有価証券報告書 (金融商品取引法第24条第1項に基づく報告書) 事業年度 (第91期) 自 至 平成26年4月1日 平成27年3月31日 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 目 次 表 紙 第一部 企業情報 第1 企業の概況 1 主要な経営指標等の推移 …………………………………………………………………………………… 2 沿革 …………………………………………………………………………………………………………… 3 事業の内容 …………………………………………………………………………………………………… 4 関係会社の状況 ……………………………………………………………………………………………… 5 従業員の状況 ………………………………………………………………………………………………… 第2 事業の状況 1 業績等の概要 ………………………………………………………………………………………………… 2 生産、受注及び販売の状況 ………………………………………………………………………………… 3 対処すべき課題 ……………………………………………………………………………………………… 4 事業等のリスク ……………………………………………………………………………………………… 5 経営上の重要な契約等 ……………………………………………………………………………………… 6 研究開発活動 ………………………………………………………………………………………………… 7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 …………………………………………… 第3 設備の状況 1 設備投資等の概要 …………………………………………………………………………………………… 2 主要な設備の状況 …………………………………………………………………………………………… 3 設備の新設、除却等の計画 ………………………………………………………………………………… 第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (1) 株式の総数等 ……………………………………………………………………………………………… (2) 新株予約権等の状況 ……………………………………………………………………………………… (3) 行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等 …………………………………………… (4) ライツプランの内容 ……………………………………………………………………………………… (5) 発行済株式総数、資本金等の推移 ……………………………………………………………………… (6) 所有者別状況 ……………………………………………………………………………………………… (7) 大株主の状況 ……………………………………………………………………………………………… (8) 議決権の状況 ……………………………………………………………………………………………… (9) ストックオプション制度の内容 ………………………………………………………………………… 2 自己株式の取得等の状況 …………………………………………………………………………………… 3 配当政策 ……………………………………………………………………………………………………… 4 株価の推移 …………………………………………………………………………………………………… 5 役員の状況 …………………………………………………………………………………………………… 6 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの状況 ……………………………………………………………………… (2) 監査報酬の内容等 ………………………………………………………………………………………… 第5 経理の状況 ……………………………………………………………………………………………………… 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 ……………………………………………………………………………………………… (2) その他 ……………………………………………………………………………………………………… 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 …………………………………………………………………………………………………… (2) 主な資産及び負債の内容 ………………………………………………………………………………… (3) その他 ……………………………………………………………………………………………………… 第6 提出会社の株式事務の概要 …………………………………………………………………………………… 第7 提出会社の参考情報 1 提出会社の親会社等の情報 ………………………………………………………………………………… 2 その他の参考情報 …………………………………………………………………………………………… 第二部 提出会社の保証会社等の情報 ………………………………………………………………………………… [監査報告書] 頁 1 3 4 6 7 8 9 9 10 13 13 15 17 18 20 21 22 24 24 25 25 26 27 28 29 30 30 31 35 44 45 46 83 84 96 96 97 98 98 99 【表紙】 【提出書類】 有価証券報告書 【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項 【提出先】 関東財務局長 【提出日】 平成27年6月24日 【事業年度】 第91期(自 【会社名】 沖電気工業株式会社 【英訳名】 Oki Electric Industry Company, Limited 【代表者の役職氏名】 代表取締役社長執行役員 【本店の所在の場所】 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 【電話番号】 03-3501-3111(大代表) 【事務連絡者氏名】 経理部長 【最寄りの連絡場所】 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 【電話番号】 03-3501-3111(大代表) 【事務連絡者氏名】 経理部長 【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所 平成26年4月1日 布施 布施 川崎 至 平成27年3月31日) 秀一 雅嗣 雅嗣 (東京都中央区日本橋兜町2番1号) 第一部【企業情報】 第1【企業の概況】 1【主要な経営指標等の推移】 (1)連結経営指標等 回次 第87期 第88期 第89期 第90期 第91期 決算年月 平成23年3月 平成24年3月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 売上高 (百万円) 432,651 423,480 455,824 483,112 540,153 経常損益 (百万円) 1,166 9,075 20,304 36,655 37,928 当期純損益 (百万円) △31,809 1,555 13,599 27,359 33,091 包括利益 (百万円) △35,991 3,461 16,040 22,442 39,462 純資産額 (百万円) 38,859 41,251 56,625 91,918 121,414 総資産額 (百万円) 368,822 368,065 349,322 412,514 439,358 1株当たり純資産額 (円) 11.37 13.42 34.40 79.32 137.74 1株当たり当期純損益金額 (円) △44.00 0.32 17.24 36.21 40.03 潜在株式調整後1株当たり 当期純利益金額 (円) - - 12.05 26.13 38.13 自己資本比率 (%) 10.4 11.2 16.1 21.5 27.2 自己資本利益率 (%) △80.7 3.9 28.0 37.8 31.8 株価収益率 (倍) - 390.63 6.79 6.10 6.22 営業活動による キャッシュ・フロー (百万円) 1,588 22,791 △11,619 31,868 40,999 投資活動による キャッシュ・フロー (百万円) △4,423 △9,392 △9,214 △13,977 △18,583 (百万円) 11,204 △17,535 △21,093 △4,270 △20,724 (百万円) 79,645 74,996 35,894 50,866 53,598 (人) 16,697 16,736 17,459 21,090 20,653 [1,857] [2,868] [4,107] [3,604] [3,032] 財務活動による キャッシュ・フロー 現金及び現金同等物の 期末残高 従業員数 [外、平均臨時雇用人員] (注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。 2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、第87期は1株当たり当期純損失金額が計上されてい るため、第88期は希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。 - 1 - (2)提出会社の経営指標等 回次 第87期 第88期 第89期 第90期 第91期 決算年月 平成23年3月 平成24年3月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 売上高 (百万円) 189,929 205,078 225,953 238,786 258,260 経常損益 (百万円) 3,906 6,668 32,816 13,259 23,763 当期純損益 (百万円) △25,729 3,395 20,763 12,057 24,215 資本金 (百万円) 44,000 44,000 44,000 44,000 44,000 (千株) 731,468 731,468 731,468 731,468 872,176 発行済株式総数 (内、普通株式) (731,438) (731,438) (731,438) (731,438) (872,176) (内、A種優先株式) (30) (30) (30) (30) (-) 純資産額 (百万円) 46,367 49,897 72,744 85,763 106,251 総資産額 (百万円) 271,231 292,460 302,166 321,099 333,934 1株当たり純資産額 (円) 22.27 25.30 57.17 75.10 122.21 1株当たり配当額 (円) 普通株式 - - - 3.00 5.00 (内、1株当たり中間配 当額) (-) (-) (-) A種優先株式 (内、1株当たり中間配 当額) 1株当たり当期純損益金額 44,047.00 (-) 34,410.00 (-) (-) 33,490.00 (-) (2.00) 16,525.00 (16,525.00) (円) △35.58 2.84 27.06 15.18 29.26 (円) - - 18.39 11.51 27.89 自己資本比率 (%) 17.1 17.0 24.0 26.7 31.8 自己資本利益率 (%) △58.0 7.1 33.9 15.2 25.2 株価収益率 (倍) - 44.01 4.32 14.56 8.51 配当性向 (%) - - - 19.8 17.1 従業員数 (人) 3,103 3,373 3,678 3,788 3,881 潜在株式調整後1株当たり 当期純利益金額 (注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。 2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、第87期は1株当たり当期純損失金額が計上されてい るため、第88期は希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。 - 2 - 2【沿革】 年月 明治 14年 沿革 1月 沖牙太郎が電信機・電話機・電線・電鈴等を製造・販売するため、当社の前身である明工 舎を創業 40年 5月 合資会社沖商会に組織変更 大正 元年 8月 合資会社沖商会の販売部門として沖電気(株)を設立 6年 2月 合資会社沖商会を沖電気(株)に合併 昭和 2年 8月 東京市芝区に芝浦事業所を開設 24年 11月 企業再建整備法による法定整備計画に基づき沖電気(株)は解散、同日にその第二会社とし て沖電気工業(株)(資本金1億8千万円)を設立 26年 11月 東京証券取引所に上場 33年 11月 情報処理装置生産のため群馬県高崎市に高崎事業所(現高崎地区技術部門)を開設 36年 7月 大阪証券取引所に上場 37年 5月 電子通信装置生産のため埼玉県本庄市に本庄事業所(現本庄地区生産部門)を開設 48年 6月 富岡沖電気(株)を吸収合併し群馬県富岡市に富岡工場(現富岡地区生産部門)を開設 54年 12月 情報処理装置生産のため静岡県沼津市に沼津工場(現沼津地区技術・生産部門)を開設 56年 1月 創業100周年 61年 10月 埼玉県蕨市にシステム開発センタ(現システムセンター)を開設 62年 12月 欧州におけるプリンタの販売統括会社OKI EUROPE LTD.を英国に設立 平成 4年 8月 サービス部門強化のため(株)沖電気カスタマアドテックを設立 6年 4月 タイ国にプリンタのキーコンポーネントの組立工場(現OKI DATA MANUFACTURING (THAILAND)CO.,LTD.)を開設 10月 プリンタ、ファクシミリ及びこれに関連する事業を(株)沖データに譲渡 9年 4月 沖電気工事(株)(現沖ウィンテック(株))の株式を東京証券取引所市場第二部に上場 12年 4月 執行役員制を導入 13年 7月 ATMの生産拡大と中国市場での販売のため、中国に沖電気実業(深セン)有限公司を設 立 16年 4月 埼玉県蕨市の事業所を拡張し、情報通信融合ソリューションビジネスの戦略拠点としてシ ステムセンターを竣工 18年 20年 6月 10月 中国にOKIグループの中国販売統括会社 日沖商業(北京)有限公司を設立 半導体事業を譲渡 22年 26年 6月 1月 株式交換により沖ウィンテック(株)を完全子会社化 ブラジルに自動化機器事業と保守サービス事業の事業会社であるOKI BRASIL INDÚSTRIA E COMÉRCIO DE PRODUTOS E TECNOLOGIA EM AUTOMAÇÃO S.A.を設立 - 3 - 3【事業の内容】 OKIグループ(当社及び当社の関係会社)は、「情報通信システム」、「プリンタ」、「EMS」、「その他」 の4事業にわたって、製品の製造・販売、システムの構築・ソリューションの提供、工事・保守及びその他のサービ スを行っております。 事業区分別の事業の内容は、以下のとおりであります。 <情報通信システム> 当事業では、主に以下の製品の製造・販売、システムの構築・ソリューションの提供、工事・保守及びその他サ ービスを行っております。 金融システム、自動化機器システム(ATM、現金処理機、発券機等)、官公庁向けシステム(航空・交通、防 災・消防、各種情報通信システム等)、通信事業者向けシステム(交換、伝送、光アクセス等)、IP通信システ ム(PBX、コールセンタ、ビデオ会議等)、各種情報システム(旅客、流通、製造等)、及びそれらのITサー ビス(クラウドサービス、システムインテグレーション、支援サービス、保守サービス等)など <プリンタ> 当事業では、主に以下の製品の製造・販売及びその他サービスを行っております。 カラーLEDプリンタ、モノクロLEDプリンタ、ドットインパクトプリンタ、複合機など <EMS> 当事業では、主に電子装置の設計・生産サービス及びプリント配線基板などの生産受託事業を行っております。 <その他> その他として、製品等の運送・管理、用役提供、その他機器商品の製造及び販売を行っております。 - 4 - OKIグループにおける、OKI(親会社)及び関係会社の取引関係を図示すると、概ね以下のとおりになります。 OKI Electric Industry (Shenzhen):沖電気実業(深セン)有限公司 OKI Banking Systems (Shenzhen) :沖電気金融設備(深セン)有限公司 OKI Trading (Beijing) :日沖商業(北京)有限公司 OKI Data Dalian :日沖信息(大連)有限公司 - 5 - 4【関係会社の状況】 (1)連結子会社 名称 (株)沖データ 住所 東京都 港区 資本金 (百万円) 主要な事業の内容 議決権の所 有(又は被 所有)割合 (%) 関係内容 当社がプリンタを購入しており、又、当社 29,000 プリンタ 100.0 は資金を貸付けております。 役員の兼任等…有 当社より情報通信システム/機器を購入し (株)沖電気カスタマアド 東京都 テック 江東区 ており、当社が工事保守役務等を購入して 1,800 情報通信システム 100.0 おります。又、当社は資金を貸付けており ます。 役員の兼任等…有 沖ウィンテック(株) (株)OKIソフトウェア (株)OKIプロサーブ 東京都 品川区 埼玉県 蕨市 東京都 港区 OKI DATA NEW JERSEY, AMERICAS, INC. U.S.A.他 OKI DATA MANUFACTURING AYUTTHAYA, (THAILAND)CO.,LTD. THAILAND OKI EUROPE LTD. SURREY, U.K.他 当社が電気通信工事役務を購入しておりま 2,001 情報通信システム 100.0 す。 役員の兼任等…有 当社がソフトウェアを購入しており、又、 400 情報通信システム 100.0 当社は資金を貸付けております。 役員の兼任等…無 当社が役務を購入しており、又、当社は資 321 その他 100.0 金を貸付けております。 役員の兼任等…無 千米ドル 10,000 千バーツ 420,000 プリンタ プリンタ (100.0) 100.0 (100.0) (株)沖データよりプリンタを購入してお ります。 役員の兼任等…無 (株)沖データのプリンタの受託生産を行 っております。 役員の兼任等…無 (株)沖データよりプリンタを購入してお 千スターリン グポンド 100.0 プリンタ 33,000 100.0 り、又、(株)沖データは資金を貸付けて (100.0) おります。 役員の兼任等…無 当社の情報通信機器の受託生産及び、 沖電気実業(深セン)有限 中国 公司 広東省 千元 66,407 情報通信システム プリンタ 100.0 (株)沖データのプリンタの受託生産を行 (100.0) っております。 役員の兼任等…無 沖電気金融設備(深セン) 中国 有限公司 広東省 OKI BRASIL INDÚSTRIA E COMÉRCIO DE PRODUTOS SÃO PAULO, E TECNOLOGIA EM BRASIL AUTOMAÇÃO S.A. その他78社 千元 33,134 千ブラジルレ アル 251,598 沖電気実業(深セン)有限公司より情報通 情報通信システム 100.0 信機器を購入しております。 役員の兼任等…無 当社の情報通信システム機器の生産、販売 情報通信システム 70.0 及び保守をしており、又、当社は資金を貸 付けております。 役員の兼任等…有 (注)1.主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。 2.(株)沖データ、(株)OKIソフトウェア、OKI EUROPE LTD.及びOKI BRASIL INDÚSTRIA E COMÉRCIO DE PRODUTOS E TECNOLOGIA EM AUTOMAÇÃO S.A.は、特定子会社に該当します。 3.OKI EUROPE LTD.は債務超過会社であり、債務超過の金額は、平成27年3月末時点で199,474千スターリング ポンドであります。なお、OKI EUROPE LTD.の数値は連結決算数値であります。 4.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。 - 6 - (2)持分法適用関連会社 名称 資本金 (百万円) 住所 主要な事業の内容 議決権の所 有(又は被 所有)割合 (%) 神奈川県 沖電線(株) 川崎市 4,304 36.1 その他 当社が通信用部材を購入しております。 (1.0) 役員の兼任等…無 中原区 その他3社 関係内容 (注)1.主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。 2.沖電線(株)は、有価証券報告書を提出しております。 3.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。 5【従業員の状況】 (1)連結会社の状況 (平成27年3月31日現在) セグメントの名称 従業員数(人) 情報通信システム 12,405 [1,500] プリンタ 4,963 [394] EMS 1,284 [447] その他 1,632 [653] 全社(共通) 369 [38] 合計 20,653 [3,032] (注)1.従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの 出向者を含む。)であり、臨時従業員数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。 2.臨時従業員には、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。 (2)提出会社の状況 (平成27年3月31日現在) 従業員数(人) 平均年齢(歳) 3,881 43.0 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円) 20.5 7,326,228 セグメントの名称 従業員数(人) 情報通信システム 3,428 EMS 84 全社(共通) 369 合計 3,881 (注)平均年間給与は、賞与及び時間外手当を含んでおります。 (3)労働組合の状況 OKIグループ(当社及び一部の国内連結子会社)には、OKIグループ労働組合連合会が組織されており、O KIグループ労働組合連合会は、上部団体の全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会(電機連合)に加盟 しております。また、労使関係は安定しております。 なお、平成27年3月31日現在におけるグループ内の組合員数は7,643人であります。 - 7 - 第2【事業の状況】 1【業績等の概要】 (1)業績 当連結会計年度(平成27年3月期)の世界経済は、米国では個人消費や設備投資の増加など景気回復が続き、欧州 や新興国でも景気は緩やかに回復に向かいました。国内においても、雇用情勢や企業収益に改善が見られ回復基調が 続きました。 このような事業環境の下、OKIグループ(当社及び連結子会社)の業況は、情報通信システム事業をはじめ各事 業が堅調に推移したことから、売上高は5,402億円(前連結会計年度比571億円、11.8%増加)となりました。営業利 益は、情報通信システム事業における物量増やプリンタ事業での機種構成の良化などにより324億円(同52億円増 加)となりました。 経常利益は、為替差益の減少があったものの営業利益の増加により379億円(同12億円増加)となりました。ま た、当期純利益は、前連結会計年度に発生した事業構造改善費用がなくなったことなどから331億円(同57億円増 加)となりました。 事業別の状況は、次のとおりであります。 <情報通信システム事業> 外部顧客に対する売上高は、3,525億円(前連結会計年度比489億円、16.1%増加)となりました。ソリューション &サービスは、金融システムが減少したものの官公庁・法人向けシステム等は概ね順調に推移しました。通信システ ムでは、キャリア向けの既存NWが前倒し需要により増加したほか、ホームNWやGE-PONが順調だったことか ら増収、社会システムも消防デジタル無線の前倒しや交通関連案件も好調だったことにより増収となりました。メカ トロシステムは、中国を中心とした海外向けATMが好調だったことに加え、ブラジル子会社の連結効果、さらに国 内でも現金処理機が増加したことから大幅な増収となりました。 営業利益は、各事業とも順調に推移したことからブラジル子会社の連結影響を吸収し、259億円(同25億円増加) となりました。 <プリンタ事業> 外部顧客に対する売上高は、1,293億円(前連結会計年度比45億円、3.6%増加)となりました。カラーLEDプリ ンタは、機種構成の改善は進んだものの売上高は横ばいとなりました。モノクロLEDプリンタは、大口案件の獲得 により増収となりました。ドットインパクトプリンタは、概ね前年並みとなりました。 営業利益は、機種構成の良化に加え構造改革効果により増加し、67億円(同16億円増加)となりました。 <EMS事業、その他> 外部顧客に対する売上高は、EMS事業で403億円(前連結会計年度比32億円、8.6%増加)、その他の事業で181 億円(同5億円、2.8%増加)となりました。EMS事業では、ハイエンドEMSとしてOKIブランドが浸透した ことによって新規顧客を順調に獲得し、その他の事業ではリードスイッチなど部品関連の好調が持続したことから、 それぞれ増収となりました。 営業利益は、EMS事業で20億円(同3億円増加)、その他の事業では35億円(同7億円増加)となりました。 (2)キャッシュ・フロー 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益及び運転資金が改善したこと等 により、410億円の収入(前年同期319億円の収入)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出により、186億円の支出(同140億円の 支出)となりました。 この結果、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローとをあわせたフリー・キャッ シュ・フローは224億円の収入(同179億円の収入)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済、普通配当及び優先配当の実施等により、207億円の支出 (同43億円の支出)となりました。 その結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は前連結会計年度末残高の509億円から536億円となりまし た。 - 8 - 2【生産、受注及び販売の状況】 生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示す ことはしておりません。 このため生産、受注及び販売の状況については、「1 業績等の概要」におけるセグメントの業績に関連付けて示 しております。 3【対処すべき課題】 OKIグループ(当社及び連結子会社)は、平成25年11月に策定した「中期経営計画2016」の経営方針、「安定収 益の確保により継続投資を行うことで、持続的成長を実現する」に基づく諸施策を実行しております。 「安定収益の確保」に向けては、国内金融システムや中国ATMの市場拡大の機会を確実に捉えることに加え、社 会・通信インフラシステムの更改需要を引き続き獲得していきます。また、プリンタ事業の構造改革効果や、情報通 信システム事業、EMS事業の効率化を行うことで、安定的に収益を創出していきます。 「持続的成長の実現」については、これまで取り組んできた施策を継続しながら、事業環境の変化を踏まえた新た な切り口を加えて、「グローバル市場での事業拡大」「お客様の『持たない経営』を支援」「次世代社会インフラ分 野への参入」を3本柱に今後の諸施策を実行します。 「グローバル市場での事業拡大」に注力し、ロシア、インドネシアに続く新規ATM市場の開拓とブラジルでの事 業拡大、加えて現金処理機や保守サービスの展開など商品拡大を目指します。また、コピア・プロフェッショナル市 場向け高付加価値プリンタのグローバル展開も進めます。 「お客様の『持たない経営』を支援」では、「クラウドサービス」や「LCMサービス」などを提供する「EXa aSTM」の強化と、保守やハイエンドEMSでの医療・新エネルギー分野の開拓を行います。また、「次世代社会イ ンフラ分野への参入」では、センシング・ネットワーク技術などのOKIの強みを活かし、防災・減災、社会インフ ラ老朽化対策等に取り組みます。 これらの取り組みにより2016年度の経営目標である、営業利益率6%、自己資本比率30%以上、DEレシオ1倍以 下の達成を目指します。 またこのほか、生産・設計改革や調達コストの削減、運転資本削減に向けた活動、研究開発の強化、さらに成長分 野への人材シフトやグローバル人材採用、女性の活躍推進などの人材強化策も実行していきます。 - 9 - 4【事業等のリスク】 OKIグループ(当社及び連結子会社)の事業その他に関するリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼ す可能性のある事項は以下のとおりであります。 なお、業績に影響を与える要因は、これらに限定されるものではありません。また、OKIグループはこれらのリ スク発生の可能性を認識し、その発生の回避を図るとともに、発生した場合の影響の最小化に取り組んでまいりま す。 (1)政治経済の動向 OKIグループの製品に対する需要は、OKIグループが製品を販売している国または地域の政治経済状況の影 響を受けます。すなわち、日本、北米、欧州、アジア、南米を含むOKIグループの主要市場における景気後退及 びそれに伴う需要の縮小、外国製品に対する輸出入政策の変更等は、OKIグループの業績と財務状況に悪影響を 及ぼす可能性があります。 (2)急激な技術革新 OKIグループの主要な事業領域である情報通信システム事業及びプリンタ事業は、技術革新のスピードが著し い領域です。OKIグループは競争優位性を維持すべく新技術、新製品の開発に努めておりますが、将来におい て、急激な技術革新に追随できず、かつ、現有技術が陳腐化し、顧客に受け入れられる製品、サービスを提供でき ない場合、OKIグループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)市場の動向 ① OKIグループが属している各製品市場と地域市場においては、新規参入等の要因もあり厳しい競争が常態 化しております。OKIグループはこの厳しい競争を克服すべく新商品開発やコスト削減等に最善の努力を傾 けておりますが、将来において商品開発やコストダウン等の施策が有効に機能せず、シェアの維持や収益性の 確保が十分にできない場合、OKIグループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 金融機関が金融行政の変化や業績の悪化等の要因により投資動向を変更した場合、通信キャリアが通信行政 ② の変化や事業戦略の変更等の要因で投資動向を変更した場合、国又は地方自治体の政策等の要因で公共投資が 大きく減少した場合などは、情報通信システム事業の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ OKIグループが属するプリンタ市場では、カラープリンタを中心に激しい価格競争がなされています。O KIグループは新製品開発やコストダウンにより、シェア拡大と収益性の確保に努めておりますが、想定を超 える価格下落の進行などはプリンタ事業の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)原材料、部品の調達 OKIグループは生産活動のために多種多様な原材料、部品等を調達しておりますが、災害等の影響などにより それらの安定的な調達及びその特殊性から仕入先または調達部品の切替えができない可能性があります。そのよう な場合、製品の出荷が遅れ、取引先への納入遅延や機会損失等が発生し、OKIグループの業績と財務状況に悪影 響を及ぼす可能性があります。 また、OKIグループは生産活動のため石油や金属などの原材料を直接あるいは間接的に必要としております が、これらの原材料価格の高騰はOKIグループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5)製品の欠陥、納期遅延 OKIグループが提供する製品及びサービスについて、品質管理の徹底に努めておりますが、欠陥が生じる可能 性は排除できません。この場合、欠陥に起因し顧客がこうむった損害の賠償責任が発生する可能性があります。ま た、欠陥問題によりOKIグループの評価が低下したことによりOKIグループの製品、サービスに対する需要低 迷の可能性があります。いずれの場合もOKIグループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、OKIグループが提供する製品及びサービスについて、納期管理の徹底に努めておりますが、資材調達、 生産管理、設計などにおける予期せぬ要因により納期遅延が生じる可能性は排除できません。この場合、納期遅延 に起因し顧客がこうむった損害の賠償責任が発生する可能性があります。 - 10 - (6)戦略的アライアンスの成否 OKIグループは、研究開発、製造、販売等あらゆる分野において他社とのアライアンスを積極的に推進してお りますが、経営戦略、製品・技術開発、資金調達等について相手先との協力関係が維持できない場合や、十分な成 果が得られない可能性があります。その場合、OKIグループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性がありま す。 (7)海外における事業活動 OKIグループはさまざまな国と地域において生産や販売活動を行っていますが、カントリーリスクや為替変動 リスクなど海外事業特有のリスクが存在します。 OKIグループはタイ及び中国、ブラジルに生産拠点を有しますが、これらの国において政治経済状況の悪化、 現地通貨価値の変動等、予期せぬ事象が発生した場合、OKIグループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性 があります。 また、為替変動リスクを最小化するために、OKIグループでは、米ドルやユーロの為替変動に対する為替先物 予約や通貨スワップ等の手段を講じておりますが、完全にリスクを排除できるとは限らず、特に急激な為替変動は OKIグループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8)特許権等の知的財産権 OKIグループは、グループにて保有する特許の保護、他社との差別化のための特許の獲得に努めております が、これらが十分に行えない場合、関連する事業に悪影響を及ぼす可能性があります。また、OKIグループは製 品の開発・生産に必要な第三者の特許の使用許諾権の確保に努めておりますが、将来、必要な許諾権が受けられな い可能性や不利な条件での使用を余儀なくされる可能性があります。いずれの場合もOKIグループの業績と財務 状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、OKIグループは第三者の知的財産の尊重に努めておりますが、訴訟を提起される可能性を完全に排除で きる保証はありません。訴訟が提起された場合の訴訟費用の増加、敗訴した場合の損害賠償等により、OKIグル ープの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9)法令及び公的規制の遵守 OKIグループは事業展開する各国において、事業・投資の許可、国家安全保障またはその他の理由による輸出 制限、関税をはじめとするその他の輸出入規制等、様々な政府規制の適用を受けております。また、通商、独占禁 止、特許、租税、為替管制、環境・リサイクル関連の法規制の適用も受けております。これらの規制を遵守できな かった場合、あるいは想定外の変更があった場合、OKIグループの活動が制限される可能性があります。従っ て、これらの規制はOKIグループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)災害等による影響 OKIグループは事故あるいは災害等に起因する製造ラインの中断によるマイナス影響を最小化するため、定期 的な事故、災害防止検査と設備点検を行っております。しかし、生産施設で発生する事故、災害等による悪影響を 完全に防止できる保証はありません。地震、風水害、停電等による製造ラインの中断、さらには販売活動を行って いる国々で発生した各種災害による経済活動に対する大きな影響は、OKIグループの業績と財務状況に悪影響を 及ぼす可能性があります。 (11)情報管理 OKIグループの社内システムについて情報漏洩対策やウィルス防御システムの導入など施しておりますが、人 的ミスや新種のウィルス等に起因する情報漏洩やシステムダウンを完全に防御できる保証はありません。こうした 事象が発生した場合、追加的に損失が発生する可能性があります。 (12)人材の確保及び育成 OKIグループが安定収益企業としてさらなる成長を目指すために、優秀な人材を確保及び育成する必要があり ます。このため、OKIグループは、新卒、キャリア採用問わず積極的に新規採用を行い、また、優秀な人材を育 成するため、職場OJTや研修等様々な支援活動を行っておりますが、優秀な人材が確保及び育成できなかった場 合或いは優秀な人材が大量離職した場合、OKIグループの今後の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。 - 11 - (13)金利変動 OKIグループの有利子負債には、金利変動の影響を受けるものが存在します。OKIグループはその影響を回 避するために金利スワップ取引を行う等様々な対策を講じていますが、金利上昇が金利負担の増加や、将来の資金 調達コスト上昇による運転資金調達への悪影響を及ぼす可能性があります。 (14)会計制度の変更 OKIグループは、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表及び財務諸表を作成し ていますが、会計基準等の設定や変更により、従来の会計方針を変更した場合に、OKIグループの業績と財務状 況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (15)債権回収 OKIグループは、顧客の財政状態を継続的に評価し、貸借対照表日後に発生すると予想される債権回収不能額 を見積もり適正に引当金を計上していますが、顧客の財政状態が急激に悪化した場合には、OKIグループの業績 と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (16)固定資産の減損 OKIグループの所有する有形固定資産、無形固定資産及び投資その他の資産について減損処理が必要となった 場合には、OKIグループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (17)繰延税金資産 OKIグループは、繰延税金資産について繰越欠損金及びその他の一時差異に対して適正な金額を計上していま すが、将来の業績変動により課税所得が減少し、繰越欠損金及びその他の一時差異が計画通り解消できなかった場 合の繰延税金資産の取崩しは、OKIグループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (18)退職給付債務 OKIグループは、退職給付債務について数理計算上で設定される割引率や年金資産の長期期待運用収益率等の 前提条件に基づき適正な金額を計算しております。しかし、この前提条件は、市場金利や株式市場の影響を受ける ことから、実際の結果とは異なる場合があり、退職給付債務が増加する可能性もあります。その場合、OKIグル ープの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (19)株価の変動 OKIグループは、投資有価証券の一部として上場株式を保有しておりますが、当該株式の価格下落による評価 損の計上や評価差額金の減少は、OKIグループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 - 12 - 5【経営上の重要な契約等】 平成27年3月31日現在における重要な技術援助契約及びその他の経営上の重要な契約は、下記のとおりでありま す。なお、契約会社はいずれも提出会社であります。 ① 技術援助契約 相手先 International Business Machines Corporation キヤノン(株) 国名 契約対象機器 米国 情報処理機器 日本 プリンタ、FAX、 複合機 契約の内容 特許実施許諾 (クロスライセンス) 特許実施許諾 (クロスライセンス) 契約期間 契約特許存続期間中 契約特許存続期間中 ② その他の経営上の重要な契約 相手先 国名 契約の内容 平成4年4月7日に情報通信分野でのシステムインテグレーションビジ Hewlett-Packard Company 米国 シスコシステムズ合同会社 日本 ネスを強化することを目的として、双方向かつ長期的な関係を維持・発 展させるための基本契約を締結しました。 平成12年2月9日に、同社製品の再販及びこれに付加価値化を行い、ト ータルソリューションをエンドユーザに提供するパートナーとして基本 契約を締結しました。 6【研究開発活動】 OKIグループ(当社及び連結子会社)は、「安全で快適な社会の実現」を目指し、OKIの成長戦略に基づいた 技術開発を推進しています。 OKIの強みである「センシング」、「音響」、「ネットワーク」、「データ解析・処理」、及び「メカトロニク ス」技術の融合と進化を目指した研究開発を実施しています。 当連結会計年度のOKIグループの研究開発費は13,755百万円であり、各事業及び全社共通等における研究開発活 動の主な成果及び研究開発費は次のとおりであります。 <情報通信システム> (1)ソリューション&サービス事業のコンセプトとして新たに、統合CRMソリューションを発表しました。その コンセプトに基づき金融機関向けに、安全で快適なコミュニケーション技術、ATMの通帳・現金処理機のセキ ュリティを確保した遠隔制御技術を用いた、有人窓口に代わり遠隔テラーによる24時間365日バンキングサービ スを提供する「ビデオテラーマシン」を開発しました。さらに、金融機関における入出金・通帳記帳を伴う業務 を、外出先で行うことを可能にする「超小型移動店舗」の試作機を開発しました。その他2020年東京五輪開催に 向けて、訪日旅行者、国内宿泊、観光業者、海外旅行代理店が利用できるソリューションを試作開発しました。 (2)小規模から大規模システムまでをシングルアーキテクチャーで対応し、規模に依存しない高信頼性を実現する IPコンタクトセンターシステム「CTstage 6MiR」を開発しました。グラフィカルユーザインターフ ェースで直感的に操作できる管理ツールにより、利用者・利用シーンに応じて自由にカスタマイズができ、視認 性・操作性が向上します。さらに、高可用性を実現する冗長化方式を採用し、通話だけでなくCTI機能も含め てサービスレベルを落とさず、自己完結型で問題の早期発見・早期対処を可能にする保守支援ツールを強化し、 強固な業務継続性を実現します。 (3)社会インフラ市場向け光通信網への適用をターゲットに従来のGE-PONシステムを改良し、高速起動と耐 環境性を向上したGE-PONシステムを開発しました。GE-PONシステムは、これまで主にFTTH市場 にて広く運用されていますが、開発したGE-PONシステムは、起動時間を従来比約80%短縮(当社比)し、 ONU装置は、耐温度環境性能を従来品の「0℃~40℃」から「-20℃~60℃」へ拡張しました。これらの改良に より屋外などの厳しい環境下を含めた社会インフラ市場へ適用を拡大します。 (4)920MHz帯マルチホップ無線ネットワーク技術を利用した、河川の水位状況がリアルタイムで把握可能な 「河川監視システム」を開発しました。本システムは、河川各所の観測ポイントに設置した雨量計や水位計など の各種センサーデータを、無線通信により周期的に収集し、監視センターでの「見える化」を実現します。さら に、マルチホップ無線ネットワークであるため、通信経路が寸断された場合でも、短時間で自動的に経路を再選 択してネットワークを再構築し、欠測なくデータ収集を行うことができます。 - 13 - (5)トンネル点検で壁面などの浮き・剥離といった変状を効率的に検診することができる「打音検診装置」を開発 しました。本装置は、従来から培ってきた音響処理技術を利用して、トンネル壁面を装置に内蔵された打撃ユニ ットでたたき、その打音をセンサーで収集し、データ解析を行います。壁面の浮き・剥離などの変状を熟練工の ノウハウに頼らず効率的に検診し、点検結果を記録できます。 (6)コンビニエンスストアなどに設置されるATMとして、紙幣容量、紙幣搬送速度、信頼性などの基本性能を大 幅に向上させ、運用コスト削減とともに顧客利便性向上も実現した省スペースATM「CP21Z」を開発しまし た。本装置は、当社従来機に比べ現金容量を最大50%増加させるとともに、装置信頼性を大幅に向上しており、 長期間の無人運用に対応します。また、省エネモードの搭載により従来よりも待機時の消費電力を大幅に削減 し、紙幣の搬送速度を高速化し取引時間を短縮するとともに、レシートとカードを一括で受け取る構造にして取 り忘れを防止するなど、顧客にやさしい操作性を実現しました。 (7)ATM画面のプログラミング言語のVB方式からHTML方式への移行により、画面コンテンツはプログラム から切り離され、画面変更の期間短縮と大幅なコスト低減を実現しました。さらに、これに合わせて、画面デザ インや操作フローなどの見直しを行い、「見やすさ」「わかりやすさ」「使いやすさ」などユニバーサルデザイ ンに配慮した操作性を実現しました。具体的には、ユニバーサルデザインフォントの採用、頻繁に取引されるメ ニューを考慮した操作フロー、文字とイラストによる画面説明などにより、使いやすさを追求しています。 当事業に係る研究開発費は、8,996百万円であります。 <プリンタ> オフィス市場・基幹業務市場向けA4モノクロLEDプリンタ「B412dn」「B432dnw」「B512d n」、A4モノクロLED複合機「MB472dnw」「MB492dn」「MB562dnw」を開発・販売を開始し ました。これらの商品は、ハードウエアやソフトウエアを共通化したプラットフォーム共通化戦略の第一弾とな り、複数機種の同時開発・開発期間の大幅な短縮を実現しました。またコンパクトながら自動両面印刷に標準対 応すると共に、「MB492dn」「MB562dnw」には、7インチカラータッチパネルを採用し、オフィスで使 用する複合機として高い操作性を実現しました。 また、新商品発売に合わせて、プリンタや複合機などを管理するユーティリティソフト「smart Pri ntSuperVision」を開発・提供を開始しました。印刷枚数の制限や印刷履歴を管理することで、プ リントの適正化や私用データなどの不正プリントを管理・抑制できるため、プリントコスト削減対策やユーザー の意識向上に役立てることができます。 当事業に係る研究開発費は、2,641百万円であります。 <EMS> PET(ポリエチレンテレフタレート)製透明シールタイプのハンダ供給用マスク「シールdeマスク」を開 発しました。本製品は利用するサイズに応じてカットが可能なシールタイプの使いきりのハンダ供給用マスクで す。実装基板のリペア作業では、高密度な狭いリペア部に合わせて自由にカットできるため、基板上にクリーム ハンダを直接印刷できます。また、粘着層付き透明フィルムであることから位置合わせが容易で段取り時間が短 縮でき、使いきりでハンダ洗浄が不要となるため、全体の作業時間を削減できます。 当事業に係る研究開発費は、48百万円であります。 <全社共通等> (1)多分岐化・長延化を目指した40Gbps級のWDM(波長分割多重)/TDM(時間分割多重)-PON (Passive Optical Network)システムに向けた波長可変送受信器とPONリンク確立技術を開発しました。バ ースト対応プリアンプとブースターアンプの最適構成による波長可変送受信器の高バジェット化と、波長が異な る複数のチャネルを持つOLTにおいて最適なチャネルを選択する機能を持つディスカバリ方式の実装により、 本WDM/TDM-PONシステムにおいて、512台のユーザーのリンク確立の可能性を検証しました。 (2)複数の指向性マイクを収音したいエリアの周囲に配置することで、エリア内の音のみ収音できる「エリア収音 システム」を開発しました。複数のマイクの指向性をそれぞれ別の方向から収音したいエリアに向けて交差さ せ、各マイクに共通に含まれる成分を目的エリアの音と推定し、それ以外の成分を抑圧します。これにより周り がうるさくてもエリア内にいる人の声だけを収音できるようにしました。車内など高騒音下での音声認識アプリ ケーションや発言者の声がクリアに聞こえるテレビ会議システムなどに応用できます。 全社共通等に係る研究開発費は、2,067百万円であります。 - 14 - 7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 財政状態及び経営成績の分析における将来に関する事項は、有価証券報告書の提出日現在(平成27年6月24日)に おいて判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社の連結財務諸表及び財務諸表(財務諸表等)は、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作 成しており、重要な会計方針に基づき見積り及び判断を行っておりますが、特に以下の重要な会計方針について は、見積りによる不確実性のため実際とは異なる結果となる場合があり、業績及び財政状態に悪影響を与える可能 性があります。 ・売掛債権 貸借対照表日後に発生すると予想される貸倒損失に対して適正な引当金を計上しておりますが、顧客の財政状 態が悪化した場合は、貸倒引当金の追加計上の可能性があります。 ・たな卸資産 通常の販売目的で所有するたな卸資産のうち、営業循環過程にあるたな卸資産については主として期末におけ る正味売却価額により、営業循環過程から外れたたな卸資産については主として規則的に帳簿価額を切り下げる 方法により、収益性の低下を反映したうえで貸借対照表価額としておりますが、売価の下落により正味売却価額 が低下した場合や、販売不振により営業循環過程から外れたたな卸資産が増加した場合、たな卸資産評価損の追 加計上の可能性があります。 ・有形固定資産及び無形固定資産 将来の収益獲得等が確実なものであると判断しておりますが、将来の収益獲得等が不確実になった場合は、減 損損失計上の可能性があります。 ・投資 回復可能性があると認められない株式等は評価減を実施しておりますが、株式市況の悪化等によりOKIグル ープ(当社及び連結子会社)が保有する株式等の時価が下落した場合や、投資先の財政状態が悪化した場合は、 評価損の追加計上の可能性があります。 ・繰延税金資産 将来の回収可能性を十分に検討して回収可能な額を計上しておりますが、今後の回収可能性の判断の結果、回 収可能な額が減少した場合、費用が増加する可能性があります。 ・退職給付債務及び退職給付費用 退職給付債務について数理計算上で設定される割引率や年金資産の長期期待運用収益率等の前提条件に基づき 適正な金額を計算しておりますが、前提条件の変化等により悪影響を受け退職給付債務及び退職給付費用が増加 する可能性があります。 (2)当連結会計年度の経営成績の分析及び経営成績に重要な影響を与える要因について 当連結会計年度の外部顧客に対する売上高は、前連結会計年度比571億円、11.8%増加の5,402億円となりまし た。情報通信システム事業を中心に各セグメントの業績が堅調に推移し、加えてブラジル子会社の連結効果もあり ました。なお、セグメント別の内容は「1「業績等の概要」(1)業績」に記載の通りです。 売上原価については、前連結会計年度から450億円増加し、売上原価率は前連結会計年度比0.6ポイント悪化の 74.0%となり、売上総利益は1,405億円(同120億円増加)となりました。 販売費及び一般管理費については、連結子会社の増加などにより、前連結会計年度から68億円増加し1,081億円 となり、売上高に対する比率は前連結会計年度比1.0ポイント良化の20.0%となりました。 その結果、営業利益については、売上物量の増加やプリンタの機種ミックスの改善効果などにより、324億円 (同52億円増加)となりました。 営業外損益については、主に為替差益の計上により55億円の収益(純額)となりました。この結果、経常利益に ついては、379億円(同12億円増加)となりました。 特別損益については、固定資産の処分損などにより4億円の損失(純額)となりました。 税金等調整前当期純利益については、375億円(同57億円増加)となりました。法人税、住民税及び事業税につ いては、42億円を計上し、法人税等調整額については、24億円の収益を計上しました。少数株主損失については、 9億円を計上しました。 これらの結果、当期純利益については、331億円(同57億円増加)となりました。 - 15 - (3)経営戦略の現状と見通し及び経営者の問題意識と今後の方針について 経営戦略の現状と見通し及び経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「3「対処すべき課題」」に記載 の通りです。 (4)資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ①キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概要は以下のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益及び運転資金が改善したこと等により、410 億円の収入(前年同期319億円の収入)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出により、186億円の支出(同140億 円の支出)となりました。 この結果、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローとをあわせたフリー・キ ャッシュ・フローは224億円の収入(同179億円の収入)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済、普通配当及び優先配当の実施等により、207億円の支 出(同43億円の支出)となりました。 その結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は前連結会計年度末残高の509億円から536億円となり ました。 ②資金需要 OKIグループの運転資金需要のうち主なものは、製品製造のための材料及び部品の購入費、人件費、外注費 等の製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用によるものであります。 ③借入金及びリース債務 当連結会計年度末の概要は以下のとおりであります。 (単位:億円) 年度別要支払額 契約債務 合計 1年以内 1年超 3年以内 3年超 5年以内 5年超 短期借入金 450 450 - - - 長期借入金 626 183 251 191 - リース債務 67 22 28 11 5 なお、所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開始日が平成20年3月31日以前のリース取 引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっており、この未経過リース料期末残高相当 額は0億円、オペレーティング・リース取引の未経過リース料は109億円であります。 OKIグループの第三者に対する保証は、従業員の住宅融資借入金に対する債務保証であります。保証した借 入金の債務不履行が保証契約期間中に発生した場合、OKIグループが代わりに弁済する義務があります。当連 結会計年度末のOKIグループの債務保証に基づく将来の潜在的な要支払額の合計は4億円であります。 ④財務政策 OKIグループは現在、運転資金及び設備投資資金については、自己資金又は借入金等により充当することと しています。このうち、運転資金については短期借入金及び長期借入金で調達しています。生産設備などの長期 資金については長期借入金で調達しています。当連結会計年度末現在、金融機関他からの短期借入金の残高は 450億円、長期借入金の残高は626億円となっています。長期資金については固定金利が中心ではありますが、金 利情勢を勘案した上で変動金利も利用しています。 OKIグループは財務の健全化のため、今後もフリー・キャッシュ・フローを原資として有利子負債の圧縮に 努めていきます。必要資金のリファイナンスについては、主に長期借入金と社債をバランスよく利用することを 基本とします。 また、運転資金の効率的な調達を行うため、当座貸越契約を締結しており、当連結会計年度末現在の未使用残 高は、248億円となっております。 - 16 - 第3【設備の状況】 1【設備投資等の概要】 OKIグループ(当社及び連結子会社)は、事業の選択と資源の集中を明確にし、長期的に成長が期待できる分野 を重点に各々の事業性と投資の関連(キャッシュ・フロー、投資効率など)を見ながら、研究開発、新商品開発及び 生産活動等に設備投資を行っております。 当連結会計年度の設備投資の内訳は以下のとおりであります。 セグメントの名称 金額(百万円) 前期比(%) 情報通信システム 6,091 8.7 プリンタ 3,064 16.5 668 △3.6 1,638 32.2 11,461 12.8 EMS その他・全社(共通) 合 計 (注)1.上記金額には消費税等は含まれておりません。 2.所要資金は、主として自己資金及び借入金等を充当しました。 3.上記には、リース資産(541百万円)が含まれております。 4.各事業の設備投資の主な内容、目的は次のとおりであります。 情報通信システム事業では、金融システム、自動化機器システム、消防・防災関連システム、光アクセ スシステム等の研究開発、新商品開発、生産活動に設備投資を行いました。 プリンタ事業では、ビジネス向けプリンタ関連の研究開発、新商品開発、生産活動に設備投資を行いま した。 EMS事業では、医療、通信、産業機器等の受託生産活動に設備投資を行いました。 - 17 - 2【主要な設備の状況】 OKIグループ(当社及び連結子会社)における主要な設備は、以下のとおりであります。 (1)提出会社 (平成27年3月31日現在) 帳簿価額 事業所名 (所在地) セグメ ントの 名称 設備の 内容 ビジネスセンター (東京都港区) 情報通信 システム 全社(共 通) 開発及び その他 設備 507 1 - (-) 703 1,212 1,185 沼津地区技術・ 生産部門 (静岡県沼津市) 情報通信 システム 開発及び 生産設備 867 327 275 (10) 754 2,225 270 生産設備 1,769 719 40 (131) 620 3,151 196 生産設備 2,391 700 15 (63) 498 3,606 262 建物及び 機械装置及 土地 その他 合計 構築物 び運搬具 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (面積千㎡) 従業員数 (人) 富岡地区生産部門 (群馬県富岡市) 情報通信 システム EMS 情報通信 システム 高崎地区技術部門 (群馬県高崎市) 情報通信 システム 開発設備 3,141 126 520 (56) 305 4,094 559 システムセンター (埼玉県蕨市) 情報通信 システム 開発及び 生産設備 241 5 - (-) 1,272 1,519 976 本社 (東京都港区他) 全社(共 通) その他 設備 1,219 - 1,450 (31) 113 2,783 112 本庄地区生産部門 (埼玉県本庄市) (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品並びに建設仮勘定の合計であります。なお、金額には 消費税等は含まれておりません。 2.上記の他、主要な賃借設備として、以下のものがあります。 事業所名 (所在地) ビジネスセンター (東京都港区) セグメントの名称 情報通信システム 全社(共通) - 18 - 設備の内容 開発及びその他設備 年間賃借料 1,130百万円 (2)国内子会社 (平成27年3月31日現在) 帳簿価額 会社名 事業所名 セグメン (所在地) トの名称 設備の 内容 (株)OKI プロサーブ システム センター (埼玉県 蕨市) その他 賃貸用 建物 (株)沖デー タ 福島工場 (福島県 福島市) プリンタ 沖ウィン テック(株) 本社 (東京都 品川区) OKIサーキ ットテクノロ ジー(株) 従業員 建物及び 機械装置及 土地 数 その他 合計 構築物 び運搬具 (百万円) (人) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (面積千㎡) 3,724 - - (-) 10 3,734 58 生産 設備 770 97 837 (43) 682 2,387 62 情報通信 システム 本社 ビル他 260 6 2,016 (0) 72 2,356 384 本社工場 (山形県 鶴岡市) EMS プリン ト配線 基板製 造設備 352 209 427 (32) 63 1,053 186 (株)沖デジ タルイメージ ング 本社工場 (群馬県 高崎市) プリンタ 開発及 び生産 設備 480 284 138 (3) 9 912 60 (株)沖セン サデバイス 甲府工場 (山梨県 甲府市) その他 生産 設備 411 509 93 (4) 44 1,058 18 (注) 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品並びに建設仮勘定の合計であります。なお、金額には消 費税等は含まれておりません。 (3)海外子会社 (平成27年3月31日現在) 帳簿価額 会社名 OKI DATA AMERICAS, INC. 事業所名 (所在地) 従業員 セグメン 設備の 建物及び 機械装置及 土地 数 その他 合計 トの名称 内容 構築物 び運搬具 (百万円) (人) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (面積千㎡) 本社工場 (NEW JERSEY, プリンタ U.S.A.) 生産 設備 他 1,298 182 130 (84) 9 1,620 259 OKI DATA 本社工場 MANUFACTURING (AYUTTHAYA, (THAILAND) THAILAND) CO., LTD. プリンタ 生産 設備 697 3,365 835 (88) 94 4,993 1,538 沖電気実業 (深セン) 有限公司 情報通信 システム プリンタ 生産 設備 - 371 - (-) 238 609 1,539 本社工場 (中国 広東省) OKI BRASIL INDÚSTRIA ジュンディ E COMÉRCIO アイ工場 情報通信 生産 - DE PRODUTOS - 616 50 666 509 (JUNDIAI, システム 設備 (-) E TECNOLOGIA BRASIL) EM AUTOMAÇÃO S.A. (注) 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品並びに建設仮勘定の合計であります。なお、金額には消 費税等は含まれておりません。 - 19 - 3【設備の新設、除却等の計画】 OKIグループ(当社及び連結子会社)の当連結会計年度後1年間の設備投資計画(新設、拡充)は以下のとおり であります。 セグメントの名称 平成27年3月末計画金額 (百万円) 設備等の主な内容・目的 資金調達方法 情報通信システム 7,500 新商品の開発・生産等 自己資金及び借入金等 プリンタ 4,000 新商品の開発・生産等 同上 EMS 1,000 生産等 同上 その他・全社(共通) 2,500 研究開発・建物保全等 同上 15,000 計 (注)1.上記金額には消費税等は含まれておりません。 2.経常的な設備の更新のための除売却を除き、重要な設備の除売却の計画はありません。 3.各事業の計画概要は以下のとおりであります。 情報通信システム事業では、金融システム、自動化機器システム、交通・防災関連システム、アクセスネ ットワーク等の研究開発、新商品開発、生産活動等に設備投資を計画しております。 プリンタ事業では、ビジネス向けプリンタ関連の研究開発、新商品開発、生産活動等に設備投資を計画し ております。 EMS事業では、医療、通信、産業機器等の受託生産活動に設備投資を計画しております。 - 20 - 第4【提出会社の状況】 1【株式等の状況】 (1)【株式の総数等】 ①【株式の総数】 種類 発行可能株式総数(株) 普通株式 2,400,000,000 A種優先株式 30,000 計 2,400,000,000 (注)当社の発行可能株式総数は、普通株式とA種優先株式をあわせて2,400,000,000株であります。 なお、平成27年6月24日開催の定時株主総会において、A種優先株式の発行に関連する定めを削除する定款の変更 が決議された結果、この有価証券報告書の提出日現在の定款では、発行可能株式総数は普通株式2,400,000,000株 となっております。 ②【発行済株式】 種類 事業年度末現在 発行数(株) (平成27年3月31日) 提出日現在 発行数(株) (平成27年6月24日) 上場金融商品取引所名又は 登録認可金融商品取引業協会名 内容 単元株式数は 普通株式 872,176,028 872,176,028 東京証券取引所市場第一部 1,000株であり ます。 計 872,176,028 872,176,028 - - (注)「提出日現在発行数」には、平成27年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行 された株式数は含まれておりません。 - 21 - (2)【新株予約権等の状況】 当社は、平成13年改正旧商法に基づき新株予約権を発行しております。 事業年度末現在 提出日の前月末現在 (平成27年3月31日) (平成27年5月31日) 平成17年6月29日 決議分新株予約権 新株予約権の数 442個 新株予約権のうち - 自己新株予約権の数 新株予約権の目的とな る株式の種類 普通株式 新株予約権の行使によ り株式を発行する場合 の株式の発行価格及び 同左 442,000株 る株式の数 新株予約権の行使期間 - 単元株式数は1,000 株であります。 新株予約権の目的とな 新株予約権の行使時の 払込金額 同左 同左 1個の新株予約権に つき 同左 406,000円 平成19年7月1日~ 同左 平成27年6月28日 発行価格 406円 同左 資本組入額 資本組入額 203円 新株予約権の行使の条 件 新株予約権の譲渡に関 する事項 代用払込みに関する事 項 (注1) 同左 - - (注2) 同左 組織再編成行為に伴う 新株予約権の交付に関 する事項 (注1)① 新株予約権の行使に下記の制限を設ける。 (イ)平成19年7月1日から平成20年6月30日の期間 割当個数の34%を上限とする。 (ロ)平成20年7月1日から平成21年6月30日の期間 割当個数の67%から(イ)で行使した個数を控除した個数を上限とする。 (ハ)平成21年7月1日から平成27年6月28日の期間 割当個数から(イ)、(ロ)で行使した個数を控除した個数を上限とする。 計算にあたっては、小数点以下は切り捨てるものとする。 新株予約権者が死亡した場合は、その相続人に下記により新株予約権の行使を認める。 ② 平成21年6月30日以前に相続を開始した相続人は、平成22年6月30日まで行使することができる。 平成21年7月1日以降に相続を開始した相続人は、相続開始日から1年間において行使することができ る。ただし、平成27年6月28日を越えることはできないものとする。 ③ その他の権利行使の条件は、平成17年6月29日開催の定時株主総会及び新株予約権発行の取締役会決議に 基づき、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約書」の定めるところによる。 新株予約権を譲渡するときは取締役会の承認を要する。 ④ (注2)発行会社において、株式交換・株式移転があった場合は、新株予約権にかかわる義務は承継されるものとす る。 - 22 - 当社は、会社法に基づき新株予約権を発行しております。 事業年度末現在 (平成27年3月31日) 提出日の前月末現在 (平成27年5月31日) 平成18年6月29日 決議分新株予約権 平成19年6月26日 決議分新株予約権 平成18年6月29日 決議分新株予約権 平成19年6月26日 決議分新株予約権 新株予約権の数 342個 509個 342個 509個 新株予約権のうち 自己新株予約権の数 - - - - 普通株式 単元株式数は1,000 同左 同左 同左 新株予約権の目的とな る株式の種類 株であります。 新株予約権の目的とな る株式の数 新株予約権の行使時の 払込金額 342,000株 1個の新株予約権に つき 509,000株 1個の新株予約権に つき 277,000円 342,000株 1個の新株予約権に つき 248,000円 509,000株 1個の新株予約権に つき 277,000円 248,000円 平成20年7月1日~ 平成28年6月28日 平成21年7月1日~ 平成29年6月25日 平成20年7月1日~ 平成28年6月28日 平成21年7月1日~ 平成29年6月25日 新株予約権の行使によ り株式を発行する場合 発行価格 発行価格 発行価格 発行価格 の株式の発行価格及び 資本組入額 資本組入額 新株予約権の行使期間 新株予約権の行使の条 件 新株予約権の譲渡に関 372円 340円 資本組入額 186円 372円 資本組入額 170円 340円 資本組入額 186円 170円 (注1) (注2) (注1) (注2) - - - - (注3) 同左 同左 同左 する事項 代用払込みに関する事 項 組織再編成行為に伴う 新株予約権の交付に関 する事項 (注1)① 新株予約権の行使に下記の制限を設ける。 (イ)平成20年7月1日から平成21年6月30日の期間 割当個数の34%を上限とする。 (ロ)平成21年7月1日から平成22年6月30日の期間 割当個数の67%から(イ)で行使した個数を控除した個数を上限とする。 (ハ)平成22年7月1日から平成28年6月28日の期間 割当個数から(イ)、(ロ)で行使した個数を控除した個数を上限とする。 計算にあたっては、小数点以下は切り捨てるものとする。 ② 新株予約権者が死亡した場合は、その相続人に下記により新株予約権の行使を認める。 平成22年6月30日以前に相続を開始した相続人は、平成23年6月30日まで行使することができる。 平成22年7月1日以降に相続を開始した相続人は、相続開始日から1年間において行使することができ る。ただし、平成28年6月28日を越えることはできないものとする。 ③ その他の権利行使の条件は、平成18年6月29日開催の定時株主総会及び新株予約権発行の取締役会決議に 基づき、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約書」の定めるところによる。 ④ (注2)① 新株予約権を譲渡するときは取締役会の承認を要する。 新株予約権の行使に下記の制限を設ける。 (イ)平成21年7月1日から平成22年6月30日の期間 割当個数の34%を上限とする。 (ロ)平成22年7月1日から平成23年6月30日の期間 割当個数の67%から(イ)で行使した個数を控除した個数を上限とする。 - 23 - (ハ)平成23年7月1日から平成29年6月25日の期間 割当個数から(イ)、(ロ)で行使した個数を控除した個数を上限とする。 計算にあたっては、小数点以下は切り捨てるものとする。 ② 新株予約権者が死亡した場合は、その相続人に下記により新株予約権の行使を認める。 平成23年6月30日以前に相続を開始した場合は、平成24年6月30日まで行使することができる。 平成23年7月1日以降に相続を開始した場合は、相続開始日から1年間において行使することができる。 ただし、平成29年6月25日を越えることはできないものとする。 ③ その他の権利行使の条件は、平成19年6月26日開催の定時株主総会及び新株予約権発行の取締役会決議に 基づき、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約書」の定めるところによる。 ④ 新株予約権を譲渡するときは取締役会の承認を要する。 (注3)発行会社において、株式交換・株式移転があった場合は、新株予約権にかかわる義務は承継されるものとす る。 (3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】 A種優先株式 第4四半期会計期間 (平成27年1月1日から 第91期 (平成26年4月1日から 平成27年3月31日まで) 平成27年3月31日まで) 当該期間に権利行使された当該行使価額修正 条項付新株予約権付社債券等の数(個) 3,000 30,000 当該期間の権利行使に係る交付株式数(株) 14,634,146 140,737,358 205 213 当該期間の権利行使に係る平均行使価額等 (円) 当該期間の権利行使に係る資金調達額(百万 円) - 当該期間の末日における権利行使された当該 行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の - - 30,000 - 140,737,358 - 213 数の累計(個) 当該期間の末日における当該行使価額修正条 項付新株予約権付社債券等に係る累計の交付 株式数(株) 当該期間の末日における当該行使価額修正条 項付新株予約権付社債券等に係る累計の平均 行使価額等(円) 当該期間の末日における当該行使価額修正条 項付新株予約権付社債券等に係る累計の資金 調達額(百万円) - (4)【ライツプランの内容】 記載事項はありません。 - 24 - - (5)【発行済株式総数、資本金等の推移】 発行済株式総数 発行済株式総数 資本金増減額 増減数(千株) 残高(千株) (百万円) 年月日 平成22年6月1日 資本金残高 (百万円) 資本準備金増減 資本準備金残高 額(百万円) (百万円) 47,181 731,438 - 76,940 3,438 29,366 - 731,438 △47,940 29,000 △29,366 - 30 731,468 15,000 44,000 15,000 15,000 140,737 872,206 - 44,000 - 15,000 △30 872,176 - 44,000 - 15,000 (注1) 平成22年12月22日 (注2) 平成22年12月22日 (注3) 平成26年4月1日~ 平成27年3月13日 (注4) 平成27年3月27日 (注5) (注1) 当社を株式交換完全親会社とし、沖ウィンテック(株)を当社の株式交換完全子会社とする株式交換(交換 比率1:8.7)を実施したことによる増加であります。 (注2) 会社法第447条第1項及び第448条第1項の規定に基づき、資本金及び資本準備金を減少し、その他資本剰余 金に振り替えたものであります。 (注3) 第三者割当:発行株数(A種優先株式) 30千株、発行価格 1,000,000円、資本組入額 割当先:(株)みずほコーポレート銀行(現(株)みずほ銀行)、他13社 (注4) (注5) A種優先株式の取得請求権の行使による普通株式の増加であります。 会社法第178条の規定に基づく消却によるA種優先株式の減少であります。 500,000円 (6)【所有者別状況】 (平成27年3月31日現在) 株式の状況(1単元の株式数1,000株) 区分 政府及び 地方公共 団体 金融機関 金融商品 取引業者 その他の 法人 外国法人等 個人以外 個人 個人その他 計 単元未満株 式の状況 (株) 株主数 - 66 80 578 239 30 71,055 72,048 - (人) 所有株式数 - 203,204 31,090 68,171 230,374 142 336,301 869,282 2,894,028 (単元) 所有株式数 の割合 - 23.37 3.58 7.84 26.50 0.02 38.69 100.00 - (%) (注)自己株式3,432,151株は、「個人その他」の欄に3,432単元、「単元未満株式の状況」の欄に151株を含めて表示 しております。 - 25 - (7)【大株主の状況】 氏名又は名称 日本トラスティ・サービス信託銀行 住所 (平成27年3月31日現在) 所有株式数 (千株) 発行済株式総数に対 する所有株式数の割 合(%) 東京都中央区晴海1-8-11 28,383 3.25 東京都港区浜松町2-11-3 27,002 3.10 24,799 2.84 22,011 2.52 17,303 1.98 16,689 1.91 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 東京都江東区豊洲3-3-3 14,634 1.68 株式会社みずほ銀行 東京都千代田区大手町1-5-5 14,196 1.63 ヒューリック株式会社 東京都中央区日本橋大伝馬町7-3 14,076 1.61 明治安田生命保険相互会社 東京都千代田区丸の内2-1-1 14,000 1.61 193,096 22.14 株式会社(信託口) 日本マスタートラスト信託銀行株式 会社(信託口) MSCO CUSTOMER SECURITIES 1585 BROADWAY NEW YORK,NEW YORK 10036, U.S.A. (常任代理人 モルガン・スタンレ (東京都千代田区大手町1-9-7) ーMUFG証券株式会社) CHASE MANHATTAN BANK GTS CLIENTS 5TH FLOOR,TRINITY TOWER 9,THOMAS MORE ACCOUNT ESCROW STREET LONDON, E1W 1YT, UNITED (常任代理人 KINGDOM 株式会社みずほ銀行 (東京都中央区月島4-16-13) 決済営業部) 沖電気グループ従業員持株会 東京都港区虎ノ門1-7-12 MSIP CLIENT SECURITIES 25 CABOT SQUARE, CANARY WHARF, LONDON (常任代理人 E14 4QA, U.K. モルガン・スタンレ (東京都千代田区大手町1-9-7) ーMUFG証券株式会社) 計 - - 26 - (8)【議決権の状況】 ①【発行済株式】 (平成27年3月31日現在) 区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容 無議決権株式 - - - 議決権制限株式(自己株式等) - - - 議決権制限株式(その他) - - - - 単元株式数 完全議決権株式(自己株式等) 普通株式 7,188,000 完全議決権株式(その他) 普通株式 862,094,000 単元未満株式 普通株式 2,894,028 - 発行済株式総数 872,176,028 - 総株主の議決権 - 862,094 1,000株 同上 1単元(1,000株)未 満の株式 - 862,094 - (注)「単元未満株式」には当社所有の自己株式151株及び相互保有株式(沖電線株式会社所有50株)が含まれておりま す。 ②【自己株式等】 (平成27年3月31日現在) 所有者の氏名又は名称 所有者の住所 東京都港区虎ノ門1- 当社 計 他人名義所有 株式数(株) 所有株式数の 合計(株) 発行済株式総数に 対する所有株式数 の割合(%) 3,432,000 - 3,432,000 0.39 神奈川県川崎市中原区 下小田中2-12-8 3,756,000 - 3,756,000 0.43 - 7,188,000 - 7,188,000 0.82 7-12 沖電線株式会社 自己名義所有 株式数(株) (注)沖電線株式会社が退職給付信託した3,000,000株については、「自己名義所有株式数」に含めて表示しておりま す。 - 27 - (9)【ストックオプション制度の内容】 決議年月日 平成17年6月29日 付与対象者の区分及び人数 取締役9名、執行役員12名、執行に参画する幹部社員 8名、一部の子会社取締役3名 新株予約権の目的となる株式の種類 「(2)新株予約権等の状況」に記載しております。 株式の数 同上 新株予約権の行使時の払込金額 同上 新株予約権の行使期間 同上 新株予約権の行使の条件 同上 新株予約権の譲渡に関する事項 同上 代用払込みに関する事項 - 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 「(2)新株予約権等の状況」に記載しております。 決議年月日 平成18年6月29日 付与対象者の区分及び人数 取締役10名、執行役員11名、執行に参画する幹部社員 7名、一部の子会社取締役1名 新株予約権の目的となる株式の種類 「(2)新株予約権等の状況」に記載しております。 株式の数 同上 新株予約権の行使時の払込金額 同上 新株予約権の行使期間 同上 新株予約権の行使の条件 同上 新株予約権の譲渡に関する事項 同上 代用払込みに関する事項 - 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 「(2)新株予約権等の状況」に記載しております。 決議年月日 平成19年6月26日 付与対象者の区分及び人数 取締役9名、執行役員10名、執行に参画する幹部社員 6名、一部の子会社取締役1名 新株予約権の目的となる株式の種類 「(2)新株予約権等の状況」に記載しております。 株式の数 同上 新株予約権の行使時の払込金額 同上 新株予約権の行使期間 同上 新株予約権の行使の条件 同上 新株予約権の譲渡に関する事項 同上 代用払込みに関する事項 - 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 「(2)新株予約権等の状況」に記載しております。 - 28 - 2【自己株式の取得等の状況】 【株式の種類等】 会社法第155条第7号の規定による普通株式の取得 会社法第155条第4号の規定によるA種優先株式の取得 (1)【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 (2)【取締役会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 ①普通株式 会社法第155条第7号の規定による取得(単元未満株式の買取請求) 区分 株式数(株) 当事業年度における取得自己株式 当期間における取得自己株式 価額の総額(円) 90,808 21,180,743 4,971 1,252,788 (注) 当期間における取得自己株式には平成27年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取 りによる株式数は含まれておりません。 ②A種優先株式 会社法第155条第4号の規定による取得(取得の請求) 区分 株式数(株) 当事業年度における取得自己株式 当期間における取得自己株式 価額の総額(円) 30,000 - - - (4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】 ①普通株式 当事業年度 区分 処分価額の総額 (円) 株式数(株) 引き受ける者の募集を行った取 得自己株式 消却処分を行った取得自己株式 合併、株式交換、会社分割に係 る移転を行った取得自己株式 その他 (-) 保有自己株式 当期間 処分価額の総額 (円) 株式数(株) - - - - - - - - - - - - - - - - 3,432,151 - 3,437,122 - (注) 当期間における保有自己株式には平成27年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取 りによる株式数は含まれておりません。 - 29 - ②A種優先株式 当事業年度 区分 当期間 処分価額の総額 (円) 株式数(株) 処分価額の総額 (円) 株式数(株) 引き受ける者の募集を行った取 得自己株式 - - - - 消却処分を行った取得自己株式 30,000 - - - 合併、株式交換、会社分割に係 る移転を行った取得自己株式 - - - - その他 (-) - - - - 保有自己株式 - - - - 3【配当政策】 当社は、常にOKIグループ(当社及び連結子会社)の企業価値を向上させるために財務体質の強化と内部留保の 確保を行うとともに、中長期に亘り株式を保有していただけるよう株主利益の増大に努めることを経営の最重要課題 としております。 内部留保については、将来の成長に不可欠な研究開発や設備への投資に充当し、企業体質の強化・経営基盤の強化 を図ります。また、株主のみなさまに対しては安定的な利益還元を継続することを最重要視し、業績も勘案した上で 配当金額を決めてまいります。 この方針に基づき、当事業年度の配当については中間配当金を1株当たり2円、期末配当金を1株当たり3円とい たしました。優先株式につきましては、発行時に定められた優先株式発行要項に基づき、配当を実施いたしました。 なお、当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当をすることができる旨を定款に定めており、剰余金の配当 の決定機関は、期末配当につきましては株主総会、中間配当につきましては取締役会であります。 当事業年度に係る剰余金の配当は以下の通りであります。 決議年月日 株式の種類 配当金の総額(百万円) 普通株式 1株当たり配当額(円) 1,685 2.00 87 16,525.00 2,606 3.00 平成26年10月31日取締役会 A種優先株式 平成27年6月24日定時株主総会 普通株式 4【株価の推移】 (1)【最近5年間の事業年度別最高・最低株価】 回次 第87期 第88期 第89期 第90期 第91期 決算年月 平成23年3月 平成24年3月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 最高(円) 101 127 140 285 272 最低(円) 50 58 69 110 185 (注)最高・最低株価は東京証券取引所(市場第一部)におけるものであります。 (2)【最近6月間の月別最高・最低株価】 月別 平成 26年10月 11月 平成 27年1月 12月 2月 3月 最高(円) 272 259 247 248 268 272 最低(円) 223 224 228 228 229 245 (注)最高・最低株価は東京証券取引所(市場第一部)におけるものであります。 - 30 - 5【役員の状況】 男性12名 女性-名(役員のうち女性の比率-%) 氏名 (生年月日) 役名及び職名 秀一 略歴 代表取締役 川崎 社長執行役員 昭和22年1月10日生 〃 13年 4月 〃 執行役員 〃 16年 4月 〃 常務執行役員 〃 17年 4月 〃 営業推進本部長 〃 〃 6月 〃 常務取締役 〃 20年 4月 〃 情報通信グループ 〃 21年 4月 〃 〃 〃 〃 〃 6月 代表取締役 佐藤 昭和 47年 4月 株式会社富士銀行入行 副社長執行役員 平成 11年 5月 〃 営業第五部長 〃 13年 6月 〃 執行役員営業第五部長 〃 14年 4月 株式会社みずほコーポレート銀行 〃 16年 4月 沖電気工業株式会社 〃 〃 6月 〃 常務取締役 〃 19年 4月 〃 専務取締役 〃 〃 〃 〃 専務執行役員 〃 20年 6月 〃 取締役副社長 〃 〃 〃 〃 副社長執行役員 〃 21年 6月 〃 取締役副社長執行役員(現) 〃 〃 〃 〃 財務責任者 〃 〃 〃 〃 コンプライアンス責任者 〃 25年 7月 〃 コンプライアンス責任者 〃 26年 4月 〃 ソリューション&サービス事業 本部長 〃 27年 4月 〃 財務責任者(現) 昭和 50年 4月 日本電子機器株式会社入社 〃 52年 9月 ソニー株式会社入社 平成 8年 4月 〃 テープストレージ設計部長 〃 10年 4月 〃 テープストレージ事業部長 〃 13年 4月 〃 ストレージカンパニープレジデント 〃 15年 6月 〃 業務執行役員兼ストレージカンパニ 〃 16年 4月 〃 特別理事ホームネットワーク開発 〃 18年 6月 直樹 昭和23年10月27日生 昭和 45年 4月 平成 2年 11月 沖電気工業株式会社入社 〃 金融システム営業本部 営業第三部長 金融事業グループ長 〃 取締役副社長 〃 副社長執行役員 〃 取締役社長執行役員(現) 取締役 平本 任期 所有株式数 注1 127千株 注2 108千株 注2 30千株 常務執行役員 隆夫 専務執行役員 昭和27年7月31日生 常務執行役員 ープレジデント 本部副本部長 ソニーファシリティマネジメント株式会社 〃 19年 9月 〃 〃 〃 〃 情報通信事業グループシステム 〃 20年 4月 〃 執行役員 〃 〃 〃 〃 情報通信事業グループ金融事業 代表取締役社長 沖電気工業株式会社入社 機器カンパニーVP グループシステム機器カンパニー プレジデント 〃 〃 11月 〃 23年 4月 〃 〃 〃 〃 24年 1月 〃 〃 6月 〃 26年 4月 〃 〃 株式会社沖データ 〃 システム機器事業本部長 常務執行役員 取締役副社長 代表取締役社長(現) 沖電気工業株式会社取締役(現) 〃 - 31 - 専務執行役員(現) 氏名 (生年月日) 役名及び職名 取締役 竹内 敏尚 略歴 常務執行役員 昭和 55年 4月 平成 9年 7月 沖電気工業株式会社入社 〃 昭和32年5月20日生 システムビジネスグループ金融シ 任期 所有株式数 注2 46千株 ステム事業部Eコマース開発部長 〃 14年 4月 〃 ネットビジネスソリューションカ ンパニープレジデント 取締役 鎌上 信也 常務執行役員 昭和34年2月9日生 〃 20年 11月 〃 金融システム事業部長 〃 21年 4月 〃 執行役員 〃 23年 7月 〃 経営企画部長 〃 24年 4月 〃 常務執行役員(現) 〃 26年 4月 〃 統合営業本部長 〃 〃 〃 〃 情報責任者(現) 〃 〃 6月 〃 取締役(現) 〃 27年 1月 〃 社会システム事業本部長(現) 昭和 56年 4月 平成 13年 4月 沖電気工業株式会社入社 〃 注2 15千株 注1 29千株 注2 - 注1 10千株 システムソリューションカンパニ ーシステム機器事業部ハード開発 第二部長 〃 17年 4月 〃 情報通信事業グループシステム機 器カンパニーシステム機器開発本 部長 〃 22年 4月 〃 システム機器事業本部自動機事業 部長 〃 23年 4月 〃 執行役員 〃 〃 〃 〃 システム機器事業本部長 〃 24年 4月 〃 常務執行役員(現) 〃 26年 4月 〃 技術責任者(現) 〃 〃 6月 〃 取締役(現) 〃 27年 4月 〃 コンプライアンス責任者(現) 〃 〃 〃 〃 経営企画部長(現) 昭和 55年 4月 平成 14年 4月 〃 総合企画室主幹 〃 19年 10月 〃 経理部長 〃 20年 4月 〃 執行役員 〃 21年 6月 サクサホールディングス株式会社取締役(現) 〃 25年 1月 沖電気工業株式会社グループ企業部長 〃 27年 4月 〃 常務執行役員(現) 〃 〃 6月 〃 取締役(現) 昭和 50年 3月 早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学 〃 53年 7月 愛知学院大学法学部助教授 昭和22年2月17日生 〃 60年 12月 法学博士号(早稲田大学)取得 〃 61年 4月 獨協大学法学部教授 平成 3年 4月 早稲田大学商学部教授 〃 14年 4月 日本大学法学部教授 〃 15年 5月 弁護士登録(第一東京弁護士会所属) 〃 16年 4月 日本大学法科大学院教授(現) 〃 22年 6月 沖電気工業株式会社取締役(現) 昭和 38年 4月 ソニー株式会社入社 取締役 畠山 常務執行役員 昭和32年7月6日生 取締役 取締役 石山 森尾 俊也 卓磨 稔 昭和14年5月20日生 沖電気工業株式会社入社 〃 63年 6月 〃 取締役 平成 5年 6月 〃 取締役副社長 〃 12年 6月 〃 取締役副会長 〃 13年 6月 沖電気工業株式会社取締役 〃 16年 6月 ソニー株式会社 〃 18年 4月 〃 〃 24年 4月 株式会社チップワンストップアドバイザー(現) 〃 25年 6月 株式会社横浜銀行取締役(現) 〃 26年 6月 図研エルミック株式会社監査役 〃 27年 6月 沖電気工業株式会社取締役(現) - 32 - 顧問 社友(現) 氏名 (生年月日) 役名及び職名 常勤監査役 鈴木 久雄 略歴 昭和27年4月14日生 常勤監査役 田井 務 昭和 50年 4月 株式会社富士銀行入行 平成 12年 5月 〃 〃 14年 4月 〃 16年 6月 〃 17年 5月 〃 20年 4月 〃 21年 4月 〃 常務執行役員 〃 24年 4月 〃 専務執行役員 〃 25年 6月 〃 取締役 〃 27年 6月 〃 監査役(現) 昭和 52年 4月 平成 14年 4月 〃 〃 17年 4月 〃 〃 18年 4月 〃 グループ企業部長 〃 22年 4月 〃 執行役員 〃 〃 〃 〃 経営企画部長 〃 23年 4月 株式会社OKIソフトウェア代表取締役社長 〃 25年 6月 沖電気工業株式会社 監査役(現) 昭和 45年 4月 立石電機株式会社(現オムロン株式会社)入社 平成 4年 9月 〃 半導体販売事業部長 〃 12年 9月 〃 セミコンダクタ事業部長 〃 13年 6月 〃 執行役員常務 〃 19年 10月 〃 〃 〃 〃 専務執行役員 〃 20年 1月 〃 取締役副社長執行役員 〃 〃 9月 〃 〃 21年 6月 〃 〃 〃 〃 オフィス濱口開業(現) 〃 〃 〃 高知県新事業創出支援チームリーダ(現) 〃 22年 3月 〃 24年 4月 〃 〃 6月 沖電気工業株式会社監査役(現) 昭和 49年 4月 安田生命保険相互会社(現明治安田生命保険相互会 平成 5年 4月 〃 人事部人材開発室長 〃 12年 4月 〃 東京法人支社長 〃 14年 4月 〃 名古屋支社長 〃 16年 1月 〃 FP教育部長 〃 〃 10月 〃 銀座支社長 〃 17年 4月 〃 理事 〃 20年 4月 〃 23年 4月 〃 代表取締役社長 〃 24年 4月 〃 取締役 〃 〃 6月 任期 所有株式数 注3 61千株 注4 57千株 注5 6千株 注5 4千株 グローバル審査第一部長 株式会社みずほコーポレート銀行 審査第二部長 沖ウィンテック株式会社取締役 〃 常務取締役 沖電気工業株式会社 執行役員 沖電気工業株式会社入社 システムソリューションカンパニ 昭和29年5月20日生 ー経理部長 情報通信ビジネスグループ経理部 統括部長 監査役 濱口 邦憲 昭和21年11月21日生 エー・ディ・エム株式会社(現加賀デバイス株式会 社)入社 営業統括本部長 取締役副社長執行役員 管理本部長 監査役 吉田 薫 株式会社チップワンストップ監査役 〃 アドバイザー(現) 社)入社 昭和26年2月16日生 計 顧問就任(現) 銀座支社長 エムワイ総合企画株式会社専務取締役 沖電気工業株式会社監査役(現) 12名 - 33 - 493千株 (注) 1.平成27年6月から1年 2.平成26年6月から2年 3.平成27年6月から4年 4.平成25年6月から4年 5.平成24年6月から4年 6. 平成21年6月25日開催の第85回定時株主総会で役付取締役制を廃止しました。 7.取締役石山 卓磨及び森尾 稔は、社外取締役であります。 8.監査役濱口 邦憲及び吉田 薫は、社外監査役であります。 9.当社は、平成12年4月1日より業務執行と監督の分離による意思決定プロセスの迅速化を目的として執行役 員制度を導入しております。 平成27年6月24日における各執行役員の職位、氏名及び担当業務は次のとおりであります。 職位 氏名 担当業務 ※1 社長執行役員 川崎 秀一 総括 ※1 副社長執行役員 佐藤 直樹 財務責任者、コーポレート管掌、 ソリューション&サービス事業本部担当、 システム機器事業本部担当、金融営業本部担当、秘書室担当、 グループ企業部担当、総務部担当 ※2 専務執行役員 平本 隆夫 ※2 常務執行役員 竹内 敏尚 情報責任者、通信システム事業本部担当、 社会システム事業本部担当、社会システム事業本部長、 キャリア営業本部担当、官公営業本部担当、経済・政策調査部担当 ※2 プリンタ事業担当、(株)沖データ代表取締役社長 常務執行役員 鎌上 信也 コンプライアンス責任者、技術責任者、品質担当、経営企画部担当、 経営企画部長、人事部担当、研究開発センタ担当、 エンジニアリングサポートセンタ担当 ※2 常務執行役員 畠山 俊也 経理部担当、広報部担当、監査室担当 常務執行役員 田村 賢一 EMS事業本部担当、EMS事業本部長、調達センタ担当 常務執行役員 星 執行役員 中野 善之 OKI Brasil代表取締役社長 執行役員 毛利 誠二 システム機器事業本部長 執行役員 安東 信哉 執行役員 波多野 執行役員 猪﨑 哲也 情報企画部担当、情報企画部長 執行役員 橋本 雅明 統合営業本部担当、統合営業本部長、官公営業本部長 執行役員 遠藤 浩 プリンタ事業担当補佐、(株)沖データ専務取締役 執行役員 横田 潔 通信システム事業本部長 執行役員 小関 勝彦 システム機器事業本部海外・OEM事業部長 執行役員 坪井 正志 執行役員 片桐 勇一郎 社会システム事業本部副本部長、次世代社会インフラ事業推進室長 正幸 法人営業本部担当、パートナ営業本部担当、海外営業本部担当、 財務部担当 徹 海外営業本部長 ソリューション&サービス事業本部長 ソリューション&サービス事業本部情報システム事業部長 ※1は、代表取締役であります。 ※2は、取締役であります。 - 34 - 6【コーポレート・ガバナンスの状況等】 (1)【コーポレート・ガバナンスの状況】 ① 企業統治の体制 OKIグループ(当社及び連結子会社)は、多様なステークホルダーの信頼に応え、持続的な成長と中長期的 な企業価値の向上を図ることが経営の最重要課題であるとの認識に立ち、「経営の公正性・透明性の向上」「意 思決定プロセスの迅速化」「コンプライアンスの徹底およびリスク管理の強化」を基本方針として、コーポレー ト・ガバナンスの強化に取り組んでおります。 当社は監査役設置会社として「取締役会」及び「監査役会」を設置するとともに、執行役員制度を導入し、業 務執行と監督の分離による意思決定プロセスの迅速化を図っております。また独立した客観的な立場から実効性 の高い監督を行うため、複数の社外取締役を招聘し、人事・報酬に関わる任意の委員会を設置するなど、経営の 公正性・透明性の向上に努めております。監査役・監査役会による客観的な監査に加え、社外取締役を含むリス ク管理委員会の設置などにより、コンプライアンスの徹底およびリスク管理の強化に取り組んでおります。 取締役会は原則として月1回開催するほか、必要に応じて臨時に開催し、経営の基本方針など重要事項の決定 と業務執行の監督を行います。取締役会は8名で構成され、うち2名を独立性の高い社外取締役とすることによ り、経営の公正性・透明性の向上を図っております。なお、事業年度ごとの経営責任をより明確にするため、平 成27年6月24日開催の株主総会決議により、同株主総会及びそれ以降に選任される取締役の任期を1年としてい ます。 監査役会は4名の監査役で構成され、うち2名は独立性の高い社外監査役となっております。監査役は、監査 役会で決定した監査方針、方法等に基づき、取締役会その他の重要な会議への出席、取締役などから受領した報 告内容の検証、会社の業務及び財産の状況に関する調査などを行い、社外取締役、及び内部監査部門である監査 室や会計監査人との緊密な連携のもと、取締役の職務執行の監査を行います。 当社は、取締役会で決定された経営方針に基づいて業務を執行する執行役員を設置することで、業務執行と監 督を分離し、意思決定プロセスの迅速化を図っております。さらに、社長執行役員の意思決定を補佐する機関と して、「執行役員会」を設置しております。 当社は、役員の選任及び役員報酬の決定にかかわるプロセスの透明性を確保するため、任意の委員会として 「人事・報酬諮問委員会」を設置しております。同委員会は社外取締役を主要な構成員とし、取締役・執行役員 等の選解任ならびに報酬体系・水準などについて客観的な視点から審議の上、取締役会に答申を行います。 さらに、業務執行に伴うリスクを把握し的確に対処するため、社外取締役及び監査役をアドバイザリーとする 「リスク管理委員会」を設置し、コンプライアンスの徹底およびリスク管理の強化を図っております。 OKIグループのコーポレート・ガバナンス体制の模式図は以下のとおりであります。 ② 内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備状況 当社は、会社法及び会社法施行規則に基づき、以下のとおり「内部統制システム構築の基本方針」を定め、業 務の適正を確保するための体制を整備しております。また、金融商品取引法に基づく内部統制報告制度に対応し て内部統制報告書を関東財務局へ提出し、財務報告に係る内部統制の有効性に対する評価結果を開示しておりま す。 - 35 - 内部統制システム構築の基本方針: イ.取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制 1)コンプライアンスを確保するための基礎として、「OKIグループ企業行動憲章」、「OKIグループ 行動規範」を定める。また役員は「コンプライアンス宣言」に則り、コンプライアンス活動を率先垂範 する。 2)コンプライアンス責任者を委員長とするコンプライアンス委員会を設置し、コンプライアンスプログラ ムに関する基本方針を審議・検討する。 3)コンプライアンス委員会で決定された基本方針に基づき、コンプライアンス所管部門が取締役及び使用 人への教育研修等の具体的な施策を企画・立案・推進する。教育研修に関しては、eラーニング等の仕 組みを活用し、各人のコンプライアンスに対する意識向上を図る。 4)社外取締役、監査役にも通報する仕組みを有する内部通報規程を定め、通報・相談窓口を設置すること により、不正行為の早期発見と是正を図る。 5)市民社会の秩序や安全を脅かす反社会的勢力に対しては、警察等関連機関と連携し、組織全体として一 切の関係を遮断するように毅然とした態度で臨む。 ロ.取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制 取締役の職務執行に係る情報については、法令・社内規程に則り適切に保存・保管をする。 ハ.損失の危険の管理に関する規程その他の体制 1)リスク管理委員会を設置して、当社及びグループ各社の事業活動に伴うリスクを的確に把握し、その顕 在化を防ぐための施策を推進する。 2)リスクマネジメント規程に則り、各部門はその担当業務に関連して発生しうるリスクの管理を行う。全 社的な管理を必要とするリスクについては統括部門を定め、統括部門はリスクを評価した上で対応方針 を決定し、これに基づき適切な体制を構築する。 3)リスク発生時には全社緊急対策本部を設置し、これにあたる。 ニ.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制 1)定例の取締役会を原則として毎月1回開催し、重要事項の決定ならびに取締役の業務執行状況の監督等 を行う。 2)執行役員等で構成する執行役員会を開催し、業務執行に関する基本的事項及び重要事項に係る意思決定 を機動的に行う。 3)業務執行に当たっては業務分掌規程、権限規程において責任と権限を定める。 ホ.当社及び子会社からなる企業集団における業務の適正を確保するための体制 1)グループ各社における業務の適正を確保するため、グループ全体に適用する価値観として「OKIグル ープ企業行動憲章」を定める。グループ各社の全役員・社員が準拠すべき行動の規範として「OKIグ ループ行動規範」を定め周知徹底を図る。 2)当社コンプライアンス所管部門は、グループ各社のコンプライアンス推進責任者を通じグループ共通の コンプライアンス推進の諸施策をグループ内に展開する。さらに、各社における施策の遂行状況を定期 的なモニタリングにより把握し、コンプライアンス委員会に報告する。 3)グループ各社は、その社外取締役、監査役にも通報する仕組みを有する内部通報規程を定め、通報・相 談窓口を設置し、当社への報告の上、不正行為の早期発見と是正を図る。 4)経営管理については、グループ企業管理規程に則り、グループ各社から定期的及び適時に必要な報告を 受け、経営実態を把握し、グループ各社の機関設計、規程体系、事業計画等をはじめとして必要な助 言・指導を行う。 5)当社及びグループ各社は、財務報告の信頼性を確保するために関連諸法に基づき、財務報告に係る内部 統制システムを整備し、その維持・改善に努める。 へ.監査役の職務を補助すべき使用人に関する体制 1)監査役の職務を補助するものとして監査役スタッフを置く。 2)独立性や指示の実効性を確保するため、監査役スタッフは取締役の指揮命令に服さない使用人を配置す るとともに、その人事異動、人事評価については、監査役会の事前の同意を得るものとする。 ト.取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制 1)取締役は、会社に著しい損害をおよぼすおそれのある事実があることを発見したときは、法令に従い、 - 36 - 直ちに監査役に報告する。 2)常勤監査役は、取締役会のほか、重要な意思決定の過程及び業務の執行状況を把握するため、執行役員 会に出席をするとともに、主要な稟議書を閲覧する。 3)監査役はアドバイザリーとしてリスク管理委員会に出席し、必要な報告を受ける。 4)監査役は内部通報規程に基づき内部通報を受けるとともに、内部通報所管部門から半期毎にその運用状 況の報告を受ける。 5)監査役は内部統制システムの構築状況及び運用状況についての報告を取締役及び使用人から定期的に受 けるほか、必要と判断した事項については取締役及び使用人に対して報告を求めることができる。 6)監査役に対する報告をした者は当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないものとする。 チ.その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制 1)監査役は、会社の業務及び財産の状況の調査その他の監査職務の遂行にあたり、内部監査部門と緊密な 連携を保ち、効率的・実効的な監査を実施する。 2)監査役は、会計監査人との定期的な会合、会計監査人の往査等への立ち会いのほか、会計監査人に対し 監査の実施経過について適宜報告を求める等、会計監査人と緊密な連携を保ち、効率的な監査を実施す る。 3)監査役の職務を執行する上で必要となる費用は、会社が支払うものとする。 ③ 内部監査及び監査役監査の状況 監査役は、社外監査役2名とそれ以外の常勤監査役2名で構成される監査役会で決定した監査方針、方法等に 基づき、取締役会その他の重要な会議への出席、取締役などから受領した報告内容の検証、会社の業務及び財産 の状況に関する調査等を行い、取締役の職務執行を監査しております。 また、「監査室」は、内部監査士6名を含む10名から構成され、内部監査機能並びにOKIグループの財務報 告に係る内部統制構築、監督機能を有しております。監査室による内部監査は、会社業務全般について、その実 態を適正に把握するとともに、業務遂行の過誤不正を発見、防止し、経営の合理化及び業務の改善を支えていく ことを目的としております。 なお、監査役は、会社の業務及び財産の状況の調査その他の監査職務の遂行にあたり、内部監査部門と緊密な 連携を保ち、効率的・実効的な監査を実施するとともに、会計監査人との定期的な会合、会計監査人の往査等へ の立ち会いのほか、会計監査人に対し監査の実施経過について適宜報告を求める等、会計監査人と緊密な連携を 保ち、効率的な監査を実施しております。 ④ 社外取締役及び社外監査役 当社の社外取締役は2名、社外監査役は2名であります。 イ.社外取締役及び社外監査役と当社との人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係 各社外取締役及び社外監査役は、OKIグループ(当社及び当社の関係会社)の出身ではありません。 社外取締役石山 社外取締役森尾 卓磨は、日本大学法科大学院教授であります。 稔は、ソニー株式会社の社友であり、株式会社横浜銀行の社外取締役であります。 社外監査役濱口 邦憲は、立石電機株式会社(現オムロン株式会社)の出身であり、現在は加賀デバイ ス株式会社の顧問であります。 社外監査役吉田 薫は、安田生命保険相互会社(現明治安田生命保険相互会社)、エムワイ総合企画株 式会社の出身であります。 各社外取締役及び社外監査役は、OKIグループから取締役、監査役報酬以外に多額の報酬は受け取っ ておらず、OKIグループとの間に特別の利害関係はありません。また、各社外取締役及び社外監査役が 過去及び現在所属している企業等は、OKIグループの主要株主や主要な取引先などではなく、OKIグ ループとの間に特別の利害関係はありません。 ロ.社外取締役及び社外監査役が当社のコーポレート・ガバナンスにおいて果たす機能及び役割 当社は、社外取締役、社外監査役を選任することで、業務執行の監督機能を強化すると共に、その社外 での豊富な経験、知見により、当社の更なる経営効率向上を図り、一般株主の利益に配慮した公平で公正 な決定がなされる仕組みを設けております。 具体的な活動状況は、社外取締役は、取締役会の意思決定の妥当性・適正性を確保するため、助言・提 言を行っております。一方社外監査役は、取締役会の審議に関して、取締役の経営判断の適法性等を判断 し、当社の適正な監査意見を形成する活動を行っております。更に会計監査人からは、その職務の執行状 況について報告を受け、必要に応じて説明を求めております。また内部監査部門、内部統制部門と意思疎 通を図り、情報の収集及び監査の環境整備に努めております。 - 37 - ハ.社外取締役及び社外監査役の独立性に関する考え方 当社は以下の方針に基づいて社外取締役及び社外監査役を選任しております。 1)OKIグループの業務執行者*1でないこと。 2)OKIグループを主要な取引先(OKIグループへの売上高が、当該取引先グループの総売上高の 2%を越える者)とする者またはその業務執行者でないこと。 3)OKIグループの主要な取引先(当該取引先へのOKIグループの売上高が、OKIグループ総売 上高の2%を超える者)またはその業務執行者でないこと。 4)当社の主要株主(総議決権の10%以上の議決権を直接または間接的に保有している者)またはその 業務執行者でないこと。 5)OKIグループが主要株主となっている者の業務執行者でないこと。 6)OKIグループから役員報酬以外に多額の金銭(年間1,000万円超)その他の財産(年間1,000万円 超相当の財産)を得ているコンサルタント、公認会計士等の会計専門家、弁護士等の法律専門家 (当該財産を得ている者が法人、組合等の団体である場合には、当該団体に所属する者をいう。) でないこと。 7)当社の法定監査を行う監査法人に所属する者でないこと。 8)過去10年間において、上記1)から7)までに該当していた者でないこと。 9)下記に掲げる者の二親等以内の近親者でないこと。 a.上記2)から7)までに掲げる者(但し、2)から5)までの「業務執行者」においては重要 な業務執行者*2、6)の「団体に所属する者」においては重要な業務執行者及びその団体が監査法 人や法律事務所等の会計や法律の専門家団体の場合は公認会計士、弁護士等の専門的な資格を有す る者、並びに7)の「監査法人に所属する者」においては重要な業務執行者及び公認会計士等の専 門的な資格を有する者に限る。) b.OKIグループの重要な業務執行者。 c.過去10年間において、上記bに該当した者。 「業務執行者」とは、取締役(除く社外取締役)、執行役員、使用人等の業務執行をする者を いう。 *1 *2 「重要な業務執行者」とは、取締役(除く社外取締役)、執行役員、部門長等の重要な業務執 行をする者をいう。 当社は以上の方針に加え、それぞれの専門分野での経験や、知識が現在の当社にとって有用であることを 踏まえ、社外取締役、社外監査役を選任しています。 以上の方針に基づき選任している社外取締役2名、社外監査役2名は、一般株主と利益相反が生ずるおそ れがないと判断し、証券取引所に独立役員として届け出ております。 当社は、会社法第427条第1項に基づき、社外取締役及び社外監査役との間で責任限定契約を締結しておりま す。その内容は、社外取締役及び社外監査役が、その任務を怠ったことにより当社に損害賠償責任を負う場合 に、その責任の原因となった職務の執行について善意でかつ重大な過失がないときに限り、法令に規定する最低 責任限度額を限度として責任を負う、というものであります。 ⑤ 役員報酬等 イ.役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数 報酬等の種類別の総額(百万円) 役員区分 取締役 報酬等の総額 (百万円) 基本報酬 ストック オプション 賞与 対象となる 役員の員数 (人) 退職慰労金 268 228 - 40 - 6 監査役 (社外監査役を除く。) 46 46 - - - 2 社外役員 24 24 - - - 3 (社外取締役を除く。) ロ.役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針の内容及び決定方法 当社では、役員報酬の水準や仕組みの透明性維持のために社外取締役を含む委員からなる「人事・報酬諮問 委員会」を設置し、当該委員会において役員報酬等を決定しております。 - 38 - ⑥ 株式の保有状況 イ.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式 141銘柄 27,363百万円 ロ.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計上額及び保有目 的 (前事業年度) 特定投資株式 銘柄 東京建物(株) 株式数(株) 貸借対照表計上額 (百万円) 保有目的 3,078,632 2,724 取引関係の維持強化 11,045,920 2,253 取引関係の維持強化 1,697,363 1,802 取引関係の維持強化 日本電信電話(株) 306,000 1,719 取引関係の維持強化 KDDI(株) 254,200 1,519 取引関係の維持強化 スルガ銀行(株) 446,500 811 取引関係の維持強化 (株)紀陽銀行 544,448 719 取引関係の維持強化 (株)鹿児島銀行 721,000 472 取引関係の維持強化 (株)中国銀行 252,000 346 取引関係の維持強化 76,120 335 取引関係の維持強化 NKSJホールディングス(株) 125,000 331 取引関係の維持強化 安田倉庫(株) 300,000 329 取引関係の維持強化 2,000,367 318 取引関係の維持強化 (株)村田製作所 32,065 312 取引関係の維持強化 (株)東日本銀行 1,143,000 290 取引関係の維持強化 (株)阿波銀行 416,744 228 取引関係の維持強化 (株)岡三証券グループ 226,000 196 取引関係の維持強化 1,080,000 194 取引関係の維持強化 580,100 113 取引関係の維持強化 36,000 101 取引関係の維持強化 (株)みずほフィナンシャルグル ープ 日本精工(株) (株)三井住友フィナンシャルグ ループ サクサホールディングス(株) (株)みなと銀行 フィデアホールディングス(株) パナソニックインフォメーション システムズ(株) - 39 - みなし保有株式 銘柄 株式数(株) 貸借対照表計上額 (百万円) 保有目的 ヒューリック(株) 29,631,000 41,898 議決権の行使 岡谷電機産業(株) 3,602,000 1,390 議決権の行使 サクサホールディングス(株) 6,059,000 963 議決権の行使 芙蓉総合リース(株) 111,500 413 議決権の行使 (株)千葉興業銀行 492,000 352 議決権の行使 東海旅客鉄道(株) 18,000 217 議決権の行使 TPR(株) 120,300 189 議決権の行使 安田倉庫(株) 165,300 181 議決権の行使 (株)肥後銀行 315,000 173 議決権の行使 18,300 139 議決権の行使 東日本旅客鉄道(株) (注)貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。 - 40 - (当事業年度) 特定投資株式 銘柄 株式数(株) 貸借対照表計上額 (百万円) 保有目的 日本精工(株) 1,697,363 2,983 取引関係の維持強化 東京建物(株) 3,078,632 2,709 取引関係の維持強化 11,045,920 2,331 取引関係の維持強化 日本電信電話(株) 306,000 2,263 取引関係の維持強化 KDDI(株) 254,200 2,074 取引関係の維持強化 スルガ銀行(株) 446,500 1,114 取引関係の維持強化 (株)紀陽銀行 544,448 911 取引関係の維持強化 (株)鹿児島銀行 721,000 589 取引関係の維持強化 (株)村田製作所 32,065 530 取引関係の維持強化 2,000,367 486 取引関係の維持強化 125,000 466 取引関係の維持強化 252,000 452 取引関係の維持強化 1,143,000 432 取引関係の維持強化 76,120 350 取引関係の維持強化 300,000 302 取引関係の維持強化 1,080,000 300 取引関係の維持強化 (株)阿波銀行 416,744 283 取引関係の維持強化 (株)岡三証券グループ 226,000 215 取引関係の維持強化 89,000 204 取引関係の維持強化 36,000 141 取引関係の維持強化 (株)みずほフィナンシャルグル ープ サクサホールディングス(株) 損保ジャパン日本興亜ホールディ ングス(株) (株)中国銀行 (株)東日本銀行 (株)三井住友フィナンシャルグ ループ 安田倉庫(株) (株)みなと銀行 日本ドライケミカル(株) パナソニックインフォメーション システムズ(株) - 41 - みなし保有株式 銘柄 貸借対照表計上額 (百万円) 株式数(株) 保有目的 ヒューリック(株) 29,631,000 40,031 議決権の行使 岡谷電機産業(株) 3,602,000 1,617 議決権の行使 サクサホールディングス(株) 6,059,000 1,472 議決権の行使 芙蓉総合リース(株) 111,500 538 議決権の行使 (株)千葉興業銀行 492,000 394 議決権の行使 東海旅客鉄道(株) 18,000 391 議決権の行使 TPR(株) 120,300 387 議決権の行使 (株)肥後銀行 315,000 232 議決権の行使 18,300 176 議決権の行使 165,300 166 議決権の行使 東日本旅客鉄道(株) 安田倉庫(株) (注)貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。 ハ.保有目的が純投資目的である投資株式 前事業年度 (百万円) 当事業年度(百万円) 貸借対照表計 上額の合計額 貸借対照表計 上額の合計額 1,953 3,016 上場株式 受取配当金 の合計額 売却損益 の合計額 45 評価損益 の合計額 - 1,624 ⑦ 会計監査の状況 会計監査については新日本有限責任監査法人を選任しております。定期的に会計監査を受けるほか、随時相談 を行うことで、会計処理の透明性と正確性の向上に努めております。 会計監査を執行した公認会計士及び監査業務に係る補助者の構成は以下のとおりであります。 会計監査を執行した公認会計士 ・新日本有限責任監査法人 指定有限責任社員 ・新日本有限責任監査法人 ・新日本有限責任監査法人 指定有限責任社員 指定有限責任社員 業務執行社員 木村 修 業務執行社員 業務執行社員 佐藤 薄井 晶 誠 ・新日本有限責任監査法人 指定有限責任社員 業務執行社員 山川 幸康 (※1)継続監査年数については、全員7年以下のため記載を省略しております。 (※2)同監査法人はすでに自主的に業務執行社員について、当社の会計監査に一定期間を超えて関与するこ とのないよう措置をとっております。 監査業務に係る補助者の構成 ・公認会計士15名 ・その他28名 - 42 - ⑧ 取締役に関する事項 イ.取締役の定数 当社の取締役は15名以内とする旨を定款に定めております。 ロ.取締役の選任決議要件 取締役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権3分の1以上を有する株主が出席し、そ の議決権の過半数をもって行う旨を定款に定めております。 ⑨ 株主総会決議に関する事項 イ.自己の株式の取得の決定機関 機動的な資本政策の遂行のため、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって市場取引等 により自己の株式を取得することができる旨を定款に定めております。 ロ.中間配当の決定機関 株主への機動的な利益還元を行うため、取締役会の決議によって、中間配当をすることができる旨を定款に 定めております。 ハ.株主総会の特別決議要件 株主総会の円滑な運営を行うため、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決 権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上を もって行う旨を定款で定めております。 ⑩ 株主その他利害関係者に関する施策の実施状況 イ.株主総会の活性化及び議決権行使の円滑化に向けての取組み状況 株主が定時株主総会等に参加しやすくするために、株主総会招集通知を総会開催日の3週間前に早期発送し ており、2002年6月より、電磁的方法による議決権行使を実施しております。また、英文招集通知のウェブサ イト開示、ICJによる機関投資家向け議決権システムに参加しております。 ロ.IRに関する活動状況 アナリスト、機関投資家などに対して、四半期毎に決算説明会を開催するとともに中期経営計画などに関す る経営説明会を適宜開催し、代表者もしくは経理担当役員が説明しております。IR関連資料については、あ らゆる投資家の方にご覧いただけるように、「投資家の皆様へ」としてまとめてウェブサイトに掲載しており ます。また、IR専任部署として、広報部内にIR室(専任2名)を設置しております。 ハ.ステークホルダーの立場の尊重に係る取組み状況 1)社内規程等によるステークホルダーの立場の尊重についての規定 「OKIグループ企業行動憲章」において、「すべてのステークホルダーの皆様の信頼を得ることが、企 業価値向上の基盤である」という基本姿勢を明示しております。2012年10月には、ステークホルダーの信頼 に応えるため、コンプライアンスの徹底を経営陣が率先垂範することを明示した「コンプライアンス宣言」 を制定しております。 2)環境保全活動、CSR活動等の実施 環境保全活動については「OKIグループ環境ビジョン2020」を掲げ、「OKIグループ環境方針」のも と環境経営を実践し、グループ全体をマネジメントしております。また、環境活動計画を策定し、中長期目 標と年度目標を定めて取り組みを推進しております。 CSRについては「OKIグループ企業行動憲章」及び「OKIグループ行動規範」の社員への徹底を基 盤に、社内各部門においてステークホルダーの信頼を得るための諸活動に取り組んでおります。 CSR及び環境に関わる活動状況については「社会・環境レポート」を発行し、冊子及びウェブサイトの 形で公開しております。 3)ステークホルダーに対する情報提供に係る方針等の策定 「OKIグループ企業行動憲章」の項目として「コミュニケーション」を掲げ、「OKIグループは、広 く社会とコミュニケーションを行い、企業情報を適時かつ公正に開示します。」という基本方針を明示して おります。また「OKIグループ行動規範」において、この基本方針を役員・社員一人ひとりが実行するた めの規範項目を定めております。 - 43 - (2)【監査報酬の内容等】 ①【監査公認会計士等に対する報酬の内容】 前連結会計年度 区分 監査証明業務に基づく 報酬(百万円) 提出会社 連結子会社 計 当連結会計年度 非監査業務に基づく 報酬(百万円) 監査証明業務に基づく 報酬(百万円) 非監査業務に基づく 報酬(百万円) 135 - 138 7 73 - 71 - 208 - 209 7 ②【その他重要な報酬の内容】 (前連結会計年度) 当社は、当社の監査法人と同一のネットワークに属しているErnst & Youngに対して、監査証明業務に基づく 報酬14百万円、非監査業務に基づく報酬1百万円を支払っております。 また当社の連結子会社であるOKI EUROPE LTD.他は、当社の監査法人と同一のネットワークに属しているErnst & Youngに対して、監査証明業務に基づく報酬197百万円、非監査業務に基づく報酬63百万円を支払っておりま す。 (当連結会計年度) 当社は、当社の監査法人と同一のネットワークに属しているErnst & Youngに対して、監査証明業務に基づく 報酬2百万円、非監査業務に基づく報酬0百万円を支払っております。 また当社の連結子会社であるOKI EUROPE LTD.他は、当社の監査法人と同一のネットワークに属しているErnst & Youngに対して、監査証明業務に基づく報酬267百万円、非監査業務に基づく報酬89百万円を支払っておりま す。 ③【監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容】 (前連結会計年度) 該当事項はありません。 (当連結会計年度) 当社は、監査法人に対して、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)である、「国際財 務報告基準への移行等にかかる助言業務」を委託し、対価を支払っております。 ④【監査報酬の決定方針】 当社の監査法人に対する監査報酬の決定は、規程等で特に定めておりませんが、監査法人の監査計画等を十 分勘案のうえ、監査時間、監査内容等の妥当性を検証したうえで行っております。なお、監査報酬決定に際し ては、会社法第399条の規定に基づき、監査役会の同意を得ております。 - 44 - 第5【経理の状況】 1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について (1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28 号)に基づいて作成しております。 (2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下 「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。 また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成してお ります。 2.監査証明について 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(平成26年4月1日から平成27年3月 31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(平成26年4月1日から平成27年3月31日まで)の財務諸表について、新日 本有限責任監査法人による監査を受けております。 3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて 当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、以下のとおりで あります。 (1)会計基準等の内容を適切に把握し、会計基準等の変更等について的確に対応することができる体制を整備する ため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、各種セミナー等に参加しております。 (2)将来の指定国際会計基準の適用を検討するに当たり、国際財務報告基準(IFRS)と日本基準の差異把握や 影響等の調査を行っております。 - 45 - 1【連結財務諸表等】 (1)【連結財務諸表】 ①【連結貸借対照表】 前連結会計年度 (平成26年3月31日) 資産の部 流動資産 現金及び預金 受取手形及び売掛金 有価証券 製品 仕掛品 原材料及び貯蔵品 繰延税金資産 その他 貸倒引当金 流動資産合計 固定資産 有形固定資産 建物及び構築物(純額) 機械装置及び運搬具(純額) 工具、器具及び備品(純額) 土地 建設仮勘定 有形固定資産合計 無形固定資産 投資その他の資産 投資有価証券 退職給付に係る資産 その他 貸倒引当金 投資その他の資産合計 固定資産合計 資産合計 負債の部 流動負債 支払手形及び買掛金 短期借入金 未払費用 未払法人税等 その他 流動負債合計 固定負債 長期借入金 リース債務 繰延税金負債 役員退職慰労引当金 退職給付に係る負債 その他 固定負債合計 負債合計 - 46 - (単位:百万円) 当連結会計年度 (平成27年3月31日) 46,901 133,383 4,000 34,203 22,652 28,429 6,503 11,133 △8,684 278,522 ※2 22,471 10,808 10,110 ※2 12,201 601 ※1 56,193 53,632 137,895 - 37,355 22,406 26,293 9,647 14,339 △7,940 293,629 ※2 23,069 10,648 10,211 ※2 12,461 785 ※1 57,176 9,600 ※2,※3 32,634 27,507 8,882 △828 68,196 133,991 412,514 73,312 ※2 104,478 34,956 2,797 26,728 242,272 ※2 14,526 4,912 18,307 368 20,225 19,982 78,322 320,595 10,240 ※2,※3 38,432 30,478 10,221 △820 78,311 145,728 439,358 79,053 ※2 63,329 36,060 5,965 27,171 211,580 ※2 44,241 4,499 19,340 378 22,817 15,084 106,362 317,943 前連結会計年度 (平成26年3月31日) 純資産の部 株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計 その他の包括利益累計額 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 退職給付に係る調整累計額 その他の包括利益累計額合計 新株予約権 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計 44,000 21,554 18,382 △432 83,504 4,333 △389 △10,358 11,644 5,230 79 3,104 91,918 412,514 - 47 - (単位:百万円) 当連結会計年度 (平成27年3月31日) 44,000 21,554 41,989 △453 107,090 8,291 △72 △10,433 14,750 12,536 79 1,708 121,414 439,358 ②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】 【連結損益計算書】 前連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 売上高 売上原価 売上総利益 販売費及び一般管理費 営業利益 営業外収益 受取利息 受取配当金 持分法による投資利益 為替差益 雑収入 営業外収益合計 営業外費用 支払利息 シンジケートローン手数料 雑支出 営業外費用合計 経常利益 特別利益 投資有価証券売却益 負ののれん発生益 受取保険金 事業譲渡益 特別利益合計 特別損失 固定資産処分損 減損損失 事業構造改善費用 子会社整理損 特別損失合計 税金等調整前当期純利益 法人税、住民税及び事業税 過年度法人税等 法人税等調整額 法人税等合計 少数株主損益調整前当期純利益 少数株主利益又は少数株主損失(△) 当期純利益 - 48 - (自 至 当連結会計年度 平成26年4月1日 平成27年3月31日) ※1,※3 483,112 354,635 ※1,※3 540,153 399,647 ※2,※3 128,477 101,281 ※2,※3 140,506 108,090 27,196 103 796 339 11,277 1,350 13,867 2,522 446 1,439 4,409 36,655 553 102 322 123 1,102 ※4 659 184 4,311 841 5,995 31,761 3,820 - 394 4,214 27,546 187 27,359 (単位:百万円) 32,415 290 767 652 7,035 1,042 9,787 2,357 723 1,194 4,274 37,928 225 - - - 225 ※4 621 - - - 621 37,532 4,179 ※5 3,546 △2,359 5,365 32,166 △924 33,091 【連結包括利益計算書】 前連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 少数株主損益調整前当期純利益 その他の包括利益 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 退職給付に係る調整額 持分法適用会社に対する持分相当額 その他の包括利益合計 包括利益 (内訳) 親会社株主に係る包括利益 少数株主に係る包括利益 ※ - 49 - (単位:百万円) (自 至 当連結会計年度 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 27,546 2,099 266 △7,511 - 40 △5,104 32,166 3,930 317 △82 3,148 △17 ※ 7,295 22,442 22,237 205 39,462 40,395 △932 ③【連結株主資本等変動計算書】 前連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) (単位:百万円) 株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 44,000 21,554 △7,788 △399 57,366 会計方針の変更による累積 的影響額 - 会計方針の変更を反映した当 期首残高 44,000 21,554 △7,788 △399 57,366 剰余金の配当 △1,032 △1,032 当期純利益 27,359 27,359 自己株式の取得 △32 △32 合併による増加 157 157 連結範囲の変動 △313 △313 株主資本以外の項目の当期 変動額(純額) - - 26,171 △32 26,138 44,000 21,554 18,382 △432 83,504 当期首残高 当期変動額 当期変動額合計 当期末残高 自己株式 株主資本合計 その他の包括利益累計額 その他有価 証券評価差 額金 繰延ヘッジ 損益 2,192 △656 △2,829 - △1,293 79 473 56,625 会計方針の変更による累積 的影響額 - 会計方針の変更を反映した当 期首残高 2,192 △656 △2,829 - △1,293 79 473 56,625 剰余金の配当 △1,032 当期純利益 27,359 自己株式の取得 △32 合併による増加 157 連結範囲の変動 △313 2,140 266 △7,528 11,644 6,523 - 2,631 9,155 当期変動額合計 2,140 266 △7,528 11,644 6,523 - 2,631 35,293 当期末残高 4,333 △389 △10,358 11,644 5,230 79 3,104 91,918 当期首残高 当期変動額 株主資本以外の項目の当期 変動額(純額) その他の包 為替換算調 退職給付に係 括利益累計 整勘定 る調整累計額 額合計 - 50 - 新株予約権 少数株主持分 純資産合計 当連結会計年度(自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) (単位:百万円) 株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 44,000 21,554 18,382 △432 83,504 会計方針の変更による累積 的影響額 △4,522 △4,522 会計方針の変更を反映した当 期首残高 44,000 21,554 13,860 △432 78,982 剰余金の配当 △4,962 △4,962 当期純利益 33,091 33,091 自己株式の取得 △21 △21 合併による増加 - 連結範囲の変動 0 0 株主資本以外の項目の当期 変動額(純額) - - 28,129 △21 28,107 44,000 21,554 41,989 △453 107,090 当期首残高 当期変動額 当期変動額合計 当期末残高 自己株式 株主資本合計 その他の包括利益累計額 その他有価 証券評価差 額金 繰延ヘッジ 損益 4,333 △389 △10,358 11,644 5,230 79 3,104 91,918 会計方針の変更による累積 的影響額 △4,522 会計方針の変更を反映した当 期首残高 4,333 △389 △10,358 11,644 5,230 79 3,104 87,396 剰余金の配当 △4,962 当期純利益 33,091 自己株式の取得 △21 合併による増加 - 連結範囲の変動 0 3,958 317 △75 3,106 7,305 - △1,395 5,910 当期変動額合計 3,958 317 △75 3,106 7,305 - △1,395 34,018 当期末残高 8,291 △72 △10,433 14,750 12,536 79 1,708 121,414 当期首残高 当期変動額 株主資本以外の項目の当期 変動額(純額) その他の包 為替換算調 退職給付に係 括利益累計 整勘定 る調整累計額 額合計 - 51 - 新株予約権 少数株主持分 純資産合計 ④【連結キャッシュ・フロー計算書】 前連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 営業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 引当金の増減額(△は減少) 受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益(△は益) 固定資産処分損益(△は益) 売上債権の増減額(△は増加) たな卸資産の増減額(△は増加) 仕入債務の増減額(△は減少) 未払費用の増減額(△は減少) その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 保険金の受取額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 有価証券の償還による収入 有形固定資産の取得による支出 無形固定資産の取得による支出 投資有価証券の売却による収入 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による 支出 その他の支出 その他の収入 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 短期借入金の純増減額(△は減少) 長期借入れによる収入 長期借入金の返済による支出 セール・アンド・リースバックによる収入 リース債務の返済による支出 配当金の支払額 その他 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 現金及び現金同等物の期首残高 新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 非連結子会社との合併に伴う現金及び現金同等物の 増加額 現金及び現金同等物の期末残高 - 52 - (自 至 当連結会計年度 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 31,761 14,249 △20,352 △900 2,522 △553 634 5,009 △371 △3,075 586 3,823 33,333 900 △2,546 1,576 △1,396 31,868 500 △7,771 △3,664 446 37,532 14,464 △1,945 △1,057 2,357 △224 590 8,693 3,905 △8,906 356 △7,894 47,871 1,047 △2,423 - △5,495 40,999 - △10,598 △3,931 319 △2,746 △2,717 △1,815 1,073 △13,977 △2,056 20,440 △21,212 1,969 △2,338 △1,032 △41 △4,270 1,084 14,703 35,894 32 △2,084 428 △18,583 △12,442 48,460 △49,637 927 △3,084 △4,917 △28 △20,724 997 2,688 50,866 44 235 - ※ (単位:百万円) 50,866 ※ 53,598 【注記事項】 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 1.連結の範囲に関する事項 子会社96社のうち89社が連結の範囲に含められております。残りのOKI BR ARGENTINA S.A.他6社の総資産、利 益剰余金等、売上高及び当期純損益は個々にみてもまた全体としても小規模であり重要ではないので連結の範囲に 含められておりません。 なお、智沖伝感器(上海)有限公司は新たに設立したため、OKI PROSERVE(THAILAND)CO.,LTD.、OKI INDIA PRIVATE LIMITEDは子会社の相対的重要性の増加により、当連結会計年度より連結の範囲に含めることとしており ます。 また、OKI SYSTEMS(HONG KONG)PTE.LTD.、(株)ペイメントファースト、(株)沖情報システムズ、(株) OKI ACCESS テクノロジーズは清算により、連結の範囲から消滅しております。 主要な連結子会社名については、「第1 企業の概況 4.関係会社の状況」の項に記載しております。 2.持分法の適用に関する事項 非連結子会社7社及び関連会社5社のうち4社に対する投資について持分法を適用しております。 適用外の非連結子会社OKI BR ARGENTINA S.A.他6社及び関連会社タウンネットワークサービス(株)は、それ ぞれ当期純損益及び利益剰余金等に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がありません。 主要な持分法適用関連会社名については、「第1 す。 企業の概況 4.関係会社の状況」の項に記載しておりま 3.連結子会社の事業年度等に関する事項 連結子会社であるOKI BRASIL INDÚSTRIA E COMÉRCIO DE PRODUTOS E TECNOLOGIA EM AUTOMAÇÃO S.A.の決算日は 連結決算日と異なる12月31日でありますが、同社の決算日現在の財務諸表を使用しております。ただし、連結決算 日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。 4.会計処理基準に関する事項 (イ)重要な資産の評価基準及び評価方法 ①有価証券 …当社及び国内連結子会社は、保有目的等の区分に応じて、それぞれ以下の通り評価しております。海外連 結子会社は、低価法を採用しております。 その他有価証券 時価のあるもの …決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均 法により算定しております。) 時価のないもの …移動平均法に基づく原価法 ②たな卸資産 …当社及び国内連結子会社はそれぞれ以下の通り評価しております。海外連結子会社は主として低価法を採 用しております。 製品 …主として移動平均法に基づく原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方 法) 仕掛品 …主として個別法に基づく原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 原材料及び貯蔵品 …主として移動平均法に基づく原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方 法) - 53 - ③デリバティブ …時価法 (ロ)重要な減価償却資産の減価償却の方法 ①有形固定資産(リース資産を除く) …当社及び国内連結子会社は、主として定率法を採用し、海外連結子会社は、主として定額法を採用してお ります。 ②無形固定資産(リース資産を除く) …当社及び国内連結子会社は、定額法を採用しております。 なお、市場販売目的のソフトウェアは見込販売有効期間(3年)における見込販売数量に基づく償却方法 を、また、自社利用のソフトウェアは見込利用可能期間(5年)に基づく定額法を採用しております。 海外連結子会社は、主として定額法を採用しております。 ③リース資産 …所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産は、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零 とする定額法を採用しております。 なお、所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開始日が平成20年3月31日以前のリー ス取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。 (ハ)重要な引当金の計上基準 ①貸倒引当金 …売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、当社及び国内連結子会社は、一般債権については貸倒実績 率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上してお ります。海外連結子会社は、主として特定の債権について、その回収可能性を検討して計上しております。 ②役員退職慰労引当金 …一部の連結子会社は、役員の退職慰労金の支出に備えて、内規に基づく期末要支給額を計上しておりま す。 (ニ)退職給付に係る会計処理の方法 ①退職給付見込額の期間帰属方法 …退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法について は、給付算定式基準によっております。 ②数理計算上の差異、過去勤務費用及び会計基準変更時差異の費用処理方法 …会計基準変更時差異は、適用初年度に一括して費用処理している連結子会社及び利益剰余金から直接減額し ている一部の海外連結子会社を除き、15年による按分額を費用処理しております。 過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(11~13年)による定額法によ り費用処理しております。 数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(11~ 13年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。 (ホ)重要な収益及び費用の計上基準 請負工事並びにソフトウェアの開発契約に係る収益の計上基準 ア.当連結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められるもの 工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法) イ.その他のもの 検収基準(一部の国内連結子会社については工事完成基準) (へ)重要なヘッジ会計の方法 ①ヘッジ会計の方法 …繰延ヘッジを採用しております。なお、為替予約取引及び通貨スワップ取引については振当処理の要件を 満たしている場合は振当処理を、金利スワップ取引については特例処理の要件を満たしている場合は特例処 理を採用しております。 ②ヘッジ手段とヘッジ対象 …外貨建債権債務の為替レート変動をヘッジするため為替予約取引及び通貨スワップ取引を利用しておりま す。また、変動金利支払いの短期借入金及び長期借入金について将来の取引市場での金利変動リスクをヘッ ジするため金利スワップ取引を利用しております。 - 54 - ③ヘッジ方針 …相場変動リスクにさらされている債権債務に係るリスクを回避する目的で、デリバティブ取引を利用する こととしております。 ④ヘッジ有効性評価の方法 …ヘッジ開始時から有効性判定時点までの期間において、ヘッジ対象及びヘッジ手段それぞれの相場変動又 はキャッシュ・フロー変動を比較し、両者の変動額等を基礎として判断しております。 (ト)のれんの償却方法及び償却期間 その効果の及ぶ期間(主として5年間)にわたって、均等償却を行なっております。 (チ)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲 手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスク しか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなります。 (リ)その他連結財務諸表作成のための重要な事項 ①消費税等の会計処理 …消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっております。 ②連結納税制度の適用 …連結納税制度を適用しております。 (会計方針の変更等) 「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 平成24年5月17日。以下「退職給付会計基準」とい う。)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第25号 平成27年3月26日。以下 「退職給付適用指針」という。)を、退職給付会計基準第35項本文及び退職給付適用指針第67項本文に掲げられ た定めについて当連結会計年度より適用し、退職給付債務及び勤務費用の計算方法を見直し、退職給付見込額の 期間帰属方法をポイント基準または期間定額基準から給付算定式基準へ変更しております。割引率の決定方法に ついても、退職給付の見込支払日までの平均期間に基づく割引率から、退職給付の支払見込期間及び支払見込期 間ごとの金額を反映した単一の加重平均割引率へ変更いたしました。 退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第37項に定める経過的な取扱いに従って、当連結会 計年度の期首において、退職給付債務及び勤務費用の計算方法の変更に伴う影響額を利益剰余金に加減しており ます。 この結果、当連結会計年度の期首において、退職給付に係る資産が3,939百万円減少し、退職給付に係る負債 が923百万円増加するとともに、利益剰余金が4,522百万円減少しております。なお、当連結会計年度の損益に与 える影響は軽微であります。 また、1株当たり純資産額は4.85円減少しております。 (表示方法の変更) (連結貸借対照表関係) 前連結会計年度において、「流動負債」の「その他」に含めておりました「未払法人税等」は金額的重要性が増 したため、当連結会計年度より独立掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の 連結財務諸表の組替えを行っております。 この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動負債」の「その他」に表示しておりました29,525 百万円は、「未払法人税等」2,797百万円及び「その他」26,728百万円として組み替えております。 (連結損益計算書関係) 前連結会計年度において、独立掲記しておりました「営業外費用」の「租税公課」は金額的重要性が乏しくなっ たため、当連結会計年度においては「雑支出」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるた め、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。 この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外費用」の「租税公課」に表示していた448百万円 は、「雑支出」として組み替えております。 (連結キャッシュ・フロー計算書関係) 前連結会計年度において、独立掲記しておりました「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「減損損失」は金 額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度においては「その他」に含めて表示しております。この表示方法 の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。 この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」 の「減損損失」に表示していた184百万円は、「その他」として組み替えております。 - 55 - (連結貸借対照表関係) 有形固定資産減価償却累計額 ※1 前連結会計年度 (平成26年3月31日) 当連結会計年度 (平成27年3月31日) 151,723百万円 153,785百万円 ※2 担保資産及び担保付債務 担保に供している資産は、次のとおりであります。 前連結会計年度 (平成26年3月31日) 建物及び構築物 当連結会計年度 (平成27年3月31日) 326百万円 土地 投資有価証券 計 310百万円 138 14,765 138 19,148 15,230 19,597 担保付債務は、次のとおりであります。 前連結会計年度 (平成26年3月31日) 短期借入金 長期借入金 計 当連結会計年度 (平成27年3月31日) 6,795百万円 359 3,595百万円 263 7,154 3,859 ※3 非連結子会社及び関連会社に対するものは、次のとおりであります。 前連結会計年度 (平成26年3月31日) 投資有価証券(株式) 4 当連結会計年度 (平成27年3月31日) 5,696百万円 6,012百万円 保証債務 当社及び一部の連結子会社の従業員の金融機関からの借入について、債務保証を行っております。 当連結会計年度 (平成27年3月31日) 前連結会計年度 (平成26年3月31日) 従業員(住宅融資借入金) 460百万円 従業員(住宅融資借入金) 384百万円 5 当社及び連結子会社の一部においては、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行等と当座貸越契約を締結し ております。 連結会計年度末における当座貸越契約に係る借入未実行残高等は次のとおりであります。 前連結会計年度 (平成26年3月31日) 当連結会計年度 (平成27年3月31日) 当座貸越極度額の総額 62,033百万円 62,908百万円 借入実行残高 46,469 38,130 15,564 24,777 差引額 - 56 - (連結損益計算書関係) ※1 売上原価に含まれている工事損失引当金繰入額 前連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 当連結会計年度 (自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) 344百万円 79百万円 ※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。 前連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 当連結会計年度 (自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) 給料賃金 退職給付費用 29,744百万円 2,249 33,760百万円 1,276 研究開発費 12,959 13,755 ※3 一般管理費に含まれる研究開発費は、次のとおりであります。製造費用には研究開発費は含まれておりません。 (自 至 前連結会計年度 平成25年4月1日 平成26年3月31日) (自 至 当連結会計年度 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 12,959百万円 13,755百万円 ※4 固定資産処分損の内訳は、次のとおりであります。 前連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 当連結会計年度 (自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) 建物及び構築物 機械装置及び運搬具 248百万円 113 234百万円 108 工具、器具及び備品 215 211 81 65 659 621 その他 計 ※5 過年度法人税等 当連結会計年度において、連結子会社である沖電気実業(深セン)有限公司は、当社及び連結子会社との取引に関 して、中国税務当局より、移転価格税制に基づく更正処分の通知を受ける見込みとなったことから、追徴税の見込額 を計上しております。 - 57 - (連結包括利益計算書関係) ※ その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額 (自 至 前連結会計年度 平成25年4月1日 平成26年3月31日) その他有価証券評価差額金: 当期発生額 3,645百万円 組替調整額 △406 税効果調整前 (自 至 当連結会計年度 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 5,327百万円 △1 3,239 5,326 △1,139 △1,396 2,099 3,930 △45 286 2 303 29 - 税効果額 270 △3 305 12 繰延ヘッジ損益 266 317 為替換算調整勘定: 当期発生額 △7,320 △82 組替調整額 △190 - △7,511 △82 当期発生額 - 661 組替調整額 - 539 税効果額 - - 1,200 1,947 退職給付に係る調整額 - 3,148 当期発生額 40 △59 組替調整額 - 42 税効果額 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益: 当期発生額 組替調整額 資産の取得原価調整額 税効果調整前 為替換算調整勘定 退職給付に係る調整額: 税効果調整前 持分法適用会社に対する持分相当額: 持分法適用会社に対する持分相当額 その他の包括利益合計 - 58 - 40 △17 △5,104 7,295 (連結株主資本等変動計算書関係) 前連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度期首 当連結会計年度増加 当連結会計年度減少 株式数(千株) 株式数(千株) 株式数(千株) 発行済株式 普通株式 A種優先株式 合計 普通株式 合計 (注) 731,438 - - 731,438 30 - - 30 731,468 - - 731,468 3,465 148 - 3,614 3,465 148 - 3,614 自己株式 当連結会計年度末 株式数(千株) (注)普通株式の自己株式数の増加148千株は、単位未満株式の買取りによる増加であります。 2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項 新株予約権の 目的となる 株式の種類 区分 新株予約権の内訳 提出会社 (親会社) ストック・オプション としての新株予約権 新株予約権の目的となる株式の数(株) 当連結会計 年度末残高 当連結会計 当連結会計 当連結会計 当連結会計 (百万円) 年度期首 年度増加 年度減少 年度末 合計 - 79 - 79 3.配当に関する事項 (1)配当金支払額 (決議) 平成25年6月26日 定時株主総会 株式の種類 配当金の総額 (百万円) 配当の原資 1株当たり 配当額(円) A種優先株式 1,032 利益剰余金 34,410.00 基準日 効力発生日 平成25年3月31日 平成25年6月27日 (2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの (決議) 株式の種類 平成26年6月25日 普通株式 定時株主総会 A種優先株式 配当金の総額 (百万円) 配当の原資 2,184 1株当たり 配当額(円) 基準日 効力発生日 3.00 利益剰余金 1,004 平成26年3月31日 平成26年6月26日 33,490.00 - 59 - 当連結会計年度(自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度期首 当連結会計年度増加 当連結会計年度減少 株式数(千株) 株式数(千株) 株式数(千株) 発行済株式 普通株式 (注)1 A種優先株式 合計 普通株式 A種優先株式 合計 140,737 - 872,176 30 - 30 - 731,468 140,737 30 872,176 3,614 90 - 3,705 - 30 30 - 3,614 120 30 3,705 (注)2 (注)3 731,438 自己株式 当連結会計年度末 株式数(千株) (注)4 (注)1.普通株式の発行済株式総数の増加140,737千株は、A種優先株式の取得請求権行使による増加であります。 2.A種優先株式の発行済株式総数の減少30千株は、会社法第178条の規定に基づく消却による減少でありま す。 3.普通株式の自己株式数の増加90千株は、単位未満株式の買取りによる増加であります。 4.A種優先株式の自己株式数の増加30千株は、取得請求権行使による増加であり、減少30千株は、会社法第 178条の規定に基づく消却による減少であります。 2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項 区分 新株予約権の 目的となる 株式の種類 新株予約権の内訳 提出会社 ストック・オプション (親会社) としての新株予約権 新株予約権の目的となる株式の数(株) 当連結会計 年度末残高 当連結会計 当連結会計 当連結会計 当連結会計 (百万円) 年度期首 年度増加 年度減少 年度末 合計 - 79 - 79 3.配当に関する事項 (1)配当金支払額 (決議) 株式の種類 配当金の総額 (百万円) 平成26年6月25日 普通株式 定時株主総会 A種優先株式 1,004 平成26年10月31日 取締役会 普通株式 1,685 配当の原資 2,184 1株当たり 配当額(円) 効力発生日 3.00 利益剰余金 平成26年3月31日 平成26年6月26日 33,490.00 2.00 利益剰余金 A種優先株式 基準日 87 平成26年9月30日 平成26年12月10日 16,525.00 (2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの (決議) 株式の種類 平成27年6月24日 定時株主総会 普通株式 配当金の総額 (百万円) 2,606 配当の原資 利益剰余金 - 60 - 1株当たり 配当額(円) 3.00 基準日 効力発生日 平成27年3月31日 平成27年6月25日 (連結キャッシュ・フロー計算書関係) ※ 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係 前連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 現金及び預金勘定 預入期間が3ヶ月を超える定期預金 当連結会計年度 (自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) 46,901百万円 △34 取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資 (有価証券) 現金及び現金同等物 53,632百万円 △33 4,000 - 50,866 53,598 (リース取引関係) 1.ファイナンス・リース取引 所有権移転外ファイナンス・リース取引 リース取引開始日が、平成20年3月31日以前のリース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計 処理によっており、その内容は次のとおりであります。 (1)リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当額及び期末残高相当額 (単位:百万円) 前連結会計年度(平成26年3月31日) 取得価額相当額 期末残高相当額 工具、器具及び備品 118 102 15 機械装置及び運搬具 57 52 4 ソフトウェア 減価償却累計額相当額 合計 6 5 0 181 160 21 (単位:百万円) 当連結会計年度(平成27年3月31日) 取得価額相当額 減価償却累計額相当額 期末残高相当額 工具、器具及び備品 28 20 7 機械装置及び運搬具 - - - ソフトウェア - - - 28 20 7 合計 (2)未経過リース料期末残高相当額 (単位:百万円) 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成26年3月31日) 1年内 (平成27年3月31日) 15 3 1年超 8 5 合計 24 8 (3)支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当額 (単位:百万円) (自 至 前連結会計年度 平成25年4月1日 (自 平成26年3月31日) 至 当連結会計年度 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 支払リース料 97 16 減価償却費相当額 83 13 2 0 支払利息相当額 - 61 - (4)減価償却費相当額の算定方法 リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。 (5)利息相当額の算定方法 リース料総額とリース物件の取得価額相当額の差額を利息相当額とし、各期への配分方法については、利息法に よっております。 2.オペレーティング・リース取引 オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料 (単位:百万円) 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成26年3月31日) (平成27年3月31日) 1年内 2,352 1年超 10,412 8,548 合計 12,765 10,944 - 62 - 2,395 (金融商品関係) 1.金融商品の状況に関する事項 (1)金融商品に対する取組方針 当社グループの資金運用については、短期的な預金や安全性の高い有価証券を基本としております。 また、資金調達については金融機関からの借入及び社債等により調達する方針です。なお、デリバティ ブについては、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針です。 (2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制 営業債権である受取手形及び売掛金に係る顧客の信用リスクは、各社の売掛債権管理規程等に従い取 引先の信用調査等を行い管理しており、営業債権の確実な回収に努めております。 借入金については、短期借入金は主に運転資金に係る資金調達であり、長期借入金は運転資金及び設 備投資等に係る資金調達です。このうち一部は、変動金利であるため金利の変動リスクに晒されていま すが、デリバティブ取引(金利スワップ取引)にてヘッジをしております。 デリバティブ取引は、外貨建ての債権債務に係る為替の変動リスクに対するヘッジを目的とした先物 為替予約取引及び通貨スワップ取引、借入金に係る支払金利の変動リスクに対するヘッジを目的とした 金利スワップ取引であります。金利スワップにおけるヘッジの有効性の評価方法については、ヘッジ対 象の相場変動の累計とヘッジ手段の相場変動の累計を比較することにより判断しております。なお、特 例処理の要件を満たしているものについては有効性の判定を省略しております。 また、デリバティブ取引の執行・管理については社内規程に従って行っております。 (3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価 額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等 を採用することにより、当該価額が変動することがあります。また、「2.金融商品の時価等に関する 事項」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係 る市場リスクを示すものではありません。 2.金融商品の時価等に関する事項 連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握する ことが極めて困難と認められるものは、次表には含まれておりません((注2)参照)。 前連結会計年度(平成26年3月31日) (1)現金及び預金 連結貸借対照表計上額 時価 差額 (百万円) (百万円) (百万円) 46,901 46,901 - 133,383 △8,177 125,205 125,205 - 27,017 26,274 △742 199,124 198,381 △742 (1)支払手形及び買掛金 73,312 73,312 - (2)短期借入金 55,410 55,410 - 34,956 34,956 - 63,594 63,664 70 227,273 227,343 70 (2)受取手形及び売掛金 貸倒引当金 ※1 (3)有価証券及び投資有価証券 資産計 ※2 (3)未払費用 (4)長期借入金 ※2 負債計 デリバティブ取引 ※1 ※3 (524) (524) - 受取手形及び売掛金に対して計上している貸倒引当金を控除しております。 ※2 連結貸借対照表上、「短期借入金」として表示されている1年内に返済予定の長期借入金(49,067百万円)は、 本表においては、「長期借入金」として表示しております。 - 63 - ※3 デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の負債となる項目につい ては、( )で示しております。 当連結会計年度(平成27年3月31日) (1)現金及び預金 連結貸借対照表計上額 時価 差額 (百万円) (百万円) (百万円) 53,632 53,632 - 137,895 △7,346 130,549 130,549 - 28,742 29,803 1,060 212,924 213,985 1,060 (1)支払手形及び買掛金 79,053 79,053 - (2)短期借入金 44,981 44,981 - 36,060 36,060 - 62,589 62,844 255 222,684 222,939 255 385 385 - (2)受取手形及び売掛金 貸倒引当金 ※1 (3)投資有価証券 資産計 ※2 (3)未払費用 (4)長期借入金 ※2 負債計 デリバティブ取引 ※1 ※3 受取手形及び売掛金に対して計上している貸倒引当金を控除しております。 ※2 連結貸借対照表上、「短期借入金」として表示されている1年内に返済予定の長期借入金(18,348百万円)は、 本表においては、「長期借入金」として表示しております。 ※3 デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の負債となる項目につい ては、( )で示しております。 (注1)金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項 資 産 (1)現金及び預金、並びに(2)受取手形及び売掛金 これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によって おります。 (3)有価証券及び投資有価証券 これらの時価については、株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関から提示された 価格によっております。また、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については、「第5 経理 の状況」の「1 連結財務諸表等」に係る注記のうち、「有価証券関係」に記載しております。 負 債 (1)支払手形及び買掛金、(2)短期借入金、並びに(3)未払費用 これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によって おります。 (4)長期借入金 長期借入金の時価については、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で 割り引いて算定する方法によっております。変動金利による一部の長期借入金は、金利スワップの特 例処理の対象とされており、当該金利スワップと一体として処理された元利金の合計額を、同様の借 入を行った場合に適用される合理的に見積もられる利率で割り引いて算定する方法によっておりま す。 デリバティブ取引 「第5 経理の状況」の「1 連結財務諸表等」に係る注記のうち、「デリバティブ取引関係」に記載し ております。 - 64 - (注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額 (単位:百万円) 前連結会計年度 (平成26年3月31日) 区分 非上場株式 当連結会計年度 (平成27年3月31日) 9,598 9,690 18 - 投資事業有限責任組合への出資 これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「資産 (3)有価証券及び投資有価証券」には含めておりません。 (注3)金銭債権及び満期がある有価証券の連結決算日後の償還予定額 前連結会計年度(平成26年3月31日) 1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) 現金及び預金 受取手形及び売掛金 有価証券及び投資有価証券 その他有価証券のうち 満期があるもの 46,901 - - - 133,383 - - - 譲渡性預金 4,000 - - - 合計 184,284 - - - 当連結会計年度(平成27年3月31日) 1年以内 (百万円) 現金及び預金 受取手形及び売掛金 合計 1年超5年以内 (百万円) 5年超10年以内 (百万円) 10年超 (百万円) 53,632 - - - 137,895 - - - 191,528 - - - (注4)長期借入金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額 前連結会計年度(平成26年3月31日) 1年超 2年超 3年超 1年以内 2年以内 3年以内 4年以内 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) 4年超 5年以内 (百万円) 5年超 (百万円) 短期借入金 55,410 - - - - - 長期借入金 49,067 8,582 4,526 922 494 - 104,478 8,582 4,526 922 494 - 当連結会計年度(平成27年3月31日) 1年超 1年以内 2年以内 (百万円) (百万円) 2年超 3年以内 (百万円) 3年超 4年以内 (百万円) 4年超 5年以内 (百万円) 5年超 (百万円) 合計 短期借入金 44,981 - - - - - 長期借入金 18,348 14,118 11,014 10,086 9,022 - 63,329 14,118 11,014 10,086 9,022 - 合計 - 65 - (有価証券関係) 1.売買目的有価証券 該当事項はありません。 2.満期保有目的の債券 該当事項はありません。 3.その他有価証券 前連結会計年度(平成26年3月31日) 種類 連結貸借対照表計上額 が取得原価を超えるも の 連結貸借対照表計上額 が取得原価を超えない もの 連結貸借対照表計上額 (百万円) 株式 取得原価 (百万円) 差額 (百万円) 18,116 10,932 7,184 7 7 0 18,124 10,939 7,184 株式 1,773 2,280 △506 債券 3 3 - 4,000 4,000 - 9 9 - 5,786 6,292 △506 23,910 17,232 6,677 その他 小計 譲渡性預金 その他 小計 合計 当連結会計年度(平成27年3月31日) 種類 連結貸借対照表計上額 が取得原価を超えるも の 連結貸借対照表計上額 が取得原価を超えない もの 連結貸借対照表計上額 (百万円) 株式 小計 株式 合計 差額 (百万円) 24,337 12,085 12,251 24,337 12,085 12,251 1,074 1,322 △248 5 5 - 1,080 1,328 △248 25,417 13,414 12,003 その他 小計 取得原価 (百万円) 4.売却したその他有価証券 前連結会計年度(自 平成25年4月1日 種類 至 平成26年3月31日) 売却額 (百万円) 株式 その他 合計 売却益の合計額 (百万円) 売却損の合計額 (百万円) 409 406 0 7 - - 416 406 0 当連結会計年度(自 種類 株式 その他 合計 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) 売却額 (百万円) 売却益の合計額 (百万円) 売却損の合計額 (百万円) 2 1 0 10 0 - 13 1 0 - 66 - 5.減損処理を行った有価証券 前連結会計年度において、有価証券について0百万円(その他有価証券)減損処理を行っております。 当連結会計年度において、有価証券について5百万円(その他有価証券)減損処理を行っております。 なお、減損処理にあたっては、期末における時価が取得原価に比べ著しく下落した場合に、回復可能性等を 総合的に判断したうえで、必要と認められた額について減損処理を行っております。 - 67 - (デリバティブ取引関係) 1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引 (1)通貨関連 前連結会計年度(平成26年3月31日) 区分 契約額等 (百万円) 取引の種類 市場取引以外の取引 為替予約取引 売建 ユーロ 為替予約取引 買建 7,078 合計 時価 (百万円) - 米ドル (注)時価の算定方法 うち1年超 (百万円) 評価損益 (百万円) △143 △143 1,855 - △3 △3 8,933 - △146 △146 取引先金融機関から提示された価格に基づき算定しております。 当連結会計年度(平成27年3月31日) 区分 取引の種類 市場取引以外の取引 為替予約取引 売建 契約額等 うち1年超 時価 評価損益 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) ユーロ 為替予約取引 買建 6,264 合計 (注)時価の算定方法 - スターリング ポンド 395 395 2,674 - △10 △10 8,938 - 385 385 取引先金融機関から提示された価格に基づき算定しております。 (2)金利関連 該当事項はありません。 2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引 (1)通貨関連 前連結会計年度(平成26年3月31日) ヘッジ会計 の方法 主なヘッジ 対象 取引の種類 原則的処理方法 為替予約取引 売建 売掛金 契約額等 うち1年超 時価 (百万円) (百万円) (百万円) 米ドル 123 - △0 ユーロ 993 - 4 為替予約取引 買建 米ドル 通貨スワップの 買掛金 通貨スワップ取引 特例処理 支払円・ 受取米ドル 合計 (注)時価の算定方法 長期借入金 4,901 - 30 2,286 1,778 △26 8,304 1,778 7 取引先金融機関から提示された価格に基づき算定しております。 - 68 - 当連結会計年度(平成27年3月31日) ヘッジ会計 の方法 主なヘッジ 対象 取引の種類 原則的処理方法 為替予約取引 売建 米ドル 通貨スワップの 売掛金 支払円・ 受取米ドル 合計 (注)時価の算定方法 うち1年超 時価 (百万円) (百万円) (百万円) 通貨スワップ取引 特例処理 契約額等 96 - 0 長期借入金 1,778 1,270 278 1,874 1,270 278 取引先金融機関から提示された価格に基づき算定しております。 (2)金利関連 前連結会計年度(平成26年3月31日) ヘッジ会計 の方法 原則的処理方法 金利スワップの 特例処理 契約額等 (百万円) 主なヘッジ 対象 取引の種類 時価 (百万円) 金利スワップ取引 支払固定・ 受取変動 金利スワップ取引 支払固定・ 受取変動 3,168 1,004 ※ 28,168 21,004 △411 合計 短期借入金 うち1年超 (百万円) 25,000 長期借入金 20,000 △411 ※ 金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されている ため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。 (注)時価の算定方法 取引先金融機関から提示された価格に基づき算定しております。 当連結会計年度(平成27年3月31日) ヘッジ会計 の方法 原則的処理方法 金利スワップ取引 金利スワップの 特例処理 合計 ※ 主なヘッジ 対象 取引の種類 短期借入金 支払固定・ 受取変動 契約額等 うち1年超 時価 (百万円) (百万円) (百万円) 20,000 長期借入金 - △72 金利スワップ取引 支払固定・ 受取変動 41,314 32,584 ※ 61,314 32,584 △72 金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されている ため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。 (注)時価の算定方法 取引先金融機関から提示された価格に基づき算定しております。 - 69 - (退職給付関係) 1.採用している退職給付制度の概要 当社及び国内連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型、非積立型の確定給付制度及び確定拠 出制度を採用しております。 積立型制度である確定給付企業年金制度では、キャッシュ・バランス・プランを導入しております。当該制 度では、給与水準に基づき付与される「年金ポイント」に、国債の金利動向に基づく利息を付与した累積ポイ ントを加入員ごとの仮想個人口座に積立て、年金又は一時金として支給しております。 退職一時金制度(非積立型制度でありますが、退職給付信託を設定した結果、積立型制度となっているもの があります)では、成績に応じて付与される「成果ポイント」と勤務期間に基づいた退職一時金を支給してお ります。 海外連結子会社では、従業員の退職に備えて確定給付型及び確定拠出型の退職金制度を設けております。 当社は、確定給付企業年金制度及び退職一時金制度に退職給付信託を設定しております。 一部の連結子会社が有する退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を計算し ております。 当社及び一部の国内連結子会社は複数事業主制度であるOKI企業年金基金に加入しており、下記の金額に は複数事業主制度に係る部分を含めて記載しております。 2.確定給付制度 (1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表 前連結会計年度 (自 至 退職給付債務の期首残高 平成25年4月1日 平成26年3月31日) 当連結会計年度 (自 至 111,578百万円 会計方針の変更による累積的影響額 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 108,713百万円 - 4,862 111,578 113,575 勤務費用 2,905 3,006 利息費用 1,583 1,012 数理計算上の差異の発生額 △154 106 △7,740 △6,971 - 1,700 539 12 108,713 112,442 前連結会計年度 当連結会計年度 会計方針の変更を反映した期首残高 退職給付の支払額 過去勤務費用の発生額 その他 退職給付債務の期末残高 (2)年金資産の期首残高と期末残高の調整表 (自 至 年金資産の期首残高 平成25年4月1日 平成26年3月31日) 95,331百万円 期待運用収益 数理計算上の差異の発生額 事業主からの拠出額 退職給付の支払額 その他 年金資産の期末残高 (自 至 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 115,995百万円 2,383 2,878 19,256 2,293 4,690 4,720 △5,670 △5,785 5 - 115,995 120,103 (注)年金資産には、退職給付信託が前連結会計年度48,414百万円、当連結会計年度48,044百万円含まれており ます。 - 70 - (3)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付 に係る資産の調整表 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成26年3月31日) (平成27年3月31日) 積立型制度の退職給付債務 95,414百万円 年金資産 98,239百万円 △115,995 △120,103 △20,581 △21,863 13,298 14,203 △7,282 △7,660 退職給付に係る負債 20,225 22,817 退職給付に係る資産 △27,507 △30,478 △7,282 △7,660 前連結会計年度 当連結会計年度 非積立型制度の退職給付債務 連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 (4)退職給付費用及びその内訳項目の金額 (自 至 平成25年4月1日 平成26年3月31日) (自 至 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 勤務費用 2,905百万円 3,006百万円 利息費用 1,583 1,012 △2,383 △2,878 2,588 21 △1,604 △1,514 会計基準変更時差異の費用処理額 2,121 2,111 その他 3,258 406 確定給付制度に係る退職給付費用 8,470 2,165 期待運用収益 数理計算上の差異の費用処理額 過去勤務費用の費用処理額 (5)退職給付に係る調整額 退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。 前連結会計年度 (自 至 平成25年4月1日 平成26年3月31日) 当連結会計年度 (自 至 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 過去勤務費用 -百万円 数理計算上の差異 - 2,598 会計基準変更時差異 - 2,120 合計 - 1,200 - 71 - △3,518百万円 (6)退職給付に係る調整累計額 退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成26年3月31日) (平成27年3月31日) 未認識過去勤務費用 △8,161百万円 未認識数理計算上の差異 △20,836 △23,435 2,120 - △26,877 △28,078 未認識会計基準変更時差異 合計 △4,642百万円 (7)年金資産に関する事項 ① 年金資産の主な内訳 年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成26年3月31日) (平成27年3月31日) 債券 36% 38% 株式 49% 45% その他 15% 17% 100% 100% 合計 (注)年金資産合計には、退職給付信託が前連結会計年度42%、当連結会計年度36%含まれております。 ② 長期期待運用収益率の設定方法 年金資産の長期期待運用収益率は、直近の3年間の運用収益率実績の平均値に基づき、0%~2.5%の範 囲内で算定した率に、運用資産構成を考慮に入れ、変動リスクの高い資産構成となっている場合は、将来 のリスクを係数にしたものを乗じて決定しております。 (8)数理計算上の計算基礎に関する事項 主要な数理計算上の計算基礎 (自 至 前連結会計年度 平成25年4月1日 平成26年3月31日) (自 至 当連結会計年度 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 割引率 1.4% 0.9% 長期期待運用収益率 2.5% 2.5% 3.確定拠出制度 当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度2,103百万円、当連結会計年度2,130百万 円でありました。 - 72 - (ストック・オプション等関係) 1.ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況 (1)ストック・オプションの内容 平成16年6月29日決議分 ストック・オプション 付与対象者の区分及び人数 株式の種類別のストック・ オプションの付与数(注) 付与日 取締役 9名 取締役 10名 執行役員 12名 執行役員 12名 執行役員 11名 執行に参画する幹部社員 9名 執行に参画する幹部社員 8名 執行に参画する幹部社員 7名 一部の子会社取締役 4名 一部の子会社取締役 3名 一部の子会社取締役 1名 普通株式 普通株式 普通株式 452,000株 権利確定条件は付されてお りません。 対象勤務期間は定められて 対象勤務期間 おりません。 平成18年7月1日~ 平成26年6月28日 権利行使期間 同左 同左 同左 同左 平成19年7月1日~ 平成27年6月28日 平成20年7月1日~ 平成28年6月28日 取締役 9名 執行役員 10名 執行に参画する幹部社員 6名 一部の子会社取締役 1名 株式の種類別のストック・ オプションの付与数(注) 普通株式 付与日 平成19年7月27日 権利確定条件 権利確定条件は付されてお りません。 509,000株 対象勤務期間は定められて 対象勤務期間 おりません。 平成21年7月1日~ 権利行使期間 平成29年6月25日 (注) 342,000株 平成18年7月28日 平成19年6月26日決議分 ストック・オプション 付与対象者の区分及び人数 442,000株 平成17年7月18日 平成18年6月29日決議分 ストック・オプション 取締役 9名 平成16年7月20日 権利確定条件 平成17年6月29日決議分 ストック・オプション 株式数に換算して記載しております。 - 73 - (2)ストック・オプションの規模及びその変動状況 当連結会計年度(平成27年3月期)において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・オ プションの数については、株式数に換算して記載しております。 ① ストック・オプションの数 平成16年6月29日決議分 ストック・オプション 平成17年6月29日決議分 ストック・オプション 平成18年6月29日決議分 ストック・オプション 前連結会計年度末 - - - 付与 - - - 失効 - - - 権利確定 - - - 未確定残 - - - 452,000 442,000 342,000 権利確定 - - - 権利行使 - - - 452,000 - - - 442,000 342,000 権利確定前(株) 権利確定後(株) 前連結会計年度末 失効 未行使残 権利確定前(株) 平成19年6月26日決議分 ストック・オプション 前連結会計年度末 - 付与 - 失効 - 権利確定 - 未確定残 - 権利確定後(株) 前連結会計年度末 509,000 権利確定 - 権利行使 - 失効 - 未行使残 509,000 - 74 - ② 単価情報 平成16年6月29日決議分 ストック・オプション 平成17年6月29日決議分 ストック・オプション 平成18年6月29日決議分 ストック・オプション 権利行使価格 (円) 458 406 277 行使時平均株価 (円) - - - 公正な評価単価(付与日)(円) - - 95 平成19年6月26日決議分 ストック・オプション 権利行使価格 (円) 248 行使時平均株価 (円) - 公正な評価単価(付与日)(円) 92 2.ストック・オプションの権利確定数の見積方法 基本的には、将来の失効数の合理的な見積りは困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用 しております。 - 75 - (税効果会計関係) 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳 前連結会計年度 (平成26年3月31日) 繰延税金資産 繰越欠損金 退職給付に係る負債 当連結会計年度 (平成27年3月31日) 27,363百万円 17,523 15,538百万円 15,180 退職給付制度変更による未払金否認 未払賞与否認 7,302 4,591 5,075 4,637 貸倒引当金超過及び貸倒損失否認 たな卸資産評価損否認 7,543 3,081 3,126 2,805 投資有価証券評価損否認 連結会社間内部利益消去 2,159 1,525 1,920 1,637 減損損失否認 1,546 5,534 1,303 5,561 78,172 △67,262 56,787 △42,111 10,909 14,676 △15,448 △2,362 △3,830 △3,758 △3,405 △364 △1,420 繰延税金負債合計 △22,006 △21,965 繰延税金資産(負債)の純額 △11,096 △7,289 その他 繰延税金資産小計 評価性引当額 繰延税金資産合計 繰延税金負債 退職給付に係る資産 その他有価証券評価差額金 退職給付信託設定益否認 その他 △13,381 2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった 主要な項目別の内訳 前連結会計年度 (平成26年3月31日) 法定実効税率 (調整) 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 交際費等永久に損金に算入されない項目 繰延税金資産に係る評価性引当額の減少 住民税均等割 税率変更による期末繰延税金資産の減額修正 過年度法人税等 その他 税効果会計適用後の法人税等の負担率 38.0% △0.5 2.8 △26.1 1.0 2.1 - △4.0 13.3 当連結会計年度 (平成27年3月31日) 36.0% △0.7 2.3 △58.1 0.8 1.0 9.4 23.6 14.3 3.法人税等の税率変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正 「所得税法等の一部を改正する法律」(平成27年法律第9号)及び「地方税法等の一部を改正する法律」(平成27 年法律第2号)が平成27年3月31日に公布され、平成27年4月1日以後に開始する連結会計年度から法人税率等の引 下げ等が行われることとなりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率 は、従来の36.0%から平成27年4月1日に開始する連結会計年度に解消が見込まれる一時差異等については33.0%に、 平成28年4月1日に開始する連結会計年度以降に解消が見込まれる一時差異等については32.0%に変更されておりま す。 この税率変更により、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)は1,684百万円増加しておりま す。法人税等調整額は378百万円、その他有価証券評価差額金は459百万円、退職給付に係る調整累計額は1,603百万 円それぞれ増加しております。 - 76 - (セグメント情報等) 【セグメント情報】 1.報告セグメントの概要 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、 経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものでありま す。 当社は、当社を中心として「情報通信システム事業」及び「EMS事業」を行うとともに、沖データグ ループ((株)沖データとそのグループ会社)を独立した経営単位として「プリンタ事業」を行ってお り、それぞれ取り扱う商品機軸について国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しており ます。 したがって、当社は、当社と沖データグループを基礎とした商品機軸別のセグメントから構成されてお り、「情報通信システム事業」、「プリンタ事業」及び「EMS事業」の3つを報告セグメントとしてお ります。 「情報通信システム事業」は、金融、運輸・流通、製造業等の業務システムで培ったノウハウをコアと したソリューションとサービス、通信事業者向けに通信設備機器等、音声・映像等のコミュニケーション システム、社会インフラ向けの専用システム、メカトロ技術をコアとした商品を提供する事業を行ってお ります。「プリンタ事業」は、LED技術の特徴を活かしたプリンタを提供する事業を行っております。 「EMS事業」は、グループ内部で培った製造技術をベースにした生産受託事業を行っております。 各報告セグメントに属する主な製品及びサービスは次のとおりであります。 事業区分 主要な製品・サービス 金融システム、自動化機器システム(ATM、現金処理機、発券機等)、官公庁 向けシステム(航空・交通、防災・消防、各種情報通信システム等)、通信事業 情報通信システム 者向けシステム(交換、伝送、光アクセス等)、IP通信システム(PBX、コ ールセンタ、ビデオ会議等)、各種情報システム(旅客、流通、製造等)、及び それらのITサービス(クラウドサービス、システムインテグレーション、支援 サービス、保守サービス等)など プリンタ カラーLEDプリンタ、モノクロLEDプリンタ、ドットインパクトプリンタ、 複合機など EMS 設計・生産サービス、プリント配線基板など 2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事 項」における記載と同一であり、セグメント間の内部収益及び振替高は、市場実勢価格に基づいておりま す。 - 77 - 3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 調整額 (注)2 合計 連結財務諸 表計上額 (注)3 情報通信 システム プリンタ 外部顧客への売 上高 303,600 124,831 37,111 465,543 17,569 483,112 - 483,112 セグメント間の 内部売上高又は 振替高 4,189 5,048 137 9,376 21,099 30,475 △30,475 - 売上高 計 EMS 計 307,790 129,879 37,249 474,919 38,669 513,588 △30,475 483,112 セグメント利益 又は損失(△) 23,416 5,125 1,656 30,198 2,844 33,043 △5,846 27,196 セグメント資産 208,778 75,154 25,125 309,058 25,494 334,553 77,960 412,514 その他の項目 減価償却費 5,365 4,771 937 11,074 1,013 12,088 1,116 13,204 のれんの償却額 11 0 - 11 - 11 △0 11 持分法適用会社 への投資額 1,653 - - 1,653 27 1,680 3,018 4,698 有形固定資産及 び無形固定資産 の増加額 8,049 2,725 800 11,576 784 12,361 1,063 13,424 当連結会計年度(自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 調整額 (注)2 合計 連結財務諸 表計上額 (注)3 情報通信 システム プリンタ 外部顧客への売 上高 352,505 129,271 40,308 522,086 18,067 540,153 - 540,153 セグメント間の 内部売上高又は 振替高 4,472 5,445 387 10,305 22,644 32,949 △32,949 - 356,978 134,717 40,696 532,391 40,711 573,103 △32,949 540,153 セグメント利益 又は損失(△) 25,920 6,720 2,027 34,667 3,467 38,134 △5,719 32,415 セグメント資産 223,571 75,272 26,429 325,272 26,190 351,462 87,895 439,358 その他の項目 減価償却費 6,254 4,236 935 11,425 993 12,418 1,192 13,611 のれんの償却額 71 - 9 81 - 81 - 81 持分法適用会社 への投資額 1,903 - - 1,903 29 1,932 3,230 5,162 有形固定資産及 び無形固定資産 の増加額 8,825 3,141 738 12,706 1,319 14,025 1,155 15,181 売上高 計 EMS 計 - 78 - (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業であり、用役提供、その他機器商品の製 造及び販売を行っております。 2.調整額の内容は以下のとおりであります。 セグメント利益又は損失 (単位:百万円) 当連結会計年度 前連結会計年度 セグメント間取引消去 161 298 △5,978 △5,923 固定資産の調整額 △29 △93 合計 △5,846 △5,719 全社費用※ ※ 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費及び研究開発費であります。 セグメント資産 (単位:百万円) 当連結会計年度 前連結会計年度 セグメント間取引消去 △130,374 △120,527 全社資産※ 209,605 209,779 固定資産の調整額 △1,269 △1,357 合計 77,960 87,895 ※ 全社資産は、主に提出会社の余資運用資金、長期投資資金及び一般管理部門にかかる資産で あります。 減価償却費 (単位:百万円) 当連結会計年度 前連結会計年度 全社資産にかかる減価償却費 1,293 1,340 固定資産の調整額 △176 △147 合計 1,116 1,192 持分法適用会社への投資額 (単位:百万円) 当連結会計年度 前連結会計年度 全社投資額 3,018 3,230 (単位:百万円) 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 前連結会計年度 当連結会計年度 全社資産 1,273 1,458 固定資産の調整額 △210 △302 合計 1,063 1,155 3.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 - 79 - 【関連情報】 前連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 1.製品及びサービスごとの情報 (単位:百万円) 外部顧客への 売上高 ソリュー ション& サービス 通信 システム 社会 システム メカトロ システム プリンタ 85,510 79,989 52,566 85,533 124,831 EMS その他 37,111 17,569 合計 483,112 2.地域ごとの情報 (1)売上高 (単位:百万円) 日本 北米 337,071 中南米 21,968 欧州 8,327 中国 53,492 その他 50,626 合計 11,625 483,112 (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (2)有形固定資産 (単位:百万円) 日本 アジア 46,430 その他 6,590 合計 3,172 56,193 当連結会計年度(自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) 1.製品及びサービスごとの情報 (単位:百万円) 外部顧客への 売上高 ソリュー ション& サービス 通信 システム 社会 システム メカトロ システム プリンタ 83,944 88,937 58,927 120,697 129,271 EMS その他 40,308 18,067 合計 540,153 2.地域ごとの情報 (1)売上高 (単位:百万円) 日本 北米 341,653 中南米 22,255 欧州 34,753 56,672 中国 その他 70,519 (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (2)有形固定資産 (単位:百万円) 日本 47,447 アジア その他 6,220 3,508 - 80 - 合計 57,176 14,298 合計 540,153 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】 前連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 情報通信 システム 減損損失 プリンタ 163 EMS 20 その他 - (単位:百万円) 全社・消去 - 合計 - 184 当連結会計年度(自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) 該当事項はありません。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】 前連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 情報通信 システム 当期末残高 プリンタ 690 EMS - その他 - (単位:百万円) 全社・消去 - 合計 - 690 当連結会計年度(自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) 当期末残高 情報通信 システム 283 プリンタ EMS - - 81 - その他 - (単位:百万円) 全社・消去 - - 合計 283 (1株当たり情報) 前連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 当連結会計年度 (自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) 1株当たり純資産額 79.32円 137.74円 1株当たり当期純利益金額 36.21円 40.03円 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 26.13円 38.13円 (注)1.1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおり であります。 前連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 1株当たり当期純利益金額 当期純利益(百万円) 普通株主に帰属しない金額(百万円) (うちA種優先株式配当額) 当連結会計年度 (自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) 27,359 33,091 1,004 87 (1,004) 普通株式に係る当期純利益(百万円) 普通株式の期中平均株式数(千株) (87) 26,354 33,003 727,899 824,389 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 当期純利益調整額(百万円) (うちA種優先株式配当額) 普通株式増加数(千株) (うちA種優先株式) 希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1 株当たり当期純利益金額の算定に含めなかった 1,004 87 (1,004) (87) 319,148 43,523 (319,148) (43,523) 新株予約権4種類 新株予約権3種類 潜在株式の概要 2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。 前連結会計年度 (平成26年3月31日) 当連結会計年度 (平成27年3月31日) 純資産の部の合計額(百万円) 91,918 121,414 純資産の合計額から控除する金額(百万円) 34,188 1,788 (うちA種優先株式払込金額) (うちA種優先株式配当額) (うち新株予約権) (うち少数株主持分) 普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の 普通株式の数(千株) (重要な後発事象) 該当事項はありません。 - 82 - (30,000) (-) (1,004) (-) (79) (79) (3,104) (1,708) 57,730 119,626 727,824 868,470 ⑤【連結附属明細表】 a.社債明細表 該当事項はありません。 b.借入金等明細表 当期首残高 (百万円) 区分 当期末残高 (百万円) 平均利率 (%) 返済期限 短期借入金 55,410 44,981 1.3 - 1年以内に返済予定の長期借入金 49,067 18,348 1.6 - 1年以内に返済予定のリース債務 2,555 2,227 - - 14,526 44,241 1.5 4,912 4,499 - 126,472 114,297 - 長期借入金 (1年以内に返済予定のものを除く。) リース債務 (1年以内に返済予定のものを除く。) 計 平成28年6月30日~ 平成32年3月31日 平成28年4月3日~ 平成37年4月10日 - (注)1.「平均利率」については、借入金等の当期末残高に対する加重平均利率を記載しております。なお、リース 債務の一部について、利息相当額を認識しない方法を採用しているため、平均利率の記載を省略しておりま す。 2.「長期借入金及びリース債務(1年以内に返済予定のものを除く。)」の連結決算日後5年内における返済 予定額は以下のとおりであります。 1年超2年以内 (百万円) 2年超3年以内 (百万円) 3年超4年以内 (百万円) 4年超5年以内 (百万円) 長期借入金 14,118 11,014 10,086 9,022 リース債務 1,683 1,157 647 471 c.資産除去債務明細表 当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における資産除去債務の金額が、当連結会計年度期首及び当連結会 計年度末における負債及び純資産の合計額の100分の1以下であるため、作成を省略しております。 (2)【その他】 ①当連結会計年度における四半期情報等 (累計期間) 売上高(百万円) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 当連結会計年度 99,121 228,791 356,917 540,153 935 9,450 23,394 37,532 9 10,257 18,498 33,091 0.01 12.83 22.65 40.03 税金等調整前四半期 (当期)純利益金額 (百万円) 四半期(当期)純利益 金額(百万円) 1株当たり四半期(当 期)純利益金額(円) (会計期間) 1株当たり四半期純利 益金額(円) 第1四半期 第2四半期 0.01 12.25 第3四半期 第4四半期 9.65 16.99 ②公正取引委員会による立ち入り検査について 平成26年11月18日、当社は、「消防救急無線のデジタル化に係る商品又は役務」に関し、独占禁止法違反の疑い があるとして、公正取引委員会の立ち入り検査を受けました。 当社といたしましては、公正取引委員会による検査に全面的に協力しております。 - 83 - 2【財務諸表等】 (1)【財務諸表】 ①【貸借対照表】 前事業年度 (平成26年3月31日) 資産の部 流動資産 現金及び預金 受取手形 売掛金 リース投資資産 有価証券 製品 仕掛品 原材料及び貯蔵品 前払費用 短期貸付金 未収入金 繰延税金資産 その他 貸倒引当金 流動資産合計 固定資産 有形固定資産 建物 減価償却累計額 建物(純額) 構築物 減価償却累計額 構築物(純額) 機械及び装置 減価償却累計額 機械及び装置(純額) 車両運搬具 減価償却累計額 車両運搬具(純額) 工具、器具及び備品 減価償却累計額 工具、器具及び備品(純額) 土地 建設仮勘定 有形固定資産合計 無形固定資産 施設利用権 ソフトウエア 無形固定資産合計 22,755 783 ※3 66,703 3,298 4,000 4,645 14,445 6,950 578 ※3 51,866 ※3 6,959 2,697 ※3 451 △46 186,089 37,229 △26,634 10,595 2,475 △2,165 309 13,872 △11,869 2,002 72 △60 11 33,381 △27,281 6,100 8,397 179 27,597 116 5,482 5,598 - 84 - (単位:百万円) 当事業年度 (平成27年3月31日) 30,487 894 ※3 74,829 3,445 - 4,955 15,703 5,384 312 ※3 44,896 ※3 7,640 3,186 ※3 848 △43 192,540 38,209 △26,997 11,212 2,491 △2,178 312 13,291 △11,333 1,957 65 △53 12 34,397 △28,128 6,268 8,397 36 28,197 115 6,275 6,390 前事業年度 (平成26年3月31日) 投資その他の資産 投資有価証券 関係会社株式 出資金 関係会社出資金 関係会社長期貸付金 長期前払費用 破産更生債権等 敷金及び保証金 その他 貸倒引当金 投資その他の資産合計 固定資産合計 資産合計 負債の部 流動負債 支払手形 買掛金 短期借入金 1年内返済予定の長期借入金 リース債務 未払金 未払費用 未払法人税等 前受金 預り金 工事損失引当金 資産除去債務 その他 流動負債合計 固定負債 長期借入金 リース債務 長期未払金 繰延税金負債 退職給付引当金 関係会社事業損失引当金 資産除去債務 固定負債合計 負債合計 24,990 68,587 89 617 4,109 999 33 ※3 3,164 328 △1,105 101,814 135,010 321,099 339 ※3 45,981 ※1 36,176 48,755 851 ※3 11,010 ※3 15,383 650 1,069 ※3 2,591 - 11 417 163,238 13,027 3,082 ※3 9,588 5,164 11,516 28,855 861 72,097 235,336 ※1 - 85 - (単位:百万円) 当事業年度 (平成27年3月31日) 30,380 68,440 89 617 3,250 730 36 ※3 3,147 305 △191 106,805 141,393 333,934 ※3 2,462 ※3 50,066 ※1 24,720 16,986 959 ※3 9,749 ※3 17,263 403 1,318 ※3 3,688 65 31 3 127,720 43,931 3,147 7,326 5,873 11,151 27,644 888 99,963 227,683 ※1 前事業年度 (平成26年3月31日) 純資産の部 株主資本 資本金 資本剰余金 資本準備金 その他資本剰余金 資本剰余金合計 利益剰余金 その他利益剰余金 繰越利益剰余金 利益剰余金合計 自己株式 株主資本合計 評価・換算差額等 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 評価・換算差額等合計 新株予約権 純資産合計 負債純資産合計 44,000 15,000 6,553 21,553 17,475 17,475 △419 82,609 3,486 △411 3,074 79 85,763 321,099 - 86 - (単位:百万円) 当事業年度 (平成27年3月31日) 44,000 15,000 6,553 21,553 33,830 33,830 △440 98,943 7,301 △72 7,228 79 106,251 333,934 ②【損益計算書】 前事業年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 238,786 183,624 55,161 ※1 42,535 12,626 ※2 705 6 ※2 770 ※2 1,353 392 ※2 444 3,672 ※2 1,935 446 ※2 657 3,039 13,259 17 406 - - 31 456 ※3 423 163 33 277 1,143 2,040 11,675 △513 130 △382 12,057 売上高 売上原価 売上総利益 販売費及び一般管理費 営業利益 営業外収益 受取利息 有価証券利息 受取配当金 受取ブランド使用料 為替差益 雑収入 営業外収益合計 営業外費用 支払利息 シンジケートローン手数料 雑支出 営業外費用合計 経常利益 特別利益 固定資産売却益 投資有価証券売却益 関係会社株式売却益 関係会社清算益 関係会社出資金売却益 特別利益合計 特別損失 固定資産処分損 減損損失 投資有価証券評価損 関係会社出資金評価損 関係会社事業損失引当金繰入額 特別損失合計 税引前当期純利益 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 法人税等合計 当期純利益 - 87 - (単位:百万円) (自 至 当事業年度 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 258,260 200,750 57,509 ※1 40,784 16,725 ※2 717 6 ※2 2,641 ※2 784 6,014 ※2 561 10,725 1,769 723 ※2 1,195 3,688 23,763 - - 223 75 - 298 ※3 479 - - - - 479 23,582 552 △1,184 △632 24,215 ※2 ※2 ※2 ※2 ③【株主資本等変動計算書】 前事業年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) (単位:百万円) 株主資本 資本剰余金 資本金 資本準備金 当期首残高 利益剰余金 その他資本 剰余金 資本剰余金 合計 その他利益 剰余金 繰越利益剰 余金 利益剰余金 合計 自己株式 株主資本合 計 44,000 15,000 6,553 21,553 6,450 6,450 △386 71,616 会計方針の変更による累積的影 響額 - - 会計方針の変更を反映した当期首 残高 44,000 15,000 6,553 21,553 6,450 6,450 △386 71,616 剰余金の配当 △1,032 △1,032 △1,032 当期純利益 12,057 12,057 12,057 自己株式の取得 △32 △32 株主資本以外の項目の当期変動 額(純額) - - - - 11,025 11,025 △32 10,992 44,000 15,000 6,553 21,553 17,475 17,475 △419 82,609 当期変動額 当期変動額合計 当期末残高 評価・換算差額等 その他有価 証券評価差 額金 繰延ヘッジ 損益 評価・換算 差額等合計 1,718 △670 会計方針の変更による累積的影 響額 会計方針の変更を反映した当期首 残高 新株予約権 純資産合計 1,048 79 72,744 - 1,718 △670 1,048 79 72,744 剰余金の配当 △1,032 当期純利益 12,057 自己株式の取得 △32 1,767 258 2,026 - 2,026 当期変動額合計 1,767 258 2,026 - 13,019 当期末残高 3,486 △411 3,074 79 85,763 当期首残高 当期変動額 株主資本以外の項目の当期変動 額(純額) - 88 - 当事業年度(自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日) (単位:百万円) 株主資本 資本剰余金 資本金 資本準備金 当期首残高 利益剰余金 その他資本 剰余金 資本剰余金 合計 その他利益 剰余金 繰越利益剰 余金 利益剰余金 合計 自己株式 株主資本合 計 44,000 15,000 6,553 21,553 17,475 17,475 △419 82,609 会計方針の変更による累積的影 響額 △2,898 △2,898 △2,898 会計方針の変更を反映した当期首 残高 44,000 15,000 6,553 21,553 14,577 14,577 △419 79,711 剰余金の配当 △4,962 △4,962 △4,962 当期純利益 24,215 24,215 24,215 自己株式の取得 △21 △21 株主資本以外の項目の当期変動 額(純額) - - - - 19,252 19,252 △21 19,231 44,000 15,000 6,553 21,553 33,830 33,830 △440 98,943 当期変動額 当期変動額合計 当期末残高 評価・換算差額等 その他有価 証券評価差 額金 繰延ヘッジ 損益 評価・換算 差額等合計 3,486 △411 会計方針の変更による累積的影 響額 会計方針の変更を反映した当期首 残高 新株予約権 純資産合計 3,074 79 85,763 △2,898 3,486 △411 3,074 79 82,865 剰余金の配当 △4,962 当期純利益 24,215 自己株式の取得 △21 3,815 339 4,154 - 4,154 当期変動額合計 3,815 339 4,154 - 23,385 当期末残高 7,301 △72 7,228 79 106,251 当期首残高 当期変動額 株主資本以外の項目の当期変動 額(純額) - 89 - 【注記事項】 (重要な会計方針) 1.有価証券の評価基準及び評価方法 (1)子会社株式及び関連会社株式 …移動平均法に基づく原価法 (2)その他有価証券 ①時価のあるもの …期末日の市場価格等に基づく時価法 (評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定しております。) ②時価のないもの …移動平均法に基づく原価法 2.デリバティブ等の評価基準及び評価方法 デリバティブ …時価法 3.たな卸資産の評価基準及び評価方法 製品 …移動平均法に基づく原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 仕掛品 …個別法に基づく原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 原材料及び貯蔵品 …移動平均法に基づく原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 4.固定資産の減価償却の方法 (1)有形固定資産(リース資産を除く) 定率法 (但し、平成10年4月1日以降取得した建物(建物附属設備を除く)については、定額法を採用しておりま す。) (2)無形固定資産(リース資産を除く) 市場販売目的のソフトウェア 見込販売有効期間(3年)における見込販売数量に基づく償却方法 自社利用のソフトウェア 見込利用可能期間(5年)に基づく定額法 その他 定額法 (3)リース資産 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産 リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法 (なお、所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開始日が平成20年3月31日以前のリー ス取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。) 5.引当金の計上基準 (1)貸倒引当金 売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定 の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。 (2)工事損失引当金 受注工事の損失に備えるため、当事業年度末における手持工事のうち、損失発生の可能性が高く、かつ、そ の金額を合理的に見積もることができる工事について、翌事業年度以降の損失見込額を計上しております。 (3)退職給付引当金 従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事 業年度末において発生していると認められる額を計上しております。 なお、会計基準変更時差異については15年による按分額を費用処理しております。 過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(13年)による定額法により費 用処理しております。 数理計算上の差異は、各事業年度の発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(13年)による定 額法により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしております。 - 90 - (4)関係会社事業損失引当金 関係会社の事業損失に備えるため、当該会社の財政状態及び経営成績等を勘案し、損失負担見込額を計上し ております。 6.ヘッジ会計の方法 (1)ヘッジ会計の方法 繰延ヘッジを採用しております。なお、通貨スワップ取引については振当処理の要件を満たしている場合は 振当処理を、金利スワップ取引については特例処理の要件を満たしている場合は特例処理を採用しておりま す。 (2)ヘッジ手段とヘッジ対象 外貨建債権債務の為替レート変動をヘッジするため通貨スワップ取引を利用しております。また、変動金利 支払いの短期借入金及び長期借入金について将来の取引市場での金利変動リスクをヘッジするため金利スワッ プ取引を利用しております。 (3)ヘッジ方針 相場変動リスクにさらされている債権債務に係るリスクを回避する目的で、デリバティブ取引を利用するこ ととしております。 (4)ヘッジ有効性評価の方法 ヘッジ開始時から有効性判定時点までの期間において、ヘッジ対象及びヘッジ手段それぞれの相場変動又は キャッシュ・フロー変動を比較し、両者の変動額等を基礎として判断しております。 7.その他財務諸表作成のための重要な事項 (1)退職給付に係る会計処理 退職給付に係る会計基準変更時差異、未認識過去勤務費用及び未認識数理計算上の差異の未処理額の会計処 理の方法は、連結財務諸表におけるこれらの会計処理の方法と異なっております。 (2)消費税等の会計処理 消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっております。 (3)連結納税制度の適用 連結納税制度を適用しております。 (会計方針の変更等) 「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 平成24年5月17日。以下「退職給付会計基準」とい う。)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第25号 平成27年3月26日。以下 「退職給付適用指針」という。)を、退職給付会計基準第35項本文及び退職給付適用指針第67項本文に掲げられ た定めについて当事業年度より適用し、退職給付債務及び勤務費用の計算方法を見直し、退職給付見込額の期間 帰属方法をポイント基準または期間定額基準から給付算定式基準へ変更しております。割引率の決定方法につい ても、退職給付の見込支払日までの平均期間に基づく割引率から、退職給付の支払見込期間及び支払見込期間ご との金額を反映した単一の加重平均割引率へ変更いたしました。 退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第37項に定める経過的な取扱いに従って、当事業年 度の期首において、退職給付債務及び勤務費用の計算方法の変更に伴う影響額を繰越利益剰余金に加減しており ます。 この結果、当事業年度の期首において、退職給付引当金が2,898百万円増加するとともに、繰越利益剰余金が 2,898百万円減少しております。なお、当事業年度の損益に与える影響は軽微であります。 また、1株当たり純資産額は3.04円減少しております。 - 91 - (貸借対照表関係) ※1 担保資産及び担保付債務 担保に供している資産は、次のとおりであります。 前事業年度 (平成26年3月31日) 投資有価証券 当事業年度 (平成27年3月31日) 14,765百万円 19,148百万円 担保付債務は、次のとおりであります。 前事業年度 (平成26年3月31日) 短期借入金 当事業年度 (平成27年3月31日) 6,700百万円 3,500百万円 2 当社は次のとおり従業員及び関係会社に対し、銀行借入金他の債務保証を行っております。 前事業年度 (平成26年3月31日) 当事業年度 (平成27年3月31日) (株)沖データ 3,529百万円 OKI DATA AMERICAS, INC. 3,087 (30,000千米ドル) (株)沖データ 3,273百万円 OKI DATA AMERICAS, INC. 3,608 (30,000千米ドル) OKI EUROPE LTD.及びその子会社 2,891 (16,390千スターリングポンド、596千ユーロ) OKI DATA MANUFACTURING (THAILAND)CO.,LTD. OKI HONG KONG LTD. 2,052 (18,962千米ドル、7,590千香港ドル) (350,000千バーツ) OKI EUROPE LTD.及びその子会社 912 OKI DATA MANUFACTURING (THAILAND)CO.,LTD. その他 1,106 (350,000千バーツ) 1,139 6件 計 1,291 (4,847千スターリングポンド、375千ユーロ) その他 4件 854 13,806 計 9,939 ※3 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務は、次のとおりであります。 前事業年度 (平成26年3月31日) 当事業年度 (平成27年3月31日) 短期金銭債権 長期金銭債権 69,741百万円 1,161 67,314百万円 1,161 短期金銭債務 長期金銭債務 23,604 11 25,652 - 4 当社は、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行等と当座貸越契約を締結しております。 当事業年度末における当座貸越契約に係る借入未実行残高等は次のとおりであります。 前事業年度 (平成26年3月31日) 当座貸越極度額の総額 借入実行残高 差引額 - 92 - 当事業年度 (平成27年3月31日) 42,157百万円 28,346 41,837百万円 21,220 13,811 20,617 (損益計算書関係) ※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。 (自 至 前事業年度 平成25年4月1日 平成26年3月31日) 給料賃金 減価償却費 11,700百万円 1,262 手数料 研究開発費 販売費に属する費用のおおよその割合 4,351 10,493 一般管理費に属する費用のおおよその割合 ※2 (自 至 当事業年度 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 12,129百万円 1,277 4,622 9,315 64% 64% 36% 36% 関係会社との取引高の総額は次のとおりであります。 (自 至 営業取引による取引高 売上高 仕入高 営業取引以外の取引による取引高 前事業年度 平成25年4月1日 平成26年3月31日) (自 至 当事業年度 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 34,893百万円 44,252百万円 60,409 61,451 5,050 6,268 ※3 固定資産処分損の内容は次のとおりであります。 (自 至 建物 前事業年度 平成25年4月1日 平成26年3月31日) 197百万円 機械及び装置 工具、器具及び備品 ソフトウェア その他 計 - 93 - (自 至 当事業年度 平成26年4月1日 平成27年3月31日) 156百万円 63 83 150 174 3 58 8 5 423 479 (有価証券関係) 子会社株式及び関連会社株式 前事業年度(平成26年3月31日) 区分 関連会社株式 合計 貸借対照表計上額 (百万円) 時価 (百万円) 差額 (百万円) 1,608 2,288 679 1,608 2,288 679 当事業年度(平成27年3月31日) 区分 関連会社株式 合計 貸借対照表計上額 (百万円) 時価 (百万円) 差額 (百万円) 1,608 4,249 2,641 1,608 4,249 2,641 (注)時価を把握することが極めて困難と認められる子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額 (単位:百万円) 区分 前事業年度 (平成26年3月31日) 子会社株式 関連会社株式 当事業年度 (平成27年3月31日) 66,732 66,664 246 166 これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「子会社株式及び関 連会社株式」には含めておりません。 - 94 - (税効果会計関係) 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳 前事業年度 (平成26年3月31日) 繰延税金資産 当事業年度 (平成27年3月31日) 関係会社事業損失引当金否認 退職給付引当金否認 10,388百万円 8,748 8,846百万円 7,702 繰越欠損金 関係会社株式評価損否認 12,705 6,287 7,099 5,556 連結間譲渡損失調整 退職給付制度変更による未払金否認 4,009 4,026 3,564 2,882 未払賞与否認 減損損失否認 1,547 1,043 1,500 861 927 416 738 369 2,254 1,792 たな卸資産評価損否認 貸倒損失否認 その他 繰延税金資産小計 52,355 40,913 △48,948 △36,769 3,406 4,143 △3,830 △1,904 △3,405 △3,308 △139 △117 繰延税金負債合計 △5,874 △6,830 繰延税金資産の純額 △2,467 △2,687 評価性引当額 繰延税金資産合計 繰延税金負債 退職給付信託設定益否認 その他有価証券評価差額金 その他 2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった 主な項目別の内訳 前事業年度 (平成26年3月31日) 法定実効税率 38.0% 当事業年度 (平成27年3月31日) 36.0% (調整) 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △1.5 △4.0 交際費等永久に損金に算入されない項目 繰延税金資産に係る評価性引当額の減少 3.6 △43.7 1.9 △35.0 0.5 △2.1 0.3 △0.9 1.9 △1.0 △3.3 △2.7 住民税均等割 法人税の特別税額控除 その他 税効果会計適用後の法人税等の負担率 3.法人税等の税率変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正 「所得税法等の一部を改正する法律」(平成27年法律第9号)及び「地方税法等の一部を改正する法律」(平成27 年法律第2号)が平成27年3月31日に公布され、平成27年4月1日以後に開始する事業年度から法人税率等の引下げ 等が行われることとなりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、従 来の36.0%から平成27年4月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異等については33.0%に、平成28年4 月1日に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異等については32.0%に変更されております。 この税率変更により、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)は480百万円増加しておりま す。法人税等調整額は66百万円減少し、その他有価証券評価差額金は413百万円増加しております。 - 95 - (重要な後発事象) 該当事項はありません。 ④【附属明細表】 【有形固定資産等明細表】 (単位:百万円) 資産の 種 類 区分 当期首 残 高 建物 構築物 機械及び装置 車両運搬具 有形固定資 工具、器具及び 産 備品 土地 建設仮勘定 計 施設利用権 無形固定資 ソフトウエア 産 計 当 期 増加額 当 期 減少額 当 期 償却額 当期末 残 高 減価償却 累計額 10,595 1,640 63 960 11,212 26,997 309 33 0 29 312 2,178 2,002 484 64 464 1,957 11,333 11 4 0 3 12 53 6,100 2,993 173 2,652 6,268 28,128 8,397 - - - 8,397 - 179 991 1,134 - 36 - 27,597 6,147 1,437 4,109 28,197 68,691 116 - - 1 115 - 5,482 2,940 58 2,088 6,275 - 5,598 2,940 58 2,089 6,390 - 【引当金明細表】 (単位:百万円) 科目 当期首残高 貸倒引当金 工事損失引当金 関係会社事業損失引当金 当期増加額 当期減少額 当期末残高 1,151 234 1,151 234 - 65 - 65 28,855 27,644 28,855 27,644 (2)【主な資産及び負債の内容】 連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。 (3)【その他】 該当事項はありません。 - 96 - 第6【提出会社の株式事務の概要】 事業年度 4月1日から3月31日まで 定時株主総会 6月中 基準日 3月31日 剰余金の配当の基準日 9月30日 3月31日 単元株式数 普通株式 1,000株 A種優先株式 1株 単元未満株式の買取り・売渡し 取扱場所 (特別口座) 東京都中央区八重洲1丁目2番1号 みずほ信託銀行株式会社 本店証券代行部 株主名簿管理人 (特別口座) 東京都中央区八重洲1丁目2番1号 みずほ信託銀行株式会社 取次所 - 買取・売渡手数料 無 公告掲載方法 料 電子公告により行います。ただし、やむを得ない事由により、電子公 告ができないときは、日本経済新聞に掲載してこれを行います。 ホームページアドレス:http://www.oki.com/jp/ 株主に対する特典 該当事項はありません。 (注)1.定款により、当会社の株主の有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を行使することがで きません。 (1)会社法第189条第2項に掲げる権利 (2)会社法第166条第1項の規定による請求をする権利 (3)株主の有する株式数に応じて募集株式の割当ておよび募集新株予約権の割当てを受ける権利 2.平成27年6月24日開催の定時株主総会において、A種優先株式の単元株式数に関連する定めを削除する定款 の変更が決議された結果、この有価証券報告書の提出日現在の定款では、単元株式数は普通株式1,000株となっ ております。 - 97 - 第7【提出会社の参考情報】 1【提出会社の親会社等の情報】 当社は、法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。 2【その他の参考情報】 当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。 (1) 有価証券報告書 及びその添付書類 事業年度 (第90期) 自 至 平成25年4月1日 平成26年3月31日 平成26年6月25日 関東財務局長に提出 (2) 内部統制報告書 及びその添付書類 (3) 四半期報告書 及び確認書 第91期第1四半期 自 至 平成26年4月1日 平成26年6月30日 平成26年8月13日 関東財務局長に提出 第91期第2四半期 自 平成26年7月1日 平成26年11月13日 至 平成26年9月30日 関東財務局長に提出 自 平成26年10月1日 平成27年2月13日 至 平成26年12月31日 関東財務局長に提出 並びに確認書 平成26年6月25日 関東財務局長に提出 第91期第3四半期 (4) 臨時報告書 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2(株主総会におけ 平成26年6月30日 る議決権行使の結果)に基づく臨時報告書であります。 関東財務局長に提出 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第19号(財政状態及び経営成 平成27年2月3日 績に著しい影響を与える事象)に基づく臨時報告書であります。 関東財務局長に提出 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第12号及び第19号(財政状態 平成27年5月8日 及び経営成績に著しい影響を与える事象)に基づく臨時報告書であります。 関東財務局長に提出 - 98 - 第二部【提出会社の保証会社等の情報】 該当事項はありません。 - 99 - 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 平成27年6月24日 沖電気工業株式会社 取締役会 御中 新日本有限責任監査法人 指定有限責任社員 公認会計士 業 務 執 行 社 員 木 村 修 指定有限責任社員 公認会計士 業 務 執 行 社 員 佐 藤 晶 指定有限責任社員 公認会計士 業 務 執 行 社 員 薄 井 誠 指定有限責任社員 公認会計士 業 務 執 行 社 員 山 川 幸 康 <財務諸表監査> 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて いる沖電気工業株式会社の平成26年4月1日から平成27年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結 貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結 財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。 連結財務諸表に対する経営者の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に 表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために 経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 監査人の責任 当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明するこ とにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準 は、当監査法人に連結財務諸表に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定 し、これに基づき監査を実施することを求めている。 監査においては、連結財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、当 監査法人の判断により、不正又は誤謬による連結財務諸表の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用され る。財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価 の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、連結財務諸表の作成と適正な表示に関連する内部統制 を検討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価 も含め全体としての連結財務諸表の表示を検討することが含まれる。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査意見 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、沖電 気工業株式会社及び連結子会社の平成27年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績 及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。 <内部統制監査> 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、沖電気工業株式会社の平成27 年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。 内部統制報告書に対する経営者の責任 経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に 係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性があ る。 監査人の責任 当監査法人の責任は、当監査法人が実施した内部統制監査に基づいて、独立の立場から内部統制報告書に対する意見を 表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準 に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準は、当監査法人に内部統制報告書に重要な虚偽 表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき内部統制監査を実施すること を求めている。 内部統制監査においては、内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するた めの手続が実施される。内部統制監査の監査手続は、当監査法人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性 に基づいて選択及び適用される。また、内部統制監査には、財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果 について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討することが含まれる。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査意見 当監査法人は、沖電気工業株式会社が平成27年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の 内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務 報告に係る内部統制の評価結果について、すべての重要な点において適正に表示しているものと認める。 利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会 社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 独立監査人の監査報告書 平成27年6月24日 沖電気工業株式会社 取締役会 御中 新日本有限責任監査法人 指定有限責任社員 公認会計士 業 務 執 行 社 員 木 村 修 指定有限責任社員 公認会計士 業 務 執 行 社 員 佐 藤 晶 指定有限責任社員 公認会計士 業 務 執 行 社 員 薄 井 誠 指定有限責任社員 公認会計士 業 務 執 行 社 員 山 川 幸 康 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて いる沖電気工業株式会社の平成26年4月1日から平成27年3月31日までの第91期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対 照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。 財務諸表に対する経営者の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示 することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が 必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 監査人の責任 当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することに ある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、 当監査法人に財務諸表に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに 基づき監査を実施することを求めている。 監査においては、財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、当監査 法人の判断により、不正又は誤謬による財務諸表の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。財務 諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に 際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、財務諸表の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。 また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体と しての財務諸表の表示を検討することが含まれる。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査意見 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、沖電気工 業株式会社の平成27年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績をすべての重要な点におい て適正に表示しているものと認める。 利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会 社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。