2013年度(2014年3月期) 有価証券報告書発行(2107KB

2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
事業年度
自
平成25年4月1日
(第176期)
至
平成26年3月31日
日 本 電 気 株 式 会 社
東京都港区芝五丁目7番1号
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
第176期(自 平成25年4月1日
至 平成26年3月31日)
有 価 証 券 報 告 書
1
本書は、金融商品取引法第24条第1項に基づく有価証券報告書として、
同法第27条の30の2に規定する開示用電子情報処理組織(EDINET)を使用し
て平成26年6月23日に提出したデータに、目次および頁を付して出力・印
刷したものであります。
2
本書には、上記の方法により提出した有価証券報告書の添付書類は含ま
れておりませんが、監査報告書および内部統制報告書を有価証券報告書の
後に綴じ込んでおります。
日 本 電 気 株 式 会 社
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目
次
頁
第176期 有価証券報告書
【表紙】……………………………………………………………………………………………………
第一部【企業情報】……………………………………………………………………………………
第1【企業の概況】…………………………………………………………………………………
1【主要な経営指標等の推移】………………………………………………………………
2【沿革】………………………………………………………………………………………
3【事業の内容】………………………………………………………………………………
4【関係会社の状況】…………………………………………………………………………
5【従業員の状況】……………………………………………………………………………
第2【事業の状況】…………………………………………………………………………………
1【業績等の概要】……………………………………………………………………………
2【生産、受注及び販売の状況】……………………………………………………………
3【対処すべき課題】…………………………………………………………………………
4【事業等のリスク】…………………………………………………………………………
5【経営上の重要な契約等】…………………………………………………………………
6【研究開発活動】……………………………………………………………………………
7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】………………………
第3【設備の状況】…………………………………………………………………………………
1【設備投資等の概要】………………………………………………………………………
2【主要な設備の状況】………………………………………………………………………
3【設備の新設、除却等の計画】……………………………………………………………
第4【提出会社の状況】……………………………………………………………………………
1【株式等の状況】……………………………………………………………………………
2【自己株式の取得等の状況】………………………………………………………………
3【配当政策】…………………………………………………………………………………
4【株価の推移】………………………………………………………………………………
5【役員の状況】………………………………………………………………………………
6【コーポレート・ガバナンスの状況等】…………………………………………………
第5【経理の状況】…………………………………………………………………………………
1【連結財務諸表等】…………………………………………………………………………
2【財務諸表等】………………………………………………………………………………
第6【提出会社の株式事務の概要】………………………………………………………………
第7【提出会社の参考情報】………………………………………………………………………
1【提出会社の親会社等の情報】……………………………………………………………
2【その他の参考情報】………………………………………………………………………
第二部【提出会社の保証会社等の情報】……………………………………………………………
1
2
3
3
5
6
10
19
20
20
23
23
26
38
39
43
50
50
51
53
54
54
58
59
59
60
65
82
83
142
163
164
164
164
165
監査報告書
平成26年3月連結会計年度
平成26年3月事業年度
内部統制報告書
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【表紙】
【提出書類】
有価証券報告書
【根拠条文】
金融商品取引法第24条第1項
【提出先】
関東財務局長
【提出日】
平成26年6月23日
【事業年度】
第176期(自
【会社名】
日本電気株式会社
【英訳名】
NEC Corporation
【代表者の役職氏名】
代表取締役執行役員社長 遠 藤 信 博
【本店の所在の場所】
東京都港区芝五丁目7番1号
【電話番号】
(03)3454-1111(大代表)
【事務連絡者氏名】
法務部シニアマネージャー 田 中 斉
【最寄りの連絡場所】
東京都港区芝五丁目7番1号
【電話番号】
(03)3454-1111(大代表)
【事務連絡者氏名】
法務部シニアマネージャー 田 中 斉
【縦覧に供する場所】
株式会社東京証券取引所
平成25年4月1日
至
平成26年3月31日)
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部【企業情報】
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第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1)連結経営指標等
回次
第172期
第173期
第174期
第175期
第176期
決算年月
平成22年3月
平成23年3月
平成24年3月
平成25年3月
平成26年3月
売上高
(百万円)
3,583,148
3,115,424
3,036,836
3,071,609
3,043,114
経常損益
(百万円)
49,429
41
42,050
92,024
69,152
当期純損益
(百万円)
11,428
△12,518
△110,267
30,434
33,742
包括利益
(百万円)
-
△14,326
△94,694
62,418
62,889
純資産額
(百万円)
931,912
875,441
777,614
836,147
767,663
総資産額
(百万円)
2,937,644
2,628,931
2,557,570
2,580,966
2,505,329
(円)
304.36
291.35
252.83
273.51
267.86
(円)
5.04
△4.82
△42.44
11.71
12.99
(円)
4.91
-
-
-
-
自己資本比率
(%)
26.9
28.8
25.7
27.5
27.8
自己資本利益率
(%)
1.6
-
-
4.5
4.8
株価収益率
(倍)
55.8
-
-
20.92
24.40
(百万円)
134,816
33,660
83,857
143,748
94,124
(百万円)
△41,241
△146,244
△49,706
△101,742
△38,893
(百万円)
△80,408
73,075
14,692
△98,807
△49,983
(百万円)
330,548
203,879
251,843
197,132
206,637
(人)
142,358
115,840
109,102
102,375
100,914
1株当たり純資産額
1株当たり
当期純損益金額
潜在株式調整後1株
当たり当期純利益金額
営業活動による
キャッシュ・フロー
投資活動による
キャッシュ・フロー
財務活動による
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物
の期末残高
従業員数
(注)1
2
3
消費税および地方消費税(以下「消費税等」という。)の処理は税抜方式によっています。
「1株当たり当期純損益金額」は、期中平均株式数に基づいて計算しています。なお、「1株当たり当期純利
益に関する会計基準」(企業会計基準第2号)および「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準適用指針第4号)を適用しています。
第173期および第174期の「潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額」は、潜在株式は存在するものの、1株
当たり当期純損失であるため、記載していません。第175期および第176期の「潜在株式調整後1株当たり当
期純利益金額」は、潜在株式が存在しないため記載していません。
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(2)提出会社の経営指標等
回次
第172期
第173期
第174期
第175期
第176期
決算年月
平成22年3月
平成23年3月
平成24年3月
平成25年3月
平成26年3月
売上高
(百万円)
1,919,301
1,701,596
1,749,188
1,855,320
1,902,365
経常損益
(百万円)
39,868
△7,774
13,058
79,625
46,671
当期純損益
(百万円)
39,205
11,425
△84,659
26,525
67,622
資本金
(百万円)
397,199
397,199
397,199
397,199
397,199
2,604,733
2,604,733
2,604,733
2,604,733
2,604,733
発行済株式総数
(千株)
純資産額
(百万円)
593,580
589,028
516,211
545,433
617,941
総資産額
(百万円)
1,930,133
2,004,970
1,998,852
2,081,787
2,143,668
228.34
226.60
198.59
209.85
237.76
4.00
0.00
0.00
4.00
4.00
(0.00)
(0.00)
(0.00)
(0.00)
(0.00)
(円)
17.48
4.40
△32.57
10.20
26.02
(円)
16.79
-
-
-
-
自己資本比率
(%)
30.8
29.4
25.8
26.2
28.8
自己資本利益率
(%)
7.7
1.9
-
5.0
11.6
株価収益率
(倍)
16.08
41.14
-
24.02
12.18
配当性向
(%)
22.9
-
-
39.2
15.4
従業員数
(人)
24,871
23,935
23,968
23,361
24,237
1株当たり純資産額
1株当たり配当額
(うち1株当たり
中間配当額)
1株当たり
当期純損益金額
潜在株式調整後1株
当たり当期純利益金額
(注)1
2
(円)
(円)
消費税等の処理は税抜方式によっています。
第173期の「潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額」は、希薄化効果を有している潜在株式が存在しない
ため記載していません。第174期の「潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額」は、潜在株式は存在するも
のの、当期純損失であるため記載していません。第175期および第176期の「潜在株式調整後1株当たり当期
純利益金額」は、潜在株式が存在しないため記載していません。
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2【沿革】
年月
明治32年7月
事項
米国ウェスタン・エレクトリック・カンパニー(略称W.E.社)が発起人の一員となり、日本電気株
式会社設立
大正7年 4月
W.E.社は、海外投資部門を分離してインターナショナル・ウェスタン・エレクトリック社(略称
I.W.E.社)とし、I.W.E.社が当社株式を承継
14年 9月
I.W.E.社は、インターナショナル・テレホン・アンド・テレグラフ社に買収され、インターナシ
ョナル・スタンダード・エレクトリック・コーポレーション(略称I.S.E.社)と改称
昭和7年 6月
I.S.E.社は、当社の経営を住友本社に委託
11年 6月
玉川工場新設
16年12月
I.S.E.社所有の当社株式が敵国資産として処分されたため、同社との資本提携解消
18年 2月
社名を「住友通信工業株式会社」に変更
20年11月
再び社名を「日本電気株式会社」に変更
24年 5月
東京証券取引所に上場
26年11月
I.S.E.社と資本提携復活
36年 4月
事業部制採用(通信機、電波機器、電子機器、電子部品、商品および海外の6事業部)
37年11月
相模原工場新設
38年 1月
通信機器等の販売を行う米国ニッポン・エレクトリック・ニューヨーク社(現NECコーポレーシ
ョン・オブ・アメリカ社)設立
39年 9月
府中事業所新設
40年 5月
新事業部制の採用(中央研究所、15事業部、3開発本部、2営業部)
50年 9月
中央研究所完成
57年10月
我孫子事業場新設
平成5年 7月
12年 4月
事業本部制の採用(22事業本部)
社内カンパニー(NECソリューションズ、NECネットワークス、NECエレクトロンデバイ
ス)制および執行役員制の導入
14年11月
汎用DRAMを除く半導体事業を分社し、NECエレクトロニクス㈱を設立
15年 4月
社内カンパニー制から事業ライン制(9事業ライン)に移行
16年 4月
事業ライン制からビジネスユニット制(11ビジネスユニット)に移行
17年 6月
株式交換により、NECソフト㈱およびNECシステムテクノロジー㈱を完全子会社化
18年 5月
株式交換により、NECインフロンティア㈱を完全子会社化
22年 4月
NECエレクトロニクス㈱は、㈱ルネサステクノロジと合併し、ルネサスエレクトロニクス㈱
(※)に商号変更
(※)ルネサスエレクトロニクス㈱は、平成25年9月に当社の関係会社でなくなりました。
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3【事業の内容】
当社および連結子会社を中心とする関係会社で構成されるNECグループの主たる事業は、パブリ
ック事業、エンタープライズ事業、テレコムキャリア事業およびシステムプラットフォーム事業の4
つの事業です。各関係会社は、設計、開発、製造および販売、サービスの提供などそれぞれの役割に
応じ、各事業の一部を分担しています。
なお、当社は当連結会計年度よりセグメントを変更しています。
それぞれの事業の主な内容は次のとおりです。
(パブリック事業)
当事業においては、主に官公、公共、医療、金融およびメディア向けに、システム・インテグレ
ーション(システム構築、コンサルティング)、サポート(保守)、アウトソーシング、クラウド
サービスおよびシステム機器などの提供を行っています。
(エンタープライズ事業)
当事業においては、主に製造業および流通・サービス業向けに、システム・インテグレーション
(システム構築、コンサルティング)、サポート(保守)、アウトソーシングおよびクラウドサー
ビスなどの提供を行っています。
(テレコムキャリア事業)
当事業においては、主に通信事業者向けに、ネットワークインフラ(基幹ネットワークシステ
ム、アクセスネットワークシステム)およびサービス&マネジメント(通信運用管理ソリューショ
ン(TOMS)(ネットワーク運用支援システム(OSS)、事業支援システム(BSS))、ネットワーク
制御基盤、サービス提供基盤)などの提供を行っています。
(システムプラットフォーム事業)
当事業においては、ハードウェア(サーバ、メインフレーム、スーパーコンピュータ、ストレー
ジ、企業向けパソコン、タブレット端末、POS、ATM、制御機器、無線LANルータ、ディスプレイ、
プロジェクタ)、ソフトウェア(統合運用管理、アプリケーションサーバ、セキュリティ、データ
ベース)、企業ネットワーク(IPテレフォニーシステム、WAN・無線アクセス装置、LAN製品)およ
びサービス(データセンター基盤、サポート(保守))などの提供を行っています。
なお、上記のほかに、スマートエネルギー(電極・蓄電システム、ユーティリティ向けソリュー
ションなど)、携帯電話機およびインターネット・サービス「BIGLOBE」などの事業を「その他」
として表示しています。
- 6 -
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NECグループの連結子会社(258社)をセグメントごとに記載すると概ね次のとおりです。
平成26年3月31日現在
セグメント
子会社
NECエンジニアリング㈱
埼玉日本電気㈱
※
NECネットワーク・センサ㈱
NECソフト㈱
NEC東芝スペースシステム㈱
パブリック事業
NECソフト沖縄㈱
日本電気航空宇宙システム㈱
㈱ネットコムセック
NECシステムテクノロジー㈱
㈱N&J金融ソリューションズ
九州日本電気ソフトウェア㈱
昭和オプトロニクス㈱
中部日本電気ソフトウェア㈱
日本アビオニクス㈱
山梨アビオニクス㈱
エンタープライズ事業
北海道日本電気ソフトウェア㈱
等
NECソフトウェア東北㈱
アビームコンサルティング㈱
北陸日本電気ソフトウェア㈱
アビームシステムズ㈱
等
NECネットワークプロダクツ㈱
※
日本電気通信システム㈱
NECコーポレーション・オブ・アメリカ社[米国]
㈱オーシーシー
NECヨーロッパ社[英国]
山梨日本電気㈱
NEC(ユーケー)社[英国]
NECネッツエスアイ㈱
NECネヴァ・コミュニケーションズ・
NECマグナスコミュニケーションズ㈱
テレコムキャリア事業
ネッツエスアイ東洋㈱
システムズ社[ロシア]
キューアンドエー㈱
NECネーデルランド社[オランダ]
ディー・キュービック㈱
NECテレコミュニケーション・アンド・
㈱ニチワ
インフォメーション・テクノロジー社[トルコ]
NECネッツエスアイ・エンジニアリング㈱
NECドイチュラント社[ドイツ]
NESIC(タイランド)社[タイ]
ネットクラッカー・テクノロジー社[米国]
NECフランス社[フランス]
ネットクラッカー・テクノロジー・ソリューションズ社
NECイースタン・ヨーロッパ社[ハンガリー]
[米国]
NECイタリア社[イタリア]
ネットクラッカー・テクノロジー EMEA社[英国]
NECスカンジナビア社[スウェーデン]
日電通信有限公司[中国]
NECニュージーランド社[ニュージーランド]
等
NECサウジアラビア社[サウジアラビア]
NECアジア・パシフィック社[シンガポール]
NECディスプレイソリューションズ㈱
NECインドネシア社[インドネシア]
NECディスプレイソリューションズ・ヨーロッパ社
NECコーポレーション(タイランド)社[タイ]
[ドイツ]
NECディスプレイソリューションズ・アメリカ社
[米国]
NECインディア社[インド]
NECコーポレーション・オブ・マレーシア社
恩益禧視像設備貿易(深圳)有限公司[中国]
[マレーシア]
NECインフロンティア㈱
NECオーストラリア社[豪州]
NECインフロンティア東北㈱
日電(中国)有限公司[中国]
NECインフロンティア・タイ社[タイ]
システムプラットフォーム
NECアクセステクニカ㈱
事業
静岡日電ビジネス㈱
日電信息系統(中国)有限公司[中国]
恩益禧数碼応用産品貿易(上海)有限公司[中国]
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司[中国]
NEC香港社[中国]
NECコンピュータテクノ㈱
NEC台湾社[台湾]
NECエンベデッドプロダクツ㈱
NECラテン・アメリカ社[ブラジル]
NECエンベデッドテクノロジー㈱
NECアルヘンチーナ社[アルゼンチン]
NECフィールディング㈱
NEC・デ・メヒコ社[メキシコ]
エヌデック㈱
NECフィールディングシステムテクノロジー㈱
NEC・デ・コロンビア社[コロンビア]
NECプラットフォーム・テクノロジーズ香港社[中国] 日電卓越軟件科技(北京)有限公司[中国]
- 7 -
等
等
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セグメント
子会社
NECファシリティーズ㈱
NECネクサソリューションズ㈱
NECカシオモバイルコミュニケーションズ㈱
日通NECロジスティクス㈱
ニッポン・エクスプレスNECロジスティクス香港社[中国]
㈱NEC情報システムズ
NECエナジーデバイス㈱
NECパーチェシングサービス㈱
NECライティング㈱
㈱NECライベックス
NECデザイン&プロモーション㈱
㈱シミズシンテック
その他
NECチャイナ・ソフトジャパン㈱
長野日本電気㈱
㈱サンネット
NECラーニング㈱
㈱高砂製作所
㈱ワイイーシーソリューションズ
㈱KIS
NECプロサポート㈱
NEC IT サービシズ・オーストラリア社[豪州]
NEC IT ソリューションズ・オーストラリア社[豪州]
NECラボラトリーズ・アメリカ社[米国]
等
(注)1:金融商品取引所に株式を公開している子会社
東証1部…NECネッツエスアイ㈱、NECフィールディング㈱
東証2部…日本アビオニクス㈱
2:※はパブリック事業、エンタープライズ事業、テレコムキャリア事業およびシステムプラットフォーム事業のうち、複数のセグメン
トに属する会社です。
- 8 -
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
なお、NECグループの事業運営における当社および関係会社の事業系統図を示すと概ね次のとお
りです。
平成26年3月31日現在
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4【関係会社の状況】
(1) 連結子会社
名称
住所
NECエンジニアリング
神奈川県川崎市
㈱
中原区
埼玉日本電気㈱
NECネットワーク・セ
ンサ㈱
NEC東芝スペースシス
テム㈱
日本電気航空宇宙システ
ム㈱
埼玉県児玉郡神
川町
資本金
(百万円)
370
200
主要な事業の内容
通信機器、コンピュ
ータ等の開発
通信機器およびその
部品の製造販売
議決権の
所有割合
(%)
100
200 機器の製造販売およ
100
3,530 用システム等の開発
60.0
100 ステムの開発、保守
100
および販売
100 および電子管の製造
ンズ
ュータに関するソフ
トウェアの開発およ
東京都世田谷区
50
光学機器およびその
部品の製造販売
100
東京都品川区
5,895 電子機器等の製造販
山梨県南アルプ
ス市
450
グ㈱
東京都千代田区
6,200
ェアの開発
当社から建物を一部賃借
部部品の供給および保守
当社から工場用建物を一部賃借
ェアの開発
貸付金…無、役員の兼任等…有
当社が使用する一部部品の供給
93.5
当社から工場用土地を一部賃借
貸付金…無、役員の兼任等…有
当社が販売する一部製品および使用する一
50.2
部部品の供給
*1
貸付金…無、役員の兼任等…有
プリント配線板の製
(100) 当社関係会社が販売する一部部品の供給
100
造
ビジネスコンサルテ
アビームコンサルティン
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
51.0
売
山梨アビオニクス㈱
当社から工場用建物を一部賃借
貸付金…有、役員の兼任等…有
情報処理システム、
日本アビオニクス㈱
部部品の供給
当社が販売する一部製品および使用する一
びコンサルティング
昭和オプトロニクス㈱
貸付金…無、役員の兼任等…有
金融機関向けコンピ
100
当社から工場用建物を一部賃借
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
通信機器に関するシ
東京都品川区
部部品の供給ならびに保守
貸付金…無、役員の兼任等…有
販売および保守
㈱N&J金融ソリューショ
当社が販売する一部製品および使用する一
および製造販売
東京都府中市
用する一部部品の開発および供給
貸付金…無、役員の兼任等…有
通信機器、電子機器
㈱ネットコムセック
*4
当社が販売する一部製品および使用する一
人工衛星、宇宙開発
東京都府中市
貸付金…無、役員の兼任等…有
貸付金…有、役員の兼任等…有
び保守
東京都府中市
当社が販売する一部製品の開発設計
摘要
当社関係会社が販売する一部製品および使
100
通信機器および電子
東京都府中市
関係内容
ィングおよびパッケ
ージソリューション
貸付金…無、役員の兼任等…無
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
99.9
ェアの開発
貸付金…無、役員の兼任等…有
サービスの提供
業務系および技術系
アビームシステムズ㈱
愛知県名古屋市
瑞穂区
システムの企画、コ
88 ンサルティング、設
計支援、開発、運用
(51.0)
51.0
貸付金…無、役員の兼任等…無
および保守
当社が販売する一部製品および使用する一
NECネットワークプロ
ダクツ㈱
福島県福島市
400
通信機器等の開発、
製造販売および保守
100
部部品の供給
当社から建物を一部賃借
貸付金…無、役員の兼任等…有
通信機器に関するソ
日本電気通信システム㈱
東京都港区
1,000 フトウェアの開発お
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
100
よび通信機器の設計
㈱オーシーシー
西区
2,256
信用陸上ケーブル、
CATV用ケーブル等の
当社が販売する一部製品および使用する一
75.6
山梨県大月市
400
通信機器および部品
の製造販売
- 10 -
部部品の供給
貸付金…無、役員の兼任等…有
製造販売
山梨日本電気㈱
貸付金…無、役員の兼任等…有
海底光ケーブル、通
神奈川県横浜市
ェアの開発および一部製品の設計
当社が販売する一部製品および使用する一
100
部部品の供給
貸付金…有、役員の兼任等…有
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
名称
住所
資本金
(百万円)
主要な事業の内容
議決権の
所有割合
(%)
情報通信システムの
NECネッツエスアイ㈱
東京都文京区
13,122
設計、構築および保
(12.9)
守ならびに関連機器
51.4
の販売
NECマグナスコミュニ
ケーションズ㈱
東京都港区
190
通信機器および電子
機器の製造販売
(100)
100
関係内容
摘要
当社が販売する一部製品に関する工事およ *1
び当社が製造する一部製品の販売
*5
貸付金…無、役員の兼任等…有
*14
当社が販売する一部製品および使用する一
部部品の供給
貸付金…無、役員の兼任等…無
当社および当社関係会社が販売する一部製
ネッツエスアイ東洋㈱
神奈川県川崎市
高津区
400
通信機器、電子応用
機器の製造販売
(100) 品および使用する一部部品の供給ならびに
100
関連工事
貸付金…無、役員の兼任等…無
ICTデジタル製品の
キューアンドエー㈱
東京都渋谷区
897 テクニカルサポート
サービスの提供
(56.3)
56.3
コンタクトセンター
ディー・キュービック㈱
東京都渋谷区
75
におけるオペレーシ
(95.4)
ョンサービスおよび
95.4
人材派遣
㈱ニチワ
NECネッツエスアイ・
エンジニアリング㈱
兵庫県神戸市中
央区
50
情報機器の設計、工
(100)
事、販売および保守
100
ネットワークシステ
東京都文京区
50 ムの構築、運用、保
守等
(100)
100
モニタおよびプロジ
NECディスプレイソリ
ューションズ㈱
ェクタの開発および
東京都港区
3,000 製造販売ならびに映
像表示ソリューショ
当社関係会社が販売する一部製品の販売お
よび保守
*6
貸付金…無、役員の兼任等…無
当社関係会社が販売する一部製品の販売お
よび保守
*7
貸付金…無、役員の兼任等…無
当社関係会社が販売する一部製品の販売お
よび保守
貸付金…無、役員の兼任等…無
当社関係会社が販売する一部製品に関する
ソフトウェアの開発
貸付金…無、役員の兼任等…無
当社および当社関係会社が販売する一部製
(0.0) 品の供給
100
当社から工場用建物を賃借
貸付金…無、役員の兼任等…有
ンの提供
通信システム事業、
NECインフロンティア
神奈川県川崎市
㈱
高津区
POS等電子機器およ
10,332 び各種情報端末の開
100
発、製造販売および
当社が販売する一部製品の供給
貸付金…無、役員の兼任等…有
保守
NECインフロンティア
東北㈱
NECアクセステクニカ
㈱
通信機器、情報機器
宮城県白石市
400 および電子部品の製
造販売
(100) 当社関係会社が販売する一部製品の供給
100
コンピュータ周辺機
静岡県掛川市
4,000 器、通信機器等の製
貸付金…無、役員の兼任等…無
当社が販売する一部製品および使用する一
100
部部品の供給
貸付金…有、役員の兼任等…有
造販売
コンピュータおよび
通信を利用した各種
静岡日電ビジネス㈱
静岡県掛川市
20
ソリューションの提
(100)
供ならびにコンピュ
100
ータシステムの構築
当社および当社関係会社が提供する一部製
品および一部サービスの提供
貸付金…無、役員の兼任等…無
および運用管理
NECコンピュータテク
ノ㈱
山梨県甲府市
1,200
コンピュータ等の製
造販売
当社が販売する一部製品および使用する一
100
ダクツ㈱
東京都港区
400
タおよび組込み機器
の開発および製造販
当社が販売する一部製品および使用する一
100
通信機器ならびに電
ノロジー㈱
山形県南陽市
20
子機器および部品の
(100)
制作、加工および販
100
売
- 11 -
部部品の供給
貸付金…無、役員の兼任等…有
売
NECエンベデッドテク
貸付金…有、役員の兼任等…有
ストレージ、プリン
NECエンベデッドプロ
部部品の供給および開発設計
当社関係会社が販売する一部製品および使
用する一部部品の開発および供給
貸付金…無、役員の兼任等…無
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
名称
住所
資本金
(百万円)
主要な事業の内容
議決権の
所有割合
(%)
関係内容
摘要
コンピュータ等の保
NECフィールディング
㈱
東京都港区
9,670
守、施設工事および
現地調整ならびに用
(29.9) 当社が販売する一部製品の保守および販売 *1
97.2
貸付金…無、役員の兼任等…有
*14
品の販売
ITシステムおよび電
エヌデック㈱
東京都荒川区
90
源設備の設計、構
築、工事、運用、保
(100)
100
守等
NECフィールディング
システムテクノロジー㈱
ITシステムの利用に
東京都港区
90 関する運用サポート
サービスの提供
㈱
100
240 理、不動産の販売な
貸付金…無、役員の兼任等…無
貸付金…無、役員の兼任等…無
当社施設の設計、施工管理および施設管理
管理および施設管
東京都港区
品の保守および販売
(100) 当社関係会社の運用サポート業務の支援
建物等の設計、施工
NECファシリティーズ
当社および当社関係会社が販売する一部製
100
らびに保険商品等の
ならびに当社および当社従業員に対する保
険商品等の仲介
貸付金…無、役員の兼任等…有
仲介
システム・インテグ
レーションおよびア
NECネクサソリューシ
ョンズ㈱
東京都港区
815
ウトソーシングの提
供、ソフトウェアの
100
当社製品の販売
貸付金…有、役員の兼任等…有
開発およびコンピュ
ータ等の販売
NECカシオモバイルコ
神奈川県川崎市
ミュニケーションズ㈱
中原区
400
携帯電話機の開発、
製造販売および保守
99.9
当社が販売する一部製品の供給
貸付金…有、役員の兼任等…有
*3
物品の管理、保管、
日通NECロジスティク
神奈川県川崎市
ス㈱
中原区
当社が販売する一部製品および使用する一
受入、運輸および輸
380 出入業務の事務代
51.0
行、通関業務の提供
部部品の保管、輸送等
*8
貸付金…有、役員の兼任等…有
等
コンピュータに関す
㈱NEC情報システムズ
神奈川県川崎市
中原区
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
るソフトウェアの開
200 発および販売ならび
100
にITソリューション
大容量リチウムイオ
神奈川県相模原
㈱
市中央区
400
ン電池および電極の
開発、製造販売、保
開発ならびにITソリューションの提供
貸付金…無、役員の兼任等…有
の提供
NECエナジーデバイス
ェアの開発および使用するソフトウェアの
当社関係会社が使用する一部部品の供給
100
当社から建物を賃借
貸付金…有、役員の兼任等…有
守等
資材等の調達および
保管代行サービスの
NECパーチェシングサ
ービス㈱
東京都大田区
110
提供ならびに機械装
置、治工具および計
当社および当社関係会社の資材調達業務の
100
支援
*9
貸付金…無、役員の兼任等…有
量器の販売、管理お
よび校正
当社および当社関係会社が販売する一部製
各種光源、管球およ
NECライティング㈱
東京都港区
1,000
び照明器具の設計、
開発ならびに製造販
100
売
㈱NECライベックス
東京都港区
100
品の供給
当社から工場用土地および建物を賃借
*3
貸付金…有、役員の兼任等…有
福利厚生施設の運営
等
当社および当社関係会社が提供する福利厚
100
生サービスの支援
貸付金…無、役員の兼任等…有
各種コンテンツ、ド
NECデザイン&プロモ
ーション㈱
キュメントおよび広
東京都大田区
235 告宣伝の企画制作、
デザイン、印刷なら
びに複写業務
- 12 -
100
当社が使用する印刷物および複写物の供給
貸付金…無、役員の兼任等…有
*9
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
名称
住所
資本金
(百万円)
主要な事業の内容
議決権の
所有割合
(%)
関係内容
摘要
電子部品の販売、通
信・制御システムの
㈱シミズシンテック
石川県金沢市
90 設計、構築および保
守ならびにITソリュ
(83.3) 当社関係会社が製造する一部製品の販売
100
貸付金…無、役員の兼任等…有
*14
ーションの提供
NECチャイナ・ソフト
ジャパン㈱
ソフトウェア開発に
東京都港区
30 関する企画および設
計
(100)
100
映像表示機器、カー
長野県伊那市
200 品、産業用電子部品
100
等の製造販売および
広島県広島市中
区
コンピュータシステ
60 ムの構築および運用
51.0
管理
各種研修・教育サー
NECラーニング㈱
東京都港区
30 ビスの企画および提
高津区
120
機器、スタジオ機器
神奈川県横浜市
ションズ
中区
㈱KIS
NECプロサポート㈱
熊本県熊本市南
区
神奈川県川崎市
中原区
等の開発および製造
東京都江東区
コンピュータシステ
50 ムの構築および運用
管理
70.0
コンピュータシステ
60 ムの構築および運用
90.0
管理
人事・総務関係サー
50 ビス、人材派遣およ
8,669 るソフトウェアの開
大阪府大阪市中
ジー㈱
央区
九州日本電気ソフトウェ
福岡県福岡市早
ア㈱
良区
中部日本電気ソフトウェ
ア㈱
北海道札幌市北
ェア㈱
区
NECソフトウェア東北
宮城県仙台市青
㈱
葉区
北陸日本電気ソフトウェ
50 るソフトウェアの開
ア㈱
(100)
100
コンピュータに関す
6,796 るソフトウェアの開
*11
貸付金…無、役員の兼任等…有
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…有
務関係サービスの提供および人材派遣
*9
ェアの開発
*12
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
ェアの開発
貸付金…無、役員の兼任等…無
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
100
発
ェアの開発
*12
貸付金…無、役員の兼任等…有
コンピュータに関す
100 るソフトウェアの開
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
100
発
ェアの開発
*12
貸付金…無、役員の兼任等…有
100 るソフトウェアの開
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
100
ェアの開発
*12
貸付金…無、役員の兼任等…有
コンピュータに関す
100 るソフトウェアの開
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
100
発
ェアの開発
*12
貸付金…無、役員の兼任等…有
コンピュータに関す
200 るソフトウェアの開
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
100
発
ェアの開発
*12
貸付金…無、役員の兼任等…有
コンピュータに関す
石川県白山市
部部品の供給
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
100
発
北海道日本電気ソフトウ
*9
貸付金…無、役員の兼任等…有
コンピュータに関す
愛知県日進市
育サービスの提供
貸付金…無、役員の兼任等…有
発
NECシステムテクノロ
*10
当社および当社関係会社に対する人事・総
100
び旅行業
コンピュータに関す
沖縄県那覇市
貸付金…無、役員の兼任等…有
(30.0) 当社製品の販売
発
NECソフト沖縄㈱
当社製品の販売
貸付金…有、役員の兼任等…有
コンピュータに関す
NECソフト㈱
当社が販売する一部製品および使用する一
47.4
販売
㈱ワイイーシーソリュー
当社から工場用土地および建物を賃借
貸付金…有、役員の兼任等…有
電源機器、情報通信
㈱高砂製作所
品の供給
当社および当社関係会社に対する研修・教
100
供
神奈川県川崎市
貸付金…無、役員の兼任等…有
貸付金…有、役員の兼任等…有
保守
㈱サンネット
ェアの開発に関する企画および設計
当社および当社関係会社が販売する一部製
エレクトロニクス製
長野日本電気㈱
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
100 るソフトウェアの開
発
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
100
ェアの開発
貸付金…無、役員の兼任等…有
- 13 -
*12
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
名称
住所
資本金
(百万円)
主要な事業の内容
議決権の
所有割合
(%)
関係内容
摘要
北米における地域代
NECコーポレーショ
ン・オブ・アメリカ社
Irving,
Texas,
U.S.A.
表・統括業務、通信
米ドル 機器、コンピュータ
27 関連機器等およびシ
当社製品の販売および当社から一部部品の
100 購入
貸付金…無、役員の兼任等…有
ステム・インテグレ
ーションの提供
ネットクラッカー・テク
ノロジー社
Waltham,
Massachusetts,
U.S.A.
ネットクラッカー・テク
Cincinnati,
ノロジー・ソリューショ
Ohio,
ンズ社
U.S.A.
NECディスプレイソリ
Itasca,
ューションズ・アメリカ
Illinois,
社
U.S.A.
NECラボラトリーズ・
アメリカ社
Princeton,
NewJersey,
U.S.A.
米ドル ソフトウェアの製造
1 販売
当社および当社関係会社が販売する一部製
100 品の供給
貸付金…有、役員の兼任等…有
米ドル ソフトウェアの製造
1,000 販売
(100)
100
米ドル モニタおよびプロジ
180 ェクタの販売
1 ン・サービスのコア
品の供給
100 貸付金…無、役員の兼任等…無
(100)
100
技術の研究開発
貸付金…無、役員の兼任等…無
(100) 当社関係会社が製造する一部製品の販売
ICTプラットフォー
米ドル ム・ソリューショ
当社および当社関係会社が販売する一部製
当社事業の創出および拡大に貢献する研究
開発
貸付金…無、役員の兼任等…有
ヨーロッパ、中東お
よびアフリカにおけ
NECヨーロッパ社
Middlesex,
United Kingdom
千スターリン
グポンド
108,134
る地域代表・統括業
務、コンピュータ関
連機器および通信機
当社製品の当社関係会社への販売および保
100 守
貸付金…無、役員の兼任等…有
器の販売ならびにシ
ステム・インテグレ
ーションの提供
ネットクラッカー・テク
ノロジー EMEA社
NEC(ユーケー)社
NECディスプレイソリ
ューションズ・ヨーロッ
パ社
NECドイチュラント社
Cambourne,
ポンド
United Kingdom
7,876
Middlesex,
United Kingdom
千スターリン 通信機器およびコン
グポンド ピュータ周辺機器の
4,482 販売
50 ェクタの販売
Duesseldorf,
Germany
Petersburg,
ズ社
Russia
Hilversum,
Netherlands
千ユーロ
11,586
千ルーブル
29,757
千ユーロ
128
NECテレコミュニケー
ション・アンド・インフ
Istanbul,
ォメーション・テクノロ
Turkey
千トルコリラ
1,900
ジー社
Nanterre,
Cedex,
France
Riyadh,
Saudi Arabia
NECイースタン・ヨー
Budapest,
ロッパ社
Hungary
千ユーロ
1,808
千サウジアラ
ビアリヤル
4,000
(100)
100
千ユーロ モニタおよびプロジ
Sankt-
NECサウジアラビア社
販売
Germany
ケーションズ・システム
NECフランス社
ソフトウェアの製造
Munich,
NECネヴァ・コミュニ
NECネーデルランド社
スターリング
Cambridgeshire,
通信機器およびコン
ピュータ周辺機器の
販売
通信機器およびIT関
連機器の販売、工事
および保守
通信機器の販売
通信機器およびコン
ピュータ周辺機器の
販売
通信機器およびコン
ピュータ周辺機器の
販売
通信機器の販売、工
事および保守
千ハンガリー 通信機器およびコン
フォリント ピュータ周辺機器の
203,000 販売
- 14 -
当社および当社関係会社が販売する一部製
品の供給
(100) 当社製品の販売
100 貸付金…無、役員の兼任等…無
(100) 当社関係会社が製造する一部製品の販売
100 貸付金…無、役員の兼任等…無
(100) 当社製品の販売
100 貸付金…無、役員の兼任等…無
(90.0) 当社製品の販売
100 貸付金…無、役員の兼任等…有
(100) 当社製品の販売
100 貸付金…無、役員の兼任等…無
(90.0) 当社製品の販売
100
貸付金…無、役員の兼任等…有
(100) 当社製品の販売
100 貸付金…無、役員の兼任等…無
60.0
貸付金…無、役員の兼任等…無
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…無
(100) 当社製品の販売
100 貸付金…無、役員の兼任等…無
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
名称
NECイタリア社
NECスカンジナビア社
住所
Milan,
Italy
Kista,
Sweden
資本金
(百万円)
千ユーロ
3,500
主要な事業の内容
通信機器およびコン
ピュータ周辺機器の
販売
千スウェーデ 通信機器およびコン
ンクローナ ピュータ周辺機器の
7,250 販売
議決権の
所有割合
(%)
(100)
100
関係内容
摘要
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…無
(100) 当社製品の販売
100 貸付金…無、役員の兼任等…無
アジア太平洋地域に
おける地域代表・統
NECアジア・パシフィ
ック社
千シンガポー
Singapore
ルドル
80,280
括業務、コンピュー
タ関連機器および通
信機器の販売ならび
100
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…有
にシステム・インテ
グレーション等の提
供
NECオーストラリア社
NEC IT サービシズ・
オーストラリア社
Mulgrave,
千オーストラ
Victoria,
リアドル
Australia
99,356
Mulgrave,
オーストラリ
Victoria,
アドル
Australia
320
通信機器およびIT関
連機器の販売、ITソ
リューションの提供
当社製品の販売および当社から一部部品の
100 購入
貸付金…無、役員の兼任等…有
等
ITインフラおよびア
プリケーションのマ
(100)
ネージドサービスの
100
貸付金…無、役員の兼任等…有
貸付金…無、役員の兼任等…有
提供
ソフトウェアの開発
NEC IT ソリューショ
ンズ・オーストラリア社
Mulgrave,
千オーストラ ならびにITソリュー
Victoria,
リアドル ションおよびIT関連
Australia
511 コンサルティングサ
(100)
100
ービスの提供
NECインドネシア社
Jakarta,
Indonesia
百万インドネ 通信機器の販売、IT
シアルピア ソリューションの提
52,618 供等
NECインフロンティ
Pathumthani,
ア・タイ社
Thailand
千バーツ 電子釦電話および周
593,350 辺機器の製造販売
NESIC(タイラン
Bangkok,
千バーツ ネットワークシステ
ド)社
Thailand
20,000 ムの設計および構築
NECコーポレーション
Bangkok,
千バーツ 連機器の販売、ITソ
(タイランド)社
Thailand
350,300 リューションの提供
(90.0) 当社製品の販売
100 貸付金…無、役員の兼任等…有
(100) 当社関係会社が販売する一部製品の供給
100 貸付金…無、役員の兼任等…無
(86.5)
86.5
当社関係会社が販売する一部製品に関する
工事
貸付金…無、役員の兼任等…無
通信機器およびIT関
(90.6) 当社製品の販売
90.6 貸付金…無、役員の兼任等…無
等
通信機器および情報
NECインディア社
New Delhi,
India
千インド 処理機器の販売なら
ルピー びにシステム・イン
1,456,993 テグレーションの提
(83.0) 当社製品の販売
100
貸付金…無、役員の兼任等…無
供
通信機器および情報
NECコーポレーショ
Kuala Lumpur,
ン・オブ・マレーシア社
Malaysia
千マレーシア 処理機器の販売なら
リンギット びにシステム・イン
11,333 テグレーションの提
(100) 当社製品の販売
100 貸付金…無、役員の兼任等…無
供
NECニュージーランド
Wellington,
社
New Zealand
千ニュージー
ランドドル 通信機器の販売
2,500
- 15 -
100
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…無
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
名称
日電(中国)有限公司
日電卓越軟件科技(北
京)有限公司
資本金
(百万円)
住所
主要な事業の内容
千米ドル 中華圏における地域
北京、中国
162,790 代表・統括業務
百万円
北京、中国
150
コンピュータに関す
るソフトウェアの開
発
議決権の
所有割合
(%)
100
(100)
100
情報処理機器の開発
日電信息系統(中国)有
限公司
千米ドル およびシステム・イ
北京、中国
29,755 ンテグレーションの
(100)
100
提供
関係内容
当社関係会社の地域統括
貸付金…無、役員の兼任等…有
摘要
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
ェアの開発
貸付金…無、役員の兼任等…有
当社製品の販売および当社が販売する一部
製品の開発
貸付金…無、役員の兼任等…有
モニタ、プロジェク
恩益禧視像設備貿易(深
圳)有限公司
千ホンコン タ、それらの部品お
深圳、中国
ドル よび関連商品の販
4,000 売、生産支援、販売
(100)
100
当社関係会社が販売する一部製品の供給、
生産支援、販売支援および研究開発
貸付金…無、役員の兼任等…無
支援および研究開発
恩益禧数碼応用産品貿易
(上海)有限公司
日電愛克賽斯科技(蘇
州)有限公司
日電通信有限公司
千米ドル
上海、中国
8,605
千米ドル
呉江、中国
4,500
千米ドル
桂林、中国
9,000
NECプラットフォー
ム・テクノロジーズ香港
千ホンコン
香港、中国
ドル
社
154,680
ニッポン・エクスプレス
NECロジスティクス香
千ホンコン
香港、中国
ドル
港社
10,000
コンピュータ関連機
器、モニタおよびプ
ロジェクタの販売
ネットワーク通信機
器およびネットワー
ク複合機の製造販売
通信機器の製造販売
(40.7)
100
当社製品および当社関係会社が製造する製
品の販売
(100) 当社関係会社が製造する一部製品の販売
100 貸付金…無、役員の兼任等…無
(100)
100
貸付金…無、役員の兼任等…有
当社製品の販売および当社から一部部品の
購入
貸付金…無、役員の兼任等…有
コンピュータ周辺機
器、パソコンおよび
通信機器の製造およ
100
当社関係会社が販売する一部製品の供給
貸付金…無、役員の兼任等…有
び調達
物品の管理、保管、
受入、運輸および輸
(100)
出入業務の事務代行
100
の提供等
当社関係会社が販売する一部製品の保管、
輸送等
*13
貸付金…無、役員の兼任等…無
通信機器および情報
千ホンコン 処理機器の販売なら
NEC香港社
香港、中国
ドル びにシステム・イン
当社製品の販売および当社から一部部品の
100 購入
19,095 テグレーションの提
貸付金…無、役員の兼任等…有
供
千ニュータイ 通信機器、コンピュ
NEC台湾社
台北、台湾
ワンドル ータおよびコンピュ
100
372,913 ータ周辺機器の販売
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…有
中南米地域における
NECラテン・アメリカ
Sao Paulo,
社
Brazil
千ブラジル
レアル
199,655
地域代表・統括業
務、通信機器の販売
およびシステム・イ
100
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…有
ンテグレーション等
の提供
NECアルヘンチーナ社
Buenos Aires,
Argentina
Mexico,
NEC・デ・メヒコ社
D.F.,
Mexico
NEC・デ・コロンビア
Bogota,
社
Colombia
千アルゼン 通信機器の販売、IT
チンペソ ソリューションの提
9,898 供等
(2.0) 当社製品の販売
100 貸付金…有、役員の兼任等…無
千メキシコ 通信機器の販売およ
ペソ び保守、ITソリュー
100
10,899 ションの提供等
千コロンビ
アペソ 通信機器の販売
167,435
上記のほか、153社の連結子会社があります。
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100
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…無
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…無
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(2) 持分法適用関連会社
名称
キーウェアソリューショ
ンズ㈱
住所
主要な事業の内容
議決権の
所有割合
(%)
コンピュータに関す
東京都世田谷区
1,737 るソフトウェアの開
央区
イ・システムズ
用支援および保守
100 通信ネットワークシ
*1
ェアの開発
*1
貸付金…無、役員の兼任等…有
当社が販売する一部製品に関するシステム
ータシステムおよび
東京都港区
ェアの開発
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
23.0
防衛分野のコンピュ
㈱シー・キューブド・ア
摘要
貸付金…無、役員の兼任等…有
コンピュータシステ
3,775 ムの設計、開発、運
関係内容
当社が販売する一部製品に関するソフトウ
37.5
発および販売
日本コンピューター・シ 大阪府大阪市中
ステム㈱
資本金
(百万円)
40.0
ステムの開発、製造
の開発および保守
当社から建物を一部賃借
貸付金…無、役員の兼任等…有
および運用管理
人工衛星の開発、製
㈱エム・シー・シー
東京都文京区
400
造および販売、衛星
通信サービスの提供
25.0
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…有
等
ダイキン情報システム㈱
大阪府大阪市北
区
アラクサラネットワーク 神奈川県川崎市
ス㈱
グローバルソリューショ
ンサービス㈱
幸区
コンピュータシステ
90 ムの構築および運用
管理
ルータおよびスイッ
5,505 チの開発、設計、製
パソコンおよびスマ
東京都品川区
153
東京都港区
120 ムの構築および運用
ートフォンの保守
管理
NECキャピタルソリュ
ーション㈱
東京都港区
3,777
各種機械器具、設
備、製品等のリース
コネクタおよび航
日本航空電子工業㈱
東京都渋谷区
10,690 空・宇宙用電子機器
の製造販売
NECトーキン㈱
宮城県仙台市太
白区
40.0
造販売および保守
コンピュータシステ
三和コンピュータ㈱
30.0
貸付金…無、役員の兼任等…有
当社が販売する一部製品の供給
貸付金…無、役員の兼任等…有
(20.0) 当社関係会社が販売する一部製品の保守
20.0
貸付金…無、役員の兼任等…無
(11.7) 当社製品の販売
40.8
37.7
40.2
49.0
子部品の製造販売
貸付金…無、役員の兼任等…有
当社製品のリース
貸付金…無、役員の兼任等…有
(15.3) 当社が使用する一部部品の供給
電子通信機器用およ
34,281 び一般電子機器用電
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…有
*1
*1
*14
当社が使用する一部部品の供給
貸付金…有、役員の兼任等…有
自動車用の高性能リ
オートモーティブエナジ
ーサプライ㈱
神奈川県座間市
2,345
チウムイオンバッテ
(7.0) 当社関係会社から一部部品を購入
リーの開発および販
49.0
貸付金…無、役員の兼任等…有
売
㈱HBA
日本電業工作㈱
北海道札幌市中
央区
東京都千代田区
コンピュータシステ
324 ムの構築および運用
35.0
管理
330
東京都品川区
(8.0) 当社が販売する一部部品の供給
販売
23.9
1,030 ビルメンテナンス事
貸付金…無、役員の兼任等…有
電気通信機器の製造
貸付金…無、役員の兼任等…無
当社および当社関係会社の廃棄物処理なら
資源循環事業および
㈱シンシア
当社製品の販売
40.5
業
びに当社および当社関係会社の使用するフ
ロアの清掃
貸付金…無、役員の兼任等…有
電子・電気部品の開
NEC SCHOTT コンポー
ネンツ㈱
滋賀県甲賀市
1,700
発および製造販売な
らびに硝子製品およ
49.0
当社関係会社から土地を賃借
貸付金…無、役員の兼任等…有
び硝子材料の販売
㈱南日本情報処理センタ 鹿児島県鹿児島
ー
市
コンピュータシステ
70 ムの構築および運用
管理
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25.0
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…有
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名称
住所
資本金
(百万円)
248 ムの構築および運用
央区
テクノ・マインド㈱
議決権の
所有割合
(%)
コンピュータシステ
福岡県福岡市中
㈱BCC
主要な事業の内容
30.0
管理
コンピュータシステ
宮城県仙台市宮
100 ムの構築および運用
城野区
34.5
管理
関係内容
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…有
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…有
摘要
千マレーシ
Kuala Lumpur,
ペルネック社
Malaysia
アリンギット 通信機器の製造販売
30.0
当社製品の販売
貸付金…無、役員の兼任等…有
39,678
レノボNECホールディ
Amsterdam,
ングス社
Netherlands
千ユーロ
100
純粋持株会社
49.0
貸付金…無、役員の兼任等…有
上記のほか、30社の持分法適用関連会社があります。
*1:有価証券届出書または有価証券報告書を提出しています。
*2:議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合を内数で示しています。
*3:連結財務諸表に重要な影響を与えている債務超過会社であり、平成26年3月31日現在の債務超過の金額は、次の
とおりです。
NECカシオモバイルコミュニケーションズ㈱
100,251百万円
NECライティング㈱
22,664百万円
*4:NECエンジニアリング㈱は、平成25年4月1日付で、NECコントロールシステム㈱を吸収合併しました。
*5:NECネッツエスアイ㈱は、平成25年4月1日付で、NECモバイリング㈱(現MXモバイリング㈱)から吸収分
割の方法により、システムエンジニアリング事業を承継しました。
*6:キューアンドエー㈱は、平成25年6月7日付で、NECネッツエスアイ㈱が同社の株式を追加取得したことによ
り、当社の連結子会社となりました。
*7:ディー・キュービック㈱は、平成25年10月1日付で、商号を第一アドシステム㈱から変更しました。
*8:日通NECロジスティクス㈱は、平成25年12月1日付で、当社が保有する同社の株式の49%を日本通運㈱に譲渡
したことに伴い、商号をNECロジスティクス㈱から変更しました。
*9:NECプロサポート㈱は、平成26年4月1日付で、NECパーチェシングサービス㈱、NECデザイン&プロモ
ーション㈱およびNECラーニング㈱を吸収合併し、NECマネジメントパートナー㈱に商号変更しました。
*10:㈱サンネットは、平成25年4月1日付で、商号を㈱中国サンネットから変更しました。
*11:議決権の所有割合は50%以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としたものです。
*12:NECソフト㈱は、平成26年4月1日付で、NECシステムテクノロジー㈱、北海道日本電気ソフトウェア㈱、
NECソフトウェア東北㈱、北陸日本電気ソフトウェア㈱、中部日本電気ソフトウェア㈱および九州日本電気
ソフトウェア㈱を吸収合併し、NECソリューションイノベータ㈱に商号変更しました。
*13:ニッポン・エクスプレスNECロジスティクス香港社は、平成25年12月2日付で、商号をNECロジスティクス
香港社から変更しました。
*14:議決権の所有割合には、議決権行使の指図権を留保して退職給付信託または特定金外信託に拠出した株式に関
する議決権の所有割合が含まれており、間接所有割合として記載しています。なお、各社に対する議決権の所
有割合のうち、退職給付信託または特定金外信託に拠出している株式の割合は次のとおりです。
退職給付信託
特定金外信託
NECフィールディング㈱
97.2%のうち29.9%
NECネッツエスアイ㈱
日本航空電子工業㈱
51.4%のうち12.9%
40.2%のうち15.3%
㈱シミズシンテック
100%のうち83.3%
(注)上記*9および*12については、平成26年4月1日以降に生じた事象です。
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5【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
平成26年3月31日現在
セグメントの名称
従業員数(人)
パブリック事業
14,112
エンタープライズ事業
7,884
テレコムキャリア事業
22,576
システムプラットフォーム事業
18,883
その他
37,459
合計
100,914
(注)従業員数には、臨時従業員の数を含んでいません。
(2) 提出会社の状況
平成26年3月31日現在
従業員数(人)
平均年令(歳)
24,237
42.3
平均勤続年数(年)
平均年間給与(円)
18.2
7,458,973
セグメントの名称
従業員数(人)
パブリック事業
6,788
エンタープライズ事業
2,256
テレコムキャリア事業
3,751
システムプラットフォーム事業
4,361
その他
7,081
合計
24,237
(注)1 従業員数には、臨時従業員の数を含んでいません。
2 平均年間給与は、税込額であり、時間外給与および賞与を含んでいます。
(3) 労働組合の状況
当社の労働組合は、日本電気労働組合と称し、NECグループの一部の会社の労働組合により結
成されているNECグループ労働組合連合会(組合員数約45,000人
平成26年3月31日現在)に加盟
しています。また、NECグループ労働組合連合会は、上部団体の全日本電機・電子・情報関連産
業労働組合連合会に加盟しています。
なお、労使関係は安定しており、特に記載すべき事項はありません。
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第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
※当社は、当連結会計年度から、セグメントを変更しています。
また、前連結会計年度との比較数値については、前連結会計年度の数値を新たなセグメントに組替
えて表示しています。
当連結会計年度の世界経済は、米国では緊縮財政の影響による政府支出の減少や経済の先行きに対す
る期待の後退により一時的に減速しましたが、個人消費を中心に回復基調が続きました。欧州では緩や
かな持ち直しの動きが見られましたが、新興国では中国やロシア等が減速するなど、総じて緩やかな回
復にとどまりました。
日本経済は、積極的な金融・財政政策による効果や消費税率引き上げ前の駆け込み需要などにより堅
調に推移しました。企業においては、輸出の緩やかな回復や国内需要の拡大により製造業、非製造業と
もに業績が改善し、設備投資は非製造業を中心に緩やかに増加しました。
このような事業環境のもと、NECグループでは、平成25年4月に発表した「2015中期経営計
画」の3つの経営方針「社会ソリューション事業への注力」、「アジアへの注力、現地主導型ビジネス
の推進」、「安定的な財務基盤の構築」に基づき、持続的な売上成長を実現し、グローバル展開力のあ
る社会ソリューション事業の確立に向けた取り組みを進めました。
まず、「社会ソリューション事業への注力」については、今後見込まれる世界の人口増加や都市化率
の上昇などに伴い生じる社会課題を解決していくための高度な社会インフラをNECグループのICT
(情報通信技術)を活用して提供することを目指し、次世代ネットワーク技術であるSDN(SoftwareDefined Networking)、通信運用管理ソリューション(TOMS)、ビッグデータなどの注力領域で投資を
実施するとともに、受注の獲得や実証実験への参画などの成果を積み上げました。
具体的には、パブリック事業では、消防指令システムの広域化/無線デジタル化への対応や、陸上自
衛隊向けの野外通信システムの納入などにより事業を拡大しました。また、平成28年から中央官庁・自
治体で導入される予定のマイナンバー制度(国民一人一人に番号を付与して社会保障や税に関する情報
を一元管理する制度)に関わる事業を推進する「番号事業推進室」を設置するとともに、その関連シス
テムも受注しました。
次に、エンタープライズ事業では、既存のシステム・インテグレーション事業を拡大するとともに、
小売業向けなどのグローバル事業やクラウドサービス、SDN、ビッグデータなどの新規事業の拡大に取
り組みました。
また、テレコムキャリア事業では、TOMSとSDNを柱とした事業拡大に注力し、TOMSでは通信事業者向
けに運用支援システム(OSS)と事業支援システム(BSS)を統合した総合的な運用管理システムの提供
を開始しました。SDNでは世界で初めて製品化した仮想化モバイルコアネットワークソリューションを
ミャンマーの通信インフラ構築プロジェクトの一環として納入し、また、スペインのテレフォニカ社な
ど先進グローバルキャリアと商用化に向けた活動を推進しました。
最後に、スマートエネルギー事業では、東京電力㈱向けのスマートメーターの通信ユニットを受注
し、イタリアの大手電力会社には大容量リチウムイオン蓄電システムを納入しました。さらに、エネル
ギー事業の中核となる蓄電システム事業の強化のため、米国A123システムズ社との間で、同社の電力会
社および企業向け大規模・大容量蓄電システムのシステム・インテグレーション部門の買収に合意しま
した。
さらに、これらの社会ソリューション事業を支えるシステムプラットフォーム事業では、サービス提
供体制の強化を目的として、NECフィールディング㈱の完全子会社化に向けた公開買付けを実施しま
した。
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2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
続いて、「アジアへの注力、現地主導型ビジネスの推進」では、シンガポールにグローバルなソリュ
ーション事業の拠点として設置した「グローバルセーフティ事業部」に加え、同分野の研究の拠点とし
て「NECラボラトリーズシンガポール」を開設し、現地主導でのセーフティ事業を推進しました。さ
らに、台湾やフィリピンでの災害に強い通信インフラを利用した防災システムや、ASEAN(東南アジア
諸国連合)諸国での航空管制レーダの受注などグローバル事業の成長に向けた取り組みも進めました。
最後に、「安定的な財務基盤の構築」では、ハイブリッド・ファイナンス(劣後特約付ローン)によ
り1,300億円を調達しました。また、コスト競争力強化に向けて、開発・生産事業を担う子会社や人
事・総務などの間接業務を担う子会社の再編を決定しました。
これらに加え、社会ソリューション事業に経営資源を集中するための事業ポートフォリオの見直しと
して、ここ数年の課題であった携帯電話端末事業についてはスマートフォンの新規開発を中止するとと
もに、携帯電話販売を担っていたNECモバイリング㈱(現MXモバイリング㈱)の株式をMXホールディ
ングス㈱に売却しました。また、インターネット・サービスを提供するNECビッグローブ㈱(現ビッ
グローブ㈱)の株式を日本産業パートナーズ㈱が管理・運営・情報提供等を行うファンド等が出資する
特別目的会社に売却しました。
このような経営環境のもと、当連結会計年度の売上高は3兆431億円(前連結会計年度比0.9%減)、営
業損益は1,062億円の利益(同85億円悪化)、経常損益は692億円の利益(同229億円悪化)、当期純損
益は337億円の利益(同33億円改善)となりました。また、当連結会計年度のフリー・キャッシュ・フ
ロー(「営業活動によるキャッシュ・フロー」と「投資活動によるキャッシュ・フロー」の合計額)
は、552億円の収入となりました。当連結会計年度末の有利子負債(短期借入金、コマーシャル・ペー
パー、1年内返済予定の長期借入金、1年内償還予定の社債、社債、長期借入金およびその他(リース負
債)を合計したもの)残高は、前連結会計年度末に比べ283億円減少し、5,752億円となり、デット・エ
クイティ・レシオ(D/Eレシオ、自己資本(「純資産合計」から「少数株主持分」を控除したもの)に
対する有利子負債の割合)は、0.83倍(前連結会計年度末比0.02ポイント改善)となりました。
各セグメント別の業績は、以下のとおりです。なお、各セグメント別の売上高については、外部顧客
に対する売上高を記載しています。
a. パブリック事業
パブリック事業の売上高は、官公向け、公共向けが堅調に推移したことなどにより、前連結会計年度
に比べ577億円(8.5%)増加し、7,384億円となりました。
営業損益は、売上が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ96億円改善し、586億円の利益
となりました。
b. エンタープライズ事業
エンタープライズ事業の売上高は、流通・サービス業向けが堅調に推移したことなどにより、前連結
会計年度に比べ207億円(8.2%)増加し、2,723億円となりました。
営業損益は、売上が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ11億円改善し、65億円の利益と
なりました。
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c. テレコムキャリア事業
テレコムキャリア事業の売上高は、海外において通信運用管理ソリューション(TOMS)や無線通信機
器(モバイルバックホール)が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ165億円(2.3%)増加
し、7,258億円となりました。
営業損益は、次世代ネットワーク技術であるSDN(Software-Defined Networking)やTOMS関連の投資
費用の増加に加え、前連結会計年度に知財関連の一過性の利益計上があったことなどにより、前連結会
計年度に比べ112億円悪化し、603億円の利益となりました。
d. システムプラットフォーム事業
システムプラットフォーム事業の売上高は、ハードウェアが増加したことなどにより、前連結会計年
度に比べ364億円(4.9%)増加し、7,808億円となりました。
営業損益は、プロジェクトミックスの悪化などにより、前連結会計年度に比べ20億円悪化し、307億
円の利益となりました。
e. その他
その他の売上高は、携帯電話の出荷台数が減少したことや、携帯電話販売事業や電子部品事業を非連
結化したことなどにより、前連結会計年度に比べ1,598億円(23.3%)減少し、5,259億円となりまし
た。
営業損益は、売上の減少に加え、前連結会計年度にあった液晶ディスプレイ関連の特許売却の影響な
どにより、前連結会計年度に比べ183億円悪化し、14億円の損失となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、941億円の収入で、営業損益が悪化したこ
となどにより、前連結会計年度に比べ496億円悪化しました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、389億円の支出で、前連結会計年度に比べ628億円支出額が減
少しました。これは、信託受益権の取得による支出があったものの、事業買収に伴う支出が減少したこ
とや関係会社株式の売却による収入が増加したことなどによります。
この結果、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合算したフリ
ー・キャッシュ・フローは552億円の収入となり、前連結会計年度に比べ132億円改善しました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、ハイブリッド・ファイナンスによる資金調達があったもの
の、社債やコマーシャル・ペーパーの償還や配当金の支払いなどにより、500億円の支出となりまし
た。
上記の結果、現金及び現金同等物は、2,066億円となり、前連結会計年度末に比べ95億円増加しまし
た。
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2【生産、受注及び販売の状況】
NECグループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容
量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品も多いため、セグメン
トごとに生産規模、受注規模を金額あるいは数量で示すことはしていません。
このため、生産、受注および販売の状況については、「1
業績等の概要」におけるセグメントの
業績に関連づけて示しています。
なお、主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は次のとおりです。
相手先
前連結会計年度
(自 平成24年4月 1日
至 平成25年3月31日)
金額(百万円)
NTTグループ(注)
割合(%)
530,472
17.3
当連結会計年度
(自 平成25年4月 1日
至 平成26年3月31日)
金額(百万円)
割合(%)
375,372
12.3
(注)日本電信電話㈱および㈱NTTドコモを含む同社の関係会社です。
主としてテレコムキャリア事業の売上に含まれています。
3【対処すべき課題】
(1)対処すべき課題
NECグループは、「NECグループビジョン2017」を掲げ、「人と地球にやさしい情報
社会をイノベーションで実現するグローバルリーディングカンパニー」を目指しています。
また、NECグループは、平成25年4月に発表した「2015中期経営計画」において、①社会
ソリューション事業への注力、②アジアへの注力、現地主導型ビジネスの推進、③安定的な財務
基盤の構築を中期経営方針として掲げています。これらの成長戦略の実現に向け、グローバル展
開力のある社会ソリューション事業の確立への取り組みをさらに加速します。
① 社会ソリューション事業への注力
NECグループは、ICT(情報通信技術)を活用した高度な社会インフラを提供する「社会ソ
リューション事業」に経営資源を集中し、安全・安心・効率的・公平で、豊かな社会の実現に
貢献していくとともに、自らも成長していく「社会価値創造型企業」への変革を進めていま
す。
具体的には、パブリック事業では、マイナンバー制度の導入や消防指令システムの広域化/
無線デジタル化に伴う需要に対し、確実に対応していくとともに、国内事業の安定的な事業基
盤のもとでグローバル事業の拡大に努めます。エンタープライズ事業では、クラウドサービ
ス、SDN、ビッグデータなどの新規事業の拡大をはかるとともに、小売業向けソリューション事
業の強化のため、マレーシアに設置した「リージョナル・リテール・ビジネス・サポート・セ
ンター」を活用してグローバル事業の拡大をはかり、これらを通じて収益性の改善に努めま
す。テレコムキャリア事業では、TOMSとSDNを成長の柱として、グローバル事業の拡大に注力し
ます。スマートエネルギー事業では、当期に買収につき合意した米国A123システムズ社の蓄電
システムのシステム・インテグレーション事業を活用して、蓄電システム事業を強化するとと
もに、スマートメーターなどの新しい領域の事業拡大に努めます。さらに、これらの社会ソリ
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ューション事業を支えるシステムプラットフォーム事業では、NECフィールディング㈱の完
全子会社化によりサービス提供体制を強化するとともに、データセンターを拡充し、クラウド
基盤サービスの提供に注力します。
② アジアへの注力、現地主導型ビジネスの推進
グローバルで戦うための成長基盤の確立に向けて、本中期経営計画においては、社会インフ
ラの高度化に対する需要が旺盛なアジア市場に注力し、事業拡大をはかります。また、現地ニ
ーズに対する感度を高めるとともに、現地主導型ビジネスを加速します。
具体的には、グローバルセーフティ事業部を軸とした共通ソリューションの横展開によるセ
ーフティ事業の拡大をはかるとともに、政府や金融機関との連携を強化し、ICTを活用したグロ
ーバルな社会インフラ構築分野における経済協力案件の確実な獲得を目指します。また、「N
ECラボラトリーズシンガポール」を活用し、現地の研究機関や顧客と連携して、当社が有す
る先端技術を用いた新たなソリューションを開発し、アジア市場を中心にグローバルに展開し
ていきます。
③ 安定的な財務基盤の構築
成長戦略の実現のために不可欠なコスト競争力の強化を進めるとともに、利益構造の改善に
よって、当期純利益を確保し、年間1,000億円以上のフリー・キャッシュ・フローを安定的に創
出する財務基盤を構築します。
これらの実行により、中期経営目標、さらには営業利益率5%、海外売上高比率25%の早期実現
を目指して事業に取り組みます。
NECグループでは、従来からコンプライアンスを経営上の重要な課題の一つとして捉え、そ
の遵守を徹底するとともに、内部統制システムの整備・運用に継続して取り組んでいます。前事
業年度の有価証券報告書でお伝えしました連結子会社の㈱ネットコムセックによる防衛省に対す
る費用の過大請求の件につきましては、現在も防衛省との協議が継続中であり、同省による同社
に対する指名停止処分が継続しています。また、連結子会社のNECネッツエスアイ㈱の子会社
において、従業員による不正な着服行為が行われていたことが発覚し、NECネッツエスアイ㈱
は、社外監査役をトップとする調査委員会の調査結果を受けて再発防止策の確実な実行に取り組
んでいます。当社としてもこれらの事案を厳粛かつ深刻に受け止め、再発防止に向けてコンプラ
イアンスの再徹底と、NECグループの内部統制のさらなる強化に取り組みます。
NECグループは、これらの取り組みにより、人が豊かに生きるための安全・安心・効率的・
公平な社会の実現に、グローバルで貢献するとともに、自らも成長していく「社会価値創造型企
業」への変革に全力で取り組んでまいります。
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(2)株式会社の支配に関する基本方針
当社は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者のありかたは、株主が最終的に決定
するものと考えています。一方、経営支配権の取得を目的とする当社株式の大量買付行為や買収
提案があった場合には、買収提案に応じるか否かについての株主の判断のため、買収提案者に対
して対価等の条件の妥当性や買付行為がNECグループの経営方針や事業計画等に与える影響な
どに関する適切な情報の提供を求めるとともに、それが当社の企業価値および株主共同の利益の
向上に寄与するものであるかどうかについて評価、検討し、速やかに当社の見解を示すことが取
締役会の責任であると考えています。また、状況に応じて、買収提案者との交渉や株主への代替
案の提示を行うことも必要であると考えます。
当社は、現在、買収提案者が出現した場合の対応方針としての買収防衛策をあらかじめ定めて
いませんが、買収提案があった場合に、買収提案者から適切な情報が得られなかったとき、株主
が買収提案について判断をするための十分な時間が与えられていないとき、または買付行為が当
社の企業価値および株主共同の利益の向上に反すると判断したときには、その時点において実行
可能で、かつ株主に受け入れられる合理的な対抗策を直ちに決定し、実施する予定です。また、
今後の事業環境、市場動向、関係法令等の動向により適当と認めるときは、当社の企業価値およ
び株主共同の利益の向上を目的として、買収提案に対抗するための買収防衛策をあらかじめ導入
することも検討します。
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4【事業等のリスク】
本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理、財務の状況等に関する事項のうち、投資者の判断
に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関
する事項は、当連結会計年度末現在において、NECグループが判断したものです。
(1)経済環境や金融市場の動向に関するリスク
① 経済動向による影響
NECグループの事業は、国内市場に大きく依存しています。NECグループの売上高のう
ち国内顧客に対する売上高の構成比は、平成26年3月期において連結売上高の81.3%を占めてい
ます。今後の日本における経済情勢の悪化は、NECグループの業績および財政状態に重大な
悪影響を与える可能性があります。
また、NECグループの事業は、アジア、欧州、米国を含むNECグループが事業を行う国
や地域の経済動向によっても影響を受けます。
NECグループの事業計画および業績予想は、NECグループが属する市場における経済活
動の予測に基づき作成していますが、上記のような一般的な経済の不透明さによって市場にお
ける経済活動の予測も困難となっており、NECグループの将来の収益および必要経費につい
ても、その予測が困難となっています。計画編成または業績予想を行う際に予測を見誤った場
合、NECグループは変化する市場環境に適切に対応できない可能性があります。
② 市況変動
NECグループの製品の中には、その市況変動が非常に大きいものがあります。これら製品
の市場低迷時は、製品需要の縮小、製品の陳腐化、過剰在庫、販売価格の急速な下落および過
剰生産をもたらします。また、これらの市場は不安定な性質を有しており、回復したとしても
将来再び低迷する可能性があり、その結果、NECグループの将来の業績に悪影響を与える可
能性があります。
③ 為替相場および金利の変動
NECグループは、外国為替相場変動のリスクにさらされています。円建てで表示されてい
る当社の連結財務諸表は、外国為替相場変動の影響を受けます。為替変動は、外貨建取引から
発生する株式投資、資産および負債の日本円換算額ならびに外貨建てで取引されている製品・
サービスの原価および売上高に影響を与えます。NECグループは、為替リスクを軽減し、ま
たこれを回避するために様々な手段を講じていますが、為替相場の変動は事業、業績および財
政状態に悪影響を与える可能性があります。特定の外国為替の変動は、競合会社に有利に影響
する一方で、NECグループには悪影響を与える場合もあります。
また、NECグループは、金利変動リスクにもさらされており、かかるリスクは、NECグ
ループの事業運営に係る経費全体ならびに資産および負債の価値、特に長期借入金の価値に影
響を与える可能性があります。NECグループは、このような金利変動リスクを回避するため
に様々な手段を講じていますが、かかる金利変動リスクは、NECグループの事業運営に係る
経費の増加、金融資産の価値の下落または負債の増大を招く可能性があります。
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(2) NECグループの経営方針に関するリスク
① 財務および収益の変動
NECグループの各四半期または各年度の経営成績は、必ずしも将来において期待される業
績の指標とはなりません。NECグループの業績は、新技術・新製品・新サービスの導入や市
場での受容、製品原価の変動とプロダクト・ミックス、顧客の事業が成功するか否かにより影
響を受け、また製品・サービスごとに異なる顧客の注文の規模や時期、買収した事業や獲得し
た技術の影響、生産能力やリードタイム、固定費等を含む種々の要因により四半期毎、年度毎
に変動しており、今後も変動します。
NECグループの業績に影響を与え、特定の期間の業績予想を困難にする、NECグループ
がコントロールできない動向や外部要因には、次のようなものがあります。
(a) 提供する製品・サービスを取り巻く事業環境の悪化
(b) 財政支出の規模、時期を含む政府のIT・通信インフラの開発、展開に関する決定
(c) 顧客による設備投資の規模や時期
(d) 顧客の在庫管理方針
(e) IT・通信市場一般の状況ならびに日本経済および世界経済の全般的な状況
(f) IT・通信業界に影響を与える政府規制や政策の変更
(g) 資本市場の状況および顧客や取引先による資金調達力または設備投資能力の悪化
(h) 顧客や取引先の信用状態の悪化等
また、これらの動向や要因は、NECグループの事業、業績および財政状態に重大な悪影響
を与える可能性があります。
② 企業買収等
NECグループは、事業拡大や競争力強化などを目的として、企業買収、事業統合および事
業再編を実施しており、今後もその適切な機会を追求していきますが、これらは、次のような
要因により、NECグループの戦略上の目標達成能力に悪影響を与える可能性があります。
(a) かかる企業買収、事業統合および事業再編による成長機会の確保、財務体質の改善、投
資効果や期待されるその他の利益が、期待していた期間中に実現されないかまたは全く
達成されない可能性
(b) かかる企業買収、事業統合および事業再編に適用される規制・関係法令や契約上または
その他の条件により、計画された企業買収、事業統合および事業再編が予定どおりに完
了しないかまたは全く実行されない可能性
(c) かかる企業買収、事業統合および事業再編の過程において、人事・情報システム、経営
管理システム、および顧客向け製品・サービスの整理または統合の遅れや、想定外の費
用および負担が発生するなど、予期せぬ問題が発生する可能性
(d) 顧客が、費用やリスク管理等のために仕入先の分散を望む場合に、合併または再編後の
会社が既存の顧客および戦略的パートナーを維持できない可能性
(e) 合併または再編後の会社がNECグループの追加の財務支援を必要とする可能性
(f) 経営陣および主要な従業員等が、企業買収、事業統合または事業再編に必要な業務に割
かれることにより、NECグループの収益の増加およびコスト削減に必要な能力が損な
われる可能性
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(g) かかる企業買収や事業再編から発生するのれんおよびその他の無形資産が減損および償
却の対象となる可能性
(h) 合併または再編後の会社への出資について、評価損が発生する可能性
(i) その他、かかる企業買収、事業統合および事業再編が予期せぬ負の結果をもたらす可能
性
これらを含むいずれのリスクも、NECグループの事業、業績、財政状態および株価に悪影
響を与える可能性があります。
③ 戦略的パートナーとの提携関係
NECグループは、新技術および新製品の開発ならびに既存製品および新製品の製造に関し
て、業界の先進企業と長期的な戦略的提携関係を構築していますが、これらの戦略的パートナ
ーに財務上その他事業上の問題が発生した場合や、戦略的パートナーが戦略上の目標変更や提
携相手の見直し等を行った場合、NECグループとの提携関係を維持しようとしなくなるか、
維持することができなくなる可能性があります。これらの提携関係を維持できない場合には、
NECグループの事業活動に支障が生じる可能性があります。NECグループは、大規模プロ
ジェクトに他の企業とともに参加し、NECグループと他の企業の製品またはサービスを統合
して顧客の要求に合致するシステムとして提供することがあります。NECグループ以外の企
業が提供する製品またはサービスのいずれかに起因する当該統合システムの誤作動または顧客
の要求事項との相違その他の欠陥や問題が生じた場合、NECグループの評価および事業に悪
影響を与える可能性があります。
④ 海外事業の拡大
NECグループは、海外市場での事業拡大に向けて種々の施策を実行していますが、海外の
潜在的な顧客と現地供給業者との間の長期的な提携関係の存在や国内事業者保護のための規制
等の種々の障壁に直面しています。また、海外市場での成長機会を捉えるために、収益の計上
が見込まれる時期より相当前から多額の投資を行う必要がNECグループに生じる可能性があ
りますが、このような投資額の増大によって、利益の増加を上回るペースで費用が増加する可
能性があります。さらに、中国をはじめとする海外におけるNECグループの事業および投資
は、為替管理、外資による投資または利益もしくは投資資本の本国送金に対する諸規制、現地
産業の国有化、輸出入規制の変更、税制・税率の変更、経済的・社会的・政治的リスク等によ
り悪影響を受ける可能性があります。
さらに、海外(特に新興市場)の金融市場および経済に問題が発生した場合には、当該市場
の顧客からの需要が悪影響を受ける可能性もあります。
これらの要因により、NECグループは、海外市場における事業拡大に成功せず、その結
果、NECグループの事業成長および業績が悪影響を受ける可能性があります。
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(3)NECグループの事業活動に関するリスク
① 技術革新および顧客ニーズへの対応
NECグループが事業を展開する市場は、急速な技術変化と技術標準の進展、顧客の嗜好の
変化および新製品・新サービスの頻繁な導入を特徴としており、これらにより既存の製品・サ
ービスは急速に陳腐化しまたは市場性を失う傾向があります。NECグループの将来における
競争力は、次のような技術革新への対応能力の有無に左右されます。
(a) 急速な技術革新に対応して、技術面でのリーダーシップを維持する能力
(b) 既存の製品・サービスを向上させる能力
(c) 革新的な製品をタイムリーにかつコスト効率よく開発し生産する能力
(d) 新たな製品・サービスおよび技術を使用し、またはこれらに適応する能力
(e) 優秀な技術者や理工学分野の人材を採用し雇用する能力
(f) 開発する新製品・新サービスに対する需要およびこれらの商品性を正確に予測する能力
(g) 新製品の開発または出荷の遅延を回避する能力
(h) 高度化する顧客の要求に対応する能力
(i) 顧客の製品およびシステムにNECグループの製品が組み込まれるようにする能力
NECグループは、技術革新および顧客嗜好の急速な変化に対応する、製品・サービスの改
良や新製品・新サービスの開発を行い、市場投入することができない可能性があります。NE
Cグループがこれらの技術革新および顧客嗜好の変化に適切に対応できなかった場合、NEC
グループの事業、業績および財政状態は著しく損なわれる可能性があります。さらに、NEC
グループの技術を顧客の期待に沿ったかたちで製品に組み込むことができなかった場合、NE
Cグループの顧客との関係、評価および収益に悪影響を与える可能性があります。
NECグループは、現在販売している製品や将来販売しようとしている製品について、業界
の標準規格となる技術を開発し製品化するために、他の企業との提携およびパートナーシップ
の形成・強化に努めています。また、NECグループは、かかる技術の開発および製品化に多
大な資金、人材およびその他の資源を投じています。しかし、競合会社の技術が業界の標準規
格として採用された場合、かかる規格技術の開発や製品化を行うことができない可能性があり
ます。そのような場合、NECグループの競争上のポジション、評価および業績に悪影響を与
える可能性があります。
さらに、新製品の開発においては、長い時間や多額の費用を要することがあり、実際に販売
される相当前から多くのリソースを投入することを約束させられる等、多くのリスクを伴いま
す。新製品の開発中に新たな技術が導入され、または標準規格が変更されること等により、N
ECグループが開発した製品を市場に投入する前に、当該製品が陳腐化し競争力を失う可能性
があります。新製品には想定外の欠陥が含まれている可能性があり、新製品を市場に投入また
は出荷した後にこれらが発見された場合、これらにより顧客に生じた損失に対する責任を追及
される可能性があります。
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② 製造工程
NECグループが事業を展開する市場では、急速な技術変化と技術革新のもと、顧客ニーズ
の変化に応じ頻繁な新製品・新サービスの導入が必要とされています。
これらの製品の製造工程は非常に複雑であるため、高性能かつ高額な製造設備が必要であ
り、その効率および性能を改善するためには継続的な改良が必要です。生産上の困難さや非効
率さにより、収益性に影響が生じたり、生産が中断する可能性があり、製品を納期どおりにコ
スト効率よくかつ競争力あるかたちで提供できない可能性があります。また、製造設備の故
障、異常等により生産が中断し、迅速に代替製造設備への移管ができない場合には、顧客がN
ECグループの競合会社の製品を購入する可能性があり、さらに、生産能力不足により、NE
Cグループの競争力が低下する可能性があります。その結果、大幅な減収をもたらす可能性が
あります。
また、需要の低迷期には、NECグループが需要縮小に対応するために生産量およびコスト
を削減しようとしても、従業員の解雇に対する法令上および実務上の制約、労使協定その他の
要因による制限を受け、製造コストを十分に下げることができない可能性があります。反対
に、需要の増大期は、NECグループが顧客の注文を満たすのに十分な生産能力を備えておら
ず、その結果、顧客が需要の増加に対応できるNECグループの競合会社に発注先を変更する
ことにより、NECグループの売上が減少する可能性があります。
③ 製品およびサービスの欠陥
NECグループが提供する製品およびサービスは、その欠陥により顧客に深刻な損失をもた
らす可能性があります。顧客の基幹業務等高い信頼性が求められる、いわゆるミッションクリ
ティカルな状況において使用されている製品またはサービスに欠陥が生じた場合、NECグル
ープは、顧客等に生じた損失に対する責任を追及される可能性があります。また、製品または
サービスの欠陥により社会的評価が低下した場合は、NECグループの製品およびサービスに
対する顧客の購買意欲が低下する可能性があります。
NECグループでは、製品またはサービスの欠陥や不採算プロジェクトの発生を防ぐため、
システム開発などのプロジェクトを遂行するにあたっては、システム要件の確定状況や技術的
難易度の把握、システムを構成するハードウェアやソフトウェアの品質管理など、商談開始時
からプロジェクトのリスク管理を徹底していますが、これらの発生を完全に防ぐことは困難で
す。NECグループが提供する製品もしくはサービスに欠陥が生じた場合または不採算プロジ
ェクトが発生した場合には、NECグループの事業、業績および財政状態に悪影響を与える可
能性があります。
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④ 資材等の調達
NECグループの生産活動には、資材、部品、製造装置その他の調達物品がタイムリーに納
入されることが必要であり、中にはジャスト・イン・タイムの条件で購入しているものもあり
ます。これらの資材等には、その複雑さや特殊性から仕入先が少数に限定されているものおよ
び仕入先または調達物品の切り替えが困難なものがあります。NECグループは、使用する資
材、部品、製造装置その他の調達物品を現在十分確保しているものと認識していますが、NE
Cグループに対する調達物品の供給に遅延もしくは中断が生じた場合または業界内の需要が増
加した場合には、必要不可欠な資材が不足する可能性があります。さらに、金融市場の混乱に
よりNECグループの仕入先の資金繰りや支払能力に問題が生じた場合には、NECグループ
の調達物品の調達元が減少したり、そのサプライチェーンに混乱が生じる可能性があります。
NECグループがこれらの調達物品を機動的に調達できない場合、またはその調達のために極
めて多額の代金の支払いが必要となる場合には、NECグループの業績が悪化する可能性があ
ります。なお、仕入先への依存および物品の調達には、一般に次のようなリスクを伴います。
(a) 主要な仕入先の支払不能等
(b) NECグループ製品の信頼性および評価に悪影響を与えるような欠陥が資材、部品、製
造装置その他の調達物品に含まれている可能性
(c) 資材、部品、製造装置またはその他の調達物品が十分に確保できない可能性および調達
物品の調達スケジュールを十分に管理できず、NECグループの生産能力および生産効
率に悪影響を与える可能性
(d) 資材、部品、製造装置またはその他の調達物品の価格上昇によりNECグループの収益
性に悪影響を与える可能性
⑤ 知的財産権等
NECグループの事業は、NECグループが独自に開発した技術ならびにNECグループの
製品、サービス、事業モデルならびにデザインおよび製造プロセスに必要な特許権その他の知
的財産権を取得できるか否かにより大きな影響を受けます。
特許権等の登録・維持には、長い時間と多額の費用を要します。これらの特許は、異議申立
てを受け、無効とされ、または回避される可能性があります。また、NECグループが数多く
の特許権その他の知的財産権を保有していたとしても、これらの権利によりNECグループの
競争上の優位性が常に保証されているわけではありません。
NECグループが事業を展開する領域での技術革新は非常に速いため、知的財産権による保
護には陳腐化のリスクがあります。また、NECグループが将来取得する特許権の請求範囲が
NECグループの技術を保護するために十分広範囲であるという保証もありません。さらに、
国によっては、特許権、著作権、トレードシークレット等の知的財産権による効果的な保護が
与えられず、または制限を受ける場合があります。NECグループの企業秘密は、従業員、契
約の相手方その他の者によって不正に開示または流用される可能性があります。また、NEC
グループの知的財産権を侵害した品質の劣る模倣品により、NECグループのブランドイメー
ジが損なわれ、NECグループの製品の売上に悪影響を与える可能性もあります。さらに、N
ECグループが特許権その他の知的財産権を行使するために訴訟を提起する必要がある場合、
当該訴訟に多額の費用および多くの経営資源が必要となる可能性があります。
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⑥ 第三者からのライセンス
NECグループの製品には、第三者からソフトウェアライセンスやその他の知的財産権のラ
イセンスを受けて製造・販売しているものがあり、今後もNECグループの製品に関連して第
三者から必要なライセンスを受け、またはこれを更新する必要があります。NECグループ
は、経験および業界の一般的な慣行を踏まえ、原則としてこれらのライセンスを商業的に合理
的な条件で取得することができると考えています。しかし、将来NECグループが必要とする
ライセンスを、第三者から商業的に合理的な条件で取得できる保証はなく、また、全く取得で
きない可能性もあります。
⑦ 競争の激化
NECグループは、事業を展開する多くの市場において激しい競争にさらされているため、
NECグループにとって適正な価格設定をすることが困難な状況に置かれています。かかる競
争状態は、NECグループの利益の維持に対する深刻な圧力となっており、当該圧力は特に市
場が低迷した場合に顕著となります。また、競合会社の市場参入に伴い、NECグループの製
品・サービスが厳しい価格競争にさらされるリスクが増大しています。主にアジア諸国におけ
る競合会社の中には、生産コストの面でNECグループよりも有利であり、顧客に対する販売
価格面で競争力を有している会社が存在する可能性があります。また、近年、NECグループ
が開発した新製品の市場投入から競合会社による同一または同種の製品の市場投入までの間隔
が短くなっており、NECグループの製品が従来より早く激しい競争にさらされる可能性があ
ります。
NECグループは、大規模な多国籍企業から比較的小規模で急成長中の高度に専門化した企
業まで、国内外を問わず多くの会社と競合しています。特定分野に特化している多くの競合会
社とは異なり、NECグループは多角的に事業を展開しているために、それぞれの特定事業分
野に関しては、競合会社ほどの資金を投入できない場合があり、また、そのような競合会社と
同程度の迅速さや柔軟性をもって変化に対応することや、市場機会を捉えることができない可
能性があります。
NECグループは、現在の競合会社や潜在的な競合会社の一部に対し、製品やサービスを販
売することがあります。例えば、大規模なプロジェクトで競合会社が主契約者となり、NEC
グループのソリューションを組み込みまたは利用して、ソリューションを提供する場合におい
て、NECグループは、競合会社から注文を受けて、競合会社に対しNECグループのソリュ
ーションを提供する場合があります。この場合、かかる競合会社が、競合またはその他の理由
により、かかる大規模なプロジェクトにおいてNECグループのソリューションを利用しない
こととした場合、NECグループの事業に悪影響を与える可能性があります。
⑧ NTTグループへの依存
NECグループの売上高のうち、NTTグループ(日本電信電話㈱および㈱NTTドコモを含む
同社の関係会社)に対する売上高の構成比は、平成26年3月期において12.3%を占めています。
NTTグループが事業上もしくは財務上の重大な問題その他何らかの理由により設備投資額もしく
はNECグループとの取引額を削減する場合または投資対象を変更する場合には、NECグル
ープの事業、業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。さらに、今後、NTTグル
ープがNECグループと競合する製品の製造を開始し、またはNECグループの競合会社を買
収した場合は、NECグループの事業に支障をきたす可能性があります。
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⑨ 顧客に対する信用リスク
NECグループは、顧客に対してベンダーファイナンス(NECグループの製品・サービス
の購入資金の供与)を提供することがあり、また、支払期間の延長や、NECグループの製
品・サービスの購入を援助するためその他の方法による財務支援を行うことがあります。NE
Cグループが財務上またはその他の事情により、顧客が受入れ可能な条件での支払条件の設定
もしくはその他の方法による財務支援ができない場合、または条件にかかわらずかかる行為を
一切行うことができない場合は、NECグループの業績に悪影響を与える可能性があります。
さらに、NECグループの顧客の多くは、代金後払いの方法によりNECグループから製品・
サービスを購入していますが、NECグループが支払期限の延長またはその他の支払条件の提
案を行った顧客やNECグループが多額の売掛金を有する顧客に財務上の問題が発生した場合
には、NECグループの事業、業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。
⑩ 人材の確保
他のハイテクノロジー企業と同様、NECグループは、製品・サービスおよびソリューショ
ンを開発するため、優秀な従業員を獲得し維持する必要があります。NECグループの人事部
門は、重要な技術部門に配属可能な人材を採用し、その雇用の継続に努めていますが、優秀な
従業員が多数離職した場合または優秀な人材を新規に採用することができなかった場合は、N
ECグループの事業目的の達成が困難になる可能性があります。
⑪ 資金調達
NECグループは、営業活動によるキャッシュ・フローや銀行その他の金融機関からの借入
金による資金調達に加え、コマーシャル・ペーパーその他の債券の募集等により資本市場から
資金を調達しています。NECグループの格付けが引き下げられた場合、NECグループの金
利負担が増加し、NECグループのコマーシャル・ペーパー市場または債券市場における資金
調達能力が悪影響を受ける可能性があり、その結果、NECグループの財政状態および手許流
動性にも悪影響を与える可能性があります。
NECグループの資金調達は、NECグループの主要な貸手の倒産やNECグループに対す
る融資停止の決定、または資本市場の不安定さにより、悪影響を受ける可能性があります。N
ECグループが満足できる条件で外部から資金を調達することができない場合もしくは全く資
金を調達することができない場合、または営業活動や必要に応じて資産の売却によって十分な
キャッシュ・フローを生み出すことができない場合、NECグループは債務を履行することが
できなくなり、NECグループの事業は重大な悪影響を受ける可能性があります。また、NE
Cグループの事業のために必要な資金調達を追加的な借入れで行う場合、NECグループの成
長戦略を実行する能力に制約を与えるような財務的その他の制限的義務が課される可能性があ
ります。
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(4)内部統制・法的手続・法的規制等に関するリスク
① 内部統制
NECグループは、財務報告の正確性を確保するために、業務プロセスの文書化やより厳密
な内部監査の実施により内部統制システムの強化に努めていますが、その内部統制システムが
有効なものであっても、財務諸表の作成およびその適正な表示について合理的な保証を与える
ことができるにすぎず、従業員等の人為的なミスや不正、複数の従業員等による共謀等によっ
て機能しなくなる場合があります。また、内部統制システムの構築当時に想定していなかった
事業環境の変化や非定型な取引に対応できず、構築された業務プロセスが十分に機能しない可
能性もあり、虚偽の財務報告、横領等の不正および不注意による誤謬が発生する可能性を完全
には否定することはできません。このような事態が生じた場合には、財務情報を修正する必要
が生じ、NECグループの財政状態および業績に悪影響を与える可能性があります。また、N
ECグループの内部統制システムに開示すべき重要な不備が発見された場合、金融市場におけ
るNECグループの評価に悪影響を与える可能性があり、かかる不備を是正するために多額の
追加費用が発生する可能性もあります。さらに、内部統制システムの開示すべき重要な不備に
起因して、行政処分または司法処分を受けた場合には、NECグループは、事業機会を失う可
能性があります。
NECグループは、業務の適正化および効率化の観点から業務プロセスの継続的な改善・標
準化に努めていますが、様々な国や地域で事業活動を行っており、また業務プロセスも多岐に
わたっているため、共通の業務プロセスの設計およびその定着化は必ずしも容易ではなく、結
果として業務プロセスの改善・標準化に多くの経営資源・人的資源と長期間にわたる対応の継
続を要し、多額の費用が発生する可能性があります。
② 法的手続
NECグループは、特許権その他の知的財産権に係る侵害その他の主張に基づく訴訟または
法的手続を申し立てられることがあります。NECグループの事業分野には多くの特許権その
他の知的財産権が存在し、また、新たな特許権その他の知的財産権が次々と生じているため、
ある製品または部品について第三者の特許権その他の知的財産権を侵害する可能性の有無を事
前に完全に評価することは困難です。特許権その他の知的財産権侵害の主張が正当であるか否
かにかかわらず、かかる主張に対してNECグループを防御するためには、多額の費用および
多くの経営資源が必要となる可能性があります。特許権その他の知的財産権侵害の主張が認め
られ、NECグループが侵害したとされる技術またはそれに代わる技術についてのライセンス
を取得できなかった場合には、NECグループの事業に重大な悪影響を与える可能性がありま
す。
NECグループは、知的財産権侵害以外にも、商取引法、独占禁止法、製造物責任法、環境
保護法などに関する様々な訴訟および法的手続に巻き込まれる可能性があります。
NECグループが当事者となっているかまたは今後当事者となる可能性のある訴訟および法
的手続の結果を予測することは困難ですが、かかる手続においてNECグループにとって不利
な結果が生じた場合、NECグループの事業、業績または財政状態に重大な悪影響を与える可
能性があります。さらに、NECグループが関係する法的手続に関して、経営陣が深く関わる
ことが求められる可能性があり、その場合、経営陣の本来の業務であるNECグループの事業
運営に支障が生じる可能性があります。
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③ 法的規制等
NECグループは、事業を展開する多くの国や地域において、予想外の規制の変更、法令適
用や政府の政策の運用の不確実性およびその法的責任が不透明であることに関連する多様なリ
スクにさらされています。日本およびその他の国や地域の政府の経済、租税、労働、国防、財
政支出等に関する政策を含め、NECグループが事業を展開する国や地域における規制環境の
重要な変更は、NECグループの事業、業績および財政状態に悪影響を与える可能性がありま
す。
通信(インターネット関連の事業および技術に関するものを含む。)に関する国内または国
際規制および通信料金の変更は、NECグループの製品・サービスの売上に影響し、かつNE
Cグループの事業、業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。
④ 環境規制等
NECグループの事業は、大気汚染、水質汚濁、有害物質の使用および取り扱い、廃棄物処
理、製品含有化学物質、製品リサイクルならびに土壌・地下水汚染の規制や地球温暖化防止な
どを目的とした様々な環境法令の適用を受けています。また、NECグループは、過去、現在
および将来の製造活動に関し、環境責任を負うリスクを抱えています。NECグループは、自
主管理基準を設定し、NECグループの環境方針に従って日常的な点検や環境監査を実施する
など、法令および政府当局の指針の遵守に努めていますが、将来、新たなまたはより厳格化す
る環境規制の遵守や、有害物質等を除去する義務に関する費用が発生する場合、NECグルー
プの事業、業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。
⑤ 税務
NECグループの実効税率は、税率の低い国や地域での収益が予想よりも少なく、税率の高
い国や地域での収益が予想よりも多い場合や、NECグループの繰延税金資産および繰延税金
負債の評価の変更、移転価格の調整、損金算入されない報酬の税効果、またはNECグループ
が事業を展開する多くの国や地域における租税法令、会計基準もしくはそれらの解釈の変更が
行われた場合、悪影響を受ける可能性があります。今後、実効税率が大幅に上昇した場合に
は、NECグループの将来の利益が減少する可能性があります。現在、NECグループは、繰
越欠損金および将来減算一時差異により繰延税金資産を計上していますが、これらはいずれも
将来の課税所得を減額する効果があります。繰延税金資産は課税所得によってのみ回収されま
す。市況やその他の環境のさらなる悪化により、繰越期間中のNECグループの事業およびタ
ックス・プランニングによる将来の課税所得が予想よりも低いと見込まれる場合には、回収可
能と考えられるNECグループの繰延税金資産の額が減額される可能性があります。また、法
人税率の引下げ等の租税法令の改正や会計基準の変更がなされた場合においても、NECグル
ープの繰延税金資産の額が減額される可能性があります。かかる減額は、その調整が行われた
期間におけるNECグループの利益に悪影響を与えます。
また、NECグループは、税務申告について様々な国や地域の税務当局により継続的な監査
および調査を受けています。NECグループでは、未払法人税等の妥当性を判断するため、こ
れらの監査および調査の結果生じる悪影響の可能性について定期的に評価していますが、これ
らの監査や調査の結果は、NECグループの業績および財政状態に悪影響を与える可能性があ
ります。
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⑥ 情報管理
NECグループは、通常の事業遂行に関連して、多数の個人情報や機密情報を保有していま
す。近年、企業や機関が保有する情報や記録が流出しまたは不正なアクセスを受けるといった
事件が多発していますが、NECグループが保有する顧客または従業員に関する個人情報や機
密情報が流出しまたは不正なアクセスを受け、それが不正に使用された場合には、NECグル
ープは法的な責任を負い、規制当局による処分を受ける可能性があり、NECグループの評価
およびブランド価値が損なわれる可能性があります。
NECグループは、個人情報を個人情報保護法の定めに従い取り扱わなければなりません
が、NECグループが、かかる情報を保護できなかった場合、これにより生じた経済的損失ま
たは精神的苦痛に対し、賠償しなければならない場合があります。また、情報保護対策を実施
するために、多額の費用が発生し、または通常業務に支障が生じる可能性があります。加え
て、情報漏えい事故が発生した場合には、NECグループの業務、システムまたはブランドに
対する社会的信用が低下し、NECグループに対する顧客および市場からの信頼を失い、NE
Cグループの事業、業績および財政状態に重大な悪影響を与える可能性があります。
(5)その他のリスク
① 自然災害や火災等の災害
国内外を問わず、NECグループが事業を展開する国や地域において、自然災害や火災、公
衆衛生問題、戦争、テロリストによる攻撃等が発生した場合、NECグループ、NECグルー
プの仕入先または顧客に損害もしくは混乱が生じる可能性があります。また、これらの災害等
が政治不安または経済不安を引き起こし、NECグループの事業を阻害する可能性もありま
す。例えば、日本国内に所在するNECグループの施設や製造設備等は、地震により壊滅的な
損害を被る可能性があります。また、新型インフルエンザ等の未知の感染症の流行により、従
業員が勤務できず、顧客の需要が低下し、または仕入先の操業が中断するなど、NECグルー
プの事業運営が悪影響を受ける可能性があります。加えて、通信ネットワークや情報システム
がNECグループの事業活動にとってますます重要になっている中で、停電、自然災害、テロ
リストによる攻撃、ハードウェアまたはソフトウェアの欠陥、コンピュータウィルスやコンピ
ュータのハッキング等の予期せぬ事態により通信や情報システムが遮断されるリスクがありま
す。そのため、NECグループでは、国内の主要事業拠点の耐震化、防災訓練、情報システム
の二重化等の事前対策を実施するとともに、緊急時の行動要領等をまとめた事業継続計画
(BCP)を策定しています。しかし、これらの対策を実施しているにもかかわらず、NECグル
ープの製品・サービスに対する需要が低下したり、NECグループによる製品の納入または仕
入先による部品の納入が困難もしくは不可能となる可能性があります。さらに、損害を被った
設備を修復または代替するために多額の費用が必要となったり、サプライチェーンにおいて遅
れや効率性の低下を招く可能性もあります。
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② 会計方針の適用
NECグループが会計方針を適用する際に用いる方法、見積りおよび判断は、NECグルー
プの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。かかる方法、見積りおよび判断は、その性
質上、重要なリスク、不確実性および仮定を伴うものであり、今後かかる方法、見積りおよび
判断の変更を必要とする要因が発生する可能性もあります。かかる方法、見積りおよび判断が
変更された場合、NECグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、金融
市場の不安定さおよび経済全体の不透明さにより、債券および株式投資について将来実現され
る実際の金額が現時点で計上されている公正価値と大きく異なる可能性があります。会計基準
の新たな適用や変更も、NECグループの財政状態および業績に大きな影響を及ぼす可能性が
あります。
③ 退職給付債務
退職給付債務の見込額を算出する基礎となる割引率等の数理計算上の仮定に変動が生じた場
合、NECグループの財政状態および業績に悪影響を与える可能性があります。例えば、将
来、割引率が引き下げられた場合には、数理計算上の損失が発生する可能性があり、また、将
来、制度の変更により過去勤務費用が発生する可能性があります。金利環境の変化やその他の
要因も、NECグループの退職給付に係る負債およびその結果生じる数理計算上の損失等の毎
年の償却額に悪影響を与える可能性があります。
④ 当社普通株式の米国での売却
当社は、平成17年度以降の決算期に係る年次報告書を米国証券取引委員会(SEC)に提出でき
なかったため、平成19年10月、米国ナスダック・ストック・マーケットは、当社の米国預託証
券の上場を廃止しました。さらに、平成17年度以降の決算期に係る年次報告書を提出できなか
ったこと等に関し、SECより非公式の調査を受け、平成20年6月、当社は、本件に関してSECとの
間で和解し、この和解の一部として、SECから米国1934年証券取引所法(米国証券取引所法)第
12条(j)項に基づき、(a)SECの調査の結果、当社が違反したとSECが判断する米国証券取引所法
の規定に違反する行為を当社が今後行わないことおよび(b)当社普通株式および米国預託証券の
米国証券取引所法に基づく登録を廃止することを内容とする命令を受けました。当社は、SECの
命令に記載されたSEC調査の内容に関して、認諾または否認のいずれも行っておらず、また、
SECから課徴金その他の金銭の支払いを求められていません。しかしながら、登録が廃止された
結果、各国の証券業者および米国の証券取引所の会員は、当社普通株式もしくは米国預託証券
の取引の実行、または当社普通株式もしくは米国預託証券の購入・売却の勧誘に、郵便その他
の方法または米国における州際通商の手段を利用できないため、当社株主は当社普通株式を米
国で売却することが困難であり、この状況は今後も継続する可能性があります。
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5【経営上の重要な契約等】
(1) 重要な技術導入、提供契約
平成26年3月31日現在における重要な技術導入、技術提供等の契約は、次のとおりです。
当
事
者
当社および
インターナショナル・ビジネス・
マシーンズ社(米国)
当社およびインテル社(米国)
当社およびマイクロソフト社(米国)
当社、ルネサスエレクトロニクス㈱
およびソニー㈱
契約の内容
情報取扱装置に関する特許の相互実施
許諾
情報取扱装置に関する特許の相互実施
許諾
半導体装置等に関する特許の相互実施
許諾
情報取扱装置に関する特許の相互実施
許諾
半導体装置、情報取扱装置に関する特
許の相互実施許諾
情報取扱装置に関する特許の相互実施
許諾
情報取扱装置に関する特許の相互実施
許諾
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契約期間
自:平成14年9月9日
至:対象特許の終了日
自:平成18年9月28日
至:対象特許の終了日
自:平成4年7月29日
至:対象特許の終了日
自:平成13年11月16日
至:対象特許の終了日
自:平成17年2月5日
至:対象特許の終了日
自:平成18年1月1日
至:対象特許の終了日
自:平成21年1月1日
至:対象特許の終了日
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6【研究開発活動】
NECグループでは、「2015中期経営計画」で掲げた社会ソリューション事業の推進により、
人が豊かに生きるための安全・安心・効率的・公平な社会の実現を目指しています。その実現に向け
て中央研究所は、社会に対して新たな価値を提供しうる将来事業向けの革新的技術成果を創出するこ
とでNECグループの持続的な発展を支えています。
今 後は、社 会ソリ ューシ ョン 事業 を展開 するう えで 特 に重 要と なるビ ッグデ ータ分 析、SDN
(Software-Defined Networking)、セキュリティ、実世界情報処理、スマートエネルギーといった
事業領域への貢献に重点を置いて研究開発を行います。
また、グローバルでお客様と連携し価値を創造する「価値共創研究所」の実現を目指し、その活動
の中核拠点として2013年9月に開設した「NECラボラトリーズシンガポール」を活用して、現地の
研究機関や顧客とともに、都市の安全・安心を支える新たなソリューションの開発を進めています。
NECグループのセグメント別の主な研究開発の内容は、次のとおりです。
(パブリック事業)
官公、公共、医療、金融およびメディア向けの事業領域における、システムやソリューションの研
究開発を行っています。
(エンタープライズ事業)
製造業および流通・サービス業向けの事業領域における、システムやソリューションの研究開発を
行っています。
(テレコムキャリア事業)
通信キャリア向けの事業領域における、ネットワークシステムやソリューションの研究開発を行っ
ています。
(システムプラットフォーム事業)
ハードウェア、ソフトウェア、企業ネットワークおよびサービス事業領域における、システム基盤
の研究開発を行っています。
(その他)
環境・エネルギー事業領域における、蓄電池およびエネルギー・マネジメント・システムの研究開
発を行っています。
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NECグループの当連結会計年度における主な研究開発活動の成果は、次のとおりです。
(パブリック事業)
ビッグデータの分析技術を応用した大規模プラント向け故障予兆監視システムを開発
近年、社会インフラの安全性対策や老朽化対策が課題となっており、これをICTの力で解決する
ことが強く求められています。
当社は、工場や発電所など、社会インフラを構成する大規模プラントの故障の予兆を高精度に監
視するシステムを開発しました。このシステムには、大規模プラントに設置された各種センサが収
集したビッグデータから、平常時の不変的な関連性(インバリアント)を自動的かつ網羅的に抽出
してモデル化し、同モデルと一致しない状態を故障の予兆として捉え、これを高精度かつ迅速に検
知する当社独自の分析技術を活用しています。
当社では、大規模プラントでの実証実験を重ねて本システムの有用性を検証するとともに、海外
への展開も進めてまいります。
(エンタープライズ事業)
シート型センサと解析技術の組み合わせにより人やモノの動きを正確に把握するプレゼンスセンシン
グシステムを開発
あらゆる人が安全に安心して過ごせる社会が求められる中、見守りやセキュリティ関連の様々な
サービスが導入されています。しかし、こうしたサービスの実施にあたっては、プライバシーへの
配慮やコストの面で課題があります。
こうした課題を解決するため、当社は、弱い電波を利用した独自のシート型センサと解析技術を
組み合わせ、カメラを用いることなく、人・モノの形や動きを正確に把握するプレゼンスセンシン
グシステムを開発しました。
本システムにより、福祉施設や病院などにおいて、高齢者や患者が人目のつかない所で倒れてい
るなどの異変を、プライバシーに考慮しつつ早期に発見することが可能になります。このほか、本
システムは、立入禁止エリアへの不審者の侵入や侵入者の動線の把握、特定エリアの混雑状況の把
握など、様々な用途に活用できます。また、本システムは、電波を用いた独自方式を採用してお
り、同等精度の既存センサを使用した場合と比較し、数十分の一のコストで環境構築が可能です。
(テレコムキャリア事業)
世界で初めて、SDN(Software-Defined Networking)により柔軟な広域ネットワークを実現する基本
技術を確立
当社、日本電信電話㈱、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ㈱、富士通㈱、㈱日立製作所
は、通信事業者が提供するモバイルネットワークやインターネットなど広域ネットワークインフラ
の総合的なSDN化を目指す研究開発プロジェクト「Open Innovation over Network Platform」を、
総務省の「ネットワーク仮想化技術の研究開発」の委託研究として、平成25年6月から5社共同で推
進しています。
今回、本プロジェクトの成果として、複数の広域ネットワークインフラを統合管理するプラット
フォームや、その上で動作する汎用ネットワーク制御アプリケーションなど、広域ネットワークの
SDN化につながる基本技術を確立しました。
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この技術により、サービスプロバイダは、Web上での簡単な入力などで、希望するネットワーク
構成を通信事業者に伝えることができるようになります。また、通信事業者は、光ネットワークと
パケットトランスポートネットワークを柔軟に組み合わせて、サービスプロバイダの要求に合わせ
た仮想ネットワークを構築することや、仮想ネットワーク上で、いつ、どこで、何が起こっている
かを瞬時かつ的確に把握することができるようになります。さらに、各レイヤのネットワーク装置
を連携させることで、将来、通信事業者は、サービスプロバイダの要求に応じた広域ネットワーク
の設計・構築・変更を、従来の約10分の1の時間で実現することができるようになります。
(システムプラットフォーム事業)
データセンターの空調電力を最大50%削減する省エネルギー冷却技術を開発
当社は、データセンターなどに設置されるラックに搭載されたICT機器の排熱を効率よく行い、
データセンターの空調電力を最大50%削減できる「多段式高効率冷却技術」を開発しました。
本技術により、機器から排出される熱を拡散する前に回収するとともに直接屋外へ輸送するた
め、サーバルーム内の空調負荷を大幅に削減できます。消費電力がラックあたり12kWの場合、送風
電力と冷凍機電力を合計した空調電力を最大50%削減(当社研究所比)することが可能です。
本技術をデータセンターに適用すると、空調負荷を増大させずに、ラックへ実装するICT機器を
大幅に増やすことが可能になります。これにより、フロア面積はそのままで、データセンターの処
理能力を大幅に向上させることができ、省スペースなデータセンターの運用につながります。
当社は、「NECグループ環境経営行動計画2017/2030」に基づき、低炭素社会の実現
に向けて、業界で先駆けた省エネへの取り組みを進めています。当社は今後も、本技術の実用化に
向けた開発を進め、ICT機器やシステムの省電力化および効率的なデータセンター運用の実現を目
指します。
(注) 本技術は、平成20年度から平成24年度に当社が参画した独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
(NEDO)の「グリーンネットワーク・システム技術研究開発プロジェクト」の研究成果の一部を活用してい
ます。
(その他)
高エネルギー密度の次世代リチウムイオン電池を開発
当社、㈱田中化学研究所および積水化学工業㈱は、独立行政法人産業技術総合研究所と共同で、
新規鉄マンガン系正極を使った次世代リチウムイオン電池を開発しました。
この次世代リチウムイオン電池は、実用化されているマンガンスピネル系正極を使ったリチウム
イオン電池の約1.7倍(定置用蓄電システムや環境対応自動車に搭載されているリチウムイオン電
池の電池重量あたりエネルギー密度を基準としました。)となる、エネルギー密度271Wh/kgを実現
しました。本技術は、リチウムイオン電池の低コスト化、環境対応自動車のさらなる航続距離延
伸、定置用蓄電システムの小型軽量化などに貢献するものです。
(注) 本成果は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施している「リチウムイオン電
池応用・実用化先端技術開発事業」の支援を受けて、㈱田中化学研究所、積水化学工業㈱、独立行政法人産
業技術総合研究所および当社が共同で開発したものです。
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当連結会計年度におけるNECグループ全体の研究開発費は、142,723百万円であり、セグメント
ごとの内訳は、次のとおりです。
パブリック事業
16,084百万円
エンタープライズ事業
550百万円
テレコムキャリア事業
53,973百万円
システムプラットフォーム事業
40,082百万円
その他
32,034百万円
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7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析における将来に関する事項は、当連結会
計年度末(平成26年3月31日)においてNECグループが判断したものです。連結財務諸表の作成に
は、期末日における資産、負債、偶発資産および偶発債務ならびに会計期間における収益および費用
に影響を与えるような見積りや仮定を必要とします。結果として、このような見積りと実績が異なる
場合があります。
(1)当社の概要(主な事業内容)および経営成績に重要な影響を与える要因
NECグループは、「NECグループビジョン2017」を掲げ、「人と地球にやさしい情報社
会をイノベーションで実現するグローバルリーディングカンパニー」を目指しています。当連結会
計年度は、平成25年4月に発表した「2015中期経営計画」の3つの経営方針「社会ソリューショ
ン事業への注力」、「アジアへの注力、現地主導型ビジネスの推進」、「安定的な財務基盤の構
築」に基づき、持続的な売上成長を実現し、グローバル展開力のある社会ソリューション事業の確
立に向けた取り組みを進めました。
NECグループの売上は、4つの主要なセグメントであるパブリック事業、エンタープライズ事
業、テレコムキャリア事業およびシステムプラットフォーム事業から生じます。当連結会計年度に
おいて、NECグループの売上高の24.3%がパブリック事業、8.9%がエンタープライズ事業、23.8%
がテレコムキャリア事業、25.7%がシステムプラットフォーム事業によるものです。(各セグメント
の売上高比率は、各セグメントの外部顧客に対する売上高に基づき算出しています。)
各セグメントの製品およびサービス等の概要は次のとおりです。
パブリック事業の売上は、主に官公、公共、医療、金融およびメディア向けに、システム・イン
テグレーション(システム構築、コンサルティング)、サポート(保守)、アウトソーシング、ク
ラウドサービスおよびシステム機器などの提供によるものです。
エンタープライズ事業の売上は、主に製造業および流通・サービス業向けに、システム・インテ
グレーション(システム構築、コンサルティング)、サポート(保守)、アウトソーシングおよび
クラウドサービスなどの提供によるものです。
テレコムキャリア事業の売上は、主に通信事業者向けに、ネットワークインフラ(基幹ネットワ
ークシステム、アクセスネットワークシステム)およびサービス&マネジメント(通信運用管理ソ
リューション(TOMS)(ネットワーク運用支援システム(OSS)、事業支援システム(BSS))、ネ
ットワーク制御基盤、サービス提供基盤)などの提供によるものです。
システムプラットフォーム事業の売上は、ハードウェア(サーバ、メインフレーム、スーパーコ
ンピュータ、ストレージ、企業向けパソコン、タブレット端末、POS、ATM、制御機器、無線LANル
ータ、ディスプレイ、プロジェクタ)、ソフトウェア(統合運用管理、アプリケーションサーバ、
セキュリティ、データベース)、企業ネットワーク(IPテレフォニーシステム、WAN・無線アクセ
ス装置、LAN製品)およびサービス(データセンター基盤、サポート(保守))などの提供による
ものです。
NECグループの各セグメントの業績は、景気動向およびIT投資の動向や通信事業者の投資動向
等に左右されます。
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経営成績に重要な影響を与えるその他の要因につきましては、「第一部
の状況
4
企業情報
第2
事業
事業等のリスク」に記載のとおりです。
(2)重要な会計方針および見積り
経営陣は、次の重要な会計方針の適用における見積りや仮定が連結財務諸表に重要な影響を与え
ると考えています。
①
連結財務諸表の作成方法
当社の連結財務諸表は、金融商品取引法の規定およびわが国において一般に公正妥当と認めら
れる企業会計の基準に従って作成しています。
②
収益認識
収益認識については、原則として、検収基準で売上を計上しています。受注制作のソフトウェ
ア取引については、取引の実在性を要件として、顧客の側で契約内容に応じて、成果物がその一
定の機能を有することについての確認が行われることにより成果物の提供が完了することとなる
ため、検収に基づいて収益を認識しています。分割検収においては、最終的なプログラムの完成
前であっても、分割された契約の単位の内容が一定の機能を有する成果物の提供となり、かつ顧
客との間で、納品日、入金条件等について事前の取決めがあったうえで、当該成果物提供の完了
が確認され、その見返りとしての対価が成立している場合には、収益を認識しています。ソフト
ウェアと関連サービスの複合取引や、ハードウェアとソフトウェアの販売において、その両者が
有機的一体として機能しないケースなど、複数の取引が1つの契約とされている場合、管理上の
適切な区分に基づき、サービスの内容や、その各々の金額の内訳が顧客との間で明らかにされて
いる場合には、契約上の対価を適切に分解して、ハードウェアやソフトウェアといった財につい
ては各々の成果物の提供が完了した時点で、また、サービスについては提供期間にわたる契約の
履行に応じて収益認識を行っています。なお、一方の取引が他方の主たる取引に付随して提供さ
れる場合には、その主たる取引の収益認識時点に一体として会計処理することがあります。
また、複数の企業を介するソフトウェア関連取引において、委託販売で手数料収入のみを得る
ことを目的とする取引の代理人のように、一連の営業過程における仕入および販売に関して通常
負担すべき瑕疵担保リスク、在庫リスクや信用リスクなどを負っていない場合には、収益の純額
表示を行っています。
プロジェクトの見積りコストが収入見込額を上回るものについては、回収可能額を査定し、回
収不能額を損失計上しています。また、客先納品後の瑕疵補修費用等の支出に備えるため、過去
の実績率に基づいた見積額および追加原価の発生可能性を個別に評価した見積額を製品保証引当
金として計上しています。将来、当該プロジェクトにおいてこれらの見積りコストが増加した場
合には、追加の費用が生じる可能性があります。(⑩参照)
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③
貸倒引当金
貸倒引当金については、回収不能見込額を計上しています。回収不能見込額は、一般債権につ
いては貸倒実績率を用い、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討して計
上しています。将来発生すると予想される貸倒損失に対して適正な引当金を計上していますが、
顧客の財政状態が悪化した場合には、貸倒引当金を追加計上する可能性があります。
④
たな卸資産
通常の販売目的で保有するたな卸資産は、取得原価または正味売却価額のいずれか低い価額で
計上しています。商品及び製品については、注文生産品は主として個別法、標準量産品は主とし
て先入先出法で評価しています。仕掛品については、注文生産品は主として個別法、標準量産品
は主として総平均法で評価しています。原材料及び貯蔵品は、主として先入先出法により評価し
ています。営業循環過程から外れた滞留または処分見込等のたな卸資産は、合理的に算定された
価額によることが困難な場合には、正味売却価額まで切り下げる方法に代えて、帳簿価額を処分
見込価額まで切り下げる方法または一定の回転期間を超える場合、規則的に帳簿価額を切り下げ
る方法によっております。正味売却価額が著しく下落した場合には、たな卸評価損の追加計上の
可能性があります。
⑤
有形固定資産
有形固定資産については、定額法を採用しています。借手側となるファイナンス・リース取引
については、通常の売買取引に準じて、固定資産として計上し、リース期間にわたって定額法に
より償却しています。耐用年数は、当該資産の区分、構造および機能に応じて見積られています
が、将来、技術革新等による設備の陳腐化や事業撤退による不要設備の発生等により、見積耐用
年数が当初見込を下回る場合には、臨時の損失が発生する可能性があります。また、資産をグル
ーピングした各事業の業績見込の悪化により、将来キャッシュ・フロー見込額が減少した場合に
は、減損損失が発生する可能性があります。
⑥
ソフトウェア
市場販売目的のソフトウェアについては、見込有効期間(主として2年以内)における見込販
売数量または見込販売収益に基づいた償却方法を採用しています。見込販売数量は、実現可能性
のある販売計画に基づいて算出されていますが、事業環境の変化等により、販売数量が当初販売
計画を下回った場合には、一時期に損失が発生する可能性があります。自社利用のソフトウェア
については、見込利用可能期間(主として5年以内)に基づく定額法を採用しています。事業環
境の変化等により、耐用年数の変更を要することとなった場合には、追加の償却額が発生する可
能性があります。
⑦
のれん
のれんについては、20年以内の効果がおよぶ期間で均等償却しています。当初見込んだ効果の
およぶ期間の途中において、買収事業の収益力が低下した場合や買収事業の撤退があった場合に
は、減損損失が発生する可能性があります。
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⑧
投資有価証券
その他有価証券のうち時価のあるものについては、決算日の市場価格等に基づく時価法で評価
しています。評価差額については全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により
算定しています。また、時価のないものについては、移動平均法による原価法で評価していま
す。時価もしくは実質価額が著しく下落した場合には、回復する見込みがあると認められる場合
を除き、減損しています。将来、時価または実質価額が著しく下落し、回復が見込めない場合に
は、臨時の損失が発生する可能性があります。
⑨
繰延税金資産
NECグループが計上している繰延税金資産は、繰越欠損金および将来減算一時差異に関する
もので、すべて将来の課税所得を減額する効果を持つものです。市況の後退または経営成績の悪
化などの事象により、NECグループが現在計上している繰延税金資産の全額または一部につい
て回収可能性が低いと判断した場合、繰延税金資産の額が減額される可能性があります。また、
法人税率の引下げ等の租税法令の改正や会計基準の変更がなされた場合においても、NECグル
ープの繰延税金資産の額が減額される可能性があります。かかる減額は、その調整が行われた期
間におけるNECグループの利益に悪影響を与えます。
⑩
製品保証引当金
NECグループは、製品販売後または受託開発プログラム引渡後、契約に基づき一定期間無償
で修理・交換を行う製品を扱っており、製品保証引当金については、売上高等に対する過去の実
績率や追加原価の発生可能性を個別検証した結果を基礎として見積額を計上しています。開発、
製造、出荷の各段階において、品質管理の強化および品質向上に努めていますが、見積額を上回
る不具合や瑕疵があった場合は、追加で費用が発生する可能性があります。
⑪
工事契約等損失引当金
採算性の悪化した受注制作のソフトウェアおよび工事契約等に係る将来の損失に備えるため、
翌連結会計年度以降に発生することとなる損失見込額を計上しています。将来、契約ごとに採算
性の変化があった場合には、追加で損益が発生する可能性があります。
⑫
事業構造改善引当金
事業構造改革に伴い発生する費用および損失に備えるため、その発生見込額を計上していま
す。将来、事業構造改革の規模が想定と異なることとなった場合には、追加で損益が発生する可
能性があります。
⑬
偶発損失引当金
訴訟や係争案件等の将来発生する可能性のある偶発損失に備えるため、偶発事象ごとに個別の
リスクを検討し、合理的に算定した損失見込額を計上しています。将来、偶発事象ごとに情勢の
変化があった場合には、追加で損益が発生する可能性があります。
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⑭
退職給付に係る負債
NECグループが計上している退職給付に係る負債および資産は、割引率などの数理計算上の
前提に基づいて算出されています。数理計算上の前提と実績に乖離が生じた場合、退職給付に係
る負債が増加する可能性があります。
⑮
電子計算機買戻損失引当金
電子計算機の買戻時の損失の補てんに充てるため、過去の実績に基づいて算出した買戻損失発
生見込額を計上しています。将来、顧客の利用動向が変化した場合には、追加で費用が発生する
可能性があります。
(3)当連結会計年度の経営成績の分析
※当社は、当連結会計年度から、セグメントを変更しています。
また、前連結会計年度との比較数値については、前連結会計年度の数値を新たなセグメントに組替
えて表示しています。
当連結会計年度の連結売上高は、3兆431億円と前連結会計年度に比べ285億円(0.9%)減少しま
した。これは、パブリック事業、エンタープライズ事業およびシステムプラットフォーム事業が増
収となったものの、その他の事業が携帯電話販売事業の非連結化や携帯電話の出荷台数が減少した
ことにより減収となったことなどによるものです。
収益面につきましては、連結営業損益は、前連結会計年度に比べ85億円悪化し、1,062億円の利
益となりました。これは、携帯電話販売事業等の売上減少に加え、前連結会計年度には液晶ディス
プレイ関連の特許売却があったことなどによるものです。
連結経常損益は、連結営業損益の悪化に加え、営業外費用の増加により、前連結会計年度に比べ
229億円悪化し、692億円の利益となりました。
税金等調整前当期純損益は、連結経常損益が悪化したものの、関係会社株式売却益を計上したこ
となどにより、前連結会計年度に比べ147億円改善し、840億円の利益となりました。
連結当期純損益は、337億円の利益となり、前連結会計年度に比べ33億円改善しました。
セグメント別実績については次のとおりです。なお、各セグメント別の売上高については、外部
顧客に対する売上高を記載しています。
a.パブリック事業
売上高
営業損益
7,384億円(前連結会計年度比
8.5%増)
586億円(
同
96億円改善)
パブリック事業の売上高は、官公向け、公共向けが堅調に推移したことなどにより、前連結会計
年度に比べ577億円(8.5%)増加し、7,384億円となりました。
営業損益は、売上が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ96億円改善し、586億円の
利益となりました。
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b.エンタープライズ事業
売上高
営業損益
2,723億円(前連結会計年度比
65億円(
同
8.2%増)
11億円改善)
エンタープライズ事業の売上高は、流通・サービス業向けが堅調に推移したことなどにより、前
連結会計年度に比べ207億円(8.2%)増加し、2,723億円となりました。
営業損益は、売上が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ11億円改善し、65億円の利
益となりました。
c.テレコムキャリア事業
売上高
営業損益
7,258億円(前連結会計年度比
2.3%増)
603億円(
同
112億円悪化)
テレコムキャリア事業の売上高は、海外において通信運用管理ソリューション(TOMS)や無線通
信機器(モバイルバックホール)が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ165億円
(2.3%)増加し、7,258億円となりました。
営業損益は、次世代ネットワーク技術であるSDN(Software-Defined Networking)やTOMS関連の
投資費用の増加に加え、前連結会計年度に知財関連の一過性の利益計上があったことなどにより、
前連結会計年度に比べ112億円悪化し、603億円の利益となりました。
d.システムプラットフォーム事業
売上高
営業損益
7,808億円(前連結会計年度比
307億円(
同
4.9%増)
20億円悪化)
システムプラットフォーム事業の売上高は、ハードウェアが増加したことなどにより、前連結会
計年度に比べ364億円(4.9%)増加し、7,808億円となりました。
営業損益は、プロジェクトミックスの悪化などにより、前連結会計年度に比べ20億円悪化し、
307億円の利益となりました。
e.その他
売上高
営業損益
5,259億円(前連結会計年度比
23.3%減)
△14億円(
同
183億円悪化)
その他の売上高は、携帯電話の出荷台数が減少したことや、携帯電話販売事業や電子部品事業を
非連結化したことなどにより、前連結会計年度に比べ1,598億円(23.3%)減少し、5,259億円とな
りました。
営業損益は、売上の減少に加え、前連結会計年度にあった液晶ディスプレイ関連の特許売却の影
響などにより、前連結会計年度に比べ183億円悪化し、14億円の損失となりました。
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(4)流動性と資金の源泉
NECグループは、手許流動性、すなわち、現金及び現金同等物と複数の金融機関との間で締
結したコミットメントライン契約の未使用額との合計額を今後の事業活動のための適切な水準に
維持することを財務活動の重要な方針としています。当連結会計年度末は、現金及び現金同等物
2,066億円、コミットメントライン未使用枠3,226億円、合計5,292億円の手許流動性を確保し、
必要な流動性水準を維持しました。なお、現金及び現金同等物は主に円貨であり、その他は米ド
ルやユーロなどの外国通貨です。
また、NECグループは、短期・長期の資金需要を満たすのに十分な調達の枠を維持していま
す。まず短期資金調達では、その多くを国内コマーシャル・ペーパーの機動的な発行で賄ってお
り、5,000億円の発行枠を維持しています。さらに、不測の短期資金需要の発生やコマーシャ
ル・ペーパーによる調達が不安定になった場合の備えとして、コミットメントライン枠計3,232
億円を維持し、常時金融機関からの借入れが可能な体制を敷いています。このうち800億円につ
いては、平成29年3月までの契約期間において、短期借入を実行できるコミットメントラインと
なります。一方、長期資金調達では、国内普通社債の発行枠3,000億円を維持しています。
なお、当社は平成25年5月、既存有利子負債の返済および中期経営計画遂行上必要な事業資金
に充当するため、ハイブリッド・ファイナンスにより1,300億円を調達しました。
負債構成の考え方に関しては、必要資金の安定的な確保の観点から、十分な長期資金の確保、
およびバランスのとれた直接・間接調達比率の維持を当面の基本方針としており、その状況を示
すと次のとおりです。
前連結会計年度末
長期資金調達比率
直接調達比率
*1
*2
当連結会計年度末
66.4%
82.9%
43.1%
27.8%
*1 長期資金調達比率は、社債、長期借入金およびその他(1年超のリース負債)の合計を有利子負債で除して
計算したものです。
*2 直接調達比率は、社債(1年以内償還予定を含む)およびコマーシャル・ペーパーの合計を有利子負債で除
して計算したものです。
当連結会計年度末の長期資金調達比率は82.9%、直接調達比率は27.8%となりました。
(5)キャッシュ・フローの状況について
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第一部
企業情報
第2
事業の状況
1
業績
等の概要」に記載のとおりです。
(6)経営戦略と今後の方針について
経営戦略と今後の方針につきましては、「第一部
き課題」に記載のとおりです。
- 49 -
企業情報
第2
事業の状況
3
対処すべ
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第3【設備の状況】
1【設備投資等の概要】
当社および連結子会社の当連結会計年度の設備投資(金額には消費税等を含まない。)の内訳は、次
のとおりです。
当連結会計年度 前連結会計
年度比
パブリック事業
16,045百万円 161.6% 増
エンタープライズ事業
1,841百万円 524.1% 増
テレコムキャリア事業
6,772百万円 38.1% 増
システムプラットフォーム事業
5,316百万円 19.0% 減
その他
68,734百万円 147.9% 増
合計
98,708百万円 116.4% 増
セグメントの名称
パブリック事業では、人工衛星事業用建屋建設、防衛システムおよび衛星システムなどの開発設備
および生産設備への投資等を行いました。
エンタープライズ事業では、子会社の事務所移転、サービスおよびシステム開発関連設備への投資
等を行いました。
テレコムキャリア事業では、次世代移動通信システムなどの開発設備および生産設備への投資等を
行いました。
システムプラットフォーム事業では、サーバ・ストレージなどのコンピュータの開発設備および生
産設備ならびにキーテレフォン・POSなどの端末機器の生産設備への投資等を行いました。
その他事業では、当社が賃借している玉川事業場内の土地建物に設定された信託受益権の取得およ
びクラウドサービス関連設備への投資等を行いました。
また、所要資金については主に自己資金および借入金を充当しています。
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2【主要な設備の状況】
NECグループにおける主要な設備は、次のとおりです。
(1)提出会社の状況
事業場名
(所在地)
玉川事業場
セグメントの
名称
設備の
内容
簿価
テレコムキャリア
事業
(神奈川県
川崎市
中原区)
システムプラット
府中事業場
パブリック事業
フォーム事業
区分
通信機器生
産および研
究開発設備
(百万円)
簿価
システムプラット
(東京都
府中市)
フォーム事業
コンピュー
タおよび通
信機器生産
設備
(神奈川県
相模原市
中央区)
(百万円)
面積
(㎡)
簿価
相模原事業場
その他
研究開発設
備
(百万円)
面積
(㎡)
簿価
我孫子事業場
テレコムキャリア
(千葉県
我孫子市)
事業
通信機器生
産設備
790
機械及び
装置
建物
その他
投下資本計
74,509
343
7,340
82,983
10,533
2,870
10,240
24,251
8,806
418
585
12,430
4,315
693
3,585
15,840
30,906
739
23,512
87,715
従業員数
(人)
3,753
面積
(㎡)
その他
土地
(百万円)
面積
(㎡)
170,907
(166)
608
219,727
(-)
2,621
3,508
41
165,319
(-)
7,247
703
309,323
(4,920)
パブリック事業
簿価
エンタープライズ
本社、支社
支店、営業所
(東京都
港区等)
(百万円)
事業
テレコムキャリア
事業
32,557
その他設備
16,232
システムプラット
面積
フォーム事業
(㎡)
937,621
(24,220)
その他
(注) 1
2
3
括弧内数字は借用中のもので外数を示しています。
「その他」欄は構築物、車両運搬具、工具、器具及び備品です。
上表には貸与中の土地65,857㎡、建物468,737㎡を含んでおり、主要な貸与先はルネサスエレクトロニクス㈱、関係会社です。
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(2)国内子会社
帳簿価額(百万円)
会社名
事業所名
(所在地)
セグメントの
名称
テレコムキャ
リア事業
従業
員数
(人)
建物および
構築物
機械及び
装置、工具
器具及び
備品
アウトソー
シング事業
等実施のた
めの設備
3,843
2,131
2,424
(29,325)
1,125
9,523
4,631
設備の
内容
土地
(面積㎡)
その他
合計
NECネッツ
エスアイ㈱
東京都
文京区等
NECネット
ワークプロダ
クツ㈱
福島県
福島市等
〃
通信機器
および部品
の生産設備
2,894
1,339
2,325
(214,543)
71
6,629
1,043
㈱オーシーシ
ー
福岡県
北九州市等
〃
通信機器
および部品
の生産設備
402
810
4,671
(296,349)
64
5,947
249
NECコンピ
ュータテクノ
㈱
山梨県
甲府市等
システムプラ コンピュー
ットフォーム タ等の生産
事業
設備
6,158
832
3,570
(225,294)
137
10,697
587
NECエナジ
ーデバイス㈱
神奈川県
相模原市
中央区
4,872
7,973
7,600
20,445
388
NECファシ
リティーズ㈱
東京都
港区
2,072
61
0
6,706
1,265
その他
〃
大容量リチ
ウムイオン
電池および
電極の生産
設備
土地、建物
および環境
設備
-
4,573
(48,658)
(3)在外子会社
帳簿価額(百万円)
会社名
事業所名
(所在地)
セグメントの
名称
設備の
内容
建物および
構築物
機械及び
装置、工具
器具及び
備品
土地
(面積㎡)
その他
合計
従業
員数
(人)
NECコーポ
レーション・
通信機器、
オブ・アメリ Irving,
指紋システ
662
カ社
Texas,
※
1,019
2,492
1,353
5,526
1,480
ム等の営業
(104,166)
(同社に連結
U.S.A.等
用設備
している子会
社6社を含む)
(注) ※は、パブリック事業、エンタープライズ事業、テレコムキャリア事業およびシステムプラットフォーム事業のうち、複数の事業のセグ
メントに属する会社です。
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3【設備の新設、除却等の計画】
当連結会計年度後1年間の設備投資計画金額は、50,000百万円であり、セグメントごとの内訳は、
次のとおりです。
セグメントの名称
平成26年3月末
計画金額(百万円)
設備等の主な内容・目的
資金調達方法
20,000
人工衛星事業用建屋建設、防衛シ
ステムおよび衛星システムなどの
開発および生産システムの拡充、
クラウドサービス関連設備の拡充
自己資金および借入金
エンタープライズ事業
1,000
サービスおよびシステム開発関連
設備の拡充
自己資金および借入金
テレコムキャリア事業
9,000
次世代移動通信システムの開発お
よび生産の拡充
自己資金および借入金
9,000
クラウドサービス関連設備の拡
充、サーバ・ストレージなどコン
ピュータの開発および生産の拡充
ならびにキーテレフォン・POSなど
の端末機器の生産の拡充
自己資金および借入金
11,000
データセンターの拡充およびその
他研究設備等の拡充
自己資金および借入金
50,000
―
―
パブリック事業
システムプラットフォーム事業
その他
合計
(注)1
2
金額には消費税等を含みません。
経常的な設備更新のための除却・売却を除き、重要な除却・売却の計画はありません。
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第4【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類
発行可能株式総数(株)
普通株式
7,500,000,000
計
7,500,000,000
②【発行済株式】
種類
事業年度末現在発行数(株)
(平成26年3月31日)
提出日現在発行数(株)
(平成26年6月23日)
上場金融商品取引所
名又は登録認可金融
商品取引業協会名
内容
普通株式
2,604,732,635
2,604,732,635
東京証券取引所
単元株式数は1,000株
計
2,604,732,635
2,604,732,635
―
―
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(2) 【新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
(5) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式
総数増減数
(千株)
年月日
発行済株式
総数残高
(千株)
資本金増減額
(百万円)
資本金残高
(百万円)
資本準備金
増減額
(百万円)
資本準備金
残高
(百万円)
平成21年7月30日
―
2,029,732
―
337,940
△422,496
―
(注)1
平成21年11月26日
537,500
2,567,232
55,395
393,334
55,395
55,395
(注)2
平成21年12月24日
37,500
2,604,732
3,865
397,199
3,865
59,260
(注)3
(注)1 会社法第448条第1項の規定に基づき、資本準備金を減少し、その他資本剰余金に振替えたものです。
2 募集による新株式発行
発行価格(募集価格) 215円
発行価額(払込金額) 206.12円
資本組入額 103.06円
3
4
第三者割当(オーバーアロットメントによる売出しに関連した第三者割当)による新株式発行
発行価格 206.12円
資本組入額
103.06円
割当先
大和証券エスエムビーシー㈱
株式数が1,000株以上の場合は、千株未満を切り捨てしています。
(6) 【所有者別状況】
平成26年3月31日現在
株式の状況(1単元の株式数1,000株)
区分
政府及び
地方公共
団体
金融機関
金融商品
取引業者
その他の
法人
外国法人等
個人以外
個人
個人
その他
計
単元未満
株式の状況
(株)
株主数
1
105
72
1,715
562
120
204,588
207,163
―
(人)
所有株式数
10
719,904
55,734
88,344
834,689
701
895,887 2,595,269
9,463,635
(単元)
所有株式数
0.00
27.74
2.15
3.40
32.16
0.03
34.52
100
―
の割合(%)
(注)1 「その他の法人」および「単元未満株式の状況」の欄には、㈱証券保管振替機構名義の株式が、それぞれ32
単元および217株含まれています。
2 自己株式5,708,009株は、「個人その他」の欄に5,708単元、「単元未満株式の状況」の欄に9株を、それぞ
れ含めて記載しています。
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(7) 【大株主の状況】
氏名又は名称
住所
平成26年3月31日現在
所有株式数
(千株)
発行済株式総数
に対する所有株
式数の割合(%)
日本マスタートラスト信託銀行株式
会社(信託口)
東京都港区浜松町二丁目11番3号
142,685
5.48
日本トラスティ・サービス信託銀行
株式会社(信託口)
東京都中央区晴海一丁目8番11号
125,109
4.80
NEC従業員持株会
東京都港区芝五丁目7番1号
53,840
2.07
日本生命保険相互会社
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号日本
生命証券管理部内
41,977
1.61
住友生命保険相互会社
東京都中央区築地七丁目18番24号
41,000
1.57
日本トラスティ・サービス信託銀行
株式会社(信託口4)
東京都中央区晴海一丁目8番11号
34,405
1.32
STATE STREET BANK WEST CLIENT TREATY (常任代理人 株式会社み
ずほ銀行決済営業部)
1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA
02171, U.S.A.
(東京都中央区月島四丁目16番13号)
28,991
1.11
日本トラスティ・サービス信託銀行
株式会社(信託口6)
東京都中央区晴海一丁目8番11号
28,665
1.10
日本トラスティ・サービス信託銀行
株式会社(信託口5)
東京都中央区晴海一丁目8番11号
28,626
1.10
日本トラスティ・サービス信託銀行
株式会社(信託口1)
東京都中央区晴海一丁目8番11号
28,483
1.09
553,781
21.26
計
(注)1
―
「日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)」、「日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社
(信託口)」、「日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口4)」、「日本トラスティ・サービ
ス信託銀行株式会社(信託口6)」、「日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口5)」および
「日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口1)」の所有株式は、当該各社の信託業務にかかる
株式です。
2
3
千株未満を切り捨てしています。
ブラックロック・ジャパン株式会社が提出した平成26年4月7日付大量保有報告書の写しが当社に送付され、
共同保有者分と合わせて、平成26年3月31日現在、138,205,900株(株式保有割合5.31%)の当社株式を保有
している旨の報告がありましたが、当社として実質所有株式数の確認ができていません。
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(8) 【議決権の状況】
①【発行済株式】
平成26年3月31日現在
区分
株式数(株)
議決権の数(個)
内容
無議決権株式
―
―
―
議決権制限株式(自己株式等)
―
―
―
議決権制限株式(その他)
―
―
―
完全議決権株式(自己株式等)
(自己保有株式)
普通株式 5,708,000
(相互保有株式)
普通株式 909,000
―
単元株式数は1,000株
完全議決権株式(その他)
普通株式 2,588,652,000
2,588,652
単元未満株式
普通株式 9,463,635
―
―
発行済株式総数
2,604,732,635
―
単元株式数は1,000株
総株主の議決権
―
2,588,652
同上
―
(注)1
「完全議決権株式(その他)」の欄には、㈱証券保管振替機構名義の株式32,000株(議決権32個)が含まれてい
ます。
2 単元未満株式のうち自己保有株式および相互保有株式の明細は次のとおりです。
所有者の名称
日本電気㈱
NECインフロンティア㈱
所有株式数(株)
9
966
②【自己株式等】
平成26年3月31日現在
所有者の氏名
又は名称
日本電気㈱
NECインフロンティア㈱
㈱シンシア
日通工エレクトロニクス㈱
テクノ・マインド㈱
三和エレクトロニクス㈱
他人名義
所有株式数
(株)
所有株式数
の合計
(株)
発行済株式
総数に対する
所有株式数
の割合(%)
所有者の住所
自己名義
所有株式数
(株)
東京都港区芝五丁目7番1号
5,708,000
―
5,708,000
0.22
743,000
―
743,000
0.03
72,000
―
72,000
0.00
62,000
―
62,000
0.00
20,000
―
20,000
0.00
12,000
―
12,000
0.00
6,617,000
―
6,617,000
0.25
神奈川県川崎市高津区北見
方二丁目6番1号
東京都品川区南大井六丁目
26番3号
長野県須坂市小河原2031番
地の1
宮城県仙台市宮城野区榴岡
一丁目6番11号
神奈川県川崎市中原区新丸
子東二丁目977番地
計
―
(9) 【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
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2【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】
会社法第155条第7号の規定に基づく普通株式の取得
(1)【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2)【取締役会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
会社法第155条第7号の規定に基づく取得
区分
当事業年度
取得自己株式数(株)
価額の総額(円)
当期間
145,059
17,388
35,133,637
5,155,096
(注)「当期間」の欄には、平成26年6月1日から提出日までの単元未満株式の買取による株式数は含まれていません。
(4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
当事業年度
区分
株式数(株)
当期間
処分価額の総額
(円)
株式数(株)
処分価額の総額
(円)
引き受ける者の募集を行った
取得自己株式
―
―
―
―
消却の処分を行った取得自己株式
―
―
―
―
―
―
―
―
10,316
2,601,438
1,109
327,821
5,708,009
―
5,724,288
―
合併、株式交換、会社分割に係る
移転を行った取得自己株式
その他(単元未満株式の買増請求に
よる売渡し)
保有自己株式数
(注)「当期間」の欄には、平成26年6月1日から提出日までの単元未満株式の買増請求による売渡株式数は含まれてい
ません。
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2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
3【配当政策】
当社は、急激に変動する昨今の経済状況など事業環境の変化に柔軟に対応する必要があることから、
各期の利益状況、翌期以降の見通し、配当性向、設備投資などの内部資金需要等を基準として配当を決
定しています。
当事業年度の配当については、年間配当金を1株につき4円としました。
なお、当社は、機動的な剰余金の配当の実施を可能とするため、取締役会の決議により剰余金の配当
を決定できる旨ならびに剰余金の配当を決定する場合の基準日を毎年3月31日および9月30日の年2回と
する旨を定款に定めています。
当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりです。
決議年月日
配当金の総額(百万円)
平成26年4月28日取締役会決議
1株当たり配当額(円)
10,396
4.00
4【株価の推移】
(1)【最近5年間の事業年度別最高・最低株価】
回次
第172期
第173期
第174期
第175期
第176期
決算年月
平成22年3月
平成23年3月
平成24年3月
平成25年3月
平成26年3月
最高(円)
398
316
193
278
355
最低(円)
207
146
146
96
201
(注) 最高・最低株価は、東京証券取引所市場第一部におけるものです。
(2)【最近6月間の月別最高・最低株価】
月別
平成25年
10月
11月
平成26年
1月
12月
2月
3月
最高(円)
239
233
240
307
355
349
最低(円)
211
210
217
235
272
295
(注) 最高・最低株価は、東京証券取引所市場第一部におけるものです。
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5【役員の状況】
役名
職名
氏名
生年月日
略歴
昭和41年 4月
平成 7年 6月
平成11年 6月
平成12年 4月
同年 12月
平成14年 4月
取
締
役
取締役会長
矢
野
薫
昭和19年 2月23日生
同年
10月
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
平成22年
平成24年
4月
6月
3月
4月
4月
4月
当社入社
取締役
常務取締役
取締役常務
取締役常務兼NECネットワーク
ス・カンパニー副社長
取締役常務兼NECネットワーク
ス・カンパニー社長
取締役専務兼NECネットワーク
ス・カンパニー社長
取締役専務
代表取締役副社長
代表取締役執行役員副社長
代表取締役執行役員社長
代表取締役会長
取締役会長
昭和56年 4月
当社入社
平成17年 7月
モバイルネットワーク事業本部副
任期
所有株式数
(千株)
※1
153
※1
211
※1
42
※1
70
事業本部長
執行役員
代表取締役
社
長
遠
藤
信
博
昭和28年11月 8日生
平成18年 4月
事業本部長
平成21年 4月
執行役員常務
同年
6月
平成22年 4月
取締役執行役員常務
当社入社
平成16年 4月
第二ソリューション営業事業本部
長
平成17年 4月
副 社 長
(チーフス
トラテジー
ー)
第三ソリューション事業本部副事
業本部長
兼CSO
オフィサ
代表取締役執行役員社長
昭和52年 4月
執行役員
代表取締役
執行役員兼モバイルネットワーク
平成18年 4月
金融ソリューション事業本部長
平成20年 4月
執行役員兼金融ソリューション事
業本部長
新
野
隆
兼CIO
(チーフイ
昭和29年 9月 8日生
同年
8月
執行役員
平成22年 4月
執行役員常務
平成23年 6月
取締役執行役員常務
同年
7月
ンフォメー
取締役執行役員常務兼CSO(チー
フストラテジーオフィサー)
ションオフ
平成24年 4月
ィサー)
代表取締役執行役員副社長兼CSO
(チーフストラテジーオフィサ
ー)兼CIO(チーフインフォメー
ションオフィサー)
昭和48年 4月
当社入社
平成15年 4月
制御システム事業本部長
平成16年 4月
執行役員兼第三ソリューション営
業事業本部長
執行役員
平成17年 4月
副 社 長
業本部長
兼CSCO
代表取締役 (チーフサ
執行役員兼第四ソリューション事
平成18年 4月
安
井
潤
司
昭和26年 1月 3日生 平成20年 4月
執行役員常務
6月
取締役執行役員常務
ーンオフィ
平成22年 4月
取締役執行役員専務
サー)
平成23年 7月
取締役執行役員専務兼CSCO(チー
プライチェ
同年
執行役員
フサプライチェーンオフィサー)
平成24年 4月
代表取締役執行役員副社長兼CSCO
(チーフサプライチェーンオフィ
サー)
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役名
職名
氏名
生年月日
昭和53年 4月
当社入社
執行役員
平成15年 4月
第二官庁ソリューション事業部長
常
平成18年 4月
官庁ソリューション事業本部長
平成19年10月
官公ソリューション事業本部長
平成22年 4月
執行役員
平成23年 7月
執行役員常務
務
兼CMO
取
締
略歴
役 (チーフマ
清
水
隆
明
昭和29年 9月23日生
ーケティン
平成25年 4月
グオフィサ
任期
所有株式数
(千株)
※1
21
※1
35
※1
-
※1
10
※1
-
執行役員常務兼CMO(チーフマー
ケティングオフィサー)
ー)
同年
6月
取締役執行役員常務兼CMO(チー
フマーケティングオフィサー)
昭和56年 4月
当社入社
平成21年 4月
経理部長
平成22年 7月
経理部長兼財務内部統制推進部長
昭和34年 2月20日生 平成23年 6月
取締役兼経理部長兼財務内部統制
執行役員
兼CFO
取
締
役 (チーフフ
ィナンシャ
川
島
勇
推進部長
ルオフィサ
同年
7月
ー)
取締役執行役員兼CFO(チーフフ
ィナンシャルオフィサー)
昭和51年 4月
㈱住友銀行(現㈱三井住友銀行)入
行
平成15年 6月
同行執行役員
平成18年10月
同行常務執行役員
平成19年 6月
㈱三井住友フィナンシャルグルー
プ取締役、現在に至る。
取
締
役
國
部
毅
昭和29年 3月 8日生 平成21年 4月
㈱三井住友銀行取締役兼専務執行
役員
平成23年 4月
同行頭取兼最高執行役員、現在に
至る。
平成23年 6月
当社取締役、現在に至る。
(他の法人等の代表状況)
㈱三井住友銀行頭取兼最高執行役員
昭和40年 4月
朝日麦酒㈱(のちにアサヒビール
㈱に商号変更、現アサヒグループ
ホールディングス㈱)入社
平成 9年 3月
同年
9月
平成12年 3月
同年
10月
アサヒビール㈱取締役福岡支社長
同社取締役九州地区本部長
同社常務執行役員九州地区本部長
同社常務執行役員関信越地区本部
長
取
締
役
荻
田
伍
昭和17年 1月 1日生 平成14年 3月
同社専務執行役員関信越地区本部
長
同年
9月
アサヒ飲料㈱執行役員副社長
平成15年 3月
同社代表取締役社長
平成18年 3月
アサヒビール㈱代表取締役社長
平成22年 3月
同社代表取締役会長
平成24年 6月
当社取締役、現在に至る。
平成26年 3月
アサヒグループホールディングス
㈱相談役、現在に至る。
昭和62年 7月
㈱ユニカルインターナショナル代
平成12年 3月
㈱イー・ウーマン代表取締役社
表取締役社長、現在に至る。
取
締
役
佐々木
かをり
昭和34年 5月12日生
長、現在に至る。
平成24年 6月
当社取締役、現在に至る。
(他の法人等の代表状況)
㈱ユニカルインターナショナル代表取締役社長
㈱イー・ウーマン代表取締役社長
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役名
取
締
職名
役
氏名
岡
素
生年月日
之
昭和18年 9月15日生
略歴
昭和41年 4月
住友商事㈱入社
平成 6年 6月
同社取締役兼鉄鋼第三本部長
平成 9年 4月
同社取締役兼業務企画部長
平成10年 4月
同社代表取締役常務兼業務企画部
長
平成13年 4月
同年
同社代表取締役専務
6月
同社代表取締役社長
平成19年 6月
同社代表取締役会長
平成24年 6月
同社相談役、現在に至る。
平成25年 6月
当社取締役、現在に至る。
昭和44年 4月
㈱小松製作所入社
平成 9年 6月
同社取締役
平成13年 6月
同社常務取締役兼生産本部長兼e-
任期
所有株式数
(千株)
※1
-
※1
-
KOMATSU推進本部長
平成15年 4月
同社取締役兼専務執行役員兼建機
マーケティング本部長
平成17年 4月
取
締
役
野
路
國
夫
昭和21年11月17日生 平成18年 7月
同社取締役兼専務執行役員
同社取締役兼専務執行役員兼コマ
ツウェイ推進室長
平成19年 6月
同社代表取締役社長兼CEO
平成25年 4月
同社代表取締役会長、現在に至
る。
同年
6月
当社取締役、現在に至る。
(他の法人等の代表状況)
㈱小松製作所代表取締役会長
- 62 -
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役名
監
査
(常
職名
役
勤)
氏名
岡
田
生年月日
不二郎
略歴
昭和51年 4月
当社入社
平成15年 1月
法務部長
平成18年 4月
執行役員兼法務部長
平成19年 4月
執行役員兼リスク・コンプライア
昭和27年9月17日生
ンス統括部長兼法務部長
平成20年 4月
執行役員
平成22年 4月
執行役員常務
平成25年 4月
顧問
同年
監
査
(常
役
勤)
藤
岡
哲
哉
昭和33年9月29日生
6月
当社入社
平成22年 4月
財務部長
平成25年 4月
理事兼財務部長
平成26年 5月
理事
6月
所有株式数
(千株)
※2
31
※3
8
※4
-
※5
-
※3
-
監査役
昭和56年 4月
同年
任期
監査役
昭和42年 1月
アーサー・アンダーセン・アン
昭和45年12月
公認会計士登録、現在に至る。
昭和53年 9月
アーサー・アンダーセン・アン
ド・カンパニー日本事務所入所
ド・カンパニー パートナー
平成 5年10月
朝日監査法人(現有限責任 あず
さ監査法人)代表社員
監
査
役
伊
東
敏
昭和17年7月25日生
平成13年 8月
アーサー・アンダーセン・アン
ド・カンパニー、朝日監査法人
(現有限責任 あずさ監査法人)
退所
平成14年 4月
中央大学会計専門大学院(現中央
大学専門職大学院)国際会計研究
科教授
監
査
役
山
田
英
夫
昭和30年 2月23日生
平成19年 3月
同大学院国際会計研究科教授退任
平成20年 6月
当社監査役、現在に至る。
昭和53年 4月
㈱三越入社
昭和54年 3月
同社退社
昭和56年 4月
㈱三菱総合研究所入社
平成元年 3月
同社退社
同年
4月
早稲田大学システム科学研究所入
所
平成 9年 4月
同大学システム科学研究所教授
平成19年 4月
同大学大学院商学研究科教授、現
在に至る。
平成23年 6月
監
査
役
奥
宮
京
子
昭和31年 6月 2日生
当社監査役、現在に至る。
昭和59年 4月
弁護士登録、現在に至る。
平成26年 6月
当社監査役、現在に至る。
計
581
- 63 -
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(注)1
2
取締役國部 毅、荻田 伍、佐々木かをり、岡 素之および野路國夫の5氏は、社外取締役です。また、監査
役伊東 敏、山田英夫および奥宮京子の3氏は、社外監査役です。
※1 取締役の任期は、平成26年6月23日開催の第176期定時株主総会から1年です。
※2 監査役岡田不二郎氏の任期は、平成25年6月24日開催の第175期定時株主総会から4年です。
※3 監査役藤岡哲哉および奥宮京子の両氏の任期は、平成26年6月23日開催の第176期定時株主総会から4年
です。
※4 監査役伊東 敏氏の任期は、平成24年6月22日開催の第174期定時株主総会から4年です。
※5 監査役山田英夫氏の任期は、平成23年6月22日開催の第173期定時株主総会から4年です。
- 64 -
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6【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1) 【コーポレート・ガバナンスの状況】
当社は、企業価値の最大化をはかるためには、コーポレート・ガバナンスの強化が重要であると認
識しており、①経営の透明性と健全性の確保、②スピードある意思決定と事業遂行の実現、③アカウ
ンタビリティ(説明責任)の明確化および④迅速かつ適切で公平な情報開示を基本方針としてその実
現に努めています。
① コーポレート・ガバナンス体制
当社は、コーポレート・ガバナンス体制として監査役設置会社形態を採用し、その概要は下図のとお
りです。
また、当社は、執行役員制度を導入しており、取締役会から執行役員に対して、業務執行に関する大
幅な権限委譲を行うことにより、業務執行と監督の分離をはかり、迅速な意思決定に基づく事業遂行の
実現に取り組んでいます。なお、平成24年6月22日の株主総会において、取締役の員数を13名から11名
に減員しています。取締役の員数11名のうち、社外取締役を5名とすることにより、取締役会による監
督機能の強化をはかるとともに、取締役および監査役の人事ならびに取締役および執行役員の報酬の決
定にあたっては、指名・報酬委員会による審議の結果を踏まえることで、それらの透明性の向上に努め
ています。また、監査役監査の機能を強化するための人材・体制を確保するとともに、監査役、内部監
査部門および会計監査人の相互連携の強化をはかっています。
さらに、当社は、NECグループビジョン2017の実現に向け、全社横断的な戦略を立案し、ビジ
ネスユニットをリードして事業を推進するチーフオフィサー制を平成23年7月に導入しており、チーフ
オフィサーには社内取締役が就任しています。
- 65 -
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
当社は、これらの体制により当社のコーポレート・ガバナンスが十分に機能していると考えています
が、経営環境の変化を踏まえて、最適なコーポレート・ガバナンス体制を構築すべく、継続的な改善を
はかっていきます。
(イ) 取締役会
取締役会は11名で構成されており、そのうち5名は社外取締役です。取締役会は、原則として月1回
定時に開催するほか、必要に応じて臨時に開催し、経営計画に関する事項をはじめ、事業再編、資金
計画、投融資などの重要な業務執行について決定しています。
当社は、(ⅰ)業務執行に対する監督機能を強化すること、(ⅱ)会社経営に対する幅広い助言を
得ること、(ⅲ)経営に関するアカウンタビリティを向上させることなどを目的として、社外取締役
を選任しています。選任にあたっては、各氏が人格、識見に優れ、高い倫理観を有していること、N
ECグループの企業理念に共感し、その実現に向けて強い意思を持って行動できることおよび会社経
営等の経験や深い見識を有していることに留意しています。なお、社外取締役は、取締役会全体にお
いて、独立性の確保が期待できる構成とし、その独立性については、東京証券取引所が定める独立性
に関する判断基準に基づき判断しています。
当社は、社外取締役に期待するこれらの役割および機能が十分に果たされるよう、社外取締役に対
して、特に重要な取締役会付議案件の内容について事前説明を行うなど、取締役会の審議の充実に努
めています。また、当社および当社子会社の事業場や展示会の見学など、NECグループについての
理解を深めてもらえるよう社外取締役へのサポートを実施しています。
なお、事業年度ごとの経営責任の明確化をはかるため、平成16年6月から取締役の任期を1年として
います。
(ロ) 経営会議および事業執行会議
経営会議は、執行役員約20名で構成され、経営方針や経営戦略などNECグループの経営に関する
重要事項の審議を行っています。特に重要な案件については、経営会議で予め十分な審議を行ったう
えで取締役会に付議することにより、審議の充実と適正な意思決定の確保をはかっています。
一方、事業執行会議は、執行役員、事業部長等から構成され、取締役会で定めた予算の進捗状況な
どNECグループの事業遂行状況に関する報告、審議を行い、経営情報の共有と業務執行の効率化を
はかっています。
(ハ) 指名・報酬委員会
当社は、取締役および監査役の人事ならびに取締役および執行役員の報酬等の透明性の向上のた
め、指名・報酬委員会を設置しています。指名・報酬委員会は、社外委員3名を含む5名の委員で構成
されており、委員長は社外委員から選任することとしています。指名・報酬委員会は、(ⅰ)取締役、
代表取締役および監査役ならびに会長および執行役員社長の人事、ならびに(ⅱ)取締役、代表取締役
および執行役員の報酬体系・報酬水準について客観的視点から審議を行い、その結果を取締役会に報
告することとしています。
(ニ) 監査役会(監査役)
当社は、会社法に基づき、監査役および監査役会を設置しています。当社の監査役は5名であり、
そのうち3名は社外監査役です。また、監査役会は、月1回定時に開催するほか、必要に応じて臨時に
開催し、監査の方針、基準等を決定し、各監査役の監査状況等の報告を受けています。
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当社は、中立的・客観的視点から監査を実施するために社外監査役を選任しています。選任にあた
っては、各氏が人格、識見に優れ、高い倫理観を有していること、NECグループの企業理念に共感
し、その実現に向けて強い意思を持って行動できることおよび監査に必要な経験、見識を有している
ことに留意しています。なお、社外監査役は、各監査役につき独立性を確保することとし、その独立
性については、東京証券取引所が定める独立性に関する判断基準に基づき判断しています。
また、当社は、財務および会計に関する相当程度の知見、法律の実務家としての経験など監査に必
要な知識や経験を有する人材を監査役に選任し、監査役の監査機能の強化をはかっています。なお、
財務および会計に関する相当程度の知見を有する監査役は次のとおりです。
藤岡哲哉氏
当社における長年にわたる経理業務の経験および財務部長としての経験
伊東
長年にわたる公認会計士としての豊富な監査経験
敏氏
山田英夫氏
経営戦略の専門家としての大学等における財務・会計に関する指導および研究経験
常勤監査役は、子会社の常勤監査役と相互に連携をはかり、NECグループ全体のガバナンス体制
の整備に努めています。
監査役は、内部監査部門から定期的に(必要があるときには随時)監査結果の報告を受け、意見交
換を行うほか、企業倫理・法令違反等の問題に関する内部者通報制度「コンプライアンス・ホットラ
イン」の運用状況の報告を受けるなど、内部監査部門との相互連携をはかっています。また、監査役
は、社外取締役と意見交換を行うなど、社外取締役とも相互連携をはかっています。さらに、監査役
は、会計監査人から監査の実施状況や監査計画など会計監査および金融商品取引法に基づく内部統制
監査に関する報告を受けるとともに、意見交換を行うなど、会計監査人とも相互連携をはかっていま
す。
当社は、約5名のスタフからなる監査役室を設置し、監査役による監査を補助しています。
(ホ) 経営監査本部(内部監査部門)
当社は、執行役員社長直轄の内部監査部門として、内部監査に関する専門知識を有するスタフなど
(約50名)からなる経営監査本部を設置しています。経営監査本部は、子会社の内部監査部門と連携
して、NECグループにおける適法かつ適正・効率的な業務執行の確保のための監査を実施し、問題
点の指摘と改善に向けた提言を行っています。
経営監査本部は、会計監査人に対して、定期的に監査結果を報告し、意見交換を行うことで、会計
監査人との相互連携をはかっています。
(ヘ) 内部統制推進部(内部統制部門)
当社は、コンプライアンス推進、リスク管理および財務報告の適正性の確保を担当する内部統制推
進部を設置しています。
内部統制推進部は、取締役会、監査役および会計監査人に対して、定期的に内部統制システムの整
備・運用状況を報告し、意見交換を行うことで相互連携をはかっています。さらに、内部統制推進部
は、内部監査部門から定期的に(必要があるときは随時)監査結果の報告を受け、意見交換を行うほ
か、企業倫理・法令違反等の問題に関する内部者通報制度「コンプライアンス・ホットライン」の運
用状況の報告を受けるなど、相互連携をはかっています。
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(ト) 会計監査人
当連結会計年度において当社の会計監査業務を執行した公認会計士は、有限責任 あずさ監査法人
に所属する酒井弘行、浜田康および田名部雅文の3氏であります。また、当社の会計監査業務に関わ
る補助者は、公認会計士40名、公認会計士試験合格者等29名、その他の者24名から構成されていま
す。
(チ) 社外取締役および社外監査役との関係
社外取締役の國部毅氏は、当社の取引先である㈱三井住友銀行の頭取兼最高執行役員であり、当社
は、同行との間で、当社製品の販売、システム構築、運用、保守などのサービス提供等に係る取引を
行うとともに同行から資金の借入れを行っています。
社外取締役の荻田伍氏は、平成18年3月まで当社の取引先であるアサヒ飲料㈱、平成26年3月まで当
社の取引先であるアサヒグループホールディングス㈱の業務執行者であり、現在、アサヒグループホ
ールディングス㈱の相談役でありますが、取引の規模、性質に照らして、株主・投資者の判断に影響
を及ぼすおそれはないと判断されることから、その概要の記載を省略します。
社外取締役の佐々木かをり氏および同氏が役員もしくは使用人として所属し、または所属していた
他の会社と当社との間には人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。
社外取締役の岡素之氏は、平成24年6月まで当社の取引先である住友商事㈱の業務執行者であり、
現在、同社の相談役でありますが、取引の規模、性質に照らして、株主・投資者の判断に影響を及ぼ
すおそれはないと判断されることから、その概要の記載を省略します。
社外取締役の野路國夫氏は、現在、当社の取引先である㈱小松製作所の業務執行者でありますが、
取引の規模、性質に照らして、株主・投資者の判断に影響を及ぼすおそれはないと判断されることか
ら、その概要の記載を省略します。
社外監査役の伊東敏氏は、平成19年3月まで当社の取引先である中央大学の教授でありましたが、
取引の規模、性質に照らして、株主・投資者の判断に影響を及ぼすおそれはないと判断されることか
ら、その概要の記載を省略します。なお、同氏は現在、公認会計士でありますが、同氏と当社との間
には人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。
社外監査役の山田英夫氏は、当社の取引先および寄付先である早稲田大学の教授でありますが、取
引等の規模、性質に照らして、株主・投資者の判断に影響を及ぼすおそれはないと判断されることか
ら、その概要の記載を省略します。
社外監査役の奥宮京子氏は、現在、弁護士でありますが、同氏と当社との間には人的関係、資本的
関係または取引関係その他の利害関係はありません。
当社は、社外取締役および社外監査役との間で、会社法第423条第1項の責任について取締役または
監査役の職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときは、2,000万円または法令に定める金額
のいずれか高い額を限度とする責任限定契約を締結しています。
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(リ) 当社定款の規定
当社は、取締役を20名以内とする旨を定款に定めるとともに、取締役の選任決議に関する定足数を
議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1とする旨を定款に定めています。また、当社
は、機動的な剰余金の配当、自己株式の取得等の実施を可能とするため、会社法第459条第1項各号の
事項については、法令に別段の定めのある場合を除き、取締役会の決議により定めることができる旨
を定款に定めています。
さらに、当社は、株主総会の円滑な運営を目的として、会社法第309条第2項の規定による株主総会
の決議の定足数を、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1とする旨を定款に定めてい
ます。
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② 内部統制システム
(イ) 内部統制システムに関する基本方針
当社は、「取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他業務の
適正を確保するための体制」(会社法第362条第4項第6号等)を整備するための方針として「内部統
制システムに関する基本方針」を定めています。当社は、この基本方針に基づく内部統制システムの
整備・運用状況を絶えず評価し、必要な改善措置を講じるほか、この基本方針についても、経営環境
の変化等に対応して不断の見直しを行い、一層実効性のある内部統制システムの整備・運用に努めま
す。
なお、当社は、当事業年度の内部統制システムの整備・運用状況について評価を行い、この基本方
針に基づき内部統制システムが適切に整備され運用されている旨を確認しました。
(ロ) 内部統制システムの整備・運用状況
「内部統制システムに関する基本方針」に基づく、各体制の整備・運用状況は以下のとおりです。
(ⅰ) 取締役および使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制
(a) 取締役および執行役員は、NECグループが共有すべきルールや考え方を表した「NECグ
ループ経営ポリシー」を通じて、NECグループにおける企業倫理の確立ならびに取締役お
よび使用人による法令、定款および社内規程の遵守の確保を目的として制定した「NECグ
ループ企業行動憲章」および「NECグループ行動規範」を率先垂範するとともに、その遵
守の重要性につき繰り返し情報発信することにより、その周知徹底をはかっています。
(b) 内部統制推進部は、「NECグループ企業行動憲章」および「NECグループ行動規範」の
周知徹底のための活動を行い、経営監査本部は、各部門における法令、定款および社内規程
の遵守状況の監査、問題点の指摘および改善策の提案等を行っています。
(c) 取締役は、重大な法令違反その他法令および社内規程の違反に関する重要な事実を発見した
場合には、直ちに監査役に報告するとともに、遅滞なく取締役会において報告しています。
(d) 経営監査本部および第三者機関を情報提供先とする内部者通報制度「コンプライアンス・ホ
ットライン」の利用を促進し、NECグループにおける法令違反または「NECグループ企
業行動憲章」もしくは「NECグループ行動規範」の違反またはそのおそれのある事実の早
期発見に努めています。
(e) リスク・コンプライアンス委員会は、NECグループにおける不正行為の原因究明、再発防
止策の策定および情報開示に関する審議を行い、その結果を踏まえて内部統制推進部は、再
発防止策の展開等の活動を推進しています。
(f) 市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力とは一切の関係を遮断するとともに、こ
れら反社会的勢力に対しては、警察等の外部専門機関と緊密に連携し、全社を挙げて毅然と
した態度で対応しています。
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(ⅱ) 取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する事項
(a) 情報セキュリティについては、「情報セキュリティ基本規程」に基づき、情報セキュリティ
に関する責任体制を明確化し、情報セキュリティの維持・向上のための施策を継続的に実施
する情報セキュリティ・マネジメント・システムを確立しています。情報セキュリティに関
する具体的施策については、「情報セキュリティ戦略会議」で審議し、NECグループ全体
で横断的に推進しています。
(b) 取締役および使用人の職務に関する各種の文書、帳票類等については、適用ある法令および
「文書管理基本規程」に基づき適切に作成、保存、管理しています。
(c) 株主総会議事録、取締役会議事録、経営会議議事録、事業運営上の重要事項に関する決裁書
類など取締役の職務の執行に必要な文書については、取締役および監査役が常時閲覧するこ
とができるよう、検索可能性の高い方法で保存、管理するため、社内情報管理体制を整備
し、運用しています。
(d) 企業秘密については、「企業秘密管理規程」に基づき、秘密性の程度に応じて定める管理基
準に従い適切に管理することとしています。この徹底のため、今後とも全社教育等を実施し
ます。
(e) 個人情報については、法令および「個人情報保護規程」に基づき厳重に管理しています。
(ⅲ) 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
(a) リスク管理は、「リスク管理基本規程」に基づき、NECグループとして一貫した方針の下
に、効果的かつ総合的に実施しています。
(b) 事業部門は、その担当事業に関するリスクの把握に努め、優先的に対応すべきリスクを選定
したうえで、具体的な対応方針および対策を決定し、適切にリスク管理を実施しています。
(c) スタフ部門は、その担当事項に関するリスクの把握に努め、優先的に対応すべきリスクを選
定したうえで、具体的な対応方針および対策を決定し、リスク管理を適切に実施するととも
に、担当事項に関して事業部門が行うリスク管理を全社横断的に支援しています。
(d) 事業部門およびスタフ部門は、自部門の業務の適正または効率的な遂行を阻害するリスクを
洗い出し、適切にリスク管理を実施しています。
(e) 内部統制推進部は、事業部門およびスタフ部門が実施するリスク管理が体系的かつ効果的に
行われるよう必要な支援、調整および指示を行っています。
(f) リスク・コンプライアンス委員会は、リスク管理に関する重要な事項を審議するとともに、
NECグループのリスク管理の実施について監督しています。
(g) 経営上の重大なリスクへの対応方針その他リスク管理の観点から重要な事項については、経
営会議において十分な審議を行うほか、特に重要なものについては取締役会において報告し
ています。
(h) 事業部門およびスタフ部門は、NECグループの事業に関する重大なリスクを認識したとき
または重大なリスクの顕在化の兆しを認知したときは、速やかに関係するスタフ部門および
内部統制推進部にその状況を報告するとともに、特に重要なものについては、取締役および
監査役に報告しています。
(i) NECグループのリスク管理体制およびリスク管理の実施状況については、経営監査本部が
子会社の内部監査部門と連携して監査を行っています。
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(ⅳ) 取締役の職務執行の効率性の確保に関する体制
(a) 取締役会は、執行役員に対する大幅な権限委譲を行い、事業運営に関する迅速な意思決定お
よび機動的な職務執行を推進しています。
(b) 取締役会は、原則として月1回定時に開催するほか、必要に応じて臨時に開催し、機動的な
意思決定を行っています。
(c) 取締役会は、NECグループの中期経営目標ならびに年間予算を決定し、その執行状況を監
督しています。
(d) 執行役員は、取締役会で定めた中期経営目標および予算に基づき効率的な職務執行を行うこ
ととしており、予算の進捗状況については、事業執行会議で確認し、取締役会に報告してい
ます。
(e) 取締役および執行役員の職務執行状況について、適宜取締役会に対して報告しています。
(f) 執行役員その他の使用人の職務権限の行使は、「社内承認規程」および「日常業務承認基
準」に基づき適正かつ効率的に行っています。
(ⅴ) NECグループにおける業務の適正を確保するための体制
(a) 当社は、「NECグループ経営ポリシー」を通じて、子会社の遵法体制その他その業務の適
正を確保するための体制の整備に関する指導および支援を行っており、引き続き、当該指導
および支援ならびにモニタリングを実施していきます。
(b) 当社は、NECグループにおける経営の健全性および効率性の向上をはかるため、各子会社
について取締役および監査役を必要に応じて派遣しており、また、当社内に主管部門を定
め、当該主管部門は、子会社と事業運営に関する重要な事項について情報交換および協議を
行っています。
(c) NECグループにおける経営の健全性の向上および業務の適正の確保のために必要なとき
は、子会社の事業運営に関する重要な事項について当社の承認を必要とするほか、特に重要
な事項については当社の経営会議での審議および取締役会への付議を行っています。
(d) 経営監査本部は、子会社の内部監査部門と連携して、業務の適正性に関する子会社の監査を
行っています。
(e) 監査役は、往査を含め、子会社の監査を行うとともに、NECグループにおける業務の適正
の確保のため、監査に関して子会社の監査役と意見交換等を行い、連携をはかっています。
(f) 当社は、NECグループにおける業務の適正化および効率化の観点から、業務プロセスの改
善および標準化に努めるとともに、情報システムによる一層の統制強化をはかっています。
(ⅵ) 財務報告の信頼性を確保するための体制
(a) NECグループの財務報告に係る内部統制については、金融商品取引法その他適用のある国
内外の法令に基づき、評価、維持、改善等をはかっています。
(b) 当社の各部門および当社子会社は、自らの業務の遂行にあたり、職務分離による牽制、日常
的モニタリング等を実施し、財務報告の適正性の確保に努めています。
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(ⅶ) 監査役の職務を補助すべき使用人および当該使用人の取締役からの独立性に関する事項
監査役の職務遂行を補助する監査役室を設置し、専任スタフを配置しています。当該スタフの人
事考課、異動、懲戒等については、監査役の承認を要することとしています。
(ⅷ) 取締役および使用人が監査役に報告するための体制その他の監査役への報告に関する体制
(a) 取締役および使用人は、監査役の求めに応じて、随時その職務の執行状況その他に関する報
告を行っています。
(b) 経営監査本部長、経理部長等は、その職務の内容に応じ、月次、四半期毎その他の頻度で定
期的に監査役に対する報告を行っています。
(c) 経営監査本部長は、監査役に対して、内部者通報制度「コンプライアンス・ホットライン」
の運用状況につき定期的に報告し、取締役に「NECグループ企業行動憲章」および「NE
Cグループ行動規範」に違反する事実があると認める場合その他緊急の報告が必要な場合に
は、直ちに報告しています。
(d) 重要な決裁書類は、監査役の閲覧に供しています。
(ⅸ) 監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
(a) 監査役は、取締役会に出席するほか、必要と認める重要な会議に出席しています。
(b) 常勤の監査役に対しては、独立した執務室を提供しています。
(c) 監査役が随時経理システム等の社内情報システムの情報を閲覧することができる体制を整備
しています。
(d) 監査役は、月1回定時に監査役会を開催するほか、必要に応じて臨時に開催し、監査実施状
況等について情報交換および協議を行うとともに、会計監査人から定期的に会計監査に関す
る報告を受け、意見交換を行っています。
③ 情報開示体制
当社は、適時、適切かつ公平な情報開示により企業価値の適切な評価を市場から得ることが重要であ
ると認識しています。そのため、定期的に社内各部門および子会社に対し金融商品取引所への適時開示
基準等の周知徹底を行うとともに、社内関係部門間および子会社との間の連絡体制を構築しています。
また、当社は、マスコミ、アナリストおよび機関投資家向けに、経営幹部による経営説明会や四半期
ごとの決算説明会を開催するほか、各事業の責任者等による事業に関する説明会(工場見学会を含
む。)の実施、当社ホームページでの情報開示内容の充実(説明会等における和文および英文による資
料、音声データ等の掲載を含む。)、グローバルなIR活動の強化(海外の機関投資家訪問を含む。)な
どに努めています。さらに、個人投資家向けへの情報開示として、専用ホームページを開設するほか、
説明会を実施しています。
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④ 役員報酬等の内容
(イ) 報酬等の決定に関する方針
(i) 報酬の基本方針
当社の役員報酬は、継続的な企業価値の向上および企業競争力の強化のため、優秀な人材の確保
を可能とするとともに、業績向上へのインセンティブとして機能するグローバル企業としてふさわ
しい水準・体系とすることを基本方針としています。
(ⅱ) 報酬体系
1) 取締役報酬
取締役の報酬は、固定の月額報酬と業績連動の賞与により構成しています。
月額報酬
株主総会での決議により定められた報酬限度額の範囲内で、役職の別および社外取締役、
それ以外の別により定めます。
賞与
役職別により定められた標準支給額に、一定の基準に基づく前期の職務執行に対する評価
を加味し算定します。
業務執行の監督における主導的な役割を期待する社外取締役に対しては、独立性を確保す
る観点から賞与は支払っていません。
2) 監査役報酬
監査役の報酬は、その職責が取締役の職務執行の監査であることから、固定の月額報酬のみと
し、業績連動の賞与は支払っていません。
月額報酬
株主総会での決議により定められた報酬限度額の範囲内で、常勤、非常勤の別により定め
ます。
(ⅲ) 決定手続
1) 取締役報酬
取締役の報酬は、社外委員(うち1名は委員長)が過半数を占める指名・報酬委員会において客
観的な視点から審議し、その結果を踏まえ、取締役会において決定します。
2) 監査役報酬
監査役の報酬は、監査役の協議により決定します。
(ⅳ) 業績連動の仕組み
取締役の賞与は、前期におけるNECグループの連結業績にかかわる重要指標(売上高、営業
損益等)に基づき算定します。
(ⅴ) 報酬水準の決定方法
役員報酬の客観性、適正性を確保するため、事業内容、規模等の類似する企業を対象とした第
三者による役員報酬調査結果を踏まえて、報酬水準を決定しています。
(ⅵ) その他
1) 当社は、平成18年6月22日開催の第168期定時株主総会終結の時をもって役員退職慰労金制度を
廃止しています。
2) 株主価値創造経営を推進すべく、社内取締役には役員持株会を通じた自社株保有の奨励を行っ
ており、当該自社株は在任期間中継続して保有することとしています。
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(ロ) 当事業年度に係る報酬等の額
当社の取締役および監査役に対する当事業年度に係る報酬等の額は、次のとおりです。
(金額単位
報酬等の種類別の総額
役員区分
基本報酬
賞与
報酬等の総額
その他
百万円)
対象となる
役員数
(人)
取締役
(社外取締役を除く)
289
72
-
361
7
監査役
(社外監査役を除く)
59
-
-
59
3
社外役員
95
-
-
95
10
(注)1
2
3
上記の人数には、平成25年6月24日開催の第175期定時株主総会終結の時をもって退任した取締役3名および監
査役1名を含んでいます。
株主総会の決議による取締役の報酬限度額は、月額6,500万円(平成3年6月27日第153期定時株主総会決議)で
す。
株主総会の決議による監査役の報酬限度額は、月額1,200万円(平成20年6月23日第170期定時株主総会決議)
です。
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⑤ 株式の保有状況
(イ) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の銘柄数および貸借対照表計上額の合計額
(ⅰ) 銘柄数
435
(ⅱ) 貸借対照表計上額の合計額
139,938百万円
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(ロ) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計
上額および保有目的
(前事業年度)
特定投資株式
銘柄
住友電気工業㈱
株式数
(千株)
貸借対照表
計上額
保有目的
(百万円)
6,914
8,028
同社との取引関係の維持・強化のため
三井住友トラスト・ホールディングス㈱
12,901
5,715
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
MS&ADインシュアランスグループホールデ
ィングス㈱
1,570
3,244
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
10,000
3,050
同社との取引関係の維持・強化のため
686
2,816
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
8,730
2,480
同社との取引関係の維持・強化のため
330
2,251
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
㈱住友倉庫
3,310
2,122
同社との取引関係の維持・強化のため
1stホールディングス㈱
3,133
1,949
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
513
1,845
同社との取引関係の維持・強化のため
コムシスホールディングス㈱
1,408
1,608
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
住友林業㈱
1,435
1,457
同社との取引関係の維持・強化のため
㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ
2,564
1,431
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
277
1,426
同社との取引関係の維持・強化のため
新日鐵住金㈱
5,908
1,388
同社との取引関係の維持・強化のため
住友化学㈱
4,083
1,196
同社との取引関係の維持・強化のため
住友商事㈱
1,000
1,178
同社との取引関係の維持・強化のため
679
1,143
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
2,947
1,085
同社との取引関係の維持・強化のため
住友ゴム工業㈱
650
1,042
同社との取引関係の維持・強化のため
㈱協和エクシオ
1,010
1,010
同社との取引関係の維持・強化のため
662
962
近畿日本鉄道㈱
2,045
892
同社との取引関係の維持・強化のため
㈱岡三証券グループ
1,000
884
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
東海旅客鉄道㈱
88
873
同社との取引関係の維持・強化のため
ダイキン工業㈱
228
842
同社との取引関係の維持・強化のため
4
804
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
22
83
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
㈱セブン銀行
日本電信電話㈱
㈱明電舎
大正製薬ホールディングス㈱
住友不動産㈱
久光製薬㈱
インダストリアル・アンド・フィナンシャ
ルシステムズ社
ブル社
アンリツ㈱
㈱フジ・メディア・ホールディングス
㈱三井住友フィナンシャルグループ
(注)千株未満を切り捨てしています。
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同社からの要請を受けて同社株式を取得・保有
している
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みなし保有株式
銘柄
株式数
(千株)
貸借対照表
計上額
保有目的
(百万円)
住友不動産㈱
4,146
住友電気工業㈱
6,900
8,011
議決権の行使に関する指図権を有している
ダイキン工業㈱
2,000
7,380
議決権の行使に関する指図権を有している
住友金属鉱山㈱
5,000
6,715
議決権の行使に関する指図権を有している
740
2,794
議決権の行使に関する指図権を有している
2,500
1,195
議決権の行使に関する指図権を有している
㈱三井住友フィナンシャルグループ
日本電気硝子㈱
14,905 議決権の行使に関する指図権を有している
(注)千株未満を切り捨てしています。
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(当事業年度)
特定投資株式
銘柄
住友電気工業㈱
株式数
(千株)
貸借対照表
計上額
保有目的
(百万円)
6,914
10,621
同社との取引関係の維持・強化のため
ルネサスエレクトロニクス㈱
12,595
9,913
同社との取引関係の維持・強化のため
三井住友トラスト・ホールディングス㈱
12,901
6,012
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
㈱セブン銀行
10,000
4,050
同社との取引関係の維持・強化のため
8,730
3,990
同社との取引関係の維持・強化のため
686
3,855
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
1,570
3,712
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
大正製薬ホールディングス㈱
330
2,742
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
コムシスホールディングス㈱
1,408
2,279
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
住友不動産㈱
513
2,074
同社との取引関係の維持・強化のため
インダストリアル・アンド・フィナンシャ
ルシステムズ社
679
1,963
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
㈱住友倉庫
3,310
1,665
同社との取引関係の維持・強化のため
住友化学㈱
4,083
1,556
同社との取引関係の維持・強化のため
ブル社
2,947
1,499
同社との取引関係の維持・強化のため
住友林業㈱
1,435
1,489
同社との取引関係の維持・強化のため
㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ
2,564
1,454
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
㈱協和エクシオ
1,010
1,340
同社との取引関係の維持・強化のため
ダイキン工業㈱
228
1,320
同社との取引関係の維持・強化のため
住友商事㈱
1,000
1,313
同社との取引関係の維持・強化のため
久光製薬㈱
277
1,295
同社との取引関係の維持・強化のため
東海旅客鉄道㈱
88
1,061
同社との取引関係の維持・強化のため
パナソニック㈱
900
1,056
同社との取引関係の維持・強化のため
㈱明電舎
日本電信電話㈱
MS&ADインシュアランスグループホールデ
ィングス㈱
KOA㈱
868
999
当社が株式を保有していた株式に関し、同社が
株式交換をした経緯から同社株式を取得・保有
している
ガイドワイア・ソフトウェア社
192
974
当社が株式を保有している第三者からの現物配
当として、同社の株式を取得した経緯による
㈱フジ・メディア・ホールディングス
493
934
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
65
876
同社との取引関係の維持・強化のため
1,000
869
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
22
97
同社グループとの取引関係の維持・強化のため
㈱大塚商会
㈱岡三証券グループ
㈱三井住友フィナンシャルグループ
(注)千株未満を切り捨てしています。
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みなし保有株式
銘柄
ルネサスエレクトロニクス㈱
株式数
(千株)
135,300
貸借対照表
計上額
保有目的
(百万円)
106,481
議決権の行使に関する指図権を有している
住友不動産㈱
4,146
16,758 議決権の行使に関する指図権を有している
ダイキン工業㈱
2,000
11,564 議決権の行使に関する指図権を有している
住友電気工業㈱
6,900
10,598 議決権の行使に関する指図権を有している
住友金属鉱山㈱
5,000
6,480
議決権の行使に関する指図権を有している
740
3,263
議決権の行使に関する指図権を有している
2,500
1,328
議決権の行使に関する指図権を有している
㈱三井住友フィナンシャルグループ
日本電気硝子㈱
(注)千株未満を切り捨てしています。
(ハ) 保有目的が純投資目的である投資株式
該当事項はありません。
(ニ) 投資株式の保有目的の変更
当事業年度において、保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的へ変更、または純投資目的
以外の目的から純投資目的へ変更した投資株式はありません。
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(2) 【監査報酬の内容等】
①【監査公認会計士等に対する報酬の内容】
前連結会計年度
区分
監査証明業務に基づく
報酬(百万円)
当連結会計年度
非監査業務に基づく報
酬(百万円)
監査証明業務に基づく
報酬(百万円)
非監査業務に基づく報
酬(百万円)
提出会社
630
26
587
16
連結子会社
963
15
893
25
1,593
41
1,480
41
計
②【その他重要な報酬の内容】
①に記載するもののほか、前連結会計年度および当連結会計年度において、当社および当社の
子会社の監査報酬等の内容として重要なものはありません。
③【監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容】
(イ)前連結会計年度
当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払った非監査業務には、「業務委託に係る統制リスクの
評価」に係る業務および各種アドバイザリー業務があります。
(ロ)当連結会計年度
当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払った非監査業務には、「業務委託に係る統制リスクの
評価」に係る業務があります。
④【監査報酬の決定方針】
該当事項はありませんが、監査対象の規模、特性、監査日数等を勘案したうえで定めています。
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第5【経理の状況】
1
連結財務諸表および財務諸表の作成方法について
(1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大
蔵省令第28号。以下「連結財務諸表規則」という。)に基づいて作成しています。
なお、当連結会計年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)の連結財務諸表に含まれる
比較情報については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内
閣府令」(平成24年9月21日内閣府令第61号)附則第3条第2項により、改正前の連結財務諸表規則
に基づいて作成しています。
(2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令
第59号。以下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しています。
なお、当事業年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)の財務諸表に含まれる比較情報
については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令」
(平成24年9月21日内閣府令第61号)附則第2条第2項により、改正前の財務諸表等規則に基づいて
作成しています。
また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表
を作成しています。
2
監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(平成25年4月1日から平
成26年3月31日まで)に係る連結財務諸表および事業年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日ま
で)に係る財務諸表について有限責任 あずさ監査法人により監査を受けています。
3
連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて
当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っています。具体的には、会
計基準等の内容を適切に把握し、または会計基準等の変更等について的確に対応することができる体
制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、最新の会計基準等の情報を得ていま
す。また、企業会計基準委員会の行うセミナーや、講演会等に参加しています。
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1【連結財務諸表等】
(1)【連結財務諸表】
①【連結貸借対照表】
前連結会計年度
(平成25年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金
受取手形及び売掛金
有価証券
商品及び製品
仕掛品
原材料及び貯蔵品
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額)
機械及び装置(純額)
工具、器具及び備品(純額)
土地
建設仮勘定
有形固定資産合計
無形固定資産
のれん
ソフトウエア
その他
無形固定資産合計
投資その他の資産
投資有価証券
関係会社株式
長期貸付金
繰延税金資産
退職給付に係る資産
その他
貸倒引当金
投資その他の資産合計
固定資産合計
資産合計
174,295
834,052
24,666
※6 93,776
※6 86,032
62,831
78,761
164,055
△4,662
1,513,806
※1,※2 124,283
※1 25,586
※1 62,695
※2 66,502
15,701
294,767
93,895
114,088
25,803
233,786
138,139
※3 92,668
44,019
97,570
187,065
△20,854
538,607
1,067,160
2,580,966
- 83 -
(単位:百万円)
当連結会計年度
(平成26年3月31日)
192,668
842,308
16,291
※6 76,235
※6 83,922
54,238
74,431
167,626
△4,810
1,502,909
※1,※2 175,570
※1 17,878
※1 63,075
※2 63,585
26,078
346,186
76,203
98,285
24,293
198,781
147,170
※3 78,293
40,123
108,398
10,404
88,604
△15,539
457,453
1,002,420
2,505,329
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
前連結会計年度
(平成25年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金
短期借入金
コマーシャル・ペーパー
1年内返済予定の長期借入金
1年内償還予定の社債
未払費用
前受金
製品保証引当金
役員賞与引当金
工事契約等損失引当金
事業構造改善引当金
偶発損失引当金
その他
流動負債合計
固定負債
社債
長期借入金
繰延税金負債
製品保証引当金
電子計算機買戻損失引当金
事業構造改善引当金
偶発損失引当金
退職給付引当金
退職給付に係る負債
その他
固定負債合計
負債合計
458,724
※2 26,590
29,997
※2 73,486
70,000
169,221
122,154
18,370
335
17,955
3,993
1,217
131,614
1,123,656
160,000
※2 237,028
2,231
3,049
5,326
750
6,641
178,868
27,270
621,163
1,744,819
- 84 -
(単位:百万円)
当連結会計年度
(平成26年3月31日)
446,494
※2,※7 32,415
※2 44,284
20,000
152,792
128,601
16,687
318
11,342
7,359
12,506
112,787
985,585
140,000
※2 333,534
2,213
4,197
6,909
6,859
5,915
220,457
31,997
752,081
1,737,666
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
前連結会計年度
(平成25年3月31日)
純資産の部
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
為替換算調整勘定
退職給付に係る調整累計額
その他の包括利益累計額合計
少数株主持分
純資産合計
負債純資産合計
397,199
148,405
157,771
△2,946
700,429
18,333
△1,076
△7,020
10,237
125,481
836,147
2,580,966
- 85 -
(単位:百万円)
当連結会計年度
(平成26年3月31日)
397,199
148,402
182,570
△2,976
725,195
34,292
△1,359
△1,521
△60,658
△29,246
71,714
767,663
2,505,329
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
(自
至
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
受取利息
受取配当金
持分法による投資利益
助成金収入
為替差益
その他
営業外収益合計
営業外費用
支払利息
退職給付費用
偶発損失引当金繰入額
その他
営業外費用合計
経常利益
特別利益
関係会社株式売却益
投資有価証券売却益
持分変動利益
段階取得に係る差益
固定資産売却益
事業譲渡益
保険差益
新株予約権戻入益
特別利益合計
※1,※2,※4
3,071,609
2,142,243
※3,※4
929,366
814,719
114,647
1,407
3,840
409
535
446
8,940
15,577
5,979
11,631
1,327
19,263
38,200
92,024
1,728
9,057
※6 2,657
-
※7 1,569
120
※8 1,625
24
16,780
- 86 -
(単位:百万円)
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
(自
至
※1,※2,※4
3,043,114
2,128,457
※3,※4
914,657
808,464
106,193
1,707
4,544
2,719
2,165
593
6,507
18,235
10,036
11,325
11,452
22,463
55,276
69,152
※5 53,923
2,698
607
454
※7 368
291
-
-
58,341
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
(自
至
特別損失
事業構造改善費用
減損損失
投資有価証券評価損
持分変動損失
移転費用
関係会社株式売却損
投資有価証券売却損
固定資産売却損
退職給付信託設定損
関係会社貸倒引当金繰入額
固定資産除却損
特別損失合計
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
少数株主損益調整前当期純利益
少数株主利益
当期純利益
5,538
※10 21,949
804
-
-
880
2
-
※11 5,898
3,818
636
39,525
69,279
30,724
△198
30,526
38,753
8,319
30,434
※9
- 87 -
(単位:百万円)
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
(自
至
※9
※10
25,304
15,934
1,738
242
215
64
23
12
-
-
-
43,532
83,961
33,558
8,808
42,366
41,595
7,853
33,742
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
【連結包括利益計算書】
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
(自
至
少数株主損益調整前当期純利益
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
為替換算調整勘定
持分法適用会社に対する持分相当額
その他の包括利益合計
包括利益
(内訳)
親会社株主に係る包括利益
少数株主に係る包括利益
※1
38,753
2,096
△845
16,724
5,690
23,665
62,418
53,468
8,950
- 88 -
(単位:百万円)
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
(自
至
※1
41,595
15,858
△253
4,450
1,239
21,294
62,889
54,917
7,972
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
③【連結株主資本等変動計算書】
前連結会計年度(自
平成24年4月1日
至
平成25年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
当期首残高
397,199
192,834
82,659
△2,939
669,753
当期変動額
欠損填補
△44,426
44,426
-
当期純利益
30,434
30,434
自己株式の取得
△11
△11
自己株式の処分
△3
4
1
持分法の適用範囲の変動
252
252
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
-
△44,429
75,112
△7
30,676
397,199
148,405
157,771
△2,946
700,429
当期変動額合計
当期末残高
その他の包括利益累計額
その他
有価証券
評価差額金
繰延ヘッジ
損益
当期首残高
16,273
△142
当期変動額
欠損填補
新株
予約権
少数株主
持分
純資産
合計
退職給付
に係る
調整累計額
その他の
包括利益
累計額合計
△28,928
-
△12,797
24
120,634
777,614
-
当期純利益
30,434
自己株式の取得
△11
自己株式の処分
1
持分法の適用範囲の変動
252
2,060
△934
21,908
-
23,034
△24
4,847
27,857
2,060
△934
21,908
-
23,034
△24
4,847
58,533
18,333
△1,076
△7,020
-
10,237
-
125,481
836,147
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
為替換算
調整勘定
- 89 -
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
当連結会計年度(自
平成25年4月1日
至
平成26年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
当期首残高
397,199
148,405
157,771
△2,946
700,429
当期変動額
剰余金の配当
△10,394
△10,394
当期純利益
33,742
33,742
自己株式の取得
△35
△35
自己株式の処分
△2
5
3
持分法の適用範囲の変動
1,451
1,451
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
-
△2
24,799
△30
24,766
397,199
148,402
182,570
△2,976
725,195
当期変動額合計
当期末残高
その他の包括利益累計額
その他
有価証券
評価差額金
繰延ヘッジ
損益
当期首残高
18,333
△1,076
当期変動額
剰余金の配当
少数株主
持分
純資産
合計
退職給付
に係る
調整累計額
その他の
包括利益
累計額合計
△7,020
-
10,237
125,481
836,147
△10,394
当期純利益
33,742
自己株式の取得
△35
自己株式の処分
3
持分法の適用範囲の変動
1,451
15,959
△283
5,499
△60,658
△39,483
△53,767
△93,250
当期変動額合計
15,959
△283
5,499
△60,658
△39,483
△53,767
△68,483
当期末残高
34,292
△1,359
△1,521
△60,658
△29,246
71,714
767,663
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
為替換算
調整勘定
- 90 -
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④【連結キャッシュ・フロー計算書】
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
(自
至
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益
減価償却費
長期前払費用償却額
減損損失
のれん償却額
貸倒引当金の増減額(△は減少)
製品保証引当金の増減額(△は減少)
工事契約等損失引当金の増減額(△は減少)
退職給付引当金の増減額(△は減少)
退職給付に係る負債の増減額(△は減少)
退職給付に係る調整累計額の増減額(△は減少)
事業構造改善引当金の増減額(△は減少)
偶発損失引当金の増減額(△は減少)
電子計算機買戻損失引当金の増減額(△は減少)
受取利息及び受取配当金
支払利息
持分法による投資損益(△は益)
持分変動損益(△は益)
固定資産売却益
固定資産除却損
投資有価証券売却益
投資有価証券売却損
投資有価証券評価損
関係会社株式売却益
関係会社株式売却損
退職給付信託設定損益(△は益)
保険差益
売上債権の増減額(△は増加)
たな卸資産の増減額(△は増加)
未収入金の増減額(△は増加)
仕入債務の増減額(△は減少)
その他
小計
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
法人税等の支払額
保険金の受取額
営業活動によるキャッシュ・フロー
69,279
83,612
6,748
21,949
15,428
591
△1,183
7,987
△3,939
-
-
△22,644
△3,575
△1,143
△5,247
5,979
△409
△2,657
△1,569
636
△9,057
2
804
△1,728
880
5,898
△1,625
△9,600
5,496
△2,792
△8,548
22,267
171,840
4,481
△5,928
△28,653
2,008
143,748
- 91 -
(単位:百万円)
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
(自
至
83,961
76,977
4,972
15,934
17,085
△4,163
△1,220
△6,634
-
45,828
△60,658
9,086
10,476
1,583
△6,251
10,036
△2,719
△365
△368
-
△2,698
23
1,738
△53,923
64
-
-
△22,680
24,327
3,380
△4,034
△12,107
127,650
6,216
△8,914
△30,828
-
94,124
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
(自
至
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
無形固定資産の取得による支出
投資有価証券の取得による支出
投資有価証券の売却による収入
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の
取得による支出
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の
取得による収入
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の
売却による収入
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の
売却による支出
関係会社株式の取得による支出
関係会社株式の売却による収入
短期貸付金の増減額(△は増加)
貸付けによる支出
貸付金の回収による収入
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少)
長期借入れによる収入
長期借入金の返済による支出
社債の償還による支出
配当金の支払額
少数株主への配当金の支払額
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
現金及び現金同等物の期首残高
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の
増減額(△は減少)
現金及び現金同等物の期末残高
※3
(自
至
△46,012
5,208
△14,556
△1,159
27,601
△89,458
5,440
△12,327
△995
14,907
△58,072
△806
-
116
553
- 92 -
※4
42,504
△524
-
△582
1,151
187
△17,543
195
1,811
△101,742
△70,289
58,456
△82,996
-
△4
△3,949
△25
△98,807
6,200
△50,601
251,843
△27,693
26,515
△50
△169
247
2,876
△38,893
△26,745
138,630
△76,239
△70,000
△10,378
△5,218
△33
△49,983
4,257
9,505
197,132
△4,110
-
※1
(単位:百万円)
197,132
※1
206,637
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【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1.連結の範囲に関する事項
連結子会社の数 258社
主要な連結子会社
NECコーポレーション・オブ・アメリカ社、NECヨーロッパ社、NECアジア・パシフィック社、日電
(中国)有限公司、NECラテン・アメリカ社、日本アビオニクス㈱、アビームコンサルティング㈱、NEC
ネッツエスアイ㈱、NECフィールディング㈱
当連結会計年度の連結範囲の異動は、増加14社、減少26社で、主な増減は次のとおりです。
取得・設立等により、連結子会社とした会社の数 14社
清算・売却等により、減少した会社の数 25社
主要な会社名
NECモバイリング㈱(現MXモバイリング㈱)、
NECビッグローブ㈱(現ビッグローブ㈱)、他
合併により、減少した会社の数 1社
(旧)
(新)
NECコントロールシステム㈱
NECエンジニアリング㈱
NECエンジニアリング㈱
2.持分法の適用に関する事項
(1) 持分法適用会社の数
持分法を適用した非連結子会社はありません。
持分法を適用した関連会社の数 51社
主要な会社名
キーウェアソリューションズ㈱、日本コンピューター・システム㈱、アラクサラネットワークス㈱、レノ
ボNECホールディングス社、NECキャピタルソリューション㈱、日本航空電子工業㈱、NECトーキ
ン㈱、オートモーティブエナジーサプライ㈱、㈱HBA、㈱シンシア
当連結会計年度の持分法適用会社の異動は、増加が4社、減少がルネサスエレクトロニクス㈱、㈱ホンダエレシ
ス(現日本電産エレシス㈱)、㈱トッパンNECサーキットソリューションズ(現京セラサーキットソリューシ
ョンズ㈱)他3社の計6社です。
(2) 持分法を適用しない非連結子会社および関連会社はありません。
(3) 議決権の100分の20以上、100分の50以下を自己の計算において所有している会社等のうち関連会社としなかっ
た会社等の名称等
会社名
㈱JECC
関連会社としなかった理由
同社の発行済株式総数の20%以上を所有していますが、同社は情報処理産業振興のため、国産電子計算機製
造会社等6社の共同出資により運営されている特殊な会社として関連会社から除外しています。
- 93 -
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3.連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社のうち、15社を除き、決算日は3月31日です。
上記15社の決算日は主に12月31日であり、連結子会社の決算日現在の財務諸表を使用しています。
なお、連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っています。
4.会計処理基準に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準および評価方法
①有価証券の評価基準および評価方法
その他有価証券
・時価のあるもの…連結決算日の市場価格等に基づく時価法
評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定
・時価のないもの…移動平均法による原価法
・投資事業有限責任組合等への出資
…入手可能な直近の決算書に基づき持分相当額を純額で取り込む方法によっています。
②デリバティブの評価基準および評価方法
時価法
③たな卸資産の評価基準および評価方法
評価基準は下記の評価方法に基づく原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの
方法)を採用しています。
・商品及び製品
注文生産品…主に個別法
標準量産品…主に先入先出法
・仕掛品
注文生産品…主に個別法
標準量産品…主に総平均法
・原材料及び貯蔵品…主に先入先出法
(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
①有形固定資産
定額法を採用しています。
主な耐用年数は次のとおりです。
建物及び構築物 7~60年 機械及び装置、工具、器具及び備品 2~22年
なお、リース資産については、リース期間にわたって定額法により償却しています。
②無形固定資産
定額法を採用しています。
なお、市場販売目的のソフトウエアについては、見込販売数量または見込販売収益に基づく償却方法(主とし
て見込有効期間2年以内)を採用し、自社利用のソフトウエアについては、社内における見込利用可能期間
(主として5年以内)に基づく定額法を採用しています。
③投資その他の資産
長期前払費用は、定額法または販売実績等に基づいた償却を行っています。
- 94 -
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(3) 重要な引当金の計上基準
①貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権に
ついては個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しています。
②製品保証引当金
製品販売後または受託開発プログラム引渡後の無償修理費用の支出に備えるため、売上高等に対する過去の実
績率および個別に追加原価の発生可能性を基礎とした見積額を計上しています。
③役員賞与引当金
役員賞与の支出に備えるため、当連結会計年度における支給見込額を計上しています。
④工事契約等損失引当金
採算性の悪化した受注制作のソフトウェアおよび工事契約等に係る将来の損失に備えるため、翌連結会計年度
以降に発生することとなる損失見込額を計上しています。
⑤事業構造改善引当金
事業構造改革に伴い発生する費用および損失に備えるため、その発生見込額を計上しています。
⑥偶発損失引当金
訴訟や係争案件等の将来発生する可能性のある偶発損失に備えるため、偶発事象ごとに個別のリスクを検討
し、合理的に算定した損失見込額を計上しています。
⑦電子計算機買戻損失引当金
電子計算機の買戻時の損失の補てんに充てるため、過去の実績に基づいて算出した買戻損失発生見込額を計上
しています。
(4) 退職給付に係る会計処理の方法
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、
ポイント基準を採用しています。
②会計基準変更時差異、過去勤務費用および数理計算上の差異の費用処理方法
会計基準変更時差異は、主として15年による按分額を費用処理しています。過去勤務費用は、その発生時の従
業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(主として13年)による定額法により費用処理しています。数理計
算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(主として13年)による定額法によ
り翌連結会計年度から費用処理しています。
(5) 重要な収益および費用の計上基準
完成工事高および完成工事原価の計上基準
当連結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる受注制作のソフトウェアおよび工事契約
については工事進行基準を適用し、その他の工事契約については、工事完成基準を適用しています。なお、工
事進行基準を適用する工事の当連結会計年度末における進捗度の見積りは、原価比例法によっています。
(6) 重要な外貨建の資産または負債の本邦通貨への換算の基準
外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理していま
す。なお、在外子会社等の資産および負債は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益および費
用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定および少数株主持分
に含めています。
- 95 -
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(7) 重要なヘッジ会計の方法
①ヘッジ会計の方法
金利リスクおよび為替変動リスクをヘッジするデリバティブ取引につき、繰延ヘッジ処理を適用しています。
②ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段……………金利スワップおよび為替予約
ヘッジ対象……………社債および借入金、外貨建金銭債権債務および外貨建予定取引
③ヘッジ方針
当社および当社の連結子会社の内部規程である「リスク管理規程」に基づき、相場変動を相殺、またはキャッ
シュ・フローを固定する目的で、デリバティブ取引を利用しています。
④ヘッジ有効性評価の方法
ヘッジ対象の相場変動またはキャッシュ・フロー変動の累計と、ヘッジ手段の相場変動またはキャッシュ・フ
ロー変動の累計とを比較し、両者の変動額等を基礎にして判断しています。
(8) のれんの償却方法および償却期間
のれんについては、20年以内の効果が及ぶ期間で均等償却しています。
主なものは次のとおりです。
NECソフト㈱ 20年
NECシステムテクノロジー㈱ 20年
アビームコンサルティング㈱ 10年
ネットクラッカー・テクノロジー社 7年
(9)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金、随時引き出し可能な預金およ
び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヵ月以内に満期日
の到来する短期投資からなります。
(10)その他連結財務諸表作成のための重要な事項
①消費税等の処理方法
税抜方式を採用しています。
②連結納税制度の適用
連結納税制度を適用しています。
(会計方針の変更)
「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 平成24年5月17日。以下「退職給付会計基準」という。)
および「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第25号 平成24年5月17日。以下「退職給
付適用指針」という。)を、当連結会計年度末より適用し(ただし、退職給付会計基準第35項本文および退職給付
適用指針第67項本文に掲げられた定めを除く。)、退職給付債務から年金資産の額を控除した額を退職給付に係る
負債および退職給付に係る資産として計上する方法に変更し、未認識数理計算上の差異、未認識過去勤務費用およ
び未認識会計基準変更時差異を退職給付に係る負債および退職給付に係る資産に計上しました。
退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第37項に定める経過的な取扱いに従っており、当連結
会計年度末において、当該変更に伴う影響額をその他の包括利益累計額の退職給付に係る調整累計額に加減してい
ます。
この結果、当連結会計年度末において、退職給付に係る資産が10,404百万円、退職給付に係る負債が220,457百万
円計上されています。また、繰延税金資産が24,773百万円増加し、その他の包括利益累計額が60,658百万円、少数
株主持分が4,385百万円減少しています。
なお、1株当たり情報に与える影響は当該箇所に記載しています。
- 96 -
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(未適用の会計基準等)
・「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号
平成24年5月17日)
・「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第25号
(1)概要
平成24年5月17日)
財務報告を改善する観点および国際的な動向を踏まえ、未認識数理計算上の差異および未認識過去勤務費用の処
理方法、退職給付債務および勤務費用の計算方法並びに開示の拡充を中心に改正されたものです。
(2)適用予定日
退職給付債務および勤務費用の計算方法の改正については、平成27年3月期の期首より適用予定です。
(3)当該会計基準等の適用による影響
当該会計基準等を適用することにより、翌連結会計年度の営業利益、経常利益および税金等調整前当期純利益に
与える影響額は、軽微です。
・「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)
・「連結財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第22号 平成25年9月13日)
・「事業分離等に関する会計基準」(企業会計基準第7号 平成25年9月13日)
・「1株当たり当期純利益に関する会計基準」(企業会計基準第2号 平成25年9月13日)
・「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号
日)
・「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第4号
(1)概要
平成25年9月13
平成25年9月13日)
本会計基準等は、①子会社株式の追加取得等において支配が継続している場合の子会社に対する親会社の持分変
動の取扱い、②取得関連費用の取扱い、③当期純利益の表示および少数株主持分から非支配株主持分への変更、
④暫定的な会計処理の取扱いを中心に改正されたものです。
(2)適用予定日
平成28年3月期の期首より適用予定です。なお、暫定的な会計処理の取扱いについては、平成28年3月期の期首以
後実施される企業結合から適用予定です。
(3)当該会計基準等の適用による影響
当該会計基準等を適用することによる影響額については、現時点で評価中です。
- 97 -
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(表示方法の変更)
(連結損益計算書)
1.
前連結会計年度において、「営業外収益」の「その他」に含めていた「助成金収入」は、金額的重要性が増
したため、当連結会計年度より独立掲記しています。
また、前連結会計年度において、独立掲記していた「偶発損失引当金戻入額」は、当連結会計年度において
金額的重要性がなくなったため、当連結会計年度より、「営業外収益」の「その他」に含めて表示していま
す。なお、当連結会計年度の「営業外収益」の「その他」に含まれる「偶発損失引当金戻入額」は912百万円で
す。
これらの表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っています。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外収益」の「偶発損失引当金戻入額」2,971百
万円および「その他」6,504百万円は、「助成金収入」535百万円、「その他」8,940百万円として組み替えてい
ます。
2. 前連結会計年度において、「営業外費用」の「その他」に含めていた「偶発損失引当金繰入額」は、金額的
重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記しています。この表示方法の変更を反映させるため、前連
結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っています。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外費用」の「その他」に表示していた20,590
百万円は、「偶発損失引当金繰入額」1,327百万円、「その他」19,263百万円として組み替えています。
(追加情報)
前連結会計年度において、当社100%子会社である㈱ネットコムセックは、防衛省との契約について作業時間を
過大に申告し、過大請求を行っていたことが判明したため、防衛省に対し、自主的にこれを報告いたしました。そ
の結果、同社は、防衛省から指名停止の措置を受けており、今後、同社は、防衛省に対して過払金等を返納するこ
ととなります。
また、当社連結子会社であるNECネッツエスアイ㈱の子会社において、従業員による不正な着服行為が行われ
ていたことが発覚しました。NECネッツエスアイ㈱は、各年度の被害額を確定し、該当する各連結会計年度にお
いて営業外損失を計上しました。当社では、本件にかかる損失について、当社連結財務諸表への影響額が投資者等
の利害関係者の判断を誤らせない範囲であると判断されることから、過年度および当年度の損失額を一括して当連
結会計年度の連結損益計算書に含めており、営業外費用のその他に1,560百万円計上しています。
- 98 -
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(連結貸借対照表関係)
※1
有形固定資産の減価償却累計額
前連結会計年度
(平成25年3月31日)
有形固定資産の減価償却累計額
720,665百万円
当連結会計年度
(平成26年3月31日)
728,969百万円
※2
担保資産および担保付債務
担保に供している資産は、次のとおりです。
前連結会計年度
(平成25年3月31日)
建物及び構築物
261百万円
当連結会計年度
(平成26年3月31日)
238百万円
土地
その他
3,579
5
3,579
300
計
3,845
4,117
担保付債務は、次のとおりです。
前連結会計年度
(平成25年3月31日)
短期借入金
長期借入金
1,971百万円
300
その他
計
当連結会計年度
(平成26年3月31日)
2,297百万円
200
42
49
2,313
2,546
※3
非連結子会社および関連会社に係る注記
関係会社株式のうち、共同支配企業に対する投資額は、次のとおりです。
前連結会計年度
(平成25年3月31日)
関係会社株式
117百万円
- 99 -
当連結会計年度
(平成26年3月31日)
388百万円
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4
保証債務
他の会社等の金融機関等からの借入債務に対し、保証を行っています。
前連結会計年度
(平成25年3月31日)
当連結会計年度
(平成26年3月31日)
オートモーティブエナジーサプライ㈱
5,118百万円
オートモーティブエナジーサプライ㈱
3,355百万円
従業員
2,470
従業員
1,619
その他
1,017
その他
1,597
計
8,605
計
6,571
5
その他の偶発債務
平成25年11月、日本郵便㈱は、旧郵政省(現日本郵便㈱)が一般入札の方法により発注した郵便番号自動読取
区分機類の受注に関し、独占禁止法違反行為があったとして、独占禁止法第25条に基づき当社に対して損害賠償
を求める訴訟を提起しました。当該訴訟の結論は現時点では出ておらず、当社連結上の財政状態及び経営成績に
及ぼす影響は、現段階で不明であります。
※6
たな卸資産および工事契約等損失引当金の相殺表示
損失が見込まれる工事契約等に係るたな卸資産は、これに対応する工事契約等損失引当金を相殺表示していま
す。相殺表示したたな卸資産に対応する工事契約等損失引当金の額は次のとおりです。
前連結会計年度
(平成25年3月31日)
当連結会計年度
(平成26年3月31日)
商品及び製品に係るもの
仕掛品に係るもの
586百万円
7,611
773百万円
7,696
計
8,197
8,469
※7
コミットメントライン契約
当社および当社の連結子会社は安定的かつ機動的に短期の資金調達を行うため、取引金融機関22社と短期借入金
のコミットメントライン契約を締結しています。連結会計年度末における短期借入金のコミットメントライン契
約に係る借入未実行残高等は次のとおりです。
前連結会計年度
(平成25年3月31日)
貸出コミットメントライン契約の総額
321,800百万円
借入実行残高
差引額
- 100 -
当連結会計年度
(平成26年3月31日)
323,200百万円
-
640
321,800
322,560
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(連結損益計算書関係)
※1
たな卸資産の帳簿価額の切下額
期末たな卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、次のたな卸資産評価損が売上原価に含まれていま
す。
(自
至
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
21,484百万円
18,146百万円
※2
工事契約等損失引当金繰入額
売上原価に含まれている工事契約等損失引当金繰入額
(自
至
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
14,677百万円
8,260百万円
※3
販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費のうち主要な費目および金額は次のとおりです。
(自
至
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
従業員給料手当
285,120百万円
290,963百万円
技術研究費
退職給付費用
147,036
24,685
137,662
26,018
12,793
1,287
12,578
4,372
製品保証引当金繰入額
電子計算機買戻損失引当金繰入額
※4
研究開発費の総額
一般管理費および当期製造費用に含まれる研究開発費の総額
(自
至
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
151,676百万円
142,723百万円
※5
関係会社株式売却益
当連結会計年度については、主としてNECビッグローブ㈱(現ビッグローブ㈱)およびNECモバイリング㈱
(現MXモバイリング㈱)の株式譲渡によるものです。
※6
持分変動利益
前連結会計年度については、主としてNECトーキン㈱の第三者割当増資によるものです。
※7
固定資産売却益
建物および土地等の売却によるものです。
※8
保険差益
前連結会計年度については、タイで発生した洪水による保険金受取額から、固定資産およびたな卸資産の滅失損
失等の額を控除したものです。
※9
事業構造改善費用
前連結会計年度については、事業構造改革による早期退職等に伴う費用などによるものです。
当連結会計年度については、携帯電話端末事業の見直しを実行したことなどによるものです。
- 101 -
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※10 減損損失
(1)減損損失を認識した資産または資産グループの概要
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
用途
種類
場所
事業用資産
建物及び構築物、工具、器具及び備品、
ソフトウエア、投資その他の資産等
神奈川県川崎市等
事業用資産
建物及び構築物、機械及び装置等
滋賀県甲賀市等
遊休資産
土地等
静岡県駿東郡等
当連結会計年度(自 平成25年4月1日
用途
至
平成26年3月31日)
種類
場所
工具、器具及び備品、ソフトウエア、
事業用資産
神奈川県川崎市等
投資その他の資産等
建物及び構築物、機械及び装置、
事業用資産
工具、器具及び備品、土地、
ソフトウエア等
埼玉県児玉郡
遊休資産
建物及び構築物、土地
奈良県生駒市等
その他
のれん
-
(2)減損損失の認識に至った経緯
事業用資産およびのれんにおける収益性の低下ならびに遊休資産における市場価値の下落により投資額の回収が
見込めなくなったため、減損損失を特別損失として計上しています。
(3)減損損失の金額
(自
至
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
建物及び構築物
機械及び装置
829百万円
1,007
工具、器具及び備品
(自
至
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
1,699百万円
1,163
1,787
913
土地
319
3,185
建設仮勘定
117
12
-
13,685
5,784
2,799
8
4,197
8
371
21,949
15,934
のれん
ソフトウエア
無形固定資産-その他
投資その他の資産-その他
計
(4)資産のグルーピングの方法
原則として、当社のビジネスユニット単位および継続的に収支の把握を行っている管理会計上の区分を基礎とし
て資産のグルーピングを行い、遊休資産については当該資産単独でグルーピングをしています。
(5)回収可能価額の算定方法
事業用資産およびのれんの回収可能価額は、正味売却価額と使用価値のいずれか高い方の金額を使用していま
す。遊休資産については、正味売却価額を使用しています。
正味売却価額は、路線価等を基準にして合理的に算定しています。使用価値は、将来キャッシュ・フローがマイ
ナスのものについては、備忘価額により評価しています。
- 102 -
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※11 退職給付信託設定損
前連結会計年度については、退職給付を目的として、当社が所有するルネサスエレクトロニクス㈱株式の一部を
信託設定したことによるものです。
- 103 -
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(連結包括利益計算書関係)
※1
その他の包括利益に係る組替調整額および税効果額
(自
至
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
その他有価証券評価差額金:
当期発生額
組替調整額
税効果調整前
(自
至
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
11,346百万円
△9,857
22,176百万円
△1,924
税効果額
1,489
607
20,252
△4,394
その他有価証券評価差額金
2,096
15,858
当期発生額
△1,375
△1,179
組替調整額
192
876
△1,183
338
△303
50
繰延ヘッジ損益
△845
△253
為替換算調整勘定:
当期発生額
18,114
3,912
組替調整額
△1,115
673
16,999
4,585
△275
△135
16,724
4,450
3,096
2,594
976
263
5,690
1,239
23,665
21,294
繰延ヘッジ損益:
税効果調整前
税効果額
税効果調整前
税効果額
為替換算調整勘定
持分法適用会社に対する持分相当額:
当期発生額
組替調整額
持分法適用会社に対する持分相当額
その他の包括利益合計
- 104 -
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(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自
1
平成24年4月1日
至
平成25年3月31日)
発行済株式に関する事項
株式の種類
当連結会計年度期首
普通株式(千株)
増加
減少
2,604,733
-
当連結会計年度末
-
2,604,733
(注)千株未満を四捨五入しています。
(変動事由の概要)
変動はありません。
2
自己株式に関する事項
株式の種類
当連結会計年度期首
普通株式(千株)
増加
減少
6,321
70
当連結会計年度末
10
6,381
(注)千株未満を四捨五入しています。
(変動事由の概要)
増加数の主な内訳は、次のとおりです。
単元未満株式の買取りによる増加・・・ 70千株
減少数の主な内訳は、次のとおりです。
単元未満株式の買増しによる減少等・・・ 10千株
3
配当に関する事項
(1)配当金支払額
該当する事項はありません。
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
決議
株式の種類
平成25年 4月26日
取締役会
普通株式
配当金の総額
(百万円)
配当の原資
10,397
利益剰余金
- 105 -
1株当たり
配当額(円)
基準日
4 平成25年 3月31日
効力発生日
平成25年 6月 3日
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当連結会計年度(自
1
平成25年4月1日
至
平成26年3月31日)
発行済株式に関する事項
株式の種類
当連結会計年度期首
普通株式(千株)
増加
減少
2,604,733
当連結会計年度末
-
-
2,604,733
(注)千株未満を四捨五入しています。
(変動事由の概要)
変動はありません。
2
自己株式に関する事項
株式の種類
当連結会計年度期首
普通株式(千株)
増加
減少
6,381
当連結会計年度末
145
11
6,515
(注)千株未満を四捨五入しています。
(変動事由の概要)
増加数の主な内訳は、次のとおりです。
単元未満株式の買取りによる増加・・・ 145千株
減少数の主な内訳は、次のとおりです。
単元未満株式の買増しによる減少等・・・ 11千株
3
配当に関する事項
(1)配当金支払額
決議
平成25年 4月26日
取締役会
株式の種類
普通株式
配当金の総額
(百万円)
1株当たり
配当額(円)
10,397
基準日
4 平成25年 3月31日
効力発生日
平成25年 6月 3日
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
決議
株式の種類
平成26年 4月28日
取締役会
普通株式
配当金の総額
(百万円)
配当の原資
10,396
利益剰余金
- 106 -
1株当たり
配当額(円)
基準日
4 平成26年 3月31日
効力発生日
平成26年 6月 2日
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(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
前連結会計年度
(自 平成24年4月 1日
至 平成25年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成25年4月 1日
至 平成26年3月31日)
現金及び預金
174,295百万円
192,668百万円
有価証券
満期日が3ヵ月を超える預金および有価証券
24,666 △1,829 16,291 △2,322 現金及び現金同等物
197,132 206,637 2 重要な非資金取引の内容
(1)ファイナンス・リース
(自
至
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
1,670百万円
1,326百万円
(2)関係会社株式の退職給付信託への拠出額
(自
至
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
26,437百万円
-百万円
※3 株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産および負債の主な内訳
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
株式の取得により新たにネットクラッカー・テクノロジー・ソリューションズ社ほか32社を連結化したことに伴
う連結開始時の資産および負債の内訳並びに株式の取得価額と取得のための支出(純額)との関係は次のとおり
です。
流動資産
14,400百万円
固定資産
のれん
29,385 28,381 流動負債
固定負債
△7,189 △4,840 株式の取得価額
60,137 △2,065 現金及び現金同等物
株式取得のための支出
58,072 - 107 -
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※4
株式の売却により連結子会社でなくなった会社の資産および負債の主な内訳
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
株式の売却によりNECビッグローブ㈱(現ビッグローブ㈱)およびNECモバイリング㈱(現MXモバイリング
㈱)が連結子会社でなくなったことに伴う売却時の資産および負債の内訳並びに株式の売却価額と売却による収
入(純額)との関係は次のとおりです。
流動資産
97,594百万円
固定資産
流動負債
26,376 △31,924 固定負債
少数株主持分
△4,740 △32,356 その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
株式の取得
関係会社株式売却益
株式の売却価額
未払費用
△148 △7 △164 44,238 98,869 △1,143 現金及び現金同等物
△55,222 株式売却による収入
42,504 - 108 -
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
(リース取引関係)
1.所有権移転外ファイナンス・リース取引(借手側)
(1) リース資産の内容
主にアウトソーシング設備(工具、器具及び備品)です。
(2) リース資産の減価償却の方法
リース期間を耐用年数とし、定額法で計算しています。
2.オペレーティング・リース取引(借手側)
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料
(単位:百万円)
前連結会計年度
(平成25年3月31日)
1年内
当連結会計年度
(平成26年3月31日)
22,312
17,037
1年超
77,457
29,719
合計
99,769
46,756
- 109 -
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については一時的な余資を預金もしくは安全性の高い金融資産で運用しています。
資金調達については、事業を行うための設備投資計画に照らして、必要な資金(主に銀行借入や社債発行)を調
達しており、また、短期的な運転資金を主に銀行借入やコマーシャル・ペーパー発行により調達しています。
デリバティブは、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行いません。
(2) 金融商品の内容およびそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されています。
また、外貨建ての営業債権および営業債務は、為替の変動リスクに晒されています。
有価証券および投資有価証券は、短期で運用している金融資産を除けば、主に取引先企業との業務または資本
提携等に関連する株式であり、市場価格の変動リスクに晒されています。
長期貸付金は、主として関係会社に係るものです。
長期借入金、社債およびファイナンス・リース取引に係るリース債務は、主に設備投資に必要な資金の調達を
目的としたものであり、償還日は決算日後、概ね6年以内です。ただし、平成25年5月実行のハイブリッド・ファ
イナンス(劣後特約付ローン)の弁済期日は平成85年6月末日です。これらの有利子負債のうち、変動金利の有
利子負債は、金利の変動リスクに晒されていますが、一部はデリバティブ取引(金利スワップ)を利用してヘッ
ジしています。
デリバティブ取引は、外貨建ての営業債権および営業債務に係る為替の変動リスクに対するヘッジ取引を目的
とした先物為替予約取引および為替オプション、借入金および社債に係る金利変動および時価変動の影響を回避
することを目的とした金利スワップ取引です。なお、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジ方
針、ヘッジ有効性評価の方法等については、前述の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」4.「会
計処理基準に関する事項」に記載されている(7)「重要なヘッジ会計の方法」をご覧ください。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社および連結子会社は、営業債権について、主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごと
に期日および残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っています。
デリバティブ取引の利用および資金運用を目的とした預金の設定や有価証券の購入にあたっては、カウンター
パーティーリスクを軽減するために、信用力の高い金融機関と取引を行っています。
②市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理
通貨別月別に把握された為替の変動リスクに対して、外貨建て営業債権債務の相殺や先物為替予約および為替
オプションを利用したヘッジ取引を行うことにより、リスクを軽減しています。
また、変動金利の借入金および社債に係る支払金利の変動リスクを抑制するために、金利スワップ取引を利用
しています。
有価証券および投資有価証券の市場価格の変動リスクについては、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財
務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有意義を継続的に見直しています。
デリバティブ取引については、デリバティブ取引に対するリスク管理、承認、報告、検証に関する方針および
規程に基づいて、デリバティブ取引を行っています。
③資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、現金および現金同等物とコミットメントラインの未使用枠を合
計した手許流動性を適度な水準に維持することなどにより、当該リスクを管理しています。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含ま
れています。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することによ
り、当該価額が変動することもあります。
- 110 -
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額については、次のとおりです。なお、時価を把握することが
極めて困難と認められるものは、次表には含まれていません((注2)参照)。
前連結会計年度(平成25年3月31日)
(単位:百万円)
連結貸借対照表計上額
時価
差額
(1)現金及び預金
174,295
174,295
―
(2)受取手形及び売掛金
834,052
833,064
△988
(3)有価証券
24,666
24,666
―
(4)投資有価証券
75,940
75,940
―
(5)関係会社株式
47,931
39,774
△8,157
(6)長期貸付金
44,019
△3,818
貸倒引当金(*1)
40,201
40,201
―
資産計
1,197,085
1,187,940
△9,145
(1)支払手形及び買掛金
458,724
458,724
―
(2)短期借入金
26,590
26,590
―
(3)コマーシャル・ペーパー
29,997
29,997
―
(4)1年内返済予定の長期借入金
73,486
73,486
―
(5)1年内償還予定の社債
70,000
70,000
―
(6)未払費用
169,221
169,221
―
(7)社債
160,000
161,031
1,031
(8)長期借入金
237,028
237,849
821
負債計
1,225,046
1,226,898
1,852
デリバティブ取引(*2)
(4,498)
(4,498)
―
(*1)個別に計上している貸倒引当金を控除しています。
(*2)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目に
ついては、( )で示しています。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
(単位:百万円)
連結貸借対照表計上額
時価
差額
(1)現金及び預金
192,668
192,668
―
(2)受取手形及び売掛金
842,308
841,358
△950
(3)有価証券
16,291
16,291
―
(4)投資有価証券
96,164
96,164
―
(5)関係会社株式
50,754
54,952
4,198
(6)長期貸付金
40,123
―
貸倒引当金
40,123
40,123
―
資産計
1,238,308
1,241,556
3,248
(1)支払手形及び買掛金
446,494
446,494
―
(2)短期借入金
32,415
32,415
―
(3)コマーシャル・ペーパー
―
―
―
(4)1年内返済予定の長期借入金
44,284
44,284
―
(5)1年内償還予定の社債
20,000
20,000
―
(6)未払費用
152,792
152,792
―
(7)社債
140,000
141,700
1,700
(8)長期借入金
333,534
335,376
1,842
負債計
1,169,519
1,173,061
3,542
デリバティブ取引(*1)
(3,532)
(3,532)
―
(*1)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目に
ついては、( )で示しています。
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(注1)
金融商品の時価の算定方法ならびに有価証券およびデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1) 現金及び預金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(2) 受取手形及び売掛金
これらの時価について、短期間で決済されるものは、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額と
し、決済が長期間にわたるものは、信用リスク等を加味した利率で割り引いて算定する方法によっています。
(3) 有価証券
これらは主として譲渡性預金、コマーシャル・ペーパー等であり、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額に
ほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(4) 投資有価証券および(5) 関係会社株式
これらの時価については、取引所の価格によっています。
(6) 長期貸付金
これらは主として変動金利によっており、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっていま
す。
負
債
(1) 支払手形及び買掛金、(2) 短期借入金、(3) コマーシャル・ペーパー、(4) 1年内返済予定の長期借入金、
(5) 1年内償還予定の社債および(6) 未払費用
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(7) 社債
社債の時価については、主に市場価格によっています。
(8) 長期借入金
長期借入金の時価については、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算
定する方法によっています。
デリバティブ取引
「デリバティブ取引関係」注記参照。
(注2)
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額
(単位:百万円)
前連結会計年度
(平成25年3月31日)
区分
投資有価証券
非上場株式
関係会社株式
非上場株式
投資事業有限責任組合契約に基づく権利、およ
び外国の法令に基づく契約であって、投資事業
当連結会計年度
(平成26年3月31日)
56,826
46,206
44,737
27,539
5,087
4,519
286
281
106,936
78,545
有限責任組合契約に類するものに基づく権利
その他
合計
これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(4)投資有価
証券」および「(5)関係会社株式」には含めていません。
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(注3)
金銭債権および満期がある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(平成25年3月31日)
1年超
5年以内
(百万円)
1年以内
(百万円)
現金及び預金
受取手形及び売掛金
有価証券
投資有価証券
その他有価証券のうち
満期があるもの(社債)
長期貸付金
合計
5年超
10年以内
(百万円)
10年超
(百万円)
174,295
808,729
24,666
―
21,645
―
―
3,587
―
―
91
―
―
―
―
900
―
18,355
25,606
58
1,007,690
40,000
29,193
1,049
当連結会計年度(平成26年3月31日)
1年超
5年以内
(百万円)
1年以内
(百万円)
現金及び預金
受取手形及び売掛金
有価証券
投資有価証券
その他有価証券のうち
満期があるもの(社債)
長期貸付金
合計
5年超
10年以内
(百万円)
10年超
(百万円)
192,668
799,154
16,291
―
40,962
―
―
2,143
―
―
49
―
―
―
―
935
―
39,835
135
153
1,008,113
80,797
2,278
1,137
(注4)
社債、長期借入金およびその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(平成25年3月31日)
1年以内
(百万円)
1年超
2年以内
(百万円)
2年超
3年以内
(百万円)
3年超
4年以内
(百万円)
4年超
5年以内
(百万円)
5年超
(百万円)
短期借入金
コマーシャル・ペーパー
社債
長期借入金
26,590
29,997
70,000
73,486
―
―
20,000
43,451
―
―
90,000
10,708
―
―
10,000
102,303
―
―
40,000
13,518
―
―
―
67,048
合計
200,073
63,451
100,708
112,303
53,518
67,048
当連結会計年度(平成26年3月31日)
1年以内
(百万円)
1年超
2年以内
(百万円)
2年超
3年以内
(百万円)
3年超
4年以内
(百万円)
4年超
5年以内
(百万円)
5年超
(百万円)
短期借入金
コマーシャル・ペーパー
社債
長期借入金
32,415
―
20,000
44,284
―
―
90,000
11,737
―
―
10,000
102,973
―
―
40,000
14,045
―
―
―
68,252
―
―
―
136,527
合計
96,699
101,737
112,973
54,045
68,252
136,527
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(有価証券関係)
1.その他有価証券
前連結会計年度(平成25年3月31日)
種類
連結貸借対照表計上
額が取得原価を超え
るもの
連結貸借対照表
取得原価
差額
計上額(百万円)
(百万円)
(百万円)
(1)株式
(2)債券
① 国債・地方債
② 社債
(3)その他
小計
(1)株式
連結貸借対照表計上
額が取得原価を超え
ないもの
(2)債券
① 国債・地方債
② 社債
(3)その他
小計
合計
67,783
37,841
29,942
-
-
-
-
-
-
73
39
34
67,856
37,880
29,976
7,152
9,098
△1,946
-
-
-
900
24,698
1,000
24,709
△100
△11
32,750
34,807
△2,057
100,606
72,687
27,919
(注)非上場株式(連結貸借対照表計上額56,826百万円)、投資事業有限責任組合契約もしくはそれに類する
ものに基づく権利(連結貸借対照表計上額5,087百万円)、その他(連結貸借対照表計上額286百万円)
は、市場価格がなく、かつ将来キャッシュ・フローを見積ることなどができず、時価を把握することが
極めて困難と認められるため、「1.その他有価証券」には含めていません。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
種類
連結貸借対照表
計上額(百万円)
(1)株式
(2)債券
連結貸借対照表計上
① 国債・地方債
額が取得原価を超え
② 社債
るもの
(3)その他
小計
連結貸借対照表計上
額が取得原価を超え
ないもの
(1)株式
(2)債券
① 国債・地方債
② 社債
(3)その他
小計
合計
取得原価
(百万円)
差額
(百万円)
92,689
45,098
47,591
-
-
-
-
96
-
44
-
52
92,785
45,142
47,643
2,420
2,979
△559
-
935
-
1,000
-
△65
16,315
16,340
△25
19,670
20,319
△649
112,455
65,461
46,994
(注)非上場株式(連結貸借対照表計上額46,206百万円)、投資事業有限責任組合契約もしくはそれに類する
ものに基づく権利(連結貸借対照表計上額4,519百万円)、その他(連結貸借対照表計上額281百万円)
は、市場価格がなく、かつ将来キャッシュ・フローを見積ることなどができず、時価を把握することが
極めて困難と認められるため、「1.その他有価証券」には含めていません。
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2.売却したその他有価証券
前連結会計年度(自
平成24年4月1日
至
平成25年3月31日)
売却額
(百万円)
種類
(1)株式
(2)債券
① 国債・地方債
② 社債
(3)その他
合計
当連結会計年度(自
平成25年4月1日
種類
(1)株式
(2)債券
① 国債・地方債
② 社債
(3)その他
合計
至
売却益の合計額
(百万円)
売却損の合計額
(百万円)
25,695
9,048
2
-
-
-
-
1,906
-
9
-
-
27,601
9,057
2
平成26年3月31日)
売却額
売却益の合計額
売却損の合計額
(百万円)
(百万円)
(百万円)
14,906
2,697
23
-
-
-
-
-
-
1
1
-
14,907
2,698
23
3.減損処理を行った有価証券
前連結会計年度において、有価証券について804百万円(その他有価証券の株式等)減損処理を行っています。
当連結会計年度において、有価証券について1,738百万円(その他有価証券の株式等)減損処理を行っていま
す。
4.保有目的を変更した有価証券
当連結会計年度において、従来「関連会社株式」として保有していたルネサスエレクトロニクス㈱他の株式を
「その他有価証券」に変更しています。この結果、投資有価証券が10,049百万円、その他有価証券評価差額金
が6,814百万円増加しています。
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(デリバティブ取引関係)
1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
(1)通貨関連
前連結会計年度(平成25年3月31日)
区分
取引の種類
契約額等
(百万円)
為替予約取引
時価
(百万円)
評価損益
(百万円)
米ドル
46,291
6,057
49,190
△2,899
ユーロ
15,301
―
15,723
△422
その他
608
―
732
△124
米ドル
38,657
―
39,088
431
ユーロ
751
―
738
△13
その他
1,599
―
1,586
△13
―
―
―
△3,040
売建
市場取引
以外の取引
うち1年超
(百万円)
買建
合
計
(注)時価の算定方法:為替予約取引については先物為替相場によっています。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
区分
取引の種類
契約額等
(百万円)
為替予約取引
時価
(百万円)
評価損益
(百万円)
米ドル
32,296
5,148
34,460
△2,164
ユーロ
9,123
―
9,166
△43
その他
1,168
―
1,195
△27
米ドル
53,797
4,356
54,208
411
ユーロ
1,000
―
1,004
4
その他
1,046
―
1,030
△16
―
―
―
△1,835
売建
市場取引
以外の取引
うち1年超
(百万円)
買建
合
計
(注)時価の算定方法:為替予約取引については先物為替相場によっています。
(2)金利関連
該当事項はありません。
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2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
(1)通貨関連
前連結会計年度(平成25年3月31日)
ヘッジ会計
の方法
取引の種類
主なヘッジ
対象
為替予約取引
原則的
処理方法
売建
契約額等
(百万円)
売掛金
うち1年超
(百万円)
時価
(百万円)
米ドル
10,692
3,223
12,126
その他
1,757
―
1,781
(注)時価の算定方法:為替予約取引については先物為替相場によっています。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
ヘッジ会計
の方法
取引の種類
主なヘッジ
対象
為替予約取引
原則的
処理方法
売建
契約額等
(百万円)
売掛金
うち1年超
(百万円)
時価
(百万円)
米ドル
4,486
3,223
5,360
その他
2,737
175
2,733
(注)時価の算定方法:為替予約取引については先物為替相場によっています。
(2)金利関連
前連結会計年度(平成25年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
ヘッジ会計
の方法
原則的
処理方法
取引の種類
金利スワップ取引
主なヘッジ
対象
長期借入金
支払固定・受取変動
契約額等
(百万円)
うち1年超
(百万円)
65,000
65,000
△827
(注)時価の算定方法:取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しています。
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時価
(百万円)
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(退職給付関係)
前連結会計年度(自
平成24年4月1日
至
平成25年3月31日)
1.採用している退職給付制度の概要
当社および国内連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、確定給付型の企業年金制度、確定拠出年金制度
および退職一時金制度を設けています。また、従業員の退職等に際して割増退職金を支払う場合があります。
海外連結子会社の大部分は、実質的に各社の全ての従業員を対象とする種々の退職金制度を採用しています。そ
れらは主に確定給付型および確定拠出型の制度です。
当社および一部の国内連結子会社は、退職給付制度にポイント制を採用しており、従業員の職階と成績に応じて
付与されるポイントの累計数に基づいて、給付額が計算されます。また、確定給付企業年金制度にキャッシュバラ
ンスプランを導入しており、この制度のもとでは、年金加入者の個人別勘定に、職階に応じて付与されるポイント
および市場金利を基とした再評価率等により計算された利息ポイントに基づいて計算された金額が積み立てられま
す。
2.退職給付債務に関する事項
(単位:百万円)
イ.退職給付債務
△968,387
ロ.年金資産
626,582
ハ.未積立退職給付債務(イ+ロ)
△341,805
ニ.会計基準変更時差異の未処理額
22,227
ホ.未認識数理計算上の差異
287,071
ヘ.未認識過去勤務債務(債務の減額)
△54,658
ト.連結貸借対照表計上額純額(ハ+ニ+ホ+へ)
△87,165
チ.前払年金費用
91,703
リ.退職給付引当金(ト-チ)
(注)1
2
△178,868
一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を適用しています。
前払年金費用は連結貸借対照表において、投資その他の資産の「その他」に含まれています。
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3.退職給付費用に関する事項
(単位:百万円)
イ.勤務費用
30,697
ロ.利息費用
22,479
ハ.期待運用収益
△12,078
ニ.会計基準変更時差異の費用処理額
11,631
ホ.数理計算上の差異の費用処理額
27,052
ヘ.過去勤務債務の費用処理額
△8,749
ト.その他(注2)
6,995
チ.退職給付費用(イ+ロ+ハ+ニ+ホ+へ+ト)
(注)1
2
78,027
簡便法を適用している連結子会社の退職給付費用は、一括して「勤務費用」に含めて計上していま
す。
「ト.その他」は確定拠出年金への掛金拠出です。
4.退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
(1)退職給付見込額の期間配分方法
主としてポイント基準です。
(2)割引率
主として1.4%です。
(3)期待運用収益率
主として2.5%です。
(4)過去勤務債務の額の処理年数
主として13年です。(発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法によるものです。)
(5)数理計算上の差異の処理年数
主として13年です。(各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定
額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしています。)
(6)会計基準変更時差異の処理年数
主として15年です。
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当連結会計年度(自
平成25年4月1日
至
平成26年3月31日)
1.採用している退職給付制度の概要
当社および国内連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、確定給付型の企業年金制度、確定拠出年金制度
および退職一時金制度を設けています。また、従業員の退職等に際して割増退職金を支払う場合があります。
海外連結子会社の大部分は、実質的に各社の全ての従業員を対象とする種々の退職金制度を採用しています。そ
れらは主に確定給付型および確定拠出型の制度です。
当社および一部の国内連結子会社は、退職給付制度にポイント制を採用しており、従業員の職階と成績に応じて
付与されるポイントの累計数に基づいて、給付額が計算されます。また、確定給付企業年金制度にキャッシュバラ
ンスプランを導入しており、この制度のもとでは、年金加入者の個人別勘定に、職階に応じて付与されるポイント
および市場金利を基とした再評価率等により計算された利息ポイントに基づいて計算された金額が積み立てられま
す。
2.確定給付制度
(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
(単位:百万円)
退職給付債務の期首残高
968,387
勤務費用
32,235
利息費用
16,419
数理計算上の差異の発生額
△2,757
退職給付の支払額
△54,828
その他
△36
退職給付債務の期末残高
959,420
(注)一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を適用しています。
(2)年金資産の期首残高と期末残高の調整表
(単位:百万円)
年金資産の期首残高
626,582
期待運用収益
13,219
数理計算上の差異の発生額
127,397
事業主からの拠出額
27,140
退職給付の支払額
△45,745
その他
774
年金資産の期末残高
749,367
(注)一部の連結子会社は、簡便法を適用しています。
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(3)退職給付債務および年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債
および退職給付に係る資産の調整表
(単位:百万円)
積立型制度の退職給付債務
782,067
年金資産
749,367
32,700
非積立型制度の退職給付債務
177,353
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額
210,053
退職給付に係る負債
220,457
退職給付に係る資産
10,404
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額
210,053
(4)退職給付費用およびその内訳項目の金額
(単位:百万円)
勤務費用
32,235
利息費用
16,419
期待運用収益
△13,219
数理計算上の差異の費用処理額
33,558
過去勤務費用の費用処理額
△9,195
会計基準変更時差異の費用処理額
11,325
確定給付制度に係る退職給付費用
71,123
(注)一部の連結子会社は、簡便法を適用しています。
(5)退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりです。
(単位:百万円)
未認識過去勤務費用
△45,398
未認識数理計算上の差異
123,884
未認識会計基準変更時差異
10,357
合計
88,843
- 121 -
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
(6)年金資産に関する事項
①年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
株式
46%
債券
44%
その他
10%
合計
100%
(注)年金資産合計には、企業年金制度に対して設定した退職給付信託が14%含まれています。
②長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在および予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する
多様な資産からの現在および将来期待される長期の収益率を考慮しています。
(7)数理計算上の計算基礎に関する事項
当連結会計年度末における主要な数理計算上の計算基礎
割引率
長期期待運用収益率
主として1.4%
主として2.5%
(注)確定給付制度には、一部の連結子会社が加入している複数事業主による企業年金制度が含まれています。
3.確定拠出制度
当社および連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、7,267百万円です。
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(ストック・オプション等関係)
権利不行使による失効により利益として計上した金額
(自
至
前連結会計年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
新株予約権戻入益
24百万円
- 123 -
(自
至
当連結会計年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
-百万円
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(税効果会計関係)
1.繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前連結会計年度
当連結会計年度
(平成25年3月31日) (平成26年3月31日)
(繰延税金資産)
退職給付引当金損金算入限度超過額
117,047百万円 退職給付に係る負債
繰越欠損金
―
177,766
158,678
124,235
投資有価証券評価損
未払費用および製品保証引当金
7,079
48,326
73,922
44,000
たな卸資産評価
減価償却超過額
39,069
37,263
41,526
30,908
関係会社投資
偶発損失引当金
17,059
2,748
15,083
6,529
連結会社間取引による内部未実現利益
事業構造改善引当金
5,008
1,372
4,729
4,717
工事契約等損失引当金
研究開発費
6,813
1,487
4,029
1,473
65,860
85,016
その他
繰延税金資産小計
評価引当金
526,897
594,845
△313,274
△372,463
213,623
222,382
繰延税金資産合計
(繰延税金負債)
未分配利益の税効果
その他有価証券評価差額金
△17,493
△7,681
△18,981
△11,987
退職給付信託設定益
租税特別措置法上の準備金
△9,076
△16
△9,016
△7
その他
△5,992
△2,367
△40,258
△42,358
173,365
180,024
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
(注)
―百万円
前連結会計年度および当連結会計年度における繰延税金資産の純額は、連結貸借対照表の
次の項目に含まれています。
前連結会計年度
当連結会計年度
(平成25年3月31日)
(平成26年3月31日)
流動資産-繰延税金資産
78,761百万円 97,570
固定資産-繰延税金資産
流動負債-その他
固定負債-繰延税金負債
△735
△2,231
- 124 -
74,431百万円
108,398
△592
△2,213
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2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
前連結会計年度
当連結会計年度
(平成25年3月31日) (平成26年3月31日)
法定実効税率
38.0%
4.2
16.3
8.5
―
10.4
3.4
持分法による投資損益
評価引当金の増減額
△0.4
△2.7
△1.2
△13.6
その他
△3.5
△2.8
44.1
50.5
(調整)
未分配利益の税効果
38.0%
のれんの償却額
税率変更による期末繰延税金資産の減額修正
税効果会計適用後の法人税等の負担率
3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産および繰延税金負債の金額の修正
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公布され、平成26年4月1
日以降に開始する連結会計年度から復興特別法人税が課されないこととなりました。これに伴い、当連結会計年
度の繰延税金資産および繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、平成26年4月1日に開始する連結会計年
度に解消が見込まれる一時差異については前連結会計年度の38.0%から35.5%に変更されています。
その結果、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が2,867百万円減少し、当連結会計年
度に費用計上された法人税等の金額が2,867百万円増加しています。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資
源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社は、製品・サービスの特性および販売市場の類似性に基づき、「パブリック事業」、「エンタープライズ
事業」、「テレコムキャリア事業」、「システムプラットフォーム事業」の4つを報告セグメントとしています。
それぞれの報告セグメントの内容は次のとおりです。
(パブリック事業)
当事業においては、主に官公、公共、医療、金融およびメディア向けに、システム・インテグレーション(シ
ステム構築、コンサルティング)、サポート(保守)、アウトソーシング、クラウドサービスおよびシステム機
器などの提供を行っています。
(エンタープライズ事業)
当事業においては、主に製造業および流通・サービス業向けに、システム・インテグレーション(システム構
築、コンサルティング)、サポート(保守)、アウトソーシングおよびクラウドサービスなどの提供を行ってい
ます。
(テレコムキャリア事業)
当事業においては、主に通信事業者向けに、ネットワークインフラ(基幹ネットワークシステム、アクセスネ
ットワークシステム)およびサービス&マネジメント(通信運用管理ソリューション(TOMS)(ネットワーク運用支
援システム(OSS)、事業支援システム(BSS))、ネットワーク制御基盤、サービス提供基盤)などの提供を行って
います。
(システムプラットフォーム事業)
当事業においては、ハードウェア(サーバ、メインフレーム、スーパーコンピュータ、ストレージ、企業向け
パソコン、タブレット端末、POS、ATM、制御機器、無線LANルータ、ディスプレイ、プロジェクタ)、ソフトウェ
ア(統合運用管理、アプリケーションサーバ、セキュリティ、データベース)、企業ネットワーク(IPテレフォ
ニーシステム、WAN・無線アクセス装置、LAN製品)およびサービス(データセンター基盤、サポート(保守))
などの提供を行っています。
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2.報告セグメントごとの売上高、利益または損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値です。セグメント間の内部収益および振替高は第三者間取引
価格に基づいています。
報告セグメントの資産は、セグメント間取引も含め、内部取引により発生する債権を全て消去した残高に基づ
いています。
3.報告セグメントごとの売上高、利益または損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
パブリック
売上高
エンター
プライズ
テレコム
キャリア
システム
プラット
フォーム
680,653
251,574
709,282
セグメント間の
内部売上高
または振替高
17,441
3,165
26,127
計
698,094
254,739
735,409
セグメント損益
(営業損益)
49,038
5,461
71,562
セグメント資産
532,904
152,652
506,737
16,219
3,319
11,321
7
2,734
5,681
24,015
外部顧客への
売上高
その他の項目
減価償却費
のれんの償却額
持分法適用会社
への投資額
有形固定資産お
よび無形固定資
産の増加額
その他
(注1)
計
連結
財務諸表
計上額
調整額
(注2)
744,403 2,385,912
685,697
-
3,071,609
107,424
46,212 △153,636
-
805,094 2,493,336
731,909 △153,636
3,071,609
60,691
32,699
158,760
16,922
△61,035
114,647
431,407 1,623,700
471,899
485,367
2,580,966
14,019
44,878
25,589
13,145
83,612
6,385
26
9,152
6,276
-
15,428
856
3,711
1,198
11,446
81,727
△505
92,668
10,610
29,143
22,876
86,644
46,768
7,777
141,189
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、スマートエネルギー(電
極・蓄電システム、ユーティリティ向けソリューションなど)、スマートフォン、携帯電話機、電子
部品およびインターネット・サービス「BIGLOBE」などの事業を含んでいます。
2.調整額は以下のとおりです。
(1) セグメント損益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△57,396百万円およ
び固定資産に係る調整額△1,844百万円が含まれています。全社費用は、主に報告セグメントに帰
属しない親会社の本社部門一般管理費および基礎的試験研究費です。
(2) セグメント資産の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社資産524,253百万円が含
まれています。全社資産は、主に親会社の資産のうち、余資運用資金(現金および有価証券)、繰
延税金資産、前払年金費用および管理部門に係る長期投資資金(投資有価証券)、固定資産、その
他の資産です。
(3) 有形固定資産および無形固定資産の増加額の調整額には、各報告セグメントに配分していない親
会社の増加額16,010百万円が含まれています。
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当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
パブリック
売上高
エンター
プライズ
テレコム
キャリア
システム
プラット
フォーム
738,364
272,316
725,758
セグメント間の
内部売上高
または振替高
19,983
4,858
21,744
計
758,347
277,174
747,502
セグメント損益
(営業損益)
58,590
6,539
60,329
セグメント資産
575,687
151,823
496,844
18,102
3,601
12,038
260
2,747
7,047
外部顧客への
売上高
その他の項目
減価償却費
のれんの償却額
その他
(注1)
計
連結
財務諸表
計上額
調整額
(注2)
780,755 2,517,193
525,921
-
3,043,114
112,130
45,348 △157,478
-
846,300 2,629,323
571,269 △157,478
3,043,114
65,545
30,723
156,181
△1,398
△48,590
106,193
449,203 1,673,557
379,334
452,438
2,505,329
14,216
47,957
18,018
11,002
76,977
26
10,080
7,005
-
17,085
持分法適用会社
6,474
913
1,217
2,073
10,677
68,732
△1,116
78,293
への投資額
有形固定資産お
よび無形固定資
30,961
12,207
14,383
19,389
76,940
16,963
67,758
161,661
産の増加額
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、スマートエネルギー(電
極・蓄電システム、ユーティリティ向けソリューションなど)、携帯電話機およびインターネット・
サービス「BIGLOBE」などの事業を含んでいます。
2.調整額は以下のとおりです。
(1) セグメント損益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△49,837百万円およ
び固定資産に係る調整額1,008百万円が含まれています。全社費用は、主に報告セグメントに帰属
しない親会社の本社部門一般管理費および基礎的試験研究費です。
(2) セグメント資産の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社資産492,110百万円が含
まれています。全社資産は、主に親会社の資産のうち、余資運用資金(現金および有価証券)、繰
延税金資産および管理部門に係る長期投資資金(投資有価証券)、固定資産、その他の資産です。
(3) 有形固定資産および無形固定資産の増加額の調整額には、各報告セグメントに配分していない親
会社の増加額72,526百万円が含まれています。
4.報告セグメントの変更等に関する事項
当連結会計年度より、平成25年4月1日付で実施した組織再編に伴い、報告セグメントを従来の「ITソリューショ
ン」、「キャリアネットワーク」、「社会インフラ」、「パーソナルソリューション」の4区分から、「パブリッ
ク」、「エンタープライズ」、「テレコムキャリア」、「システムプラットフォーム」の4区分に変更していま
す。
なお、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の報告セグメントおよび地域ごとの情報に組み替えて表示し
ています。
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【関連情報】
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
1.製品およびサービスごとの情報
セグメント情報「3.報告セグメントごとの売上高、利益または損失、資産その他の項目の金額に関する情報」
をご参照ください。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:百万円)
日本
米州
2,588,491
中華圏APAC
180,579
202,964
EMEA
合計
99,575
3,071,609
(注)1.売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しています。
2.日本以外の区分に属する主な地域
(1)
(2)
米州・・・・・・北米および中南米
中華圏APAC・・・中華圏およびアジアパシフィック(アジア・オセアニア)
(3)
EMEA・・・・・・ヨーロッパ、中東およびアフリカ
(2)有形固定資産
(単位:百万円)
日本
米州
275,944
中華圏APAC
8,623
8,380
EMEA
合計
1,820
294,767
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:百万円)
相手先
NTTグループ(注)
売上高
関連するセグメント名
530,472 主としてテレコムキャリア事業
(注)日本電信電話㈱および㈱NTTドコモを含む同社の関係会社です。
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当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
1.製品およびサービスごとの情報
セグメント情報「3.報告セグメントごとの売上高、利益または損失、資産その他の項目の金額に関する情報」
をご参照ください。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:百万円)
日本
米州
2,473,942
中華圏APAC
202,343
239,450
EMEA
合計
127,379
3,043,114
(注)1.売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しています。
2.日本以外の区分に属する主な地域
(1) 米州・・・・・・北米および中南米
(2)
(3)
中華圏APAC・・・中華圏およびアジアパシフィック(アジア・オセアニア)
EMEA・・・・・・ヨーロッパ、中東およびアフリカ
(2)有形固定資産
(単位:百万円)
日本
米州
326,992
中華圏APAC
9,536
8,087
EMEA
合計
1,571
346,186
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:百万円)
相手先
NTTグループ(注)
売上高
関連するセグメント名
375,372 主としてテレコムキャリア事業
(注)日本電信電話㈱および㈱NTTドコモを含む同社の関係会社です。
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【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
エンター
プライズ
パブリック
減損損失
1,086
システム
プラット
フォーム
テレコム
キャリア
2,277
166
その他
1,212
(単位:百万円)
全社・消去
17,093
115
合計
21,949
(注)全社・消去の金額は主に報告セグメントに帰属しない親会社の本社部門の減損損失です。
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
エンター
プライズ
パブリック
減損損失
4,362
システム
プラット
フォーム
テレコム
キャリア
2,366
-
その他
53
(単位:百万円)
全社・消去
6,254
2,899
合計
15,934
(注)全社・消去の金額は主に報告セグメントに帰属しない親会社の本社部門の減損損失です。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
エンター
プライズ
パブリック
システム
プラット
フォーム
テレコム
キャリア
その他
(単位:百万円)
全社・消去
合計
当期償却額
7
2,734
6,385
26
6,276
-
15,428
当期末残高
1,254
8,325
26,488
84
57,744
-
93,895
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
パブリック
エンター
プライズ
テレコム
キャリア
システム
プラット
フォーム
その他
(単位:百万円)
全社・消去
合計
当期償却額
260
2,747
7,047
26
7,005
-
17,085
当期末残高
1,031
5,615
21,997
3,115
44,445
-
76,203
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
該当事項はありません。
- 131 -
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(企業結合等関係)
1.子会社の企業結合
当社は、平成25年6月19日付でNECモバイリング㈱(現MXモバイリング㈱)の株式について、当社が保有する全株
式を丸紅㈱の子会社であるMXホールディングス㈱に譲渡しました。本取引の概要は、次のとおりです。
(1) 企業結合の概要
① 子会社を含む各結合当事企業の名称および当該事業の内容
結合企業
:MXホールディングス㈱
当該事業の内容 :携帯電話販売を中心としたモバイルビジネスの運営事業等
被結合企業
:NECモバイリング㈱
当該事業の内容 :通信機器の販売および保守
② 企業結合を行った主な理由
MXホールディングス㈱が平成25年4月30日から平成25年6月12日まで実施した公開買付けに応募を行ったことによ
るものです。
③ 企業結合日
平成25年6月19日
④ 法的形式を含む企業結合の概要
受取対価を現金のみとする株式譲渡
(2) 実施した会計処理の概要
「事業分離等に関する会計基準」(企業会計基準第7号
平成25年9月13日)第35項に規定する被結合企業の株主に
係る会計処理を適用しています。
(3) 当該子会社が含まれていた報告セグメントの名称
その他
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2.子会社の企業結合
当社は、平成26年3月31日付でNECビッグローブ㈱(現ビッグローブ㈱)の株式について、当社が保有する全株式
を日本産業パートナーズ㈱が管理・運営・情報提供等を行う日本産業第四号投資事業有限責任組合等が出資する特別目
的会社に譲渡しました。本取引の概要は、次のとおりです。
(1) 企業結合の概要
① 子会社を含む各結合当事企業の名称および当該事業の内容
結合企業
:ビージェイホールディングス㈱
被結合企業
:NECビッグローブ㈱
当該事業の内容 :インターネット等のネットワークを利用した情報通信サービスの提供等
② 企業結合を行った主な理由
NECビッグローブ㈱がさらなる競争力を獲得し事業拡大を行うため
③企業結合日
平成26年3月31日
④法的形式を含む企業結合の概要
受取対価を現金のみとする株式譲渡
(2) 実施した会計処理の概要
「事業分離等に関する会計基準」(企業会計基準第7号
係る会計処理を適用しています。
平成25年9月13日)第35項に規定する被結合企業の株主に
(3) 当該子会社が含まれていた報告セグメントの名称
その他
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(賃貸等不動産関係)
前連結会計年度(自
平成24年4月1日
至
平成25年3月31日)
賃貸等不動産の時価等については、重要性が乏しいため注記を省略しています。
当連結会計年度(自
平成25年4月1日
至
平成26年3月31日)
賃貸等不動産の時価等については、重要性が乏しいため注記を省略しています。
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【関連当事者情報】
1.関連当事者との取引
連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引
(1)連結財務諸表提出会社の関連会社等
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自
種類
関連会社
会社等の名称又
は氏名
NECトーキン
㈱
NECパーソナ
関連会社
ルコンピュータ
の子会社
㈱
平成25年4月1日
所在地
宮城県仙
台市太白
区
東京都品
川区
至
資本金又 事業の内容
又は
は出資金
職業
(百万円)
平成26年3月31日)
議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)
関連当事者
との関係
電子通信機
当社が使用する
器用および
一部部品の供給
一般電子機 (所有)
34,281
器用電子部 直接 49.0%
品の製造販
役員の兼任
売
パソコン等
の開発、製
500
造販売およ
び保守
―
当社が販売する
一部製品および
使用する一部部
品の供給
取引の
内容
取引金額
(百万円)
科目
資金の貸付
―
長期貸付金
25,418
買掛金
30,528
パソコン等
の開発、製
119,766
造販売およ
び保守
期末残高
(百万円)
役員の兼任
(注)1.記載金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含ま
れています。
2.取引条件及び取引条件の決定方針等
価格等の取引条件は、市場の実勢価格等を参考にして、その都度交渉により決定していま
す。
3.NECパーソナルコンピュータ㈱は、レノボNECホールディングス社の100%子会社で
あり、当社はレノボNECホールディングス社の株式を49.0%所有しています。
(2)連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
種類
会社等の名称又
は氏名
当社役員
が他の法
人の代表
者を兼務 ㈱三井住友銀行
している
場合の法
人
(注)
所在地
資本金又 事業の内容
又は
は出資金
職業
(百万円)
東京都
1,770,996
千代田区
銀行業
議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)
(所有)
―
(被所有)
直接 0.4%
関連当事者
との関係
取引の
内容
当社製品の納入
およびシステム
開発の受託なら
びに営業用資金
の借入
資金の借入
前受金に係る債
務被保証
債務被保証
取引金額
(百万円)
―
29,179
科目
期末残高
(百万円)
1年内返済予定
の長期借入金
21,025
長期借入金
38,588
―
―
取引条件及び取引条件の決定方針等
当社社外取締役 國部 毅が代表取締役となっている㈱三井住友銀行からの資金の借入お
よび債務被保証については、独立第三者間取引と同様の一般的な取引条件で行っています。
なお、当社は㈱三井住友フィナンシャルグループの株式を0.1%所有しています。
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当連結会計年度(自
種類
会社等の名称又
は氏名
当社役員
が他の法
人の代表
者を兼務 ㈱三井住友銀行
している
場合の法
人
(注)
平成25年4月1日
所在地
至
資本金又 事業の内容
又は
は出資金
職業
(百万円)
東京都
1,770,996
千代田区
銀行業
平成26年3月31日)
議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)
(所有)
―
(被所有)
直接 0.4%
関連当事者
との関係
取引の
内容
当社製品の納入
およびシステム
開発の受託なら
びに営業用資金
の借入
資金の借入
前受金に係る債
務被保証
債務被保証
取引金額
(百万円)
―
43,476
期末残高
(百万円)
科目
1年内返済予定
の長期借入金
3,487
長期借入金
86,920
―
―
取引条件及び取引条件の決定方針等
当社社外取締役 國部 毅が代表取締役となっている㈱三井住友銀行からの資金の借入お
よび債務被保証については、独立第三者間取引と同様の一般的な取引条件で行っています。
なお、当社は㈱三井住友フィナンシャルグループの株式を0.1%所有しています。
2.重要な関連会社に関する情報
前連結会計年度および当連結会計年度における重要な関連会社はNECキャピタルソリューション
㈱であり、その要約財務情報は次のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(平成25年3月31日)
流動資産合計
固定資産合計
流動負債合計
固定負債合計
純資産合計
売上高
税金等調整前当期純利益
当期純利益
660,138
71,834
253,468
398,776
79,728
229,204
9,314
4,333
- 136 -
当連結会計年度
(平成26年3月31日)
638,393
64,029
180,785
443,000
78,637
228,262
16,478
4,990
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(1株当たり情報)
前連結会計年度
(自 平成24年4月 1日
至 平成25年3月31日)
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益金額
(注)1
2
当連結会計年度
(自 平成25年4月 1日
至 平成26年3月31日)
273円51銭
267円86銭
11円71銭
12円99銭
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載していません。
「会計方針の変更」に記載のとおり、退職給付会計基準等を適用し、退職給付会計基準第37項に定め
る経過的な取扱いに従っています。
この結果、当連結会計年度の1株当たり純資産額が、23円35銭減少しています。
3
1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、次のとおりです。
前連結会計年度
(自 平成24年4月 1日
至 平成25年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
当連結会計年度
(自 平成25年4月 1日
至 平成26年3月31日)
当期純利益(百万円)
30,434
33,742
普通株主に帰属しない金額(百万円)
-
-
普通株式に係る当期純利益(百万円)
30,434
33,742
2,598,383
2,598,290
普通株式の期中平均株式数(千株)
4
1株当たり純資産額の算定上の基礎は、次のとおりです。
前連結会計年度末
(平成25年3月31日)
1株当たり純資産額
当連結会計年度末
(平成26年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円)
836,147
767,663
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円)
125,481
71,714
(125,481)
(71,714)
710,666
695,949
2,598,352
2,598,218
(うち少数株主持分(百万円))
普通株式に係る期末の純資産額(百万円)
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の
普通株式の数(千株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
- 137 -
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⑤【連結附属明細表】
【社債明細表】
当期首残高
(百万円)
当期末残高
(百万円)
利率
(%)
担保
償還期限
平成20年 9月 5日
30,000
-
1.470
なし
平成25年 9月 5日
第39回無担保社債
平成20年 9月 5日
20,000
20,000
1.680
なし
平成27年 9月 4日
〃
第40回無担保社債
平成22年 6月 3日
40,000
-
0.495
なし
平成25年 6月 3日
〃
第41回無担保社債
平成22年 6月 3日
40,000
40,000
0.727
なし
平成27年 6月 3日
〃
第42回無担保社債
平成22年 6月 3日
20,000
20,000
1.022
なし
平成29年 6月 2日
〃
第43回無担保社債
平成22年12月 2日
30,000
30,000
0.649
なし
平成27年12月 2日
〃
第44回無担保社債
平成22年12月 2日
20,000
20,000
0.996
なし
平成29年12月 1日
〃
第45回無担保社債(注1)
平成23年 6月21日
20,000
20,000
(20,000)
0.608
なし
平成26年 6月20日
〃
第46回無担保社債
平成23年 6月21日
10,000
10,000
0.792
なし
平成28年 6月21日
合計
―
―
230,000
160,000
(20,000)
―
―
―
会社名
銘柄
発行年月日
当社
第38回無担保社債
〃
(注)
1.当期末残高の( )内の金額は、1年内に償還が予定されている社債です。
2.連結決算日後5年内における償還予定額は次のとおりです。
1年以内
(百万円)
20,000
1年超2年以内
(百万円)
2年超3年以内
(百万円)
90,000
10,000
- 138 -
3年超4年以内
(百万円)
40,000
4年超5年以内
(百万円)
-
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【借入金等明細表】
区分
当期首残高
(百万円)
当期末残高
(百万円)
平均利率
(%)
返済期限
短期借入金
26,590
32,415
1.61
―
1年内返済予定の長期借入金
73,486
44,284
0.63
―
1年内返済予定のリース債務
2,397
1,842
1.54
―
237,028
333,534
1.91
3,953
3,076
2.19
29,997
―
―
―
373,451
415,151
―
―
長期借入金
(1年内返済予定のものを除く。)
リース債務
(1年内返済予定のものを除く。)
その他有利子負債
コマーシャル・ペーパー
(1年内返済)
合計
平成27年
平成85年
平成27年
平成33年
6月30日~
6月30日
6月30日~
3月31日
(注)1.「平均利率」については、借入金の当期末残高に対する加重平均利率を記載しています。
2.長期借入金およびリース債務(1年内返済予定のものを除く。)の連結決算日後5年内における返済予定額は
次のとおりです。
長期借入金
(百万円)
リース債務
(百万円)
1年超2年以内
2年超3年以内
3年超4年以内
4年超5年以内
11,737
102,973
14,045
68,252
1,361
879
485
228
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【資産除去債務明細表】
当連結会計年度期首および当連結会計年度末における資産除去債務の金額が、当連結会計年度期
首および当連結会計年度末における負債および純資産の合計額の100分の1以下であるため、連結財
務諸表規則第92条の2の規定により記載を省略しています。
- 140 -
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(2) 【その他】
①
当連結会計年度における四半期情報等
(累計期間)
第1四半期
売上高(百万円)
税金等調整前
四半期(当期)純損益金額(百万円)
四半期(当期)
純損益金額(百万円)
第2四半期
第3四半期
当連結会計年度
640,146
1,383,104
2,083,515
3,043,114
△10,599
△9,687
15,559
83,961
△21,476
△26,150
△15,086
33,742
△8.27
△10.06
△5.81
12.99
1株当たり
四半期(当期)純損益金額(円)
(会計期間)
第1四半期
1株当たり四半期純損益金額(円)
第2四半期
△8.27
第3四半期
△1.80
第4四半期
4.26
18.79
②
訴訟
当社は、DRAM業界におけるブラジル競争法違反の可能性に関するブラジル競争当局の調査対象とな
っています。
また、当社は、光ディスクドライブ装置業界における欧州競争法違反の可能性に関する欧州委員会
の調査対象となっています。さらに、当社は、米国において光ディスクドライブ装置業界における独
占禁止法(反トラスト法)違反を理由とする民事訴訟(集団訴訟)の被告となっています。なお、当
該訴訟における被告のうち米国司法省から情報提供の命令を受けている企業もありますが、当社は、
かかる命令を受領していません。
また、当社は、米国においてリチウムイオン二次電池業界における独占禁止法(反トラスト法)違
反を理由とする民事訴訟(集団訴訟)の被告となっています。さらに、NECグループの複数の会社
は、カナダにおいてリチウムイオン二次電池業界におけるカナダ競争法違反を理由とする民事訴訟
(集団訴訟)の被告となっています。
これらの様々な国や地域における政府当局による調査および民事訴訟については、現時点で結論は
出ていません。
- 141 -
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2【財務諸表等】
(1)【財務諸表】
①【貸借対照表】
前事業年度
(平成25年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金
受取手形
売掛金
リース投資資産
有価証券
商品及び製品
仕掛品
原材料及び貯蔵品
前渡金
前払費用
繰延税金資産
未収入金
その他
貸倒引当金
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
建物
構築物
機械及び装置
車両運搬具
工具、器具及び備品
土地
建設仮勘定
有形固定資産合計
無形固定資産
特許権
借地権
ソフトウエア
その他
無形固定資産合計
53,015
※2 3,625
※2 553,319
1,983
12,000
30,373
41,124
14,259
※2 52,279
14,730
35,337
※2 100,914
※2 67,089
△253
979,793
72,811
3,190
5,996
298
36,224
45,860
5,063
169,442
1,784
89
88,049
234
90,157
- 142 -
(単位:百万円)
当事業年度
(平成26年3月31日)
71,502
※2 3,562
※2 558,574
962
14,000
25,640
42,235
13,831
※2 67,890
14,443
32,900
※2 95,804
※2 46,912
△202
988,053
129,068
3,575
5,064
258
41,429
43,823
15,169
238,386
409
89
79,180
195
79,873
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
前事業年度
(平成25年3月31日)
投資その他の資産
投資有価証券
関係会社株式
出資金
長期貸付金
関係会社長期貸付金
繰延税金資産
前払年金費用
その他
貸倒引当金
投資その他の資産合計
固定資産合計
資産合計
負債の部
流動負債
支払手形
買掛金
コマーシャル・ペーパー
1年内返済予定の長期借入金
1年内償還予定の社債
リース債務
未払金
未払費用
未払法人税等
前受金
預り金
製品保証引当金
役員賞与引当金
工事契約等損失引当金
偶発損失引当金
資産除去債務
その他
流動負債合計
- 143 -
当事業年度
(平成26年3月31日)
396,505
261
116
※2 134,378
29,894
124,041
※2 44,948
△18,855
842,394
1,101,994
2,081,787
148
※2 456,985
29,997
70,475
70,000
※2 276
※2 36,802
※2 63,226
2,319
※2 97,665
※2 187,217
9,452
93
13,399
1,034
557
※2 9,627
142,061
※1 374,666
256
13,753
※1,※2 166,203
19,316
93,812
※2 41,293
△14,005
837,356
1,155,615
2,143,668
※2 318
※2 467,990
-
42,792
20,000
※2 287
※2 27,913
※2 57,418
2,602
※2 105,922
※2 158,631
8,470
72
9,107
4,176
264
※2 7,643
1,049,272
913,605
※1,※3
131,105
(単位:百万円)
※1,※3
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
前事業年度
(平成25年3月31日)
固定負債
社債
長期借入金
リース債務
電子計算機買戻損失引当金
債務保証損失引当金
偶発損失引当金
資産除去債務
その他
固定負債合計
負債合計
純資産の部
株主資本
資本金
資本剰余金
資本準備金
その他資本剰余金
資本剰余金合計
利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
繰越利益剰余金
利益剰余金合計
自己株式
株主資本合計
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
評価・換算差額等合計
純資産合計
負債純資産合計
- 144 -
(単位:百万円)
当事業年度
(平成26年3月31日)
160,000
230,205
※2 774
5,326
85,139
1,861
1,192
※2 2,585
140,000
325,542
※2 645
6,909
130,281
2,270
1,213
※2 5,262
487,082
1,536,354
397,199
59,260
46,765
106,025
1,040
25,485
26,525
△2,905
526,843
19,627
△1,038
18,589
545,433
2,081,787
612,122
1,525,727
397,199
59,260
46,763
106,022
2,079
81,670
83,750
△2,935
584,036
35,209
△1,304
33,905
617,941
2,143,668
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
②【損益計算書】
(自
至
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
受取利息
受取配当金
為替差益
その他
営業外収益合計
営業外費用
支払利息
退職給付費用
和解金及び損害賠償金
その他
営業外費用合計
経常利益
特別利益
関係会社株式売却益
投資有価証券売却益
債務保証損失引当金戻入額
事業譲渡益
固定資産売却益
関係会社貸倒引当金戻入額
新株予約権戻入益
特別利益合計
前事業年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
※1
※1
1,855,320
1,373,658
※1,※2
481,663
442,781
38,881
※1 1,821
※1 51,920
2,809
5,499
62,049
※1 5,529
8,281
411
7,085
21,305
79,625
1,632
8,947
675
-
1,393
-
24
12,670
- 145 -
(単位:百万円)
(自
至
当事業年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
※1
※1
1,902,365
1,428,156
※1,※2
474,208
446,064
28,144
※1 2,130
※1 42,936
2,126
2,310
49,502
※1 9,152
8,281
3,208
10,335
30,975
46,671
91,550
2,506
313
278
199
3
-
94,848
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
(自
至
特別損失
債務保証損失引当金繰入額
関係会社株式評価損
減損損失
投資有価証券評価損
関係会社貸倒引当金繰入額
投資有価証券売却損
固定資産売却損
関係会社株式売却損
退職給付信託設定損
固定資産除却損
特別損失合計
税引前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
当期純利益
前事業年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
43,403
8,521
4,370
449
3,818
1
-
34
15,601
636
76,834
15,461
△5,563
△5,500
△11,063
26,525
- 146 -
(単位:百万円)
(自
至
当事業年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
45,455
13,420
5,438
1,651
407
13
12
4
-
-
66,400
75,119
△1,303
8,800
7,497
67,622
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
③【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自
平成24年4月1日
至
平成25年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金
資本金
利益剰余金
その他
資本
剰余金
資本
準備金
資本
剰余金
合計
その他
利益
剰余金
利益
準備金
繰越利益
剰余金
利益
剰余金
合計
自己株式
株主資本
合計
当期首残高
397,199
59,260
91,194
150,454
1,040
△45,466
△44,426
△2,898
500,329
当期変動額
欠損填補
△44,426
△44,426
44,426
44,426
-
当期純利益
26,525
26,525
26,525
自己株式の取得
△11
△11
自己株式の処分
△3
△3
4
1
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
-
-
△44,429
△44,429
-
70,951
70,951
△7
26,515
397,199
59,260
46,765
106,025
1,040
25,485
26,525
△2,905
526,843
当期変動額合計
当期末残高
評価・換算差額等
その他有価証券
評価差額金
新株予約権
評価・換算
差額等合計
繰延ヘッジ損益
純資産合計
当期首残高
16,030
△171
15,859
24
516,211
当期変動額
欠損填補
-
当期純利益
26,525
自己株式の取得
△11
自己株式の処分
1
3,597
△867
2,730
△24
2,707
3,597
△867
2,730
△24
29,221
19,627
△1,038
18,589
-
545,433
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
- 147 -
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
当事業年度(自
平成25年4月1日
至
平成26年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金
資本金
その他
資本
剰余金
資本
準備金
利益剰余金
資本
剰余金
合計
その他
利益
剰余金
利益
準備金
繰越利益
剰余金
利益
剰余金
合計
自己株式
株主資本
合計
当期首残高
397,199
59,260
46,765
106,025
1,040
25,485
26,525
△2,905
526,843
当期変動額
剰余金の配当
△10,397
△10,397
△10,397
利益準備金の積立
1,040
△1,040
-
当期純利益
67,622
67,622
67,622
自己株式の取得
△35
△35
自己株式の処分
△2
△2
5
3
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
-
-
△2
△2
1,040
56,185
57,225
△30
57,193
397,199
59,260
46,763
106,022
2,079
81,670
83,750
△2,935
584,036
当期変動額合計
当期末残高
評価・換算差額等
その他有価証券
評価差額金
純資産合計
評価・換算
差額等合計
繰延ヘッジ損益
当期首残高
19,627
△1,038
18,589
545,433
当期変動額
剰余金の配当
△10,397
利益準備金の積立
-
当期純利益
67,622
自己株式の取得
△35
自己株式の処分
3
15,582
△267
15,316
15,316
当期変動額合計
15,582
△267
15,316
72,508
当期末残高
35,209
△1,304
33,905
617,941
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
- 148 -
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
【注記事項】
(重要な会計方針)
1.資産の評価基準および評価方法
(1)有価証券の評価基準および評価方法
子会社株式および関連会社株式…移動平均法による原価法
その他有価証券
・時価のあるもの…期末日の市場価格等に基づく時価法
評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定
・時価のないもの…移動平均法による原価法
・投資事業有限責任組合等への出資
…入手可能な直近の決算書に基づき持分相当額を純額で取り込む方法によっています。
(2)デリバティブの評価基準および評価方法
時価法
(3)たな卸資産の評価基準および評価方法
評価基準は下記の評価方法に基づく原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方
法)を採用しています。
・商品及び製品
注文生産品…個別法
標準量産品…先入先出法
・仕掛品
注文生産品…個別法
標準量産品…総平均法
・原材料及び貯蔵品…先入先出法
2.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
定額法を採用しています。
主な耐用年数は次のとおりです。
建物 8~50年
構築物 7~60年
機械及び装置 4~22年
工具、器具及び備品 2~15年
(2)無形固定資産
定額法を採用しています。
なお、市場販売目的のソフトウエアについては、見込販売数量または見込販売収益に基づく償却方法(見込有効
期間2年以内)を採用し、自社利用のソフトウエアについては、社内における見込利用可能期間(5年以内)に基
づく定額法を採用しています。
(3)長期前払費用
定額法または販売実績等に基づいた償却を行っています。
- 149 -
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
3.引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権につ
いては個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しています。
(2)製品保証引当金
製品販売後または受託開発プログラム引渡後の無償修理費用の支出に備えるため、売上高等に対する過去の実績
率および個別に追加原価の発生可能性を基礎とした見積額を計上しています。
(3)役員賞与引当金
役員賞与の支出に備えるため、当事業年度における支給見込額を計上しています。
(4)工事契約等損失引当金
採算性の悪化した受注制作のソフトウェアおよび工事契約等に係る将来の損失に備えるため、翌事業年度以降に
発生することとなる損失見込額を計上しています。
(5)債務保証損失引当金
関係会社への債務保証等に係る損失に備えるため、被保証者の財政状態等を勘案し、損失負担見込額を計上して
います。
(6)偶発損失引当金
訴訟や係争案件等の将来発生する可能性のある偶発損失に備えるため、偶発事象ごとに個別のリスクを検討し、
合理的に算定した損失見込額を計上しています。
(7)退職給付引当金または前払年金費用
当社は退職給付制度として、確定給付型の企業年金基金制度、確定拠出年金制度および退職一時金制度を採用し
ています。
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務および年金資産の見込額に基づき、当事業
年度末において発生していると認められる額を退職給付引当金または前払年金費用として計上しています。
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、ポイン
ト基準を採用しています。
会計基準変更時差異については、15年による按分額を費用処理しています。
過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間(主として13年)による定額法により費用処理してい
ます。
数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間(主として13年)による定額法により翌事業年度
から費用処理しています。
(8)電子計算機買戻損失引当金
電子計算機の買戻時の損失の補てんに充てるため、過去の実績に基づいて算出した買戻損失発生見込額を計上し
ています。
4.収益および費用の計上基準
(1)完成工事高および完成工事原価
当事業年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる受注制作のソフトウェアおよび工事契約につい
ては工事進行基準を適用し、その他の場合については工事完成基準を適用しています。なお、工事進行基準を適
用する工事の当事業年度末における進捗度の見積りは、原価比例法によっています。
(2)ファイナンス・リース取引に係る収益
ファイナンス・リース取引に係る収益の認識基準は、リース料受取時に売上高と売上原価を計上する方法により
処理しています。
5.外貨建の資産および負債の本邦通貨への換算基準
外貨建金銭債権債務は、期末日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しています。
- 150 -
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
6.ヘッジ会計の方法
(1)ヘッジ会計の方法
金利リスクおよび為替変動リスクをヘッジするデリバティブ取引につき、繰延ヘッジ処理を適用しています。
(2)ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段…金利スワップおよび為替予約
ヘッジ対象…社債および借入金、外貨建金銭債権債務および外貨建予定取引
(3)ヘッジ方針
当社の内部規程である「リスク管理規程」に基づき、相場変動を相殺、またはキャッシュ・フローを固定する目
的で、デリバティブ取引を利用しています。
(4)ヘッジ有効性評価の方法
ヘッジ対象の相場変動またはキャッシュ・フロー変動の累計と、ヘッジ手段の相場変動またはキャッシュ・フロ
ー変動の累計とを比較し、両者の変動額等を基礎にして判断しています。
7.退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異、未認識過去勤務費用および会計基準変更時差異の未処理額の会計処理の
方法は、連結財務諸表におけるこれらの会計処理の方法と異なっています。
8.消費税等の処理方法
税抜方式を採用しています。
9.連結納税制度の適用
連結納税制度を適用しています。
- 151 -
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
(表示方法の変更)
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、有形固定資産等明細表、引当金明細表については、財務諸表
等規則第127条第1項に定める様式に基づいて作成しています。
また、財務諸表等規則第127条第2項に掲げる各号の注記については、各号の会社計算規則に掲げる事項の注記に
変更しています。
以下の事項について記載を省略しています。
・財務諸表等規則第8条の6に定めるリース取引に関する注記については、同条第4項により、記載を省略してい
ます。
・財務諸表等規則第26条に定める減価償却累計額を直接控除した場合の注記については、同条第2項により、記
載を省略しています。
・財務諸表等規則第54条の4に定めるたな卸資産及び工事損失引当金の注記については、同条第4項により、記載
を省略しています。
・財務諸表等規則第68条の4に定める1株当たり純資産額の注記については、同条第3項により、記載を省略して
います。
・財務諸表等規則第75条に定める製造原価明細書については、同条第2項ただし書きにより、記載を省略してい
ます。
・財務諸表等規則第76条の2に定める工事損失引当金繰入額の注記については、同条第2項により、記載を省略し
ています。
・財務諸表等規則第80条に定めるたな卸資産の帳簿価額の切下げに関する注記については、同条第3項により、
記載を省略しています。
・財務諸表等規則第86条に定める研究開発費の注記については、同条第2項により、記載を省略しています。
・財務諸表等規則第95条の3の2に定める減損損失に関する注記については、同条第2項により、記載を省略して
います。
・財務諸表等規則第95条の5の2に定める1株あたり当期純損益金額に関する注記については、同条第3項により、
記載を省略しています。
・財務諸表等規則第107条に定める自己株式に関する注記については、同条第2項により、記載を省略していま
す。
・財務諸表等規則第121条第1項第1号に定める有価証券明細表については、同条第3項により、記載を省略してい
ます。
(貸借対照表)
前事業年度まで区分掲記していた流動資産の「関係会社短期貸付金」(当事業年度40,009百万円)は、重要性
が乏しいため、流動資産の「その他」に含めて表示しています。
前事業年度まで区分掲記していた無形固定資産の「施設利用権」(当事業年度117百万円)は、重要性が乏し
いため、無形固定資産の「その他」に含めて表示しています。
前事業年度まで区分掲記していた投資その他の資産の「従業員に対する長期貸付金」(当事業年度56百万
円)、「破産更生債権等」(当事業年度13,534百万円)、「長期前払費用」(当事業年度12,260百万円)、「敷
金及び保証金」(当事業年度10,744百万円)は、重要性が乏しいため、投資その他の資産の「その他」に含めて
表示しています。
(損益計算書)
前事業年度まで営業外費用の「その他」に含めて表示していた「和解金及び損害賠償金」(前事業年度411百
万円)は、重要性が高まったことから、当事業年度より区分掲記しています。
- 152 -
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(貸借対照表関係)
※1
担保資産
担保に供している資産は、次のとおりです。
※2
前事業年度
(平成25年3月31日)
当事業年度
(平成26年3月31日)
投資有価証券
5百万円
関係会社株式
関係会社長期貸付金
-
175
106
5百万円
計
5
286
関係会社項目
関係会社に対する金銭債権および金銭債務は、次のとおりです。
前事業年度
(平成25年3月31日)
当事業年度
(平成26年3月31日)
短期金銭債権
長期金銭債権
217,633百万円
147,159
201,969百万円
177,109
短期金銭債務
長期金銭債務
535,616
1,155
507,918
761
※3
投資有価証券
事業年度末において、㈱JECCの発行済株式総数の20%以上を所有していますが、同社は情報処理産業振興のた
め、国産電子計算機製造会社等6社の共同出資により運営されている特殊な会社として、関係会社から除外して
います。
4
保証債務
銀行借入金等に対する保証債務残高
前事業年度
(平成25年3月31日)
当事業年度
(平成26年3月31日)
関係会社
従業員
18,790百万円
2,318
16,331百万円
1,517
計
21,108
17,847
5
その他の偶発債務
平成25年11月、日本郵便㈱は、旧郵政省(現日本郵便㈱)が一般入札の方法により発注した郵便番号自動読取
区分機類の受注に関し、独占禁止法違反行為があったとして、独占禁止法第25条に基づき当社に対して損害賠償
を求める訴訟を提起しました。当該訴訟の結論は現時点では出ておらず、当社の財政状態及び経営成績に及ぼす
影響は、現段階で不明であります。
6
コミットメントライン契約
当社は安定的かつ機動的に短期の資金調達を行うため、取引金融機関19社と短期借入金のコミットメントライン
契約を締結しています。事業年度末における短期借入金のコミットメントライン契約に係る借入未実行残高等は
次のとおりです。
前事業年度
(平成25年3月31日)
貸出コミットメントライン契約の総額
借入実行残高
差引額
- 153 -
当事業年度
(平成26年3月31日)
310,000百万円
310,000百万円
-
-
310,000
310,000
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(損益計算書関係)
※1
関係会社との営業取引による取引高の総額及び営業取引以外の取引による取引高の総額
(自
至
営業取引による取引高
売上高
仕入高
前事業年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
当事業年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
営業取引以外の取引による取引高
(自
至
235,827百万円
1,158,279
79,962
255,876百万円
1,187,813
72,230
※2
販売費及び一般管理費
販売費に属する費用のおおよその割合は前事業年度約52%、当事業年度約51%、一般管理費に属する費用のおお
よその割合は前事業年度約48%、当事業年度約49%です。
販売費及び一般管理費のうち主要な費目および金額は次のとおりです。
(自
至
前事業年度
平成24年4月 1日
平成25年3月31日)
従業員給料手当
減価償却費
技術研究費
116,515百万円
13,968
122,307
- 154 -
(自
至
当事業年度
平成25年4月 1日
平成26年3月31日)
121,512百万円
13,995
118,489
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
(有価証券関係)
子会社株式および関連会社株式
前事業年度(平成25年3月31日)
区分
子会社株式
関連会社株式
合計
貸借対照表計上額
(百万円)
4,916
11,616
16,532
時価(百万円)
107,980
39,773
147,753
差額(百万円)
103,064
28,157
131,221
当事業年度(平成26年3月31日)
区分
子会社株式
関連会社株式
貸借対照表計上額
(百万円)
30,943
8,517
39,460
時価(百万円)
100,359
54,952
155,311
差額(百万円)
69,416
46,435
115,851
合計
(注) 時価を把握することが極めて困難と認められる子会社株式および関連会社株式の貸借対照表計上額
(単位:百万円)
前事業年度
当事業年度
区分
(平成25年3月31日)
(平成26年3月31日)
子会社株式
362,535
325,656
関連会社株式
17,438
9,550
これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「子会社株式
および関連会社株式」には含めていません。
- 155 -
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
(税効果会計関係)
1.繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前事業年度
(流動資産)
繰延税金資産
たな卸資産評価
未払賞与否認額
工事契約等損失引当金
製品保証引当金
未払費用
その他
繰延税金資産小計
評価引当金
繰延税金資産合計
繰延税金負債
投資価額修正
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
(固定資産)
繰延税金資産
投資有価証券評価損
退職給付引当金損金算入限度超過額
関係会社株式評価損
債務保証損失引当金
繰越欠損金
減価償却超過額
退職給付信託設定損
貸倒引当金
その他
繰延税金資産小計
評価引当金
繰延税金資産合計
繰延税金負債
退職給付信託設定益
その他有価証券評価差額金
退職給付信託解約に伴う有価証券取得
その他
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
当事業年度
(平成25年3月31日)
(平成26年3月31日)
19,497百万円 21,123百万円
11,548
11,264
5,062
3,233
3,592
3,006
4,242
2,849
8,705
8,990
52,646
50,466
△15,596
△16,601
37,050
33,865
△1,712
△965
△1,712
△965
35,337
32,900
5,918
73,264
59,027
68,355
129,335
63,806
30,329
46,497
91,605
31,045
18,262
17,865
5,538
5,538
6,804
4,660
16,493
16,768
363,312
327,798
△289,971
△261,131
73,341
66,666
△24,469
△24,469
△7,633
△11,884
△10,937
△10,937
△407
△60
△43,446
△47,350
29,894
19,316
- 156 -
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2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
前事業年度
当事業年度
(平成25年3月31日)
(平成26年3月31日)
法定実効税率
38.0%
38.0%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
2.2
0.4
受取配当金益金不算入額
△123.0
△20.4
評価引当金の増減額
12.4
△4.0
税率変更による期末繰延税金資産の減額修正
-
0.2
その他
△1.2
△4.2
税効果会計適用後の法人税等の負担率
△71.6
10.0
3.法人税率の変更等による影響
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公布され、平成26年4月1日以降に
開始する事業年度から復興特別法人税が課されないこととなりました。これに伴い、当事業年度の繰延税金資産およ
び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、平成26年4月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異
については前事業年度の38.0%から、35.5%に変更されています。
その結果、当事業年度末における繰延税金資産および法人税等調整額に与える影響は軽微です。
- 157 -
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(企業結合等関係)
当事業年度において、重要な取引はありません。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
- 158 -
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④【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】
(単位:百万円)
区分
資産の種類
当期首
残高
当期
増加額
当期
減少額
当期
償却額
当期末
残高
減価償却
累計額
有形固定
資産
(212)
構築物
3,190
658
11
(8)
262
3,575
14,082
機械及び装置
5,996
3,855
4,766
5,064
68,251
298
66
3
104
258
476
36,224
18,308
12,269
41,429
125,360
建物
72,811
車両運搬具
工具、器具
及び備品
土地
建設仮勘定
計
無形固定
資産
借地権
ソフトウエア
その他
特許権
(注)1
2
計
63,597
346
21
833
6,994
129,068
188,335
(33)
45,860
751
2,789
(2,679)
43,823
5,063
104,828
94,722
15,169
169,442
192,063
98,724
(2,932)
24,395
238,386
396,503
1,784
228
1,370
233
409
-
89
89
88,049
37,051
40,417
79,180
234
4
44
195
-
5,503
(2,163)
0
90,157
37,283
6,874
(2,163)
40,693
79,873
「当期減少額」欄の( )内は内書きで、減損損失の計上額です。
建物およびソフトウエアの当期増加額のうち主なものは次のとおりです。
資産の種類
増減区分
建物
増加額
ソフトウエア
増加額
内容
玉川事業場内建物にか
金額
(百万円)
56,628
市場販売目的
17,750
自社利用目的
19,301
かる信託受益権の取得
- 159 -
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【引当金明細表】
(単位:百万円)
科目
貸倒引当金
当期首残高
当期増加額
当期減少額
当期末残高
19,108
14,207
19,108
14,207
製品保証引当金
9,452
8,470
9,452
8,470
役員賞与引当金
93
72
93
72
工事契約等損失引当金
13,399
6,047
10,339
9,107
債務保証損失引当金
85,139
45,455
313
130,281
偶発損失引当金
2,895
4,251
700
6,446
電子計算機買戻損失引当金
5,326
4,372
2,789
6,909
- 160 -
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(2) 【主な資産および負債の内容】
連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しています。
- 161 -
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(3) 【その他】
当社は、DRAM業界におけるブラジル競争法違反の可能性に関するブラジル競争当局の調査対象とな
っています。
また、当社は、光ディスクドライブ装置業界における欧州競争法違反の可能性に関する欧州委員会
の調査対象となっています。さらに、当社は、米国において光ディスクドライブ装置業界における独
占禁止法(反トラスト法)違反を理由とする民事訴訟(集団訴訟)の被告となっています。なお、当
該訴訟における被告のうち米国司法省から情報提供の命令を受けている企業もありますが、当社は、
かかる命令を受領していません。
また、当社は、米国においてリチウムイオン二次電池業界における独占禁止法(反トラスト法)違
反を理由とする民事訴訟(集団訴訟)の被告となっています。さらに、NECグループの複数の会社
は、カナダにおいてリチウムイオン二次電池業界におけるカナダ競争法違反を理由とする民事訴訟
(集団訴訟)の被告となっています。
これらの様々な国や地域における政府当局による調査および民事訴訟については、現時点で結論は
出ていません。
- 162 -
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第6【提出会社の株式事務の概要】
事業年度
4月1日から3月31日まで
定時株主総会
6月中
基準日
3月31日
剰余金の配当の基準日
9月30日
3月31日
1単元の株式数
1,000株
単元未満株式の
買取り・買増し
取扱場所
(特別口座)
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
株主名簿管理人
(特別口座)
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
取次所
買取・買増手数料
三井住友信託銀行株式会社
証券代行部
三井住友信託銀行株式会社
―
株式の売買の委託に係る手数料相当額として別途定める金額
公告掲載方法
当会社の公告方法は、電子公告とします。ただし、電子公告を行うことができない事故
その他のやむを得ない事由が生じたときは、東京都において発行する日本経済新聞に掲
載する方法とします。
なお、電子公告は当社のホームページに掲載しており、そのアドレスは次のとおりで
す。
http://jpn.nec.com/ir
株主に対する特典
なし
(注)当社の株主は、その有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を行使することができません。
会社法第189条第2項各号に掲げる権利
株主の有する株式数に応じて募集株式の割当ておよび募集新株予約権の割当てを受ける権利
株主の有する単元未満株式の数と併せて、単元株式数となる数の株式を買増請求する権利
- 163 -
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第7【提出会社の参考情報】
1【提出会社の親会社等の情報】
当社は、法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。
2【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しています。
(1) 有価証券報告書および
その添付書類ならびに
確認書
事業年度(第175期)
(2) 内部統制報告書
(3) 四半期報告書および
確認書
自平成24年4月 1日
至平成25年3月31日
平成25年6月24日
関東財務局長に提出
平成25年6月24日
関東財務局長に提出
第176期第1四半期
自平成25年4月 1日
至平成25年6月30日
平成25年8月2日
関東財務局長に提出
第176期第2四半期
自平成25年7月 1日
至平成25年9月30日
平成25年11月1日
関東財務局長に提出
第176期第3四半期
自平成25年10月 1日
至平成25年12月31日
平成26年2月4日
関東財務局長に提出
(4) 臨時報告書
企業内容等の開示に関する内閣府令第19条
第2項第9号の2の規定に基づく株主総会にお
ける議決権行使の結果に関する臨時報告書
です。
平成25年6月25日
関東財務局長に提出
企業内容等の開示に関する内閣府令第19条
第2項第12号および第19号の規定に基づく当
社および当社グループの財政状態、経営成
績およびキャッシュ・フローの状況に著し
い影響を与える事象に関する臨時報告書で
す。
平成26年1月30日
関東財務局長に提出
平成24年9月13日提出の発行登録書の訂正発行
登録書です。
平成25年6月24日
平成25年6月25日
平成25年8月2日
平成25年11月1日
平成26年1月30日
平成26年2月4日
関東財務局長に提出
(5) 訂正発行登録書(普通社
債)
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2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
- 165 -
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独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書
平成26年6月23日
日本電気株式会社
取締役会
御中 有限責任 あずさ監査法人
指定有限責任社員
業務執行社員
公認会計士
酒
井
指定有限責任社員
業務執行社員
公認会計士
浜
田
指定有限責任社員
業務執行社員
公認会計士
田 名 部
弘
行
㊞
康
㊞
雅 文
㊞
<財務諸表監査>
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる日本電気株式会社の平成25年4月1日から平成26年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸
借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財
務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
連結財務諸表に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に
表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために
経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明するこ
とにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準
は、当監査法人に連結財務諸表に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定
し、これに基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、連結財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、当
監査法人の判断により、不正又は誤謬による連結財務諸表の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用され
る。財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価
の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、連結財務諸表の作成と適正な表示に関連する内部統制
を検討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価
も含め全体としての連結財務諸表の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、日本
電気株式会社及び連結子会社の平成26年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及
びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
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<内部統制監査>
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、日本電気株式会社の平成26年
3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
内部統制報告書に対する経営者の責任
経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に
係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性があ
る。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した内部統制監査に基づいて、独立の立場から内部統制報告書に対する意見を
表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準
に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準は、当監査法人に内部統制報告書に重要な虚偽
表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき内部統制監査を実施すること
を求めている。
内部統制監査においては、内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するた
めの手続が実施される。内部統制監査の監査手続は、当監査法人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性
に基づいて選択及び適用される。また、内部統制監査には、財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果
について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、日本電気株式会社が平成26年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内
部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報
告に係る内部統制の評価結果について、すべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
上
(注)1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が連結財務諸表および内
部統制報告書に添付する形で別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
独立監査人の監査報告書 平成26年6月23日
日本電気株式会社
取締役会
御中 有限責任 あずさ監査法人
指定有限責任社員
業務執行社員
公認会計士
酒
井
指定有限責任社員
業務執行社員
公認会計士
浜
田
指定有限責任社員
業務執行社員
公認会計士
田 名 部
弘
行
㊞
康
㊞
雅 文
㊞
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる日本電気株式会社の平成25年4月1日から平成26年3月31日までの第176期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対
照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
財務諸表に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示
することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が
必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することに
ある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、
当監査法人に財務諸表に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに
基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、当監査
法人の判断により、不正又は誤謬による財務諸表の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。財務
諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に
際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、財務諸表の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。
また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体と
しての財務諸表の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、日本電気
株式会社の平成26年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績をすべての重要な点において
適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
上
(注)1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が財務諸表に添付する形
で別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
【表紙】
【提出書類】
内部統制報告書
【根拠条文】
金融商品取引法第24条の4の4第1項
【提出先】
関東財務局長
【提出日】
平成26年6月23日
【会社名】
日本電気株式会社
【英訳名】
NEC Corporation
【代表者の役職氏名】
代表取締役執行役員社長 遠 藤 信 博
【最高財務責任者の役職氏名】
取締役執行役員兼CFO(チーフフィナンシャルオフィサー)川 島 勇
【本店の所在の場所】
東京都港区芝五丁目7番1号
【縦覧に供する場所】
株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
2014/06/24 10:07:13/13953913_日本電気株式会社_有価証券報告書(通常方式)
1【財務報告に係る内部統制の基本的枠組みに関する事項】
代表取締役執行役員社長遠藤信博および取締役執行役員兼CFO(チーフフィナンシャルオフィサー)川島勇は、当社
の連結ベースでの財務報告に係る内部統制の整備および運用に責任を有しており、企業会計審議会の公表した「財務報
告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準の改訂につい
て(意見書)」に示されている内部統制の基本的枠組みに準拠して財務報告に係る内部統制を整備および運用していま
す。
なお、内部統制は、内部統制の各基本的要素が有機的に結びつき一体となって機能することで、その目的を合理的な
範囲で達成しようとするものです。このため、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止ま
たは発見することができない可能性があります。
2【評価の範囲、基準日及び評価手続に関する事項】
財務報告に係る内部統制の評価は、当連結会計年度の末日である平成26年3月31日を基準日として行われており、評
価にあたっては、一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠しました。
本評価においては、連結ベースでの財務報告全体に影響を及ぼす内部統制(以下「全社的な内部統制」という。)の
評価を行ったうえで、その結果を踏まえて、評価対象とする業務プロセスを選定しています。当該業務プロセスの評価
においては、選定された業務プロセスを分析したうえで、財務報告の信頼性に重要な影響を及ぼす統制上の要点を識別
し、当該統制上の要点について整備および運用状況を評価することによって、内部統制の有効性に関する評価を行いま
した。
財務報告に係る内部統制の評価の範囲は、当社、連結子会社および持分法適用関連会社について、財務報告の信頼性
に及ぼす影響の重要性の観点から必要な範囲を決定しました。財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性は、金額的およ
び質的影響の重要性を考慮して決定しており、当社、連結子会社142社および持分法適用関連会社3社を対象として行っ
た全社的な内部統制の評価結果を踏まえ、業務プロセスに係る内部統制の評価範囲を合理的に決定しました。なお、連
結子会社116社および持分法適用関連会社48社については、金額的および質的重要性の観点から僅少であると判断し、
全社的な内部統制の評価範囲に含めていません。
業務プロセスに係る内部統制の評価範囲については、当社および連結子会社(ただし、上場子会社の場合は、当該上
場子会社の子会社を含む企業集団とする。)の前連結会計年度の売上高(連結会社間取引消去後)の金額が大きいもの
から合算していき、前連結会計年度の連結売上高の概ね3分の2に達するまでの3拠点(2社および1企業集団)を「重要
な事業拠点」として選定しました。選定した重要な事業拠点については、企業の事業目的に大きくかかわる勘定科目と
して、売上高、売掛金および棚卸資産に至る業務プロセスを評価対象としました。さらに、重要な事業拠点およびそれ
以外の事業拠点において、主に①リスクの大きい取引を行っている事業または業務に係る業務プロセス、②見積りや予
測を伴う重要な勘定科目に係る業務プロセスおよび③非定型、不規則な取引など重要な虚偽記載が発生するリスクが高
いものとして、特に留意すべき業務プロセスを、財務報告への影響を勘案して重要性の大きい業務プロセスとして評価
対象に追加しました。
3【評価結果に関する事項】
上記の評価の結果、当連結会計年度末日時点において、当社の連結ベースでの財務報告に係る内部統制は有効である
と判断しました。
4【付記事項】
付記すべき事項はありません。
5【特記事項】
平成26年1月に、当社連結子会社であるNECネッツエスアイ㈱の子会社において、従業員による不正な着服行為が
行われていたことが発覚しました。当社としては、本件を真摯に受け止め、同種事案の有無の調査を行い、当社の連結
ベースにおける内部統制は有効であることを確認しました。