MAXIM MAX104EVKIT

19-1503; Rev 0; 6/99
概要 ___________________________________
特長 ___________________________________
MAX104/MAX106/MAX108評価キット(EVキット)は、
MAX104/MAX106/MAX108のアナログディジタル
コンバータ(ADC)の評価作業を容易にするように設計さ
れています。各EVキットは、これらの超高速コンバータ
の動的性能を評価するために必要な全ての回路(PECL
終端電圧(PECLVTT)発生も含む)を備えています。高速
アナログ及びディジタル回路の組み合わせであるため、
基板レイアウトに特別な注意と設計上の工夫が必要と
なります。
◆ 50Ωクロック及びアナログ入力はSMA同軸コネクタ
を使用
電源(VCCA/VCCI、VCCD、VCCO、VEE)用コネクタ、アナ
ログ及びクロック入力(VIN+、VIN-、CLK+、CLK-)用
のSMAコネクタ及び全てのディジタルPECL出力は、
本EVキットにただ接続するだけとなっています。4層
基板レイアウト(GETekTM材質)は、MAX104ファミリの
動的性能を最大限に発揮するように最適化されています。
本EVキットは、MAX104/MAX106/MAX108を基板上
に実装した状態で出荷されています。また、民生用(0℃∼
+70℃)温度範囲における動作を可能にするヒートシンク
が付いています。
◆ 入力信号範囲:±250mV
◆ デマルチプレックスされた差動PECL出力
◆ PECL終端処理電圧(PECLVTT)を基板上で発生
◆ ECL終端処理電圧(ECLVTT)を基板上で発生
◆ アナログとディジタルの電源及びグランドが
別々になった最適化4層プリント基板
◆ ロジックアナライザをディジタル出力に
接続しやすくするためのスクエアピンヘッダ
◆ 完全実装済み、試験済み
型番 ___________________________________
PART
TEMP.
RANGE
PINPACKAGE
SAMPLING
RATE
MAX104EVKIT
0°C to +70°C
192 ESBGA
1Gsps
MAX106EVKIT
0°C to +70°C
192 ESBGA
600Msps
MAX108EVKIT*
0°C to +70°C
192 ESBGA
1.5Gsps
*Future product—contact factory for availability.
部品リスト ________________________________________________________________________
DESIGNATION
QTY
C1, C13, C20, C31,
C40, C46, C48
7
10µF ±10%, 16V tantalum caps
AVX TAJD106D016
30
0.01µF ±10% ceramic capacitors
(0603)
C2, C7–C12, C14,
C17, C18, C19,
C21, C26–C30,
C32, C41, C47,
C49, C51–C59
DESCRIPTION
C3–C6, C15, C16,
C22–C25,
C33–C37,
C42–C45, C50
20
47pF ±10% ceramic capacitors
(0402)
D1
1
1N5819 Schottky diode
R2
1
10kΩ potentiometer
R3, R4
2
Not populated; see text for description of reset input operation.
DESIGNATION
QTY
DESCRIPTION
R5–R38,
R44–R47
38
49.9Ω ±1% resistors (0603)
R51, R53
2
243Ω ±1% resistors (0603)
R52, R54
2
158Ω ±1% resistors (0603)
J1–J10
10
SMA connectors (edge mounted)
JU3, JU6–JU9
5
3-pin headers
JU2, JU4, JU5,
JUA0- to JUA7-,
JUA0+ to JUA7+,
JUP0- to JUP7-,
JUP0+ to JUP7+,
JUOR+, JUOR-,
JUDR-, JUDR+,
JURO-, JURO+
41
2-pin headers
GETekはGE Electromaterial社の商標です。
________________________________________________________________ Maxim Integrated Products
1
無料サンプル及び最新版データシートの入手にはマキシム社のホームページをご利用下さい。http://www.maxim-ic.com
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
部品リスト(続き) ________________________
DESIGNATION
QTY
None
4
3)
250mAの電流を供給できる+5V電源をVCCDパッド
に接続します。電源のグランドをGNDDパッドに
接続します。
4)
約600mAの電流を供給できる+3.3V又は+5V電源
をV CC Oパッドに接続します。電源のグランドを
GNDDパッドに接続します。
5)
電源のところで、GNDIをGNDDに接続します。
6)
HP8662A(1.28GHzまで)やHP8663A(2.56GHz
まで)等の低位相ジッタのRFソースをクロック入力
CLK-及びCLK+に接続します。シングルエンドの
クロック入力にする場合は、信号発生器から+4dBm
(振幅500mV)のパワーレベルをCLK+入力に供給
し、未使用のCLK-入力を50ΩでGNDIに終端処理
して下さい。
7)
+225mV(FSの約-1dB下)のサイン波試験信号を
アナログ入力に接続します。試験信号が差動の
場合は平衡非平衡変成器を通してVIN+とVIN-を
使用し、信号がシングルエンドの場合はVIN+と
VIN-のどちらかを使用します(デバイスのデータ
シートで「シングルエンドアナログ入力及び差動
アナログ入力」を参照して下さい)。最良の結果を
得るために、測定周波数用に設計された狭いバンド
パスフィルタを使用し、信号発生器からの高調波
歪みを低減して下さい。
8)
HP16500C(HP16517Aプラグインカード付)等
のロジックアナライザを接続します。これは、デバ
イスの16個の出力チャネル全て(8チャネルの主出力
及び8チャネルの補助出力)を監視するためです。
9)
ロ ジ ッ ク ア ナ ラ イ ザ の ク ロ ッ ク を EV キ ッ ト の
DREADY+出力に接続し、ロジックアナライザを、
アクイジションクロックの立下がりエッジでトリガ
するように設定します。ロジックアナライザの
スレッショルド電圧をVCCO電源電圧 -1.3Vに設定
します。例えば、V CC O = +3.3Vである場合は、
スレッショルド電圧を+2.0Vに設定して下さい。
DESCRIPTION
Protective feet
VCCO, VCCD,
GNDD, PECLVTT,
GNDA, VCCA,
VCCI, GNDI, VEE,
ECLVTT
24
Test points
None
7
Shunts
None
1
Heatsink
International Electronic Research
Corp. BDN09-3CB/A01
U1
1
MAX104CHC, MAX106CHC, or
MAX108CHC (192-contact ESBGA™)
U3, U4
2
LM2991S, low-dropout adjustable
linear regulator
None
1
MAX104EVKIT circuit board
None
1
MAX104, MAX106, or MAX108 data
sheet
クイックスタート _______________________
本EVキットは、完全実装済み、試験済みで、静電気防止
バッグに密封されています。適性動作を保証するため、
静電気防止バッグは静電気対策済みの作業場所でのみ
開けるようにして下さい。EVキットへの全ての接続が
完了するまで、電源を投入しないで下さい。図1に、
差動アナログ入力及びシングルエンドサイン波(CLK-は
GNDIに50Ωの逆終端処理)クロックドライブを使用し
た標準的な評価セットアップを示します。図2に、シン
グルエンドアナログ入力及びシングルエンドサイン波
クロックドライブを使用した標準的な評価セットアップ
を示します。
1)
-250mAの電流を供給できる-5V電源をVEEパッド
に接続します。電源のグランドをGNDIパッドに接続
します。電流リミットを500mA以下に設定します。
2)
600mAの電流を供給できる+5V電源をVCCIパッド
に接続します。電源のグランドをGNDIパッドに
接続します。
10) 電源と信号ソースをターンオンします。ADCの
数値化出力をロジックアナライザで捕捉し、ディジ
タル記録をPCに転送してデータ解析を行います。
ESBGAはAmkor/Anam社の商標です。
2
_______________________________________________________________________________________
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
HP8662/3A
SINE-WAVE SOURCE
BALUN
BPF
PHASE
LOCKED
VIN-
VIN+
+5V ANALOG
CLK+
fSAMPLE, + 4dBm
HP8662/3A
SINE-WAVE SOURCE
-5V ANALOG
EXTERNAL 50W
TERMINATION TO GNDI
MAX104
MAX106
MAX108
EV KIT
CLK-
+5V DIGITAL
+3.3V DIGITAL
PC
16 DATA
GNDD
HP16500C
DATA ANALYSIS
SYSTEM
GPIB
POWER
SUPPLIES
GNDI
DREADY+
図1. 差動アナログ入力とシングルエンドクロックドライブによる標準評価セットアップ
HP8662/3A
SINE-WAVE SOURCE
BPF
EXTERNAL 50WŸ
TERMINATION
TO GNDI
PHASE
LOCKED
VIN-
VIN+
+5V ANALOG
CLK+
fSAMPLE, + 4dBm
HP8662/3A
SINE-WAVE SOURCE
-5V ANALOG
EXTERNAL 50WŸ
TERMINATION TO GNDI
CLK-
MAX104
MAX106
MAX108
EV KIT
+5V DIGITAL
+3.3V DIGITAL
PC
16 DATA
GPIB
GNDD
HP16500C
DATA ANALYSIS
SYSTEM
GNDI
POWER
SUPPLIES
DREADY+
図2. シングルエンドアナログ入力とシングルエンドクロックドライブによる標準評価セットアップ
_______________________________________________________________________________________
3
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
詳細 ___________________________________
クロック入力の必要条件
MAX104/MAX106/MAX108は、シングルエンドと
差動の両動作用に設計されたクロック入力を備えてい
るため、入力駆動の必要条件が非常にフレキシブルに
なっています。各クロック入力は、チップ上のレーザ
トリミング50Ω抵抗でCLKCOM(クロック終端リターン)
に対して終端処理されています。SMA入力から高速
データコンバータへのトレースは、50Ωマイクロスト
リップ伝送ラインです。
CLKCOM終端電圧は、グランド∼-2Vの間の任意の電圧
に接続することによって標準ECL駆動レベルとコンパチ
ブルにすることができます。クロック信号用の横向き
SMAコネクタはEV基板の左下の隅に位置しており、
J3(CLK+)及びJ4(CLK-)とラベルが付いています。
アナログ入力とクロック入力の間にある基板上のバイ
アス発生器が、ECLクロックソースとの動作用の-2V
終端電圧(ECLVTT)を発生します。この電圧は、基板の
-5V VEE電源で動作するLM2991電圧レギュレータに
よって生成されます。このECLV TT バイアス発生器を
イネーブルするには、まず短絡ジャンパJU2を取り外し、
次にジャンパJU3をON位置に動かして下さい。
この電圧レギュレータは、シャットダウンコントロール
を備えています。シャットダウン状態にするには、TTL
ロジックハイレベルを必要とします。このロジック
レベルは、+5Vアナログ電源(V CC I)から得ています。
本EVキットは、ECLV TT バイアス発生器がターンオフ
され、CLKCOMがGNDIに接続された状態(JU2実装)で
出荷されています。
注記:VEE電源がターンオンされる前にレギュレータの
シャットダウンロジックレベル(V CCIオンが先)が存在
しない場合、レギュレータはVCCI電源が通電するまでの
間一時的にターンオンします。JU2が実装されていると、
この時レギュレータの出力が一時的にグランドに短絡
されます。レギュレータは短絡保護付であるため、損傷
することはありません。レギュレータは、VEEの供給電流
を500mAに制限することによりさらに保護されます。
シングルエンドクロック入力(サイン波ドライブ)
超低ジッタでクロックを駆動するためには、低位相
ノイズのサイン波ソースをシングルクロック入力にAC
又はDCカップリングして下さい。CLKCOMがGNDIに
接続された状態で、最大1V(2Vp-p、即ち+10dBm)の
クロック振幅が使用できます。
クロックドライブパワーレベルが-10dBm∼+10dBm
(クロック信号振幅100mV∼1V)の範囲であれば、データ
コンバータの動的性能にほとんど影響しません。動的
性能の仕様は、+4dBm(クロック信号振幅+4dBm)の
シングルエンドクロックドライブにより測定されてい
ます。入力アンプ段の飽和を防ぐため、クロックパワー
レベルを最大+10dBmに制限して下さい。
差動クロック入力(ECLドライブ)
MAX104/MAX106/MAX108のクロック入力は、前記
の基板上のECLV TT -2Vバイアス発生器を使用して、
標準的なグランド基準のECLロジックレベルで駆動
することもできます。クロック入力がACカップリング
である場合には、クロック入力を正電源基準の(PECL)
レベルで駆動することもできます。クロック入力がAC
カップリングである場合には、CLKCOM終端電圧を接地
して下さい。シングルエンドのDCカップリングECLドラ
イブも可能です。この場合は、駆動されていないクロック
入力をECL VBB電圧(公称-1.3V)に接続して下さい。
アナログ入力の必要条件
EV基板上のADCへのアナログ入力は、EVキットの中央
左側にある2つの横向きSMAコネクタにより供給されま
す。これらのコネクタは、J1(VIN+)及びJ2(VIN-)とい
うラベルが付いています。アナログ入力は、チップ上
で高精度レーザトリミングの50Ω NiCr抵抗を使用して
GNDIに対して終端処理されています。アナログ(及びク
ロック)入力は、ESD保護付ですが、ESDの注意事項は
守るようにして下さい。SMA入力からデバイスへのト
レースは、50Ωマイクロストリップ伝送ラインです。
アナログ入力は、シングルエンド又は差動で駆動する
ことができます。最適の性能は差動入力で得られます。
これは、偶数次の高調波歪みが減少するためです。表1
にシングルエンドドライブを、表2に差動入力ドライブ
を示します。
表1. シングルエンドアナログ入力用の入力セットアップ及び出力コードの結果
4
VIN+
VIN-
OVERRANGE BIT
OUTPUT CODE
+250mV
0V
1
11111111 (full scale)
+250mV - 1LSB
0V
0
11111111
0V
0V
0
01111111
toggles 10000000
-250mV + 1LSB
0V
0
00000001
-250mV
0V
0
00000000 (zero scale)
_______________________________________________________________________________________
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
VIN+
VIN-
OVERRANGE BIT
OUTPUT CODE
+125mV
-125mV
1
11111111 (full scale)
+125mV - 0.5LSB
-125mV + 0.5LSB
0
11111111
0V
0V
0
01111111
toggles 10000000
-125mV + 0.5LSB
+125mV - 0.5LSB
0
00000001
-125mV
+125mV
0
00000000 (zero scale)
内部リファレンス
MAX104ファミリは、チップ上に+2.5V高精度バンド
ギャップリファレンスを備えています。このリファレンス
は、ジャンパJU5を短絡してREFOUTをREFINに接続す
ることにより使用できます。必要であれば、REFOUT
は最大2.5mAの電流ソースとしてその他の周辺回路を
駆動することもできます。
外部リファレンスを使用する場合は、JU5の短絡ジャンパ
を取り外し、新しいリファレンス電圧ソースをJU5の
REFIN側に接続して下さい。JU5のREFOUT側はフロー
ティングのままにして下さい。外部リファレンスの
グランドをEVキットのGNDIに接続して下さい。REFIN
は、入力電圧範囲+2.3V∼+2.7Vを受け付けます。
注意:外部リファレンスが接続された状態では、JU5
を決して取り付けないで下さい。これは、外部リファ
レンス電源が内部リファレンスを損傷するのを防ぐため
です。
オフセット調節
これらのデバイスは、ADCを駆動する他のプリアンプ
からのオフセットを排除するための制御入力(VOSADJ)
も提供しています。VOSADJ制御入力は、内部+2.5
高精度リファレンスからの自己バイアス分圧器です。
通常の使用条件においては、制御入力はフローティング
のままにします。
本EVキットには、ADCの+2.5Vリファレンスでバイアス
された10kΩポテンショメータが含まれています。この
ポテンショメータのワイパーはJU4を通じてVOSADJ
制御入力に接続します。オフセット調節機能をイネー
ブルするには、JU4短絡ジャンパを取り付けて、再生
されたディジタル出力に出てくるオフセットを観察し
ながらポテンショメータR2を調節して下さい。オフ
セット調節ポテンショメータの調節範囲は約±5.5LSB
です。本EVキットは、JU4に短絡ジャンパが実装され
ていない状態で出荷されています。
主及び補助PECL出力
本EVキットの全てのPECL出力は、VCCO電源によって
駆動されています。この電源としては、+3.3V又は
+5V機器とフレキシブルにインタフェースできるよう
に、+3.0V∼+5.0Vの範囲の任意の電圧のものが使用
します。公称VCCO電源電圧は+3.3Vです。
PECL出力は標準オープンエミッタタイプで、適正な
バイアスを得るためにPECLVTT電圧への外部50Ω終端
抵抗を必要とします。終端抵抗は各50Ωマイクロスト
リップ伝送ラインの端、即ちロジックアナライザインタ
フェースのスクエアピンヘッダのすぐ近くに位置して
います。各EV基板は、PECL終端抵抗を基板の裏側に
実装した状態で出荷されています。各出力は、0.100
インチのスクエア2ピンヘッダにリンクされています。
これはヒューレットパッカード社のHP16500C等の
高速ロジックアナライザとの接続を容易にするためです。
デバイスからのディジタルデータをデマルチプレックス
された1:2フォーマットで捕捉するために、ロジック
アナライザからの16チャネルの各々が8つの主(P0∼P7)
及び8つの補助(A0∼A7)出力に接続されています。ADC
は差動PECL出力を提供しますが、殆どのロジックアナ
ライザ(例えばHP16500C)はシングルエンドのアクイジ
ションポッドを備えています。全てのシングルエンド
ロジックアナライザポッドをPECL出力の同じ位相(“+”
又は“-”)に接続して下さい。
データレディ(DREADY)出力
ロジックアナライザのクロックポッドは、EVキットの
JUDR+のDREADY+出力に接続して下さい。主出力と
補助出力は、いずれもDREADY+の立上がりエッジで
変化するため、ロジックアナライザは立下がりエッジ
でトリガするように設定して下さい。DREADY及び
データ出力は、内部でタイムアラインメントされてい
ます。これにより、DREADY+の立下がりエッジが有効
データウィンドのほぼ中心に来るため、ロジックアナ
ライザのセットアップ及びホールド時間が最大限に
なっています。ロジックアナライザのスレッショルド
電圧をVCCO - 1.3Vに設定して下さい。例えば、VCCO
が+3.3Vである場合、スレッショルドは+2.0Vに設定
して下さい。これらの条件においては、ロジックアナ
ライザのサンプルオフセット(トリガディレー)は0psに
設定して下さい。
_______________________________________________________________________________________
5
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
表2. 差動アナログ入力用の入力セットアップ及び出力コードの結果
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
表3. PECL出力及びその機能
PECL OUTPUT
SIGNALS
EV KIT JUMPER
LOCATION
P0+ to P7+,
P0- to P7-
JUP0+ to JUP7+,
JUP0- to JUP7-
Primary Port Differential Outputs from LSB to
MSB. A “+” indicates the true value; a “-”
denotes the complementary outputs.
A0+ to A7+,
A0- to A7-
JUA0+ to JUA7+,
JUA0- to JUA7-
Auxiliary Port Differential Outputs from LSB to
MSB. A “+” indicates the true value; a “-”
denotes the complementary outputs.
OR+, OR-
JUOR+, JUOR-
Overrange’s True and Complementary Outputs.
DREADY+, DREADY-
JUDR+, JUDR-
Data-Ready PECL Output Latch Clock. Output
data changes on the rising edge of DREADY+.
RSTIN+, RSTIN-
J5, J6 (SMA connectors)
Demux Reset Input Signals. Resets the internal
demux when asserted.
RSTOUT+, RSTOUT-
JURO+, JURO-
Reset Outputs—for resetting additional external
demux devices.
アクイジションクロックとしてDREADY-を使用する
ことも可能です。この場合、ロジックアナライザが
クロックの立上がりエッジでトリガするように設定して
下さい。表3にディジタル出力及びその機能を示します。
デマルチプレクサの設定
デマルチプレックスDIV2モード
このモードは、出力データ速度をサンプルクロック速度
の半分に減速します。デマルチプレックスされた出力
はデュアル8ビットフォーマットの形になり、主及び
補助出力ポートに2つの連続するサンプルがデータレディ
クロックの立上がりエッジで提示されます。このモード
を起動するためには、ジャンパJU7(DEMUXEN)、
JU8(AUXEN2)及びJU9(AUXEN1)がON位置にあり、
DIVSELECT(JU6)が2の位置になっている必要があります。
注意:各EVキットはジャンパJU7、JU8及びJU9がON
位置に実装され、JU6が2に設定された状態で出荷され
ています。
·
OFF
·
ON
OFF
·
ON
AUXEN2 (JU8)
·
OFF
·
·
ON
OFF
·
ON
AUXEN1 (JU9)
AUXEN1 (JU9)
·
OFF
·
·
ON
OFF
·
ON
DIVSELECT (JU6)
DIVSELECT (JU6)
6
ADCをデマルチプレックスされないモードで動作させる
ことも可能です。このモードにおいては、内部デマルチ
プレクサがディセーブルされ、サンプリングされた
データは主出力ポートのみに提示されます。消費電力
を小さくするため、2つの別々の入力(AUXEN1及び
AUXEN2)によって補助ポートをシャットダウンする
ことができます。このモードに入るには、ジャンパJU7
(DEMUXEN)、JU8(AUXEN2)及びJU9(AUXEN1)を
OFF位置にして下さい。DIVSELECT(JU6)ジャンパの
位置は任意です。補助出力ポートの5 0Ωプルダウン
抵抗(R5∼R20)を全て取り外すと、さらに電力を節約
できます。これらの抵抗を取り外す必要はありません。
しかし、真のPECL出力及びコンプリメンタリのPECL
出力の両方がVOHレベルにプルアップされることになり
ます。
·
AUXEN2 (JU8)
2
非デマルチプレックスDIV1モード
DEMUXEN (JU7)
DEMUXEN (JU7)
·
FUNCTION
X
·
4
X
2
X = Leave open or don’t care
_______________________________________________________________________________________
X
4
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
表4. デマルチプレクサ動作の選択表
この特殊なデシメーションされたデマルチプレックス
出力モードにおいては、ADCが入力サンプルを1つおき
に捨てて、入力サンプリング速度の1/4の速度でデータ
を出力します。このモードは出力データ速度が遅くなる
ため、システムデバッグに有用です。また、MAX108の
試験の場合には、データを捕捉するためにこのモードが
必要になることがあります。本EV基板のDIV4モードを
起動するには、ジャンパJU7(DEMUXEN)、JU8(AUXEN2)
及びJU9(AUXEN1)がON位置にあり、DIVSELECTが4の
位置になっている必要があります。入力のサンプルが
1つおきに捨てられるため、コンバータの実効サンプル
速度はfSAMPLE/2になります。
DEMUXEN
·
OFF
·
ON
AUXEN2
·
OFF
·
ON
AUXEN1
·
OFF
·
ON
DIVSELECT
·
2
·
4
オーバーレンジ動作
主及び補助デマルチプレックス出力の両方について、
単一の差動PECLオーバーレンジ出力ビット(OR+、OR-)
が提供されています。オーバーレンジビットの動作は、
内部デマルチプレクサの状態に依存します。デマルチ
プレックスDIV2モード及びデシメーションDIV4モード
において、ORビットは主又は補助ポートがオーバー
レンジのサンプルを含んでいる場合にフラグを発生し
ます(表4)。非デマルチプレックスDIV1モードにおいて、
ORポートは主出力ポートがオーバーレンジサンプルを
含んでいる場合にのみフラグを発生します。
リセット動作の必要条件
各デバイスのデータシートに、リセット回路及びその
動作の詳しい説明が記載されています。リセット入力
機能を使用するには、EV基板の裏側のR3及びR4の位置
に2つの5 0Ωプルダウン抵抗を取り付けて下さい。
DEMUXEN DIVSELECT
DEMUX
MODE
OVERRANGE BIT
OUTPUT MODE
OFF
X
DIV1
Only primary port
active (auxiliary port
off)
ON
2
DIV2
Primary OR auxiliary
port
ON
4
DIV4
Primary OR auxiliary
port
X = 任意
これらの抵抗は、基板上のPECLVTT終端発生器に接続
されています。RSTINロジックレベルは、VCCO電源を
基準とする標準PECLレベルとコンパチブルです。
デマルチプレクサリセット動作に関連しているこれらの
信号及びこのセクションの制御機能は、表5に記載され
ています。デマルチプレクサリセット機能の詳細(タイ
ミング図等)については、データシートを参照して下さい。
リセット入力
リセット回路は、ADCのPECL出力を駆動しているもの
と同じVCCOを基準とする差動PECL入力を受け付けます。
リセット入力の横向きSMAコネクタは、EVキットの
左下側に位置しており、RSTIN+及びRSTIN-とラベル
が付いています。
同期リセットを必要としないアプリケーションの場合、
リセット入力をオープンのままにして、抵抗R3及びR4
を取り外す必要があります。この場合、内部50kΩ抵抗
と20µA電流ソースによって正しいレベルに自己バイアス
されます。この組み合わせにより、RSTIN+とRSTINの間に-1Vの電圧差が生じ、内部リセット回路がディ
セーブルされます。50ΩでVCCO - 2Vに対して終端処理
されたPECLロジックレベルで駆動されている場合、
内部バイアスネットワークは容易にオーバードライブ
されます。本EVキットは、これらの抵抗位置がオープン
のままで、内部自己バイアス回路がリセット制御入力
をディセーブルしている状態で出荷されています。
注記:RSTIN入力が有効なPECLロジックレベルで駆動
されていない限り、50Ω RSTIN終端抵抗R3及びR4は
取り付けないで下さい。RSTIN入力がオープン回路の
状態で50Ω抵抗を取り付けると、内部でマルチプレクサ
が間欠的にリセットされ、予想不能の動作が起こります。
_______________________________________________________________________________________
7
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
デシメーションDIV4モード
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
表5. デマルチプレクサ動作及びリセット制御信号
SIGNAL NAME
EV KIT JUMPER
LOCATION
FUNCTION
CLK+, CLK-
J3, J4
Master ADC Timing Signal. The ADC samples on the rising edge of CLK+.
DREADY+, DREADY-
JUDR+, JUDR-
Data-Ready PECL Output. Output data changes on the rising edge of
DREADY+.
RSTIN+, RSTIN-
J5, J6
Demux Reset Input Signal. Resets the internal demux when asserted.
RSTOUT+, RSTOUT-
JURO+, JURO-
Reset Output—for resetting additional external demux devices.
表6. 電源及びグランドの必要条件及び位置
POWER SUPPLY
EV KIT JUMPER
LOCATION
GROUND
REFERENCE
EV KIT JUMPER
LOCATION
VEE = -5V
J17
GNDI
J16
VCCA = VCCI = +5V
J13, J15
GNDA/GNDI
J14, J16
VCCD = +5V
J11
GNDD
J12
VCCO = +3.0V to +5V
J18
GNDD
J12
リセット出力
単一のデバイスの場合、同期リセットは必要ありません。
これは、(データシートで説明されているように)出力
ポートにおけるサンプルの順番がDREADY(DREADY+、
DREADY-)クロックの位相に依らず不変であるためです。
DREADY+(ジャンパJUDR+)及びDREADY-(ジャンパ
JUDR-)は、EV基板の右中央のPECL出力円弧の中央に
あります。
EVキット上で、RSTOUT+(ジャンパJURO+)及びRSTOUT(ジャンパJURO-)リセット出力の2ピンヘッダは、基板
の左下側のリセット入力SMAコネクタの上に位置して
います。
本EVキットは、VCCAとVCCI電源をSP1とSP2で短絡
した状態で試験されています。これらの電源が個別で
あっても、製品の動的性能に測定可能な違いはありません。
このため、マキシム社はこれらの電源をまとめて接続した
状態にしておくことをお勧めします。
注意:EVキット上では、GNDA/GNDIとGNDDの間
に接続がありません。これらのグランドは、基板への
電源のところでまとめて接続して下さい。さもないと
デバイスが損傷する恐れがあります。
アナロググランド(GNDA/GNDI)とディジタルグランド
(GNDD)を一点でまとめて接続することにより、グランド
ループを避け、ディジタル信号や電源ラインから入る
ノイズを低減できます。
電源
本EVキットは、動的性能を最適化するためにアナログと
ディジタルの電源及びグランドが別々になっています。
電源コネクタは基板の一番上に位置しており、表6に示す
電源を必要とします。
EVキットの使用を容易にし、EV基板を駆動するための
必要電源数を少なくするため、VCCAとVCCI、及びGNDA
とGNDIは短絡ストラップSP1及びSP2によってまとめ
て接続されています。これらの電源を別々にするには、
SP1とSP2でトレースを切断して下さい。個別の電源を
使用する場合は、絶対最大電圧差±0.3Vを必ず守って
下さい。パワーアップ/ダウン時にこの絶対最大定格を
破ることがないように、VCCAとVCCIの間に2つ並べた
ショトキーダイオードが必要になります。
8
アプリケーションを分解する時にラッチアップが起こる
のを防ぐために、VEEとGNDIの間に高速ショトキーダイ
オード(D1、1N5819)が付加されています。このダイ
オードは、VEEコネクタがオープンの時に、サブストレート
(V EE に接続)が順方向にバイアスしてラッチアップを
引き起こす可能性を排除します。
基板レイアウト
各EVキットは4層基板設計で、高速信号用に最適化され
ています。基板は低損失GETekコア材でできています。
この材質の比誘電率は3.9(er = 3.9)です。本EV基板に
使用されているGETek材質は、標準的なFR4基板材質
に比べて高周波及び熱特性が改善されています。全て
の高速信号は、50Ωマイクロストリップ伝送ラインで
_______________________________________________________________________________________
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
LAYER
DESCRIPTION
Layer I, top layer
Components, jumpers, connectors, test pads, VCCO, GNDD, GNDI, analog 50Ω
microstrip lines, de-embedding fixtures
Layer II, ground plane
Ground for analog 50Ω microstrips, GNDA, GNDD, GNDI, VCCD
Layer III, power plane
VEE, PECLVTT (VCCO - 2V), GNDD
Layer IV, bottom layer
VCCA, VCCO, GNDI, digital 50Ω microstrip lines, 50Ω termination resistors
配線されています。50Ωマイクロストリップのライン
幅は0.46mm、グランドプレーンの厚さは0.25mm
(標準GETekコア厚)です。図3に、EVキットの層プロ
ファイルの断面を示します。
この基板には、さらにSMAコネクタJ9-10とJ7-8の間
に接続された長さの異なる2つのマイクロストリップ
伝送ラインで形成された脱埋込取り付け具(基板の右端)
が付いています。2つの経路のラインの長さの差は
3.81cmで、これはアナログ入力を接続するマイクロ
ストリップのラインの長さに正確に一致しています。
測定周波数における2つの経路の間のパワーロスの差を
測定することにより、プリント基板の損失に起因する
アナログ入力の減衰を推定することができます。図4に、
アナログ入力を接続するマイクロストリップラインの
実測減衰値対周波数のグラフを示します。
レイアウト上の特別な考慮点
基板のレイアウトは、回路のアナログ部分とディジタル
部分を分離するように特別な工夫が施されています。
アナログ及びクロック入力、そして高速PECLディジタル
出力には、50Ωマイクロストリップ伝送ラインが使用
されています。アナログ及びクロック伝送ラインは基板
の表側に形成されているのに対し、ディジタル伝送ライン
は基板の裏側に位置しています。これにより、高速ディ
ジタル出力のアナログ入力へのカップリングが減少し
ます。アナログ及びクロック入力は、VSWRを改善する
ためにチップ上にレーザトリミングの50Ω終端抵抗を
備えています。
大きなグランド又は電源プレーンが使用されていると
ころでは、アナログプレーンがディジタルプレーンの
どの部分とも重ならないように注意して下さい。これ
により、ディジタルノイズが回路基板を通じた容量性
カップリングによって敏感なアナログ部分に影響する
可能性を排除できます。
殆どのロジックアナライザはシングルエンドですが、
本キットの全ての差動ディジタル出力は出力の両位相
において50Ωの終端抵抗で正しく終端処理されていま
す。差動出力の両側を終端処理することにより、VCCO
及びGNDD電源のAC電流が減少します。これにより、
BOARD LOSS vs. INPUT FREQUENCY
18 MILS
50W
0
1 oz. Cu
-0.05
-0.10
10 MIL GETek CORE
LAYER #2
GETek PREPREG AS NEEDED
LAYER #3
AMPLITUDE (dB)
LAYER #1 (TOP)
-0.15
-0.20
-0.25
-0.30
-0.35
10 MIL GETek CORE
LAYER #4 (BOTTOM)
-0.40
-0.45
18 MILS
50W
-0.50
1
500
1500
2500
ANALOG INPUT FREQUENCY (MHz)
図3. 50Ωマイクロストリップ設計用のEVキットの
層プロファイル
図4. プリント基板損失に起因するアナログ入力の減衰
_______________________________________________________________________________________
9
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
表7. EVキットのプリント基板の各層
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
図5a. BGAプリント基板パッド設計(SMDパッド)
図5b. BGAプリント基板パッド設計(非SMDパッド)
ADC出力のアナログ入力への逆戻りカップリングを
減らし、コンバータの優れたSNR性能を保持すること
ができます。
制御されることを意味します。SMDパッド(図5a)は、
銅のランドエリアよりも小さなハンダマスクの開口部
を持っています。これは、ハンダマスクのアライン
メントとエッチングの品質がパッドの寸法を決定する
ことを意味します。
PECLディジタル出力は、ADC出力とロジックアナライザ
コネクタの間のラインの長さとマッチングするために
円弧状に配列されています。50Ωマイクロストリップ
ラインの長さは、1.3mm以内までマッチングされてい
ますが、これはビット間のレイアウト依存性データス
キューを最小限に抑えるためです。EV基板上の伝播
遅延は、2.54cm当たり約134psです。
ESBGAデバイスのパッド設計
BGAデバイスを搭載したプリント基板の組み立て及び
設計の優れた参考文献として、「Application Notes on
Surface Mount Assembly of Amkor/Anam BGA
Packages(Amkor/Anam BGAパッケージの表面実装
アセンブリのアプリケーションノート)」が挙げられます。
この冊子はAmkor/Anam, 1 9 00 S. Price Road,
Chandler AX, 85248(電話602-821-5000)から入手
できます。
上記のアプリケーションノートに記載されているように、
BGAデバイスを実装するためのプリント基板パッドを
定義する方法は2つあります。即ちハンダマスク定義
(SMD)及び非ハンダマスク定義(非SMD、銅定義)です。
本EVキットの設計は、非ハンダマスク定義のパッドを
採用しています。図5にこれらのパッドタイプのレイ
アウトを示します。
非SMD(図5b)パッドは、ハンダマスク開口部が銅の
ランドエリアよりも大きくなっています。これは、実装
パッドのサイズが銅のエッチングの品質管理によって
10
SMDパッドの場合のように銅の端をハンダマスクの
下にまで拡張する必要がないため、パッドを大きくす
るか、あるいは隣接するパッドの間にラインを配線する
スペースを大きく取ることができます。本EVキットの
BGA実装パッド同士の間には、単一の5 0Ωマイクロ
ストリップトレース(0.46mm幅)を通せるだけの隙間が
あります。銅ランドの直径は0.64mm、ハンダマスク
の開口部は0.076mmです。
チップ温度の測定
ICONST及びIPTATの電流を測定することにより、通常動
作条件におけるADCのチップ温度を求めることができ
ます。これらは公称100µAの電流で、27℃で等しく
なるように設計されています。これらの電流は、ADC
の内部高精度+2.5Vバンドギャップリファレンスから
来ています。これらの電流のテストパッド(J21及びJ22)
はICONST及びIPTATとラベルが付いており、アナログ
入力のすぐ上に位置しています。
チップ温度を測定する最も単純な方法は、データシート
に説明されているように、各電流をGNDIを基準にした
電流計で測定することです。チップ温度(℃単位)は次式
で計算されます。
TDIE = 300
× æç
IPTAT ö
÷ - 273
è ICONST ø
______________________________________________________________________________________
______________________________________________________________________________________
VCCO
GNDI
VCCI
GNDA
VCCA
GNDD
J18
J16
J15
J14
J13
J12
J11
C40
10mF
GNDD
C41
0.01mF
C20
10mF
C13
10mF
C1
10mF
C11
0.01mF
C21
0.01mF
C14
0.01mF
GNDD
C42
47pF
C9
0.01mF
C8
0.01mF
C7
0.01mF
C43
47pF
C22
47pF
C15
47pF
C2
0.01mF
C44
47pF
C23
47pF
C16
47pF
C3
47pF
C45
47pF
C24
47pF
C4
47pF
R54
158W
R53
243W
C25
47pF
SP1
C5
47pF
1
4
SP2
5
C46
10mF
J17
IN 3
ADJ
ON/OFF
2
OUT
U4
LM2991
GND
C6
47pF
VEE
PECLVTT
J19
C47
0.01mF
GNDI
D1
GNDD
R51
243W
C31
10mF
R52
158W
OUT 5
U3
LM2991
4 GND
2
ON/OFF
1
3
ADJ
IN
ON JU3 OFF
1
3
2
GNDI
VCCI
ECLVTT
GNDI
C37
47pF
J20
C32
0.01mF
C48
10mF
C10
0.01mF
C49
0.01mF
C33
47pF
C50
47pF
C34
47pF
C35
47pF
C36
47pF
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
VCCD
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
図6. MAX104/MAX106/MAX108 EVキットの回路図
11
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
VTT
VCCO
C51
0.01mF
VTT
C12
0.01mF
C53
0.01mF
J9
J10
GNDD
VCCO
C58
0.01mF
J8
C18
0.01mF
GNDD
VTT
J7
VCCO
C29
0.01mF
VTT
VCCO
C52
0.01mF
C17
0.01mF
NOTE: THESE JUMPERS FORM
THE DE-EMBEDDING FIXTURE.
JUMPER
GNDD
VTT
GNDD
VCCO
C59
0.01mF
C30
0.01mF
GNDD
VTT
VCCO
C57
0.01mF
C28
0.01mF
EXAMPLE FOR PECL OUTPUT
JUMPER AND TERMINATION.
(EACH OUTPUT ON THE EV KIT
IS TERMINATED LIKE THIS.)
JUOR+
GNDD
VTT
JUOR+
VCCO
C58
0.01mF
C27
0.01mF
GNDD
PECLVTT
GNDD
VTT
R28
49.9W
VCCO
C55
0.01mF
C26
0.01mF
GNDD
VTT
VCCO
C54
0.01mF
C19
0.01mF
GNDD
JUOR+
JUORJUP7+
JUP7JUP6+
JUP6JUP5+
JUP5JUP4+
JUP4JUP3+
JUP3JUP2+
JUP2JUP1+
JUP1JUP0+
JUP0JUA7+
JUA7JUA6+
JUA6JUA5+
JUA5JUA4+
JUA4JUA3+
JUA3JUA2+
JUA2JUA1+
JUA1JUA0+
JUA0JUDRJUDR+
JUROJURO+
TERMINATION
RESISTOR TO VTT
R28
R29
R30
R38
R37
R36
R35
R34
R33
R32
R31
R27
R26
R25
R24
R23
R22
R21
R20
R19
R18
R17
R16
R15
R14
R13
R12
R11
R10
R9
R8
R7
R6
R5
R44
R45
R46
R47
図6. MAX104/MAX106/MAX108 EVキットの回路図(続き)
12
______________________________________________________________________________________
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
ON
3
VCCD
OFF
1
2
JU7
GNDD
4
GNDD
3
VCCD
1
2
2
JU5
GNDD
GNDI
REFOUT
1
R2
10k
3
P2
T.P.
F1
VOSADJ
2
JU4
J21
ICONST
IPTAT
GNDI
E1
E2
L1
J1
T1
P1
R1
V10
U10
J22
J1
J2
VCLKCOM
J3
GNDI
J4
GNDI
JU2
A9
B5
B10
R19
D18
A12
GNDI
GNDI
GNDI
VTT
J5
R3*
49.9W
DIVSEL
DEMUXEN
OR+
ORP7+
P7P6+
P6P5+
P5P4+
P4P3+
P3P2+
P2P1+
P1P0+
P0A7+
A7A6+
A6A5+
A5A4+
A4A3+
A3A2+
A2A1+
A1A0+
A0-
ICONST
IPTAT
VIN+
VINCLK+
CLKCLKCOM
RSTIN+
RSTINVCCA
VCCI
VCCD
AUXEN1
AUXEN2
VCCO
U1
MAX104
MAX106
MAX108
J6
GNDI
R4*
49.9W
GNDI
2
ON
1
VEE
OFF
2 3
RSTOUT+
RSTOUTDREADY+
DREADY-
JUOR+
JUORJUP7+
JUP7JUP6+
JUP6JUP5+
JUP5JUP4+
JUP4JUP3+
JUP3JUP2+
JUP2JUP1+
JUP1JUP0+
JUP0JUA7+
JUA7JUA6+
JUA6JUA5+
JUA5JUA4+
JUA4JUA3+
JUA3JUA2+
JUA2JUA1+
JUA1JUA0+
JUA0-
V11
U11
K18
K17
GNDR
SP2
OFF
3
JU9
JU5 GNDI
JUDRJUDR+
JUROJURO+
GNDI
JU8
GNDD
GNDD
VCCO
B6
B3
U2
F3
E3
A8
A1
B11
C7
VCCD
ON
1
C6
SP1
VCCI
GNDD
GNDD
REFOUT
REFIN
VCCA
VEE
VEE
VEE
VEE
GNDA
VTT
D17
E18
V12
U12
V14
U14
V16
U16
N18
N17
L18
L17
H18
H17
F18
F17
B14
C14
B12
C12
V13
U13
V15
U15
P18
P17
M18
M17
J18
J17
G18
G17
B15
C15
B13
C13
GNDA
GNDD
REFOUT
*NOT INSTALLED
図6. MAX104/MAX106/MAX108 EVキットの回路図(続き)
______________________________________________________________________________________
13
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
1.0"
図7. MAX104/MAX106/MAX108 EVキットの部品配置図(第I層)
14
______________________________________________________________________________________
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
1.0"
図8. MAX104/MAX106/MAX108 EVキットの部品配置図(第IV層)
______________________________________________________________________________________
15
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
1.0"
図9. MAX104/MAX106/MAX108 EVキットのプリント基板レイアウト(部品面側:第I層)
16
______________________________________________________________________________________
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
1.0"
図10. MAX104/MAX106/MAX108 EVキットのプリント基板レイアウト(GNDプレーン:第II層)
______________________________________________________________________________________
17
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
1.0"
図11. MAX104/MAX106/MAX108 EVキットのプリント基板レイアウト(電源プレーン:第III層)
18
______________________________________________________________________________________
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
Evaluate: MAX104/MAX106/MAX108
1.0"
図12. MAX104/MAX106/MAX108 EVキットのプリント基板レイアウト(ハンダ面側:第IV層)
______________________________________________________________________________________
19
Evaluates: MAX104/MAX106/MAX108
MAX104/MAX106/MAX108 評価キット
NOTES
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