

AVRH
V

ANn


4
LSB
入力チャネル間のばらつき
(続く)
(注意事項)AVRH - AVRL の差が小さいほど , 精度は低くなります。
September 26, 2014, DS07-16611-2
81
Data
Sheet
(続き)
項目
基準電圧範囲
記号
端子名
AVRH
規格値
単位
備考
最小
標準
最大
AVRH5
0.75 ×
AVCC5

AVCC5
V
AVRL
AVSS5
AVSS5

AVCC5 × 0.25
V
IA
AVCC5

2.5
5
mA
A/D コンバータ
動作時
IAH
AVCC5


5
A
A/D コンバータ
非動作時 *1
IR
AVRH5

0.7
1
mA
A/D コンバータ
動作時
IRH
AVRH5


5
A
A/D コンバータ
非動作時 *2
電源電流
基準電圧電流
* 1:A/D コンバータ , ALARM コンパレータ非動作時 , AVCC5 の場合の電源電流
(VDD5 = AVCC5 = AVRH = 5.0 V 時 )
* 2:A/D コンバータ非動作時 , AVRH5 の場合の入力電流 (VDD5 = AVCC5 = AVRH = 5.0 V 時 )
サンプリング時間の計算式
Tsamp = (2.6 k + REXT) × 11pF × 7 (4.5V ≦ AVCC5 ≦ 5.5V 時 )
Tsamp = (12.1 k + REXT) × 11pF × 7 (3.0V ≦ AVCC5 < 4.5V 時 )
変換時間の計算式
Tconv = Tsamp + Tcomp
82
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
A/D コンバータの用語の定義
・分解能
A/D コンバータにより認識可能なアナログ変化
・直線性誤差
ゼロトランジション点 (00 0000 0000B  00 0000 0001B) とフルスケールトランジション点 (11 1111 1110B  11 1111
1111B) とを結んだ直線と実際の変換特性との偏差
・微分非直線性誤差
出力コードを 1 LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差
・総合誤差
実際の値と理論値との差を言い, ゼロトランジション誤差/フルスケールトランジション誤差/非直線性誤差を含む誤差
総合誤差
3FFH
1.5 LSB’
3FEH
実際の変換特性
3FDH
デジタル出力
{1 LSB’ (N - 1) + 0.5 LSB’}
004H
VNT
( 実測値 )
003H
実際の変換特性
002H
理想特性
001H
0.5 LSB'
AVSS5
AVRH
アナログ入力
1LSB' ( 理想値 ) =
AVRH - AVSS5
1024
デジタル出力 N の総合誤差 =
[V]
VNT - {1 LSB' × (N - 1) + 0.5 LSB'}
1 LSB'
N :A/D コンバータデジタル出力値
VOT' ( 理想値 ) = AVSS5 + 0.5 LSB' [V]
VFST' ( 理想値 ) = AVRH - 1.5 LSB' [V]
VNT: デジタル出力が (N + 1) H から NH に遷移する電圧
(続く)
September 26, 2014, DS07-16611-2
83
Data
Sheet
(続き)
非直線性誤差
3FFH
微分非直線性誤差
実際の変換特性
実際の変換特性
(N+1)H
3FEH
{1 LSB (N - 1) + VOT}
VFST
( 実測値 )
004H
理想特性
デジタル出力
デジタル出力
3FDH
VNT
(measure( 実測値 )
003H
NH
(N-1)H
VFST
実際の変換特性
002H
VNT
( 実測値 )
( 実測値 )
理想特性
(N-2)H
001H
実際の変換特性
VTO ( 実測値 )
AVSS5
AVSS5
AVRH
アナログ入力
VNT - {1LSB × (N - 1) + VOT} [LSB]
1LSB
デジタル出力 N の非直線性誤差 =
V (N + 1) T - VNT
1LSB
デジタル出力 N の微分非直線性誤差 =
1LSB =
VFST - VOT
1022
AVRH
アナログ入力
- 1 [LSB]
[V]
N :A/D コンバータデジタル出力値
VOT :デジタル出力が 000H から 001H に遷移する電圧
VFST :デジタル出力が 3FEH から 3FFH に遷移する電圧
5.フラッシュメモリ書込み / 消去特性
5.1.
MB91F465XA
(TA = 25oC, Vcc = 5.0V)
項目
規格値
単位
備考
最小
標準
最大
セクタ消去時間
-
0.9
3.6
s
プログラミング消去時間を除く
チップ消去時間
-
n × 0.9
n × 3.6
s
n はデバイスのフラッシュセクタ
の数です。
ワード (16 ビット幅 ) 書込
み時間
-
23
370
s
システムオーバーヘッドタイムを
除く
書込み / 消去回数
フラッシュメモリデータ
保持時間
10 000
cycle
20
year
*1
*1: 表内の数値は , テクノロジの信頼性評価結果を変換したものです ( アレニウスの式で高温測定を+ 85oC の正規化数
に変換 )。
84
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
6.交流規格
6.1.
クロックタイミング
(VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, Vss5 = AVss5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C)
項目
記号
クロック周波数
fC
端子名
規格値
単位
条件
16
MHz
逆位相の外部
供給または水晶
100
kHz
最小
標準
最大
X0
X1
3.5
4
X0A
X1A
32
32.768
クロックタイミング条件
tC
X0,
X1,
X0A,
X1A
0.8 VCC
0.2 VCC
PWH
September 26, 2014, DS07-16611-2
PWL
85
Data
6.2.
Sheet
リセット入力規格
(VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C)
項目
INITX 入力時間
( 電源投入時 )
INITX 入力時間
( 上記以外 )
記号
tINTL
端子名
条件
規格値
単位
最小
最大
8

ms
20

s

INITX
tINTL
INITX
86
0.2 VCC
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
6.3.
Sheet
LIN-USART タイミング (VDD5 = 3.0V ~ 5.5V 時 )
・AC 測定中の条件
下記の条件ですべての AC テストを測定
- IOdrive = 5 mA
- VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, Iload = 3 mA
- VSS5 = 0 V
- Ta = -40 C ~ +105 C
- Cl = 50 pF ( テスト時の端子の負荷容量値 )
- VOL = 0.2 × VDD5
- VOH = 0.8 × VDD5
- EPILR = 0, PILR = 1 ( オートモーティブレベル = 最悪条件 )
(VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C)
項目
記号
端子名
シリアルクロック
サイクルタイム
tSCYCI
SCKn
SCK ↓ → SOT
遅延時間
tSLOVI
SCKn
SOTn
SOT → SCK ↓
遅延時間
tOVSHI
SCKn
SOTn
有効 SIN →
SCK ↑セットアッ
プ時間
tIVSHI
SCKn
SINn
SCK ↑ →有効 SIN
ホールド時間
tSHIXI
SCKn
SINn
シリアルクロック
“H” パルス幅
tSHSLE
シリアルクロック
“ L” パルス幅
条件
VDD5 = 3.0 V ~ 4.5 V VDD5 = 4.5 V ~ 5.5 V
単位
最小
最大
最小
最大
4 tCLKP

4 tCLKP

ns
30
- 20
20
ns

m×
tCLKP - 20*

ns

tCLKP + 45

ns
0

0

ns
SCKn
tCLKP + 10

tCLKP + 10

ns
tSLSHE
SCKn
tCLKP + 10

tCLKP + 10

ns
SCK ↓ →SOT
遅延時間
tSLOVE
SCKn
SOTn

2 tCLKP + 55

2 tCLKP + 45
ns
有効 SIN →
SCK ↑セットアッ
プ時間
tIVSHE
SCKn
SINn
10

10

ns
SCK ↑ →有効 SIN
ホールド時間
tSHIXE
SCKn
SINn
tCLKP + 10

tCLKP + 10

ns
SCK 立上り時間
tFE
SCKn

20

20
ns
SCK 立下り時間
tRE
SCKn

20

20
ns
- 30
内部
クロック
m×
動作
tCLKP - 30*
( マスタモー
ド)
tCLKP + 55
外部クロッ
ク
動作
( スレーブ
モード )
*:パラメータ m は tSCYCI に依存しており , 次のように計算されます。
・tSCYCI = 2 × k × tCLKP の場合 , m = k となります。ここでは , k は整数値で >2
・tSCYCI = (2 × k + 1) × tCLKP の場合 , m = k + 1 となります。ここでは , k は整数値で >1
(注意事項)・ CLK 同期モード時の交流規格です。
・tCLKP は , 周辺系クロックのサイクル時間です。
September 26, 2014, DS07-16611-2
87
Data
Sheet
・内部クロックモード ( マスタモード )
tSCYCI
SCKn
ESCR:SCES = 0
VOH
VOL
VOL
VOH
SCKn
ESCR:SCES = 1
VOH
VOL
tSLOVI
tOVSHI
VOH
VOL
SOTn
tIVSHI
tSHIXI
VIH
VIL
SINn
VIH
VIL
・外部クロックモード ( スレーブモード )
tSLSHE
SCKn
ESCR:SCES = 0
VOH
SCKn
ESCR:SCES = 1
VOL
tSHSLE
VOH
VOL
VOL
VOH
VOH
VOL
VOH
VOL
tRE
tFE
tSLOVE
SOTn
VOH
VOL
tIVSHE
SINn
88
VIH
VIL
tSHIXE
VIH
VIL
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
6.4.
Sheet
I2C 交流タイミング (VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V 時 )
・AC 測定中の条件
下記の条件ですべての AC テストを測定
- IOdrive = 3 mA
- VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, Iload = 3 mA (MB91F465XA では VDD = 4.5 V ~ 5.5 V)
- VSS5 = 0 V
- Ta =- 40 C ~+ 105 C
- Cl = 50 pF
- VOL = 0.3 × VDD5
- VOH = 0.7 × VDD5
- EPILR = 0, PILR = 0 (CMOS ヒステリシス 0.3 × VDD5/0.7 × VDD5)
高速モード :
(VDD5 = 3.5 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C)
項目
記号
端子名
fSCL
規格値
単位
最小
最大
SCLn
0
400
kHz
tHD;STA
SCLn, SDAn
0.6

s
SCL クロックの LOW 期間
tLOW
SCLn
1.3

s
SCL クロックの HIGH 期間
tHIGH
SCLn
0.6

s
繰返し START 条件のセットアップ時
間
tSU;STA
SCLn, SDAn
0.6

s
I2C バスデバイスのデータホールド時
間
tHD;DAT
SCLn, SDAn
0
0.9
s
データセットアップ時間
tSU;DAT
SCLn SDAn
100

ns
SDA, SCL 信号の立上り時間
tr
SCLn, SDAn
20 + 0.1Cb
300
ns
SDA, SCL 信号の立下り時間
tf
SCLn, SDAn
20 + 0.1Cb
300
ns
tSU;STO
SCLn, SDAn
0.6

s
STOP, START 間のバスフリー時間
tBUF
SCLn, SDAn
1.3

s
各バスラインの負荷容量
Cb
SCLn, SDAn

400
pF
入力フィルタで抑制されるスパイク
のパルス幅
tSP
SCLn, SDAn
0
(1..1.5) ×
tCLKP
ns
SCL クロック周波数
( 繰返し ) START 条件のホールド時間
( この期間の後 , 最初のクロックパル
スが生成されます )
STOP 条件のセットアップ時間
備考
*1
*1:ノイズフィルタは , パルス幅 0 ns ( 最小 ) から 1 ~ 1.5 サイクルの周辺系クロック ( 最大 ) でシングルスパイクを抑制
します。
最大値は , I2C 信号 (SDA, SCL) と周辺系クロックの関係に依存します。
(注意事項)tCLKP は , 周辺系クロックのサイクル時間です。
September 26, 2014, DS07-16611-2
89
90
SCL
SDA
tHD;STA
tf
S
tr
tHD;DAT
tLOW
tHIGH
tSU;DAT
tSU;STA
Sr
tHD;STA
tSP
tr
P
tSU;ST0
tBUF
S
tf
Data
Sheet
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
6.5.
Sheet
フリーランタイマクロック
(VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C)
項目
入力パルス幅
記号
端子名
条件
tTIWH
tTIWL
CKn

規格値
最小
最大
4tCLKP

単位
ns
(注意事項)tCLKP は , 周辺系クロックのサイクル時間です。
CKn
VIH
VIH
VIL
VIL
tTIWH
6.6.
tTIWL
トリガ系入力タイミング
(VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C)
項目
インプットキャプチャ入力
トリガ
A/D コンバータトリガ
記号
端子名
条件
tINP
ICUn
tATGX
ATGX
規格値
単位
最小
最大

5tCLKP

ns

5tCLKP

ns
(注意事項)tCLKP は , 周辺系クロックのサイクル時間です。
tATGX, tINP
ICUn,
ATGX
September 26, 2014, DS07-16611-2
91
Data
Sheet
■ E-Ray の概要
E-Ray モジュールは スタンドアロンデバイスまたは ASIC の一部として統合可能な FlexRay IP モジュールです。統合の準
備については RTL レベルの VHDL で説明しています。E-Ray IP モジュールは , FlexRay プロトコル仕様 v2.1 に従って通
信を実行します。サンプルクロック指定の最大ビットレートは 10 M ビットです。追加バスドライバ (BD) ハードウェア
は物理層への接続が必要です。
FlexRay ネットワーク上の通信は , 最大 254 までの個別メッセージバッファで構成されます。メッセージ保存は , 128 メッ
セージバッファまでのシングルポートのメッセージ RAM で構成されます。メッセージ操作に関するすべての機能は
メッセージハンドラに実装されています。これらの機能とは , 受入れフィルタ , 2 つの FlexRay チャネルプロトコルコン
トローラとメッセージ RAM 間のメッセージ転送 , メッセージステータス情報の提供を含むスケジュール管理です。
E-Ray IP モジュールのレジスタセットはモジュールのホストインタフェースを介して外部ホストによって直接アクセス
できます。これらのレジスタを使用して , FlexRay チャネルプロトコルコントローラ , メッセージハンドラ , グローバル
時間単位 , システムユニバーサル制御 , フレームおよびシンボル処理 , ネットワーク管理 , 割込み制御をシステム制御 / 設
定 / モニタして , 入力 / 出力バッファを介してメッセージ RAM にアクセスします。
E-Ray IP モジュールでは 8/16/32 ビット汎用 CPU インタフェースを介して広範な顧客固有のホスト CPU に接続すること
ができます。
E-Ray IP モジュールでは以下の機能をサポートします。
・FlexRay プロトコル仕様 v2.1 への適合
・各チャネル最大 10 Mbit/s のデータレート
・最大 128 メッセージバッファ設定可能
・例えば , 最大 48 バイトデータセクションの 128 メッセージバッファ, または 254 バイトデータセクションの最大 30 ま
でのメッセージバッファなどを保存するための 8 キロバイトのメッセージ RAM
・異なるペイロード長さが可能なメッセージバッファの構成
・1 つの構成可能な受信 FIFO
・各メッセージバッファは , 受信バッファ, 送信バッファ, または受信 FIFO の一部として構成可能
・入力および出力バッファを介して , メッセージバッファへのホストアクセス
入力バッファ : メッセージ RAM に転送されるメッセージを保存
出力バッファ : メッセージ RAM から読み出されるメッセージを保存
・スロットカウンタ , サイクルカウンタ , およびチャネルのフィルタリング
・マスク可能な割込み
・サポートされるネットワーク管理
・8/16/32 ビット汎用 CPU インタフェース , 広範な顧客固有のホスト CPU に接続可能
92
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
1. ブロックダイヤグラム
E-Ray ブロック概略図
Rx_A
Tx_A
物理層
PRT A
TBF A
コントロール
GTU
Rx_B
Tx_B
PRT B
TBF B
ホスト
CPU
Addr
コントロール
割込み要因
汎用 CPU IF
データ
顧客 CPU IF
SUC
FSP
IBF
メッセージハンドラ
NEM
OBF
メッセージ RAM
INT
顧客 CPU インタフェース (CIF)
汎用 CPU インタフェースを介して E-Ray IP モジュールに顧客固有のホスト CPU を接続します。
汎用 CPU インタフェース (GIF)
E-Ray IP モジュールは , 広範な顧客固有のホスト CPU との接続のために用意された 8/16/32 ビット汎用 CPU インタ
フェースと一緒に提供されます。設定レジスタ , ステータスレジスタ , および割込みレジスタは各ブロックに添付され , 汎
用 CPU インタフェースからアクセス可能です。
入力バッファ (IBF)
メッセージ RAM 上に確保されたメッセージバッファへの書込みアクセスにおいて , ホストは入力バッファに対して
メッセージバッファ向けのヘッダとデータセクションを書き込みます。
メッセージハンドラは , 入力バッファからメッ
セージ RAM 上に確保されたメッセージバッファにデータを転送します。
出力バッファ (OBF)
メッセージ RAM 内に確保されたメッセージバッファからの読出しアクセスにおいて , メッセージハンドラは選択され
たメッセージバッファの内容を出力バッファに書き込みます。転送完了後 , ホストは出力バッファから転送済のメッセー
ジバッファの内容であるヘッダとデータセクションを読み出します。
メッセージハンドラ (MHD)
E-Ray メッセージハンドラは , 以下のコンポーネント間のデータ転送を制御します。
入力 / 出力バッファおよびメッセージ RAM
2 つの FlexRay プロトコルコントローラおよびメッセージ RAM の過渡バッファ RAM
メッセージ RAM (MRAM)
メッセージ RAM は , 最大 128 の FlexRay メッセージバッファと関連する設定データ ( ヘッダとデータ位置 ) を保存する
シングルポートの RAM で構成されています。
September 26, 2014, DS07-16611-2
93
Data
Sheet
過渡バッファ RAM (TBF A/B)
2 つの完全なメッセージのデータセクションを保存します。
FlexRay チャネル プロトコル コントローラ (PRT A/B)
FlexRay チャネルプロトコルコントローラは , シフトレジスタと FlexRay プロトコル FSM で構成されています。それら
は , バスドライバ BD を介して中間メッセージ保存のための過渡バッファ RAM と物理層に接続します。
以下の機能を実行します。
・ビットタイミングの制御と確認
・FlexRay フレームとシンボルの受信 / 送信
・ヘッダ CRC の確認
・フレーム CRC の生成 / 確認
・バスドライバへのインタフェース
FlexRay チャネルプロトコルコントローラは , 次のようなインタフェースがあります。
・物理層 ( バスドライバ )
・過渡バッファ RAM
・メッセージハンドラ
・グローバル時間単位
・システムユニバーサル制御
・フレームおよびシンボル処理
・ネットワーク管理
・割込み制御
グローバル時間単位 (GTU)
グローバル時間単位では以下の機能が実行されます。
・マイクロチックの生成
・マクロチックの生成
・FTM アルゴリズムによるフォルトトレラントクロック同期
レート修正
オフセット修正
・サイクルカウンタ
・静的セグメントのタイミングコントロール
・動的セグメントのタイミングコントロール ( ミニスロット )
・外部クロック修正のサポート
システムユニバーサル制御 (SUC)
システムユニバーサル制御は以下の機能を制御します。
・設定
・ウェイクアップ
・スタートアップ
・通常動作
・パッシブ動作
・モニタモード
フレームおよびシンボル処理 (FSP)
フレームおよびシンボル処理は , 以下の機能を制御します。
・フレームおよびシンボルの修正タイミングを確認
・受信フレームの修正を構文的および意味的にテスト
・スロットステータスフラグの設定
94
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
ネットワーク管理 (NEM)
ネットワーク管理ベクタを操作します。
割込み制御 (INT)
割込み制御では以下の機能が実行されます。
・エラーとステータス割込みフラグの提供
・割込みソースの許可 / 禁止
・2 つのモジュール割込みラインへの割込みソースの割り当て
・モジュール割込みラインの許可 / 禁止
・2 つの割込みタイマの管理
・ストップウォッチ時間の取得
September 26, 2014, DS07-16611-2
95
Data
Sheet
■ 汎用インタフェース
汎用インタフェースは , E-Ray 設計 (E-Ray コア ) の合成可能なコードをカプセル化します。顧客 CPU インタフェースの
ような顧客固有のコンポーネントのすべてと RAM ブロックは , 汎用インタフェースに接続されます。次の図は E-Ray コ
アから汎用インタフェースを介して外部への接続を示します。
E-Ray コアの汎用インタフェース
入力
バッファ
RAM 1
出力
バッファ
RAM 1
過渡
出力
バッファ メッセージ バッファ
RAM
RAM A
RAM 2
過渡
バッファ
RAM B
組み込み RAM へのインタフェース
カスタマ
CPU
インタ
フェース
汎用 CPU インタフェース
eray_bclk
カスタマ
CPU
入力
バッファ
RAM 2
物理層
チャネル A
E-Ray
コア
物理層
チャネル B
eray_sclk
内部信号およびフラグインタフェース
汎用インタフェースは , 汎用 CPU インタフェース , 組み込み RAM へのインタフェース , 内部信号およびフラグインタ
フェース , および物理層インタフェースによって構成されています。
1.汎用 CPU インタフェース
汎用 CPU インタフェースは , E-Ray モジュールを顧客 CPU インタフェースから顧客固有のホスト CPU に接続します。
汎用 CPU インタフェースは , E-Ray モジュールを広範な顧客固有の CPU に接続するよう設計されています。8/16/32 ビッ
トアクセスをサポートします。
96
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
汎用 CPU インタフェース
信号
方向
概要
eray_sclk
サンプルクロック , 80 MHz
eray_bclk
バスクロック
eray_reset
モジュールリセット , 常に reset_active_c 経由で構成可能 , デフォルトは LOW
アクティブ
eray_select
モジュール選択
eray_addr[10:0]
アドレス入力
eray_byten[3:0]
バイトイネーブル
eray_write
書込み / 読出し制御 : “1” = 書込み , “0” = 読出し
eray_wdata[31:0]
書込みデータ入力
eray_stpwt
ストップウォッチトリガ入力
スキャンモード許可入力
eray_scanmode
eray_wrdy
0
書込みレディ出力
eray_rrdy
0
読出しレディ出力
eray_rdata[31:0]
0
読出しデータ出力
eray_int0
0
割込みライン 0 出力 , HIGH アクティブ
eray_int1
0
割込みライン 1 出力 , HIGH アクティブ
eray_tint0
0
タイマ割込み 0 出力 , HIGH アクティブ
eray_tint1
0
タイマ割込み 1 出力 , HIGH アクティブ
eray_ibusy
0
入力バッファ RAM からメッセージ RAM にビジー転送 , ビット IBCR.IBSYH
設定中はアクティブ
eray_obusy
0
メッセージ RAM から出力バッファ RAM にビジー転送 , ビット
OBCR.OBSYS 設定中はアクティブ
1.1.
リセットタイミング
E-Ray モジュールのリセットを実行するには , 少なくとも信号 eray_reset がアクティブである必要があります。
・2 つの eray_bclk サイクル , eray_bclk ≧ eray_sclk のクロック期間
・2 つの eray_sclk サイクル , eray_bclk < eray_sclk のクロック期間
ハードリセットを抜けたとき , 内部手順が開始されて 7 つのモジュール内部 RAM ブロックを初期化します。CHI コマン
ド CLEAR_RAMS によって , モジュール内部 RAM もクリア可能です。
(SUCC1.CMD[3:0] = 1100 ) CC が DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートのとき ,E-Ray 内部 RAM ブロックの初期
化には 2048 eray_bclk サイクル必要です。
ハードリセット後 , または CHI コマンド CLEAR_RAMS のアサーション後 , 内部 RAM ブロックの初期化中に ホストは
IBF または OBF にアクセスできません。CHI コマンド CLEAR_RAMS 実行中 , 構成およびステータスレジスタは使用可
能です。
E-Ray レジスタマップ で要約されているように , ハードリセット後 , すべてのレジスタはリセット値を保持します。
September 26, 2014, DS07-16611-2
97
Data
1.2.
Sheet
書込みアクセス
書込みアクセスのバイト位置は , バイトイネーブル信号 eray_byten[3:0] によって定義されます。
4 つのバイトイネーブル信号のうちの 1 つの 8 ビットの書込みアクセスだけがアクティブです。
・eray_byten[3:0] = 0001 : Update register / RAM bits 7 downto 0 from eray_wdata[7:0]
・eray_byten[3:0] = 0010 : Update register / RAM bits 15 downto 8 from eray_wdata[15:8]
・eray_byten[3:0] = 0100 : Update register / RAM bits 23 downto 16 from eray_wdata[23:16]
・eray_byten[3:0] = 1000 : Update register / RAM bits 31 downto 24 from eray_wdata[31:24]
さらに下位またはさらに上位の 2 つのバイトイネーブル信号のうちのどちらか 1 つの 16 ビットの書込みアクセスだけが
アクティブです。
・eray_byten[3:0] = 0011 : Update register / RAM bits 15 downto 0 from eray_wdata[15:0]
・eray_byten[3:0] = 1100 : Update register / RAM bits 31 downto 16 from eray_wdata[31:16]
4 つのバイトイネーブル信号のすべての 32 ビットの書込みアクセスがアクティブです。
・eray_byten[3:0] = 1111 : Update register / RAM bits 31 downto 0 from eray_wdata[31:0]
eray_addr[1:0] 信号は使用しません。
入力バッファの書込みデータセクションへの書込み時に (10.1. ライトデータセクション [1 ~ 64] (WRDSn) 参照 ) , メッ
セージ RAM からレジスタ IBCR にターゲットメッセージバッファの数を書き込むことで内部バッファからメッセージ
RAM への転送が開始される前に , 各 32 ビットワードは 1 つの 32 ビットアクセス , または 2 つの連続した 16 ビットアク
セス , または 4 つの連続した 8 ビットアクセスによって構成されている必要があります。32 ビットワードのすべてのバ
イトが , ホスト (8/16 ビットアクセスのみ ) によって書き込まれていない場合は , 部分的に古いデータがメッセージ RAM
に転送されます。
E-Ray レジスタおよび入力バッファ RAM への書込みアクセス
eray_bclk
eray_select
eray_write
eray_byten
eray_addr
eray_wdata
eray_rdata
eray_wrdy
eray_rrdy
レジスタ / RAM アクセス
レジスタおよび RAM への書込みアクセスはそれぞれ eray_bclk サイクル。
98
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
1.3.
Sheet
読出しアクセス
E-Ray レジスタおよび入力 / 出力バッファ RAM への読出しアクセス
eray_bclk
eray_select
eray_write
eray_byten
eray_addr
eray_wdata
eray_rdata
eray_wrdy
eray_rrdy
レジスタアクセス
RAM アクセス
内部 RAM ブロックは 2 つの eray_bclk サイクルをとり (RAM は同期をとるため ), 一方レジスタからのデータは 1 つの
eray_bclk サイクル内で有効です。読出しアクセス信号 eray_byten[3:0] は無視されます。
(注意事項)8/16 ビット読出しアクセスでは , ( 自動読出しアクセスではない ) 2 つの読出しアクセス間でレジスタの内容
が変わる場合があります。
1.4.
IBF / OBF 転送ビジー信号のタイミング
入力バッファ (IBF) からメッセージ RAM へのデータ転送 , またはメッセージ RAM から出力バッファ (OBF) へのデータ
転送はそれぞれのコマンド要求レジスタ (IBCR/OBCR) への書込みアクセスによって初期化されます。
入力バッファシャドウとメッセージ RAM 間の転送中に IBCR.IBRH[6:0] への書込みアクセスが発生するとき , 信号
eray_ibusy はアクティブになります。同様に , ビット IBCR.IBSYH は “1” に設定されます。現在の転送完了後に , 入力
バッファホストと入力バッファシャドウはスワップされて , IBCR.IBSYH は “0” にリセットされ , eray_ibusy はアクティ
ブ解除されます。
メッセージ RAM と出力バッファシャドウ間で転送が実行されている間は , eray_obusy 信号 はアクティブになります。
OBCR.OBSYS ビット によって通知されます。
さらに , ステータス割込みフラグ SIR.TIBC および SIR.TOBC は , データ転送が完了すると設定されます。許可された場
合 , 割込みが発生します。
September 26, 2014, DS07-16611-2
99
Data
Sheet
IBF シャドウ / OBF シャドウ間のデータ転送とメッセージ RAM
eray_bclk
eray_select
eray_write
eray_ibusy / eray_obusy
転送開始
転送完了
書込みコマンド要求 (IBCR / OBCR)
それぞれのビジー信号 (eray_ibusy または eray_obusy) までの遅延時間は , eray_bclk 周波数 , アクセスされるメッセー
ジバッファのデータセクションの長さ , および実際のメッセージハンドラのステータスによってリセットされます。この
遅延の計算式は Addendum to E-Ray FlexRay IP-Module Specification を参照してください。
2.内部信号とフラグインタフェース
内部信号とフラグインタフェースは , 追加機能によって顧客インタフェースの向上を目指す E-Ray ライセンス所有者向
けの機能です。オプションでこれらの信号を使用できます。モジュール - 外部ロジックに接続されていない信号 (nets, ports)
は , 統合によって削除されます。
内部信号
内部信号とフラグインタフェースに属する内部信号は , 信号源から E-Ray コアの最上位に直接接続されます。サフィッ
クス ’_sclk’ を持つ信号は sclk ドメインから , その他すべての信号は bclk ドメインから生成されます。
eray_sclk サイクルと
一対一で対応する eray_bclk サイクルによりこれらの内部信号はアクティブ (HIGH) になります。
内部フラグ
選択したレジスタのビットは内部信号とフラグインタフェースに接続され , 処理を進めるために直接アクセス可能なこ
れらのレジスタからのステータス情報を作成します。ビット位置への割当てと設定およびリセットに関する動作は , それ
ぞれのレジスタビットと同じです。信号は bclk ドメインから生成されます。
100
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
内部信号およびフラグインタフェース
信号
方向
概要
内部信号
eray_cycs
O
Cycle Start
eray_cycs_sclk
O
Cycle Start, sclk ドメイン
eray_mt
O
マクロティック開始
eray_mt_sclk
O
マクロティック開始 , sclk ドメイン
eray_sds
O
動的セグメントの開始
eray_mbsu_mbn1[6:0]
O
チャネル A のメッセージバッファ数 (0 ~ 127) のメッセージバッファステー
タス更新 eray_mbsu_tx1 または eray_mbsu_rx1 のどちらかが “1” の場合有効
eray_mbsu_tx1
O
送信バッファチャネル A のメッセージバッファステータス更新
eray_mbsu_rx1
O
受信バッファチャネル A のメッセージバッファステータス更新
eray_mbsu_mbn2[6:0]
O
チャネル B のメッセージバッファ数 (0 ~ 127) のメッセージバッファステー
タス更新 eray_mbsu_tx2 または eray_mbsu_rx2 のどちらかが “1” の場合有効
eray_mbsu_tx2
O
送信バッファチャネル B のメッセージバッファステータス更新
eray_mbsu_rx2
O
受信バッファチャネル B のメッセージバッファステータス更新
eray_mbsu_mbs[31:0]
O
eray_mbsu_mbn1,2[6:0] によって参照されるメッセージバッファに書き込ま
れるメッセージバッファステータスベクタ eray_mbsu_tx1,2 または
eray_mbsu_rx1,2 のどちらかが “1” の場合有効
ビット位置への割当てはレジスタ MBS と同じ
eray_mbsu_txo[1:0]
O
実際のサイクル内のチャネル A (bit #0) / B (bit #1) で発生するデータフレーム
の転送
eray_mbsu_tx1,2 または eray_mbsu_rx1,2 のどちらかが “1” の場合有効
eray_eir[31:0]
O
エラー割込みフラグ
eray_sir[31:0]
O
ステータス割込みフラグ
eray_ccsv[31:0]
O
CC ステータスベクタ
eray_ccev[31:0]
O
CC エラーベクタ
eray_scv[31:0]
O
スロットカウンタ値
eray_mtccv[31:0]
O
マクロティックサイクルカウンタ値
eray_mrc[31:0]
O
メッセージ RAM 構成
eray_mhds[31:0]
O
メッセージハンドラステータス
eray_txrq1[31:0]
O
送信要求 1
eray_txrq2[31:0]
O
送信要求 2
eray_txrq3[31:0]
O
送信要求 3
eray_txrq4[31:0]
O
送信要求 4
eray_ndat1[31:0]
O
新データ 1
eray_ndat2[31:0]
O
新データ 2
eray_ndat3[31:0]
O
新データ 3
eray_ndat4[31:0]
O
新データ 4
eray_mbsc1[31:0]
O
メッセージバッファステータスの変更 1
eray_mbsc2[31:0]
O
メッセージバッファステータスの変更 2
eray_mbsc3[31:0]
O
メッセージバッファステータスの変更 3
eray_mbsc4[31:0]
O
メッセージバッファステータスの変更 4
September 26, 2014, DS07-16611-2
101
Data
Sheet
3.物理層インタフェース
物理層インタフェースはバスドライバの E-Ray モジュールに接続します。
物理層インタフェース
信号
方向
概要
チャネル A
eray_rxd1
I
データ受信側入力
eray_txd1
O
データ送信側出力
eray_txen1_n
O
送信イネーブル信号 ,
HIGH = 送信アクティブではない , LOW = 送信アクティブ
チャネル B
eray_rxd2
I
データ受信側入力
eray_txd2
O
データ送信側出力
eray_txen2_n
O
送信イネーブル信号 ,
HIGH = 送信アクティブではない , LOW = 送信アクティブ
2 つのチャネルそれぞれに個別のバスドライバデバイスが必要となります。
4.組み込み RAM ブロックへのインタフェース
E-Ray モジュールが使用する 7 つの組み込み RAM ブロックは , 以下に説明するインタフェースを経由して E-Ray コア
に接続します。E-Ray モジュールは , RD/WR と同期をとるシングルポート RAM と接続するよう設計されています。すべて
の RAM ブロックの幅は 33 ビットで , データ 32 ビットおよびパリティ1 ビットで構成されます。
4.1.
入力バッファインタフェース
入力バッファ RAM 1 インタフェースのポートは以下のとおりです。
入力バッファ RAM 1 へのインタフェース
信号
102
方向
概要
eray_bclk
O
モジュールクロック
eray_ibf1_addr[5:0]
O
アドレス出力
eray_ibf1_cen
O
RAM 選択
eray_ibf1_wren
O
書込み制御
eray_ibf1_data[32:0]
O
書込みデータ出力
eray_ibf1_q[32:0]
I
書込みデータ入力
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
入力バッファ RAM 2 インタフェースのポートは以下のとおりです。
入力バッファ RAM 2 へのインタフェース
信号
方向
概要
eray_bclk
O
モジュールクロック
eray_ibf2_addr[5:0]
O
アドレス出力
eray_ibf2_cen
O
RAM 選択
eray_ibf2_wren
O
書込み制御
eray_ibf2_data[32:0]
O
書込みデータ出力
eray_ibf2_q[32:0]
I
書込みデータ入力
4.2.
出力バッファインタフェース
出力バッファ RAM 1 インタフェースのポートは以下のとおりです。
出力バッファ RAM 1 へのインタフェース
信号
方向
概要
eray_bclk
O
モジュールクロック
eray_obf1_addr[5:0]
O
アドレス出力
eray_obf1_cen
O
RAM 選択
eray_obf1_wren
O
書込み制御
eray_obf1_data[32:0]
O
書込みデータ出力
eray_obf1_q[32:0]
I
書込みデータ入力
出力バッファ RAM 2 インタフェースのポートは以下のとおりです。
出力バッファ RAM 2 へのインタフェース
信号
方向
概要
eray_bclk
O
モジュールクロック
eray_obf2_addr[5:0]
O
アドレス出力
eray_obf2_cen
O
RAM 選択
eray_obf2_wren
O
書込み制御
eray_obf2_data[32:0]
O
書込みデータ出力
eray_obf2_q[32:0]
I
書込みデータ入力
September 26, 2014, DS07-16611-2
103
Data
4.3.
Sheet
メッセージ RAM インタフェース
メッセージ RAM にはヘッダとデータセクション ( 最大 128 メッセージバッファ ) が保存されます。メッセージ RAM イ
ンタフェースのポートは以下のとおりです。
メッセージ RAM へのインタフェース
信号
方向
概要
eray_bclk
O
モジュールクロック
eray_mbf_addr[10:0]
O
アドレス出力
eray_mbf_cen
O
RAM 選択
eray_mbf_wren
O
書込み制御
eray_mbf_data[32:0]
O
書込みデータ出力
eray_mbf_q[32:0]
I
書込みデータ入力
4.4.
過渡バッファ RAM インタフェース
2 つの FlexRay チャネルのそれぞれには , 関連する中間メッセージ保存のための過渡バッファ RAM があります。チャネ
ル A の過渡バッファ RAM インタフェースのポートは以下のとおりです。
過渡バッファ RAM A へのインタフェース
信号
方向
概要
eray_bclk
O
モジュールクロック
eray_tbf1_addr[6:0]
O
アドレス出力
eray_tbf1_cen
O
RAM 選択
eray_tbf1_wren
O
書込み制御
eray_tbf1_data[32:0]
O
書込みデータ出力
eray_tbf1_q[32:0]
I
書込みデータ入力
チャネル B の過渡バッファ RAM インタフェースのポートは以下のとおりです。
過渡バッファ RAM B へのインタフェース
信号
104
方向
概要
eray_bclk
O
モジュールクロック
eray_tbf2_addr[6:0]
O
アドレス出力
eray_tbf2_cen
O
RAM 選択
eray_tbf2_wren
O
書込み制御
eray_tbf2_data[32:0]
O
書込みデータ出力
eray_tbf2_q[32:0]
I
書込みデータ入力
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
4.5.
Sheet
組み込み RAM ブロックへの読出し / 書込みアクセス
組み込み RAM ブロックへの同期読出し / 書込みアクセス
読出し
読出し
書込み
読出し
eray_bclk
eray_<ram>_addr
a0
a1
a2
a3
eray_<ram>_cen
eray_<ram>_wren
eray_<ram>_data
eray_<ram>_q
September 26, 2014, DS07-16611-2
d2
d0
d1
105
Data
Sheet
■ プログラマ モデル
1.レジスタマップ
E-Ray モジュールは , 2 キロバイトのアドレス空間 (0x0000 ~ 0x07FF) に割り当てられています。
レジスタは , 32 ビット
レジスタとして構成されています。
8/16 ビットアクセスもサポートされています。
メッセージ RAM へのホストアクセス
は , 入力および出力バッファを経由して行なわれます。ホストアクセスとメッセージ受信 / 送信 間で競合を回避するため
に , 送信されるデータと , メッセージハンドラ制御下のメッセージ RAM からのデータをバッファリングします。
アドレス
0x0000 ~ 0x000F は顧客固有用に予約されています。アドレス関連のすべての機能は , 顧客 CPU インタフェースに配置さ
れています。アドレス 0x0010 および 0x0014 に配置されているテストレジスタは , 3. 特殊レジスタ で説明されている条件
下でのみ書込み可能です。
メッセージバッファの割当ては , 次の表のスキームに従って実行されます。N 番目の可能なメッセージバッファは , 設定
されたメッセージバッファのペイロード長さに依存します。メッセージバッファの最大数は 128 で , サポートされる最大
ペイロード長さは 254 バイトです。
メッセージバッファは , 連続した 3 つのグループに分割されます。
静的バッファ: 静的セグメントに割り当てられている送信 / 受信バッファ
静的 + 動的バッファ: 静的または動的セグメントに割り当てられている送信 / 受信バッファ
FIFO: 受信 FIFO
メッセージバッファ分割設定は , DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートの場合にのみ , MRC レジスタ のプログ
ラムによってのみ変更可能です (7.1. メッセージ RAM 設定 (MRC) 参照 )。
最初のグループはメッセージバッファ 0 で開始され , 静的メッセージバッファのみで構成されます。
メッセージバッ
ファ 0 は , SUCC1.TXST, SUCC1.TXSY, SUCC1.TSM により , ノード送信が 1 つの場合 , スタートアップフレーム / 同期フ
レーム , またはシングルスロットフレームを保持するよう設定されています。さらに , メッセージバッファ 1 は , 同期フ
レームまたはシングルスロットフレームに 2 つのチャネル上で異なるペイロードがある場合に , 同期フレーム送信に使用
されます。この場合 ,
ビット MRC.SPLM は “1” にプログラムされ , メッセージバッファはキースロット ID で 0 および 1 が設定されている必
要があり , また DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートでのみ ( 再 ) 設定可能です。
2 番目のグループは , 静的または動的セグメントに割り当てられたメッセージバッファで構成されます。
このグループ
に属するメッセージバッファは , 動的から静的 , またはその逆方向への実行時間中に MRC.SEC[1:0] のステータスによっ
て再設定される場合があります。
3 番目のグループに属するメッセージバッファは , 単独の受信 FIFO に連結されています。
メッセージバッファの割当て
メッセージバッファ
0
↓静的バッファ
メッセージバッファ
1

↓静的 + 動的
 FDB
バッファ
↓ FIFO
 FFB
メッセージバッファ
N-1
メッセージバッファ
N
106
 LCB
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
E-Ray レジスタマップ
アドレス
記号
名前
リセット
Acc
ブロック
顧客レジスタ
0x0000
0x0004
顧客 CPU インタフェース仕様を参照
0x0008
CIF
0x000C
特殊レジスタ
0x0010
TEST1
テストレジスタ 1
0000 0300
r/w
0x0014
TEST2
テストレジスタ 2
0000 0000
r/w
予約 (1)
0000 0000
r
0000 0000
r/w
0x0018
0x001C
LCK
ロックレジスタ
0x0020
EIR
エラー割込みレジスタ
0000 0000
r/w
0x0024
SIR
ステータス割込みレジスタ
0000 0000
r/w
0x0028
EILS
エラー割込みライン選択
0000 0000
r/w
0x002C
SILS
ステータス割込みライン選択
0303 FFFF
r/w
0x0030
EIES
エラー割込み許可セット
0000 0000
r/w
0x0034
EIER
エラー割込み許可リセット
0000 0000
r/w
0x0038
SIES
ステータス割込み許可セット
0000 0000
r/w
0x003C
SIER
ステータス割込み許可リセット
0000 0000
r/w
0x0040
ILE
割込みライン許可
0000 0000
r/w
0x0044
T0C
タイマ 0 構成
0000 0000
r/w
0x0048
T1C
タイマ 1 構成
0002 0000
r/w
0x004C
STPW1
ストップウォッチレジスタ 1
0000 0000
r/w
0x0050
STPW2
ストップウォッチレジスタ 2
0000 0000
r/w
予約 (11)
0000 0000
r
GIF
GIF
割込みレジスタ
0x0054 ~
0x007C
INT
CC 制御レジスタ
0x0080
SUCC1
SUC 構成レジスタ 1
0C40 1080
r/w
0x0084
SUCC2
SUC 構成レジスタ 2
0100 0504
r/w
0x0088
SUCC3
SUC 構成レジスタ 3
0000 0011
r/w
0x008C
NEMC
NEM 構成レジスタ 1
0000 0000
r/w
0x0090
PRTC1
PRT 構成レジスタ 1
084C 0633
r/w
0x0094
PRTC2
PRT 構成レジスタ 2
0F2D 0A0E
r/w
0x0098
MHDC
MHD 構成レジスタ 1
0000 0000
r/w
予約 (1)
0000 0000
r
0x00A0
GTUC1
GTU 構成レジスタ 1
0000 0280
r/w
0x00A4
GTUC2
GTU 構成レジスタ 2
0002 000A
r/w
0x00A8
GTUC3
GTU 構成レジスタ 3
0202 0000
r/w
0x00AC
GTUC4
GTU 構成レジスタ 4
0008 0007
r/w
0x00B0
GTUC5
GTU 構成レジスタ 5
0E00 0000
r/w
0x00B4
GTUC6
GTU 構成レジスタ 6
0002 0000
r/w
0x00B8
GTUC7
GTU 構成レジスタ 7
0002 0004
r/w
0x00BC
GTUC8
GTU 構成レジスタ 8
0000 0002
r/w
0x00C0
GTUC9
GTU 構成レジスタ 9
0000 0101
r/w
0x00C4
GTUC10
GTU 構成レジスタ 10
0002 0005
r/w
0x00C8
GTUC11
GTU 構成レジスタ 11
0000 0000
r/w
0x009C
September 26, 2014, DS07-16611-2
SUC
NEM
PRT
MHD
GTU
107
Data
アドレス
記号
0x00CC ~
0x00FC
Sheet
名前
リセット
Acc
予約 (13)
0000 0000
r
ブロック
CC ステータスレジスタ
0x0100
CCSV
CC ステータスベクタ
0010 4000
r
0x0104
CCEV
CC エラーベクタ
0000 0000
r
予約 (2)
0000 0000
r
0x0108 ~
0x010C
0x0110
SCV
スロットカウンタ値
0000 0000
r
0x0114
MTCCV
マクロティックサイクルカウンタ値
0000 0000
r
0x0118
RCV
レート補正値
0000 0000
r
0x011C
OCV
オフセット補正値
0000 0000
r
0x0120
SFS
同期フレームステータス
0000 0000
r
0x0124
SWNIT
シンボルウィンドウおよび NIT ステー
タス
0000 0000
r
0x0128
ACS
集合チャネルステータス
0000 0000
r/w
予約 (1)
0000 0000
r
偶数同期 ID [1 ~ 15]
0000 0000
r
予約 (1)
0000 0000
r
奇数同期 ID [1 ~ 15]
0000 0000
r
予約 (1)
0000 0000
r
ネットワークマネジメントベクタ [1 ~ 3]
0000 0000
r
予約 (81)
0000 0000
r
メッセージ RAM 構成
0180 0000
r/w
0x012C
0x0130 ~
0x0168
ESIDn
0x016C
0x0170 ~
0x01A8
OSIDn
0x01AC
0x01B0 ~
0x01B8
NMVn
0x01BC ~
0x02FC
SUC
GTU
NEM
メッセージバッファ制御レジスタ
0x0300
108
MRC
0x0304
FRF
FIFO リジェクションフィルタ
0180 0000
r/w
0x0308
FRFM
FIFO リジェクションフィルタマスク
0000 0000
r/w
0x030C
FCL
FIFO クリティカルレベル
0000 0080
r/w
MHD
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
アドレス
記号
名前
リセット
0x0310
MHDS
メッセージハンドラステータス
0000 0080
r/w
0x0314
LDTS
最終動的送信スロット
0000 0000
r
0x0318
FSR
FIFO ステータスレジスタ
0000 0000
r
0x031C
MHDF
メッセージハンドラ制限フラグ
0000 0000
r/w
0x0320
TXRQ1
送信要求 1
0000 0000
r
0x0324
TXRQ2
送信要求 2
0000 0000
r
0x0328
TXRQ3
送信要求 3
0000 0000
r
0x032C
TXRQ4
送信要求 4
0000 0000
r
0x0330
NDAT1
新データ 1
0000 0000
r
0x0334
NDAT2
新データ 2
0000 0000
r
0x0338
NDAT3
新データ 3
0000 0000
r
0x033C
NDAT4
新データ 4
0000 0000
r
0x0340
MBSC1
メッセージバッファステータスの変更 1
0000 0000
r
0x0344
MBSC2
メッセージバッファステータスの変更 2
0000 0000
r
0x0348
MBSC3
メッセージバッファステータスの変更 3
0000 0000
r
0x034C
MBSC4
メッセージバッファステータスの変更 4
0000 0000
r
予約 (40)
0000 0000
r
r
Acc
ブロック
メッセージバッファステータスレジスタ
0x0350 ~
0x03EC
MHD
識別レジスタ
0x03F0
CREL
コアリリースレジスタ
0x03F4
ENDN
エンディアンレジスタ
[ リリース情報 ]
8765 4321
予約 (2)
0000 0000
r
0x03F8 ~
0x03FC
r
GIF
インプットバッファ
0x0400 ~
0x04FC
WRDSn
ライトデータセクション [1 ~ 64]
0000 0000
r/w
0x0500
WRHS1
ライトヘッダセクション 1
0000 0000
r/w
0x0504
WRHS2
ライトヘッダセクション 2
0000 0000
r/w
0x0508
WRHS3
ライトヘッダセクション 3
0000 0000
r/w
予約 (1)
0000 0000
r/w
0x0510
IBCM
インプットバッファコマンドマスク
0000 0000
r/w
0x0514
IBCR
インプットバッファコマンド要求
0000 0000
r/w
予約 (58)
0000 0000
r
0x050C
0x0518 ~
0x05FC
IBF
アウトプットバッファ
0x0600 ~
0x06FC
RDDSn
リードデータセクション [1 ~ 64]
0000 0000
r
0x0700
RDHS1
リードヘッダセクション 1
0000 0000
r
0x0704
RDHS2
リードヘッダセクション 2
0000 0000
r
0x0708
RDHS3
リードヘッダセクション 3
0000 0000
r
0x070C
MBS
メッセージバッファステータス
0000 0000
r
0x0710
OBCM
アウトプットバッファコマンドマスク
0000 0000
r/w
0x0714
OBCR
アウトプットバッファコマンド要求
0000 0000
r/w
予約 (58)
0000 0000
r
0x0718 ~
0x07FC
September 26, 2014, DS07-16611-2
OBF
109
Data
Sheet
2.顧客レジスタ
0x0000 ~ 0x000F のアドレス空間は , 顧客固有のレジスタのため予約されています。
実装された場合 , これらのレジスタ
は顧客 CPU インタフェースブロックに配置されます。該当する顧客 CPU インタフェース仕様書に詳細があります。
CIF レジスタの仕様は以下のとおりです。
CIF0 = 0xD000, CIF1 = 0xD004, CIF2 = 0xD008, CIF3 = 0xD00C
顧客インタフェースロジック
31
0
バージョン
CIF0
R
CIF1
31
30
29
28
27
26
25
24
7
6
5
4
3
2
1
0
DREQO
DLVLO
DMODO
DENBO
DREQI
DLVLI
DMODI
DENBI
0
0
0
0
0
0
0
0
初期
R/W(RM1)
R/W
R/W
R/W
R/W(RM1)
R/W
R/W
R/W
属性
23
22
21
20
19
18
17
16
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
MASK4
MASK3
MASK2
MASK1
MASK0
CIF1
CIF1
R
R/W
R/W(RM1)
R0/W0
bit
0
0
0
0
0
0
0
0
初期
R0/W0
R0/W0
R0/W0
R/W
R/W(RM1)
R/W
R/W
R/W
属性
11
10
9
8
bit
15
14
13
7
6
5
RTEST
12
4
3
2
1
0
SWAP
TREQ1
TENB1
TREQ0
TENB0
0
0
0
0
0
0
0
0
初期
R/W
R0/W0
R0/W0
R/W
R/W(RM1)
R/W
R/W(RM1)
R/W
属性
読出し専用レジスタ
読出し / 書込みレジスタ
読出し / 書込みレジスタ (RMW で出力 “1”)
読出し専用レジスタ ( 常に出力 “1”, 書込み “0” 推奨 )
ここで説明されていないその他すべての CIF レジスタ (CIF2 および CIF3) は R0/W0 です。
parameter VERSION = 32' h04_FF_5B_FF;
0x04:Spansion
0xFF:Boot-ROM Device-ID 参照
0x5B:FR:91(0x5B), FX:96(0x60)
0xFF:E-Ray-ID 参照
110
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
2.1.
Sheet
CIF レジスタ機能
DENBI:
DENBO:
IBF で DMA 要求許可
OBF で DMA 要求許可
DENBx = 0 :DMA 要求無効
DENBx = 1 :DMA 要求許可
DMODI:
DMODO:
IBF で DMA 要求モード
OBF で DMA 要求モード
DMODx = 0 :DMA 要求モードは eray_ibusy/eray_obusy レベルモード
DMODx = 1 :DMA 要求モードは eray_ibusy/eray_obusy エッジモード
DLVLI:
DLVLO:
IBF で DMA レベル / エッジセレクタ
OBF で DMA レベル / エッジセレクタ
DMODx = 0 の場合
DLVLx = 0 :DMA 要求レベルはモードは非反転 eray_ibusy/eray_obusy
DLVLx = 1 :DMA 要求レベルはモードは反転 eray_ibusy/eray_obusy
DMODx = 1 の場合
DLVLx = 0 :DMA 要求は eray_ibusy/eray_obusy のネガティブエッジ
DLVLx = 1 :DMA 要求は eray_ibusy/eray_obusy のポジティブエッジ
DREQI:
DREQO:
IBF で DMA 要求フラグ
OBF で DMA 要求フラグ
DMODx = 0 の場合
DREQx = 読出し専用 , eray_ibusy/eray_obusy レベルを表示
- DLVLx で変更された場合 , 修正した eray_ibusy/eray_obusy レベルを表示
- 読出し修正書込みビット操作 “1” は読出し
DMODx = 1 の場合
DREQx = 0 :DMA 要求非アクティブ
DREQx = 1 :DMA 要求アクティブ
DMA 転送開始後の場合 , 要求は自動的に “0” にクリア
- DMA 要求をクリアにするために CPU によって “0” に書込み可能
- 読出し修正書込みビット操作 “1” は読出し
MASK0:
MASK1:
MASK2:
MASK3:
MASK4:
DMA チャネル 0 割込みマスク (OBF 設定 )
DMA チャネル 1 割込みマスク (OBF 設定 )
DMA チャネル 2 割込みマスク (OBF 設定 )
DMA チャネル 3 割込みマスク (OBF 設定 )
DMA チャネル 4 割込みマスク (OBF 設定 )
MASKx = 0 :DMA チャネル x 割込みはマスクされない
MASKx = 1 :eray_obusy = 1 の間 , DMA チャネル x 割込みはマスクされる
September 26, 2014, DS07-16611-2
111
Data
TENB0:
TENB1:
Sheet
タイマ 0 割込み許可
タイマ 1 割込み許可
TENBx = 0 : 直接の eray_tint0/eray_tint1 信号は割込み生成のために使用される
TENBx = 1 : 登録された TREQx フラグは割込み生成のために使用される
TREQ0:
タイマ 0 割込み要求
TREQ1:
タイマ 1 割込み要求
TENBx = 0 の場合
TREQx = 読出し専用 , eray_tint0/eray_tint1 レベルを表示
- 読出し修正書込みビット操作 “1” は読出し
TENBx = 1 の場合
TREQx = 0 : タイマ割込み要求非アクティブ
TREQx = 1 : タイマ割込み要求アクティブ
- 割込み要求をクリアにするために CPU によって “0” に書込み可能
- 読出し修正書込みビット操作 “1” は読出し
SWAP:
IBF/OBF データスワップ許可
SWAP = 0 :IBF/OBF 上の読出しデータおよび書込みデータはスワップされない
SWAP = 1 :IBF/OBF 上の読出しデータおよび書込みデータはスワップされる
SWAP = 0
SWAP = 1
MD[ 7:0] = DW(n), byte(n-1)
MD[ 15:8] = DW(n), byte(n)
MD[23:16] = DW(n+1), byte(n+1)
MD[31:24] = DW(n+1), byte(n+2)
MD[ 7:0] = DW(n+1), byte(n+2)
MD[ 15:8] = DW(n+1), byte(n+1)
MD[23:16] = DW(n), byte(n)
MD[31:24] = DW(n), byte(n-1)
RTEST:
RAM テストアドレス範囲許可 (TESTMODE のみ )
RTEST = 0 : 通常動作アドレスマッピング
RTEST = 1 :RAM テスト動作アドレスマッピング (TMC[1:0]=01 のとき使用 )
112
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
3.特殊レジスタ
テストレジスタ 1 (TEST1)
3.1.
テストレジスタ 1 は , 制御ビットを保持して E-Ray モジュールのテストモードを設定します。WRTEN ビット が “1” に設
定される場合 , これらのビットへの書込みアクセスだけが可能になります。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
TEST1
R CERB3 CERB2 CERB1 CERB0 CERA3 CERA2 CERA1 CERA0
0x0010
W
23
22
0
0
21
20
TXENB TXENA
19
18
TXB
TXA
17
16
RXB
RXA
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
AOB
AOA
0
0
0
0
TMC1
TMC0
0
0
R
ELBE WRTEN
W
リセット
0
0
0
0
0
0
1
1
0
0
0
0
0
0
WRTEN
書込みテストレジスタ許可
テストレジスタへの書込みアクセスが可能になります。ビット “0” から “1” に設定すると , 3.3. ロック
レジスタ (LCK) セクションで定義したように , テストモードキーに書込みが行なわれます。その他の
レジスタのビットの変更中に WRTEN が “1” を保持するときは , アンロックシーケンスは要求されませ
ん。ビットはいつでも “0” にリセット可能です。
1 = テストレジスタへの書込みアクセス許可
0 = テストレジスタへの書込みアクセス禁止
ELBE
外部ループバック許可
ループバックテストを実行するには 2 つの方法があります。物理層またはシステムのセルフテストの
内部ループバック ( デフォルト ) を経由する外部ループバックです。内部ループバック端子
eray_txen1,2_n が , 非アクティブな状態の場合 , eray_txd1.2 端子は HIGH に設定され , eray_rxd1, 2 端子
は評価されません。ビット ELBE は , POC がループバックモードで , テストモード制御が通常動作
モード TMC[1:0] = "00" のときに限り評価されます。
1 = 外部ループバック
0 = 内部ループバック ( デフォルト )
TMC[1:0]
テストモード制御
00, 11= 通常動作モード ( デフォルト )
01 =RAM テストモード - E-Ray モジュールのすべての RAM ブロックはホストによって直接アクセス可
能です。このモードは , プロダクションテスト中に組み込み RAM ブロックのテストを可能にするため
のものです。
10 =I/O テストモード - 出力端子 eray_txd1, eray_txd2, eray_txen1_n, eray_txen2_n, は , TXA, TXB, TXENA,
TXENB ビット によって定義された値になります。入力端子 eray_rxd1, eray_rxd2 に適用された値は ,
レジスタビット RXA, RXB から読出し可能です。
AOA
A 上のアクティビティ
チャネルアイドル状態は FlexRay protocol 仕様書 v2.1, BITSTRB プロセス zChannelIdle に指定されてい
ます。
1 = 検出されたアクティビティ , チャネル A はアイドルでない
0 = アクティビティは検出されない , チャネル A はアイドル
AOB
B 上のアクティビティ
チャネルアイドル状態は FlexRay protocol 仕様書 v2.1, 3, BITSTRB プロセス zChannelIdle に指定されて
います。
1 = 検出されたアクティビティ , チャネル B はアイドルでない
0 = アクティビティは検出されない , チャネル B はアイドル
September 26, 2014, DS07-16611-2
113
Data
Sheet
CERA[3:0] コーディングエラーレポートチャネル A
チャネル A でコーディングエラーが検出されたときに設定されます。レジスタ TEST1 が読出しまたは
書込みされるとき 0 にリセットされます。CERA[3:0] が設定されると , ホストが TEST1 レジスタにア
クセスするまで変更されません。
0000 = 検出されたコーディングエラーなし
0001 = ヘッダ CRC エラー検出
0010 = フレーム CRC エラー検出
0011 = フレーム開始シーケンス FSS が長すぎる
0100 = バイト開始シーケンス BSS の最初のビットが LOW
0101 = バイト開始シーケンス BSS の 2 番目のビットが HIGH
0110 = フレーム終了シーケンス FES の最初のビットが HIGH
0111 = フレーム終了シーケンス FES の 2 番目のビットが LOW
1000 =CAS / MTS シンボルが短すぎる
1001 =CAS / MTS シンボルが長すぎる
1010 ~ 1111 = 予約
CERB[3:0] コーディングエラーレポートチャネル B
チャネル B でコーディングエラーが検出されたときに設定されます。レジスタ TEST1 が読出しまたは
書込みされるとき 0 にリセットされます。CERB[3:0] が設定されると , ホストが TEST1 レジスタにア
クセスするまで変更されません。
0000 = 検出されたコーディングエラーなし
0001 = ヘッダ CRC エラー検出
0010 = フレーム CRC エラー検出
0011 = フレーム開始シーケンス FSS が長すぎる
0100 = バイト開始シーケンス BSS の最初のビットが LOW
0101 = バイト開始シーケンス BSS の 2 番目のビットが HIGH
0110 = フレーム終了シーケンス FES の最初のビットが HIGH
0111 = フレーム終了シーケンス FES の 2 番目のビットが LOW
1000 =CAS / MTS シンボルが短すぎる
1001 =CAS / MTS シンボルが長すぎる
1010 ~ 1111 = 予約
(注意事項)CC が MONITOR_MODE のとき , コーディングエラーも通知されます。
CAS / MTS シンボルに関するエラーコードは , モニタされたビットパターンのみに関係し , ビットパターン
がシンボルウィンドウやその他で見られる場合は意味はありません。
(注意事項)以下の TEST1 ビットを使用して , 各端子のドライブ / 読出しによる物理層へのインタフェースをテストしま
す
( 接続性テスト ) 。
モニタチャネル A 受信端子
0 =eray_rxd1 = 0
1 =eray_rxd1 = 1
RXB
モニタチャネル B 受信端子
0 =eray_rxd2 = 0
1 =eray_rxd2 = 1
TXA
チャネル A 送信端子の制御
0 =eray_txd1 端子 , “0”
1 =eray_txd1 端子 , “1”
TXB
チャネル B 送信端子の制御
0 =eray_txd2 端子 , “0”
1 =eray_txd2 端子 , “1”
TXENA
チャネル A 送信イネーブル端子の制御
0 =eray_txen1_n 端子 , “0”
1 =eray_txen1_n 端子 , “1”
TXENB
チャネル B 送信イネーブル端子の制御
0 =eray_txen2_n 端子 , “0”
1 =eray_txen2_n 端子 , “1”
RXA
114
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
3.1.1.
Sheet
非同期送信モード (ATM)
CC が CONFIG ステート , さらにビット TEST1.WRTEN が "1" に設定されている間に ,SUCC1.CMD[3:0]=1110 の書込みに
よって非同期送信モードに入ります。この書込み動作に先だって , 設定ロックキー ( アンロックシーケンス ) への 2 つの
連続する書込みアクセスを行う必要があります。その他の状態や時点に呼び出されると , TEST1.WRTEN は設定されず ,
SUCC1.CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。E-Ray モジュールが ATM モードの間 , 読出し
CCSV.POCS[5:0] は "00 1110 を返します。SUCC1.CMD[3:0] = 0001 (CHI コマンド : CONFIG) を書込むことで , 非同期送
信モードをそのままにすることができます。
IBCM.STXR が “1” に設定されているとき , IBCR.IBRH[6:0] への各メッセージバッファの数を書き込むことで , FlexRay
ATM モード送信はトリガされます。このモードでは , ウェイクアップ , スタートアップ , およびクロック同期はバイパス
されます。CHI コマンド SEND_MTS は , MTS シンボルの即時送信を行ないます。
ATM モードに送信されたフレームのサイクルカウンタ値は , MTCCV.CCV[5.0] (ATM およびループバックモードでのみ
書込み可能 ) を介してプログラム可能です。
3.1.2.
ループバックモード
CC が CONFIG ステート , さらに TEST1.WRTEN ビットが "1" に設定されている間 ,SUCC1.CMD[3:0]=1111 の書込みに
よってループバックモードに入ります。この書込み動作に先だって , 設定ロックキー ( アンロックシーケンス ) への 2 つ
の連続する書込みアクセスを行う必要があります。その他の状態や時点に呼び出されると , TEST1.WRTEN は設定され
ず , SUCC1.CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。E-Ray モジュールがループバックモードの
間 , 読出し CCSV.POCS[5:0] は "00 1001" を返します。
SUCC1.CMD[3:0] = 0001 (CHI コマンド : CONFIG) を書込むことで , ループバックモードをそのままにすることができま
す。
ループバックモードはモジュールの内部データパスを確認するためのものです。通常 , ループバックモードで時間トリ
ガ動作は許可されていません。
ループバックテストを実行するには 2 つの方法があります。物理層 (TEST1.ELBE = 1 ) またはシステムのセルフテストの
内部ループバック (TEST1.ELBE = 0 ). 内部ループバック端子 eray_txen1,2_n が , 非アクティブな状態の場合 , eray_txd1,2
端子 は HIGH に設定され , eray_rxd1,2 端子は評価されません。
ループバックテストは , ホストで E-Ray モジュール設定されることで開始され , 入力バッファへのメッセージを書込み ,
レジスタ IBCR への書込みで、送信要求します。メッセージハンドラはメッセージ RAM にメッセージを送信して , 選択
したチャネルの送信バッファにメッセージを送信します。チャネルプロトコルコントローラ (PRT) は送信バッファの送
信部からメッセージを読出し (32 ビットワード ), Rx / Tx シフトレジスタにロードします。
シリアル送信はシフトレジスタにループバックされ , その内容は次のワードがロードされる前にチャネルの送信バッ
ファの受信部に書き込まれます。
PRT とメッセージハンドラは , この転送メッセージを受信メッセージとして処理し , フレーム ID と受信チャネルで受付
フィルタリングを実行して , 受付フィルタリングにパスした場合は , メッセージをメッセージ RAM に保存します。ルー
プバックテストは , ホストがメッセージ RAM からこの受信したメッセージを要求し , 出力バッファの内容を確認するこ
とで終了します。
各 FlexRay チャネルは個別にテストされます。E-Ray は , ループバックモード中に FlexRay バスからのメッセージを受信
できません。
ループバックモードに使用されたフレームのサイクルカウンタ値は , MTCCV.CCV[5.0] (ATM およびループバックモー
ドでのみ書込み可能 ) を介してプログラム可能です。
奇数ペイロードの場合 , ループバックペイロードの最後の 2 バイトは , 16 ビットで最後の 32 ビットデータワードの右内
部にシフトされます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
115
Data
Sheet
テストレジスタ 2 (TEST2)
3.2.
テストレジスタ 2 は , E-Ray モジュールの 7 つの組み込み RAM ブロックの RAM テストを要求されたすべてのビットを
保持します。TEST1.WRTEN が “1” に設定される場合 , これらのレジスタへの書込みアクセスだけが可能になります。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
SSEL2
SSEL1
SSEL0
RS2
RS1
RS0
0
0
0
0
0
0
TEST2 R
0x0014 W
R
RDPB
WRPB
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
RS[2:0]
RAM 選択
RAM テストモードで RS[2:0] によって選択された RAM ブロックは , モジュールアドレス 0x400 ~ 7FF(1024
バイトアドレス ) にマップされます。
000 = 入力バッファ RAM 1 (IBF1)
001 = 入力バッファ RAM 2 (IBF2)
010 = 出力バッファ RAM 1 (OBF1)
011 = 出力バッファ RAM 2 (OBF2)
100 = 過渡バッファ RAM A (TBF1)
101 = 過渡バッファ RAM B (TBF2)
110 = メッセージ RAM (MBF)
111 = 未使用
SSEL[2:0] セグメント選択
完了メッセージ RAM (8192 バイトアドレス ) アクセス可能にするために , メッセージ RAM はセグメント化
されます。
000 = アクセス RAM バイト 0000h ~ 03FFh 許可
001 = アクセス RAM バイト 0400h ~ 07FFh 許可
010 = アクセス RAM バイト 0800h ~ 0BFFh 許可
011 = アクセス RAM バイト 0C00h ~ 0FFFh 許可
100 = アクセス RAM バイト 1000h ~ 13FFh 許可
101 = アクセス RAM バイト 1400h ~ 17FFh 許可
110 = アクセス RAM バイト 1800h ~ 1BFFh 許可
111 = アクセス RAM バイト 1C00h ~ 1FFFh 許可
WRPB 書込みパリティビット
アドレスされた RAM ワードの 32 ビットに書き込まれるパリティビットの値
RDPB
116
読出しパリティビット
アドレスされた RAM ワードの 32 ビットに読み出されるパリティビットの値
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
3.2.1.
Sheet
RAM テストモード
RAM テストモードで (TEST1.TMC[1:0] = 01 ), 7 つの RAM ブロックのうちの 1 つはプログラミング TEST2.RS[2:0] によ
る直接 RD / WR アクセスのために選択可能です。
選択した RAM ブロックの外部アクセスは , アドレス空間 400h ~ 7FFh (1024 バイトアドレス , または 256 ワードアドレス
) にマップされます。
メッセージ RAM の長さが可能なアドレス空間を超過しているため , メッセージ RAM は 1024 バイトのセグメントにセグ
メント化されます。セグメントは , プログラミング TEST2.SSEL[2:0] によって選択可能です。
E-Ray RAM ブロックへの RAM テストモードアクセス
通常
動作
RAM テスト
eray_addr[10:0]
000
RS[2:0] =
000
001
010
011
IBF2
OBF1
OBF2
100
101
TBF1
TBF2
3FC
400
IBF1
7FC
110
SSEL[2:0] =
000
001
010
011
100
101
110
111
MBF
September 26, 2014, DS07-16611-2
117
Data
Sheet
ロックレジスタ (LCK)
3.3.
ロックレジスタは書込み専用です。レジスタの読出しで 0x0000 0000 を返します。
bit
LCK
R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0x001C W
リセット
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
R
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
W
TMK7
TMK6
TMK5
TMK4
TMK3
TMK2
TMK1
TMK0
CLK7
CLK6
CLK5
CLK4
CLK3
CLK2
CLK1
CLK0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
リセット
CLK[7:0]
設定ロックキー
CONFIG ステートを書込み SUCC1.CMD[3:0] ( コマンド READY, MONITOR_MODE, ATM,
LOOP_BACK) によって抜けるには , 設定ロックキー ( アンロックシーケンス ) への 2 つの連続した書
込みアクセスによって書込み動作を直接先行させる必要があります。この書込みシーケンスがその他
の書込みアクセスによって割り込まれる場合 , CC は CONFIG ステートで残り , シーケンスは繰り返さ
れる必要があります。
最初の書込み :LCK.CLK[7:0]= 1100 1110 (0xCE)
2 回目の書込み :LCK.CLK[7:0]= 0011 0001 (0x31)
3 回目の書込み :SUCC1.CMD[3:0]
TMK[7:0]
テストモードキー
TEST1.WRTEN ビットを書込むには , テストモードキー ( アンロックシーケンス ) への 2 つの連続する
書込みアクセスによって直接先行される必要があります。この書込みシーケンスがその他の書込みア
クセスによって割り込まれる場合 , TEST1.WRTEN は “1” に設定されず , シーケンスは繰り返される必
要があります。
最初の書込み :LCK.TMK[7:0]= 0111 0101 (0x75)
2 回目の書込み :LCK.TMK[7:0]= 1000 1010 (0x8A)
3 回目の書込み :TEST1.WRTEN= 1
(注意事項) ホストが 8/16 ビットアクセスを使用して上記のビットフィールドを書き込む場合 , 残りのレジスタ バイト /
ワードをコンパイラで挿入するといったダミーアクセスを行わないようにしてください。
118
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
4.割込みレジスタ
4.1.
エラー割込みレジスタ (EIR)
フラグは , CC がリストされたエラー状態の 1 つを検出するときに設定されます。ホストがそれらをクリアするまで , フ
ラグは設定されたままです。フラグは , 対応するビット位置に “1” を書込むとクリアされます。”0” を書き込んでも , フ
ラグに影響しません。ハードリセットによって , レジスタもクリアされます。
bit
EIR
R
31
30
29
28
27
0
0
0
0
0
0x0020 W
26
25
24
TABB
LTVB
EDB
23
22
21
20
19
0
0
0
0
0
18
17
16
TABA
LTVA
EDA
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
MHF
IOBA
IIBA
EFA
RFO
PERR
CCL
CCF
SFO
SFBM
CNA
PEMC
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
R
W
リセット
0
0
0
0
PEMC
POC エラーモード変更
CCEV.ERRM[1:0] によってエラー信号が変更されると , フラグが設定されます。
1 = エラーモード変更
0 = エラーモード変更なし
CNA
コマンド受入れ不可
要求コマンドが実際の POC ステートで有効でないため , または CHI コマンドがロックされた (CCL = 1
) ため , CHI コマンドベクタ SUCC1.CMD[3:0] への書込みアクセスが成功しなかったということをこの
フラグは示しています。
1 =CHI コマンド受入れ不可
0 =CHI コマンド受入れ
SFBM
同期フレームが最小値以下
このフラグ信号は , 直前の通信サイクル中の同期フレーム受信数が , FlexRay プロトコルで必要とされ
る制限値よりも低いことを示しています。スタートアップ中に設定されて , CC が NORMAL_ACTIVE
ステートを入力後にホストからクリアされます。
1 = 必要な最低同期フレーム未満の値を受信
0 = 同期ノード :1 またはそれ以上の同期フレームを受信
非同期ノード :2 またはそれ以上の同期フレームを受信
SFO
同期フレームオーバーフロー
直前の通信サイクル中に受信した同期フレームの数が GTUC2.SNM[3:0] で定義された同期フレームの
最大数を超えたときに設定します。
1 =GTUC2.SNM[3:0] で設定された値以上の同期フレームを受信
0 = 受信した同期フレーム数≦ GTUC2.SNM[3:0]
CCF
クロック補正失敗
このフラグは以下のエラーが発生したときに , サイクルの終わりに設定されます。
• オフセットの損失 / レート補正
• クロック補正制限に達した
クロック補正ステータスは , レジスタ CCEV と SFS でモニタされます。スタートアップ中に失敗が発
生し , ビット CCF は , CC が NORMAL_ACTIVE ステートを入力後にホストによってクリアされます。
1 = クロック補正失敗
0 = クロック補正エラーが発生していない
CCL
CHI コマンドロック
このフラグは , プロトコル機能によってトリガされた POC ステート変更と一致するため , CHI コマン
ドベクタ SUCC1.CMD[3:0] への書込みアクセスは正常に終了していないことを通知します。この場合
, ビット CNA は “1” に設定する必要があります。
1 =CHI コマンド受入れ不可
0 =CHI コマンド受入れ
September 26, 2014, DS07-16611-2
119
Data
PERR
RFO
EFA
IIBA
IOBA
MHF
Sheet
パリティエラー
このフラグはホストへのパリティエラーを通知します。フラグ MHDS.PIBF, MHDS.POBF, MHDS.PMR,
MHDS.PTBF1, MHDS.PTBF2 のうち 1 つが “0” から “1” に遷移する場合に設定されます。
1 = パリティエラー検出
0 = パリティエラー検出なし
受信 FIFO オーバラン
このフラグは , 受信 FIFO オーバランが検出されると , CC により設定されます。受信 FIFO オーバラン
が発生すると , 最も古いメッセージが実際に受け取ったメッセージで上書きされます。実際の FIFO の
ステータスはレジスタ FSR でモニタされます。
1 = 受信 FIFO オーバランが検出された
0 = 受信 FIFO オーバランが検出されていない
空 FIFO アクセス
このフラグは , 受信 FIFO が空の状態でホストが受信 FIFO から出力バッファを介してメッセージの送
信を要求するとき , CC によって設定されます。
1 = 空の FIFO へのホストアクセスが発生
0 = 空の FIFO へのホストアクセスなし
不正入力バッファアクセス
このフラグは , CC が CONFIG または DEFAULT_CONFIG ステートでない状態でホストが入力バッファ
を介してメッセージバッファを修正するときに , CC によって設定されます。
1) ホストは入力バッファコマンド要求レジスタに以下の修正を書き込みます。
• メッセージバッファのヘッダセクション 0, 1 キースロットで送信の設定済みの場合
• 静的メッセージバッファのヘッダセクション , バッファ数 < MRC.FDB[7:0]
MRC.SEC[1:0] = 01
• 静的または動的メッセージバッファのヘッダセクション , MRC.SEC[1:0] = 1x
• 受信 FIFO に属するいずれかのメッセージバッファのヘッダ / データセクション
2) ホストは , IBCR.IBSYH が “1” に設定されているときに , 入力バッファのレジスタを書き込みます。
1 = 入力バッファへの不正ホストアクセス発生
0 = 入力バッファへの不正ホストアクセスなし
不正出力バッファアクセス
このフラグは , OBCR.OBSYS が “1” に設定されている状態でホストがメッセージ RAM から出力バッ
ファにメッセージバッファの送信を要求するとき , CC によって設定されます。
1 = 出力バッファへの不正ホストアクセス発生
0 = 出力バッファへの不正ホストアクセスなし
メッセージハンドラ制限フラグ
このフラグは , メッセージハンドラの違反状態の制限を通知します。フラグ MHDF.SNUA,
MHDF.SNUB, MHDF.FNFA, MHDF.FNFB, MHDF.TBFA, MHDF.TBFB, MHDF.WAHP のうち 1 つが “0” か
ら “1” に遷移する場合に , 設定されます。
1 = メッセージハンドラ失敗検出
0 = メッセージハンドラ失敗検出なし
チャネル固有のエラーフラグ
チャネル A でエラー検出
このビットは , フラグ ACS.SEDA, ACS.CEDA, ACS.CIA, ACS.SBVA のうち 1 つが “0” から “1” に遷移す
る場合に設定されます。
1 = チャネル A でエラーを検出
0 = チャネル A でエラー検出なし
LTVA
チャネル A の最近の送信違反
フラグは , チャネル A での最近の送信違反をホストに通知します。
1 = チャネル A で最近の送信違反を検出
0 = チャネル A で最近の送信違反の検出なし
TABA
チャネル A での境界を超えた送信
フラグは , チャネル A での送信がスロット境界を超えていることをホストに通知します。
1 = チャネル A で境界を超えた送信を検出
0 = チャネル A で境界を超えた送信検出なし
EDA
120
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
チャネル B でエラーを検出
このビットは , フラグ ACS.SEDB, ACS.CEDB, ACS.CIB, ACS.SBVB が “0” から “1” に遷移するときに設
定されます。
1 = チャネル B でエラーを検出
0 = チャネル B でエラー検出なし
LTVB
チャネル B の最近の送信違反
フラグは , チャネル B での最近の送信違反をホストに通知します。
1 = チャネル B で最近の送信違反を検出
0 = チャネル B で最近の送信違反の検出なし
TABB
チャネル B での境界を超えた送信
フラグは , チャネル B での送信がスロット境界を超えていることをホストに通知します。
1 = チャネル B で境界を超えた送信を検出
0 = チャネル B で境界を超えた送信検出なし
EDB
4.2.
ステータス割込みレジスタ (SIR)
フラグは , CC がリストされたイベントの 1 つを検出するときに設定されます。ホストがそれらをクリアするまで , フラ
グは設定されたままです。フラグは , 対応するビット位置に “1” を書込むとクリアされます。“0” を書き込んでも , フラ
グに影響しません。ハードリセットによって , レジスタもクリアされます。
bit
SIR
R
31
30
29
28
27
26
0
0
0
0
0
0
0x0024 W
25
24
MTSB
WUPB
23
22
21
20
19
18
0
0
0
0
0
0
17
16
MTSA
WUPA
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
SDS
MBSI
SUCS
SWE
TOBC
TIBC
TI1
TI0
NMVC
RFCL
RFNE
RXI
TXI
CYCS
CAS
WST
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
R
W
リセット
Wakeup ステート
このフラグは , ウェイクアップステータスベクタ CCSV.WSV[2:0] が変更されると設定されます。
1 = ウェイクアップステータス変更
0 = ウェイクアップステータス変更なし
CAS
衝突回避シンボル
このフラグは , STARTUP ステート中に CAS または起こりうる CAS を受信したときに , CC によって設
定されます。
1 =CAS シンボルと一致するビットパターンを受信
0 =CAS シンボルと一致するビットパターン受信なし
CYCS
サイクルスタート割込み
このフラグは , 通信サイクルが開始したときに CC によって設定されます。
1 = 通信サイクル開始
0 = 開始された通信サイクルなし
TXI
送信割込み
このフラグは , 各メッセージバッファのビット MBI が “1” に設定されている場合 ( 表メッセージ RAM
内のメッセージバッファのヘッダセクション 参照 ), CC によってフレーム送信の終わりに設定されま
す。
1 = 少なくとも 1 つのフレームが送信バッファから MBI = 1 で送信された
0 = フレームが送信バッファから MBI = 1 で送信されていない
RXI
受信割込み
このフラグは , メッセージバッファ ND フラグの設定状態を満たしている場合 (8.6. 新規データ 1/2/3/4
(NDAT1/2/3/4) 参照 ), およびそのメッセージバッファのビット MBI が “1” に設定されている場合 ( 表
メッセージ RAM 内のメッセージバッファのヘッダセクション 参照 ), CC によって設定されます。
1 = 少なくとも 1 つの 受信バッファの ND フラグ (MBI = 1 ) が , “1” に設定
0 = 受信バッファの ND フラグ (MBI = 1 ) が , “1” に設定されていない
WST
September 26, 2014, DS07-16611-2
121
Data
Sheet
受信 FIFO が空でない
このフラグは , 受信した有効なフレームが空の受信 FIFO に保存された場合に CC によって設定されま
す。実際の 受信 FIFO のステータスはレジスタ FSR でモニタされます。
1 = 受信 FIFO が空でない
0 = 受信 FIFO が空
RFCL
受信 FIFO クリティカルレベル
受信 FIFO フィルレベル FSR.RFFL[7:0] が , FCL.CL[7:0] で設定されたクリティカルレベル以上のとき
に , このフラグが設定されます。
1 = 受信 FIFO クリティカルレベルに達した
0 = 受信 FIFO がクリティカルレベル未満
NMVC
ネットワーク管理ベクタの変更
この割込みフラグは , ホストに表示されるネットワーク管理ベクタでの変更を通知します。
1 = ネットワーク管理ベクタの変更
0 = ネットワーク管理ベクタの変更なし
TI0
タイマ割込み 0
タイマ 0 がレジスタ T0C で設定された条件と一致する場合 , このフラグが設定されます。タイマ割込
み 0 は端子 eray_tint0 でも通知されます。
1 = タイマ割込み 0 発生
0 = タイマ割込み 0 なし
TI1
タイマ割込み 1
タイマ 1 がレジスタ T1C で設定された条件と一致する場合 , このフラグが設定されます。タイマ割込
み 1 は端子 eray_tint1 でも通知されます。
1 = タイマ割込み 1 発生
0 = タイマ割込み 1 なし
TIBC
入力バッファ送信完了
入力バッファからメッセージ RAM への送信が完了して , メッセージハンドラによって IBCR.IBSYS が
リセットされたときにこのフラグが設定されます。
1 = 入力 バッファとメッセージ RAM 間の転送完了
0 = 転送完了なし
TOBC
出力バッファ転送完了
メッセージ RAM から出力バッファへの転送が完了して , メッセージハンドラによって OBCR.OBSYS
がリセットされたときにこのフラグが設定されます。
1 = メッセージ RAM と出力バッファ間の転送完了
0 = 転送完了なし
SWE
ストップウォッチイベント
レジスタ STPW1 に位置する各コントローラビットによって有効な場合は , 端子 eray_stpwt の立上り
エッジまたは立下りエッジ , 割込み 0, 1 イベント ( 端子 eray_int0 または eray_int1 の立上りエッジ ), ま
たはソフトウェアトリガイベントがストップウォッチイベントを生成します。
1 = ストップウォッチイベント発生
0 = ストップウォッチイベントなし
SUCS
スタートアップが正常に完了
スタートアップが正常に完了して CC が NORMAL_ACTIVE ステートを入力するときに , このフラグが
設定されます。
1 = スタートアップが正常に完了
0 = スタートアップが正常に完了していない
MBSI
メッセージバッファステータス割込み
このメッセージバッファのビット MBI が設定されている場合 ( 表 メッセージ RAM 内のメッセージ
バッファのヘッダセクション参照 ) , メッセージバッファステータス MBS が変更されたときに CC に
よって設定されます。
1 = 少なくとも 1 つのメッセージバッファのメッセージバッファステータス (MBI = 1 ) 変更
0 = メッセージバッファのメッセージバッファステータス (MBI = 1 ) 変更なし
SDS
動的セグメントの開始
このフラグは , 動的セグメントが開始したときに CC によって設定されます。
1 = 動的セグメント開始
0 = 動的セグメントは開始されていない
RFNE
122
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
チャネル固有のステータスフラグは以下のとおりです。
WUPA
ウェイクアップパターンチャネル A
ウェイクアップパターンがチャネル A で受信されたときに CC によってこのフラグが設定されます。
CC が , WAKEUP, READY, または STARTUP ステート , あるいはモニタモードのときにのみ設定されま
す。
1 = チャネル A でウェイクアップパターン受信
0 = チャネル A でウェイクアップパターン受信なし
MTSA
チャネル A 上の MTS 受信 (vSS!ValidMTSA)
最後のシンボルウィンドウ中にチャネル A 上で受信されたメディアアクセステストシンボルを示しま
す。各チャネルのシンボルウィンドウの終了時に CC により更新されます。
1 = チャネル A で MTS シンボル受信
0 = チャネル A で MTS シンボル受信なし
WUPB
ウェイクアップパターンチャネル B
ウェイクアップパターンがチャネル B で受信されたときに CC によってこのフラグが設定されます。
CC が , WAKEUP, READY, または STARTUP ステート , あるいはモニタモードのときにのみ設定されま
す。
1 = チャネル B でウェイクアップパターン受信
0 = チャネル B でウェイクアップパターン受信なし
MTSB
チャネル B 上の MTS 受信 (vSS!ValidMTSB)
最後のシンボルウィンドウ中にチャネル B 上で受信されたメディアアクセステストシンボルを示しま
す。各チャネルのシンボルウィンドウの終了時に CC により更新されます。
1 = チャネル B で MTS シンボル受信
0 = チャネル B で MTS シンボル受信なし
September 26, 2014, DS07-16611-2
123
Data
Sheet
エラー割り込みライン選択 (EILS)
4.3.
bit
EILS R
31
30
29
28
27
0
0
0
0
0
bit
R
24
23
22
21
20
19
0
0
0
0
0
EDBL
18
17
TABAL LTVAL
16
EDAL
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
MHFL
IOBAL
IIBAL
EFAL
RFOL
PERRL
CCLL
CCFL
SFOL
0
0
0
0
0
0
0
0
0
W
リセット
25
TABBL LTVBL
0x0028 W
リセット
26
0
0
0
0
SFBML CNAL PEMCL
0
0
0
エラー割込みライン選択レジスタは , 以下のように , レジスタ EIR から 2 つのモジュール割込みラインのうちの 1 つから
特定のエラー割込みフラグによって生成された割込みを割り当てます。
1 = 割込みライン eray_int1 に割り当てられた割込み
0 = 割込みライン eray_int0 に割り当てられた割込み
PEMCL
CNAL
SFBML
SFOL
CCFL
CCLL
PERRL
RFOL
EFAL
IIBAL
IOBAL
MHFL
EDAL
LTVAL
TABAL
EDBL
LTVBL
TABBL
124
POC エラーモード変更割込みライン
コマンドは受入れ不可割込みライン
同期フレームが最小以下割込みライン
同期フレームオーバーフロー割込みライン
クロック補正失敗割込みライン
CHI コマンドロック割込みライン
パリティエラー割込みライン
受信 FIFO オーバラン割込みライン
空 FIFO アクセス割込みライン
不正入力バッファアクセス割込みライン
不正出力バッファアクセス割込みライン
メッセージハンドラ制限フラグ割込みライン
チャネル A でエラー検出割込みライン
チャネル A の最近の送信違反割込みライン
チャネル A での境界を超えた送信割込みライン
チャネル B でエラー検出割込みライン
チャネル B の最近の送信違反割込みライン
チャネル B での境界を超えた送信割込みライン
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
ステータス割込みライン選択 (SILS)
4.4.
bit
SILS
R
31
30
29
28
27
26
0
0
0
0
0
0
bit
R
W
リセット
24
23
22
21
20
19
18
0
0
0
0
0
0
MTSBL WUPBL
0x002C W
リセット
25
17
16
MTSAL WUPAL
0
0
0
0
0
0
1
1
0
0
0
0
0
0
1
1
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
TI1L
TI0L
RXIL
TXIL
CYCSL
CASL
WSTL
1
1
1
1
1
1
1
SDSL
1
MBSIL SUCSL
1
1
SWEL TOBCL TIBCL
1
1
1
NMVCL RFCLL RFNEL
1
1
1
ステータス割込みライン選択レジスタは , 以下のように , レジスタ SIR から 2 つのモジュール割込みラインのうちの 1 つ
から特定のステータス割込みフラグによって生成された割込みを割り当てます。
1 = 割込みライン eray_int1 に割り当てられた割込み
0 = 割込みライン eray_int0 に割り当てられた割込み
WSTL
CASL
CYCSL
TXIL
RXIL
RFNEL
RFCLL
NMVCL
TI0L
TI1L
TIBCL
TOBCL
SWEL
SUCSL
MBSIL
SDSL
WUPAL
MTSAL
WUPBL
MTSBL
ウェイクアップステータス割込みライン
衝突回避シンボル割込みライン
サイクルスタート割込みライン
送信割込みライン
受信割込みライン
受信 FIFO が空でない割込みライン
受信 FIFO クリティカルレベル割込みライン
ネットワーク管理ベクタの変更割込みライン
タイマ割込み 0 ライン
タイマ割込み 1 ライン
入力バッファ転送完了割込みライン
出力バッファ転送完了割込みライン
ストップウォッチイベント割込みライン
スタートアップが正常に完了割込みライン
メッセージバッファステータス割込みライン
動的セグメントの開始割込みライン
ウェイクアップパターンチャネル A 割込みライン
チャネル A 割込みラインでのメディアアクセステストシンボル
ウェイクアップパターンチャネル B 割込みライン
チャネル B 割込みラインでのメディアアクセステストシンボル
September 26, 2014, DS07-16611-2
125
Data
Sheet
エラー割込み許可設定 / リセット (EIES, EIER)
4.5.
エラー割込み許可レジスタにおいてエラー割込みレジスタ内のステータス変更を定義する設定で , 結果として割込みを
実行します。
bit
EIES,R R
31
30
29
28
27
0
0
0
0
0
S:0x0030
R:0x003 W
4
リセット
bit
R
25
TABBE LTVBE
24
23
22
21
20
19
0
0
0
0
0
EDBE
18
17
TABAE LTVAE
16
EDAE
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
MHFE
IOBAE
IIBAE
EFAE
RFOE
PERRE
CCLE
CCFE
SFOE
0
0
0
0
0
0
0
0
0
W
リセット
26
0
0
0
0
SFBME CNAE PEMCE
0
0
0
有効なビットが , アドレス 0x0030 への書込みによって設定され , アドレス 0x0034 への書込みによってリセットされま
す。書込み “1” が , 特定の有効なビットを設定 / リセットし , 書込み “0” は影響しません。両方のアドレスからの読出し
は , 同一の値になります。
1 = 割込み許可
0 = 割込み無効
PEMCE
CNAE
SFBME
SFOE
CCFE
CCLE
PERRE
RFOE
EFAE
IIBAE
IOBAE
MHFE
EDAE
LTVAE
TABAE
EDBE
LTVB E
TABBE
126
POC エラーモード変更割込み許可
コマンドは受入れ不可割込み許可
同期フレームが最小以下割込み許可
同期フレームオーバーフロー割込み許可
クロック補正失敗割込み許可
CHI コマンドロック割込み許可
パリティエラー割込み許可
受信 FIFO オーバラン割込み許可
空 FIFO アクセス割込み許可
不正入力バッファアクセス割込み許可
不正出力バッファアクセス割込み許可
メッセージハンドラ制限フラグ割込み許可
チャネル A エラー検出割込み許可
チャネル A の最近の送信違反割込み許可
チャネル A での境界を超えた送信割込み許可
チャネル B エラー検出割込み許可
チャネル B の最近の送信違反割込み許可
チャネル B での境界を超えた送信割込み許可
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
ステータス割込み許可設定 / リセット (SIES, SIER)
4.6.
ステータス割込み許可レジスタにおいてステータス割込みレジスタ内のステータス変更を定義する設定で , 結果として
割込みを実行します。
bit
SIES,R R
31
30
29
28
27
26
0
0
0
0
0
0
S:0x0038
R:0x003 W
C
リセット
bit
R
W
リセット
25
24
23
22
21
20
19
18
0
0
0
0
0
0
MTSBE WUPBE
17
16
MTSAE WUPAE
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
TI1E
TI0E
RXIE
TXIE
CYCSE
CASE
WSTE
0
0
0
0
0
0
0
SDSE
0
MBSIE SUCSE
0
0
SWEE TOBCE TIBCE
0
0
0
NMVCE RFCLE RFNEE
0
0
0
有効なビットが , アドレス 0x0038 への書込みによって設定され , アドレス 0x003C への書込みによってリセットされま
す。“1” の書込みが , 特定の有効なビットを設定 / リセットし , “0” の 書込みは影響しません。両方のアドレスからの読出
しは , 同一の値になります。
1 = 割込み許可
0 = 割込み無効
WSTE
CASE
CYCSE
TXIE
RXIE
RFNELE
RFCLE
NMVCE
TI0E
TI1E
TIBCE
TOBCE
SWEE
SUCSE
MBSIE
SDSE
WUPAE
MTSAE
WUPBE
MTSBE
ウェイクアップステータス割込み許可
衝突回避シンボル割込み許可
サイクルスタート割込み許可
送信割込み許可
受信割込み許可
受信 FIFO が空でない割込み許可
受信 FIFO クリティカルレベル割込み許可
ネットワーク管理ベクタの変更割込み許可
タイマ 割込み 0 許可
タイマ 割込み 1 許可
入力バッファ転送完了割込み許可
出力バッファ転送完了割込み許可
ストップウォッチイベント割込み許可
スタートアップが正常に完了割込み許可
メッセージバッファステータス割込み許可
動的セグメントの開始割込み許可
ウェイクアップパターンチャネル A 割込み許可
チャネル A での MTS 受信割込み許可
ウェイクアップパターンチャネル B 割込み許可
チャネル B での MTS 受信割込み許可
September 26, 2014, DS07-16611-2
127
Data
4.7.
Sheet
割込みライン許可 (ILE)
ホスト (eray_int0, eray_int1) への 2 つの各割込みラインは , プログラミングビット EINT0 および EINT1 によって個別に
許可 / 禁止されます。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
EINT1
EINT0
0
0
ILE
R
0x0040 W
R
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
割込みライン 0 の許可
1 = 割込みライン eray_int0 許可
0 = 割込みライン eray_int0 禁止
EINT1
割込みライン 1 の許可
1 = 割込みライン eray_int1 許可
0 = 割込みライン eray_int1 禁止
EINT0
128
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
4.8.
Sheet
タイマ 0 構成 (T0C)
絶対タイマです。サイクルカウントおよびマクロティックについて , タイマ 0 割込みが発生した時点を示します。タイ
マ 0 割込みがアサートされたとき , 出力信号 eray_tint0 は 1 つのマクロティックの継続時間を “1” に設定され , SIR.TI0 を
“1” に設定されます。
POC が NORMAL_ACTIVE ステートまたは NORMAL_PASSIVE ステートのどちらかである限り , タイマ 0 を有効にする
ことができます。NORMAL_ACTIVE ステートまたは NORMAL_PASSIVE ステートを抜けるとき (2 つのステート間の転
送は
除く ) , タイマ 0 は無効になります。
タイマの再設定の前に , 書込みビット T0RC を “0” に変更して , 最初にタイマを停止する必要があります。
bit
T0C
R
31
30
29
28
27
0
0
T0MO
13
T0MO
12
T0MO
11
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
T0MS
T0RC
0
0
0x0044 W
リセット
bit
R
25
24
23
22
21
20
19
18
T0CC6 T0CC5 T0CC4 T0CC3 T0CC2 T0CC1 T0CC0
0
0
0
0
0
17
16
T0MO
T0MO9 T0MO8 T0MO7 T0MO6 T0MO5 T0MO4 T0MO3 T0MO2 T0MO1 T0MO0
10
0
W
リセット
26
0
0
0
0
0
0
0
0
0
タイマ 0 実行制御
1 = タイマ 0 稼動
0 = タイマ 0 停止
T0MS
タイマ 0 モード選択
1 = 連続モード
0 = シングルショットモード
T0CC[6:0] タイマ 0 サイクルコード
7 ビットタイマ 0 サイクルコードは , タイマ 0 割込みの生成に使用されるサイクルセットを決定しま
す。サイクルコードの設定の詳細については , 「7.2. サイクルカウンタフィルタリング」を参照して
ください。
T0MO[13:0] タイマ 0 マクロティックオフセット
割込みが発生するサイクルの始めから , マクロチックオフセットを設定します。サイクルセットの各
サイクルのこのオフセットで , タイマ 0 割込みが発生します。
T0RC
(注意事項) タイマ 0 の設定はマクロティックカウンタ値と比較されますが , タイマ 0 の個別のカウンタはありません。
CC が NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE ステートから抜ける場合 , あるいはタイマ0がホスト
コマンドによって停止された場合 , 出力信号 eray_tint0 はただちに '0' にリセットされます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
129
Data
Sheet
タイマ 1 構成 (T1C)
4.9.
相対タイマです。特定の数のマクロティックが時間切れになった後で , タイマ 1 割込みがアサートされ , 出力信号
eray_tint1 が 1 つのマクロティックの継続時間として "1" に設定され SIR.TI1 が "1" に設定されます。
POC が NORMAL_ACTIVE ステートまたは NORMAL_PASSIVE ステートのどちらかである限り , タイマ 1 を有効にする
ことができます。NORMAL_ACTIVE ステートまたは NORMAL_PASSIVE ステートを抜けるとき (2 つのステート間の転
送は除く ), タイマ 1 は無効になります。
タイマの再設定の前に , 書込みビット T1RC を "0" に変更して , 最初にタイマを停止する必要があります。
bit
T1C
R
31
30
0
0
0x0048 W
29
28
27
26
T1MC
13
T1MC
12
T1MC
11
T1MC
10
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
T1MC9 T1MC8 T1MC7 T1MC6 T1MC5 T1MC4 T1MC3 T1MC2 T1MC1 T1MC0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
T1MS
T1RC
0
0
R
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
タイマ 1 実行制御
1 = タイマ 1 稼動
0 = タイマ 1 停止
T1MS
タイマ 1 モード選択
T1RC
1 = 連続モード
0 = シングルショットモード
T1MC[13:0] タイマ 1 マクロティックカウント
設定されたマクロティックカウントに達したとき , タイマ 1 割込みが生成されます。設定されたマク
ロティックカウントが有効範囲内でない場合は , タイマ 1 は開始されません。
有効値は以下のとおりです。
2 ~ 16383 MT 連続モード
1 ~ 16383 MT シングルショットモード
(注意事項)CC が NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE ステートを抜けた場合 , またはホストコマンドによっ
てタイマ 1 が停止された場合 , 出力信号 eray_tint1 は即座に "0" にリセットされます。
130
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
4.10. ストップウォッチレジスタ 1 (STPW1)
端子 eray_stpwt の立上りエッジまたは立下りエッジによって , 割込み 0, 1 イベント ( 端子 eray_int0 または eray_int1 の立
上りエッジ ) , ホストによって , または SSWT を "1" に設定する書込みビットによって , ストップウォッチは有効になりま
す。ストップウォッチのアクティブ化に続くマクロティックカウンタの増分によって , チャネル A と B のスロットカウ
ンタ値がレジスタ STPW 2 でキャプチャ中に , 実際のサイクルカウンタとマクロティック値はレジスタ STPW1 内でキャ
プチャされます。
bit
31
STPW1 R
30
29
28
27
0
0
SMTV
13
SMTV
12
SMTV
11
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
EINT1
EINT0
EETP
SSWT
EDGE
SWMS
ESWT
0
0
0
0
0
0
0
SMTV
SMTV9 SMTV8 SMTV7 SMTV6 SMTV5 SMTV4 SMTV3 SMTV2 SMTV1 SMTV0
10
0x004C W
リセット
bit
R
SCCV5 SCCV4 SCCV3 SCCV2 SCCV1 SCCV0
0
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
ESWT
有効なストップウォッチトリガ
入力 eray_stpwt または割込み 0, 1 イベント ( 端子 eray_int0 または eray_int1 の立上りエッジ ) のエッ
ジが有効にされた場合 , ストップウォッチをアクティブにします。ストップウォッチイベント発生後 ,
シングルショットモードではこのビットは "0" にリセットされます。
1 = ストップウォッチトリガ有効
0 = ストップウォッチトリガ無効
SWMS
ストップウォッチモード選択
1 = 連続モード
0 = シングルショットモード
EDGE
ストップウォッチトリガエッジ選択
1 = 立上りエッジ
0 = 立下りエッジ
SSWT
ソフトウェアストップウォッチトリガ
ホストがこのビットを "1" に書込むとき , ストップウォッチが有効になります。実際のサイクルカウ
ンタとマクロティック値がストップウォッチレジスタ保存された後 , このビットは "0" にリセットさ
れます。このビットは ESWT = "0" の間にのみ書込み可能です。
1 = ソフトウェアトリガによってストップウォッチ有効
0 = ソフトウェアトリガリセット
EETP
有効外部トリガ端子
ESWT = "1" の場合 , 端子 eray_stpwt を介してストップウォッチトリガイベントを有効にします。
1 = 端子 eray_stpwt トリガストップウォッチ上のエッジ
0 = 端子 eray_stpwt 経由のストップウォッチトリガ無効
EINT0
有効割込み 0 トリガ
ESWT = "1" の場合 , 割込み 0 イベントによってストップウォッチトリガを有効にします。
1 = 割込み 0 イベントトリガストップウォッチ
0 = 割込み 0 によるストップウォッチトリガ無効
EINT1
有効割込み 1 トリガ
ESWT = "1" の場合 , 割込み 1 イベントによってストップウォッチトリガを有効にします。
1 = 割込み 1 イベントトリガストップウォッチ
0 = 割込み 1 によるストップウォッチトリガ無効
SCCV[5:0] ストップウォッチキャプチャサイクルカウンタ値
ストップウォッチイベント発生時のサイクルカウンタのステータスです。有効な値は , 0 ~ 63 です。
SMTV[13:0] ストップウォッチキャプチャマクロティック値
ストップウォッチイベント発生時のマクロティックカウンタのステータスです。有効な値は , 0 ~
16000 です。
ビット ESWT と SSWT を同時に "1" に設定できません。この場合 , 書込みアクセスは無視され , 両方
のビットは以前の値を保持します。外部ストップウォッチトリガまたはソフトウェアストップウォッ
チトリガのどちらかが使用されます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
131
Data
Sheet
4.11. ストップウォッチレジスタ 2 (STPW2)
bit
31
STPW2 R
30
29
28
27
0
0
0
0
0
リセット
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0x0050 W
R
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
SSCVA1
SSCVA9 SSCVA8 SSCVA7 SSCVA6 SSCVA5 SSCVA4 SSCVA3 SSCVA2 SSCVA1 SSCVA0
0
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
SSCVA[10:0]ストップウォッチキャプチャスロットカウンタ値チャネル A
ストップウォッチイベント発生時のチャネル A のスロットカウンタのステータスです。有効な値は ,
0 ~ 2047 です。
SSCVB[10:0]ストップウォッチキャプチャスロットカウンタ値チャネル B
ストップウォッチイベント発生時のチャネル B のスロットカウンタのステータスです。有効な値は ,
0 ~ 2047 です。
5.CC 制御レジスタ
本セクションでは , ホストが CC の動作を制御できるように CC により提供されるレジスタについて説明します。
FlexRay
プロトコル仕様では , ホストがアプリケーション設定データを CONFIG 状態にのみ書込むことが要求されています。
DEFAULT_CONFIG 状態では , 設定レジスタへの書込みがロックされていないことに注意してください。
ハードリセットにより DEFAULT_CONFIG 状態に入ると設定データがリセットされます。POC 状態を
DEFAULT_CONFIG から CONFIG 状態に遷移するには , ホストは CHI コマンド CONFIG を適用する必要があります。ホ
ストが CC を CONFIG 状態から遷移する場合は , ホストは「3.3. ロックレジスタ (LCK)」で説明されているように処理す
る必要があります。
アスタリスク (*) が付いたすべてのビットは , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態のみで更新することができま
す。
SUC 設定レジスタ 1 (SUCC1)
5.1.
bit
SUCC1 R
31
30
29
28
0
0
0
0
27
26
25
24
23
CCHB* CCHA* MTSB* MTSA* HCSE*
0x0080 W
22
21
20
TSM* WUCS* PTA4*
19
18
17
16
PTA3*
PTA2*
PTA1*
PTA0*
リセット
0
0
0
0
1
1
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
PBSY
0
0
0
CMD3
CMD2
CMD1
CMD0
0
0
0
0
R
W
リセット
0
CSA4* CSA3* CSA2* CSA1* CSA0*
0
0
0
1
0
TXSY* TXST*
0
0
0
1
0
0
0
CMD[3:0] CHI コマンドベクタ
ホストは , どの CHI コマンドにいつでも書込み可能ですが , 特定のコマンドは特定の POC 状態でのみ
有効です。コマンドが有効でない場合 , そのコマンドは実行されず , CHI コマンドベクタ CMD[3:0] が
"0000" = command_not_accepted にリセットされ , フラグ EIR.CNA が "1" に設定されます。EIR.CCL
が EIR.CNA とともに "1" に設定された場合 , CHI コマンドを繰り返す必要があります。CC が既に要
求された POC 状態にある間に POC 状態の変更コマンドを適用すると , このコマンドは無視されま
す。
0000 =command_not_accepted
0001 =CONFIG
0010 =READY
0011 =WAKEUP
0100 =RUN
132
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
0101 =ALL_SLOTS
0110 =HALT
0111 =FREEZE
1000 =SEND_MTS
1001 =ALLOW_COLDSTART
1010 =RESET_STATUS_INDICATORS
1011 =MONITOR_MODE
1100 =CLEAR_RAMS
1101 = 予約
1110 = 予約
1111 = 予約
CMD[3:0] の読出しは , 受付けられた最後の CHI コマンドかどうかを示します。実際の POC 状態は ,
CCSV.POCS[5:0] によりモニタされます。予約された CHI コマンドは , ハードウェアテスト機能に属
します。
September 26, 2014, DS07-16611-2
133
Data
Sheet
command_not_accepted
CMD[3:0] は , 下記の条件のうち 1 つに該当した場合 "0000" にリセットされます。
• 不正なコマンドがホストにより適用された場合
• ホストが , その前の構成ロックキーなしで , CONFIG 状態から遷移するコマンドを適用した場合
• ホストが , 直前のホストコマンドの実行が完了していないうちに新しいコマンドを適用した場合
• ホストが command_not_accepted を書込む場合
CMD[3:0] が "0000" にリセットされると , EIR.CNA が設定され , 有効な場合は , 割込みが発生します。
受付けられないコマンドは実行されません。
CONFIG
POC 状態 DEFAULT_CONFIG, READY, または MONITOR_MODE で呼び出されると , POC 状態
CONFIG に遷移します。HALT 状態で呼び出されると , CC は POC 状態 DEFAULT_CONFIG に遷移し
ます。その他の状態で呼び出されると , CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットさ
れます。
READY
POC 状態 CONFIG, NORMAL_ACTIVE, NORMAL_PASSIVE, STARTUP, または WAKEUP で呼び出さ
れると , POC 状態 READY に遷移します。その他の状態で呼び出されると , CMD[3:0] は "0000" =
command_not_accepted にリセットされます。
WAKEUP
POC 状態 READY で呼び出されると ,POC 状態 WAKEUP に遷移します。その他の状態で呼び出され
る
と ,CMD[3:0] は "0000"=command_not_accepted にリセットされます。
RUN
POC 状態 READY で呼び出されると , POC 状態 STARTUP に遷移します。その他の状態で呼び出され
ると , CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。
ALL_SLOTS
POC 状態 NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE で呼び出されると , 次のサイクルの終了時の
スタートアップ / 統合の成功後に , SINGLE スロットモードから遷移します。その他の状態で呼び出さ
れると , CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。
HALT
POC 状態 NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE で呼び出されると , 次のサイクルの終了時に
停止要求 CCSV.HRQ を設定し , POC 状態 HALT に遷移します。その他の状態で呼び出されると ,
CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。
FREEZE
フリーズステータスインジケータ CCSV.FSI を設定し , 直ちに POC 状態 HALT に遷移します。どの状
態からも呼び出すことができます。
SEND_MTS
CC が ALL スロットモード (CCSV.SLM[1:0] = 11) に入った後 POC 状態 NORMAL_ACTIVE が呼び出
されると , MTSA,
MTSB で設定したチャネル上の次のシンボルウィンドウ中に , シングル MTS シンボルを送信します。
その他の状態で呼び出されるか , 以前に要求された MTS がまだ送信されていない間に呼び出されると
, CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。
ALLOW_COLDSTART
このコマンドは , ノードの先行コールドスタートを有効にするために , CCSV.CSI をリセットします。
状態 DEFAULT_CONFIG, CONFIG, または HALT で呼び出されると , CMD[3:0] は "0000" =
command_not_accepted にリセットされます。先行コールドスタートを有効にするには , TXST と
TXSY の両方を設定する必要もあります。
134
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
RESET_STATUS_INDICATORS
ステータスフラグ CCSV.FSI, CCSV.HRQ, CCSV.CSNI, CCSV.CSAI, CCSV.WSV[2:0], およびレジスタ
CCEV をリセットします。どの状態からも呼び出すことができます。
MONITOR_MODE
POC 状態 CONFIG で呼び出されると , MONITOR_MODE に入ります。このモードでは , CC は
FlexRay フレームと CAS / MTS シンボルを受信できます。コーディングエラーも検出できます。受信
したフレームの時間的整合性はチェックされません。このモードは , FlexRay ネットワークのスター
トアップが失敗したときなど , デバッグの目的に使用できます。その他の状態で呼び出されると ,
CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。詳細は ,
「5.4.MONITOR_MODE」を参照してください。
CLEAR_RAMS
DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態で呼び出されると , MHDS.CRAM を設定します。その
他の状態で呼び出されると , CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。CC
がハードリセットから遷移すると , MHDS.CRAM も設定されます。MHDS.CRAM を設定すると , すべ
ての内部 RAM ブロックがゼロに初期化されます。RAM の初期化中は , PBSY は POC ビジーを示しま
す。CHI コマンド CLEAR_RAMS の実行中に , 設定レジスタとステータスレジスタにアクセスするこ
とができます。
E-Ray 内部 RAM ブロックの初期化には , 2048 eray_bclk サイクルが必要です。ハードリセットの後ま
たは CHI コマンド CLEAR_RAMS のアサート後 , 内部 RAM ブロックの初期化中に , どのホストも IBF
または OBF にアクセスしてはなりません。CHI コマンド CLEAR_RAMS のアサート前に , ホストは ,
メッセージ RAM および IBF / OBF 間に何も転送されていないこと , または過渡バッファ RAM が進行
中であることを確認する必要があります。このコマンドは , メッセージバッファステータスレジスタ
MHDS, LDTS, FSR, MHDF, TXRQ1/2/3/4, NDAT1/2/3/4, および MBSC1/2/3/4 もリセットします。
(注意事項)CLEAR_RAMS と SEND_MTS を除くすべての受付けられるコマンドにより , CHI 入力信号 eray_select の立下
りエッジから数えて , 2 つのクロック eray_bclk と eray_sclk のうち遅い方の多くとも 8 サイクル後に , レジ
スタ CCSV が変更されます。これは , コマンドが適用されたとき POC がビジーではなく , その時間フレーム
内でバスアクティビティにより POC 状態が強制的に変更されないことを前提としています。レジスタ CCSV
の読出しは , eray_sclk から eray_bclk ドメインへの同期およびホスト固有の CPU インタフェースにより遅延
されたデータを示します。
POC ビジー
POC がビジーで , ホストからコマンドを受信できないことを示す信号です。CMD[3:0] は , ライトアク
セスに対してロックされます。ハードリセット後 , 内部 RAM ブロックの初期化中に "1" に設定されま
す。
1 =POC がビジー。CMD[3:0] がロックされる
0 =POC がビジーではない。CMD[3:0] が書込み可能
TXST
キースロットでのスタートアップフレームの送信 (pKeySlotUsedForStartup)
キースロットをスタートアップフレームの送信のために使用するかどうかを定義します。このビット
は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。
1 = キースロットがスタートアップフレームの送信に使用され , ノードは先行または後続コールドス
タート
0 = キースロットではスタートアップフレームの送信が行なわれず , ノードはコールドスタートではな
い
TXST
キースロットでの同期フレームの送信 (pKeySlotUsedForSync)
キースロットを同期フレームの送信のために使用するかどうかを定義します。このビットは ,
DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。
1 = キースロットが同期フレームの送信に使用され , ノードは同期ノード
0 = キースロットでは同期フレームの送信が行なわれず , ノードは同期でもコールドスタートでもない
プロトコルでは , TXST と TXSY がコールドスタートノードに設定される必要があります。
CSA[4:0]
コールドスタート試行回数 (gColdStartAttempts)
コールドスタートノードが , 他のノードから有効な応答を受け取らずにネットワークをスタートアッ
プできる試行回数の最大値を設定します。DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可
能です。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 2 ~ 31 です。
PBSY
September 26, 2014, DS07-16611-2
135
Data
Sheet
PTA[4:0]
パッシブからアクティブへの遷移 (pAllowPassiveToActive)
CC が NORMAL_PASSIVE 状態から NORMAL_ACTIVE 状態への変移を許可される前に , 有効クロッ
ク補正時間がなければならない連続した偶数 / 奇数のサイクルペアの数を定義します。"00000" に設
定すると , CC は NORMAL_PASSIVE 状態から NORMAL_ACTIVE 状態に遷移できません。
DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。有効な値は , 0 ~ 31 の偶数 / 奇数
のサイクルペアです。
WUCS
ウェイクアップチャネル選択 (pWakeupChannel)
このビットを使って , ホストは , CC がウェイクアップパターンを送信するチャネルを選択します。
DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でない場合 , CC はこのビットの変更を無視します。
1 = チャネル B でウェイクアップパターンを送信する
0 = チャネル A でウェイクアップパターンを送信する
TSM
送信スロットモード (pSingleSlotEnabled)
初期の送信スロットモードを選択します。SINGLE スロットモードでは , CC は事前設定されたキース
ロットのみで送信します。キースロット ID は , ビット MRC.SPLM に応じてそれぞれメッセージバッ
ファ 0 および 1 のヘッダセクションに設定されています。
TSM = 1 の場合 , 各メッセージバッファ 0,1
は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ設定 ( 再設定 ) できます。ALL スロットモー
ドでは , CC はすべてのスロットで送信します。TSM は , ホストのみが設定 / リセットできる設定ビッ
トです。このビットは , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ書込み可能です。POC
状態 NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE で CMD[3:0] = 0101 を書込むことにより , ホスト
が ALL_SLOTS コマンドを正常に適用すると , CC は ALL スロットモードに遷移します。実際のス
ロットモードは , CCSV.SLM[1:0] によりモニタされます。
1 =SINGLE スロットモード ( ハードリセット後のデフォルト )
0 =ALL スロットモード
HCSE
クロック同期エラーによる停止 (pAllowHaltDueToClock)
クロック同期エラーによる HALT 状態への遷移を制御します。このビットは , DEFAULT_CONFIG 状
態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。
1 =CC が HALT 状態に遷移する
0 =CC が NORMAL_PASSIVE に遷移 / 維持する
MTSA
MTS 送信のチャネル A の選択
このビットは , MTS シンボル送信のためにチャネル A を選択します。フラグは , デフォルトによりリ
セットされ , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。
1 =MTS 送信にチャネル A が選択される
0 =MTS 送信にチャネル A が無効になる
MTSB
MTS 送信のチャネル B の選択
このビットは , MTS シンボル送信のためにチャネル B を選択します。フラグは , デフォルトによりリ
セットされ , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。
1 =MTS 送信にチャネル B が選択される
0 =MTS 送信にチャネル B が無効になる
MTSA と MTSB の両ビットが "1" に設定された場合 , CMD[3:0] = "1000" を書き込んで要求されると ,
MTS シンボルは両方のチャネルで送信されます。
CCHA
チャネル A に接続 (pChannels)
ノードをチャネル A に接続するかどうかを設定します。
1 = ノードをチャネル A に接続する ( ハードリセット後のデフォルト )
0 = チャネル A に接続しない
CCHB
チャネル B に接続 (pChannels)
ノードをチャネル B に接続するかどうかを設定します。
1 = ノードをチャネル B に接続する ( ハードリセット後のデフォルト )
0 = チャネル B に接続しない
136
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
5.2.
Sheet
SUC 設定レジスタ 2 (SUCC2)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
SUCC2 R
31
30
29
28
0
0
0
0
0x0084 W
リセット
bit
R
W
リセット
27
26
25
24
LTN3*
LTN2*
LTN1*
LTN0*
23
22
21
0
0
0
20
19
18
17
16
LT20*
LT19*
LT18*
LT17*
LT16*
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
LT15*
LT14*
LT13*
LT12*
LT11*
LT10*
LT9*
LT8*
LT7*
LT6*
LT5*
LT4*
LT3*
LT2*
LT1*
LT0*
0
0
0
0
0
1
0
1
0
0
0
0
0
1
0
0
LT[20:0]
リスンタイムアウト (pdListenTimeout)
ウェイクアップ / スタートアップのリスンタイムアウトを T 単位で設定します。pdListenTimeout の
範囲は , 1284 ~ 1283846 T です。
LTN[3:0]
リスンタイムアウトノイズ (gListenNoise - 1)
ノイズが発生している状態でのスタートアップとウェイクアップのリスンタイムアウトの上限値を ,
pdListenTimeout の倍数で設定します。gListenNoise の範囲は 2 ~ 16 です。LTN[3:0] は , クラスタの
全ノードで同一に設定してください。
(注意事項)ウェイクアップ / スタートアップのノイズタイムアウトは , 次のように計算されます。
pdListenTimeout •gListenNoise = LT[20:0] •(LTN[3:0] + 1)
5.3.
SUC 設定レジスタ 3 (SUCC3)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
SUCC3 R
0x0088 W
R
WCF3* WCF2* WCF1* WCF0* WCP3* WCP2* WCP1* WCP0*
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
1
WCP[3:0] クロック補正パッシブなしの最大値 (gMaxWithoutClockCorrectionPassive)
CC が NORMAL_ACTIVE 状態から NORMAL_PASSIVE 状態への変移を発生する損失クロック補正時
間
で , 連続した偶数 / 奇数のサイクルペアの数を定義します。クラスタの全ノードで同一にしてくださ
い。有効な値は , 1 ~ 15 サイクルペアです。
WCF[3:0] クロック補正フェータルなしの最大値 (gMaxWithoutClockCorrectionFatal)
NORMAL_PASSIVE 状態または NORMAL_ACTIVE 状態から HALT 状態への変移を発生する損失ク
ロック補正時間で , 連続した偶数 / 奇数のサイクルペアの数を定義します。クラスタの全ノードで同
一にしてください。有効な値は , 1 ~ 15 サイクルペアです。
September 26, 2014, DS07-16611-2
137
Data
5.4.
Sheet
NEM 設定レジスタ (NEMC)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
NEMC R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0x008C W
リセット
bit
R
NML3* NML2* NML1* NML0*
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
NML[3:0]
ネットワークマネジメントベクタ長 (gNetworkManagementVectorLength)
これらのビットは , NM ベクタの長さを設定します。設定される長さは , クラスタの全ノードで同一に
してください。有効な値は , 0 ~ 12 バイトです。
5.5.
PRT 設定レジスタ 1 (PRTC1)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
31
PRTC1 R
0x0090 W
リセット
bit
R
W
リセット
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
RWP5* RWP4* RWP3* RWP2* RWP1* RWP0*
0
0
0
0
1
15
14
13
12
BRP1*
BRP0*
SPP1*
SPP0*
0
0
0
0
RXW8* RXW7* RXW6* RXW5* RXW4* RXW3* RXW2* RXW1* RXW0*
0
0
0
0
1
0
0
1
1
0
0
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
CASM6
CASM5* CASM4* CASM3* CASM2* CASM1* CASM0* TSST3* TSST2* TSST1* TSST0*
0
1
1
0
0
0
1
1
0
0
1
1
TSST[3:0] 送信スタートシーケンストランスミッタ (gdTSSTransmitter)
送信スタートシーケンス (TSS) の時間をビット時間単位 (1 ビット時間 = 4 T = 100ns @ 10Mbps) で
設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 3 ~ 15 ビット時間です。
CASM[6:0] 最大衝突回避シンボル値 (gdCASRxLowMax)
衝突回避シンボル (CAS) の受入れウィンドウの上限を設定します。CASM6 は "1" に固定されます。
有効な値は , 67 ~ 99 ビット時間です。
SPP[1:0]
ストローブポイント位置
ストローブのサンプルカウント値を定義します。ストローブビット値は , SPP[1:0] によって設定され
た値までサンプルカウントが増加したときに採決された値に設定されます。
00, 11= サンプル 5 ( デフォルト )
01 = サンプル 4
10 = サンプル 6
現行の FlexRay プロトコル ( 改版 2.1) では , SPP[1:0] = 00 である必要があります。代替ストローブポ
イント位置は , 物理層における非対称を補正するために使用されます。
138
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
BRP[1:0]
ボーレートプリスケーラ (gdSampleClockPeriod, pSamplesPerMicrotick)
ボーレートプリスケーラは , FlexRay バス上のボーレートを設定します。下記のボーレートは , サンプ
ルクロック eray_sclk = 80 MHz で有効です。
1 ビット時間は , 設定されたボーレートに関係なく , 常に
8 サンプルで構成されます。
00 =10 MBit/s ( デフォルト )
gdSampleClockPeriod = 12.5 ns = 1 •eray_sclk
pSamplesPerMicrotick = 2 (1 T = 25 ns)
01 =5 MBit/s
gdSampleClockPeriod = 25 ns = 2 •eray_sclk
pSamplesPerMicrotick = 1 (1 T = 25 ns)
10, 11 =2.5 MBit/s
gdSampleClockPeriod = 50 ns = 4 •eray_sclk
pSamplesPerMicrotick = 1 (1 T = 50 ns)
RXW[8:0] ウェイクアップシンボル受信ウィンドウ長 (gdWakeupSymbolRxWindow)
受信したウェイクアップパターンの継続時間をテストするためにノードが使用するビット時間の数を
設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 76 ~ 301 ビット時間です。
RWP[5:0] Tx ウェイクアップパターンの繰返し (pWakeupPattern)
Tx ウェイクアップシンボルの繰返し ( シーケンス ) 回数を設定します。有効な値は , 2 ~ 63 です。
5.6.
PRT 設定レジスタ 2 (PRTC2)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
PRTC2 R
31
30
0
0
bit
R
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
TXI7*
TXI6*
TXI5*
TXI4*
TXI3*
TXI2*
TXI1*
TXI0*
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
1
0
1
1
0
1
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
RXI5*
RXI4*
RXI3*
RXI2*
RXI1*
RXI0*
0
0
1
1
1
0
RXL5* RXL4* RXL3* RXL2* RXL1* RXL0*
W
リセット
28
TXL5* TXL4* TXL3* TXL2* TXL1* TXL0*
0x0094 W
リセット
29
0
0
0
0
1
0
1
0
0
0
RXI[5:0]
ウェイクアップシンボル受信アイドル (gdWakeupSymbolRxIdle)
受信したウェイクアップシンボルのアイドルフェーズ時間をテストするためにノードが使用するビッ
ト時間の数を設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 14 ~ 59 ビット
時間です。
RXL[5:0]
ウェイクアップシンボル受信 Low (gdWakeupSymbolRxLow)
受信したウェイクアップシンボルの Low フェーズ時間をテストするためにノードが使用するビット時
間の数を設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 10 ~ 55 ビット時間
です。
TXI[7:0]
ウェイクアップシンボル送信アイドル (gdWakeupSymbolTxIdle)
ウェイクアップシンボルのアイドルフェーズを送信するためにノードが使用するビット時間の数を
設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 45 ~ 180 ビット時間です。
TXL[5:0]
ウェイクアップシンボル送信 Low (gdWakeupSymbolTxLow)
ウェイクアップシンボルの Low フェーズを送信するためにノードが使用するビット時間の数を
設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 15 ~ 60 ビット時間です。
September 26, 2014, DS07-16611-2
139
Data
5.7.
Sheet
MHD 設定レジスタ (MHDC)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
MHDC R
31
30
29
0
0
0
bit
R
27
26
SLT12* SLT11* SLT10*
0x0098 W
リセット
28
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
SLT9*
SLT8*
SLT7*
SLT6*
SLT5*
SLT4*
SLT3*
SLT2*
SLT1*
SLT0*
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
SFDL6* SFDL5* SFDL4* SFDL3* SFDL2* SFDL1* SFDL0*
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
SFDL[6:0] 静的フレームデータ長 (gPayloadLengthStatic)
静的セグメント内で送信される全フレームについて , クラスタ全体のペイロード長を 2 バイトで設定
します。ペイロード長は , クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 0 ~ 127 です。
SLT[12:0] 最新送信のスタート (pLatestTx)
サイクルの動的セグメントでのフレーム送信を禁止する前に許可されるミニスロットの最大値を設定
します。SLT[12:0] が ゼロに設定されている場合は , 動的セグメントでの送信は行なわれません。有
効な値は , 0 ~ 7981 ミニスロットです。
5.8.
GTU 設定レジスタ 1 (GTUC1)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
GTUC1 R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0x00A0 W
19
18
17
16
UT19*
UT18*
UT17*
UT16*
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
UT15*
UT14*
UT13*
UT12*
UT11*
UT10*
UT9*
UT8*
UT7*
UT6*
UT5*
UT4*
UT3*
UT2*
UT1*
UT0*
0
0
0
0
0
0
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
R
W
リセット
UT[19:0]
マイクロティック / 1 サイクル (pMicroPerCycle)
通信サイクルの継続時間をマイクロティック単位で設定します。有効な値は , 640 ~ 640000 T です。
140
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
5.9.
Sheet
GTU 設定レジスタ 2 (GTUC2)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
GTUC2 R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
R
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
MPC13* MPC12* MPC11* MPC10* MPC9* MPC8* MPC7* MPC6* MPC5* MPC4* MPC3* MPC2* MPC1* MPC0*
W
リセット
18
SNM3* SNM2* SNM1* SNM0*
0x00A4 W
リセット
19
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
1
0
MPC[13:0] マクロティック / 1 サイクル (gMacroPerCycle)
1 通信サイクルの継続時間をマクロティック単位で設定します。サイクル長は , クラスタの全ノード
で同一にしてください。有効な値は , 10 ~ 16000 MT です。
SNM[3:0]
最大同期ノード (gSyncNodeMax)
同期フレームインジケータビット SYN が "1" に設定されたクラスタ内のフレームの最大数です。クラ
スタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 2 ~ 15 です。
5.10. GTU 設定レジスタ 3 (GTUC3)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
31
GTUC3 R
bit
R
W
リセット
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
MIOB6* MIOB5* MIOB4* MIOB3* MIOB2* MIOB1* MIOB0*
0x00A8 W
リセット
30
0
MIOA6* MIOA5* MIOA4* MIOA3* MIOA2* MIOA1* MIOA0*
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
UIOB7* UIOB6* UIOB5* UIOB4* UIOB3* UIOB2* UIOB1* UIOB0* UIOA7* UIOA6* UIOA5* UIOA4* UIOA3* UIOA2* UIOA1* UIOA0*
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
UIOA[7:0] チャネル A マイクロティック初期オフセット (pMicroInitialOffset[A])
チャネル A 上の実時間基準点と , その後の二次時間基準点のマクロティック境界の間のマイクロ
ティックの数を設定します。パラメータは pDelayCompensation[A] に依存しており , そのため独立し
てチャネルごとに設定しなければなりません。有効な値は , 0 ~ 240 T です。
UIOB[7:0] チャネル B マイクロティック初期オフセット (pMicroInitialOffset[B])
チャネル B 上の実時間基準点と , その後の二次時間基準点のマクロティック境界の間のマイクロ
ティックの数を設定します。パラメータは pDelayCompensation[B] に依存しており , そのため独立し
てチャネルごとに設定しなければなりません。有効な値は , 0 ~ 240 T です。
MIOA[6:0] チャネル A マクロティック初期オフセット (pMacroInitialOffset[A])
公称マクロティック時間に基づいて , 静的スロット境界とその後の二次時間基準点のマクロティック
境界の間のマクロティックの数を設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値
は , 2 ~ 72 MT です。
MIOB[6:0] チャネル B マクロティック初期オフセット (pMacroInitialOffset[B])
公称マクロティック時間に基づいて , 静的スロット境界とその後の二次時間基準点のマクロティック
境界の間のマクロティックの数を設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値
は , 2 ~ 72 MT です。
September 26, 2014, DS07-16611-2
141
Data
Sheet
5.11. GTU 設定レジスタ 4 (GTUC4)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。NIT[13:0] と OCS[13:0] の設
定の詳細については , 「1.5.NIT スタートおよびオフセット補正スタートの設定」を参照してください。
bit
GTUC4 R
31
30
0
0
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
OCS13* OCS12* OCS11* OCS10* OCS9* OCS8* OCS7* OCS6* OCS5* OCS4* OCS3* OCS2* OCS1* OCS0*
0x00AC W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
NIT9*
NIT8*
NIT7*
NIT6*
NIT5*
NIT4*
NIT3*
NIT2*
NIT1*
NIT0*
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
R
NIT13* NIT12* NIT11* NIT10*
W
リセット
0
0
0
0
0
0
NIT[13:0]
ネットワークアイドル時間スタート (gMacroPerCycle - gdNIT - 1)
サイクルの始めからマクロティック数で表される通信サイクルの終わりに , ネットワークアイドル時
間 NIT のスタートポイントを設定します。NIT のスタートは ,
Macrotick = gMacroPerCycle - gdNIT -1 およびマクロティックの増分パルスが設定される場合に認識
されます。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 7 ~ 15997 MT です。
OCS[13:0] オフセット補正スタート (gOffsetCorrectionStart - 1)
サイクルのスタートから数えて , NIT フェーズの中でオフセット補正のスタートを決定します。クラ
スタの全ノードで同一にしてください。E-Ray 実装のみで構成されているクラスタの場合は , OCS =
NIT + 1 に設定するだけで十分です。有効な値は , 8 ~ 15998 MT です。
5.12. GTU 設定レジスタ 5 (GTUC5)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
31
GTUC5 R
0x00B0 W
リセット
bit
R
W
リセット
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
0
0
0
DEC7* DEC6* DEC5* DEC4* DEC3* DEC2* DEC1* DEC0*
20
19
18
17
16
CDD4* CDD3* CDD2* CDD1* CDD0*
0
0
0
0
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
DCB7* DCB6* DCB5* DCB4* DCB3* DCB2* DCB1* DCB0* DCA7* DCA6* DCA5* DCA4* DCA3* DCA2* DCA1* DCA0*
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
DCA[7:0]
チャネル A 遅延補正 (pDelayCompensation[A])
指定されたチャネルでの受信遅延の補正に使用されます。これは , 0.0125 ~ 0.05s の範囲で , マイク
ロティックの cPropagationDelayMax まで想定される伝播遅延を扱います。実際には , すべての同期
ノードの伝播遅延の最小値を適用してください。
有効な値は 0 ~ 200 T です。
DCB[7:0]
チャネル B 遅延補正 (pDelayCompensation[B])
指定されたチャネルでの受信遅延の補正に使用されます。これは , 0.0125 ~ 0.05s の範囲で , マイク
ロティックの cPropagationDelayMax まで想定される伝播遅延を扱います。実際には , すべての同期
ノードの伝播遅延の最小値を適用してください。
有効な値は 0 ~ 200 T です。
CDD[4:0]
クラスタドリフトダンピング (pClusterDriftDamping)
丸め込みエラーの累積を最小限にするために , クロック同期に使用されるクラスタドラフトダンピン
グ値を設定します。有効な値は , 0 ~ 20 T です。
DEC[7:0]
デコーディング補正 (pDecodingCorrection)
一次時間基準点を決定するために使用されるデコーディング補正値を設定します。有効な値は , 14 ~
143 T です。
142
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
5.13. GTU 設定レジスタ 6 (GTUC6)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
GTUC6 R
31
30
29
28
27
26
0
0
0
0
0
MOD
10*
0x00B4 W
リセット
bit
R
24
23
22
21
20
19
18
17
16
MOD9* MOD8* MOD7* MOD6* MOD5* MOD4* MOD3* MOD2* MOD1* MOD0*
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
ASR10* ASR9* ASR8* ASR7* ASR6* ASR5* ASR4* ASR3* ASR2* ASR1* ASR0*
W
リセット
25
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
ASR[10:0] 受付けられるスタートアップ範囲 (pdAcceptedStartupRange)
統合中にスタートアップフレームの測定偏差の拡張範囲を構成するマイクロティック数です。
有効な値は 0 ~ 1875 T です。
MOD[10:0] 最大発振ドリフト (pdMaxDrift)
1 通信サイクル上の非同期クロックで動作する 2 つのノード間の最大ドリフトオフセットを T で設定
します。
有効な値は 2 ~ 1923 T です。
5.14. GTU 設定レジスタ 7 (GTUC7)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
GTUC7 R
31
30
29
28
27
26
0
0
0
0
0
0
0x00B8 W
リセット
bit
R
24
23
22
21
20
19
18
17
16
NSS9*
NSS8*
NSS7*
NSS6*
NSS5*
NSS4*
NSS3*
NSS2*
NSS1*
NSS0*
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
SSL9*
SSL8*
SSL7*
SSL6*
SSL5*
SSL4*
SSL3*
SSL2*
SSL1*
SSL0*
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
W
リセット
25
0
0
0
0
0
0
SSL[9:0]
静的スロット長 (gdStaticSlot)
静的スロットの継続時間をマクロティック単位で設定します。静的スロット長は , クラスタの全ノー
ドで同一にしてください。有効な値は , 4 ~ 659 MT です。
NSS[9:0]
静的スロット数 (gNumberOfStaticSlots)
1 サイクル内の静的スロットの数を設定します。FlexRay ネットワークをスタートアップするために ,
少なくとも 2 つのコールドスタートを設定してください。静的スロット数は , クラスタの全ノードで
同一にしてください。有効な値は , 2 ~ 1023 です。
September 26, 2014, DS07-16611-2
143
Data
Sheet
5.15. GTU 設定レジスタ 8 (GTUC8)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
GTUC8 R
31
30
29
28
27
26
0
0
0
NMS
12*
NMS
11*
NMS
10*
0x00BC W
リセット
bit
R
25
24
23
22
20
19
18
17
16
NMS9* NMS8* NMS7* NMS6* NMS5* NMS4* NMS3* NMS2* NMS1* NMS0*
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
MSL5* MSL4* MSL3* MSL2* MSL1* MSL0*
W
リセット
21
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
MSL[5:0]
ミニスロット長 (gdMinislot)
ミニスロットの継続時間をマクロティック単位で設定します。ミニスロット長は , クラスタの全ノー
ドで同一にしてください。有効な値は , 2 ~ 63 MT です。
NMS[12:0] ミニスロット数 (gNumberOfMinislots)
1 サイクルの動的セグメント内のミニスロット数を設定します。ミニスロット数は , クラスタの全
ノードで同一にしてください。有効な値は , 0 ~ 7986 です。
5.16. GTU 設定レジスタ 9 (GTUC9)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
GTUC9 R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0x00C0 W
リセット
bit
R
16
DSI1*
DSI0*
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
W
リセット
17
0
0
0
MAPO4 MAPO3 MAPO2 MAPO1 MAPO0
*
*
*
*
*
0
0
0
0
1
APO5* APO4* APO3* APO2* APO1* APO0*
0
0
0
0
0
0
0
1
APO[5:0]
アクションポイントオフセット (gdActionPointOffset)
静的スロットとシンボルウィンドウ内のアクションポイントオフセットをマクロティック単位で設定
します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 1 ~ 63 MT です。
MAPO[4:0] ミニスロットアクションポイントオフセット (gdMinislotActionPointOffset)
動的セグメントのミニスロット内のアクションポイントオフセットをマクロティック単位で設定しま
す。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 1 ~ 31 MT です。
DSI[1:0]
動的スロットアイドルフェーズ (gdDynamicSlotIdlePhase)
動的スロットアイドルフェーズの継続時間は , アイドル検出時間以上にしてください。クラスタの全
ノードで同一にしてください。有効な値は , 0 ~ 2 ミニスロットです。
144
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
5.17. GTU 設定レジスタ 10 (GTUC10)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
GTUC1 R
0
31
30
29
28
27
26
0
0
0
0
0
MRC
10*
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
MRC9* MRC8* MRC7* MRC6* MRC5* MRC4* MRC3* MRC2* MRC1* MRC0*
0x00C4 W
リセット
bit
R
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
MOC
13*
MOC
12*
MOC
11*
MOC
10*
0
0
0
0
W
リセット
0
0
MOC9* MOC8* MOC7* MOC6* MOC5* MOC4* MOC3* MOC2* MOC1* MOC0*
0
0
0
0
0
0
0
1
0
1
MOC[13:0] 最大オフセット補正 (pOffsetCorrectionOut)
内部クロック同期アルゴリズムにより適用される最大許容オフセット補正値を保持します ( 絶対値 )。
CC は , 内部オフセット補正値のみを最大オフセット補正値と照合します。
有効な値は , 5 ~ 15266 T
です。
MRC[10:0] 最大レート補正 (pRateCorrectionOut)
内部クロック同期アルゴリズムにより適用される最大許容レート補正値を保持します。CC は , 内部
レート補正値のみを最大レート補正値 ( 絶対値 ) と照合します。有効な値は , 2 ~ 1923 T です。
5.18. GTU 設定レジスタ 11 (GTUC11)
bit
GTUC1 R
1
31
30
29
28
27
0
0
0
0
0
26
25
24
23
22
21
20
19
0
0
0
0
0
ERC2* ERC1* ERC0*
18
17
16
EOC2* EOC1* EOC0*
0x00C8 W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
R
ERCC1 ERCC0
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
EOCC1 EOCC0
0
0
0
0
0
0
0
0
EOCC[1:0] 外部オフセット補正制御 (vExternOffsetControl)
下記に示すように , EOCC[1:0] に書込みことにより , 外部オフセット補正が有効になります。NIT の外
でのみ変更してください。
00, 01 = 外部オフセット補正なし
10 = 計算されたオフセット補正値から外部オフセット補正値を減算する
11 = 計算されたオフセット補正値に外部オフセット補正値を加算する
ERCC[1:0] 外部レート補正制御 (vExternRateControl)
下記に示すように , ERCC[1:0] に書込むことにより , 外部レート補正が有効になります。NIT の外での
み変更してください。
00, 01 = 外部レート補正なし
10 = 計算されたレート補正値から外部レート補正値を減算する
11 = 計算されたレート補正値に外部レート補正値を加算する
EOC[2:0]
外部オフセット補正 (pExternOffsetCorrection)
内部クロック同期アルゴリズムにより適用される外部オフセット補正値をマイクロティック単位で保
持します。値は , 計算されたオフセット補正値から減算 / 加算されます。値は NIT の間に適用されま
す。DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。有効な値は , 0 ~ 7 T です。
ERC[2:0]
外部レート補正 (pExternRateCorrection)
内部クロック同期アルゴリズムにより適用される外部レート補正値をマイクロティック単位で保持し
ます。値は , 計算されたレート補正値から減算 / 加算されます。値は NIT の間に適用されます。
DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。有効な値は , 0 ~ 7 T です。
September 26, 2014, DS07-16611-2
145
Data
Sheet
6.CC ステータスレジスタ
8/16 ビット以上で記述されたステータス変数への 8/16 ビットアクセスの間 , 変数は , 両アクセス ( 非アトミックリードア
クセス ) 間で CC により更新されます。CC が CONFIG 状態から READY 状態に遷移するときに , すべての内部カウンタ
と CC ステータスフラグはリセットされます。
CC ステータスベクタ (CCSV)
6.1.
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
PSL5
PSL4
PSL3
PSL2
PSL1
PSL0
RCA4
RCA3
RCA2
RCA1
RCA0
WSV2
WSV1
WSV0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
CSI
CSAI
CSNI
0
0
SLM1
SLM0
HRQ
FSI
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
CCSV R
0x0100 W
R
POCS5 POCS4 POCS3 POCS2 POCS1 POCS0
W
リセット
POCS[5:0]
0
0
0
0
0
0
プロトコル動作制御ステータス
CC プロトコル動作制御の実際の動作状態を示します。
00 0000 =DEFAULT_CONFIG 状態
00 0001 =READY 状態
00 0010 =NORMAL_ACTIVE 状態
00 0011 =NORMAL_PASSIVE 状態
00 0100 =HALT 状態
00 0101 =MONITOR_MODE 状態
00 0110 ~ 00 1110 = 予約
00 1111 =CONFIG 状態
ウェイクアップパスにおける POC の実際の動作状態を示します。
01 0000 =WAKEUP_STANDBY 状態
01 0001 =WAKEUP_LISTEN 状態
01 0010 =WAKEUP_SEND 状態
01 0011 =WAKEUP_DETECT 状態
01 0100 ~ 01 1111 = 予約
スタートアップパスにおける POC の実際の動作状態を示します。
10 0000 =STARTUP_PREPARE 状態
10 0001 =COLDSTART_LISTEN 状態
10 0010 =COLDSTART_COLLISION_RESOLUTION 状態
10 0011 =COLDSTART_CONSISTENCY_CHECK 状態
10 0100 =COLDSTART_GAP 状態
10 0101 =COLDSTART_JOIN 状態
10 0110 =INTEGRATION_COLDSTART_CHECK 状態
10 0111 =INTEGRATION_LISTEN 状態
10 1000 =INTEGRATION_CONSISTENCY_CHECK 状態
10 1001 =INITIALIZE_SCHEDULE 状態
10 1010 =ABORT_STARTUP 状態
10 1011 ~ 11 1111 = 予約
フリーズステータスインジケータ (vPOC!Freeze)
CHI コマンド FREEZE または直ちに POC を停止する必要があるエラー条件により , POC が HALT 状
態に入ったことを示します。CHI コマンド RESET_STATUS_INDICATORS または HALT から
DEFAULT_CONFIG 状態への遷移によりリセットされます。
HRQ
停止要求 (vPOC!CHIHaltRequest)
通信サイクルの終了時に POC を停止するようにホストから要求が受信されたことを示します。CHI
コマンド RESET_STATUS_INDICATORS または HALT から DEFAULT_CONFIG 状態への遷移により ,
あるいは READY 状態に入ったときにリセットされます。
FSI
146
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
SLM[1:0]
スロットモード (vPOC!SlotMode)
実際の POC のスロットモードを示します。デフォルトは SINGLE です。SUCC1.TSM に応じて , ALL
に変更します。NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE 状態の場合 , CHI コマンド
ALL_SLOTS により , スロットモードが SINGLE から ALL_PENDING を経て ALL に変更されます。
NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE 状態以外の場合 , CHI コマンド
RESET_STATUS_INDICATORS により , SUCC1.TSM に定義された値にリセットされます。
00 =SINGLE
01 = 予約
10 =ALL_PENDING
11 =ALL
CSNI
コールドスタートノイズインジケータ (vPOC!ColdstartNoise)
ノイズが多い条件下で発生するコールドスタート手順を示します。CHI コマンド
RESET_STATUS_INDICATORS または HALT から DEFAULT_CONFIG 状態への遷移あるいは READY
から STARTUP 状態への遷移によりリセットされます。
CSAI
コールドスタート中止インジケータ
コールドスタートが中止されたことを示します。CHI コマンド RESET_STATUS_INDICATORS また
は HALT から DEFAULT_CONFIG 状態への遷移あるいは READY から STARTUP 状態への遷移により
リセットされます。
CSI
コールドスタート禁止 (vColdStartInhibit)
ノードがコールドスタートを禁止されることを示します。POC が READY 状態に入ると , フラグが常
に設定されます。このフラグは , CHI コマンド ALLOW_COLDSTART (SUCC1.CMD[3:0] = "1001") に
より , ホストの制御によりリセットする必要があります。
1 = ノードのコールドスタート禁止
0 = ノードのコールドスタート許可
WSV[2:0] ウェイクアップステータス (vPOC!WakeupStatus)
現在のウェイクアップ試行のステータスを示します。CHI コマンド RESET_STATUS_INDICATORS
または HALT から DEFAULT_CONFIG 状態への遷移あるいは READY から STARTUP 状態への遷移に
よりリセットされます。
000 =UNDEFINED。CONFIG ステート以降にウェイクアップが試行されていない。
001 =RECEIVED_HEADER。WAKEUP_LISTEN 状態において , いずれかのチャネル上でコーディン
グ違反なしでフレームヘッダを受信したことにより , CC がウェイクアップを終了したときに設定さ
れます。
010 =RECEIVED_WUP。WAKEUP_LISTEN 状態において , 設定されたウェイクアップチャネル上で
有効なウェイクアップパターンを受信したことにより , CC がウェイクアップを終了したときに設定
されます。
011 =COLLISION_HEADER。ウェイクアップパターンの送信中に , いずれかのチャネル上で有効な
ヘッダを受信したことにより衝突が検出されたために , CC がウェイクアップを停止したときに設定
されます。
100 =COLLISION_WUP。ウェイクアップパターンの送信中に , 設定されたウェイクアップチャネル
上で有効なウェイクアップパターンを受信したことにより衝突が検出されたために , CC がウェイク
アップを停止したときに設定されます。
101 =COLLISION_UNKNOWN。有効なウェイクアップパターンまたは有効なフレームヘッダを受信
せずにウェイクアップタイマが満了した後 , WAKEUP_DETECT 状態から変移することにより CC が
ウェイクアップを停止したときに設定されます。
110 =TRANSMITTED。CC が , ウェイクアップパターンの送信を正常に完了したときに設定されま
す。
111 = 予約
RCA[4:0]
残りのコールドスタート試行回数 (vRemainingColdstartAttempts)
残りのコールドスタート試行回数を示します。コールドスタート試行の最大回数は ,
SUCC1.CSA[4:0] で設定されます。
PSL[5:0]
POC ステータスログ
HALT 状態に入る直前の POCS[5:0] のステータスを示します。HALT 状態に入ると設定されます。
HALT 状態にあるときに FREEZE コマンドが適用されると HALT に設定されます。HALT 状態から遷
移すると "00 0000" にリセットされます。
CHI コマンド RESET_STATUS_INDICATORS (SUCC1.CMD[3:0] = 1010) は , フラグ FSI, HRQ, CSNI,
CSAI, スロットモード SLM[1:0], およびウェイクアップステータス WSV[2:0] をリセットします。
September 26, 2014, DS07-16611-2
147
Data
6.2.
Sheet
CC エラーベクタ (CCEV)
bit
CCEV R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
PTAC4
PTAC3
PTAC2
PTAC1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0x0104 W
リセット
bit
R
PTAC0 ERRM1 ERRM0
CCFC3 CCFC2 CCFC1 CCFC0
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
CHI コマンド RESET_STATUS_INDICATORS または HALT から DEFAULT_CONFIG 状態への遷移により , あるいは
READY 状態に入ったときにリセットされます。
CCFC[3:0] クロック補正失敗カウンタ (vClockCorrectionFailed)
クロック補正失敗カウンタは , 損失オフセット補正エラーまたは損失レート補正エラーのいずれかが
アクティブな場合 , 奇数の通信サイクルの終了時に 1 つ増加されます。クロック補正失敗カウンタは ,
オフセット補正失敗またはレート補正失敗のいずれかがアクティブな場合 , 奇数の通信サイクルの終
了時に "0" にリセットされます。クロック補正失敗カウンタは 15 で停止します。
ERRM[1:0] エラーモード (vPOC!ErrorMode)
実際の POC のエラーモードを示します。
00 =ACTIVE ( 緑 )
01 =PASSIVE ( 黄 )
10 =COMM_HALT ( 赤 )
11 = 予約
PTAC[4:0] パッシブからアクティブへの遷移カウント (vAllowPassiveToActive)
ノードが NORMAL_PASSIVE 状態から NORMAL_ACTIVE 状態への変移を待機している間に , 有効な
レート補正時間とオフセット補正時間で渡された連続した偶数 / 奇数のサイクルペアの数を示します。
変移
は , PTAC[4:0] が SUCC1.PTA[4:0] -1 と等しいときに行なわれます。
6.3.
スロットカウンタ値 (SCV)
bit
SCV
R
31
30
29
28
27
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
SCCB10 SCCB9 SCCB8 SCCB7 SCCB6 SCCB5 SCCB4 SCCB3 SCCB2 SCCB1 SCCB0
0x0110 W
リセット
bit
R
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
SCCA10 SCCA9 SCCA8 SCCA7 SCCA6 SCCA5 SCCA4 SCCA3 SCCA2 SCCA1 SCCA0
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
SCCA[10:0] チャネル A スロットカウンタ (vSlotCounter[A])
チャネル A 上の現在のスロットカウンタ値を示します。この値は , CC により増加され , 通信サイクル
の始めにリセットされます。有効な値は , 0 ~ 2047 です。
SCCB[10:0] チャネル B スロットカウンタ (vSlotCounter[B])
チャネル B 上の現在のスロットカウンタ値を示します。この値は , CC により増加され , 通信サイクル
の始めにリセットされます。有効な値は , 0 ~ 2047 です。
148
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
6.4.
Sheet
マクロティックおよびサイクルカウンタ値 (MTCCV)
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
CCV5
CCV4
CCV3
CCV2
CCV1
CCV0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
MTV8
MTV7
MTV6
MTV5
MTV4
MTV3
MTV2
MTV1
MTV0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
MTCC R
V
0x0114 W
R
MTV13 MTV12 MTV11 MTV10 MTV9
W
リセット
0
0
0
0
0
MTV[13:0] マクロティック値 (vMacrotick)
現在のマクロティック値を示します。この値は , CC により増加され , 通信サイクルの始めにリセット
されます。有効な値は , 0 ~ 16000 です。
CCV[5:0]
サイクルカウンタ値 (vCycleCounter)
現在のサイクルカウンタ値を示します。この値は , 通信サイクルの始めに CC により増加されます。
有効な値は , 0 ~ 63 です。
6.5.
レート補正値 (RCV)
bit
RCV
R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
0
0
0
0
0
0
0
0
0x0118 W
リセット
bit
R
RCV11 RCV10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
RCV9
RCV8
RCV7
RCV6
RCV5
RCV4
RCV3
RCV2
RCV1
RCV0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
W
リセット
0
0
RCV[11:0] レート補正値 (vRateCorrection)
レート補正値 (2 の補数 ) を示します。制限される前の , 計算された内部レート補正値です。RCV 値が
GTUC10.MRC[10:0] で定義された制限値を超えると , フラグ SFS.RCLR が "1" に設定されます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
149
Data
6.6.
Sheet
オフセット補正値 (OCV)
bit
OCV R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
18
17
16
OCV18 OCV17 OCV16
0x011C W
リセット
bit
R
OCV15 OCV14 OCV13 OCV12 OCV11 OCV10
0
0
0
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
OCV9
OCV8
OCV7
OCV6
OCV5
OCV4
OCV3
OCV2
OCV1
OCV0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
W
リセット
0
0
0
0
0
0
OCV[18:0] オフセット補正値 (vOffsetCorrection)
オフセット補正値 (2 の補数 ) を示します。制限される前の , 計算された内部オフセット補正値です。
OCV 値が GTUC10.MOC[13:0] で定義された制限値を超えると , フラグ SFS.OCLR が "1" に設定され
ます。
外部レート / オフセット補正値が制限されたレート / オフセット補正値に加算されます。
6.7.
同期フレームステータス (SFS)
1 通信サイクルで有効な同期フレームの最大数は 15 です。
bit
SFS
R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
RCLR
MRCS
OCLR
MOCS
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0x0120 W
リセット
bit
R
VSBO3 VSBO2 VSBO1 VSBO0 VSBE3 VSBE2 VSBE1 VSBE0 VSAO3 VSAO2 VSAO1 VSAO0 VSAE3 VSAE2 VSAE1 VSAE0
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
VSAE[3:0] チャネル A 有効な同期フレーム , 偶数の通信サイクル (vSyncFramesEvenA)
偶数の通信サイクルでチャネル A 上で受信される有効な同期フレームの数を保持します。同期フレー
ムの送信が SUCC1.TXSY により許可されている場合 , 値は 1 づつ増加されます。この値は , 偶数の通
信サイクルごとの NIT の間に更新されます。
VSAO[3:0] チャネル A 有効な同期フレーム , 奇数の通信サイクル (vSyncFramesOddA)
奇数の通信サイクルでチャネル A 上で受信される有効な同期フレームの数を保持します。同期フレー
ムの送信が SUCC1.TXSY により許可されている場合 , 値は 1 づつ増加されます。この値は , 奇数の通
信サイクルごとの NIT の間に更新されます。
VSBE[3:0] チャネル B 有効な同期フレーム , 偶数の通信サイクル (vSyncFramesEvenB)
偶数の通信サイクルでチャネル B 上で受信される有効な同期フレームの数を保持します。同期フレー
ムの送信が SUCC1.TXSY により許可されている場合 , 値は 1 づつ増加されます。この値は , 偶数の通
信サイクルごとの NIT の間に更新されます。
VSBO[3:0] チャネル B 有効な同期フレーム , 奇数の通信サイクル (vSyncFramesOddB)
奇数の通信サイクルでチャネル B 上で受信される有効な同期フレームの数を保持します。同期フレー
ムの送信が SUCC1.TXSY により許可されている場合 , 値は 1 づつ増加されます。この値は , 奇数の通
信サイクルごとの NIT の間に更新されます。
上記のビットフィールドは , それぞれのチャネルが SUCC1.CCHA または SUCC1.CCHB により CC
に割当てられている場合にのみ有効です。
MOCS
損失オフセット補正信号
ホストへの損失オフセット補正フラグ信号を示します。これは , 同期フレームが受信されなかったた
め , オフセット補正計算が行なわれないことを示します。フラグは , オフセット補正フェーズの始め
に CC により更新されます。
1 = 損失オフセット補正信号
0 = オフセット補正信号が有効
150
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
オフセット補正制限到達
ホストへのオフセット補正制限到達フラグ信号を示します。これは , オフセット補正値が
GTUC10.MOC[13:0] で定義された制限を超えたことを示します。フラグは , オフセット補正フェーズ
の始めに CC により更新されます。
1 = オフセット補正制限に達した
0 = オフセット補正制限に達していない
MRCS
損失レート補正信号
ホストへの損失レート補正フラグ信号を示します。これは , ペアの偶数 / 奇数の同期フレームが受信
されなかったため , レート補正計算が行なわれないことを示します。フラグは , オフセット補正
フェーズの始めに CC により更新されます。
1 = 損失レート補正信号
0 = レート補正信号が有効
RCLR
レート補正制限到達
ホストへのレート補正制限到達フラグ信号を示します。これは , レート補正値が GTUC10.MRC[10:0]
で定義された制限を超えたことを示します。フラグは , オフセット補正フェーズの始めに CC により
更新されます。
1 = レート補正制限に達した
0 = レート補正制限に達していない
OCLR
6.8.
シンボルウィンドウおよび NIT ステータス (SWNIT)
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
SBNB
SENB
SBNA
SENA
MTSB
MTSA
TCSB
SBSB
SESB
TCSA
SBSA
SESA
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
SWNIT R
0x0124 W
R
W
リセット
シンボルウィンドウ関連のステータス情報です。各チャネルのシンボルウィンドウの終了時に CC により更新されます。
スタートアップ中は , ステータスデータは更新されません。
チャネル A シンボルウィンドウの構文エラー (vSS!SyntaxErrorA)
1 = シンボルウィンドウ中にチャネル A 上で構文エラーが検出された
0 = 構文エラーが検出されていない
SBSA
チャネル A シンボルウィンドウのスロット境界違反 (vSS!BViolationA)
1 = シンボルウィンドウ中にチャネル A 上でスロット境界違反が検出された
0 = スロット境界違反が検出されていない
TCSA
チャネル A シンボルウィンドウの送信競合 (vSS!TxConflictA)
1 = シンボルウィンドウ中にチャネル A 上で送信競合が検出された
0 = 送信競合が検出されていない
SESB
チャネル B シンボルウィンドウの構文エラー (vSS!SyntaxErrorB)
1 = シンボルウィンドウ中にチャネル B 上で構文エラーが検出された
0 = 構文エラーが検出されていない
SBSB
チャネル B シンボルウィンドウのスロット境界違反 (vSS!BViolationB)
1 = シンボルウィンドウ中にチャネル B 上でスロット境界違反が検出された
0 = スロット境界違反が検出されていない
TCSB
チャネル B シンボルウィンドウの送信競合 (vSS!TxConflictB)
1 = シンボルウィンドウ中にチャネル B 上で送信競合が検出された
0 = 送信競合が検出されていない
SESA
September 26, 2014, DS07-16611-2
151
Data
Sheet
チャネル A 上の MTS 受信 (vSS!ValidMTSA)
最後のシンボルウィンドウ中にチャネル A 上で受信されたメディアアクセステストシンボルを示しま
す。各チャネルのシンボルウィンドウの終了時に CC により更新されます。このビットが "1" に設定
されると , 割込みフラグ SIR.MTSA も "1" に設定されます。
1 = チャネル A で MTS シンボルが受信された
0 = チャネル A で MTS シンボルが受信されていない
MTSB
チャネル B 上の MTS 受信 (vSS!ValidMTSB)
最後のシンボルウィンドウ中にチャネル B 上で受信されたメディアアクセステストシンボルを示しま
す。各チャネルのシンボルウィンドウの終了時に CC により更新されます。このビットが "1" に設定
されると , 割込みフラグ SIR.MTSB も "1" に設定されます。
1 = チャネル B で MTS シンボルが受信された
0 = チャネル B で MTS シンボルが受信されていない
NIT 関連のステータス情報です。各チャネルの NIT の終了時に CC により更新されます。
SENA
チャネル A NIT 中の構文エラー (vSS!SyntaxErrorA)
1 =NIT 中にチャネル A 上で構文エラーが検出された
0 = 構文エラーが検出されていない
SBNA
チャネル A NIT 中のスロット境界違反 (vSS!BViolationA)
1 =NIT 中にチャネル A 上でスロット境界違反が検出された
0 = スロット境界違反が検出されていない
SENB
チャネル B NIT 中の構文エラー (vSS!SyntaxErrorB)
1 =NIT 中にチャネル B 上で構文エラーが検出された
0 = 構文エラーが検出されていない
SBNB
チャネル B NIT 中のスロット境界違反 (vSS!BViolationB)
1 =NIT 中にチャネル B 上でスロット境界違反が検出された
0 = スロット境界違反が検出されていない
MTSA
6.9.
集合チャネルステータス (ACS)
集合チャネルステータスは , 送信に割当てられているかまたは受信を予約されているかどうかに関わらず , すべての通信
スロットのチャネルアクティビティで生じたステータスをホストに提供します。集合チャネルステータスは , シンボル
ウィンドウおよびネットワークアイドル時間のステータスデータも含みます。ステータスデータは , 各スロットの後に
更新 ( 設定 ) され , ホストによってリセットされるまで集められます。スタートアップ中は , ステータスデータは更新さ
れません。フラグは , 対応するビット位置に "1" を書込むとクリアされます。"0" を書き込んでも , フラグに影響しませ
ん。ハードリセットによって , レジスタもクリアされます。
bit
ACS
R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
SBVA
CIA
CEDA
SEDA
VFRA
0
0
0
0
0
0x0128 W
リセット
bit
R
W
リセット
0
0
0
SBVB
CIB
CEDB
SEDB
VFRB
0
0
0
0
0
0
0
0
チャネル A 上の有効フレーム受信 (vSS!ValidFrameA)
1 つ以上の有効フレームが , 観測期間中に静的または動的スロット内のチャネル A 上で受信されたこ
とを示します。
1 = チャネル A で有効フレームが受信された
0 = 有効フレームが受信されていない
SEDA
チャネル A の構文エラー検出 (vSS!SyntaxErrorA)
静的または動的スロット , シンボルウィンドウ , および NIT 内の 1 つ以上の構文エラーが , チャネル A
上で観測されたことを示します。
1 = チャネル A で構文エラーが観測された
0 = 構文エラーが観測されていない
VFRA
152
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
チャネル A のコンテンツエラー検出 (vSS!ContentErrorA)
コンテンツエラーを有する 1 つ以上のフレームが , 観測期間中に静的または動的スロット内のチャネ
ル A 上で受信されたことを示します。
1 = チャネル A でコンテンツエラーを有するフレームが受信された
0 = コンテンツエラーを有するフレームが受信されていない
CIA
チャネル A 通信インジケータ
1 つ以上のフレームが , 観測期間中に , 追加の通信も含んでいたスロット内のチャネル A 上で受信され
たことを示します。つまり ,1 つ以上のスロットが有効なフレームを受信し , 構文エラー , コンテンツ
エラー , スロット境界違反のいずれかの組合わせがあったことを示します。
1 = 追加の通信を含んだスロット内のチャネル A で有効フレームが受信された
0 = 追加の通信を含んだスロットで有効フレームが受信されていない
SBVA
チャネル A のスロット境界違反 (vSS!BViolationA)
1 つ以上のスロット境界違反が , 観測期間 ( 静的または動的スロット , シンボルウィンドウ , および
NIT) 中のいずれかの時間にチャネル A 上で観測されたことを示します。
1 = チャネル A でスロット境界違反が観測された
0 = スロット境界違反が観測されていない
VFRB
チャネル B 上の有効フレーム受信 (vSS!ValidFrameB)
1 つ以上の有効フレームが , 観測期間中に静的または動的スロット内のチャネル B 上で受信されたこ
とを示します。ホストの制御によりリセットされます。
1 = チャネル B で有効フレームが受信された
0 = 有効フレームが受信されていない
SEDB
チャネル B の構文エラー検出 (vSS!SyntaxErrorB)
静的または動的スロット , シンボルウィンドウ , および NIT 内の 1 つ以上の構文エラーが , チャネル B
上で観測されたことを示します。
1 = チャネル B で構文エラーが観測された
0 = 構文エラーが観測されていない
CEDB
チャネル B のコンテンツエラー検出 (vSS!ContentErrorB)
コンテンツエラーを有する 1 つ以上のフレームが , 観測期間中に静的または動的スロット内のチャネ
ル B 上で受信されたことを示します。
1 = チャネル B でコンテンツエラーを有するフレームが受信された
0 = コンテンツエラーを有するフレームが受信されていない
CIB
チャネル B 通信インジケータ
1 つ以上のフレームが , 観測期間中に , 追加の通信も含んでいたスロット内のチャネル B 上で受信され
たことを示します。つまり , 1 つ以上のスロットが有効なフレームを受信し , 構文エラー , コンテンツ
エラー , スロット境界違反のいずれかの組合わせがあったことを示します。
1 = 追加の通信を含んだスロット内のチャネル B で有効フレームが受信された
0 = 追加の通信を含んだスロットで有効フレームが受信されていない
SBVB
チャネル B のスロット境界違反 (vSS!BViolationB)
1 つ以上のスロット境界違反が , 観測期間 ( 静的または動的スロット , シンボルウィンドウ , および
NIT) 中のいずれかの時間にチャネル B 上で観測されたことを示します。
1 = チャネル B でスロット境界違反が観測された
0 = スロット境界違反が観測されていない
1 つのシングルフレームのみがあり , フレームチャネルアイドル認識フェーズ中にスロットの終わり
にあるスロット境界に達した場合 , フラグ CIA および CIB の設定条件も満たされます。
フラグ SEDB, CEDB, CIB, SBVB のいずれか 1 つが ‘0‘ から ‘1‘ に変化すると , 割込みフラグ EIR.EDB
が "1" に設定されます。フラグ SEDA, CEDA, CIA, SBVA のいずれか 1 つが ‘0‘ から ‘1‘ に変化すると ,
割込みフラグ EIR.EDA が "1" に設定されます。
CEDA
September 26, 2014, DS07-16611-2
153
Data
Sheet
6.10. 偶数同期 ID [1 ~ 15] (ESIDn)
レジスタ ESID1 ~ ESID15 は , 偶数通信サイクル内で受信された同期フレームのフレーム ID を昇順で保持します。レジ
スタ ESID1 は , 受信された最も小さい同期フレーム ID を保持します。ノードが自分で偶数通信サイクル内の同期フレー
ムを送信する場合 , レジスタ ESID1 は , メッセージバッファ 0 に設定されているように , 各同期フレーム ID を保持しま
す。この値は , 偶数の通信サイクルごとの NIT の間に更新されます。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
RXEB
RXEA
0
0
0
0
EID9
EID8
EID7
EID6
EID5
EID4
EID3
EID2
EID1
EID0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
ESIDn R
0x0130
~ W
0x0168
R
W
リセット
EID[9:0]
偶数同期 ID (vsSyncIDListA,B even)
偶数通信サイクルの同期フレーム ID を示します。
RXEA
チャネル A の偶数同期 ID
格納された偶数同期 ID に対応する同期フレームが , チャネル A で受信されたことを示します。
1 = チャネル A で同期フレームが受信された
0 = チャネル A で同期フレームが受信されていない
RXEB
チャネル B の偶数同期 ID
格納された偶数同期 ID に対応する同期フレームが , チャネル B で受信されたことを示します。
1 = チャネル B で同期フレームが受信された
0 = チャネル B で同期フレームが受信されていない
6.11. 奇数同期 ID [1 ~ 15] (OSIDn)
レジスタ OSID1 ~ OSID15 は , 奇数通信サイクル内で受信された同期フレームのフレーム ID を昇順で保持します。レジ
スタ OSID1 は , 受信された最も小さい同期フレーム ID を保持します。ノードが自分で奇数通信サイクル内の同期フレー
ムを送信する場合 , レジスタ OSID1 は , メッセージバッファ 0 に設定されているように , 各同期フレーム ID を保持しま
す。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
RXOB
RXOA
0
0
0
0
OID9
OID8
OID7
OID6
OID5
OID4
OID3
OID2
OID1
OID0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
OSIDn R
0x0170
~ W
0x01A8
R
W
リセット
OID[9:0]
奇数同期 ID (vsSyncIDListA,B odd)
奇数通信サイクルの同期フレーム ID を示します。
RXOA
チャネル A の奇数同期 ID
格納された奇数同期 ID に対応する同期フレームが , チャネル A で受信されたことを示します。
1 = チャネル A で同期フレームが受信された
0 = チャネル A で同期フレームが受信されていない
RXOB
チャネル B の奇数同期 ID
格納された奇数同期 ID に対応する同期フレームが , チャネル B で受信されたことを示します。
1 = チャネル B で同期フレームが受信された
0 = チャネル B で同期フレームが受信されていない
154
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
6.12. ネットワークマネジメントベクタ [1 ~ 3] (NMVn)
3 つのネットワークマネジメントレジスタは , 発生した NM ベクタ (0 ~ 12 バイトに設定可能 ) を保持します。発生した
NM ベクタは , 各チャネルで受信された各 NM ベクタ (PPI = "1" に設定された有効な静的フレーム ) のビット単位の OR 演
算によって , CC により生成されます (「6. ネットワーク管理」を参照 )。
CC は , NORMAL_ACTIVE 状態または NORMAL_PASSIVE 状態のいずれかである間は , 各通信サイクルの終わりに NM
ベクタを更新します。
設定された NM ベクタ長を超える NMVn バイトは無効です。
bit
NMVn R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
NM31
NM30
NM29
NM28
NM27
NM26
NM25
NM24
NM23
NM22
NM21
NM20
NM19
NM18
NM17
NM16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0x01B0
~ W
0x01B8
リセット
bit
R
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
NM15
NM14
NM13
NM12
NM11
NM10
NM9
NM8
NM7
NM6
NM5
NM4
NM3
NM2
NM1
NM0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
W
リセット
以下の 表 は , ネットワークマネジメントベクタに対する受信ペイロードのデータバイトの割当てを示しています。
ビット 3 3 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0
Word 1 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0
NMV1
Data3
Data2
Data1
Data0
NMV2
Data7
Data6
Data5
Data4
NMV3
Data11
Data10
Data9
Data8
ネットワークマネジメントベクタへのデータバイトの割当て
September 26, 2014, DS07-16611-2
155
Data
Sheet
7.メッセージバッファ制御レジスタ
7.1.
メッセージ RAM 設定 (MRC)
メッセージ RAM 設定レジスタは , 静的セグメント , 動的セグメント , および FIFO に割当てられるメッセージバッファの
数を定義します。このレジスタは , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態の間にのみ書込み可能です。
bit
MRC R
31
30
29
28
27
0
0
0
0
0
26
25
SPLM* SEC1*
0x0300 W
24
SEC0*
23
22
21
20
19
18
17
16
LCB7* LCB6* LCB5* LCB4* LCB3* LCB2* LCB1* LCB0*
リセット
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
FFB7*
FFB6*
FFB5*
FFB4*
FFB3*
FFB2*
FFB1*
FFB0*
0
0
0
0
0
0
0
0
R
W
リセット
FDB7* FDB6* FDB5* FDB4* FDB3* FDB2* FDB1* FDB0*
0
0
0
0
0
0
0
0
FDB[7:0]
先頭動的バッファ
0= メッセージバッファのグループが静的セグメント専用に設定されていない
1 ~ 127= 0 ~ FDB - 1 のメッセージバッファが静的セグメント用に予約されている
≧ 128= 動的メッセージバッファが設定されていない
FFB[7:0]
FIFO の先頭バッファ
0= すべてのメッセージバッファが FIFO に割当てられている
1 ~ 127= FFB ~ LCB のメッセージバッファが FIFO に割当てられている
≧ 128= メッセージバッファが FIFO に割当てられない
LCB[7:0]
最終設定バッファ
0 ~ 127= メッセージバッファの数が LCB + 1
≧ 128= メッセージバッファが設定されていない
SEC[1:0]
セキュアバッファ
CC が DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態の場合は評価されません。
00 =< FFB の場合 , メッセージバッファの再設定が可能
例外 : 同期フレーム送信またはシングルスロットモード動作用に設定されたノードの場合 , メッセー
ジバッファ 0 は ( および SPLM = "1" の場合はメッセージバッファ 1 も ) , 常にロックされる
01 =< FDB および ≧ FFB の場合 , メッセージバッファの再設定がロックされ ,
≧ FDB の場合 , 静的セグメントのメッセージバッファは送信不可
10 = すべてのメッセージバッファの再設定がロックされる
11 = すべてのメッセージバッファの再設定がロックされ ,
≧ FDB の場合 , 静的セグメントのメッセージバッファは送信不可
SPLM
同期フレームペイロードマルチプレックス
ノードが同期ノード (SUCC1.TXSY = "1") として設定されるかシングルスロットモード動作
(SUCC1.TSM = "1") 用に設定されている場合にのみ , このビットは評価されます。このビットが "1" に
設定されている場合 , メッセージバッファ 0 と 1 は , チャネル A と B 上で異なるペイロードデータを
有する同期フレーム送信専用となります。このビットが "0" に設定されている場合 , メッセージバッ
ファ 0 から両チャネル上で同じペイロードデータを有する同期フレームが送信されます。それに従っ
て , メッセージバッファ 0 とそれに対応するメッセージバッファ 1 のチャネルフィルタ設定を選択す
る必要があることに注意してください。
1 = メッセージバッファ 0 と 1 が両方とも , 再設定をロックされている
0 = メッセージバッファ 0 のみが再設定をロックされている
(注意事項)ノードが同期ノード (SUCC1.TXSY = "1") として設定されているか , シングルスロットモード動作
(SUCC1.TSM = "1") 用に設定されている場合 , メッセージバッファ 0 とそれに対応する メッセージバッファ
1 は , 同期フレームまたはシングルスロットフレーム用に予約され , ノード固有のキースロット ID で設定さ
れる必要があります。ノードが同期ノードとして設定されていない , またはシングルスロットモード動作用
に設定されていない場合 , メッセージバッファ 0 とそれに対応するメッセージバッファ 1 は , 他のすべての
メッセージバッファ同様に扱われます。
156
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
メッセージバッファ
0
Sheet
↓静的バッファ
メッセージバッファ
1
 FDB
↓静的 + 動的

バッファ
FIFO が設定される :FFB > FDB
↓ FIFO
 FFB
FIFO が設定されない :FFB ≧ 128
 LCB
LCB ≧ FDB, LCB ≧ FFB
メッセージバッファ
N-1
メッセージバッファ
N
プログラマは , FDB[7:0], FFB[7:0], および LCB[7:0] で定義された設定が有効であることを確認する必要があります。
CC は不正な設定をチェックしません。
ヘッダセクションの最大数は 128 です。これは , 最大 128 のメッセージバッファを設定できることを意味します。データ
セクションの最大長は 254 バイトです。データセクションの長さは , メッセージバッファごとに異なって設定できます。
詳細は , 「12. メッセージ RAM」を参照してください。
設定ペイロード長およびデータセクションの長さは , WRHS2.PLC[6:0] および WRHS3.DP[10:0] を介して FIFO に属して
いるすべてのメッセージバッファで同一に設定する必要があります。
CC が DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でない場合 , FIFO に属するメッセージバッファの再設定はロックさ
れます。
7.2.
FIFO 拒否フィルタ (FRF)
FIFO 拒否フィルタは , チャネル , フレーム ID, および受信フレームのサイクルカウントと比較されるユーザ指定のビット
のシーケンスを定義します。FIFO 拒否フィルタマスクと組合わせると , このレジスタは , メッセージが FIFO によって拒
否されるかどうかを決定します。FRF レジスタは , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態の間にのみ書込み可能
です。
bit
FRF
R
31
30
29
28
27
26
25
0
0
0
0
0
0
0
0x0304 W
24
23
RNF*
RSS*
22
21
20
19
18
17
16
CYF6* CYF5* CYF4* CYF3* CYF2* CYF1* CYF0*
リセット
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
FID10*
FID9*
FID8*
FID7*
FID6*
FID5*
FID4*
FID3*
FID2*
FID1*
FID0*
CH1*
CH0*
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
R
W
リセット
0
0
0
CH[1:0]
チャネルフィルタ
11 = 受信不可
10 = チャネル A でのみ受信
01 = チャネル B でのみ受信
00 = 両チャネルで受信
両チャネルでの受信が設定されている場合は , それが同一のフレームであっても , 静的セグメント内
で , 常に両フレームが ( チャネル A と B から ) FIFO に格納されます。
FID[10:0]
フレーム ID フィルタ
フレーム ID フィルタ値をゼロに設定すると , どのフレーム ID も拒否されません。
0 ~ 2047 = フレーム ID フィルタ値
CYF[6:0]
サイクルカウンタフィルタ
7 ビットのサイクルカウンタフィルタにより , フレーム ID とチャネル拒否フィルタが適用されるサイ
クルセットが決められます。CYF[6:0] で指定されたサイクルセットに属さないサイクルでは , すべて
のフレームが拒否されます。サイクルカウンタフィルタの設定の詳細については , 「7.2. サイクルカ
September 26, 2014, DS07-16611-2
157
Data
Sheet
ウンタフィルタリング」を参照してください。
静的セグメント内の拒否
このビットが設定されると , 動的セグメントに対してのみ FIFO が使用されます。
1 = 静的セグメント内のメッセージを拒否する
0 = 静的セグメントにも FIFO が使用される
RNF
Null フレーム拒否
このビットが設定されると , 受信された Null フレームは FIFO に格納されません。
1 = すべての Null フレームを拒否する
0 = フルフレームが FIFO に格納される
RSS
7.3.
FIFO 拒否フィルタマスク (FRFM)
FIFO 拒否フィルタマスクは , 対応するフレーム ID フィルタビットが拒否フィルタリングに当てはまるかどうか指定しま
す。このビットが設定されると , FRF レジスタ内の対応するビットは , 拒否フィルタリングに考慮されないことを示しま
す。FRFM レジスタは , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態の間にのみ書込み可能です。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
MFID
10*
MFID
9*
MFID
8*
MFID
7*
MFID
6*
MFID
5*
MFID
4*
MFID
3*
MFID
2*
MFID
1*
MFID
0*
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
FRFM R
0x0308 W
R
W
リセット
MFID[10:0] マスクフレーム ID フィルタ
1 = 対応するフレーム ID フィルタビットを無視する
0 = 対応するフレーム ID フィルタビットが拒否フィルタリングに使用される
7.4.
FIFO クリティカルレベル (FCL)
CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
CL7*
CL6*
CL5*
CL4*
CL3*
CL2*
CL1*
CL0*
1
0
0
0
0
0
0
0
FCL
R
0x030C W
R
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
CL[7:0]
クリティカルレベル
受信 FIFO フィルレベル FSR.RFFL[7:0] が , CL[7:0] で設定されたクリティカルレベル以上のときに ,
受信 FIFO クリティカルレベルフラグ FSR.RFCL が設定されます。CL[7:0] が値 > 128 に設定される
と , ビット FSR.RFCL は設定されません。FSR.RFCL が "0" から "1" に変化すると , ビット SIR.RFCL
が "1" に設定され , 有効な場合は , 割込みが発生します。
158
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
8.メッセージバッファステータスレジスタ
8.1.
メッセージハンドラステータス (MHDS)
bit
MHDS R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
MBU6
MBU5
MBU4
MBU3
MBU2
MBU1
MBU0
0
MBT6
MBT5
MBT4
MBT3
MBT2
MBT1
MBT0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
6
5
4
3
2
1
0
MFMB
FMBD
PTBF2
PTBF1
PMR
POBF
PIBF
0
0
0
0
0
0
0
0x0310 W
リセット
bit
R
15
14
13
12
11
10
9
8
7
0
FMB6
FMB5
FMB4
FMB3
FMB2
FMB1
FMB0
CRAM
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
1
フラグは , 対応するビット位置に "1" を書込むとクリアされます。"0" を書き込んでも , フラグに影響しません。ハード
リセットまたは CHI コマンド CLEAR_RAMS によって , レジスタもクリアされます。
入力バッファ RAM 1,2 パリティエラー
1 = 入力バッファ RAM 1,2 の読出し時にパリティエラーが発生した
0 = パリティエラーが発生していない
POBF
出力バッファ RAM 1,2 パリティエラー
1 = 出力バッファ RAM 1,2 の読出し時にパリティエラーが発生した
0 = パリティエラーが発生していない
PMR
メッセージ RAM パリティエラー
1 = メッセージ RAM の読出し時にパリティエラーが発生した
0 = パリティエラーが発生していない
PTBF1
過渡バッファ RAM A パリティエラー
1 = 過渡バッファ RAM A の読出し時にパリティエラーが発生した
0 = パリティエラーが発生していない
PTBF2
過渡バッファ RAM B パリティエラー
1 = 過渡バッファ RAM B の読出し時にパリティエラーが発生した
0 = パリティエラーが発生していない
フラグ PIBF, POBF, PMR, PTBF1, PTBF2 のうち 1 つが "0" から "1" に変化すると , EIR.PERR が "1"
に設定されます。
FMBD
不良メッセージバッファ検出
1 =FMB[6:0] によって参照されるメッセージバッファが , パリティエラーによる不良データを保持する
0 = 不良メッセージバッファなし
MFMB
複数の不良メッセージバッファ検出
1 = フラグ FMBD の設定中に , 別の不良メッセージバッファが検出された
0 = その他の不良メッセージバッファなし
CRAM
すべての内部 RAM クリア
CHI コマンド CLEAR_RAMS が実行中であることを示す信号です ( すべての内部 RAM ブロックの全
ビットに "0" が書き込まれている )。このビットは , ハードリセットまたは CHI コマンド
CLEAR_RAMS により設定されます。
1 =CHI コマンド CLEAR_RAMS が実行中
0 =CHI コマンド CLEAR_RAMS が実行されていない
FMB[6:0]
不良メッセージバッファ
メッセージバッファからの読出し時 , または FMB[6:0] による入力バッファまたは過渡バッファ 1,2 か
らメッセージバッファへのデータの転送時に , パリティエラーが発生したことを示します。この値は ,
フラグ PIBF, PMR, PTBF1, PTBF2, FMBD のうち 1 つが設定されているときにのみ有効です。ホスト
がフラグ FMBD をリセットした後にのみ更新されます。
MBT[6:0]
送信されたメッセージバッファ
最後に正常に送信されたメッセージバッファの番号を示します。メッセージバッファがシングル
ショットモードに設定されている場合 , TXRQ1/2/3/4 レジスタ内のそれぞれの TXR フラグがリセット
されます。
PIBF
September 26, 2014, DS07-16611-2
159
Data
Sheet
MBU[6:0]
更新されたメッセージバッファ
CC により最後に更新されたメッセージバッファの番号を示します。このメッセージバッファの場合 ,
NDAT1/2/3/4 レジスタおよび MBSC1/2/3/4 レジスタ内のそれぞれの ND と MBC フラグも設定されま
す。
CC が CONFIG 状態から遷移するまたは STARTUP 状態に入ると , MBT[6:0] と MBU[6:0] がリセット
されます。
8.2.
最終動的送信スロット (LDTS)
bit
31
30
29
28
27
0
0
0
0
0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
LDTS R
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
LDTB10 LDTB9 LDTB8 LDTB7 LDTB6 LDTB5 LDTB4 LDTB3 LDTB2 LDTB1 LDTB0
0x0314 W
R
LDTA10 LDTA9 LDTA8 LDTA7 LDTA6 LDTA5 LDTA4 LDTA3 LDTA2 LDTA1 LDTA0
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
CC が CONFIG 状態から遷移するまたは STARTUP 状態に入ると , レジスタがリセットされます。
LDTA[10:0] チャネル A 最終動的送信
このノードの動的セグメント内でチャネル A 上の最終フレーム送信時の vSlotCounter[A] の値を示し
ます。動的セグメントの終わりに更新され , 動的セグメント中にフレームが送信されない場合はゼロ
にリセットされます。
LDTB[10:0] チャネル B 最終動的送信
このノードの動的セグメント内でチャネル B 上の最終フレーム送信時の vSlotCounter[B] の値を示し
ます。動的セグメントの終わりに更新され , 動的セグメント中にフレームが送信されない場合はゼロ
にリセットされます。
160
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
8.3.
FIFO ステータスレジスタ (FSR)
bit
FSR
Sheet
R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0x0318 W
リセット
bit
R
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
RFFL7
RFFL6
RFFL5
RFFL4
RFFL3
RFFL2
RFFL1
RFFL0
0
0
0
0
0
RFO
RFCL
RFNE
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
W
リセット
CC が CONFIG 状態から遷移するまたは STARTUP 状態に入ると , レジスタがリセットされます。
受信 FIFO が空でない
このフラグは , 受信有効フレーム ( 拒否マスクによりデータまたは Null フレーム ) が FIFO に格納され
たときに , CC により設定されます。さらに , 割込みフラグ SIR.RFNE が設定されます。ホストが
FIFO からすべてのメッセージを読み出した後に , ビットがリセットされます。
1 = 受信 FIFO が空でない
0 = 受信 FIFO が空
RFCL
受信 FIFO クリティカルレベル
受信 FIFO フィルレベル RFFL[7:0] が , FCL.CL[7:0] で設定されたクリティカルレベル以上のときに ,
このフラグが設定されます。フラグは , RFFL[7:0] が FCL.CL[7:0] 未満になると , CC により直ちにク
リアされます。RFCL が "0" から "1" に変化すると , ビット SIR.RFCL が "1" に設定され , 有効な場合
は , 割込みが発生します。
1 = 受信 FIFO クリティカルレベルに達した
0 = 受信 FIFO がクリティカルレベル未満
RFO
受信 FIFO オーバラン
このフラグは , 受信 FIFO オーバランが検出されると , CC により設定されます。受信 FIFO オーバラ
ンが発生すると , 最も古いメッセージが実際に受け取ったメッセージで上書きされます。さらに , 割
込みフラグ EIR.RFO が設定されます。フラグは , ホストが発行する次の FIFO リードアクセスにより
クリアされます。
1 = 受信 FIFO オーバランが検出された
0 = 受信 FIFO オーバランが検出されていない
RFFL[7:0] 受信 FIFO フィルレベル
ホストによってまだ読み出されていない新しいデータで満たされた FIFO バッファの数を示します。
最大値は 128 です。
RFNE
September 26, 2014, DS07-16611-2
161
Data
8.4.
Sheet
メッセージハンドラ制約フラグ (MHDF)
eray_bclk 周波数 , メッセージ RAM 設定 , および FlexRay バストラフィックに関して , メッセージハンドラにはいくつか
の制約があります (E-Ray FlexRay IP-Module 仕様の補足を参照 )。ソフトウェア開発を容易にするために , 制約違反は ,
MHDF のフラグ設定によって報告されます。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
TBFB
TBFA
FNFB
FNFA
SNUB
SNUA
0
0
0
0
0
0
MHDF R
0x031C W
R
WAHP
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
フラグは , 対応するビット位置に "1" を書込むとクリアされます。"0" を書き込んでも , フラグに影響しません。ハード
リセットによって , レジスタもクリアされます。CC が CONFIG 状態から遷移するまたは STARTUP 状態に入ると , レジ
スタがリセットされます。
チャネル A ステータス未更新
このフラグは , オーバロード状態のために , メッセージハンドラがチャネル A に対してメッセージ
バッファのステータス MBS を更新できなかった場合に , CC によって設定されます。
1 = チャネル A の MBS が更新されない
0 = チャネル A の MBS の更新時に , オーバロード状態が発生していない
SNUB
チャネル B ステータス未更新
このフラグは , オーバロード状態のために , メッセージハンドラがチャネル B に対してメッセージ
バッファのステータス MBS を更新できなかった場合に , CC によって設定されます。
1 = チャネル B の MBS が更新されない
0 = チャネル B の MBS の更新時に , オーバロード状態が発生していない
FNFA
チャネル A 検索シーケンス未終了
このフラグは , オーバロード状態のために , メッセージハンドラがチャネル A に対して検索シーケン
ス ( メッセージバッファと一致するメッセージ RAM のスキャン ) を終了できなかった場合に , CC に
よって設定されます。
1 = チャネル A で検索シーケンスが終了していない
0 = チャネル A で未終了の検索シーケンスはない
FNFB
チャネル B 検索シーケンス未終了
このフラグは , オーバロード状態のために , メッセージハンドラがチャネル B に対して検索シーケン
ス ( メッセージバッファと一致するメッセージ RAM のスキャン ) を終了できなかった場合に , CC に
よって設定されます。
1 = チャネル B で検索シーケンスが終了していない
0 = チャネル B で未終了の検索シーケンスはない
TBFA
過渡バッファアクセス失敗 A
このフラグは , PRT A が要求した TBF A へのリードアクセスまたはライトアクセスが使用可能時間内
に完了できなかった場合に , CC により設定されます。
1 =TBF A アクセス失敗
0 =TBF A アクセス失敗なし
TBFB
過渡バッファアクセス失敗 B
このフラグは , PRT B が要求した TBF B へのリードアクセスまたはライトアクセスが使用可能時間内
に完了できなかった場合に , CC により設定されます。
1 =TBF B アクセス失敗
0 =TBF B アクセス失敗なし
WAHP
ヘッダパーティションへの書込み試行
このフラグは , メッセージバッファの不良設定のために , メッセージハンドラがメッセージデータを
メッセージ RAM のヘッダパーティションに書き込もうとしたときに , CC によって設定されます。予
期せぬライトアクセスからヘッダパーティションを保護するために , 書込み試行は実行されません。
1 = ヘッダパーティションへの書込み試行
0 = ヘッダパーティションへの書込み試行なし
フラグ SNUA, SNUB, FNFA, FNFB, TBFA, TBFB, WAHP のうち 1 つが "0" から "1" に変化すると , 割
込みフラグ EIR.MHF が "1" に設定されます。
SNUA
162
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
8.5.
Sheet
送信要求 1/2/3/4 (TXRQ1/2/3/4)
4 つのレジスタは , 設定されたすべてのメッセージバッファの TXR フラグの状態を反映します。フラグは , 送信バッファ
のみが評価されます。設定されたメッセージバッファの数が 128 未満の場合 , 残りの TXR フラグは意味を持ちません。
bit
31
TXRQ4 R
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16
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R
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20
19
18
17
16
TXRQ3 R
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R
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19
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16
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1
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R
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20
19
18
17
16
TXRQ1 R
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R
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W
リセット
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TXR[127:0] 送信要求
設定されると , 該当するメッセージバッファを送信できる状態になり , このメッセージバッファの送
信が進行中になります。シングルスロットモードでは , 送信完了後にフラグがリセットされます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
163
Data
8.6.
Sheet
新規データ 1/2/3/4 (NDAT1/2/3/4)
4 つのレジスタは , 設定されたすべてのメッセージバッファの ND フラグの状態を反映します。送信バッファに属する
ND フラグは意味を持ちません。設定されたメッセージバッファの数が 128 未満の場合 , 残りの ND フラグは意味を持ち
ません。CC が CONFIG 状態から遷移するまたは STARTUP 状態に入ると , レジスタがリセットされます。
bit
31
NDAT4 R
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
ND127 ND126 ND125 ND124 ND123 ND122 ND121 ND120 ND119 ND118 ND117 ND116 ND115 ND114 ND113 ND112
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ND99
ND98
ND97
ND96
R
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19
18
17
16
ND95
ND94
ND93
ND92
ND91
ND90
ND89
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ND85
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ND81
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ND78
ND77
ND76
ND75
ND74
ND73
ND72
ND71
ND70
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ND68
ND67
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ND65
ND64
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19
18
17
16
ND63
ND62
ND61
ND60
ND59
ND58
ND57
ND56
ND55
ND54
ND53
ND52
ND51
ND50
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ND48
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11
10
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3
2
1
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ND47
ND46
ND45
ND44
ND43
ND42
ND41
ND40
ND39
ND38
ND37
ND36
ND35
ND34
ND33
ND32
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19
18
17
16
ND31
ND30
ND29
ND28
ND27
ND26
ND25
ND24
ND23
ND22
ND21
ND20
ND19
ND18
ND17
ND16
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11
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7
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5
4
3
2
1
0
ND15
ND14
ND13
ND12
ND11
ND10
ND9
ND8
ND7
ND6
ND5
ND4
ND3
ND2
ND1
ND0
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0
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0
0
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R
W
NDAT2 R
0x0334 W
R
W
NDAT1 R
0x0330 W
R
W
リセット
ND[127:0] 新規データ
このフラグは , そのメッセージバッファ用の受信ペイロード長または設定ペイロード長に関わらず ,
有効な受信データフレームがメッセージバッファのフィルタ設定に一致したときに設定されます。フ
ラグは , 受信 FIFO に属するメッセージバッファを除き , Null フレームの受信後は設定されません。
ND フラグは , 対応するメッセージバッファのヘッダセクションが再設定されたとき , またはデータセ
クションが出力バッファに転送されたときにリセットされます。
164
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
8.7.
Sheet
メッセージバッファステータス変更 1/2/3/4 (MBSC1/2/3/4)
4 つのレジスタは , 設定されたすべてのメッセージバッファの MBC フラグの状態を反映します。設定されたメッセージ
バッファの数が 128 未満の場合 , 残りの MBC フラグは意味を持ちません。CC が CONFIG 状態から遷移するまたは
STARTUP 状態に入ると , レジスタがリセットされます。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
MBSC4 R MBC127 MBC126 MBC125 MBC124 MBC123 MBC122 MBC121 MBC120 MBC119 MBC118 MBC117 MBC116 MBC115 MBC114 MBC113 MBC112
0x034C W
リセット
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4
3
2
1
0
R MBC111 MBC110 MBC109 MBC108 MBC107 MBC106 MBC105 MBC104 MBC103 MBC102 MBC101 MBC100
MBC99 MBC98 MBC97 MBC96
W
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bit
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28
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25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
MBSC3 R
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bit
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6
5
4
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2
1
0
R
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W
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31
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24
23
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21
20
19
18
17
16
MBSC2 R
MBC63 MBC62 MBC61 MBC60 MBC59 MBC58 MBC57 MBC56 MBC55 MBC54 MBC53 MBC52 MBC51 MBC50 MBC49 MBC48
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R
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リセット
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bit
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28
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24
23
22
21
20
19
18
17
16
MBSC1 R
MBC31 MBC30 MBC29 MBC28 MBC27 MBC26 MBC25 MBC24 MBC23 MBC22 MBC21 MBC20 MBC19 MBC18 MBC17 MBC16
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bit
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MBC6
MBC5
MBC4
MBC3
MBC2
MBC1
MBC0
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0
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0
R
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W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
MBC[127:0] メッセージバッファステータス変更
MBC フラグは , メッセージハンドラが各メッセージバッファのヘッダセクションにあるステータスフ
ラグ VFRA, VFRB, SEOA, SEOB, CEOA, CEOB, SVOA, SVOB, TCIA, TCIB, ESA, ESB, MLST, FTA,
FTB (「11.5. メッセージバッファステータス (MBS)」および「12.1. ヘッダパーティション」, ヘッダ
4 を参照 ) のうち 1 つが変更されたときはいつでも設定されます。MBC フラグは , 対応するメッセー
ジバッファのヘッダセクションが再設定されたとき , または出力バッファに転送されたときにリセッ
トされます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
165
Data
Sheet
9.識別レジスタ
コアリリースレジスタ (CREL)
9.1.
bit
CREL R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
REL3
REL2
REL1
REL0
STEP7
STEP6
STEP5
STEP4
STEP3
STEP2
STEP1
20
19
18
17
16
STEP0 YEAR3 YEAR2 YEAR1 YEAR0
0x03F0 W
リリース情報
リセット
bit
R
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
MON7
MON6
MON5
MON4
MON3
MON2
MON1
MON0
DAY7
DAY6
DAY5
DAY4
DAY3
DAY2
DAY1
DAY0
W
リリース情報
リセット
DAY[7:0]
設計タイムスタンプ , 日
2 桁 , BCD コード化。
MON[7:0] 設計タイムスタンプ , 月
2 桁 , BCD コード化。
YEAR[3:0] 設計タイムスタンプ , 年
1 桁 , BCD コード化。
STEP[7:0] コアリリースのステップ
2 桁 , BCD コード化。
REL[3:0]
コアリリース
1 桁 , BCD コード化。
下表に , レジスタ CREL にリリースをコード化する方法を示します。
リリースのコーディング
166
リリース
ステップ
サブス
テップ
名前
0
7
0
Beta2
0
7
1
Beta2ct
1
0
0
改版 1.0.0
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
9.2.
Sheet
エンディアンレジスタ (ENDN)
bit
31
ENDN R
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
ETV31 ETV30 ETV29 ETV28 ETV27 ETV26 ETV25 ETV24 ETV23 ETV22 ETV21 ETV20 ETV19 ETV18 ETV17 ETV16
0x03F4 W
リセット
bit
R
1
0
0
0
0
1
15
14
13
12
11
10
ETV15 ETV14 ETV13 ETV12 ETV11 ETV10
1
1
0
1
1
0
0
1
0
1
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
ETV9
ETV8
ETV7
ETV6
ETV5
ETV4
ETV3
ETV2
ETV1
ETV0
1
1
0
0
1
0
0
0
0
1
W
リセット
0
1
0
0
0
0
ETV[31:0] エンディアンテスト値
エンディアンテスト値は 0x87654321 です。
10.入力バッファ
入力バッファホストと入力バッファシャドウのダブルバッファで構成されています。ホストが入力バッファホストに書
込み可能な間に , 入力バッファシャドウからメッセージ RAM への転送が行なわれます。入力バッファは , メッセージ
RAM 内の選択したメッセージバッファに転送されるヘッダセクションとデータセクションを保持します。メッセージ
RAM のメッセージバッファの設定および送信バッファのデータセクションの更新に使用されます。
入力バッファからメッセージ RAM 内のメッセージバッファのヘッダセクションを更新するとき , 「11.5. メッセージ
バッファステータス (MBS)」で説明されているように , メッセージバッファステータスは自動的にゼロにリセットされ
ます。
CC が DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態の場合 , 受信 FIFO に属するメッセージバッファのヘッダセクション
のみが設定 ( 再設定 ) されます。これらのメッセージバッファについては , 設定ペイロード長およびデータポインタは ,
WRHS2.PLC[6.0] および WRHS3.DP[10:0] を介して設定される必要があります。受入れフィルタに必要なすべての情報
は , FIFO 拒否フィルタおよび FIFO 拒否フィルタマスクから取得されます。
入力バッファ (IBF) とメッセージ RAM 間のデータ転送の詳細については , 「11.2.1. 入力バッファからメッセージ RAM
へのデータ転送」で説明しています。
10.1. ライトデータセクション [1 ~ 64] (WRDSn)
アドレス指定されたメッセージバッファのデータセクションに転送されるデータワードを保持します。データワード
(DWn) は , DW1 (byte0, byte1) から DWPL (PL = 設定ペイロード長 WRHS2.PLC[6:0] により定義されたデータワードの数 )
まで , 送信順にメッセージ RAM に書き込まれます。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
MD31
MD30
MD29
MD28
MD27
MD26
MD25
MD24
MD23
MD22
MD21
MD20
MD19
MD18
MD17
MD16
リセット
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0
0
0
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0
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0
0
0
bit
15
14
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12
11
10
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7
6
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4
3
2
1
0
MD15
MD14
MD13
MD12
MD11
MD10
MD9
MD8
MD7
MD6
MD5
MD4
MD3
MD2
MD1
MD0
0
0
0
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0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
WRDSn R
0x0400
~ W
0x04FC
R
W
リセット
MD[31:0]
メッセージデータ
MD[7:0]= DWn, byten-1
MD[15:8]= DWn, byten
MD[23:16]= DWn+1, byten+1
MD[31:24]= DWn+1, byten+2
(注意事項)DW127 は , WRDS64.MD[15:0] に配置されます。この場合 , WRDS64.MD[31:16] は未使用 ( 有効データなし )
になります。入力バッファ RAM は , ハードリセットまたは CHI コマンド CLEAR_RAMS によって , ゼロに
初期化されます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
167
Data
Sheet
10.2. ライトヘッダセクション 1 (WRHS1)
bit
WRHS1 R
31
30
0
0
0x0500 W
リセット
bit
R
29
28
27
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
CYC6
CYC5
CYC4
CYC3
CYC2
CYC1
CYC0
0
MBI
TXM
PPIT
CFG
CHB
CHA
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
FID10
FID9
FID8
FID7
FID6
FID5
FID4
FID3
FID2
FID1
FID0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
W
リセット
26
0
0
0
0
0
FID[10:0]
フレーム ID
選択されたメッセージバッファのフレーム ID を示します。フレーム ID は , 各メッセージ送受信のス
ロット番号を定義します。フレーム ID = "0" のメッセージバッファは , 無効と見なされます。
CYC[6:0]
サイクルコード
7 ビットのサイクルコードは , サイクルカウンタフィルタリングに使用されるサイクルセットを決定
します。サイクルコードの設定の詳細については , 「7.2. サイクルカウンタフィルタリング」を参照
してください。
CHA, CHB チャネルフィルタ制御
各バッファに関連付けられる 2 ビットのチャネルフィルタリングフィールドは , 受信バッファのフィル
タ , および送信バッファの制御フィールドとして機能します。
送信バッファ
フレームを送信
受信バッファ
受信したフレームを格納
CHA
CHB
1
1
両チャネル
( 静的セグメントのみ )
チャネル A または B
( 意味的に有効な最初のフレームを
格納 , 静的セグメントのみ )
1
0
チャネル A
チャネル A
0
1
チャネル B
チャネル B
0
0
送信なし
フレームを無視
メッセージバッファが動的セグメント用に設定され , チャネルフィルタリングフィールドの両ビットが "1" に設定された
場合 , フレームは送信されず , 従って受信フレームは無視されます (CHA = CHB = "0" と同じ機能 )。
メッセージバッファ方向設定ビット
このビットは , 対応するバッファを送信バッファまたは受信バッファとして設定するために使用しま
す。受信 FIFO に属するメッセージバッファの場合 , このビットは評価されません。
1 = 対応するバッファが送信バッファとして設定される
0 = 対応するバッファが受信バッファとして設定される
PPIT
ペイロードプリアンブルインジケータ送信
このビットは , 送信フレーム内のペイロードプリアンブルインジケータの状態を制御します。この
ビットが静的メッセージバッファに設定される場合 , 各メッセージバッファはネットワークマネジメ
ント情報を保持します。このビットが動的メッセージバッファに設定される場合 , ペイロードセグメ
ントの最初の 2 バイトが , 受信側によるメッセージ ID フィルタリングに使用されます。受信 FlexRay
フレームのメッセージ ID フィルタリングは , E-Ray モジュールではサポートされていませんが , ホス
トにより実行されます。
1 = ペイロードプリアンブルインジケータを設定する
0 = ペイロードプリアンブルインジケータを設定しない
CFG
TXM
168
送信モード
このビットは , 送信モードの選択に使用されます (「8.3. 送信バッファ」を参照 )。
1 = シングルショットモード
0 = 連続モード
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
MBI
Sheet
メッセージバッファ割込み
このビットは , 対応するバッファに対して送受信割込みを有効にします。専用の受信バッファがメッ
セージハンドラにより更新された後 , フラグ SIR.RXI または SIR.MBSI が設定されます。送信の完了
後 , フラグ SIR.TXI が設定されます。
1 = 対応するメッセージバッファ割込みが有効
0 = 対応するメッセージバッファ割込みが無効
10.3. ライトヘッダセクション 2 (WRHS2)
bit
WRHS2 R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0x0504 W
22
21
20
19
18
17
16
PLC6
PLC5
PLC4
PLC3
PLC2
PLC1
PLC0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
CRC10
CRC9
CRC8
CRC7
CRC6
CRC5
CRC4
CRC3
CRC2
CRC1
CRC0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
R
W
リセット
0
0
0
0
0
CRC[10:0] ヘッダ CRC (vRF!Header!HeaderCRC)
受信バッファ : 設定不要
送信バッファ : ヘッダ CRC がホストにより計算され設定される
ヘッダ CRC の計算のために , バスに送信されるフレームのペイロード長を考慮する必要があります。
静的セグメントでは , すべてのフレームのペイロード長は , MHDC.SFDL[6:0] により設定されます。
PLC[6:0]
設定ペイロード長
ホストによって設定されるデータセクションの長さ (2 バイトワードの数 ) を示します。静的セグメン
ト中に , MHDC.SFDL[6:0] により設定される静的フレームペイロード長は , すべての静的フレームの
ペイロード長を定義します。PLC[6:0] より設定されたペイロード長が , この値よりも短い場合は , フ
レームが適切な物理長になるように , 埋め込みバイトが挿入されます。埋込みパターンは論理ゼロで
す。
10.4. ライトヘッダセクション 3 (WRHS3)
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
DP10
DP9
DP8
DP7
DP6
DP5
DP4
DP3
DP2
DP1
DP0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
WRHS3 R
0x0508 W
R
W
リセット
0
0
0
0
0
DP[10:0]
データポインタ
メッセージ RAM 内のアドレス指定されたメッセージバッファのデータセクションの最初の 32 ビット
へのポインタを示します。
September 26, 2014, DS07-16611-2
169
Data
Sheet
10.5. 入力バッファコマンドマスク (IBCM)
レジスタ IBCR により選択されたメッセージ RAM 内のメッセージバッファを更新する方法を設定します。IBF ホストと
IBF シャドウが交換されるとき , それぞれの入力バッファ転送に添付されたままにするため , マスクビット LHSH, LDSH,
および STXRH もビット LHSS, LDSS, および STXRS に交換されます。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
STXRS
LDSS
LHSS
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
IBCM R
0x0510 W
R
STXRH LDSH
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
LHSH
0
ヘッダセクションホストのロード
1 = ヘッダセクションが入力バッファからメッセージ RAM への転送用に選択される
0 = ヘッダセクションは更新されない
LDSH
データセクションホストのロード
1 = データセクションが入力バッファからメッセージ RAM への転送用に選択される
0 = データセクションは更新されない
STXRH
送信要求ホストの設定
このビットが "1" に設定されると , メッセージバッファを送信用に開放するために , 選択されたメッ
セージバッファの TXR フラグが TXRQ1/2/3/4 レジスタに設定されます。シングルスロットモードで
は , 送信完了後に CC によりフラグがクリアされます。TXR は , 送信バッファのみが評価されます。
1 =TXR フラグを設定し , 送信バッファが送信用に開放される
0 =TXR フラグをリセットする
LHSS
ヘッダセクションシャドウのロード
1 = ヘッダセクションが入力バッファからメッセージ RAM への転送用に選択される
( 転送中または終了 )
0 = ヘッダセクションは更新されない
LDSS
データセクションシャドウのロード
1 = データセクションが入力バッファからメッセージ RAM への転送用に選択される
( 転送中または終了 )
0 = データセクションは更新されない
STXRS
送信要求シャドウの設定
1 =TXR フラグを設定し , 送信バッファが送信用に開放される ( 転送中または終了 )
0 =TXR フラグをリセットする
LHSH
170
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
10.6. 入力バッファコマンド要求 (IBCR)
ホストがメッセージ RAM 内の対象メッセージバッファの番号を IBRH[6:0] に書込むと , IBF ホストと IBF シャドウが交
換されます。さらに , IBRH[6:0] と IBRS[6:0] に格納されたメッセージバッファ番号も交換されます (「11.2.1. 入力バッ
ファからメッセージ RAM へのデータ転送」も参照 )。
この書込み動作により , IBSYS が "1" に設定されます。その後 , メッセージハンドラが , IBRS[6:0] により選択されたメッ
セージ RAM 内のメッセージに IBF シャドウのコンテンツの転送をスタートします。
メッセージハンドラが IBF シャドウからメッセージ RAM 内の対象メッセージバッファにデータを転送している間 , ホス
トは次のメッセージを IBF ホストに書込むことができます。IBF シャドウとメッセージ RAM 間での転送が完了した後で
, IBSYS が "0" に戻され , それぞれの対象メッセージバッファ番号を IBRH[6:0] に書込むことによって , ホストによりメッ
セージ RAM への次の転送が始められます。
IBSYS が "1" の間に IBRH[6:0] へのライトアクセスが発生すると , IBSYH は "1" に設定されます。IBF シャドウからメッ
セージ RAM への進行中のデータ転送が完了した後 , IBF ホストおよび IBF シャドウが交換され , IBSYH が "0" にリセッ
トされます。IBSYS は "1" に設定されたままで , メッセージ RAM への次の転送がスタートされます。さらに , IBRH[6:0]
と IBRS[6:0] に格納されたメッセージバッファ番号も交換されます。
IBSYS と IBSYH が設定される間に入力バッファレジスタへのライトアクセスが発生すると , エラーフラグ EIR.IIBA が
設定されます。この場合 , 入力バッファは変更されません。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
IBSYS
0
0
0
0
0
0
0
0
IBRS6
IBRS5
IBRS4
IBRS3
IBRS2
IBRS1
IBRS0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
IBSYH
0
0
0
0
0
0
0
0
IBRH6
IBRH5
IBRH4
IBRH3
IBRH2
IBRH1
IBRH0
0
0
0
0
0
0
0
IBCR R
0x0514 W
R
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
IBRH[6:0] 入力バッファ要求ホスト
入力バッファからのデータ転送用にメッセージ RAM 内の対象メッセージバッファを選択します。
有効な値は , 0x00 ~ 0x7F (0 ~ 127) です。
IBSYH
入力バッファビジーホスト
IBSYS が "1" の間に IBRH[6:0] を書込むことにより "1" に設定されます。IBF シャドウとメッセージ
RAM 間の進行中の転送が完了した後 , IBSYH が "0" に戻されます。
1 = IBF シャドウとメッセージ RAM 間での転送中の間の要求
0 = 保留中の要求なし
IBRS[6:0] 入力バッファ要求シャドウ
実際に更新されたまたは最後に更新された対象メッセージバッファの番号を示します。
有効な値は , 0x00 ~ 0x7F (0 ~ 127) です。
IBSYS
入力バッファビジーシャドウ
IBRH[6:0] の書込み後に , "1" に設定されます。IBF シャドウとメッセージ RAM 間の転送が完了した後
, IBSYS が "0" に戻されます。
1 =IBF シャドウとメッセージ RAM 間の転送中
0 =IBF シャドウとメッセージ RAM 間の転送完了
September 26, 2014, DS07-16611-2
171
Data
Sheet
11.出力バッファ
出力バッファホストと出力バッファシャドウのダブルバッファで構成されています。メッセージ RAM からのメッセー
ジバッファの読出しに使用されます。ホストが出力バッファホストから読出し可能な間に , メッセージハンドラは , メッ
セージ RAM から出力バッファシャドウに選択したメッセージバッファを転送します。メッセージ RAM と出力バッファ
(OBF) と間のデータ転送の詳細については , 「11.2.2. メッセージ RAM から出力バッファへのデータ転送」で説明してい
ます。
11.1. リードデータセクション [1 ~ 64] (RDDSn)
アドレス指定されたメッセージバッファのデータセクションから読み出されるデータワードを保持します。データワー
ド (DWn) は , DW1 (byte0, byte1) から DWPL (PL = 設定ペイロード長 RDHS2.PLC[6:0] により定義されたデータワードの数
) まで , 受信順にメッセージ RAM から読み出されます。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
MD31
MD30
MD29
MD28
MD27
MD26
MD25
MD24
MD23
MD22
MD21
MD20
MD19
MD18
MD17
MD16
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
MD15
MD14
MD13
MD12
MD11
MD10
MD9
MD8
MD7
MD6
MD5
MD4
MD3
MD2
MD1
MD0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
RDDSn R
0x0600
~ W
0x06FC
R
W
リセット
MD[31:0]
メッセージデータ
MD[7:0]= DWn, byten-1
MD[15:8]= DWn, byten
MD[23:16]= DWn+1, byten+1
MD[31:24]= DWn+1, byten+2
(注意事項)DW127 は , RDDS64.MD[15:0] に配置されます。この場合 , RDDS64.MD[31:16] は未使用 ( 有効データなし ) に
なります。出力バッファ RAM は , ハードリセットまたは CHI コマンド CLEAR_RAMS によって , ゼロに初
期化されます。
11.2. リードヘッダセクション 1 (RDHS1)
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
MBI
TXM
PPIT
CFG
CHB
CHA
0
CYC6
CYC5
CYC4
CYC3
CYC2
CYC1
CYC0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
FID10
FID9
FID8
FID7
FID6
FID5
FID4
FID3
FID2
FID1
FID0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
RDHS1 R
0x0700 W
R
W
リセット
WRHS1 を介してホストにより設定される値は下記の通りです。
FID[10:0]
CYC[6:0]
CHA, CHB
CFG
PPIT
TXM
MBI
フレーム ID
サイクルコード
チャネルフィルタ制御
メッセージバッファ方向設定ビット
ペイロードプリアンブルインジケータ送信
送信モード
メッセージバッファ割込み
メッセージ RAM から読み出されたメッセージバッファが受信 FIFO に属している場合 , FID[10:0] は , CYC[6:0], CHA,
CHB, CFG, PPIT, TXM, および MBI が "0" にリセットされる間に , 受信したフレーム ID を保持します。
172
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
11.3. リードヘッダセクション 2 (RDHS2)
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
PLR6
PLR5
PLR4
PLR3
PLR2
PLR1
PLR0
0
PLC6
PLC5
PLC4
PLC3
PLC2
PLC1
PLC0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
CRC10
CRC9
CRC8
CRC7
CRC6
CRC5
CRC4
CRC3
CRC2
CRC1
CRC0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
RDHS2 R
0x0704 W
R
W
リセット
CRC[10:0] ヘッダ CRC (vRF!Header!HeaderCRC)
受信バッファ : ヘッダ CRC が受信データフレームから更新される
送信バッファ : ヘッダ CRC がホストにより計算され設定される
PLC[6:0]
設定ペイロード長
ホストによって設定されるデータセクションの長さ (2 バイトワードの数 ) を示します。
PLR[6:0]
受信ペイロード長 (vRF!Header!Length)
ペイロード長の値は受信データフレームから更新されます ( 例外 : メッセージバッファが受信 FIFO に
属する場合 , PLR[6:0] も受信 Null フレームから更新されます )。
メッセージがメッセージバッファに格納されるとき , 受信ペイロード長と設定ペイロード長に関して , 次の動作が実行さ
れます。
PLR[6:0] > PLC[6:0]: メッセージバッファに格納されたペイロードデータは , PLC[6:0] と同じ場合は設定ペ
イ
ロード長に短縮され , それ以外は PLC[6:0] + 1 に短縮されます。
PLR[6:0] ≦ PLC[6:0]: 受信ペイロードデータは , メッセージバッファのデータセクションに格納されます。
PLC[6:0] により設定されたデータセクションの残りのデータバイトは , 未定義データ
で埋
められます。
PLR[6:0] = 0: メッセージバッファのデータセクションは未定義データで埋められます。
PLC[6:0] = 0: メッセージバッファには , データセクションが設定されていません。データはメッセージバッファの
データセクションに格納されません。
(注意事項)メッセージ RAM は 4 バイト単位で構成されます。受信データがメッセージバッファのデータセクションに
格納されるとき , メッセージバッファに書き込まれた 2 バイトのデータワード数は , 次の偶数値に丸められ
た PLC[6:0] です。PLC[6:0] は , 受信 FIFO に属するすべてのメッセージバッファに対して同一に設定する必
要があります。ヘッダ 2 はデータフレームからのみ更新されます。
11.4. リードヘッダセクション 3 (RDHS3)
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
RES
PPI
NFI
SYN
SFI
RCI
0
0
RCC5
RCC4
RCC3
RCC2
RCC1
RCC0
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
DP10
DP9
DP8
DP7
DP6
DP5
DP4
DP3
DP2
DP1
DP0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
RDHS3 R
0x0708 W
R
W
リセット
DP[10:0]
データポインタ
メッセージ RAM 内のアドレス指定されたメッセージバッファのデータセクションの最初の 32 ビット
へのポインタを示します。
RCC[5:0]
受信サイクルカウント (vRF!Header!CycleCount)
受信データフレームから更新されるサイクルカウント値です。
RCI
受信チャネルインジケータ (vSS!Channel)
September 26, 2014, DS07-16611-2
173
Data
Sheet
それぞれの受信バッファを更新する受信データフレームが , どのチャネルから受け取られたかを示し
ます。
1 = チャネル A でフレームが受信された
0 = チャネル B でフレームが受信された
SFI
スタートアップフレームインジケータ (vRF!Header!SuFIndicator)
スタートアップフレームが , スタートアップフレームインジケータによりマーク付けされます。
1 = 受信フレームがスタートアップフレームである
0 = 受信フレームがスタートアップフレームでない
SYN
同期フレームインジケータ (vRF!Header!SyFIndicator)
同期フレームが , 同期フレームインジケータによりマーク付けされます。
1 = 受信フレームが同期フレームである
0 = 受信フレームが同期フレームでない
NFI
Null フレームインジケータ (vRF!Header!NFIndicator)
最初の受信データフレームの格納後 , "1" に設定されます。
1 = 少なくとも 1 つのデータフレームが , それぞれのメッセージバッファに格納されている
0 = 今のところデータフレームが , それぞれのメッセージバッファに格納されていない
PPI
ペイロードプリアンブルインジケータ (vRF!Header!PPIndicator)
ペイロードプリアンブルインジケータは , ネットワークマネジメントベクタまたはメッセージ ID が受
信フレームのペイロードセグメント内に含まれているかどうかを定義します。
1 = 静的セグメント : ネットワークマネジメントベクタがペイロードの最初の部分に含まれている
動的セグメント : メッセージ ID がペイロードの最初の部分に含まれている
0 = 受信フレームのペイロードセグメントは , ネットワークマネジメントベクタもメッセージ ID も含
まない
RES
予約ビット (vRF!Header!Reserved)
受信予約ビットの状態を反映します。予約ビットは , "0" として送信されます。
ヘッダ 3 はデータフレームからのみ更新されます。
174
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
11.5. メッセージバッファステータス (MBS)
メッセージバッファステータスは , メッセージバッファに割当てられたスロットの次のスロットの終了時に , 割当てられ
たチャネルの最新のものに関して , CC により更新されます。フラグは , CC が NORMAL_ACTIVE 状態または
NORMAL_PASSIVE 状態の場合にのみ更新されます。1 つのチャネル (A または B) のみがメッセージバッファに割当て
られている場合 , もう一方のチャネルのチャネル固有ステータスフラグにゼロが書き込まれます。両チャネルがメッ
セージバッファに割当てられている場合 , 両チャネルのチャネル固有ステータスフラグが更新されます。メッセージ
バッファステータスは , スロットカウンタが設定されたフレーム ID に到達したとき , またはサイクルカウンタフィルタ
が一致したときにのみ更新されます。ホストが入力バッファを介してメッセージバッファを更新するとき , IBCM ビット
が設定されているかどうかに関係なく , すべての MBS フラグはゼロにリセットされます。送受信フィルタリングの詳細
については , 「7. フィルタリングとマスキング」, 「8. 送信プロセス」, および「9. 受信プロセス」を参照してください。
メッセージハンドラが フラグ VFRA, VFRB, SEOA, SEOB, CEOA, CEOB, SVOA, SVOB, TCIA, TCIB, ESA, ESB, MLST,
FTA, FTB のうち 1 つを更新するときは常に , レジスタ MBSC1/2/3/4 内のそれぞれのメッセージバッファの MBC フラグ
が設定されます。
bit
MBS R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
RESS
PPIS
NFIS
SYNS
SFIS
RCIS
0
0
CCS5
CCS4
CCS3
CCS2
CCS1
CCS0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0x070C W
リセット
bit
R
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
FTB
FTA
0
MLST
ESB
ESA
TCIB
TCIA
SVOB
SVOA
CEOB
CEOA
SEOB
SEOA
VFRB
VFRA
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
W
リセット
チャネル A 上の有効フレーム受信 (vSS!ValidFrameA)
有効フレームがチャネル A 上で受信された場合に , 有効フレームインジケーションが設定されます。
1 = チャネル A で有効フレームが受信された
0 = チャネル A で有効フレームが受信されていない
VFRB
チャネル B 上の有効フレーム受信 (vSS!ValidFrameB)
有効フレームがチャネル B 上で受信された場合に , 有効フレームインジケーションが設定されます。
1 = チャネル B で有効フレームが受信された
0 = チャネル B で有効フレームが受信されていない
SEOA
チャネル A の構文エラー観測 (vSS!SyntaxErrorA)
チャネル A 上の割当てられたスロットで , 構文エラーが観測されたことを示します。
1 = チャネル A で構文エラーが観測された
0 = チャネル A で構文エラーが観測されていない
SEOB
チャネル B の構文エラー観測 (vSS!SyntaxErrorB)
チャネル B 上の割当てられたスロットで , 構文エラーが観測されたことを示します。
1 = チャネル B で構文エラーが観測された
0 = チャネル B で構文エラーが観測されていない
CEOA
チャネル A のコンテンツエラー観測 (vSS!ContentErrorA)
チャネル A 上の割当てられたスロットで , コンテンツエラーが観測されたことを示します。
1 = チャネル A でコンテンツエラーが観測された
0 = チャネル A でコンテンツエラーが観測されていない
CEOB
チャネル B のコンテンツエラー観測 (vSS!ContentErrorB)
チャネル B 上の割当てられたスロットで , コンテンツエラーが観測されたことを示します。
1 = チャネル B でコンテンツエラーが観測された
0 = チャネル B でコンテンツエラーが観測されていない
SVOA
チャネル A のスロット境界違反観測 (vSS!BViolationA)
チャネル A 上で , スロット境界違反 ( 割当てられたスロットのスタート時または終了時にチャネルが
アクティブ ) が観測されたことを示します。
1 = チャネル A でスロット境界違反が観測された
0 = チャネル A でスロット境界違反が観測されていない
VFRA
September 26, 2014, DS07-16611-2
175
Data
Sheet
チャネル B のスロット境界違反観測 (vSS!BViolationB)
チャネル B 上で , スロット境界違反 ( 割当てられたスロットのスタート時または終了時にチャネルが
アクティブ ) が観測されたことを示します。
1 = チャネル B でスロット境界違反が観測された
0 = チャネル B でスロット境界違反が観測されていない
TCIA
チャネル A 送信競合インジケーション (vSS!TxConflictA)
送信競合がチャネル A 上で発生した場合に , 送信競合インジケーションが設定されます。
1 = チャネル A で送信競合が発生した
0 = チャネル A で送信競合が発生していない
TCIB
チャネル B 送信競合インジケーション (vSS!TxConflictB)
送信競合がチャネル B 上で発生した場合に , 送信競合インジケーションが設定されます。
1 = チャネル B で送信競合が発生した
0 = チャネル B で送信競合が発生していない
ESA
チャネル A 空のスロット
空のスロットでは , バス上にいかなるアクティビティも検出されません。この状態は , 静的スロット
および動的スロットでチェックされます。
1 = チャネル A 上の割当てられたスロットで , バスアクティビティが検出されていない
0 = チャネル A 上の割当てられたスロットで , バスアクティビティが検出された
ESB
チャネル B 空のスロット
空のスロットでは , バス上にいかなるアクティビティも検出されません。この状態は , 静的スロット
および動的スロットでチェックされます。
1 = チャネル B 上の割当てられたスロットで , バスアクティビティが検出されていない
0 = チャネル B 上の割当てられたスロットで , バスアクティビティが検出された
MLST
メッセージロスト
このフラグは , メッセージバッファが受信データフレームから更新される前に , ホストがメッセージ
を読み出さなかった場合に設定されます。受信 FIFO に属するメッセージバッファを除き , Null フ
レームの受信による影響はありません。OBF を介してメッセージバッファを読み出すことによりメッ
セージバッファ ND フラグがリセットされた後で , IBF を介したメッセージバッファへのホストの書
込みにより , または新しいメッセージがメッセージバッファに格納されたときに , このフラグはリ
セットされます。
1 = 未処理メッセージが上書きされた
0 = メッセージロストなし
FTA
チャネル A 上のフレーム送信
このノードが , チャネル A 上の設定スロット内のデータフレームを送信したことを示します。
1 = チャネル A でデータフレームが送信された
0 = チャネル A でデータフレームが送信されていない
FTB
チャネル B 上のフレーム送信
このノードが , チャネル B 上の設定スロット内のデータフレームを送信したことを示します。
1 = チャネル B でデータフレームが送信された
0 = チャネル B でデータフレームが送信されていない
SVOB
FlexRay プロトコル仕様では ,FTA, および FTB はホストによってのみリセットされることが要求されています。した
がって , これらのビットのサイクルカウントステータス CCS[5:0] は , ビットが "1" に設定されているサイクルでのみ有効
です。
CCS[5:0]
サイクルカウントステータス
ステータスが更新されたときの実際のサイクルカウントを示します。
次のステータスビットは , 有効なデータおよび Null フレームの両方から更新されます。有効フレーム
が受信されない場合は , 以前の値が維持されます。
RCIS
受信チャネルインジケータステータス (vSS!Channel)
フレームが受信されたチャネルを示します。
1 = チャネル A でフレームが受信された
0 = チャネル B でフレームが受信された
SFIS
スタートアップフレームインジケータステータス (vRF!Header!SuFIndicator)
スタートアップフレームが , スタートアップフレームインジケータによりマーク付けされます。
1 = 受信フレームがスタートアップフレームである
0 = スタートアップフレームが受信されていない
176
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
同期フレームインジケータステータス (vRF!Header!SyFIndicator)
同期フレームが , 同期フレームインジケータによりマーク付けされます。
1 = 受信フレームが同期フレームである
0 = 同期フレームが受信されていない
NFIS
Null フレームインジケータステータス (vRF!Header!NFIndicator)
"0" に設定された場合 , 受信フレームのペイロードセグメントは使用可能なデータを含みません。
1 = 受信フレームは Null フレームでない
0 = 受信フレームは Null フレーム
PPIS
ペイロードプリアンブルインジケータステータス (vRF!Header!PPIndicator)
ペイロードプリアンブルインジケータは , ネットワークマネジメントベクタまたはメッセージ ID が受
信フレームのペイロードセグメント内に含まれているかどうかを定義します。
1 = 静的セグメント : ネットワークマネジメントベクタがペイロードの始めに含まれている
動的セグメント : メッセージ ID がペイロードの始めに含まれている
0 = 受信フレームのペイロードセグメントは , ネットワークマネジメントベクタもメッセージ ID も含
まない
RESS
予約ビットステータス (vRF!Header!Reserved)
受信予約ビットの状態を反映します。予約ビットは , "0" として送信されます。
SYNS
11.6. 出力バッファコマンドマスク (OBCM)
レジスタ OBCR により選択されたメッセージ RAM 内のメッセージバッファから出力バッファを更新する方法を設定し
ます。OBF ホストと OBF シャドウが交換されるとき , それぞれの出力バッファ転送に添付されたままにするため , マス
クビット RDSH および RHSH もビット RDSS および RHSS に交換されます。
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
RDSH
RHSH
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
RDSS
RHSS
0
0
OBCM R
0x0710 W
R
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
ヘッダセクションシャドウの読出し
1 = ヘッダセクションがメッセージ RAM から出力バッファへの転送用に選択される
0 = ヘッダセクションは読み出されない
RDSS
データセクションシャドウの読出し
1 = データセクションがメッセージ RAM から出力バッファへの転送用に選択される
0 = データセクションは読み出されない
RHSH
ヘッダセクションホストの読出し
1 = ヘッダセクションがメッセージ RAM から出力バッファへの転送用に選択される
0 = ヘッダセクションは読み出されない
RDSH
データセクションホストの読出し
1 = データセクションがメッセージ RAM から出力バッファへの転送用に選択される
0 = データセクションは読み出されない
RHSS
(注意事項)メッセージ RAM から OBF シャドウへのヘッダセクションの転送が完了すると , MBSC1/2/3/4 レジスタ内の
選択したメッセージバッファのメッセージバッファステータス変更フラグ MBC がクリアされます。メッ
セージ RAM から OBF シャドウへのデータセクションの転送が完了すると , NDAT1/2/3/4 レジスタ内の選択
したメッセージバッファの新規データフラグ ND がクリアされます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
177
Data
Sheet
11.7. 出力バッファコマンド要求 (OBCR)
OBRS[6:0] により選択されたメッセージバッファは , ホストが REQ を "1" に設定すると直ちに , メッセージ RAM から出
力バッファに転送されます。ビット REQ は , OBSYS が "0" の間にのみ "1" に設定できます (「11.2.2. メッセージ RAM か
ら出力バッファへのデータ転送」も参照 )。
REQ が "1" に設定された後 , OBSYS は自動的に "1" に設定され , OBRS[6:0] により選択されたメッセージバッファのメッ
セージ RAM から OBF シャドウへの転送がスタートされます。メッセージ RAM と OBF シャドウ 間の転送が完了した後
, これは ,
OBSYS が "0" に戻されることによって通知されます。OBSYS が "0" の間に VIEW ビットを "1" に設定することにより ,
OBF ホストと OBF シャドウが交換されます。その後 , ホストは , 転送されたメッセージバッファを OBF ホストから読み
出すことができるようになります。並行して , VIEW と REQ が同時に設定される場合 , メッセージハンドラはメッセー
ジ RAM から OBF シャドウに次のメッセージを転送できます。
OBSYS が設定される間に出力バッファレジスタへのライトアクセスが発生すると , エラーフラグ EIR.IOBA が設定され
ます。この場合 , 出力バッファは変更されません。
bit
OBCR R
31
30
29
28
27
26
25
24
23
0
0
0
0
0
0
0
0
0
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
OBSYS
0
0
0
0
0
OBRH6 OBRH5 OBRH4 OBRH3 OBRH2 OBRH1 OBRH0
0x0714 W
リセット
bit
R
W
リセット
0
0
0
0
0
0
0
REQ
VIEW
0
0
OBRS6 OBRS5 OBRS4 OBRS3 OBRS2 OBRS1 OBRS0
0
0
0
0
0
0
0
0
OBRS[6:0] 出力バッファ要求シャドウ
メッセージ RAM から OBF シャドウに転送されるソースメッセージバッファの数を示します。有効な
値は , 0x00 ~ 0x7F (0 ~ 127) です。受信 FIFO の最初のメッセージバッファの数がこのレジスタに書
き込まれた場合 , メッセージハンドラは , GET Index (GIDX, 「10.FIFO 機能」を参照 ) によってアドレ
ス指定されたメッセージバッファを OBF シャドウへ転送します。
VIEW
シャドウバッファ表示
OBF シャドウと OBF ホストを切り換えます。OBSYS = "0" の間にのみ書込み可能です。
1 =OBF シャドウと OBF ホストを交換
0 = 処理なし
REQ
メッセージ RAM 転送要求
OBRS[6:0] によってアドレス指定されたメッセージバッファのメッセージ RAM から OBF シャドウへ
の転送を要求します。OBSYS = "0" の間にのみ書込み可能です。
1 =OBF シャドウへの転送が要求された
0 = 要求なし
OBSYS
出力バッファビジーシャドウ
ビット REQ が設定された後に "1" に設定されます。メッセージ RAM と OBF シャドウ間の転送が完
了した後 , OBSYS が "0" に戻されます。
1 = メッセージ RAM と OBF シャドウと間の転送中
0 = 進行中の転送なし
OBRH[6:0] 出力バッファ要求ホスト
RDHS[13], MBS, および RDDS[164] を介してホストが現在アクセス可能なメッセージバッファの数
を示します。VIEW に "1" を書き込むことにより , OBF シャドウと OBF ホストが交換され , ホストが
転送されたメッセージバッファにアクセス可能になります。有効な値は , 0x00 ~ 0x7F (0 ~ 127) で
す。
178
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
■ 機能説明
本章では , E-Ray の実装および関連する FlexRay のプロトコル機能について説明します。FlexRay プロトコルの詳細につ
いては , FlexRay プロトコル仕様書 v2.1 を参照してください。
FlexRay ネットワークでの通信は , フレームとシンボルに基づいています。ウェイクアップシンボル (WUS) および衝突回
避シンボル (CAS) は , タイムスケジュールを設定するために通信サイクルの外部で送信されます。フレームとメディア
アクセステストシンボル (MTS) は , 通信サイクルの内部で送信されます。
1.通信サイクル
FlexRay 通信サイクルは , 以下の要素から構成されます。
・静的セグメント
・動的セグメント ( オプション )
・シンボルウィンドウ ( オプション )
・ネットワークアイドル時間 (NIT)
ネットワーク通信時間 (NCT) は , 静的セグメント , 動的セグメント , およびシンボルウィンドウで構成されます。通信
チャネルごとに , スロットカウンタが 1 からスタートし , 動的セグメントの終わりに達するまでカウントアップします。
両チャネルは , 同じアービトレーショングリッドを共有します。これは , 同じ同期マクロティックを使用していることを
意味します。
通信サイクルの構造
タイムベース
派生トリガ
タイムベース
派生トリガ
t
静的セグメント
通信
サイクル x-1
1.1.
動的セグメント
シンボル
ウィンドウ
NIT
通信サイクル x
通信
サイクル x+1
静的セグメント
静的セグメントは , 以下の機能を特徴とします。
・固定長の時間スロット ( バスガーディアンによりオプションで保護される )
・各静的スロットのアクションポイントでのフレーム送信のスタート
・両チャネルのすべてのフレームで同じペイロード長
パラメータ : 静的スロット数 GTUC7.NSS[9:0],
静的スロット長 GTUC7.SSL[9:0],
静的ペイロード長 MHDC.SFDL[6:0],
アクションポイントオフセット GTUC9.APO[5:0]
1.2.
動的セグメント
動的セグメントは , 以下の機能を特徴とします。
・すべてのコントローラにバスアクセスがある ( バスガーディアン保護不可 )
・スロットのペイロード長と継続期間は可変で , 両チャネルで異なる
・ミニスロットアクションポイントで送信のスタート
パラメータ : ミニスロット数 GTUC8.NMS[12:0],
ミニスロット長 GTUC8.MSL[5:0],
ミニスロットアクションポイントオフセット GTUC9.MAPO[4:0]
最新送信のスタート ( 最終ミニスロット ) MHDC.SLT[12:0]
September 26, 2014, DS07-16611-2
179
Data
1.3.
Sheet
シンボルウィンドウ
シンボルウィンドウの間 , 1 チャネルにつき 1 つのメディアアクセステストシンボル (MTS) のみが送信されます。MTS
シンボルは , バスガーディアンをテストするために , NORMAL_ACTIVE 状態で送信されます。
シンボルウィンドウは , 以下の機能を特徴とします。
・シングルシンボルを送信する
・MTS シンボルの送信は , シンボルウィンドウアクションポイントでスタートする
パラメータ : シンボルウィンドウアクションポイントオフセット GTUC9.APO[4:0] ( 静的スロットと同じ )
ネットワークアイドル時間スタート GTUC4.NIT[13:0]
1.4.
ネットワークアイドル時間 (NIT)
ネットワークアイドル時間の間 , CC は以下のタスクを実行する必要があります。
・クロック補正時間 ( オフセットおよびレート ) を計算する
・オフセット補正スタートの後 , 複数のマクロティックにオフセット補正を分配する
・クラスタサイクル関連のタスクを実行する
パラメータ : ネットワークアイドル時間スタート GTUC4.NIT[13:0],
オフセット補正スタート GTUC4.OCS[13:0]
1.5.
NIT スタートおよびオフセット補正スタートの設定
NIT スタートおよびオフセット補正スタートの設定
GTUC2.MPC = m
GTUC4.NIT = k
GTUC4.OCS = NIT + 1
0
n
静的 / 動的セグメント
n+1
k
k+1
シンボルウィンドウ
m-1
NIT
1 サイクル当たりのマクロティックの数 gMacroPerCycle を m とすると , GTUC2.MPC = m にプログラムすることで設定さ
れます。
静的 / 動的セグメントは , マクロティック 0 でスタートし , マクロティック n で終了します。
n = 静的セグメント長 + 動的セグメントオフセット + 動的セグメント長 - 1MT
n = gNumberOfStaticSlots • gdStaticSlot + 動的セグメントオフセット +
gNumberOfMinislots • gdMinislot - 1 MT
静的セグメント長は , GTUC7.SSL と GTUC7.NSS により設定されます。
動的セグメント長は , GTUC8.MSL と GTUC8.NMS により設定されます。
動的セグメントオフセットは , 以下のように求められます。
gdActionPointOffset≦ gdMinislotActionPointOffset の場合 :
動的セグメントオフセット = 0 MT
gdActionPointOffset ≧ gdMinislotActionPointOffset の場合 :
動的セグメントオフセット = gdActionPointOffset - gdMinislotActionPointOffset
NIT がマクロティック k+1 でスタートし , サイクル m-1 の最終マクロティックで終了するには , GTUC4.NIT = k と設定し
ます。
E-Ray の場合 , オフセット補正スタートは , GTUC4.OCS ≧ GTUC4.NIT + 1 = k+1 とする必要があります。
シンボルウィンドウの長さは , 静的 / 動的セグメントの終わりと NIT の始めの間のマクロティック数から得られます。k n により計算されます。
180
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
2.通信モード
FlexRay プロトコル仕様書 v2.1 では , タイムトリガ分散 (TT-D) モードが定義されています。
2.1.
タイムトリガ分散 (TT-D)
TT-D モードでは , 以下の設定が可能です。
・純粋な静的 : 最小 2 静的スロット + シンボルウィンドウ ( オプション )
・混合の静的 / 動的 : 最小 2 静的スロット + 動的セグメント + シンボルウィンドウ ( オプション )
分散タイムトリガ動作には , 最小で 2 つのコールドスタートノードを設定する必要があります。クラスタスタートアッ
プには , 2 つの障害のないコールドスタートノードが必要です。各スタートアップフレームは同期フレームでなければな
らず , 従ってすべてのコールドスタートノードは同期ノードになります。
3.クロック同期
TT-D モードでは , 分散クロック同期が使用されます。各ノードは , 他のノードから受信した同期フレームのタイミング
を観測することにより , 自身をクラスタに個別に同期します。
3.1.
グローバル時間
それぞれのノードが固有の表示を保持していますが , 通信を含め FlexRay ノード内のアクティビティはグローバル時間の
概念に基づいています。これは , 独自のクロック機構で FlexRay クラスタを他のノード集合と区別するクロック同期機構
です。グローバル時間は , 2 つの値のベクタ , つまりサイクル ( サイクルカウンタ ) およびサイクル時間 ( マクロティック
カウンタ ) です。
クラスタ固有 :
・マクロティック (MT) = FlexRay ネットワークの時間測定の基本単位。マクロティックはマイクロティック (T) の整数か
ら成る
・サイクル長 , = マクロティック (MT) 単位の通信サイクルの継続時間
3.2.
ローカル時間
ノードは , 内部で , マイクロティックの精度で自身の動作の時間を調整します。マイクロティックは , 特定のノードの発
信クロック単位から得られる時間の単位です。したがって , マイクロティックは , コントローラ固有の単位になります。
異なるコントローラでは異なる期間になります。ノードのローカル時間の差異測定の精度は , マイクロティック単位
(T) です。
ノード固有 :
・発振クロック -> プリスケーラ -> マイクロティック (T)
・mT = CC の時間測定の基本単位。
クロック補正は mTs 単位で行なわれる
・サイクルカウンタ + マクロティックカウンタ = ノードのグローバル時間のローカル表示
3.3.
同期処理
クロック同期は , 同期フレームを使用して実行されます。事前設定されたノード ( 同期ノード ) のみが同期フレームを送
信できます。2 チャネルクラスタでは , 同期ノードが , 両チャネルにその同期フレームを送信する必要があります。
FlexRay での同期では , 以下の制約を考慮に入れる必要があります。
・1 つの通信サイクルで , 1 ノード当たりの同期フレームの最大数は 1
・1 つの通信サイクルで , 1 クラスタ当たりの同期フレームの最大数は 15
・すべてのノードは , クロック同期用の事前設定された同期フレーム数 (GTUC2.SNM[3:0]) を使用する必要がある
・クロック同期およびスタートアップに , 最低 2 つの同期ノードが必要
クロック同期のために , 静的セグメントの間に受信された同期フレームの期待された到着時間と観測された到着時間と
の時差が測定されます。2 チャネルクラスタでは , 同期ノードは , 両チャネルに同期フレームを送信するように設定され
る必要があります。補正時間の計算は , FTM アルゴリズムを使用して , NIT ( オフセット : すべてのサイクル , レート : す
べての奇数サイクル ) の間に行なわれます。詳細は , FlexRay プロトコル仕様書 v2.1 を参照してください。
September 26, 2014, DS07-16611-2
181
Data
3.3.1.
Sheet
オフセット ( フェーズ ) 補正
・現在の使用されているサイクルで偏差値のみが測定され格納される
・2 チャネルノードの場合 , 小さい方の値が採られる
・すべての通信サイクルの NIT の間に計算される
・偶数サイクルから計算されるオフセット補正値は , エラーチェックにのみ使用される
・制限値と照合される
・補正値は , mTs の符号付き整数値
・補正は奇数サイクルで行なわれ , ノードを次のサイクルのスタートにシフトするために , オフセット補正のスタートの
始めからサイクルの終わり (NIT の終わり ) まで , マクロティックに分配される ( 延長 / 短縮された MT)
3.3.2.
レート ( 周波数 ) 補正
・使用される偶数 / 奇数サイクルのペアで , 偏差値のペアが測定され格納される
・2 チャネルノードの場合 , 2 つのチャネルの差異の平均が使用される
・奇数サイクルの NIT の間に計算される
・クラスタドリフトダンピングは , グローバルダンピング値を使用して実行される
・制限値と照合される
・補正値は , mTs の符号付き整数値
・次の偶数 / 奇数のサイクルペアを構成するマクロティックに分配される ( 延長 / 短縮された MT)
3.3.3.
同期フレーム送信
同期フレーム送信は , バッファ 0 および 1 からのみ可能です。メッセージバッファ 1 は , 同期フレームに 2 つのチャネル
上で異なるペイロードがある場合に , 同期フレーム送信に使用されます。この場合 , ビット MRC.SPLM は "1" に設定す
る必要があります。
同期フレーム送信に使用されるメッセージバッファは , キースロット ID で設定する必要があります。また ,
DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ設定 ( 再設定 ) できます。同期フレームを送信するノードの場合 ,
SUCC1.TXSY を "1" に設定してください。
3.4.
外部クロック同期
通常動作の間 , 独立クラスタは大幅にドリフトする可能性があります。独立クラスタ全体で同期動作を行なう場合は , 外
部同期が必要になります。各クラスタ内のノードであっても同期します。これは , ホストが推定したレート補正時間お
よびオフセット補正時間をクラスタに同時に適用することによって実現します。
・外部オフセット / レート補正値は , 符号付き整数
・外部オフセット / レート補正値は , 計算された外部オフセット / レート補正値に加えられる
・オフセット / レート補正時間 ( 外部 + 内部 ) の合計は , 設定された制限値と照合されない
182
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
4.エラー処理
実装されたエラー処理の概念は , あるシングルノードで下位層プロトコルにエラーが発生した場合に , 影響を受けない
ノード間の通信を維持できるようにするためのものです。場合によっては , CC が通常動作を再開するために高位層のプ
ログラムアクティビティが必要になります。エラー処理状態の変更は , EIR.PEMC を設定します。有効な場合は , ホスト
への割込みをトリガすることがあります。実際のエラーモードは , CCEV.ERRM[1:0] により通知されます。
POC のエラーモード ( デグレーション モデル )
エラーモード
動作
ACTIVE
( グリーン )
フルオペレーション , ステート :NORMAL_ACTIVE
この CC は完全に同期され , クラスタワイドなクロック同期をサポートしています。割込み (有効
な場合), またはレジスタ EIR と SIR からエラーやステータス割込みフラグを読み込むことで , 変
化したエラー状況やステータスは , すべてホストに報告されます。
PASSIVE
( 黄色 )
縮小オペレーション , ステート :NORMAL_PASSIVE, CC セルフレスキュが有効
この CC は , フレームやシンボルの送信は停止しますが , フレームの受信はまだ処理します。ク
ロック同期メカニズムは , 受信したフレームを元に続けられます。クラスタワイドクロック同期に
関する動作はありません。割込み (有効な場合), またはレジスタ EIR と SIR からエラーやステー
タス割込みフラグを読み込むことで , 変化したエラー状況やステータスは , すべてホストに報告さ
れます。
COMM_HALT
(赤)
オペレーション中断 , ステート :HALT, CC セルフレスキュは無効
この CC は , フレームやシンボルの処理を停止し , クロック同期とマクロティック生成を実行しま
す。ホストはレジスタ EIR と SIR からエラーやステータス割込みフラグを読み込むことで , まだエ
ラーやスタータス情報にアクセスできます。バスドライバは無効です。
4.1.
クロック補正失敗カウンタ
クロック補正失敗カウンタが , SUCC3.WCP[3:0] で定義された「クロック補正パッシブなしで最大」値に達すると , POC
の状態は NORMAL_ACTIVE から NORMAL_PASSIVE に遷移します。クロック補正失敗カウンタが , SUCC3.WCF[3:0]
で定義された「クロック補正フェータルなしで最大」値に達すると , 状態は NORMAL_ACTIVE または
NORMAL_PASSIVE から HALT に遷移します。
クロック補正失敗カウンタ CCEV.CCFC[3:0] によって , ホストはクロック補正項目を計算するための , CC がプロトコル
のスタートアップフェーズを通過した後の , ノードの無効時間をモニタできます。この値は , 失われたオフセット補正フ
ラグ SFS.MOCS または失われたレート補正フラグ SFS.MRCS が設定される奇数の通信サイクルの末尾で 1 ずつインクリ
メントされます。
失われたオフセット補正フラグ SFS.MOCS も , 失われたレート補正フラグ SFS.MRCS も設定されていなければ , 奇数の
通信サイクルの末尾で , クロック補正失敗カウンタはゼロにリセットされます。
クロック補正失敗カウンタは , 「クロック補正フェータルなしで最大」値 SUCC3.WCP[3:0] に達すると , インクリメント
を中止します ( つまりカウンタのインクリメントは最大値まで達すると 0 には戻らない )。CC の状態が READY になる
か NORMAL_ACTIVE 状態になると , クロック補正失敗カウンタはゼロに初期化されます。
4.2.
パッシブトゥアクティブカウンタ
パッシブトゥアクティブカウンタは , POC の状態 NORMAL_PASSIVE から NORMAL_ACTIVE への変更を制御します。
CC の状態が NORMAL_PASSIVE から NORMAL_ACTIVE へ遷移する前に , 有効なクロック補正項目を含んでいる連続し
た偶数 / 奇数サイクルのペアを , SUCC1.PTA[4:0] は多数定義します。SUCC1.PTA[4:0] がゼロにセットされている場合 ,
CC は NORMAL_PASSIVE から NORMAL_ACTIVE へ遷移できません。
4.3.
HALT コマンド
ホストが がローカルノードの FlexRay 通信を停止したい場合は , HALT コマンドをアサートして , CC を HALT 状態にしま
す。これは SUCC1.CMD[3:0] = 0110 と書き込むことで実現します。FlexRay ネットワーク全体の通信をシャットダウンす
るには , すべてのノードが確実に HALT コマンドを同時に適用させるため , 上位層のプロトコルが必要です。
POC の状態が HALT へ遷移した場合は , CCSV.PSL[5:0] から読み取ることができます。
NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE ステートのときに呼び出されると , カレントサイクルの末尾で , POC は
HALT 状態へ遷移します。その他の状態のときに呼び出されると , SUCC1.CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted に
リセットされ , EIR.CNA は "1" にセットされます。許可されていれば ホストへの割込みが発生します。
September 26, 2014, DS07-16611-2
183
Data
4.4.
Sheet
FREEZE コマンド
ホストが重大なエラー状態を検出すると , FREEZE コマンドをアサートして , CC を HALT 状態にします。これは
SUCC1.CMD[3:0] = 0111 と書き込むことで実現します。FREEZE コマンドは , 実際の POC の状態に関係なく , 即座に
HALT 状態への遷移をトリガします。
POC の状態が HALT へ遷移した場合は , CCSV.PSL[5:0] から読み取ることができます。
5.通信コントローラーのステータス
5.1.
通信コントローラーのステータスの概略図
E-Ray 通信コントローラーの全ステータス概略図
HW リセット
T1
パワーオン
DEFAULT_
CONFIG
MONITOR
モード
T2
T3
T4
T17
CONFIG
T5
T6
T16
T7
WAKEUP
T8
READY
T9
HALT
T14
T13
T15
T12
STARTUP
T10
NORMAL
ACTIVE
T11
NORMAL
PASSIVE
Host コマンドによりトリガされる遷移
内部状態によりトリガされる遷移
Host コマンドまたは内部状態によりトリガされる遷移
状態遷移は外部端子 eray_reset および eray_rxd1, 2, POC ステートマシン , CHI コマンドベクタ SUCC1.CMD[3:0] によっ
て制御されます。
FREEZE コマンド (SUCC1.CMD[3:0] = 0111) が発行されると , CC はどんな状態からでも HALT へ抜けます。
184
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
E-Ray ステートマシン全体の状態遷移
条件
T#
状態遷移前
状態遷移後
1
ハードウェアリセット
全ステート
DEFAULT_CONFIG
2
コマンド CONFIG, SUCC1.CMD[3:0] = 0001
DEFAULT_CONFIG
CONFIG
3
アンロックシーケンスの後にコマンド
MONITOR_MODE, SUCC1.CMD[3:0] = 1011
CONFIG
MONITOR_MODE
4
コマンド CONFIG, SUCC1.CMD[3:0] = 0001
MONITOR_MODE
CONFIG
5
アンロックシーケンスの後にコマンド READY,
SUCC1.CMD[3:0] = 0010
CONFIG
READY
6
コマンド CONFIG, SUCC1.CMD[3:0] = 0001
READY
CONFIG
7
コマンド WAKEUP, SUCC1.CMD[3:0] = 0011
READY
WAKEUP
8
ウェイクアップパターンの非中断送信完了時 , または受
信した WUP, または受信したフレームヘッダ , または
ウェイクアップ衝突 , またはコマンド READY,
SUCC1.CMD[3:0] = 0010
WAKEUP
READY
9
コマンド RUN, SUCC1.CMD[3:0] = 0100
READY
STARTUP
10
正常なスタートアップ
STARTUP
NORMAL_ACTIVE
11
クロック補正失敗カウンタが SUCC3.WCP[3:0] で設定
したクロック補正パッシブなしの最大値に達した。
NORMAL_ACTIVE
NORMAL_PASSIVE
12
有効な修正項目数が SUCC1.PTA[4:0] で設定したパッシ NORMAL_PASSIVE
ブトゥアクティブ値に達した。
13
コマンド READY, SUCC1.CMD[3:0] = 0010
STARTUP,
NORMAL_ACTIVE,
NORMAL_PASSIVE
READY
14
クロック補正失敗カウンタが SUCC3.WCP[3:0], および
ビット SUCC1.HCSE を "1" に設定 , またはコマンド
HALT, SUCC1.CMD[3:0] = 0110 で設定したクロック補
正フェータルなしの最大値に達した。
NORMAL_ACTIVE
HALT
15
クロック補正失敗カウンタが SUCC3.WCP[3:0], および
ビット SUCC1.HCSE を "1" に設定 , またはコマンド
HALT, SUCC1.CMD[3:0] = 0110 で設定したクロック補
正フェータルなしの最大値に達した。
NORMAL_PASSIVE
HALT
16
コマンド FREEZE, SUCC1.CMD[3:0] = 0111
全ステート
HALT
17
コマンド CONFIG, SUCC1.CMD[3:0] = 0001
HALT
DEFAULT_CONFIG
September 26, 2014, DS07-16611-2
NORMAL_ACTIVE
185
Data
5.2.
Sheet
DEFAULT_CONFIG ステート
DEFAULT_CONFIG ステートでは , CC は停止しています。設定レジスタはすべてアクセス可能で , 物理層への端子は非
アクティブ状態です。
次の場合 CC はこのステートに入ります。
・ハードウェアリセットを抜けたとき ( 外部リセット信号 eray_reset が非アクティブ化されます。)
・HALT ステートから抜けたとき。
ステート DEFAULT_CONFIG から抜けるには , ホストに SUCC1.CMD[3:0] = 0001 と書き込みます。これで CC が
CONFIG ステートに入ります。
5.3.
CONFIG ステート
CONFIG ステートでは , CC は停止しています。設定レジスタはすべてアクセス可能で , 物理層への端子は非アクティブ
状態です。このステートは CC 構成の初期化に使用します。
次の場合 CC はこのステートに入ります。
・DEFAULT_CONFIG ステートから抜けたとき。
・MONITOR_MODE または READY ステートから抜けたとき。
HALT または DEFAULT_CONFIG ステートを介してこのステートに入った場合は , Host ステータス情報と構成を分析す
ることができます。CONFIG ステートを抜ける前に , ホストは構成にエラーがないことを確認しなければなりません。
CONFIG ステートを抜けるには , ホストは 3.3. ロックレジスタ (LCK) に説明されているアンロックシーケンスを実行し
なければなりません。CONFIG ステートをアンロックした直後 , ホストは次のステートに入るために , SUCC1.CMD[3:0]
を書き込む必要があります。
CC が CONFIG ステートから抜けると , 内部カウンタと CC ステータスフラグがリセットされます。
(注意事項)ステータスビット MHDS[14:0], レジスタ TXRQ1/2/3/4, およびメッセージ RAM に保存されたステータスデー
タ
は , CONFIG から READY ステートへの POC 遷移の影響を受けません。
CC が CONFIG ステートのときは , モジュール クロックを停止して (eray_sclk, eray_bclk), CC をパワーセービングモード
にすることもできます。これを実行するには , クロックを停止する前にすべての メッセージ RAM の転送が終了してい
ることを ホストは確認しなければなりません。
5.4.
MONITOR_MODE
CONFIG ステートをアンロックして SUCC1.CMD[3:0] = 1011 を書き込むと , CC は MONITOR_MODE に入ります。この
モードでは , CC は FlexRay フレームを受信することができます。受信したフレームの一時的整合性はチェックされませ
ん。したがって , サイクルカウンタのフィルタリングはサポートされません。このモードは FlexRay ネットワークの起動
が失敗したなどの場合に , デバッグに使用できます。SUCC1.CMD[3:0] = 0001 を書き込むと , CC は CONFIG ステートに
戻ります。
MONITOR_MODE では , 最初の有効メカニズムの選択は無効にされています。これは , 受信メッセージバッファが 1 チャ
ネルしか受信できない構成になることを意味します。受信したフレームはフレーム ID と受信チャネルに応じて , メッ
セージバッファに保存されます。Null フレームはデータフレームと同じように扱われます。フレームの受信後は , ス
テータスビット MBS.VFRA, MBS.VFRB, MBS.MLST, MBS.RCIS, MBS.SFIS, MBS.SYNS, MBS.NFIS, MBS.PPIS,
MBS.RESS のみが有効な値を持ちます。MONITOR_MODE では , 受信 FIFO は無効です。
5.5.
READY ステート
CONFIG ステートをアンロックして SUCC1.CMD[3:0] = 0010 を書き込むと , CC は READY ステートに入ります。このス
テートから , CC は WAKEUP ステートへ遷移してクラスタウェイクアップを実行するか , STARTUP ステートに遷移して
コールドスタートを実行するか , ランニングクラスタに統合することができます。
次の場合 CC はこのステートに入ります。
・SUCC1.CMD[3:0] = 0010 (READY コマンド ) を書き込み , CONFIG, WAKEUP, STARTUP, NORMAL_ACTIVE, または
NORMAL_PASSIVE ステートから抜けたとき。
186
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
次の場合 CC はこのステートから抜けます。
・SUCC1.CMD[3:0] = 0001 (CONFIG コマンド ) を書き込むと , CONFIG ステートへ。
・SUCC1.CMD[3:0] = 0011 (WAKEUP コマンド ) を書き込むと , WAKEUP ステートへ。
・SUCC1.CMD[3:0] = 0100 (RUN コマンド ) を書き込むと , STARTUP ステートへ。
CC が STARTUP ステートに入ると , 内部カウンタと CC ステータスフラグがリセットされます。
(注意事項)ステータスビット MHDS[14:0], レジスタ TXRQ1/2/3/4, およびメッセージ RAM に保存されたステータスデー
タ
は , READY から STARTUP ステートへの POC 遷移の影響を受けません。
5.6.
WAKEUP ステート
以下の説明は , E-Ray IP- モジュールのウェイクアップ構成を前提としています。詳しいウェイクアップ手順の説明と ,
それぞれの SDL 概略図は FlexRay プロトコル仕様 v2.1, セクション 7.1 にあります。
次の場合 CC はこのステートに入ります。
・SUCC1.CMD[3:0] = 0011 (WAKEUP コマンド ) を書き込んで , READY ステートから抜けたとき。
次の場合 CC はこのステートから READY ステートへ抜けます。
・ウェイクアップパターンの非中断転送が完了後。
・WUP 受信後。
・WUP 衝突検出後
・フレームヘッダの受信後。
・SUCC1.CMD[3:0] = 0010 (READY コマンド ) を書き込むこと。
クラスタ内のすべてのノードが立ち上がっていることを確認するために , クラスタウェイクアップは通信のスタート
アップを実行する必要があります。クラスタウェイクアップの最低要求として , すべてのバスドライバに電力が供給さ
れていなければなりません。バスドライバは , そのチャネルでウェイクアップパターンを受信すると , ノードの別のコン
ポーネントをウェイクアップさせることができます。少なくともクラスタの 1 つのノードに 外部ウェイクアップソース
が必要です。
ホストがウェイクアップ手順を完全に制御します。クラスタウェイクアップを実行するために , バスドライバと CC に
よってクラスタのステート情報が伝えられ , ( 可能であれば ) バスガーディアンと CC が構築されます。CC は , 有効な
チャネルそれぞれに特別なウェイクアップパターンを送信する能力を , ホストに提供します。CC は WAKEUP ステート
の場合のみ , ウェイクアップパターンを認識する必要があります。
ウェイクアップは 1 度に 1 つのチャネルでしか実行できません。ホストは SUCC1.WUCS を書き込んで CC が CONFIG ス
テートにいる間に , ウェイクアップチャネルを構成しなくてはなりません。CC はこのチャネルで行なわれる通信が妨害
されないよう確認します。ノードはスタートアップフェーズまでフィードバックができないため , 構成されたチャネル
に接続されているすべてのノードが , ウェイクアップパターン送信時に立ち上がっているかどうか CC は保証できませ
ん。ウェイクアップ手順によって , 接続されているシングルチャネルにウェイクアップパターンを送信するだけで , シン
グルチャネルデバイスが 2 チャネルシステムで有効になり , ウェイクアップをトリガできるようになります。システム
のスタートアップが必要とされるコールドスタートノードは , 通信スタートアップを初期化する前に , 残りのチャネルを
有効にします。
1 つのノードしかパターンを送信しないような状況を解決するために , ウェイクアップ手順は 1 つのチャネルをいくつも
のノードが同時にウェイクアップしようとすることを許します。さらに , ウェイクアップパターンは衝突を許容するた
め , 2 つのノードが同時にウェイクアップパターンを送信する障害が発生しても , 衝突したシグナルはもう一方のノード
を結果的にウェイクアップすることができます。
ウェイクアップ後 , CC は READY ステートに戻り , SIR.WST フラグをセットして , ウェイクアップステータスの変更を
ホストに通知します。ウェイクアップステータスのベクタは CCSV.WSV[2:0] で読み取ることができます。有効なウェ
イクアップパターンが受信されると , SIR.WUPA フラグまたは SIR.WUPB フラグのどちらかが設定されます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
187
Data
Sheet
POC ステート WAKEUP の構成
READY
Texit
Tenter
WAKEUP
STANDBY
T1
T4
T6
T2
T3
WAKEUP
LISTEN
T5
WAKEUP
SEND
WAKEUP
DETECT
WAKEUP
状態遷移 WAKEUP
条件
T#
状態遷移後
ホストコマンドが SUCC1.CMD[3:0] =
0011(WAKEUP コマンド ) を書き込んで
WAKEUP ステートへ変更します。
READY
WAKEUP
1
CHI の WAKEUP コマンドがウェイクアップ
FSM をトリガし , WAKEUP_LISTEN ステート
へ遷移します。
WAKEUP_STANDBY
WAKEUP_LISTEN
2
SUCC1.WUCS ビットで選択されたウェイク
アップチャネル で WUP を受信した場合 , また WAKEUP_LISTEN
は有効なチャネルのどちらかでフレームヘッダ
を受信した場合
WAKEUP_STANDBY
3
タイマイベント
WAKEUP_LISTEN
WAKEUP_SEND
4
ウェイクアップパターンの非中断転送が完了
WAKEUP_SEND
WAKEUP_STANDBY
5
衝突を検出した場合
WAKEUP_SEND
WAKEUP_DETECT
6
ウェイクアップタイマーのタイムアウト , また
は SUCC1.WUCS ビットで選択されたウェイク
アップチャネル で WUP を検出した場合 , また WAKEUP_DETECT
は有効なチャネルのどちらかでフレームヘッダ
を受信した場合
WAKEUP_STANDBY
ウェイクアップが (T2 または T4 または T6 の
後 ) 完了するか , ホストコマンドが
SUCC1.CMD[3:0] = 0010 (READY コマンド ) を
書き込んで READY ステートへ変更します。ま WAKEUP
た , このコマンドはウェイクアップ FSM を
WAKEUP_STANDBY ステートへリセットしま
す。
READY
enter
exit
188
状態遷移前
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
WAKEUP_LISTEN ステートはウェイクアップタイマとウェイクアップノイズタイマによって制御されます。2 つのタイ
マはパラメータ , リッスンタイムアウト SUCC2.LT[20:0] とリッスンタイムアウトノイズ SUCC2.LTN[3:0] で制御されま
す。リッスンタイムアウトにより , ノイズがまったくない環境ではクラスタのウェイクアップが速くなり , リッスンタイ
ムアウトノイズは , ノイズ障害のためにウェイクアップが難しい条件下でもウェイクアップできます。
WAKEUP_SEND ステートでは , CC は構成したチャネルにウェイクアップパターンを送信し , 衝突を確認します。ウェイ
クアップからリターンした後 , ホストは CHI の RUN コマンドで , CC を STARTUP ステートにしなければなりません。
WAKEUP_DETECT ステートでは , CC は WAKEUP_SEND ステートで検出されたウェイクアップの衝突の原因を識別し
ようとします。このモニタリングは SUCC2.LT[20:0] で設定されたリッスンタイムアウトで時間切れとなります。別
ノードがウェイクアップを試みたことを示すウェイクアップパターンの検出 , あるいは , 通信の継続を示すフレームヘッ
ダの受信によって , 直接 READY ステートへ遷移します。さもなければ , リッスンタイムアウトが過ぎた後も
WAKEUP_DETECT が残ります。この場合 , ウェイクアップの衝突の原因は不明となります。
ホストは起こりうるウェイクアップの失敗を認識しておき , それに合わせて対応する必要があります。ウェイクアップ
を引き起こしたノードのスタートアップの試行を遅らせることをお勧めします。このとき遅らせる時間は , 別のコール
ドスタートノードを立ち上げ , 構築するのに必要な最短時間とします。
FlexRay Protocol Specification v2.1 では , 異なる 2 つの CC は 2 つのチャネルで立ち上げることを推奨しています。
5.6.1.
ホストの動作
ホストは , 2 つのチャネルのウェイクアップを調整し , 特定のチャネルをウェイクするかどうか決めなければなりませ
ん。ウェイクアップパターンの送信は , ホストが開始します。ウェイクアップパターンはリモート BD によって検出され
, ローカル ホストに通知されます。
ホストが制御するウェイクアップ手順 ( シングルチャネルウェイクアップ )。
・CONFIG ステートで CC を構築します。
・SUCC1.WUCS ビットをプログラムすることでウェイクアップチャネルを選択します。
・WUP が受信されているかローカル BD を確認します。
・選択されたウェイクアップチャネルの BD を起動します。
・CC に READY ステートに入るよう命令します。
・SUCC1.CMD[3:0] = 0011 を書き込み , 設定したチャネルでウェイクアップをスタートするよう CC に命令します。
・CC が WAKEUP に入ります。
・CC は READY ステートに戻り , ウェイクアップ試行のステータスをホストに通知します。
・事前に設定した時間ウェイトし , 他のノードがウェイクアップするのを待ち , それらを構成します。
・コールドスタートノード
・デュアルチャネルクラスタで , 他方のチャネルで WUP を待つ
・SUCC1.CMD[3:0] = 1001 を書き込んで , コールドスタート禁止フラグ CCSV.CSI をリセットします。
(ALLOW_COLDSTART コマンド )
・SUCC1.CMD[3:0] = 0100 (RUN コマンド ) を書き込んで , スタートアップに入るよう CC に命令します。
September 26, 2014, DS07-16611-2
189
Data
Sheet
BD がトリガするウェイクアップ手順。
・BD がウェイクアップを認識します。
・BD が ホストのパワーアップをトリガします ( 必要であれば )。
・BD がウェイクアップイベントを ホストに通知します。
・ホストがローカル CC を構築します。
・必要であれば , ホストは 2 番目のチャネルにウェイクアップを命令し , 事前に設定した時間ウェイトし , 他のノードが
ウェイクアップするのを待ち , それらを構成します。
・ホストは SUCC1.CMD[3:0] = 0100 を書き込んで , STARTUP に入るよう CC に命令します。
(RUN コマンド )
5.6.2.
ウェイクアップパターン (WUP)
ウェイクアップパターン (WUP) は少なくとも 2 つのウェイクアップシンボル (WUS) で構成されています。ウェイクアッ
プシンボルとウェイクアップパターンは , レジスタ PRTC1 と PRTC2 によって設定されます。
・シングルチャネルウェイクアップ , ウェイクアップシンボルは , 2 つのチャネルで同時に送信できない場合があります。
・ウェイクアップシンボルの衝突が , 少なくとも 2 つの送信ノードで許されます。
( 重なった 2 つのウェイクアップシンボルは常に認識できます。)
・ウェイクアップシンボルはクラスタのすべてのノードでまったく同じものが構成されなければなりません。
・ウェイクアップシンボル送信ロータイムは PRTC2.TXL[5:0] で設定されます。
・ウェイクアップシンボルアイドルタイムは PRTC2.TXI[7:0] で構成された , バスの動作をリッスンするのに利用されま
す。
・ウェイクアップパターンは , 少なくともウェイクアップに必要な 2 つの Tx- ウェイクアップシンボルで構成されていま
す。
・PRTC1.RWP[5:0] で繰り返し回数 (2 ~ 63) が設定できます。
・ウェイクアップシンボル受信ウィンドウ長は PRTC1.RXW[8:0] で設定されます。
・ウェイクアップシンボル受信ロータイムは PRTC2.RXL[5:0] で設定されます。
・ウェイクアップシンボル受信アイドルタイムは PRTC2.RXI[5:0] で設定されます。
ウェイクアップパターンのタイミング
TXL = 15 ~ 60 ビット回
TXI = 45 ~ 180 ビット回
Tx- ウェイクアップシンボル
Rx- ウェイクアップパターン
( 衝突なし)
Rx- ウェイクアップパターン
( 衝突 , 最悪の場合)
190
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
5.7.
Sheet
STARTUP ステート
以下の説明は , E-Ray IP- モジュールのスタートアップ構成を前提としています。詳しいスタートアップ手順の説明と ,
それぞれの SDL 概略図は FlexRay プロトコル仕様 v2.1, セクション 7.2 にあります。
STARTUP ステートに入った , コールドスタート機能を持つノードはすべて , 関連付けられているチャネルが両方とも ,
コールドスタートを起動する前に立ち上げられていることを確認する必要があります。
すべてのノードとスターが完全に立ち上がり , 構築が済むまで , 同じ時間がかかると想定してはなりません。クラスタ通
信を開始するには少なくとも 2 つのノードが必要になるため , ウェイクアップを引き起こしたノードのスタートアップ
の試行を , 遅らせることをお勧めします。このとき遅らせる時間は , 別のコールドスタートノードをスタートアップに入
れるように立ち上げ , 構築するのに必要な最短時間とします。この時間は , すべてのノードとスターが完全に立ち上がり
構築されるまで
に , ( 使用するハードウェアによっては ) 数百ミリ秒必要と思われます。
すべてのチャネルでスタートアップが同時に実行されます。スタートアップしている間 , ノードはスタートアップフ
レームだけを送信します。スタートアップの間 , スタートアップフレームは同期フレームであり , null フレームです。
すべてのノードの最初の同期には , フォールトトレラントディストリビュートスタートアップストラテジが指定されて
います。一般に , ノードは以下の場合 NORMAL_ACTIVE に入ります。( 図状態外略図タイムトリガスタートアップ参照 )
・コールドスタートパスがスケジュール同期を起動したとき ( 先行するコールドスタートノード )。
・コールドスタートパスが他のコールドスタートノードと結合している ( 後続のコールドスタートノード )。
・インテグレーションパスが既存の一つの通信スケジュールに統合されている ( 他のすべてのノード )。
コールドスタートは , 衝突回避シンボル (CAS) の送信と共に開始しようとします。CAS を送信したコールドスタート
ノードだけが CAS の後の最初の 4 サイクルでフレームを送信します。そして , はじめてもう一方のコールドスタート
ノードと結合され , その後 , 他のすべてのノードと結合されます。
コールドスタートノードはビット SUCC1.TXST と SUCC1.TXSY を "1" にセットします。メッセージバッファ 0 には , ス
タートアップフレームが送信されたスロット番号を定義するキースロット ID が格納されています。スタートアップフ
レームのフレームヘッダには , スタートアップフレームを示すビットが設定されます。
3 つ以上のノードを含むクラスタでは , 少なくとも 3 つのノードをコールドスタートノードに設定する必要があります。
2 つのノードを含むクラスタでは , 2 つのノードともコールドスタートノードでなければなりません。クラスタをスター
トアップさせるには , 少なくとも 2 つのフォルトフリーコールドスタートノードが必要です。
また , 各スタートアップフレームは同期フレームでなければならないので , 各コールドスタートノードも同期ノードにな
ります。試行されるコールドスタートの回数は SUCC1.CSA[4:0] で設定されます。
非コールドスタートノードには , あきらかな統合ノードから少なくとも 2 つのスタートアップフレームが必要です。こ
のノードはコールドスタートノードがスタートアップを完了するより先に統合を開始します。少なくとも 2 つのコール
ドスタートノードがスタートアップを完了するまでは , このノードのスタートアップは完了しません。
非コールドスタートノードとコールドスタートノードはどちらも , TDMA スケジュール情報を取り出す同期フレームを
受信すると直ちに , インテグレーションパス経由でパッシブ統合を開始します。統合中に , ノードはクロックをグローバ
ルクロックと (レートおよびオフセットを)あわせる必要があり , サイクルタイムをネットワークで監視できるグロー
バルスケジュールに一致させる必要があります。その後 , これらの設定は , 有効なすべてのネットワークノードと一致し
ているか確認されます。これらの確認にパスして初めて , ノードはインテグレーションフェーズから抜けることができ ,
アクティブに通信に参加できます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
191
Data
Sheet
状態外略図タイムトリガスタートアップ
先行するコールドスタートノード
後続のコールドスタートノード
非コールドスタートノードの統合
READY
ABORT
STARTUP
STARTUP
PREPARE
COLDSTART
LISTEN
COLDSTART
COLLISION
RESOLUTION
COLDSTART
CONSISTENCY
CHECK
COLDSTART
GAP
INTEGRATION
LISTEN
ABORT
INITIALIZE
SCHEDULE
STARTUP
ABORT
STARTUP
ABORT
STARTUP
INTEGRATION
COLDSTART
CHECK
COLDSTART
JOIN
ABORT
STARTUP
INTEGRATION
CONSISTENCY
CHECK
ABORT
STARTUP
ABORT
STARTUP
STARTUP
NORMAL
ACTIVE
5.7.1.
コールドスタート禁止モード
コールドスタート禁止モードでは , ノードは TDMA 通信スケジュールを初期化できません。CCSV.CSI ビットが設定さ
れている場合 , ノードはクラスタ通信を初期化することができません , つまりコールドスタートパスに入ることが禁止さ
れています。このノードは別のコールドスタートノードがクラスタ通信の初期化を開始した後は , 稼動中のクラスタを
統合することや , スタートアップフレームを送信することができます。
POC が READY ステートに入ると , いつでもコールドスタート禁止ビット CCSV.CSI を設定できます。このビットは , ホ
ストの CHI コマンド ALLOW_COLDSTART (SUCC1.CMD[3:0] = 1001) でクリアしなければなりません。
192
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
5.7.2.
Sheet
タイムアウトのスタートアップ
CC は異なる 2 つの mT タイマを提供し , 2 つのタイムアウト値 , スタータップタイムアウトとスタートアップノイズタイ
ムアウトをサポートします。2 つのタイマは CC が COLDSTART_LISTEN ステートに入った瞬間にスタートします。こ
のタイマのどちらかの時間を過ぎると , 通信を起動するために , ノードが初期検出フェーズ (COLDSTART_LISTEN ス
テート ) から抜けます。
(注意事項)スタートアップタイマおよびスタートアップノイズタイマは , ウェイクアップタイマおよびウェイクアップ
ノイズタイマと同じです。同じ設定値 SUCC2.LT[20:0] と SUCC2.LTN[3:0] を使用します。
スタートアップタイムアウト
あるノードが , 他のノードとの間の通信がすでに存在しているか , または , 少なくとも 1 つのコールドスタートノードが
アクティブに他のノードとの統合を要求しているかを確かめるために , そのノードが使用するリッスンタイムをスター
トアップタイムアウトが制限します。スタートアップタイマは SUCC2.LT[20:0] をプログラムすることで設定します
(5.2.SUC 設定レジスタ 2 (SUCC2) 参照 )。
スタートアップタイムアウトは :pdListenTimeout = SUCC2.LT[20:0]
スタートアップタイマは以下のときにリスタートします。
・COLDSTART_LISTEN ステートに入ったとき。
・COLDSTART_LISTEN ステートにいるときに , 両方のチャネルがアイドル状態に達したとき。
スタートアップタイマは以下のときに停止します。
・ノードが COLDSTART_LISTEN にいるときに , 構成されているチャネルの一方で , 通信チャネルの動作が検出されたと
き。
・COLDSTART_LISTEN ステートから抜けたとき。
一度スタートアップタイムアウトが時間切れになると , タイマのオーバーフローも , タイマのサイクリックリスタートも
実行されません。タイマのステータスは以降のスタートアップステートマシンによる処理のためにそのまま残ります。
スタートアップノイズタイムアウト
スタートアップタイマが初めてスタートするとき (STARTUP_PREPARE ステートから COLDSTART_LISTEN ステートへ
遷移 ), 同時にスタートアップノイズタイマもスタートします。この補助的なタイムアウトは , ノイズが存在する場合の
スタートアップ手順の信頼性を向上します。スタートアップノイズタイムアウトは SUCC2.LTN[3:0] をプログラムする
ことで設定します (5.2.SUC 設定レジスタ 2 (SUCC2) 参照 )。
スタートアップノイズタイムアウトは :
pdListenTimeout • gListenNoise = SUCC2.LT[20:0] • (SUCC2.LTN[3:0] + 1)
スタートアップノイズタイマは以下のときにリスタートします。
・COLDSTART_LISTEN ステートに入ったとき
・ノードが COLDSTART_LISTEN ステートで , 正しくデコードされたヘッダまたは CAS シンボルを受取ったとき
スタートアップノイズタイマは COLDSTART_LISTEN ステートを抜けたときに停止します。
一度スタートアップノイズタイムアウトが時間切れになると , タイマのオーバーフローも , タイマのサイクリックリス
タートも実行されません。ステータスは以降のスタートアップステートマシンによる処理のためにそのまま残ります。
ランダムなチャネル動作が検出された場合 , スタートアップノイズタイマはリスタートしないので , このタイムアウトは
, ノイズが存在する場合でも , ノードは絶対に通信クラスタをスタートアップしようとするフォールバックソリューショ
ンを定義します。
5.7.3.
先行するコールドスタートノードのパス ( コールドスタートの初期化 )
コールドスタートノードが COLDSTART_LISTEN に入ると , ノードは関連付けられたチャネルをリッスンします。
通信が検出されなかった場合 , ノードは COLDSTART_COLLISION_RESOLUTION ステートに入り , コールドスタートの
試行を開始します。はじめて CAS シンボルを送信した後 , 続いて初めての通常サイクルが実行されます。サイクル番号
はゼロです。
サイクルゼロの次に , ノードはスタートアップフレームを送信します。各コールドスタートノードがコールドスタート
を試行するので , 複数のノードが同時に CAS シンボルを送信してコールドスタートパスに入る事態が発生する可能性が
September 26, 2014, DS07-16611-2
193
Data
Sheet
あります。この状況は CAS 送信後の最初の 4 サイクルの間に解消されます。
コールドスタート試行を開始したノードが , この 4 サイクル中に CAS シンボルまたはフレームヘッダを受信すると , す
ぐにまた COLDSTART_LISTEN ステートに入ります。したがって , パスにはノードが 1 つだけ残ります。他のコールド
スタートノードは , 4 サイクル目にスタートアップフレームの送信を開始します。
4 つのサイクルの後 COLDSTART_COLLISION_RESOLUTION ステートで , コールドスタートを開始したノードが
COLDSTART_CONSISTENCY_CHECK ステートに入ります。これにより , 4 サイクルと 5 サイクルのすべてのスタート
アップフレームが収集され , クロック補正を行ないます。クロック補正でエラーが出ず , 有効なスタートアップフレーム
のペアを少なくとも 1 つ受信すると , そのノードは COLDSTART_CONSISTENCY_CHECK を抜け , NORMAL_ACTIVE ス
テートに入ります。
1 つのノードに許されるコールドスタートの試行回数は SUCC1.CSA[4:0] で設定されます。コールドスタートを試行でき
る残り回数は CCSV.RCA[4:0] から読み取ることができます。コールドスタートを試行できる残り回数は , コールドス
タートを試行するごとに 1 ずつ減少します。ノードはこの値が 1 より大きい場合のみ COLDSTART_LISTEN ステートに
入り , 0 より大きい場合のみ COLDSTART_COLLISION_RESOLUTION ステートに入ります。コールドスタートの試行回
数が 1 のときは , コールドスタートは禁止されますが , インテグレーションはまだ可能です。
5.7.4.
後続のコールドスタートノードのパス ( 先行するコールドスタートノードに対応 )
コールドスタートノードが COLDSTART_LISTEN ステートに入ると , 先行のコールドスタートノードからスケジュール
とクロック補正を取り出すため , 有効なスタートアップフレームのペアを受信しようとします。
有効なスタートアップフレームが受信されるとすぐに INITIALIZE_SCHEDULE ステートに入ります。クロック同期が ,
秒を一致させる有効なスタートアップフレームを正常に受信し , そこからスケジュールを読み出せれば ,
INTEGRATION_COLDSTART_CHECK ステートに入ります。
INTEGRATION_COLDSTART_CHECK ステートでは , クロック補正が正しく実行されることが保証されており , この
ノードのスケジュールを初期化したコールドスタートノードはまだ有効です。このノードはすべての同期フレームを収
集し , 後続のダブルサイクルでクロック補正を実行します。クロック補正がエラーをまったく通知せず , ノードと統合さ
れた同じノードからフレームを十分受信し続ければ , COLDSTART_JOIN ステートに入ります。
COLDSTART_JOIN ステートでは , 後続のコールドスタートノードは自分自身のスタートアップフレームを送信し , その
後のサイクルでも送信し続けます。したがって , 先行するコールドスタートノードとそれに連結されるノードは , お互い
のスケジュールが適合するか確認できます。クロック補正が何らかのエラーを通知した場合 , ノードは統合の試行を中
止します。このステートのノードが , このステートのすべての偶数サイクルで少なくとも 1 つの有効なスタートアップ
フレームを見つけ , このステートのダブルサイクルで少なくとも 1 つの有効なスタートアップフレームペアを見つける
と , ノードは COLDSTART_JOIN ステートを抜けて NORMAL_ACTIVE ステートに入ります。したがって , ノードがコー
ルドスタートを起動してから少なくとも 1 サイクル後に , STARTUP を抜けます。
5.7.5.
非コールドスタートノードのパス
非コールドスタートノードが INTEGRATION_LISTEN ステートに入ると , ノードは関連付けられたチャネルをリッスン
します。
有効なスタートアップフレームが受信されるとすぐに INITIALIZE_SCHEDULE ステートに入ります。クロック同期が ,
秒を一致させる有効なスタートアップフレームを正常に受信し , そこからスケジュールを読み出せれば ,
INTEGRATION_CONSISTENCY_CHECK ステートに入ります。
INTEGRATION_CONSISTENCY_CHECK ステートでは , ノードはクロック補正が正しく実行されることを検証し , また
十分なコールドスタートノード (少なくとも 2 つ)が , ノード自身のスケジュールに合ったスタートアップフレームを
送信しているか検証します。クロック補正が起動され , 何らかのエラーが通知された場合 , 統合の試行は中止されます。
このステートの最初の偶数サイクルで , 2 つの有効なスタートアップフレーム , あるいはこのノードが統合されたノード
のスタートアップフレームを受信する必要があります。受信しなければ , ノードは統合の試行を中止します。
このステートの最初のダブルサイクルで , 2 つの有効なスタートアップフレームペア , あるいはこのノードが統合された
ノードのスタートアップフレームペアを受信する必要があります。受信しなければ , ノードは統合の試行を中止します。
最初のダブルサイクルの後 , 偶数サイクルで 2 つ未満の有効なスタートアップフレームが受信された場合 , またはダブル
サイクル中に 2 つ未満の有効なスタートアップフレームペアが受信された場合 , スタートアップの試行は中止される。
このステートのノードは , 2 つの連続したダブルサイクルで , それぞれ 2 つの有効なスタートアップフレームペアを見つ
けると , STARTUP を抜け NORMAL_OPERATION に入ります。結果的にこのノードはコールドスタートを起動したノー
ドにつづいて , 少なくともダブルサイクル 1 つ後 , 奇数サイクル番号のサイクルの末尾でスタートアップから抜けます。
5.8.
194
NORMAL_ACTIVE S ステート
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
最初の CAS シンボル ( 潜在的なアクセス矛盾を解消し , コールドスタートパスを経由して STARTUP に入る ) を送信した
ノードと追加ノードが NORMAL_ACTIVE ステートに入った直後 , クラスタのスタートアップフェーズは終了します。
NORMAL_ACTIVE ステートでは , 設定されているすべてのメッセージは , 送信がスケジュールされています。これには
全データフレームと同期フレームが含まれています。レートとオフセットの測定は , すべての偶数サイクルで開始され
ます
( 偶数 / 奇数サイクルペアが必要 )。
NORMAL_ACTIVE ステートでは CC は通常の通信機能をサポートします。
・CC は構成に従って FlexRay バスで送信と受信を実行します。
・クロック同期が稼動しています。
・ホストインターフェースが操作可能。
次の場合 CC はそのステートから以下へ抜けます。
・SUCC1.CMD[3:0] = 0110 を書き込むと , HALT ステートへ。
・(HALT コマンド , カレントサイクルの末尾で )
・SUCC1.CMD[3:0] = 0111 (FREEZE コマンド , 直ちに ) を書き込むと , HALT ステートへ。
・エラーステートが ACTIVE から COMM_HALT へ変わったことにより HALT ステートへ。
・エラーステートが ACTIVE から PASSIVE へ変わったことにより NORMAL_PASSIVE ステートへ。
・SUCC1.CMD[3:0] = 0010 (READY コマンド ) を書き込むと , READY ステートへ。
5.9.
NORMAL_PASSIVE ステート
エラーステートが ACTIVE から PASSIVE へ変わると , NORMAL_ACTIVE ステートから NORMAL_PASSIVE ステートへ
遷移します。
NORMAL_PASSIVE ステートでは , ノードがすべてのフレームを受取ることができます ( ノードは完全に同期され , ク
ロック同期を実行します )。NORMAL_ACTIVE ステートとは逆に , ノードはアクティブに通信に参加しません , つまり
シンボルもフレームも送信されません。
NORMAL_PASSIVE ステートでは
・CC は FlexRay バスで受信を実行します。
・CC は FlexRay バスでフレームやシンボルを一切送信しません。
・クロック同期が稼動しています。
・ホストインターフェースが操作可能。
CC はこのステートから以下のステートへ抜けます。
・SUCC1.CMD[3:0] = 0110 を書き込むと , HALT ステートへ。
(HALT コマンド , カレントサイクルの末尾で )
・SUCC1.CMD[3:0] = 0111 (FREEZE コマンド , 直ちに ) を書き込むと , HALT ステートへ。
・エラーステートが PASSIVE から COMM_HALT へ変わったことにより HALT ステートへ。
・エラーステートが PASSIVE から ACTIVE へ変わったことにより NORMAL_ACTIVE ステートへ。
CCEV.PTAC[4:0] が SUCC1.PTA[4:0] - 1 と等しいときに遷移が起こります。
・SUCC1.CMD[3:0] = 0010 (READY コマンド ) を書き込むと , READY ステートへ。
5.10. HALT ステート
このステートでは , 通信 ( 受信と送信 ) は停止しています。
次の場合 CC はこのステートに入ります。
・CC が NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE ステートのときに , SUCC1.CMD[3:0] = 0110 (HALT コマンド ) を
書き込んだ場合。
・すべてのステートから SUCC1.CMD[3:0] = 0111 (FREEZE コマンド ) を書き込んだ場合。
・クロック補正失敗カウンタが
「クロック補正フェータルなしで最大」値に達して NORMAL_ACTIVE ステートから抜け
た場合。
・クロック補正失敗カウンタが
「クロック補正フェータルなしで最大」値に達して NORMAL_PASSIVE ステートから抜け
た場合。
次の場合 CC はこのステートから DEFAULT_CONFIG ステートへ抜けます。
・SUCC1.CMD[3:0] = 0001" (CONFIG コマンド ) を書き込むこと。
CC が HALT ステートに入ったとき , すべての構成データとスタータスデータは分析用に保持されます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
195
Data
Sheet
ホストが SUCC1.CMD[3:0] = 0110 (HALT コマンド ) を書き込むと , CC はビット CCSV.HRQ を設定し , カレントの通信
サイクルが完了すると HALT ステートに入ります。
ホストが SUCC1.CMD[3:0] = 0111 (FREEZE コマンド ) を書き込むと , CC はすぐに HALT ステートに入り , CCSV.FSI
ビットを設定します。
POC の状態が HALT へ遷移した場合は , CCSV.PSL[5:0] から読み取ることができます。
6.ネットワーク管理
レジスタ NMV1 ~ 3 から確定された Network Management (NM) ベクタが読み取れます。CC は受信したすべての有効な
NM フレームの Payload Preamble Indicator (PPI) ビットに対してビット単位にセットするか , NM ベクタ全体を操作しま
す。静的フレームのみが NM 情報を保持できるように構成されます。各サイクルの末尾で CC は NM ベクタを更新しま
す。
NM ベクタの長さは NEMC.NML[3:0] により 0 ~ 12 バイトの範囲で設定できます。NM ベクタの長さはクラスタのすべ
てのノードで個別に設定する必要があります。
PPI ビットを設定した FlexRay フレームを送信する送信バッファを設定するには , ヘッダセクションの PPIT ビットを各
送信バッファの WRHS1.PPIT を介してセットする必要があります。さらに , ホストは各送信バッファのデータセクショ
ンに NM 情報を書き込む必要があります。
NM ベクタの評価は ホスト で稼動しているアプリケーションによって実行されなければなりません。
(注意事項)ネットワーク管理フレームの送信 / 受信用にメッセージバッファが構成されている場合 , メッセージバッファ
のヘッダ 2 で設定されているペイロード長は , NEMC.NML[3:0] で設定されている NM ベクタ長以上でなけ
ればなりません。
7.フィルタリングとマスキング
フィルタリングは , 実際のスロットに対して割り当てられたメッセージバッファおよびサイクルカウンタ値と , チャネル
ID
( チャネル A, B) を比較して行なわれます。メッセージバッファは , 必須条件が一致した場合のみ更新 / 送信されます。
フィルタリングは以下に対して行われます。
・スロットカウンタ
・サイクルカウンタ
・チャネル ID
受信 / 送信のフィルタリングには以下のフィルタコンビネーションがあります。
・スロットカウンタ + チャネル ID
・スロットカウンタ + サイクルカウンタ + チャネル ID
受信したメッセージをメッセージバッファに保存するには , 設定されたフィルタがすべて一致しなければなりません。
(注意事項)FIFO については , 受信フィルタは FIFO Rejection Filter と FIFO Rejection Filter Mask で設定します。
メッセージは設定されたチャネルの設定されたフレーム ID に対応するタイムスロットで送信されます。サイクルカウン
タフィルタリングが有効の場合は , 設定されたサイクルフィルタ値が一致する必要があります。
7.1.
スロットカウンタフィルタリング
各送信および受信バッファにはヘッダセクションにフレーム ID が保存されています。受信バッファと送信バッファを対
応するスロットに割り当てるため , このフレーム ID は実際のスロットカウンタ値と比較されます。
2 つ以上のメッセージバッファに同じフレーム ID が設定されており , それらが同じスロットに対して一致するサイクル
カウンタフィルタ値を持っている場合 , 最小の 番号を持つメッセージバッファが使用されます。
7.2.
サイクルカウンタフィルタリング
サイクルカウンタフィルタリングはサイクルセットの概念に基づいています。サイクルセットのいずれかの要素が一致
すると , フィルタリングするために一致が検出されます。サイクルセットは各メッセージバッファのヘッダセクション 1
のサイクルコードフィールドで定義されます。
メッセージバッファ 0 およびメッセージバッファ 1 がスタートアップ / 同期フレームか , (SUCC1.TXST ビット ,
SUCC1.TXSY ビット , SUCC1.TSM ビットで ) シングルスロットフレームを保持するよう設定される場合 , メッセージ
バッファ 0 およびメッセージバッファ 1 のサイクルカウンタフィルタリングは無効にする必要があります。
(注意事項)サイクルカウンタフィルタリングを介して , FlexRay ネットワークの異なるノード同士で静的タイムスロッ
196
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
トを共有することは許されていません。
サイクルセットに含まれるサイクル番号の組み合わせは , 以下の表の記述のように定義される。
サイクルセットの定義
サイクルコー
ド
対応するサイクルカウンタ値
0b000000x
全サイクル
0b000001c
2 サイクルごと
に (Cycle Count)mod2
=c
0b00001cc
4 サイクルごと
に (Cycle Count)mod4
= cc
0b0001ccc
8 サイクルごと
に (Cycle Count)mod8
= ccc
0b001cccc
16 サイクルごと
に (Cycle Count)mod16
= cccc
0b01ccccc
32 サイクルごと
に (Cycle Count)mod32
= ccccc
0b1cccccc
64 サイクルごと
に (Cycle Count)mod64
= cccccc
September 26, 2014, DS07-16611-2
197
Data
Sheet
以下の表に , サイクルカウンタフィルタリングに使用できるサイクルセットの例を示します。
有効なサイクルセットの例
サイクルコー
ド
対応するサイクルカウンタ値
0b0000011
1-3-5-7- . -63
0b0000100
0-4-8-12- . -60
0b0001110
6-14-22-30- . -62
0b0011000
8-24-40-56
0b0100011
3-35
0b1001001
9
メッセージが受信されたサイクルのサイクルカウンタ値が , 受信バッファのサイクルセットの要素と一致した場合のみ ,
受信したメッセージは保存されます。他のフィルタ基準も一致する必要があります。
サイクルセットの要素が現在のサイクルカウンタ値と一致した場合 , 送信バッファの内容が構成されたチャネルで送信
されます。他のフィルタ基準も一致する必要があります。
7.3.
チャネル ID フィルタリング
メッセージ RAM 内の各メッセージバッファのヘッダセクションの中には , 2 ビットのチャネルフィルタリングフィール
ド (CHA, CHB) があります。これは , 受信バッファのフィルタの役割 , および送信バッファの制御フィールドの役割をし
ます
( 下表参照 )。
チャネル フィルタリング構成
送信バッファ
送信フレーム
受信バッファ
有効な受信フレームを保存
CHA
CHB
1
1
1
0
チャネル A で
チャネル A で 受信
0
1
チャネル B で
チャネル B で受信
0
0
送信がない場合
フレームを無視
両方のチャネルで
( 静的セグメントのみ )
チャネル A または B で受信
(最初の意味的に有効なフレームを保存 ,
静的セグメントのみ )
スロットカウンタフィルタリング値とサイクルカウンタ値がともに一致した場合 , 送信バッファの内容は , チャネルフィ
ルタリングフィールドで設定されたチャネルで送信されます。静的セグメントでのみ , 送信用に送信バッファが両チャ
ネル (CHA と CHB セット ) でセットされます。
スロットカウンタフィルタリング値とサイクルカウンタ値がともに一致した場合 , チャネルフィルタリングフィールド
で設定されたチャネルで有効な受信フレームが受信されると , その受信フレームが保存されます。静的セグメントでの
み , 受信用の受信バッファが両チャネル (CHA と CHB セット ) でセットされます。
(注意事項)メッセージバッファが動的セグメントに構成されている場合は , チャネルフィルタリングフィールドの両
ビットは "1" にセットされ , 無視された受信フレームに関してフレームは送信されません (CHA = CHB = "0"
と同じ機能です )。
198
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
7.4.
Sheet
FIFO フィルタリング
FIFO フィルタリングについては , リジェクションフィルタが 1 つ , リジェクションフィルタマスクが 1 つ利用できます。
FIFO フィルタはチャネルフィルタ FRF.CH[1:0], フレーム ID フィルタ FRF.FID[10:0], サイクルカウンタフィルタ
FRF.CYF[6:0] で構成されています。レジスタ FRF および FRFM は DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートでのみ
設定可能です。FIFO に属するメッセージバッファのヘッダセクション内のフィルタ構成は無視されます。
7 ビットサイクルカウンタフィルタは , どのサイクルセットにフレーム ID およびチャネルリジェクションフィルタを適
用するか決定します。FRF.CYF[6:0] で指定されたサイクルセットに属さないサイクルでは , すべてのフレームがリジェ
クトされます。
構成されたリジェクションフィルタとリジェクションフィルタマスクに , チャネル ID, フレーム ID, サイクルカウンタが
リジェクトされず , かつマッチする専用受信バッファがなければ , 有効な受信フレームが FIFO に保存されます。
8.送信プロセス
8.1.
静的セグメント
静的セグメントで , 複数のメッセージが送信を待っている場合 , 次の送信スロットに対応するフレーム ID つきのメッ
セージが選択されます。
静的セグメントに割り当てられた送信バッファのデータセクションは , 先行するタイムスロットが終了するまで更新で
きます。つまり , 入力バッファからの転送は , その時点で最新の入力バッファコマンド要求レジスタに書き込むことで ,
開始しなければならないと言うことです。
8.2.
動的セグメント
動的セグメントで , 複数のメッセージが送信を待っている場合 , 最も優先度が高い ( フレーム ID が最小の ) メッセージが
選択されます。動的セグメントでは , チャネル A とチャネル B で別々のスロットカウンタシーケンスが可能です ( 両
チャネルの別々のフレーム ID を同時に送信可能 )。
動的セグメントに割り当てられた送信バッファのデータセクションは , 先行するスロットが終了するまで更新できます。
つまり , 入力バッファからの転送は , その時点で最新の入力バッファコマンド要求レジスタに書き込むことで開始しなけ
ればならないと言うことです。
MHDC.SLT[12:0] で設定された最新の送信の開始により , カレントサイクルの動的セグメントで新しいフレームの送信
を禁止する前に許可された最大ミニスロット値が定義されます。
8.3.
送信バッファ
E-Ray メッセージバッファは , 各メッセージバッファのヘッダセクションにある CFG ビットを WRHS1 を介して "1" にプ
ログラミングすることで , 送信バッファとして構成できます。
CC チャネルへの送信バッファを割り当てるには , 以下の方法があります。
・静的セグメント :チャネル A または チャネル B,
チャネル A および チャネル B
・動的セグメント :チャネル A または チャネル B
メッセージバッファ 0 およびメッセージバッファ 1 は , SUCC1.TXST, SUCC1.TXSY, SUCC1.TSM により , 専らスタート
アップフレーム / 同期フレーム , または指定されたシングルスロットフレームを保持するよう設定されています。この場
合 , DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートでのみ再設定が可能です。これによりすべてのノードが通信サイクル
ごとに , 最大でもスタートアップ / 同期フレームを 1 つだけ送信することが確保されます。他のメッセージバッファから
, スタートアップ / 同期フレームを送信することはできません。
静的セグメントまたは動的セグメントで , 送信用に構成されたその他すべてのメッセージバッファは , MRC.SEC[1:0] の
設定によって , 実行中に再構成できます (11.1. メッセージバッファの再構成参照 )。メッセージ RAM 内のデータパー
ティションの構成により ( データポインタ参照 ), メッセージバッファのヘッダセクション内に構成されたペイロード長
とデータポインタの再構成は , 不正な構成になる場合があります。
実行中にメッセージバッファが再構成 ( ヘッダセクションが更新 ) された場合 , そのメッセージバッファがそれぞれの通
信サイクルで , 送出されない事態が発生する場合があります。
CC にヘッダ CRC を計算する能力はありません。ホストがすべての送信バッファのヘッダ CRC を提供することになって
います。ネットワークの管理が必要な場合は , ホスト が各メッセージバッファのヘッダセクション内の PPIT ビットを
"1" にセットし , メッセージバッファのデータセクションにネットワーク管理情報を書き込まなくてはなりません (6.
ネットワーク管理参照 )。
September 26, 2014, DS07-16611-2
199
Data
Sheet
ペイロード長フィールドは , 2 バイトワードのペイロード長を構成します。静的送信バッファに構成されたペイロード長
が , MHDC.SFDL[6:0] で構成された静的セグメント用ペイロード長より短い場合 , CC はパディングバイトを生成して ,
フレームに必要な物理的な長さを確保します。パディングパターンは論理ゼロ詰めです。
各送信バッファは , ホスト が送信バッファの送信モードを設定できるように , 送信モードフラグ TXM を用意します。こ
のビットがセットされると , 送信機能がシングルショットモードで稼動します。このビットがクリアされると , 送信機能
は連続モードで稼動します。
シングルショットモード では , CC は送信完了後 , 各 TXR フラグをリセットします。これで ホストは送信バッファを更
新することができます。
連続モード では , CC 送信が正常終了した後 , 各送信要求フラグ TXR をリセットしません。この場合 , フィルタの条件が
マッチするたびに , フレームが送出されます。IBCM.STXRH ビットが "0" にセットされている間に , ホストが 各メッ
セージバッファ番号を IBCR レジスタに書き込むと TXR フラグをリセットできます。
2 つ以上の送信バッファが同時にフィルタ条件にマッチした場合は , 最も小さいメッセージバッファ番号を持つ送信バッ
ファが , 対応するスロットに送信されます。
8.4.
フレーム送信
メッセージバッファを送信するには , 以下の手順が必要です。
・WRHS1, WRHS2, WRHS3 で , 送信するバッファをメッセージ RAM 内に構成します。
・WRDSn から送信バッファのデータセクションに書き込みます。
・レジスタ IBCR にターゲットメッセージバッファの番号を書き込み , 構成とメッセージデータを入力バッファからメッ
セージ RAM へ転送します。
・レジスタ IBCM 内に設定されている場合 , 送信完了直後に各メッセージバッファへの送信要求フラグ TXR がセットさ
れ , メッセージバッファが送信待ちになります。
・TRXQ1/2/3/4 レジスタ内の該当する TXR ビット (TXR = "0") をチェックして ,
メッセージバッファが送信されたか確認します。( シングルショットモードのみ )。
送信完了後 , TXRQ1/2/3/4 レジスタ内の該当する TXR フラグがリセットされ (シングルショットモード), かつ , メッ
セージバッファのヘッダセクションの MBI ビットがセットされている場合 , フラグ SIR.TXI は "1" にセットされます。
許可されていれば , 割込みが発生します。
8.5.
Null フレーム送信
静的セグメントで , ホストが送信前時点で送信要求フラグをセットしておらず , かつ , 他にフィルタ条件にマッチした送
信バッファがない場合は , CC は null フレーム表示ビットを "0" にセットして null フレームを送信し , ペイロードデータは
ゼロにセットされます。
以下の場合 , CC は null フレームを送信します。
・最も小さいメッセージバッファ番号を持つメッセージバッファがフィルタ条件にマッチし , 送信要求フラグが (TXR =
"0") にセットされていない場合。
・カレントサイクルにマッチするサイクルカウンタフィルタを持つスロットに構成された送信バッファがない場合。
この
場
合 , メッセージバッファステータス MBS は更新されません。
動的セグメントの Null フレームは送信されません。
200
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
9.受信プロセス
9.1.
受信専用バッファ
E-Ray メッセージバッファの一部を , 各メッセージバッファのヘッダセクションにある CFG ビットを WRHS1 を介して
"0" にプログラミングすることで , 受信専用バッファとして構成できます。
CC チャネルに受信バッファを割り当てるには , 以下の方法があります。
・静的セグメント :チャネル A または チャネル B,
チャネル A および チャネル B (CC は最初の実際に有効なフレームを保存します )。
・動的セグメント : チャネル A または チャネル B
CC は FlexRay チャネルプロトコルコントローラ ( チャネル A または B) のシフトレジスタから , 受信バッファへ , マッチ
したフィルタ構成で , 有効な受信メッセージのペイロードデータを転送します。受信バッファはフレーム CRC 以外のす
べてのフレーム要素を保存します。
静的セグメントまたは動的セグメントで , 受信用に構成されたすべてのメッセージバッファは , MRC.SEC[1:0] の設定に
よって , 実行中に再構成できます。(11.1. メッセージバッファの再構成参照 )。実行中にメッセージバッファが再構成 (
ヘッダセクションが更新 ) された場合 , それぞれの通信サイクルで , 受信したメッセージが失われる場合があります。
2 つ以上の受信バッファが同時にフィルタ条件にマッチした場合は , 最も小さいメッセージバッファ番号を持つ受信バッ
ファが , 受信メッセージで更新されます。
9.2.
フレーム受信
受信専用のメッセージバッファを用意するには , 以下の手順が必要です。
・WRHS1, WRHS2, WRHS3 で , 受信するバッファをメッセージ RAM 内に構成します。
・レジスタ IBCR にターゲットメッセージバッファの番号を書き込み , 入力バッファからメッセージ RAM へ構成を転送
します。
上記の手順が実行されると , メッセージバッファはアクティブな受信バッファとして機能し , CC がメッセージを受信す
るたびに発生する , 内部受領フィルタリングプロセスの一部となります。最初にマッチした受信バッファは , 受信メッ
セージから更新されます。
有効なペイロードセグメントが , メッセージバッファのデータセクションに保存されると , NDAT1/2/3/4 レジスタ内の該
当する ND フラグがセットされ , かつ , メッセージバッファのヘッダセクションのビット MBI がセットされている場合 ,
フラグ SIR.RXI は "1" にセットされます。許可されていれば , 割込みが発生します。
ビット ND がすでにセット済みの場合は , メッセージハンドラがメッセージバッファを更新するときに , 該当するメッ
セージバッファのビット MBS.MLST がセットされ , 処理されていないメッセージデータは失われます。
スロットでフレームが受取れなかったり ( null フレーム ), 壊れたフレームを受信した場合 , このスロット用に構成された
メッセージバッファのデータセクションが更新されます。この場合 , 該当するメッセージのバッファステータス , MBS
だけが更新されます。
メッセージハンドラが , メッセージバッファのヘッダセクション内にあるメッセージバッファステータス MBS を変更し
たとき , MBSC1/2/3/4 レジスタ内の該当する MBC フラグがセットされ , かつ , メッセージバッファのヘッダセクション
のビット MBI がセットされている場合 , フラグ SIR.MBSI は "1" にセットされます。許可されていれば , 割込みが発生し
ます。
受信したフレームのペイロード長 PLR[6:0] が , 該当するメッセージバッファのヘッダセクション内の PLC[6:0] で設定さ
れた値より長い場合 , メッセージバッファに保存されたデータフィールドは , 長さが不完全です。
メッセージ RAM から出力バッファ経由で受信バッファを読み出すには ,「11.2.2. メッセージ RAM から出力バッファへ
のデータ転送」の説明に従ってください。
(注意事項)ペイロードデータと受信したメッセージのヘッダがそれぞれ出力バッファに転送されると , ND フラグと
MBC フラグはメッセージハンドラによって自動的にクリアされます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
201
Data
9.3.
Sheet
Null フレーム受信
受信した null フレームのペイロードセグメントは , マッチする受信専用バッファにはコピーされません。null フレームが
受信されると , マッチするメッセージバッファのメッセージバッファステータス MBS だけが , 受信した null フレームか
ら更新されます。マッチしたメッセージバッファのヘッダ 2 と 3 のすべてのビットはそのままです。これらは , 受信した
データフレームからしか更新できません。
メッセージハンドラが , メッセージバッファのヘッダセクション内にあるメッセージバッファステータス MBS を変更し
たとき , MBSC1/2/3/4 レジスタ内の該当する MBC フラグがセットされ , かつ , メッセージバッファのヘッダセクション
のビット MBI がセットされている場合 , フラグ SIR.MBSI は "1" にセットされます。許可されていれば , 割込みが発生し
ます。
10.FIFO 機能
10.1. 概要
一まとまりのメッセージバッファをサイクリックなファーストイン - ファーストアウト (FIFO) バッファに設定できます。
FIFO に属する一まとまりのメッセージバッファは , レジスタマップ内で連続しており , MRC.FFB[7:0] で参照されるメッ
セージバッファではじまり , MRC.LCB[7:0] で参照されるメッセージバッファで終わります。最大 128 メッセージバッ
ファを FIFO に割り当てることができます。
どの受信専用バッファともマッチしないが , プログラマブルな FIFO フィルタを通過した有効な受信メッセージは , すべ
て FIFO に保存されます。この場合 , フレーム ID, ペイロード長 , 受信サイクルカウント , 呼び出された FIFO メッセージ
バッファのメッセージバッファステータス MBS は , フレーム ID, ペイロード長 , 受信サイクルカウント , 受信したフレー
ムのステータスで上書きされます。ビット SIR.RFNE は FIFO が空ではないことを示し , 受信 FIFO フィルレベル
FSR.RFFL[7:0] が FCL.CL[7:0] で設定されたクリティカルレベル以上であれば , ビット SIR.RFCL がセットされ , ビット
EIR.RFO は FIFO オーバーランが検出されたことを示します。. 許可されていれば , 割込みが発生します。
null フレームが FIFO リジェクションフィルタでリジェクトされなかった場合 , null フレームが FIFO に保存されるときは
, データフレームのように扱われます。
2 つのインデックスレジスタが FIFO に関連付けられます。PUT インデックスレジスタ (PIDX) は FIFO 内で次に利用可能
な場所へのインデックスです。新しいメッセージが受信されると , PIDX レジスタで呼び出されるメッセージバッファに
書き込まれます。その後 , PIDX レジスタはインクリメントされ , 利用可能な次のメッセージバッファを呼び出します。
PIDX レジスタがインクリメントされ , FIFO のメッセージバッファの最大数を超えた場合 , PIDX レジスタには FIFO
チェーンの最初の
( 最も小さい番号の ) メッセージバッファの番号がロードされます。GET インデックスレジスタ (GIDX) は読み込まれる
FIFO 内の次のメッセージバッファをアクセスするのに使用されます。GIDX レジスタは , 出力バッファへの FIFO に属す
るメッセージバッファの内容を転送後 , インクリメントされます。PUT インデックスレジスタおよび GET インデックス
レジスタは ホスト からはアクセスできません。
PUT インデックス (PIDX) が GET インデックス (GIDX) の値に達すると , FIFO は一杯になります。最も古いメッセージが
読み出される前に次のメッセージが FIFO に書き込まれると , PUT インデックスと GET インデックスは両方ともインク
リメントされ , 新しいメッセージが FIFO の最も古いメッセージを上書きします。これにより FIFO オーバーランフラグ
EIR.RFO がセットされます。
FIFO non empty ステータスは , PUT インデックス (PIDX) と GET インデックス (GIDX) が異なるときに検出されます。こ
の場合 , フラグ SIR.RFNE がセットされます。これには FIFO 内に受信メッセージが少なくとも 1 つはあることを示して
います。FIFO empty, FIFO not empty, FIFO overrun ステートについては図 FIFO ステータス :empty, not empty, overrun で 3
つのメッセージバッファ FIFO について説明しています。
プログラマブル FIFO リジェクションフィルタ (FRF) はリジェクトするメッセージのフィルタパターンを定義します。
FIFO フィルタはチャネルフィルタ , フレーム ID フィルタ , サイクルカウンタフィルタで構成されています。ビット
FRF.RSS が "1" ( デフォルト ) にセットされている場合 , 静的セグメントで受信されたメッセージはすべて FIFO によって
リジェクトされます。ビット FRF.RNF が "1" ( デフォルト ) にセットされている場合 , 受信された null フレームは FIFO
に保存されません。
FIFO リジェクションフィルタマスク (FRFM) は , FIFO リジェクションフィルタレジスタ内のフレーム ID フィルタのどの
ビットが , リジェクションフィルタにとって「関係ない」のかを指定します。
202
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
FIFO ステータス :empty, not empty, overrun
FIFO empty
PIDX
( 次に保存する場所 )
バッファ
1
メッセージ -
2
-
3
-
GIDX
( 最も古いものを読む )
FIFO not empty
FIFO overrun
PIDX
( 次に保存する場所 )
PIDX
( 次に保存する場所 )
バッファ
1
メッセージ A
2
-
3
-
GIDX
( 最も古いものを読む )
バッファ
1
メッセージ A
D
2
B
3
C
GIDX
( 最も古いものを読む )
• PIDX 最後をインクリメント
• 次に受信したメッセージを
バッファ 1 に保存
• バッファ 1 が未読なら
メッセージ A は失われる。
10.2. FIFO の構成
FIFO に属するメッセージバッファの ( 再 ) 構成は , CC が DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートのときのみ可能で
す。CC が DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートの間は , FIFO 機能は利用できません。
FIFO に属するメッセージバッファでペイロード長が指定されているものはすべて , WRHS2.PLC[6:0] で同じ値にプログ
ラムしなければなりません。メッセージ RAM 内で , 各メッセージバッファのデータセクションの最初の 32 ビットワー
ドへのデータポインタは , WRHS3.DP[10:0] で設定しなければなりません。
受容フィルタリングに必要なすべての情報は , FIFO リジェクションフィルタと FIFO リジェクションフィルタマスクか
ら取得します。FIFO に属するメッセージバッファのヘッダセクション内で指定される値は , DP と PLC 以外は意味があ
りません。
(注意事項)受信したフレームのペイロード長が ,
該当するメッセージバッファのヘッダセクション内の
WRHS2.PLC[6:0] でプログラムされた値より長い場合 , FIFO のメッセージバッファに保存されたデータ
フィールドは , 長さが不完全です。
10.3. FIFO へのアクセス
DEFAULT_CONFIG および CONFIG ステート以外で FIFO へアクセスするには , レジスタ OBCR に FIFO の最初のメッ
セージバッファ番号 (MRC.FFB[7:0] で参照される ) を書き込んで , ホストによりメッセージ RAM からアウトプットバッ
ファへの転送をトリガする必要があります。これで , 出力バッファへの GET インデックスレジスタ (GIDX) で読み出され
るメッセージバッファをメッセージハンドラが転送します。この転送後 , GET インデックスレジスタ (GIDX) がインクリ
メントされます。
11.メッセージハンドリング
メッセージハンドラは , 入力 / 出力バッファとメッセージ RAM 間 , およびメッセージ RAM と 2 つの一時バッファ RAM
間を , 転送するデータを制御します。内部 RAM へのアクセスはすべて 32+1 ビットアクセスです。補助ビットはパリ
ティチェックに使用されます。
メッセージ RAM に保存されているメッセージバッファへのアクセスは , メッセージハンドラステートマシンの制御の下
に行なわれます。これにより , 2 つの FlexRay チャネルプロトコルコントローラと ホストがメッセージ RAM へアクセス
する矛盾を回避します。
静的セグメントに割り当てられたメッセージバッファのフレーム ID は , 1 ~ GTUC7.NSS[9:0] の範囲内でなければなり
ません。動的セグメントに割り当てられたメッセージバッファのフレーム ID は , GTUC7.NSS[9:0] + 1 ~ 2047 の範囲内
でなければなりません。
マッチする受信専用バッファ ( 静的セグメントまたは動的セグメント ) がない受信メッセージは , FIFO リジェクション
フィルタを通過していれば , 受信 FIFO ( 構成されている場合 ) に保存されます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
203
Data
Sheet
11.1. メッセージバッファの再構成
アプリケーションが 128 を超える異なるメッセージと共に実行する必要がある場合は , FlexRay の実行中に静的および動
的メッセージバッファを再構成できます。これは , 入力バッファレジスタ WRHS1 ~ 3 で , 各メッセージバッファのヘッ
ダセクションを更新することで実行します。
再構成は , メッセージ RAM 構成レジスタのコントロールビット MRC.SEC[1:0] で有効にする必要があります。
再構成がスタートする前に , メッセージバッファが受信フレームから送信 / 更新されていない場合 , 該当するメッセージ
は失われます。
再構成されたフレーム ID に従って , 再構成されたメッセージバッファの送信 / 受信準備が整うタイミングは , ヘッダセク
ションの更新が完了した時点の実際のスロットカウンタの状態による。したがって , 再構成されたメッセージバッファ
が , 再構成されたサイクル中に , 受信したフレームから送信 / 更新されない場合があります。
メッセージ RAM は以下の表に従ってスキャンされます。
メッセージ RAM のスキャン
スロットのスキャン
開始
1
スロットのスキャン
2 ~ 15, 1 ( 次サイクル )
8
16 ~ 23, 1 ( 次サイクル )
16
24 ~ 31, 1 ( 次サイクル )
24
32 ~ 39, 1 ( 次サイクル )
~
~
メッセージ RAM スキャンはスキャンが終了したかどうかに係わらず , NIT が始まると終了します。スロット 2 ~ 15 の
メッセージ RAM のスキャンは , 実際のサイクルのスロット 1 の最初からはじまります。スロット 1 のメッセージ RAM
のスキャンはメッセージ RAM の各スキャンと平行して , 次サイクルにスロット 1 用に構成されたメッセージバッファが
存在するか確認することで , 前のサイクルの中で実行されます。
最初の動的メッセージバッファの番号は MRC.FDB[7:0] で設定されます。CC が動的セグメント内にある間に , メッセー
ジ RAM スキャンがスタートした場合 , スキャンは MRC.FDB[7:0] で設定されたメッセージバッファ番号からスタートし
ます。
メッセージバッファを次サイクルのスロット 1 で使用するように再構成しなければならない場合は , 以下を考慮する必
要があります。
・スロット 1 用に再構成しようとするメッセージバッファが「静的バッファ」の一部であった場合は , 前回の実サイクルの
静的セグメント内のメッセージ RAM スキャンが , このメッセージバッファを評価するより前に再構成されていない限
り見つかりません。
・スロット 1 用に再構成しようとするメッセージバッファが
「静的 + 動的バッファ」の一部であった場合は , 前回の実サイ
クルのメッセージ RAM スキャンが , このメッセージバッファを評価するより前に再構成されていれば見つかります。
・NIT がスタートするとメッセージ RAM スキャンは強制終了されます。メッセージ RAM スキャンがこの時点で再構成さ
れたメッセージバッファをまだ評価していない場合 , メッセージバッファは次サイクル用とは見なされません。
(注意事項)メッセージバッファの再構成により , メッセージが失われることがありますので , 慎重に使用してください。
最悪の場合 (連続したサイクルで立て続けに再構成された場合)メッセージバッファが , 受信したフレーム
からまったく送信 / 更新されない場合があります。
204
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
11.2. ホストのメッセージ RAM へのアクセス
入力バッファとメッセージ RAM 間のメッセージの転送も , メッセージ RAM と出力バッファ間のメッセージの転送も ,
アクセスするターゲット / ソースメッセージバッファの番号を ホストが IBCR レジスタか OBCR レジスタに書き込むこ
とによってトリガされます。
IBCM レジスタと OBCM レジスタはそれぞれ , 選択されたメッセージバッファのヘッダとデータセクションの読み書き
に使用されます。
ビット IBCM.STXR が = "1" にセットされている場合 , メッセージバッファが更新されたら , 選択されたメッセージバッ
ファの送信要求フラグ TXR が自動的にセットされます。ビット IBCM.STXR が = "0" にセットされている場合 , 選択さ
れたメッセージバッファの送信要求フラグ TXR はリセットされます。これは連続モードで作動しているメッセージバッ
ファからの送信停止に利用することができます。
入力バッファ (IBF) および 出力バッファ (OBF) は二重バッファ構造として構築されます。この二重バッファ構造の半分
は Host (IBF Host / OBF Host) からアクセス可能で , もう半分は (IBF Shadow / OBF Shadow) は IBF / OBF とメッセージ RAM
間のデータ転送のために , メッセージハンドラがアクセスします。
ホストのメッセージ RAM へのアクセス
データ [31:0]
コントロール
アドレス 出力バッファ
デコーダ
[Shadow]
& コントロール
アドレス
データ [31:0]
入力バッファ
[Shadow]
アドレス
データ [31:0]
ホスト
アドレス
データ [31:0]
メッセージハンドラ
ヘッダパーティション
データパーティション
メッセージ RAM
September 26, 2014, DS07-16611-2
205
Data
Sheet
11.2.1. 入力バッファからメッセージ RAM へのデータ転送
メッセージ RAM 内のメッセージバッファを構成 / 更新するには , ホストが データを WRDSn に書き , ヘッダを WRHS1
~ 3 に書き込む必要があります。入力バッファコマンドマスク IBCM を構成することで特定の動作を選択します。
ホストがメッセージ RAM 内のターゲットメッセージバッファの番号を IBCR.IBRH[6:0] に書き込むと , IBF Host と IBF
Shadow がスワップされます ( 下図参照 )。
二重バッファ構造入力バッファ
E-Ray
IBF
Host
Host
IBF
Sha
dow
メッセージ
RAM
IBF = 入力バッファ
さらに , IBCM レジスタと IBCR レジスタ内のビットもスワップされ , 該当する IBF セクションとの関連付けを保持しま
す
( 下図参照 )。
IBCM ビットと IBCR ビットのスワップ
IBCM
IBCR
181716
2 1 0
スワップ
31
22 212019181716
15
6 5 4 3 2 1 0
スワップ
この書き込みでビット IBCR.IBSYS は "1" にセットされます。その後 , メッセージハンドラは , IBF Shadow の内容を
IBCR.IBRS[6:0] で選択されたメッセージ RAM のメッセージバッファへ転送しはじめます。
メッセージハンドラがデータを IBF Shadow からメッセージ RAM のターゲットメッセージバッファへ転送している間に
, ホストは IBF ホストに次のメッセージを書き込むことができます。IBF Shadow と メッセージ RAM の間の転送が完了し
たら , ビット IBCR.IBSYS は "0" に戻され , ホストが該当するターゲットメッセージバッファ番号を IBCR.IBRH[6:0] に
書き込むと次のメッセージ RAM への転送が開始できます。
IBCR.IBSYS が "1" である間に IBCR.IBRH[6:0] への書込みアクセスが発生すると , IBCR.IBSYH が "1" にセットされま
す。実行中の IBF Shadow からメッセージ RAM へのデータ転送が完了すると , IBF Host と IBF Shadow のスワップがおこ
り , IBCR.IBSYH は "0" にリセットされ , IBCR.IBSYS は "1" のままで , メッセージ RAM への次の転送がはじまります。
さらに , メッセージバッファ番号が IBCR.IBRH[6:0] および IBCR.IBRS[6:0] に保存され , コマンドマスクフラグもスワッ
プされます。
206
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
8/16/32- ビット ホストのアクセスシーケンスの例 :
IBF を介して n 番目のメッセージバッファを構成 / 更新するには
・IBCR.IBSYH がリセットされるまで待ちます。
・データセクションを WRDSn に書き込みます。
・ヘッダセクションを WRHS1 ~ 3 に書き込みます。
・書き込みコマンドマスク :IBCM.STXRH, IBCM.LDSH, IBCM.LHSH を書き込みます。
・ターゲットメッセージバッファへのデータ転送を要求 :IBCR.IBRH[6:0] を書きます。
IBF を介して n+1 番目のメッセージバッファを構成 / 更新するには
・IBCR.IBSYH がリセットされるまで待ちます。
・データセクションを WRDSn に書き込みます。
・ヘッダセクションを WRHS1 ~ 3 に書き込みます。
・書き込みコマンドマスク :IBCM.STXRH, IBCM.LDSH, IBCM.LHSH を書き込みます。
・ターゲットメッセージバッファへのデータ転送を要求 :IBCR.IBRH[6:0] を書きます。
(注意事項)IBCR.IBSYH が "1" である間に IBF になんらかの書き込みアクセスがあれば , エラーフラグ EIR.IIBA が "1"
にセットされます。この場合 , その書き込みアクセスは無効となります。
IBCM ビットの割当
位置
アクセス
ビット
機能
18
r
STXRS
Shadow の送信要求を継続または終了
17
r
LDSS
Shadow のデータセクションのロードを継続または終了
16
r
LHSS
Shadow のヘッダセクションのロードを継続または終了
2
r/w
STXRH
ホストの送信要求をセット
1
r/w
LDSH
ホストのデータセクションのロード
0
r/w
LHSH
ホストのヘッダセクションのロード
IBCR ビットの割当
位置
アクセス
ビット
機能
31
r
IBSYS
22 ~ 16
r
IBRS[6:0]
15
r
IBSYH
ホストの IBF がビジー ,
IBRH[6:0] で参照されるメッセージ バッファ転送要求の保留
6~0
r/w
IBRH[6:0]
ホストの IBF 要求 ,
つぎに更新されるメッセージバッファ番号
Shadow の IBF がビジー ,
IBF Shadow からメッセージ RAM へ転送中であることを示しています。
Shadow の IBF 要求 ,
現在 / 最近更新されたメッセージバッファ番号
11.2.2. メッセージ RAM から出力バッファへのデータ転送
メッセージ RAM からメッセージバッファを読み出すには , ホストが OBCR レジスタに書き , OBCM に設定されている
データ転送をトリガする必要があります。転送完了後 , ホストは RDDSn, RDHS1 ~ 3, および MBS から転送されたデー
タを読み出すことができます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
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Data
Sheet
二重バッファ構造出力バッファ
E-Ray
OBF
Sha
dow
OBF
Host
Host
メッセージ
RAM
OBF = 出力バッファ
OBF Host と OBF Shadow およびビット OBCM.RHSS, OBCM.RDSS, OBCM.RHSH, OBCM.RDSH, そしてビット
OBCR.OBRS[6:0], OBCR.OBRH[6:0] はビット OBCR.VIEW と OBCR.REQ の制御にしたがってスワップされます。
OBCR.REQ ビット を "1" にすると , OBCM.RHSS, OBCM.RDSS ビット および OBCR.OBRS[6:0] ビット を内部ストレー
ジにコピーします ( 図 “OBCM ビットと OBCR ビットのスワップ ” 参照 )。
OBCR.REQ を "1" にセットすると , OBCR.OBSYS が "1" にセットされ , OBCR.OBRS[6:0] で選択されたメッセージバッ
ファが , メッセージ RAM から OBF Shadow へ転送されはじめます。メッセージ RAM と OBF Shadow 間の転送完了後 ,
OBCR.OBSYS ビットは "0" に戻ります。OBCR.OBSYS が "0" である間 , OBCR.REQ と OBCR.VIEW ビットは "1" にし
かセットできません。
OBCM ビットと OBCR ビットのスワップ
OBCM
1716
ビュー
内部ストレージ
1 0
1 0
要求
OBCR
22 212019181716
ビュー
内部ストレージ
6 5 4 3 2 1 0
15
9 8
6 5 4 3 2 1 0
要求
OBCR.VIEW ビット を "1" にセットすると , OBCR.OBSYS ビット が "0" の間 , OBF Host と OBF Shadow はスワップされ
ます ( 図 “ 二重バッファ構造出力バッファ ” 参照 )。
さらに , OBCR.OBRH[6:0] ビットと OBCM.RHSH, OBCM.RDSH ビット は内部ストレージレジスタとスワップされま
す。このようにして , OBCR.OBRH[6:0] に保存されたメッセージバッファ番号と OBCM.RHSH, OBCM.RDSH に保存さ
れたマスク構成が , 転送され OBF ホストに保存されるデータと一致することが保証されます。( 図 “OBCM ビットと
OBCR ビットのスワップ ” 参照 )。
これで , メッセージハンドラがメッセージ RAM から OBF Shadow へ , 次のメッセージを転送している間に , ホストは
OBF Host から転送されたメッセージバッファを読むことができます。
シングルメッセージバッファへの 8/16/32- ビット Host アクセスの例 :
シングルメッセージバッファを読み出す必要がある場合は , OBCR.REQ と OBCR.VIEW への 2 つの独立した書き込みア
クセスが必要です。
・OBCR.OBSYS がリセットされるまで待ちます。
・出力バッファコマンドマスク OBCM.RHSS, OBCM.RDSS を書きます。
208
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
・OBCR.OBRS[6:0] と OBCR.REQ を書き込み , OBF Shadow へのメッセージバッファの転送を要求します ( 8- ビット Host
インターフェースの場合 , OBCR.OBRS[6:0] を OBCR.REQ より先に書く必要があります )。
・OBCR.OBSYS がリセットされるまで待ちます。
・OBCR.VIEW = "1" を書き込み OBF Shadow と OBF ホストをトグルします。
・RDDSn, RDHS1 ~ 3, および MBS を読んで , 転送されたメッセージバッファを読み出します。
8/16/32- ビット ホストのアクセスシーケンスの例 :
1 番目のメッセージバッファを OBF Shadow へ転送する要求
・OBCR.OBSYS がリセットされるまで待ちます。
・1 番目のメッセージバッファに , 出力バッファコマンドマスク OBCM.RHSS, OBCM.RDSS を書きます。
・ OBCR.OBRS[6:0] と OBCR.REQ を書き込み , OBF Shadow への 1 番目のメッセージバッファの転送を要求します ( 8ビット Host インターフェースの場合 , OBCR.OBRS[6:0] を OBCR.REQ より先に書く必要があります )。
OBF Shadow と OBF ホストをトグルして , 1 番目に転送されたメッセージバッファを読み出し , 2 番目のメッセージバッ
ファの転送を要求します。
・OBCR.OBSYS がリセットされるまで待ちます。
・2 番目のメッセージバッファに , 出力バッファコマンドマスク OBCM.RHSS, OBCM.RDSS を書きます。
・OBF Shadow と OBF ホストをトグルし , 同時に 2 番目のメッセージバッファの OBF Shadow への転送を開始します。そ
れには ,2 番目のメッセージバッファの OBCR.OBRS[6:0], OBCR.REQ, および OBCR.VIEW を書き込みます (8- ビッ
ト Host インターフェースの場合 , OBCR.OBRS[6:0] を OBCR.REQ と OBCR.VIEW より先に書き込む必要があります
)。
・RDDSn, RDHS1 ~ 3, および MBS を読んで , 最初に転送されたメッセージバッファを読み出します。
別のメッセージバッファへの要求なしに , 前回要求したメッセージバッファへのアクセスを要求 :
・OBCR.OBSYS がリセットされるまで待ちます。
・OBCR.VIEW を書いて , 前回転送したメッセージバッファへアクセスを要求します。
・RDDSn, RDHS1 ~ 3, および MBS を読んで , 前回転送されたメッセージバッファを読み出します。
OBCM ビットの割当
位置
アクセス
ビット
機能
17
r
RDSH
データセクションへ ホストがアクセス可
16
r
RHSH
ヘッダセクションへ ホストがアクセス可
1
r/w
RDSS
Shadow のデータセクションの読出し
0
r/w
RHSS
Shadow のヘッダセクションの読出し
OBCR ビットの割当
位置
アクセス
22 ~ 16
r
OBRH[6:0]
ホストの OBF 要求 ,
メッセージバッファ番号への ホストのアクセス可
15
r
OBSYS
Shadow の OBF がビジー ,
メッセージ RAM から OBF Shadow へ送信中であることを示してい
ます。
9
r/w
REQ
メッセージ RAM から OBF Shadow への送信要求
8
r/w
VIEW
OBF Shadow の表示 , OBF Shadow と OBF ホストのスワップ
6~0
r/w
OBRS[6:0]
Shadow の OBF 要求 ,
次に要求されるメッセージバッファ番号
September 26, 2014, DS07-16611-2
ビット
機能
209
Data
Sheet
11.3. FlexRay プロトコルコントローラのメッセージ RAM へのアクセス
2 つの一時バッファ RAM (TBF A,B) は , 2 つの FlexRay プロトコルコントローラと , メッセージ RAM の間を転送するデー
タのバッファとして使用されます。
各一時バッファ RAM は二重バッファとして構成されており , FlexRay メッセージを完全に 2 つ保存できます。必ず 1 つ
のバッファが対応するプロトコルコントローラに割り当てられ , もう一方はメッセージハンドラからアクセスできます。
例えば , メッセージハンドラが次のメッセージを一時バッファ Tx に送信するように書き込んだ場合 , FlexRay チャネルプ
ロトコルコントローラは一時バッファ Rx にアクセスし , 実際に受信したメッセージを保存できます。一時バッファ Tx
に保存されたメッセージを送信中 , メッセージハンドラは最近受信し , ( 受容フィルタを通過した場合 ) 一時バッファ Rx
に保存したメッセージをメッセージ RAM に転送し , 該当するメッセージバッファを更新します。
一時バッファ RAM と FlexRay チャネルプロトコルコントローラの , シフトレジスタ間のデータ転送は 32 ビットワードで
行なわれます。これにより , FlexRay メッセージの長さに関係なく , 32 ビットのシフトレジスタが使用できます。
一時バッファ RAM へのアクセス
eray_txd1 eray_rxd2
FlexRay PRT B
一時バッファ Tx
一時バッファ Rx
一時バッファ Tx
アドレス - デコーダ
一時バッファ Rx
コントロール
データ [31:0]
アドレス
TBF A
コントロール
シフトレジスタ
データ [31:0]
アドレス - デコーダ
データ [31:0]
シフトレジスタ
TBF B
アドレス
FlexRay PRT A
eray_txd2
データ [31:0]
eray_rxd1
メッセージハンドラ
210
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
12.メッセージ RAM
ホストの メッセージ RAM へのアクセスと FlexRay のメッセージ受 / 送信の衝突を避けるため , ホストはメッセージ RAM
内のメッセージバッファに直接アクセスできません。これらのアクセスは入力バッファおよび出力バッファを介して操
作します。設定するペイロード長によって , メッセージ RAM には最大 128 個までメッセージバッファを保存できます。
メッセージ RAM は 2048 x 33 = 67,584 ビットで構成されています。
各 32 ビットワードはパリティビットで保護されます。
FlexRay フレーム (0 ~ 254) ごとの多様なデータバイト数に対応するために必要なフレキシビリティを実現するため ,
メッセージ RAM は図 “ メッセージ RAM 内のメッセージ バッファの構成例 ” のような構造になっています。
データパーティションは次のメッセージ RAM ワード番号からスタートできます。(MRC.LCB + 1) • 4
メッセージ RAM 内のメッセージ バッファの構成例
メッセージ RAM
ヘッダ MB0
ヘッダ MB1
•
•
•
ヘッダ MBn
ヘッダパーティション
未使用
2048
ワード
データ MBn
•
•
•
データパーティション
データ MB1
データ MB0
33 ビット
ヘッダパーティション
・構成したメッセージバッファのヘッダセクションを保存します。
・最大 128 個のメッセージバッファをサポート
・各メッセージバッファには 4 つの 32+1 ビットワードのヘッダセクションがあります。
・各メッセージバッファのヘッダ 3 には , データパーティションの各データセクションへのデータポインタ (11- ビット )
が格納されています。
データパーティション
データセクションの多様な長さにあわせたフレキシブルな格納。最大値は以下のようになります。
・メッセージバッファ 30, 各データセクション 254 バイト
・または , メッセージバッファ 56, 各データセクション 128 バイト
・または , メッセージバッファ 128, 各データセクション 48 バイト
制限 : ヘッダパーティション + データパーティションが 33 ビットワードを 2048 以上を占有することはできません。
September 26, 2014, DS07-16611-2
211
Data
Sheet
12.1. ヘッダパーティション
メッセージバッファの構成に使用する要素と , 実際のメッセージバッファのステータスは , 表 “ メッセージ RAM 内の
メッセージバッファのヘッダセクション ” のようにメッセージ RAM のヘッダパーティションに保存されます。メッセー
ジバッファのヘッダセクションの構成は IBF (WRHS1 ~ 3) で行なわれます。ヘッダセクションの読み取りアクセスは
OBF (RDHS1 ~ 3 + MBS) を介して行なわれます。メッセージ RAM のデータパーティション内の , 各メッセージバッ
ファのデータセクションの始点を定義するため , プログラマがデータポインタを計算する必要があります。データポイ
ンタは実行中に修正してはいけません。受信 FIFO に属するメッセージバッファの ( 再 ) 構成は , DEFAULT_CONFIG ま
たは CONFIG ステートのときのみ可能です。
各メッセージバッファのヘッダセクションは , メッセージ RAM のヘッダパーティション内に 4 つの 33 ビットワードを
格納しています。メッセージバッファ 0 のヘッダは , メッセージ RAM の最初のワードからはじまります。
送信バッファに関しては , ホストがヘッダ CRC を計算する必要があります。
受信したペイロード長 PLR[6:0], 受信サイクルカウント RCC[5:0], 受信チャネルインジケータ RCI, スタートアップフ
レームインジケータ SFI, 同期フレームインジケータ SYN, Null フレームインジケータ NFI, ペイロードプリアンブルイン
ジケータ PPI, 予約ビット RES は , 受信した有効データフレームからしか更新されません。
構成した各メッセージバッファのヘッダワード 3 には , 該当するメッセージバッファのステータス MBS が保存されてい
ます。
メッセージ RAM 内のメッセージバッファのヘッダセクション
ビット
ワード
32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0
P
M T P C C C
B X P F H H
I M I G B A
T
1
P
ペイロード長
受信
2
P
R P N S S R
E P F Y F C
S I I N I I
3
P
R
E
S
S

P


P

0
P
P
I
S
N
F
I
S
S
Y
N
S
S
F
I
S
R
C
I
S
サイクルコード
フレーム ID
ペイロード長
構成
Tx バッファ : 構成されたヘッ
ダ CRC
Rx バッファ : 受信したヘッダ
CRC
受信
サイクルカウント
F F
サイクルカウント T T
B A
ステータス
データポインタ
M E E T T
L S S C C
S B A I I
T
B A
S
V
O
B
S
V
O
A
C
E
O
B
C
E
O
A
S
E
O
B
S
E
O
A
V
F
R
B
V
F
R
A
フレーム構成
フィルタ構成
メッセージバッファコントロール
メッセージ RAM 構成
受信したデータフレームから更新
メッセージバッファステータス MBS
パリティビット
未使用
212
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
ヘッダ 1 ( ワード 0)
書き込みアクセスは WRHS1 で , 読み出しアクセスは RDHS1 で
・フレーム ID- スロットカウンタフィルタリング構成
・サイクルコード- サイクルカウンタフィルタリング構成
・CHA, CHB- チャネル フィルタリング構成
・CFG- メッセージバッファディレクション構成 : 受信 / 送信
・PPIT- ペイロードプリアンブルインジケータ送信
・TXM- 送信モード構成 : シングルショット / 連続
・MBI- メッセージバッファ受信 / 送信割込み許可
ヘッダ 2 ( ワード 1)
書き込みアクセスは WRHS2 で , 読み出しアクセスは RDHS2 で
・ヘッダ CRC- 送信バッファ:ホストにより構成 ( フレームヘッダから計算 )
- 受信バッファ : 受信したフレームから更新
・構成されたペイロード長- Host で構成されたデータセクション長(2 バイトワード)
・受信されたペイロード長- ペイロードセグメント長(2 バイトワード)
受信したフレームから保存
ヘッダ 3 ( ワード 2)
書き込みアクセスは WRHS3 で , 読み出しアクセスは RDHS3 で
・データポインタ- データパーティション内の対応するデータセクションの始点へのポインタ
読み出しアクセスは RDHS3 で , 受信バッファにのみ有効 , 受信フレームから更新
・受信サイクルカウント - 受信フレームからのサイクルカウント
・RCI- 受信チャネルインジケータ
・SFI- スタートアップフレームインジケータ
・SYN- 同期フレームインジケータ
・NFI- Null フレームインジケータ
・PPI- ペイロードプリアンブルインジケータ
・RES- 予約ビット
メッセージバッファステータス MBS ( ワード 3)
MBS で読み込み , 構成されたスロットの末尾で CC により更新されます。
・VFRA- チャネル A で受信した有効フレーム
・VFRB- チャネル B で受信した有効フレーム
・SEOA- チャネル A で構文エラーを検出
・SEOB- チャネル B で構文エラーを検出
・CEOA- チャネル A で競合エラーを検出
・CEOB- チャネル B で競合エラーを検出
・SVOA- チャネル A でスロット境界違反を検出
・SVOB- チャネル B でスロット境界違反を検出
・TCIA- 送信矛盾表示チャネル A
・TCIB- 送信矛盾表示チャネル B
・ESA- 空スロットチャネル A
・ESB- 空スロットチャネル B
・MLST- メッセージロスト
・FTA- チャネル A でフレーム送信
・FTB- チャネル B でフレーム送信
・サイクルカウントステータス- ステータスが更新されたときの実サイクルカウント
・RCIS- 受信チャネルインジケータステータス
・SFIS- スタートアップフレームインジケータステータス
・SYNS- 同期フレームインジケータステータス
・NFIS- Null フレームインジケータステータス
・PPIS- ペイロードプリアンブルインジケータステータス
・RESS- 予約ビットステータス
September 26, 2014, DS07-16611-2
213
Data
Sheet
12.2. データパーティション
メッセージ RAM のデータパーティションには , ヘッダパーティションの定義にしたがって受 / 送信用に構成された ,
メッセージバッファのデータセクションが保存されています。各メッセージバッファのデータバイト数は 0 ~ 254 の間
で変化します。2 つの FlexRay プロトコルコントローラのシフトレジスタと , メッセージ RAM 間のデータ転送 , および
Host インターフェースとメッセージ RAM 間のデータ転送を最適化するには , メッセージ RAM の物理幅を 4 バイトプラ
スパリティ 1 ビットにします。
データパーティションはヘッダパーティションの最後のワードの後からはじまります。メッセージ RAM でメッセージ
バッファを構成するときは , プログラマはデータポインタがデータパーティション内のアドレスを指していることを確
認する必要があります。以下の表 メッセージ RAM 内のデータパーティションの構造例 は , 構成されたメッセージバッ
ファのデータセクションが , メッセージ RAM のデータパーティションに保存される様子の例を示しています。
メッセージバッファのデータセクションの始点と末尾は , それぞれメッセージバッファのヘッダセクションで設定され
ている , データポインタとペイロード長で決められます。これにより , 様々なデータ長のメッセージバッファを保存する
ために利用可能な RAM スペースを , 柔軟に使用することができます。
データセクションのサイズが奇数の 2 バイトワードの場合 , 32 ビットワード中残っている後半の 16 ビットは使用されま
せん ( 以下の表 “ メッセージ RAM 内のデータパーティションの構造例 ” 参照 )。
メッセージ RAM 内のデータパーティションの構造例
ビット
ワード
3 3 3 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0
2 1 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0
...
P
未使用
未使用
未使用
未使用
...
P
未使用
未使用
未使用
未使用
...
P
MBn データ 3
MBn データ 2
MBn データ 1
MBn データ 0
...
P
...
...
...
...
...
P
...
...
...
...
...
P
MBn データ (m)
MBn データ (m-1)
MBn データ (m-2)
MBn データ (m-3)
...
P
...
...
...
...
...
P
...
...
...
...
...
P
...
...
...
...
...
P
MB1 データ 3
MB1 データ 2
MB1 データ 1
MB1 データ 0
...
P
...
...
...
...
...
P
MB1 データ (k)
MB1 データ (k-1)
MB1 データ (k-2)
MB1 データ (k-3)
2046 P
MB0 データ 3
MB0 データ 2
MB0 データ 1
MB0 データ 0
2047 P
未使用
未使用
MB0 データ 5
MB0 データ 4
12.3. パリティチェック
7 つの RAM ブロックに保存されるデータの整合性を保証するために , E-Ray コアにはパリティチェックメカニズムがつ
いています。図 “ パリティジェネレーションとチェック ” に示すように , RAM ブロックにはパリティジェネレータ /
チェッカが付属してます。データが RAM ブロックに書き込まれるとき , ローカルパリティジェネレータがパリティビッ
トを生成します。E-Ray コアは偶数パリティを使用します (32 ビットデータワード内に 1 が偶数個あれば , 0 パリティ
ビットが生成されます )。パリティビットはそれぞれのデータワードと共に保存されます。いずれかの RAM ブロックか
ら , データワードが読み出される度にパリティがチェックされます。E-Ray コアの内部データバスは 32 ビット幅です。
パリティエラーが検出された場合は , 該当するエラーフラグがセットされます。パリティエラーフラグ MHDS.PIBF,
MHDS.POBF, MHDS.PMR, MHDS.PTBF1, MHDS.PTBF2, および異常メッセージバッファインジケータ MHDS.FMBD,
MHDS.MFMB, MHDS.FMB[6:0] はメッセージハンドラステータスレジスタ内にあります。これらのシングルエラーフラ
グはエラー割込みフラグ EIR.PERR を制御します。
214
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
図 “ パリティジェネレーションとチェック ” は , RAM ブロックとパリティジェネレータ / チェッカの間のデータパスを示
しています。
パリティジェネレーションとチェック
入力
バッファ
RAM 1,2
PG
PC
メッセージ
RAM
PC
PG
一時
バッファ
RAM A
PC
PG
PRT A
出力
バッファ
RAM 1,2
一時
バッファ
RAM B
PC
PC
PG
PG
PRT B
PG パリティジェネレータ PC
パリティチェッカ
(注意事項)パリティジェネレータ / チェッカは RAM ブロックの一部ではなく , E-Ray コアの一部である RAM アクセス
ロジックの一部です。
パリティエラーが検出された場合は , 以下の動作が実行されます。
どんな場合も
・該当するパリティエラーフラグがレジスタ MHDS にセットされます。
・パリティエラーフラグ EIR.PERR がセットされ 許可されていれば , ホストに対してモジュール割込みが発生します。
特殊な場合には
1) 入力バッファ RAM 1,2 から→メッセージ RAM へデータ転送中のパリティエラー
a) ヘッダとデータセクションの転送 :
・MHDS.PIBF ビットがセットされます。
・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。
・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。
・バッファの送信 : 各メッセージバッファに対する送信要求はセットされません。
b) データセクションのみ転送 :
メッセージ RAM から該当するメッセージバッファのヘッダセクション読み取り中のパリティエラー。
・MHDS.PMR ビットがセットされます。
・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。
・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。
・各メッセージバッファのデータセクションは更新されません。
・バッファの送信 : 各メッセージバッファに対する送信要求はセットされません。
2) ホストの入力バッファ RAM 1, 2 読み取り中のパリティエラー
・MHDS.PIBF ビットがセットされます。
September 26, 2014, DS07-16611-2
215
Data
Sheet
3) メッセージ RAM 内のヘッダセクションをスキャン中のパリティエラー
・MHDS.PMR ビットがセットされます。
・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。
・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。
・メッセージバッファを無視 ( メッセージバッファがスキップされます )
4) メッセージ RAM から→一時バッファ RAM 1,2 へデータ転送中のパリティエラー
・MHDS.PMR ビットがセットされます。
・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。
・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。
・未送信のフレーム , 送信中のフレームは , フレーム CRC をゼロにセットすることで無効化されます。
5) 一時バッファ RAM 1, 2 から→プロトコルコントローラ 1, 2 へデータ転送中のパリティエラー
・MHDS.PTBF1,2 ビットがセットされます。
・送信中のフレームは , フレーム CRC をゼロにセットすることで無効化されます。
6) 一時バッファ RAM 1, 2 から→メッセージ RAM へデータ転送中のパリティエラー
a) メッセージ RAM から該当するメッセージバッファのヘッダセクション読み取り中のパリティエラー。
・MHDS.PMR ビットがセットされます。
・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。
・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。
・各メッセージバッファのデータセクションは更新されません。
b) 一時バッファ RAM 1, 2 読み取り中のパリティエラー。
・MHDS.PTBF1,2 ビットがセットされます。
・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。
・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。
7) メッセージ RAM から→出力バッファ RAM へデータ転送中のパリティエラー
・MHDS.PMR ビットがセットされます。
・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。
・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。
8) ホストの出力バッファ RAM 1, 2 読み取り中のパリティエラー
・MHDS.POBF ビットがセットされます。
9) 一時バッファ RAM 1, 2 のデータ読み取り中のパリティエラー。
メッセージハンドラが一時バッファ RAM 1, 2 から , ネットワーク管理情報 (PPI = "1") 付きのフレームを読み出すときに ,
パリティエラーが発生した場合 , 対応するネットワーク管理ベクタレジスタ NMV1 ~ 3 は , そのフレームからは更新さ
れません。
216
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
13.モジュール割込み
一般に , 割込みはプロトコルタイミングと密接な関係にあります。それは割込みがエラーまたは状態遷移が CC に検出さ
れた , フレームが受信または送信された , 設定されているタイマ割込みが作動した , ストップウォッチイベントが発生し
た瞬間のほぼ直後にトリガされるためです。これにより , 特定のエラー状況 , 状態遷移 , タイマイベントに対して , ホス
トが非常に速く反応することが可能になります。また一方で , 割込みが多すぎると , ホストはアプリケーションが要求す
る制限時間を越えてしまいます。したがって , CC では個々の割込みソースの制御を , 個別に許可 / 無効化することがで
きるようになっています。
・以下のような場合に割込みがトリガされます。
・エラーが検出されたとき。
・ステータスフラグがセットされたとき。
・タイマが事前に設定した値に達したとき。
・入力バッファからメッセージ RAM へ , またはメッセージ RAM から出力バッファへのメッセージ転送が完了したとき。
・ストップウォッチイベントが発生したとき。
状態遷移やエラーが発生したときに , ステータスを追跡することと割込みを生成することは , それぞれ独立した 2 つのタ
スクです。割込みが許可されているかどうかに関係なく , 対応するステータスは追跡され , CC によって示されます。ホ
ストはレジスタ EIR と SIR を読むことで , 実際のステータスやエラー情報にアクセスできます。
モジュール割込みフラグと割込みラインを許可
レジスタ
EIR
ビット
機能
PEMC
プロトコルエラーモード変更
CNA
コマンドが無効です。
SFBM
同期フレームが最初値以下です。
SFO
同期フレームオーバーフロー
CCF
クロック補正失敗
CCL
CHI コマンドがロックされました。
PERR
パリティエラー
RFO
FIFO オーバーランの受信
EFA
FIFO アクセスを空にします。
IIBA
不正入力バッファアクセス
IOBA
不正出力バッファアクセス
MHF
メッセージハンドラ制限フラグ
EDA
チャネル A でエラーを検出
LTVA
チャネル A の最近の送信違反
TABA
チャネル A での境界を超えた送信
EDB
チャネル B でエラーを検出
LTVB
チャネル B の最近の送信違反
TABB
チャネル B での境界を超えた送信
September 26, 2014, DS07-16611-2
217
Data
レジスタ
SIR
ILE
ビット
Sheet
機能
WST
WAKEUP ステート
CAS
衝突回避シンボル
CYCS
サイクルスタート割込み
TXI
送信割込み
RXI
受信割込み
RFNE
FIFO not Empty を受信
RFCL
FIFO クリティカルレベルを受信
NMVC
ネットワーク管理ベクタの変更
TI0
タイマ割込み 0
TI1
タイマ割込み 1
TIBC
入力バッファ転送完了
TOBC
出力バッファ転送完了
SWE
ストップウォッチイベント
SUCS
スタートアップが正常に完了
MBSI
メッセージバッファステータス割込み
SDS
動的セグメントの開始
WUPA
ウェイクアップパターンチャネル A
MTSA
チャネル A で MTS を受信
WUPB
ウェイクアップパターンチャネル B
MTSB
チャネル B で MTS を受信
EINT0
割込みライン 0 の許可
EINT1
割込みライン 1 の許可
ホストへの割込みライン , eray_int0 および eray_int1, は許可された割込みで制御されます。また , 2 つの割込みラインはど
ちらもビット ILE.EINT0 および ILE.EINT1 をプログラムすることで個別に許可 / 禁止できます。
割込みタイマ 0 および 1 で生成される 2 つのタイマ割込みは , 端子 eray_tint0 および eray_tint1 で利用可能です。これらは
レジスタ T0C および T1C で設定できます。
ストップウォッチイベントは入力端子 eray_stpwt でトリガできます。
IBF/OBF および メッセージ RAM 間でのデータ送信状態は , 端子 eray_ibusy と eray_obusy で通知されます。送信が完了
するとビット SIR.TIBC または SIR.TOBC がセットされます。
218
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
■ 付録
1. レジスタビットの概要
TEST1
0x0010
テストレジスタ 1
31
30
29
28
27
26
25
24
CERB CERB CERB CERA CERA CERA CERA
R CERB
3
2
1
0
3
2
1
0
23
22
0
0
7
6
0
0
W
p33
R
15
14
13
12
11
10
0
0
0
0
0
0
9
8
AOB AOA
W
TEST2
0x0014
R
テストレジスタ 2
31
30
29
28
21
20
19
TXEN TXEN TXB
B
A
5
4
TMC1 TMC0
18
TXA
3
2
0
0
17
16
RXB RXA
1
0
ELBE WRTE
N
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
RS2
RS1
RS0
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
W
p37
R RDPB
W
LCK
0x001C
R
WRPB
ロックレジスタ
31
30
29
SSEL2 SSEL1 SSEL0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
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W
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B
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W
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W
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26
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L
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C
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A
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L
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219
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W
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L
BL
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L
L
L
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25
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CL
L
L
L
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E
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E
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E IIBAE EFAE RFOE E CCLE CCFE SFOE E CNAE E
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R
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E
BE
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E
E
E
E
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E
AE
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CE
E
E
E
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B9
B8
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p59
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*
*
*
*
*
S*
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*
*
*
*
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*
*
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*
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R
W
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R
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p61
R
W
September 26, 2014, DS07-16611-2
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*
*
221
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*
*
*
*
*
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*
* SPP1* SPP0*
W
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W
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5
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5*
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*
*
*
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*
*
*
*
W
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*
*
*
*
*
*
*
*
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*
*
*
*
*
W
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*
*
*
*
*
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W
p65
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W
GTUC3
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5*
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*
*
*
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*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
GTU 構成レジスタ 3
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5*
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0*
6
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5*
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1*
0*
7*
6*
5*
4*
3*
2*
1*
0*
W 7*
222
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
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Sheet
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W
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W
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19
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*
*
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1*
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*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
27
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24
R DEC7 DEC6 DEC5 DEC4 DEC3 DEC2 DEC1 DEC0
*
*
*
*
*
*
*
W *
p68
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*
*
*
*
*
4
3
2
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20
19
18
17
16
MD3 MD3 MD2 MD2 MD2 MD2 MD2 MD2 MD2 MD2 MD2 MD2 MD1 MD1 MD1 MD1
R
1
0
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
9
8
7
6
W
p104
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
MD1
MD1
MD1
MD1
MD1
MD1
R
MD9 MD8 MD7 MD6 MD5 MD4 MD3 MD2 MD1 MD0
5
4
3
2
1
0
W
RDHS1 リードヘッダセクション 1
0x0700 31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
R 0
0
MBI TXM PPIT CFG CHB CHA 0 CYC CYC CYC CYC CYC CYC CYC
6
5
4
3
2
1
0
W
p105
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
FID1
R 0
0
0
0
0
FID9 FID8 FID7 FID6 FID5 FID4 FID3 FID2 FID1 FID0
0
W
RDHS2 リードヘッダセクション 2
0x0704 31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
R 0 PLR6 PLR5 PLR4 PLR3 PLR2 PLR1 PLR0 0 PLC6 PLC5 PLC4 PLC3 PLC2 PLC1 PLC0
W
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
p106
CRC1
R 0
0
0
0
0
CRC9 CRC8 CRC7 CRC6 CRC5 CRC4 CRC3 CRC2 CRC1 CRC0
0
W
RDHS3 リードヘッダセクション 3
0x0708 31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
R 0
0
RES PPI NFI SYN SFI RCI
0
0 RCC5 RCC4 RCC3 RCC2 RCC1 RCC0
W
p107
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
R 0
0
0
0
0 DP10 DP9 DP8 DP7 DP6 DP5 DP4 DP3 DP2 DP1 DP0
W
MBS
メッセージバッファステータス
0x070C 31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
SYN
R 0
0 RESS PPIS NFIS
SFIS RCIS 0
0 CCS5 CCS4 CCS3 CCS2 CCS1 CCS0
S
W
p108
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
R FTB FTA
0 MLS ESB ESA TCIB TCIA SVO SVO CEO CEO SEO SEO VFR VFR
T
B
A
B
A
B
A
B
A
W
OBCM 出力バッファコマンドマスク
0x0710 31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
RDS
RHS
R 0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
H
H
W
p111
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
R
RDSS RHSS
W
September 26, 2014, DS07-16611-2
231
Data
OBCR
0x0714
R
出力バッファコマンド要求
31
30
29
28
27
Sheet
26
25
24
23
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
7
0
0
0
0
0
22
21
20
19
18
17
16
OBR OBR OBR OBR OBR OBR OBR
H6
H5
H4
H3
H2
H1
H0
W
p112
R OBS
YS
W
REQ VIE
W
6
5
4
3
2
1
0
OBR OBR OBR OBR OBR OBR OBR
S6
S5
S4
S3
S2
S1
S0
2. FlexRay 構成パラメータの割当
パラメータ
232
ビット(フィールド)
ページ
pKeySlotusedForStartup
SUCC1.TXST
55
pKeySlotUsedForSync
SUCC1.TXSY
55
gColdStartAttempts
SUCC1.CSA[4:0]
55
pAllowPassiveToActive
SUCC1.PTA[4:0]
55
pWakeupChannel
SUCC1.WUCS
55
pSingleSlotEnabled
SUCC1.TSM
55
pAllowHaltDueToClock
SUCC1.HCSE
55
pChannels
SUCC1.CCHA
SUCC1.CCHB
55
pdListenTimeOut
SUCC2.LT[20:0]
59
gListenNoise
SUCC2.LTN[3:0]
59
gMaxWithoutClockCorrectionPassive
SUCC3.WCP[3:0]
60
gMaxWithoutClockCorrectionFatal
SUCC3.WCF[3:0]
60
gNetworkManagementVectorLength
NEMC.NML[3:0]
61
gdTSSTransmitter
PRTC1.TSST[3:0]
62
gdCASRxLowMax
PRTC1.CASM[6:0]
62
gdSampleClockPeriod
PRTC1.BRP[1:0]
62
pSamplesPerMicrotick
PRTC1.BRP[1:0]
62
gdWakeupSymbolRxWindow
PRTC1.RXW[8:0]
62
pWakeupPattern
PRTC1.RWP[5:0]
62
gdWakeupSymbolRxIdle
PRTC2.RXI[5:0]
63
gdWakeupSymbolRxLow
PRTC2.RXL[5:0]
63
gdWakeupSymbolTxIdle
PRTC2.TXI[7:0]
63
gdWakeupSymbolTxLow
PRTC2.TXL[5:0]
63
gPayloadLengthStatic
MHDC.SFDL[6:0]
64
pLatestTx
MHDC.SLT[12:0]
64
pMicroPerCycle
GTUC1.UT[19:0]
65
gMacroPerCycle
GTUC2.MPC[13:0]
65
gSyncNodeMax
GTUC2.SNM[3:0]
65
pMicroInitialOffset[A]
GTUC3.UIOA[7:0]
66
pMicroInitialOffset[B]
GTUC3.UIOB[7:0]
66
pMacroInitialOffset[A]
GTUC3.MIOA[6:0]
66
pMacroInitialOffset[B]
GTUC3.MIOB[6:0]
66
gdNIT
GTUC4.NIT[13:0]
67
gOffsetCorrectionStart
GTUC4.OCS[13.0]
67
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
パラメータ
Sheet
ビット(フィールド)
ページ
pDelayCompensation[A]
GTUC5.DCA[7:0]
68
pDelayCompensation[B]
GTUC5.DCB[7:0]
68
pClusterDriftDamping
GTUC5.CDD[4:0]
68
pDecodingCorrection
GTUC5.DEC[7:0]
68
pdAcceptedStartupRange
GTUC6.ASR[10:0]
68
pdMaxDrift
GTUC6.MOD[10:0]
68
gdStaticSlot
GTUC7.SSL[9:0]
69
gNumberOfStaticSlots
GTUC7.NSS[9:0]
69
gdMinislot
GTUC8.MSL[5:0]
69
gNumberOfMinislots
GTUC8.NMS[12:0]
69
gdActionPointOffset
GTUC9.APO[5:0]
70
gdMinislotActionPoint
GTUC9.MAPO[4:0]
70
gdDynamicSlotIdlePhase
GTUC9.DSI[1:0]
70
pOffsetCorrectionOut
GTUC10.MOC[13:0]
70
pRateCorrectionOut
GTUC10.MRC[10:0]
70
pExternOffsetCorrection
GTUC11.EOC[2:0]
71
pExternRateCorrection
GTUC11.ERC[2:0]
71
September 26, 2014, DS07-16611-2
233
Data
Sheet
■ オーダ型格
型格
MB91F465XAPMC-GE1
234
パッケージ
プラスチック・QFP, 100 ピン
(FPT-100P-M20)
備考
鉛フリーパッケージ
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
■ パッケージ・外形寸法図
プラスチック・LQFP, 100 ピン
(FPT-100P-M20)
リードピッチ
0.50 mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
14.0 mm × 14.0 mm
リード形状
ガルウィング
封止方法
プラスチックモールド
取付け高さ
1.70 mm Max
質量
0.65 g
コード(参考)
P-LFQFP100-14×14-0.50
プラスチック・LQFP, 100 ピン
(FPT-100P-M20)
注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。
注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。
16.00±0.20(.630±.008)SQ
* 14.00±0.10(.551±.004)SQ
75
51
76
50
0.08(.003)
Details of "A" part
+0.20
26
100
1
25
C
0.20±0.05
(.008±.002)
0.08(.003)
M
2005 -2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F100031S-c-3-3
0.10±0.10
(.004±.004)
(Stand off)
0°~8°
"A"
0.50(.020)
+.008
1.50 –0.10 .059 –.004
(Mounting height)
INDEX
0.145±0.055
(.0057±.0022)
0.50±0.20
(.020±.008)
0.60±0.15
(.024±.006)
0.25(.010)
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
September 26, 2014, DS07-16611-2
235
Data
Sheet
■ 改版履歴
版
日付
2.0
2008-10-15
2.1
-------
備考
初版
端子配列 : サイズが大きくなりバッテリの可読性が向上しました。
PS レジスタに関する注意事項 : 可読性改善のため更新
組込みプログラム・データメモリ
- フラッシュメモリ動作モードの切り替えに関する注意を追加
フラッシュセキュリティ :
- FSV2 の表見出しを修正
- フラッシュメモリ CRC 計算に関する注意を追加
直流規格
- ANn へのアナログ入力リーク電流の端子名称修正
および脚注の追加
A/D 変換部電気的特性
- チャネル間のばらつきを追加
- 「直線性誤差」を「非直線性誤差」に訂正
■ 本版での主な変更内容
ページ
場所
変更箇所
Rev. 1.0
■ 電気的特性
81
4. “A/D 変換部電気的特性 ” の表を変更
(LSB V
AVRL + 2.5 AVRL + 2.5 LSB
AVRL + 0.5 AVRL + 0.5 LSB
AVRL - 1.5 AVRL - 1.5 LSB )
(LSB V
AVRH + 0.5 AVRH + 0.5 LSB
AVRH - 1.5 AVRH - 1.5 LSB
AVRH - 3.5 AVRH - 3.5 LSB )
88
“6.3 LIN-USART タイミング (VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V 時 ”) の
図を変更
(VOH VIH
VOL VIL )
Rev. 2.0
234
-
236
■オーダ型格
オーダ型格の変更
-
社名変更および記述フォーマットの変換
DS07-16611-2, September 26, 2014
Data
Sheet
MEMO
September 26, 2014, DS07-16611-2
237
Data
Sheet
免責事項
本資料に記載された製品は、通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途 ( ただし、用途の限定はあ
りません ) に使用されることを意図して設計・製造されています。(1) 極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が
確保されない場合、社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途 ( 原子力施設における
核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵器シ
ステムにおけるミサイル発射制御等をいう ) 、ならびに (2) 極めて高い信頼性が要求される用途 ( 海底中継器 , 宇宙衛星等を
いう ) に使用されるよう設計・製造されたものではありません。上記の製品の使用法によって惹起されたいかなる請求また
は損害についても、Spansion は、お客様または第三者、あるいはその両方に対して責任を一切負いません。半導体デバイス
はある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても、結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさ
せないよう、お客様において、装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお
願いします。本資料に記載された製品が、外国為替及び外国貿易法、米国輸出管理関連法規などの規制に基づき規制され
ている製品または技術に該当する場合には、本製品の輸出に際して、同法に基づく許可が必要となります。
商標および注記
このドキュメントは、断りなく変更される場合があります。本資料には Spansion が開発中の Spansion 製品に関する情報が
記載されている場合があります。Spansion は、それらの製品に対し、予告なしに仕様を変更したり、開発を中止したりする
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ものであり、各権利者の商標もしくは登録商標となっている場合があります。
238
DS07-16611-2, September 26, 2014