本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 FR60 MB91460X シリーズ 32 ビット・マイクロコントローラ CMOS MB91F465XA Data Sheet FR60 MB91460XÉVÉäÅ[ÉY Cover Sheet Publication Number DS07-16611 Revision 2.0 Issue Date September 26, 2014 Data Sheet DS07-16611-2, September 26, 2014 FR60 MB91460X シリーズ 32 ビット・マイクロコントローラ CMOS MB91F465XA Data Sheet FR60 MB91460XÉVÉäÅ[ÉY Cover Sheet ■ 概要 MB91460X シリーズは民生機器や車載システムなどの高速リアルタイム処理が要求される組込み制御用途向けに設計 された , 汎用の 32 ビット RISC マイクロコントローラです。CPU には , FR ファミリ * と互換の FR60 を使用しています。 本シリーズは , LIN-USART, CAN および FlexRay コントローラを内蔵しています。 * : FR は Spansion Inc. の製品です。 ■ 特長 1. FR60 CPU コア ・32 ビット RISC, ロード / ストアアーキテクチャ, パイプライン 5 段 ・16 ビット固定長命令 ( 基本命令 ) ・命令実行速度:1 命令 /1 サイクル ・メモリ-メモリ間転送命令 , ビット処理命令 , バレルシフト命令など:組込み用途に適した命令 ・関数入口 / 出口命令 , レジスタ内容のマルチロードストア命令:C 言語対応命令 ・レジスタのインタロック機能:アセンブラ記述も容易に可能 ・乗算器の内蔵 / 命令レベルでのサポート 符号付き 32 ビット乗算:5 サイクル 符号付き 16 ビット乗算:3 サイクル ・割込み (PC/PS 退避 ):6 サイクル (16 プライオリティレベル ) ・ハーバードアーキテクチャにより , プログラムアクセスとデータアクセスを同時に実行可能 ・FR ファミリとの命令互換 (続く) Spansion のマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中、またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 http://www.spansion.com/jp/support/microcontrollers/ Publication Number DS07-16611 Revision 2.0 Issue Date September 26, 2014 This document states the current technical specifications regarding the Spansion product(s) described herein. Spansion Inc. deems the products to have been in sufficient production volume such that subsequent versions of this document are not expected to change. However, typographical or specification corrections, or modifications to the valid combinations offered may occur. Data Sheet (続き) 2. 内蔵周辺機能 ・汎用ポート:最大 73 本 ・DMAC (DMA コントローラ ) 同時に最大 5 チャネルの動作が可能 2 つの転送要因 ( 内部ペリフェラル / ソフトウェア ) 起動要因はソフトウェアにて選択可能 アドレッシングモード 32 ビットフルアドレス指定 ( 増加 / 減少 / 固定 ) 転送モード ( デマンド転送 / バースト転送 / ステップ転送 / ブロック転送 ) 転送データサイズは 8/16/32 ビットから選択可能 多バイト転送可 ( ソフトにて決定 ) DMAC デスクリプタは I/O 領域 ( 200H ~ 240H, 1000H ~ 1027H) ・Flexray:2 チャネル FlexRay プロトコル仕様 Ver.2.1 準拠 転送速度 最大 10Mbps 128 送受信メッセージバッファ ・A/D コンバータ ( 逐次比較型 ) 10 ビット分解能:17 チャネル 変換時間:最小 1s ・外部割込み入力端子です。11 チャネル 3 チャネルを CAN の RX 端子および I2C の端子と兼用 ・ビットサーチモジュール (REALOS 使用 ) 1 ワード中の MSB ( 上位ビット ) から最初の "0" データ /“1” データ / 変化ビット位置をサーチする機能 ・LIN-USART ( 全二重ダブルバッファ方式 ):3 チャネル クロック同期 / 非同期の選択可 Sync-break 検出 専用ボーレートジェネレータ内蔵 ・I2C バスインタフェース (400 kbps 対応 )1 チャネル マスタ / スレーブ送受信 アービトレーション機能 , クロック同期化機能 ・CAN コントローラ (C-CAN):2 チャネル 転送速度 最大 1Mbps 32 送受信メッセージバッファ ・16 ビット PPG タイマ:12 チャネル ・16 ビットリロードタイマ:8 チャネル ・16 ビットフリーランタイマ:8 チャネル (ICU 用 , OCU 用各 1 チャネル ) ・インプットキャプチャ:8 チャネル ( フリーランタイマと連動 ) ・アウトプットコンペア:6 チャネル ( フリーランタイマと連動 ) ・ウォッチドッグタイマ ・リアルタイムクロック ・低消費電力モード:スリープ / ストップモード機能 ・低電圧検出回路 ・クロックスーパバイザ サブクロック (32 kHz) およびメインクロック (4 MHz) をモニタ , 発振停止時はリカバリクロック (CR 発振器など ) に 切換え ・クロックモジュレータ ・クロックモニタ ・サブクロックキャリブレーション 32kHz または CR 発振器で動作するリアルタイムクロックタイマを校正 ・メイン発振安定化タイマ サブクロックモード時に , 安定化待ち時間用の 23 ビットカウンタ安定化時間経過後に割込みを発生 ・サブ発振安定化タイマ メインクロックモード時に , 安定化待ち時間用の 15 ビットカウンタ安定化時間経過後に割込みを発生 (続く) 2 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet (続き) 3. パッケージとテクノロジ ・パッケージ:QFP-100 ・CMOS 0.18 m テクノロジ ・3V ~ 5V 電源 [ 降圧型コンバータにより内部 Logic 1.8 V] ・動作温度:- 40 C ~ + 105 C September 26, 2014, DS07-16611-2 3 Data Sheet ■ 品種構成 項目 MB91V460A MB91F465XA 最大コア周波数 (CLKB) 80MHz 100MHz 最大リソース周波数 (CLKP) 40MHz 50MHz 最大外部バス周波数 (CLKT) 40MHz - 最大 CAN 周波数 (CLKCAN) 20MHz 50MHz 最大 FlexRay 周波数 (SCLK) - 80MHz 0.35m 0.18m あり あり テクノロジ ウォッチドッグ ウォッチドッグ ( RC 発振の場合 ) あり ( 解放可能 ) あり ビットサーチ あり あり リセット入力 (INITX) あり あり ハードウェアスタンバイ入力 (HSTX) あり なし クロックモジュレータ あり あり クロックモニタ あり あり 低電力モード DMA MAC (DSP) MMU/MPU FlexRay 2 チャネル (A/B) フラッシュ フラッシュ保護 あり 5 チャネル なし なし MPU(16 チャネル )* MPU(8 チャネル )* なし あり エミュレーション SRAM32 ビット 読出しデータ 544K バイト - あり D-RAM 64K バイト 16K バイト ID-RAM 64K バイト 16K バイト フラッシュキャッシュ ( 命令キャッシュ ) 16K バイト 8K バイト ブート ROM/BI-ROM 4 K バイト固定 4K バイト RTC 1 チャネル 1 チャネル フリーランタイマ 8 チャネル 8 チャネル ICU 8 チャネル 8 チャネル OCU 8 チャネル 6 チャネル リロードタイマ 8 チャネル 8 チャネル 16 ビット PPG 16 チャネル 12 チャネル 16 ビット PFM 1 チャネル - サウンドジェネレータ 1 チャネル - 4 チャネル (8 ビット ) / 2 チャネル (16 ビット ) - 6 チャネル (128 msg) 2 チャネル (32 msg) LIN-USART 4 チャネル + 4 チャネル FIFO + 8 チャネル 3 チャネル FIFO I2C (400 kbps) 4 チャネル 1 チャネル FR 外部バス あり (32 ビットアドレス , 32 ビット データ ) - 8/16 ビットアップダウンカウンタ C_CAN 4 あり 5 チャネル DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 項目 Sheet MB91V460A MB91F465XA 外部割込み 16 チャネル 11 チャネル NMI 割込み 1 チャネル - SMC 6 チャネル - LCD コントローラ (40 × 4) 1 チャネル - 10 ビット A/D コンバータ 32 チャネル 17 チャネル アラームコンパレータ 2 チャネル - 電源スーパバイザ あり あり クロックスーパバイザ あり あり メインクロック発振 4MHz 4MHz サブクロック発振 32kHz 32kHz RC 発振 100kHz 100kHz / 2MHz PLL x 20 x 25 DSU4 あり - EDSU あり (32 BP)* あり (16 BP)* 3V / 5V 3V / 5V 電源電圧 レギュレータ あり あり 消費電力 n.a. <1W 0 C ~+ 70 C - 40 C ~+ 105 C パッケージ BGA660 QFP100 電源投入からの PLL 起動時間 < 20 ms < 20 ms フラッシュダウンロード時間 n.a. < 5 s (Typ) 動作温度 (TA) * 1: MPU チャネルは EDSU ブレークポイントレジスタ (MPU と EDSU 間の共有動作 ) を使用します。 September 26, 2014, DS07-16611-2 5 Data Sheet ■ 端子配列図 1. MB91F465XA 100 99 98 97 96 95 94 93 92 91 90 89 88 87 86 85 84 83 82 81 80 79 78 77 76 VSS5 MD_2 MD_1 X0 X1 VSS5 X1A X0A MD_0 P14_7/ICU7+TIN7/TIN7/TTG15/7/STOPWT P14_6/ICU6+TIN6/TIN6/TTG14/6 P14_5/ICU5+TIN5/TIN5/TTG13/5 P14_4/ICU4+TIN4/TIN4/TTG12/4 P14_3/ICU3+TIN3/TIN3/TTG11/3 P14_2/ICU2+TIN2/TIN2/TTG10/2 P14_1/ICU1+TIN1/TIN1/TTG9/1 P14_0/ICU0+TIN0/TIN0/TTG8/0 P24_7/INT7 P24_6/INT6 P24_5/INT5 P24_4/INT4 P24_3/INT3 P24_2/INT2 P24_1/INT1 VDD5 (TOP VIEW) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 QFP-100 75 74 73 72 71 70 69 68 67 66 65 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 VSS5 P24_0/INT0 P22_1/TX4 P22_0/RX4/INT12 P15_3/OCU3/TOT3 P15_2/OCU2/TOT2 P15_1/OCU1/TOT1 P15_0/OCU0/TOT0 P17_7/PPG7 P17_6/PPG6 P17_5/PPG5 VSS5 VDD5 P18_6/SCK7/FRCK7 P18_5/SOT7 P18_4/SIN7 P18_2/SCK6/FRCK6 P18_1/SOT6 P18_0/SIN6 P17_4/PPG4 P17_3/PPG3 P17_2/PPG2 P16_7/ATGX INITX VSS5 VSS5 P28_1/AN9 P28_2/AN10 P28_3/AN11 P28_3/AN12 AVCC5 AVRH5 AVSS P29_0/AN0 P29_1/AN1 P29_2/AN2 P29_3/AN3 P29_4/AN4 P29_5/AN5 P29_6/AN6 P29_7/AN7 VSS5 P22_4/SDA0/INT14 P22_5/SCL0 P19_0/SIN4 P19_1/SOT4 P19_2/SCK4/FRCK4 P17_0/PPG0 P17_1/PPG1 VDD5 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 VDD5 P23_0/RX0/INT8 P23/-1/TX0 P31_0/TXDA P31_1/TXENA P31_2/RXDA P31_4/TXDB P31_5/TXENB P31_6/RXDB P15_4/OCU4/TOT4 P15_5/OCU5/TOT5 VDD5R VCC18C VSS5 VDD5 P16_0/PPG8 P16_1/PPG9 P16_2/PPG10 P16_3/PPG11 P27_0/AN16 P27_1/AN17 P27_2/AN18 P27_3/AN19 P28_0/AN8 VDD5 6 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ■ 端子機能説明 1. MB91F465XA 端子番号 端子名 入出力 入出力回 路形式* I/O A 汎用入出力ポートです。 P23_0 2 RX0 3 4 5 6 7 8 9 TX0 P31_0 TXDA P31_1 TXENA P31_2 RXDA P31_4 TXDB P31_5 TXENB P31_6 RXDB I/O A I/O A I/O A I/O A I/O A I/O A I/O A I/O A OCU4, OCU5 20 ~ 23 24 27 ~ 30 34 ~ 41 P16_0 ~ P16_3 PPG8 ~ PPG11 P27_0 ~ P27_3 AN16 ~ AN19 P28_0 AN8 P28_1 ~ P28_4 AN9 ~ AN12 P29_0 ~ P29_7 AN0 ~ AN7 I/O A I/O B I/O B I/O B I/O B I/O C SDA0 44 45 46 SCL0 P19_0 SIN4 P19_1 SOT4 September 26, 2014, DS07-16611-2 FlexRay 送信出力端子 汎用入出力ポートです。 FlexRay 送信イネーブル出力端子 汎用入出力ポートです。 FlexRay 受信入力端子 汎用入出力ポートです。 FlexRay 送信出力端子 汎用入出力ポートです。 FlexRay 送信イネーブル出力端子 汎用入出力ポートです。 FlexRay 受信入力端子 アウトプットコンペアの出力端子です。 汎用入出力ポートです。 PPG タイマの出力端子です。 汎用入出力ポートです。 A/D コンバータのアナログ入力端子です。 汎用入出力ポートです。 A/D コンバータのアナログ入力端子です。 汎用入出力ポートです。 A/D コンバータのアナログ入力端子です。 汎用入出力ポートです。 A/D コンバータのアナログ入力端子です。 I2C バスのデータ入出力端子です。 外部割込み入力端子です。 INT14 P22_5 汎用入出力ポートです。 汎用入出力ポートです。 P22_4 43 CAN0 の TX 出力端子です。 リロードタイマの出力端子です。 TOT4, TOT5 16 ~ 19 汎用入出力ポートです。 汎用入出力ポートです。 P15_4,P15_5 10, 11 CAN0 の RX 入出力端子です。 外部割込み入力端子です。 INT8 P23_1 機能 I/O C I/O A I/O A 汎用入出力ポートです。 I2C バスのクロック入出力端子です。 汎用入出力ポートです。 USART4 のデータ入力端子です。 汎用入出力ポートです。 USART4 のデータ出力端子です。 7 Data 端子番号 端子名 入出力 入出力回 路形式* I/O A SCK4 48, 49 52 53 54 ~ 56 57 58 PPG0, PPG1 INITX P16_7 ATGX P17_2 ~ P17_4 PPG2 ~ PPG4 P18_0 SIN6 P18_1 SOT6 I/O A I H I/O A I/O A I/O A I/O A I/O A SCK6 60 61 SIN7 P18_5 SOT7 I/O A I/O A I/O A SCK7 66, 67 P17_6, P17_7 PPG6, PPG7 I/O A I/O A I/O A P15_0 ~ P15_3 68 ~ 71 OCU0 ~ OCU3 73 74 ~ 83 8 TX4 P24_0 ~ P24_7 INT0 ~ INT7 汎用入出力ポートです。 USART6 のデータ入力端子です。 汎用入出力ポートです。 USART6 のデータ出力端子です。 USART6 のクロック入出力端子です。 汎用入出力ポートです。 USART7 のデータ入力端子です。 汎用入出力ポートです。 USART7 のデータ出力端子です。 USART7 のクロック入出力端子です。 PPG タイマの出力端子です。 クロックモニタ端子です。 汎用入出力ポートです。 PPG タイマの出力端子です。 アウトプットコンペアの出力端子です。 汎用入出力ポートです。 I/O A CAN4 の RX 入出力端子です。 外部割込み入力端子です。 INT12 P22_1 PPG タイマの出力端子です。 リロードタイマの出力端子です。 P22_0 RX4 汎用入出力ポートです。 汎用入出力ポートです。 TOT0 ~ TOT3 72 AD コンバータの外部トリガ入力端子です。 汎用入出力ポートです。 P17_5 PPG5/ MONCLK 汎用入出力ポートです。 フリーランタイマの外部クロック入力端子です。 FRCK7 65 外部リセット入力端子です。 汎用入出力ポートです。 P18_6 62 PPG タイマの出力端子です。 フリーランタイマの外部クロック入力端子です。 FRCK6 P18_4 汎用入出力ポートです。 汎用入出力ポートです。 P18_2 59 USART4 のクロック入出力端子です。 フリーランタイマの外部クロック入力端子です。 FRCK4 P17_0, P17_1 機能 汎用入出力ポートです。 P19_2 47 Sheet I/O A I/O A 汎用入出力ポートです。 CAN4 の TX 出力端子です。 汎用入出力ポートです。 外部割込み入力端子です。 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 端子番号 端子名 入出力 Sheet 入出力回 路形式* P14_0 ~ P14_6 汎用入出力ポートです。 ICU0 ~ ICU6 84 ~ 90 TIN0 ~ TIN6 インプットキャプチャの入力端子です。 I/O A TTG8/0, 汎用入出力ポートです。 P14_7 インプットキャプチャの入力端子です。 ICU7 TIN7 リロードタイマの外部トリガ入力端子です。 PPG タイマの外部トリガ入力端子です。 TTG9/1 ~ TTG14/6 91 機能 I/O A リロードタイマの外部トリガ入力端子です。 PPG タイマの外部トリガ入力端子です。 TTG15/7 FlexRay ストップウォッチ入力 STOPWT 92 MD_0 I G モード設定端子です。 93 X0A — J2 サブクロック発振入力です。 94 X1A — J2 サブクロック発振出力です。 96 X1 — J1 クロック発振出力です。 97 X0 — J1 クロック発振入力です。 98 MD_1 I G モード設定端子です。 99 MD_2 I G モード設定端子です。 * : 入出力回路形式については , 「■ 入出力回路形式」を参照してください。 September 26, 2014, DS07-16611-2 9 Data Sheet 電源・GND 端子 10 端子番号 端子名 入出力 機能 14, 26, 42, 51, 64, 75, 95, 100 VSS5 GND 端子です。 1, 15, 25, 50, 63, 76 VDD5 電源端子です。 12 VDD5R 33 AVSS5 31 AVCC5 A/D コンバータ用の電源端子です。 32 AVRH5 A/D コンバータ用の基準電源端子です。 13 VCC18C 内蔵レギュレータ用のコンデンサ接続端子です。 内蔵レギュレータ用の電源端子です。 電源 A/D コンバータ用のアナログ GND 端子です。 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ■ 入出力回路形式 分類 回路形式 A 備考 プルアップ制御 ドライバ強度 制御 データライン プルダウン制御 CMOS レベル出力 ( プログラマブル IOL = 5mA, IOH = -5mA IOL = 2mA, IOH = -2mA) 入力シャットダウン機能付き 2 種類の CMOS ヒステリシス入力 入力シャットダウン機能付きオートモー ティブ入力 入力シャットダウン機能付き TTL 入力 プログラマブルプルアップ抵抗:約 50 k R CMOS ヒステリシスタイプ 1 CMOS ヒステリシスタイプ 2 オートモーティブ入力 TTL 入力 入力シャットダウン用 スタンバイ制御 B プルアップ制御 ドライバ強度 制御 データライン プルダウン制御 R CMOS レベル出力 ( プログラマブル IOL = 5mA, IOH = -5mA IOL = 2mA, IOH = -2mA) 入力シャットダウン機能付き 2 種類の CMOS ヒステリシス入力 入力シャットダウン機能付きオートモー ティブ入力 入力シャットダウン機能付き TTL 入力 プログラマブルプルアップ抵抗:約 50 k アナログ入力 CMOS ヒステリシスタイプ 1 CMOS ヒステリシスタイプ 2 オートモーティブ入力 TTL 入力 入力シャットダウン用 スタンバイ制御 アナログ入力 September 26, 2014, DS07-16611-2 11 Data 分類 Sheet 回路形式 C 備考 プルアップ制御 データライン プルダウン制御 CMOS レベル出力 (IOL = 3 mA, IOH = -3 mA) 入力シャットダウン機能付き 2 種類の CMOS ヒステリシス入力 入力シャットダウン機能付きオートモー ティブ入力 入力シャットダウン機能付き TTL 入力 プログラマブルプルアップ抵抗: 約 50 k R CMOS ヒステリシスタイプ 1 CMOS ヒステリシスタイプ 2 オートモーティブ入力 TTL 入力 入力シャットダウン用 スタンバイ制御 D プルアップ制御 データライン プルダウン制御 R CMOS レベル出力 (IOL = 3 mA, IOH = -3 mA) 入力シャットダウン機能付き 2 種類の CMOS ヒステリシス入力 入力シャットダウン機能付きオートモー ティブ入力 入力シャットダウン機能付き TTL 入力 プログラマブルプルアップ抵抗: 約 50 k アナログ入力 CMOS ヒステリシスタイプ 1 CMOS ヒステリシスタイプ 2 オートモーティブ入力 TTL 入力 入力シャットダウン用 スタンバイ制御 アナログ入力 12 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 分類 Sheet 回路形式 E 備考 プルアップ制御 ドライバ強度 制御 データライン プルダウン制御 R CMOS ヒステリシスタイプ 1 CMOS レベル出力 ( プログラマブル IOL = 5mA, IOH = -5mA IOL = 2mA, IOH = -2mA, IOL = 30mA, IOH = -30mA) 入力シャットダウン機能付き 2 種類の CMOS ヒステリシス入力 入力シャットダウン機能付きオートモー ティブ入力 入力シャットダウン機能付き TTL 入力 プログラマブルプルアップ抵抗: 約 50 k CMOS ヒステリシスタイプ 2 オートモーティブ入力 TTL 入力 入力シャットダウン用 スタンバイ制御 CMOS レベル出力 ( プログラマブル IOL = 5mA, IOH = -5mA ドライバ強度 IOL = 2mA, IOH = -2mA, 制御 IOL = 30mA, IOH = -30mA) 入力シャットダウン機能付き 2 種類の データライン CMOS ヒステリシス入力 入力シャットダウン機能付きオートモー ティブ入力 入力シャットダウン機能付き TTL 入力 プルダウン制御 プログラマブルプルアップ抵抗: 約 50 k CMOS ヒステリシスタイプ 1 アナログ入力 F プルアップ制御 R CMOS ヒステリシスタイプ 2 オートモーティブ入力 TTL 入力 入力シャットダウン用 スタンバイ制御 アナログ入力 G R ヒステリシス 入力 September 26, 2014, DS07-16611-2 マスク ROM および評価デバイス : CMOS ヒステリシス入力端子 フラッシュデバイス: CMOS 入力端子 12 V 耐圧 (MD_[2:0] 用 ) 13 Data 分類 Sheet 回路形式 備考 CMOS ヒステリシス入力端子 プルアップ抵抗値:約 50 k H プルアップ 抵抗 R ヒステリシス 入力 J1 X1 R 0 X 出力 1 FCI R X0 高速発振回路 • 発振モード ( 外部水晶または発振子を X0/ X1 端子に接続 ) と高速外部クロック入力 (FCI ) モード (X0 端子に外部クロックを接続 ) の 間でプログラマブル • フィードバック抵抗:約 2 × 0.5M 発振子が無効になっているか FCI モード の場合, フィードバック抵抗は中央で接地 FCI または発振子が無効 J2 X 出力 X1A R 低速発振回路 • フィードバック抵抗:約 2 × 5M 発振子が無効の場合, フィードバック抵抗 は中央で接地 R X0A 発振子が無効 14 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 分類 Sheet 回路形式 K 備考 プルアップ制御 ドライバ強度 制御 データライン プルダウン制御 R CMOS ヒステリシスタイプ 1 CMOS レベル出力 ( プログラマブル IOL = 5mA, IOH = -5mA IOL = 2mA, IOH = -2mA) 入力シャットダウン機能付き 2 種類の CMOS ヒステリシス入力 入力シャットダウン機能付きオートモー ティブ入力 入力シャットダウン機能付き TTL 入力 プログラマブルプルアップ抵抗: 約 50 k LCD SEG/COM 出力 CMOS ヒステリシスタイプ 2 オートモーティブ入力 TTL 入力 入力シャットダウン用 スタンバイ制御 LCD SEG/COM L CMOS レベル出力 ( プログラマブル IOL = 5mA, IOH = -5mA ドライバ強度 IOL = 2mA, IOH = -2mA) 制御 入力シャットダウン機能付き 2 種類の データライン CMOS ヒステリシス入力 入力シャットダウン機能付きオートモー ティブ入力 入力シャットダウン機能付き TTL 入力 プルダウン制御 プログラマブルプルアップ抵抗: 約 50 k アナログ入力 CMOS ヒステリシスタイプ 1 LCD 電圧入力 プルアップ制御 R CMOS ヒステリシスタイプ 2 オートモーティブ入力 TTL 入力 入力シャットダウン用 スタンバイ制御 VLCD September 26, 2014, DS07-16611-2 15 Data 分類 Sheet 回路形式 備考 CMOS レベルの TRI-STATE 出力 (IOL = 5mA, IOH = -5mA) M tri-state 制御 データライン N アナログ入力端子 ( 保護機能付き ) アナログ入力ライン 16 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ■ デバイス使用上の注意 1. ラッチアップ防止のために CMOS IC では入力端子や出力端子に電源端子 (VDD5) より高い電圧や GND 端子 (VSS5) より低い電圧を印加した場合 , ま たは電源端子とグランド端子の間に定格を超える電圧を印加した場合に , ラッチアップ現象を生じることがあります。 ラッチアップが生じると電源電流が急増し , 素子の熱破壊に至ることがあります。使用に際しては最大定格を超えること のないよう十分に注意してください。 2. 未使用入力端子の処理について 入力に用いる未使用端子を開放のままにしておくと , 誤動作の原因になることがあります。使用していない入力端子は 抵抗 (2k ~ 10k) を介してプルアップまたはプルダウンの処理をするか , ソフトウェアにより入力が有効 (PORTEN) に なる前に , 内部プルアップ抵抗または内部プルダウン抵抗 (PPER/PPCR) を有効にしてください。モード端子 MD_x は VSS5 端子また は VDD5 端子に直接接続できます。使用していない ALARM 入力端子は AVSS5 端子に直接接続できます。 3. 電源端子について MB91460X シリーズは電源端子や GND 端子が複数あります。そのため , デバイス設計上ラッチアップなどの誤動作を防 止するためにデバイス内部で同電位にすべきものどうしを接続してあります。不要輻射の低減・グランドレベルの上昇に よるストローブ信号の誤動作の防止・総出力電流規格を遵守などのために , 必ずそれらすべてを外部で電源およびグラン ドに接続してください。また , 電流供給源からできるかぎり低インピーダンスで本デバイスの電源端子 , GND 端子に接続 してください。 さらに , 本デバイスの近くで , 電源端子と GND 端子の間に 0.1 F 程度のセラミックコンデンサをバイパスコンデンサと して接続してください。 この製品シリーズにはステップダウンレギュレータが内蔵されています。レギュレータ用として , VCC18C 端子に 4.7 F (X7R セラミックコンデンサを使用 ) のバイパスコンデンサを接続してください。 4. 水晶発振回路について X0 (X0A) , X1 (X1A) 端子の近辺のノイズは本デバイスの誤動作のもととなります。X0 (X0A) 端子と X1 (X1A) 端子およ び水晶発振子さらにグランドへのバイパスコンデンサはできるかぎり近くに配置するようにプリント板を設計してくだ さい。 また , X0, X1 端子または X0A, X1A 端子の回りをグランドで囲むようなプリント板アートワークは安定した動作を期待で きますので , 強くお勧めします。 各量産品において , ご使用される発振子メーカに発振評価を依頼してください。 5. 外部クロック使用時の注意 外部クロックの使用時には , X0 (X0A) および X1 (X1A) 端子に同時供給してください。 この場合 , X0 (X0A) 端子のクロッ ク信号は X1 (X1A) 端子とは逆位相の関係であることが必要です。逆位相での供給の場合 , X0 および X1 端子では 16 MHz までの周波数を使用できます。 逆位相供給の使用例 X0 (X0A) X1 (X1A) (続く) September 26, 2014, DS07-16611-2 17 Data Sheet (続き) 6. モード端子 (MD_x) これらの端子は , 電源端子または GND 端子に直接つないで使用してください。ノイズにより誤ってテストモードに入っ てしまうことを防ぐために , プリント板上の各モード端子と電源端子または GND 端子間のパターン長をできる限り短く し , これらを低インピーダンスで接続するようにしてください。 7. PLL クロックモード動作中の注意について 本マイクロコントローラで PLL クロックを選択しているときに発振子が外れたり , クロック入力が停止した場合には PLL 内部の自励発振回路の自走周波数で動作を継続し続ける場合があります。 この動作は保証外の動作です。 8. プルアップコントロール 外部バス端子として使用する端子に対してプルアップ抵抗をつけると交流規格を保証できません。 9. PS レジスタに関する注意事項 一部の命令で PS レジスタを先行処理しているため例外動作により , デバッガ使用時に割込み処理ルーチンでブレーク したり , PS レジスタ内のフラグの表示内容が更新されたりする場合があります。 いずれの場合も , EIT から復帰以降に , 正 しく再処理を行うように設計されているので ,EIT 前後の動作は仕様どおりの処理を行います。 ・DIV0U/DIV0S 命令の直後の命令では , ユーザ割込み・NMI を受け付けた場合 , ステップ実行を行った場合 , データイベ ントまたはエミュレータメニューにてブレークした場合 , 以下の動作を行う場合があります。 1. D0, D1 フラグが , 先行して更新されます。 2. EIT 処理ルーチン ( ユーザ割込み・NMI, またはエミュレータ ) を実行します。 3. EIT から復帰後 , DIV0U/DIV0S 命令が実行され , D0, D1 フラグが 1 と同じ値に更新されます。 ・ユーザ割込み・NMI 要因が発生している状態で , 割込みを許可するために ORCCR/STILM/MOV Ri, PS の各命令が実行 されると , 以下のような動作を行います。 - PS レジスタが , 先行して更新されます。 - EIT 処理ルーチン ( ユーザ割込み・NMI, またはエミュレータ ) を実行します。 - EIT から復帰後 , 上記命令が実行され , PS レジスタが 1 と同じ値に更新されます。 18 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ■ デバッガ関連の注意事項 1. RETI コマンドの実行 ステップ実行する際 , 割込みが頻繁に発生する環境下では , 該当割込み処理ルーチンだけを繰り返して実行します。その 結果 , メインルーチンや割込みレベルの低いプログラムの実行が行われなくなります。( 例えば , タイムベースタイマの割 込みを許可していた場合 , RETI をステップ実行すると , 必ずタイムベースのルーチンの先頭でブレークすることになりま す。) 該当割込み処理ルーチンのデバッグが不要になった段階で , 該当割込みを禁止してください。 2. ブレーク機能 ハードウェアブレーク ( イベントブレーク含む ) の対象アドレスが現在のシステムスタックポインタのアドレスや , ス タックポインタを含む領域に設定されていると , ユーザプログラムに実際のデータアクセス命令がないにもかかわらず , 1 命令実行後にブレークします。 回避するために , システムスタックポインタのアドレスを含む領域に対する ( ワード ) アクセスを , ハードウェアブレー ク ( イベントブレーク含む ) の対象に設定しないでください。 3. オペランドブレークについて DSU のオペランドブレークとして設定している領域にスタックポインタがあると誤動作の原因となります。システムス タックポインタのアドレスを含む領域に対するアクセスを , データイベントブレークの対象にしないでください。 September 26, 2014, DS07-16611-2 19 Data Sheet ■ ブロックダイヤグラム 1. MB91F465XA Flashキャッシュ 8 K バイト FR60 CPU コア D-RAM 16 K バイト I-bus 32 ビットサーチ フラッシュメモリ 544 K バイト D-bus 32 CAN 2 チャネル RX0, RX4 TX0, TX4 TXDA, TXDB TXENA, TXENB RXDA, RXDB STOPWT FlexRay 32 <-> 16 バスアダプタ ID-RAM 16 K バイト バスコンバータ DMAC 5 チャネル R-bus 16 クロックモジュレータ TTG0/8 ~ TTG7/15 PPG0 ~ PPG11 TIN0 ~ TIN7 TOT0 ~ TOT3 CK4,CK6 ~ CK7 20 クロックスーパバイザ クロックモニタ クロック制御 割込みコントローラ PPG タイマ 12 チャネル リロードタイマ 8 チャネル フリーランタイマ 8 チャネル ICU0 ~ ICU7 インプットキャプチャ 8 チャネル OCU0 ~ OCU5 アウトプットコンペア 6 チャネル MONCLK 外部割込み 11 チャネル INT0 ~ INT8, INT12, INT14 LIN-USART 3 チャネル SIN4,SIN6 ~ SIN7 SOT4,SOT6 ~ SOT7 SCK4,SCK6 ~ SCK7 I 2C 1 チャネル SDA0 SCL0 リアルタイムクロック A/D コンバータ 17 チャネル AN0 ~ AN12, AN16 ~ AN19 ATGX DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ■ CPU および制御部 FR ファミリ CPU は , RISC アーキテクチャを採用すると同時に , 組込み型アプリケーションに適した高機能命令を導入 した , 高性能コアです。 1. 特長 ・RISC アーキテクチャの採用 基本命令 :1 命令 1 サイクル ・汎用レジスタ 32 ビット× 16 本 ・4G バイトのリニアなメモリ空間 ・乗算器の搭載 32 ビット× 32 ビット乗算 5 サイクル 16 ビット× 16 ビット乗算 3 サイクル ・割込み処理機能の強化 高速応答速度 (6 サイクル ) 多重割込みのサポート レベルマスク機能 (16 レベル ) ・I/O 操作用命令の強化 メモリ-メモリ転送命令 ビット処理命令 基本命令語長 16 ビット ・低消費電力 スリープモード / ストップモード 2. 内部アーキテクチャ ・FR ファミリの CPU は命令バスとデータバスが独立したハーバードアーキテクチャ構造を採用しています。 ・32 ビット←→ 16 ビットバッファは 32 ビットバス (D-bus) に接続され , CPU と周辺リソースとのインタフェースを実現 します。 ・ハーバード←→プリンストンバスコンバータは I-bus, D-bus 双方に接続され , CPU とバスコントローラとのインタ フェースを実現します。 September 26, 2014, DS07-16611-2 21 Data Sheet 3.プログラミングモデル 3.1. 基本プログラミングモデル 32 ビット R0 XXXX XXXXH R1 ... ... ... 汎用レジスタ ... ... ... ... ... R12 R13 AC ... R14 FP XXXX XXXXH R15 SP 0000 0000H プログラムカウンタ PC プログラムステータス PS テーブルベースレジスタ TBR リターンポインタ RP システムスタックポインタ SSP ユーザスタックポインタ USP 乗除算レジスタ 初期値 ILM SCR CCR MDH MDL 22 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 4.レジスタ 4.1. 汎用レジスタ 32 ビット 初期値 R0 XXXX XXXXH R1 ... ... ... ... ... ... ... ... R12 R13 AC ... R14 FP XXXX XXXXH R15 SP 0000 0000H レジスタ R0 ~ R15 は汎用レジスタです。各種演算におけるアキュムレータ , およびメモリアクセスのポインタとして使 用されます。 16本のレジスタのうち, 以下に示すレジスタは特殊な用途を想定しており, そのために一部の命令が強化されています。 R13:仮想アキュムレータ R14:フレームポインタ R15:スタックポインタ リセットによる初期値は , R0 ~ R14 は不定です。R15 は , 00000000H (SSP の値 ) となります。 4.2. PS ( プログラムステータス ) プログラムステータスを保持するレジスタで , ILM と SCR, CCR の 3 つのパートに分かれています。 図中の未定義のビット (-) はすべて予約ビットです。読出し時 , 常に “0” が読み出されます。書込みアクセスは無効です。 ビット位置 → bit 31 bit 20 bit 16 bit 10 bit 8 bit 7 SCR ILM 4.3. bit 0 CCR CCR ( コンディションコードレジスタ ) bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 bit 3 bit 2 bit 1 bit 0 SV S I N Z V C 初期値 - 000XXXXB SV :スーパバイザフラグ S I N Z V C :スタックフラグ :割込み許可フラグ :ネガティブ許可フラグ :ゼロフラグ :オーバフローフラグ :キャリフラグ September 26, 2014, DS07-16611-2 23 Data 4.4. Sheet SCR ( システムコンディションレジスタ ) bit 10 bit 9 D1 D0 bit 8 初期値 T XX0B ステップ除算用フラグ (D1, D0) ステップ除算実行時の中間データを保持します。 ステップトレーストラップフラグ (T) ステップトレーストラップを有効にするかどうかを指定するフラグです。 ステップトレーストラップの機能はエミュレータが使用します。 エミュレータ使用時 , ユーザプログラム中で使用す ることはできません。 4.5. ILM ( 割込みレベルマスクレジスタ ) bit 20 bit 19 bit 18 bit 17 bit 16 ILM4 ILM3 ILM2 ILM1 ILM0 初期値 01111B 割込みレベルマスク値を保持するレジスタで , この ILM4 ~ ILM0 の保持する値がレベルマスクに使用されます。 リセットにより , “01111B” に初期化されます。 4.6. PC ( プログラムカウンタ ) bit 31 bit 0 初期値 XXXXXXXXH プログラムカウンタで , 実行している命令のアドレスを示しています。 リセットによる初期値は不定です。 4.7. TBR ( テーブルベースレジスタ ) bit 31 bit 0 初期値 000FFC00H テーブルベースレジスタで , EIT 処理の際に使用されるベクタテーブルの先頭アドレスを保持します。 リセットによる初期値は , 000FFC00H です。 4.8. RP ( リターンポインタ ) bit 31 bit 0 初期値 XXXXXXXXH リターンポインタで , サブルーチンから復帰するアドレスを保持します。 CALL 命令実行時 , PC の値がこの RP に転送されます。 RET 命令実行時 , RP の内容が PC に転送されます。 リセットによる初期値は不定です。 24 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 4.9. Sheet USP ( ユーザスタックポインタ ) bit 31 bit 0 初期値 XXXXXXXXH ユーザスタックポインタで , S フラグが “1” のとき , R15 として機能します。 ・ USP を明示的に指定することも可能です。 リセットによる初期値は不定です。 ・ RETI 命令による使用はできません。 4.10. 乗除算レジスタ bit 31 bit 0 MDH MDL 乗除算用レジスタで , 各々32 ビット長です。 リセットによる初期値は不定です。 September 26, 2014, DS07-16611-2 25 Data Sheet ■ 組込みプログラム・データメモリ ( フラッシュ ) 1. フラッシュの特長 ・544 K バイト (8 × 64 K バイト+ 4 × 8K バイト= 4.25M ビット ) ・書込み / 読出しアクセス用のプログラマブルなウェイトステート ・フラッシュとブートセキュリティ( セキュリティベクタ 0x0014:8000 ~ 0x0014:800F) ・ブートセキュリティ ・基本仕様:MBM29LV400TC と同じ ( サイズと一部のセクタ構成を除く ) 2. 動作モード (1) 32 ビット CPU モード: ・CPU の読出しおよびプログラムの実行はワード (32 ビット ) 長単位 ・フラッシュの書込みは不可 ・実際のフラッシュメモリアクセスはワード (32 ビット ) 長単位 (2) 16 ビット CPU モード: ・CPU の読出しと書込みはハーフワード (16 ビット ) 長単位 ・フラッシュからのプログラムの実行は不可 ・実際のフラッシュメモリアクセスはハーフワード (16 ビット ) 長単位 (3) フラッシュメモリモード ( フラッシュメモリへの外部アクセス可 ) (注意事項)フラッシュメモリの動作モードはブート ROM 機能を使用して選択できます。この機能のスタートアドレス は 0xBF60 です。パラメータの説明は , ハードウェアマニュアル「フラッシュアクセスモードスイッチング」 の「フラッシュアクセスモードの切り替え」に記載されています。 26 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 3.CPU モードにおけるフラッシュアクセス フラッシュ構成 3.1. 3.1.1. フラッシュメモリマップ MB91F465XA アドレス 0014:FFFFh 0014:C000h SA6 (8KB) SA7 (8KB) 0014:BFFFh 0014:8000h SA4 (8KB) SA5 (8KB) 0014:7FFFh 0014:4000h SA2 (8KB) SA3 (8KB) 0014:3FFFh 0014:0000h SA0 (8KB) SA1 (8KB) 0013:FFFFh 0012:0000h SA22 (64KB) SA23 (64KB) 0011:FFFFh 0010:0000h SA20 (64KB) SA21 (64KB) 000F:FFFFh 000E:0000h SA18 (64KB) SA19 (64KB) ROMS5 000D:FFFFh 000C:0000h SA16 (64KB) SA17 (64KB) ROMS4 000B:FFFFh 000A:0000h SA14 (64KB) SA15 (64KB) ROMS3 0009:FFFFh 0008:0000h SA12 (64KB) SA13 (64KB) ROMS2 0007:FFFFh 0006:0000h SA10 (64KB) SA11 (64KB) ROMS1 0005:FFFFh 0004:0000h SA8 (64KB) SA9 (64KB) ROMS0 ROMS7 ROMS6 addr+0 16ビットリード/ライト addr+1 addr+2 dat[31:16] 32ビットリード 凡例 September 26, 2014, DS07-16611-2 addr+3 dat[15:0] dat[31:0] メモリ領域なし addr+4 addr+5 addr+6 dat[31:16] addr+7 dat[15:0] dat[31:0] メモリ領域あり 27 Data 3.2. Sheet CPU モードにおけるフラッシュアクセスタイミング設定 次の表には , 最大コア周波数 (CLKB または最大クロックモジュレータ設定による ) ごとのフラッシュの読出しおよび書 込みアクセス設定をすべて示しています。 3.2.1. コアクロック (CLKB) ATD ALEH EQ WEXH WTC ~ 24 MHz 0 0 0 - 1 ~ 48 MHz 0 0 1 - 2 ~ 100 MHz 1 1 3 - 4 3.2.2. 28 フラッシュリードタイミング設定 ( 同期読出し ) 備考 フラッシュライトタイミング設定 ( 同期書込み ) コアクロック (CLKB) ATD ALEH EQ WEXH WTC ~ 16 MHz 0 - - 0 3 ~ 32 MHz 0 - - 0 4 ~ 48 MHz 0 - - 0 5 ~ 64 MHz 1 - - 0 6 ~ 96 MHz 1 - - 0 7 ~ 100 MHz 1 - - 1 8 備考 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 3.3. Sheet CPU からパラレルプログラミングモードへのアドレスマッピング 次の表には , パラレルプログラミングで使う CPU アドレスからフラッシュマクロアドレスへの計算式を示しています。 3.3.1. アドレスマップ MB91F465XA CPU アドレス (addr) 条件 14:8000h ~ 14:FFFFh addr[2]==0 14:8000h ~ 14:FFFFh addr[2]==1 08:0000h ~ 13:FFFFh addr[2]==0 08:0000h ~ 13:FFFFh addr[2]==1 フラッシュ セクタ SA4, SA6 (8K バイト ) SA5, SA7 (8K バイト ) SA12, SA14, SA16, SA18 (64K バイト ) SA13, SA15, SA17, SA19 (64K バイト ) FA ( フラッシュアドレス ) 計算式 FA := addr - addr%00:4000h + (addr%00:4000h)/2 - (addr/2)%4 + addr%4 - 0D:0000h FA := addr - addr%00:4000h + (addr%00:4000h)/2 + 00:2000h (addr/2)%4 + addr%4 - 0D:0000h FA := addr - addr%02:0000 + (addr%02:0000h)/2 - (addr/2)%4 + addr%4 FA := addr - addr%02:0000h + (addr%02:0000h)/2 + 01:0000h - (addr/2)%4 + addr%4 (注意事項)FA の計算結果はパラレルフラッシュプログラミングの 10:0000h オフセットを含みません。 「パラレルフラッシュプログラミングモード」で説明されているように FA[20]=1 としてオフセットを設定し てください。 September 26, 2014, DS07-16611-2 29 Data Sheet 4.パラレルフラッシュプログラミングモード 4.1. パラレルフラッシュプログラミングモードでのフラッシュ設定 パラレルフラッシュプログラミングモード (MD_[2:0]=111): MB91F465XA FA[20:0] 001F:FFFFh 001F:0000h SA19 (64KB) 001E:FFFFh 001E:0000h SA18 (64KB) 001D:FFFFh 001D:0000h SA17 (64KB) 001C:FFFFh 001C:0000h SA16 (64KB) 001B:FFFFh 001B:0000h SA15 (64KB) 001A:FFFFh 001A:0000h SA14 (64KB) 0019:FFFFh 0019:0000h SA13 (64KB) 0018:FFFFh 0018:0000h SA12 (64KB) SA11 (64KB) SA10 (64KB) SA9 (64KB) SA8 (64KB) 0017:FFFFh 0017:E000h SA7 (8KB) 0017:DFFFh 0017:C000h SA6 (8KB) 0017:BFFFh 0017:A000h SA5 (8KB) 0017:9FFFh 0017:8000h SA4 (8KB) SA3 (8KB) SA2 (8KB) SA1 (8KB) SA0 (8KB) 16ビットライトモード FA[1:0]=00 FA[1:0]=10 DQ[15:0] DQ[15:0] (注意事項)常に FA[0] = 0 および FA[20] = 1 としてください。 凡例 メモリ領域あり メモリ領域なし 注意事項 : 常に FA[0]=0 および FA[21]=1 としてください。 30 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 4.2. Sheet パラレルプログラミングモードでの端子接続 MD_[2:0] 端子を [111] に設定後 , 再起動を行うと CPU 機能が停止します。この時 , 汎用ポートに信号のいくつかを直接 リンクさせることで, 外部端子からのフラッシュメモリユニットの直接制御が可能になります。 信号の対応については, 次 の表を参照してください。 このモードでは , フラッシュメモリは外部端子からみてスタンドアローンの関係になります。通常 , このモードはパラレ ルフラッシュプログラマを使用して書込みや消去を行うときに設定します。このモードでは , 8.5M ビットのフラッシュメ モリの自動アルゴリズムのすべての操作が可能です。 MBM29LV400TC とフラッシュメモリ制御信号の対応 MBM29LV400TC MB91F465XA 外部端子 FR-CPU モード フラッシュ メモリモード 通常機能 端子番号 - INITX - INITX 52 RESET - FRSTX P16_7 53 - - MD2 MD_2 99 “1” に設定 - - MD1 MD_1 98 “1” に設定 - - MD0 MD_0 92 “1” に設定 RY/BY FMCS:RDY bit RY/BYX P24_0 74 BYTE 内部で “H” に固定 BYTEX P24_2 78 WE WEX P28_3 29 OE OEX P28_2 28 CEX P28_1 27 ATDIN P22_1 73 “0” に設定 EQIN P22_0 72 “0” に設定 - TESTX P24_3 79 “1” に設定 - RDYI P24_1 77 “0” に設定 A-1 FA0 P19_2 47 “0” に設定 A0 ~ A7 FA1 ~ FA8 P16_0 ~ P16_3, P27_0 ~ P27_3 16 ~ 23 FA9 ~ FA16 P15_0 ~ P15_5, P18_0, P18_1 68 ~ 71,10, 11, 57, 58 A16 ~ A18 FA17 ~ FA19 P18_2, P18_4, P18_5 59 ~ 61 A19 FA20 P18_6 62 DQ0 ~ DQ7 DQ0 ~ DQ7 P17_0 ~ P17_7 48, 49, 54 ~ 56, 65 ~ 67 DQ8 ~ DQ15 P23_0, P23_1, P31_0 ~ P31_2, P31_4 ~ P31_6 2~9 外部端子 CE - A8 ~ A15 内部制御信号 + インタフェース回路に よる制御 内部アドレスバス 内部データバス DQ8 ~ DQ15 September 26, 2014, DS07-16611-2 備考 “1” に設定 31 Data Sheet 5.フラッシュセキュリティ 5.1. ベクタアドレス 2 つのフラッシュセキュリティベクタ (FSV1, FSV2) は , フラッシュセキュリティモジュールの保護機能を制御するブー トセキュリティベクタ (BSV1, BSV2) と並列に配置されています。 FSV1:0x14:8000 BSV1:0x14:8004 FSV2:0x14:8008 BSV2:0x14:800C 5.2. セキュリティベクタ FSV1 フラッシュセキュリティベクタ FSV1 の設定によって , 8 K バイトセクタの読出し / 書込み保護モードおよび個別書込み 保護が設定されます。 5.2.1. FSV1 (bit31 ~ bit16) フラッシュセキュリティベクタ FSV1 ビット [31:16] の設定によって , 読出し / 書込み保護モードが設定されます。 フラッシュセキュリティベクタ FSV1[31:16] のビットの説明 FSV1[31:19] FSV1[18] 書込み保護 レベル FSV1[17] 書込み保護 FSV1[16] 読出し保護 すべてのビット を “0” に設定 “0” に設定 “0” に設定 “1” に設定 読出し保護 ( すべてのデバイスモード , INTVEC モード MD_[2:0] = 000 を除く ) すべてのビット を “0” に設定 “0” に設定 “1” に設定 “0” に設定 書込み保護 ( すべてのデバイスモード , 例外 なし ) すべてのビット を “0” に設定 “0” に設定 “1” に設定 “1” に設定 読出し保護 ( すべてのデバイスモード , INTVEC モード MD_[2:0] = 000 を除く ) お よび書込み保護 ( すべてのデバイスモード ) すべてのビット を “0” に設定 “1” に設定 “0” に設定 “1” に設定 読出し保護 ( すべてのデバイスモード , INTVEC モード MD_[2:0] = 000 を除く ) すべてのビット を “0” に設定 “1” に設定 “1” に設定 “0” に設定 書込み保護 ( すべてのデバイスモード , INTVEC モード MD_[2:0] = 000 を除く ) “1” に設定 読出し保護 ( すべてのデバイスモード , INTVEC モード MD_[2:0] = 000 を除く ) お よび書込み保護 ( すべてのデバイスモード , INTVEC モード MD_[2:0] = 000 を 除く ) すべてのビット を “0” に設定 32 “1” に設定 “1” に設定 フラッシュセキュリティモード DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 5.2.2. Sheet FSV1 (bit15 ~ bit0) フラッシュセキュリティベクタ FSV1 ビット [15:0] により ,8 K バイト / セクタの個別の書込み保護を設定できます。こ の設定は , 書込み保護ビット FSV1[17] が設定されている場合にのみ評価されます。 フラッシュセキュリティベクタ FSV1[15:0] のビットの説明 FSV1 ビット セクタ 書込み保護の 許可 書込み保護の 禁止 FSV1[0] “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV1[1] “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV1[2] “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV1[3] “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV1[4] SA4 “0” に設定 FSV1[5] SA5 “0” に設定 “1” に設定 FSV1[6] SA6 “0” に設定 “1” に設定 FSV1[7] SA7 “0” に設定 “1” に設定 FSV1[8] “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV1[9] “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV1[10] “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV1[11] “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV1[12] “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV1[13] “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV1[14] “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV1[15] “0” に設定 “1” に設定 無効 備考 書込み保護は必須 (注意事項)フラッシュセキュリティベクタ FSV1 と FSV2 が割当てられているセクタ ( この表の例では , セクタ SA4) に は , 常に書込み保護を設定しなければなりません。この設定がされていないと , セキュリティベクタの設定 が上書きされて , フラッシュコンテンツの読出しや書込みによるデータ操作が可能になってしまいます。 フラッシュメモリのセクタ構成の概要については ,「CPU モードにおけるフラッシュアクセス」を参照して ください。 September 26, 2014, DS07-16611-2 33 Data Sheet セキュリティベクタ FSV2 5.3. フラッシュセキュリティベクタ FSV2 ビット [31:0] により , 64 K バイト / セクタの個別の書込み保護を設定できます。こ の設定は , 書込み保護ビット FSV1[17] が設定されている場合にのみ評価されます。 フラッシュセキュリティベクタ FSV2[31:0] のビットの説明 FSV2 ビット セクタ 書込み保護の 許可 書込み保護の 禁止 FSV2[0] — “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV2[1] — “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV2[2] — “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV2[3] — “0” に設定 “1” に設定 無効 FSV2[4] SA12 “0” に設定 “1” に設定 FSV2[5] SA13 “0” に設定 “1” に設定 FSV2[6] SA14 “0” に設定 “1” に設定 FSV2[7] SA15 “0” に設定 “1” に設定 FSV2[8] SA16 “0” に設定 “1” に設定 FSV2[9] SA17 “0” に設定 “1” に設定 FSV2[10] SA18 “0” に設定 “1” に設定 FSV2[11] SA19 “0” に設定 “1” に設定 FSV2[31:12] — “0” に設定 “1” に設定 備考 無効 (注意事項)フラッシュメモリのセクタ構成の概要については ,「CPU モードにおけるフラッシュアクセス」を参照して ください。 6. フラッシュメモリ CRC 計算式についての注意事項 フラッシュセキュリティマクロには , フラッシュメモリのアドレス空間のアドレス上で 32 ビットチェックサムを計算す る機能が含まれています。この機能は , MB91460 シリーズハードウェアマニュアル「フラッシュセキュリティ制御レジ スタ」の「フラッシュセキュリティコントロールレジスタ」に記載されています。 補注 : CRC 計算式は , 内部 RC クロックで実行されます。計算時間を短縮するには , RC クロック周波数を 2MHz に切換えてく ださい。ただし , CPU クロック (CLKB) が RC クロックよりも早くないと , CRC 計算式が正しく開始しません。 34 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ■ メモリ空間 FR ファミリの論理アドレス空間は 4 G バイト (232 番地 ) あり , CPU はリニアにアクセスします。 ・ダイレクトアドレッシング領域 アドレス空間の下記の領域は I/O 用に使用されます。 この領域をダイレクトアドレッシング領域とよびます。命令中で直接オペランドのアドレスを指定できます。 アドレスが可能なダイレクト領域は , アクセスするデータのサイズにより , 以下のように異なります。 バイトデータアクセス:000H ~ 0FFH ハーフワードアクセス:000H ~ 1FFH ワードデータアクセス:000H ~ 3FFH September 26, 2014, DS07-16611-2 35 Data Sheet ■ メモリマップ 1. MB91F465XA 00000000H 00000400H 00001000H I/Oダイレクトアドレッシング領域 I/O DMA 00002000H 00004000H フラッシュキャッシュ (8 K バイト) 00006000H 00007000H フラッシュメモリ制御 00008000H 0000B000H 0000C000H ブート ROM (4 K バイト) CAN / FlexRay 0000DFFFH 0002C000H 00030000H D-RAM (0 ウェイト, 16 K バイト) ID-RAM (16 K バイト) 00034000H 00040000H 外部バス領域 MB91F465X に外部バスインタフェースはありません 00080000H フラッシュメモリ (512 K バイト) 00100000H 外部バス領域 MB91F465X に外部バスインタフェースはありません 00148000H 00150000H フラッシュメモリ (32 K バイト) 外部バス領域 MB91F465X に外部バスインタフェースはありません 外部データバス FFFFFFFFH 注意事項: 36 アクセス禁止領域 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ■ I/O マップ 1. MB91F465XA アドレス 000000H レジスタ +0 +1 +2 +3 PDR0 [R/W] XXXXXXXX PDR1 [R/W] XXXXXXXX PDR2 [R/W] XXXXXXXX PDR3 [R/W] XXXXXXXX ブロック T-unit ポートデータレジスタ リード / ライト属性 リセット後のレジスタ初期値 レジスタ名 (1 コラムのレジスタが 4n 番地 , 2 コラムが 4n + 1 番地・・・) 最左のレジスタ番地 ( ワードでアクセスした際は , 1 コラム目のレジスタが データの MSB 側となる。) (注意事項)レジスタのビット値は , 以下のように初期値を表します。 ”1”:初期値 “1” ”0”:初期値 “0” ”X”:初期値 “ 不定 ” ”-” :その位置に物理的にレジスタがない 記述されていないデータアクセス属性によるアクセスは禁止です。 September 26, 2014, DS07-16611-2 37 Data アドレス Sheet レジスタ +0 +1 ブロック +2 +3 000000H ~ 000008H 予約 予約 00000CH 予約 予約 PDR14 [R/W] XXXXXXXX PDR15 [R/W] - - XXXXXX 000010H PDR16 [R/W] X - - - XXXX PDR17 [R/W] XXXXXXXX PDR18 [R/W] - XXX - XXX PDR19 [R/W] - - - - - XXX 000014H 予約 予約 PDR22 [R/W] - - XX - - XX PDR23 [R/W] - - - - - - XX 000018H PDR24 [R/W] XXXXXXXX 予約 予約 PDR27 [R/W] - - - - XXXX 00001CH PDR28 [R/W] - - - XXXXX PDR29 [R/W] XXXXXXXX 予約 PDR31 [R/W] - XXX - XXX R-bus ポートデータ レジスタ 000020H ~ 00002CH 予約 予約 000030H EIRR0 [R/W] XXXXXXXX ENIR0 [R/W] 00000000 ELVR0 [R/W] 00000000 00000000 外部割込み (INT 0 ~ INT 7) NMI 000034H EIRR1 [R/W] XXXXXXXX ENIR1 [R/W] 00000000 ELVR1 [R/W] 00000000 00000000 外部割込み (INT8, INT12, INT14) 000038H DICR [R/W] -------0 HRCL [R/W] 0 - - 11111 RBSYNC 遅延割込み 00003CH 予約 予約 予約 予約 000040H ~ 00005CH 000060H 000064H SCR04 [R/W,W] 00000000 SMR04 [R/W,W] 00000000 SSR04 [R/W,R] 00001000 RDR04/TDR04 [R/W] 00000000 ESCR04 [R/W] 00000X00 ECCR04 [R/W,R,W] -00000XX FSR04 [R] - - - 00000 FCR04 [R/W] 0001 - 000 LIN-USART 4 FIFO 搭載 000068H ~ 00006CH 000070H 000074H 38 予約 予約 SCR06 [R/W,W] 00000000 SMR06 [R/W,W] 00000000 SSR06 [R/W,R] 00001000 RDR06/TDR06 [R/W] 00000000 ESCR06 [R/W] 00000X00 ECCR06 [R/W,R,W] -00000XX FSR06 [R] - - - 00000 FCR06 [R/W] 0001 - 000 LIN-USART 6 FIFO 搭載 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 000078H 00007CH Sheet SCR07 [R/W,W] 00000000 SMR07 [R/W,W] 00000000 SSR07 [R/W,R] 00001000 RDR07/TDR07 [R/W] 00000000 ESCR07 [R/W] 00000X00 ECCR07 [R/W,R,W] -00000XX FSR07 [R] - - - 00000 FCR07 [R/W] 0001 - 000 LIN-USART 7 FIFO 搭載 000080H ~ 000084H 予約 予約 000088H BGR104 [R/W] 00000000 BGR004 [R/W] 00000000 予約 予約 00008CH BGR106 [R/W] 00000000 BGR006 [R/W] 00000000 BGR107 [R/W] 00000000 BGR007 [R/W] 00000000 ボーレート ジェネレータ LIN-USART 4, 6 ~ 7 000090H ~ 0000CCH 予約 予約 0000D0H IBCR0 [R/W] 00000000 IBSR0 [R] 00000000 ITBAH0 [R/W] - - - - - - 00 ITBAL0 [R/W] 00000000 00000D4H ITMKH0 [R/W] 00 - - - - 11 ITMKL0 [R/W] 11111111 ISMK0 [R/W] 01111111 ISBA0 [R/W] - 0000000 0000D8H 予約 IDAR0 [R/W] 00000000 ICCR0 [R/W] - 0011111 予約 I2C 0 00001CH ~ 0000FCH 予約 予約 000100H GCN10 [R/W] 00110010 00010000 予約 GCN20 [R/W] - - - - 0000 PPG コントロール 0~3 000104H GCN11 [R/W] 00110010 00010000 予約 GCN21 [R/W] - - - - 0000 PPG コントロール 4~7 000108H GCN12 [R/W] 00110010 00010000 予約 GCN22 [R/W] - - - - 0000 PPG コントロール 8 ~ 11 000110H PTMR00 [R] 11111111 11111111 000114H PDUT00 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000118H PTMR01 [R] 11111111 11111111 00011CH PDUT01 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000120H PTMR02 [R] 11111111 11111111 000124H PDUT02 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000128H PTMR03 [R] 11111111 11111111 00012CH PDUT03 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX September 26, 2014, DS07-16611-2 PCSR00 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH00 [R/W] 0000000 - PCNL00 [R/W] 000000 - 0 PCSR01 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH01 [R/W] 0000000 - PCNL01 [R/W] 000000 - 0 PCSR02 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH02 [R/W] 0000000 - PCNL02 [R/W] 000000 - 0 PCSR03 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH03 [R/W] 0000000 - PCNL03 [R/W] 000000 - 0 PPG 0 PPG 1 PPG 2 PPG 3 39 Data 000130H PTMR04 [R] 11111111 11111111 000134H PDUT04 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000138H PTMR04 [R] 11111111 11111111 00013CH PDUT05 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000140H PTMR06 [R] 11111111 11111111 000144H PDUT06 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000148H PTMR07 [R] 11111111 11111111 00014CH PDUT07 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000150H PTMR08 [R] 11111111 11111111 000154H PDUT06 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000158H PTMR09 [R] 11111111 11111111 00015CH PDUT09 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000160H PTMR10 [R] 11111111 11111111 000164H PDUT10 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000168H PTMR11 [R] 11111111 11111111 00016CH PDUT11 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX Sheet PCSR04 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH04 [R/W] 0000000 - PCNL04 [R/W] 000000 - 0 PCSR05 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH05 [R/W] 0000000 - PCNL05 [R/W] 000000 - 0 PCSR06 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH06 [R/W] 0000000 - PCNL06 [R/W] 000000 - 0 PCSR07 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH07 [R/W] 0000000 - PCNL07 [R/W] 000000 - 0 PCSR08 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH08 [R/W] 0000000 - PCNL08 [R/W] 000000 - 0 PCSR09 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH09 [R/W] 0000000 - PCNL09 [R/W] 000000 - 0 PCSR10 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH10 [R/W] 0000000 - PCNL10 [R/W] 000000 - 0 PCSR11 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH11 [R/W] 0000000 - PCNL11 [R/W] 000000 - 0 PPG 4 PPG 5 PPG 6 PPG 7 PPG 8 PPG 9 PPG 10 PPG 11 000170H ~ 00017CH 000180H 40 予約 予約 ICS01 [R/W] 00000000 予約 予約 ICS23 [R/W] 00000000 000184H IPCP0 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX IPCP1 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX 000188H IPCP2 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX IPCP3 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX 00018CH OCS01 [R/W] - - - 0 - - 00 0000 - - 00 OCS23 [R/W] - - - 0 - - 00 0000 - - 00 000190H OCCP0 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX OCCP1 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000194H OCCP2 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX OCCP3 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX インプット キャプチャ 0~3 アウトプット コンペア 0~3 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 000198H ~ 00019CH 0001A0H 予約 予約 ADERH [R/W] 00000000 00000000 ADERL [R/W] 00000000 00000000 0001A4 ADCS1 [R/W] 00000000 ADCS0 [R/W] 00000000 ADCR1 [R] 000000XX ADCR0 [R] XXXXXXXX 0001A8H ADCT1 [R/W] 00010000 ADCT0 [R/W] 00101100 ADSCH [R/W] - - - 00000 ADECH [R/W] - - - 00000 予約 0001ACH 0001B0H TMRLR0 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 0001B4H 予約 0001B8H TMRLR1 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 0001BCH 予約 0001C0H TMRLR2 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 0001C4H 予約 0001C8H TMRLR3 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 0001CCH 予約 0001D0H TMRLR4 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 0001D4H 予約 0001D8H TMRLR5 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 0001DCH 予約 0001E0H TMRLR6 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 0001E4H September 26, 2014, DS07-16611-2 予約 A/D コンバータ 予約 TMR0 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX TMCSRH0 [R/W] - - - 00000 TMCSRL0 [R/W] 0 - 000000 TMR1 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX TMCSRH1 [R/W] - - - 00000 TMCSRL1 [R/W] 0 - 000000 TMR2 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX TMCSRH2 [R/W] - - - 00000 TMCSRL2 [R/W] 0 - 000000 TMR3 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX TMCSRH3 [R/W] - - - 00000 TMCSRL3 [R/W] 0 - 000000 TMR4 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX TMCSRH4 [R/W] - - - 00000 TMCSRL4 [R/W] 0 - 000000 TMR5 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX TMCSRH5 [R/W] - - - 00000 TMCSRL5 [R/W] 0 - 000000 TMR6 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX TMCSRH6 [R/W] - - - 00000 TMCSRL6 [R/W] 0 - 000000 リロードタイマ 0 (PPG 0, PPG 1) リロードタイマ 1 (PPG 2, PPG 3) リロードタイマ 2 (PPG 4, PPG 5) リロードタイマ 3 (PPG 6, PPG 7) リロードタイマ 4 (PPG 8, PPG 9) リロードタイマ 5 (PPG 10, PPG 11) リロードタイマ 6 41 Data 0001E8H TMRLR7 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 0001ECH 予約 0001F0H TCDT0 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX Sheet TMR7 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX TMCSRH7 [R/W] - - - 00000 TMCSRL7 [R/W] 0 - 000000 予約 TCCS0 [R/W] 00000000 リロードタイマ 7 (A/D コンバータ ) フリーラン タイマ 0 (ICU 0, ICU 1) 0001F4H TCDT1 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 TCCS1 [R/W] 00000000 フリーラン タイマ 1 (ICU 2, ICU 3) 0001F8H TCDT2 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 TCCS2 [R/W] 00000000 フリーラン タイマ 2 (OCU 0, OCU 1) 0001FCH TCDT3 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 TCCS3 [R/W] 00000000 フリーラン タイマ 3 (OCU 2, OCU 3) 000200H DMACA0 [R/W] 00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 000204H DMACB0 [R/W] 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX 000208H DMACA1 [R/W] 00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00020CH DMACB1 [R/W] 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX 000210H DMACA2 [R/W] 00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 000214H DMACB2 [R/W] 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX 000218H DMACA3 [R/W] 00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00021CH DMACB3 [R/W] 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX 000220H DMACA4 [R/W] 00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 000224H DMACB4 [R/W] 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX DMAC 000228H ~ 00023CH 000240H 予約 DMACR [R/W] 00 - - 0000 予約 予約 予約 000244H ~ 0002CCH 42 予約 予約 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 0002D0H Sheet ICS045 [R/W] 00000000 予約 ICS67 [R/W] 00000000 予約 0002D4H IPCP4 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX IPCP5 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX 0002D8H IPCP6 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX IPCP7 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX 0002DCH OCS45 [R/W] - - - 0 - - 00 0000 - - 00 予約 0002E0H OCCP4 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX OCCP5 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX インプット キャプチャ 4~7 アウトプット コンペア 4~5 0002E4H ~ 0002ECH 0002F0H 予約 TCDT4 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 TCCS4 [R/W] 00000000 予約 フリーラン タイマ 4 (ICU 4, ICU 5) 0002F4H TCDT5 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX TCCS5 [R/W] 00000000 予約 フリーラン タイマ 5 (ICU 6, ICU 7) 0002F8H TCDT6 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX TCCS6 [R/W] 00000000 予約 フリーラン タイマ 6 (OCU 4-, OCU ) 0002FCH TCDT7 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX TCCS7 [R/W] 00000000 予約 フリーラン タイマ 7 000300H ~ 00038CH 000390H 予約 ROMS [R] 11111111 01000011 予約 予約 ROM 選択レジスタ 000394H ~ 0003ECH 予約 0003F0H BSD0 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 0003F4H BSD1 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 0003F8H BSDC [W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 0003FCH BSRR [R] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 ビットサーチ モジュール 000400H ~ 00043CH September 26, 2014, DS07-16611-2 予約 予約 43 Data 000440H ICR00 [R/W] ---11111 ICR01 [R/W] ---11111 ICR02 [R/W] ---11111 ICR03 [R/W] ---11111 000444H ICR04 [R/W] ---11111 ICR05 [R/W] ---11111 ICR06 [R/W] ---11111 ICR07 [R/W] ---11111 000448H ICR08 [R/W] ---11111 ICR09 [R/W] ---11111 ICR10 [R/W] ---11111 ICR11 [R/W] ---11111 00044CH ICR12 [R/W] ---11111 ICR13 [R/W] ---11111 ICR14 [R/W] ---11111 ICR15 [R/W] ---11111 000450H ICR16 [R/W] ---11111 ICR17 [R/W] ---11111 ICR18 [R/W] ---11111 ICR19 [R/W] ---11111 000454H ICR20 [R/W] ---11111 ICR21 [R/W] ---11111 ICR22 [R/W] ---11111 ICR23 [R/W] ---11111 000458H ICR24 [R/W] ---11111 ICR25 [R/W] ---11111 ICR26 [R/W] ---11111 ICR27 [R/W] ---11111 00045CH ICR28 [R/W] ---11111 ICR29 [R/W] ---11111 ICR30 [R/W] ---11111 ICR31 [R/W] ---11111 000460H ICR32 [R/W] ---11111 ICR33 [R/W] ---11111 ICR34 [R/W] ---11111 ICR35 [R/W] ---11111 000464H ICR36 [R/W] ---11111 ICR37 [R/W] ---11111 ICR38 [R/W] ---11111 ICR39 [R/W] ---11111 000468H ICR40 [R/W] ---11111 ICR41 [R/W] ---11111 ICR42 [R/W] ---11111 ICR43 [R/W] ---11111 00046CH ICR44 [R/W] ---11111 ICR45 [R/W] ---11111 ICR46 [R/W] ---11111 ICR47 [R/W] ---11111 000470H ICR48 [R/W] ---11111 ICR49 [R/W] ---11111 ICR50 [R/W] ---11111 ICR51 [R/W] ---11111 000474H ICR52 [R/W] ---11111 ICR53 [R/W] ---11111 ICR54 [R/W] ---11111 ICR55 [R/W] ---11111 000478H ICR56 [R/W] ---11111 ICR57 [R/W] ---11111 ICR58 [R/W] ---11111 ICR59 [R/W] ---11111 00047CH ICR60 [R/W] ---11111 ICR61 [R/W] ---11111 ICR62 [R/W] ---11111 ICR63 [R/W] ---11111 000480H RSRR [R/W] 10000000 STCR [R/W] 00110011 TBCR [R/W] X0000X00 CTBR [W] XXXXXXXX 000484H CLKR [R/W] 00000000 WPR [W] XXXXXXXX DIVR0 [R/W] 00000011 DIVR1 [R/W] 00000000 予約 000488H 44 Sheet 割込み要因 コントロール ユニット クロック コントロール ユニット 予約 00048CH PLLDIVM [R/W] - - - - 0000 PLLDIVN [R/W] - - 000000 PLLDIVG [R/W] - - - - 0000 PLLMULG [R/W] 00000000 000490H PLLCTRL [R/W] - - - - 0000 予約 予約 予約 000494H OSCC1 [R/W] - - - - - 010 OSCS1 [R/W] 00001111 OSCC2 [R/W] - - - - - 010 OSCS2 [R/W] 00001111 メイン / サブ発振 コントロール 000498H PORTEN [R/W] - - - - - - 00 予約 予約 予約 ポート入力許可 コントロール PLL クロック ギアユニット DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet WTCER [R/W] - - - - - - 00 WTCR [R/W] 00000000 000 - 00 - 0 0004A0H 予約 0004A4H 予約 0004A8H WTHR [R/W] - - - 00000 WTMR [R/W] - - 000000 WTSR [R/W] - - 000000 0004ACH CSVTR [R/W] - - - 00010 CSVCR [R/W] 00011100 CSCFG [R/W] 0X000000 WTBR [R/W] - - - XXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 予約 0004B0H CUCR [R/W] - - - - - - - - - - - 0 - - 00 CUTD [R/W] 10000000 00000000 0004B4H CUTR1 [R] - - - - - - - - 00000000 CUTR2 [R] 00000000 00000000 0004B8H CMPR [R/W] - - 000010 11111101 0004BCH CMT1 [R/W] 00000000 1 - - - 0000 予約 リアルタイムクロック ( ウォッチタイマ ) CMCR [R/W] - 001 - - 00 CMT2 [R/W] - - 000000 - - 000000 クロック スーパバイザ / セレクタ サブ発振キャリブレー ションユニット クロック モジュレータ 0004C0H CANPRE [R/W] - - 00000 CANCKD [R/W] - - - 0 - - - 0*1 予約 予約 CAN クロック コントロール 0004C4H LVSEL [R/W] 00000111 LVDET [R/W] 00000-00 HWWDE [R/W] - - - - - - 00 HWWD [R/W,W] 00011000 低電圧検出 / ハードウェア ウォッチドッグ 0004C8H OSCRH [R/W] 000 - - 001 OSCRL [R/W] - - - - - 000 WPCRH [R/W] 00 - - - 000 WPCRL [R/W] - - - - - - 00 メインサブ発振安定 タイマ 0004CCH OSCCR [R/W] - - - - - - 00 予約 REGSEL [R/W] - - 000110 REGCTR [R/W] - - - 0 - - 00 メイン / サブ発振スタ ンバイコントロール メイン / サブレギュ レータコントロール 0004D0H ~ 0004D8H 予約 予約 0004DCH PLL2DIVM [R/W] - - - - 0000 PLL2DIVN [R/W] - - 000000 PLL2DIVG [R/W] - - - - 0000 PLL2MULG [R/W] 00000000 0004E0H PLL2CTRL [R/W] - - - - 0000 予約 CLKR2 [R/W] - - - 00000 予約 PLL2 クロック コントロール (FlexRay) 0004E4H ~ 000BFCH 000C00H 予約 予約 予約 予約 予約 IOS [R/W] -------0 I-Unit 000C04H ~ 000D08H September 26, 2014, DS07-16611-2 予約 予約 45 Data Sheet 000D0CH 予約 予約 PDRD14 [R] XXXXXXXX PDRD15 [R] - - XXXXXX 000D10 PDRD16 [R] X - - - XXXX PDRD17 [R] XXXXXXXX PDRD18 [R] - XXX - XXX PDRD19 [R] - - - - - XXX 000D14H 予約 予約 PDRD22 [R] - - XX - - XX PDRD23 [R] - - - - - - XX 000D18H PDRD24 [R] XXXXXXXX 予約 予約 PDRD27 [R] - - - - XXXX 000D1CH PDRD28 [R] - - - XXXXX PDRD29 [R] XXXXXXXX 予約 PDRD31 [R] - XXX - XXX R-bus ポートデータ 直接リード レジスタ 000D20H ~ 000D48H 予約 予約 000D4CH 予約 予約 DDR14 [R/W] 00000000 DDR15 [R/W] - - 000000 000D50H DDR16 [R/W] 0 - - - 0000 DDR17 [R/W] 00000000 DDR18 [R/W] - 000 - 000 DDR19 [R/W] - - - - - 000 000D54H 予約 予約 DDR22 [R/W] - - 00 - - 00 DDR23 [R/W] - - - - - - 00 000D58H DDR24 [R/W] 00000000 予約 予約 DDR27 [R/W] - - - - 0000 000D5CH DDR28 [R/W] - - - 00000 DDR29 [R/W] 00000000 予約 DDR31 [R/W] - 000 - 000 R-bus ポート方向 レジスタ 000D60H ~ 000D88H 予約 予約 000D8CH 予約 予約 PFR14 [R/W] 00000000 PFR15 [R/W] - - 000000 000D90H PFR16 [R/W] 0 - - - 0000 PFR17 [R/W] 00000000 PFR18 [R/W] - 000 - 000 PFR19 [R/W] - - - - - 000 000D94H 予約 予約 PFR22 [R/W] - - 00 - - 00 PFR23 [R/W] - - - - - - 00 000D98H PFR24 [R/W] 00000000 予約 予約 PFR27 [R/W] - - - - 0000 000D9CH PFR28 [R/W] - - - 00000 PFR29 [R/W] 00000000 予約 PFR31 [R/W] - 000 - 000 R-bus ポート機能 レジスタ 000DA0H ~ 000DC8H 46 予約 予約 000DCCH 予約 予約 EPFR14 [R/W] 00000000 EPFR15 [R/W] - - 000000 000DD0H EPFR16 [R/W] 0------- 予約 EPFR18 [R/W] -0---0-- EPFR19 [R/W] -----0-- 000DD4H 予約 予約 予約 予約 000DD8H 予約 予約 予約 EPFR27 [R/W] - - - - 0000 000DDCH 予約 予約 予約 EPFR31 [R/W] - 000 - 000 R-bus 拡張 ポート機能レジスタ DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 000DE0H ~ 000E08H 予約 予約 000E0CH 予約 予約 PODR14 [R/W] 00000000 PODR15 [R/W] - - 000000 000E10H PODR16 [R/W] 0 - - - 0000 PODR17 [R/W] 00000000 PODR18 [R/W] - 000 - 000 PODR19 [R/W] - - - - - 000 000E14H 予約 予約 PODR22 [R/W] - - 00 - - 00 PODR23 [R/W] - - - - - - 00 000E18H PODR24 [R/W] 00000000 予約 予約 PODR27 [R/W] - - - - 0000 000E1CH PODR28 [R/W] - - - 00000 PODR29 [R/W] 00000000 予約 PODR31 [R/W] - 000 - 000 R-bus ポート 出力ドライブ選択 レジスタ 000E20H ~ 000E48H 予約 予約 000E4CH 予約 予約 PILR14 [R/W] 00000000 PILR15 [R/W] - - 000000 000E50H PILR16 [R/W] 0 - - - 0000 PILR17 [R/W] 00000000 PILR18 [R/W] - 000 - 000 PILR19 [R/W] - - - - - 000 000E54H 予約 予約 PILR22 [R/W] - - 00 - - 00 PILR23 [R/W] - - - - - - 00 000E58H PILR24 [R/W] 00000000 予約 予約 PILR27 [R/W] - - - - 0000 000E5CH PILR28 [R/W] - - - 00000 PILR29 [R/W] 00000000 予約 PILR31 [R/W] - 000 - 000 R-bus ポート 入力レベル選択 レジスタ 000E60H ~ 000E88H 予約 予約 000E8CH 予約 予約 EPILR14 [R/W] 00000000 EPILR15 [R/W] - - 000000 000E90H EPILR16 [R/W] 0 - - - 0000 EPILR17 [R/W] 00000000 EPILR18 [R/W] - 000 - 000 EPILR19 [R/W] - - - - - 000 EPILR23 [R/W] - - - - - - 00 000E94H 予約 予約 EPILR22 [R/W] - - 00 - - 00 000E98H EPILR24 [R/W] 00000000 予約 予約 EPILR27 [R/W] - - - - 0000 000E9CH EPILR28 [R/W] - - - 00000 EPILR29 [R/W] 00000000 予約 EPILR31 [R/W] - 000 - 000 R-bus 拡張 ポート入力レベル 選択レジスタ 000EA0H ~ 000EC8H September 26, 2014, DS07-16611-2 予約 予約 47 Data Sheet 000ECCH 予約 予約 PPER14 [R/W] 00000000 PPER15 [R/W] - - 000000 000ED0H PPER16 [R/W] 0 - - - 0000 PPER17 [R/W] 00000000 PPER18 [R/W] - 000 - 000 PPER19 [R/W] - - - - - 000 PPER23 [R/W] - - - - - - 00 000ED4H 予約 予約 PPER22 [R/W] - - 00 - - 00 000ED8H PPER24 [R/W] 00000000 予約 予約 PPER27 [R/W] - - - - 0000 000EDCH PPER28 [R/W] - - - 00000 PPER29 [R/W] 00000000 予約 PPER31 [R/W] - 000 - 000 R-bus ポート プルアップ / プルダウン 許可レジスタ 000EE0H ~ 000F08H 予約 予約 000F0CH 予約 予約 PPCR14 [R/W] 11111111 PPCR15 [R/W] - - 111111 000F10H PPCR16 [R/W] 1 - - - 1111 PPCR17 [R/W] 11111111 PPCR18 [R/W] - 111 - 111 PPCR19 [R/W] - - - - - 111 PPCR23 [R/W] - - - - - - 11 000F14H 予約 予約 PPCR22 [R/W] - - 11 - - 11 000F18H PPCR24 [R/W] 11111111 予約 予約 PPCR27 [R/W] - - - - 1111 000F1CH PPCR28 [R/W] - - - 11111 PPCR29 [R/W] 11111111 予約 PPCR31 [R/W] - 111 – 111 R-bus ポート プルアップ / プルダウン コントロールレジスタ 000F20H ~ 000F3CH 48 予約 001000H DMASA0 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001004H DMADA0 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001008H DMASA1 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00100CH DMADA1 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001010H DMASA2 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001014H DMADA2 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001018H DMASA3 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00101CH DMADA3 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001020H DMASA4 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001024H DMADA4 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 DMAC DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 001028H ~ 006FFCH 007000H 007004H 予約 FMCS [R/W] 01101000 FMCR [R] - - - 00000 予約 FCHCR [R/W] - - - - - - 00 10000011 FMWT [R/W] 11111111 11111111 FMWT2 [R] - 001 - - - - FMPS [R/W] - - - - - 000 FMAC [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 007008H フラッシュメモリ キャッシュ コントロール レジスタ 00700CH ~ 007FFCH 008000H ~ 00BFFCH 予約 予約 MB91F465XA Boot-ROM サイズは 4K バイト:00B000H ~ 00BFFCH ( 命令アクセスは 1 ウェイトサイクル , データアクセスは 1 ウェイトサイクル ) ブート ROM 領域 00C000H CTRLR0 [R/W] 00000000 00000001 STATR0 [R/W] 00000000 00000000 00C004H ERRCNT0 [R] 00000000 00000000 BTR0 [R/W] 00100011 00000001 00C008H INTR0 [R] 00000000 00000000 TESTR0 [R/W] 00000000 X0000000 00C00CH BRPE0 [R/W] 00000000 00000000 CBSYNC0 00C010H IF1CREQ0 [R/W] 00000000 00000001 IF1CMSK0 [R/W] 00000000 00000000 00C014H IF1MSK20 [R/W] 11111111 11111111 IF1MSK10 [R/W] 11111111 11111111 00C018H IF1ARB20 [R/W] 00000000 00000000 IF1ARB10 [R/W] 00000000 00000000 00C01CH IF1MCTR0 [R/W] 00000000 00000000 予約 00C020H IF1DTA10 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTA20 [R/W] 00000000 00000000 00C024H IF1DTB10 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTB20 [R/W] 00000000 00000000 CAN 0 コントロール レジスタ CAN 0 IF 1 レジスタ 00C028H ~ 00C02CH 予約 00C030H IF1DTA20 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTA10 [R/W] 00000000 00000000 00C034H IF1DTB20 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTB10 [R/W] 00000000 00000000 00C038H ~ 00C03CH September 26, 2014, DS07-16611-2 予約 49 Data Sheet 00C040H IF2CREQ0 [R/W] 00000000 00000001 IF2CMSK0 [R/W] 00000000 00000000 00C044H IF2MSK20 [R/W] 11111111 11111111 IF2MSK10 [R/W] 11111111 11111111 00C048H IF2ARB20 [R/W] 00000000 00000000 IF2ARB10 [R/W] 00000000 00000000 00C04CH IF2MCTR0 [R/W] 00000000 00000000 予約 00C050H IF2DTA10 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTA20 [R/W] 00000000 00000000 00C054H IF2DTB10 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTB20 [R/W] 00000000 00000000 CAN 0 IF 2 レジスタ 00C058H ~ 00C05CH 予約 00C060H IF2DTA20 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTA10 [R/W] 00000000 00000000 00C064H IF2DTB20 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTB10 [R/W] 00000000 00000000 00C068H ~ 00C07CH 00C080H 予約 TREQR20 [R] 00000000 00000000 TREQR10 [R] 00000000 00000000 00C084H ~ 00C08CH 00C090H 予約 NEWDT20 [R] 00000000 00000000 NEWDT10 [R] 00000000 00000000 00C094H ~ 00C09CH 00C0A0H 予約 CAN 0 INTPND20 [R] 00000000 00000000 INTPND10 [R] 00000000 00000000 ステータスフラグ 00C0A4H ~ 00C0ACH 00C0B0H 予約 MSGVAL20 [R] 00000000 00000000 MSGVAL10 [R] 00000000 00000000 00C0B4H ~ 00C3FCH 50 予約 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 00C400H CTRLR4 [R/W] 00000000 00000001 STATR4 [R/W] 00000000 00000000 00C404H ERRCNT4 [R] 00000000 00000000 BTR4 [R/W] 00100011 00000001 00C408H INTR4 [R] 00000000 00000000 TESTR4 [R/W] 00000000 X0000000 00C40CH BRPE4 [R/W] 00000000 00000000 CBSYNC4 00C410H IF1CREQ4 [R/W] 00000000 00000001 IF1CMSK4 [R/W] 00000000 00000000 00C414H IF1MSK24 [R/W] 11111111 11111111 IF1MSK14 [R/W] 11111111 11111111 00C418H IF1ARB24 [R/W] 00000000 00000000 IF1ARB14 [R/W] 00000000 00000000 00C41CH IF1MCTR4 [R/W] 00000000 00000000 予約 00C420H IF1DTA14 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTA24 [R/W] 00000000 00000000 00C424H IF1DTB14 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTB24 [R/W] 00000000 00000000 CAN 4 コントロール レジスタ CAN 4 IF 1 レジスタ 00C428H ~ 00C42CH 予約 00C430H IF1DTA24 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTA14 [R/W] 00000000 00000000 00C434H IF1DTB24 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTB14 [R/W] 00000000 00000000 00C438H ~ 00C43CH September 26, 2014, DS07-16611-2 予約 51 Data Sheet 00C440H IF2CREQ4 [R/W] 00000000 00000001 IF2CMSK4 [R/W] 00000000 00000000 00C444H IF2MSK24 [R/W] 11111111 11111111 IF2MSK14 [R/W] 11111111 11111111 00C448H IF2ARB24 [R/W] 00000000 00000000 IF2ARB14 [R/W] 00000000 00000000 00C44CH IF2MCTR4 [R/W] 00000000 00000000 予約 00C450H IF2DTA14 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTA24 [R/W] 00000000 00000000 00C454H IF2DTB14 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTB24 [R/W] 00000000 00000000 CAN 4 IF 2 レジスタ 00C458H ~ 00C45CH 予約 00C460H IF2DTA24 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTA14 [R/W] 00000000 00000000 00C464H IF2DTB24 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTB14 [R/W] 00000000 00000000 00C468H ~ 00C47CH 00C480H 予約 TREQR24 [R] 00000000 00000000 TREQR14 [R] 00000000 00000000 00C484H ~ 00C48CH 00C490H 予約 NEWDT24 [R] 00000000 00000000 NEWDT14 [R] 00000000 00000000 00C494H ~ 00C49CH 00C4A0H 予約 CAN 4 INTPND24 [R] 00000000 00000000 INTPND14 [R] 00000000 00000000 ステータスフラグ 00C4A4H ~ 00C4ACH 00C4B0H 予約 MSGVAL24 [R] 00000000 00000000 MSGVAL14 [R] 00000000 00000000 00C4B4H ~ 00CFFCH 00D000H CIF0 [R] 00000100 11111111 01011011 11111111 00D004H CIF1 [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D008H ~ 00D00CH 52 予約 予約 (2) FlexRay CIF 予約 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 00D010H TEST1 [R/W] 00000000 00000000 00000011 00000000 00D014H TEST2 [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D018H 予約 (1) 00D01CH LCK [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D020H EIR [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D024H SIR [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D028H EILS [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D02CH SILS [R/W] 00000011 00000011 11111111 11111111 00D030H EIES [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D034H EIER [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D038H SIES [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D03CH SIER [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D040H ILE [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D044H T0C [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D048H T1C [R/W] 00000000 00000010 00000000 00000000 00D04CH STPW1 [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D050H STPW2 [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 FlexRay GIF FlexRay INT 00D050H ~ 00D07CH 予約 (11) 00D080H SUCC1 [R/W] 00001100 01000000 00010000 00000000 00D084H SUCC2 [R/W] 00000001 00000000 00000101 00000100 00D088H SUCC3 [R/W] 00000000 00000000 00000000 00010001 00D08CH NEMC [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D090H PRTC1 [R/W] 00001000 01001100 00000110 00110011 00D094H PRTC2 [R/W] 00001111 00101101 00001010 00001110 September 26, 2014, DS07-16611-2 予約 FlexRay SUC FlexRay NEM FlexRay PRT 53 Data Sheet MHDC [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 FlexRay MHD 00D09CH 予約 (1) 予約 00D0A0H GTUC1 [R/W] 00000000 00000000 00000010 10000000 00D0A4H GTUC2 [R/W] 00000000 00000010 00000000 00001010 00D0A8H GTUC3 [R/W] 00000010 00000010 00000000 00000000 00D0ACH GTUC4 [R/W] 00000000 00001000 00000000 00000111 00D0B0H GTUC5 [R/W] 00001110 00000000 00000000 00000000 00D0B4H GTUC6 [R/W] 00000000 00000010 00000000 00000000 00D0B8H GTUC7 [R/W] 00000000 00000010 00000000 00000100 00D0BCH GTUC8 [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000010 00D0C0H GTUC9 [R/W] 00000000 00000000 0000001 00000001 00D0C4H GTUC10 [R/W] 00000000 00000010 00000000 00000101 00D0C8H GTUC11 [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D098H FlexRay GTU 00D0CCH ~ 00D0FCH 予約 (11) 00D100H CCSV [R] 00000000 00010000 01000000 00000000 00D104H CCEV [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 予約 FlexRay SUC 00D108H ~ 00D10CH 54 予約 (2) 予約 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 00D110H SCV [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D114H MTCCV [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D118H RCV [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D11CH OCV [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D120H SFS [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D124H SWNIT [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D128H ACS [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D12CH 予約 (1) 00D130H00D168H ESIDn[1-15] [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D16CH 予約 (1) 00D170H 00D1A8H OSIDn[1-15] [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 FlexRay GTU 00D1ACH 予約 (1) 予約 00D1B0H 00D1B8H NMVn[1-3] [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 FlexRay NEM 00D1BCH00D2FCH 予約 (81) 予約 00D300H MRC [R/W] 00000001 10000000 00000000 00000000 00D304H FRF [R/W] 00000001 10000000 00000000 00000000 00D308H FRFM [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D30CH FCL [R/W] 00000000 00000000 0000000 10000000 00D310H MHDS [R/W] 00000000 00000000 0000000 10000000 00D314H LDTS [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 September 26, 2014, DS07-16611-2 FlexRay MHD 55 Data Sheet 00D318H FSR [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D31CH MHDF [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D320H TXRQ1 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D324H TXRQ2 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D328H TXRQ3 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D32CH TXRQ4 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D330H NDAT1 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D334H NDAT2 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D338H NDAT3 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D33CH NDAT4 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D340H MBSC1 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D344H MBSC2 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D348H MBSC3 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D34CH MBSC4 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 FlexRay MHD 00D350H ~ 00D3ECH 予約 (40) 00D3F0H CREL [R] 00010000 00000110 00000101 00011001 00D3F4H ENDN [R] 10000111 01100101 0100011 00100001 予約 FlexRay GIF 00D3F8H ~ 00D3FCH 56 予約 (2) 予約 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 00D400H ~ 00D4FCH Sheet WRDSn[1-64] [R/W] 00000000 00000000 0000000 00000000 00D500H WRHS1 [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D504H WRHS2 [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D508H WRHS3 [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D50CH 予約 (1) 00D510H IBCM [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D514H IBCR [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 FlexRay IBF 00D518H ~ 00D5FCH 00D600H ~ 00D6FCH 予約 (58) 予約 RDDSn[1-64] [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D700H RDHS1 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D704H RDHS2 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D708H RDHS3 [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D70CH MBS [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D710H OBCM [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 00D714H OBCR [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 FlexRay OBF 00D718H ~ 00D7FCH 予約 (58) 予約 予約 予約 00D800H ~ 00EFFCH September 26, 2014, DS07-16611-2 57 Data Sheet 00F000H BCTRL [R/W] - - - - - - - - - - - - - - - - 11111100 00000000 00F004H BSTAT [R/W] - - - - - - - - - - - - - 000 00000000 10 - - 0000 00F008H BIAC [R] - - - - - - - - - - - - - - - - 00000000 00000000 00F00CH BOAC [R] - - - - - - - - - - - - - - - - 00000000 00000000 00F010H BIRQ [R/W] - - - - - - - - - - - - - - - - 00000000 00000000 00F014H ~ 00F01CH 予約 00F020H BCR0 [R/W] - - - - - - - - 00000000 00000000 00000000 00F024H BCR1 [R/W] - - - - - - - - 00000000 00000000 00000000 00F028H BCR2 [R/W] - - - - - - - - 00000000 00000000 00000000 00F02CH BCR3 [R/W] - - - - - - - - 00000000 00000000 00000000 00F030H ~ 00F07CH 58 予約 00F080H BAD0 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F084H BAD1 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F088H BAD2 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F08CH BAD3 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F090H BAD4 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F094H BAD5 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F098H BAD6 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F09CH BAD7 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0A0H BAD8 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0A4H BAD9 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX EDSU / MPU DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 00F0A8H BAD10 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0ACH BAD11 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0B0H BAD12 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0B4H BAD13 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0B8H BAD14 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0BCH BAD15 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0C0H 01FFFCH 予約 020000H ~ 02FFFCH 030000H ~ 03FFFCH EDSU / MPU MB91F465XA D-RAM サイズは 16K バイト:02C000H ~ 02FFFCH ( データアクセスは 0 ウェイトサイクル ) D-RAM 領域 MB91F465XA ID-RAM サイズは 16K バイト:030000H ~ 033FFCH ( 命令アクセスは 0 ウェイトサイクル , データアクセスは 1 ウェイトサイクル ) ID-RAM 領域 * 1:有効 CAN チャネルの数によります。 September 26, 2014, DS07-16611-2 59 Data Sheet 2. フラッシュメモリと外部バス領域 32 ビットリード / ライト 16 ビットリード / ライト アドレス dat[31:0] dat[31:16] dat[31:0] dat[15:0] dat[31:16] dat[15:0] レジスタ +0 +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 ブロック 040000H ~ 05FFFFH 予約 ROMS0 予約 ROMS1 060000H ~ 07FFFFH 080000H ~ 09FFFFH SA12 (64K バイト ) SA13 (64K バイト ) ROMS2 SA14 (64K バイト ) SA15 (64K バイト ) ROMS3 SA16 (64K バイト ) SA17 (64K バイト ) ROMS4 SA18 (64K バイト ) SA19 (64K バイト ) 0A0000H ~ 0BFFFCH 0C0000H ~ 0DFFFCH 0E0000H ~ 0FFFF4H 0FFFF8H ~ 0FFFFCH ROMS5 FMV [R] 06 00 00 00H FRV [R] 00 00 BF F8H 100000H ~ 11FFFFH 予約 ROMS6 120000H ~ 13FFFFH 60 予約 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 140000H ~ 143FFFH 予約 144000H ~ 147FFFH 予約 148000H ~ 14BFFFH SA4 (8K バイト ) SA5 (8K バイト ) ROMS7 14C000H ~ 14FFFFH SA6 (8K バイト ) SA7 (8K バイト ) 150000H ~ 17FFFFH 予約 180000H ~ FFFFFFH 予約 (注意事項)0FFFF8H, 0FFFFCH への書込み動作は禁止です。これらのアドレスを読み出す場合は , 上に示した値が読み出 されます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 61 Data Sheet ■ 割込みベクタテーブル 割込み 番号 割込み要因 62 割込みレベル *1 割込みベクタ *2 要因番号 10 進 16 進 設定 レジスタ レジスタ アドレス オフセット デフォルト ベクタ アドレス リセット 0 00 — — 3FCH 000FFFFC モードベクタ 1 01 — — 3F8H 000FFFF8 システム予約 2 02 — — 3F4H 000FFFF4 システム予約 3 03 — — 3F0H 000FFFF0 システム予約 4 04 — — 3ECH 000FFFEC CPU スーパバイザモード (INT #5 命令 ) *2 5 05 — — 3E8H 000FFFE8 メモリ保護例外 *2 6 06 — — 3E4H 000FFFE4 システム予約 7 07 — — 3E0H 000FFFE0 システム予約 8 08 — — 3DCH 000FFFDC システム予約 9 09 — — 3D8H 000FFFD8 システム予約 10 0A — — 3D4H 000FFFD4 システム予約 11 0B — — 3D0H 000FFFD0 システム予約 12 0C — — 3CCH 000FFFCC システム予約 13 0D — — 3C8H 000FFFC8 未定義命令 例外 14 0E — — 3C4H 000FFFC4 NMI 要求 15 0F 3C0H 000FFFC0 外部割込み 0 16 10 3BCH 000FFFBC 0, 16 外部割込み 1 17 11 3B8H 000FFFB8 1, 17 外部割込み 2 18 12 3B4H 000FFFB4 2, 18 外部割込み 3 19 13 3B0H 000FFFB0 3, 19 外部割込み 4 20 14 3ACH 000FFFAC 20 外部割込み 5 21 15 3A8H 000FFFA8 21 外部割込み 6 22 16 3A4H 000FFFA4 22 外部割込み 7 23 17 3A0H 000FFFA0 23 外部割込み 8 24 18 39CH 000FFF9C システム予約 25 19 398H 000FFF98 システム予約 26 1A 394H 000FFF94 システム予約 27 1B 390H 000FFF90 外部割込み 12 28 1C 38CH 000FFF8C システム予約 29 1D 388H 000FFF88 外部割込み 14 30 1E 384H 000FFF84 システム予約 31 1F 380H 000FFF80 リロードタイマ 0 32 20 37CH 000FFF7C 4, 32 リロードタイマ 1 33 21 378H 000FFF78 5, 33 リロードタイマ 2 34 22 374H 000FFF74 34 リロードタイマ 3 35 23 370H 000FFF70 35 FH 固定 ICR00 440H ICR01 441H ICR02 442H ICR03 443H ICR04 444H ICR05 445H ICR06 446H ICR07 447H ICR08 448H ICR09 449H DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 割込み 番号 割込み要因 10 進 16 進 リロードタイマ 4 36 24 リロードタイマ 5 37 25 リロードタイマ 6 38 26 リロードタイマ 7 39 27 フリーランタイマ 0 40 28 フリーランタイマ 1 41 29 フリーランタイマ 2 42 2A フリーランタイマ 3 43 2B フリーランタイマ 4 44 2C フリーランタイマ 5 45 2D フリーランタイマ 6 46 2E フリーランタイマ 7 47 2F CAN 0 48 30 システム予約 49 31 システム予約 50 32 システム予約 51 33 CAN 4 52 34 システム予約 53 35 システム予約 54 36 システム予約 55 37 システム予約 56 38 システム予約 57 39 システム予約 58 3A システム予約 59 3B システム予約 60 3C システム予約 61 3D システム予約 62 3E 遅延割込み 63 3F システム予約 *3 64 40 システム予約 *3 65 41 LIN-USART (FIFO) 4 RX 66 42 LIN-USART (FIFO) 4 TX 67 43 システム予約 68 44 システム予約 69 45 LIN-USART (FIFO) 6 RX 70 46 LIN-USART (FIFO) 6 TX 71 47 LIN-USART (FIFO) 7 RX 72 48 LIN-USART (FIFO) 7 TX 73 49 September 26, 2014, DS07-16611-2 Sheet 割込みレベル *1 設定 レジスタ レジスタ アドレス ICR10 44AH ICR11 44BH ICR12 44CH ICR13 44DH ICR14 44EH ICR15 44FH ICR16 450H ICR17 451H ICR18 452H ICR19 453H ICR20 454H ICR21 455H ICR22 456H ICR23 *4 457H (ICR24) (458)H ICR25 459H ICR26 45AH ICR27 45BH ICR28 45CH 割込みベクタ *2 デフォルト ベクタ アドレス 要因番号 オフセット 36CH 000FFF6C 36 368H 000FFF68 37 364H 000FFF64 38 360H 000FFF60 39 35CH 000FFF5C 40 358H 000FFF58 41 354H 000FFF54 42 350H 000FFF50 43 34CH 000FFF4C 44 348H 000FFF48 45 344H 000FFF44 46 340H 000FFF40 47 33CH 000FFF3C 338H 000FFF38 334H 000FFF34 330H 000FFF30 32CH 000FFF2C 328H 000FFF28 324H 000FFF24 6, 48 320H 000FFF20 7, 49 31CH 000FFF1C 8, 50 318H 000FFF18 9, 51 314H 000FFF14 52 310H 000FFF10 53 30CH 000FFF0C 54 308H 000FFF08 55 304H 000FFF04 300H 000FFF00 2FCH 000FFEFC 2F8H 000FFEF8H 2F4H 000FFEF4H 10, 56 2F0H 000FFEF0H 11, 57 2ECH 000FFEECH 12, 58 2E8H 000FFEE8H 13, 59 2E4H 000FFEE4H 60 2E0H 000FFEE0H 61 2DCH 000FFEDCH 62 2D8H 000FFED8H 63 63 Data 割込み 番号 割込み要因 64 10 進 16 進 I2C 0 74 4A システム予約 75 4B システム予約 76 4C システム予約 77 4D システム予約 78 4E システム予約 79 4F システム予約 80 50 システム予約 81 51 システム予約 82 52 システム予約 83 53 FlexRay 0 84 54 FlexRay Timer 0 85 55 FlexRay 1 86 56 FlexRay Timer 1 87 57 システム予約 88 58 システム予約 89 59 システム予約 90 5A システム予約 91 5B インプットキャプチャ 0 92 5C インプットキャプチャ 1 93 5D インプットキャプチャ 2 94 5E インプットキャプチャ 3 95 5F インプットキャプチャ 4 96 60 インプットキャプチャ 5 97 61 インプットキャプチャ 6 98 62 インプットキャプチャ 7 99 63 アウトプットコンペア 0 100 64 アウトプットコンペア 1 101 65 アウトプットコンペア 2 102 66 アウトプットコンペア 3 103 67 アウトプットコンペア 4 104 68 アウトプットコンペア 5 105 69 システム予約 106 6A システム予約 107 6B システム予約 108 6C システム予約 109 6D Sheet 割込みレベル *1 設定 レジスタ レジスタ アドレス ICR29 45DH ICR30 45EH ICR31 45FH ICR32 460H ICR33 461H ICR34 ICR35 462H 463H ICR36 464H ICR37 465H ICR38 466H ICR39 467H ICR40 468H ICR41 469H ICR42 46AH ICR43 46BH ICR44 46CH ICR45 46DH ICR46 46EH 割込みベクタ *2 要因番号 オフセット デフォルト ベクタ アドレス 2D4H 000FFED4H 2D0H 000FFED0H 2CCH 000FFECCH 64 2C8H 000FFEC8H 65 2C4H 000FFEC4H 66 2C0H 000FFEC0H 67 2BCH 000FFEBCH 68 2B8H 000FFEB8H 69 2B4H 000FFEB4H 70 2B0H 000FFEB0H 71 2ACH 000FFEACH 72 116 (IBF) 117 (OBF) 2A8H 000FFEA8H 73 2A4H 000FFEA4H 74 116 (IBF) 117 (OBF) 2A0H 000FFEA0H 75 29CH 000FFE9CH 76 298H 000FFE98H 77 294H 000FFE94H 78 290H 000FFE90H 79 28CH 000FFE8CH 80 288H 000FFE88H 81 284H 000FFE84H 82 280H 000FFE80H 83 27CH 000FFE7CH 84 278H 000FFE78 85 274H 000FFE74 86 270H 000FFE70 87 26CH 000FFE6C 88 268H 000FFE68 89 264H 000FFE64 90 260H 000FFE60 91 25CH 000FFE5C 92 258H 000FFE58 93 254H 000FFE54 94 250H 000FFE50 95 24CH 000FFE4C 248H 000FFE48 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 割込み 番号 割込み要因 10 進 16 進 システム予約 110 6E システム予約 111 6F PPG0 112 70 PPG1 113 71 PPG2 114 72 PPG3 115 73 PPG4 116 74 PPG5 117 75 PPG6 118 76 PPG7 119 77 PPG8 120 78 PPG9 121 79 PPG10 122 7A PPG11 123 7B システム予約 124 7C システム予約 125 7D システム予約 126 7E システム予約 127 7F システム予約 128 80 システム予約 129 81 システム予約 130 82 システム予約 131 83 リアルタイムクロック 132 84 キャリブレーションユニット 133 85 A/D コンバータ 0 134 86 システム予約 135 87 システム予約 136 88 システム予約 137 89 低電圧検出 138 8A システム予約 139 8B タイムベースオーバフロー 140 8C PLL クロックギア / PLL2 クロックギア (FlexRay) 141 8D DMA コントローラ 142 8E メイン / サブ発振安定待ち 143 8F セキュリティベクタ 144 90 145 91 ~ 255 ~ FF INT 命令で使用 September 26, 2014, DS07-16611-2 Sheet 割込みレベル *1 設定 レジスタ レジスタ アドレス ICR47 *4 46FH ICR48 470H ICR49 471H ICR50 472H ICR51 473H ICR52 474H ICR53 475H ICR54 476H ICR55 477H ICR56 478H ICR57 479H ICR58 47AH ICR59 47BH ICR60 47CH ICR61 47DH 割込みベクタ *2 要因番号 オフセット デフォルト ベクタ アドレス 244H 000FFE44 240H 000FFE40 23CH 000FFE3C 15, 96 238H 000FFE38 97 234H 000FFE34 98 230H 000FFE30 99 22CH 000FFE2C 100 228H 000FFE28 101 224H 000FFE24 102 220H 000FFE20 103 21CH 000FFE1C 104 218H 000FFE18 105 214H 000FFE14 106 210H 000FFE10 107 20CH 000FFE0C 108 208H 000FFE08 109 204H 000FFE04 110 200H 000FFE00 111 1FCH 000FFDFC 1F8H 000FFDF8 1F4H 000FFDF4 1F0H 000FFDF0 1ECH 000FFDEC 1E8H 000FFDE8 1E4H 000FFDE4 1E0H 000FFDE0 1DCH 000FFDDC 1D8H 000FFDD8 1D4H 000FFDD4 1D0H 000FFDD0 1CCH 000FFDCC 1C8H 000FFDC8 1C4H 000FFDC4 1C0H 000FFDC0 000FFDBC ICR62 47EH ICR63 47FH — — 1BCH — — 1B8H ~ 000H 14, 112 000FFDB8 ~ 000FFC00 65 Data Sheet * 1:ICR は割込みコントローラに割当てられており , 各割込み要求の割込みレベルを設定します。また , 割込み要求ごと に , 各レジスタが割り当てられています。 * 2:各 EIT ( 割込みまたはトラップは , 例外 ) のベクタアドレスは , リスト内のオフセットにテーブルベースのレジスタ 値 (TBR) を足すことにより計算されます。TBR は , EIT ベクタテーブルの一番上を指定します。テーブルにリスト されているアドレスは , デフォルトの TBR 値 (000FFC00H) 用です。TBR は , リセットされるとこの値に初期化され ます。内部ブート ROM が実行されると , TBR は 000FFC00H に設定されます。 * 3:ICR23 と ICR47 は REALOS 互換ビット (0C03H 番地:IOS[0]) を設定することにより入れ替えられます。 * 4:REALOS で使用 66 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ■ 推奨設定 1. PLL クロックギア設定 メインレギュレータとフラッシュの 1.8 V オペレーションモードの場合 , MB91F465XA のコアベースクロック周波数が 有効になりますので注意してください。 PLL 分周とクロックギアの推奨設定 PLL 入力 (CLK) [MHz] 周波数設定 クロックギア設定 PLL 出力 (X) [MHz] コア ベース クロック [MHz] DIVM DIVN DIVG MULG 4 2 25 16 24 200 100 4 2 24 16 24 192 96 4 2 23 16 24 184 92 4 2 22 16 24 176 88 4 2 21 16 20 168 84 4 2 20 16 20 160 80 4 2 19 16 20 152 76 4 2 18 16 20 144 72 4 2 17 16 16 136 68 4 2 16 16 16 128 64 4 2 15 16 16 120 60 4 2 14 16 16 112 56 4 2 13 16 12 104 52 4 2 12 16 12 96 48 4 2 11 16 12 88 44 4 4 10 16 24 160 40 4 4 9 16 24 144 36 4 4 8 16 24 128 32 4 4 7 16 24 112 28 4 6 6 16 24 144 24 4 8 5 16 28 160 20 4 10 4 16 32 160 16 4 12 3 16 32 144 12 September 26, 2014, DS07-16611-2 備考 MULG 67 Data Sheet 2. クロックモジュレータ設定 以下の表に , 32 MHz ~ 88 MHz のベースクロック周波数範囲で設定可能なクロックモジュレータの設定を示します。 フラッシュアクセス時間設定は, Fmaxに応じて調整する必要があります。一方, PLLとクロックギア設定はベースクロッ ク周波数に基づいて設定する必要があります。 クロックモジュレータ設定 , 周波数範囲 , サポート電源電圧 68 変調度 (k) 乱数値 (N) CMPR [hex] ベース クロック [MHz] Fmin [MHz] Fmax [MHz] 1 3 026F 88 79.5 98.5 1 3 026F 84 76.1 93.8 1 3 026F 80 72.6 89.1 1 5 02AE 80 68.7 95.8 2 3 046E 80 68.7 95.8 1 3 026F 76 69.1 84.5 1 5 02AE 76 65.3 90.8 1 7 02ED 76 62 98.1 2 3 046E 76 65.3 90.8 3 3 066D 76 62 98.1 1 3 026F 72 65.5 79.9 1 5 02AE 72 62 85.8 1 7 02ED 72 58.8 92.7 2 3 046E 72 62 85.8 3 3 066D 72 58.8 92.7 1 3 026F 68 62 75.3 1 5 02AE 68 58.7 80.9 1 7 02ED 68 55.7 87.3 1 9 032C 68 53 95 2 3 046E 68 58.7 80.9 2 5 04AC 68 53 95 3 3 066D 68 55.7 87.3 4 3 086C 68 53 95 1 3 026F 64 58.5 70.7 1 5 02AE 64 55.3 75.9 1 7 02ED 64 52.5 82 1 9 032C 64 49.9 89.1 1 11 036B 64 47.6 97.6 2 3 046E 64 55.3 75.9 2 5 04AC 64 49.9 89.1 3 3 066D 64 52.5 82 4 3 086C 64 49.9 89.1 5 3 0A6B 64 47.6 97.6 1 3 026F 60 54.9 66.1 1 5 02AE 60 51.9 71 1 7 02ED 60 49.3 76.7 備考 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 変調度 (k) 乱数値 (N) CMPR [hex] ベース クロック [MHz] Fmin [MHz] Fmax [MHz] 1 9 032C 60 46.9 83.3 1 11 036B 60 44.7 91.3 2 3 046E 60 51.9 71 2 5 04AC 60 46.9 83.3 3 3 066D 60 49.3 76.7 4 3 086C 60 46.9 83.3 5 3 0A6B 60 44.7 91.3 1 3 026F 56 51.4 61.6 1 5 02AE 56 48.6 66.1 1 7 02ED 56 46.1 71.4 1 9 032C 56 43.8 77.6 1 11 036B 56 41.8 84.9 1 13 03AA 56 39.9 93.8 2 3 046E 56 48.6 66.1 2 5 04AC 56 43.8 77.6 2 7 04EA 56 39.9 93.8 3 3 066D 56 46.1 71.4 3 5 06AA 56 39.9 93.8 4 3 086C 56 43.8 77.6 5 3 0A6B 56 41.8 84.9 6 3 0C6A 56 39.9 93.8 1 3 026F 52 47.8 57 1 5 02AE 52 45.2 61.2 1 7 02ED 52 42.9 66.1 1 9 032C 52 40.8 71.8 1 11 036B 52 38.8 78.6 1 13 03AA 52 37.1 86.8 1 15 03E9 52 35.5 96.9 2 3 046E 52 45.2 61.2 2 5 04AC 52 40.8 71.8 2 7 04EA 52 37.1 86.8 3 3 066D 52 42.9 66.1 3 5 06AA 52 37.1 86.8 4 3 086C 52 40.8 71.8 5 3 0A6B 52 38.8 78.6 6 3 0C6A 52 37.1 86.8 7 3 0E69 52 35.5 96.9 1 3 026F 48 44.2 52.5 1 5 02AE 48 41.8 56.4 1 7 02ED 48 39.6 60.9 1 9 032C 48 37.7 66.1 September 26, 2014, DS07-16611-2 備考 69 Data 70 Sheet 変調度 (k) 乱数値 (N) CMPR [hex] ベース クロック [MHz] Fmin [MHz] Fmax [MHz] 1 11 036B 48 35.9 72.3 1 13 03AA 48 34.3 79.9 1 15 03E9 48 32.8 89.1 2 3 046E 48 41.8 56.4 2 5 04AC 48 37.7 66.1 2 7 04EA 48 34.3 79.9 3 3 066D 48 39.6 60.9 3 5 06AA 48 34.3 79.9 4 3 086C 48 37.7 66.1 5 3 0A6B 48 35.9 72.3 6 3 0C6A 48 34.3 79.9 7 3 0E69 48 32.8 89.1 1 3 026F 44 40.6 48.1 1 5 02AE 44 38.4 51.6 1 7 02ED 44 36.4 55.7 1 9 032C 44 34.6 60.4 1 11 036B 44 33 66.1 1 13 03AA 44 31.5 73 1 15 03E9 44 30.1 81.4 2 3 046E 44 38.4 51.6 2 5 04AC 44 34.6 60.4 2 7 04EA 44 31.5 73 2 9 0528 44 28.9 92.1 3 3 066D 44 36.4 55.7 3 5 06AA 44 31.5 73 4 3 086C 44 34.6 60.4 4 5 08A8 44 28.9 92.1 5 3 0A6B 44 33 66.1 6 3 0C6A 44 31.5 73 7 3 0E69 44 30.1 81.4 8 3 1068 44 28.9 92.1 1 3 026F 40 37 43.6 1 5 02AE 40 34.9 46.8 1 7 02ED 40 33.1 50.5 1 9 032C 40 31.5 54.8 1 11 036B 40 30 59.9 1 13 03AA 40 28.7 66.1 1 15 03E9 40 27.4 73.7 2 3 046E 40 34.9 46.8 2 5 04AC 40 31.5 54.8 2 7 04EA 40 28.7 66.1 備考 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 変調度 (k) 乱数値 (N) CMPR [hex] ベース クロック [MHz] Fmin [MHz] Fmax [MHz] 2 9 0528 40 26.3 83.3 3 3 066D 40 33.1 50.5 3 5 06AA 40 28.7 66.1 3 7 06E7 40 25.3 95.8 4 3 086C 40 31.5 54.8 4 5 08A8 40 26.3 83.3 5 3 0A6B 40 30 59.9 6 3 0C6A 40 28.7 66.1 7 3 0E69 40 27.4 73.7 8 3 1068 40 26.3 83.3 9 3 1267 40 25.3 95.8 1 3 026F 36 33.3 39.2 1 5 02AE 36 31.5 42 1 7 02ED 36 29.9 45.3 1 9 032C 36 28.4 49.2 1 11 036B 36 27.1 53.8 1 13 03AA 36 25.8 59.3 1 15 03E9 36 24.7 66.1 2 3 046E 36 31.5 42 2 5 04AC 36 28.4 49.2 2 7 04EA 36 25.8 59.3 2 9 0528 36 23.7 74.7 3 3 066D 36 29.9 45.3 3 5 06AA 36 25.8 59.3 3 7 06E7 36 22.8 85.8 4 3 086C 36 28.4 49.2 4 5 08A8 36 23.7 74.7 5 3 0A6B 36 27.1 53.8 6 3 0C6A 36 25.8 59.3 7 3 0E69 36 24.7 66.1 8 3 1068 36 23.7 74.7 9 3 1267 36 22.8 85.8 1 3 026F 32 29.7 34.7 1 5 02AE 32 28 37.3 1 7 02ED 32 26.6 40.2 1 9 032C 32 25.3 43.6 1 11 036B 32 24.1 47.7 1 13 03AA 32 23 52.5 1 15 03E9 32 22 58.6 2 3 046E 32 28 37.3 2 5 04AC 32 25.3 43.6 September 26, 2014, DS07-16611-2 備考 71 Data Sheet 変調度 (k) 乱数値 (N) CMPR [hex] ベース クロック [MHz] Fmin [MHz] Fmax [MHz] 2 7 04EA 32 23 52.5 2 9 0528 32 21.1 66.1 2 11 0566 32 19.5 89.1 3 3 066D 32 26.6 40.2 3 5 06AA 32 23 52.5 3 7 06E7 32 20.3 75.9 4 3 086C 32 25.3 43.6 4 5 08A8 32 21.1 66.1 5 3 0A6B 32 24.1 47.7 5 5 0AA6 32 19.5 89.1 6 3 0C6A 32 23 52.5 7 3 0E69 32 22 58.6 8 3 1068 32 21.1 66.1 9 3 1267 32 20.3 75.9 10 3 1466 32 19.5 89.1 備考 3.FlexRay PLL, クロックおよびポート設定 0004DCH PLL2DIVM [R/W] - - - - 0000 PLL2DIVN [R/W] - - 000000 PLL2DIVG [R/W] - - - - 0000 PLL2MULG [R/W] 00000000 0004E0H PLL2CTRL [R/W] - - - - 0000 予約 CLKR2 [R/W] - - - 00000 予約 3.1. PLL2 クロック コントロール (FlexRay) FlexRay PLL 分周とクロックギアの推奨設定 PLL 入力 (CK) [MHz] 4 周波数設定 クロックギア設定 DIVM2 DIVN2 DIVG2 MULG2 2 20 0 0 PLL2 出力 (X) FlexRay SCLK クロック [MHz] [MHz] 160 80 (注意事項)メイン PLL1 で推奨されている内容と同一の PLL スタートアップ手順とロック待ち時間に従ってください。 72 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 3.2. Sheet 推奨 FlexRay クロック設定 CLKR2 レジスタの仕様は以下のとおりです。 REGISTER CLKR2 addr 0x04E2 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 CKDBL PLL2EN CLKS1 CLKS0 CLKR2 0 0 0 0 bit 0 0 0 0 初期 R/W R/W R/W R/W 属性 (注意事項)メイン PLL1 で推奨されている内容と同一の PLL スタートアップ手順とロック待ち時間に従ってください。 CLKS1, CLKS0: FlexRay SCLK ソース選択 CLKS[1:0] = 00 :SCLK は ( コアクロック ) で作動 CLKS[1:0] = 01 :SCLK は Main PLL ( ベースクロック ) で作動 CLKS[1:0] = 10 :SCLK は FlexRay PLL で動作 <- 推奨設定 CLKS[1:0] = 11 : テストモードのみ , 設定しないでください。 PLL2EN: FlexRay PLL 許可 PLL2EN = 0 :FlexRay PLL 禁止 PLL2EN = 1 :FlexRay PLL 許可 CKDBL: FlexRay Clock 禁止 (BCLK, SCLK) CKDBL = 0 :FlexRay クロック許可 CKDBL = 1 :FlexRay クロック禁止 September 26, 2014, DS07-16611-2 73 Data 3.3. Sheet 推奨 FlexRay ポート設定 • チャネル A TXDA: FlexRay チャネル A 転送 (P31_0) TXDA を PFR31_0 = 1 および EPFR31_0 = 1 に設定する場合 TXENA: FlexRay チャネル A 許可 (P31_1) TXENA を PFR31_1 = 1 および EPFR31_1 = 1 に設定する場合 RXDA: FlexRay チャネル A 受信 (P31_2) RXDA を PFR31_2 = 1 および EPFR31_2 = 1 に設定する場合 • チャネル B TXDB: FlexRay チャネル B 転送 (P31_4) TXDB を PFR31_4 = 1 および EPFR31_4 = 1 に設定する場合 TXENB: FlexRay チャネル B 許可 (P31_5) TXENB を PFR31_5 = 1 および EPFR31_5 = 1 に設定する場合 RXDB: FlexRay チャネル B 受信 (P31_6) RXDB を PFR31_6 = 1 および EPFR31_6 = 1 に設定する場合 74 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ■ 電気的特性 1.絶対最大定格 項目 記号 定格値 単位 最小 最大 50 V/ms 電源電圧 1*1 VDD5R - 0.3 + 6.0 V 電源電圧 2*1 VDD5 - 0.3 + 6.0 V 電源スルーレート 電源電圧の関係 備考 VDD5-0.3 VDD5+0.3 V ポート 27 ~ 29 (ANn) の うち少なくとも 1 本はデ ジタル入出力として使用 していること VSS5-0.3 VDD5+0.3 V ポート 27 ~ 29 (ANn) の 全端子が VIA の条件に 従っていること AVCC5 アナログ電源電圧 *1 AVCC5 - 0.3 + 6.0 V *2 アナログ基準 電源電圧 *1 AVRH5 - 0.3 + 6.0 V *2 VI1 Vss5 - 0.3 VDD5 + 0.3 V アナログ端子入力電圧 * VIA AVss5 - 0.3 AVcc5 + 0.3 V 出力電圧 1* VO1 Vss5 - 0.3 VDD5 + 0.3 V ICLAMP - 4.0 + 4.0 mA *3 ICLAMP 20 mA *3 “L” レベル最大 出力電流 *4 IOL 10 mA “L” レベル平均 出力電流 *5 IOLAV 8 mA “L” レベル最大総 出力電流 IOL 100 mA “L” レベル平均総 出力電流 *6 IOLAV 50 mA “H” レベル最大 出力電流 *4 IOH - 10 mA “H” レベル平均 出力電流 *5 IOHAV -4 mA “H” レベル最大総 出力電流 IOH - 100 mA IOHAV - 25 mA 消費電力 PD 1000 mW 動作温度 TA - 40 + 105 C 保存温度 Tstg - 55 + 150 C 入力電圧 1*1 1 1 最大クランプ電流 最大総クランプ電流 “H” レベル平均総出力 電流 *6 September 26, 2014, DS07-16611-2 75 Data Sheet * 1:VSS5 = HVSS5 = AVSS5 = 0.0 V を基準にしています。 * 2:AVCC5 と AVRH5 は VDD5 + 0.3 V を超えてはいけません。 * 3:・推奨動作条件内でご使用ください。 ・直流電圧 ( 電流 ) でご使用ください。 ・+ B 信号は , VDD5 電圧を超える入力信号です。+ B 信号とマイクロコントローラの間には , 必ず制限抵抗を接続し , + B 信号を印加してください。 ・+ B 入力時にマイクロコントローラ端子に入力される電流が , 瞬時・定常を問わず規格値以下になるように制限 抵抗 の値を設定してください。 ・低消費電力モードなどマイクロコントローラの駆動電流が少ない動作状態では , + B 入力電位が保護ダイオード を通 して電源端子の電位を上昇させ , 他の機器へ影響を及ぼす可能性があるのでご注意ください。 ・マイクロコントローラ電源が OFF 時 (0V に固定していない場合 ) に+ B 入力がある場合は , 端子から電源が供給 されて いるため , 不完全な動作を行う可能性があるのでご注意ください。 ・電源投入時に+ B 入力がある場合は , 端子から電源が供給されているため , パワーオンリセットが動作しない電 源電 圧になる可能性があるのでご注意ください。 ・+ B 入力端子は , 開放状態にならないようにご注意ください。 ・推奨回路例: ・入出力等価回路 保護ダイオード VCC 制限 抵抗 P-ch + B 入力 (0 V ~ 16 V) N-ch R * 4:最大出力電流は , 該当する端子 1 本のピーク値を規定します。 * 5:平均出力電流は , 該当する端子 1 本に流れる電流の 100ms の期間内での平均電流を規定します。 * 6:平均総出力電流は , 該当する端子すべてに流れる電流の 100ms の期間内での平均電流を規定します。 <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 76 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 2.推奨動作条件 (VSS5 = AVSS5 = 0.0 V) 項目 電源電圧 記号 規格値 備考 標準 最大 VDD5 3.0 5.5 V VDD5R 3.0 5.5 V 内蔵レギュレータ AVCC5 3.0 5.5 V A/D コンバータ CS 4.7 F X7R セラミックコンデンサまたは 同程度の周波数特性のコンデンサを 使用してください。 50 V/ms - 40 + 105 C VCC18C 端子の平滑コン デンサ 電源スルーレート 動作温度 TA メイン発振 安定時間 10 ms ロックアップ時間 PLL (4 MHz ->16 ~ 100MHz) 0.6 ESD 保護 ( 人体モデル ) RC 発振 単位 最小 Vsurge 2 fRC100kHz fRC2MHz 50 1 ms kV 100 2 200 4 kHz MHz Rdischarge = 1.5k Cdischarge = 100pF VDDCORE ≧ 1.65V <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 VCC18C VSS5 AVSS5 CS September 26, 2014, DS07-16611-2 77 Data Sheet 3.直流規格 (注意事項)以下の表で , “VSS”は他の端子の VSS5 を意味します。 (VDD5 = AVCC5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C) 項目 標準 最大 単 位 備考 0.8 × VDD VDD + 0.3 V CMOS ヒステリシス 入力 0.7 × VDD VDD + 0.3 V 4.5 V ≦ VDD ≦ 5.5 V 0.74 × VDD VDD + 0.3 V 3 V ≦ VDD < 4.5 V オートモーティブ ヒステリシス入力を 選択 0.8 × VDD VDD + 0.3 V TTL 入力を選択時に ポート入力 2.0 VDD + 0.3 V VIHR INITX 0.8 × VDD VDD + 0.3 V INITX 入力端子 (CMOS ヒステリシ ス) VIHM MD_2 ~ MD_0 VDD - 0.3 VDD + 0.3 V モード入力端子 VIHX0S X0, X0A 2.5 VDD + 0.3 V “ 発振モード ” での外 部クロック VIHX0S X0 0.8 × VDD VDD + 0.3 V “ 高速クロック入力 モード ” での外部ク ロック 0.8/0.2 CMOS ヒステ リシス入力を選択時 にポート入力 VSS - 0.3 0.2 × VDD V 0.7/0.3 CMOS ヒステ リシス入力を選択時 にポート入力 VSS - 0.3 0.3 × VDD V オートモーティブ ヒステリシス入力を 選択時にポート入力 VSS - 0.3 0.5 × VDD V 4.5 V ≦ VDD ≦ 5.5 V VSS - 0.3 0.46 × VDD V 3 V ≦ VDD < 4.5 V TTL 入力を選択時に ポート入力 VSS - 0.3 0.8 V VILR INITX VSS - 0.3 0.2 × VDD V INITX 入力端子 (CMOS ヒステリシ ス) VILM MD_2 ~ MD_0 VSS - 0.3 VSS + 0.3 V モード入力端子 VILXDS X0, X0A VSS - 0.3 0.5 V “ 発振モード ” での外 部クロック VILXDF X0 VSS - 0.3 0.2 × VDD V “ 高速クロック入力 モード ” での外部ク ロック 端子名 条件 0.8/0.2CMOS ヒステ リシス入力を選択時 にポート入力 0.7/0.3CMOS ヒステ リシス入力を選択時 にポート入力 VIH “H” レベル 入力電圧 VIL “L” レベル 入力電圧 78 規格値 最小 記号 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet (VDD5 = AVCC5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C) 項目 記号 VOH2 “H” レベル 出力電圧 VOH5 端子名 通常出力 通常出力 I2C VOH3 VOL2 “L“ レベル 出力電圧 VOL5 通常出力 通常出力 I2C VOL3 入力リーク 電流 IIL 出力 Pnn_m *1 アナログ 入力リーク 電流 IAIN プルアップ 抵抗 RUP Pnn_m*1, INITX プルダウン 抵抗 RDOWN Pnn_m*1 3 ANn * September 26, 2014, DS07-16611-2 標準 最大 単 位 VDD - 0.5 V 駆動強度設定 2mA VDD - 0.5 V 駆動強度設定 5mA VDD - 0.5 V 0.4 V 駆動強度設定 2mA 0.4 V 駆動強度設定 5mA 3.0V ≦ VDD ≦ 5.5V, IOL =+ 3mA 0.4 V 3.0V ≦ VDD ≦ 5.5V VSS5 < VI < VDD TA=25 C -1 +1 3.0V ≦ VDD ≦ 5.5V VSS5 < VI < VDD TA=105 C -3 +3 3.0V ≦ VDD ≦ 5.5V VSS5 < VI < VDD TA=25 C -1 +1 3.0V ≦ VDD ≦ 5.5V VSS5 < VI < VDD TA=105 C -3 +3 3.0V ≦ VDD ≦ 3.6V 40 100 160 4.5V ≦ VDD ≦ 5.5V 25 50 100 3.0V ≦ VDD ≦ 3.6V 40 100 180 4.5V ≦ VDD ≦ 5.5V 25 50 100 4.5V ≦ VDD ≦ 5.5V, IOH =- 2mA 3.0V ≦ VDD < 4.5V, IOH =- 1.6mA 4.5V ≦ VDD ≦ 5.5V, IOH =- 5mA 3.0V ≦ VDD < 4.5V, IOH =- 3mA 3.V ≦ VDD ≦ 5.5V, IOH =- 3mA 出力 規格値 最小 条件 4.5V ≦ VDD ≦ 5.5V, IOL =+ 2mA 3.0V ≦ VDD < 4.5V, IOL =+ 1.6mA 4.5V ≦ VDD ≦ 5.5V, IOL =+ 5mA 3.0V ≦ VDD < 4.5V, IOL =+ 3mA 備考 A A k k 79 Data Sheet (VDD5 = AVCC5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C) 項目 記号 ICC 電源電流 ICCH 端子名 VDD5R VDD5R MB91F465XA 条件 規格値 単位 備考 155 mA フラッシュメモリ からのコード フェッチ 30 150 A 300 2000 A TA =+ 25 C 100 500 A TA =+ 105 C 500 2400 A TA =+ 25 C 50 250 A TA =+ 105 C 400 2200 A 最小 標準 最大 MB91F465XA CLKB:100 MHz CLKP:50 MHz CLKT:50 MHz CLKCAN:50 MHz 125 TA =+ 25 C TA =+ 105 C ストップモード時 *2 RTC: 4 MHz モード *2 RTC: 100 kHz モード *2 ILVE VDD5 70 150 A 外部低電圧検出 ILVI VDD5R 50 100 A 内部低電圧検出 250 500 A メインクロック (4 MHz) 20 40 A サブクロック (32 kHz) IOSC VDD5 *1 : Pnn_m は , アナログ入力を含む端子以外のすべての端子を含みます。 *2 : メインレギュレータをオフ , サブレギュレータを 1.2 V に設定 , 低電圧検出は無効です。 *3 : ANn は AN チャネルが有効であるすべての端子を含みます。 80 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 4.A/D 変換部電気的特性 (VDD5 = AVCC5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C) 項目 記号 端子名 分解能 総合誤差 規格値 単位 備考 最小 標準 最大 10 bit -3 +3 LSB 非直線性誤差 - 2.5 + 2.5 LSB 微分非直線性誤差 - 1.9 + 1.9 LSB ゼロリーディング電圧 VOT ANn AVRL - 1.5 LSB AVRL +0.5 LSB AVRL +2.5 LSB V フルスケールリーディング電 圧 VFST ANn AVRH - 3.5 LSB AVRH -1.5 LSB AVRH +0.5 LSB V 0.6 16,500 s 4.5 V ≦ AVCC5 ≦ 5.5 V 2.0 s 3.0 V ≦ AVCC5 < 4.5 V 0.4 s 4.5 V ≦ AVCC5 ≦ 5.5 V, REXT < 2 k 1.0 s 3.0 V ≦ AVCC5 < 4.5 V, REXT < 1 k 1.0 s 4.5 V ≦ AVCC5 ≦ 5.5 V 3.0 s 3.0 V ≦ AVCC5 < 4.5 V 11 pF 2.6 k 4.5 V ≦ AVCC5 ≦ 5.5 V 12.1 k 3.0 V ≦ AVCC5 < 4.5 V -1 +1 A TA =+ 25 C -3 +3 A TA =+ 105 C コンペア時間 サンプリング時間 変換時間 入力容量 入力抵抗 Tcomp Tsamp Tconv CIN RIN ANn ANn アナログ入力リーク 電流 IAIN ANn アナログ入力電圧範囲 VAIN ANn AVRL AVRH V ANn 4 LSB 入力チャネル間のばらつき (続く) (注意事項)AVRH - AVRL の差が小さいほど , 精度は低くなります。 September 26, 2014, DS07-16611-2 81 Data Sheet (続き) 項目 基準電圧範囲 記号 端子名 AVRH 規格値 単位 備考 最小 標準 最大 AVRH5 0.75 × AVCC5 AVCC5 V AVRL AVSS5 AVSS5 AVCC5 × 0.25 V IA AVCC5 2.5 5 mA A/D コンバータ 動作時 IAH AVCC5 5 A A/D コンバータ 非動作時 *1 IR AVRH5 0.7 1 mA A/D コンバータ 動作時 IRH AVRH5 5 A A/D コンバータ 非動作時 *2 電源電流 基準電圧電流 * 1:A/D コンバータ , ALARM コンパレータ非動作時 , AVCC5 の場合の電源電流 (VDD5 = AVCC5 = AVRH = 5.0 V 時 ) * 2:A/D コンバータ非動作時 , AVRH5 の場合の入力電流 (VDD5 = AVCC5 = AVRH = 5.0 V 時 ) サンプリング時間の計算式 Tsamp = (2.6 k + REXT) × 11pF × 7 (4.5V ≦ AVCC5 ≦ 5.5V 時 ) Tsamp = (12.1 k + REXT) × 11pF × 7 (3.0V ≦ AVCC5 < 4.5V 時 ) 変換時間の計算式 Tconv = Tsamp + Tcomp 82 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet A/D コンバータの用語の定義 ・分解能 A/D コンバータにより認識可能なアナログ変化 ・直線性誤差 ゼロトランジション点 (00 0000 0000B 00 0000 0001B) とフルスケールトランジション点 (11 1111 1110B 11 1111 1111B) とを結んだ直線と実際の変換特性との偏差 ・微分非直線性誤差 出力コードを 1 LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差 ・総合誤差 実際の値と理論値との差を言い, ゼロトランジション誤差/フルスケールトランジション誤差/非直線性誤差を含む誤差 総合誤差 3FFH 1.5 LSB’ 3FEH 実際の変換特性 3FDH デジタル出力 {1 LSB’ (N - 1) + 0.5 LSB’} 004H VNT ( 実測値 ) 003H 実際の変換特性 002H 理想特性 001H 0.5 LSB' AVSS5 AVRH アナログ入力 1LSB' ( 理想値 ) = AVRH - AVSS5 1024 デジタル出力 N の総合誤差 = [V] VNT - {1 LSB' × (N - 1) + 0.5 LSB'} 1 LSB' N :A/D コンバータデジタル出力値 VOT' ( 理想値 ) = AVSS5 + 0.5 LSB' [V] VFST' ( 理想値 ) = AVRH - 1.5 LSB' [V] VNT: デジタル出力が (N + 1) H から NH に遷移する電圧 (続く) September 26, 2014, DS07-16611-2 83 Data Sheet (続き) 非直線性誤差 3FFH 微分非直線性誤差 実際の変換特性 実際の変換特性 (N+1)H 3FEH {1 LSB (N - 1) + VOT} VFST ( 実測値 ) 004H 理想特性 デジタル出力 デジタル出力 3FDH VNT (measure( 実測値 ) 003H NH (N-1)H VFST 実際の変換特性 002H VNT ( 実測値 ) ( 実測値 ) 理想特性 (N-2)H 001H 実際の変換特性 VTO ( 実測値 ) AVSS5 AVSS5 AVRH アナログ入力 VNT - {1LSB × (N - 1) + VOT} [LSB] 1LSB デジタル出力 N の非直線性誤差 = V (N + 1) T - VNT 1LSB デジタル出力 N の微分非直線性誤差 = 1LSB = VFST - VOT 1022 AVRH アナログ入力 - 1 [LSB] [V] N :A/D コンバータデジタル出力値 VOT :デジタル出力が 000H から 001H に遷移する電圧 VFST :デジタル出力が 3FEH から 3FFH に遷移する電圧 5.フラッシュメモリ書込み / 消去特性 5.1. MB91F465XA (TA = 25oC, Vcc = 5.0V) 項目 規格値 単位 備考 最小 標準 最大 セクタ消去時間 - 0.9 3.6 s プログラミング消去時間を除く チップ消去時間 - n × 0.9 n × 3.6 s n はデバイスのフラッシュセクタ の数です。 ワード (16 ビット幅 ) 書込 み時間 - 23 370 s システムオーバーヘッドタイムを 除く 書込み / 消去回数 フラッシュメモリデータ 保持時間 10 000 cycle 20 year *1 *1: 表内の数値は , テクノロジの信頼性評価結果を変換したものです ( アレニウスの式で高温測定を+ 85oC の正規化数 に変換 )。 84 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 6.交流規格 6.1. クロックタイミング (VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, Vss5 = AVss5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C) 項目 記号 クロック周波数 fC 端子名 規格値 単位 条件 16 MHz 逆位相の外部 供給または水晶 100 kHz 最小 標準 最大 X0 X1 3.5 4 X0A X1A 32 32.768 クロックタイミング条件 tC X0, X1, X0A, X1A 0.8 VCC 0.2 VCC PWH September 26, 2014, DS07-16611-2 PWL 85 Data 6.2. Sheet リセット入力規格 (VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C) 項目 INITX 入力時間 ( 電源投入時 ) INITX 入力時間 ( 上記以外 ) 記号 tINTL 端子名 条件 規格値 単位 最小 最大 8 ms 20 s INITX tINTL INITX 86 0.2 VCC DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 6.3. Sheet LIN-USART タイミング (VDD5 = 3.0V ~ 5.5V 時 ) ・AC 測定中の条件 下記の条件ですべての AC テストを測定 - IOdrive = 5 mA - VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, Iload = 3 mA - VSS5 = 0 V - Ta = -40 C ~ +105 C - Cl = 50 pF ( テスト時の端子の負荷容量値 ) - VOL = 0.2 × VDD5 - VOH = 0.8 × VDD5 - EPILR = 0, PILR = 1 ( オートモーティブレベル = 最悪条件 ) (VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C) 項目 記号 端子名 シリアルクロック サイクルタイム tSCYCI SCKn SCK ↓ → SOT 遅延時間 tSLOVI SCKn SOTn SOT → SCK ↓ 遅延時間 tOVSHI SCKn SOTn 有効 SIN → SCK ↑セットアッ プ時間 tIVSHI SCKn SINn SCK ↑ →有効 SIN ホールド時間 tSHIXI SCKn SINn シリアルクロック “H” パルス幅 tSHSLE シリアルクロック “ L” パルス幅 条件 VDD5 = 3.0 V ~ 4.5 V VDD5 = 4.5 V ~ 5.5 V 単位 最小 最大 最小 最大 4 tCLKP 4 tCLKP ns 30 - 20 20 ns m× tCLKP - 20* ns tCLKP + 45 ns 0 0 ns SCKn tCLKP + 10 tCLKP + 10 ns tSLSHE SCKn tCLKP + 10 tCLKP + 10 ns SCK ↓ →SOT 遅延時間 tSLOVE SCKn SOTn 2 tCLKP + 55 2 tCLKP + 45 ns 有効 SIN → SCK ↑セットアッ プ時間 tIVSHE SCKn SINn 10 10 ns SCK ↑ →有効 SIN ホールド時間 tSHIXE SCKn SINn tCLKP + 10 tCLKP + 10 ns SCK 立上り時間 tFE SCKn 20 20 ns SCK 立下り時間 tRE SCKn 20 20 ns - 30 内部 クロック m× 動作 tCLKP - 30* ( マスタモー ド) tCLKP + 55 外部クロッ ク 動作 ( スレーブ モード ) *:パラメータ m は tSCYCI に依存しており , 次のように計算されます。 ・tSCYCI = 2 × k × tCLKP の場合 , m = k となります。ここでは , k は整数値で >2 ・tSCYCI = (2 × k + 1) × tCLKP の場合 , m = k + 1 となります。ここでは , k は整数値で >1 (注意事項)・ CLK 同期モード時の交流規格です。 ・tCLKP は , 周辺系クロックのサイクル時間です。 September 26, 2014, DS07-16611-2 87 Data Sheet ・内部クロックモード ( マスタモード ) tSCYCI SCKn ESCR:SCES = 0 VOH VOL VOL VOH SCKn ESCR:SCES = 1 VOH VOL tSLOVI tOVSHI VOH VOL SOTn tIVSHI tSHIXI VIH VIL SINn VIH VIL ・外部クロックモード ( スレーブモード ) tSLSHE SCKn ESCR:SCES = 0 VOH SCKn ESCR:SCES = 1 VOL tSHSLE VOH VOL VOL VOH VOH VOL VOH VOL tRE tFE tSLOVE SOTn VOH VOL tIVSHE SINn 88 VIH VIL tSHIXE VIH VIL DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 6.4. Sheet I2C 交流タイミング (VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V 時 ) ・AC 測定中の条件 下記の条件ですべての AC テストを測定 - IOdrive = 3 mA - VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, Iload = 3 mA (MB91F465XA では VDD = 4.5 V ~ 5.5 V) - VSS5 = 0 V - Ta =- 40 C ~+ 105 C - Cl = 50 pF - VOL = 0.3 × VDD5 - VOH = 0.7 × VDD5 - EPILR = 0, PILR = 0 (CMOS ヒステリシス 0.3 × VDD5/0.7 × VDD5) 高速モード : (VDD5 = 3.5 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C) 項目 記号 端子名 fSCL 規格値 単位 最小 最大 SCLn 0 400 kHz tHD;STA SCLn, SDAn 0.6 s SCL クロックの LOW 期間 tLOW SCLn 1.3 s SCL クロックの HIGH 期間 tHIGH SCLn 0.6 s 繰返し START 条件のセットアップ時 間 tSU;STA SCLn, SDAn 0.6 s I2C バスデバイスのデータホールド時 間 tHD;DAT SCLn, SDAn 0 0.9 s データセットアップ時間 tSU;DAT SCLn SDAn 100 ns SDA, SCL 信号の立上り時間 tr SCLn, SDAn 20 + 0.1Cb 300 ns SDA, SCL 信号の立下り時間 tf SCLn, SDAn 20 + 0.1Cb 300 ns tSU;STO SCLn, SDAn 0.6 s STOP, START 間のバスフリー時間 tBUF SCLn, SDAn 1.3 s 各バスラインの負荷容量 Cb SCLn, SDAn 400 pF 入力フィルタで抑制されるスパイク のパルス幅 tSP SCLn, SDAn 0 (1..1.5) × tCLKP ns SCL クロック周波数 ( 繰返し ) START 条件のホールド時間 ( この期間の後 , 最初のクロックパル スが生成されます ) STOP 条件のセットアップ時間 備考 *1 *1:ノイズフィルタは , パルス幅 0 ns ( 最小 ) から 1 ~ 1.5 サイクルの周辺系クロック ( 最大 ) でシングルスパイクを抑制 します。 最大値は , I2C 信号 (SDA, SCL) と周辺系クロックの関係に依存します。 (注意事項)tCLKP は , 周辺系クロックのサイクル時間です。 September 26, 2014, DS07-16611-2 89 90 SCL SDA tHD;STA tf S tr tHD;DAT tLOW tHIGH tSU;DAT tSU;STA Sr tHD;STA tSP tr P tSU;ST0 tBUF S tf Data Sheet DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 6.5. Sheet フリーランタイマクロック (VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C) 項目 入力パルス幅 記号 端子名 条件 tTIWH tTIWL CKn 規格値 最小 最大 4tCLKP 単位 ns (注意事項)tCLKP は , 周辺系クロックのサイクル時間です。 CKn VIH VIH VIL VIL tTIWH 6.6. tTIWL トリガ系入力タイミング (VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V, VSS5 = AVSS5 = 0 V, TA =- 40 C ~+ 105 C) 項目 インプットキャプチャ入力 トリガ A/D コンバータトリガ 記号 端子名 条件 tINP ICUn tATGX ATGX 規格値 単位 最小 最大 5tCLKP ns 5tCLKP ns (注意事項)tCLKP は , 周辺系クロックのサイクル時間です。 tATGX, tINP ICUn, ATGX September 26, 2014, DS07-16611-2 91 Data Sheet ■ E-Ray の概要 E-Ray モジュールは スタンドアロンデバイスまたは ASIC の一部として統合可能な FlexRay IP モジュールです。統合の準 備については RTL レベルの VHDL で説明しています。E-Ray IP モジュールは , FlexRay プロトコル仕様 v2.1 に従って通 信を実行します。サンプルクロック指定の最大ビットレートは 10 M ビットです。追加バスドライバ (BD) ハードウェア は物理層への接続が必要です。 FlexRay ネットワーク上の通信は , 最大 254 までの個別メッセージバッファで構成されます。メッセージ保存は , 128 メッ セージバッファまでのシングルポートのメッセージ RAM で構成されます。メッセージ操作に関するすべての機能は メッセージハンドラに実装されています。これらの機能とは , 受入れフィルタ , 2 つの FlexRay チャネルプロトコルコン トローラとメッセージ RAM 間のメッセージ転送 , メッセージステータス情報の提供を含むスケジュール管理です。 E-Ray IP モジュールのレジスタセットはモジュールのホストインタフェースを介して外部ホストによって直接アクセス できます。これらのレジスタを使用して , FlexRay チャネルプロトコルコントローラ , メッセージハンドラ , グローバル 時間単位 , システムユニバーサル制御 , フレームおよびシンボル処理 , ネットワーク管理 , 割込み制御をシステム制御 / 設 定 / モニタして , 入力 / 出力バッファを介してメッセージ RAM にアクセスします。 E-Ray IP モジュールでは 8/16/32 ビット汎用 CPU インタフェースを介して広範な顧客固有のホスト CPU に接続すること ができます。 E-Ray IP モジュールでは以下の機能をサポートします。 ・FlexRay プロトコル仕様 v2.1 への適合 ・各チャネル最大 10 Mbit/s のデータレート ・最大 128 メッセージバッファ設定可能 ・例えば , 最大 48 バイトデータセクションの 128 メッセージバッファ, または 254 バイトデータセクションの最大 30 ま でのメッセージバッファなどを保存するための 8 キロバイトのメッセージ RAM ・異なるペイロード長さが可能なメッセージバッファの構成 ・1 つの構成可能な受信 FIFO ・各メッセージバッファは , 受信バッファ, 送信バッファ, または受信 FIFO の一部として構成可能 ・入力および出力バッファを介して , メッセージバッファへのホストアクセス 入力バッファ : メッセージ RAM に転送されるメッセージを保存 出力バッファ : メッセージ RAM から読み出されるメッセージを保存 ・スロットカウンタ , サイクルカウンタ , およびチャネルのフィルタリング ・マスク可能な割込み ・サポートされるネットワーク管理 ・8/16/32 ビット汎用 CPU インタフェース , 広範な顧客固有のホスト CPU に接続可能 92 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 1. ブロックダイヤグラム E-Ray ブロック概略図 Rx_A Tx_A 物理層 PRT A TBF A コントロール GTU Rx_B Tx_B PRT B TBF B ホスト CPU Addr コントロール 割込み要因 汎用 CPU IF データ 顧客 CPU IF SUC FSP IBF メッセージハンドラ NEM OBF メッセージ RAM INT 顧客 CPU インタフェース (CIF) 汎用 CPU インタフェースを介して E-Ray IP モジュールに顧客固有のホスト CPU を接続します。 汎用 CPU インタフェース (GIF) E-Ray IP モジュールは , 広範な顧客固有のホスト CPU との接続のために用意された 8/16/32 ビット汎用 CPU インタ フェースと一緒に提供されます。設定レジスタ , ステータスレジスタ , および割込みレジスタは各ブロックに添付され , 汎 用 CPU インタフェースからアクセス可能です。 入力バッファ (IBF) メッセージ RAM 上に確保されたメッセージバッファへの書込みアクセスにおいて , ホストは入力バッファに対して メッセージバッファ向けのヘッダとデータセクションを書き込みます。 メッセージハンドラは , 入力バッファからメッ セージ RAM 上に確保されたメッセージバッファにデータを転送します。 出力バッファ (OBF) メッセージ RAM 内に確保されたメッセージバッファからの読出しアクセスにおいて , メッセージハンドラは選択され たメッセージバッファの内容を出力バッファに書き込みます。転送完了後 , ホストは出力バッファから転送済のメッセー ジバッファの内容であるヘッダとデータセクションを読み出します。 メッセージハンドラ (MHD) E-Ray メッセージハンドラは , 以下のコンポーネント間のデータ転送を制御します。 入力 / 出力バッファおよびメッセージ RAM 2 つの FlexRay プロトコルコントローラおよびメッセージ RAM の過渡バッファ RAM メッセージ RAM (MRAM) メッセージ RAM は , 最大 128 の FlexRay メッセージバッファと関連する設定データ ( ヘッダとデータ位置 ) を保存する シングルポートの RAM で構成されています。 September 26, 2014, DS07-16611-2 93 Data Sheet 過渡バッファ RAM (TBF A/B) 2 つの完全なメッセージのデータセクションを保存します。 FlexRay チャネル プロトコル コントローラ (PRT A/B) FlexRay チャネルプロトコルコントローラは , シフトレジスタと FlexRay プロトコル FSM で構成されています。それら は , バスドライバ BD を介して中間メッセージ保存のための過渡バッファ RAM と物理層に接続します。 以下の機能を実行します。 ・ビットタイミングの制御と確認 ・FlexRay フレームとシンボルの受信 / 送信 ・ヘッダ CRC の確認 ・フレーム CRC の生成 / 確認 ・バスドライバへのインタフェース FlexRay チャネルプロトコルコントローラは , 次のようなインタフェースがあります。 ・物理層 ( バスドライバ ) ・過渡バッファ RAM ・メッセージハンドラ ・グローバル時間単位 ・システムユニバーサル制御 ・フレームおよびシンボル処理 ・ネットワーク管理 ・割込み制御 グローバル時間単位 (GTU) グローバル時間単位では以下の機能が実行されます。 ・マイクロチックの生成 ・マクロチックの生成 ・FTM アルゴリズムによるフォルトトレラントクロック同期 レート修正 オフセット修正 ・サイクルカウンタ ・静的セグメントのタイミングコントロール ・動的セグメントのタイミングコントロール ( ミニスロット ) ・外部クロック修正のサポート システムユニバーサル制御 (SUC) システムユニバーサル制御は以下の機能を制御します。 ・設定 ・ウェイクアップ ・スタートアップ ・通常動作 ・パッシブ動作 ・モニタモード フレームおよびシンボル処理 (FSP) フレームおよびシンボル処理は , 以下の機能を制御します。 ・フレームおよびシンボルの修正タイミングを確認 ・受信フレームの修正を構文的および意味的にテスト ・スロットステータスフラグの設定 94 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ネットワーク管理 (NEM) ネットワーク管理ベクタを操作します。 割込み制御 (INT) 割込み制御では以下の機能が実行されます。 ・エラーとステータス割込みフラグの提供 ・割込みソースの許可 / 禁止 ・2 つのモジュール割込みラインへの割込みソースの割り当て ・モジュール割込みラインの許可 / 禁止 ・2 つの割込みタイマの管理 ・ストップウォッチ時間の取得 September 26, 2014, DS07-16611-2 95 Data Sheet ■ 汎用インタフェース 汎用インタフェースは , E-Ray 設計 (E-Ray コア ) の合成可能なコードをカプセル化します。顧客 CPU インタフェースの ような顧客固有のコンポーネントのすべてと RAM ブロックは , 汎用インタフェースに接続されます。次の図は E-Ray コ アから汎用インタフェースを介して外部への接続を示します。 E-Ray コアの汎用インタフェース 入力 バッファ RAM 1 出力 バッファ RAM 1 過渡 出力 バッファ メッセージ バッファ RAM RAM A RAM 2 過渡 バッファ RAM B 組み込み RAM へのインタフェース カスタマ CPU インタ フェース 汎用 CPU インタフェース eray_bclk カスタマ CPU 入力 バッファ RAM 2 物理層 チャネル A E-Ray コア 物理層 チャネル B eray_sclk 内部信号およびフラグインタフェース 汎用インタフェースは , 汎用 CPU インタフェース , 組み込み RAM へのインタフェース , 内部信号およびフラグインタ フェース , および物理層インタフェースによって構成されています。 1.汎用 CPU インタフェース 汎用 CPU インタフェースは , E-Ray モジュールを顧客 CPU インタフェースから顧客固有のホスト CPU に接続します。 汎用 CPU インタフェースは , E-Ray モジュールを広範な顧客固有の CPU に接続するよう設計されています。8/16/32 ビッ トアクセスをサポートします。 96 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 汎用 CPU インタフェース 信号 方向 概要 eray_sclk サンプルクロック , 80 MHz eray_bclk バスクロック eray_reset モジュールリセット , 常に reset_active_c 経由で構成可能 , デフォルトは LOW アクティブ eray_select モジュール選択 eray_addr[10:0] アドレス入力 eray_byten[3:0] バイトイネーブル eray_write 書込み / 読出し制御 : “1” = 書込み , “0” = 読出し eray_wdata[31:0] 書込みデータ入力 eray_stpwt ストップウォッチトリガ入力 スキャンモード許可入力 eray_scanmode eray_wrdy 0 書込みレディ出力 eray_rrdy 0 読出しレディ出力 eray_rdata[31:0] 0 読出しデータ出力 eray_int0 0 割込みライン 0 出力 , HIGH アクティブ eray_int1 0 割込みライン 1 出力 , HIGH アクティブ eray_tint0 0 タイマ割込み 0 出力 , HIGH アクティブ eray_tint1 0 タイマ割込み 1 出力 , HIGH アクティブ eray_ibusy 0 入力バッファ RAM からメッセージ RAM にビジー転送 , ビット IBCR.IBSYH 設定中はアクティブ eray_obusy 0 メッセージ RAM から出力バッファ RAM にビジー転送 , ビット OBCR.OBSYS 設定中はアクティブ 1.1. リセットタイミング E-Ray モジュールのリセットを実行するには , 少なくとも信号 eray_reset がアクティブである必要があります。 ・2 つの eray_bclk サイクル , eray_bclk ≧ eray_sclk のクロック期間 ・2 つの eray_sclk サイクル , eray_bclk < eray_sclk のクロック期間 ハードリセットを抜けたとき , 内部手順が開始されて 7 つのモジュール内部 RAM ブロックを初期化します。CHI コマン ド CLEAR_RAMS によって , モジュール内部 RAM もクリア可能です。 (SUCC1.CMD[3:0] = 1100 ) CC が DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートのとき ,E-Ray 内部 RAM ブロックの初期 化には 2048 eray_bclk サイクル必要です。 ハードリセット後 , または CHI コマンド CLEAR_RAMS のアサーション後 , 内部 RAM ブロックの初期化中に ホストは IBF または OBF にアクセスできません。CHI コマンド CLEAR_RAMS 実行中 , 構成およびステータスレジスタは使用可 能です。 E-Ray レジスタマップ で要約されているように , ハードリセット後 , すべてのレジスタはリセット値を保持します。 September 26, 2014, DS07-16611-2 97 Data 1.2. Sheet 書込みアクセス 書込みアクセスのバイト位置は , バイトイネーブル信号 eray_byten[3:0] によって定義されます。 4 つのバイトイネーブル信号のうちの 1 つの 8 ビットの書込みアクセスだけがアクティブです。 ・eray_byten[3:0] = 0001 : Update register / RAM bits 7 downto 0 from eray_wdata[7:0] ・eray_byten[3:0] = 0010 : Update register / RAM bits 15 downto 8 from eray_wdata[15:8] ・eray_byten[3:0] = 0100 : Update register / RAM bits 23 downto 16 from eray_wdata[23:16] ・eray_byten[3:0] = 1000 : Update register / RAM bits 31 downto 24 from eray_wdata[31:24] さらに下位またはさらに上位の 2 つのバイトイネーブル信号のうちのどちらか 1 つの 16 ビットの書込みアクセスだけが アクティブです。 ・eray_byten[3:0] = 0011 : Update register / RAM bits 15 downto 0 from eray_wdata[15:0] ・eray_byten[3:0] = 1100 : Update register / RAM bits 31 downto 16 from eray_wdata[31:16] 4 つのバイトイネーブル信号のすべての 32 ビットの書込みアクセスがアクティブです。 ・eray_byten[3:0] = 1111 : Update register / RAM bits 31 downto 0 from eray_wdata[31:0] eray_addr[1:0] 信号は使用しません。 入力バッファの書込みデータセクションへの書込み時に (10.1. ライトデータセクション [1 ~ 64] (WRDSn) 参照 ) , メッ セージ RAM からレジスタ IBCR にターゲットメッセージバッファの数を書き込むことで内部バッファからメッセージ RAM への転送が開始される前に , 各 32 ビットワードは 1 つの 32 ビットアクセス , または 2 つの連続した 16 ビットアク セス , または 4 つの連続した 8 ビットアクセスによって構成されている必要があります。32 ビットワードのすべてのバ イトが , ホスト (8/16 ビットアクセスのみ ) によって書き込まれていない場合は , 部分的に古いデータがメッセージ RAM に転送されます。 E-Ray レジスタおよび入力バッファ RAM への書込みアクセス eray_bclk eray_select eray_write eray_byten eray_addr eray_wdata eray_rdata eray_wrdy eray_rrdy レジスタ / RAM アクセス レジスタおよび RAM への書込みアクセスはそれぞれ eray_bclk サイクル。 98 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 1.3. Sheet 読出しアクセス E-Ray レジスタおよび入力 / 出力バッファ RAM への読出しアクセス eray_bclk eray_select eray_write eray_byten eray_addr eray_wdata eray_rdata eray_wrdy eray_rrdy レジスタアクセス RAM アクセス 内部 RAM ブロックは 2 つの eray_bclk サイクルをとり (RAM は同期をとるため ), 一方レジスタからのデータは 1 つの eray_bclk サイクル内で有効です。読出しアクセス信号 eray_byten[3:0] は無視されます。 (注意事項)8/16 ビット読出しアクセスでは , ( 自動読出しアクセスではない ) 2 つの読出しアクセス間でレジスタの内容 が変わる場合があります。 1.4. IBF / OBF 転送ビジー信号のタイミング 入力バッファ (IBF) からメッセージ RAM へのデータ転送 , またはメッセージ RAM から出力バッファ (OBF) へのデータ 転送はそれぞれのコマンド要求レジスタ (IBCR/OBCR) への書込みアクセスによって初期化されます。 入力バッファシャドウとメッセージ RAM 間の転送中に IBCR.IBRH[6:0] への書込みアクセスが発生するとき , 信号 eray_ibusy はアクティブになります。同様に , ビット IBCR.IBSYH は “1” に設定されます。現在の転送完了後に , 入力 バッファホストと入力バッファシャドウはスワップされて , IBCR.IBSYH は “0” にリセットされ , eray_ibusy はアクティ ブ解除されます。 メッセージ RAM と出力バッファシャドウ間で転送が実行されている間は , eray_obusy 信号 はアクティブになります。 OBCR.OBSYS ビット によって通知されます。 さらに , ステータス割込みフラグ SIR.TIBC および SIR.TOBC は , データ転送が完了すると設定されます。許可された場 合 , 割込みが発生します。 September 26, 2014, DS07-16611-2 99 Data Sheet IBF シャドウ / OBF シャドウ間のデータ転送とメッセージ RAM eray_bclk eray_select eray_write eray_ibusy / eray_obusy 転送開始 転送完了 書込みコマンド要求 (IBCR / OBCR) それぞれのビジー信号 (eray_ibusy または eray_obusy) までの遅延時間は , eray_bclk 周波数 , アクセスされるメッセー ジバッファのデータセクションの長さ , および実際のメッセージハンドラのステータスによってリセットされます。この 遅延の計算式は Addendum to E-Ray FlexRay IP-Module Specification を参照してください。 2.内部信号とフラグインタフェース 内部信号とフラグインタフェースは , 追加機能によって顧客インタフェースの向上を目指す E-Ray ライセンス所有者向 けの機能です。オプションでこれらの信号を使用できます。モジュール - 外部ロジックに接続されていない信号 (nets, ports) は , 統合によって削除されます。 内部信号 内部信号とフラグインタフェースに属する内部信号は , 信号源から E-Ray コアの最上位に直接接続されます。サフィッ クス ’_sclk’ を持つ信号は sclk ドメインから , その他すべての信号は bclk ドメインから生成されます。 eray_sclk サイクルと 一対一で対応する eray_bclk サイクルによりこれらの内部信号はアクティブ (HIGH) になります。 内部フラグ 選択したレジスタのビットは内部信号とフラグインタフェースに接続され , 処理を進めるために直接アクセス可能なこ れらのレジスタからのステータス情報を作成します。ビット位置への割当てと設定およびリセットに関する動作は , それ ぞれのレジスタビットと同じです。信号は bclk ドメインから生成されます。 100 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 内部信号およびフラグインタフェース 信号 方向 概要 内部信号 eray_cycs O Cycle Start eray_cycs_sclk O Cycle Start, sclk ドメイン eray_mt O マクロティック開始 eray_mt_sclk O マクロティック開始 , sclk ドメイン eray_sds O 動的セグメントの開始 eray_mbsu_mbn1[6:0] O チャネル A のメッセージバッファ数 (0 ~ 127) のメッセージバッファステー タス更新 eray_mbsu_tx1 または eray_mbsu_rx1 のどちらかが “1” の場合有効 eray_mbsu_tx1 O 送信バッファチャネル A のメッセージバッファステータス更新 eray_mbsu_rx1 O 受信バッファチャネル A のメッセージバッファステータス更新 eray_mbsu_mbn2[6:0] O チャネル B のメッセージバッファ数 (0 ~ 127) のメッセージバッファステー タス更新 eray_mbsu_tx2 または eray_mbsu_rx2 のどちらかが “1” の場合有効 eray_mbsu_tx2 O 送信バッファチャネル B のメッセージバッファステータス更新 eray_mbsu_rx2 O 受信バッファチャネル B のメッセージバッファステータス更新 eray_mbsu_mbs[31:0] O eray_mbsu_mbn1,2[6:0] によって参照されるメッセージバッファに書き込ま れるメッセージバッファステータスベクタ eray_mbsu_tx1,2 または eray_mbsu_rx1,2 のどちらかが “1” の場合有効 ビット位置への割当てはレジスタ MBS と同じ eray_mbsu_txo[1:0] O 実際のサイクル内のチャネル A (bit #0) / B (bit #1) で発生するデータフレーム の転送 eray_mbsu_tx1,2 または eray_mbsu_rx1,2 のどちらかが “1” の場合有効 eray_eir[31:0] O エラー割込みフラグ eray_sir[31:0] O ステータス割込みフラグ eray_ccsv[31:0] O CC ステータスベクタ eray_ccev[31:0] O CC エラーベクタ eray_scv[31:0] O スロットカウンタ値 eray_mtccv[31:0] O マクロティックサイクルカウンタ値 eray_mrc[31:0] O メッセージ RAM 構成 eray_mhds[31:0] O メッセージハンドラステータス eray_txrq1[31:0] O 送信要求 1 eray_txrq2[31:0] O 送信要求 2 eray_txrq3[31:0] O 送信要求 3 eray_txrq4[31:0] O 送信要求 4 eray_ndat1[31:0] O 新データ 1 eray_ndat2[31:0] O 新データ 2 eray_ndat3[31:0] O 新データ 3 eray_ndat4[31:0] O 新データ 4 eray_mbsc1[31:0] O メッセージバッファステータスの変更 1 eray_mbsc2[31:0] O メッセージバッファステータスの変更 2 eray_mbsc3[31:0] O メッセージバッファステータスの変更 3 eray_mbsc4[31:0] O メッセージバッファステータスの変更 4 September 26, 2014, DS07-16611-2 101 Data Sheet 3.物理層インタフェース 物理層インタフェースはバスドライバの E-Ray モジュールに接続します。 物理層インタフェース 信号 方向 概要 チャネル A eray_rxd1 I データ受信側入力 eray_txd1 O データ送信側出力 eray_txen1_n O 送信イネーブル信号 , HIGH = 送信アクティブではない , LOW = 送信アクティブ チャネル B eray_rxd2 I データ受信側入力 eray_txd2 O データ送信側出力 eray_txen2_n O 送信イネーブル信号 , HIGH = 送信アクティブではない , LOW = 送信アクティブ 2 つのチャネルそれぞれに個別のバスドライバデバイスが必要となります。 4.組み込み RAM ブロックへのインタフェース E-Ray モジュールが使用する 7 つの組み込み RAM ブロックは , 以下に説明するインタフェースを経由して E-Ray コア に接続します。E-Ray モジュールは , RD/WR と同期をとるシングルポート RAM と接続するよう設計されています。すべて の RAM ブロックの幅は 33 ビットで , データ 32 ビットおよびパリティ1 ビットで構成されます。 4.1. 入力バッファインタフェース 入力バッファ RAM 1 インタフェースのポートは以下のとおりです。 入力バッファ RAM 1 へのインタフェース 信号 102 方向 概要 eray_bclk O モジュールクロック eray_ibf1_addr[5:0] O アドレス出力 eray_ibf1_cen O RAM 選択 eray_ibf1_wren O 書込み制御 eray_ibf1_data[32:0] O 書込みデータ出力 eray_ibf1_q[32:0] I 書込みデータ入力 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 入力バッファ RAM 2 インタフェースのポートは以下のとおりです。 入力バッファ RAM 2 へのインタフェース 信号 方向 概要 eray_bclk O モジュールクロック eray_ibf2_addr[5:0] O アドレス出力 eray_ibf2_cen O RAM 選択 eray_ibf2_wren O 書込み制御 eray_ibf2_data[32:0] O 書込みデータ出力 eray_ibf2_q[32:0] I 書込みデータ入力 4.2. 出力バッファインタフェース 出力バッファ RAM 1 インタフェースのポートは以下のとおりです。 出力バッファ RAM 1 へのインタフェース 信号 方向 概要 eray_bclk O モジュールクロック eray_obf1_addr[5:0] O アドレス出力 eray_obf1_cen O RAM 選択 eray_obf1_wren O 書込み制御 eray_obf1_data[32:0] O 書込みデータ出力 eray_obf1_q[32:0] I 書込みデータ入力 出力バッファ RAM 2 インタフェースのポートは以下のとおりです。 出力バッファ RAM 2 へのインタフェース 信号 方向 概要 eray_bclk O モジュールクロック eray_obf2_addr[5:0] O アドレス出力 eray_obf2_cen O RAM 選択 eray_obf2_wren O 書込み制御 eray_obf2_data[32:0] O 書込みデータ出力 eray_obf2_q[32:0] I 書込みデータ入力 September 26, 2014, DS07-16611-2 103 Data 4.3. Sheet メッセージ RAM インタフェース メッセージ RAM にはヘッダとデータセクション ( 最大 128 メッセージバッファ ) が保存されます。メッセージ RAM イ ンタフェースのポートは以下のとおりです。 メッセージ RAM へのインタフェース 信号 方向 概要 eray_bclk O モジュールクロック eray_mbf_addr[10:0] O アドレス出力 eray_mbf_cen O RAM 選択 eray_mbf_wren O 書込み制御 eray_mbf_data[32:0] O 書込みデータ出力 eray_mbf_q[32:0] I 書込みデータ入力 4.4. 過渡バッファ RAM インタフェース 2 つの FlexRay チャネルのそれぞれには , 関連する中間メッセージ保存のための過渡バッファ RAM があります。チャネ ル A の過渡バッファ RAM インタフェースのポートは以下のとおりです。 過渡バッファ RAM A へのインタフェース 信号 方向 概要 eray_bclk O モジュールクロック eray_tbf1_addr[6:0] O アドレス出力 eray_tbf1_cen O RAM 選択 eray_tbf1_wren O 書込み制御 eray_tbf1_data[32:0] O 書込みデータ出力 eray_tbf1_q[32:0] I 書込みデータ入力 チャネル B の過渡バッファ RAM インタフェースのポートは以下のとおりです。 過渡バッファ RAM B へのインタフェース 信号 104 方向 概要 eray_bclk O モジュールクロック eray_tbf2_addr[6:0] O アドレス出力 eray_tbf2_cen O RAM 選択 eray_tbf2_wren O 書込み制御 eray_tbf2_data[32:0] O 書込みデータ出力 eray_tbf2_q[32:0] I 書込みデータ入力 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 4.5. Sheet 組み込み RAM ブロックへの読出し / 書込みアクセス 組み込み RAM ブロックへの同期読出し / 書込みアクセス 読出し 読出し 書込み 読出し eray_bclk eray_<ram>_addr a0 a1 a2 a3 eray_<ram>_cen eray_<ram>_wren eray_<ram>_data eray_<ram>_q September 26, 2014, DS07-16611-2 d2 d0 d1 105 Data Sheet ■ プログラマ モデル 1.レジスタマップ E-Ray モジュールは , 2 キロバイトのアドレス空間 (0x0000 ~ 0x07FF) に割り当てられています。 レジスタは , 32 ビット レジスタとして構成されています。 8/16 ビットアクセスもサポートされています。 メッセージ RAM へのホストアクセス は , 入力および出力バッファを経由して行なわれます。ホストアクセスとメッセージ受信 / 送信 間で競合を回避するため に , 送信されるデータと , メッセージハンドラ制御下のメッセージ RAM からのデータをバッファリングします。 アドレス 0x0000 ~ 0x000F は顧客固有用に予約されています。アドレス関連のすべての機能は , 顧客 CPU インタフェースに配置さ れています。アドレス 0x0010 および 0x0014 に配置されているテストレジスタは , 3. 特殊レジスタ で説明されている条件 下でのみ書込み可能です。 メッセージバッファの割当ては , 次の表のスキームに従って実行されます。N 番目の可能なメッセージバッファは , 設定 されたメッセージバッファのペイロード長さに依存します。メッセージバッファの最大数は 128 で , サポートされる最大 ペイロード長さは 254 バイトです。 メッセージバッファは , 連続した 3 つのグループに分割されます。 静的バッファ: 静的セグメントに割り当てられている送信 / 受信バッファ 静的 + 動的バッファ: 静的または動的セグメントに割り当てられている送信 / 受信バッファ FIFO: 受信 FIFO メッセージバッファ分割設定は , DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートの場合にのみ , MRC レジスタ のプログ ラムによってのみ変更可能です (7.1. メッセージ RAM 設定 (MRC) 参照 )。 最初のグループはメッセージバッファ 0 で開始され , 静的メッセージバッファのみで構成されます。 メッセージバッ ファ 0 は , SUCC1.TXST, SUCC1.TXSY, SUCC1.TSM により , ノード送信が 1 つの場合 , スタートアップフレーム / 同期フ レーム , またはシングルスロットフレームを保持するよう設定されています。さらに , メッセージバッファ 1 は , 同期フ レームまたはシングルスロットフレームに 2 つのチャネル上で異なるペイロードがある場合に , 同期フレーム送信に使用 されます。この場合 , ビット MRC.SPLM は “1” にプログラムされ , メッセージバッファはキースロット ID で 0 および 1 が設定されている必 要があり , また DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートでのみ ( 再 ) 設定可能です。 2 番目のグループは , 静的または動的セグメントに割り当てられたメッセージバッファで構成されます。 このグループ に属するメッセージバッファは , 動的から静的 , またはその逆方向への実行時間中に MRC.SEC[1:0] のステータスによっ て再設定される場合があります。 3 番目のグループに属するメッセージバッファは , 単独の受信 FIFO に連結されています。 メッセージバッファの割当て メッセージバッファ 0 ↓静的バッファ メッセージバッファ 1 ↓静的 + 動的 FDB バッファ ↓ FIFO FFB メッセージバッファ N-1 メッセージバッファ N 106 LCB DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet E-Ray レジスタマップ アドレス 記号 名前 リセット Acc ブロック 顧客レジスタ 0x0000 0x0004 顧客 CPU インタフェース仕様を参照 0x0008 CIF 0x000C 特殊レジスタ 0x0010 TEST1 テストレジスタ 1 0000 0300 r/w 0x0014 TEST2 テストレジスタ 2 0000 0000 r/w 予約 (1) 0000 0000 r 0000 0000 r/w 0x0018 0x001C LCK ロックレジスタ 0x0020 EIR エラー割込みレジスタ 0000 0000 r/w 0x0024 SIR ステータス割込みレジスタ 0000 0000 r/w 0x0028 EILS エラー割込みライン選択 0000 0000 r/w 0x002C SILS ステータス割込みライン選択 0303 FFFF r/w 0x0030 EIES エラー割込み許可セット 0000 0000 r/w 0x0034 EIER エラー割込み許可リセット 0000 0000 r/w 0x0038 SIES ステータス割込み許可セット 0000 0000 r/w 0x003C SIER ステータス割込み許可リセット 0000 0000 r/w 0x0040 ILE 割込みライン許可 0000 0000 r/w 0x0044 T0C タイマ 0 構成 0000 0000 r/w 0x0048 T1C タイマ 1 構成 0002 0000 r/w 0x004C STPW1 ストップウォッチレジスタ 1 0000 0000 r/w 0x0050 STPW2 ストップウォッチレジスタ 2 0000 0000 r/w 予約 (11) 0000 0000 r GIF GIF 割込みレジスタ 0x0054 ~ 0x007C INT CC 制御レジスタ 0x0080 SUCC1 SUC 構成レジスタ 1 0C40 1080 r/w 0x0084 SUCC2 SUC 構成レジスタ 2 0100 0504 r/w 0x0088 SUCC3 SUC 構成レジスタ 3 0000 0011 r/w 0x008C NEMC NEM 構成レジスタ 1 0000 0000 r/w 0x0090 PRTC1 PRT 構成レジスタ 1 084C 0633 r/w 0x0094 PRTC2 PRT 構成レジスタ 2 0F2D 0A0E r/w 0x0098 MHDC MHD 構成レジスタ 1 0000 0000 r/w 予約 (1) 0000 0000 r 0x00A0 GTUC1 GTU 構成レジスタ 1 0000 0280 r/w 0x00A4 GTUC2 GTU 構成レジスタ 2 0002 000A r/w 0x00A8 GTUC3 GTU 構成レジスタ 3 0202 0000 r/w 0x00AC GTUC4 GTU 構成レジスタ 4 0008 0007 r/w 0x00B0 GTUC5 GTU 構成レジスタ 5 0E00 0000 r/w 0x00B4 GTUC6 GTU 構成レジスタ 6 0002 0000 r/w 0x00B8 GTUC7 GTU 構成レジスタ 7 0002 0004 r/w 0x00BC GTUC8 GTU 構成レジスタ 8 0000 0002 r/w 0x00C0 GTUC9 GTU 構成レジスタ 9 0000 0101 r/w 0x00C4 GTUC10 GTU 構成レジスタ 10 0002 0005 r/w 0x00C8 GTUC11 GTU 構成レジスタ 11 0000 0000 r/w 0x009C September 26, 2014, DS07-16611-2 SUC NEM PRT MHD GTU 107 Data アドレス 記号 0x00CC ~ 0x00FC Sheet 名前 リセット Acc 予約 (13) 0000 0000 r ブロック CC ステータスレジスタ 0x0100 CCSV CC ステータスベクタ 0010 4000 r 0x0104 CCEV CC エラーベクタ 0000 0000 r 予約 (2) 0000 0000 r 0x0108 ~ 0x010C 0x0110 SCV スロットカウンタ値 0000 0000 r 0x0114 MTCCV マクロティックサイクルカウンタ値 0000 0000 r 0x0118 RCV レート補正値 0000 0000 r 0x011C OCV オフセット補正値 0000 0000 r 0x0120 SFS 同期フレームステータス 0000 0000 r 0x0124 SWNIT シンボルウィンドウおよび NIT ステー タス 0000 0000 r 0x0128 ACS 集合チャネルステータス 0000 0000 r/w 予約 (1) 0000 0000 r 偶数同期 ID [1 ~ 15] 0000 0000 r 予約 (1) 0000 0000 r 奇数同期 ID [1 ~ 15] 0000 0000 r 予約 (1) 0000 0000 r ネットワークマネジメントベクタ [1 ~ 3] 0000 0000 r 予約 (81) 0000 0000 r メッセージ RAM 構成 0180 0000 r/w 0x012C 0x0130 ~ 0x0168 ESIDn 0x016C 0x0170 ~ 0x01A8 OSIDn 0x01AC 0x01B0 ~ 0x01B8 NMVn 0x01BC ~ 0x02FC SUC GTU NEM メッセージバッファ制御レジスタ 0x0300 108 MRC 0x0304 FRF FIFO リジェクションフィルタ 0180 0000 r/w 0x0308 FRFM FIFO リジェクションフィルタマスク 0000 0000 r/w 0x030C FCL FIFO クリティカルレベル 0000 0080 r/w MHD DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet アドレス 記号 名前 リセット 0x0310 MHDS メッセージハンドラステータス 0000 0080 r/w 0x0314 LDTS 最終動的送信スロット 0000 0000 r 0x0318 FSR FIFO ステータスレジスタ 0000 0000 r 0x031C MHDF メッセージハンドラ制限フラグ 0000 0000 r/w 0x0320 TXRQ1 送信要求 1 0000 0000 r 0x0324 TXRQ2 送信要求 2 0000 0000 r 0x0328 TXRQ3 送信要求 3 0000 0000 r 0x032C TXRQ4 送信要求 4 0000 0000 r 0x0330 NDAT1 新データ 1 0000 0000 r 0x0334 NDAT2 新データ 2 0000 0000 r 0x0338 NDAT3 新データ 3 0000 0000 r 0x033C NDAT4 新データ 4 0000 0000 r 0x0340 MBSC1 メッセージバッファステータスの変更 1 0000 0000 r 0x0344 MBSC2 メッセージバッファステータスの変更 2 0000 0000 r 0x0348 MBSC3 メッセージバッファステータスの変更 3 0000 0000 r 0x034C MBSC4 メッセージバッファステータスの変更 4 0000 0000 r 予約 (40) 0000 0000 r r Acc ブロック メッセージバッファステータスレジスタ 0x0350 ~ 0x03EC MHD 識別レジスタ 0x03F0 CREL コアリリースレジスタ 0x03F4 ENDN エンディアンレジスタ [ リリース情報 ] 8765 4321 予約 (2) 0000 0000 r 0x03F8 ~ 0x03FC r GIF インプットバッファ 0x0400 ~ 0x04FC WRDSn ライトデータセクション [1 ~ 64] 0000 0000 r/w 0x0500 WRHS1 ライトヘッダセクション 1 0000 0000 r/w 0x0504 WRHS2 ライトヘッダセクション 2 0000 0000 r/w 0x0508 WRHS3 ライトヘッダセクション 3 0000 0000 r/w 予約 (1) 0000 0000 r/w 0x0510 IBCM インプットバッファコマンドマスク 0000 0000 r/w 0x0514 IBCR インプットバッファコマンド要求 0000 0000 r/w 予約 (58) 0000 0000 r 0x050C 0x0518 ~ 0x05FC IBF アウトプットバッファ 0x0600 ~ 0x06FC RDDSn リードデータセクション [1 ~ 64] 0000 0000 r 0x0700 RDHS1 リードヘッダセクション 1 0000 0000 r 0x0704 RDHS2 リードヘッダセクション 2 0000 0000 r 0x0708 RDHS3 リードヘッダセクション 3 0000 0000 r 0x070C MBS メッセージバッファステータス 0000 0000 r 0x0710 OBCM アウトプットバッファコマンドマスク 0000 0000 r/w 0x0714 OBCR アウトプットバッファコマンド要求 0000 0000 r/w 予約 (58) 0000 0000 r 0x0718 ~ 0x07FC September 26, 2014, DS07-16611-2 OBF 109 Data Sheet 2.顧客レジスタ 0x0000 ~ 0x000F のアドレス空間は , 顧客固有のレジスタのため予約されています。 実装された場合 , これらのレジスタ は顧客 CPU インタフェースブロックに配置されます。該当する顧客 CPU インタフェース仕様書に詳細があります。 CIF レジスタの仕様は以下のとおりです。 CIF0 = 0xD000, CIF1 = 0xD004, CIF2 = 0xD008, CIF3 = 0xD00C 顧客インタフェースロジック 31 0 バージョン CIF0 R CIF1 31 30 29 28 27 26 25 24 7 6 5 4 3 2 1 0 DREQO DLVLO DMODO DENBO DREQI DLVLI DMODI DENBI 0 0 0 0 0 0 0 0 初期 R/W(RM1) R/W R/W R/W R/W(RM1) R/W R/W R/W 属性 23 22 21 20 19 18 17 16 bit 7 6 5 4 3 2 1 0 MASK4 MASK3 MASK2 MASK1 MASK0 CIF1 CIF1 R R/W R/W(RM1) R0/W0 bit 0 0 0 0 0 0 0 0 初期 R0/W0 R0/W0 R0/W0 R/W R/W(RM1) R/W R/W R/W 属性 11 10 9 8 bit 15 14 13 7 6 5 RTEST 12 4 3 2 1 0 SWAP TREQ1 TENB1 TREQ0 TENB0 0 0 0 0 0 0 0 0 初期 R/W R0/W0 R0/W0 R/W R/W(RM1) R/W R/W(RM1) R/W 属性 読出し専用レジスタ 読出し / 書込みレジスタ 読出し / 書込みレジスタ (RMW で出力 “1”) 読出し専用レジスタ ( 常に出力 “1”, 書込み “0” 推奨 ) ここで説明されていないその他すべての CIF レジスタ (CIF2 および CIF3) は R0/W0 です。 parameter VERSION = 32' h04_FF_5B_FF; 0x04:Spansion 0xFF:Boot-ROM Device-ID 参照 0x5B:FR:91(0x5B), FX:96(0x60) 0xFF:E-Ray-ID 参照 110 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 2.1. Sheet CIF レジスタ機能 DENBI: DENBO: IBF で DMA 要求許可 OBF で DMA 要求許可 DENBx = 0 :DMA 要求無効 DENBx = 1 :DMA 要求許可 DMODI: DMODO: IBF で DMA 要求モード OBF で DMA 要求モード DMODx = 0 :DMA 要求モードは eray_ibusy/eray_obusy レベルモード DMODx = 1 :DMA 要求モードは eray_ibusy/eray_obusy エッジモード DLVLI: DLVLO: IBF で DMA レベル / エッジセレクタ OBF で DMA レベル / エッジセレクタ DMODx = 0 の場合 DLVLx = 0 :DMA 要求レベルはモードは非反転 eray_ibusy/eray_obusy DLVLx = 1 :DMA 要求レベルはモードは反転 eray_ibusy/eray_obusy DMODx = 1 の場合 DLVLx = 0 :DMA 要求は eray_ibusy/eray_obusy のネガティブエッジ DLVLx = 1 :DMA 要求は eray_ibusy/eray_obusy のポジティブエッジ DREQI: DREQO: IBF で DMA 要求フラグ OBF で DMA 要求フラグ DMODx = 0 の場合 DREQx = 読出し専用 , eray_ibusy/eray_obusy レベルを表示 - DLVLx で変更された場合 , 修正した eray_ibusy/eray_obusy レベルを表示 - 読出し修正書込みビット操作 “1” は読出し DMODx = 1 の場合 DREQx = 0 :DMA 要求非アクティブ DREQx = 1 :DMA 要求アクティブ DMA 転送開始後の場合 , 要求は自動的に “0” にクリア - DMA 要求をクリアにするために CPU によって “0” に書込み可能 - 読出し修正書込みビット操作 “1” は読出し MASK0: MASK1: MASK2: MASK3: MASK4: DMA チャネル 0 割込みマスク (OBF 設定 ) DMA チャネル 1 割込みマスク (OBF 設定 ) DMA チャネル 2 割込みマスク (OBF 設定 ) DMA チャネル 3 割込みマスク (OBF 設定 ) DMA チャネル 4 割込みマスク (OBF 設定 ) MASKx = 0 :DMA チャネル x 割込みはマスクされない MASKx = 1 :eray_obusy = 1 の間 , DMA チャネル x 割込みはマスクされる September 26, 2014, DS07-16611-2 111 Data TENB0: TENB1: Sheet タイマ 0 割込み許可 タイマ 1 割込み許可 TENBx = 0 : 直接の eray_tint0/eray_tint1 信号は割込み生成のために使用される TENBx = 1 : 登録された TREQx フラグは割込み生成のために使用される TREQ0: タイマ 0 割込み要求 TREQ1: タイマ 1 割込み要求 TENBx = 0 の場合 TREQx = 読出し専用 , eray_tint0/eray_tint1 レベルを表示 - 読出し修正書込みビット操作 “1” は読出し TENBx = 1 の場合 TREQx = 0 : タイマ割込み要求非アクティブ TREQx = 1 : タイマ割込み要求アクティブ - 割込み要求をクリアにするために CPU によって “0” に書込み可能 - 読出し修正書込みビット操作 “1” は読出し SWAP: IBF/OBF データスワップ許可 SWAP = 0 :IBF/OBF 上の読出しデータおよび書込みデータはスワップされない SWAP = 1 :IBF/OBF 上の読出しデータおよび書込みデータはスワップされる SWAP = 0 SWAP = 1 MD[ 7:0] = DW(n), byte(n-1) MD[ 15:8] = DW(n), byte(n) MD[23:16] = DW(n+1), byte(n+1) MD[31:24] = DW(n+1), byte(n+2) MD[ 7:0] = DW(n+1), byte(n+2) MD[ 15:8] = DW(n+1), byte(n+1) MD[23:16] = DW(n), byte(n) MD[31:24] = DW(n), byte(n-1) RTEST: RAM テストアドレス範囲許可 (TESTMODE のみ ) RTEST = 0 : 通常動作アドレスマッピング RTEST = 1 :RAM テスト動作アドレスマッピング (TMC[1:0]=01 のとき使用 ) 112 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 3.特殊レジスタ テストレジスタ 1 (TEST1) 3.1. テストレジスタ 1 は , 制御ビットを保持して E-Ray モジュールのテストモードを設定します。WRTEN ビット が “1” に設 定される場合 , これらのビットへの書込みアクセスだけが可能になります。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 TEST1 R CERB3 CERB2 CERB1 CERB0 CERA3 CERA2 CERA1 CERA0 0x0010 W 23 22 0 0 21 20 TXENB TXENA 19 18 TXB TXA 17 16 RXB RXA リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 AOB AOA 0 0 0 0 TMC1 TMC0 0 0 R ELBE WRTEN W リセット 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 WRTEN 書込みテストレジスタ許可 テストレジスタへの書込みアクセスが可能になります。ビット “0” から “1” に設定すると , 3.3. ロック レジスタ (LCK) セクションで定義したように , テストモードキーに書込みが行なわれます。その他の レジスタのビットの変更中に WRTEN が “1” を保持するときは , アンロックシーケンスは要求されませ ん。ビットはいつでも “0” にリセット可能です。 1 = テストレジスタへの書込みアクセス許可 0 = テストレジスタへの書込みアクセス禁止 ELBE 外部ループバック許可 ループバックテストを実行するには 2 つの方法があります。物理層またはシステムのセルフテストの 内部ループバック ( デフォルト ) を経由する外部ループバックです。内部ループバック端子 eray_txen1,2_n が , 非アクティブな状態の場合 , eray_txd1.2 端子は HIGH に設定され , eray_rxd1, 2 端子 は評価されません。ビット ELBE は , POC がループバックモードで , テストモード制御が通常動作 モード TMC[1:0] = "00" のときに限り評価されます。 1 = 外部ループバック 0 = 内部ループバック ( デフォルト ) TMC[1:0] テストモード制御 00, 11= 通常動作モード ( デフォルト ) 01 =RAM テストモード - E-Ray モジュールのすべての RAM ブロックはホストによって直接アクセス可 能です。このモードは , プロダクションテスト中に組み込み RAM ブロックのテストを可能にするため のものです。 10 =I/O テストモード - 出力端子 eray_txd1, eray_txd2, eray_txen1_n, eray_txen2_n, は , TXA, TXB, TXENA, TXENB ビット によって定義された値になります。入力端子 eray_rxd1, eray_rxd2 に適用された値は , レジスタビット RXA, RXB から読出し可能です。 AOA A 上のアクティビティ チャネルアイドル状態は FlexRay protocol 仕様書 v2.1, BITSTRB プロセス zChannelIdle に指定されてい ます。 1 = 検出されたアクティビティ , チャネル A はアイドルでない 0 = アクティビティは検出されない , チャネル A はアイドル AOB B 上のアクティビティ チャネルアイドル状態は FlexRay protocol 仕様書 v2.1, 3, BITSTRB プロセス zChannelIdle に指定されて います。 1 = 検出されたアクティビティ , チャネル B はアイドルでない 0 = アクティビティは検出されない , チャネル B はアイドル September 26, 2014, DS07-16611-2 113 Data Sheet CERA[3:0] コーディングエラーレポートチャネル A チャネル A でコーディングエラーが検出されたときに設定されます。レジスタ TEST1 が読出しまたは 書込みされるとき 0 にリセットされます。CERA[3:0] が設定されると , ホストが TEST1 レジスタにア クセスするまで変更されません。 0000 = 検出されたコーディングエラーなし 0001 = ヘッダ CRC エラー検出 0010 = フレーム CRC エラー検出 0011 = フレーム開始シーケンス FSS が長すぎる 0100 = バイト開始シーケンス BSS の最初のビットが LOW 0101 = バイト開始シーケンス BSS の 2 番目のビットが HIGH 0110 = フレーム終了シーケンス FES の最初のビットが HIGH 0111 = フレーム終了シーケンス FES の 2 番目のビットが LOW 1000 =CAS / MTS シンボルが短すぎる 1001 =CAS / MTS シンボルが長すぎる 1010 ~ 1111 = 予約 CERB[3:0] コーディングエラーレポートチャネル B チャネル B でコーディングエラーが検出されたときに設定されます。レジスタ TEST1 が読出しまたは 書込みされるとき 0 にリセットされます。CERB[3:0] が設定されると , ホストが TEST1 レジスタにア クセスするまで変更されません。 0000 = 検出されたコーディングエラーなし 0001 = ヘッダ CRC エラー検出 0010 = フレーム CRC エラー検出 0011 = フレーム開始シーケンス FSS が長すぎる 0100 = バイト開始シーケンス BSS の最初のビットが LOW 0101 = バイト開始シーケンス BSS の 2 番目のビットが HIGH 0110 = フレーム終了シーケンス FES の最初のビットが HIGH 0111 = フレーム終了シーケンス FES の 2 番目のビットが LOW 1000 =CAS / MTS シンボルが短すぎる 1001 =CAS / MTS シンボルが長すぎる 1010 ~ 1111 = 予約 (注意事項)CC が MONITOR_MODE のとき , コーディングエラーも通知されます。 CAS / MTS シンボルに関するエラーコードは , モニタされたビットパターンのみに関係し , ビットパターン がシンボルウィンドウやその他で見られる場合は意味はありません。 (注意事項)以下の TEST1 ビットを使用して , 各端子のドライブ / 読出しによる物理層へのインタフェースをテストしま す ( 接続性テスト ) 。 モニタチャネル A 受信端子 0 =eray_rxd1 = 0 1 =eray_rxd1 = 1 RXB モニタチャネル B 受信端子 0 =eray_rxd2 = 0 1 =eray_rxd2 = 1 TXA チャネル A 送信端子の制御 0 =eray_txd1 端子 , “0” 1 =eray_txd1 端子 , “1” TXB チャネル B 送信端子の制御 0 =eray_txd2 端子 , “0” 1 =eray_txd2 端子 , “1” TXENA チャネル A 送信イネーブル端子の制御 0 =eray_txen1_n 端子 , “0” 1 =eray_txen1_n 端子 , “1” TXENB チャネル B 送信イネーブル端子の制御 0 =eray_txen2_n 端子 , “0” 1 =eray_txen2_n 端子 , “1” RXA 114 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 3.1.1. Sheet 非同期送信モード (ATM) CC が CONFIG ステート , さらにビット TEST1.WRTEN が "1" に設定されている間に ,SUCC1.CMD[3:0]=1110 の書込みに よって非同期送信モードに入ります。この書込み動作に先だって , 設定ロックキー ( アンロックシーケンス ) への 2 つの 連続する書込みアクセスを行う必要があります。その他の状態や時点に呼び出されると , TEST1.WRTEN は設定されず , SUCC1.CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。E-Ray モジュールが ATM モードの間 , 読出し CCSV.POCS[5:0] は "00 1110 を返します。SUCC1.CMD[3:0] = 0001 (CHI コマンド : CONFIG) を書込むことで , 非同期送 信モードをそのままにすることができます。 IBCM.STXR が “1” に設定されているとき , IBCR.IBRH[6:0] への各メッセージバッファの数を書き込むことで , FlexRay ATM モード送信はトリガされます。このモードでは , ウェイクアップ , スタートアップ , およびクロック同期はバイパス されます。CHI コマンド SEND_MTS は , MTS シンボルの即時送信を行ないます。 ATM モードに送信されたフレームのサイクルカウンタ値は , MTCCV.CCV[5.0] (ATM およびループバックモードでのみ 書込み可能 ) を介してプログラム可能です。 3.1.2. ループバックモード CC が CONFIG ステート , さらに TEST1.WRTEN ビットが "1" に設定されている間 ,SUCC1.CMD[3:0]=1111 の書込みに よってループバックモードに入ります。この書込み動作に先だって , 設定ロックキー ( アンロックシーケンス ) への 2 つ の連続する書込みアクセスを行う必要があります。その他の状態や時点に呼び出されると , TEST1.WRTEN は設定され ず , SUCC1.CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。E-Ray モジュールがループバックモードの 間 , 読出し CCSV.POCS[5:0] は "00 1001" を返します。 SUCC1.CMD[3:0] = 0001 (CHI コマンド : CONFIG) を書込むことで , ループバックモードをそのままにすることができま す。 ループバックモードはモジュールの内部データパスを確認するためのものです。通常 , ループバックモードで時間トリ ガ動作は許可されていません。 ループバックテストを実行するには 2 つの方法があります。物理層 (TEST1.ELBE = 1 ) またはシステムのセルフテストの 内部ループバック (TEST1.ELBE = 0 ). 内部ループバック端子 eray_txen1,2_n が , 非アクティブな状態の場合 , eray_txd1,2 端子 は HIGH に設定され , eray_rxd1,2 端子は評価されません。 ループバックテストは , ホストで E-Ray モジュール設定されることで開始され , 入力バッファへのメッセージを書込み , レジスタ IBCR への書込みで、送信要求します。メッセージハンドラはメッセージ RAM にメッセージを送信して , 選択 したチャネルの送信バッファにメッセージを送信します。チャネルプロトコルコントローラ (PRT) は送信バッファの送 信部からメッセージを読出し (32 ビットワード ), Rx / Tx シフトレジスタにロードします。 シリアル送信はシフトレジスタにループバックされ , その内容は次のワードがロードされる前にチャネルの送信バッ ファの受信部に書き込まれます。 PRT とメッセージハンドラは , この転送メッセージを受信メッセージとして処理し , フレーム ID と受信チャネルで受付 フィルタリングを実行して , 受付フィルタリングにパスした場合は , メッセージをメッセージ RAM に保存します。ルー プバックテストは , ホストがメッセージ RAM からこの受信したメッセージを要求し , 出力バッファの内容を確認するこ とで終了します。 各 FlexRay チャネルは個別にテストされます。E-Ray は , ループバックモード中に FlexRay バスからのメッセージを受信 できません。 ループバックモードに使用されたフレームのサイクルカウンタ値は , MTCCV.CCV[5.0] (ATM およびループバックモー ドでのみ書込み可能 ) を介してプログラム可能です。 奇数ペイロードの場合 , ループバックペイロードの最後の 2 バイトは , 16 ビットで最後の 32 ビットデータワードの右内 部にシフトされます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 115 Data Sheet テストレジスタ 2 (TEST2) 3.2. テストレジスタ 2 は , E-Ray モジュールの 7 つの組み込み RAM ブロックの RAM テストを要求されたすべてのビットを 保持します。TEST1.WRTEN が “1” に設定される場合 , これらのレジスタへの書込みアクセスだけが可能になります。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 SSEL2 SSEL1 SSEL0 RS2 RS1 RS0 0 0 0 0 0 0 TEST2 R 0x0014 W R RDPB WRPB W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 RS[2:0] RAM 選択 RAM テストモードで RS[2:0] によって選択された RAM ブロックは , モジュールアドレス 0x400 ~ 7FF(1024 バイトアドレス ) にマップされます。 000 = 入力バッファ RAM 1 (IBF1) 001 = 入力バッファ RAM 2 (IBF2) 010 = 出力バッファ RAM 1 (OBF1) 011 = 出力バッファ RAM 2 (OBF2) 100 = 過渡バッファ RAM A (TBF1) 101 = 過渡バッファ RAM B (TBF2) 110 = メッセージ RAM (MBF) 111 = 未使用 SSEL[2:0] セグメント選択 完了メッセージ RAM (8192 バイトアドレス ) アクセス可能にするために , メッセージ RAM はセグメント化 されます。 000 = アクセス RAM バイト 0000h ~ 03FFh 許可 001 = アクセス RAM バイト 0400h ~ 07FFh 許可 010 = アクセス RAM バイト 0800h ~ 0BFFh 許可 011 = アクセス RAM バイト 0C00h ~ 0FFFh 許可 100 = アクセス RAM バイト 1000h ~ 13FFh 許可 101 = アクセス RAM バイト 1400h ~ 17FFh 許可 110 = アクセス RAM バイト 1800h ~ 1BFFh 許可 111 = アクセス RAM バイト 1C00h ~ 1FFFh 許可 WRPB 書込みパリティビット アドレスされた RAM ワードの 32 ビットに書き込まれるパリティビットの値 RDPB 116 読出しパリティビット アドレスされた RAM ワードの 32 ビットに読み出されるパリティビットの値 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 3.2.1. Sheet RAM テストモード RAM テストモードで (TEST1.TMC[1:0] = 01 ), 7 つの RAM ブロックのうちの 1 つはプログラミング TEST2.RS[2:0] によ る直接 RD / WR アクセスのために選択可能です。 選択した RAM ブロックの外部アクセスは , アドレス空間 400h ~ 7FFh (1024 バイトアドレス , または 256 ワードアドレス ) にマップされます。 メッセージ RAM の長さが可能なアドレス空間を超過しているため , メッセージ RAM は 1024 バイトのセグメントにセグ メント化されます。セグメントは , プログラミング TEST2.SSEL[2:0] によって選択可能です。 E-Ray RAM ブロックへの RAM テストモードアクセス 通常 動作 RAM テスト eray_addr[10:0] 000 RS[2:0] = 000 001 010 011 IBF2 OBF1 OBF2 100 101 TBF1 TBF2 3FC 400 IBF1 7FC 110 SSEL[2:0] = 000 001 010 011 100 101 110 111 MBF September 26, 2014, DS07-16611-2 117 Data Sheet ロックレジスタ (LCK) 3.3. ロックレジスタは書込み専用です。レジスタの読出しで 0x0000 0000 を返します。 bit LCK R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0x001C W リセット bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 R 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 W TMK7 TMK6 TMK5 TMK4 TMK3 TMK2 TMK1 TMK0 CLK7 CLK6 CLK5 CLK4 CLK3 CLK2 CLK1 CLK0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 リセット CLK[7:0] 設定ロックキー CONFIG ステートを書込み SUCC1.CMD[3:0] ( コマンド READY, MONITOR_MODE, ATM, LOOP_BACK) によって抜けるには , 設定ロックキー ( アンロックシーケンス ) への 2 つの連続した書 込みアクセスによって書込み動作を直接先行させる必要があります。この書込みシーケンスがその他 の書込みアクセスによって割り込まれる場合 , CC は CONFIG ステートで残り , シーケンスは繰り返さ れる必要があります。 最初の書込み :LCK.CLK[7:0]= 1100 1110 (0xCE) 2 回目の書込み :LCK.CLK[7:0]= 0011 0001 (0x31) 3 回目の書込み :SUCC1.CMD[3:0] TMK[7:0] テストモードキー TEST1.WRTEN ビットを書込むには , テストモードキー ( アンロックシーケンス ) への 2 つの連続する 書込みアクセスによって直接先行される必要があります。この書込みシーケンスがその他の書込みア クセスによって割り込まれる場合 , TEST1.WRTEN は “1” に設定されず , シーケンスは繰り返される必 要があります。 最初の書込み :LCK.TMK[7:0]= 0111 0101 (0x75) 2 回目の書込み :LCK.TMK[7:0]= 1000 1010 (0x8A) 3 回目の書込み :TEST1.WRTEN= 1 (注意事項) ホストが 8/16 ビットアクセスを使用して上記のビットフィールドを書き込む場合 , 残りのレジスタ バイト / ワードをコンパイラで挿入するといったダミーアクセスを行わないようにしてください。 118 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 4.割込みレジスタ 4.1. エラー割込みレジスタ (EIR) フラグは , CC がリストされたエラー状態の 1 つを検出するときに設定されます。ホストがそれらをクリアするまで , フ ラグは設定されたままです。フラグは , 対応するビット位置に “1” を書込むとクリアされます。”0” を書き込んでも , フ ラグに影響しません。ハードリセットによって , レジスタもクリアされます。 bit EIR R 31 30 29 28 27 0 0 0 0 0 0x0020 W 26 25 24 TABB LTVB EDB 23 22 21 20 19 0 0 0 0 0 18 17 16 TABA LTVA EDA リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 MHF IOBA IIBA EFA RFO PERR CCL CCF SFO SFBM CNA PEMC 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 R W リセット 0 0 0 0 PEMC POC エラーモード変更 CCEV.ERRM[1:0] によってエラー信号が変更されると , フラグが設定されます。 1 = エラーモード変更 0 = エラーモード変更なし CNA コマンド受入れ不可 要求コマンドが実際の POC ステートで有効でないため , または CHI コマンドがロックされた (CCL = 1 ) ため , CHI コマンドベクタ SUCC1.CMD[3:0] への書込みアクセスが成功しなかったということをこの フラグは示しています。 1 =CHI コマンド受入れ不可 0 =CHI コマンド受入れ SFBM 同期フレームが最小値以下 このフラグ信号は , 直前の通信サイクル中の同期フレーム受信数が , FlexRay プロトコルで必要とされ る制限値よりも低いことを示しています。スタートアップ中に設定されて , CC が NORMAL_ACTIVE ステートを入力後にホストからクリアされます。 1 = 必要な最低同期フレーム未満の値を受信 0 = 同期ノード :1 またはそれ以上の同期フレームを受信 非同期ノード :2 またはそれ以上の同期フレームを受信 SFO 同期フレームオーバーフロー 直前の通信サイクル中に受信した同期フレームの数が GTUC2.SNM[3:0] で定義された同期フレームの 最大数を超えたときに設定します。 1 =GTUC2.SNM[3:0] で設定された値以上の同期フレームを受信 0 = 受信した同期フレーム数≦ GTUC2.SNM[3:0] CCF クロック補正失敗 このフラグは以下のエラーが発生したときに , サイクルの終わりに設定されます。 • オフセットの損失 / レート補正 • クロック補正制限に達した クロック補正ステータスは , レジスタ CCEV と SFS でモニタされます。スタートアップ中に失敗が発 生し , ビット CCF は , CC が NORMAL_ACTIVE ステートを入力後にホストによってクリアされます。 1 = クロック補正失敗 0 = クロック補正エラーが発生していない CCL CHI コマンドロック このフラグは , プロトコル機能によってトリガされた POC ステート変更と一致するため , CHI コマン ドベクタ SUCC1.CMD[3:0] への書込みアクセスは正常に終了していないことを通知します。この場合 , ビット CNA は “1” に設定する必要があります。 1 =CHI コマンド受入れ不可 0 =CHI コマンド受入れ September 26, 2014, DS07-16611-2 119 Data PERR RFO EFA IIBA IOBA MHF Sheet パリティエラー このフラグはホストへのパリティエラーを通知します。フラグ MHDS.PIBF, MHDS.POBF, MHDS.PMR, MHDS.PTBF1, MHDS.PTBF2 のうち 1 つが “0” から “1” に遷移する場合に設定されます。 1 = パリティエラー検出 0 = パリティエラー検出なし 受信 FIFO オーバラン このフラグは , 受信 FIFO オーバランが検出されると , CC により設定されます。受信 FIFO オーバラン が発生すると , 最も古いメッセージが実際に受け取ったメッセージで上書きされます。実際の FIFO の ステータスはレジスタ FSR でモニタされます。 1 = 受信 FIFO オーバランが検出された 0 = 受信 FIFO オーバランが検出されていない 空 FIFO アクセス このフラグは , 受信 FIFO が空の状態でホストが受信 FIFO から出力バッファを介してメッセージの送 信を要求するとき , CC によって設定されます。 1 = 空の FIFO へのホストアクセスが発生 0 = 空の FIFO へのホストアクセスなし 不正入力バッファアクセス このフラグは , CC が CONFIG または DEFAULT_CONFIG ステートでない状態でホストが入力バッファ を介してメッセージバッファを修正するときに , CC によって設定されます。 1) ホストは入力バッファコマンド要求レジスタに以下の修正を書き込みます。 • メッセージバッファのヘッダセクション 0, 1 キースロットで送信の設定済みの場合 • 静的メッセージバッファのヘッダセクション , バッファ数 < MRC.FDB[7:0] MRC.SEC[1:0] = 01 • 静的または動的メッセージバッファのヘッダセクション , MRC.SEC[1:0] = 1x • 受信 FIFO に属するいずれかのメッセージバッファのヘッダ / データセクション 2) ホストは , IBCR.IBSYH が “1” に設定されているときに , 入力バッファのレジスタを書き込みます。 1 = 入力バッファへの不正ホストアクセス発生 0 = 入力バッファへの不正ホストアクセスなし 不正出力バッファアクセス このフラグは , OBCR.OBSYS が “1” に設定されている状態でホストがメッセージ RAM から出力バッ ファにメッセージバッファの送信を要求するとき , CC によって設定されます。 1 = 出力バッファへの不正ホストアクセス発生 0 = 出力バッファへの不正ホストアクセスなし メッセージハンドラ制限フラグ このフラグは , メッセージハンドラの違反状態の制限を通知します。フラグ MHDF.SNUA, MHDF.SNUB, MHDF.FNFA, MHDF.FNFB, MHDF.TBFA, MHDF.TBFB, MHDF.WAHP のうち 1 つが “0” か ら “1” に遷移する場合に , 設定されます。 1 = メッセージハンドラ失敗検出 0 = メッセージハンドラ失敗検出なし チャネル固有のエラーフラグ チャネル A でエラー検出 このビットは , フラグ ACS.SEDA, ACS.CEDA, ACS.CIA, ACS.SBVA のうち 1 つが “0” から “1” に遷移す る場合に設定されます。 1 = チャネル A でエラーを検出 0 = チャネル A でエラー検出なし LTVA チャネル A の最近の送信違反 フラグは , チャネル A での最近の送信違反をホストに通知します。 1 = チャネル A で最近の送信違反を検出 0 = チャネル A で最近の送信違反の検出なし TABA チャネル A での境界を超えた送信 フラグは , チャネル A での送信がスロット境界を超えていることをホストに通知します。 1 = チャネル A で境界を超えた送信を検出 0 = チャネル A で境界を超えた送信検出なし EDA 120 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet チャネル B でエラーを検出 このビットは , フラグ ACS.SEDB, ACS.CEDB, ACS.CIB, ACS.SBVB が “0” から “1” に遷移するときに設 定されます。 1 = チャネル B でエラーを検出 0 = チャネル B でエラー検出なし LTVB チャネル B の最近の送信違反 フラグは , チャネル B での最近の送信違反をホストに通知します。 1 = チャネル B で最近の送信違反を検出 0 = チャネル B で最近の送信違反の検出なし TABB チャネル B での境界を超えた送信 フラグは , チャネル B での送信がスロット境界を超えていることをホストに通知します。 1 = チャネル B で境界を超えた送信を検出 0 = チャネル B で境界を超えた送信検出なし EDB 4.2. ステータス割込みレジスタ (SIR) フラグは , CC がリストされたイベントの 1 つを検出するときに設定されます。ホストがそれらをクリアするまで , フラ グは設定されたままです。フラグは , 対応するビット位置に “1” を書込むとクリアされます。“0” を書き込んでも , フラ グに影響しません。ハードリセットによって , レジスタもクリアされます。 bit SIR R 31 30 29 28 27 26 0 0 0 0 0 0 0x0024 W 25 24 MTSB WUPB 23 22 21 20 19 18 0 0 0 0 0 0 17 16 MTSA WUPA リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 SDS MBSI SUCS SWE TOBC TIBC TI1 TI0 NMVC RFCL RFNE RXI TXI CYCS CAS WST 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 R W リセット Wakeup ステート このフラグは , ウェイクアップステータスベクタ CCSV.WSV[2:0] が変更されると設定されます。 1 = ウェイクアップステータス変更 0 = ウェイクアップステータス変更なし CAS 衝突回避シンボル このフラグは , STARTUP ステート中に CAS または起こりうる CAS を受信したときに , CC によって設 定されます。 1 =CAS シンボルと一致するビットパターンを受信 0 =CAS シンボルと一致するビットパターン受信なし CYCS サイクルスタート割込み このフラグは , 通信サイクルが開始したときに CC によって設定されます。 1 = 通信サイクル開始 0 = 開始された通信サイクルなし TXI 送信割込み このフラグは , 各メッセージバッファのビット MBI が “1” に設定されている場合 ( 表メッセージ RAM 内のメッセージバッファのヘッダセクション 参照 ), CC によってフレーム送信の終わりに設定されま す。 1 = 少なくとも 1 つのフレームが送信バッファから MBI = 1 で送信された 0 = フレームが送信バッファから MBI = 1 で送信されていない RXI 受信割込み このフラグは , メッセージバッファ ND フラグの設定状態を満たしている場合 (8.6. 新規データ 1/2/3/4 (NDAT1/2/3/4) 参照 ), およびそのメッセージバッファのビット MBI が “1” に設定されている場合 ( 表 メッセージ RAM 内のメッセージバッファのヘッダセクション 参照 ), CC によって設定されます。 1 = 少なくとも 1 つの 受信バッファの ND フラグ (MBI = 1 ) が , “1” に設定 0 = 受信バッファの ND フラグ (MBI = 1 ) が , “1” に設定されていない WST September 26, 2014, DS07-16611-2 121 Data Sheet 受信 FIFO が空でない このフラグは , 受信した有効なフレームが空の受信 FIFO に保存された場合に CC によって設定されま す。実際の 受信 FIFO のステータスはレジスタ FSR でモニタされます。 1 = 受信 FIFO が空でない 0 = 受信 FIFO が空 RFCL 受信 FIFO クリティカルレベル 受信 FIFO フィルレベル FSR.RFFL[7:0] が , FCL.CL[7:0] で設定されたクリティカルレベル以上のとき に , このフラグが設定されます。 1 = 受信 FIFO クリティカルレベルに達した 0 = 受信 FIFO がクリティカルレベル未満 NMVC ネットワーク管理ベクタの変更 この割込みフラグは , ホストに表示されるネットワーク管理ベクタでの変更を通知します。 1 = ネットワーク管理ベクタの変更 0 = ネットワーク管理ベクタの変更なし TI0 タイマ割込み 0 タイマ 0 がレジスタ T0C で設定された条件と一致する場合 , このフラグが設定されます。タイマ割込 み 0 は端子 eray_tint0 でも通知されます。 1 = タイマ割込み 0 発生 0 = タイマ割込み 0 なし TI1 タイマ割込み 1 タイマ 1 がレジスタ T1C で設定された条件と一致する場合 , このフラグが設定されます。タイマ割込 み 1 は端子 eray_tint1 でも通知されます。 1 = タイマ割込み 1 発生 0 = タイマ割込み 1 なし TIBC 入力バッファ送信完了 入力バッファからメッセージ RAM への送信が完了して , メッセージハンドラによって IBCR.IBSYS が リセットされたときにこのフラグが設定されます。 1 = 入力 バッファとメッセージ RAM 間の転送完了 0 = 転送完了なし TOBC 出力バッファ転送完了 メッセージ RAM から出力バッファへの転送が完了して , メッセージハンドラによって OBCR.OBSYS がリセットされたときにこのフラグが設定されます。 1 = メッセージ RAM と出力バッファ間の転送完了 0 = 転送完了なし SWE ストップウォッチイベント レジスタ STPW1 に位置する各コントローラビットによって有効な場合は , 端子 eray_stpwt の立上り エッジまたは立下りエッジ , 割込み 0, 1 イベント ( 端子 eray_int0 または eray_int1 の立上りエッジ ), ま たはソフトウェアトリガイベントがストップウォッチイベントを生成します。 1 = ストップウォッチイベント発生 0 = ストップウォッチイベントなし SUCS スタートアップが正常に完了 スタートアップが正常に完了して CC が NORMAL_ACTIVE ステートを入力するときに , このフラグが 設定されます。 1 = スタートアップが正常に完了 0 = スタートアップが正常に完了していない MBSI メッセージバッファステータス割込み このメッセージバッファのビット MBI が設定されている場合 ( 表 メッセージ RAM 内のメッセージ バッファのヘッダセクション参照 ) , メッセージバッファステータス MBS が変更されたときに CC に よって設定されます。 1 = 少なくとも 1 つのメッセージバッファのメッセージバッファステータス (MBI = 1 ) 変更 0 = メッセージバッファのメッセージバッファステータス (MBI = 1 ) 変更なし SDS 動的セグメントの開始 このフラグは , 動的セグメントが開始したときに CC によって設定されます。 1 = 動的セグメント開始 0 = 動的セグメントは開始されていない RFNE 122 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet チャネル固有のステータスフラグは以下のとおりです。 WUPA ウェイクアップパターンチャネル A ウェイクアップパターンがチャネル A で受信されたときに CC によってこのフラグが設定されます。 CC が , WAKEUP, READY, または STARTUP ステート , あるいはモニタモードのときにのみ設定されま す。 1 = チャネル A でウェイクアップパターン受信 0 = チャネル A でウェイクアップパターン受信なし MTSA チャネル A 上の MTS 受信 (vSS!ValidMTSA) 最後のシンボルウィンドウ中にチャネル A 上で受信されたメディアアクセステストシンボルを示しま す。各チャネルのシンボルウィンドウの終了時に CC により更新されます。 1 = チャネル A で MTS シンボル受信 0 = チャネル A で MTS シンボル受信なし WUPB ウェイクアップパターンチャネル B ウェイクアップパターンがチャネル B で受信されたときに CC によってこのフラグが設定されます。 CC が , WAKEUP, READY, または STARTUP ステート , あるいはモニタモードのときにのみ設定されま す。 1 = チャネル B でウェイクアップパターン受信 0 = チャネル B でウェイクアップパターン受信なし MTSB チャネル B 上の MTS 受信 (vSS!ValidMTSB) 最後のシンボルウィンドウ中にチャネル B 上で受信されたメディアアクセステストシンボルを示しま す。各チャネルのシンボルウィンドウの終了時に CC により更新されます。 1 = チャネル B で MTS シンボル受信 0 = チャネル B で MTS シンボル受信なし September 26, 2014, DS07-16611-2 123 Data Sheet エラー割り込みライン選択 (EILS) 4.3. bit EILS R 31 30 29 28 27 0 0 0 0 0 bit R 24 23 22 21 20 19 0 0 0 0 0 EDBL 18 17 TABAL LTVAL 16 EDAL 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 MHFL IOBAL IIBAL EFAL RFOL PERRL CCLL CCFL SFOL 0 0 0 0 0 0 0 0 0 W リセット 25 TABBL LTVBL 0x0028 W リセット 26 0 0 0 0 SFBML CNAL PEMCL 0 0 0 エラー割込みライン選択レジスタは , 以下のように , レジスタ EIR から 2 つのモジュール割込みラインのうちの 1 つから 特定のエラー割込みフラグによって生成された割込みを割り当てます。 1 = 割込みライン eray_int1 に割り当てられた割込み 0 = 割込みライン eray_int0 に割り当てられた割込み PEMCL CNAL SFBML SFOL CCFL CCLL PERRL RFOL EFAL IIBAL IOBAL MHFL EDAL LTVAL TABAL EDBL LTVBL TABBL 124 POC エラーモード変更割込みライン コマンドは受入れ不可割込みライン 同期フレームが最小以下割込みライン 同期フレームオーバーフロー割込みライン クロック補正失敗割込みライン CHI コマンドロック割込みライン パリティエラー割込みライン 受信 FIFO オーバラン割込みライン 空 FIFO アクセス割込みライン 不正入力バッファアクセス割込みライン 不正出力バッファアクセス割込みライン メッセージハンドラ制限フラグ割込みライン チャネル A でエラー検出割込みライン チャネル A の最近の送信違反割込みライン チャネル A での境界を超えた送信割込みライン チャネル B でエラー検出割込みライン チャネル B の最近の送信違反割込みライン チャネル B での境界を超えた送信割込みライン DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ステータス割込みライン選択 (SILS) 4.4. bit SILS R 31 30 29 28 27 26 0 0 0 0 0 0 bit R W リセット 24 23 22 21 20 19 18 0 0 0 0 0 0 MTSBL WUPBL 0x002C W リセット 25 17 16 MTSAL WUPAL 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 1 1 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 TI1L TI0L RXIL TXIL CYCSL CASL WSTL 1 1 1 1 1 1 1 SDSL 1 MBSIL SUCSL 1 1 SWEL TOBCL TIBCL 1 1 1 NMVCL RFCLL RFNEL 1 1 1 ステータス割込みライン選択レジスタは , 以下のように , レジスタ SIR から 2 つのモジュール割込みラインのうちの 1 つ から特定のステータス割込みフラグによって生成された割込みを割り当てます。 1 = 割込みライン eray_int1 に割り当てられた割込み 0 = 割込みライン eray_int0 に割り当てられた割込み WSTL CASL CYCSL TXIL RXIL RFNEL RFCLL NMVCL TI0L TI1L TIBCL TOBCL SWEL SUCSL MBSIL SDSL WUPAL MTSAL WUPBL MTSBL ウェイクアップステータス割込みライン 衝突回避シンボル割込みライン サイクルスタート割込みライン 送信割込みライン 受信割込みライン 受信 FIFO が空でない割込みライン 受信 FIFO クリティカルレベル割込みライン ネットワーク管理ベクタの変更割込みライン タイマ割込み 0 ライン タイマ割込み 1 ライン 入力バッファ転送完了割込みライン 出力バッファ転送完了割込みライン ストップウォッチイベント割込みライン スタートアップが正常に完了割込みライン メッセージバッファステータス割込みライン 動的セグメントの開始割込みライン ウェイクアップパターンチャネル A 割込みライン チャネル A 割込みラインでのメディアアクセステストシンボル ウェイクアップパターンチャネル B 割込みライン チャネル B 割込みラインでのメディアアクセステストシンボル September 26, 2014, DS07-16611-2 125 Data Sheet エラー割込み許可設定 / リセット (EIES, EIER) 4.5. エラー割込み許可レジスタにおいてエラー割込みレジスタ内のステータス変更を定義する設定で , 結果として割込みを 実行します。 bit EIES,R R 31 30 29 28 27 0 0 0 0 0 S:0x0030 R:0x003 W 4 リセット bit R 25 TABBE LTVBE 24 23 22 21 20 19 0 0 0 0 0 EDBE 18 17 TABAE LTVAE 16 EDAE 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 MHFE IOBAE IIBAE EFAE RFOE PERRE CCLE CCFE SFOE 0 0 0 0 0 0 0 0 0 W リセット 26 0 0 0 0 SFBME CNAE PEMCE 0 0 0 有効なビットが , アドレス 0x0030 への書込みによって設定され , アドレス 0x0034 への書込みによってリセットされま す。書込み “1” が , 特定の有効なビットを設定 / リセットし , 書込み “0” は影響しません。両方のアドレスからの読出し は , 同一の値になります。 1 = 割込み許可 0 = 割込み無効 PEMCE CNAE SFBME SFOE CCFE CCLE PERRE RFOE EFAE IIBAE IOBAE MHFE EDAE LTVAE TABAE EDBE LTVB E TABBE 126 POC エラーモード変更割込み許可 コマンドは受入れ不可割込み許可 同期フレームが最小以下割込み許可 同期フレームオーバーフロー割込み許可 クロック補正失敗割込み許可 CHI コマンドロック割込み許可 パリティエラー割込み許可 受信 FIFO オーバラン割込み許可 空 FIFO アクセス割込み許可 不正入力バッファアクセス割込み許可 不正出力バッファアクセス割込み許可 メッセージハンドラ制限フラグ割込み許可 チャネル A エラー検出割込み許可 チャネル A の最近の送信違反割込み許可 チャネル A での境界を超えた送信割込み許可 チャネル B エラー検出割込み許可 チャネル B の最近の送信違反割込み許可 チャネル B での境界を超えた送信割込み許可 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ステータス割込み許可設定 / リセット (SIES, SIER) 4.6. ステータス割込み許可レジスタにおいてステータス割込みレジスタ内のステータス変更を定義する設定で , 結果として 割込みを実行します。 bit SIES,R R 31 30 29 28 27 26 0 0 0 0 0 0 S:0x0038 R:0x003 W C リセット bit R W リセット 25 24 23 22 21 20 19 18 0 0 0 0 0 0 MTSBE WUPBE 17 16 MTSAE WUPAE 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 TI1E TI0E RXIE TXIE CYCSE CASE WSTE 0 0 0 0 0 0 0 SDSE 0 MBSIE SUCSE 0 0 SWEE TOBCE TIBCE 0 0 0 NMVCE RFCLE RFNEE 0 0 0 有効なビットが , アドレス 0x0038 への書込みによって設定され , アドレス 0x003C への書込みによってリセットされま す。“1” の書込みが , 特定の有効なビットを設定 / リセットし , “0” の 書込みは影響しません。両方のアドレスからの読出 しは , 同一の値になります。 1 = 割込み許可 0 = 割込み無効 WSTE CASE CYCSE TXIE RXIE RFNELE RFCLE NMVCE TI0E TI1E TIBCE TOBCE SWEE SUCSE MBSIE SDSE WUPAE MTSAE WUPBE MTSBE ウェイクアップステータス割込み許可 衝突回避シンボル割込み許可 サイクルスタート割込み許可 送信割込み許可 受信割込み許可 受信 FIFO が空でない割込み許可 受信 FIFO クリティカルレベル割込み許可 ネットワーク管理ベクタの変更割込み許可 タイマ 割込み 0 許可 タイマ 割込み 1 許可 入力バッファ転送完了割込み許可 出力バッファ転送完了割込み許可 ストップウォッチイベント割込み許可 スタートアップが正常に完了割込み許可 メッセージバッファステータス割込み許可 動的セグメントの開始割込み許可 ウェイクアップパターンチャネル A 割込み許可 チャネル A での MTS 受信割込み許可 ウェイクアップパターンチャネル B 割込み許可 チャネル B での MTS 受信割込み許可 September 26, 2014, DS07-16611-2 127 Data 4.7. Sheet 割込みライン許可 (ILE) ホスト (eray_int0, eray_int1) への 2 つの各割込みラインは , プログラミングビット EINT0 および EINT1 によって個別に 許可 / 禁止されます。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 EINT1 EINT0 0 0 ILE R 0x0040 W R W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 割込みライン 0 の許可 1 = 割込みライン eray_int0 許可 0 = 割込みライン eray_int0 禁止 EINT1 割込みライン 1 の許可 1 = 割込みライン eray_int1 許可 0 = 割込みライン eray_int1 禁止 EINT0 128 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 4.8. Sheet タイマ 0 構成 (T0C) 絶対タイマです。サイクルカウントおよびマクロティックについて , タイマ 0 割込みが発生した時点を示します。タイ マ 0 割込みがアサートされたとき , 出力信号 eray_tint0 は 1 つのマクロティックの継続時間を “1” に設定され , SIR.TI0 を “1” に設定されます。 POC が NORMAL_ACTIVE ステートまたは NORMAL_PASSIVE ステートのどちらかである限り , タイマ 0 を有効にする ことができます。NORMAL_ACTIVE ステートまたは NORMAL_PASSIVE ステートを抜けるとき (2 つのステート間の転 送は 除く ) , タイマ 0 は無効になります。 タイマの再設定の前に , 書込みビット T0RC を “0” に変更して , 最初にタイマを停止する必要があります。 bit T0C R 31 30 29 28 27 0 0 T0MO 13 T0MO 12 T0MO 11 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 T0MS T0RC 0 0 0x0044 W リセット bit R 25 24 23 22 21 20 19 18 T0CC6 T0CC5 T0CC4 T0CC3 T0CC2 T0CC1 T0CC0 0 0 0 0 0 17 16 T0MO T0MO9 T0MO8 T0MO7 T0MO6 T0MO5 T0MO4 T0MO3 T0MO2 T0MO1 T0MO0 10 0 W リセット 26 0 0 0 0 0 0 0 0 0 タイマ 0 実行制御 1 = タイマ 0 稼動 0 = タイマ 0 停止 T0MS タイマ 0 モード選択 1 = 連続モード 0 = シングルショットモード T0CC[6:0] タイマ 0 サイクルコード 7 ビットタイマ 0 サイクルコードは , タイマ 0 割込みの生成に使用されるサイクルセットを決定しま す。サイクルコードの設定の詳細については , 「7.2. サイクルカウンタフィルタリング」を参照して ください。 T0MO[13:0] タイマ 0 マクロティックオフセット 割込みが発生するサイクルの始めから , マクロチックオフセットを設定します。サイクルセットの各 サイクルのこのオフセットで , タイマ 0 割込みが発生します。 T0RC (注意事項) タイマ 0 の設定はマクロティックカウンタ値と比較されますが , タイマ 0 の個別のカウンタはありません。 CC が NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE ステートから抜ける場合 , あるいはタイマ0がホスト コマンドによって停止された場合 , 出力信号 eray_tint0 はただちに '0' にリセットされます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 129 Data Sheet タイマ 1 構成 (T1C) 4.9. 相対タイマです。特定の数のマクロティックが時間切れになった後で , タイマ 1 割込みがアサートされ , 出力信号 eray_tint1 が 1 つのマクロティックの継続時間として "1" に設定され SIR.TI1 が "1" に設定されます。 POC が NORMAL_ACTIVE ステートまたは NORMAL_PASSIVE ステートのどちらかである限り , タイマ 1 を有効にする ことができます。NORMAL_ACTIVE ステートまたは NORMAL_PASSIVE ステートを抜けるとき (2 つのステート間の転 送は除く ), タイマ 1 は無効になります。 タイマの再設定の前に , 書込みビット T1RC を "0" に変更して , 最初にタイマを停止する必要があります。 bit T1C R 31 30 0 0 0x0048 W 29 28 27 26 T1MC 13 T1MC 12 T1MC 11 T1MC 10 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 T1MC9 T1MC8 T1MC7 T1MC6 T1MC5 T1MC4 T1MC3 T1MC2 T1MC1 T1MC0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 T1MS T1RC 0 0 R W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 タイマ 1 実行制御 1 = タイマ 1 稼動 0 = タイマ 1 停止 T1MS タイマ 1 モード選択 T1RC 1 = 連続モード 0 = シングルショットモード T1MC[13:0] タイマ 1 マクロティックカウント 設定されたマクロティックカウントに達したとき , タイマ 1 割込みが生成されます。設定されたマク ロティックカウントが有効範囲内でない場合は , タイマ 1 は開始されません。 有効値は以下のとおりです。 2 ~ 16383 MT 連続モード 1 ~ 16383 MT シングルショットモード (注意事項)CC が NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE ステートを抜けた場合 , またはホストコマンドによっ てタイマ 1 が停止された場合 , 出力信号 eray_tint1 は即座に "0" にリセットされます。 130 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 4.10. ストップウォッチレジスタ 1 (STPW1) 端子 eray_stpwt の立上りエッジまたは立下りエッジによって , 割込み 0, 1 イベント ( 端子 eray_int0 または eray_int1 の立 上りエッジ ) , ホストによって , または SSWT を "1" に設定する書込みビットによって , ストップウォッチは有効になりま す。ストップウォッチのアクティブ化に続くマクロティックカウンタの増分によって , チャネル A と B のスロットカウ ンタ値がレジスタ STPW 2 でキャプチャ中に , 実際のサイクルカウンタとマクロティック値はレジスタ STPW1 内でキャ プチャされます。 bit 31 STPW1 R 30 29 28 27 0 0 SMTV 13 SMTV 12 SMTV 11 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 EINT1 EINT0 EETP SSWT EDGE SWMS ESWT 0 0 0 0 0 0 0 SMTV SMTV9 SMTV8 SMTV7 SMTV6 SMTV5 SMTV4 SMTV3 SMTV2 SMTV1 SMTV0 10 0x004C W リセット bit R SCCV5 SCCV4 SCCV3 SCCV2 SCCV1 SCCV0 0 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ESWT 有効なストップウォッチトリガ 入力 eray_stpwt または割込み 0, 1 イベント ( 端子 eray_int0 または eray_int1 の立上りエッジ ) のエッ ジが有効にされた場合 , ストップウォッチをアクティブにします。ストップウォッチイベント発生後 , シングルショットモードではこのビットは "0" にリセットされます。 1 = ストップウォッチトリガ有効 0 = ストップウォッチトリガ無効 SWMS ストップウォッチモード選択 1 = 連続モード 0 = シングルショットモード EDGE ストップウォッチトリガエッジ選択 1 = 立上りエッジ 0 = 立下りエッジ SSWT ソフトウェアストップウォッチトリガ ホストがこのビットを "1" に書込むとき , ストップウォッチが有効になります。実際のサイクルカウ ンタとマクロティック値がストップウォッチレジスタ保存された後 , このビットは "0" にリセットさ れます。このビットは ESWT = "0" の間にのみ書込み可能です。 1 = ソフトウェアトリガによってストップウォッチ有効 0 = ソフトウェアトリガリセット EETP 有効外部トリガ端子 ESWT = "1" の場合 , 端子 eray_stpwt を介してストップウォッチトリガイベントを有効にします。 1 = 端子 eray_stpwt トリガストップウォッチ上のエッジ 0 = 端子 eray_stpwt 経由のストップウォッチトリガ無効 EINT0 有効割込み 0 トリガ ESWT = "1" の場合 , 割込み 0 イベントによってストップウォッチトリガを有効にします。 1 = 割込み 0 イベントトリガストップウォッチ 0 = 割込み 0 によるストップウォッチトリガ無効 EINT1 有効割込み 1 トリガ ESWT = "1" の場合 , 割込み 1 イベントによってストップウォッチトリガを有効にします。 1 = 割込み 1 イベントトリガストップウォッチ 0 = 割込み 1 によるストップウォッチトリガ無効 SCCV[5:0] ストップウォッチキャプチャサイクルカウンタ値 ストップウォッチイベント発生時のサイクルカウンタのステータスです。有効な値は , 0 ~ 63 です。 SMTV[13:0] ストップウォッチキャプチャマクロティック値 ストップウォッチイベント発生時のマクロティックカウンタのステータスです。有効な値は , 0 ~ 16000 です。 ビット ESWT と SSWT を同時に "1" に設定できません。この場合 , 書込みアクセスは無視され , 両方 のビットは以前の値を保持します。外部ストップウォッチトリガまたはソフトウェアストップウォッ チトリガのどちらかが使用されます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 131 Data Sheet 4.11. ストップウォッチレジスタ 2 (STPW2) bit 31 STPW2 R 30 29 28 27 0 0 0 0 0 リセット 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB SSCVB 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0x0050 W R 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 SSCVA1 SSCVA9 SSCVA8 SSCVA7 SSCVA6 SSCVA5 SSCVA4 SSCVA3 SSCVA2 SSCVA1 SSCVA0 0 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 SSCVA[10:0]ストップウォッチキャプチャスロットカウンタ値チャネル A ストップウォッチイベント発生時のチャネル A のスロットカウンタのステータスです。有効な値は , 0 ~ 2047 です。 SSCVB[10:0]ストップウォッチキャプチャスロットカウンタ値チャネル B ストップウォッチイベント発生時のチャネル B のスロットカウンタのステータスです。有効な値は , 0 ~ 2047 です。 5.CC 制御レジスタ 本セクションでは , ホストが CC の動作を制御できるように CC により提供されるレジスタについて説明します。 FlexRay プロトコル仕様では , ホストがアプリケーション設定データを CONFIG 状態にのみ書込むことが要求されています。 DEFAULT_CONFIG 状態では , 設定レジスタへの書込みがロックされていないことに注意してください。 ハードリセットにより DEFAULT_CONFIG 状態に入ると設定データがリセットされます。POC 状態を DEFAULT_CONFIG から CONFIG 状態に遷移するには , ホストは CHI コマンド CONFIG を適用する必要があります。ホ ストが CC を CONFIG 状態から遷移する場合は , ホストは「3.3. ロックレジスタ (LCK)」で説明されているように処理す る必要があります。 アスタリスク (*) が付いたすべてのビットは , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態のみで更新することができま す。 SUC 設定レジスタ 1 (SUCC1) 5.1. bit SUCC1 R 31 30 29 28 0 0 0 0 27 26 25 24 23 CCHB* CCHA* MTSB* MTSA* HCSE* 0x0080 W 22 21 20 TSM* WUCS* PTA4* 19 18 17 16 PTA3* PTA2* PTA1* PTA0* リセット 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 PBSY 0 0 0 CMD3 CMD2 CMD1 CMD0 0 0 0 0 R W リセット 0 CSA4* CSA3* CSA2* CSA1* CSA0* 0 0 0 1 0 TXSY* TXST* 0 0 0 1 0 0 0 CMD[3:0] CHI コマンドベクタ ホストは , どの CHI コマンドにいつでも書込み可能ですが , 特定のコマンドは特定の POC 状態でのみ 有効です。コマンドが有効でない場合 , そのコマンドは実行されず , CHI コマンドベクタ CMD[3:0] が "0000" = command_not_accepted にリセットされ , フラグ EIR.CNA が "1" に設定されます。EIR.CCL が EIR.CNA とともに "1" に設定された場合 , CHI コマンドを繰り返す必要があります。CC が既に要 求された POC 状態にある間に POC 状態の変更コマンドを適用すると , このコマンドは無視されま す。 0000 =command_not_accepted 0001 =CONFIG 0010 =READY 0011 =WAKEUP 0100 =RUN 132 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 0101 =ALL_SLOTS 0110 =HALT 0111 =FREEZE 1000 =SEND_MTS 1001 =ALLOW_COLDSTART 1010 =RESET_STATUS_INDICATORS 1011 =MONITOR_MODE 1100 =CLEAR_RAMS 1101 = 予約 1110 = 予約 1111 = 予約 CMD[3:0] の読出しは , 受付けられた最後の CHI コマンドかどうかを示します。実際の POC 状態は , CCSV.POCS[5:0] によりモニタされます。予約された CHI コマンドは , ハードウェアテスト機能に属 します。 September 26, 2014, DS07-16611-2 133 Data Sheet command_not_accepted CMD[3:0] は , 下記の条件のうち 1 つに該当した場合 "0000" にリセットされます。 • 不正なコマンドがホストにより適用された場合 • ホストが , その前の構成ロックキーなしで , CONFIG 状態から遷移するコマンドを適用した場合 • ホストが , 直前のホストコマンドの実行が完了していないうちに新しいコマンドを適用した場合 • ホストが command_not_accepted を書込む場合 CMD[3:0] が "0000" にリセットされると , EIR.CNA が設定され , 有効な場合は , 割込みが発生します。 受付けられないコマンドは実行されません。 CONFIG POC 状態 DEFAULT_CONFIG, READY, または MONITOR_MODE で呼び出されると , POC 状態 CONFIG に遷移します。HALT 状態で呼び出されると , CC は POC 状態 DEFAULT_CONFIG に遷移し ます。その他の状態で呼び出されると , CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットさ れます。 READY POC 状態 CONFIG, NORMAL_ACTIVE, NORMAL_PASSIVE, STARTUP, または WAKEUP で呼び出さ れると , POC 状態 READY に遷移します。その他の状態で呼び出されると , CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。 WAKEUP POC 状態 READY で呼び出されると ,POC 状態 WAKEUP に遷移します。その他の状態で呼び出され る と ,CMD[3:0] は "0000"=command_not_accepted にリセットされます。 RUN POC 状態 READY で呼び出されると , POC 状態 STARTUP に遷移します。その他の状態で呼び出され ると , CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。 ALL_SLOTS POC 状態 NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE で呼び出されると , 次のサイクルの終了時の スタートアップ / 統合の成功後に , SINGLE スロットモードから遷移します。その他の状態で呼び出さ れると , CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。 HALT POC 状態 NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE で呼び出されると , 次のサイクルの終了時に 停止要求 CCSV.HRQ を設定し , POC 状態 HALT に遷移します。その他の状態で呼び出されると , CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。 FREEZE フリーズステータスインジケータ CCSV.FSI を設定し , 直ちに POC 状態 HALT に遷移します。どの状 態からも呼び出すことができます。 SEND_MTS CC が ALL スロットモード (CCSV.SLM[1:0] = 11) に入った後 POC 状態 NORMAL_ACTIVE が呼び出 されると , MTSA, MTSB で設定したチャネル上の次のシンボルウィンドウ中に , シングル MTS シンボルを送信します。 その他の状態で呼び出されるか , 以前に要求された MTS がまだ送信されていない間に呼び出されると , CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。 ALLOW_COLDSTART このコマンドは , ノードの先行コールドスタートを有効にするために , CCSV.CSI をリセットします。 状態 DEFAULT_CONFIG, CONFIG, または HALT で呼び出されると , CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。先行コールドスタートを有効にするには , TXST と TXSY の両方を設定する必要もあります。 134 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet RESET_STATUS_INDICATORS ステータスフラグ CCSV.FSI, CCSV.HRQ, CCSV.CSNI, CCSV.CSAI, CCSV.WSV[2:0], およびレジスタ CCEV をリセットします。どの状態からも呼び出すことができます。 MONITOR_MODE POC 状態 CONFIG で呼び出されると , MONITOR_MODE に入ります。このモードでは , CC は FlexRay フレームと CAS / MTS シンボルを受信できます。コーディングエラーも検出できます。受信 したフレームの時間的整合性はチェックされません。このモードは , FlexRay ネットワークのスター トアップが失敗したときなど , デバッグの目的に使用できます。その他の状態で呼び出されると , CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。詳細は , 「5.4.MONITOR_MODE」を参照してください。 CLEAR_RAMS DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態で呼び出されると , MHDS.CRAM を設定します。その 他の状態で呼び出されると , CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted にリセットされます。CC がハードリセットから遷移すると , MHDS.CRAM も設定されます。MHDS.CRAM を設定すると , すべ ての内部 RAM ブロックがゼロに初期化されます。RAM の初期化中は , PBSY は POC ビジーを示しま す。CHI コマンド CLEAR_RAMS の実行中に , 設定レジスタとステータスレジスタにアクセスするこ とができます。 E-Ray 内部 RAM ブロックの初期化には , 2048 eray_bclk サイクルが必要です。ハードリセットの後ま たは CHI コマンド CLEAR_RAMS のアサート後 , 内部 RAM ブロックの初期化中に , どのホストも IBF または OBF にアクセスしてはなりません。CHI コマンド CLEAR_RAMS のアサート前に , ホストは , メッセージ RAM および IBF / OBF 間に何も転送されていないこと , または過渡バッファ RAM が進行 中であることを確認する必要があります。このコマンドは , メッセージバッファステータスレジスタ MHDS, LDTS, FSR, MHDF, TXRQ1/2/3/4, NDAT1/2/3/4, および MBSC1/2/3/4 もリセットします。 (注意事項)CLEAR_RAMS と SEND_MTS を除くすべての受付けられるコマンドにより , CHI 入力信号 eray_select の立下 りエッジから数えて , 2 つのクロック eray_bclk と eray_sclk のうち遅い方の多くとも 8 サイクル後に , レジ スタ CCSV が変更されます。これは , コマンドが適用されたとき POC がビジーではなく , その時間フレーム 内でバスアクティビティにより POC 状態が強制的に変更されないことを前提としています。レジスタ CCSV の読出しは , eray_sclk から eray_bclk ドメインへの同期およびホスト固有の CPU インタフェースにより遅延 されたデータを示します。 POC ビジー POC がビジーで , ホストからコマンドを受信できないことを示す信号です。CMD[3:0] は , ライトアク セスに対してロックされます。ハードリセット後 , 内部 RAM ブロックの初期化中に "1" に設定されま す。 1 =POC がビジー。CMD[3:0] がロックされる 0 =POC がビジーではない。CMD[3:0] が書込み可能 TXST キースロットでのスタートアップフレームの送信 (pKeySlotUsedForStartup) キースロットをスタートアップフレームの送信のために使用するかどうかを定義します。このビット は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。 1 = キースロットがスタートアップフレームの送信に使用され , ノードは先行または後続コールドス タート 0 = キースロットではスタートアップフレームの送信が行なわれず , ノードはコールドスタートではな い TXST キースロットでの同期フレームの送信 (pKeySlotUsedForSync) キースロットを同期フレームの送信のために使用するかどうかを定義します。このビットは , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。 1 = キースロットが同期フレームの送信に使用され , ノードは同期ノード 0 = キースロットでは同期フレームの送信が行なわれず , ノードは同期でもコールドスタートでもない プロトコルでは , TXST と TXSY がコールドスタートノードに設定される必要があります。 CSA[4:0] コールドスタート試行回数 (gColdStartAttempts) コールドスタートノードが , 他のノードから有効な応答を受け取らずにネットワークをスタートアッ プできる試行回数の最大値を設定します。DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可 能です。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 2 ~ 31 です。 PBSY September 26, 2014, DS07-16611-2 135 Data Sheet PTA[4:0] パッシブからアクティブへの遷移 (pAllowPassiveToActive) CC が NORMAL_PASSIVE 状態から NORMAL_ACTIVE 状態への変移を許可される前に , 有効クロッ ク補正時間がなければならない連続した偶数 / 奇数のサイクルペアの数を定義します。"00000" に設 定すると , CC は NORMAL_PASSIVE 状態から NORMAL_ACTIVE 状態に遷移できません。 DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。有効な値は , 0 ~ 31 の偶数 / 奇数 のサイクルペアです。 WUCS ウェイクアップチャネル選択 (pWakeupChannel) このビットを使って , ホストは , CC がウェイクアップパターンを送信するチャネルを選択します。 DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でない場合 , CC はこのビットの変更を無視します。 1 = チャネル B でウェイクアップパターンを送信する 0 = チャネル A でウェイクアップパターンを送信する TSM 送信スロットモード (pSingleSlotEnabled) 初期の送信スロットモードを選択します。SINGLE スロットモードでは , CC は事前設定されたキース ロットのみで送信します。キースロット ID は , ビット MRC.SPLM に応じてそれぞれメッセージバッ ファ 0 および 1 のヘッダセクションに設定されています。 TSM = 1 の場合 , 各メッセージバッファ 0,1 は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ設定 ( 再設定 ) できます。ALL スロットモー ドでは , CC はすべてのスロットで送信します。TSM は , ホストのみが設定 / リセットできる設定ビッ トです。このビットは , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ書込み可能です。POC 状態 NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE で CMD[3:0] = 0101 を書込むことにより , ホスト が ALL_SLOTS コマンドを正常に適用すると , CC は ALL スロットモードに遷移します。実際のス ロットモードは , CCSV.SLM[1:0] によりモニタされます。 1 =SINGLE スロットモード ( ハードリセット後のデフォルト ) 0 =ALL スロットモード HCSE クロック同期エラーによる停止 (pAllowHaltDueToClock) クロック同期エラーによる HALT 状態への遷移を制御します。このビットは , DEFAULT_CONFIG 状 態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。 1 =CC が HALT 状態に遷移する 0 =CC が NORMAL_PASSIVE に遷移 / 維持する MTSA MTS 送信のチャネル A の選択 このビットは , MTS シンボル送信のためにチャネル A を選択します。フラグは , デフォルトによりリ セットされ , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。 1 =MTS 送信にチャネル A が選択される 0 =MTS 送信にチャネル A が無効になる MTSB MTS 送信のチャネル B の選択 このビットは , MTS シンボル送信のためにチャネル B を選択します。フラグは , デフォルトによりリ セットされ , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。 1 =MTS 送信にチャネル B が選択される 0 =MTS 送信にチャネル B が無効になる MTSA と MTSB の両ビットが "1" に設定された場合 , CMD[3:0] = "1000" を書き込んで要求されると , MTS シンボルは両方のチャネルで送信されます。 CCHA チャネル A に接続 (pChannels) ノードをチャネル A に接続するかどうかを設定します。 1 = ノードをチャネル A に接続する ( ハードリセット後のデフォルト ) 0 = チャネル A に接続しない CCHB チャネル B に接続 (pChannels) ノードをチャネル B に接続するかどうかを設定します。 1 = ノードをチャネル B に接続する ( ハードリセット後のデフォルト ) 0 = チャネル B に接続しない 136 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 5.2. Sheet SUC 設定レジスタ 2 (SUCC2) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit SUCC2 R 31 30 29 28 0 0 0 0 0x0084 W リセット bit R W リセット 27 26 25 24 LTN3* LTN2* LTN1* LTN0* 23 22 21 0 0 0 20 19 18 17 16 LT20* LT19* LT18* LT17* LT16* 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 LT15* LT14* LT13* LT12* LT11* LT10* LT9* LT8* LT7* LT6* LT5* LT4* LT3* LT2* LT1* LT0* 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 LT[20:0] リスンタイムアウト (pdListenTimeout) ウェイクアップ / スタートアップのリスンタイムアウトを T 単位で設定します。pdListenTimeout の 範囲は , 1284 ~ 1283846 T です。 LTN[3:0] リスンタイムアウトノイズ (gListenNoise - 1) ノイズが発生している状態でのスタートアップとウェイクアップのリスンタイムアウトの上限値を , pdListenTimeout の倍数で設定します。gListenNoise の範囲は 2 ~ 16 です。LTN[3:0] は , クラスタの 全ノードで同一に設定してください。 (注意事項)ウェイクアップ / スタートアップのノイズタイムアウトは , 次のように計算されます。 pdListenTimeout •gListenNoise = LT[20:0] •(LTN[3:0] + 1) 5.3. SUC 設定レジスタ 3 (SUCC3) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 SUCC3 R 0x0088 W R WCF3* WCF2* WCF1* WCF0* WCP3* WCP2* WCP1* WCP0* W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 WCP[3:0] クロック補正パッシブなしの最大値 (gMaxWithoutClockCorrectionPassive) CC が NORMAL_ACTIVE 状態から NORMAL_PASSIVE 状態への変移を発生する損失クロック補正時 間 で , 連続した偶数 / 奇数のサイクルペアの数を定義します。クラスタの全ノードで同一にしてくださ い。有効な値は , 1 ~ 15 サイクルペアです。 WCF[3:0] クロック補正フェータルなしの最大値 (gMaxWithoutClockCorrectionFatal) NORMAL_PASSIVE 状態または NORMAL_ACTIVE 状態から HALT 状態への変移を発生する損失ク ロック補正時間で , 連続した偶数 / 奇数のサイクルペアの数を定義します。クラスタの全ノードで同 一にしてください。有効な値は , 1 ~ 15 サイクルペアです。 September 26, 2014, DS07-16611-2 137 Data 5.4. Sheet NEM 設定レジスタ (NEMC) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit NEMC R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0x008C W リセット bit R NML3* NML2* NML1* NML0* W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 NML[3:0] ネットワークマネジメントベクタ長 (gNetworkManagementVectorLength) これらのビットは , NM ベクタの長さを設定します。設定される長さは , クラスタの全ノードで同一に してください。有効な値は , 0 ~ 12 バイトです。 5.5. PRT 設定レジスタ 1 (PRTC1) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit 31 PRTC1 R 0x0090 W リセット bit R W リセット 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 RWP5* RWP4* RWP3* RWP2* RWP1* RWP0* 0 0 0 0 1 15 14 13 12 BRP1* BRP0* SPP1* SPP0* 0 0 0 0 RXW8* RXW7* RXW6* RXW5* RXW4* RXW3* RXW2* RXW1* RXW0* 0 0 0 0 1 0 0 1 1 0 0 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 CASM6 CASM5* CASM4* CASM3* CASM2* CASM1* CASM0* TSST3* TSST2* TSST1* TSST0* 0 1 1 0 0 0 1 1 0 0 1 1 TSST[3:0] 送信スタートシーケンストランスミッタ (gdTSSTransmitter) 送信スタートシーケンス (TSS) の時間をビット時間単位 (1 ビット時間 = 4 T = 100ns @ 10Mbps) で 設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 3 ~ 15 ビット時間です。 CASM[6:0] 最大衝突回避シンボル値 (gdCASRxLowMax) 衝突回避シンボル (CAS) の受入れウィンドウの上限を設定します。CASM6 は "1" に固定されます。 有効な値は , 67 ~ 99 ビット時間です。 SPP[1:0] ストローブポイント位置 ストローブのサンプルカウント値を定義します。ストローブビット値は , SPP[1:0] によって設定され た値までサンプルカウントが増加したときに採決された値に設定されます。 00, 11= サンプル 5 ( デフォルト ) 01 = サンプル 4 10 = サンプル 6 現行の FlexRay プロトコル ( 改版 2.1) では , SPP[1:0] = 00 である必要があります。代替ストローブポ イント位置は , 物理層における非対称を補正するために使用されます。 138 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet BRP[1:0] ボーレートプリスケーラ (gdSampleClockPeriod, pSamplesPerMicrotick) ボーレートプリスケーラは , FlexRay バス上のボーレートを設定します。下記のボーレートは , サンプ ルクロック eray_sclk = 80 MHz で有効です。 1 ビット時間は , 設定されたボーレートに関係なく , 常に 8 サンプルで構成されます。 00 =10 MBit/s ( デフォルト ) gdSampleClockPeriod = 12.5 ns = 1 •eray_sclk pSamplesPerMicrotick = 2 (1 T = 25 ns) 01 =5 MBit/s gdSampleClockPeriod = 25 ns = 2 •eray_sclk pSamplesPerMicrotick = 1 (1 T = 25 ns) 10, 11 =2.5 MBit/s gdSampleClockPeriod = 50 ns = 4 •eray_sclk pSamplesPerMicrotick = 1 (1 T = 50 ns) RXW[8:0] ウェイクアップシンボル受信ウィンドウ長 (gdWakeupSymbolRxWindow) 受信したウェイクアップパターンの継続時間をテストするためにノードが使用するビット時間の数を 設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 76 ~ 301 ビット時間です。 RWP[5:0] Tx ウェイクアップパターンの繰返し (pWakeupPattern) Tx ウェイクアップシンボルの繰返し ( シーケンス ) 回数を設定します。有効な値は , 2 ~ 63 です。 5.6. PRT 設定レジスタ 2 (PRTC2) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit PRTC2 R 31 30 0 0 bit R 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 TXI7* TXI6* TXI5* TXI4* TXI3* TXI2* TXI1* TXI0* 0 0 0 0 1 1 1 1 0 0 1 0 1 1 0 1 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 RXI5* RXI4* RXI3* RXI2* RXI1* RXI0* 0 0 1 1 1 0 RXL5* RXL4* RXL3* RXL2* RXL1* RXL0* W リセット 28 TXL5* TXL4* TXL3* TXL2* TXL1* TXL0* 0x0094 W リセット 29 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 RXI[5:0] ウェイクアップシンボル受信アイドル (gdWakeupSymbolRxIdle) 受信したウェイクアップシンボルのアイドルフェーズ時間をテストするためにノードが使用するビッ ト時間の数を設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 14 ~ 59 ビット 時間です。 RXL[5:0] ウェイクアップシンボル受信 Low (gdWakeupSymbolRxLow) 受信したウェイクアップシンボルの Low フェーズ時間をテストするためにノードが使用するビット時 間の数を設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 10 ~ 55 ビット時間 です。 TXI[7:0] ウェイクアップシンボル送信アイドル (gdWakeupSymbolTxIdle) ウェイクアップシンボルのアイドルフェーズを送信するためにノードが使用するビット時間の数を 設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 45 ~ 180 ビット時間です。 TXL[5:0] ウェイクアップシンボル送信 Low (gdWakeupSymbolTxLow) ウェイクアップシンボルの Low フェーズを送信するためにノードが使用するビット時間の数を 設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 15 ~ 60 ビット時間です。 September 26, 2014, DS07-16611-2 139 Data 5.7. Sheet MHD 設定レジスタ (MHDC) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit MHDC R 31 30 29 0 0 0 bit R 27 26 SLT12* SLT11* SLT10* 0x0098 W リセット 28 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 SLT9* SLT8* SLT7* SLT6* SLT5* SLT4* SLT3* SLT2* SLT1* SLT0* 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 SFDL6* SFDL5* SFDL4* SFDL3* SFDL2* SFDL1* SFDL0* W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 SFDL[6:0] 静的フレームデータ長 (gPayloadLengthStatic) 静的セグメント内で送信される全フレームについて , クラスタ全体のペイロード長を 2 バイトで設定 します。ペイロード長は , クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 0 ~ 127 です。 SLT[12:0] 最新送信のスタート (pLatestTx) サイクルの動的セグメントでのフレーム送信を禁止する前に許可されるミニスロットの最大値を設定 します。SLT[12:0] が ゼロに設定されている場合は , 動的セグメントでの送信は行なわれません。有 効な値は , 0 ~ 7981 ミニスロットです。 5.8. GTU 設定レジスタ 1 (GTUC1) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit GTUC1 R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0x00A0 W 19 18 17 16 UT19* UT18* UT17* UT16* リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 UT15* UT14* UT13* UT12* UT11* UT10* UT9* UT8* UT7* UT6* UT5* UT4* UT3* UT2* UT1* UT0* 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 R W リセット UT[19:0] マイクロティック / 1 サイクル (pMicroPerCycle) 通信サイクルの継続時間をマイクロティック単位で設定します。有効な値は , 640 ~ 640000 T です。 140 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 5.9. Sheet GTU 設定レジスタ 2 (GTUC2) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit GTUC2 R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit R 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 MPC13* MPC12* MPC11* MPC10* MPC9* MPC8* MPC7* MPC6* MPC5* MPC4* MPC3* MPC2* MPC1* MPC0* W リセット 18 SNM3* SNM2* SNM1* SNM0* 0x00A4 W リセット 19 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 MPC[13:0] マクロティック / 1 サイクル (gMacroPerCycle) 1 通信サイクルの継続時間をマクロティック単位で設定します。サイクル長は , クラスタの全ノード で同一にしてください。有効な値は , 10 ~ 16000 MT です。 SNM[3:0] 最大同期ノード (gSyncNodeMax) 同期フレームインジケータビット SYN が "1" に設定されたクラスタ内のフレームの最大数です。クラ スタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 2 ~ 15 です。 5.10. GTU 設定レジスタ 3 (GTUC3) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit 31 GTUC3 R bit R W リセット 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 MIOB6* MIOB5* MIOB4* MIOB3* MIOB2* MIOB1* MIOB0* 0x00A8 W リセット 30 0 MIOA6* MIOA5* MIOA4* MIOA3* MIOA2* MIOA1* MIOA0* 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 UIOB7* UIOB6* UIOB5* UIOB4* UIOB3* UIOB2* UIOB1* UIOB0* UIOA7* UIOA6* UIOA5* UIOA4* UIOA3* UIOA2* UIOA1* UIOA0* 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 UIOA[7:0] チャネル A マイクロティック初期オフセット (pMicroInitialOffset[A]) チャネル A 上の実時間基準点と , その後の二次時間基準点のマクロティック境界の間のマイクロ ティックの数を設定します。パラメータは pDelayCompensation[A] に依存しており , そのため独立し てチャネルごとに設定しなければなりません。有効な値は , 0 ~ 240 T です。 UIOB[7:0] チャネル B マイクロティック初期オフセット (pMicroInitialOffset[B]) チャネル B 上の実時間基準点と , その後の二次時間基準点のマクロティック境界の間のマイクロ ティックの数を設定します。パラメータは pDelayCompensation[B] に依存しており , そのため独立し てチャネルごとに設定しなければなりません。有効な値は , 0 ~ 240 T です。 MIOA[6:0] チャネル A マクロティック初期オフセット (pMacroInitialOffset[A]) 公称マクロティック時間に基づいて , 静的スロット境界とその後の二次時間基準点のマクロティック 境界の間のマクロティックの数を設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値 は , 2 ~ 72 MT です。 MIOB[6:0] チャネル B マクロティック初期オフセット (pMacroInitialOffset[B]) 公称マクロティック時間に基づいて , 静的スロット境界とその後の二次時間基準点のマクロティック 境界の間のマクロティックの数を設定します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値 は , 2 ~ 72 MT です。 September 26, 2014, DS07-16611-2 141 Data Sheet 5.11. GTU 設定レジスタ 4 (GTUC4) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。NIT[13:0] と OCS[13:0] の設 定の詳細については , 「1.5.NIT スタートおよびオフセット補正スタートの設定」を参照してください。 bit GTUC4 R 31 30 0 0 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 OCS13* OCS12* OCS11* OCS10* OCS9* OCS8* OCS7* OCS6* OCS5* OCS4* OCS3* OCS2* OCS1* OCS0* 0x00AC W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 NIT9* NIT8* NIT7* NIT6* NIT5* NIT4* NIT3* NIT2* NIT1* NIT0* 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 R NIT13* NIT12* NIT11* NIT10* W リセット 0 0 0 0 0 0 NIT[13:0] ネットワークアイドル時間スタート (gMacroPerCycle - gdNIT - 1) サイクルの始めからマクロティック数で表される通信サイクルの終わりに , ネットワークアイドル時 間 NIT のスタートポイントを設定します。NIT のスタートは , Macrotick = gMacroPerCycle - gdNIT -1 およびマクロティックの増分パルスが設定される場合に認識 されます。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 7 ~ 15997 MT です。 OCS[13:0] オフセット補正スタート (gOffsetCorrectionStart - 1) サイクルのスタートから数えて , NIT フェーズの中でオフセット補正のスタートを決定します。クラ スタの全ノードで同一にしてください。E-Ray 実装のみで構成されているクラスタの場合は , OCS = NIT + 1 に設定するだけで十分です。有効な値は , 8 ~ 15998 MT です。 5.12. GTU 設定レジスタ 5 (GTUC5) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit 31 GTUC5 R 0x00B0 W リセット bit R W リセット 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 0 0 0 DEC7* DEC6* DEC5* DEC4* DEC3* DEC2* DEC1* DEC0* 20 19 18 17 16 CDD4* CDD3* CDD2* CDD1* CDD0* 0 0 0 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 DCB7* DCB6* DCB5* DCB4* DCB3* DCB2* DCB1* DCB0* DCA7* DCA6* DCA5* DCA4* DCA3* DCA2* DCA1* DCA0* 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DCA[7:0] チャネル A 遅延補正 (pDelayCompensation[A]) 指定されたチャネルでの受信遅延の補正に使用されます。これは , 0.0125 ~ 0.05s の範囲で , マイク ロティックの cPropagationDelayMax まで想定される伝播遅延を扱います。実際には , すべての同期 ノードの伝播遅延の最小値を適用してください。 有効な値は 0 ~ 200 T です。 DCB[7:0] チャネル B 遅延補正 (pDelayCompensation[B]) 指定されたチャネルでの受信遅延の補正に使用されます。これは , 0.0125 ~ 0.05s の範囲で , マイク ロティックの cPropagationDelayMax まで想定される伝播遅延を扱います。実際には , すべての同期 ノードの伝播遅延の最小値を適用してください。 有効な値は 0 ~ 200 T です。 CDD[4:0] クラスタドリフトダンピング (pClusterDriftDamping) 丸め込みエラーの累積を最小限にするために , クロック同期に使用されるクラスタドラフトダンピン グ値を設定します。有効な値は , 0 ~ 20 T です。 DEC[7:0] デコーディング補正 (pDecodingCorrection) 一次時間基準点を決定するために使用されるデコーディング補正値を設定します。有効な値は , 14 ~ 143 T です。 142 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 5.13. GTU 設定レジスタ 6 (GTUC6) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit GTUC6 R 31 30 29 28 27 26 0 0 0 0 0 MOD 10* 0x00B4 W リセット bit R 24 23 22 21 20 19 18 17 16 MOD9* MOD8* MOD7* MOD6* MOD5* MOD4* MOD3* MOD2* MOD1* MOD0* 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 ASR10* ASR9* ASR8* ASR7* ASR6* ASR5* ASR4* ASR3* ASR2* ASR1* ASR0* W リセット 25 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ASR[10:0] 受付けられるスタートアップ範囲 (pdAcceptedStartupRange) 統合中にスタートアップフレームの測定偏差の拡張範囲を構成するマイクロティック数です。 有効な値は 0 ~ 1875 T です。 MOD[10:0] 最大発振ドリフト (pdMaxDrift) 1 通信サイクル上の非同期クロックで動作する 2 つのノード間の最大ドリフトオフセットを T で設定 します。 有効な値は 2 ~ 1923 T です。 5.14. GTU 設定レジスタ 7 (GTUC7) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit GTUC7 R 31 30 29 28 27 26 0 0 0 0 0 0 0x00B8 W リセット bit R 24 23 22 21 20 19 18 17 16 NSS9* NSS8* NSS7* NSS6* NSS5* NSS4* NSS3* NSS2* NSS1* NSS0* 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 SSL9* SSL8* SSL7* SSL6* SSL5* SSL4* SSL3* SSL2* SSL1* SSL0* 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 W リセット 25 0 0 0 0 0 0 SSL[9:0] 静的スロット長 (gdStaticSlot) 静的スロットの継続時間をマクロティック単位で設定します。静的スロット長は , クラスタの全ノー ドで同一にしてください。有効な値は , 4 ~ 659 MT です。 NSS[9:0] 静的スロット数 (gNumberOfStaticSlots) 1 サイクル内の静的スロットの数を設定します。FlexRay ネットワークをスタートアップするために , 少なくとも 2 つのコールドスタートを設定してください。静的スロット数は , クラスタの全ノードで 同一にしてください。有効な値は , 2 ~ 1023 です。 September 26, 2014, DS07-16611-2 143 Data Sheet 5.15. GTU 設定レジスタ 8 (GTUC8) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit GTUC8 R 31 30 29 28 27 26 0 0 0 NMS 12* NMS 11* NMS 10* 0x00BC W リセット bit R 25 24 23 22 20 19 18 17 16 NMS9* NMS8* NMS7* NMS6* NMS5* NMS4* NMS3* NMS2* NMS1* NMS0* 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 MSL5* MSL4* MSL3* MSL2* MSL1* MSL0* W リセット 21 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 MSL[5:0] ミニスロット長 (gdMinislot) ミニスロットの継続時間をマクロティック単位で設定します。ミニスロット長は , クラスタの全ノー ドで同一にしてください。有効な値は , 2 ~ 63 MT です。 NMS[12:0] ミニスロット数 (gNumberOfMinislots) 1 サイクルの動的セグメント内のミニスロット数を設定します。ミニスロット数は , クラスタの全 ノードで同一にしてください。有効な値は , 0 ~ 7986 です。 5.16. GTU 設定レジスタ 9 (GTUC9) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit GTUC9 R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0x00C0 W リセット bit R 16 DSI1* DSI0* 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 W リセット 17 0 0 0 MAPO4 MAPO3 MAPO2 MAPO1 MAPO0 * * * * * 0 0 0 0 1 APO5* APO4* APO3* APO2* APO1* APO0* 0 0 0 0 0 0 0 1 APO[5:0] アクションポイントオフセット (gdActionPointOffset) 静的スロットとシンボルウィンドウ内のアクションポイントオフセットをマクロティック単位で設定 します。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 1 ~ 63 MT です。 MAPO[4:0] ミニスロットアクションポイントオフセット (gdMinislotActionPointOffset) 動的セグメントのミニスロット内のアクションポイントオフセットをマクロティック単位で設定しま す。クラスタの全ノードで同一にしてください。有効な値は , 1 ~ 31 MT です。 DSI[1:0] 動的スロットアイドルフェーズ (gdDynamicSlotIdlePhase) 動的スロットアイドルフェーズの継続時間は , アイドル検出時間以上にしてください。クラスタの全 ノードで同一にしてください。有効な値は , 0 ~ 2 ミニスロットです。 144 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 5.17. GTU 設定レジスタ 10 (GTUC10) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit GTUC1 R 0 31 30 29 28 27 26 0 0 0 0 0 MRC 10* 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 MRC9* MRC8* MRC7* MRC6* MRC5* MRC4* MRC3* MRC2* MRC1* MRC0* 0x00C4 W リセット bit R 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 MOC 13* MOC 12* MOC 11* MOC 10* 0 0 0 0 W リセット 0 0 MOC9* MOC8* MOC7* MOC6* MOC5* MOC4* MOC3* MOC2* MOC1* MOC0* 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 MOC[13:0] 最大オフセット補正 (pOffsetCorrectionOut) 内部クロック同期アルゴリズムにより適用される最大許容オフセット補正値を保持します ( 絶対値 )。 CC は , 内部オフセット補正値のみを最大オフセット補正値と照合します。 有効な値は , 5 ~ 15266 T です。 MRC[10:0] 最大レート補正 (pRateCorrectionOut) 内部クロック同期アルゴリズムにより適用される最大許容レート補正値を保持します。CC は , 内部 レート補正値のみを最大レート補正値 ( 絶対値 ) と照合します。有効な値は , 2 ~ 1923 T です。 5.18. GTU 設定レジスタ 11 (GTUC11) bit GTUC1 R 1 31 30 29 28 27 0 0 0 0 0 26 25 24 23 22 21 20 19 0 0 0 0 0 ERC2* ERC1* ERC0* 18 17 16 EOC2* EOC1* EOC0* 0x00C8 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 R ERCC1 ERCC0 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 EOCC1 EOCC0 0 0 0 0 0 0 0 0 EOCC[1:0] 外部オフセット補正制御 (vExternOffsetControl) 下記に示すように , EOCC[1:0] に書込みことにより , 外部オフセット補正が有効になります。NIT の外 でのみ変更してください。 00, 01 = 外部オフセット補正なし 10 = 計算されたオフセット補正値から外部オフセット補正値を減算する 11 = 計算されたオフセット補正値に外部オフセット補正値を加算する ERCC[1:0] 外部レート補正制御 (vExternRateControl) 下記に示すように , ERCC[1:0] に書込むことにより , 外部レート補正が有効になります。NIT の外での み変更してください。 00, 01 = 外部レート補正なし 10 = 計算されたレート補正値から外部レート補正値を減算する 11 = 計算されたレート補正値に外部レート補正値を加算する EOC[2:0] 外部オフセット補正 (pExternOffsetCorrection) 内部クロック同期アルゴリズムにより適用される外部オフセット補正値をマイクロティック単位で保 持します。値は , 計算されたオフセット補正値から減算 / 加算されます。値は NIT の間に適用されま す。DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。有効な値は , 0 ~ 7 T です。 ERC[2:0] 外部レート補正 (pExternRateCorrection) 内部クロック同期アルゴリズムにより適用される外部レート補正値をマイクロティック単位で保持し ます。値は , 計算されたレート補正値から減算 / 加算されます。値は NIT の間に適用されます。 DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ変更可能です。有効な値は , 0 ~ 7 T です。 September 26, 2014, DS07-16611-2 145 Data Sheet 6.CC ステータスレジスタ 8/16 ビット以上で記述されたステータス変数への 8/16 ビットアクセスの間 , 変数は , 両アクセス ( 非アトミックリードア クセス ) 間で CC により更新されます。CC が CONFIG 状態から READY 状態に遷移するときに , すべての内部カウンタ と CC ステータスフラグはリセットされます。 CC ステータスベクタ (CCSV) 6.1. bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 PSL5 PSL4 PSL3 PSL2 PSL1 PSL0 RCA4 RCA3 RCA2 RCA1 RCA0 WSV2 WSV1 WSV0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 CSI CSAI CSNI 0 0 SLM1 SLM0 HRQ FSI 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 CCSV R 0x0100 W R POCS5 POCS4 POCS3 POCS2 POCS1 POCS0 W リセット POCS[5:0] 0 0 0 0 0 0 プロトコル動作制御ステータス CC プロトコル動作制御の実際の動作状態を示します。 00 0000 =DEFAULT_CONFIG 状態 00 0001 =READY 状態 00 0010 =NORMAL_ACTIVE 状態 00 0011 =NORMAL_PASSIVE 状態 00 0100 =HALT 状態 00 0101 =MONITOR_MODE 状態 00 0110 ~ 00 1110 = 予約 00 1111 =CONFIG 状態 ウェイクアップパスにおける POC の実際の動作状態を示します。 01 0000 =WAKEUP_STANDBY 状態 01 0001 =WAKEUP_LISTEN 状態 01 0010 =WAKEUP_SEND 状態 01 0011 =WAKEUP_DETECT 状態 01 0100 ~ 01 1111 = 予約 スタートアップパスにおける POC の実際の動作状態を示します。 10 0000 =STARTUP_PREPARE 状態 10 0001 =COLDSTART_LISTEN 状態 10 0010 =COLDSTART_COLLISION_RESOLUTION 状態 10 0011 =COLDSTART_CONSISTENCY_CHECK 状態 10 0100 =COLDSTART_GAP 状態 10 0101 =COLDSTART_JOIN 状態 10 0110 =INTEGRATION_COLDSTART_CHECK 状態 10 0111 =INTEGRATION_LISTEN 状態 10 1000 =INTEGRATION_CONSISTENCY_CHECK 状態 10 1001 =INITIALIZE_SCHEDULE 状態 10 1010 =ABORT_STARTUP 状態 10 1011 ~ 11 1111 = 予約 フリーズステータスインジケータ (vPOC!Freeze) CHI コマンド FREEZE または直ちに POC を停止する必要があるエラー条件により , POC が HALT 状 態に入ったことを示します。CHI コマンド RESET_STATUS_INDICATORS または HALT から DEFAULT_CONFIG 状態への遷移によりリセットされます。 HRQ 停止要求 (vPOC!CHIHaltRequest) 通信サイクルの終了時に POC を停止するようにホストから要求が受信されたことを示します。CHI コマンド RESET_STATUS_INDICATORS または HALT から DEFAULT_CONFIG 状態への遷移により , あるいは READY 状態に入ったときにリセットされます。 FSI 146 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet SLM[1:0] スロットモード (vPOC!SlotMode) 実際の POC のスロットモードを示します。デフォルトは SINGLE です。SUCC1.TSM に応じて , ALL に変更します。NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE 状態の場合 , CHI コマンド ALL_SLOTS により , スロットモードが SINGLE から ALL_PENDING を経て ALL に変更されます。 NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE 状態以外の場合 , CHI コマンド RESET_STATUS_INDICATORS により , SUCC1.TSM に定義された値にリセットされます。 00 =SINGLE 01 = 予約 10 =ALL_PENDING 11 =ALL CSNI コールドスタートノイズインジケータ (vPOC!ColdstartNoise) ノイズが多い条件下で発生するコールドスタート手順を示します。CHI コマンド RESET_STATUS_INDICATORS または HALT から DEFAULT_CONFIG 状態への遷移あるいは READY から STARTUP 状態への遷移によりリセットされます。 CSAI コールドスタート中止インジケータ コールドスタートが中止されたことを示します。CHI コマンド RESET_STATUS_INDICATORS また は HALT から DEFAULT_CONFIG 状態への遷移あるいは READY から STARTUP 状態への遷移により リセットされます。 CSI コールドスタート禁止 (vColdStartInhibit) ノードがコールドスタートを禁止されることを示します。POC が READY 状態に入ると , フラグが常 に設定されます。このフラグは , CHI コマンド ALLOW_COLDSTART (SUCC1.CMD[3:0] = "1001") に より , ホストの制御によりリセットする必要があります。 1 = ノードのコールドスタート禁止 0 = ノードのコールドスタート許可 WSV[2:0] ウェイクアップステータス (vPOC!WakeupStatus) 現在のウェイクアップ試行のステータスを示します。CHI コマンド RESET_STATUS_INDICATORS または HALT から DEFAULT_CONFIG 状態への遷移あるいは READY から STARTUP 状態への遷移に よりリセットされます。 000 =UNDEFINED。CONFIG ステート以降にウェイクアップが試行されていない。 001 =RECEIVED_HEADER。WAKEUP_LISTEN 状態において , いずれかのチャネル上でコーディン グ違反なしでフレームヘッダを受信したことにより , CC がウェイクアップを終了したときに設定さ れます。 010 =RECEIVED_WUP。WAKEUP_LISTEN 状態において , 設定されたウェイクアップチャネル上で 有効なウェイクアップパターンを受信したことにより , CC がウェイクアップを終了したときに設定 されます。 011 =COLLISION_HEADER。ウェイクアップパターンの送信中に , いずれかのチャネル上で有効な ヘッダを受信したことにより衝突が検出されたために , CC がウェイクアップを停止したときに設定 されます。 100 =COLLISION_WUP。ウェイクアップパターンの送信中に , 設定されたウェイクアップチャネル 上で有効なウェイクアップパターンを受信したことにより衝突が検出されたために , CC がウェイク アップを停止したときに設定されます。 101 =COLLISION_UNKNOWN。有効なウェイクアップパターンまたは有効なフレームヘッダを受信 せずにウェイクアップタイマが満了した後 , WAKEUP_DETECT 状態から変移することにより CC が ウェイクアップを停止したときに設定されます。 110 =TRANSMITTED。CC が , ウェイクアップパターンの送信を正常に完了したときに設定されま す。 111 = 予約 RCA[4:0] 残りのコールドスタート試行回数 (vRemainingColdstartAttempts) 残りのコールドスタート試行回数を示します。コールドスタート試行の最大回数は , SUCC1.CSA[4:0] で設定されます。 PSL[5:0] POC ステータスログ HALT 状態に入る直前の POCS[5:0] のステータスを示します。HALT 状態に入ると設定されます。 HALT 状態にあるときに FREEZE コマンドが適用されると HALT に設定されます。HALT 状態から遷 移すると "00 0000" にリセットされます。 CHI コマンド RESET_STATUS_INDICATORS (SUCC1.CMD[3:0] = 1010) は , フラグ FSI, HRQ, CSNI, CSAI, スロットモード SLM[1:0], およびウェイクアップステータス WSV[2:0] をリセットします。 September 26, 2014, DS07-16611-2 147 Data 6.2. Sheet CC エラーベクタ (CCEV) bit CCEV R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 PTAC4 PTAC3 PTAC2 PTAC1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0x0104 W リセット bit R PTAC0 ERRM1 ERRM0 CCFC3 CCFC2 CCFC1 CCFC0 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 CHI コマンド RESET_STATUS_INDICATORS または HALT から DEFAULT_CONFIG 状態への遷移により , あるいは READY 状態に入ったときにリセットされます。 CCFC[3:0] クロック補正失敗カウンタ (vClockCorrectionFailed) クロック補正失敗カウンタは , 損失オフセット補正エラーまたは損失レート補正エラーのいずれかが アクティブな場合 , 奇数の通信サイクルの終了時に 1 つ増加されます。クロック補正失敗カウンタは , オフセット補正失敗またはレート補正失敗のいずれかがアクティブな場合 , 奇数の通信サイクルの終 了時に "0" にリセットされます。クロック補正失敗カウンタは 15 で停止します。 ERRM[1:0] エラーモード (vPOC!ErrorMode) 実際の POC のエラーモードを示します。 00 =ACTIVE ( 緑 ) 01 =PASSIVE ( 黄 ) 10 =COMM_HALT ( 赤 ) 11 = 予約 PTAC[4:0] パッシブからアクティブへの遷移カウント (vAllowPassiveToActive) ノードが NORMAL_PASSIVE 状態から NORMAL_ACTIVE 状態への変移を待機している間に , 有効な レート補正時間とオフセット補正時間で渡された連続した偶数 / 奇数のサイクルペアの数を示します。 変移 は , PTAC[4:0] が SUCC1.PTA[4:0] -1 と等しいときに行なわれます。 6.3. スロットカウンタ値 (SCV) bit SCV R 31 30 29 28 27 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 SCCB10 SCCB9 SCCB8 SCCB7 SCCB6 SCCB5 SCCB4 SCCB3 SCCB2 SCCB1 SCCB0 0x0110 W リセット bit R 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 SCCA10 SCCA9 SCCA8 SCCA7 SCCA6 SCCA5 SCCA4 SCCA3 SCCA2 SCCA1 SCCA0 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 SCCA[10:0] チャネル A スロットカウンタ (vSlotCounter[A]) チャネル A 上の現在のスロットカウンタ値を示します。この値は , CC により増加され , 通信サイクル の始めにリセットされます。有効な値は , 0 ~ 2047 です。 SCCB[10:0] チャネル B スロットカウンタ (vSlotCounter[B]) チャネル B 上の現在のスロットカウンタ値を示します。この値は , CC により増加され , 通信サイクル の始めにリセットされます。有効な値は , 0 ~ 2047 です。 148 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 6.4. Sheet マクロティックおよびサイクルカウンタ値 (MTCCV) bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 CCV5 CCV4 CCV3 CCV2 CCV1 CCV0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 MTV8 MTV7 MTV6 MTV5 MTV4 MTV3 MTV2 MTV1 MTV0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 MTCC R V 0x0114 W R MTV13 MTV12 MTV11 MTV10 MTV9 W リセット 0 0 0 0 0 MTV[13:0] マクロティック値 (vMacrotick) 現在のマクロティック値を示します。この値は , CC により増加され , 通信サイクルの始めにリセット されます。有効な値は , 0 ~ 16000 です。 CCV[5:0] サイクルカウンタ値 (vCycleCounter) 現在のサイクルカウンタ値を示します。この値は , 通信サイクルの始めに CC により増加されます。 有効な値は , 0 ~ 63 です。 6.5. レート補正値 (RCV) bit RCV R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 0 0 0 0 0 0 0 0 0x0118 W リセット bit R RCV11 RCV10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 RCV9 RCV8 RCV7 RCV6 RCV5 RCV4 RCV3 RCV2 RCV1 RCV0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 W リセット 0 0 RCV[11:0] レート補正値 (vRateCorrection) レート補正値 (2 の補数 ) を示します。制限される前の , 計算された内部レート補正値です。RCV 値が GTUC10.MRC[10:0] で定義された制限値を超えると , フラグ SFS.RCLR が "1" に設定されます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 149 Data 6.6. Sheet オフセット補正値 (OCV) bit OCV R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 18 17 16 OCV18 OCV17 OCV16 0x011C W リセット bit R OCV15 OCV14 OCV13 OCV12 OCV11 OCV10 0 0 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 OCV9 OCV8 OCV7 OCV6 OCV5 OCV4 OCV3 OCV2 OCV1 OCV0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 W リセット 0 0 0 0 0 0 OCV[18:0] オフセット補正値 (vOffsetCorrection) オフセット補正値 (2 の補数 ) を示します。制限される前の , 計算された内部オフセット補正値です。 OCV 値が GTUC10.MOC[13:0] で定義された制限値を超えると , フラグ SFS.OCLR が "1" に設定され ます。 外部レート / オフセット補正値が制限されたレート / オフセット補正値に加算されます。 6.7. 同期フレームステータス (SFS) 1 通信サイクルで有効な同期フレームの最大数は 15 です。 bit SFS R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 RCLR MRCS OCLR MOCS 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0x0120 W リセット bit R VSBO3 VSBO2 VSBO1 VSBO0 VSBE3 VSBE2 VSBE1 VSBE0 VSAO3 VSAO2 VSAO1 VSAO0 VSAE3 VSAE2 VSAE1 VSAE0 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 VSAE[3:0] チャネル A 有効な同期フレーム , 偶数の通信サイクル (vSyncFramesEvenA) 偶数の通信サイクルでチャネル A 上で受信される有効な同期フレームの数を保持します。同期フレー ムの送信が SUCC1.TXSY により許可されている場合 , 値は 1 づつ増加されます。この値は , 偶数の通 信サイクルごとの NIT の間に更新されます。 VSAO[3:0] チャネル A 有効な同期フレーム , 奇数の通信サイクル (vSyncFramesOddA) 奇数の通信サイクルでチャネル A 上で受信される有効な同期フレームの数を保持します。同期フレー ムの送信が SUCC1.TXSY により許可されている場合 , 値は 1 づつ増加されます。この値は , 奇数の通 信サイクルごとの NIT の間に更新されます。 VSBE[3:0] チャネル B 有効な同期フレーム , 偶数の通信サイクル (vSyncFramesEvenB) 偶数の通信サイクルでチャネル B 上で受信される有効な同期フレームの数を保持します。同期フレー ムの送信が SUCC1.TXSY により許可されている場合 , 値は 1 づつ増加されます。この値は , 偶数の通 信サイクルごとの NIT の間に更新されます。 VSBO[3:0] チャネル B 有効な同期フレーム , 奇数の通信サイクル (vSyncFramesOddB) 奇数の通信サイクルでチャネル B 上で受信される有効な同期フレームの数を保持します。同期フレー ムの送信が SUCC1.TXSY により許可されている場合 , 値は 1 づつ増加されます。この値は , 奇数の通 信サイクルごとの NIT の間に更新されます。 上記のビットフィールドは , それぞれのチャネルが SUCC1.CCHA または SUCC1.CCHB により CC に割当てられている場合にのみ有効です。 MOCS 損失オフセット補正信号 ホストへの損失オフセット補正フラグ信号を示します。これは , 同期フレームが受信されなかったた め , オフセット補正計算が行なわれないことを示します。フラグは , オフセット補正フェーズの始め に CC により更新されます。 1 = 損失オフセット補正信号 0 = オフセット補正信号が有効 150 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet オフセット補正制限到達 ホストへのオフセット補正制限到達フラグ信号を示します。これは , オフセット補正値が GTUC10.MOC[13:0] で定義された制限を超えたことを示します。フラグは , オフセット補正フェーズ の始めに CC により更新されます。 1 = オフセット補正制限に達した 0 = オフセット補正制限に達していない MRCS 損失レート補正信号 ホストへの損失レート補正フラグ信号を示します。これは , ペアの偶数 / 奇数の同期フレームが受信 されなかったため , レート補正計算が行なわれないことを示します。フラグは , オフセット補正 フェーズの始めに CC により更新されます。 1 = 損失レート補正信号 0 = レート補正信号が有効 RCLR レート補正制限到達 ホストへのレート補正制限到達フラグ信号を示します。これは , レート補正値が GTUC10.MRC[10:0] で定義された制限を超えたことを示します。フラグは , オフセット補正フェーズの始めに CC により 更新されます。 1 = レート補正制限に達した 0 = レート補正制限に達していない OCLR 6.8. シンボルウィンドウおよび NIT ステータス (SWNIT) bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 SBNB SENB SBNA SENA MTSB MTSA TCSB SBSB SESB TCSA SBSA SESA 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 SWNIT R 0x0124 W R W リセット シンボルウィンドウ関連のステータス情報です。各チャネルのシンボルウィンドウの終了時に CC により更新されます。 スタートアップ中は , ステータスデータは更新されません。 チャネル A シンボルウィンドウの構文エラー (vSS!SyntaxErrorA) 1 = シンボルウィンドウ中にチャネル A 上で構文エラーが検出された 0 = 構文エラーが検出されていない SBSA チャネル A シンボルウィンドウのスロット境界違反 (vSS!BViolationA) 1 = シンボルウィンドウ中にチャネル A 上でスロット境界違反が検出された 0 = スロット境界違反が検出されていない TCSA チャネル A シンボルウィンドウの送信競合 (vSS!TxConflictA) 1 = シンボルウィンドウ中にチャネル A 上で送信競合が検出された 0 = 送信競合が検出されていない SESB チャネル B シンボルウィンドウの構文エラー (vSS!SyntaxErrorB) 1 = シンボルウィンドウ中にチャネル B 上で構文エラーが検出された 0 = 構文エラーが検出されていない SBSB チャネル B シンボルウィンドウのスロット境界違反 (vSS!BViolationB) 1 = シンボルウィンドウ中にチャネル B 上でスロット境界違反が検出された 0 = スロット境界違反が検出されていない TCSB チャネル B シンボルウィンドウの送信競合 (vSS!TxConflictB) 1 = シンボルウィンドウ中にチャネル B 上で送信競合が検出された 0 = 送信競合が検出されていない SESA September 26, 2014, DS07-16611-2 151 Data Sheet チャネル A 上の MTS 受信 (vSS!ValidMTSA) 最後のシンボルウィンドウ中にチャネル A 上で受信されたメディアアクセステストシンボルを示しま す。各チャネルのシンボルウィンドウの終了時に CC により更新されます。このビットが "1" に設定 されると , 割込みフラグ SIR.MTSA も "1" に設定されます。 1 = チャネル A で MTS シンボルが受信された 0 = チャネル A で MTS シンボルが受信されていない MTSB チャネル B 上の MTS 受信 (vSS!ValidMTSB) 最後のシンボルウィンドウ中にチャネル B 上で受信されたメディアアクセステストシンボルを示しま す。各チャネルのシンボルウィンドウの終了時に CC により更新されます。このビットが "1" に設定 されると , 割込みフラグ SIR.MTSB も "1" に設定されます。 1 = チャネル B で MTS シンボルが受信された 0 = チャネル B で MTS シンボルが受信されていない NIT 関連のステータス情報です。各チャネルの NIT の終了時に CC により更新されます。 SENA チャネル A NIT 中の構文エラー (vSS!SyntaxErrorA) 1 =NIT 中にチャネル A 上で構文エラーが検出された 0 = 構文エラーが検出されていない SBNA チャネル A NIT 中のスロット境界違反 (vSS!BViolationA) 1 =NIT 中にチャネル A 上でスロット境界違反が検出された 0 = スロット境界違反が検出されていない SENB チャネル B NIT 中の構文エラー (vSS!SyntaxErrorB) 1 =NIT 中にチャネル B 上で構文エラーが検出された 0 = 構文エラーが検出されていない SBNB チャネル B NIT 中のスロット境界違反 (vSS!BViolationB) 1 =NIT 中にチャネル B 上でスロット境界違反が検出された 0 = スロット境界違反が検出されていない MTSA 6.9. 集合チャネルステータス (ACS) 集合チャネルステータスは , 送信に割当てられているかまたは受信を予約されているかどうかに関わらず , すべての通信 スロットのチャネルアクティビティで生じたステータスをホストに提供します。集合チャネルステータスは , シンボル ウィンドウおよびネットワークアイドル時間のステータスデータも含みます。ステータスデータは , 各スロットの後に 更新 ( 設定 ) され , ホストによってリセットされるまで集められます。スタートアップ中は , ステータスデータは更新さ れません。フラグは , 対応するビット位置に "1" を書込むとクリアされます。"0" を書き込んでも , フラグに影響しませ ん。ハードリセットによって , レジスタもクリアされます。 bit ACS R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 SBVA CIA CEDA SEDA VFRA 0 0 0 0 0 0x0128 W リセット bit R W リセット 0 0 0 SBVB CIB CEDB SEDB VFRB 0 0 0 0 0 0 0 0 チャネル A 上の有効フレーム受信 (vSS!ValidFrameA) 1 つ以上の有効フレームが , 観測期間中に静的または動的スロット内のチャネル A 上で受信されたこ とを示します。 1 = チャネル A で有効フレームが受信された 0 = 有効フレームが受信されていない SEDA チャネル A の構文エラー検出 (vSS!SyntaxErrorA) 静的または動的スロット , シンボルウィンドウ , および NIT 内の 1 つ以上の構文エラーが , チャネル A 上で観測されたことを示します。 1 = チャネル A で構文エラーが観測された 0 = 構文エラーが観測されていない VFRA 152 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet チャネル A のコンテンツエラー検出 (vSS!ContentErrorA) コンテンツエラーを有する 1 つ以上のフレームが , 観測期間中に静的または動的スロット内のチャネ ル A 上で受信されたことを示します。 1 = チャネル A でコンテンツエラーを有するフレームが受信された 0 = コンテンツエラーを有するフレームが受信されていない CIA チャネル A 通信インジケータ 1 つ以上のフレームが , 観測期間中に , 追加の通信も含んでいたスロット内のチャネル A 上で受信され たことを示します。つまり ,1 つ以上のスロットが有効なフレームを受信し , 構文エラー , コンテンツ エラー , スロット境界違反のいずれかの組合わせがあったことを示します。 1 = 追加の通信を含んだスロット内のチャネル A で有効フレームが受信された 0 = 追加の通信を含んだスロットで有効フレームが受信されていない SBVA チャネル A のスロット境界違反 (vSS!BViolationA) 1 つ以上のスロット境界違反が , 観測期間 ( 静的または動的スロット , シンボルウィンドウ , および NIT) 中のいずれかの時間にチャネル A 上で観測されたことを示します。 1 = チャネル A でスロット境界違反が観測された 0 = スロット境界違反が観測されていない VFRB チャネル B 上の有効フレーム受信 (vSS!ValidFrameB) 1 つ以上の有効フレームが , 観測期間中に静的または動的スロット内のチャネル B 上で受信されたこ とを示します。ホストの制御によりリセットされます。 1 = チャネル B で有効フレームが受信された 0 = 有効フレームが受信されていない SEDB チャネル B の構文エラー検出 (vSS!SyntaxErrorB) 静的または動的スロット , シンボルウィンドウ , および NIT 内の 1 つ以上の構文エラーが , チャネル B 上で観測されたことを示します。 1 = チャネル B で構文エラーが観測された 0 = 構文エラーが観測されていない CEDB チャネル B のコンテンツエラー検出 (vSS!ContentErrorB) コンテンツエラーを有する 1 つ以上のフレームが , 観測期間中に静的または動的スロット内のチャネ ル B 上で受信されたことを示します。 1 = チャネル B でコンテンツエラーを有するフレームが受信された 0 = コンテンツエラーを有するフレームが受信されていない CIB チャネル B 通信インジケータ 1 つ以上のフレームが , 観測期間中に , 追加の通信も含んでいたスロット内のチャネル B 上で受信され たことを示します。つまり , 1 つ以上のスロットが有効なフレームを受信し , 構文エラー , コンテンツ エラー , スロット境界違反のいずれかの組合わせがあったことを示します。 1 = 追加の通信を含んだスロット内のチャネル B で有効フレームが受信された 0 = 追加の通信を含んだスロットで有効フレームが受信されていない SBVB チャネル B のスロット境界違反 (vSS!BViolationB) 1 つ以上のスロット境界違反が , 観測期間 ( 静的または動的スロット , シンボルウィンドウ , および NIT) 中のいずれかの時間にチャネル B 上で観測されたことを示します。 1 = チャネル B でスロット境界違反が観測された 0 = スロット境界違反が観測されていない 1 つのシングルフレームのみがあり , フレームチャネルアイドル認識フェーズ中にスロットの終わり にあるスロット境界に達した場合 , フラグ CIA および CIB の設定条件も満たされます。 フラグ SEDB, CEDB, CIB, SBVB のいずれか 1 つが ‘0‘ から ‘1‘ に変化すると , 割込みフラグ EIR.EDB が "1" に設定されます。フラグ SEDA, CEDA, CIA, SBVA のいずれか 1 つが ‘0‘ から ‘1‘ に変化すると , 割込みフラグ EIR.EDA が "1" に設定されます。 CEDA September 26, 2014, DS07-16611-2 153 Data Sheet 6.10. 偶数同期 ID [1 ~ 15] (ESIDn) レジスタ ESID1 ~ ESID15 は , 偶数通信サイクル内で受信された同期フレームのフレーム ID を昇順で保持します。レジ スタ ESID1 は , 受信された最も小さい同期フレーム ID を保持します。ノードが自分で偶数通信サイクル内の同期フレー ムを送信する場合 , レジスタ ESID1 は , メッセージバッファ 0 に設定されているように , 各同期フレーム ID を保持しま す。この値は , 偶数の通信サイクルごとの NIT の間に更新されます。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 RXEB RXEA 0 0 0 0 EID9 EID8 EID7 EID6 EID5 EID4 EID3 EID2 EID1 EID0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ESIDn R 0x0130 ~ W 0x0168 R W リセット EID[9:0] 偶数同期 ID (vsSyncIDListA,B even) 偶数通信サイクルの同期フレーム ID を示します。 RXEA チャネル A の偶数同期 ID 格納された偶数同期 ID に対応する同期フレームが , チャネル A で受信されたことを示します。 1 = チャネル A で同期フレームが受信された 0 = チャネル A で同期フレームが受信されていない RXEB チャネル B の偶数同期 ID 格納された偶数同期 ID に対応する同期フレームが , チャネル B で受信されたことを示します。 1 = チャネル B で同期フレームが受信された 0 = チャネル B で同期フレームが受信されていない 6.11. 奇数同期 ID [1 ~ 15] (OSIDn) レジスタ OSID1 ~ OSID15 は , 奇数通信サイクル内で受信された同期フレームのフレーム ID を昇順で保持します。レジ スタ OSID1 は , 受信された最も小さい同期フレーム ID を保持します。ノードが自分で奇数通信サイクル内の同期フレー ムを送信する場合 , レジスタ OSID1 は , メッセージバッファ 0 に設定されているように , 各同期フレーム ID を保持しま す。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 RXOB RXOA 0 0 0 0 OID9 OID8 OID7 OID6 OID5 OID4 OID3 OID2 OID1 OID0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 OSIDn R 0x0170 ~ W 0x01A8 R W リセット OID[9:0] 奇数同期 ID (vsSyncIDListA,B odd) 奇数通信サイクルの同期フレーム ID を示します。 RXOA チャネル A の奇数同期 ID 格納された奇数同期 ID に対応する同期フレームが , チャネル A で受信されたことを示します。 1 = チャネル A で同期フレームが受信された 0 = チャネル A で同期フレームが受信されていない RXOB チャネル B の奇数同期 ID 格納された奇数同期 ID に対応する同期フレームが , チャネル B で受信されたことを示します。 1 = チャネル B で同期フレームが受信された 0 = チャネル B で同期フレームが受信されていない 154 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 6.12. ネットワークマネジメントベクタ [1 ~ 3] (NMVn) 3 つのネットワークマネジメントレジスタは , 発生した NM ベクタ (0 ~ 12 バイトに設定可能 ) を保持します。発生した NM ベクタは , 各チャネルで受信された各 NM ベクタ (PPI = "1" に設定された有効な静的フレーム ) のビット単位の OR 演 算によって , CC により生成されます (「6. ネットワーク管理」を参照 )。 CC は , NORMAL_ACTIVE 状態または NORMAL_PASSIVE 状態のいずれかである間は , 各通信サイクルの終わりに NM ベクタを更新します。 設定された NM ベクタ長を超える NMVn バイトは無効です。 bit NMVn R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 NM31 NM30 NM29 NM28 NM27 NM26 NM25 NM24 NM23 NM22 NM21 NM20 NM19 NM18 NM17 NM16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0x01B0 ~ W 0x01B8 リセット bit R 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 NM15 NM14 NM13 NM12 NM11 NM10 NM9 NM8 NM7 NM6 NM5 NM4 NM3 NM2 NM1 NM0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 W リセット 以下の 表 は , ネットワークマネジメントベクタに対する受信ペイロードのデータバイトの割当てを示しています。 ビット 3 3 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 Word 1 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 NMV1 Data3 Data2 Data1 Data0 NMV2 Data7 Data6 Data5 Data4 NMV3 Data11 Data10 Data9 Data8 ネットワークマネジメントベクタへのデータバイトの割当て September 26, 2014, DS07-16611-2 155 Data Sheet 7.メッセージバッファ制御レジスタ 7.1. メッセージ RAM 設定 (MRC) メッセージ RAM 設定レジスタは , 静的セグメント , 動的セグメント , および FIFO に割当てられるメッセージバッファの 数を定義します。このレジスタは , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態の間にのみ書込み可能です。 bit MRC R 31 30 29 28 27 0 0 0 0 0 26 25 SPLM* SEC1* 0x0300 W 24 SEC0* 23 22 21 20 19 18 17 16 LCB7* LCB6* LCB5* LCB4* LCB3* LCB2* LCB1* LCB0* リセット 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 FFB7* FFB6* FFB5* FFB4* FFB3* FFB2* FFB1* FFB0* 0 0 0 0 0 0 0 0 R W リセット FDB7* FDB6* FDB5* FDB4* FDB3* FDB2* FDB1* FDB0* 0 0 0 0 0 0 0 0 FDB[7:0] 先頭動的バッファ 0= メッセージバッファのグループが静的セグメント専用に設定されていない 1 ~ 127= 0 ~ FDB - 1 のメッセージバッファが静的セグメント用に予約されている ≧ 128= 動的メッセージバッファが設定されていない FFB[7:0] FIFO の先頭バッファ 0= すべてのメッセージバッファが FIFO に割当てられている 1 ~ 127= FFB ~ LCB のメッセージバッファが FIFO に割当てられている ≧ 128= メッセージバッファが FIFO に割当てられない LCB[7:0] 最終設定バッファ 0 ~ 127= メッセージバッファの数が LCB + 1 ≧ 128= メッセージバッファが設定されていない SEC[1:0] セキュアバッファ CC が DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態の場合は評価されません。 00 =< FFB の場合 , メッセージバッファの再設定が可能 例外 : 同期フレーム送信またはシングルスロットモード動作用に設定されたノードの場合 , メッセー ジバッファ 0 は ( および SPLM = "1" の場合はメッセージバッファ 1 も ) , 常にロックされる 01 =< FDB および ≧ FFB の場合 , メッセージバッファの再設定がロックされ , ≧ FDB の場合 , 静的セグメントのメッセージバッファは送信不可 10 = すべてのメッセージバッファの再設定がロックされる 11 = すべてのメッセージバッファの再設定がロックされ , ≧ FDB の場合 , 静的セグメントのメッセージバッファは送信不可 SPLM 同期フレームペイロードマルチプレックス ノードが同期ノード (SUCC1.TXSY = "1") として設定されるかシングルスロットモード動作 (SUCC1.TSM = "1") 用に設定されている場合にのみ , このビットは評価されます。このビットが "1" に 設定されている場合 , メッセージバッファ 0 と 1 は , チャネル A と B 上で異なるペイロードデータを 有する同期フレーム送信専用となります。このビットが "0" に設定されている場合 , メッセージバッ ファ 0 から両チャネル上で同じペイロードデータを有する同期フレームが送信されます。それに従っ て , メッセージバッファ 0 とそれに対応するメッセージバッファ 1 のチャネルフィルタ設定を選択す る必要があることに注意してください。 1 = メッセージバッファ 0 と 1 が両方とも , 再設定をロックされている 0 = メッセージバッファ 0 のみが再設定をロックされている (注意事項)ノードが同期ノード (SUCC1.TXSY = "1") として設定されているか , シングルスロットモード動作 (SUCC1.TSM = "1") 用に設定されている場合 , メッセージバッファ 0 とそれに対応する メッセージバッファ 1 は , 同期フレームまたはシングルスロットフレーム用に予約され , ノード固有のキースロット ID で設定さ れる必要があります。ノードが同期ノードとして設定されていない , またはシングルスロットモード動作用 に設定されていない場合 , メッセージバッファ 0 とそれに対応するメッセージバッファ 1 は , 他のすべての メッセージバッファ同様に扱われます。 156 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data メッセージバッファ 0 Sheet ↓静的バッファ メッセージバッファ 1 FDB ↓静的 + 動的 バッファ FIFO が設定される :FFB > FDB ↓ FIFO FFB FIFO が設定されない :FFB ≧ 128 LCB LCB ≧ FDB, LCB ≧ FFB メッセージバッファ N-1 メッセージバッファ N プログラマは , FDB[7:0], FFB[7:0], および LCB[7:0] で定義された設定が有効であることを確認する必要があります。 CC は不正な設定をチェックしません。 ヘッダセクションの最大数は 128 です。これは , 最大 128 のメッセージバッファを設定できることを意味します。データ セクションの最大長は 254 バイトです。データセクションの長さは , メッセージバッファごとに異なって設定できます。 詳細は , 「12. メッセージ RAM」を参照してください。 設定ペイロード長およびデータセクションの長さは , WRHS2.PLC[6:0] および WRHS3.DP[10:0] を介して FIFO に属して いるすべてのメッセージバッファで同一に設定する必要があります。 CC が DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でない場合 , FIFO に属するメッセージバッファの再設定はロックさ れます。 7.2. FIFO 拒否フィルタ (FRF) FIFO 拒否フィルタは , チャネル , フレーム ID, および受信フレームのサイクルカウントと比較されるユーザ指定のビット のシーケンスを定義します。FIFO 拒否フィルタマスクと組合わせると , このレジスタは , メッセージが FIFO によって拒 否されるかどうかを決定します。FRF レジスタは , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態の間にのみ書込み可能 です。 bit FRF R 31 30 29 28 27 26 25 0 0 0 0 0 0 0 0x0304 W 24 23 RNF* RSS* 22 21 20 19 18 17 16 CYF6* CYF5* CYF4* CYF3* CYF2* CYF1* CYF0* リセット 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 FID10* FID9* FID8* FID7* FID6* FID5* FID4* FID3* FID2* FID1* FID0* CH1* CH0* 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 R W リセット 0 0 0 CH[1:0] チャネルフィルタ 11 = 受信不可 10 = チャネル A でのみ受信 01 = チャネル B でのみ受信 00 = 両チャネルで受信 両チャネルでの受信が設定されている場合は , それが同一のフレームであっても , 静的セグメント内 で , 常に両フレームが ( チャネル A と B から ) FIFO に格納されます。 FID[10:0] フレーム ID フィルタ フレーム ID フィルタ値をゼロに設定すると , どのフレーム ID も拒否されません。 0 ~ 2047 = フレーム ID フィルタ値 CYF[6:0] サイクルカウンタフィルタ 7 ビットのサイクルカウンタフィルタにより , フレーム ID とチャネル拒否フィルタが適用されるサイ クルセットが決められます。CYF[6:0] で指定されたサイクルセットに属さないサイクルでは , すべて のフレームが拒否されます。サイクルカウンタフィルタの設定の詳細については , 「7.2. サイクルカ September 26, 2014, DS07-16611-2 157 Data Sheet ウンタフィルタリング」を参照してください。 静的セグメント内の拒否 このビットが設定されると , 動的セグメントに対してのみ FIFO が使用されます。 1 = 静的セグメント内のメッセージを拒否する 0 = 静的セグメントにも FIFO が使用される RNF Null フレーム拒否 このビットが設定されると , 受信された Null フレームは FIFO に格納されません。 1 = すべての Null フレームを拒否する 0 = フルフレームが FIFO に格納される RSS 7.3. FIFO 拒否フィルタマスク (FRFM) FIFO 拒否フィルタマスクは , 対応するフレーム ID フィルタビットが拒否フィルタリングに当てはまるかどうか指定しま す。このビットが設定されると , FRF レジスタ内の対応するビットは , 拒否フィルタリングに考慮されないことを示しま す。FRFM レジスタは , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態の間にのみ書込み可能です。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 MFID 10* MFID 9* MFID 8* MFID 7* MFID 6* MFID 5* MFID 4* MFID 3* MFID 2* MFID 1* MFID 0* 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 FRFM R 0x0308 W R W リセット MFID[10:0] マスクフレーム ID フィルタ 1 = 対応するフレーム ID フィルタビットを無視する 0 = 対応するフレーム ID フィルタビットが拒否フィルタリングに使用される 7.4. FIFO クリティカルレベル (FCL) CC は , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみレジスタの変更を受付けます。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 CL7* CL6* CL5* CL4* CL3* CL2* CL1* CL0* 1 0 0 0 0 0 0 0 FCL R 0x030C W R W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 CL[7:0] クリティカルレベル 受信 FIFO フィルレベル FSR.RFFL[7:0] が , CL[7:0] で設定されたクリティカルレベル以上のときに , 受信 FIFO クリティカルレベルフラグ FSR.RFCL が設定されます。CL[7:0] が値 > 128 に設定される と , ビット FSR.RFCL は設定されません。FSR.RFCL が "0" から "1" に変化すると , ビット SIR.RFCL が "1" に設定され , 有効な場合は , 割込みが発生します。 158 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 8.メッセージバッファステータスレジスタ 8.1. メッセージハンドラステータス (MHDS) bit MHDS R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 MBU6 MBU5 MBU4 MBU3 MBU2 MBU1 MBU0 0 MBT6 MBT5 MBT4 MBT3 MBT2 MBT1 MBT0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 5 4 3 2 1 0 MFMB FMBD PTBF2 PTBF1 PMR POBF PIBF 0 0 0 0 0 0 0 0x0310 W リセット bit R 15 14 13 12 11 10 9 8 7 0 FMB6 FMB5 FMB4 FMB3 FMB2 FMB1 FMB0 CRAM W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 1 フラグは , 対応するビット位置に "1" を書込むとクリアされます。"0" を書き込んでも , フラグに影響しません。ハード リセットまたは CHI コマンド CLEAR_RAMS によって , レジスタもクリアされます。 入力バッファ RAM 1,2 パリティエラー 1 = 入力バッファ RAM 1,2 の読出し時にパリティエラーが発生した 0 = パリティエラーが発生していない POBF 出力バッファ RAM 1,2 パリティエラー 1 = 出力バッファ RAM 1,2 の読出し時にパリティエラーが発生した 0 = パリティエラーが発生していない PMR メッセージ RAM パリティエラー 1 = メッセージ RAM の読出し時にパリティエラーが発生した 0 = パリティエラーが発生していない PTBF1 過渡バッファ RAM A パリティエラー 1 = 過渡バッファ RAM A の読出し時にパリティエラーが発生した 0 = パリティエラーが発生していない PTBF2 過渡バッファ RAM B パリティエラー 1 = 過渡バッファ RAM B の読出し時にパリティエラーが発生した 0 = パリティエラーが発生していない フラグ PIBF, POBF, PMR, PTBF1, PTBF2 のうち 1 つが "0" から "1" に変化すると , EIR.PERR が "1" に設定されます。 FMBD 不良メッセージバッファ検出 1 =FMB[6:0] によって参照されるメッセージバッファが , パリティエラーによる不良データを保持する 0 = 不良メッセージバッファなし MFMB 複数の不良メッセージバッファ検出 1 = フラグ FMBD の設定中に , 別の不良メッセージバッファが検出された 0 = その他の不良メッセージバッファなし CRAM すべての内部 RAM クリア CHI コマンド CLEAR_RAMS が実行中であることを示す信号です ( すべての内部 RAM ブロックの全 ビットに "0" が書き込まれている )。このビットは , ハードリセットまたは CHI コマンド CLEAR_RAMS により設定されます。 1 =CHI コマンド CLEAR_RAMS が実行中 0 =CHI コマンド CLEAR_RAMS が実行されていない FMB[6:0] 不良メッセージバッファ メッセージバッファからの読出し時 , または FMB[6:0] による入力バッファまたは過渡バッファ 1,2 か らメッセージバッファへのデータの転送時に , パリティエラーが発生したことを示します。この値は , フラグ PIBF, PMR, PTBF1, PTBF2, FMBD のうち 1 つが設定されているときにのみ有効です。ホスト がフラグ FMBD をリセットした後にのみ更新されます。 MBT[6:0] 送信されたメッセージバッファ 最後に正常に送信されたメッセージバッファの番号を示します。メッセージバッファがシングル ショットモードに設定されている場合 , TXRQ1/2/3/4 レジスタ内のそれぞれの TXR フラグがリセット されます。 PIBF September 26, 2014, DS07-16611-2 159 Data Sheet MBU[6:0] 更新されたメッセージバッファ CC により最後に更新されたメッセージバッファの番号を示します。このメッセージバッファの場合 , NDAT1/2/3/4 レジスタおよび MBSC1/2/3/4 レジスタ内のそれぞれの ND と MBC フラグも設定されま す。 CC が CONFIG 状態から遷移するまたは STARTUP 状態に入ると , MBT[6:0] と MBU[6:0] がリセット されます。 8.2. 最終動的送信スロット (LDTS) bit 31 30 29 28 27 0 0 0 0 0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 LDTS R 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 LDTB10 LDTB9 LDTB8 LDTB7 LDTB6 LDTB5 LDTB4 LDTB3 LDTB2 LDTB1 LDTB0 0x0314 W R LDTA10 LDTA9 LDTA8 LDTA7 LDTA6 LDTA5 LDTA4 LDTA3 LDTA2 LDTA1 LDTA0 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 CC が CONFIG 状態から遷移するまたは STARTUP 状態に入ると , レジスタがリセットされます。 LDTA[10:0] チャネル A 最終動的送信 このノードの動的セグメント内でチャネル A 上の最終フレーム送信時の vSlotCounter[A] の値を示し ます。動的セグメントの終わりに更新され , 動的セグメント中にフレームが送信されない場合はゼロ にリセットされます。 LDTB[10:0] チャネル B 最終動的送信 このノードの動的セグメント内でチャネル B 上の最終フレーム送信時の vSlotCounter[B] の値を示し ます。動的セグメントの終わりに更新され , 動的セグメント中にフレームが送信されない場合はゼロ にリセットされます。 160 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 8.3. FIFO ステータスレジスタ (FSR) bit FSR Sheet R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0x0318 W リセット bit R 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 RFFL7 RFFL6 RFFL5 RFFL4 RFFL3 RFFL2 RFFL1 RFFL0 0 0 0 0 0 RFO RFCL RFNE 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 W リセット CC が CONFIG 状態から遷移するまたは STARTUP 状態に入ると , レジスタがリセットされます。 受信 FIFO が空でない このフラグは , 受信有効フレーム ( 拒否マスクによりデータまたは Null フレーム ) が FIFO に格納され たときに , CC により設定されます。さらに , 割込みフラグ SIR.RFNE が設定されます。ホストが FIFO からすべてのメッセージを読み出した後に , ビットがリセットされます。 1 = 受信 FIFO が空でない 0 = 受信 FIFO が空 RFCL 受信 FIFO クリティカルレベル 受信 FIFO フィルレベル RFFL[7:0] が , FCL.CL[7:0] で設定されたクリティカルレベル以上のときに , このフラグが設定されます。フラグは , RFFL[7:0] が FCL.CL[7:0] 未満になると , CC により直ちにク リアされます。RFCL が "0" から "1" に変化すると , ビット SIR.RFCL が "1" に設定され , 有効な場合 は , 割込みが発生します。 1 = 受信 FIFO クリティカルレベルに達した 0 = 受信 FIFO がクリティカルレベル未満 RFO 受信 FIFO オーバラン このフラグは , 受信 FIFO オーバランが検出されると , CC により設定されます。受信 FIFO オーバラ ンが発生すると , 最も古いメッセージが実際に受け取ったメッセージで上書きされます。さらに , 割 込みフラグ EIR.RFO が設定されます。フラグは , ホストが発行する次の FIFO リードアクセスにより クリアされます。 1 = 受信 FIFO オーバランが検出された 0 = 受信 FIFO オーバランが検出されていない RFFL[7:0] 受信 FIFO フィルレベル ホストによってまだ読み出されていない新しいデータで満たされた FIFO バッファの数を示します。 最大値は 128 です。 RFNE September 26, 2014, DS07-16611-2 161 Data 8.4. Sheet メッセージハンドラ制約フラグ (MHDF) eray_bclk 周波数 , メッセージ RAM 設定 , および FlexRay バストラフィックに関して , メッセージハンドラにはいくつか の制約があります (E-Ray FlexRay IP-Module 仕様の補足を参照 )。ソフトウェア開発を容易にするために , 制約違反は , MHDF のフラグ設定によって報告されます。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 TBFB TBFA FNFB FNFA SNUB SNUA 0 0 0 0 0 0 MHDF R 0x031C W R WAHP W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 フラグは , 対応するビット位置に "1" を書込むとクリアされます。"0" を書き込んでも , フラグに影響しません。ハード リセットによって , レジスタもクリアされます。CC が CONFIG 状態から遷移するまたは STARTUP 状態に入ると , レジ スタがリセットされます。 チャネル A ステータス未更新 このフラグは , オーバロード状態のために , メッセージハンドラがチャネル A に対してメッセージ バッファのステータス MBS を更新できなかった場合に , CC によって設定されます。 1 = チャネル A の MBS が更新されない 0 = チャネル A の MBS の更新時に , オーバロード状態が発生していない SNUB チャネル B ステータス未更新 このフラグは , オーバロード状態のために , メッセージハンドラがチャネル B に対してメッセージ バッファのステータス MBS を更新できなかった場合に , CC によって設定されます。 1 = チャネル B の MBS が更新されない 0 = チャネル B の MBS の更新時に , オーバロード状態が発生していない FNFA チャネル A 検索シーケンス未終了 このフラグは , オーバロード状態のために , メッセージハンドラがチャネル A に対して検索シーケン ス ( メッセージバッファと一致するメッセージ RAM のスキャン ) を終了できなかった場合に , CC に よって設定されます。 1 = チャネル A で検索シーケンスが終了していない 0 = チャネル A で未終了の検索シーケンスはない FNFB チャネル B 検索シーケンス未終了 このフラグは , オーバロード状態のために , メッセージハンドラがチャネル B に対して検索シーケン ス ( メッセージバッファと一致するメッセージ RAM のスキャン ) を終了できなかった場合に , CC に よって設定されます。 1 = チャネル B で検索シーケンスが終了していない 0 = チャネル B で未終了の検索シーケンスはない TBFA 過渡バッファアクセス失敗 A このフラグは , PRT A が要求した TBF A へのリードアクセスまたはライトアクセスが使用可能時間内 に完了できなかった場合に , CC により設定されます。 1 =TBF A アクセス失敗 0 =TBF A アクセス失敗なし TBFB 過渡バッファアクセス失敗 B このフラグは , PRT B が要求した TBF B へのリードアクセスまたはライトアクセスが使用可能時間内 に完了できなかった場合に , CC により設定されます。 1 =TBF B アクセス失敗 0 =TBF B アクセス失敗なし WAHP ヘッダパーティションへの書込み試行 このフラグは , メッセージバッファの不良設定のために , メッセージハンドラがメッセージデータを メッセージ RAM のヘッダパーティションに書き込もうとしたときに , CC によって設定されます。予 期せぬライトアクセスからヘッダパーティションを保護するために , 書込み試行は実行されません。 1 = ヘッダパーティションへの書込み試行 0 = ヘッダパーティションへの書込み試行なし フラグ SNUA, SNUB, FNFA, FNFB, TBFA, TBFB, WAHP のうち 1 つが "0" から "1" に変化すると , 割 込みフラグ EIR.MHF が "1" に設定されます。 SNUA 162 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 8.5. Sheet 送信要求 1/2/3/4 (TXRQ1/2/3/4) 4 つのレジスタは , 設定されたすべてのメッセージバッファの TXR フラグの状態を反映します。フラグは , 送信バッファ のみが評価されます。設定されたメッセージバッファの数が 128 未満の場合 , 残りの TXR フラグは意味を持ちません。 bit 31 TXRQ4 R 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 TXR127 TXR126 TXR125 TXR124 TXR123 TXR122 TXR121 TXR120 TXR119 TXR118 TXR117 TXR116 TXR115 TXR114 TXR113 TXR112 0x032C W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 R TXR111 TXR110 TXR109 TXR108 TXR107 TXR106 TXR105 TXR104 TXR103 TXR102 TXR101 TXR100 TXR99 TXR98 TXR97 TXR96 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 TXRQ3 R TXR95 TXR94 TXR93 TXR92 TXR91 TXR90 TXR89 TXR88 TXR87 TXR86 TXR85 TXR84 TXR83 TXR82 TXR81 TXR80 0x0328 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 R TXR79 TXR78 TXR77 TXR76 TXR75 TXR74 TXR73 TXR72 TXR71 TXR70 TXR69 TXR68 TXR67 TXR66 TXR65 TXR64 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 TXRQ2 R TXR63 TXR62 TXR61 TXR60 TXR59 TXR58 TXR57 TXR56 TXR55 TXR54 TXR53 TXR52 TXR51 TXR50 TXR49 TXR48 0x0324 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 R TXR47 TXR46 TXR45 TXR44 TXR43 TXR42 TXR41 TXR40 TXR39 TXR38 TXR37 TXR36 TXR35 TXR34 TXR33 TXR32 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 TXRQ1 R TXR31 TXR30 TXR29 TXR28 TXR27 TXR26 TXR25 TXR24 TXR23 TXR22 TXR21 TXR20 TXR19 TXR18 TXR17 TXR16 0x0320 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 TXR9 TXR8 TXR7 TXR6 TXR5 TXR4 TXR3 TXR2 TXR1 TXR0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 R TXR15 TXR14 TXR13 TXR12 TXR11 TXR10 W リセット 0 0 0 0 0 0 TXR[127:0] 送信要求 設定されると , 該当するメッセージバッファを送信できる状態になり , このメッセージバッファの送 信が進行中になります。シングルスロットモードでは , 送信完了後にフラグがリセットされます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 163 Data 8.6. Sheet 新規データ 1/2/3/4 (NDAT1/2/3/4) 4 つのレジスタは , 設定されたすべてのメッセージバッファの ND フラグの状態を反映します。送信バッファに属する ND フラグは意味を持ちません。設定されたメッセージバッファの数が 128 未満の場合 , 残りの ND フラグは意味を持ち ません。CC が CONFIG 状態から遷移するまたは STARTUP 状態に入ると , レジスタがリセットされます。 bit 31 NDAT4 R 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 ND127 ND126 ND125 ND124 ND123 ND122 ND121 ND120 ND119 ND118 ND117 ND116 ND115 ND114 ND113 ND112 0x031C W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 ND99 ND98 ND97 ND96 R ND111 ND110 ND109 ND108 ND107 ND106 ND105 ND104 ND103 ND102 ND101 ND100 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 ND95 ND94 ND93 ND92 ND91 ND90 ND89 ND88 ND87 ND86 ND85 ND84 ND83 ND82 ND81 ND80 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 ND79 ND78 ND77 ND76 ND75 ND74 ND73 ND72 ND71 ND70 ND69 ND68 ND67 ND66 ND65 ND64 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 ND63 ND62 ND61 ND60 ND59 ND58 ND57 ND56 ND55 ND54 ND53 ND52 ND51 ND50 ND49 ND48 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 ND47 ND46 ND45 ND44 ND43 ND42 ND41 ND40 ND39 ND38 ND37 ND36 ND35 ND34 ND33 ND32 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 ND31 ND30 ND29 ND28 ND27 ND26 ND25 ND24 ND23 ND22 ND21 ND20 ND19 ND18 ND17 ND16 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 ND15 ND14 ND13 ND12 ND11 ND10 ND9 ND8 ND7 ND6 ND5 ND4 ND3 ND2 ND1 ND0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 NDAT3 R 0x0338 W R W NDAT2 R 0x0334 W R W NDAT1 R 0x0330 W R W リセット ND[127:0] 新規データ このフラグは , そのメッセージバッファ用の受信ペイロード長または設定ペイロード長に関わらず , 有効な受信データフレームがメッセージバッファのフィルタ設定に一致したときに設定されます。フ ラグは , 受信 FIFO に属するメッセージバッファを除き , Null フレームの受信後は設定されません。 ND フラグは , 対応するメッセージバッファのヘッダセクションが再設定されたとき , またはデータセ クションが出力バッファに転送されたときにリセットされます。 164 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 8.7. Sheet メッセージバッファステータス変更 1/2/3/4 (MBSC1/2/3/4) 4 つのレジスタは , 設定されたすべてのメッセージバッファの MBC フラグの状態を反映します。設定されたメッセージ バッファの数が 128 未満の場合 , 残りの MBC フラグは意味を持ちません。CC が CONFIG 状態から遷移するまたは STARTUP 状態に入ると , レジスタがリセットされます。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 MBSC4 R MBC127 MBC126 MBC125 MBC124 MBC123 MBC122 MBC121 MBC120 MBC119 MBC118 MBC117 MBC116 MBC115 MBC114 MBC113 MBC112 0x034C W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 R MBC111 MBC110 MBC109 MBC108 MBC107 MBC106 MBC105 MBC104 MBC103 MBC102 MBC101 MBC100 MBC99 MBC98 MBC97 MBC96 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 MBSC3 R MBC95 MBC94 MBC93 MBC92 MBC91 MBC90 MBC89 MBC88 MBC87 MBC86 MBC85 MBC84 MBC83 MBC82 MBC81 MBC80 0x0348 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 R MBC79 MBC78 MBC77 MBC76 MBC75 MBC74 MBC73 MBC72 MBC71 MBC70 MBC69 MBC68 MBC67 MBC66 MBC65 MBC64 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 MBSC2 R MBC63 MBC62 MBC61 MBC60 MBC59 MBC58 MBC57 MBC56 MBC55 MBC54 MBC53 MBC52 MBC51 MBC50 MBC49 MBC48 0x0344 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 R MBC47 MBC46 MBC45 MBC44 MBC43 MBC42 MBC41 MBC40 MBC39 MBC38 MBC37 MBC36 MBC35 MBC34 MBC33 MBC32 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 MBSC1 R MBC31 MBC30 MBC29 MBC28 MBC27 MBC26 MBC25 MBC24 MBC23 MBC22 MBC21 MBC20 MBC19 MBC18 MBC17 MBC16 0x0340 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 MBC8 MBC7 MBC6 MBC5 MBC4 MBC3 MBC2 MBC1 MBC0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 R MBC15 MBC14 MBC13 MBC12 MBC11 MBC10 MBC9 W リセット 0 0 0 0 0 0 0 MBC[127:0] メッセージバッファステータス変更 MBC フラグは , メッセージハンドラが各メッセージバッファのヘッダセクションにあるステータスフ ラグ VFRA, VFRB, SEOA, SEOB, CEOA, CEOB, SVOA, SVOB, TCIA, TCIB, ESA, ESB, MLST, FTA, FTB (「11.5. メッセージバッファステータス (MBS)」および「12.1. ヘッダパーティション」, ヘッダ 4 を参照 ) のうち 1 つが変更されたときはいつでも設定されます。MBC フラグは , 対応するメッセー ジバッファのヘッダセクションが再設定されたとき , または出力バッファに転送されたときにリセッ トされます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 165 Data Sheet 9.識別レジスタ コアリリースレジスタ (CREL) 9.1. bit CREL R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 REL3 REL2 REL1 REL0 STEP7 STEP6 STEP5 STEP4 STEP3 STEP2 STEP1 20 19 18 17 16 STEP0 YEAR3 YEAR2 YEAR1 YEAR0 0x03F0 W リリース情報 リセット bit R 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 MON7 MON6 MON5 MON4 MON3 MON2 MON1 MON0 DAY7 DAY6 DAY5 DAY4 DAY3 DAY2 DAY1 DAY0 W リリース情報 リセット DAY[7:0] 設計タイムスタンプ , 日 2 桁 , BCD コード化。 MON[7:0] 設計タイムスタンプ , 月 2 桁 , BCD コード化。 YEAR[3:0] 設計タイムスタンプ , 年 1 桁 , BCD コード化。 STEP[7:0] コアリリースのステップ 2 桁 , BCD コード化。 REL[3:0] コアリリース 1 桁 , BCD コード化。 下表に , レジスタ CREL にリリースをコード化する方法を示します。 リリースのコーディング 166 リリース ステップ サブス テップ 名前 0 7 0 Beta2 0 7 1 Beta2ct 1 0 0 改版 1.0.0 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 9.2. Sheet エンディアンレジスタ (ENDN) bit 31 ENDN R 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 ETV31 ETV30 ETV29 ETV28 ETV27 ETV26 ETV25 ETV24 ETV23 ETV22 ETV21 ETV20 ETV19 ETV18 ETV17 ETV16 0x03F4 W リセット bit R 1 0 0 0 0 1 15 14 13 12 11 10 ETV15 ETV14 ETV13 ETV12 ETV11 ETV10 1 1 0 1 1 0 0 1 0 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 ETV9 ETV8 ETV7 ETV6 ETV5 ETV4 ETV3 ETV2 ETV1 ETV0 1 1 0 0 1 0 0 0 0 1 W リセット 0 1 0 0 0 0 ETV[31:0] エンディアンテスト値 エンディアンテスト値は 0x87654321 です。 10.入力バッファ 入力バッファホストと入力バッファシャドウのダブルバッファで構成されています。ホストが入力バッファホストに書 込み可能な間に , 入力バッファシャドウからメッセージ RAM への転送が行なわれます。入力バッファは , メッセージ RAM 内の選択したメッセージバッファに転送されるヘッダセクションとデータセクションを保持します。メッセージ RAM のメッセージバッファの設定および送信バッファのデータセクションの更新に使用されます。 入力バッファからメッセージ RAM 内のメッセージバッファのヘッダセクションを更新するとき , 「11.5. メッセージ バッファステータス (MBS)」で説明されているように , メッセージバッファステータスは自動的にゼロにリセットされ ます。 CC が DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態の場合 , 受信 FIFO に属するメッセージバッファのヘッダセクション のみが設定 ( 再設定 ) されます。これらのメッセージバッファについては , 設定ペイロード長およびデータポインタは , WRHS2.PLC[6.0] および WRHS3.DP[10:0] を介して設定される必要があります。受入れフィルタに必要なすべての情報 は , FIFO 拒否フィルタおよび FIFO 拒否フィルタマスクから取得されます。 入力バッファ (IBF) とメッセージ RAM 間のデータ転送の詳細については , 「11.2.1. 入力バッファからメッセージ RAM へのデータ転送」で説明しています。 10.1. ライトデータセクション [1 ~ 64] (WRDSn) アドレス指定されたメッセージバッファのデータセクションに転送されるデータワードを保持します。データワード (DWn) は , DW1 (byte0, byte1) から DWPL (PL = 設定ペイロード長 WRHS2.PLC[6:0] により定義されたデータワードの数 ) まで , 送信順にメッセージ RAM に書き込まれます。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 MD31 MD30 MD29 MD28 MD27 MD26 MD25 MD24 MD23 MD22 MD21 MD20 MD19 MD18 MD17 MD16 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 MD15 MD14 MD13 MD12 MD11 MD10 MD9 MD8 MD7 MD6 MD5 MD4 MD3 MD2 MD1 MD0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 WRDSn R 0x0400 ~ W 0x04FC R W リセット MD[31:0] メッセージデータ MD[7:0]= DWn, byten-1 MD[15:8]= DWn, byten MD[23:16]= DWn+1, byten+1 MD[31:24]= DWn+1, byten+2 (注意事項)DW127 は , WRDS64.MD[15:0] に配置されます。この場合 , WRDS64.MD[31:16] は未使用 ( 有効データなし ) になります。入力バッファ RAM は , ハードリセットまたは CHI コマンド CLEAR_RAMS によって , ゼロに 初期化されます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 167 Data Sheet 10.2. ライトヘッダセクション 1 (WRHS1) bit WRHS1 R 31 30 0 0 0x0500 W リセット bit R 29 28 27 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 CYC6 CYC5 CYC4 CYC3 CYC2 CYC1 CYC0 0 MBI TXM PPIT CFG CHB CHA 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 FID10 FID9 FID8 FID7 FID6 FID5 FID4 FID3 FID2 FID1 FID0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 W リセット 26 0 0 0 0 0 FID[10:0] フレーム ID 選択されたメッセージバッファのフレーム ID を示します。フレーム ID は , 各メッセージ送受信のス ロット番号を定義します。フレーム ID = "0" のメッセージバッファは , 無効と見なされます。 CYC[6:0] サイクルコード 7 ビットのサイクルコードは , サイクルカウンタフィルタリングに使用されるサイクルセットを決定 します。サイクルコードの設定の詳細については , 「7.2. サイクルカウンタフィルタリング」を参照 してください。 CHA, CHB チャネルフィルタ制御 各バッファに関連付けられる 2 ビットのチャネルフィルタリングフィールドは , 受信バッファのフィル タ , および送信バッファの制御フィールドとして機能します。 送信バッファ フレームを送信 受信バッファ 受信したフレームを格納 CHA CHB 1 1 両チャネル ( 静的セグメントのみ ) チャネル A または B ( 意味的に有効な最初のフレームを 格納 , 静的セグメントのみ ) 1 0 チャネル A チャネル A 0 1 チャネル B チャネル B 0 0 送信なし フレームを無視 メッセージバッファが動的セグメント用に設定され , チャネルフィルタリングフィールドの両ビットが "1" に設定された 場合 , フレームは送信されず , 従って受信フレームは無視されます (CHA = CHB = "0" と同じ機能 )。 メッセージバッファ方向設定ビット このビットは , 対応するバッファを送信バッファまたは受信バッファとして設定するために使用しま す。受信 FIFO に属するメッセージバッファの場合 , このビットは評価されません。 1 = 対応するバッファが送信バッファとして設定される 0 = 対応するバッファが受信バッファとして設定される PPIT ペイロードプリアンブルインジケータ送信 このビットは , 送信フレーム内のペイロードプリアンブルインジケータの状態を制御します。この ビットが静的メッセージバッファに設定される場合 , 各メッセージバッファはネットワークマネジメ ント情報を保持します。このビットが動的メッセージバッファに設定される場合 , ペイロードセグメ ントの最初の 2 バイトが , 受信側によるメッセージ ID フィルタリングに使用されます。受信 FlexRay フレームのメッセージ ID フィルタリングは , E-Ray モジュールではサポートされていませんが , ホス トにより実行されます。 1 = ペイロードプリアンブルインジケータを設定する 0 = ペイロードプリアンブルインジケータを設定しない CFG TXM 168 送信モード このビットは , 送信モードの選択に使用されます (「8.3. 送信バッファ」を参照 )。 1 = シングルショットモード 0 = 連続モード DS07-16611-2, September 26, 2014 Data MBI Sheet メッセージバッファ割込み このビットは , 対応するバッファに対して送受信割込みを有効にします。専用の受信バッファがメッ セージハンドラにより更新された後 , フラグ SIR.RXI または SIR.MBSI が設定されます。送信の完了 後 , フラグ SIR.TXI が設定されます。 1 = 対応するメッセージバッファ割込みが有効 0 = 対応するメッセージバッファ割込みが無効 10.3. ライトヘッダセクション 2 (WRHS2) bit WRHS2 R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0x0504 W 22 21 20 19 18 17 16 PLC6 PLC5 PLC4 PLC3 PLC2 PLC1 PLC0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 CRC10 CRC9 CRC8 CRC7 CRC6 CRC5 CRC4 CRC3 CRC2 CRC1 CRC0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 R W リセット 0 0 0 0 0 CRC[10:0] ヘッダ CRC (vRF!Header!HeaderCRC) 受信バッファ : 設定不要 送信バッファ : ヘッダ CRC がホストにより計算され設定される ヘッダ CRC の計算のために , バスに送信されるフレームのペイロード長を考慮する必要があります。 静的セグメントでは , すべてのフレームのペイロード長は , MHDC.SFDL[6:0] により設定されます。 PLC[6:0] 設定ペイロード長 ホストによって設定されるデータセクションの長さ (2 バイトワードの数 ) を示します。静的セグメン ト中に , MHDC.SFDL[6:0] により設定される静的フレームペイロード長は , すべての静的フレームの ペイロード長を定義します。PLC[6:0] より設定されたペイロード長が , この値よりも短い場合は , フ レームが適切な物理長になるように , 埋め込みバイトが挿入されます。埋込みパターンは論理ゼロで す。 10.4. ライトヘッダセクション 3 (WRHS3) bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 DP10 DP9 DP8 DP7 DP6 DP5 DP4 DP3 DP2 DP1 DP0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 WRHS3 R 0x0508 W R W リセット 0 0 0 0 0 DP[10:0] データポインタ メッセージ RAM 内のアドレス指定されたメッセージバッファのデータセクションの最初の 32 ビット へのポインタを示します。 September 26, 2014, DS07-16611-2 169 Data Sheet 10.5. 入力バッファコマンドマスク (IBCM) レジスタ IBCR により選択されたメッセージ RAM 内のメッセージバッファを更新する方法を設定します。IBF ホストと IBF シャドウが交換されるとき , それぞれの入力バッファ転送に添付されたままにするため , マスクビット LHSH, LDSH, および STXRH もビット LHSS, LDSS, および STXRS に交換されます。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 STXRS LDSS LHSS リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 IBCM R 0x0510 W R STXRH LDSH W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 LHSH 0 ヘッダセクションホストのロード 1 = ヘッダセクションが入力バッファからメッセージ RAM への転送用に選択される 0 = ヘッダセクションは更新されない LDSH データセクションホストのロード 1 = データセクションが入力バッファからメッセージ RAM への転送用に選択される 0 = データセクションは更新されない STXRH 送信要求ホストの設定 このビットが "1" に設定されると , メッセージバッファを送信用に開放するために , 選択されたメッ セージバッファの TXR フラグが TXRQ1/2/3/4 レジスタに設定されます。シングルスロットモードで は , 送信完了後に CC によりフラグがクリアされます。TXR は , 送信バッファのみが評価されます。 1 =TXR フラグを設定し , 送信バッファが送信用に開放される 0 =TXR フラグをリセットする LHSS ヘッダセクションシャドウのロード 1 = ヘッダセクションが入力バッファからメッセージ RAM への転送用に選択される ( 転送中または終了 ) 0 = ヘッダセクションは更新されない LDSS データセクションシャドウのロード 1 = データセクションが入力バッファからメッセージ RAM への転送用に選択される ( 転送中または終了 ) 0 = データセクションは更新されない STXRS 送信要求シャドウの設定 1 =TXR フラグを設定し , 送信バッファが送信用に開放される ( 転送中または終了 ) 0 =TXR フラグをリセットする LHSH 170 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 10.6. 入力バッファコマンド要求 (IBCR) ホストがメッセージ RAM 内の対象メッセージバッファの番号を IBRH[6:0] に書込むと , IBF ホストと IBF シャドウが交 換されます。さらに , IBRH[6:0] と IBRS[6:0] に格納されたメッセージバッファ番号も交換されます (「11.2.1. 入力バッ ファからメッセージ RAM へのデータ転送」も参照 )。 この書込み動作により , IBSYS が "1" に設定されます。その後 , メッセージハンドラが , IBRS[6:0] により選択されたメッ セージ RAM 内のメッセージに IBF シャドウのコンテンツの転送をスタートします。 メッセージハンドラが IBF シャドウからメッセージ RAM 内の対象メッセージバッファにデータを転送している間 , ホス トは次のメッセージを IBF ホストに書込むことができます。IBF シャドウとメッセージ RAM 間での転送が完了した後で , IBSYS が "0" に戻され , それぞれの対象メッセージバッファ番号を IBRH[6:0] に書込むことによって , ホストによりメッ セージ RAM への次の転送が始められます。 IBSYS が "1" の間に IBRH[6:0] へのライトアクセスが発生すると , IBSYH は "1" に設定されます。IBF シャドウからメッ セージ RAM への進行中のデータ転送が完了した後 , IBF ホストおよび IBF シャドウが交換され , IBSYH が "0" にリセッ トされます。IBSYS は "1" に設定されたままで , メッセージ RAM への次の転送がスタートされます。さらに , IBRH[6:0] と IBRS[6:0] に格納されたメッセージバッファ番号も交換されます。 IBSYS と IBSYH が設定される間に入力バッファレジスタへのライトアクセスが発生すると , エラーフラグ EIR.IIBA が 設定されます。この場合 , 入力バッファは変更されません。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 IBSYS 0 0 0 0 0 0 0 0 IBRS6 IBRS5 IBRS4 IBRS3 IBRS2 IBRS1 IBRS0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 IBSYH 0 0 0 0 0 0 0 0 IBRH6 IBRH5 IBRH4 IBRH3 IBRH2 IBRH1 IBRH0 0 0 0 0 0 0 0 IBCR R 0x0514 W R W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 IBRH[6:0] 入力バッファ要求ホスト 入力バッファからのデータ転送用にメッセージ RAM 内の対象メッセージバッファを選択します。 有効な値は , 0x00 ~ 0x7F (0 ~ 127) です。 IBSYH 入力バッファビジーホスト IBSYS が "1" の間に IBRH[6:0] を書込むことにより "1" に設定されます。IBF シャドウとメッセージ RAM 間の進行中の転送が完了した後 , IBSYH が "0" に戻されます。 1 = IBF シャドウとメッセージ RAM 間での転送中の間の要求 0 = 保留中の要求なし IBRS[6:0] 入力バッファ要求シャドウ 実際に更新されたまたは最後に更新された対象メッセージバッファの番号を示します。 有効な値は , 0x00 ~ 0x7F (0 ~ 127) です。 IBSYS 入力バッファビジーシャドウ IBRH[6:0] の書込み後に , "1" に設定されます。IBF シャドウとメッセージ RAM 間の転送が完了した後 , IBSYS が "0" に戻されます。 1 =IBF シャドウとメッセージ RAM 間の転送中 0 =IBF シャドウとメッセージ RAM 間の転送完了 September 26, 2014, DS07-16611-2 171 Data Sheet 11.出力バッファ 出力バッファホストと出力バッファシャドウのダブルバッファで構成されています。メッセージ RAM からのメッセー ジバッファの読出しに使用されます。ホストが出力バッファホストから読出し可能な間に , メッセージハンドラは , メッ セージ RAM から出力バッファシャドウに選択したメッセージバッファを転送します。メッセージ RAM と出力バッファ (OBF) と間のデータ転送の詳細については , 「11.2.2. メッセージ RAM から出力バッファへのデータ転送」で説明してい ます。 11.1. リードデータセクション [1 ~ 64] (RDDSn) アドレス指定されたメッセージバッファのデータセクションから読み出されるデータワードを保持します。データワー ド (DWn) は , DW1 (byte0, byte1) から DWPL (PL = 設定ペイロード長 RDHS2.PLC[6:0] により定義されたデータワードの数 ) まで , 受信順にメッセージ RAM から読み出されます。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 MD31 MD30 MD29 MD28 MD27 MD26 MD25 MD24 MD23 MD22 MD21 MD20 MD19 MD18 MD17 MD16 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 MD15 MD14 MD13 MD12 MD11 MD10 MD9 MD8 MD7 MD6 MD5 MD4 MD3 MD2 MD1 MD0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 RDDSn R 0x0600 ~ W 0x06FC R W リセット MD[31:0] メッセージデータ MD[7:0]= DWn, byten-1 MD[15:8]= DWn, byten MD[23:16]= DWn+1, byten+1 MD[31:24]= DWn+1, byten+2 (注意事項)DW127 は , RDDS64.MD[15:0] に配置されます。この場合 , RDDS64.MD[31:16] は未使用 ( 有効データなし ) に なります。出力バッファ RAM は , ハードリセットまたは CHI コマンド CLEAR_RAMS によって , ゼロに初 期化されます。 11.2. リードヘッダセクション 1 (RDHS1) bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 MBI TXM PPIT CFG CHB CHA 0 CYC6 CYC5 CYC4 CYC3 CYC2 CYC1 CYC0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 FID10 FID9 FID8 FID7 FID6 FID5 FID4 FID3 FID2 FID1 FID0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 RDHS1 R 0x0700 W R W リセット WRHS1 を介してホストにより設定される値は下記の通りです。 FID[10:0] CYC[6:0] CHA, CHB CFG PPIT TXM MBI フレーム ID サイクルコード チャネルフィルタ制御 メッセージバッファ方向設定ビット ペイロードプリアンブルインジケータ送信 送信モード メッセージバッファ割込み メッセージ RAM から読み出されたメッセージバッファが受信 FIFO に属している場合 , FID[10:0] は , CYC[6:0], CHA, CHB, CFG, PPIT, TXM, および MBI が "0" にリセットされる間に , 受信したフレーム ID を保持します。 172 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 11.3. リードヘッダセクション 2 (RDHS2) bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 PLR6 PLR5 PLR4 PLR3 PLR2 PLR1 PLR0 0 PLC6 PLC5 PLC4 PLC3 PLC2 PLC1 PLC0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 CRC10 CRC9 CRC8 CRC7 CRC6 CRC5 CRC4 CRC3 CRC2 CRC1 CRC0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 RDHS2 R 0x0704 W R W リセット CRC[10:0] ヘッダ CRC (vRF!Header!HeaderCRC) 受信バッファ : ヘッダ CRC が受信データフレームから更新される 送信バッファ : ヘッダ CRC がホストにより計算され設定される PLC[6:0] 設定ペイロード長 ホストによって設定されるデータセクションの長さ (2 バイトワードの数 ) を示します。 PLR[6:0] 受信ペイロード長 (vRF!Header!Length) ペイロード長の値は受信データフレームから更新されます ( 例外 : メッセージバッファが受信 FIFO に 属する場合 , PLR[6:0] も受信 Null フレームから更新されます )。 メッセージがメッセージバッファに格納されるとき , 受信ペイロード長と設定ペイロード長に関して , 次の動作が実行さ れます。 PLR[6:0] > PLC[6:0]: メッセージバッファに格納されたペイロードデータは , PLC[6:0] と同じ場合は設定ペ イ ロード長に短縮され , それ以外は PLC[6:0] + 1 に短縮されます。 PLR[6:0] ≦ PLC[6:0]: 受信ペイロードデータは , メッセージバッファのデータセクションに格納されます。 PLC[6:0] により設定されたデータセクションの残りのデータバイトは , 未定義データ で埋 められます。 PLR[6:0] = 0: メッセージバッファのデータセクションは未定義データで埋められます。 PLC[6:0] = 0: メッセージバッファには , データセクションが設定されていません。データはメッセージバッファの データセクションに格納されません。 (注意事項)メッセージ RAM は 4 バイト単位で構成されます。受信データがメッセージバッファのデータセクションに 格納されるとき , メッセージバッファに書き込まれた 2 バイトのデータワード数は , 次の偶数値に丸められ た PLC[6:0] です。PLC[6:0] は , 受信 FIFO に属するすべてのメッセージバッファに対して同一に設定する必 要があります。ヘッダ 2 はデータフレームからのみ更新されます。 11.4. リードヘッダセクション 3 (RDHS3) bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 RES PPI NFI SYN SFI RCI 0 0 RCC5 RCC4 RCC3 RCC2 RCC1 RCC0 リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 DP10 DP9 DP8 DP7 DP6 DP5 DP4 DP3 DP2 DP1 DP0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 RDHS3 R 0x0708 W R W リセット DP[10:0] データポインタ メッセージ RAM 内のアドレス指定されたメッセージバッファのデータセクションの最初の 32 ビット へのポインタを示します。 RCC[5:0] 受信サイクルカウント (vRF!Header!CycleCount) 受信データフレームから更新されるサイクルカウント値です。 RCI 受信チャネルインジケータ (vSS!Channel) September 26, 2014, DS07-16611-2 173 Data Sheet それぞれの受信バッファを更新する受信データフレームが , どのチャネルから受け取られたかを示し ます。 1 = チャネル A でフレームが受信された 0 = チャネル B でフレームが受信された SFI スタートアップフレームインジケータ (vRF!Header!SuFIndicator) スタートアップフレームが , スタートアップフレームインジケータによりマーク付けされます。 1 = 受信フレームがスタートアップフレームである 0 = 受信フレームがスタートアップフレームでない SYN 同期フレームインジケータ (vRF!Header!SyFIndicator) 同期フレームが , 同期フレームインジケータによりマーク付けされます。 1 = 受信フレームが同期フレームである 0 = 受信フレームが同期フレームでない NFI Null フレームインジケータ (vRF!Header!NFIndicator) 最初の受信データフレームの格納後 , "1" に設定されます。 1 = 少なくとも 1 つのデータフレームが , それぞれのメッセージバッファに格納されている 0 = 今のところデータフレームが , それぞれのメッセージバッファに格納されていない PPI ペイロードプリアンブルインジケータ (vRF!Header!PPIndicator) ペイロードプリアンブルインジケータは , ネットワークマネジメントベクタまたはメッセージ ID が受 信フレームのペイロードセグメント内に含まれているかどうかを定義します。 1 = 静的セグメント : ネットワークマネジメントベクタがペイロードの最初の部分に含まれている 動的セグメント : メッセージ ID がペイロードの最初の部分に含まれている 0 = 受信フレームのペイロードセグメントは , ネットワークマネジメントベクタもメッセージ ID も含 まない RES 予約ビット (vRF!Header!Reserved) 受信予約ビットの状態を反映します。予約ビットは , "0" として送信されます。 ヘッダ 3 はデータフレームからのみ更新されます。 174 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 11.5. メッセージバッファステータス (MBS) メッセージバッファステータスは , メッセージバッファに割当てられたスロットの次のスロットの終了時に , 割当てられ たチャネルの最新のものに関して , CC により更新されます。フラグは , CC が NORMAL_ACTIVE 状態または NORMAL_PASSIVE 状態の場合にのみ更新されます。1 つのチャネル (A または B) のみがメッセージバッファに割当て られている場合 , もう一方のチャネルのチャネル固有ステータスフラグにゼロが書き込まれます。両チャネルがメッ セージバッファに割当てられている場合 , 両チャネルのチャネル固有ステータスフラグが更新されます。メッセージ バッファステータスは , スロットカウンタが設定されたフレーム ID に到達したとき , またはサイクルカウンタフィルタ が一致したときにのみ更新されます。ホストが入力バッファを介してメッセージバッファを更新するとき , IBCM ビット が設定されているかどうかに関係なく , すべての MBS フラグはゼロにリセットされます。送受信フィルタリングの詳細 については , 「7. フィルタリングとマスキング」, 「8. 送信プロセス」, および「9. 受信プロセス」を参照してください。 メッセージハンドラが フラグ VFRA, VFRB, SEOA, SEOB, CEOA, CEOB, SVOA, SVOB, TCIA, TCIB, ESA, ESB, MLST, FTA, FTB のうち 1 つを更新するときは常に , レジスタ MBSC1/2/3/4 内のそれぞれのメッセージバッファの MBC フラグ が設定されます。 bit MBS R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 RESS PPIS NFIS SYNS SFIS RCIS 0 0 CCS5 CCS4 CCS3 CCS2 CCS1 CCS0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0x070C W リセット bit R 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 FTB FTA 0 MLST ESB ESA TCIB TCIA SVOB SVOA CEOB CEOA SEOB SEOA VFRB VFRA 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 W リセット チャネル A 上の有効フレーム受信 (vSS!ValidFrameA) 有効フレームがチャネル A 上で受信された場合に , 有効フレームインジケーションが設定されます。 1 = チャネル A で有効フレームが受信された 0 = チャネル A で有効フレームが受信されていない VFRB チャネル B 上の有効フレーム受信 (vSS!ValidFrameB) 有効フレームがチャネル B 上で受信された場合に , 有効フレームインジケーションが設定されます。 1 = チャネル B で有効フレームが受信された 0 = チャネル B で有効フレームが受信されていない SEOA チャネル A の構文エラー観測 (vSS!SyntaxErrorA) チャネル A 上の割当てられたスロットで , 構文エラーが観測されたことを示します。 1 = チャネル A で構文エラーが観測された 0 = チャネル A で構文エラーが観測されていない SEOB チャネル B の構文エラー観測 (vSS!SyntaxErrorB) チャネル B 上の割当てられたスロットで , 構文エラーが観測されたことを示します。 1 = チャネル B で構文エラーが観測された 0 = チャネル B で構文エラーが観測されていない CEOA チャネル A のコンテンツエラー観測 (vSS!ContentErrorA) チャネル A 上の割当てられたスロットで , コンテンツエラーが観測されたことを示します。 1 = チャネル A でコンテンツエラーが観測された 0 = チャネル A でコンテンツエラーが観測されていない CEOB チャネル B のコンテンツエラー観測 (vSS!ContentErrorB) チャネル B 上の割当てられたスロットで , コンテンツエラーが観測されたことを示します。 1 = チャネル B でコンテンツエラーが観測された 0 = チャネル B でコンテンツエラーが観測されていない SVOA チャネル A のスロット境界違反観測 (vSS!BViolationA) チャネル A 上で , スロット境界違反 ( 割当てられたスロットのスタート時または終了時にチャネルが アクティブ ) が観測されたことを示します。 1 = チャネル A でスロット境界違反が観測された 0 = チャネル A でスロット境界違反が観測されていない VFRA September 26, 2014, DS07-16611-2 175 Data Sheet チャネル B のスロット境界違反観測 (vSS!BViolationB) チャネル B 上で , スロット境界違反 ( 割当てられたスロットのスタート時または終了時にチャネルが アクティブ ) が観測されたことを示します。 1 = チャネル B でスロット境界違反が観測された 0 = チャネル B でスロット境界違反が観測されていない TCIA チャネル A 送信競合インジケーション (vSS!TxConflictA) 送信競合がチャネル A 上で発生した場合に , 送信競合インジケーションが設定されます。 1 = チャネル A で送信競合が発生した 0 = チャネル A で送信競合が発生していない TCIB チャネル B 送信競合インジケーション (vSS!TxConflictB) 送信競合がチャネル B 上で発生した場合に , 送信競合インジケーションが設定されます。 1 = チャネル B で送信競合が発生した 0 = チャネル B で送信競合が発生していない ESA チャネル A 空のスロット 空のスロットでは , バス上にいかなるアクティビティも検出されません。この状態は , 静的スロット および動的スロットでチェックされます。 1 = チャネル A 上の割当てられたスロットで , バスアクティビティが検出されていない 0 = チャネル A 上の割当てられたスロットで , バスアクティビティが検出された ESB チャネル B 空のスロット 空のスロットでは , バス上にいかなるアクティビティも検出されません。この状態は , 静的スロット および動的スロットでチェックされます。 1 = チャネル B 上の割当てられたスロットで , バスアクティビティが検出されていない 0 = チャネル B 上の割当てられたスロットで , バスアクティビティが検出された MLST メッセージロスト このフラグは , メッセージバッファが受信データフレームから更新される前に , ホストがメッセージ を読み出さなかった場合に設定されます。受信 FIFO に属するメッセージバッファを除き , Null フ レームの受信による影響はありません。OBF を介してメッセージバッファを読み出すことによりメッ セージバッファ ND フラグがリセットされた後で , IBF を介したメッセージバッファへのホストの書 込みにより , または新しいメッセージがメッセージバッファに格納されたときに , このフラグはリ セットされます。 1 = 未処理メッセージが上書きされた 0 = メッセージロストなし FTA チャネル A 上のフレーム送信 このノードが , チャネル A 上の設定スロット内のデータフレームを送信したことを示します。 1 = チャネル A でデータフレームが送信された 0 = チャネル A でデータフレームが送信されていない FTB チャネル B 上のフレーム送信 このノードが , チャネル B 上の設定スロット内のデータフレームを送信したことを示します。 1 = チャネル B でデータフレームが送信された 0 = チャネル B でデータフレームが送信されていない SVOB FlexRay プロトコル仕様では ,FTA, および FTB はホストによってのみリセットされることが要求されています。した がって , これらのビットのサイクルカウントステータス CCS[5:0] は , ビットが "1" に設定されているサイクルでのみ有効 です。 CCS[5:0] サイクルカウントステータス ステータスが更新されたときの実際のサイクルカウントを示します。 次のステータスビットは , 有効なデータおよび Null フレームの両方から更新されます。有効フレーム が受信されない場合は , 以前の値が維持されます。 RCIS 受信チャネルインジケータステータス (vSS!Channel) フレームが受信されたチャネルを示します。 1 = チャネル A でフレームが受信された 0 = チャネル B でフレームが受信された SFIS スタートアップフレームインジケータステータス (vRF!Header!SuFIndicator) スタートアップフレームが , スタートアップフレームインジケータによりマーク付けされます。 1 = 受信フレームがスタートアップフレームである 0 = スタートアップフレームが受信されていない 176 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 同期フレームインジケータステータス (vRF!Header!SyFIndicator) 同期フレームが , 同期フレームインジケータによりマーク付けされます。 1 = 受信フレームが同期フレームである 0 = 同期フレームが受信されていない NFIS Null フレームインジケータステータス (vRF!Header!NFIndicator) "0" に設定された場合 , 受信フレームのペイロードセグメントは使用可能なデータを含みません。 1 = 受信フレームは Null フレームでない 0 = 受信フレームは Null フレーム PPIS ペイロードプリアンブルインジケータステータス (vRF!Header!PPIndicator) ペイロードプリアンブルインジケータは , ネットワークマネジメントベクタまたはメッセージ ID が受 信フレームのペイロードセグメント内に含まれているかどうかを定義します。 1 = 静的セグメント : ネットワークマネジメントベクタがペイロードの始めに含まれている 動的セグメント : メッセージ ID がペイロードの始めに含まれている 0 = 受信フレームのペイロードセグメントは , ネットワークマネジメントベクタもメッセージ ID も含 まない RESS 予約ビットステータス (vRF!Header!Reserved) 受信予約ビットの状態を反映します。予約ビットは , "0" として送信されます。 SYNS 11.6. 出力バッファコマンドマスク (OBCM) レジスタ OBCR により選択されたメッセージ RAM 内のメッセージバッファから出力バッファを更新する方法を設定し ます。OBF ホストと OBF シャドウが交換されるとき , それぞれの出力バッファ転送に添付されたままにするため , マス クビット RDSH および RHSH もビット RDSS および RHSS に交換されます。 bit 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 RDSH RHSH リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 bit 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 RDSS RHSS 0 0 OBCM R 0x0710 W R W リセット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ヘッダセクションシャドウの読出し 1 = ヘッダセクションがメッセージ RAM から出力バッファへの転送用に選択される 0 = ヘッダセクションは読み出されない RDSS データセクションシャドウの読出し 1 = データセクションがメッセージ RAM から出力バッファへの転送用に選択される 0 = データセクションは読み出されない RHSH ヘッダセクションホストの読出し 1 = ヘッダセクションがメッセージ RAM から出力バッファへの転送用に選択される 0 = ヘッダセクションは読み出されない RDSH データセクションホストの読出し 1 = データセクションがメッセージ RAM から出力バッファへの転送用に選択される 0 = データセクションは読み出されない RHSS (注意事項)メッセージ RAM から OBF シャドウへのヘッダセクションの転送が完了すると , MBSC1/2/3/4 レジスタ内の 選択したメッセージバッファのメッセージバッファステータス変更フラグ MBC がクリアされます。メッ セージ RAM から OBF シャドウへのデータセクションの転送が完了すると , NDAT1/2/3/4 レジスタ内の選択 したメッセージバッファの新規データフラグ ND がクリアされます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 177 Data Sheet 11.7. 出力バッファコマンド要求 (OBCR) OBRS[6:0] により選択されたメッセージバッファは , ホストが REQ を "1" に設定すると直ちに , メッセージ RAM から出 力バッファに転送されます。ビット REQ は , OBSYS が "0" の間にのみ "1" に設定できます (「11.2.2. メッセージ RAM か ら出力バッファへのデータ転送」も参照 )。 REQ が "1" に設定された後 , OBSYS は自動的に "1" に設定され , OBRS[6:0] により選択されたメッセージバッファのメッ セージ RAM から OBF シャドウへの転送がスタートされます。メッセージ RAM と OBF シャドウ 間の転送が完了した後 , これは , OBSYS が "0" に戻されることによって通知されます。OBSYS が "0" の間に VIEW ビットを "1" に設定することにより , OBF ホストと OBF シャドウが交換されます。その後 , ホストは , 転送されたメッセージバッファを OBF ホストから読み 出すことができるようになります。並行して , VIEW と REQ が同時に設定される場合 , メッセージハンドラはメッセー ジ RAM から OBF シャドウに次のメッセージを転送できます。 OBSYS が設定される間に出力バッファレジスタへのライトアクセスが発生すると , エラーフラグ EIR.IOBA が設定され ます。この場合 , 出力バッファは変更されません。 bit OBCR R 31 30 29 28 27 26 25 24 23 0 0 0 0 0 0 0 0 0 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 OBSYS 0 0 0 0 0 OBRH6 OBRH5 OBRH4 OBRH3 OBRH2 OBRH1 OBRH0 0x0714 W リセット bit R W リセット 0 0 0 0 0 0 0 REQ VIEW 0 0 OBRS6 OBRS5 OBRS4 OBRS3 OBRS2 OBRS1 OBRS0 0 0 0 0 0 0 0 0 OBRS[6:0] 出力バッファ要求シャドウ メッセージ RAM から OBF シャドウに転送されるソースメッセージバッファの数を示します。有効な 値は , 0x00 ~ 0x7F (0 ~ 127) です。受信 FIFO の最初のメッセージバッファの数がこのレジスタに書 き込まれた場合 , メッセージハンドラは , GET Index (GIDX, 「10.FIFO 機能」を参照 ) によってアドレ ス指定されたメッセージバッファを OBF シャドウへ転送します。 VIEW シャドウバッファ表示 OBF シャドウと OBF ホストを切り換えます。OBSYS = "0" の間にのみ書込み可能です。 1 =OBF シャドウと OBF ホストを交換 0 = 処理なし REQ メッセージ RAM 転送要求 OBRS[6:0] によってアドレス指定されたメッセージバッファのメッセージ RAM から OBF シャドウへ の転送を要求します。OBSYS = "0" の間にのみ書込み可能です。 1 =OBF シャドウへの転送が要求された 0 = 要求なし OBSYS 出力バッファビジーシャドウ ビット REQ が設定された後に "1" に設定されます。メッセージ RAM と OBF シャドウ間の転送が完 了した後 , OBSYS が "0" に戻されます。 1 = メッセージ RAM と OBF シャドウと間の転送中 0 = 進行中の転送なし OBRH[6:0] 出力バッファ要求ホスト RDHS[13], MBS, および RDDS[164] を介してホストが現在アクセス可能なメッセージバッファの数 を示します。VIEW に "1" を書き込むことにより , OBF シャドウと OBF ホストが交換され , ホストが 転送されたメッセージバッファにアクセス可能になります。有効な値は , 0x00 ~ 0x7F (0 ~ 127) で す。 178 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ■ 機能説明 本章では , E-Ray の実装および関連する FlexRay のプロトコル機能について説明します。FlexRay プロトコルの詳細につ いては , FlexRay プロトコル仕様書 v2.1 を参照してください。 FlexRay ネットワークでの通信は , フレームとシンボルに基づいています。ウェイクアップシンボル (WUS) および衝突回 避シンボル (CAS) は , タイムスケジュールを設定するために通信サイクルの外部で送信されます。フレームとメディア アクセステストシンボル (MTS) は , 通信サイクルの内部で送信されます。 1.通信サイクル FlexRay 通信サイクルは , 以下の要素から構成されます。 ・静的セグメント ・動的セグメント ( オプション ) ・シンボルウィンドウ ( オプション ) ・ネットワークアイドル時間 (NIT) ネットワーク通信時間 (NCT) は , 静的セグメント , 動的セグメント , およびシンボルウィンドウで構成されます。通信 チャネルごとに , スロットカウンタが 1 からスタートし , 動的セグメントの終わりに達するまでカウントアップします。 両チャネルは , 同じアービトレーショングリッドを共有します。これは , 同じ同期マクロティックを使用していることを 意味します。 通信サイクルの構造 タイムベース 派生トリガ タイムベース 派生トリガ t 静的セグメント 通信 サイクル x-1 1.1. 動的セグメント シンボル ウィンドウ NIT 通信サイクル x 通信 サイクル x+1 静的セグメント 静的セグメントは , 以下の機能を特徴とします。 ・固定長の時間スロット ( バスガーディアンによりオプションで保護される ) ・各静的スロットのアクションポイントでのフレーム送信のスタート ・両チャネルのすべてのフレームで同じペイロード長 パラメータ : 静的スロット数 GTUC7.NSS[9:0], 静的スロット長 GTUC7.SSL[9:0], 静的ペイロード長 MHDC.SFDL[6:0], アクションポイントオフセット GTUC9.APO[5:0] 1.2. 動的セグメント 動的セグメントは , 以下の機能を特徴とします。 ・すべてのコントローラにバスアクセスがある ( バスガーディアン保護不可 ) ・スロットのペイロード長と継続期間は可変で , 両チャネルで異なる ・ミニスロットアクションポイントで送信のスタート パラメータ : ミニスロット数 GTUC8.NMS[12:0], ミニスロット長 GTUC8.MSL[5:0], ミニスロットアクションポイントオフセット GTUC9.MAPO[4:0] 最新送信のスタート ( 最終ミニスロット ) MHDC.SLT[12:0] September 26, 2014, DS07-16611-2 179 Data 1.3. Sheet シンボルウィンドウ シンボルウィンドウの間 , 1 チャネルにつき 1 つのメディアアクセステストシンボル (MTS) のみが送信されます。MTS シンボルは , バスガーディアンをテストするために , NORMAL_ACTIVE 状態で送信されます。 シンボルウィンドウは , 以下の機能を特徴とします。 ・シングルシンボルを送信する ・MTS シンボルの送信は , シンボルウィンドウアクションポイントでスタートする パラメータ : シンボルウィンドウアクションポイントオフセット GTUC9.APO[4:0] ( 静的スロットと同じ ) ネットワークアイドル時間スタート GTUC4.NIT[13:0] 1.4. ネットワークアイドル時間 (NIT) ネットワークアイドル時間の間 , CC は以下のタスクを実行する必要があります。 ・クロック補正時間 ( オフセットおよびレート ) を計算する ・オフセット補正スタートの後 , 複数のマクロティックにオフセット補正を分配する ・クラスタサイクル関連のタスクを実行する パラメータ : ネットワークアイドル時間スタート GTUC4.NIT[13:0], オフセット補正スタート GTUC4.OCS[13:0] 1.5. NIT スタートおよびオフセット補正スタートの設定 NIT スタートおよびオフセット補正スタートの設定 GTUC2.MPC = m GTUC4.NIT = k GTUC4.OCS = NIT + 1 0 n 静的 / 動的セグメント n+1 k k+1 シンボルウィンドウ m-1 NIT 1 サイクル当たりのマクロティックの数 gMacroPerCycle を m とすると , GTUC2.MPC = m にプログラムすることで設定さ れます。 静的 / 動的セグメントは , マクロティック 0 でスタートし , マクロティック n で終了します。 n = 静的セグメント長 + 動的セグメントオフセット + 動的セグメント長 - 1MT n = gNumberOfStaticSlots • gdStaticSlot + 動的セグメントオフセット + gNumberOfMinislots • gdMinislot - 1 MT 静的セグメント長は , GTUC7.SSL と GTUC7.NSS により設定されます。 動的セグメント長は , GTUC8.MSL と GTUC8.NMS により設定されます。 動的セグメントオフセットは , 以下のように求められます。 gdActionPointOffset≦ gdMinislotActionPointOffset の場合 : 動的セグメントオフセット = 0 MT gdActionPointOffset ≧ gdMinislotActionPointOffset の場合 : 動的セグメントオフセット = gdActionPointOffset - gdMinislotActionPointOffset NIT がマクロティック k+1 でスタートし , サイクル m-1 の最終マクロティックで終了するには , GTUC4.NIT = k と設定し ます。 E-Ray の場合 , オフセット補正スタートは , GTUC4.OCS ≧ GTUC4.NIT + 1 = k+1 とする必要があります。 シンボルウィンドウの長さは , 静的 / 動的セグメントの終わりと NIT の始めの間のマクロティック数から得られます。k n により計算されます。 180 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 2.通信モード FlexRay プロトコル仕様書 v2.1 では , タイムトリガ分散 (TT-D) モードが定義されています。 2.1. タイムトリガ分散 (TT-D) TT-D モードでは , 以下の設定が可能です。 ・純粋な静的 : 最小 2 静的スロット + シンボルウィンドウ ( オプション ) ・混合の静的 / 動的 : 最小 2 静的スロット + 動的セグメント + シンボルウィンドウ ( オプション ) 分散タイムトリガ動作には , 最小で 2 つのコールドスタートノードを設定する必要があります。クラスタスタートアッ プには , 2 つの障害のないコールドスタートノードが必要です。各スタートアップフレームは同期フレームでなければな らず , 従ってすべてのコールドスタートノードは同期ノードになります。 3.クロック同期 TT-D モードでは , 分散クロック同期が使用されます。各ノードは , 他のノードから受信した同期フレームのタイミング を観測することにより , 自身をクラスタに個別に同期します。 3.1. グローバル時間 それぞれのノードが固有の表示を保持していますが , 通信を含め FlexRay ノード内のアクティビティはグローバル時間の 概念に基づいています。これは , 独自のクロック機構で FlexRay クラスタを他のノード集合と区別するクロック同期機構 です。グローバル時間は , 2 つの値のベクタ , つまりサイクル ( サイクルカウンタ ) およびサイクル時間 ( マクロティック カウンタ ) です。 クラスタ固有 : ・マクロティック (MT) = FlexRay ネットワークの時間測定の基本単位。マクロティックはマイクロティック (T) の整数か ら成る ・サイクル長 , = マクロティック (MT) 単位の通信サイクルの継続時間 3.2. ローカル時間 ノードは , 内部で , マイクロティックの精度で自身の動作の時間を調整します。マイクロティックは , 特定のノードの発 信クロック単位から得られる時間の単位です。したがって , マイクロティックは , コントローラ固有の単位になります。 異なるコントローラでは異なる期間になります。ノードのローカル時間の差異測定の精度は , マイクロティック単位 (T) です。 ノード固有 : ・発振クロック -> プリスケーラ -> マイクロティック (T) ・mT = CC の時間測定の基本単位。 クロック補正は mTs 単位で行なわれる ・サイクルカウンタ + マクロティックカウンタ = ノードのグローバル時間のローカル表示 3.3. 同期処理 クロック同期は , 同期フレームを使用して実行されます。事前設定されたノード ( 同期ノード ) のみが同期フレームを送 信できます。2 チャネルクラスタでは , 同期ノードが , 両チャネルにその同期フレームを送信する必要があります。 FlexRay での同期では , 以下の制約を考慮に入れる必要があります。 ・1 つの通信サイクルで , 1 ノード当たりの同期フレームの最大数は 1 ・1 つの通信サイクルで , 1 クラスタ当たりの同期フレームの最大数は 15 ・すべてのノードは , クロック同期用の事前設定された同期フレーム数 (GTUC2.SNM[3:0]) を使用する必要がある ・クロック同期およびスタートアップに , 最低 2 つの同期ノードが必要 クロック同期のために , 静的セグメントの間に受信された同期フレームの期待された到着時間と観測された到着時間と の時差が測定されます。2 チャネルクラスタでは , 同期ノードは , 両チャネルに同期フレームを送信するように設定され る必要があります。補正時間の計算は , FTM アルゴリズムを使用して , NIT ( オフセット : すべてのサイクル , レート : す べての奇数サイクル ) の間に行なわれます。詳細は , FlexRay プロトコル仕様書 v2.1 を参照してください。 September 26, 2014, DS07-16611-2 181 Data 3.3.1. Sheet オフセット ( フェーズ ) 補正 ・現在の使用されているサイクルで偏差値のみが測定され格納される ・2 チャネルノードの場合 , 小さい方の値が採られる ・すべての通信サイクルの NIT の間に計算される ・偶数サイクルから計算されるオフセット補正値は , エラーチェックにのみ使用される ・制限値と照合される ・補正値は , mTs の符号付き整数値 ・補正は奇数サイクルで行なわれ , ノードを次のサイクルのスタートにシフトするために , オフセット補正のスタートの 始めからサイクルの終わり (NIT の終わり ) まで , マクロティックに分配される ( 延長 / 短縮された MT) 3.3.2. レート ( 周波数 ) 補正 ・使用される偶数 / 奇数サイクルのペアで , 偏差値のペアが測定され格納される ・2 チャネルノードの場合 , 2 つのチャネルの差異の平均が使用される ・奇数サイクルの NIT の間に計算される ・クラスタドリフトダンピングは , グローバルダンピング値を使用して実行される ・制限値と照合される ・補正値は , mTs の符号付き整数値 ・次の偶数 / 奇数のサイクルペアを構成するマクロティックに分配される ( 延長 / 短縮された MT) 3.3.3. 同期フレーム送信 同期フレーム送信は , バッファ 0 および 1 からのみ可能です。メッセージバッファ 1 は , 同期フレームに 2 つのチャネル 上で異なるペイロードがある場合に , 同期フレーム送信に使用されます。この場合 , ビット MRC.SPLM は "1" に設定す る必要があります。 同期フレーム送信に使用されるメッセージバッファは , キースロット ID で設定する必要があります。また , DEFAULT_CONFIG 状態または CONFIG 状態でのみ設定 ( 再設定 ) できます。同期フレームを送信するノードの場合 , SUCC1.TXSY を "1" に設定してください。 3.4. 外部クロック同期 通常動作の間 , 独立クラスタは大幅にドリフトする可能性があります。独立クラスタ全体で同期動作を行なう場合は , 外 部同期が必要になります。各クラスタ内のノードであっても同期します。これは , ホストが推定したレート補正時間お よびオフセット補正時間をクラスタに同時に適用することによって実現します。 ・外部オフセット / レート補正値は , 符号付き整数 ・外部オフセット / レート補正値は , 計算された外部オフセット / レート補正値に加えられる ・オフセット / レート補正時間 ( 外部 + 内部 ) の合計は , 設定された制限値と照合されない 182 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 4.エラー処理 実装されたエラー処理の概念は , あるシングルノードで下位層プロトコルにエラーが発生した場合に , 影響を受けない ノード間の通信を維持できるようにするためのものです。場合によっては , CC が通常動作を再開するために高位層のプ ログラムアクティビティが必要になります。エラー処理状態の変更は , EIR.PEMC を設定します。有効な場合は , ホスト への割込みをトリガすることがあります。実際のエラーモードは , CCEV.ERRM[1:0] により通知されます。 POC のエラーモード ( デグレーション モデル ) エラーモード 動作 ACTIVE ( グリーン ) フルオペレーション , ステート :NORMAL_ACTIVE この CC は完全に同期され , クラスタワイドなクロック同期をサポートしています。割込み (有効 な場合), またはレジスタ EIR と SIR からエラーやステータス割込みフラグを読み込むことで , 変 化したエラー状況やステータスは , すべてホストに報告されます。 PASSIVE ( 黄色 ) 縮小オペレーション , ステート :NORMAL_PASSIVE, CC セルフレスキュが有効 この CC は , フレームやシンボルの送信は停止しますが , フレームの受信はまだ処理します。ク ロック同期メカニズムは , 受信したフレームを元に続けられます。クラスタワイドクロック同期に 関する動作はありません。割込み (有効な場合), またはレジスタ EIR と SIR からエラーやステー タス割込みフラグを読み込むことで , 変化したエラー状況やステータスは , すべてホストに報告さ れます。 COMM_HALT (赤) オペレーション中断 , ステート :HALT, CC セルフレスキュは無効 この CC は , フレームやシンボルの処理を停止し , クロック同期とマクロティック生成を実行しま す。ホストはレジスタ EIR と SIR からエラーやステータス割込みフラグを読み込むことで , まだエ ラーやスタータス情報にアクセスできます。バスドライバは無効です。 4.1. クロック補正失敗カウンタ クロック補正失敗カウンタが , SUCC3.WCP[3:0] で定義された「クロック補正パッシブなしで最大」値に達すると , POC の状態は NORMAL_ACTIVE から NORMAL_PASSIVE に遷移します。クロック補正失敗カウンタが , SUCC3.WCF[3:0] で定義された「クロック補正フェータルなしで最大」値に達すると , 状態は NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE から HALT に遷移します。 クロック補正失敗カウンタ CCEV.CCFC[3:0] によって , ホストはクロック補正項目を計算するための , CC がプロトコル のスタートアップフェーズを通過した後の , ノードの無効時間をモニタできます。この値は , 失われたオフセット補正フ ラグ SFS.MOCS または失われたレート補正フラグ SFS.MRCS が設定される奇数の通信サイクルの末尾で 1 ずつインクリ メントされます。 失われたオフセット補正フラグ SFS.MOCS も , 失われたレート補正フラグ SFS.MRCS も設定されていなければ , 奇数の 通信サイクルの末尾で , クロック補正失敗カウンタはゼロにリセットされます。 クロック補正失敗カウンタは , 「クロック補正フェータルなしで最大」値 SUCC3.WCP[3:0] に達すると , インクリメント を中止します ( つまりカウンタのインクリメントは最大値まで達すると 0 には戻らない )。CC の状態が READY になる か NORMAL_ACTIVE 状態になると , クロック補正失敗カウンタはゼロに初期化されます。 4.2. パッシブトゥアクティブカウンタ パッシブトゥアクティブカウンタは , POC の状態 NORMAL_PASSIVE から NORMAL_ACTIVE への変更を制御します。 CC の状態が NORMAL_PASSIVE から NORMAL_ACTIVE へ遷移する前に , 有効なクロック補正項目を含んでいる連続し た偶数 / 奇数サイクルのペアを , SUCC1.PTA[4:0] は多数定義します。SUCC1.PTA[4:0] がゼロにセットされている場合 , CC は NORMAL_PASSIVE から NORMAL_ACTIVE へ遷移できません。 4.3. HALT コマンド ホストが がローカルノードの FlexRay 通信を停止したい場合は , HALT コマンドをアサートして , CC を HALT 状態にしま す。これは SUCC1.CMD[3:0] = 0110 と書き込むことで実現します。FlexRay ネットワーク全体の通信をシャットダウンす るには , すべてのノードが確実に HALT コマンドを同時に適用させるため , 上位層のプロトコルが必要です。 POC の状態が HALT へ遷移した場合は , CCSV.PSL[5:0] から読み取ることができます。 NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE ステートのときに呼び出されると , カレントサイクルの末尾で , POC は HALT 状態へ遷移します。その他の状態のときに呼び出されると , SUCC1.CMD[3:0] は "0000" = command_not_accepted に リセットされ , EIR.CNA は "1" にセットされます。許可されていれば ホストへの割込みが発生します。 September 26, 2014, DS07-16611-2 183 Data 4.4. Sheet FREEZE コマンド ホストが重大なエラー状態を検出すると , FREEZE コマンドをアサートして , CC を HALT 状態にします。これは SUCC1.CMD[3:0] = 0111 と書き込むことで実現します。FREEZE コマンドは , 実際の POC の状態に関係なく , 即座に HALT 状態への遷移をトリガします。 POC の状態が HALT へ遷移した場合は , CCSV.PSL[5:0] から読み取ることができます。 5.通信コントローラーのステータス 5.1. 通信コントローラーのステータスの概略図 E-Ray 通信コントローラーの全ステータス概略図 HW リセット T1 パワーオン DEFAULT_ CONFIG MONITOR モード T2 T3 T4 T17 CONFIG T5 T6 T16 T7 WAKEUP T8 READY T9 HALT T14 T13 T15 T12 STARTUP T10 NORMAL ACTIVE T11 NORMAL PASSIVE Host コマンドによりトリガされる遷移 内部状態によりトリガされる遷移 Host コマンドまたは内部状態によりトリガされる遷移 状態遷移は外部端子 eray_reset および eray_rxd1, 2, POC ステートマシン , CHI コマンドベクタ SUCC1.CMD[3:0] によっ て制御されます。 FREEZE コマンド (SUCC1.CMD[3:0] = 0111) が発行されると , CC はどんな状態からでも HALT へ抜けます。 184 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet E-Ray ステートマシン全体の状態遷移 条件 T# 状態遷移前 状態遷移後 1 ハードウェアリセット 全ステート DEFAULT_CONFIG 2 コマンド CONFIG, SUCC1.CMD[3:0] = 0001 DEFAULT_CONFIG CONFIG 3 アンロックシーケンスの後にコマンド MONITOR_MODE, SUCC1.CMD[3:0] = 1011 CONFIG MONITOR_MODE 4 コマンド CONFIG, SUCC1.CMD[3:0] = 0001 MONITOR_MODE CONFIG 5 アンロックシーケンスの後にコマンド READY, SUCC1.CMD[3:0] = 0010 CONFIG READY 6 コマンド CONFIG, SUCC1.CMD[3:0] = 0001 READY CONFIG 7 コマンド WAKEUP, SUCC1.CMD[3:0] = 0011 READY WAKEUP 8 ウェイクアップパターンの非中断送信完了時 , または受 信した WUP, または受信したフレームヘッダ , または ウェイクアップ衝突 , またはコマンド READY, SUCC1.CMD[3:0] = 0010 WAKEUP READY 9 コマンド RUN, SUCC1.CMD[3:0] = 0100 READY STARTUP 10 正常なスタートアップ STARTUP NORMAL_ACTIVE 11 クロック補正失敗カウンタが SUCC3.WCP[3:0] で設定 したクロック補正パッシブなしの最大値に達した。 NORMAL_ACTIVE NORMAL_PASSIVE 12 有効な修正項目数が SUCC1.PTA[4:0] で設定したパッシ NORMAL_PASSIVE ブトゥアクティブ値に達した。 13 コマンド READY, SUCC1.CMD[3:0] = 0010 STARTUP, NORMAL_ACTIVE, NORMAL_PASSIVE READY 14 クロック補正失敗カウンタが SUCC3.WCP[3:0], および ビット SUCC1.HCSE を "1" に設定 , またはコマンド HALT, SUCC1.CMD[3:0] = 0110 で設定したクロック補 正フェータルなしの最大値に達した。 NORMAL_ACTIVE HALT 15 クロック補正失敗カウンタが SUCC3.WCP[3:0], および ビット SUCC1.HCSE を "1" に設定 , またはコマンド HALT, SUCC1.CMD[3:0] = 0110 で設定したクロック補 正フェータルなしの最大値に達した。 NORMAL_PASSIVE HALT 16 コマンド FREEZE, SUCC1.CMD[3:0] = 0111 全ステート HALT 17 コマンド CONFIG, SUCC1.CMD[3:0] = 0001 HALT DEFAULT_CONFIG September 26, 2014, DS07-16611-2 NORMAL_ACTIVE 185 Data 5.2. Sheet DEFAULT_CONFIG ステート DEFAULT_CONFIG ステートでは , CC は停止しています。設定レジスタはすべてアクセス可能で , 物理層への端子は非 アクティブ状態です。 次の場合 CC はこのステートに入ります。 ・ハードウェアリセットを抜けたとき ( 外部リセット信号 eray_reset が非アクティブ化されます。) ・HALT ステートから抜けたとき。 ステート DEFAULT_CONFIG から抜けるには , ホストに SUCC1.CMD[3:0] = 0001 と書き込みます。これで CC が CONFIG ステートに入ります。 5.3. CONFIG ステート CONFIG ステートでは , CC は停止しています。設定レジスタはすべてアクセス可能で , 物理層への端子は非アクティブ 状態です。このステートは CC 構成の初期化に使用します。 次の場合 CC はこのステートに入ります。 ・DEFAULT_CONFIG ステートから抜けたとき。 ・MONITOR_MODE または READY ステートから抜けたとき。 HALT または DEFAULT_CONFIG ステートを介してこのステートに入った場合は , Host ステータス情報と構成を分析す ることができます。CONFIG ステートを抜ける前に , ホストは構成にエラーがないことを確認しなければなりません。 CONFIG ステートを抜けるには , ホストは 3.3. ロックレジスタ (LCK) に説明されているアンロックシーケンスを実行し なければなりません。CONFIG ステートをアンロックした直後 , ホストは次のステートに入るために , SUCC1.CMD[3:0] を書き込む必要があります。 CC が CONFIG ステートから抜けると , 内部カウンタと CC ステータスフラグがリセットされます。 (注意事項)ステータスビット MHDS[14:0], レジスタ TXRQ1/2/3/4, およびメッセージ RAM に保存されたステータスデー タ は , CONFIG から READY ステートへの POC 遷移の影響を受けません。 CC が CONFIG ステートのときは , モジュール クロックを停止して (eray_sclk, eray_bclk), CC をパワーセービングモード にすることもできます。これを実行するには , クロックを停止する前にすべての メッセージ RAM の転送が終了してい ることを ホストは確認しなければなりません。 5.4. MONITOR_MODE CONFIG ステートをアンロックして SUCC1.CMD[3:0] = 1011 を書き込むと , CC は MONITOR_MODE に入ります。この モードでは , CC は FlexRay フレームを受信することができます。受信したフレームの一時的整合性はチェックされませ ん。したがって , サイクルカウンタのフィルタリングはサポートされません。このモードは FlexRay ネットワークの起動 が失敗したなどの場合に , デバッグに使用できます。SUCC1.CMD[3:0] = 0001 を書き込むと , CC は CONFIG ステートに 戻ります。 MONITOR_MODE では , 最初の有効メカニズムの選択は無効にされています。これは , 受信メッセージバッファが 1 チャ ネルしか受信できない構成になることを意味します。受信したフレームはフレーム ID と受信チャネルに応じて , メッ セージバッファに保存されます。Null フレームはデータフレームと同じように扱われます。フレームの受信後は , ス テータスビット MBS.VFRA, MBS.VFRB, MBS.MLST, MBS.RCIS, MBS.SFIS, MBS.SYNS, MBS.NFIS, MBS.PPIS, MBS.RESS のみが有効な値を持ちます。MONITOR_MODE では , 受信 FIFO は無効です。 5.5. READY ステート CONFIG ステートをアンロックして SUCC1.CMD[3:0] = 0010 を書き込むと , CC は READY ステートに入ります。このス テートから , CC は WAKEUP ステートへ遷移してクラスタウェイクアップを実行するか , STARTUP ステートに遷移して コールドスタートを実行するか , ランニングクラスタに統合することができます。 次の場合 CC はこのステートに入ります。 ・SUCC1.CMD[3:0] = 0010 (READY コマンド ) を書き込み , CONFIG, WAKEUP, STARTUP, NORMAL_ACTIVE, または NORMAL_PASSIVE ステートから抜けたとき。 186 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 次の場合 CC はこのステートから抜けます。 ・SUCC1.CMD[3:0] = 0001 (CONFIG コマンド ) を書き込むと , CONFIG ステートへ。 ・SUCC1.CMD[3:0] = 0011 (WAKEUP コマンド ) を書き込むと , WAKEUP ステートへ。 ・SUCC1.CMD[3:0] = 0100 (RUN コマンド ) を書き込むと , STARTUP ステートへ。 CC が STARTUP ステートに入ると , 内部カウンタと CC ステータスフラグがリセットされます。 (注意事項)ステータスビット MHDS[14:0], レジスタ TXRQ1/2/3/4, およびメッセージ RAM に保存されたステータスデー タ は , READY から STARTUP ステートへの POC 遷移の影響を受けません。 5.6. WAKEUP ステート 以下の説明は , E-Ray IP- モジュールのウェイクアップ構成を前提としています。詳しいウェイクアップ手順の説明と , それぞれの SDL 概略図は FlexRay プロトコル仕様 v2.1, セクション 7.1 にあります。 次の場合 CC はこのステートに入ります。 ・SUCC1.CMD[3:0] = 0011 (WAKEUP コマンド ) を書き込んで , READY ステートから抜けたとき。 次の場合 CC はこのステートから READY ステートへ抜けます。 ・ウェイクアップパターンの非中断転送が完了後。 ・WUP 受信後。 ・WUP 衝突検出後 ・フレームヘッダの受信後。 ・SUCC1.CMD[3:0] = 0010 (READY コマンド ) を書き込むこと。 クラスタ内のすべてのノードが立ち上がっていることを確認するために , クラスタウェイクアップは通信のスタート アップを実行する必要があります。クラスタウェイクアップの最低要求として , すべてのバスドライバに電力が供給さ れていなければなりません。バスドライバは , そのチャネルでウェイクアップパターンを受信すると , ノードの別のコン ポーネントをウェイクアップさせることができます。少なくともクラスタの 1 つのノードに 外部ウェイクアップソース が必要です。 ホストがウェイクアップ手順を完全に制御します。クラスタウェイクアップを実行するために , バスドライバと CC に よってクラスタのステート情報が伝えられ , ( 可能であれば ) バスガーディアンと CC が構築されます。CC は , 有効な チャネルそれぞれに特別なウェイクアップパターンを送信する能力を , ホストに提供します。CC は WAKEUP ステート の場合のみ , ウェイクアップパターンを認識する必要があります。 ウェイクアップは 1 度に 1 つのチャネルでしか実行できません。ホストは SUCC1.WUCS を書き込んで CC が CONFIG ス テートにいる間に , ウェイクアップチャネルを構成しなくてはなりません。CC はこのチャネルで行なわれる通信が妨害 されないよう確認します。ノードはスタートアップフェーズまでフィードバックができないため , 構成されたチャネル に接続されているすべてのノードが , ウェイクアップパターン送信時に立ち上がっているかどうか CC は保証できませ ん。ウェイクアップ手順によって , 接続されているシングルチャネルにウェイクアップパターンを送信するだけで , シン グルチャネルデバイスが 2 チャネルシステムで有効になり , ウェイクアップをトリガできるようになります。システム のスタートアップが必要とされるコールドスタートノードは , 通信スタートアップを初期化する前に , 残りのチャネルを 有効にします。 1 つのノードしかパターンを送信しないような状況を解決するために , ウェイクアップ手順は 1 つのチャネルをいくつも のノードが同時にウェイクアップしようとすることを許します。さらに , ウェイクアップパターンは衝突を許容するた め , 2 つのノードが同時にウェイクアップパターンを送信する障害が発生しても , 衝突したシグナルはもう一方のノード を結果的にウェイクアップすることができます。 ウェイクアップ後 , CC は READY ステートに戻り , SIR.WST フラグをセットして , ウェイクアップステータスの変更を ホストに通知します。ウェイクアップステータスのベクタは CCSV.WSV[2:0] で読み取ることができます。有効なウェ イクアップパターンが受信されると , SIR.WUPA フラグまたは SIR.WUPB フラグのどちらかが設定されます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 187 Data Sheet POC ステート WAKEUP の構成 READY Texit Tenter WAKEUP STANDBY T1 T4 T6 T2 T3 WAKEUP LISTEN T5 WAKEUP SEND WAKEUP DETECT WAKEUP 状態遷移 WAKEUP 条件 T# 状態遷移後 ホストコマンドが SUCC1.CMD[3:0] = 0011(WAKEUP コマンド ) を書き込んで WAKEUP ステートへ変更します。 READY WAKEUP 1 CHI の WAKEUP コマンドがウェイクアップ FSM をトリガし , WAKEUP_LISTEN ステート へ遷移します。 WAKEUP_STANDBY WAKEUP_LISTEN 2 SUCC1.WUCS ビットで選択されたウェイク アップチャネル で WUP を受信した場合 , また WAKEUP_LISTEN は有効なチャネルのどちらかでフレームヘッダ を受信した場合 WAKEUP_STANDBY 3 タイマイベント WAKEUP_LISTEN WAKEUP_SEND 4 ウェイクアップパターンの非中断転送が完了 WAKEUP_SEND WAKEUP_STANDBY 5 衝突を検出した場合 WAKEUP_SEND WAKEUP_DETECT 6 ウェイクアップタイマーのタイムアウト , また は SUCC1.WUCS ビットで選択されたウェイク アップチャネル で WUP を検出した場合 , また WAKEUP_DETECT は有効なチャネルのどちらかでフレームヘッダ を受信した場合 WAKEUP_STANDBY ウェイクアップが (T2 または T4 または T6 の 後 ) 完了するか , ホストコマンドが SUCC1.CMD[3:0] = 0010 (READY コマンド ) を 書き込んで READY ステートへ変更します。ま WAKEUP た , このコマンドはウェイクアップ FSM を WAKEUP_STANDBY ステートへリセットしま す。 READY enter exit 188 状態遷移前 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet WAKEUP_LISTEN ステートはウェイクアップタイマとウェイクアップノイズタイマによって制御されます。2 つのタイ マはパラメータ , リッスンタイムアウト SUCC2.LT[20:0] とリッスンタイムアウトノイズ SUCC2.LTN[3:0] で制御されま す。リッスンタイムアウトにより , ノイズがまったくない環境ではクラスタのウェイクアップが速くなり , リッスンタイ ムアウトノイズは , ノイズ障害のためにウェイクアップが難しい条件下でもウェイクアップできます。 WAKEUP_SEND ステートでは , CC は構成したチャネルにウェイクアップパターンを送信し , 衝突を確認します。ウェイ クアップからリターンした後 , ホストは CHI の RUN コマンドで , CC を STARTUP ステートにしなければなりません。 WAKEUP_DETECT ステートでは , CC は WAKEUP_SEND ステートで検出されたウェイクアップの衝突の原因を識別し ようとします。このモニタリングは SUCC2.LT[20:0] で設定されたリッスンタイムアウトで時間切れとなります。別 ノードがウェイクアップを試みたことを示すウェイクアップパターンの検出 , あるいは , 通信の継続を示すフレームヘッ ダの受信によって , 直接 READY ステートへ遷移します。さもなければ , リッスンタイムアウトが過ぎた後も WAKEUP_DETECT が残ります。この場合 , ウェイクアップの衝突の原因は不明となります。 ホストは起こりうるウェイクアップの失敗を認識しておき , それに合わせて対応する必要があります。ウェイクアップ を引き起こしたノードのスタートアップの試行を遅らせることをお勧めします。このとき遅らせる時間は , 別のコール ドスタートノードを立ち上げ , 構築するのに必要な最短時間とします。 FlexRay Protocol Specification v2.1 では , 異なる 2 つの CC は 2 つのチャネルで立ち上げることを推奨しています。 5.6.1. ホストの動作 ホストは , 2 つのチャネルのウェイクアップを調整し , 特定のチャネルをウェイクするかどうか決めなければなりませ ん。ウェイクアップパターンの送信は , ホストが開始します。ウェイクアップパターンはリモート BD によって検出され , ローカル ホストに通知されます。 ホストが制御するウェイクアップ手順 ( シングルチャネルウェイクアップ )。 ・CONFIG ステートで CC を構築します。 ・SUCC1.WUCS ビットをプログラムすることでウェイクアップチャネルを選択します。 ・WUP が受信されているかローカル BD を確認します。 ・選択されたウェイクアップチャネルの BD を起動します。 ・CC に READY ステートに入るよう命令します。 ・SUCC1.CMD[3:0] = 0011 を書き込み , 設定したチャネルでウェイクアップをスタートするよう CC に命令します。 ・CC が WAKEUP に入ります。 ・CC は READY ステートに戻り , ウェイクアップ試行のステータスをホストに通知します。 ・事前に設定した時間ウェイトし , 他のノードがウェイクアップするのを待ち , それらを構成します。 ・コールドスタートノード ・デュアルチャネルクラスタで , 他方のチャネルで WUP を待つ ・SUCC1.CMD[3:0] = 1001 を書き込んで , コールドスタート禁止フラグ CCSV.CSI をリセットします。 (ALLOW_COLDSTART コマンド ) ・SUCC1.CMD[3:0] = 0100 (RUN コマンド ) を書き込んで , スタートアップに入るよう CC に命令します。 September 26, 2014, DS07-16611-2 189 Data Sheet BD がトリガするウェイクアップ手順。 ・BD がウェイクアップを認識します。 ・BD が ホストのパワーアップをトリガします ( 必要であれば )。 ・BD がウェイクアップイベントを ホストに通知します。 ・ホストがローカル CC を構築します。 ・必要であれば , ホストは 2 番目のチャネルにウェイクアップを命令し , 事前に設定した時間ウェイトし , 他のノードが ウェイクアップするのを待ち , それらを構成します。 ・ホストは SUCC1.CMD[3:0] = 0100 を書き込んで , STARTUP に入るよう CC に命令します。 (RUN コマンド ) 5.6.2. ウェイクアップパターン (WUP) ウェイクアップパターン (WUP) は少なくとも 2 つのウェイクアップシンボル (WUS) で構成されています。ウェイクアッ プシンボルとウェイクアップパターンは , レジスタ PRTC1 と PRTC2 によって設定されます。 ・シングルチャネルウェイクアップ , ウェイクアップシンボルは , 2 つのチャネルで同時に送信できない場合があります。 ・ウェイクアップシンボルの衝突が , 少なくとも 2 つの送信ノードで許されます。 ( 重なった 2 つのウェイクアップシンボルは常に認識できます。) ・ウェイクアップシンボルはクラスタのすべてのノードでまったく同じものが構成されなければなりません。 ・ウェイクアップシンボル送信ロータイムは PRTC2.TXL[5:0] で設定されます。 ・ウェイクアップシンボルアイドルタイムは PRTC2.TXI[7:0] で構成された , バスの動作をリッスンするのに利用されま す。 ・ウェイクアップパターンは , 少なくともウェイクアップに必要な 2 つの Tx- ウェイクアップシンボルで構成されていま す。 ・PRTC1.RWP[5:0] で繰り返し回数 (2 ~ 63) が設定できます。 ・ウェイクアップシンボル受信ウィンドウ長は PRTC1.RXW[8:0] で設定されます。 ・ウェイクアップシンボル受信ロータイムは PRTC2.RXL[5:0] で設定されます。 ・ウェイクアップシンボル受信アイドルタイムは PRTC2.RXI[5:0] で設定されます。 ウェイクアップパターンのタイミング TXL = 15 ~ 60 ビット回 TXI = 45 ~ 180 ビット回 Tx- ウェイクアップシンボル Rx- ウェイクアップパターン ( 衝突なし) Rx- ウェイクアップパターン ( 衝突 , 最悪の場合) 190 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 5.7. Sheet STARTUP ステート 以下の説明は , E-Ray IP- モジュールのスタートアップ構成を前提としています。詳しいスタートアップ手順の説明と , それぞれの SDL 概略図は FlexRay プロトコル仕様 v2.1, セクション 7.2 にあります。 STARTUP ステートに入った , コールドスタート機能を持つノードはすべて , 関連付けられているチャネルが両方とも , コールドスタートを起動する前に立ち上げられていることを確認する必要があります。 すべてのノードとスターが完全に立ち上がり , 構築が済むまで , 同じ時間がかかると想定してはなりません。クラスタ通 信を開始するには少なくとも 2 つのノードが必要になるため , ウェイクアップを引き起こしたノードのスタートアップ の試行を , 遅らせることをお勧めします。このとき遅らせる時間は , 別のコールドスタートノードをスタートアップに入 れるように立ち上げ , 構築するのに必要な最短時間とします。この時間は , すべてのノードとスターが完全に立ち上がり 構築されるまで に , ( 使用するハードウェアによっては ) 数百ミリ秒必要と思われます。 すべてのチャネルでスタートアップが同時に実行されます。スタートアップしている間 , ノードはスタートアップフ レームだけを送信します。スタートアップの間 , スタートアップフレームは同期フレームであり , null フレームです。 すべてのノードの最初の同期には , フォールトトレラントディストリビュートスタートアップストラテジが指定されて います。一般に , ノードは以下の場合 NORMAL_ACTIVE に入ります。( 図状態外略図タイムトリガスタートアップ参照 ) ・コールドスタートパスがスケジュール同期を起動したとき ( 先行するコールドスタートノード )。 ・コールドスタートパスが他のコールドスタートノードと結合している ( 後続のコールドスタートノード )。 ・インテグレーションパスが既存の一つの通信スケジュールに統合されている ( 他のすべてのノード )。 コールドスタートは , 衝突回避シンボル (CAS) の送信と共に開始しようとします。CAS を送信したコールドスタート ノードだけが CAS の後の最初の 4 サイクルでフレームを送信します。そして , はじめてもう一方のコールドスタート ノードと結合され , その後 , 他のすべてのノードと結合されます。 コールドスタートノードはビット SUCC1.TXST と SUCC1.TXSY を "1" にセットします。メッセージバッファ 0 には , ス タートアップフレームが送信されたスロット番号を定義するキースロット ID が格納されています。スタートアップフ レームのフレームヘッダには , スタートアップフレームを示すビットが設定されます。 3 つ以上のノードを含むクラスタでは , 少なくとも 3 つのノードをコールドスタートノードに設定する必要があります。 2 つのノードを含むクラスタでは , 2 つのノードともコールドスタートノードでなければなりません。クラスタをスター トアップさせるには , 少なくとも 2 つのフォルトフリーコールドスタートノードが必要です。 また , 各スタートアップフレームは同期フレームでなければならないので , 各コールドスタートノードも同期ノードにな ります。試行されるコールドスタートの回数は SUCC1.CSA[4:0] で設定されます。 非コールドスタートノードには , あきらかな統合ノードから少なくとも 2 つのスタートアップフレームが必要です。こ のノードはコールドスタートノードがスタートアップを完了するより先に統合を開始します。少なくとも 2 つのコール ドスタートノードがスタートアップを完了するまでは , このノードのスタートアップは完了しません。 非コールドスタートノードとコールドスタートノードはどちらも , TDMA スケジュール情報を取り出す同期フレームを 受信すると直ちに , インテグレーションパス経由でパッシブ統合を開始します。統合中に , ノードはクロックをグローバ ルクロックと (レートおよびオフセットを)あわせる必要があり , サイクルタイムをネットワークで監視できるグロー バルスケジュールに一致させる必要があります。その後 , これらの設定は , 有効なすべてのネットワークノードと一致し ているか確認されます。これらの確認にパスして初めて , ノードはインテグレーションフェーズから抜けることができ , アクティブに通信に参加できます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 191 Data Sheet 状態外略図タイムトリガスタートアップ 先行するコールドスタートノード 後続のコールドスタートノード 非コールドスタートノードの統合 READY ABORT STARTUP STARTUP PREPARE COLDSTART LISTEN COLDSTART COLLISION RESOLUTION COLDSTART CONSISTENCY CHECK COLDSTART GAP INTEGRATION LISTEN ABORT INITIALIZE SCHEDULE STARTUP ABORT STARTUP ABORT STARTUP INTEGRATION COLDSTART CHECK COLDSTART JOIN ABORT STARTUP INTEGRATION CONSISTENCY CHECK ABORT STARTUP ABORT STARTUP STARTUP NORMAL ACTIVE 5.7.1. コールドスタート禁止モード コールドスタート禁止モードでは , ノードは TDMA 通信スケジュールを初期化できません。CCSV.CSI ビットが設定さ れている場合 , ノードはクラスタ通信を初期化することができません , つまりコールドスタートパスに入ることが禁止さ れています。このノードは別のコールドスタートノードがクラスタ通信の初期化を開始した後は , 稼動中のクラスタを 統合することや , スタートアップフレームを送信することができます。 POC が READY ステートに入ると , いつでもコールドスタート禁止ビット CCSV.CSI を設定できます。このビットは , ホ ストの CHI コマンド ALLOW_COLDSTART (SUCC1.CMD[3:0] = 1001) でクリアしなければなりません。 192 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 5.7.2. Sheet タイムアウトのスタートアップ CC は異なる 2 つの mT タイマを提供し , 2 つのタイムアウト値 , スタータップタイムアウトとスタートアップノイズタイ ムアウトをサポートします。2 つのタイマは CC が COLDSTART_LISTEN ステートに入った瞬間にスタートします。こ のタイマのどちらかの時間を過ぎると , 通信を起動するために , ノードが初期検出フェーズ (COLDSTART_LISTEN ス テート ) から抜けます。 (注意事項)スタートアップタイマおよびスタートアップノイズタイマは , ウェイクアップタイマおよびウェイクアップ ノイズタイマと同じです。同じ設定値 SUCC2.LT[20:0] と SUCC2.LTN[3:0] を使用します。 スタートアップタイムアウト あるノードが , 他のノードとの間の通信がすでに存在しているか , または , 少なくとも 1 つのコールドスタートノードが アクティブに他のノードとの統合を要求しているかを確かめるために , そのノードが使用するリッスンタイムをスター トアップタイムアウトが制限します。スタートアップタイマは SUCC2.LT[20:0] をプログラムすることで設定します (5.2.SUC 設定レジスタ 2 (SUCC2) 参照 )。 スタートアップタイムアウトは :pdListenTimeout = SUCC2.LT[20:0] スタートアップタイマは以下のときにリスタートします。 ・COLDSTART_LISTEN ステートに入ったとき。 ・COLDSTART_LISTEN ステートにいるときに , 両方のチャネルがアイドル状態に達したとき。 スタートアップタイマは以下のときに停止します。 ・ノードが COLDSTART_LISTEN にいるときに , 構成されているチャネルの一方で , 通信チャネルの動作が検出されたと き。 ・COLDSTART_LISTEN ステートから抜けたとき。 一度スタートアップタイムアウトが時間切れになると , タイマのオーバーフローも , タイマのサイクリックリスタートも 実行されません。タイマのステータスは以降のスタートアップステートマシンによる処理のためにそのまま残ります。 スタートアップノイズタイムアウト スタートアップタイマが初めてスタートするとき (STARTUP_PREPARE ステートから COLDSTART_LISTEN ステートへ 遷移 ), 同時にスタートアップノイズタイマもスタートします。この補助的なタイムアウトは , ノイズが存在する場合の スタートアップ手順の信頼性を向上します。スタートアップノイズタイムアウトは SUCC2.LTN[3:0] をプログラムする ことで設定します (5.2.SUC 設定レジスタ 2 (SUCC2) 参照 )。 スタートアップノイズタイムアウトは : pdListenTimeout • gListenNoise = SUCC2.LT[20:0] • (SUCC2.LTN[3:0] + 1) スタートアップノイズタイマは以下のときにリスタートします。 ・COLDSTART_LISTEN ステートに入ったとき ・ノードが COLDSTART_LISTEN ステートで , 正しくデコードされたヘッダまたは CAS シンボルを受取ったとき スタートアップノイズタイマは COLDSTART_LISTEN ステートを抜けたときに停止します。 一度スタートアップノイズタイムアウトが時間切れになると , タイマのオーバーフローも , タイマのサイクリックリス タートも実行されません。ステータスは以降のスタートアップステートマシンによる処理のためにそのまま残ります。 ランダムなチャネル動作が検出された場合 , スタートアップノイズタイマはリスタートしないので , このタイムアウトは , ノイズが存在する場合でも , ノードは絶対に通信クラスタをスタートアップしようとするフォールバックソリューショ ンを定義します。 5.7.3. 先行するコールドスタートノードのパス ( コールドスタートの初期化 ) コールドスタートノードが COLDSTART_LISTEN に入ると , ノードは関連付けられたチャネルをリッスンします。 通信が検出されなかった場合 , ノードは COLDSTART_COLLISION_RESOLUTION ステートに入り , コールドスタートの 試行を開始します。はじめて CAS シンボルを送信した後 , 続いて初めての通常サイクルが実行されます。サイクル番号 はゼロです。 サイクルゼロの次に , ノードはスタートアップフレームを送信します。各コールドスタートノードがコールドスタート を試行するので , 複数のノードが同時に CAS シンボルを送信してコールドスタートパスに入る事態が発生する可能性が September 26, 2014, DS07-16611-2 193 Data Sheet あります。この状況は CAS 送信後の最初の 4 サイクルの間に解消されます。 コールドスタート試行を開始したノードが , この 4 サイクル中に CAS シンボルまたはフレームヘッダを受信すると , す ぐにまた COLDSTART_LISTEN ステートに入ります。したがって , パスにはノードが 1 つだけ残ります。他のコールド スタートノードは , 4 サイクル目にスタートアップフレームの送信を開始します。 4 つのサイクルの後 COLDSTART_COLLISION_RESOLUTION ステートで , コールドスタートを開始したノードが COLDSTART_CONSISTENCY_CHECK ステートに入ります。これにより , 4 サイクルと 5 サイクルのすべてのスタート アップフレームが収集され , クロック補正を行ないます。クロック補正でエラーが出ず , 有効なスタートアップフレーム のペアを少なくとも 1 つ受信すると , そのノードは COLDSTART_CONSISTENCY_CHECK を抜け , NORMAL_ACTIVE ス テートに入ります。 1 つのノードに許されるコールドスタートの試行回数は SUCC1.CSA[4:0] で設定されます。コールドスタートを試行でき る残り回数は CCSV.RCA[4:0] から読み取ることができます。コールドスタートを試行できる残り回数は , コールドス タートを試行するごとに 1 ずつ減少します。ノードはこの値が 1 より大きい場合のみ COLDSTART_LISTEN ステートに 入り , 0 より大きい場合のみ COLDSTART_COLLISION_RESOLUTION ステートに入ります。コールドスタートの試行回 数が 1 のときは , コールドスタートは禁止されますが , インテグレーションはまだ可能です。 5.7.4. 後続のコールドスタートノードのパス ( 先行するコールドスタートノードに対応 ) コールドスタートノードが COLDSTART_LISTEN ステートに入ると , 先行のコールドスタートノードからスケジュール とクロック補正を取り出すため , 有効なスタートアップフレームのペアを受信しようとします。 有効なスタートアップフレームが受信されるとすぐに INITIALIZE_SCHEDULE ステートに入ります。クロック同期が , 秒を一致させる有効なスタートアップフレームを正常に受信し , そこからスケジュールを読み出せれば , INTEGRATION_COLDSTART_CHECK ステートに入ります。 INTEGRATION_COLDSTART_CHECK ステートでは , クロック補正が正しく実行されることが保証されており , この ノードのスケジュールを初期化したコールドスタートノードはまだ有効です。このノードはすべての同期フレームを収 集し , 後続のダブルサイクルでクロック補正を実行します。クロック補正がエラーをまったく通知せず , ノードと統合さ れた同じノードからフレームを十分受信し続ければ , COLDSTART_JOIN ステートに入ります。 COLDSTART_JOIN ステートでは , 後続のコールドスタートノードは自分自身のスタートアップフレームを送信し , その 後のサイクルでも送信し続けます。したがって , 先行するコールドスタートノードとそれに連結されるノードは , お互い のスケジュールが適合するか確認できます。クロック補正が何らかのエラーを通知した場合 , ノードは統合の試行を中 止します。このステートのノードが , このステートのすべての偶数サイクルで少なくとも 1 つの有効なスタートアップ フレームを見つけ , このステートのダブルサイクルで少なくとも 1 つの有効なスタートアップフレームペアを見つける と , ノードは COLDSTART_JOIN ステートを抜けて NORMAL_ACTIVE ステートに入ります。したがって , ノードがコー ルドスタートを起動してから少なくとも 1 サイクル後に , STARTUP を抜けます。 5.7.5. 非コールドスタートノードのパス 非コールドスタートノードが INTEGRATION_LISTEN ステートに入ると , ノードは関連付けられたチャネルをリッスン します。 有効なスタートアップフレームが受信されるとすぐに INITIALIZE_SCHEDULE ステートに入ります。クロック同期が , 秒を一致させる有効なスタートアップフレームを正常に受信し , そこからスケジュールを読み出せれば , INTEGRATION_CONSISTENCY_CHECK ステートに入ります。 INTEGRATION_CONSISTENCY_CHECK ステートでは , ノードはクロック補正が正しく実行されることを検証し , また 十分なコールドスタートノード (少なくとも 2 つ)が , ノード自身のスケジュールに合ったスタートアップフレームを 送信しているか検証します。クロック補正が起動され , 何らかのエラーが通知された場合 , 統合の試行は中止されます。 このステートの最初の偶数サイクルで , 2 つの有効なスタートアップフレーム , あるいはこのノードが統合されたノード のスタートアップフレームを受信する必要があります。受信しなければ , ノードは統合の試行を中止します。 このステートの最初のダブルサイクルで , 2 つの有効なスタートアップフレームペア , あるいはこのノードが統合された ノードのスタートアップフレームペアを受信する必要があります。受信しなければ , ノードは統合の試行を中止します。 最初のダブルサイクルの後 , 偶数サイクルで 2 つ未満の有効なスタートアップフレームが受信された場合 , またはダブル サイクル中に 2 つ未満の有効なスタートアップフレームペアが受信された場合 , スタートアップの試行は中止される。 このステートのノードは , 2 つの連続したダブルサイクルで , それぞれ 2 つの有効なスタートアップフレームペアを見つ けると , STARTUP を抜け NORMAL_OPERATION に入ります。結果的にこのノードはコールドスタートを起動したノー ドにつづいて , 少なくともダブルサイクル 1 つ後 , 奇数サイクル番号のサイクルの末尾でスタートアップから抜けます。 5.8. 194 NORMAL_ACTIVE S ステート DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 最初の CAS シンボル ( 潜在的なアクセス矛盾を解消し , コールドスタートパスを経由して STARTUP に入る ) を送信した ノードと追加ノードが NORMAL_ACTIVE ステートに入った直後 , クラスタのスタートアップフェーズは終了します。 NORMAL_ACTIVE ステートでは , 設定されているすべてのメッセージは , 送信がスケジュールされています。これには 全データフレームと同期フレームが含まれています。レートとオフセットの測定は , すべての偶数サイクルで開始され ます ( 偶数 / 奇数サイクルペアが必要 )。 NORMAL_ACTIVE ステートでは CC は通常の通信機能をサポートします。 ・CC は構成に従って FlexRay バスで送信と受信を実行します。 ・クロック同期が稼動しています。 ・ホストインターフェースが操作可能。 次の場合 CC はそのステートから以下へ抜けます。 ・SUCC1.CMD[3:0] = 0110 を書き込むと , HALT ステートへ。 ・(HALT コマンド , カレントサイクルの末尾で ) ・SUCC1.CMD[3:0] = 0111 (FREEZE コマンド , 直ちに ) を書き込むと , HALT ステートへ。 ・エラーステートが ACTIVE から COMM_HALT へ変わったことにより HALT ステートへ。 ・エラーステートが ACTIVE から PASSIVE へ変わったことにより NORMAL_PASSIVE ステートへ。 ・SUCC1.CMD[3:0] = 0010 (READY コマンド ) を書き込むと , READY ステートへ。 5.9. NORMAL_PASSIVE ステート エラーステートが ACTIVE から PASSIVE へ変わると , NORMAL_ACTIVE ステートから NORMAL_PASSIVE ステートへ 遷移します。 NORMAL_PASSIVE ステートでは , ノードがすべてのフレームを受取ることができます ( ノードは完全に同期され , ク ロック同期を実行します )。NORMAL_ACTIVE ステートとは逆に , ノードはアクティブに通信に参加しません , つまり シンボルもフレームも送信されません。 NORMAL_PASSIVE ステートでは ・CC は FlexRay バスで受信を実行します。 ・CC は FlexRay バスでフレームやシンボルを一切送信しません。 ・クロック同期が稼動しています。 ・ホストインターフェースが操作可能。 CC はこのステートから以下のステートへ抜けます。 ・SUCC1.CMD[3:0] = 0110 を書き込むと , HALT ステートへ。 (HALT コマンド , カレントサイクルの末尾で ) ・SUCC1.CMD[3:0] = 0111 (FREEZE コマンド , 直ちに ) を書き込むと , HALT ステートへ。 ・エラーステートが PASSIVE から COMM_HALT へ変わったことにより HALT ステートへ。 ・エラーステートが PASSIVE から ACTIVE へ変わったことにより NORMAL_ACTIVE ステートへ。 CCEV.PTAC[4:0] が SUCC1.PTA[4:0] - 1 と等しいときに遷移が起こります。 ・SUCC1.CMD[3:0] = 0010 (READY コマンド ) を書き込むと , READY ステートへ。 5.10. HALT ステート このステートでは , 通信 ( 受信と送信 ) は停止しています。 次の場合 CC はこのステートに入ります。 ・CC が NORMAL_ACTIVE または NORMAL_PASSIVE ステートのときに , SUCC1.CMD[3:0] = 0110 (HALT コマンド ) を 書き込んだ場合。 ・すべてのステートから SUCC1.CMD[3:0] = 0111 (FREEZE コマンド ) を書き込んだ場合。 ・クロック補正失敗カウンタが 「クロック補正フェータルなしで最大」値に達して NORMAL_ACTIVE ステートから抜け た場合。 ・クロック補正失敗カウンタが 「クロック補正フェータルなしで最大」値に達して NORMAL_PASSIVE ステートから抜け た場合。 次の場合 CC はこのステートから DEFAULT_CONFIG ステートへ抜けます。 ・SUCC1.CMD[3:0] = 0001" (CONFIG コマンド ) を書き込むこと。 CC が HALT ステートに入ったとき , すべての構成データとスタータスデータは分析用に保持されます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 195 Data Sheet ホストが SUCC1.CMD[3:0] = 0110 (HALT コマンド ) を書き込むと , CC はビット CCSV.HRQ を設定し , カレントの通信 サイクルが完了すると HALT ステートに入ります。 ホストが SUCC1.CMD[3:0] = 0111 (FREEZE コマンド ) を書き込むと , CC はすぐに HALT ステートに入り , CCSV.FSI ビットを設定します。 POC の状態が HALT へ遷移した場合は , CCSV.PSL[5:0] から読み取ることができます。 6.ネットワーク管理 レジスタ NMV1 ~ 3 から確定された Network Management (NM) ベクタが読み取れます。CC は受信したすべての有効な NM フレームの Payload Preamble Indicator (PPI) ビットに対してビット単位にセットするか , NM ベクタ全体を操作しま す。静的フレームのみが NM 情報を保持できるように構成されます。各サイクルの末尾で CC は NM ベクタを更新しま す。 NM ベクタの長さは NEMC.NML[3:0] により 0 ~ 12 バイトの範囲で設定できます。NM ベクタの長さはクラスタのすべ てのノードで個別に設定する必要があります。 PPI ビットを設定した FlexRay フレームを送信する送信バッファを設定するには , ヘッダセクションの PPIT ビットを各 送信バッファの WRHS1.PPIT を介してセットする必要があります。さらに , ホストは各送信バッファのデータセクショ ンに NM 情報を書き込む必要があります。 NM ベクタの評価は ホスト で稼動しているアプリケーションによって実行されなければなりません。 (注意事項)ネットワーク管理フレームの送信 / 受信用にメッセージバッファが構成されている場合 , メッセージバッファ のヘッダ 2 で設定されているペイロード長は , NEMC.NML[3:0] で設定されている NM ベクタ長以上でなけ ればなりません。 7.フィルタリングとマスキング フィルタリングは , 実際のスロットに対して割り当てられたメッセージバッファおよびサイクルカウンタ値と , チャネル ID ( チャネル A, B) を比較して行なわれます。メッセージバッファは , 必須条件が一致した場合のみ更新 / 送信されます。 フィルタリングは以下に対して行われます。 ・スロットカウンタ ・サイクルカウンタ ・チャネル ID 受信 / 送信のフィルタリングには以下のフィルタコンビネーションがあります。 ・スロットカウンタ + チャネル ID ・スロットカウンタ + サイクルカウンタ + チャネル ID 受信したメッセージをメッセージバッファに保存するには , 設定されたフィルタがすべて一致しなければなりません。 (注意事項)FIFO については , 受信フィルタは FIFO Rejection Filter と FIFO Rejection Filter Mask で設定します。 メッセージは設定されたチャネルの設定されたフレーム ID に対応するタイムスロットで送信されます。サイクルカウン タフィルタリングが有効の場合は , 設定されたサイクルフィルタ値が一致する必要があります。 7.1. スロットカウンタフィルタリング 各送信および受信バッファにはヘッダセクションにフレーム ID が保存されています。受信バッファと送信バッファを対 応するスロットに割り当てるため , このフレーム ID は実際のスロットカウンタ値と比較されます。 2 つ以上のメッセージバッファに同じフレーム ID が設定されており , それらが同じスロットに対して一致するサイクル カウンタフィルタ値を持っている場合 , 最小の 番号を持つメッセージバッファが使用されます。 7.2. サイクルカウンタフィルタリング サイクルカウンタフィルタリングはサイクルセットの概念に基づいています。サイクルセットのいずれかの要素が一致 すると , フィルタリングするために一致が検出されます。サイクルセットは各メッセージバッファのヘッダセクション 1 のサイクルコードフィールドで定義されます。 メッセージバッファ 0 およびメッセージバッファ 1 がスタートアップ / 同期フレームか , (SUCC1.TXST ビット , SUCC1.TXSY ビット , SUCC1.TSM ビットで ) シングルスロットフレームを保持するよう設定される場合 , メッセージ バッファ 0 およびメッセージバッファ 1 のサイクルカウンタフィルタリングは無効にする必要があります。 (注意事項)サイクルカウンタフィルタリングを介して , FlexRay ネットワークの異なるノード同士で静的タイムスロッ 196 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet トを共有することは許されていません。 サイクルセットに含まれるサイクル番号の組み合わせは , 以下の表の記述のように定義される。 サイクルセットの定義 サイクルコー ド 対応するサイクルカウンタ値 0b000000x 全サイクル 0b000001c 2 サイクルごと に (Cycle Count)mod2 =c 0b00001cc 4 サイクルごと に (Cycle Count)mod4 = cc 0b0001ccc 8 サイクルごと に (Cycle Count)mod8 = ccc 0b001cccc 16 サイクルごと に (Cycle Count)mod16 = cccc 0b01ccccc 32 サイクルごと に (Cycle Count)mod32 = ccccc 0b1cccccc 64 サイクルごと に (Cycle Count)mod64 = cccccc September 26, 2014, DS07-16611-2 197 Data Sheet 以下の表に , サイクルカウンタフィルタリングに使用できるサイクルセットの例を示します。 有効なサイクルセットの例 サイクルコー ド 対応するサイクルカウンタ値 0b0000011 1-3-5-7- . -63 0b0000100 0-4-8-12- . -60 0b0001110 6-14-22-30- . -62 0b0011000 8-24-40-56 0b0100011 3-35 0b1001001 9 メッセージが受信されたサイクルのサイクルカウンタ値が , 受信バッファのサイクルセットの要素と一致した場合のみ , 受信したメッセージは保存されます。他のフィルタ基準も一致する必要があります。 サイクルセットの要素が現在のサイクルカウンタ値と一致した場合 , 送信バッファの内容が構成されたチャネルで送信 されます。他のフィルタ基準も一致する必要があります。 7.3. チャネル ID フィルタリング メッセージ RAM 内の各メッセージバッファのヘッダセクションの中には , 2 ビットのチャネルフィルタリングフィール ド (CHA, CHB) があります。これは , 受信バッファのフィルタの役割 , および送信バッファの制御フィールドの役割をし ます ( 下表参照 )。 チャネル フィルタリング構成 送信バッファ 送信フレーム 受信バッファ 有効な受信フレームを保存 CHA CHB 1 1 1 0 チャネル A で チャネル A で 受信 0 1 チャネル B で チャネル B で受信 0 0 送信がない場合 フレームを無視 両方のチャネルで ( 静的セグメントのみ ) チャネル A または B で受信 (最初の意味的に有効なフレームを保存 , 静的セグメントのみ ) スロットカウンタフィルタリング値とサイクルカウンタ値がともに一致した場合 , 送信バッファの内容は , チャネルフィ ルタリングフィールドで設定されたチャネルで送信されます。静的セグメントでのみ , 送信用に送信バッファが両チャ ネル (CHA と CHB セット ) でセットされます。 スロットカウンタフィルタリング値とサイクルカウンタ値がともに一致した場合 , チャネルフィルタリングフィールド で設定されたチャネルで有効な受信フレームが受信されると , その受信フレームが保存されます。静的セグメントでの み , 受信用の受信バッファが両チャネル (CHA と CHB セット ) でセットされます。 (注意事項)メッセージバッファが動的セグメントに構成されている場合は , チャネルフィルタリングフィールドの両 ビットは "1" にセットされ , 無視された受信フレームに関してフレームは送信されません (CHA = CHB = "0" と同じ機能です )。 198 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data 7.4. Sheet FIFO フィルタリング FIFO フィルタリングについては , リジェクションフィルタが 1 つ , リジェクションフィルタマスクが 1 つ利用できます。 FIFO フィルタはチャネルフィルタ FRF.CH[1:0], フレーム ID フィルタ FRF.FID[10:0], サイクルカウンタフィルタ FRF.CYF[6:0] で構成されています。レジスタ FRF および FRFM は DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートでのみ 設定可能です。FIFO に属するメッセージバッファのヘッダセクション内のフィルタ構成は無視されます。 7 ビットサイクルカウンタフィルタは , どのサイクルセットにフレーム ID およびチャネルリジェクションフィルタを適 用するか決定します。FRF.CYF[6:0] で指定されたサイクルセットに属さないサイクルでは , すべてのフレームがリジェ クトされます。 構成されたリジェクションフィルタとリジェクションフィルタマスクに , チャネル ID, フレーム ID, サイクルカウンタが リジェクトされず , かつマッチする専用受信バッファがなければ , 有効な受信フレームが FIFO に保存されます。 8.送信プロセス 8.1. 静的セグメント 静的セグメントで , 複数のメッセージが送信を待っている場合 , 次の送信スロットに対応するフレーム ID つきのメッ セージが選択されます。 静的セグメントに割り当てられた送信バッファのデータセクションは , 先行するタイムスロットが終了するまで更新で きます。つまり , 入力バッファからの転送は , その時点で最新の入力バッファコマンド要求レジスタに書き込むことで , 開始しなければならないと言うことです。 8.2. 動的セグメント 動的セグメントで , 複数のメッセージが送信を待っている場合 , 最も優先度が高い ( フレーム ID が最小の ) メッセージが 選択されます。動的セグメントでは , チャネル A とチャネル B で別々のスロットカウンタシーケンスが可能です ( 両 チャネルの別々のフレーム ID を同時に送信可能 )。 動的セグメントに割り当てられた送信バッファのデータセクションは , 先行するスロットが終了するまで更新できます。 つまり , 入力バッファからの転送は , その時点で最新の入力バッファコマンド要求レジスタに書き込むことで開始しなけ ればならないと言うことです。 MHDC.SLT[12:0] で設定された最新の送信の開始により , カレントサイクルの動的セグメントで新しいフレームの送信 を禁止する前に許可された最大ミニスロット値が定義されます。 8.3. 送信バッファ E-Ray メッセージバッファは , 各メッセージバッファのヘッダセクションにある CFG ビットを WRHS1 を介して "1" にプ ログラミングすることで , 送信バッファとして構成できます。 CC チャネルへの送信バッファを割り当てるには , 以下の方法があります。 ・静的セグメント :チャネル A または チャネル B, チャネル A および チャネル B ・動的セグメント :チャネル A または チャネル B メッセージバッファ 0 およびメッセージバッファ 1 は , SUCC1.TXST, SUCC1.TXSY, SUCC1.TSM により , 専らスタート アップフレーム / 同期フレーム , または指定されたシングルスロットフレームを保持するよう設定されています。この場 合 , DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートでのみ再設定が可能です。これによりすべてのノードが通信サイクル ごとに , 最大でもスタートアップ / 同期フレームを 1 つだけ送信することが確保されます。他のメッセージバッファから , スタートアップ / 同期フレームを送信することはできません。 静的セグメントまたは動的セグメントで , 送信用に構成されたその他すべてのメッセージバッファは , MRC.SEC[1:0] の 設定によって , 実行中に再構成できます (11.1. メッセージバッファの再構成参照 )。メッセージ RAM 内のデータパー ティションの構成により ( データポインタ参照 ), メッセージバッファのヘッダセクション内に構成されたペイロード長 とデータポインタの再構成は , 不正な構成になる場合があります。 実行中にメッセージバッファが再構成 ( ヘッダセクションが更新 ) された場合 , そのメッセージバッファがそれぞれの通 信サイクルで , 送出されない事態が発生する場合があります。 CC にヘッダ CRC を計算する能力はありません。ホストがすべての送信バッファのヘッダ CRC を提供することになって います。ネットワークの管理が必要な場合は , ホスト が各メッセージバッファのヘッダセクション内の PPIT ビットを "1" にセットし , メッセージバッファのデータセクションにネットワーク管理情報を書き込まなくてはなりません (6. ネットワーク管理参照 )。 September 26, 2014, DS07-16611-2 199 Data Sheet ペイロード長フィールドは , 2 バイトワードのペイロード長を構成します。静的送信バッファに構成されたペイロード長 が , MHDC.SFDL[6:0] で構成された静的セグメント用ペイロード長より短い場合 , CC はパディングバイトを生成して , フレームに必要な物理的な長さを確保します。パディングパターンは論理ゼロ詰めです。 各送信バッファは , ホスト が送信バッファの送信モードを設定できるように , 送信モードフラグ TXM を用意します。こ のビットがセットされると , 送信機能がシングルショットモードで稼動します。このビットがクリアされると , 送信機能 は連続モードで稼動します。 シングルショットモード では , CC は送信完了後 , 各 TXR フラグをリセットします。これで ホストは送信バッファを更 新することができます。 連続モード では , CC 送信が正常終了した後 , 各送信要求フラグ TXR をリセットしません。この場合 , フィルタの条件が マッチするたびに , フレームが送出されます。IBCM.STXRH ビットが "0" にセットされている間に , ホストが 各メッ セージバッファ番号を IBCR レジスタに書き込むと TXR フラグをリセットできます。 2 つ以上の送信バッファが同時にフィルタ条件にマッチした場合は , 最も小さいメッセージバッファ番号を持つ送信バッ ファが , 対応するスロットに送信されます。 8.4. フレーム送信 メッセージバッファを送信するには , 以下の手順が必要です。 ・WRHS1, WRHS2, WRHS3 で , 送信するバッファをメッセージ RAM 内に構成します。 ・WRDSn から送信バッファのデータセクションに書き込みます。 ・レジスタ IBCR にターゲットメッセージバッファの番号を書き込み , 構成とメッセージデータを入力バッファからメッ セージ RAM へ転送します。 ・レジスタ IBCM 内に設定されている場合 , 送信完了直後に各メッセージバッファへの送信要求フラグ TXR がセットさ れ , メッセージバッファが送信待ちになります。 ・TRXQ1/2/3/4 レジスタ内の該当する TXR ビット (TXR = "0") をチェックして , メッセージバッファが送信されたか確認します。( シングルショットモードのみ )。 送信完了後 , TXRQ1/2/3/4 レジスタ内の該当する TXR フラグがリセットされ (シングルショットモード), かつ , メッ セージバッファのヘッダセクションの MBI ビットがセットされている場合 , フラグ SIR.TXI は "1" にセットされます。 許可されていれば , 割込みが発生します。 8.5. Null フレーム送信 静的セグメントで , ホストが送信前時点で送信要求フラグをセットしておらず , かつ , 他にフィルタ条件にマッチした送 信バッファがない場合は , CC は null フレーム表示ビットを "0" にセットして null フレームを送信し , ペイロードデータは ゼロにセットされます。 以下の場合 , CC は null フレームを送信します。 ・最も小さいメッセージバッファ番号を持つメッセージバッファがフィルタ条件にマッチし , 送信要求フラグが (TXR = "0") にセットされていない場合。 ・カレントサイクルにマッチするサイクルカウンタフィルタを持つスロットに構成された送信バッファがない場合。 この 場 合 , メッセージバッファステータス MBS は更新されません。 動的セグメントの Null フレームは送信されません。 200 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 9.受信プロセス 9.1. 受信専用バッファ E-Ray メッセージバッファの一部を , 各メッセージバッファのヘッダセクションにある CFG ビットを WRHS1 を介して "0" にプログラミングすることで , 受信専用バッファとして構成できます。 CC チャネルに受信バッファを割り当てるには , 以下の方法があります。 ・静的セグメント :チャネル A または チャネル B, チャネル A および チャネル B (CC は最初の実際に有効なフレームを保存します )。 ・動的セグメント : チャネル A または チャネル B CC は FlexRay チャネルプロトコルコントローラ ( チャネル A または B) のシフトレジスタから , 受信バッファへ , マッチ したフィルタ構成で , 有効な受信メッセージのペイロードデータを転送します。受信バッファはフレーム CRC 以外のす べてのフレーム要素を保存します。 静的セグメントまたは動的セグメントで , 受信用に構成されたすべてのメッセージバッファは , MRC.SEC[1:0] の設定に よって , 実行中に再構成できます。(11.1. メッセージバッファの再構成参照 )。実行中にメッセージバッファが再構成 ( ヘッダセクションが更新 ) された場合 , それぞれの通信サイクルで , 受信したメッセージが失われる場合があります。 2 つ以上の受信バッファが同時にフィルタ条件にマッチした場合は , 最も小さいメッセージバッファ番号を持つ受信バッ ファが , 受信メッセージで更新されます。 9.2. フレーム受信 受信専用のメッセージバッファを用意するには , 以下の手順が必要です。 ・WRHS1, WRHS2, WRHS3 で , 受信するバッファをメッセージ RAM 内に構成します。 ・レジスタ IBCR にターゲットメッセージバッファの番号を書き込み , 入力バッファからメッセージ RAM へ構成を転送 します。 上記の手順が実行されると , メッセージバッファはアクティブな受信バッファとして機能し , CC がメッセージを受信す るたびに発生する , 内部受領フィルタリングプロセスの一部となります。最初にマッチした受信バッファは , 受信メッ セージから更新されます。 有効なペイロードセグメントが , メッセージバッファのデータセクションに保存されると , NDAT1/2/3/4 レジスタ内の該 当する ND フラグがセットされ , かつ , メッセージバッファのヘッダセクションのビット MBI がセットされている場合 , フラグ SIR.RXI は "1" にセットされます。許可されていれば , 割込みが発生します。 ビット ND がすでにセット済みの場合は , メッセージハンドラがメッセージバッファを更新するときに , 該当するメッ セージバッファのビット MBS.MLST がセットされ , 処理されていないメッセージデータは失われます。 スロットでフレームが受取れなかったり ( null フレーム ), 壊れたフレームを受信した場合 , このスロット用に構成された メッセージバッファのデータセクションが更新されます。この場合 , 該当するメッセージのバッファステータス , MBS だけが更新されます。 メッセージハンドラが , メッセージバッファのヘッダセクション内にあるメッセージバッファステータス MBS を変更し たとき , MBSC1/2/3/4 レジスタ内の該当する MBC フラグがセットされ , かつ , メッセージバッファのヘッダセクション のビット MBI がセットされている場合 , フラグ SIR.MBSI は "1" にセットされます。許可されていれば , 割込みが発生し ます。 受信したフレームのペイロード長 PLR[6:0] が , 該当するメッセージバッファのヘッダセクション内の PLC[6:0] で設定さ れた値より長い場合 , メッセージバッファに保存されたデータフィールドは , 長さが不完全です。 メッセージ RAM から出力バッファ経由で受信バッファを読み出すには ,「11.2.2. メッセージ RAM から出力バッファへ のデータ転送」の説明に従ってください。 (注意事項)ペイロードデータと受信したメッセージのヘッダがそれぞれ出力バッファに転送されると , ND フラグと MBC フラグはメッセージハンドラによって自動的にクリアされます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 201 Data 9.3. Sheet Null フレーム受信 受信した null フレームのペイロードセグメントは , マッチする受信専用バッファにはコピーされません。null フレームが 受信されると , マッチするメッセージバッファのメッセージバッファステータス MBS だけが , 受信した null フレームか ら更新されます。マッチしたメッセージバッファのヘッダ 2 と 3 のすべてのビットはそのままです。これらは , 受信した データフレームからしか更新できません。 メッセージハンドラが , メッセージバッファのヘッダセクション内にあるメッセージバッファステータス MBS を変更し たとき , MBSC1/2/3/4 レジスタ内の該当する MBC フラグがセットされ , かつ , メッセージバッファのヘッダセクション のビット MBI がセットされている場合 , フラグ SIR.MBSI は "1" にセットされます。許可されていれば , 割込みが発生し ます。 10.FIFO 機能 10.1. 概要 一まとまりのメッセージバッファをサイクリックなファーストイン - ファーストアウト (FIFO) バッファに設定できます。 FIFO に属する一まとまりのメッセージバッファは , レジスタマップ内で連続しており , MRC.FFB[7:0] で参照されるメッ セージバッファではじまり , MRC.LCB[7:0] で参照されるメッセージバッファで終わります。最大 128 メッセージバッ ファを FIFO に割り当てることができます。 どの受信専用バッファともマッチしないが , プログラマブルな FIFO フィルタを通過した有効な受信メッセージは , すべ て FIFO に保存されます。この場合 , フレーム ID, ペイロード長 , 受信サイクルカウント , 呼び出された FIFO メッセージ バッファのメッセージバッファステータス MBS は , フレーム ID, ペイロード長 , 受信サイクルカウント , 受信したフレー ムのステータスで上書きされます。ビット SIR.RFNE は FIFO が空ではないことを示し , 受信 FIFO フィルレベル FSR.RFFL[7:0] が FCL.CL[7:0] で設定されたクリティカルレベル以上であれば , ビット SIR.RFCL がセットされ , ビット EIR.RFO は FIFO オーバーランが検出されたことを示します。. 許可されていれば , 割込みが発生します。 null フレームが FIFO リジェクションフィルタでリジェクトされなかった場合 , null フレームが FIFO に保存されるときは , データフレームのように扱われます。 2 つのインデックスレジスタが FIFO に関連付けられます。PUT インデックスレジスタ (PIDX) は FIFO 内で次に利用可能 な場所へのインデックスです。新しいメッセージが受信されると , PIDX レジスタで呼び出されるメッセージバッファに 書き込まれます。その後 , PIDX レジスタはインクリメントされ , 利用可能な次のメッセージバッファを呼び出します。 PIDX レジスタがインクリメントされ , FIFO のメッセージバッファの最大数を超えた場合 , PIDX レジスタには FIFO チェーンの最初の ( 最も小さい番号の ) メッセージバッファの番号がロードされます。GET インデックスレジスタ (GIDX) は読み込まれる FIFO 内の次のメッセージバッファをアクセスするのに使用されます。GIDX レジスタは , 出力バッファへの FIFO に属す るメッセージバッファの内容を転送後 , インクリメントされます。PUT インデックスレジスタおよび GET インデックス レジスタは ホスト からはアクセスできません。 PUT インデックス (PIDX) が GET インデックス (GIDX) の値に達すると , FIFO は一杯になります。最も古いメッセージが 読み出される前に次のメッセージが FIFO に書き込まれると , PUT インデックスと GET インデックスは両方ともインク リメントされ , 新しいメッセージが FIFO の最も古いメッセージを上書きします。これにより FIFO オーバーランフラグ EIR.RFO がセットされます。 FIFO non empty ステータスは , PUT インデックス (PIDX) と GET インデックス (GIDX) が異なるときに検出されます。こ の場合 , フラグ SIR.RFNE がセットされます。これには FIFO 内に受信メッセージが少なくとも 1 つはあることを示して います。FIFO empty, FIFO not empty, FIFO overrun ステートについては図 FIFO ステータス :empty, not empty, overrun で 3 つのメッセージバッファ FIFO について説明しています。 プログラマブル FIFO リジェクションフィルタ (FRF) はリジェクトするメッセージのフィルタパターンを定義します。 FIFO フィルタはチャネルフィルタ , フレーム ID フィルタ , サイクルカウンタフィルタで構成されています。ビット FRF.RSS が "1" ( デフォルト ) にセットされている場合 , 静的セグメントで受信されたメッセージはすべて FIFO によって リジェクトされます。ビット FRF.RNF が "1" ( デフォルト ) にセットされている場合 , 受信された null フレームは FIFO に保存されません。 FIFO リジェクションフィルタマスク (FRFM) は , FIFO リジェクションフィルタレジスタ内のフレーム ID フィルタのどの ビットが , リジェクションフィルタにとって「関係ない」のかを指定します。 202 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet FIFO ステータス :empty, not empty, overrun FIFO empty PIDX ( 次に保存する場所 ) バッファ 1 メッセージ - 2 - 3 - GIDX ( 最も古いものを読む ) FIFO not empty FIFO overrun PIDX ( 次に保存する場所 ) PIDX ( 次に保存する場所 ) バッファ 1 メッセージ A 2 - 3 - GIDX ( 最も古いものを読む ) バッファ 1 メッセージ A D 2 B 3 C GIDX ( 最も古いものを読む ) • PIDX 最後をインクリメント • 次に受信したメッセージを バッファ 1 に保存 • バッファ 1 が未読なら メッセージ A は失われる。 10.2. FIFO の構成 FIFO に属するメッセージバッファの ( 再 ) 構成は , CC が DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートのときのみ可能で す。CC が DEFAULT_CONFIG または CONFIG ステートの間は , FIFO 機能は利用できません。 FIFO に属するメッセージバッファでペイロード長が指定されているものはすべて , WRHS2.PLC[6:0] で同じ値にプログ ラムしなければなりません。メッセージ RAM 内で , 各メッセージバッファのデータセクションの最初の 32 ビットワー ドへのデータポインタは , WRHS3.DP[10:0] で設定しなければなりません。 受容フィルタリングに必要なすべての情報は , FIFO リジェクションフィルタと FIFO リジェクションフィルタマスクか ら取得します。FIFO に属するメッセージバッファのヘッダセクション内で指定される値は , DP と PLC 以外は意味があ りません。 (注意事項)受信したフレームのペイロード長が , 該当するメッセージバッファのヘッダセクション内の WRHS2.PLC[6:0] でプログラムされた値より長い場合 , FIFO のメッセージバッファに保存されたデータ フィールドは , 長さが不完全です。 10.3. FIFO へのアクセス DEFAULT_CONFIG および CONFIG ステート以外で FIFO へアクセスするには , レジスタ OBCR に FIFO の最初のメッ セージバッファ番号 (MRC.FFB[7:0] で参照される ) を書き込んで , ホストによりメッセージ RAM からアウトプットバッ ファへの転送をトリガする必要があります。これで , 出力バッファへの GET インデックスレジスタ (GIDX) で読み出され るメッセージバッファをメッセージハンドラが転送します。この転送後 , GET インデックスレジスタ (GIDX) がインクリ メントされます。 11.メッセージハンドリング メッセージハンドラは , 入力 / 出力バッファとメッセージ RAM 間 , およびメッセージ RAM と 2 つの一時バッファ RAM 間を , 転送するデータを制御します。内部 RAM へのアクセスはすべて 32+1 ビットアクセスです。補助ビットはパリ ティチェックに使用されます。 メッセージ RAM に保存されているメッセージバッファへのアクセスは , メッセージハンドラステートマシンの制御の下 に行なわれます。これにより , 2 つの FlexRay チャネルプロトコルコントローラと ホストがメッセージ RAM へアクセス する矛盾を回避します。 静的セグメントに割り当てられたメッセージバッファのフレーム ID は , 1 ~ GTUC7.NSS[9:0] の範囲内でなければなり ません。動的セグメントに割り当てられたメッセージバッファのフレーム ID は , GTUC7.NSS[9:0] + 1 ~ 2047 の範囲内 でなければなりません。 マッチする受信専用バッファ ( 静的セグメントまたは動的セグメント ) がない受信メッセージは , FIFO リジェクション フィルタを通過していれば , 受信 FIFO ( 構成されている場合 ) に保存されます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 203 Data Sheet 11.1. メッセージバッファの再構成 アプリケーションが 128 を超える異なるメッセージと共に実行する必要がある場合は , FlexRay の実行中に静的および動 的メッセージバッファを再構成できます。これは , 入力バッファレジスタ WRHS1 ~ 3 で , 各メッセージバッファのヘッ ダセクションを更新することで実行します。 再構成は , メッセージ RAM 構成レジスタのコントロールビット MRC.SEC[1:0] で有効にする必要があります。 再構成がスタートする前に , メッセージバッファが受信フレームから送信 / 更新されていない場合 , 該当するメッセージ は失われます。 再構成されたフレーム ID に従って , 再構成されたメッセージバッファの送信 / 受信準備が整うタイミングは , ヘッダセク ションの更新が完了した時点の実際のスロットカウンタの状態による。したがって , 再構成されたメッセージバッファ が , 再構成されたサイクル中に , 受信したフレームから送信 / 更新されない場合があります。 メッセージ RAM は以下の表に従ってスキャンされます。 メッセージ RAM のスキャン スロットのスキャン 開始 1 スロットのスキャン 2 ~ 15, 1 ( 次サイクル ) 8 16 ~ 23, 1 ( 次サイクル ) 16 24 ~ 31, 1 ( 次サイクル ) 24 32 ~ 39, 1 ( 次サイクル ) ~ ~ メッセージ RAM スキャンはスキャンが終了したかどうかに係わらず , NIT が始まると終了します。スロット 2 ~ 15 の メッセージ RAM のスキャンは , 実際のサイクルのスロット 1 の最初からはじまります。スロット 1 のメッセージ RAM のスキャンはメッセージ RAM の各スキャンと平行して , 次サイクルにスロット 1 用に構成されたメッセージバッファが 存在するか確認することで , 前のサイクルの中で実行されます。 最初の動的メッセージバッファの番号は MRC.FDB[7:0] で設定されます。CC が動的セグメント内にある間に , メッセー ジ RAM スキャンがスタートした場合 , スキャンは MRC.FDB[7:0] で設定されたメッセージバッファ番号からスタートし ます。 メッセージバッファを次サイクルのスロット 1 で使用するように再構成しなければならない場合は , 以下を考慮する必 要があります。 ・スロット 1 用に再構成しようとするメッセージバッファが「静的バッファ」の一部であった場合は , 前回の実サイクルの 静的セグメント内のメッセージ RAM スキャンが , このメッセージバッファを評価するより前に再構成されていない限 り見つかりません。 ・スロット 1 用に再構成しようとするメッセージバッファが 「静的 + 動的バッファ」の一部であった場合は , 前回の実サイ クルのメッセージ RAM スキャンが , このメッセージバッファを評価するより前に再構成されていれば見つかります。 ・NIT がスタートするとメッセージ RAM スキャンは強制終了されます。メッセージ RAM スキャンがこの時点で再構成さ れたメッセージバッファをまだ評価していない場合 , メッセージバッファは次サイクル用とは見なされません。 (注意事項)メッセージバッファの再構成により , メッセージが失われることがありますので , 慎重に使用してください。 最悪の場合 (連続したサイクルで立て続けに再構成された場合)メッセージバッファが , 受信したフレーム からまったく送信 / 更新されない場合があります。 204 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 11.2. ホストのメッセージ RAM へのアクセス 入力バッファとメッセージ RAM 間のメッセージの転送も , メッセージ RAM と出力バッファ間のメッセージの転送も , アクセスするターゲット / ソースメッセージバッファの番号を ホストが IBCR レジスタか OBCR レジスタに書き込むこ とによってトリガされます。 IBCM レジスタと OBCM レジスタはそれぞれ , 選択されたメッセージバッファのヘッダとデータセクションの読み書き に使用されます。 ビット IBCM.STXR が = "1" にセットされている場合 , メッセージバッファが更新されたら , 選択されたメッセージバッ ファの送信要求フラグ TXR が自動的にセットされます。ビット IBCM.STXR が = "0" にセットされている場合 , 選択さ れたメッセージバッファの送信要求フラグ TXR はリセットされます。これは連続モードで作動しているメッセージバッ ファからの送信停止に利用することができます。 入力バッファ (IBF) および 出力バッファ (OBF) は二重バッファ構造として構築されます。この二重バッファ構造の半分 は Host (IBF Host / OBF Host) からアクセス可能で , もう半分は (IBF Shadow / OBF Shadow) は IBF / OBF とメッセージ RAM 間のデータ転送のために , メッセージハンドラがアクセスします。 ホストのメッセージ RAM へのアクセス データ [31:0] コントロール アドレス 出力バッファ デコーダ [Shadow] & コントロール アドレス データ [31:0] 入力バッファ [Shadow] アドレス データ [31:0] ホスト アドレス データ [31:0] メッセージハンドラ ヘッダパーティション データパーティション メッセージ RAM September 26, 2014, DS07-16611-2 205 Data Sheet 11.2.1. 入力バッファからメッセージ RAM へのデータ転送 メッセージ RAM 内のメッセージバッファを構成 / 更新するには , ホストが データを WRDSn に書き , ヘッダを WRHS1 ~ 3 に書き込む必要があります。入力バッファコマンドマスク IBCM を構成することで特定の動作を選択します。 ホストがメッセージ RAM 内のターゲットメッセージバッファの番号を IBCR.IBRH[6:0] に書き込むと , IBF Host と IBF Shadow がスワップされます ( 下図参照 )。 二重バッファ構造入力バッファ E-Ray IBF Host Host IBF Sha dow メッセージ RAM IBF = 入力バッファ さらに , IBCM レジスタと IBCR レジスタ内のビットもスワップされ , 該当する IBF セクションとの関連付けを保持しま す ( 下図参照 )。 IBCM ビットと IBCR ビットのスワップ IBCM IBCR 181716 2 1 0 スワップ 31 22 212019181716 15 6 5 4 3 2 1 0 スワップ この書き込みでビット IBCR.IBSYS は "1" にセットされます。その後 , メッセージハンドラは , IBF Shadow の内容を IBCR.IBRS[6:0] で選択されたメッセージ RAM のメッセージバッファへ転送しはじめます。 メッセージハンドラがデータを IBF Shadow からメッセージ RAM のターゲットメッセージバッファへ転送している間に , ホストは IBF ホストに次のメッセージを書き込むことができます。IBF Shadow と メッセージ RAM の間の転送が完了し たら , ビット IBCR.IBSYS は "0" に戻され , ホストが該当するターゲットメッセージバッファ番号を IBCR.IBRH[6:0] に 書き込むと次のメッセージ RAM への転送が開始できます。 IBCR.IBSYS が "1" である間に IBCR.IBRH[6:0] への書込みアクセスが発生すると , IBCR.IBSYH が "1" にセットされま す。実行中の IBF Shadow からメッセージ RAM へのデータ転送が完了すると , IBF Host と IBF Shadow のスワップがおこ り , IBCR.IBSYH は "0" にリセットされ , IBCR.IBSYS は "1" のままで , メッセージ RAM への次の転送がはじまります。 さらに , メッセージバッファ番号が IBCR.IBRH[6:0] および IBCR.IBRS[6:0] に保存され , コマンドマスクフラグもスワッ プされます。 206 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 8/16/32- ビット ホストのアクセスシーケンスの例 : IBF を介して n 番目のメッセージバッファを構成 / 更新するには ・IBCR.IBSYH がリセットされるまで待ちます。 ・データセクションを WRDSn に書き込みます。 ・ヘッダセクションを WRHS1 ~ 3 に書き込みます。 ・書き込みコマンドマスク :IBCM.STXRH, IBCM.LDSH, IBCM.LHSH を書き込みます。 ・ターゲットメッセージバッファへのデータ転送を要求 :IBCR.IBRH[6:0] を書きます。 IBF を介して n+1 番目のメッセージバッファを構成 / 更新するには ・IBCR.IBSYH がリセットされるまで待ちます。 ・データセクションを WRDSn に書き込みます。 ・ヘッダセクションを WRHS1 ~ 3 に書き込みます。 ・書き込みコマンドマスク :IBCM.STXRH, IBCM.LDSH, IBCM.LHSH を書き込みます。 ・ターゲットメッセージバッファへのデータ転送を要求 :IBCR.IBRH[6:0] を書きます。 (注意事項)IBCR.IBSYH が "1" である間に IBF になんらかの書き込みアクセスがあれば , エラーフラグ EIR.IIBA が "1" にセットされます。この場合 , その書き込みアクセスは無効となります。 IBCM ビットの割当 位置 アクセス ビット 機能 18 r STXRS Shadow の送信要求を継続または終了 17 r LDSS Shadow のデータセクションのロードを継続または終了 16 r LHSS Shadow のヘッダセクションのロードを継続または終了 2 r/w STXRH ホストの送信要求をセット 1 r/w LDSH ホストのデータセクションのロード 0 r/w LHSH ホストのヘッダセクションのロード IBCR ビットの割当 位置 アクセス ビット 機能 31 r IBSYS 22 ~ 16 r IBRS[6:0] 15 r IBSYH ホストの IBF がビジー , IBRH[6:0] で参照されるメッセージ バッファ転送要求の保留 6~0 r/w IBRH[6:0] ホストの IBF 要求 , つぎに更新されるメッセージバッファ番号 Shadow の IBF がビジー , IBF Shadow からメッセージ RAM へ転送中であることを示しています。 Shadow の IBF 要求 , 現在 / 最近更新されたメッセージバッファ番号 11.2.2. メッセージ RAM から出力バッファへのデータ転送 メッセージ RAM からメッセージバッファを読み出すには , ホストが OBCR レジスタに書き , OBCM に設定されている データ転送をトリガする必要があります。転送完了後 , ホストは RDDSn, RDHS1 ~ 3, および MBS から転送されたデー タを読み出すことができます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 207 Data Sheet 二重バッファ構造出力バッファ E-Ray OBF Sha dow OBF Host Host メッセージ RAM OBF = 出力バッファ OBF Host と OBF Shadow およびビット OBCM.RHSS, OBCM.RDSS, OBCM.RHSH, OBCM.RDSH, そしてビット OBCR.OBRS[6:0], OBCR.OBRH[6:0] はビット OBCR.VIEW と OBCR.REQ の制御にしたがってスワップされます。 OBCR.REQ ビット を "1" にすると , OBCM.RHSS, OBCM.RDSS ビット および OBCR.OBRS[6:0] ビット を内部ストレー ジにコピーします ( 図 “OBCM ビットと OBCR ビットのスワップ ” 参照 )。 OBCR.REQ を "1" にセットすると , OBCR.OBSYS が "1" にセットされ , OBCR.OBRS[6:0] で選択されたメッセージバッ ファが , メッセージ RAM から OBF Shadow へ転送されはじめます。メッセージ RAM と OBF Shadow 間の転送完了後 , OBCR.OBSYS ビットは "0" に戻ります。OBCR.OBSYS が "0" である間 , OBCR.REQ と OBCR.VIEW ビットは "1" にし かセットできません。 OBCM ビットと OBCR ビットのスワップ OBCM 1716 ビュー 内部ストレージ 1 0 1 0 要求 OBCR 22 212019181716 ビュー 内部ストレージ 6 5 4 3 2 1 0 15 9 8 6 5 4 3 2 1 0 要求 OBCR.VIEW ビット を "1" にセットすると , OBCR.OBSYS ビット が "0" の間 , OBF Host と OBF Shadow はスワップされ ます ( 図 “ 二重バッファ構造出力バッファ ” 参照 )。 さらに , OBCR.OBRH[6:0] ビットと OBCM.RHSH, OBCM.RDSH ビット は内部ストレージレジスタとスワップされま す。このようにして , OBCR.OBRH[6:0] に保存されたメッセージバッファ番号と OBCM.RHSH, OBCM.RDSH に保存さ れたマスク構成が , 転送され OBF ホストに保存されるデータと一致することが保証されます。( 図 “OBCM ビットと OBCR ビットのスワップ ” 参照 )。 これで , メッセージハンドラがメッセージ RAM から OBF Shadow へ , 次のメッセージを転送している間に , ホストは OBF Host から転送されたメッセージバッファを読むことができます。 シングルメッセージバッファへの 8/16/32- ビット Host アクセスの例 : シングルメッセージバッファを読み出す必要がある場合は , OBCR.REQ と OBCR.VIEW への 2 つの独立した書き込みア クセスが必要です。 ・OBCR.OBSYS がリセットされるまで待ちます。 ・出力バッファコマンドマスク OBCM.RHSS, OBCM.RDSS を書きます。 208 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ・OBCR.OBRS[6:0] と OBCR.REQ を書き込み , OBF Shadow へのメッセージバッファの転送を要求します ( 8- ビット Host インターフェースの場合 , OBCR.OBRS[6:0] を OBCR.REQ より先に書く必要があります )。 ・OBCR.OBSYS がリセットされるまで待ちます。 ・OBCR.VIEW = "1" を書き込み OBF Shadow と OBF ホストをトグルします。 ・RDDSn, RDHS1 ~ 3, および MBS を読んで , 転送されたメッセージバッファを読み出します。 8/16/32- ビット ホストのアクセスシーケンスの例 : 1 番目のメッセージバッファを OBF Shadow へ転送する要求 ・OBCR.OBSYS がリセットされるまで待ちます。 ・1 番目のメッセージバッファに , 出力バッファコマンドマスク OBCM.RHSS, OBCM.RDSS を書きます。 ・ OBCR.OBRS[6:0] と OBCR.REQ を書き込み , OBF Shadow への 1 番目のメッセージバッファの転送を要求します ( 8ビット Host インターフェースの場合 , OBCR.OBRS[6:0] を OBCR.REQ より先に書く必要があります )。 OBF Shadow と OBF ホストをトグルして , 1 番目に転送されたメッセージバッファを読み出し , 2 番目のメッセージバッ ファの転送を要求します。 ・OBCR.OBSYS がリセットされるまで待ちます。 ・2 番目のメッセージバッファに , 出力バッファコマンドマスク OBCM.RHSS, OBCM.RDSS を書きます。 ・OBF Shadow と OBF ホストをトグルし , 同時に 2 番目のメッセージバッファの OBF Shadow への転送を開始します。そ れには ,2 番目のメッセージバッファの OBCR.OBRS[6:0], OBCR.REQ, および OBCR.VIEW を書き込みます (8- ビッ ト Host インターフェースの場合 , OBCR.OBRS[6:0] を OBCR.REQ と OBCR.VIEW より先に書き込む必要があります )。 ・RDDSn, RDHS1 ~ 3, および MBS を読んで , 最初に転送されたメッセージバッファを読み出します。 別のメッセージバッファへの要求なしに , 前回要求したメッセージバッファへのアクセスを要求 : ・OBCR.OBSYS がリセットされるまで待ちます。 ・OBCR.VIEW を書いて , 前回転送したメッセージバッファへアクセスを要求します。 ・RDDSn, RDHS1 ~ 3, および MBS を読んで , 前回転送されたメッセージバッファを読み出します。 OBCM ビットの割当 位置 アクセス ビット 機能 17 r RDSH データセクションへ ホストがアクセス可 16 r RHSH ヘッダセクションへ ホストがアクセス可 1 r/w RDSS Shadow のデータセクションの読出し 0 r/w RHSS Shadow のヘッダセクションの読出し OBCR ビットの割当 位置 アクセス 22 ~ 16 r OBRH[6:0] ホストの OBF 要求 , メッセージバッファ番号への ホストのアクセス可 15 r OBSYS Shadow の OBF がビジー , メッセージ RAM から OBF Shadow へ送信中であることを示してい ます。 9 r/w REQ メッセージ RAM から OBF Shadow への送信要求 8 r/w VIEW OBF Shadow の表示 , OBF Shadow と OBF ホストのスワップ 6~0 r/w OBRS[6:0] Shadow の OBF 要求 , 次に要求されるメッセージバッファ番号 September 26, 2014, DS07-16611-2 ビット 機能 209 Data Sheet 11.3. FlexRay プロトコルコントローラのメッセージ RAM へのアクセス 2 つの一時バッファ RAM (TBF A,B) は , 2 つの FlexRay プロトコルコントローラと , メッセージ RAM の間を転送するデー タのバッファとして使用されます。 各一時バッファ RAM は二重バッファとして構成されており , FlexRay メッセージを完全に 2 つ保存できます。必ず 1 つ のバッファが対応するプロトコルコントローラに割り当てられ , もう一方はメッセージハンドラからアクセスできます。 例えば , メッセージハンドラが次のメッセージを一時バッファ Tx に送信するように書き込んだ場合 , FlexRay チャネルプ ロトコルコントローラは一時バッファ Rx にアクセスし , 実際に受信したメッセージを保存できます。一時バッファ Tx に保存されたメッセージを送信中 , メッセージハンドラは最近受信し , ( 受容フィルタを通過した場合 ) 一時バッファ Rx に保存したメッセージをメッセージ RAM に転送し , 該当するメッセージバッファを更新します。 一時バッファ RAM と FlexRay チャネルプロトコルコントローラの , シフトレジスタ間のデータ転送は 32 ビットワードで 行なわれます。これにより , FlexRay メッセージの長さに関係なく , 32 ビットのシフトレジスタが使用できます。 一時バッファ RAM へのアクセス eray_txd1 eray_rxd2 FlexRay PRT B 一時バッファ Tx 一時バッファ Rx 一時バッファ Tx アドレス - デコーダ 一時バッファ Rx コントロール データ [31:0] アドレス TBF A コントロール シフトレジスタ データ [31:0] アドレス - デコーダ データ [31:0] シフトレジスタ TBF B アドレス FlexRay PRT A eray_txd2 データ [31:0] eray_rxd1 メッセージハンドラ 210 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 12.メッセージ RAM ホストの メッセージ RAM へのアクセスと FlexRay のメッセージ受 / 送信の衝突を避けるため , ホストはメッセージ RAM 内のメッセージバッファに直接アクセスできません。これらのアクセスは入力バッファおよび出力バッファを介して操 作します。設定するペイロード長によって , メッセージ RAM には最大 128 個までメッセージバッファを保存できます。 メッセージ RAM は 2048 x 33 = 67,584 ビットで構成されています。 各 32 ビットワードはパリティビットで保護されます。 FlexRay フレーム (0 ~ 254) ごとの多様なデータバイト数に対応するために必要なフレキシビリティを実現するため , メッセージ RAM は図 “ メッセージ RAM 内のメッセージ バッファの構成例 ” のような構造になっています。 データパーティションは次のメッセージ RAM ワード番号からスタートできます。(MRC.LCB + 1) • 4 メッセージ RAM 内のメッセージ バッファの構成例 メッセージ RAM ヘッダ MB0 ヘッダ MB1 • • • ヘッダ MBn ヘッダパーティション 未使用 2048 ワード データ MBn • • • データパーティション データ MB1 データ MB0 33 ビット ヘッダパーティション ・構成したメッセージバッファのヘッダセクションを保存します。 ・最大 128 個のメッセージバッファをサポート ・各メッセージバッファには 4 つの 32+1 ビットワードのヘッダセクションがあります。 ・各メッセージバッファのヘッダ 3 には , データパーティションの各データセクションへのデータポインタ (11- ビット ) が格納されています。 データパーティション データセクションの多様な長さにあわせたフレキシブルな格納。最大値は以下のようになります。 ・メッセージバッファ 30, 各データセクション 254 バイト ・または , メッセージバッファ 56, 各データセクション 128 バイト ・または , メッセージバッファ 128, 各データセクション 48 バイト 制限 : ヘッダパーティション + データパーティションが 33 ビットワードを 2048 以上を占有することはできません。 September 26, 2014, DS07-16611-2 211 Data Sheet 12.1. ヘッダパーティション メッセージバッファの構成に使用する要素と , 実際のメッセージバッファのステータスは , 表 “ メッセージ RAM 内の メッセージバッファのヘッダセクション ” のようにメッセージ RAM のヘッダパーティションに保存されます。メッセー ジバッファのヘッダセクションの構成は IBF (WRHS1 ~ 3) で行なわれます。ヘッダセクションの読み取りアクセスは OBF (RDHS1 ~ 3 + MBS) を介して行なわれます。メッセージ RAM のデータパーティション内の , 各メッセージバッ ファのデータセクションの始点を定義するため , プログラマがデータポインタを計算する必要があります。データポイ ンタは実行中に修正してはいけません。受信 FIFO に属するメッセージバッファの ( 再 ) 構成は , DEFAULT_CONFIG ま たは CONFIG ステートのときのみ可能です。 各メッセージバッファのヘッダセクションは , メッセージ RAM のヘッダパーティション内に 4 つの 33 ビットワードを 格納しています。メッセージバッファ 0 のヘッダは , メッセージ RAM の最初のワードからはじまります。 送信バッファに関しては , ホストがヘッダ CRC を計算する必要があります。 受信したペイロード長 PLR[6:0], 受信サイクルカウント RCC[5:0], 受信チャネルインジケータ RCI, スタートアップフ レームインジケータ SFI, 同期フレームインジケータ SYN, Null フレームインジケータ NFI, ペイロードプリアンブルイン ジケータ PPI, 予約ビット RES は , 受信した有効データフレームからしか更新されません。 構成した各メッセージバッファのヘッダワード 3 には , 該当するメッセージバッファのステータス MBS が保存されてい ます。 メッセージ RAM 内のメッセージバッファのヘッダセクション ビット ワード 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 P M T P C C C B X P F H H I M I G B A T 1 P ペイロード長 受信 2 P R P N S S R E P F Y F C S I I N I I 3 P R E S S P P 0 P P I S N F I S S Y N S S F I S R C I S サイクルコード フレーム ID ペイロード長 構成 Tx バッファ : 構成されたヘッ ダ CRC Rx バッファ : 受信したヘッダ CRC 受信 サイクルカウント F F サイクルカウント T T B A ステータス データポインタ M E E T T L S S C C S B A I I T B A S V O B S V O A C E O B C E O A S E O B S E O A V F R B V F R A フレーム構成 フィルタ構成 メッセージバッファコントロール メッセージ RAM 構成 受信したデータフレームから更新 メッセージバッファステータス MBS パリティビット 未使用 212 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ヘッダ 1 ( ワード 0) 書き込みアクセスは WRHS1 で , 読み出しアクセスは RDHS1 で ・フレーム ID- スロットカウンタフィルタリング構成 ・サイクルコード- サイクルカウンタフィルタリング構成 ・CHA, CHB- チャネル フィルタリング構成 ・CFG- メッセージバッファディレクション構成 : 受信 / 送信 ・PPIT- ペイロードプリアンブルインジケータ送信 ・TXM- 送信モード構成 : シングルショット / 連続 ・MBI- メッセージバッファ受信 / 送信割込み許可 ヘッダ 2 ( ワード 1) 書き込みアクセスは WRHS2 で , 読み出しアクセスは RDHS2 で ・ヘッダ CRC- 送信バッファ:ホストにより構成 ( フレームヘッダから計算 ) - 受信バッファ : 受信したフレームから更新 ・構成されたペイロード長- Host で構成されたデータセクション長(2 バイトワード) ・受信されたペイロード長- ペイロードセグメント長(2 バイトワード) 受信したフレームから保存 ヘッダ 3 ( ワード 2) 書き込みアクセスは WRHS3 で , 読み出しアクセスは RDHS3 で ・データポインタ- データパーティション内の対応するデータセクションの始点へのポインタ 読み出しアクセスは RDHS3 で , 受信バッファにのみ有効 , 受信フレームから更新 ・受信サイクルカウント - 受信フレームからのサイクルカウント ・RCI- 受信チャネルインジケータ ・SFI- スタートアップフレームインジケータ ・SYN- 同期フレームインジケータ ・NFI- Null フレームインジケータ ・PPI- ペイロードプリアンブルインジケータ ・RES- 予約ビット メッセージバッファステータス MBS ( ワード 3) MBS で読み込み , 構成されたスロットの末尾で CC により更新されます。 ・VFRA- チャネル A で受信した有効フレーム ・VFRB- チャネル B で受信した有効フレーム ・SEOA- チャネル A で構文エラーを検出 ・SEOB- チャネル B で構文エラーを検出 ・CEOA- チャネル A で競合エラーを検出 ・CEOB- チャネル B で競合エラーを検出 ・SVOA- チャネル A でスロット境界違反を検出 ・SVOB- チャネル B でスロット境界違反を検出 ・TCIA- 送信矛盾表示チャネル A ・TCIB- 送信矛盾表示チャネル B ・ESA- 空スロットチャネル A ・ESB- 空スロットチャネル B ・MLST- メッセージロスト ・FTA- チャネル A でフレーム送信 ・FTB- チャネル B でフレーム送信 ・サイクルカウントステータス- ステータスが更新されたときの実サイクルカウント ・RCIS- 受信チャネルインジケータステータス ・SFIS- スタートアップフレームインジケータステータス ・SYNS- 同期フレームインジケータステータス ・NFIS- Null フレームインジケータステータス ・PPIS- ペイロードプリアンブルインジケータステータス ・RESS- 予約ビットステータス September 26, 2014, DS07-16611-2 213 Data Sheet 12.2. データパーティション メッセージ RAM のデータパーティションには , ヘッダパーティションの定義にしたがって受 / 送信用に構成された , メッセージバッファのデータセクションが保存されています。各メッセージバッファのデータバイト数は 0 ~ 254 の間 で変化します。2 つの FlexRay プロトコルコントローラのシフトレジスタと , メッセージ RAM 間のデータ転送 , および Host インターフェースとメッセージ RAM 間のデータ転送を最適化するには , メッセージ RAM の物理幅を 4 バイトプラ スパリティ 1 ビットにします。 データパーティションはヘッダパーティションの最後のワードの後からはじまります。メッセージ RAM でメッセージ バッファを構成するときは , プログラマはデータポインタがデータパーティション内のアドレスを指していることを確 認する必要があります。以下の表 メッセージ RAM 内のデータパーティションの構造例 は , 構成されたメッセージバッ ファのデータセクションが , メッセージ RAM のデータパーティションに保存される様子の例を示しています。 メッセージバッファのデータセクションの始点と末尾は , それぞれメッセージバッファのヘッダセクションで設定され ている , データポインタとペイロード長で決められます。これにより , 様々なデータ長のメッセージバッファを保存する ために利用可能な RAM スペースを , 柔軟に使用することができます。 データセクションのサイズが奇数の 2 バイトワードの場合 , 32 ビットワード中残っている後半の 16 ビットは使用されま せん ( 以下の表 “ メッセージ RAM 内のデータパーティションの構造例 ” 参照 )。 メッセージ RAM 内のデータパーティションの構造例 ビット ワード 3 3 3 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 2 1 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 ... P 未使用 未使用 未使用 未使用 ... P 未使用 未使用 未使用 未使用 ... P MBn データ 3 MBn データ 2 MBn データ 1 MBn データ 0 ... P ... ... ... ... ... P ... ... ... ... ... P MBn データ (m) MBn データ (m-1) MBn データ (m-2) MBn データ (m-3) ... P ... ... ... ... ... P ... ... ... ... ... P ... ... ... ... ... P MB1 データ 3 MB1 データ 2 MB1 データ 1 MB1 データ 0 ... P ... ... ... ... ... P MB1 データ (k) MB1 データ (k-1) MB1 データ (k-2) MB1 データ (k-3) 2046 P MB0 データ 3 MB0 データ 2 MB0 データ 1 MB0 データ 0 2047 P 未使用 未使用 MB0 データ 5 MB0 データ 4 12.3. パリティチェック 7 つの RAM ブロックに保存されるデータの整合性を保証するために , E-Ray コアにはパリティチェックメカニズムがつ いています。図 “ パリティジェネレーションとチェック ” に示すように , RAM ブロックにはパリティジェネレータ / チェッカが付属してます。データが RAM ブロックに書き込まれるとき , ローカルパリティジェネレータがパリティビッ トを生成します。E-Ray コアは偶数パリティを使用します (32 ビットデータワード内に 1 が偶数個あれば , 0 パリティ ビットが生成されます )。パリティビットはそれぞれのデータワードと共に保存されます。いずれかの RAM ブロックか ら , データワードが読み出される度にパリティがチェックされます。E-Ray コアの内部データバスは 32 ビット幅です。 パリティエラーが検出された場合は , 該当するエラーフラグがセットされます。パリティエラーフラグ MHDS.PIBF, MHDS.POBF, MHDS.PMR, MHDS.PTBF1, MHDS.PTBF2, および異常メッセージバッファインジケータ MHDS.FMBD, MHDS.MFMB, MHDS.FMB[6:0] はメッセージハンドラステータスレジスタ内にあります。これらのシングルエラーフラ グはエラー割込みフラグ EIR.PERR を制御します。 214 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 図 “ パリティジェネレーションとチェック ” は , RAM ブロックとパリティジェネレータ / チェッカの間のデータパスを示 しています。 パリティジェネレーションとチェック 入力 バッファ RAM 1,2 PG PC メッセージ RAM PC PG 一時 バッファ RAM A PC PG PRT A 出力 バッファ RAM 1,2 一時 バッファ RAM B PC PC PG PG PRT B PG パリティジェネレータ PC パリティチェッカ (注意事項)パリティジェネレータ / チェッカは RAM ブロックの一部ではなく , E-Ray コアの一部である RAM アクセス ロジックの一部です。 パリティエラーが検出された場合は , 以下の動作が実行されます。 どんな場合も ・該当するパリティエラーフラグがレジスタ MHDS にセットされます。 ・パリティエラーフラグ EIR.PERR がセットされ 許可されていれば , ホストに対してモジュール割込みが発生します。 特殊な場合には 1) 入力バッファ RAM 1,2 から→メッセージ RAM へデータ転送中のパリティエラー a) ヘッダとデータセクションの転送 : ・MHDS.PIBF ビットがセットされます。 ・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。 ・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。 ・バッファの送信 : 各メッセージバッファに対する送信要求はセットされません。 b) データセクションのみ転送 : メッセージ RAM から該当するメッセージバッファのヘッダセクション読み取り中のパリティエラー。 ・MHDS.PMR ビットがセットされます。 ・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。 ・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。 ・各メッセージバッファのデータセクションは更新されません。 ・バッファの送信 : 各メッセージバッファに対する送信要求はセットされません。 2) ホストの入力バッファ RAM 1, 2 読み取り中のパリティエラー ・MHDS.PIBF ビットがセットされます。 September 26, 2014, DS07-16611-2 215 Data Sheet 3) メッセージ RAM 内のヘッダセクションをスキャン中のパリティエラー ・MHDS.PMR ビットがセットされます。 ・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。 ・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。 ・メッセージバッファを無視 ( メッセージバッファがスキップされます ) 4) メッセージ RAM から→一時バッファ RAM 1,2 へデータ転送中のパリティエラー ・MHDS.PMR ビットがセットされます。 ・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。 ・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。 ・未送信のフレーム , 送信中のフレームは , フレーム CRC をゼロにセットすることで無効化されます。 5) 一時バッファ RAM 1, 2 から→プロトコルコントローラ 1, 2 へデータ転送中のパリティエラー ・MHDS.PTBF1,2 ビットがセットされます。 ・送信中のフレームは , フレーム CRC をゼロにセットすることで無効化されます。 6) 一時バッファ RAM 1, 2 から→メッセージ RAM へデータ転送中のパリティエラー a) メッセージ RAM から該当するメッセージバッファのヘッダセクション読み取り中のパリティエラー。 ・MHDS.PMR ビットがセットされます。 ・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。 ・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。 ・各メッセージバッファのデータセクションは更新されません。 b) 一時バッファ RAM 1, 2 読み取り中のパリティエラー。 ・MHDS.PTBF1,2 ビットがセットされます。 ・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。 ・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。 7) メッセージ RAM から→出力バッファ RAM へデータ転送中のパリティエラー ・MHDS.PMR ビットがセットされます。 ・MHDS.FMBD ビットがセットされ , MHDS.FMB[6:0] が間違ったメッセージバッファを指していることを示します。 ・MHDS.FMB[6:0] は異常なメッセージバッファの番号を示します。 8) ホストの出力バッファ RAM 1, 2 読み取り中のパリティエラー ・MHDS.POBF ビットがセットされます。 9) 一時バッファ RAM 1, 2 のデータ読み取り中のパリティエラー。 メッセージハンドラが一時バッファ RAM 1, 2 から , ネットワーク管理情報 (PPI = "1") 付きのフレームを読み出すときに , パリティエラーが発生した場合 , 対応するネットワーク管理ベクタレジスタ NMV1 ~ 3 は , そのフレームからは更新さ れません。 216 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet 13.モジュール割込み 一般に , 割込みはプロトコルタイミングと密接な関係にあります。それは割込みがエラーまたは状態遷移が CC に検出さ れた , フレームが受信または送信された , 設定されているタイマ割込みが作動した , ストップウォッチイベントが発生し た瞬間のほぼ直後にトリガされるためです。これにより , 特定のエラー状況 , 状態遷移 , タイマイベントに対して , ホス トが非常に速く反応することが可能になります。また一方で , 割込みが多すぎると , ホストはアプリケーションが要求す る制限時間を越えてしまいます。したがって , CC では個々の割込みソースの制御を , 個別に許可 / 無効化することがで きるようになっています。 ・以下のような場合に割込みがトリガされます。 ・エラーが検出されたとき。 ・ステータスフラグがセットされたとき。 ・タイマが事前に設定した値に達したとき。 ・入力バッファからメッセージ RAM へ , またはメッセージ RAM から出力バッファへのメッセージ転送が完了したとき。 ・ストップウォッチイベントが発生したとき。 状態遷移やエラーが発生したときに , ステータスを追跡することと割込みを生成することは , それぞれ独立した 2 つのタ スクです。割込みが許可されているかどうかに関係なく , 対応するステータスは追跡され , CC によって示されます。ホ ストはレジスタ EIR と SIR を読むことで , 実際のステータスやエラー情報にアクセスできます。 モジュール割込みフラグと割込みラインを許可 レジスタ EIR ビット 機能 PEMC プロトコルエラーモード変更 CNA コマンドが無効です。 SFBM 同期フレームが最初値以下です。 SFO 同期フレームオーバーフロー CCF クロック補正失敗 CCL CHI コマンドがロックされました。 PERR パリティエラー RFO FIFO オーバーランの受信 EFA FIFO アクセスを空にします。 IIBA 不正入力バッファアクセス IOBA 不正出力バッファアクセス MHF メッセージハンドラ制限フラグ EDA チャネル A でエラーを検出 LTVA チャネル A の最近の送信違反 TABA チャネル A での境界を超えた送信 EDB チャネル B でエラーを検出 LTVB チャネル B の最近の送信違反 TABB チャネル B での境界を超えた送信 September 26, 2014, DS07-16611-2 217 Data レジスタ SIR ILE ビット Sheet 機能 WST WAKEUP ステート CAS 衝突回避シンボル CYCS サイクルスタート割込み TXI 送信割込み RXI 受信割込み RFNE FIFO not Empty を受信 RFCL FIFO クリティカルレベルを受信 NMVC ネットワーク管理ベクタの変更 TI0 タイマ割込み 0 TI1 タイマ割込み 1 TIBC 入力バッファ転送完了 TOBC 出力バッファ転送完了 SWE ストップウォッチイベント SUCS スタートアップが正常に完了 MBSI メッセージバッファステータス割込み SDS 動的セグメントの開始 WUPA ウェイクアップパターンチャネル A MTSA チャネル A で MTS を受信 WUPB ウェイクアップパターンチャネル B MTSB チャネル B で MTS を受信 EINT0 割込みライン 0 の許可 EINT1 割込みライン 1 の許可 ホストへの割込みライン , eray_int0 および eray_int1, は許可された割込みで制御されます。また , 2 つの割込みラインはど ちらもビット ILE.EINT0 および ILE.EINT1 をプログラムすることで個別に許可 / 禁止できます。 割込みタイマ 0 および 1 で生成される 2 つのタイマ割込みは , 端子 eray_tint0 および eray_tint1 で利用可能です。これらは レジスタ T0C および T1C で設定できます。 ストップウォッチイベントは入力端子 eray_stpwt でトリガできます。 IBF/OBF および メッセージ RAM 間でのデータ送信状態は , 端子 eray_ibusy と eray_obusy で通知されます。送信が完了 するとビット SIR.TIBC または SIR.TOBC がセットされます。 218 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ■ 付録 1. レジスタビットの概要 TEST1 0x0010 テストレジスタ 1 31 30 29 28 27 26 25 24 CERB CERB CERB CERA CERA CERA CERA R CERB 3 2 1 0 3 2 1 0 23 22 0 0 7 6 0 0 W p33 R 15 14 13 12 11 10 0 0 0 0 0 0 9 8 AOB AOA W TEST2 0x0014 R テストレジスタ 2 31 30 29 28 21 20 19 TXEN TXEN TXB B A 5 4 TMC1 TMC0 18 TXA 3 2 0 0 17 16 RXB RXA 1 0 ELBE WRTE N 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 RS2 RS1 RS0 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 W p37 R RDPB W LCK 0x001C R WRPB ロックレジスタ 31 30 29 SSEL2 SSEL1 SSEL0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 W p39 R W TMK7 TMK6 TMK5 TMK4 TMK3 TMK2 TMK1 TMK0 CLK7 CLK6 CLK5 CLK4 CLK3 CLK2 CLK1 CLK0 EIR 0x0020 R エラー割込みレジスタ 31 30 29 28 27 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 0 0 0 0 W p40 R W SIR 0x0024 R 26 10 R W EILS 0x0028 R 26 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 R 25 8 EFA 24 MTSB WUP B 9 8 SDS MBSI SUCS SWE TOBC TIBC TI1 TI0 エラー割込みライン選択 31 30 29 28 27 25 24 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 0 0 0 0 W p46 9 MHF IOBA IIBA ステータス割込みレジスタ 31 30 29 28 27 24 TABB LTVB EDB W p43 25 W September 26, 2014, DS07-16611-2 26 TABB LTVB EDBL L L 10 9 8 23 22 21 20 19 0 0 0 0 0 7 6 5 4 3 RFO PERR CCL CCF 18 16 TABA LTVA EDA 2 1 0 SFO SFBM CNA PEMC 23 22 21 20 19 18 0 0 0 0 0 0 7 6 5 4 3 2 NMV RFCL RFNE RXI C 17 17 MTSA WUP A 1 TXI CYCS CAS 23 22 21 20 19 0 0 0 0 0 7 6 5 4 3 18 16 17 0 WST 16 TABA LTVA EDAL L L 2 1 0 PERR SFBM PEMC MHFL IOBA L IIBAL EFAL RFOL L CCLL CCFL SFOL L CNAL L 219 Data SILS 0x002C R ステータス割込みライン選択 31 30 29 28 27 26 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 W p47 R W エラー割込み許可セット エラー割込み許可リセット 0x0030 0x0034 31 30 29 28 27 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 0 0 0 0 W p48 R W 26 24 MTSB WUP L BL 9 SUCS SWEL TOBC TIBC TI1L SDSL MBSI L L L L EIES EIER R 25 25 8 9 23 22 21 20 19 18 0 0 0 0 0 0 7 6 5 4 3 2 17 16 MTSA WUP L AL 1 0 RFCL RFNE RXIL TXIL CYCS CASL WSTL TI0L NMV CL L L L 24 TABB LTVB EDBE E E 10 Sheet 8 23 22 21 20 19 0 0 0 0 0 7 6 5 4 3 18 17 16 TABA LTVA EDAE E E 2 1 0 PERR SFBM PEMC MHFE IOBA E IIBAE EFAE RFOE E CCLE CCFE SFOE E CNAE E ステータス割込み許可セット ステータス割込み許可リセット SIES SIER 0x0038 0x003C R 31 30 29 28 27 26 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 W p49 R W ILE 0x0040 R 25 MTSB WUP E BE 9 SUCS SWEE TOBC TIBC TI1E SDSE MBSI E E E E 割込みライン許可 31 30 29 28 24 8 23 22 21 20 19 18 0 0 0 0 0 0 7 6 5 4 3 2 17 16 MTSA WUP E AE 1 0 RFCL RFNE RXIE TXIE CYCS CASE WSTE TI0E NMV CE E E E 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 W p50 R W T0C 0x0044 R タイマ 0 構成 31 30 29 0 0 15 14 W p51 R 0 W T1C 0x0048 R p52 R W 220 17 16 T0MO T0MO T0MO T0MO T0MO T0MO T0MO T0MO T0MO T0MO T0MO T0MO T0MO T0MO 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 13 12 11 10 9 8 T0CC T0CC T0CC T0CC T0CC T0CC T0CC 6 5 4 3 2 1 0 タイマ 1 構成 31 30 29 28 27 26 25 24 7 6 5 4 3 2 0 0 0 0 0 0 23 22 21 20 19 18 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 W EINT1 EINT0 1 0 T0MS T0RC 17 16 T1MC T1MC T1MC T1MC T1MC T1MC T1MC T1MC T1MC T1MC T1MC T1MC T1MC T1MC 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 1 0 T1MS T1RC DS07-16611-2, September 26, 2014 Data STPW1 0x004C R ストップウォッチレジスタ 1 31 30 29 28 27 0 0 15 14 0 0 26 Sheet 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 SMTV SMTV SMTV SMTV SMTV SMTV SMTV SMTV SMTV SMTV SMTV SMTV SMTV SMTV 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 W p53 R 13 12 11 10 9 8 SCCV SCCV SCCV SCCV SCCV SCCV 5 4 3 2 1 0 7 0 W STPW2 0x0050 R ストップウォッチレジスタ 2 31 30 29 28 27 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 0 0 0 0 0 26 25 24 23 6 5 4 3 2 1 0 EINT1 EINT0 EETP SSWT EDGE SWM S ESWT 22 21 20 19 18 17 16 SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV B10 B9 B8 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 B0 W p54 R 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV SSCV A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 W SUCC1 0x0080 R SUC 構成レジスタ 1 31 30 29 28 0 0 0 0 15 14 13 12 W p55 27 0x0084 R SUC 構成レジスタ 2 31 30 29 28 0 0 0 0 15 14 13 12 W p59 R W SUCC3 0x0088 R 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 CCHB CCHA MTSB MTSA HCSE TSM* WUC PTA4* PTA3* PTA2* PTA1* PTA0* * * * * * S* 11 R CSA4 CSA3 CSA2 CSA1 CSA0 * * * * W * SUCC2 26 27 10 0 26 9 8 25 24 LTN3 LTN2 LTN1 LTN0 * * * * 11 10 7 6 5 4 0 0 0 23 22 21 20 0 0 0 7 6 5 TXSY TXST PBSY * * 9 8 3 2 1 0 CMD3 CMD2 CMD1 CMD0 19 18 17 16 LT20* LT19* LT18* LT17* LT16* 4 3 2 1 0 LT15* LT14* LT13* LT12* LT11* LT10* LT9* LT8* LT7* LT6* LT5* LT4* LT3* LT2* LT1* LT0* SUC 構成レジスタ 3 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 W p60 R W NEMC 0x008C R NEM 構成レジスタ 31 30 29 28 WCF3 WCF2 WCF1 WCF0 WCP3 WCP2 WCP1 WCP0 * * * * * * * * 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 W p61 R W September 26, 2014, DS07-16611-2 NML3 NML2 NML1 NML0 * * * * 221 Data PRT 構成レジスタ 1 31 30 29 28 PRTC1 0x0090 27 26 R RWP5 RWP4 RWP3 RWP2 RWP1 RWP0 W p62 * * * * * * 15 14 13 12 11 10 R BRP1 BRP0 * * SPP1* SPP0* W PRT 構成レジスタ 2 31 30 29 28 PRTC2 0x0094 R 0 0 15 14 0 0 W p63 R W 0x0098 R 13 R 9 24 23 8 7 12 26 25 24 23 11 10 9 8 R 6 22 27 26 25 24 7 6 0 0 23 22 0 0 0 20 5 4 21 20 15 14 13 12 11 10 9 8 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 4 R 18 17 16 3 2 1 0 19 18 17 16 3 2 1 0 RXI5* RXI4* RXI3* RXI2* RXI1* RXI0* 21 20 6 5 4 19 18 17 16 3 2 1 0 SFDL SFDL SFDL SFDL SFDL SFDL SFDL 6* 5* 4* 3* 2* 1* 0* 27 26 25 24 23 22 21 20 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 W p65 19 SLT12 SLT11 SLT10 SLT9* SLT8* SLT7* SLT6* SLT5* SLT4* SLT3* SLT2* SLT1* SLT0* * * * GTU 構成レジスタ 1 31 30 29 28 0x00A0 21 CASM 6 CASM CASM CASM CASM CASM CASM TSST3 TSST2 TSST1 TSST0 5* 4* 3* 2* 1* 0* * * * * W GTUC1 22 RXW8 RXW7 RXW6 RXW5 RXW4 RXW3 RXW2 RXW1 RXW0 * * * * * * * * * RXL5 RXL4 RXL3 RXL2 RXL1 RXL0 * * * * * * W p64 27 0 TXL5 TXL4 TXL3 TXL2 TXL1 TXL0 TXI7* TXI6* TXI5* TXI4* TXI3* TXI2* TXI1* TXI0* * * * * * * MHD 構成レジスタ 31 30 29 28 MHDC 0 25 Sheet 19 18 17 16 UT19* UT18* UT17* UT16* 3 2 1 0 UT15* UT14* UT13* UT12* UT11* UT10* UT9* UT8* UT7* UT6* UT5* UT4* UT3* UT2* UT1* UT0* W GTUC2 0x00A4 R GTU 構成レジスタ 2 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 0 0 W p65 R W GTUC3 0x00A8 R W p66 15 27 26 25 24 MIOB MIOB MIOB MIOB MIOB MIOB MIOB 6* 5* 4* 3* 2* 1* 0* 14 18 17 16 SNM3 SNM2 SNM1 SNM0 * * * * 3 2 1 0 MPC1 MPC1 MPC1 MPC1 MPC9 MPC8 MPC7 MPC6 MPC5 MPC4 MPC3 MPC2 MPC1 MPC0 3* 2* 1* 0* * * * * * * * * * * GTU 構成レジスタ 3 31 30 29 28 0 19 13 12 11 10 9 8 23 0 7 22 21 20 19 18 17 16 MIOA MIOA MIOA MIOA MIOA MIOA MIOA 6* 5* 4* 3* 2* 1* 0* 6 5 4 3 2 1 0 R UIOB UIOB UIOB UIOB UIOB UIOB UIOB UIOB UIOA UIOA UIOA UIOA UIOA UIOA UIOA UIOA 6* 5* 4* 3* 2* 1* 0* 7* 6* 5* 4* 3* 2* 1* 0* W 7* 222 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data GTU 構成レジスタ 4 0x00AC 31 30 29 28 Sheet GTUC4 R 0 0 15 14 0 0 W p67 R W GTUC5 0x00B0 27 26 25 24 13 12 14 21 20 19 18 17 16 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 NIT13 NIT12 NIT11 NIT10 NIT9* NIT8* NIT7* NIT6* NIT5* NIT4* NIT3* NIT2* NIT1* NIT0* * * * * GTU 構成レジスタ 5 31 30 29 28 15 22 OCS1 OCS1 OCS1 OCS1 OCS9 OCS8 OCS7 OCS6 OCS5 OCS4 OCS3 OCS2 OCS1 OCS0 3* 2* 1* 0* * * * * * * * * * * 27 26 25 24 R DEC7 DEC6 DEC5 DEC4 DEC3 DEC2 DEC1 DEC0 * * * * * * * W * p68 23 13 12 11 10 9 8 23 22 21 0 0 0 7 6 5 20 19 18 17 16 CDD4 CDD3 CDD2 CDD1 CDD0 * * * * * 4 3 2 1 0 R DCB7 DCB6 DCB5 DCB4 DCB3 DCB2 DCB1 DCB0 DCA7 DCA6 DCA5 DCA4 DCA3 DCA2 DCA1 DCA0 * * * * * * * * * * * * * * * W * GTUC6 0x00B4 R GTU 構成レジスタ 6 31 30 29 28 27 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 0 0 0 0 0 W p68 R W GTUC7 0x00B8 R GTU 構成レジスタ 7 31 30 29 28 26 R 10 23 22 21 20 19 18 17 16 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 ASR1 ASR9 ASR8 ASR7 ASR6 ASR5 ASR4 ASR3 ASR2 ASR1 ASR0 0* * * * * * * * * * * 27 26 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 0 0 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1 0 W p103 R IBSY H W 230 6 5 4 3 2 1 0 IBRH IBRH IBRH IBRH IBRH IBRH IBRH 6 5 4 3 2 1 0 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data RDDSn 0x0600 ~ 0x06FC Sheet リードデータセクション [1 ~ 64] 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 MD3 MD3 MD2 MD2 MD2 MD2 MD2 MD2 MD2 MD2 MD2 MD2 MD1 MD1 MD1 MD1 R 1 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 9 8 7 6 W p104 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 MD1 MD1 MD1 MD1 MD1 MD1 R MD9 MD8 MD7 MD6 MD5 MD4 MD3 MD2 MD1 MD0 5 4 3 2 1 0 W RDHS1 リードヘッダセクション 1 0x0700 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 R 0 0 MBI TXM PPIT CFG CHB CHA 0 CYC CYC CYC CYC CYC CYC CYC 6 5 4 3 2 1 0 W p105 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 FID1 R 0 0 0 0 0 FID9 FID8 FID7 FID6 FID5 FID4 FID3 FID2 FID1 FID0 0 W RDHS2 リードヘッダセクション 2 0x0704 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 R 0 PLR6 PLR5 PLR4 PLR3 PLR2 PLR1 PLR0 0 PLC6 PLC5 PLC4 PLC3 PLC2 PLC1 PLC0 W 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 p106 CRC1 R 0 0 0 0 0 CRC9 CRC8 CRC7 CRC6 CRC5 CRC4 CRC3 CRC2 CRC1 CRC0 0 W RDHS3 リードヘッダセクション 3 0x0708 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 R 0 0 RES PPI NFI SYN SFI RCI 0 0 RCC5 RCC4 RCC3 RCC2 RCC1 RCC0 W p107 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 R 0 0 0 0 0 DP10 DP9 DP8 DP7 DP6 DP5 DP4 DP3 DP2 DP1 DP0 W MBS メッセージバッファステータス 0x070C 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 SYN R 0 0 RESS PPIS NFIS SFIS RCIS 0 0 CCS5 CCS4 CCS3 CCS2 CCS1 CCS0 S W p108 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 R FTB FTA 0 MLS ESB ESA TCIB TCIA SVO SVO CEO CEO SEO SEO VFR VFR T B A B A B A B A W OBCM 出力バッファコマンドマスク 0x0710 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 RDS RHS R 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H H W p111 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 R RDSS RHSS W September 26, 2014, DS07-16611-2 231 Data OBCR 0x0714 R 出力バッファコマンド要求 31 30 29 28 27 Sheet 26 25 24 23 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 14 13 12 11 10 9 8 7 0 0 0 0 0 22 21 20 19 18 17 16 OBR OBR OBR OBR OBR OBR OBR H6 H5 H4 H3 H2 H1 H0 W p112 R OBS YS W REQ VIE W 6 5 4 3 2 1 0 OBR OBR OBR OBR OBR OBR OBR S6 S5 S4 S3 S2 S1 S0 2. FlexRay 構成パラメータの割当 パラメータ 232 ビット(フィールド) ページ pKeySlotusedForStartup SUCC1.TXST 55 pKeySlotUsedForSync SUCC1.TXSY 55 gColdStartAttempts SUCC1.CSA[4:0] 55 pAllowPassiveToActive SUCC1.PTA[4:0] 55 pWakeupChannel SUCC1.WUCS 55 pSingleSlotEnabled SUCC1.TSM 55 pAllowHaltDueToClock SUCC1.HCSE 55 pChannels SUCC1.CCHA SUCC1.CCHB 55 pdListenTimeOut SUCC2.LT[20:0] 59 gListenNoise SUCC2.LTN[3:0] 59 gMaxWithoutClockCorrectionPassive SUCC3.WCP[3:0] 60 gMaxWithoutClockCorrectionFatal SUCC3.WCF[3:0] 60 gNetworkManagementVectorLength NEMC.NML[3:0] 61 gdTSSTransmitter PRTC1.TSST[3:0] 62 gdCASRxLowMax PRTC1.CASM[6:0] 62 gdSampleClockPeriod PRTC1.BRP[1:0] 62 pSamplesPerMicrotick PRTC1.BRP[1:0] 62 gdWakeupSymbolRxWindow PRTC1.RXW[8:0] 62 pWakeupPattern PRTC1.RWP[5:0] 62 gdWakeupSymbolRxIdle PRTC2.RXI[5:0] 63 gdWakeupSymbolRxLow PRTC2.RXL[5:0] 63 gdWakeupSymbolTxIdle PRTC2.TXI[7:0] 63 gdWakeupSymbolTxLow PRTC2.TXL[5:0] 63 gPayloadLengthStatic MHDC.SFDL[6:0] 64 pLatestTx MHDC.SLT[12:0] 64 pMicroPerCycle GTUC1.UT[19:0] 65 gMacroPerCycle GTUC2.MPC[13:0] 65 gSyncNodeMax GTUC2.SNM[3:0] 65 pMicroInitialOffset[A] GTUC3.UIOA[7:0] 66 pMicroInitialOffset[B] GTUC3.UIOB[7:0] 66 pMacroInitialOffset[A] GTUC3.MIOA[6:0] 66 pMacroInitialOffset[B] GTUC3.MIOB[6:0] 66 gdNIT GTUC4.NIT[13:0] 67 gOffsetCorrectionStart GTUC4.OCS[13.0] 67 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data パラメータ Sheet ビット(フィールド) ページ pDelayCompensation[A] GTUC5.DCA[7:0] 68 pDelayCompensation[B] GTUC5.DCB[7:0] 68 pClusterDriftDamping GTUC5.CDD[4:0] 68 pDecodingCorrection GTUC5.DEC[7:0] 68 pdAcceptedStartupRange GTUC6.ASR[10:0] 68 pdMaxDrift GTUC6.MOD[10:0] 68 gdStaticSlot GTUC7.SSL[9:0] 69 gNumberOfStaticSlots GTUC7.NSS[9:0] 69 gdMinislot GTUC8.MSL[5:0] 69 gNumberOfMinislots GTUC8.NMS[12:0] 69 gdActionPointOffset GTUC9.APO[5:0] 70 gdMinislotActionPoint GTUC9.MAPO[4:0] 70 gdDynamicSlotIdlePhase GTUC9.DSI[1:0] 70 pOffsetCorrectionOut GTUC10.MOC[13:0] 70 pRateCorrectionOut GTUC10.MRC[10:0] 70 pExternOffsetCorrection GTUC11.EOC[2:0] 71 pExternRateCorrection GTUC11.ERC[2:0] 71 September 26, 2014, DS07-16611-2 233 Data Sheet ■ オーダ型格 型格 MB91F465XAPMC-GE1 234 パッケージ プラスチック・QFP, 100 ピン (FPT-100P-M20) 備考 鉛フリーパッケージ DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・LQFP, 100 ピン (FPT-100P-M20) リードピッチ 0.50 mm パッケージ幅× パッケージ長さ 14.0 mm × 14.0 mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70 mm Max 質量 0.65 g コード(参考) P-LFQFP100-14×14-0.50 プラスチック・LQFP, 100 ピン (FPT-100P-M20) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 16.00±0.20(.630±.008)SQ * 14.00±0.10(.551±.004)SQ 75 51 76 50 0.08(.003) Details of "A" part +0.20 26 100 1 25 C 0.20±0.05 (.008±.002) 0.08(.003) M 2005 -2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F100031S-c-3-3 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) 0°~8° "A" 0.50(.020) +.008 1.50 –0.10 .059 –.004 (Mounting height) INDEX 0.145±0.055 (.0057±.0022) 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.25(.010) 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ September 26, 2014, DS07-16611-2 235 Data Sheet ■ 改版履歴 版 日付 2.0 2008-10-15 2.1 ------- 備考 初版 端子配列 : サイズが大きくなりバッテリの可読性が向上しました。 PS レジスタに関する注意事項 : 可読性改善のため更新 組込みプログラム・データメモリ - フラッシュメモリ動作モードの切り替えに関する注意を追加 フラッシュセキュリティ : - FSV2 の表見出しを修正 - フラッシュメモリ CRC 計算に関する注意を追加 直流規格 - ANn へのアナログ入力リーク電流の端子名称修正 および脚注の追加 A/D 変換部電気的特性 - チャネル間のばらつきを追加 - 「直線性誤差」を「非直線性誤差」に訂正 ■ 本版での主な変更内容 ページ 場所 変更箇所 Rev. 1.0 ■ 電気的特性 81 4. “A/D 変換部電気的特性 ” の表を変更 (LSB V AVRL + 2.5 AVRL + 2.5 LSB AVRL + 0.5 AVRL + 0.5 LSB AVRL - 1.5 AVRL - 1.5 LSB ) (LSB V AVRH + 0.5 AVRH + 0.5 LSB AVRH - 1.5 AVRH - 1.5 LSB AVRH - 3.5 AVRH - 3.5 LSB ) 88 “6.3 LIN-USART タイミング (VDD5 = 3.0 V ~ 5.5 V 時 ”) の 図を変更 (VOH VIH VOL VIL ) Rev. 2.0 234 - 236 ■オーダ型格 オーダ型格の変更 - 社名変更および記述フォーマットの変換 DS07-16611-2, September 26, 2014 Data Sheet MEMO September 26, 2014, DS07-16611-2 237 Data Sheet 免責事項 本資料に記載された製品は、通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途 ( ただし、用途の限定はあ りません ) に使用されることを意図して設計・製造されています。(1) 極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が 確保されない場合、社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途 ( 原子力施設における 核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵器シ ステムにおけるミサイル発射制御等をいう ) 、ならびに (2) 極めて高い信頼性が要求される用途 ( 海底中継器 , 宇宙衛星等を いう ) に使用されるよう設計・製造されたものではありません。上記の製品の使用法によって惹起されたいかなる請求また は損害についても、Spansion は、お客様または第三者、あるいはその両方に対して責任を一切負いません。半導体デバイス はある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても、結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさ せないよう、お客様において、装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお 願いします。本資料に記載された製品が、外国為替及び外国貿易法、米国輸出管理関連法規などの規制に基づき規制され ている製品または技術に該当する場合には、本製品の輸出に際して、同法に基づく許可が必要となります。 商標および注記 このドキュメントは、断りなく変更される場合があります。本資料には Spansion が開発中の Spansion 製品に関する情報が 記載されている場合があります。Spansion は、それらの製品に対し、予告なしに仕様を変更したり、開発を中止したりする 権利を有します。このドキュメントに含まれる情報は、現状のまま、保証なしに提供されるものであり、その正確性 , 完全 性 , 実施可能性および特定の目的に対する適合性やその市場性および他者の権利を侵害しない事を保証するものでなく、ま た、明示 , 黙示または法定されているあらゆる保証をするものでもありません。Spansion は、このドキュメントに含まれる 情報を使用することにより発生したいかなる損害に対しても責任を一切負いません。 Copyright 2009-2014 Spansion All rights reserved. 商標:Spansion, Spansion ロゴ ( 図形マーク ), MirrorBit, MirrorBit Eclipse, ORNAND 及びこれらの組合せは、米国・日本 ほか諸外国における Spansion LLC の商標です。第三者の社名・製品名等の記載はここでは情報提供を目的として表記した ものであり、各権利者の商標もしくは登録商標となっている場合があります。 238 DS07-16611-2, September 26, 2014