[AKD5703-B] AKD5703-B AK5703 評価用ボード Rev.0 概 要 AKD5703-Bは、PLL&MICアンプ内蔵、4チャネル24ビットA/Dコンバータ、AK5703の評価用ボードで す。このボードはUSBポートを使って、Windows上のGUIで各種設定のコントロールが可能です。当社 D/Aコンバータの評価ボードとのインタフェースを装備しており、手軽に評価可能です。更にディジタ ルインタフェースにも対応しており、光コネクタを介してディジタルオーディオ機器とインタフェース 可能です。 オーダリングガイド AKD5703-B --- AK5703 評価用ボード (PCのUSBポートとの接続用ケーブルとコントロールソフトを同梱。Windows NT上ではコントロールソフトは動作しません) 機 能 2種類のインタフェースを装備 - 当社D/Aコンバータ評価ボードとダイレクトにインタフェース - DIT, DIRにより、光入出力が可能 ボード制御用USBポート REG1 TVDD DVDD AVDD GND1 3.0V 1.8V 3.0V 0V 5V 3.0V 1.8V LINA+ REG REG LINALDO J1 Mini Jack LIN1 (T3) RIN1 PIC4550 RINA+ RINA- AK5703 J2 Mini Jack LINB+ LINB- PORT4 (DSP) PORT1 Opt In LIN2 AK4118A (DIT/DIR) RIN2 RINB+ USB PORT3 Opt Out PORT2 RINB- Figure 1. AKD5703-Bブロック *回路図、パターン図は文末に添付。 <KM112900> 2013/02 -1- [AKD5703-B] Ⅰ. 評価ボードマニュアル 操作手順 (1)電源の配線 (1-1)レギュレータから電源を供給する場合 JP15 USB5V 電源の接続 名称 REG1 GND1 色 赤 黒 電圧 5V 0V 内訳 レギュレータへの入力 グランド Table 1. 電源の配線 (1-2) USB5Vから電源を供給する場合(Default) JP15 USB5V (2) 評価モード、DIPスイッチ、ジャンパピンの設定(以下参照) (3) 電源投入 電源投入後、必ず一度リセットを行って下さい。 SW1 (トグルスイッチ)を一度“L”側に倒して、AK5703及びAK4118Aのパワーダウンを行って から“H”側に戻してパワーダウンを解除した後に、コントロールソフトのDummy Commandボタン を押して下さい。 評価モード AK4118Aを使用してAK5703を評価する場合は、必ずAK5703とAK4118Aのオーディオインタフェース を一致させて下さい。AK5703のオーディオインタフェースフォーマットに関しては、AK5703のデータ シート、AK4118AのオーディオインタフェースフォーマットはTable 3 をそれぞれ参照して下さい。 AK4118Aはfs=32kHz以上に対応します。fs=32kHz未満で評価する場合は他のモードをお使い下さい。 また、AK4118AのMCLKは256fs、512fsに対応します。これ以外の条件で評価する場合は他のモードを お使い下さい。 AK5703のレジスタ設定に関しては、AK5703データシートを参照して下さい。 対応可能な評価モード (1) (2) (3) (4) (5) PLL Master Mode PLL Slave Mode(PLL Reference ClockがMCKI pinの場合) PLL Slave Mode(PLL Reference ClockがBICK pinの場合) EXT Slave Mode(出荷時) EXT Master Mode <KM112900> 2013/02 -2- [AKD5703-B] (1) PLL Master Mode *PORT4(DSP)とDSPを接続して下さい。 PORT1(Opt-In)には何も接続しないで下さい。MCKIにマスタクロックを入力し、AK5703内蔵のPLLにより MCKO, BICK, LRCKを生成し出力します。 AK5703のレジスタをPLL Master Modeに設定し、DSPとClockの設定を合わせて下さい。AK5703の レジスタ設定に関しては、AK5703データシートを参照して下さい。 PORT4のピン配置は下図の通りです。 PORT4 MCLK GND BICK LRCK GND NC SDTO NC VCC PORT4のSDTO, LRCK, BICKをそれぞれDSPのSDTI, LRCK, BICKに接続します。MCKOをDSPに供給する 場合には、JP9(MCKO)からDSPに接続して下さい。 (1-1) MCKI 部の設定 PORT4のMCLKからマスタクロック11.2896MHz, 12MHz, 12.288MHz, 13MHz, 13.5MHz, 19.2MHz, 24MHz, 26MHzあるいは、27MHzを入力して下さい。 JP11 MCKI DIR EXT (1-2) BICK部の設定 JP13 BICK DIR EXT BICKの出力周波数 (32fs/64fs/128fs)は、AK5703のBCKO1-0 bits にて設定を行ってください。 (1-3) LRCK部の設定 JP12 LRCK DIR EXT (1-4) SDTO部の設定 SDTOから出力するデータを選択して下さい。 JP14 SDTO SDTOA SDTOB JP14 SDTO SDTOA SDTOAを出力する場合 SDTOB SDTOBを出力する場合 <KM112900> 2013/02 -3- [AKD5703-B] (2)PLL Slave Mode (PLL Reference ClockがMCKI pinの場合) *PORT4(DSP)とDSPを接続して下さい。 PORT1(Opt-In)には何も接続しないで下さい。MCKIに入力されるクロックを基準に、AK5703内蔵のPLLによ りMCKOを生成し出力します。MCKOから分周したLRCK、BICKを入力して下さい。AK5703のレジスタを PLL Slave Mode(Reference Clock = MCKI)に設定し、DSPとClockの設定を合わせて下さい。AK5703のレジスタ に関しては、AK5703データシートを参照して下さい。 PORT4のピン配置は下図の通りです。 PORT4 MCLK GND BICK LRCK GND NC SDTO NC VCC MCKOは、JP9(MCKO)から DSPに接続し、また、PORT4のSDTO, LRCK, BICKをそれぞれDSPのSDTI, LRCK, BICKに接続します。 (2-1) MCKI部の設定 JP11 MCKI DIR EXT (2-2) BICK部の設定 JP13 BICK DIR EXT (2-3) LRCK部の設定 JP12 LRCK DIR EXT (2-4) SDTO部の設定 SDTOから出力するデータを選択して下さい。 JP14 SDTO SDTOA JP14 SDTO SDTOB SDTOA SDTOAを出力する場合 SDTOB SDTOBを出力する場合 <KM112900> 2013/02 -4- [AKD5703-B] (3)PLL Slave Mode (PLL Reference ClockがBICK pinの場合) *PORT4(DSP)とDSPを接続して下さい。 BICKに入力されるクロックを基準に、AK5703内蔵のPLLによりMCKOを生成し出力することができます。 AK5703のレジスタをPLL Slave Mode(Reference Clock = BICK)に設定し、DSPとClockの設定を合わせて下さい。 AK5703のレジスタに関しては、AK5703データシートを参照して下さい。 PORT4のピン配置は下図の通りです。 PORT4 MCLK GND BICK GND LRCK NC SDTO NC VCC PORT4のSDTO, LRCK, BICKをそれぞれDSPのSDTI, LRCK, BICKに接続します。MCKOをDSPに供給する 場合には、JP9(MCKO)からDSPに接続して下さい。 (3-1) MCKI部の設定 JP11 MCKI DIR EXT (3-2) BICK部の設定 JP13 BICK DIR EXT (3-3) LRCK部の設定 JP12 LRCK DIR EXT (3-4) SDTO部の設定 SDTOから出力するデータを選択して下さい。 JP14 SDTO SDTOA JP14 SDTO SDTOB SDTOA SDTOAを出力する場合 SDTOB SDTOBを出力する場合 <KM112900> 2013/02 -5- [AKD5703-B] (4) EXT Slave Mode (4-A) PORT4を使用する場合 *PORT4(DSP)とDSPを接続して下さい。 PORT4からMCKI , BICK, LRCKを供給してください。 AK5703のレジスタをEXT Slave Modeに設定して下さい。AK5703のレジスタに関しては、AK5703 データシートを参照して下さい。 PORT4のピン配置は下図の通りです。 PORT4 MCLK GND BICK LRCK GND NC SDTO NC VCC PORT4のSDTO, MCLK, LRCK, BICKをそれぞれDSPのSDTI, MCLK, LRCK, BICKに接続します。 (4-A-1) MCKI部の設定 JP11 MCKI DIR EXT (4-A-2) BICK部の設定 JP13 BICK DIR EXT (4-A-3) LRCK部の設定 JP12 LRCK DIR EXT (4-A-4) SDTO部の設定 SDTOから出力するデータを選択して下さい。 JP14 SDTO SDTOA JP14 SDTO SDTOB SDTOA SDTOAを出力する場合 SDTOB SDTOBを出力する場合 <KM112900> 2013/02 -6- [AKD5703-B] (4-B) AK4118Aを使用する場合(Default) *このモードでは、BCLK=64fs, LRCK=1fsのみ対応します。 PORT1(Opt-In)を使用します。PORT4(DSP)には何も接続しないで下さい。 X1のX’talを使用し、 AK4118Aから出力されるMCKO, BICK, LRCKがAK5703に入力されます。 (4-B-1) MCKI部の設定 JP11 MCKI DIR EXT (4-B-2) BICK部の設定 JP13 BICK DIR EXT (3-B-3) LRCK部の設定 JP12 LRCK DIR EXT (4-B-4) SDTO部の設定 SDTOから出力するデータを選択して下さい。 JP14 SDTO SDTOA JP14 SDTO SDTOB SDTOA SDTOAを出力する場合 SDTOB SDTOBを出力する場合 (5) EXT Master Mode *PORT4(DSP)とDSPを接続して下さい。 MCKIにマスタクロックを入力すると、AK5703で分周したBICK, LRCKを出力します。 AK5703のレジスタをEXT Master Modeに設定して下さい。AK5703のレジスタに関しては、AK5703データ シートを参照して下さい。 PORT4のピン配置は下図の通りです。 PORT4 MCLK GND BICK LRCK GND NC SDTO NC VCC PORT4のSDTO, MCLK, LRCK, BICKをそれぞれDSPのSDTI, MCLK, LRCK, BICKに接続します。 <KM112900> 2013/02 -7- [AKD5703-B] (5-1) MCKI部の設定 JP11 MCKI DIR EXT (5-2) BICK部の設定 JP13 BICK DIR EXT (5-3) LRCK部の設定 JP12 LRCK DIR EXT (5-4) SDTO部の設定 SDTOから出力するデータを選択して下さい。 JP14 SDTO SDTOA JP14 SDTO SDTOB SDTOA SDTOAを出力する場合 SDTOB SDTOBを出力する場合 <KM112900> 2013/02 -8- [AKD5703-B] DIPスイッチの設定 [S1] : AK4118Aの評価モードの設定 ONで“H”, OFFで“L”です。 No. 1 2 Mode DIF1 DIF0 1 2 3 4 0 0 1 1 0 1 0 1 Name DIF0 DIF1 ON (“H”) OFF (“L”) AK4118A Audio Format Setting Table 4.参照 Table 2. AK4118Aのモード設定 Default H L LRCK BICK I/O I/O 24bit, Left justified 24bit, Left justified H/L O 64fs O 24bit, I2S 24bit, I2S L/H O 64fs O 24bit, Left justified 24bit, Left justified H/L I 64 -128fs I 24bit, I2S 24bit, I2S L/H I 64 -128fs I Table 3. AK4118Aオーディオインタフェースフォーマット設定 DAUX SDTO Default ジャンパの設定 JP17 (CCLK/SCL):CCLK/SCL供給の選択。 SHORT : (Default) トグルスイッチの動作 上方が“H”、下方が“L”です。 [SW1] (RESET): AK5703, AK4118Aのパワーダウン。動作中は“H”側に倒します。 電源投入後、必ず一度“L”を入力して下さい。 シリアルコントロール AKD5703-BはPCのUSBポートを使用してコントロール可能です。USBケーブルでUSBコネクタ (PORT3)とPCのUSBポートを接続して下さい。 R26 Mode I2C 3線 CAD=0 CAD=1 R23 JP17 JP10 CDTIO/SD I2C CAD0 CCLK/SCL CSN/CAD0 A CDTIO Open Open Short CSN Short Short Short CAD0 SDA Short Open Short CAD0 SDA Table 4. コントロールモード設定 Default JP10の設定 JP10 JP10 SCIF SCIF I2C 3WIRE I2C 3WIRE 3線シリアルの場合 <KM112900> I2Cバスの場合 2013/02 -9- [AKD5703-B] アナログ入力回路 入力回路について (1)シングルエンド入力回路(Default) 3 J1 MIC-IN1 RIN1 2 1 LIN1 3 J2 MIC-IN2 RIN2 2 1 LIN2 VSS1 Figure 2. LIN1/RIN1, LIN2/RIN2入力回路 J1からLIN1/RIN1を入力します。J2からLIN2/RIN2を入力します。 JP1 JP2 JP3 JP4 LIN1-single RIN1-single LIN2-single RIN2-single JP5 JP6 JP7 JP8 MP-LIN1 MP-RIN1 MP-LIN2 MP-RIN2 LIN1/RIN1にMic Powerを供給しない場合は、JP5、JP6をOpenにして下さい。 LIN2/RIN2にMic Powerを供給しない場合は、JP7、JP8をOpenにして下さい。 <KM112900> 2013/02 - 10 - [AKD5703-B] (2)差動入力回路 TP3 LINA+ C10 0.1u TP7 LINB+ LINA+ C8 1n LINB+ C16 1n VSS1 TP4 LINA- C18 0.1u VSS1 C11 0.1u TP8 LINB- C19 0.1u LINAC9 1n R6 open LINB- JP1 LIN1-single C17 1n R10 open VSS1 TP5 RINA+ VSS1 C14 0.1u TP9 RINB+ RINA+ C12 1n C22 0.1u RINB+ C20 1n VSS1 TP6 RINA- JP3 LIN2-single VSS1 C15 0.1u TP10 RINB- C23 0.1u RINAC13 1n R8 open RINB- JP2 RIN1-single C21 1n VSS1 R12 open JP4 RIN2-single VSS1 Figure 3. LINA+/RINA-, LINB+/RINB-入力回路 TP3, TP4からLINA+/-を入力します。 TP5, TP6からRINA+/-を入力します。 TP7, TP8からLINB+/-を入力します。 TP9, TP10からRINB+/-を入力します。 JP1 JP2 LIN1-single RIN1-single (2-1)Mic Powerを使用する場合。 R6, R8, R10, R12に2.2kΩを実装して下さい。 JP5 JP6 MP-LIN1 MP-RIN1 (2-2)Mic Powerを使用しない場合。 R6, R8, R10, R12をOpenにして下さい。 JP5 JP6 MP-LIN1 MP-RIN1 JP3 JP4 LIN2-single RIN2-single JP7 JP8 MP-LIN2 MP-RIN2 JP7 JP8 MP-LIN2 MP-RIN2 当社では回路例の使用によるトラブルについて一切の責任は負いません。 <KM112900> 2013/02 - 11 - [AKD5703-B] Ⅱ. コントロールソフトマニュアル ■評価ボードとコントロールソフトの設定 1. 評価ボードを適宜、設定して下さい。 2. 評価ボードとPC をUSB ケーブルで接続して下さい。 3. USBコントロールは、PC 上ではHDD (Human Interface Device)として認識されます。 4. コントロールプログラムを立ち上げて下さい。(Note 1) 左下に”AKDUSBIF-B”と表示されない場合は、PC とUSB ケーブルを再度接続し直して [Port Reset]ボタンを押して下さい。 5.適宜、操作を行い評価して下さい。 Figure 4. Window of Control Soft <KM112900> 2013/02 - 12 - [AKD5703-B] ■操作説明 コントロールソフトでは、ファンクション機能、レジスタマップ操作を行えます。 これらは、上部のタブで切り替えます。 頻繁に使用するレジスタ初期設定ボタン等は、切り替え画面の外側に配置されています。 各ボタンから呼び出されるダイアログの詳細は「各ダイアログ機能の説明」を参照してください。 1. [Port Reset]: メインボード上のUSB ポートにリセットを行います。 ソフト起動後PC とUSB コントロールを接続した場合、このボタンをクリックしてください。 2. [Write Default]: レジスタを初期設定にします。 ハード上のリセット等でデバイスの初期化を行った場合、 このボタンをクリックしてください。 3. [All Write]: 現在表示されているレジスタ値を全て書き込みます。 4. [All Read]: AK5703 の全てのレジスタ値を読み出し、レジスタマップに表示します。 5. [Save]: 現在のレジスタ設定値をファイルに保存します。 6. [Load]: ファイルに保存してあるデータの書き込みを実行します。 7. [All Reg Write]: [All Reg Write] ダイアログを立ち上げます。 8. [Data R/W]: [Data R/W] ダイアログを立ち上げます。 9. [Sequence]: [Sequence] ダイアログを立ち上げます。 10. [Sequence(File)]: [Sequence(File)] ダイアログを立ち上げます。 11.[Read]: 現在のレジスタを読み出して、Register欄に表示します。 [All Read] ボタンとは異なり16進表示のみを行い、レジスタマップへの反映は行いません。 12.[Dummy Command]: ダミーコマンドを書き込みます(Note 1)。 Note 1. 評価ボードに電源を投入し、SW1(トグルスイッチ)を一度“L”側に倒して、AK5703 のパワーダウンを行ってから“H”に戻してパワーダウンを解除した後に必ず一度[Dummy Command]ボタンを押して、初期化を行って下さい。 但し、以下の処理を実行時にDummy Commandを発行しますので、これらの処理を実行する場合、 [Dummy Command] ボタンの操作を省略可能です。 (1) ソフト起動後の1回目のReadまたはWrite時 (2) [Port Reset] 実行後、1回目のReadまたはWrite時 (3) [Write Default] 実行時 (4) [All Write] 実行時 (5) [All Read] 実行時 <KM112900> 2013/02 - 13 - [AKD5703-B] ■各タブ機能の説明 (Note 1) 1. [Function] タブ: ファンクション機能 各ボタンを押すと設定ダイアログが開きます。 (設定ダイアログに関しては「各ダイアログ機能の説明」を参照してください) Figure 5. [ Function ] Window [Function] ボタン : ボタン名の機能のシーケンス処理を実施(1- 1. [Function] ボタン参照)。 設定ダイアログボタン : 設定ダイアログの呼び出し(1-2. 設定ダイアログボタン参照)。 <KM112900> 2013/02 - 14 - [AKD5703-B] 1- 1. [Function] ボタン Figure 6. [ Function ] Button ボタン名の機能のシーケンス処理を実行して、複数のレジスタを更新します。 主にパス設定で使用します。 Function Name Single_End_MIC_In Differential_MIC_In Single_End_MIC_IN and HPF/ALC Differential_MIC_In and HPF/ALC Single_End_Line_In Description シングルエンド入力 (マイク) 差動入力(マイク) シングルエンド入力 (マイク) & HPF &ALC 差動入力(マイク) & HPF & ALC Input LIN1(2), RIN1(2) LINA(B)+/-, RINA(B)+/LIN1(2), RIN1(2) Output SDTOA(B) LINA(B)+/-, RINA(B)+/- SDTOA(B) SDTOA(B) SDTOA(B) LIN1(2), SDTOA(B) シングルエンド入力 RIN1(2) (ライン) Table 5. Sequence Process Setting Path LIN1(2),RIN1(2)→MIC-AMP(+30d B)→ADC→VOL→SDTOA(B) LINA(B)+/-,RINA(B)+/-→MIC-AM P(+30dB)→ADC→SDTOA(B) LIN1(2),RIN1(2)→MIC-AMP(+18d B)→ADC→VOL/HPF/ALC→SDTO A(B) LINA(B)+/-,RINA(B)+/-→MIC-AM P(+18dB)→ADC→VOL/HPF/ALC →SDTOA(B) LIN1(2),RIN1(2)→MIC-AMP(+0dB )→ADC→VOL→SDTOA(B) ※クロックモード、I/F モードの設定は維持されます。以下はデフォルトの値です。 クロックモード : 外部クロックモード(スレーブ) I/F モード : I2S サンプリングレート : 44.1 kHz 1-2. 設定ダイアログボタン Figure 7. Setting Dialog button [Power Management MIC Input] ボタン [System Clock Audio I/F] ボタン [Data Output Delay] ボタン [ALC Setting] ボタン [Digital Filter Setting] ボタン : 入力セレクト、マイクゲインおよび感度調整設定ダイアログの 呼び出し : システムクロックおよびオーディオI/F 設定ダイアログ の呼び出し : データ出力遅延設定ダイアログの呼び出し : ALC 設定 ダイアログの 呼び出し : プログラマブルディジタルフィルタ設定ダイアログの 呼び出し <KM112900> 2013/02 - 15 - [AKD5703-B] 2. [REG] タブ: レジスタマップ レジスタの書込み、読み込みを実施する画面です。 レジスタマップの各ビットは押しボタンとなっています。 マウスにより操作することでレジスタの更新を実施します。 “H”または “1”はボタンDown状態、赤字 (Read Onlyでは濃い赤) 表示、 “L”または “0”はボタンUp状態、青字(Read Onlyではグレー)表示が行われます。 Read Only のレジスタに関してはグレーアウト状態となりマウスによる操作は不可となります。 データシートで定義されていない部分は“---”で表示されます。 Figure 8. [ REG] Window <KM112900> 2013/02 - 16 - [AKD5703-B] 2-1.[Write]: データ書き込みダイアログ 同じアドレス上の複数のbitを同時に変更する場合に使用します。 レジスタマップの各レジスタに対応した[Write]ボタンをクリックし、 ダイアログを立ち上げます。 チェックボックスをチェック(点がチェックした印です)すると、データは“H”または“1”になり、 チェックしなければデータは“L”または“0”になります。 各レジスタに対応したダイアログがあります。 入力した値をレジスタに書き込む場合は[OK]ボタンを、書き込まない場合は[Cancel]ボタンを 押して下さい。 Figure 9. [ Register Set ] Window 2-2.[Read]: データ読み込み実施 レジスタマップの各レジスタに対応した[Read]ボタンをクリックすると、 各レジスタの読み込みを実施します。 各レジスタの読み込み完了後、レジスタの状態に合わせて表示の更新が行われます。 “H”または “1”ではボタンDown状態、赤字 (Read Onlyでは濃い赤) 、 “L”または “0”ではボタンUp状態、青字(Read Onlyではグレー)に表示されます。 <KM112900> 2013/02 - 17 - [AKD5703-B] ■各ダイアログ機能の説明 1. [Save]: [Save Address of Register] ダイアログ メイン画面で[Save] ボタンを押すと保存アドレス設定ダイアログが開きます。 Figure 10. [ Save ] Window [ All Address] チェックボタン : ONのとき、全レジスタアドレスの設定値を保存します。 [Start Address] エディットボックス : [ All Address] がOFF のとき、保存を開始するレジスタアドレスを 指定してください。 [End Address] エディットボックス : [ All Address] がOFF のとき、保存を終了するレジスタアドレスを 指定してください。 [ OK ] ボタン : 保存するファイルを指定して、レジスタ設定値の保存を実行します。 [ Cancel ] ボタン : 処理を中止します。 <KM112900> 2013/02 - 18 - [AKD5703-B] 2. [All Reg Write]: [All Register Write] ダイアログ メイン画面で[All Reg Write] ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。 メイン画面の[ SAVE ] ボタンで作成したレジスタ設定ファイルを複数割り当て、実行することができま す。 Figure 11. [ All Reg Write ] Window [ Open (左) ] ボタン [ Write ] ボタン [ Help ] ボタン [ Save ] ボタン [ Open (右) ] ボタン [ Close ] ボタン [All Write] [ Start ] ボタン [ Stop ] ボタン [Interval time] [Current No] : レジスタ設定ファイル (*.akr) の選択を実施します。 : 選択したレジスタ設定ファイルの内容でレジスタの書込みを行います。 : 本機能の説明画面を開きます。 : レジスタ設定ファイルの割り当てを保存します。ファイル名は “*.mar”です。 : “*. mar”で保存されたレジスタ設定ファイルの割り当てを読み出します。 : ダイアログを閉じ、処理を終了します。 : 選択したレジスタ設定ファイルの レジスタの書込みをまとめて実施します。 選択ファイルの実行順番は画面上から下の順となります。 : レジスタ書き込みを開始します。 : レジスタ書き込みを中止します。 : 次のレジスタ設定ファイルの書き込みを開始するまでの待ち時間を指定します。 (5msec ~ 10,000msec) : 現在書き込み中のファイルNo(上側のファイルから 1, 2, 3… 10) を表示します。 <KM112900> 2013/02 - 19 - [AKD5703-B] ~ 操作上の注意 ~ 1. 右側にある[ Save ] と[ OPEN ] で指定するファイルは全て同じフォルダ内に入っている必要が あります。 2. レジスタの内容をメイン画面 の [ Save ] ボタンで変更した場合、その内容を反映させるために そのファイルを再度読み出して下さい。 3. [Data R/W]: [Data Read/Write] ダイアログ メイン画面で[Data R/W] ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。 キーボード操作により指定アドレスに対してデータ書き込みを実施します。 Figure 12. [ Data R/W ] Window [ Address ] ボックス : エディットボックス内にデータを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。 [ Data ] ボックス : エディットボックス内にデータを16進数2桁で入力します。 [ Mask ] ボックス : エディットボックス内にマスクデータを16進数2桁で入力します。 [ Data ] 入力に対してマスクbit が 1のbit のみデータを変更します。 MASK bit が 0 の bit を維持しますが、レジスタRead は実施せず、ソフト内に保持 しているデータを利用します。 電源再投入や PDN pin で Reset を行った場合、ソ フトで維持しているレジスタデータとAK5703のレジスタデータが異なりますの で、 “Write Default” を実施してください。 [ Write ] ボタン : [ Address] ボックスで指定されたアドレスのレジスタに対して [ Data ] 入力と[ Mask ] 入力より生成したデータを書込みます(Note 2)。 [ Read ] ボタン : [ Address] ボックスで指定されたアドレスのレジスタを読み込みます(Note 2)。 表示は[ Read data ] ボックス内に16進数で出力されます。 [ Close ] ボタン : 処理を終了します。 特にデータ書込みを実施しない場合はこちらで画面を閉じることで キャンセルを行うことが出来ます。 Note 2. [ Write ] ボタン、[ Read ] ボタンの操作後はレジスタマップの表示が更新されます。 <KM112900> 2013/02 - 20 - [AKD5703-B] 4. [Sequence]: [Sequence] ダイアログ メイン画面で[Sequence] ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。 レジスタのシーケンスの設定、実行ができます。 Figure 13. [ Sequence ] Window ~ シーケンスの設定 ~ シーケンス設定は以下の手順で設定します。 1. シーケンス処理内容を選択します。 [Select]コンボボックスから動作させる処理内容を選択します。 処理内容に応じてデータ設定の必要な入力ボックスが有効になります。 < Select選択項目 > ・No_use ・Register ・Reg(Mask) ・Interval ・Stop ・End : 未使用 : レジスタ書込み : レジスタ書込み(マスク指定) : インターバル : 一時停止 : シーケンス終了 <KM112900> 2013/02 - 21 - [AKD5703-B] 2. 動作させるシーケンスを入力して下さい。 [ Address ] [ Data ] [ Mask ] [ Interval ] : アドレス : データ : マスク [ Data ] 入力に対してマスクbit が 1のbit のみデータを変更します。 MASK bit が 0 の bit を維持しますが、レジスタRead は実施せず、ソフト内に保持し ているデータを利用します。 電源再投入や PDN pin で Reset を行った場合、ソフトで 維持しているレジスタデータとAK5703のレジスタデータが異なりますので、 “Write Default” を実施してください。 Mask = 0x00のとき、現在値の設定を維持します。 Mask = 0xFFのとき、Dataで設定された8bitデータが書き込まれます。 Mask =0x0Fのとき、Dataで設定された下位4bitデータが書き込まれます。 上位4bitは現在の設定値を維持します。 : インターバル時間 シーケンス処理内容毎の入力項目は次の通りです。 ・No_use : なし ・Register : [ Address ]、[ Data ]、[ Interval ] ・Reg(Mask) : [ Address ]、[ Data ]、[ Mask ]、[ Interval ] ・Interval : [ Interval ] ・Stop : なし ・End : なし ~ 操作ボタン説明 ~ 操作ボタンの機能は以下の通りです。 [ DEL ] ボタン : チェックしている1ステップを削除します。 [ INS ] ボタン : チェックしているステップに前回削除した1ステップを挿入します。 [Start Step] 選択 : 開始するステップを選択します。 No.1 Step : No.1 ステップから開始します。 Checked Step : チェックしているステップから開始します。 [ Start ] ボタン : 設定したシーケンスが実行されます。 [ Stop ] ボタン : 実行中のシーケンスを停止します。 [ Help ] ボタン : 本機能の説明画面を開きます。 [ Save ] ボタン : シーケンス設定ファイルを保存します。ファイル名は “*.aks” です。 [ Open ] ボタン : “*.aks”で保存されたシーケンス設定ファイルの割り当てを読み出します。 [ Close ] ボタン : ダイアログを閉じ、処理を終了します。 ~ シーケンスの一時停止 ~ シーケンス処理内容にStopが選択されているとき、シーケンスを一時停止します。処理提訴後、[Start Step] の選択が自動的に“Checked Step” へ変わり、かつ、次の開始ステップがチェックされます。再度 [ Start ]ボタンを押下すると停止した状態から再び動作を開始します。 処理を終わりEND” ステップまで実行させた場合、[Start Step] の選択は自動的に “No.1 Step” に変わりま す。 <KM112900> 2013/02 - 22 - [AKD5703-B] 5. [Sequence(File)]: [Sequence by *.aks file] ダイアログ メイン画面で[Sequence(File)] ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。 シーケンス設定画面([Sequence]ダイアログ)の[ SAVE ] ボタンで作成したシーケンス設定ファイルを複 数割り当て、実行することができます。 Figure 14. [ Sequence(File) ] Window [ Open (左) ] ボタン : シーケンス設定ファイル (*.aks) の選択を実施します。 [ Start ] ボタン : 選択したシーケンス設定ファイルの内容でシーケンス処理の実行を行います。 [ Start All ] ボタン : 選択したシーケンス設定ファイルのシーケンス処理実行をまとめて実施します。 選択ファイルの実行順番は画面上から下の順となります。 [ Stop ] ボタン : シーケンス処理を中止します。 [ Help ] ボタン : 本機能の説明画面を開きます。 [ Save ] ボタン : レジスタ設定ファイルの割り当てを保存します。ファイル名は "*.mas" です。 [ Open (右) ] ボタン : “*.mas”で保存されたレジスタ設定ファイルの割り当てを読み出します。 [ Close ] ボタン : ダイアログを閉じ、処理を終了します。 ~ 操作上の注意 ~ 1. 右側にある[ Save ] と[ OPEN ] で指定するファイルは全て同じフォルダ内に入っている必要が あります。 2. シーケンス処理内容に Stopが選択されているとき、シーケンスを一時停止します。 一時停止中は以下のようなメッセージを出力します。[ OK ]ボタンを押下すると先に進みます。 <KM112900> 2013/02 - 23 - [AKD5703-B] Figure 15. [ Sequence Pause ] Window 6. [Power Management MIC Input]: [Power Management & MIC Input] ダイアログ メイン画面で[Power Management MIC Input]ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。 マイク/ライン入力、ADCの初期化サイクル、マイクゲインおよび感度調整のレジスタ設定を実施 できます。 レジスタマップ上でのレジスタ設定と連動しています。 (レジスタ機能詳細はデータシートを参照してください) Figure 16. [ Power Management MIC Input ] Window PMADxL/R を Enable にしたとき、PMVCM bit に“1”が設定されます。PMADxL/Rを Disable にしてもPMVCM bit は“0”となりませんので、レジスタマップを直接操作してください。 MIXxにチェックをつけたとき、PMADxL/R bitsおよびPMVCM bitに“1”が設定されますが、MIXxのチェッ クを外してもPMADxL/R bits およびPMVCM bit は“0”となりませんので、こちらも同様にレジスタマップを 直接操作してください 。 <KM112900> 2013/02 - 24 - [AKD5703-B] ~ Gain 設定での入力操作 ~ スライダの下にある入力ボックスでデータ設定を行うことで任意の設定位置まで移動することが可能で す。 設定値は入力値を元に設定可能な値が自動的に選択されます。(設定後、入力した値から変更されます。) 設定位置への移動後マウス操作またはキーボードの上下カーソル操作により微調整を実施してください。 設定値に移動 します。 設定可能な値が自動的に 選択されます。 Figure 17. Volume Slider Control <KM112900> 2013/02 - 25 - [AKD5703-B] 7. [System Clock Audio I/F]: [System Clock & Audio I/F] ダイアログ メイン画面で[System Clock Audio I/F]ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。 システムクロックおよびオーディオI/Fのレジスタ設定を実施できます。 レジスタマップ上でのレジスタ設定と連動しています。 (レジスタ機能詳細はデータシートを参照してください) Figure 18. [ System Clock Audio I/F ] Window <KM112900> 2013/02 - 26 - [AKD5703-B] 8. [Data Output Delay]: [Programmable Output Delay] ダイアログ メイン画面で[Data Output Delay]ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。 データ出力遅延量のレジスタ設定を実施できます。 レジスタマップ上でのレジスタ設定と連動しています。 (レジスタ機能詳細はデータシートを参照してください) Figure 19. [Data Output Delay] Window <KM112900> 2013/02 - 27 - [AKD5703-B] 9. [ALC Setting]: [ALC Setting] ダイアログ メイン画面で[ALC Setting]ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。 Auto Level Control のレジスタ設定を実施できます。 レジスタマッブ上でのレジスタ設定と連動しています。 (レジスタ機能詳細はデータシートを参照してください) Figure 20. [ALC Setting] Window <KM112900> 2013/02 - 28 - [AKD5703-B] 10. [Digital Filter]: [Filter Setting] ダイアログ メイン画面で[Digital Filter]ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。 各フィルタの係数の計算を実施し、書き込みを実施できます。 (フィルタ機能詳細はデータシートを参照してください) Figure 21. [Digital Filter] Window [Register Setting] ボタン : フィルタ関係のレジスタ設定のダイアログが開きます。 レジスタへのフィルタ係数書き込みも実施します。 [F Response ] ボタン : [Filter Plot] フィルタ特性ダイアログを表示します。 レジスタへのフィルタ係数書き込みも実施します。 [Coefficient Write] ボタン : 全フィルタの計算、係数書き込みを実施します。 [Reg Map to Fc/Plot] チェックボタン : ON にするとレジスタマップに書き込まれている係数を逆算してカットオフ 周波数等の各パラメータを表示します。 HPFとLPF の Gain は 1.0 とする必要があります。[Digital Filter Setting]上で [Coefficient Write]等で係数書き込みを実施するとき、HPFとLPF の Gainは常 に 1.0 で計算します。 [ Close ] ボタン : ダイアログを閉じ、処理を終了します。 <KM112900> 2013/02 - 29 - [AKD5703-B] 10-1. パラメータの設定 各フィルタのパラメータを設定して下さい。 項目 内容 Sampling Rate サンプリング周波数(fs) HPF HPF1 Cut Off Frequency HPF2 Cut Off Frequency LPF Cut Off Frequency High Pass Filter 1 のカットオフ周波数 High Pass Filter 2 のカットオフ周波数 設定範囲 8, 11.025, 12, 16, 22.05, 24, 32, 44.1, 48kHzのいずれか 3.4×fs/44.1 ~219.3×fs/44.1 (kHz) fc/fs ≧0.0001 Low Pass Filter のカットオフ周波数 Table 6. Parameter Setting of [Filter Setting] fc/fs ≧0.05 “Filter ON/OFF Control” チェックボタンで Filter の ON/OFF を設定して下さい。チェックした場合に Filter が ON になります。 Figure 22. Filter ON/OFF Check Box <KM112900> 2013/02 - 30 - [AKD5703-B] 10-2. [Register Setting]: [Register Setting for Filter] ダイアログ [Register Setting] ボタンを押すとレジスタ設定値が表示されます。1つのパラメータでも、設定範囲外 の値が設定されている場合、エラーメッセージが表示されレジスタ設定の計算は実行されません。 Figure 23. [ Register Setting for Filter ] Window レジスタ設定値が更新されるのは以下の場合です。 1. [Register Setting] ボタンが押されたとき 2. [F Response] ボタンが押されたとき 3. [Coefficient Write] ボタンが押されたとき 4. 周波数特性表示ウィンドウ上の [UpDate] ボタンが押されたとき 5. 各パラメータを設定後、Enter または Tabキーが押されたとき <KM112900> 2013/02 - 31 - [AKD5703-B] 10-3. [F Response]: [Filter Plot] ダイアログ [Filter Setting] ダイアログ画面で[F Response] ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。 フィルタの設定値でのフィルタ特性の表示を行います。 Figure 24. [ F Response ] Window [ Frequency Range ] エディット [ Update ] ボタン [ Gain/Phase ] 選択 [ Log View ] チェックボタン [ Close ] ボタン : フィルタ特性の表示幅を指定します。 : フィルタ特性グラフを再描画します。 : ゲイン表示/位相表示の切り替えを行います : リニア表示/ログ表示の切り替えを行います。 : ダイアログを閉じ、処理を終了します。 ~ 縦軸の調整 ~ 1.[Y-axis Ref] エディット 2.[縦スライド] 3.[横スライド] : : : 縦スライドの中心値を設定します。 中心参考値を移動できます。 縦軸の目盛りを調整できます。(左は縮小、右は拡大) <KM112900> 2013/02 - 32 - [AKD5703-B] 測定結果 [測定条件] ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Measurement unit MCKI BICK fs Bit Measurement Mode Power Supply Input Frequency Measurement Frequency Temperature : Audio Precision, System two Cascade : 256fs (11.2896MHz) : 64fs : 44.1kHz : 24bit : EXT Slave Mode : AVDD=TVDD= 3.0V, DVDD=1.8V : 1kHz : 20 ~ 20kHz : Room [測定結果] Result Lch Rch ADC: LIN1/RIN1 → ADCA → IVOL, IVOL=0dB, ALC=OFF → SDTOA MGAIN = +30dB S/(N+D) fs=44.1kHz, BW=20kHz 80.6 80.4 (-1dBFS) DR (-60dBFS, A-Weighted) 84.4 84.4 S/N (A-weighted) 84.4 84.4 MGAIN = 0dB S/(N+D) fs=44.1kHz, BW=20kHz 86.5 86.7 (-1dBFS) DR (-60dBFS, A-Weighted) 96.3 96.1 S/N (A-weighted) 96.3 96.2 <KM112900> Unit dB dB dB dB dB dB 2013/02 - 33 - [AKD5703-B] 1. ADC (LIN1/RIN1 ADCA) (+30dB) AK5703 FFT (LIN1/RIN1=>ADCA) [-1dBFS] +0 -20 -40 d B F S -60 -80 -100 -120 -140 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 5k 10k 20k Hz Figure 25. FFT (Input level= -1dBFS) AK5703 FFT (LIN1/RIN1=>ADCA) [-60dBFS] +0 -20 -40 d B F S -60 -80 -100 -120 -140 20 50 100 200 500 1k 2k Hz Figure 26. FFT (Input level= -60dBFS) <KM112900> 2013/02 - 34 - [AKD5703-B] AK5703 FFT (LIN1/RIN1=>ADCA) [No Input] +0 -20 -40 d B F S -60 -80 -100 -120 -140 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 27. FFT (No Signal) AK5703 THD+N vs. Input Level (LIN1/RIN1=>ADCA) [fin=1kHz] -50 -55 -60 d B F S -65 -70 -75 -80 -85 -90 -120 -100 -80 -60 -40 -20 +0 dBr Figure 28. THD+N vs. Input Level <KM112900> 2013/02 - 35 - [AKD5703-B] AK5703 THD+N vs. Input Frequency (LIN1/RIN1=>ADCA) [-1dBFS] -50 -55 -60 -65 d B F S -70 -75 -80 -85 -90 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 29. THD+N vs. Input Frequency (C10 and C14: Ceramic Capacitor) AKD5703-B 評価ボードではLIN1とRIN1にセラミックコンデンサを使用しています。セラミックコンデンサ を使用した場合は、低い周波数で特性の劣化が見られます。AK5703の性能についてはFigure 30を参照して 下さい。 AK5703 THD+N vs. Input Frequency (LIN1/RIN1=>ADCA) [-1dBFS] -50 -55 -60 d B F S -65 -70 -75 -80 -85 -90 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 30. THD+N vs. Input Frequency (C10 and C14: Electrolytic Capacitor) <KM112900> 2013/02 - 36 - [AKD5703-B] AK5703 Linearity (LIN1/RIN1=>ADCA) [fin=1kHz] +0 T -20 -40 d B F S -60 -80 -100 -120 -120 -100 -80 -60 -40 -20 +0 dBr Figure 31. Linearity AK5703 Frequency Response (LIN1/RIN1=>ADCA) [-1dBFS] +0 -0.5 -1 d B F S -1.5 -2 -2.5 -3 5k 10k 15k 20k Hz Figure 32. Frequency Response <KM112900> 2013/02 - 37 - [AKD5703-B] AK5703 Crosstalk (LIN1/RIN1=>ADCA) [-1dBFS] -50 TTTTTTTTTTT TT TT TTTTTTT TT TTTTTTTTTTTTTTTTTTTT TTT T T -60 -70 -80 d B -90 -100 -110 -120 -130 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 5k 10k 20k Hz Figure 33. Crosstalk 2. ADC (LIN1/RIN1 ADCA) (+0dB) AK5703 FFT (LIN1/RIN1=>ADCA) [-1dBFS] +0 -20 -40 d B F S -60 -80 -100 -120 -140 20 50 100 200 500 1k 2k Hz Figure 34. FFT (Input level= -1dBFS) <KM112900> 2013/02 - 38 - [AKD5703-B] AK5703 FFT (LIN1/RIN1=>ADCA) [-60dBFS] +0 -20 -40 d B F S -60 -80 -100 -120 -140 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 5k 10k 20k Hz Figure 35. FFT (Input level= -60dBFS) AK5703 FFT (LIN1/RIN1=>ADCA) [No Input] +0 -20 -40 d B F S -60 -80 -100 -120 -140 20 50 100 200 500 1k 2k Hz Figure 36. FFT (No Signal) <KM112900> 2013/02 - 39 - [AKD5703-B] AK5703 THD+N vs. Input Level (LIN1/RIN1=>ADCA) [fin=1kHz] -60 -65 -70 -75 d B F S -80 -85 -90 -95 -100 -120 -100 -80 -60 -40 -20 +0 dBr Figure 37. THD+N vs. Input Level AK5703 THD+N vs. Input Frequency (LIN1/RIN1=>ADCA) [-1dBFS] -40 -50 -60 d B F S -70 -80 -90 -100 -110 -120 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 38. THD+N vs. Input Frequency (C10 and C14: Ceramic Capacitor) AKD5703-B 評価ボードではLIN1とRIN1にセラミックコンデンサを使用しています。セラミックコンデンサ を使用した場合は、低い周波数で特性の劣化が見られます。AK5703の性能についてはFigure 39を参照して 下さい。 <KM112900> 2013/02 - 40 - [AKD5703-B] AK5703 THD+N vs. Input Frequency (LIN1/RIN1=>ADCA) [-1dBFS] -40 -50 -60 d B F S -70 -80 -90 -100 -110 -120 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 39. THD+N vs. Input Frequency (C10 and C14: Electrolytic Capacitor) AK5703 Linearity (LIN1/RIN1=>ADCA) [fin=1kHz] +0 T -20 -40 d B F S -60 -80 -100 -120 -120 -100 -80 -60 -40 -20 +0 dBr Figure 40. Linearity <KM112900> 2013/02 - 41 - [AKD5703-B] AK5703 Frequency Response (LIN1/RIN1=>ADCA) [-1dBFS] +0 -0.5 -1 d B F S -1.5 -2 -2.5 -3 5k 10k 15k 20k Hz Figure 41. Frequency Response AK5703 Crosstalk (LIN1/RIN1=>ADCA) [-1dBFS] -70 -80 -90 -100 d B -110 -120 -130 -140 -150 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 42. Crosstalk <KM112900> 2013/02 - 42 - [AKD5703-B] 改訂履歴 Date 13/02/12 Manual Revision KM112900 Board Revision 0 Reason Contents 初版 重要な注意事項 本書に記載された製品、および、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更すること があります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものであることを弊社 営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認ください。 本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報は、半導体製品の動 作例、応用例を説明するものです。お客様の機器設計において本書に記載された周辺回路、応用回路、 ソフトウェアおよびこれらに関連する情報を使用される場合は、お客様の責任において行ってください。 本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報の使用に起因してお 客様または第三者に生じた損害に対し、弊社はその責任を負うものではありません。また、当該使用に 起因する、工業所有権その他の第三者の所有する権利に対する侵害につきましても同様です。 本書記載製品が、外国為替および、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当する場合、 輸出する際に同法に基づく輸出許可が必要です。 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動作不良が、 直接または間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想されるような極め て高い信頼性を要求される用途に弊社製品を使用される場合は、必ず事前に弊社代表取締役の書面によ る同意をお取りください。 この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ずる損害等の 責任を一切負うものではありませんのでご了承ください。 お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その使用から損 害等が生じた場合は全てお客様にてご負担または補償して頂きますのでご了承下さい。 <KM112900> 2013/02 - 43 - 5 4 3 2 1 USBGND USB5V T1 TA48018BF REG1 IN +5V TP1 1.8V OUT GND R1 0 DVDD C3+ 0.1u C2 0.1u R4 open C4 47u R3 5.1 D T2 TA48M03F IN + GND1 C1 47u L1 10u TP2 3.0V OUT GND C6+ 0.1u C5 0.1u GND D TVDD VSS2 D3V R2 0 TP12 VSS1 C7 47u VSS1 JP1 LIN1-single C9 1n VSS1 C30 10u C11 0.1u C8 1n C29 0.1u VSS1 C20 1n CCLK/SCL 15 16 CSN/SDA 17 I2C 18 19 VSS1 20 SDTOA LIN2/LINB+ LINB- SDTOB MCKO VSS1 C24 1u C21 1n I2C CDTIO 3WIRE JP10 SCIF C JP17 CCLK/SCL C23 0.1u JP4 RIN2-single C25 C27 0.1u 0.1u + VSS1 VSS1 MCKI LRCK R16 51 11 BICK R15 51 10 SDTOA 9 SDTOB 8 JP9 MCKO VSS2 R13 51 PDN C26 10u C28 10u TP11 VSS2 TVDD VSS2 A B R14 51 + C22 0.1u R12 open R19 51 TP15 CCLK/SCL R17 51 12 TVDD 28 BICK MPWRB 1 JP8 MP-RIN2 R11 2.2k TP14 CDTIO/CAD0 R18 51 13 7 C19 0.1u JP3 LIN2-single C17 1n VSS1 TP9 RINB+ TP10 RINB- 27 AK5703EN MRF VSS2 VSS1 26 C18 0.1u R10 open R20 51 CSN VSS2 LRCK U1 6 VSS1 25 MPWRA DVDD 24 C31 1u 5 C16 1n TP13 CSN/SDA 14 MCKI PDN VSS1 RIN1/RINA+ 4 VSS1 TP7 LINB+ TP8 LINB- R9 2.2k R21 51 R23 open CDTIO/CAD0 VCOM C14 0.1u JP7 MP-LIN2 2 1 23 3 C12 1n R7 2.2k 3 J2 MIC-IN2 VSS2 C15 0.1u JP6 MP-RIN1 B RINA- LINA- 21 22 RINB- 2 1 VSS1 2 3 J1 MIC-IN1 C13 1n LIN1/LINA+ JP2 RIN1-single TP6 RINATP5 RINA+ R22 4.7k CCLK JP5 MP-LIN1 R8 open R24 4.7k R27 4.7k AVDD R5 2.2k C10 0.1u RIN2/RINB+ C R6 open R25 4.7k + TP4 LINATP3 LINA+ TVDD R26 open VSS2 A DVDD Title AKD5703-B Size - 44 5 4 3 A3 Date: 2 Document Number Rev 0 AK5703 Thursday, November 29, 2012Sheet 1 1 of 3 5 4 3 2 1 PORT2 DIR 1 D3V C33 0.1u JP11 MCKI MCKI VCC IN EXT C37 10u 26 DIR JP13 BICK 27 EXT 28 C38 5p C40 0.1u 13 14 NC/GP1 15 TX0/GP2 16 TX1/GP3 TVDD 11 10 9 DIF1/RX6 CM1/CDTI/SDA TEST2 OCKS1/CCLK/SCL DIF0/RX5 OCKS0/CSN/CAD0 NC 4 3 7 S1 6 H (ON) SW DIP-2 L(OFF) 1 2 5 4 3 R32 47k 2 R33 47k B RX3 1 48 VSS4 47 RX2 46 TEST1 45 44 VSS3 41 RX1 IPS0/RX4 VCOM INT0 8 C43 0.47u C41 0.1u + 2 SW1 RESET 17 CM0/CDTO/CAD1 37 A VSS1 R31 10k 1 3 H DIF2/RX7 PDN INT1 K 36 IPS1/IIC U2 AK4118A XTI 40 35 L 12 DIF0 DIF1 XTO R 34 R30 10k BOUT/GP4 P/SN 39 33 D1 HSU119 18 DAUX AVDD 32 B 19 XTL0 38 1 31 PDN COUT/GP5 DVDD MCKO2 NC 29 30 X1 11.2896MHz USB-PDN UOUT/GP6 20 21 22 VSS2 XTL1 C39 5p R29 2.2k VIN/GP0 C 2 JP14 SDTO C C34 0.1u BICK 43 SDTOB SDTO RX0 SDTOA SDTOB C36 0.1u 42 SDTOA MCKO1 25 DSP BICK 23 PORT4 2 GND 4 GND 6 8 10 24 1 3 5 7 9 LRCK EXT MCLK BICK LRCK SDTO + LRCK + DIR JP12 LRCK D OPT-OUT C35 10u VOUT/GP7 D GND 2 3 C42 10u R28 470 C32 0.1u PORT1 1 2 3 OUT GND VCC OPT-IN A A Title AKD5703-B - 45 - Size A3 Date: 5 4 3 2 Document Number Rev 0 DIR/DIT Thursday, November 22, 2012Sheet 1 2 of 3 5 4 3 2 1 GND ID D+ DVBUS PORT3 USB Connector 5 4 3 2 1 T3 TA48M03F JP15 USB5V USB5V D IN C45 0.1u OUT GND C46 10u D + C44 1u USBGND RC7/RX/DT/SDO C 2 RD4/SPP4 3 4 5 7 34 NC/ICPORTS 35 RD6/SPP6/P1C OSC1/CLKI VSS1 U3 PIC18F4550 VDD1 VDD0 RE1/AN6/CK2SPP RB1/AN10/INT1/SCK/SCL RE0/AN5/CK1SPP C53 22p 31 XTO 30 XTI X2 20MHz C52 22p 29 C50 0.1u 28 C51 10u 27 26 B 25 24 RA3/AN3/Vref+ 23 22 RA1/AN1 20 19 RA4/T0CKI/C1OUT/RCV 32 R35 100k C49 0.1u VDD 1 MCLR 2 PGD 3 PGC 4 GND 5 JP16 PIC A RA0/AN0 MCLR_N/Vpp/RE3 18 RB7/KBI3/PGD 17 RB6/KBI2/PGC RB5/KBI1/PGM R34 4.7k 16 14 12 NC/ICCK/ICPGC RB3/AN9/CPP2/VPO 15 11 RA5/AN4/SS_N/HLVDIN/C2OUT RB4/AN11/KBI0/CSSPP RB2/AN8/INT2/VMO RA2/AN2/Vref-/CVref 10 RB0/AN12/INT0/FLT0/SDI/SDA 21 9 RE2/AN7/OESPP NC/ICDT/ICPGD + 8 B OSC2/CLKO/RA6 VSS0 33 C RC0/T1OSO/T13CKI RD5/SPP5/P1B 13 C47 0.1u NC/ICRST_N/ICVpp RD7/SPP7/P1D 6 C48 10u RC1/T1OSI/CCP2/UOE_N 36 RC2/CCP1/P1A VUSB 37 38 RD0/SPP0 39 RD1/SPP1 40 RD2/SPP2 41 RD3/SPP3 42 RC4/D-/VM RC5/D+/VP 43 44 RC6/TX/CK 1 C54 0.47u R36 0 + R37 0 A CCLK CDTIO Title AKD5703-B CSN USB-PDN Size - 46 5 4 3 A3 Date: 2 Document Number Rev 0 Control I/F (USB) Tuesday, November 20, 2012 Sheet 1 3 of 3 AK5703-B Silk Layer1 - 47 - AK5703-B Silk Layer2 - 48 - AK5703-B Pattern Layer1 - 49 - AK5703-B Pattern Layer2 - 50 -