本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DATA SHEET DS07–12547–7 8 ビット・マイクロコントローラ CMOS MB89530A シリーズ MB89535A/537A/537AC/538A/538AC/F538 MB89F538L/P538/PV530 ■ 概 要 MB89530A シリーズは , F2MC*-8L コアを使用し , 低電圧 , 高速動作をサポートするワンチップマイクロコントローラで す。内部周辺機能には , タイマ , シリアルインタフェース , A/D コンバータ , 外部割込みなどがあり , 民生用から産業用機 器にまで至る豊富な用途はもちろん , 携帯用機器向けの用途にも適した汎用ワンチップマイクロコントローラです。 *: F2MC は FUJITSU Flexible Microcontroller の略で , 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の商標です。 ■ 特 長 ・豊富なパッケージ展開 ・QFP パッケージ (1.00 mm ピッチ ) ・2 タイプの LQFP パッケージ (0.65 mm ピッチ , 0.50 mm ピッチ ) ・SH-DIP パッケージ (1.778 mm ピッチ ) ・BCC パッケージ ( 0.50 mm ピッチ ) ・低電圧での高速動作が可能 最小命令実行時間 0.32 µs ( 原発振 12.5 MHz 時 ) ・F2MC-8L CPU コア コントローラに最適な命令体系 ・乗除算命令 ・16 ビット演算 ・ビットテストによるブランチ命令 ・ビット操作命令など ・5 系統のタイマ ・8 ビット PWM タイマ:2 チャネルタイマ ( インターバルタイマか PWM タイマのどちらかとして使用可能 ) ・パルス幅カウントタイマ ( 連続計測とリモート制御受信などの用途をサポート ) ・16 ビットタイマカウンタ ・21 ビットタイムベースタイマ ・時計プリスケーラ (17 ビット ) ・UART クロック同期・非同期の切換え可能 (続く) 富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/ Copyright©2001-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2008.10 MB89530A シリーズ (続き) ・2 つのシリアルインタフェース ( シリアル I/O) 転送方向が選択可能なこと (MSB ファーストまたは LSB ファーストを指定 ) により , 豊富な機器と通信が可能 ・10 ビット A/D コンバータ (8 チャネル ) 外部クロック入力とタイムベースタイマ出力により起動をサポート (MB89F538/F538L を除く ) ・2 つのプログラム可能パルスジェネレータ (PPG) ・パルス幅とパルス周期がプログラムで選択可能な 6 ビット PPG ・パルス幅とパルス周期がプログラムで選択可能な 12 ビット PPG (2 チャネル ) ・I2C インタフェース回路 ・外部割込み 1 (1 系統クロック品 : 4 チャネル , 2 系統クロック品 : 3 チャネル ) ・4 本または 3 本の入力が独立し , スタンバイモードからの解除が可能 ( エッジの検出機能付き ) ・外部割込み 2 (MB89F538/F538L 以外:8 チャネル , MB89F538/F538L:7 チャネル ) ・8 本または 7 本の入力が独立し , スタンバイモードからの解除が可能 ( レベルエッジの検出機能付き ) ・スタンバイモード ( 低消費電力モード ) ・ストップモード ( 発振を停止するため電流消費がほとんどない ) ・スリープモード (CPU を停止するため消費電流が通常の約 1 / 3 になる ) ・サブクロックモード ・時計モード ・ウォッチドッグタイマリセット ・I/O ポート ・最大ポート数 1 系統クロック品 : MB89F538/F538L 以外 53 本 MB89F538/F538L 52 本 2 系統クロック品 : MB89F538/F538L 以外 51 本 MB89F538/F538L 50 本 ・汎用入出力ポート (CMOS):38 本 (MB89F538/F538L は 37 本 ) ・汎用入出力ポート (N-ch オープンドレイン ):2 本 ・汎用出力ポート (N-ch オープンドレイン ):8 本 ・汎用入力ポート (CMOS) 1 系統クロック品 : 5 本 2 系統クロック品 : 3 本 2 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ ■ 品種構成 品種 MB89535A 項目 分類 MB89537A/ MB89538A/ MB89537AC MB89538AC MB89F538/ MB89F538L MB89P538 MB89PV530 Flash 品 OTP 品 評価用品 48 K バイト× 8 ビット ( 内蔵 ROM) ( 汎用 EPROM ライタにより 書込み可能 ) 48 K バイト× 8 ビット ( 外付け ROM) * 2 量産 ( マスク ROM 品 ) ROM 容量 48 K バイト× 16 K バイト 8 ビット 32 K バイト× 48 K バイト× × ( 内蔵 Flash) 8 ビット 8 ビット 8 ビット ( 汎用 EPROM ( 内蔵 ROM) ( 内蔵 ROM) ( 内蔵 ROM) ライタにより書 込み可能 ) RAM 容量 512 バイト× 8 ビット 動作電圧 CPU 機能 1 K バイト× 8 ビット 2.2 V ∼ 5.5 V * 1 (MB89535A/537A/538A/537AC/538AC) 基本命令数 命令ビット長 命令長 データビット長 最小命令実行時間 最小割込み処理時間 入力ポート 出力専用ポート ポート 周 辺 機 能 タイムベース タイマ 2 K バイト× 8 ビット MB89F538: 3.5 V ∼ 5.5 V MB89F538L: 2.4 V ∼ 3.6 V * 1 2.7 V ∼ 5.5 V 2.7 V ∼ 5.5 V :136 命令 :8 ビット :1 ∼ 3 バイト :1, 8, 16 ビット :0.32 µs / 12.5 MHz :2.88 µs / 12.5 MHz :1 系統クロック品 5 本 (4 本は , 外部割込みと兼用 ) 2 系統クロック品 3 本 (3 本は , 外部割込みと兼用 ) :8 本 (8 本は , A/D コンバータ入力と兼用 ) (N-ch オープンドレイン ) :2 本 (2 本は , SO2/SDA および SI2/SCL と兼用 ) 入出力ポート (N-ch オープンドレイン ) 入出力ポート (CMOS) :38 本 (MB89F538/F538L 以外 ) 入出力ポート (CMOS) :37 本 (21 本だけは , ほかの機能との兼用なし ) (MB89F538/F538L) 合計 (MB89F538/F538L 以外 ) :1 系統クロック品 53 本 , 2 系統クロック品 51 本 合計 (MB89F538/F538L) :1 系統クロック品 52 本 , 2 系統クロック品 50 本 21 ビット メインクロック原発振が 12.5 MHz 時の割込み周期 ( 約 0.655 ms, 2.621 ms, 20.97 ms, 335.5 ms) ウォッチドッグ メインクロック原発振が 12.5 MHz 時のリセット周期 ( 約 167.8 ms ∼ 335.6 ms) タイマ サブクロック原発振が 32.768 kHz 時のリセット周期 ( 約 500 ms ∼ 1000 ms) PWM タイマ 時計プリスケーラ 8 ビットインターバルタイマ動作 ( 矩形波出力をサポート , 動作クロック周期:1, 8, 16, 64 tinst) 8 ビット解像度パルス幅計測 ( 変換周期:28 tinst * 3 ∼ 28 × 64 tinst * 3) 2 チャネル ( インターバルタイマとしても使用可能 ) , ch.1 の出力と ch.2 のカウントクロックとして 使用可能 ) 17 ビットサブクロック原発振が 32.768 kHz 時のインターバル時間 ( 約 31.25 ms, 0.25 s, 0.50 s, 1.00 s, 2.00 s, 4.00 s) (続く) DS07–12547–7 3 MB89530A シリーズ (続き) 品種 MB89535A 項目 MB89537A/ MB89538A/ MB89F538/ MB89537AC MB89538AC MB89F538L MB89P538 MB89PV530 パルス幅 カウントタイマ 8 ビットワンショットタイマ動作 ( アンダフロー出力をサポート , 動作クロック周期:1, 4, 32 tinst * 3, 外部 ) 8 ビットリロードタイマ動作 ( 矩形波出力をサポート , 動作クロック周期:1, 4, 32 tinst * 3, 外部 ) 8 ビットパルス幅計測動作 ( 連続計測 , “H” 幅計測 , “L” 幅計測 , ↑から↑ , ↓から↓ , “H” 幅測定 と↑から↑の測定が可能 ) 16 ビット タイマ / カウンタ 16 ビットタイマ動作 ( 動作クロック周期:1 tinst * 3, 外部 ) 16 ビットイベントカウンタ動作 ( 立上り , 立下り , または両エッジを選択可能 ) 16 ビット× 1 チャネル シリアル I/O 8 ビット長 LSB 先行または MSB 先行を選択可能 転送クロック (2, 8, 32 tinst * 3, 外部 ) UART/SIO CLK 同期 /CLK 非同期データ転送可能 (8, 9 ビットをパリティビット付きで , 7, 8 ビットをパリ ティビットなし ) 内蔵のボーレートジェネレータによって 14 種類のボーレートが選択可能 周 辺 UART 機 能 CLK 同期 /CLK 非同期データ転送可能 (4, 6, 7, 8 ビットをパリティビット付きで , 5, 7, 8, 9 ビッ トをパリティビットなし ) 内蔵のボーレートジェネレータによって 14 種類のボーレートが選択可能 外部クロック入力 , 2 チャネル 8 ビット PWM タイマ出力によるボーレート設定も可能 外部割込み 1 1 系統クロック品 : 4 チャネル独立 , 2 系統クロック品 : 3 チャネル独立 立上り , 立下りまたは両エッジを選択可能 スタンバイモードからの解除に使用可能 ( エッジの検出はストップモードでも使用可能 ) 外部割込み 2 MB89F538/F538L 以外:8 チャネル , MB89F538/F538L:7 チャネル スタンバイモードからの解除に使用可能 6 ビット PPG, 12 ビット PPG 周期がプログラム可能な矩形波を生成可能 6 ビット× 1 チャネルおよび 12 ビット× 2 チャネル I2C バス インタフェース なし A/D コンバータ 10 ビット解像度× 8 チャネル A/D 変換機能 ( 変換時間:60 tinst * 3) 外部クロックによる繰り返し起動をサポート (MB89F538/F538L を除く ) 内部クロックによる繰り返し起動をサポート 基準電圧入力あり (AVR) 1 チャネル , インテル社のシステム管理バス改版 1.0 とフィリップス社の I2C 仕様に準拠 2 線式通信 (MB89PV530/P538/F538/F538L/537AC/538AC のみ内蔵 ) スタンバイモード ( 低電力モード ) スリープモード , ストップモード , サブクロックモード , 時計モード プロセス CMOS * 1:動作周波数に依存します。 * 2:外付け ROM として MBM27C512 を使用します。 * 3:tinst は , 命令サイクル ( 実行時間 ) であり , メインクロックの 1/4, 1/8, 1/16, 1/64 またはサブクロックの 1/2 を選択 可能です。 (注意事項)MB89535A/537A/538A は , I2C 機能を内蔵していません。 I2C 機能を使用する場合は , MB89537AC/538AC/F538/F538L/P538/PV530 を使用してください。 4 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ ■ パッケージと品種対応 品種 MB89535A パッケージ MB89537A/ MB89538A/ MB89F538 MB89F538L MB89P538 MB89PV530 537AC 538AC DIP-64P-M01 ○ ○ ○ ○ ○ ○ × FPT-64P-M24 ○ ○ ○ × × × × FPT-64P-M06 ○ ○ ○ ○ ○ ○ × FPT-64P-M23 ○ ○ ○ ○ ○ ○ × LCC-64P-M19 ○ ○ ○ × ○ × × MDP-64C-P02 × × × × × × ○ MQP-64C-P01 × × × × × × ○ ○:使用可能 ×:使用不可能 端子ピッチを変換する変換ソケットが使用可能です。 ■ 品種間の相違点 1. メモリ空間 評価用品などで評価する場合には , 実際に使用する品種との相違をよく確認の上 , 評価してください。特に , 以下の点に 注意してください 「■ ( CPU コア 1. メモリ空間」を参照 ) 。 ・ プログラム ROM 領域は , MB89F538, MB89F538L, MB89P538 と MB89PV530 上の 4000H から始まります。 ・ スタック領域などを RAM の上限に設定している場合 2. 消費電流 ・ MB89PV530 では , 背面ソケットに接続している EPROM の消費する電流が加わります。 ・ 低速で動作させた場合には , ワンタイム PROM あるいは , EPROM 搭載品種の消費電流は , マスク ROM 搭載品種より 多くなります。ただし , スリープモードまたはストップモード時の消費電流は同等となります。 詳細については ,「■電気的特性」を参照してください。 3. マスクオプション オプションで使用できる機能 , オプションの指定方法は , 品種により異なります。ご使用の前に 「■マスクオプション」 , を確認してください。 4. ワイルドレジスタ機能 ワイルドレジスタ機能が使用できる空間を表に示します。 ワイルドレジスタ機能が使用できる空間 品種名 アドレス空間 MB89PV530 4000H ∼ FFFFH MB89F538/F538L 4000H ∼ FFFFH MB89P538 4000H ∼ FFFFH MB89537A/537AC 8000H ∼ FFFFH MB89538A/538AC 4000H ∼ FFFFH MB89535A C000H ∼ FFFFH DS07–12547–7 5 MB89530A シリーズ ■ 端子配列図 (TOP VIEW) P36/WTO P37/PTO1 P40/INT20/EC P41/INT21/SCK2 P42/INT22/SO2/SDA P43/INT23/SI2/SCL P44/INT24/UCK2 P45/INT25/UO2 P46/INT26/UI2 P47/INT27/ADST/MOD2∗1 P50/AN0 P51/AN1 P52/AN2 P53/AN3 P54/AN4 P55/AN5 P56/AN6 P57/AN7 AVCC AVR AVSS P60/INT10 P61/INT11 P62/INT12 P63/INT13/X0A∗2 P64/X1A∗2 RST MOD0 MOD1 X0 X1 VSS 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 ∗4 A15 A12 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 O1 O2 O3 VSS 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 92 91 90 89 88 87 86 85 84 83 82 81 80 79 VCC A14 A13 A8 A9 A11 OE A10 CE O8 O7 O6 O5 O4 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 VCC P35/PWC P34/PTO2 P33/SI1 (UI1) P32/SO1 (UO1) P31/SCK1 (UCK1) /LMCO P30/PPG03/MCO C/N.C. ∗3 P00 P01 P02 P03 P04 P05 P06 P07 P10 P11 P12 P13 P14 P15 P16 P17 P20/PWCK P21/PPG01 P22/PPG02 P23 P24 P25 P26 P27 (DIP-64P-M01) (MDP-64C-P02) * 1:10 ピンは , MB89F538/F538L では MOD2 端子 , MB89F538/F538L 以外では P47/INT27/ADST 端子となります。 * 2:25, 26 ピンは , 1 系統クロック品では P63/INT13, P64 端子 , 2 系統クロック品では X0A, X1A 端子となります。 * 3:57 ピンは , 品種により端子機能が異なります。詳細につきましては , 「■端子機能説明」および「■デバイス の取扱いについて」を参照してください。 * 4:パッケージ上側の端子配列 (MB89PV530 専用 ) 端子番号 端子記号 端子番号 端子記号 端子番号 端子記号 端子番号 端子記号 65 A15 73 A1 81 O6 89 A8 66 A12 74 A0 82 O7 90 A13 67 A7 75 O1 83 O8 91 A14 68 A6 76 O2 84 CE 92 VCC 69 A5 77 O3 85 A10 70 A4 78 VSS 86 OE 71 A3 79 O4 87 A11 72 A2 80 O5 88 A9 N.C.:内部接続用のため使用不可 (続く) 6 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 P45/INT25/UO2 P44/INT24/UCK2 P43/INT23/SI2/SCL P42/INT22/SO2/SDA P41/INT21/SCK2 P40/INT20/EC P37/PTO1 P36/WTO VCC P35/PWC P34/PTO2 P33/SI1 (UI1) P32/SO1 (UO1) P31/SCK1 (UCK1) /LMCO P30/PPG03/MCO C/N.C.∗3 (TOP VIEW) 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 P00 P01 P02 P03 P04 P05 P06 P07 P10 P11 P12 P13 P14 P15 P16 P17 P63/INT13/X0A∗2 P64/X1A∗2 RST MOD0 MOD1 X0 X1 VSS P27 P26 P25 P24 P23 P22/PPG02 P21/PPG01 P20/PWCK 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 P46/INT26/UI2 P47/INT27/ADST/MOD2∗1 P50/AN0 P51/AN1 P52/AN2 P53/AN3 P54/AN4 P55/AN5 P56/AN6 P57/AN7 AVCC AVR AVSS P60/INT10 P61/INT11 P62/INT12 (FPT-64P-M24) (FPT-64P-M23) * 1:2 ピンは , MB89F538/F538L では MOD2 端子 , MB89F538/F538L 以外では P47/INT27/ADST 端子となります。 * 2:17, 18 ピンは , 1 系統クロック品では P63/INT13, P64 端子 , 2 系統クロック品では X0A, X1A 端子となります。 * 3:49 ピンは , 品種により端子機能が異なります。詳細につきましては , 「■端子機能説明」および「■デバイス 使用上の注意」を参照してください。 (続く) DS07–12547–7 7 MB89530A シリーズ 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 P44/INT24/UCK2 P43/INT23/SI2/SCL P42/INT22/SO2/SDA P41/INT21/SCK2 P40/INT20/EC P37/PTO1 P36/WTO VCC P35/PWC P34/PTO2 P33/SI1 (UI1) P32/SO1/ (UO1) P31/SCK1 (UCK1) /LMCO (TOP VIEW) 84 83 82 81 80 79 78 ∗4 85 86 87 88 89 90 91 92 93 77 76 75 74 73 72 71 70 69 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 P30/PPG03/MCO C/N.C.∗3 P00 P01 P02 P03 P04 P05 P06 P07 P10 P11 P12 P13 P14 P15 P16 P17 P20/PWCK RST MOD0 MOD1 X0 X1 VSS P27 P26 P25 P24 P23 P22/PPG02 P21/PPG01 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 94 95 96 65 66 67 68 P45/INT25/UO2 P46/INT26/UI2 P47/INT27/ADST/MOD2∗1 P50/AN0 P51/AN1 P52/AN2 P53/AN3 P54/AN4 P55/AN5 P56/AN6 P57/AN7 AVCC AVR AVSS P60/INT10 P61/INT11 P62/INT12 P63/INT13/X0A∗2 P64/X1A∗2 (FPT-64P-M06) (MQP-64C-P01) * 1:3 ピンは , MB89F538/F538L では MOD2 端子 , MB89F538/F538L 以外では P47/INT27/ADST 端子となります。 * 2:18, 19 ピンは , 1 系統クロック品では P63/INT13, P64 端子 , 2 系統クロック品では X0A, X1A 端子となります。 * 3:50 ピンは , 品種により端子機能が異なります。詳細につきましては , 「■端子機能説明」および「■デバイス 使用上の注意」を参照してください。 * 4:パッケージ上側の端子配列 (MB89PV530 専用 ) 端子番号 端子記号 端子番号 端子記号 端子番号 端子記号 端子番号 端子記号 65 N.C. 73 A2 81 N.C. 89 OE 66 A15 74 A1 82 O4 90 N.C. 67 A12 75 A0 83 O5 91 A11 68 A7 76 N.C. 84 O6 92 A9 69 A6 77 O1 85 O7 93 A8 70 A5 78 O2 86 O8 94 A13 71 A4 79 O3 87 CE 95 A14 72 A3 80 VSS 88 A10 96 VCC N.C.:内部接続用のため , 使用不可 (続く) 8 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ (続き) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 P00 P01 P02 P03 P04 P05 P06 P07 P10 P11 P12 P13 P14 P15 P16 P17 P63/INT13/X0A∗2 P64/X1A∗2 RST MOD0 MOD1 X0 X1 VSS P27 P26 P25 P24 P23 P22/PPG02 P21/PPG01 P20/PWCK 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 P46/INT26/UI2 P47/INT27/ADST/MOD2∗1 P50/AN0 P51/AN1 P52/AN2 P53/AN3 P54/AN4 P55/AN5 P56/AN6 P57/AN7 AVCC AVR AVSS P60/INT10 P61/INT11 P62/INT12 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 P45/INT25/UO2 P44/INT24/UCK2 P43/INT23/SI2/SCL P42/INT22/SO2/SDA P41/INT21/SCK2 P40/INT20/EC P37/PTO1 P36/WTO VCC P35/PWC P34/PTO2 P33/SI1 (UI1) P32/SO1 (UO1) P31/SCK1 (UCK1) /LMCO P30/PPG03/MCO C/N.C.∗3 (TOP VIEW) (LCC-64P-M19) * 1:2 ピンは , MB89F538/F538L では MOD2 端子 , MB89F538/F538L 以外では P47/INT27/ADST 端子となります。 * 2:17, 18 ピンは , 1 系統クロック品では P63/INT13, P64 端子 , 2 系統クロック品では X0A, X1A 端子となります。 * 3:49 ピンは , 品種により端子機能が異なります。詳細につきましては , 「■端子機能説明」および「■デバイス 使用上の注意」を参照してください。 DS07–12547–7 9 MB89530A シリーズ ■ 端子機能説明 端子番号 SH-DIP MDIP *1 *2 30 QFP MQFP * 4 LQFP BCC * 6 端子名 23 22 X0 *3 *5 入出力 回路 形式* 7 機 能 説 明 A 水晶発振回路またはその他の発振回路用の接続端子。 外部クロックは X0 に接続可能です。この場合 , X1 は オープンにしておきます。 B メモリアクセスモード設定用の入力端子。 VSS に直接接続します。 31 24 23 X1 28 21 20 MOD0 29 22 21 MOD1 27 20 19 RST C リセット入出力端子。この端子は , プルアップ抵抗付き の CMOS 入出力とヒステリシス入力になります。内部 のリセット要求により , 端子より “L” を出力します。“L” レベルの入力によって , 内部回路が初期化されます。 56 ∼ 49 49 ∼ 42 48 ∼ 41 P00 ∼ P07 D 汎用入出力ポート。 汎用入出力ポート。 48 ∼ 41 41 ∼ 34 40 ∼ 33 P10 ∼ P17 D 40 33 32 P20/PWCK E 汎用入出力ポート。 リソース入出力端子 ( 入力はヒステリシス ) 。 ヒステリシス入力。この端子は , PWC 入力と兼用です。 39 32 31 P21/PPG01 D 汎用入出力ポート。 この端子は , PPG01 出力と兼用です。 38 31 30 P22/PPG02 D 汎用入出力ポート。 この端子は , PPG02 出力と兼用です。 37 30 29 P23 D 汎用入出力ポート。 36 29 28 P24 D 汎用入出力ポート。 35 28 27 P25 D 汎用入出力ポート。 34 27 26 P26 D 汎用入出力ポート。 33 26 25 P27 D 汎用入出力ポート。 D 汎用入出力ポート。 この端子は , PPG03 出力と兼用です。 58 51 50 P30/PPG03/ MCO 59 52 51 P31/SCK1 (UCK1) / LMCO E 汎用入出力ポート。 リソース入出力端子 ( 入力はヒステリシス ) 。 この端子は , UART/SIO のクロック入出力と兼用です。 60 53 52 P32/SO1 (UO1) D 汎用入出力ポート。 この端子は , UART/SIO のシリアルデータ出力と兼用で す。 61 54 53 P33/SI1 (UI1) E 汎用入出力ポート。 リソース入出力端子 ( 入力はヒステリシス ) 。 この端子は , UART/SIO のシリアルデータ入力と兼用で す。 62 55 54 P34/PTO2 D 汎用入出力ポート。 この端子は , PWM タイマ 2 出力と兼用です。 63 56 55 P35/PWC E 汎用入出力ポート。 リソース入出力端子 ( 入力はヒステリシス ) 。 この端子は , PWC 入力と兼用です。 (続く) 10 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ 端子番号 LQFP * 5 BCC * 6 端子名 MDIP * 2 QFP * 3 MQFP * 4 入出力 回路 形式* 7 1 58 57 P36/WTO D 汎用入出力ポート。 リソースは出力。 この端子は , PWC 出力と兼用です。 2 59 58 P37/PTO1 D 汎用入出力ポート。 リソースは出力。 この端子は , PWM タイマ 1 出力と兼用です。 3 60 59 P40/INT20/EC E 汎用入出力ポート。 リソース入出力端子 ( 入力はヒステリシス ) 。 この端子は , 外部割込み入力および 16 ビットタイマ / カ ウンタ入力と兼用です。 60 P41/INT21/ SCK2 E 汎用入出力ポート。 リソース入出力端子 ( 入力はヒステリシス ) 。 この端子は , 外部割込み入力および SIO のクロック入出 力と兼用です。 61 P42/INT22/ SO2/SDA G N-ch オープンドレイン出力。 リソース入出力端子 (INT22 のみ入力はヒステリシス ) 。 この端子は , 外部割込み入力 , SIO のシリアルデータ出 力 , および I2C のデータラインと兼用です。 G N-ch オープンドレイン出力。 リソース入出力端子 (INT23 のみ入力はヒステリシス ) 。 この端子は , 外部割込み入力 , SIO のシリアルデータ入 力 , および I2C のクロック入出力と兼用です。 E 汎用入出力ポート。 リソース入出力端子 ( 入力はヒステリシス ) 。 この端子は , 外部割込み入力および UART のクロック入 出力と兼用です。 E 汎用入出力ポート。 リソース入出力端子 ( 入力はヒステリシス ) 。 この端子は , 外部割込み入力および UART のデータ出力 と兼用です。 汎用入出力ポート。 外部割込み入出力端子 ( 入力はヒステリシス ) 。 この端子は , 外部割込み入力および UART のデータ入力 と兼用です。 SH-DIP *1 4 61 5 62 6 63 62 P43/INT23/ SI2/SCL 7 64 63 P44/INT24/ UCK2 64 P45/INT25/ UO2 1 P46/INT26/ UI2 E P47/INT27/ ADST E MOD2 B 8 1 9 2 10 3 2 機 能 説 明 MB89F538/F538L 以外の場合 汎用入出力ポート。 リソース入出力端子 ( 入力はヒステリシス ) 。 この端子は,外部割込み入力および A/D コンバータの クロック入力端子と兼用です。 MB89F538/F538L の場合 メモリアクセスモード設定用の入力端子。 VSS に直接接続します。 P50/ 11 ∼ 18 4 ∼ 11 3 ∼ 10 AN0 ∼ P57/ AN7 22 ∼ 24 15 ∼ 17 14 ∼ 16 INT10 ∼ P62/ INT12 H N-ch オープンドレイン出力ポート。 この端子は , A/D コンバータのアナログ入力と兼用です。 I 汎用入力ポート。 リソース入力端子 ( 入力はヒステリシス ) 。 この端子は , 外部割込み入力と兼用です。 P60 (続く) DS07–12547–7 11 MB89530A シリーズ (続き) 端子番号 SH-DIP *1 MDIP * 2 25 26 QFP * 3 MQFP * 4 18 19 LQFP * 5 BCC * 6 17 18 端子名 入出力 回路 形式* 7 機能説明 P63/INT13 I 1 系統クロック品 汎用入力ポート。 リソース入力端子 ( 入力はヒステ リシス ) 。 この端子は , 外部割込み入力と兼 用です。 X0A A 2 系統クロック品 サブクロック用の接続端子です。 P64 J 1 系統クロック品 汎用入力ポート。 X1A A 2 系統クロック品 サブクロック用の接続端子です。 64 57 56 VCC ⎯ 電源端子。 32 25 24 VSS ⎯ 電源端子 (GND) 。 19 12 11 AVCC ⎯ A/D コンバータの電源端子。 20 13 12 AVR ⎯ A/D コンバータの基準電圧入力端子。 21 14 13 AVSS ⎯ A/D コンバータの電源端子。 VSS と同じ電圧レベルで使用します。 57 50 49 C MB89F538 電源安定化の容量端子。 外部に 0.1 µF 程度のセラミックコ ンデンサを接続してください。 MB89P538 ・降圧回路安定時間“あり”を選 択する場合 : VCC に固定 ・降圧回路安定時間“なし”を選 択する場合 : VSS に固定 MB89PV530 MB89537A/537AC MB89538A/538AC MB89535A MB89F538L N.C. 端子。 ⎯ * 1:DIP-64P-M01 * 2:MDP-64C-P02 * 3:FPT-64P-M06 * 4:MQP-64C-P01 * 5:FPT-64P-M24/M23 * 6:LCC-64P-M19 * 7:入出力回路形式については , 「■入出力回路形式」を参照してください。 12 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ 外部 EPROM ソケット用端子機能説明 (MB89PV530 のみ ) 端子番号 端子名 入出力 回路形式* 3 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 A15 A12 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 O アドレス出力端子。 75 76 77 77 78 79 O1 O2 O3 I データ入力端子。 78 80 VSS O 電源端子 (GND) 。 79 80 81 82 83 82 83 84 85 86 O4 O5 O6 O7 O8 I データ入力端子。 84 87 CE O ROM のチップイネーブル端子。スタンバイモードで “H” を 出力します。 85 88 A10 O アドレス出力端子。 86 89 OE O ROM のアウトプットイネーブル端子。常に “L” を出力しま す。 87 88 89 91 92 93 A11 A9 A8 O 90 94 A13 O 91 95 A14 O 92 96 VCC O EPROM 用電源端子。 ⎯ 65 76 81 90 N.C. O 内部接続端子。常にオープンにしておきます。 MDIP * 1 MQFP * 2 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 機 能 説 明 アドレス出力端子。 * 1:MDP-64C-P02 * 2:MQP-64C-P01 * 3:入出力回路形式については , 「■入出力回路形式」を参照してください。 DS07–12547–7 13 MB89530A シリーズ ■ 入出力回路形式 分類 回 路 備 考 X1 (X1A) N-ch A クロック 入力 P-ch 発振帰還抵抗 ・ 高速側=約 1 MΩ ・ 低速側=約 10 MΩ P-ch X0 (X0A) N-ch スタンバイ制御 モード入力 B R ・ ヒステリシス入力 ・ プルダウン抵抗 MB89535A MB89537A/537AC MB89538A/538AC に内蔵 ・ プルアップ抵抗は , 約 50 kΩ ・ ヒステリシス入力 R P-ch リセット出力 C N-ch リセット入力 R プルアップ 制御レジスタ P-ch P-ch D N-ch ・ CMOS 入出力 ・ ソフトウェアプルアップ抵抗を使用 可能。約 50 kΩ デジタル出力 デジタル出力 ポート入力 R プルアップ 制御レジスタ P-ch P-ch ・ CMOS 入出力 ・ ソフトウェアプルアップ抵抗を使用 可能。約 50 kΩ デジタル出力 E N-ch デジタル出力 ポート入力 リソース入力 (続く) 14 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ (続き) 分類 回 路 N-ch G 備 考 デジタル出力 ・ N-ch オープンドレイン出力 ・ ヒステリシス入力 ・ CMOS 入力 リソース入力 ポート入力 ・ N-ch オープンドレイン出力 ・ アナログ入力 (A/D コンバータ ) P-ch H N-ch デジタル出力 アナログ入力 R P-ch プルアップ制御レジスタ I ・ ヒステリシス入力 ・ CMOS 入力 ・ ソフトウェアプルアップ抵抗を使用 可能。約 50 kΩ リソース ポート R P-ch プルアップ制御レジスタ ・ CMOS 入力 ・ ソフトウェアプルアップ抵抗を使用 可能。約 50 kΩ J ポート DS07–12547–7 15 MB89530A シリーズ ■ デバイス使用上の注意 1. ラッチアップの防止 最大定格電圧を超えることのないよう注意してください ( ラッチアップの防止 ) 。CMOS IC では , 中・高耐圧以外の入力 端子や出力端子に VCC より高い電圧や VSS より低い電圧が印加された場合 , または VCC と VSS の間に定格を超える電圧が 印加された場合 , ラッチアップ現象が発生することがあります。 ラッチアップが起きると電源電流が激増し , 素子が熱破壊する恐れがあります。使用に際して , 最大定格を超えることの ないよう十分注意してください。 アナログ系の電源投入時 , および切断時においてもアナログ電源 (AVCC, AVR) とアナログ入力は , デジタル電源 (VCC) を 超えないように注意してください。 2. 電源電圧の変動 供給電圧は , できるだけ安定化するよう心がけてください。 VCC 電源電圧の動作保証範囲内においても , 電源電圧の急激な変化があると誤動作を生じることがあります。 安定化の基準として , 商用周波数 (50 Hz/60 Hz) での VCC リプル変動 (P-P 値 ) は , 標準 VCC 値の 10%以下に , また電源の 切換え時などの瞬時変化においては , 過渡変動率が 0.1 V/ms 以下になるよう電圧変動を抑えることを推奨します。 3. 未使用入力端子の処理 使用していない入力端子を開放のままにしておくと , 誤動作の原因になることがあります。プルアップ , またはプルダウ ンなどの処置をしてください。 4. N.C. 端子の処理 N.C. ( 内部接続 ) 端子は , 必ず開放にして使用してください。 5. A/D コンバータ搭載品種の電源端子処理 A/D コンバータを使用しない場合においても , AVCC = VCC, AVSS = AVR = VSS となるよう接続してください。 6. 外部クロック使用時の注意 外部クロック使用時においても , パワーオンリセット , サブクロックモードおよびストップモードからの解除には , 発 振安定待ち時間を取ります。 7. RAM 上でのプログラム実行について RAM 上でプログラムを実行させた場合のデバッグ作業は , MB89PV530 を使用した場合でもできません。 8. ワイルドレジスタ機能について ワイルドレジスタは , MB89PV530 とツールではデバッグすることができません。動作の確認は , MB89P538 もしくは MB89F538/F538L にて実機上で行うようにしてください。 9. MB89530A シリーズ C 端子の処理詳細について MB89530A シリーズには , 下表に示す製品があり , 降圧回路内蔵品 / 非内蔵品で動作特性が変わります。 製品名 動作電圧 MB89PV530 MB89P538 2.7 V ∼ 5.5 V 降圧回路 端子種別 非内蔵 N.C. 端子 内蔵 非内蔵 MB89F538 3.5 V ∼ 5.5 V MB89F538L 2.3 V ∼ 3.6 V 端子処理 必要なし VCC 固定 C 端子 VSS 固定 0.1 µF のコンデンサ接続 内蔵 MB89537A/537AC MB89538A/538AC 2.2 V ∼ 5.5 V 非内蔵 N.C. 端子 必要なし MB89535A これらの製品の内蔵リソースは同じものになりますが , 降圧回路内蔵品 / 非内蔵品で , パワーオンリセット後の動作シー ケンスが異なります。各品種間のパワーオンリセット後の動作シーケンスについて , 次の図に示します。 16 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ 電源 (VCC) 降圧回路内蔵品 (MB89F538 のみ ) の CPU 動作 降圧回路安定時間+発振安定待ち時間 (219/FCH) + (218/FCH) 発振安定待ち時間 (218/FCH) 降圧回路非内蔵品 (MB89F538 以外 ) の CPU 動作 降圧回路非内蔵品の CPU 動作開始 ( リセットベクタ ) 降圧回路内蔵品の CPU 動作開始 ( リセットベクタ ) ( 注意事項 ) FCH:メイン原発振周波数 上図のように , 降圧回路内蔵品では , 降圧回路非内蔵品よりも CPU 動作開始が遅くなります。これは , 降圧回路が正常 動作するまでの降圧回路安定時間が含まれるためです。 MB89P538 では , C 端子の処理によって降圧回路内蔵品 / 非内蔵品が選択できますので , 使用するマスク版に合わせてご 使用ください。 10. 外部リセット端子 (RST) へのノイズの注意について 外部リセット端子(RST)に規格値未満のリセットパルスが入力された場合, 誤動作を起こすことがあります。外部リセッ ト端子 (RST) に規格値未満のリセットパルスが入力されないようにしてください。 DS07–12547–7 17 MB89530A シリーズ ■ MB89F538/F538L のフラッシュメモリの書込み / 消去について 1. フラッシュメモリの概要 フラッシュメモリは CPU メモリマップ上の 4000H ∼ FFFFH に配置され , フラッシュメモリインタフェース回路の機能 により , マスク ROM と同様に CPU からのリードアクセスおよびプログラムアクセスが可能です。フラッシュメモリへの 書込み / 消去は , フラッシュメモリインタフェース回路を介して CPU からの命令動作で行えます。このため , 内蔵 CPU の 制御による実装状態での書き換えが可能となり , プログラムおよびデータの改善が効率よく行えます。 2. フラッシュメモリの特長 ・ 48 K バイト× 8 ビット:(16 K バイト+ 8 K バイト+ 8 K バイト+ 16 K バイトセクタ ) セクタ構成 ・ 自動アルゴリズム (Embedded Algorithm:MBM29LV200 と同様 ) ・ 消去一時停止 / 消去再開機能の搭載 ・ データポーリング , トグルビットによる書込み / 消去完了検出 ・ CPU 割込みによる書込み / 消去の完了検出 ・ JEDEC 標準型コマンドと互換 ・ セクタごとの消去が可能 ( セクタ組合せ自由 ) ・ 書込み / 消去回数 ( 最小 ) 10,000 回 3. フラッシュメモリ書込み / 消去の方法 フラッシュメモリは書込みと読出しを同時に行うことはできません。つまり , フラッシュメモリにデータ書込み / 消去動 作を行う際には , フラッシュメモリ上にあるプログラムを RAM にいったんコピーし RAM 実行することで , フラッシュ メモリからプログラムアクセスをせず書込み動作だけを行うことが可能となります。 4. フラッシュメモリのレジスタ ・フラッシュメモリコントロールステータスレジスタ (FMCS) アドレス 007AH bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0 初期値 INTE RDYINT WE RDY 予約 予約 ⎯ 予約 000X00-0B R/W R/W R R/W R/W ⎯ R/W R/W 5. セクタ構成 CPU によるアクセス時と , フラッシュ書込みライタ使用時の各セクタの対応するアドレスを下図にフラッシュメモリの セクタ構成に示します。 ・フラッシュメモリのセクタ構成 フラッシュメモリ CPU アドレス ライタアドレス* 16 K バイト FFFFH ∼ C000H 1FFFFH ∼ 1C000H 8 K バイト BFFFH ∼ A000H 1BFFFH ∼ 1A000H 8 K バイト 9FFFH ∼ 8000H 19FFFH ∼ 18000H 16 K バイト 7FFFH ∼ 4000H 17FFFH ∼ 14000H * : ライタアドレス ライタアドレスとは , フラッシュメモリにパラレルライタでデータ書込みを行う際 , CPU アドレスに対して相当するア ドレスです。 汎用ライタを使用し書込み / 消去を行う際は , このアドレスで書込み / 消去を実行します。 18 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ ■ ワンタイム PROM, EPROM マイコンの書込みについて MB89P538 は , MBM27C1001 相当の機能となる PROM モードがあり , 専用アダプタを使用することにより汎用の ROM ライタで書込みが可能です。ただし , エレクトロニックシグネチャモードは使用できませんのでご注意ください。 ・EPROM モード時のメモリマップ EPROM モード時のメモリマップは , 以下のとおりです。PROM オプションはありません。 通常動作モード時 0000H EPROM モード時 (EPROM ライタ上の対応アドレス ) 0000H I/O 0080H RAM 0100H 0200H 0880H 汎用 レジスタ 禁止 禁止 4000H 4000H プログラム (EPROM) ROM FFFFH FFFFH 1FFFFH DS07–12547–7 禁止 19 MB89530A シリーズ ・推奨スクリーニング条件 ワンタイム PROM マイコンプログラム未書込み品は実装前のスクリーニング方法として , 高温エージングをお勧めいた します。 プログラム , ベリファイ 高温エージング + 150 °C, 48h リード 実 装 ・書込み歩留りについて ワンタイム PROM マイコンプログラム未書込み品は , その性質上全ビット書込み試験を実施することはできません。し たがって , 必ずしも書込み歩留り 100%は保証できない場合があります。 20 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ ■ ピギー / エバチップ搭載 EPROM の書込みについて ピギー/ エバチップに搭載する EPROM の書込み方法について説明します。 ・使用 EPROM MBM27C512-20TV ・メモリ空間 通常動作モード時 0000H (ROM ライタ上の対応アドレス ) 0000H I/O 0080H RAM 禁止 0880H 禁止 4000H 4000H PROM 48 Kバイト FFFFH EPROM FFFFH ・EPROM への書込み方法 1) EPROM ライタを MBM27C512 の設定にする。 2) プログラムデータを EPROM ライタの 4000H ∼ FFFFH にロードする。 3) EPROM ライタで 4000H ∼ FFFFH の書込みを行う。 DS07–12547–7 21 MB89530A シリーズ ■ ブロックダイヤグラム サブクロック P63/INT13/X0A∗1 CMOS 入出力ポート 低電力発振回路 (32.768 kHz) P64/X1A∗1 ポ | ト 6 P60/INT10 ∼ P62/INT12 時計プリスケーラ CMOS 入出力ポート 外部割込み 1 ( エッジ ) 12 ビット PPG01 12 ビット PPG02 X0 X1 発振回路 クロック制御 リセット回路 ( ウォッチ ドッグタイマ ) 21 ビットタイム ベースタイマ P30/PPG03/MCO 6 ビット PPG03 P31/SCK1 (UCK1) /LMCO 8 ビット PWM タイマ 2 P33/SI1 (UI1) P34/PTO2 P35/PWC 内 部 デ | タ バ ス P00 ∼ P07 P21/PPG01 P22/PPG02 P23 ∼ P27 P40/INT20/EC SIO P41/INT21/SCK2 UART I2C 16 ビットタイマ / カウンタ 1 P42/INT22/ SO2/SDA P43/INT23/ SI2/SCL P44/INT24/UCK2 ポ | ト 4 外部割込み 2 UART/SIO P10 ∼ P17 P20/PWCK CMOS 入出力ポート 8 ビット PWM タイマ 1 P45/INT25/UO2 P46/INT26/UI2 P47/INT27/ADST∗2 CMOS 入出力ポート PWC P36/WTO P37/PTO1 8 N-ch 入出力 メインクロック ポ | ト 3 ポ | ト 1 ポ | ト 2 CMOS 入出力ポート P32/SO1 (UO1) 8 クロック制御 4 RST ポ | ト 0 N-ch 出力 CMOS 入出力ポート RAM (512/1 K/2 K バイト ) F2MC-8L CPU 8 10 ビット A/D コンバータ ポ | ト 5 8 P50/AN0 ∼ P57/AN7 AVCC AVR AVSS ワイルドレジスタ ROM (16 K/32 K/48 K バイト ) その他の端子 MOD0, MOD1, MOD2*2, VCC, VSS, C/N.C. * 1:1 系統クロック品では P63/INT13, P64 端子 , 2 系統クロック品では X0A, X1A 端子となります。 * 2:MB89F538/F538L 以外では P47/INT27/ADST 端子 , MB89F538/F538L では MOD2 端子となります。 22 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ ■ CPU コア 1. メモリ空間 MB89530A シリーズのメモリ空間は 64 K バイトであり , この空間の中に I/O, データ領域 , プログラム領域のすべてを格 納します。I/O はアドレスの最下位近くにあり , データ領域はそのすぐ上に配置します。データ領域は用途別にレジスタ領 域, スタック領域, ダイレクト領域などに分割することができます。プログラム領域は正反対にアドレス空間の最上位付近 にあり , その中でも最も上位に割込み・リセットベクトルやベクトルコール命令のテーブルなどを配置します。 MB89530A シリーズのメモリ空間の構造を以下に示します。 ・メモリマップ MB89535A MB89537A/537AC 0000H 0000H I/O 0080H 0200H 0000H 0080H 0080H 汎用 レジスタ I/O I/O RAM 0100H MB89PV530 MB89P538/F538/F538L MB89538A/538AC RAM 0100H 0200H 汎用 レジスタ RAM 0100H 0200H 汎用 レジスタ 0280H 0480H 空き 0C80H 0C91H 空き 0C80H ワイルドレジスタ 0C91H 0880H ワイルドレジスタ 0C91H ワイルドレジスタ 空き 空き 空き 空き 0C80H 4000H 8000H ROM C000H ROM ROM FFC0H FFFFH FFC0H ベクトルテーブル* 2 外部 ROM * 1 FFFFH FFC0H ベクトルテーブル* 2 FFFFH ベクトルテーブル* 2 * 1:外部 ROM 領域は MB89PV530 のみ * 2:ベクトルテーブル ( リセット・割込み・ベクトルコール命令 ) DS07–12547–7 23 MB89530A シリーズ 2. レジスタ F2MC-8L シリーズには CPU 内にある用途専用のレジスタとメモリ上にある汎用レジスタの 2 つの種類のレジスタがあ ります。専用レジスタは以下のものが該当します。 プログラムカウンタ (PC) :16 ビット長 , 命令格納位置を示します。 アキュムレータ (A) :16 ビット長 , 演算などの一時記憶レジスタで 8 ビットデータ処理命令では下位側 の 1 バイトを使用します。 テンポラリアキュムレータ (T) :16 ビット長 , アキュムレータとの間で演算を行います。 8 ビットデータ処理命令では下位側の 1 バイトを使用します。 インデックスレジスタ (IX) :16 ビット長 , インデックス修飾を行うレジスタです。 エクストラポインタ (EP) :16 ビット長 , メモリアドレスを示すポインタです。 スタックポインタ (SP) :16 ビット長 , スタック領域を示します。 プログラムステータス (PS) :16 ビット長 , レジスタポインタやコンディションコードを格納するレジスタです。 16 ビット PC 初期値 FFFDH :プログラムカウンタ A :アキュムレータ 不定 T :テンポラリアキュムレータ 不定 IX :インデックスレジスタ 不定 EP :エクストラポインタ 不定 SP :スタックポインタ 不定 PS :プログラムステータス I フラグ= 0, IL1, 0 = 11 他のビットは不定 さらに , PS は上位 8 ビットがレジスタバンクポインタ (RP) , 下位 8 ビットがコンディションコードレジスタ (CCR) と 分けることができます ( 下図を参照 ) 。 ・プログラムステータスの構造 15 PS 14 13 12 11 10 9 8 空き 空き 空き RP 7 6 5 4 3 2 1 0 H I IL1 IL0 N Z V C RP CCR RP は現在使用しているレジスタバンクのアドレスを示すもので , RP の内容と実アドレスの関係は下図に示す変換規則 になっています。 ・汎用レジスタ領域の実アドレス変換規則 RP 上位 "0" 発生アドレス 24 "0" "0" "0" "0" オペコード下位 "0" "0" "1" R4 R3 R2 R1 R0 b2 b1 b0 A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ CCR は演算の結果や転送データの内容を示すビットと , 割込み時の CPU の動作を制御するビットがあります。 H フラグ :演算の結果 , bit 3 から bit 4 への繰上げや借越しが発生した場合 , “1” にセットされ , それ以外の場合は “0” に クリアされます。このフラグは十進補正命令用です。 I フラグ :このフラグが “1” のとき割込みを許可し , “0” のとき割込みを禁止します。リセット時に “0” になります。 IL1, 0 :現在許可している割込みのレベルを示します。このビットが示す値より強い割込み要求があった場合の み , 割込み処理を行います。 IL1 IL0 0 0 0 1 1 0 2 1 1 3 割込みレベル 1 強弱 強い 弱い N フラグ :演算の結果 , 最上位ビットが “1” のとき “1” にセットされ , “0” のとき “0” にクリアされます。 Z フラグ :演算の結果 , “0” であれば “1” にセットされ , それ以外のとき “0” にクリアされます。 V フラグ :演算の結果 , “2” の補数のオーバフローが発生したとき “1” にセットされ , 発生しなかったとき “0” にクリア されます。 C フラグ :演算の結果 , bit 7 から繰上げや借越しが発生した場合 , “1” にセットされ , それ以外の場合は “0” にクリアさ れます。また , シフト命令ではシフトアウトした値になります。 また , 汎用レジスタとして , 以下のものがあります。 汎用レジスタ:8 ビット長 , データを格納するレジスタ 汎用レジスタは 8 ビット長のレジスタで , メモリ上のレジスタバンク内にあります。1 バンクあたり 8 個のレジスタがあ り , MB89530A シリーズでは全部で 32 バンクまで使用することができます。現在使用しているバンクはレジスタバンクポ インタ (RP) で示します。 ・レジスタバンク構成 ここのアドレス= 0100H + 8 × (RP) R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 32 バンク メモリ領域 DS07–12547–7 25 MB89530A シリーズ ■ I/O マップ アドレス レジスタ略称 レジスタ名称 00H PDR0 ポート 0 データレジスタ 01H DDR0 ポート 0 方向レジスタ 02H PDR1 ポート 1 データレジスタ 03H DDR1 ポート 1 方向レジスタ 04H ∼ 06H 書込み / 読出し 初期値 R/W XXXXXXXXB W 0 0 0 0 0 0 0 0B R/W XXXXXXXXB W 0 0 0 0 0 0 0 0B ( 空き領域 ) 07H SYCC システムクロック制御レジスタ R/W X −1 MM1 0 0B 08H STBC スタンバイ制御レジスタ R/W 0 0 0 1 0 − − −B 09H WDTC ウォッチドッグ制御レジスタ R/W 0 − − − XXXXB 0AH TBTC タイムベースタイマ制御レジスタ R/W 0 0 − − − 0 0 0B 0BH WPCR 時計プリスケーラ制御レジスタ R/W 0 0 − − 0 0 0 0B 0CH PDR2 ポート 2 データレジスタ R/W XXXXXXXXB 0DH DDR2 ポート 2 方向レジスタ R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 0EH PDR3 ポート 3 データレジスタ R/W XXXXXXXXB 0FH DDR3 ポート 3 方向レジスタ R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 10H PDR4 ポート 4 データレジスタ R/W XXXX 1 1 XXB 11H DDR4 ポート 4 方向レジスタ R/W 0 0 0 0 − − 0 0B 12H PDR5 ポート 5 データレジスタ R/W 11111111B 13H PDR6 ポート 6 データレジスタ R XXXXXXXXB シリアルモード制御レジスタ 1 (UART) R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 14H ∼ 21H ( 空き領域 ) 22H SMC11 23H SRC1 シリアルレート制御レジスタ (UART) R/W − − 0 1 1 0 0 0B 24H SSD1 シリアルステータス・アンド・ データレジスタ (UART) R/W 0 0 1 0 0 − 1XB R/W XXXXXXXXB 25H SIDR1/SODR1 シリアルインプット / アウトプット データレジスタ (UART) 26H SMC12 シリアルモード制御レジスタ 2 (UART) R/W − − 1 0 0 0 0 1B 27H CNTR1 PWM 制御レジスタ 1 R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 28H CNTR2 PWM 制御レジスタ 2 R/W 0 0 0 − 0 0 0 0B 29H CNTR3 PWM 制御レジスタ 3 R/W − 0 0 0 − − − −B 2AH COMR1 PWM コンペアレジスタ 1 W XXXXXXXXB 2BH COMR2 PWM コンペアレジスタ 2 W XXXXXXXXB 2CH PCR1 PWC パルス幅制御レジスタ 1 R/W 0 0 0 − − 0 0 0B 2DH PCR2 PWC パルス幅制御レジスタ 2 R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 2EH RLBR PWC リロードバッファレジスタ R/W XXXXXXXXB 2FH SMC21 シリアルモード制御レジスタ 1 (UART/SIO) R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 30H SMC22 シリアルモード制御レジスタ 2 (UART/SIO) R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 31H SSD2 シリアルステータスアンドデータレジスタ (UART/SIO) R/W 0 0 0 0 1 − − −B R/W XXXXXXXXB R/W XXXXXXXXB 32H 33H SIDR2/SODR2 シリアルデータレジスタ (UART/SIO) SRC2 ボーレートジェネレータリロードレジスタ (続く) 26 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ 書込み / 読出し 初期値 A/D 制御レジスタ 1 R/W 0 0 0 0 0 0 − 0B ADC2 A/D 制御レジスタ 2 R/W − 0 0 0 0 0 0 1B 36H ADDL A/D データレジスタ下位 R/W XXXXXXXXB 37H ADDH A/D データレジスタ上位 R/W − − − − − − 0 0B 38H PPGC2 PPG2 コントロールレジスタ (12 ビット PPG) R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 39H PRL22 PPG2 リロードレジスタ 2 (12 ビット PPG) R/W 0X0 0 0 0 0 0B 3AH PRL21 PPG2 リロードレジスタ 1 (12 ビット PPG) R/W XX0 0 0 0 0 0B 3BH PRL23 PPG2 リロードレジスタ 3 (12 ビット PPG) R/W XX0 0 0 0 0 0B 3CH TMCR 16 ビットタイマ制御レジスタ R/W − − 0 0 0 0 0 0B 3DH TCHR 16 ビットタイマカウントレジスタ上位 R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 3EH TCLR 16 ビットタイマカウントレジスタ下位 R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 3FH EIC1 外部割込み 1 制御レジスタ 1 R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 40H EIC2 外部割込み 1 制御レジスタ 2 R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B R/W − − − − − − − 0B アドレス レジスタ略称 34H ADC1 35H レジスタ名称 41H ∼ 48H 49H ( 空き領域 ) DDCR DDC 選択レジスタ 4AH, 4BH ( 空き領域 ) 4CH PPGC1 PPG1 コントロールレジスタ (12 ビット PPG) R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 4DH PRL12 PPG1 リロードレジスタ 2 (12 ビット PPG) R/W 0X0 0 0 0 0 0B 4EH PRL11 PPG1 リロードレジスタ 1 (12 ビット PPG) R/W XX0 0 0 0 0 0B 4FH PRL13 PPG1 リロードレジスタ 3 (12 ビット PPG) R/W XX0 0 0 0 0 0B 50H IACR I2C アドレス制御レジスタ R/W − − − − − 0 0 0B 51H IBSR I2C バスステータスレジスタ R 0 0 0 0 0 0 0 0B 52H IBCR I2C バス制御レジスタ R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 53H ICCR I2C クロック制御レジスタ R/W 0 0 0 XXXXXB 54H IADR I2C アドレスレジスタ R/W − XXXXXXXB 55H IDAR I2C データレジスタ R/W XXXXXXXXB 56H EIE2 外部割込み 2 制御レジスタ R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 57H EIF2 外部割込み 2 フラグレジスタ R/W − − − − − − − 0B 58H RCR1 6 ビット PPG 制御レジスタ 1 R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 59H RCR2 6 ビット PPG 制御レジスタ 2 R/W 0X0 0 0 0 0 0B 5AH CKR クロック出力制御レジスタ R/W − − − − − − 0 0B 5BH ∼ 6FH ( 空き領域 ) 70H SMR シリアルモードレジスタ (SIO) R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 71H SDR シリアルデータレジスタ (SIO) R/W XXXXXXXXB 72H PURR0 ポート 0 プルアップ抵抗レジスタ R/W 11111111B 73H PURR1 ポート 1 プルアップ抵抗レジスタ R/W 11111111B 74H PURR2 ポート 2 プルアップ抵抗レジスタ R/W 11111111B 75H PURR3 ポート 3 プルアップ抵抗レジスタ R/W 11111111B 76H PURR4 ポート 4 プルアップ抵抗レジスタ R/W 1 1 1 1− − 1 1 B 77H WREN ワイルドレジスタイネーブルレジスタ R/W − − 0 0 0 0 0 0B 78H WROR ワイルドレジスタデータテストレジスタ R/W − − 0 0 0 0 0 0B (続く) DS07–12547–7 27 MB89530A シリーズ (続き) 書込み / 読出し 初期値 ポート 6 プルアップ抵抗レジスタ R/W −−−11111B FMCS フラッシュメモリ コントロール・ステータスレジスタ R/W 0 0 0X0 0 − 0Β 7BH ILR1 割込みレベル設定レジスタ 1 W 1 1 1 1 1 1 1 1B 7CH ILR2 割込みレベル設定レジスタ 2 W 1 1 1 1 1 1 1 1B 7DH ILR3 割込みレベル設定レジスタ 3 W 1 1 1 1 1 1 1 1B 7EH ILR4 割込みレベル設定レジスタ 4 W 1 1 1 1 1 1 1 1B 7FH ITR 割込みテストレジスタ アクセス禁止 XXXXXX0 0B C80H WRARH1 上位アドレス設定レジスタ 1 R/W XXXXXXXXB C81H WRARL1 下位アドレス設定レジスタ 1 R/W XXXXXXXXB C82H WRDR1 データ設定レジスタ 1 R/W XXXXXXXXB C83H WRARH2 上位アドレス設定レジスタ 2 R/W XXXXXXXXB C84H WRARL2 下位アドレス設定レジスタ 2 R/W XXXXXXXXB C85H WRDR2 データ設定レジスタ 2 R/W XXXXXXXXB C86H WRARH3 上位アドレス設定レジスタ 3 R/W XXXXXXXXB C87H WRARL3 下位アドレス設定レジスタ 3 R/W XXXXXXXXB C88H WRDR3 データ設定レジスタ 3 R/W XXXXXXXXB C89H WRARH4 上位アドレス設定レジスタ 4 R/W XXXXXXXXB C8AH WRARL4 下位アドレス設定レジスタ 4 R/W XXXXXXXXB C8BH WRDR4 データ設定レジスタ 4 R/W XXXXXXXXB C8CH WRARH5 上位アドレス設定レジスタ 5 R/W XXXXXXXXB C8DH WRARL5 下位アドレス設定レジスタ 5 R/W XXXXXXXXB C8EH WRDR5 データ設定レジスタ 5 R/W XXXXXXXXB C8FH WRARH6 上位アドレス設定レジスタ 6 R/W XXXXXXXXB C90H WRARL6 下位アドレス設定レジスタ 6 R/W XXXXXXXXB C91H WRDR6 データ設定レジスタ 6 R/W XXXXXXXXB アドレス レジスタ略称 79H PURR6 7AH レジスタ名称 ・書込み / 読込みについての説明 R/W :リード・ライト可能 R :リードオンリ W :ライトオンリ ・初期値についての説明 0 :このビットの初期値は “0” です。 1 :このビットの初期値は “1” です。 X :このビットの初期値は不定です。 M :このビットの初期値はマスクオプションです。 − :このビットは未使用です。 (注意事項)空き領域は使用しないでください。 28 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 項 目 電源電圧* 1 記 号 定 格 値 単位 備 考 最 小 最 大 VCC, AVCC VSS − 0.3 VSS + 6.0 V AVR VSS − 0.3 VSS + 6.0 V MB89535A/537A/538A*2 MB89537AC/538AC MB89F538/F538L/P538 MB89PV530 VSS − 0.3 VCC + 0.3 V P42, P43 以外 VSS − 0.3 VSS + 6.0 V P42, P43 VSS − 0.3 VCC + 0.3 V P42, P43 以外 VSS − 0.3 VSS + 6.0 V P42, P43 入力電圧* 1 VI 出力電圧* 1 VO “L” レベル最大出力電流 IOL ⎯ 15 mA ICLAMP − 2.0 + 2.0 mA *3 Σ | ICLAMP | ⎯ 20 mA *3 “L” レベル平均出力電流 IOLAV ⎯ 4 mA 平均値 ( 動作電流×動作率 ) “L” レベル最大総出力電流 ΣIOL ⎯ 100 mA “L” レベル平均総出力電流 ΣIOLAV ⎯ 40 mA “H” レベル最大出力電流 IOH ⎯ − 15 mA “H” レベル平均出力電流 IOHAV ⎯ −4 mA “H” レベル最大総出力電流 ΣIOH ⎯ − 50 mA “H” レベル平均総出力電流 ΣIOHAV ⎯ − 20 mA 消費電力 PD ⎯ 300 mW 動作温度 TA − 40 + 85 °C 保存温度 Tstg − 55 + 150 °C 最大クランプ電流 最大総クランプ電流 平均値 ( 動作電流×動作率 ) 平均値 ( 動作電流×動作率 ) 平均値 ( 動作電流×動作率 ) * 1:AVSS = VSS = 0 V を基準にしています。 * 2:AVCC と VCC は同電位で使用してください。AVR は AVCC + 0.3 V を超えてはいけません。 * 3:・該当端子:P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P40, P41, P44 ∼ P47, 60 ∼ P64 ・推奨動作条件内でご使用ください。 ・直流電圧 ( 電流 ) でご使用ください。 ・+ B 信号とマイクロコントローラの間には,必ず制限抵抗を接続し+ B 信号を印加してください。 ・+ B 入力時にマイクロコントローラ端子に入力される電流が,瞬時・定常を問わず規格値以下になるように制 限抵抗の値を設定してください。 ・低消費電力モードなどマイクロコントローラの駆動電流が少ない動作状態では,+ B 入力電位が保護ダイオー ドを通して VCC 端子の電位を上昇させ,他の機器へ影響を及ぼす可能性がありますのでご注意ください。 ・マイクロコントローラ電源が OFF 時 (0 V に固定していない場合 ) に+ B 入力がある場合は,端子から電源が供 給されているため,不完全な動作を行う可能性がありますのでご注意ください。 ・電源投入時に+ B 入力がある場合は,端子から電源が供給されているため,パワーオンリセットが動作しない電 源電圧になる可能性がありますのでご注意ください。 ・+ B 入力端子は,オープン状態にならないようにご注意ください。 ・A/D 入力端子を除くアナログ系入力端子 (LCD 駆動端子,コンパレータ入力端子など ) は,+ B 入力ができませ んのでご注意ください。 (続く) DS07–12547–7 29 MB89530A シリーズ (続き) ・推奨回路例: ・入出力等価回路 保護ダイオード VCC P-ch 制限抵抗 + B 入力 (0 V ∼ 16 V) N-ch R <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 30 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ 2. 推奨動作条件 (AVss = Vss = 0 V) 項 目 規 格 値 記 号 動作温度 備 考 最 大 2.2 * 5.5 V 通常動作保証範囲 1.5 5.5 V ストップ時の RAM 状態 2.7 * 5.5 V 通常動作保証範囲 1.5 5.5 V ストップ時の RAM 状態 3.5 5.5 V 通常動作保証範囲 3.0 5.5 V ストップ時の RAM 状態 2.4 3.6 V 通常動作保証範囲 1.5 3.6 V ストップ時の RAM 状態 AVR 3.5 AVCC V TA − 40 + 85 °C VCC, AVCC 電源電圧 単 位 最 小 MB89535A MB89537A/538A MB89537AC/538AC MB89P538 MB89PV530 MB89F538 MB89F538L *:使用周波数 , インストラクションサイクルにより異なります。 「・動作電圧−動作周波数 (MB89P538/MB89PV530) 」, 「・動作電圧−動作周波数 (MB89535A/537A/538A/537AC/ 538AC) 」, 「・動作電圧−動作周波数 (MB89F538) 」および「5. A/D 変換部電気的特性」を参照してください。 ・動作電圧−動作周波数 (MB89P538/MB89PV530) アナログ精度保証範囲:VCC = AVCC = 3.5 V ∼ 5.5 V 5.5 5.0 動作電圧 VCC (V) 4.0 3.5 3.0 2.7 2.2 2.0 1.0 0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 12.5 動作周波数 (MHz) ( インストラクションサイクル= 4 / FCH のとき ) 4.0 2.0 0.8 0.4 0.32 最小命令実行時間 ( インストラクションサイクル ) (µs) は , TA =− 10 °C ∼+ 55 °C の保証となります。 DS07–12547–7 31 MB89530A シリーズ ・動作電圧−動作周波数 (MB89535A/537A/538A/537AC/538AC) アナログ精度保証範囲:VCC = AVCC = 3.5 V ∼ 5.5 V 5.5 動作電圧 VCC (V) 5.0 4.0 3.5 3.0 2.7 2.2 2.0 1.0 0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 12.5 動作周波数 (MHz) ( インストラクションサイクル= 4 / FCH のとき ) 4.0 2.0 0.8 0.4 0.32 最小命令実行時間 ( インストラクションサイクル ) (µs) ・動作電圧−動作周波数 (MB89F538) アナログ精度保証範囲:VCC = AVCC = 3.5 V ∼ 5.5 V 5.5 動作電圧 VCC (V) 5.0 4.0 3.5 3.0 2.0 1.0 0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 12.5 動作周波数 (MHz) 4.0 2.0 0.8 0.4 0.32 最小命令実行時間 ( インストラクションサイクル ) (µs) 32 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ ・動作電圧−動作周波数 (MB89F538L) アナログ精度保証範囲:VCC = AVCC = 2.4 V ∼ 3.6 V 4.0 動作電圧 VCC (V) 3.6 3.0 2.4 2.0 1.0 0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 12.5 動作周波数 (MHz) ( インストラクションサイクル= 4 / FCH のとき ) 4.0 2.0 0.8 0.4 0.32 最小命令実行時間 ( インストラクションサイクル ) (µs) <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 DS07–12547–7 33 MB89530A シリーズ 3. 直流規格 (1) 電源電圧 5.0 (V) 時 (MB89L538L を除く ) (AVCC = VCC = 5.0 V, AVss = Vss = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 “H” レベル 入力電圧 規 格 値 最小 標準 最大 単位 0.7 VCC ⎯ VCC + 0.3 V ⎯ 0.8 VCC ⎯ VCC + 0.3 V ⎯ VSS + 1.4 ⎯ VSS + 5.5 V SMB 入力バッファ 選択時 *1 ⎯ 0.7 VCC ⎯ VSS + 5.5 V I2C 入力バッファ 選択時 *1 記号 端子名 条 件 VIH P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P40 ∼ P47, P60 ∼ P64, SI1, SI2 ⎯ VIHS RST, MOD0, MOD1, INT20 ∼ INT27, UCK1, UI1, INT10 ∼ INT13, SCK1, EC, PWCK, PWC, SCK2, UCK2, UI2, ADST VIHSMB SCL, SDA VIHI2C 備 考 VIL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P40 ∼ P47, P60 ∼ P64, SI1, SI2 ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.3 VCC V VILS RST, MOD0, MOD1, INT20 ∼ INT27, UCK1, UI1, INT10 ∼ INT13, SCK1, EC, PWCK, PWC, SCK2, UCK2, UI2, ADST ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.2 VCC V ⎯ VSS − 0.3 ⎯ VSS + 0.6 V SMB 入力バッファ 選択時 *1 ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.3 VCC V I2C 入力バッファ 選択時 *1 VSS − 0.3 ⎯ VCC + 0.3 V ⎯ VSS + 5.5 V 4.0 ⎯ ⎯ V VOL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, IOL = 4.0 mA P40 ∼ P47, P50 ∼ P57, RST ⎯ ⎯ 0.4 V 入力 リーク電流 (Hi-Z 出力 リーク電流 ) ILI P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, 0.0 V < VI < P40 ∼ P47, P50 ∼ P57, VCC P60 ∼ P64 −5 ⎯ +5 µA オープン ドレイン出力 リーク電流 ILIOD P42, P43 ⎯ ⎯ 5 µA RUP P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P40, P41, P44 ∼ P46, P47*2, P60 ∼ P64, RST ⎯ 25 40 100 kΩ プルアップ抵抗 あり指定時 RST は除く ⎯ 25 40 100 kΩ マスク ROM 品 のみ “L” レベル 入力電圧 VILSMB SCL, SDA VILI2C オープン ドレイン出力 印加電圧 “H” レベル 出力電圧 VD1 VD2 VOH P50 ∼ P57 P42, P43 P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P24, P30 ∼ P37, IOH =− 2.0 mA P40, P41, P44 ∼ P47 P25 ∼ P27 “L” レベル 出力電圧 プルアップ 抵抗値 プルダウン 抵抗値 RDOWN MOD0, MOD1 IOH =− 3.0 mA 0.0 V < VI < VSS + 5.5 V プルアップ抵抗 なし指定時 (続く) 34 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ (続き) (AVCC = VCC = 5.0 V, AVss = Vss = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端子名 条 件 FCH = 10.0 MHz VCC = 5.0 V tinst = 0.4 µs ICC1 FCH = 10.0 MHz VCC = 5.0 V tinst = 6.4 µs ICC2 FCH = 10.0 MHz VCC = 5.0 V tinst = 0.4 µs ICCS1 ICCS2 VCC FCH = 10.0 MHz VCC = 5.0 V tinst = 6.4 µs 電源電流 FCL = 32.768 kHz VCC = 5.0 V TA =+ 25 °C ICCL FCL = 32.768 kHz VCC = 5.0 V TA =+ 25 °C ICCLS 単位 備 考 最小 標準 最大 ⎯ 15 20 mA MB89P538/PV530 ⎯ 6 10 mA MB89F538 ⎯ 8 13 mA MB89535A/7A/8A MB89537AC/538AC ⎯ 5 8.5 mA MB89P538/PV530 ⎯ 1.5 3 mA MB89F538 ⎯ 1.5 3 mA MB89535A/7A/8A MB89537AC/538AC ⎯ 5 7 mA スリープモード MB89P538/PV530 ⎯ 3 5 mA スリープモード MB89F538 ⎯ 2.5 5 mA スリープモード MB89535A/7A/8A MB89537AC/538AC ⎯ 1.5 3 mA スリープモード MB89P538/PV530 ⎯ 1 2 mA スリープモード MB89F538 ⎯ 1 2 mA スリープモード MB89535A/7A/8A MB89537AC/538AC ⎯ 3 7 mA サブモード MB89P538/PV530 ⎯ 400 800 µA サブモード MB89F538 ⎯ 50 85 µA サブモード MB89535A/7A/8A MB89537AC/538AC ⎯ 30 50 µA サブスリープモード MB89P538/PV530 ⎯ 15 30 µA サブスリープモード MB89F538 ⎯ 15 30 µA サブスリープモード MB89535A/7A/8A MB89537AC/538AC ICCT FCL = 32.768 kHz VCC = 5.0 V TA =+ 25 °C ⎯ 5 15 µA 時計モード メインストップ ICCH TA =+ 25 °C ⎯ 3 10 µA サブストップ FCH = 10.0 MHz ⎯ 4 6 mA A/D 変換時 TA =+ 25 °C ⎯ 1 5 µA A/D 停止時 f = 1 MHz ⎯ 5 15 pF IA IAH 入力容量 規 格 値 CIN AVCC VCC, VSS, AVCC, AVSS 以外 * 1:MB89PV530/P538/F538/537AC/538AC は , I2C 機能を内蔵しており , ソフトウェアで入力バッファを選択可能です。 MB89535A/537A/538A は , I2C 機能を内蔵していませんので , この規格は適用されません。 * 2:MB89F538 では , P47 は MOD2 端子となるため対象外です。 DS07–12547–7 35 MB89530A シリーズ (2) 電源電圧 3.0 (V) 時 (MB89F538 を除く ) (AVCC = VCC = 3.0 V, AVss = Vss = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端子名 条 件 規 格 値 最小 標準 最大 単位 VIH P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P40 ∼ P47, P60 ∼ P64, SI1, SI2 ⎯ 0.7 VCC ⎯ VCC + 0.3 V VIHS RST, MOD0, MOD1, INT20 ∼ INT27, UCK1, UI1, INT10 ∼ INT13, SCK1, EC, PWCK, PWC, SCK2, UCK2, UI2, ADST ⎯ 0.8 VCC ⎯ VCC + 0.3 V ⎯ VSS + 1.4 ⎯ VSS + 5.5 V SMB 入力 バッファ 選択時* ⎯ 0.7 VCC ⎯ VSS + 5.5 V I2C 入力 バッファ 選択時* VIL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P40 ∼ P47, P60 ∼ P64, SI1, SI2 ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.3 VCC V VILS RST, MOD0, MOD1, INT20 ∼ INT27, UCK1, UI1, INT10 ∼ INT13, SCK1, EC, PWCK, PWC, SCK2, UCK2, UI2, ADST ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.2 VCC V ⎯ VSS − 0.3 ⎯ VSS + 0.6 V SMB 入力 バッファ 選択時* ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.3 VCC V I2C 入力 バッファ 選択時* VSS − 0.3 ⎯ VCC + 0.3 V ⎯ VSS + 5.5 V 2.4 ⎯ ⎯ V “H” レベル 入力電圧 VIHSMB SCL, SDA VIHI2C “L” レベル 入力電圧 VILSMB SCL, SDA VILI2C オープン ドレイン出力 印加電圧 VD1 P50 ∼ P57 VD2 P42, P43 VOH P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P24, P30 ∼ P37, P40, P41, P44 ∼ P47 IOH =− 2.0 mA P25 ∼ P27 IOH =− 3.0 mA VOL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P40 ∼ P47, P50 ∼ P57, RST IOL = 4.0 mA ⎯ ⎯ 0.4 V 入力 リーク電流 (Hi-Z 出力 リーク電流 ) ILI P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P40 ∼ P47, P50 ∼ P57, P60 ∼ P64 0.0 V < VI < VCC −5 ⎯ +5 µA オープン ドレイン出力 リーク電流 ILIOD P42, P43 0.0 V < VI < VSS + 5.5 V ⎯ ⎯ 5 µA “H” レベル 出力電圧 “L” レベル 出力電圧 備 考 プルアップ 抵抗なし指 定時 (続く) 36 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ (続き) (AVCC = VCC = 3.0 V, AVss = Vss = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 プルアップ 抵抗値 プルダウン 抵抗値 記号 端子名 条 件 RUP P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P40, P41, P44 ∼ P47, P60 ∼ P64, RST RDOWN MOD0, MOD1 規 格 値 単位 備 考 100 kΩ プルアップ抵抗あり 指定時 RST は除く 70 100 kΩ ⎯ 6 10 mA ⎯ ⎯ 45 mA 最小 標準 最大 ⎯ 25 70 ⎯ 25 ICC1 FCH = 10.0 MHz tinst = 0.4 µs ICC2 FCH = 10.0 MHz tinst = 6.4 µs ⎯ 1.5 3 mA ICCS1 FCH = 10.0 MHz tinst = 0.4 µs ⎯ 2 4 mA スリープモード ICCS2 FCH = 10.0 MHz tinst = 6.4 µs ⎯ 1 2 mA スリープモード ⎯ 1 3 mA サブモード MB89P538/PV530 ⎯ 35 90 µA サブモード MB89F538L ⎯ 20 50 µA サブモード MB89535A/7A/8A MB89537AC/538AC VCC 電源電流 ICCLS FCL = 32.768 kHz VCC = 3.0 V TA =+ 25 °C ⎯ 15 30 µA サブスリープモード ICCT FCL = 32.768 kHz VCC = 3.0 V TA =+ 25 °C ⎯ 5 15 µA 時計モード メインストップ ICCH TA =+ 25 °C ⎯ 1 5 µA サブストップ FCH = 10.0 MHz ⎯ 1 3 mA A/D 変換時 TA =+ 25 °C ⎯ 1 5 µA A/D 停止時 f = 1 MHz ⎯ 5 15 pF IA IAH 入力容量 FCL = 32.768 kHz VCC = 3.0 V TA =+ 25 °C ICCL フラッシュメモリ消 去 / 書込み時 MB89F538L CIN AVCC VCC, VSS, AVCC, AVSS 以外 *:MB89PV530/P538/F538L/537AC/538AC は , I2C 機能を内蔵しており , ソフトウェアで入力バッファを選択可能です。 MB89535A/537A/538A は , I2C 機能を内蔵していませんので , この規格は適用されません。 DS07–12547–7 37 MB89530A シリーズ 4. 交流規格 (1) リセットタイミング (VCC = 5.0 V, AVss = Vss = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記 号 条 件 tZLZH ⎯ RST “L” パルス幅 規 格 値 最 小 最 大 48 tHCYL ⎯ 単 位 ns (注意事項)• tHCYL はメインクロックの発振周期です。 • 外部リセット端子 (RST) に規格値未満のリセットパルスが入力された場合 , 誤動作を起こすことがありま す。外部リセット端子 (RST) に規格値未満のリセットパルスが入力されないようにしてください。 tZLZH RST 0.2 VCC 0.2 VCC (2) パワーオンリセット (AVss = Vss = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 電源立上り時間 電源断時間 記 号 条 件 tR tOFF 規 格 値 単 位 最 小 最 大 ⎯ 0.5 50 ms ⎯ 1 ⎯ ms 備 考 電源投入までの 待ち時間 (注意事項)選択された発振安定時間以内で電源を立ち上げるようにしてください。また , 動作中に電源電圧を変化させ る場合は , 電源電圧をなめらかに立ち上げることを推奨いたします。 tR tOFF 2.2 V VCC 0.2 V 38 0.2 V 0.2 V DS07–12547–7 MB89530A シリーズ (3) クロックタイミング規格 (AVss = Vss = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 クロック周波数 クロックサイクル タイム 入力クロックパルス幅 入力クロック立上り , 立下り時間 記号 端子名 FCH 規 格 値 条件 単位 備 考 12.5 MHz メインクロック 32.768 ⎯ kHz サブクロック 80 ⎯ 1000 ns メインクロック ⎯ 30.5 ⎯ µs サブクロック 20 ⎯ ⎯ ns 外部クロック X0A ⎯ 15.2 ⎯ µs 外部クロック X0 ⎯ ⎯ 10 ns 外部クロック 最小 標準 最大 X0, X1 1 ⎯ FCL X0A, X1A ⎯ tHCYL X0, X1 tLCYL X0A, X1A PWH PWL X0 PWHL PWLL tCR tCF ⎯ ・X0, X1 タイミングおよび印加条件 tHCYL PWH PWL tCR tCF 0.8 VCC 0.8 VCC X0 0.2 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC ・クロック印加条件 水晶振動子使用時 または セラミック振動子使用時 X0 X1 X0 FCH C1 DS07–12547–7 外部クロック使用時 C2 X1 開放 FCH 39 MB89530A シリーズ ・X0A, X1A タイミングおよび印加条件 tLCYL PWHL PWLL tCR tCF 0.8 VCC 0.8 VCC X0A 0.2 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC ・クロック印加条件 水晶振動子使用時 または セラミック振動子使用時 X0A 外部クロック使用時 X1A X0A X1A Rd FCL C1 開放 FCL C2 (4) インストラクションサイクル (AVss = Vss = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 インストラクションサイクル ( 最小命令実行時間 ) 40 記号 規 格 値 単位 4/FCH, 8/FCH, 16/FCH, 64/FCH µs FCH = 12.5 MHz 動作時 (4/FCH) tinst = 0.32 µs 2/FCL µs FCL = 32.768 kHz 動作時 tinst = 61.036 µs tinst 備 考 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ (5) シリアル I/O タイミング (VCC = 5.0 V, AVss = Vss = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端子名 シリアルクロックサイクル タイム tSCYC SCK, UCK SCK ↓→ SO tSLOV SCK, SO, UCK, UO 有効 SI → SCK ↑ tIVSH SI, SCK, UI, UCK SCK ↑→有効 SI ホールド時間 tSHIX SCK, SI, UCK, UI シリアルクロック “H” パルス幅 tSHSL シリアルクロック “L” パルス幅 tSLSH SCK ↓→ SO 時間 tSLOV SCK, SO, UCK, UO 有効 SI → SCK ↑ tIVSH SI, SCK, UI, UCK SCK ↑→有効 SI ホールド時間 tSHIX SCK, SI, UCK, UI 規 格 値 条件 内部 クロック 動作 SCK, UCK 外部 クロック 動作 単位 最小 最大 2 tinst ⎯ µs − 200 + 200 ns 200 ⎯ ns 200 ⎯ ns 1 tinst ⎯ µs 1 tinst ⎯ µs 0 200 ns 200 ⎯ ns 200 ⎯ ns (注意事項)tinst については , 「 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 ・内部シフトクロックモード tSCYC SCK UCK 2.4 V 0.8 V 0.8 V tSLOV SO UO 2.4 V 0.8 V tIVSH tSHIX 0.8 VCC 0.2 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC SI UI ・外部シフトクロックモード tSLSH tSHSL SCK UCK 0.8 VCC 0.2 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC tSLOV SO UO 2.4 V 0.8 V tIVSH SI UI DS07–12547–7 0.8 VCC 0.2 VCC tSHIX 0.8 VCC 0.2 VCC 41 MB89530A シリーズ (6) 周辺入力タイミング (VCC = 5.0 V, AVss = Vss = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端 子 名 条 件 周辺入力 “H” レベル パルス幅 1 tILIH1 周辺入力 “L” レベル パルス幅 1 tIHIL1 INT10 ∼ INT13, INT20 ∼ INT27, EC, PWC, PWCK 周辺入力 “H” レベル パルス幅 2 tILIH2 周辺入力 “L” レベル パルス幅 2 tIHIL2 規 格 値 単位 最 小 最 大 ⎯ 2 tinst ⎯ µs ⎯ 2 tinst ⎯ µs ⎯ 28 tinst ⎯ µs ⎯ 28 tinst ⎯ µs ADST (注意事項)tinst については , 「 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 tIHIL1 EC, INT, PWC, PWCK tILIH1 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC tILIH2 tIHIL2 ADST 0.8 VCC 0.2 VCC 42 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC DS07–12547–7 MB89530A シリーズ (7) I2C タイミング (VCC = 5.0 V, AVss = Vss = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 規 格 値 記号 端子名 条件 最 小 最 大 1 / 4 tinst × m × n − 20 1 / 4 tinst × m × n + 20 単位 備 考 ns マスタ時のみ ns マスタ時のみ スタートコンディション出力 tSTA SCL SDA ⎯ ストップコンディション出力 tSTO SCL SDA ⎯ 1 / 4 tinst × 1 / 4 tinst × (m × n + 8) − 20 (m × n + 8) + 20 スタートコンディション検出 tSTA SCL SDA ⎯ 1 / 4 tinst × 6 + 40 ⎯ ns ストップコンディション検出 tSTO SCL SDA ⎯ 1 / 4 tinst × 6 + 40 ⎯ ns リスタートコンディション出力 tSTASU SCL SDA ⎯ 1 / 4 tinst × 1 / 4 tinst × (m × n + 8) − 20 (m × n + 8) + 20 リスタートコンディション検出 tSTASU SCL SDA ⎯ 1 / 4 tinst × 4 + 40 ⎯ ns SCL 出力 “L” 幅 tLOW SCL ⎯ 1 / 4 tinst × m × n − 20 1 / 4 tinst × m × n + 20 ns マスタ時のみ SCL 出力 “H” 幅 tHIGH SCL ⎯ 1 / 4 tinst × 1 / 4 tinst × (m × n + 8) − 20 (m × n + 8) + 20 ns マスタ時のみ tDO SDA ⎯ 1 / 4 tinst × 4 − 20 1 / 4 tinst × 4 + 20 ns SDA 出力割込み期間後 セットアップ tDOSU SDA ⎯ 1 / 4 tinst × 4 − 20 ⎯ ns SCL 入力 “L” 幅 tLOW SCL ⎯ 1 / 4 tinst × 6 + 40 ⎯ ns SCL 入力 “H” 幅 tHIGH SCL ⎯ 1 / 4 tinst × 2 + 40 ⎯ ns SDA 入力 セットアップ tSU SDA ⎯ 40 ⎯ ns SDA 入力ホールド tHO SDA ⎯ 0 ⎯ ns SDA 出力遅延時間 ns マスタ時のみ (注意事項)・tinst については , 「 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 ・表中の m は , I2C クロック制御レジスタ “ICCR” のシフトクロック周波数設定ビット (CS4, CS3) による 値です。詳細はハードウェアマニュアルのレジスタ説明を参照してください。 ・表中の n は , I2C クロック制御レジスタ “ICCR” のシフトクロック周波数設定ビット (CS2, CS0) による 値です。詳細はハードウェアマニュアルのレジスタ説明を参照してください。 ・tDOSU は , 割込み期間が SCL“L” 幅以上である場合を示します。 ・SDA, SCL 出力の規格値は , 立上り時間が 0 ns である場合を仮定しています。 ・I2C インタフェース[データ送信 ( マスタ / スレーブ ) ] tDO tDO tSU tSU tDOSU SDA ACK tSTASU tSTA tLOW SCL tHO 9 1 ・I2C インタフェース[データ受信 ( マスタ / スレーブ ) ] tSU tHO tDO tDO tDOSU SDA ACK tHIGH tLOW tSTO SCL 6 DS07–12547–7 7 8 9 43 MB89530A シリーズ 5. A/D 変換部電気的特性 (1) MB89535A/537A/537AC/538A/538AC/P538/PV530 (VCC = 3.5 V ∼ 5.5 V, AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端子名 条 件 総合誤差 直線性誤差 標 準 最 大 ⎯ ⎯ 10 bit ⎯ ⎯ ± 3.0 LSB ⎯ ⎯ ± 2.5 LSB ⎯ ⎯ ± 1.9 LSB AVSS − 1.5 LSB AVSS + 0.5 LSB AVSS + 2.5 LSB V AVR − 3.5 LSB AVR − 1.5 LSB AVR + 1.5 LSB V ⎯ ⎯ 4.0 LSB ⎯ 60 tinst ⎯ µs ⎯ 16 tinst ⎯ µs ⎯ ⎯ 10 µA 0 ⎯ AVR V AVSS + 3.5 ⎯ AVCC V A/D 起動時 ⎯ 400 ⎯ µA A/D 停止時 ⎯ ⎯ 5 µA ⎯ 微分直線性誤差 ゼロトランジション 電圧 VOT フルスケール トランジション電圧 VFST ⎯ AVR = AVCC チャネル間ばらつき 変換時間 ⎯ サンプリング時間 アナログ入力電流 IAIN アナログ入力電圧 VAIN 基準電圧 ⎯ ⎯ IR 基準電圧供給電流 AN0 ∼ AN7 AVR IRH 単位 最 小 ⎯ 分解能 規 格 値 備 考 AVCC = VCC * *:サンプリング時間を含む。 (注意事項):tinst については , 「4. 交流規格 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 (2) MB89F538 (VCC = 3.5 V ∼ 5.5 V, AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端子名 直線性誤差 最 大 ⎯ ⎯ 10 bit ⎯ ⎯ ± 5.0 LSB ⎯ ⎯ ± 2.5 LSB ⎯ ⎯ ± 1.9 LSB AVSS − 3.5 LSB AVSS + 0.5 LSB AVSS + 4.5 LSB V AVR − 6.5 LSB AVR − 1.5 LSB AVR + 1.5 LSB V ⎯ ⎯ 4.0 LSB ⎯ 60 tinst ⎯ µs ⎯ 16 tinst ⎯ µs ⎯ ⎯ 10 µA 0 ⎯ AVR V AVSS + 3.5 ⎯ AVCC V A/D 起動時 ⎯ 400 ⎯ µA A/D 停止時 ⎯ ⎯ 5 µA 微分直線性誤差 VOT フルスケール トランジション電圧 VFST ⎯ AVR = AVCC チャネル間ばらつき 変換時間 ⎯ サンプリング時間 アナログ入力電流 IAIN アナログ入力電圧 VAIN 基準電圧 ⎯ ⎯ IR 基準電圧供給電流 AN0 ∼ AN7 IRH AVR 単位 標 準 ⎯ ゼロトランジション 電圧 規 格 値 最 小 ⎯ 分解能 総合誤差 条 件 備 考 AVCC = VCC * *:サンプリング時間を含む。 (注意事項):tinst については , 「4. 交流規格 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 44 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ (3) MB89F538L (VCC = 2.4 V ∼ 3.6 V, AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端子名 直線性誤差 最 大 ⎯ ⎯ 10 bit ⎯ ⎯ ± 3.0 LSB ⎯ ⎯ ± 2.5 LSB ⎯ ⎯ ± 1.9 LSB AVSS − 1.5 LSB AVSS + 0.5 LSB AVSS + 2.5 LSB V AVR − 3.5 LSB AVR − 1.5 LSB AVR + 1.5 LSB V ⎯ ⎯ 4.0 LSB ⎯ 60 tinst ⎯ µs ⎯ 16 tinst ⎯ µs ⎯ ⎯ 10 µA 0 ⎯ AVR V AVSS + 2.4 ⎯ AVCC V A/D 起動時 ⎯ 200 ⎯ µA A/D 停止時 ⎯ ⎯ 5 µA 微分直線性誤差 VOT フルスケール トランジション電圧 VFST ⎯ AVR = AVCC チャネル間バラツキ 変換時間 ⎯ サンプリング時間 アナログ入力電流 IAIN アナログ入力電圧 VAIN 基準電圧 ⎯ ⎯ IR 基準電圧供給電流 AN0 ∼ AN7 IRH AVR 単位 標 準 ⎯ ゼロトランジション 電圧 規 格 値 最 小 ⎯ 分解能 総合誤差 条 件 備 考 AVCC = VCC * *:サンプリング時間を含む DS07–12547–7 45 MB89530A シリーズ (4) A/D コンバータの用語の定義 ・分解能 A/D 変換器により識別可能なアナログ変化 ・直線性誤差 ( 単位:LSB) デバイスのゼロトランジション点 (“00 0000 0000” ←→ “00 0000 0001”) とフルスケールトランジション点 (“11 1111 1110” ←→ “11 1111 1111”) とを結んだ直線と , 実際の変換特性との偏差 ・微分直線性誤差 ( 単位:LSB) 出力コードを 1 LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差 ・総合誤差 ( 単位:LSB) 理想変換値と実際の変換値との差 理想入出力特性 総合誤差 VFST 3FFH 3FFH 1.5 LSB 3FDH 004H 003H VOT 002H デジタル出力 デジタル出力 3FEH 3FEH 実際の変換特性 3FDH (1 LSB I N + 0.5 LSB) 004H VNT 003H 実際の 変換特性 理想特性 002H 1 LSB 001H 001H 0.5 LSB AVSS AVR アナログ入力 1 LSB = VFST − VOT 1022 (V) AVSS AVR アナログ入力 デジタル出力 N の総合誤差= VNT −{1 LSB × N + 0.5 LSB} 1 LSB (続く) 46 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ (続き) ゼロトランジション誤差 フルスケールトランジション誤差 004H 理想特性 実際の変換特性 3FFH 実際の変換特性 デジタル出力 デジタル出力 003H 002H 実際の変換特性 3FEH VFST ( 実測値 ) 3FDH 001H 実際の変換特性 3FCH VOT ( 実測値 ) AVSS アナログ入力 AVR AVSS 直線性誤差 微分直線性誤差 3FFH 理想特性 実際の変換特性 N + 1H (1 LSB × N + VOT) 3FDH VNT VFST ( 実測値 ) 004H 003H 実際の変換特性 デジタル出力 デジタル出力 3FEH V (N + 1) T 実際の変換特性 NH N − 1H 002H 001H AVR アナログ入力 VNT 実際の変換特性 理想特性 N − 2H VOT ( 実測値 ) AVSS AVR アナログ入力 デジタル出力 N の VNT −{1 LSB × N + VOT} = 直線性誤差 1 LSB DS07–12547–7 AVSS AVR アナログ入力 V (N + 1) T − VNT デジタル出力 N の = −1 微分直線性誤差 1 LSB 47 MB89530A シリーズ (5) 注意事項 ・アナログ入力端子の入力インピーダンスについて MB89530A シリーズの A/D コンバータは , 下図のようにサンプルホールド回路を内蔵しており , A/D 変換起動後 8 イン ストラクションサイクルの間にアナログ入力端子の電圧をサンプルホールド用のコンデンサに取り込みます。 そのためアナログ入力の外部回路の出力インピーダンスが高い場合 , アナログ入力サンプリング期間内にアナログ入力 電圧が安定しないことがありますので , 外部回路の出力インピーダンスは低くすること (10 kΩ 以下 ) を推奨いたします。 ・アナログ入力等価回路 サンプルホールド回路 アナログ入力端子 C R アナログ入力インピーダンスが 10 kΩ 以上のときに約 0.1 µF の コンデンサを追加することを推 奨します。 コンパ レータ A/D 変換起動から 8 インストラクションサイクル 後に閉じます。 アナログチャネルセレクタ MB89535A/537A/537AC/538A/538AC C ≒ 45 pF R ≒ 2.2 kΩ MB89F538 C ≒ 30 pF R ≒ 3.2 kΩ MB89F538L C ≒ 49 pF R ≒ 7.1 kΩ MB89P538, MB89P530 C ≒ 64 pF R ≒ 3.0 kΩ ・誤差について | AVR − AVSS |が小さくなるに従って , 相対的に誤差は大きくなります。 48 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ 6. Flash 部電気的特性 ・書込み / 消去特性 項 目 セクタ消去時間 1 セクタ当り セクタ容量に依らず一定 書込み時間 1 バイト当り 条 件 TA = + 25 °C VCC = 5.0 V チップ消去時間 書込み消去回数 ⎯ 規 格 値 単位 最 小 標 準 最 大 ⎯ 1 15 s ⎯ 8 3600 µs ⎯ 5 ⎯ s 10000 ⎯ ⎯ cycle 備 考 * * : 内部での消去前書込み時間を除く。 DS07–12547–7 49 MB89530A シリーズ ■ 特性例 (MB89538A) (1) 電源電流 ( 外部クロック ) ICC1 vs. VCC ICCS1 vs. VCC 14 5 (TA = + 25 ˚C) 12 12.5 MHz 4 8 ICCS1 (mA) 10 MHz 10 ICC1 (mA) (TA = + 25 ˚C) 12.5 MHz 8 MHz 6 5 MHz 10 MHz 3 8 MHz 2 5 MHz 4 1 2 MHz 1 MHz 2 0 2 MHz 1 MHz 0 2 3 4 5 6 7 2 3 4 VCC (V) 5 6 7 VCC (V) (2) “H” レベル入力電圧 / “L” レベル入力電圧 (CMOS 入力の場合 ) VIN vs. VCC 4 (TA = + 25 ˚C) VIN (V) 3 2 1 0 2 3 4 5 6 7 VCC (V) (3) “H” レベル入力電圧 / “L” レベル入力電圧 ( ヒステリシス入力の場合 ) VIN vs. VCC 4 VIH (TA = + 25 ˚C) VIN (V) 3 VIL 2 1 0 2 3 4 5 6 7 VCC (V) 50 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ (4) プルアップ抵抗値 RPULL vs. VCC 1000 Pull-up (kΩ) (TA = + 25 °C) 100 10 0 1 2 3 4 5 6 VCC (V) (5) “H” レベル出力電圧 VCC - VOH1 vs. IOH VCC - VOH2 vs. IOH 1.6 0.9 (TA = + 25 ˚C, VCC = 5 V) 0.7 VCC - VOH2 (V) 1.2 VCC - VOH1 (V) (TA = + 25 ˚C, VCC = 5 V) 0.8 1.4 1.0 0.8 0.6 0.4 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.2 0.1 0.0 0.0 0 2 4 6 8 10 0 2 4 IOH (mA) 6 8 10 IOH (mA) (6) “L” レベル出力電圧 VCC - VOL vs. IOL 0.9 (TA = + 25 ˚C, VCC = 5 V) 0.8 VCC - VOL (V) 0.7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0.0 0 2 4 6 8 10 IOL (mA) DS07–12547–7 51 MB89530A シリーズ (7) A/D コンバータ特性例 直線性誤差 3.0 2.5 (VCC = AVR = 5 V, FCH = 10 MHz) 2.0 1.5 誤差 (LSB) 1.0 0.5 0.0 -0.5 -1.0 -1.5 -2.0 -2.5 -3.0 0 128 256 512 384 640 768 896 1024 640 768 896 1024 768 896 1024 変換値 微分直線性誤差 2.5 2.0 1.5 誤差 (LSB) 1.0 0.5 0.0 -0.5 -1.0 -1.5 -2.0 -2.5 0 128 256 384 512 変換値 総合誤差 4.0 3.0 (VCC = AVR = 5 V, FCH = 10 MHz) 誤差 (LSB) 2.0 1.0 0.0 -1.0 -2.0 -3.0 -4.0 0 128 256 384 512 640 変換値 52 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ ■ マスクオプション 品 種 MB89535A MB89537A MB89537AC MB89538A MB89538AC MB89F538-101 MB89F538-201 MB89F538L-101 MB89F538L-201 MB89P538-101 MB89P538-201 MB89PV530-101 MB89PV530-201 指定方法 マスク発注時に指定 設定不可 設定不可 設定不可 1 メインクロック 発振安定待ち時間の選択 (FCH *= 10 MHz 時 ) 14 約 2 /FCH * ( 約 1.6 ms) 約 217/FCH * ( 約 13.1 ms) 約 218/FCH * ( 約 26.2 ms) 選択可能 218/FCH * ( 約 26.2 ms) 218/FCH * ( 約 26.2 ms) 218/FCH * ( 約 26.2 ms) 2 クロックモード選択 ・ 2 系統クロックモード ・ 1 系統クロックモード 選択可能 No -101:1 系統クロックモード -201:2 系統クロックモード * : FCH:メインクロック周波数 DS07–12547–7 53 MB89530A シリーズ ■ オーダ型格 型 格 パッケージ 備 考 MB89535AP MB89537AP MB89537ACP MB89538AP MB89538ACP MB89P538-101P MB89P538-201P MB89F538-101P MB89F538-201P MB89F538L-101P MB89F538L-201P DIP-64P-M01 MB89535AP, MB89537AP, MB89538AP には I2C 機能がありません。 MB89535APF MB89537APF MB89537ACPF MB89538APF MB89538ACPF MB89P538-101PF MB89P538-201PF MB89F538-101PF MB89F538-201PF MB89F538L-101PF MB89F538L-201PF FPT-64P-M06 MB89535APF, MB89537APF, MB89538APF には I2C 機能がありません。 MB89535APMC MB89537APMC MB89537ACPMC MB89538APMC MB89538ACPMC MB89P538-101PMC MB89P538-201PMC MB89F538-101PMC MB89F538-201PMC MB89F538L-101PMC MB89F538L-201PMC FPT-64P-M23 MB89535APMC, MB89537APMC, MB89538APMC には I2C 機能がありません。 MB89535APMC1 MB89537APMC1 MB89537ACPMC1 MB89538APMC1 MB89538ACPMC1 FPT-64P-M24 MB89535APMC1, MB89537APMC1, MB89538APMC1 には I2C 機能がありません。 MB89535APV4 MB89537APV4 MB89537ACPV4 MB89538APV4 MB89538ACPV4 MB89F538L-101PV4 MB89F538L-201PV4 LCC-64P-M19 MB89535APV4, MB89537APV4, MB89538APV4 には I2C 機能がありません。 MB89PV530-101C MB89PV530-201C MDP-64C-P02 MB89PV530-101CF MB89PV530-201CF MQP-64C-P01 54 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・SH-DIP, 64 ピン リードピッチ 1.778mm パッケージ幅× パッケージ長さ 17 × 58mm 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 5.65mm MAX (DIP-64P-M01) プラスチック・SH-DIP, 64 ピン (DIP-64P-M01) 注)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 +0.22 +.009 58.00 –0.55 2.283 –.022 INDEX-1 17.00±0.25 (.669±.010) INDEX-2 +0.70 4.95 –0.20 +.028 .195 –.008 +0.50 0.70 –0.19 +.020 .028 –.007 0.27±0.10 (.011±.004) +0.20 3.30 –0.30 .130 +.008 –.012 1.378 .0543 C +0.40 –0.20 +.016 –.008 1.778(.0700) 0.47±0.10 (.019±.004) 19.05(.750) +0.50 0.25(.010) 2001-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED D64001S-c-4-6 M 1.00 –0 .039 +.020 –.0 0~15 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) DS07–12547–7 55 MB89530A シリーズ プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M24) リードピッチ 0.50 mm パッケージ幅× パッケージ長さ 10.0 × 10.0 mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70 mm MAX 質量 0.32 g コード(参考) P-LFQFP64-10×10-0.50 プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M24) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 12.00±0.20(.472±.008)SQ * 10.00±0.10(.394±.004)SQ 48 0.145±0.055 (.006±.002) 33 49 32 Details of "A" part 0.08(.003) +0.20 1.50 –0.10 +.008 .059 –.004 INDEX 64 0˚~8˚ 17 (Mounting height) 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) "A" LEAD No. 1 16 0.50(.020) 0.20±0.05 (.008±.002) 0.08(.003) M ©2005-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F64036S-c-1-2 C 2005 FUJITSU LIMITED F64036S-c-1-1 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.25(.010) 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) 56 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ プラスチック・QFP, 64 ピン リードピッチ 1.00mm パッケージ幅× パッケージ長さ 14 × 20mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 3.35mm MAX コード(参考) P-QFP64-14×20-1.00 (FPT-64P-M06) プラスチック・QFP, 64 ピン (FPT-64P-M06) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 24.70±0.40(.972±.016) * 20.00±0.20(.787±.008) 51 0.17±0.06 (.007±.002) 33 32 52 18.70±0.40 (.736±.016) *14.00±0.20 Details of "A" part (.551±.008) 3.00 –0.20 INDEX +0.35 +.014 .118 –.008 (Mounting height) 20 64 0~8° 1 19 1.00(.039) 0.42±0.08 (.017±.003) 0.20(.008) +0.15 M 0.25 –0.20 1.20±0.20 (.047±.008) +.006 .010 –.008 (Stand off) "A" 0.10(.004) C 2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F64013S-c-5-6 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) DS07–12547–7 57 MB89530A シリーズ プラスチック・LQFP, 64 ピン リードピッチ 0.65mm パッケージ幅× パッケージ長さ 12.0 × 12.0mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70mm MAX コード(参考) P-LFQFP64-12×12-0.65 (FPT-64P-M23) プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 14.00±0.20(.551±.008)SQ *12.00±0.10(.472±.004)SQ 48 0.145±0.055 (.0057±.0022) 33 49 32 0.10(.004) Details of "A" part +0.20 1.50 –0.10 +.008 (Mounting height) .059 –.004 0.25(.010) INDEX 0~8˚ 64 17 1 "A" 16 0.65(.026) 0.32±0.05 (.013±.002) 0.13(.005) 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) M ©2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F64034S-c-1-2 C 2003 FUJITSU LIMITED F64034S-c-1-1 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) 58 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ プラスチック・BCC, 64 ピン リードピッチ 0.50mm パッケージ幅× パッケージ長さ 9.00mm × 9.00mm 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 0.80mm MAX 質量 0.10g (LCC-64P-M19) プラスチック・BCC, 64 ピン (LCC-64P-M19) 49 8.20(.323)TYP 8.10(.319)TYP (0.80(.031)MAX) (Mount height) 9.00±0.10(.354±.004) 33 0.50(.020) TYP 33 0.50±0.10 (.020±.004) 49 0.50(.020) TYP 8.25(.325) REF INDEX AREA 9.00±0.10 (.354±.004) 8.20(.323) TYP 8.10(.319) TYP 7.00(.276) REF 0.50±0.10 (.020±.004) "A" 1 17 0.075±0.025 17 "C" (.003±.001) (Stand off) Details of "A" part 0.05(.002) C 2002 FUJITSU LIMITED C64019S-c-1-1 0.60±0.06 (.024±.002) 0.30±0.06 (.012±.002) 0.14(.006)MIN. 0.70±0.06 (.028±.002) 0.30±0.06 (.012±.002) ©2002-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED C64019S-c-1-2 7.00(.276)REF "B" 1 8.25(.325)REF Details of "B" part 0.55±0.06 (.022±.002) C0.2(.008) 0.55±0.06 (.022±.002) Details of "C" part 0.55±0.06 (.022±.002) 0.55±0.06 (.022±.002) 単位:mm(inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) DS07–12547–7 59 MB89530A シリーズ セラミック・MDIP, 64 ピン リードピッチ 1.778mm (70mil) ロースペース 19.05mm (750mil) マザーボードの材質 セラミック 搭載している ソケットの材質 プラスチック (MDP-64C-P02) セラミック・MDIP, 64 ピン (MDP-64C-P02) 0°~9° 56.90±0.64 (2.240±.025) 15.24(.600) TYP 18.75±0.30 (.738±.012) 2.54±0.25 (.100±.010) 33.02(1.300)REF INDEX AREA 0.25±0.05 (.010±.002) 1.27±0.25 (.050±.010) 10.16(.400)MAX 1.778±0.25 (.070±.010) C 19.05±0.30 (.750±.012) +0.13 0.46 –0.08 +.005 .018 –.003 55.12(2.170)REF 0.90±0.13 (.035±.005) 1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED M64002SC-1-5 3.43±0.38 (.135±.015) 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) 60 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ (続き) セラミック・MQFP, 64 ピン リードピッチ 1.00mm リード形状 ストレート マザーボード の材質 セラミック 搭載している ソケットの材質 プラスチック (MQP-64C-P01) セラミック・MQFP, 64 ピン (MQP-64C-P01) 18.70(.736)TYP INDEX AREA 16.30±0.33 (.642±.013) 15.58±0.20 (.613±.008) 12.00(.472)TYP +0.40 1.20 Ð0.20 .047 1.00±0.25 (.039±.010) +.016 Ð.008 1.00±0.25 (.039±.010) 1.27±0.13 (.050±.005) 18.12±0.20 12.02(.473) (.713±.008) TYP 10.16(.400) 14.22(.560) TYP TYP 22.30±0.33 (.878±.013) 0.30(.012) TYP 24.70(.972) TYP 1.27±0.13 (.050±.005) 0.30(.012)TYP 7.62(.300)TYP 0.40±0.10 (.016±.004) 18.00(.709) TYP 0.40±0.10 (.016±.004) +0.40 1.20 Ð0.20 +.016 .047 Ð.008 9.48(.373)TYP 11.68(.460)TYP 0.50(.020)TYP C 10.82(.426) 0.15±0.05 MAX (.006±.002) 1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED M64004SC-1-4 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ DS07–12547–7 61 MB89530A シリーズ ■ 本版での主な変更内容 ページ 場所 ⎯ ⎯ MB89F538L 品種を追加 ⎯ パッケージを変更 (FPT-64P-M03 → FPT-64P-M24 FPT-64P-M09 → FPT-64P-M23) (LCC-64P-M16 を削除) ⎯ 18 19 21 ■ MB89F538 のフラッシュメモリの書込み / 消 「6. ROM ライタ用アダプタと推奨 ROM ライタ」の項目 去について ■ ピギー/ エバチップ搭載 EPROM の書込みに ついて 5. A/D 変換部電気的特性 「・書込みアダプタ」の項目を削除 ゼロトランジション電圧 , フルスケールトランジション 電圧の単位を修正 mV → V 「・アナログ入力端子の入力インピーダンスについて」 の図を変更 48 ■ オーダ型格 オーダ型格を追加 MB89F538L-101P, MB89F538L-201P MB89F538L-101PF, MB89F538L-201PF MB89F538L-101PMC, MB89F538L-201PMC MB89F538L-101PV4, MB89F538L-201PV4 オーダ型格を変更 MB89P538P-101 → MB89P538-101P MB89P538P-201 → MB89P538-201P MB89F538P-101 → MB89F538-101P MB89F538P-201 → MB89F538-201P MB89P538PF-101 → MB89P538-101PF MB89P538PF-201 → MB89P538-201PF MB89F538PF-101 → MB89F538-101PF MB89F538PF-201 → MB89F538-201PF MB89535APFM → MB89535APMC MB89537APFM → MB89537APMC MB89537ACPFM → MB89537ACPMC MB89538APFM → MB89538APMC MB89538ACPFM → MB89538ACPMC MB89P588PFM-101 → MB89P538-101PMC MB89P588PFM-201 → MB89P538-201PMC MB89F538PFM-101 → MB89F538-101PMC MB89F538PFM-201 → MB89F538-201PMC MB89535APFV → MB89535APMC1 MB89537APFV → MB89537APMC1 MB89537ACPFV → MB89537ACPMC1 MB89538APFV → MB89538APMC1 MB89538ACPFV → MB89538ACPMC1 MB89PV530C-101 → MB89PV530-101C MB89PV530C-201 → MB89PV530-201C MB89PV530CF-101 → MB89PV530-101CF MB89PV530CF-201 → MB89PV530-201CF 54 56 を削除 ■ ワンタイム PROM, EPROM マイコンの書込 「・ROM ライタ用アダプタ」の項目を削除 みについて ■ 電気的特性 44 変更箇所 ■パッケージ • 外形寸法図 58 パッケージ図を変更 FPT-64P-M03 → FPT-64P-M24 パッケージの図を変更 FPT-64P-M09 → FPT-64P-M23 変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。 62 DS07–12547–7 MB89530A シリーズ MEMO DS07–12547–7 63 MB89530A シリーズ 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 ビジネス推進部