本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DATA SHEET DS07–13729–2 マイクロコントローラ 16 ビットオリジナル CMOS F2MC-16LX MB90370 シリーズ MB90372/F372/V370 ■ 概要 MB90370 シリーズは,高速リアルタイム処理が要求される用途向けに設計された汎用の 16 ビットマイクロコントロー ラです。命令体系は,F2MC-16LX ファミリの AT アーキテクチャを継承し,広範囲なコントロールタスクの高速で効率的な 処理を可能にするコントローラ関係の用途に適するように設計されています。 内蔵の LPC インタフェース,シリアル IRQ および PS/2 インタフェースにより,コンピュータシステム内のホスト CPU および PS/2 デバイスとの通信を簡単に行うことができます。さらに, SMbus 準拠の I2C,バッテリーコントロール用コンパ レータ,およびA/Dコンバータが効率的なバッテリーコントロールを行います。これらの特徴により,MB90370シリーズは 効率的なバッテリーコントロール機能を備えたキーボードコントローラとしてご使用いただけます。 MB90370 シリーズの F2MC-16LX CPU コア向けの命令体系は,F2MC* ファミリの AT アーキテクチャを継承しつつ,高級 言語対応命令も内蔵し,拡張アドレッシングモードに対応し,改善された基本的なビット操作命令だけでなく,強化された 乗除算命令も備えています。さらに, MB90370 シリーズは 32 ビットアキュムレータの搭載により,ロングワードの処理も 可能です。 *: F2MC は FUJITSU Flexible Microcontroller の略で , 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の登録商標です。 富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/ Copyright©2004-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2008.11 MB90370 シリーズ ■ 特長 ・クロック ・PLL クロック逓倍回路を内蔵 ・動作用クロック (PLL clock) は,原発振周波数(4 MHz ∼ 16 MHz)の 2 分周,または 1 ∼ 4 逓倍の中から選択することが できます。 ・最小命令実行時間:62.5 ns ( 原発振周波数 4 MHz,PLL クロック× 4,VCC 3.3 V で動作時 ) ・CPU アドレッシングスペース:16 Mbyte ・内部 24 ビットアドレッシング ・コントローラ用途に最適化された命令体系 ・取扱可能なデータタイプ:ビット / バイト / ワード / ロングワード ・標準アドレッシングモード:23 種類 ・高いコード効率 ・32 bit アキュムレータの採用による高精度演算の強化 ・高級言語(C)およびマルチタスク動作に対応した命令体系 ・システムスタックポインタの採用 ・ポインタ間接命令を強化 ・バレルシフト命令 ・プログラムパッチ機能 (2 address pointer) ・実行速度の向上 ・4 バイトの命令キュー ・強力な割込み機能 ・プライオリティレベルがプログラマブルに 8 レベルで設定可能 ・32 種類のファクタによる強力割込み機能 ・CPU の動作から独立した自動データ転送機能 ・拡張インテリジェント入出力サービス (EI2OS) ・最大 16 チャネル ・低消費電力(スタンバイ)モード ・スリープモード (CPU 動作クロックが停止 ) ・タイムベースタイマモード ( タイムベースタイマと時計タイマ以外の動作が停止 ) ・ストップモード ( すべての発振が停止 ) ・CPU 間欠動作モード ・時計モード ・パッケージ:LQFP-144 (FPT-144P-M12:0.4 mm ピッチ ) ・プロセス:CMOS テクノロジ 2 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ■ 品種構成 品名 MB90V370 MB90F372 MB90372 分類 — フラッシュ ROM マスク ROM ROM 容量 — 64 K バイト RAM 容量 15.7 K バイト 6 K バイト 項目 CPU 機能 基本命令数 最小命令実行時間 アドレッシングモード データビット長 メモリ空間 I/O ポート 入出力ポート (N チャネル ) 入出力ポート (CMOS) 入出力ポート ( プルアップコントロール付き CMOS) 合計 16 ビットリロードタイマ リロードタイマ:4 チャネル リロードモード , シングルショットモード , イベントカウントモードから選択可能 16 ビット PPG タイマ PPG タイマ:3 チャネル PWM モード,シングルショットモードから選択可能 ビットデコーダ ビットデコーダ:1 チャネル パリティジェネレータ パリティジェネレータ:1 チャネル 奇数 / 偶数パリティ選択可能 PS/2 インタフェース PS/2 インタフェース :3 チャネル サンプリングクロック :4 種類から選択可能 LPC インタフェース LPC バスインタフェース :1 チャネル ユニバーサルペリフェラルインタフェース(UPI):4 チャネル :UPI チャネル 0 専用 GA20 出力コントロール データバッファアレイ :48 バイト LPC スタンバイ ( ストップ / タイムベースタイマ / ウォッ チモードで有効 ) あり シリアル IRQ コントローラ シリアル IRQ 要求:6 チャネル LPC クロックモニタ / コントロール UART 全二重ダブルバッファ ( データ長可変 ) クロック非同期送信またはクロック同期送信 ( スタートビット,ストップビット付き ) を選択可能 I2C I2C (SMbus 準拠 ) :1 チャネル フィリップスの I2C バスと,インテル提唱の SMbus をサポート パケットエラーチェックを選択可能 タイムアウト検出機能 特定の条件下での PC aribitraなし tion*2 :351 命令 :62.5 ns / 4 MHz (PLL × 4) :23 :1, 8, 16 bits :16 MBytes なし なし :16 :72 :32 :120 なし なし マルチアドレス I2C マルチアドレス I2C (SMbus 準拠 ) :1 チャネル フィリップスの I2C バスと,インテル提唱の SMbus をサポート パケットエラーチェックを選択可能 タイムアウト検出機能 6 アドレスをサポート アラート機能 ブリッジ回路 I2C / マルチアドレス I2C により,3 本のバス接続ルートを切り替え可能 (続く) DS07–13729–2 3 MB90370 シリーズ (続き) 品名 項目 MB90V370 MB90F372 MB90372 コンパレータ ヒステリシス幅変更可能なコンパレータを内蔵 バッテリー電圧,着脱および瞬断を検出可能 パラレルおよびシリアル充電 / 放電 外部割込み 独立 6 チャネル 割込み位置選択可能:立上がり / 立下がりエッジ , 立下がりエッジ , L レベルまたは H レベル キーオンウェークアップ割込み 独立 8 チャネル 割込み要因:L レベル 8/10 ビット AD コンバータ 8/10 ビット分解能 :12 チャネル 変換時間 :6.13 µs 以下 ( 内蔵クロック 16 MHz) 8 ビット DA コンバータ 8 ビット分解能 LCD コントローラ / ドライバ 最大 9 SEG × 4 COM LCD 出力ポートまたは CMOS 入出力ポート選択可能 低消費電力 ストップモード / スリープモード / CPU 間欠動作モード / 時計モード :2 チャネル プロセス CMOS パッケージ PGA256 動作電圧 LQFP-144 (FPT-144P-M12:0.4 mm ピッチ ) 3.0 V ∼ 3.6 V @ 16 MHz 時 *1 * 1: 動作周波数等の条件により変わります (「■ 電気的特性」を参照してください ) 。MB90V370 の動作は,電源電圧 3.0 V ∼ 3.6 V,動作温度 0 ∼ +25 ℃,動作周波数 1 MHz ∼ 16 MHz におけるツールで使用した場合にのみ保証さ れています。 * 2: 他の I2C が同時に別の通信を開始した場合 , 本 I2C はアービトレーションロストを検出します。 ■ パッケージと対応製品 パッケージ MB90V370 PGA256 FPT-144P-M12 MB90F372 MB90372 × × × :対応 × :非対応 (注意事項)各パッケージの詳細については,「■ パッケージ・外形寸法図」の項を参照してください。 ■ 品種間の相違点 メモリ空間 評価用製品を使用して評価する場合は,評価用製品と実際に使用する製品間の下記の相違点に注意してください。 ・MB90V370 には内蔵 ROM がありませんが,ROM 内蔵のチップと同じ動作の評価は,専用の開発用ツールを使用して,そ のツールの設定により ROM サイズを選択できるようにすれば可能になります。 ・MB90V370 では,FF4000H ∼ FFFFFFH までのイメージはバンク 00 にマップされ,FF0000H ∼ FF3FFFH までのイメージは バンク FF にのみマップされます(この設定は開発用ツールの構成により変更することができます)。 ・MB90372/F372 では,FF4000H ∼ FFFFFFH までのイメージはバンク 00 にマップされ,FF0000H ∼ FF3FFFH までのイメー ジはバンク FF にのみマップされます。 4 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ■ 端子配列図 ・MB90372/F372 108 107 106 105 104 103 102 101 100 99 98 97 96 95 94 93 92 91 90 89 88 87 86 85 84 83 82 81 80 79 78 77 76 75 74 73 144 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 P77/PPG1 P76/UI3 P75/UO3 P74/UCK3 P73/UI2 P72/UO2 P71/UCK2 P70/UI1 P67/UO1 P66/UCK1 P65/INT5 P64/INT4 P63/INT3 P62/INT2 P61/INT1 P60/INT0 PD7/PPG3 Vss Vcc PF7/V3* PF6/V2* PF5/V1* PF4/COM3* PF3/COM2* PF2/COM1* PF1/COM0* PF0/SEG8* PE7/TO4/SEG7 PE6/TIN4/SEG6 PE5/TO3/SEG5 PE4/TIN3/SEG4 PE3/TO2/SEG3 PE2/TIN2/SEG2 PE1/TO1/SEG1 PE0/TIN1/SEG0 P82/ALERT PB3/VSI1 PB4/VOL2 PB5/VSI2 PB6/VOL3 PB7/VSI3 AVcc AVR AVss PC0/AN0/SW1 PC1/AN1/SW2 PC2/AN2/SW3 PC3/AN3 PC4/AN4 PC5/AN5 PC6/AN6 PC7/AN7 PD0/AN8 Vcc Vss MD2 MD1 MD0 PD1/AN9 PD2/AN10 PD3/AN11 PD4/DA1 PD5/DA2 PD6/PPG2 P90/SCL2 P91/SDA2 P92/SCL3 P93/SDA3 P94/SCL4 P95/SDA4 P80/SCL1 P81/SDA1 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 P40/PSCK0 P41/PSDA0 P42/PSCK1 P43/PSDA1 P44/PSCK2 P45/PSDA2 P46/CLKRUN P47/SERIRQ P50/GA20 P51/LFRAME P52/LRESET P53/LCK P54/LAD0 P55/LAD1 P56/LAD2 P57/LAD3 RST Vcc Vss X0A X1A PA0/ALR1 PA1/ALR2 PA2/ALR3 PA3/ACO PA4/OFB1 PA5/OFB2 PA6/OFB3 CVcc CVRH1 CVRH2 CVRL CVss PB0/DCIN PB1/DCIN2 PB2/VOL1 143 142 141 140 139 138 137 136 135 134 133 132 131 130 129 128 127 126 125 124 123 122 121 120 119 118 117 116 115 114 113 112 111 110 109 P37/ADTG P36 P35 P34 P33 P32 P31 P30 P27 P26 P25 P24 P23 P22 P21 X1 X0 Vss Vcc P20 P17 P16 P15 P14 P13 P12 P11 P10 P07/KSI7 P06/KSI6 P05/KSI5 P04/KSI4 P03/KSI3 P02/KSI2 P01/KSI1 P00/KSI0 (TOP VIEW) (FPT-144P-M12) *:大電流端子 DS07–13729–2 5 MB90370 シリーズ ■ 端子機能説明 端子番号 LQFP-144 端子名 入出力 リセット中 回路形式 の端子状態 機能説明 128, 129 X0, X1 A 発振 発振用端子 20, 21 X0A, X1A A 発振 サブクロック発振用端子 17 RST B 58, 57, 56 MD0 ∼ MD2 C リセット入力 外部リセット入力端子 モード入力 動作モード指定用入力端子。 Vcc または Vss に直結してください。 汎用入出力ポート P00 ∼ P07 キーオンウェイクアップ割込み入力 0 ∼ 7 チャネルとして使用で きます。 スタンバイモードで EICR:EN0 ~ EN7 が 1 に設定されている場 合に入力が有効となります。 109 ∼ 116 KSI0 ∼ KSI7 D 117 ∼ 124 P10 ∼ P17 E 汎用入出力ポート P20 ∼ P27 E 汎用入出力ポート P30 ∼ P36 E 汎用入出力ポート 125, 130 ∼ 136 137 ∼ 143 144 P37 ADTG 汎用入出力ポート E A/D コンバータ用外部トリガ入力端子 (ADTG) P40 1 PSCK0 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート PS/2 インタフェイス 0 チャネル用シリアルクロック入出力端子。 この機能は , PS/2 インタフェイス 0 チャネルが許可の時 , 使用さ れます。 F P41 2 PSDA0 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート ポート入力 P42 3 PSCK1 F P43 4 PSDA1 PSCK2 F PSDA2 F CLKRUN PS/2 インタフェイス 1 チャネル用シリアルデータ入出力端子。 この機能は , PS/2 インタフェイス 1 チャネルが許可の時 , 使用さ れます。 PS/2 インタフェイス 2 チャネル用シリアルクロック入出力端子。 この機能は , PS/2 インタフェイス 2 チャネルが許可の時 , 使用さ れます。 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート F P46 7 PS/2 インタフェイス 1 チャネル用シリアルクロック入出力端子。 この機能は , PS/2 インタフェイス 1 チャネルが許可の時 , 使用さ れます。 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート P45 6 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート P44 5 PS/2 インタフェイス 0 チャネル用シリアルデータ入出力端子。 この機能は , PS/2 インタフェイス 0 チャネルが許可の時 , 使用さ れます。 F PS/2 インタフェイス 2 チャネル用シリアルデータ入出力端子。 この機能は , PS/2 インタフェイス 2 チャネルが許可の時 , 使用さ れます。 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート G シリアル IRQ コントローラ用 LPC クロックステータス / リス タート要求入出力端子。この機能は , シリアル IRQ, LPC クロッ クリスタート要求が許可の時使用されます。 (続く) 6 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 端子番号 端子名 LQFP-144 入出力 リセット中 回路形式 の端子状態 汎用入出力ポート P47 8 SERIRQ H シリアル IRQ コントローラ用シリアル IRQ データ入出力端子。 この機能は , シリアル IRQ が許可の時使用されます。 汎用入出力ポート P50 9 GA20 H LPC インタフェイス用 GA20 出力。 この機能は , GA20 が許可の時使用されます。 汎用入出力ポート P51 10 LFRAME H LPC インタフェイス用 LFRAME 入力。 この機能は , LPC インタフェイスが許可の時使用されます。 汎用入出力ポート P52 11 LRESET H LPC インタフェイス用リセット入力。 この機能は , LPC インタフェイスが許可の時使用されます。 汎用入出力ポート P53 12 LCK H LPC インタフェイス用クロック入力。 この機能は , LPC インタフェイスが許可の時使用されます。 汎用入出力ポート P54 ~ P57 13 ∼ 16 LAD0 ∼ LAD3 H INT0 ∼ INT5 I UCK1 I UO1 I UI1 I UCK2 UART チャネル 1 用シリアルデータ出力端子。 この機能は , UART チャネル 1 のデータ出力が許可の時に有効 となります。 UART チャネル 1 用シリアルデータ入力端子。 UART チャネル 1 が入力動作している間 , この端子の入力を常 に使用していますので他の入力として使用しないでください。 汎用入出力ポート P71 102 UART チャネル 1 用シリアルクロック入出力端子。 この機能は , UART チャネル 1 のクロック出力が許可の時に有 効となります。 汎用入出力ポート P70 101 DTP/ 外部割込み要求入力 0 ∼ 5 チャネルとして使用できます。 スタンバイモードで , ENIR:EN0 ~ EN5 が 1 に設定されている 場合に , 入力が有効となります。 汎用入出力ポート P67 100 汎用入出力ポート 汎用入出力ポート P66 99 LPC インタフェイス用アドレス / データ入出力 この機能は , LPC インタフェイスが許可の時使用されます。 ポート入力 P60 ∼ P65 93 ∼ 98 機能説明 I UART チャネル 2 用シリアルクロック入出力端子。 この機能は , UART チャネル 2 のクロック出力が許可の時に有 効となります。 (続く) DS07–13729–2 7 MB90370 シリーズ 端子番号 LQFP-144 端子名 入出力 リセット中 回路形式 の端子状態 汎用入出力ポート P72 103 UO2 UART チャネル 2 用シリアルデータ出力端子。 この機能は , UART チャネル 2 のデータ出力が許可の時に有効と なります。 I 汎用入出力ポート P73 104 UI2 UART チャネル 2 用シリアルデータ入力端子。 UART チャネル 2 が入力動作している間 , この端子の入力を常に 使用していますので他の入力として使用しないでください。 I 汎用入出力ポート P74 105 UCK3 UART チャネル 3 用シリアルクロック入出力端子。 この機能は , UART チャネル 3 のクロック出力が許可の時に有効 となります。 I 汎用入出力ポート P75 106 UO3 UART チャネル 3 用シリアルデータ出力端子。 この機能は , UART チャネル 3 のデータ出力が許可の時に有効と なります。 I 汎用入出力ポート P76 107 UI3 I ポート入力 71 72 73 65 66 67 68 PPG1 P80 SCL1 P81 SDA1 P82 ALERT P90 SCL2 P91 SDA2 P92 SCL3 P93 SDA3 UART チャネル 3 用シリアルデータ入力端子。 UART チャネル 3 が入力動作している間 , この端子の入力を常に 使用していますので他の入力として使用しないでください。 汎用入出力ポート P77 108 機能説明 I T T J T T T T PPG チャネル 1 用出力端子。 この機能は , PPG チャネル 1 が許可の時使用されます。 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート マルチアドレス I2C 用シリアルクロック入出力端子 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート マルチアドレス I2C 用シリアルデータ入出力端子 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート マルチアドレス I2C アラート出力端子 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート ブリッジ回路用シリアルクロック入出力端子 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート ブリッジ回路用シリアルデータ入出力端子 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート ブリッジ回路用シリアルクロック入出力端子 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート ブリッジ回路用シリアルデータ入出力端子 (続く) 8 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 端子番号 端子名 LQFP-144 P94 69 SCL4 P95 70 SDA4 入出力 リセット中 回路形式 の端子状態 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート T ブリッジ回路用シリアルクロック入出力端子 汎用の N-ch オープンドレイン入出力ポート T ブリッジ回路用シリアルデータ入出力端子 汎用入出力ポート PA0 ∼ PA2 22 ∼ 24 ALR1 ∼ ALR3 PA3 25 ACO H ポート入力 OFB1 ∼ OFB3 コンパレータ回路の AC 電源セット信号が出力されます。 汎用入出力ポート H コンパレータ回路において , バッテリ 1 ∼ 3 の放電制御信号が 出力されます。 汎用入出力ポート PB0 , PB1 34, 35 DCIN , DCIN2 PB2 36 VOL1 PB3 37 VSI1 PB4 38 VOL2 PB5 39 VSI2 PB6 40 VOL3 PB7 41 VSI3 K SW1 ∼ SW3 AN0 ∼ AN2 コンパレータ回路における AC 電源監視入力 汎用入出力ポート K K K コンパレータ回路のバッテリ 1 電源瞬断監視入力 汎用入出力ポート コンパレータ回路のバッテリ 1 残量監視入力 コンパレータ 汎用入出力ポート 入力 コンパレータ回路のバッテリ 2 電源瞬断監視入力 汎用入出力ポート K コンパレータ回路のバッテリ 2 残量監視入力 汎用入出力ポート K コンパレータ回路のバッテリ 3 電源瞬断監視入力 汎用入出力ポート K PC0 ∼ PC2 45 ∼ 47 コンパレータ回路において , バッテリ 1 ∼ 3 が切れた時アラー ム信号が出力されます。 汎用入出力ポート H PA4 ∼ PA6 26 ∼ 28 機能説明 L コンパレータ回路のバッテリ 3 残量監視入力 コンパレータ 入力 または A/D 入力 汎用入出力ポート コンパレータ回路のバッテリ 1 ∼ 3 着脱検出入力 A/D コンバータアナログ入力端子 0 ∼ 2。この機能は , アナロ グ入力指定が許可の時に (ADER1) 有効となります。 (続く) DS07–13729–2 9 MB90370 シリーズ 端子番号 LQFP-144 端子名 入出力 回路形式 リセット中 の端子状態 汎用入出力ポート PC3 ∼ PC7 48 ∼ 52 M AN3 ∼ AN7 A/D 入力 PD0 ∼ PD3 53, 59 ∼ 61 AN8 ∼ AN11 M DA1 , DA2 PPG2 , PPG3 N D/A コンバータアナログ出力 1, 2。この機能は D/A コンバータ が許可の時に使用されます。 汎用入出力ポート H PPG チャネル 2, 3 用出力端子。この機能は , PPG チャネル 2, 3 出力が許可の時に使用されます。 汎用入出力ポート PE0 74 75 SEG0 LCD コントローラ / ドライバ用セグメント出力端子。 この機能は , LCD セグメント出力が許可の時に使用されます。 O TIN1 リロードタイマ 1 用外部クロック入力端子。 PE1 汎用入出力ポート SEG1 LCD コントローラ / ドライバ用セグメント出力端子。 この機能は , LCD セグメント出力が許可の時に使用されます。 O リロードタイマ 1 用イベント出力端子。 TO1 PE2 76 77 78 79 汎用入出力ポート 汎用入出力ポート PD6 , PD7 64, 92 A/D コンバータアナログ入力端子 3 ∼ 7。この機能は , アナロ グ入力指定が許可の時に (ADER1) 有効となります。 A/D コンバータアナログ入力端子 8 ∼ 11。この機能は , アナ ログ入力指定が許可の時に (ADER2) 有効となります。 PD4 , PD5 62 , 63 機能説明 SEG2 ポート入力 O 汎用入出力ポート LCD コントローラ / ドライバ用セグメント出力端子。 この機能は , LCD セグメント出力が許可の時に使用されます。 TIN2 リロードタイマ 2 用外部クロック入力端子。 PE3 汎用入出力ポート SEG3 O LCD コントローラ / ドライバ用セグメント出力端子。 この機能は , LCD セグメント出力が許可の時に使用されます。 TO2 リロードタイマ 2 用イベント出力端子。 PE4 汎用入出力ポート SEG4 O LCD コントローラ / ドライバ用セグメント出力端子。 この機能は , LCD セグメント出力が許可の時に使用されます。 TIN3 リロードタイマ 3 用外部クロック入力端子。 PE5 汎用入出力ポート SEG5 TO3 O LCD コントローラ / ドライバ用セグメント出力端子。 この機能は , LCD セグメント出力が許可の時に使用されます。 リロードタイマ 3 用イベント出力端子。 (続く) 10 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (続き) 端子番号 端子名 LQFP-144 入出力 回路形式 リセット中 の端子状態 汎用入出力ポート PE6 80 SEG6 81 LCD コントローラ / ドライバ用セグメント出力端子。 この機能は , LCD セグメント出力が許可の時に使用されます。 O TIN4 リロードタイマ 4 用外部クロック入力端子。 PE7 汎用入出力ポート SEG7 O ポート入力 TO4 SEG8 P COM0 ∼ COM3 汎用入出力ポート P LCD コントローラ / ドライバ用 COM 出力端子。 この機能は , LCD COM 出力が許可の時に使用されます。 汎用入出力ポート PF5 ∼ PF7 87 ∼ 89 リロードタイマ 4 用イベント出力端子。 LCD コントローラ / ドライバ用セグメント出力端子。 この機能は , LCD セグメント出力が許可の時に使用されます。 PF1 ∼ PF4 83 ∼ 86 LCD コントローラ / ドライバ用セグメント出力端子。 この機能は , LCD セグメント出力が許可の時に使用されます。 汎用入出力ポート PF0 82 機能説明 Q 電源入力 V1 ∼ V3 LCD コントローラ / ドライバ用電源入力端子。 この機能は , 外部分圧が選択された時に使用されます。 アナログ回路用 Vcc 電源入力端子 42 AVCC R 43 AVR S 44 AVSS R アナログ回路用 Vss 電源入力端子 29 CVCC R アナログ回路用 Vcc 電源入力端子 30 CVRH1 R 31 CVRH2 R 32 CVRL R 33 CVSS R 19, 55, 91, 127 Vss – 18, 54, 90, 126 Vcc DS07–13729–2 電源入力 電源入力 A/D コンバータ用 Vref+ 入力端子。この電圧は Vcc を超えては いけません。Vref- は AVSS に固定しています。 コンパレータの基準電源入力端子 アナログ回路用 Vss 電源入力端子 電源 (0 V) 入力端子 電源入力 – 電源 (3.3 V) 入力端子 11 MB90370 シリーズ ■ 入出力回路形式 分類 回 路 備考 X1/X1A Xout N-ch P-ch A P-ch X0/X0A N-ch メイン / サブクロック ( メイン / サブク ロック水晶発振子 ) ・高速用発振帰還抵抗 約 1 MΩ ・低速用発振帰還抵抗 約 10 MΩ スタンバイ制御 ・ヒステリシス入力 B ・プルアップレジスタ 約 50 kΩ R ・ヒステリシス入力 C R ・CMOS 出力 ・ヒステリシス入力 P-ch プルアップ制御 P-ch Pout D N-ch ・プルアップ抵抗選択可 約 50 kΩ ・IOL = 4 mA Nout ヒステリシス入力 スタンバイ制御 R ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 P-ch プルアップ制御 P-ch Pout E N-ch ・プルアップ抵抗選択可 約 50 kΩ ・IOL = 4 mA Nout CMOS 入力 スタンバイ制御 ・N-ch オープンドレイン出力 ・ヒステリシス入力 N-ch F N-ch Nout ・IOL = 4 mA ・5 V 許容 ヒステリシス入力 スタンバイ制御 (続く) 12 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 分 類 回 路 備 考 ・N-ch オープンドレイン出力 ・CMOS 入力 P-ch ・IOL = 4 mA G N-ch Nout CMOS 入力 スタンバイ制御 P-ch Pout ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 ・IOL = 4 mA H N-ch Nout CMOS 入力 スタンバイ制御 P-ch Pout ・CMOS 出力 ・ヒステリシス入力 ・IOL = 4 mA I N-ch Nout ヒステリシス入力 スタンバイ制御 ・N-ch オープンドレイン出力 ・CMOS 入力 N-ch J N-ch Nout ・IOL = 4 mA ・5 V 許容 CMOS 入力 スタンバイ制御 P-ch Pout N-ch Nout ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 ・コンパレータ入力 ・IOL = 4 mA K CMOS 入力 スタンバイ制御 + − コンパレータ入力 (続く) DS07–13729–2 13 MB90370 シリーズ 分 類 回 路 備 考 P-ch Pout N-ch Nout L ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 ・比較入力 ・A/D アナログ入力 ・IOL = 4 mA CMOS 入力 スタンバイ制御 + − コンパレータ入力 アナログ入力 M P-ch Pout N-ch Nout ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 ・A/D アナログ入力 ・IOL = 4 mA CMOS 入力 スタンバイ制御 アナログ入力 P-ch N-ch Pout Nout ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 ・D/A アナログ出力 ・IOL = 4 mA N CMOS 入力 スタンバイ制御 アナログ入力 P-ch Pout N-ch Nout ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 ・セグメント出力 ・IOL = 4 mA O CMOS 入力 スタンバイ制御 セグメント出力 (続く) 14 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (続き) 分 類 回 路 備 考 P-ch Pout N-ch Nout ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 ・セグメント出力 ・IOL = 12 mA P CMOS 入力 スタンバイ制御 セグメント出力 P-ch Pout N-ch Nout ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 ・LCD ドライブ電源 ・IOL = 12 mA Q CMOS 入力 スタンバイ制御 LCD ドライブ電源 ・電源入力保護回路 P-ch IN R N-ch P-ch アナログ入力 イネーブル IN S N-ch アナログ入力 N-ch T ・保護回路付き A/D コンバータ基準電 圧 (AVR) 入力端子 N-ch Nout ・N-ch オープンドレイン出力 ・CMOS 入力 ・IOL = 4 mA ・5 V 許容 CMOS 入力 スタンバイ制御 DS07–13729–2 15 MB90370 シリーズ ■ デバイス取扱い上の注意 ・使用に際しては最大定格を超えることのないよう十分に注意してください。( ラッチアップの防止 ) CMOS IC では , 入力端子や出力端子に VCC より高い電圧や VSS より低い電圧が印加された場合 , または VCC ∼ VSS 間に 定格を超える電圧が印加された場合に , ラッチアップ現象を生じることがあります。ラッチアップが起きると電源電流が 激増し , 素子の熱破壊に至ることがあります。使用に際しては最大定格を超えることのないよう十分に注意してくださ い。 アナログ回路への電源投入または切断時 , アナログ電源電圧 (AVCC, CVCC, AVR, CVRH1, CVRH2 and CVRL) , アナログ入力 電圧はデジタル電源電圧 (VCC) を超えないように十分に注意してください。 ・供給電圧の安定化 VCC 電源電圧の急激な変化があると誤動作を起こすことがありますので , VCC 電源電圧を安定させてください。電源電圧 安定の基準として , 商用周波数 (50 ∼ 60 Hz) での VCC リプル変動 (Peak-Peak 値 ) は , VCC 電源電圧値 10%以下 , 電源の切 換え時での変化は , 過度変動率が 0.1 V/ms 以下になるように , 電圧変動を抑えてください。 ・電源投入時 内蔵している降圧回路の誤動作を防ぐため , 電源投入時の電圧立上げ時間は , 50 µs (0.2 V ∼ 1.8 V) の間以上としてくだ さい。 ・未使用入力端子の処理について 使用していない入力端子を開放のままにしておくと , 誤動作の原因になることがあります。全ての未使用入力端子はプ ルアップ , またはプルダウンなどの処置をしてください。 ・A/D コンバータ , D/A コンバータ , 比較電源端子の処理について A/D コンバータ , D/A コンバータ , 比較電源端子が未使用時においては , AVCC = CVCC = VCC, AVSS = AVR = CVSS = CVRL = CVRH1 = CVRH2 = VSS となるよう端子接続を行ってください。 ・外部クロック 外部クロック使用時においても , パワーオンリセット , サブクロックモードおよびストップモードからの解除には , 発 振安定待ち時間を取ります。下図に示すように , 外部クロック使用時においては , X0 端子のみを接続し X1 端子は開放の ままにしてください。 X0 MB90370 シリーズ 開放 X1 ・電源端子 ラッチアップを防止するために , 複数ある VCC, VSS 電源端子はデバイス内部で接続しています。しかし , 不要輻射の低 減 , グランドレベルの上昇によるストローブ信号の誤動作防止 , 総出力電流規格を守るために , 必ず VCC, VSS 電源端子 は , 外部で同一電源へ接続してください。 また , 電源供給から低インピーダンスで , デバイスの VCC, VSS 電源端子に接続してください。デバイスの VCC, VSS 電源 端子間に 0.1 µF 程度のバイパスコンデンサを , VCC, VSS 電源端子の近くに接続することで対策できます。 16 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ・電源の投入および , 切断順序 A/D コンバータ , D/A コンバータ , 比較器の電源端子 (AVCC, CVCC, AVR, CVRH1, CVRH2, CVRL) とアナログ入力端子 (AN0 ∼ AN11, VOL1 ∼ VOL3, VSI1 ∼ VSI3, SW1 ∼ SW3, DCIN, DCIN2) への電圧印加は , 必ずデジタル電源 (VCC) の投入 後に行ってください。デバイスの電源切断は , A/D コンバータ , D/A コンバータ , 比較器の電源 , およびアナログ入力電源 を切断した後に , デジタル電源 (VCC) を切断してください。AVR は AVCC を超えないように電圧の印加と切断を行ってくだ さい。また , CVRH1, CVRH2, CVRL は CVCC を超えてはいけません。 A/D アナログ入力と兼用している端子を入力ポートとして使用する場合には , 入力電圧が AVCC を超えないようにして ください。また , コンパレータアナログ入力と兼用している端子を入力ポートとして使用する場合 , 入力電圧が CVCC を超 えないようにしてください。( アナログ電源とデジタル電源に電源電圧を同時に印加・切断することは問題ありません。) ・PLL クロックモード動作中の注意について 本マイコンで PLL クロックを選択しているときに発振子が外れたり , あるいはクロック入力が停止した場合 , 本マイコ ンは PLL 内部の自励発振回路の自走周波数で動作を継続し続ける場合があります。この動作は保証外の動作です。 DS07–13729–2 17 MB90370 シリーズ ■ ブロックダイヤグラム ・MB90372/F372/V370 X0, X0A X1, X1A RST クロック制御 回路 CPU F2MC-16LX ファミリコア 遅延割込み発生 リセット回路 ( ウォッチドッグタイマ ) N-ch オープンドレイン I/O ポート 8, 9 割込みコントローラ ブリッジ回路 N-ch オープンドレイン I/O ポート 4 6 3CH PS/2 インタフェイス 2 シリアル IRQ (6 チャネル ) LCP インタフェイス ゲート A20 コントロール 7 6 コンパレータ バッテリー選択回路 7 8 電圧比較器 3 UPI (Ch0, 1, 2, 3) PA0/ALR1 ∼ PA2/ALR3 PA3/ACO PA4/OFB1 ∼ PA6/OFB3 PB0/DCIN PB1/DCIN2 PB2/VOL1 PB3/VSI1 PB4/VOL2 PB5/VSI2 PB6/VOL3 PB7/VSI3 CVRH1, CVRH2, CVRL AVR CMOS I/O ポート 5 P60/INT0 ∼ 6 P65/INT5 P66/UCK1 P67/UO1 P70/UI1 P71/UCK2 P72/UO2 P73/UI2 P74/UCK3 P75/UO3 P76/UI3 P77/PPG1 6 CMOS I/O ポート A, B F2MC-16LX バス P50/GA20 P51/LFRAME P52/LRESET P53/LCK P54/LAD0 P55/LAD1 P56/LAD2 P57/LAD3 キーオンウェイク アップ割込み バスインタ フェイス P40/PSCK0 P41/PSDA0 P42/PSCK1 P43/PSDA1 P44/PSCK2 P45/PSDA2 P46/CLKRUN P47/SERIRQ I2C バス CMOS I/O ポート 0, 1, 2, 3* 8 P80/SCL1 P81/SDA1 P82/ALERT P90/SCL2 P91/SDA2 P92/SCL3 P93/SDA3 P94/SCL4 P95/SDA4 I2C バス ( マルチアドレス タイムベースタイマ P00/KSI0 ∼ 8 P07/KSI7 8 P10 ∼ P17 8 P20 ∼ P27 P30 ∼ P36 8 P37/ADTG その他の端子 Vss x 4, Vcc x 4, MD0-2, AVcc, AVss, CVcc, CVss DTP/ 外部割込み UART (Ch1, 2, 3) 16-bit PPG (Ch1) A/D コンバータ (8/10 ビット ) D/A コンバータ 12 2 16-bit PPG (Ch2, 3) CMOS I/O ポート C, D CMOS I/O ポート 6, 7 CMOS I/O ポート E, F RAM ROM ROM コレクション 16 ビットリロード タイマ (Ch1, 2, 3, 4) LCD コントローラ (9SEG × 4COM) 16 ROM ミラー PC0/AN0/SW1 PC1/AN1/SW2 PC2/AN2/SW3 PC3/AN3 ∼ PC7/AN7 PD0/AN8 ∼ PD3/AN11 PD4/DA1 PD5/DA2 PD6/PPG2 PD7/PPG3 PE0/TIN1/SEG0 PE1/TO1/SEG1 PE2/TIN2/SEG2 PE3/TO2/SEG3 PE4/TIN3/SEG4 PE5/TO3/SEG5 PE6/TIN4/SEG6 PE7/TO4/SEG7 PF0/SEG8 PF1/COM0 ∼ PF4/COM3 PF5/V1 ∼ PF7/V3 *:P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37:入力プルアップ抵抗設定レジスタ付き ( 注意事項 ) PF0 ∼ PF7:大電流ポート 18 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ■ メモリマップ シングルチップモード (ROM ミラー機能あり ) FFFFFFH ROM エリア Address #1 FC0000H 010000H ROM エリア ( バンク FF の画像 ) Address #2 004000H 003FC0H Address #3 周辺エリア RAM エリア レジスタ 000100H 0000F8H 000000H :内部アクセスメモリ 周辺エリア :アクセス不可 アドレス #1 アドレス #2 アドレス #3 MB90372 FF0000H 004000H 001900H MB90F372 FF0000H 004000H 001900H MB90V370 FF0000H* 004000H* 003FC0H 品 種 *:MB90V370 は ROM を内蔵していません。開発用ツールで設定された ROM デコードエリアが , ROM エリアとして使 用されます。 (注意事項)00 バンクの上位に FF バンクの ROM データがイメージで見えるようになっていますが , これは C コンパイラ のスモールモデルを有効に生かすためです。FF バンクの下位 16 ビットアドレスは同じになるようにしてあり ますので, ポインタでfar指定を宣言しなくともROM内のテーブルを参照することができます。例えば, 00C000H をアクセスした場合に , 実際には FFC000H の ROM の内容がアクセスされることになります。 なお , FF バンクの ROM 領域は 48 KB を越えますので , 00 バンクのイメージにすべての領域を見せることがで きません。FF4000H ∼ FFFFFFH の ROM データは 004000H ∼ 00FFFFH にイメージとして見えますので , ROM データテーブルは FF4000H ∼ FFFFFFH の領域に格納することを推奨します。 DS07–13729–2 19 MB90370 シリーズ ■ F2MC-16LX CPU 書込みモデル ・専用レジスタ AH アキュムレータ (A) AL USP ユーザスタックポインタ (USP) SSP システムスタックポインタ (SSP) PS プロセッサステータス (PS) PC プログラムカウンタ (PC) DPR ダイレクトページレジスタ (DPR) PCB プログラムバンクレジスタ (PCB) DTB データバンクレジスタ (DTB) USB ユーザスタックバンクレジスタ (USB) SSB システムスタックバンクレジスタ (SSB) ADB アディショナルデータバンクレジスタ (ADB) 8 bits 16 bits 32 bits 20 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ・汎用レジスタ 専用レジスタ CPU RAM RAM アキュムレータ 汎用レジスタ ユーザスタックポインタ システムスタックポインタ Internal bus プロセッサステータス プログラムカウンタ ダイレクトページレジスタ プログラムバンクレジスタ データバンクレジスタ ユーザスタックバンクレジスタ システムスタックバンクレジスタ アディショナルデータバンクレジスタ ・プロセッサステータス (PS) 1312 15 PS 初期値 初期値 初期値 DS07–13729–2 0 RP CCR 000 00000 -01XXXXX 7 6 5 4 3 2 1 0 ⎯ I S T N Z V C ⎯ 0 1 X X X X X B4 B3 B2 B1 初期値 8 7 ILM 0 0 0 0 B0 : CCR : RP 0 ILM2 ILM1 ILM0 0 0 0 : ILM - :未使用 X:不定 21 MB90370 シリーズ ■ I/O マップ アドレス レジスタ 略称 リソース 名称 初期値 000000H PDR0 ポート 0 データレジスタ R/W R/W ポート 0 XXXXXXXXB 000001H PDR1 ポート 1 データレジスタ R/W R/W ポート 1 XXXXXXXXB 000002H PDR2 ポート 2 データレジスタ R/W R/W ポート 2 XXXXXXXXB 000003H PDR3 ポート 3 データレジスタ R/W R/W ポート 3 XXXXXXXXB 000004H PDR4 ポート 4 データレジスタ R/W R/W ポート 4 X1111111B 000005H PDR5 ポート 5 データレジスタ R/W R/W ポート 5 XXXXXXXXB 000006H PDR6 ポート 6 データレジスタ R/W R/W ポート 6 XXXXXXXXB 000007H PDR7 ポート 7 データレジスタ R/W R/W ポート 7 XXXXXXXXB 000008H PDR8 ポート 8 データレジスタ R/W R/W ポート 8 - - - - - 111B 000009H PDR9 ポート 9 データレジスタ R/W R/W ポート 9 - - 111111B 00000AH PDRA ポート A データレジスタ R/W R/W ポート A - XXXXXXXB 00000BH PDRB ポート B データレジスタ R/W R/W ポート B XXXXXXXXB 00000CH PDRC ポート C データレジスタ R/W R/W ポート C XXXXXXXXB 00000DH PDRD ポート D データレジスタ R/W R/W ポート D XXXXXXXXB 00000EH PDRE ポート E データレジスタ R/W R/W ポート E XXXXXXXXB 00000FH PDRF ポート F データレジスタ R/W R/W ポート F XXXXXXXXB 000010H DDR0 ポート 0 方向レジスタ R/W R/W ポート 0 00000000B 000011H DDR1 ポート 1 方向レジスタ R/W R/W ポート 1 00000000B 000012H DDR2 ポート 2 方向レジスタ R/W R/W ポート 2 00000000B 000013H DDR3 ポート 3 方向レジスタ R/W R/W ポート 3 00000000B 000014H DDR4 ポート 4 方向レジスタ R/W R/W ポート 4 0 - - - - - - -B 000015H DDR5 ポート 5 方向レジスタ R/W R/W ポート 5 00000000B 000016H DDR6 ポート 6 方向レジスタ R/W R/W ポート 6 00000000B 000017H DDR7 ポート 7 方向レジスタ R/W R/W ポート 7 00000000B 000018H PGDR パリティジェネレータデータレジスタ R/W R/W 000019H PGCSR パリティジェネレータ制御ステータス レジスタ R/W R/W パリティ ジェネレータ 00001AH DDRA ポート A 方向レジスタ R/W R/W ポート A -0000000B 00001BH DDRB ポート B 方向レジスタ R/W R/W ポート B 00000000B 00001CH DDRC ポート C 方向レジスタ R/W R/W ポート C 00000000B 00001DH DDRD ポート D 方向レジスタ R/W R/W ポート D 00000000B 00001EH DDRE ポート E 方向レジスタ R/W R/W ポート E 00000000B 00001FH DDRF ポート F 方向レジスタ R/W R/W ポート F 00000000B レジスタ名称 バイト ワード アクセス アクセス XXXXXXXXB X- - - - - - 0B (続く) 22 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ アドレス レジスタ 略称 000020H SMR1 シリアルモードレジスタ 1 R/W R/W 00000- 00B 000021H SCR1 シリアル制御レジスタ 1 R/W R/W 00000100B 000022H SIDR1/ SODR1 入力データレジスタ 1 / 出力データレジスタ 1 R/W R/W 000023H SSR1 シリアルステータスレジスタ 1 R/W R/W 00001000B 000024H M2CR1 モード 2 制御レジスタ 1 R/W R/W - - - -1000B 000025H CDCR1 クロック分周制御レジスタ 1 R/W R/W 000026H ENIR DTP / 割込みイネーブルレジスタ R/W R/W 000027H EIRR DTP / 割込み要因レジスタ R/W R/W ELVR 要求レベル設定レジスタ R/W R/W R/W R/W 000028H 000029H レジスタ名称 バイト ワード リソース名称 アクセス アクセス UART1 通信 プリスケーラ 1 初期値 XXXXXXXXB 0- - - 0000B - - 000000B DTP/ 外部割込み - - XXXXXXB 00000000B - - - - 0000B 00002AH ADER1 アナログ入力許可レジスタ 1 R/W R/W ポート C, A/D 11111111B 00002BH ADER2 アナログ入力許可レジスタ 2 R/W R/W ポート D, A/D - - - - 1111B 00002CH BRSR ブリッジ回路選択レジスタ R/W R/W ブリッジ回路 - - 000000B 00002DH ADC0 A/D 制御レジスタ R/W R/W 00002EH ADCR0 R R 00002FH ADCR1 000030H ADCS0 000031H ADCS1 000032H SICRL 000033H A/D データレジスタ 00000000B XXXXXXXXB 8/10 ビット A/D コンバータ R/W R/W R/W R/W 00- - - - - - - -B R/W R/W 00000000B シリアル割込み制御レジスタ R/W R/W 00000000B SICRH シリアル割込み制御レジスタ R/W R/W 00000000B 000034H SIFR1 シリアル割込みフレーム番号 レジスタ 1 R/W R/W - - 000000B 000035H SIFR2 シリアル割込みフレーム番号 レジスタ 2 R/W R/W 000036H SIFR3 シリアル割込みフレーム番号 レジスタ 3 R/W R/W - - 000000B 000037H SIFR4 シリアル割込みフレーム番号 レジスタ 4 R/W R/W - - 000000B A/D 制御ステータスレジスタ シリアル IRQ 00000- XXB - - 000000B (続く) DS07–13729–2 23 MB90370 シリーズ アドレス レジスタ 略称 000038H PDCRL1 000039H PDCRH1 00003AH PCSRL1 00003BH PCSRH1 00003CH PDUTL1 00003DH PDUTH1 00003EH PCNTL1 00003FH PCNTH1 000040H PDCRL2 000041H PDCRH2 000042H PCSRL2 000043H PCSRH2 000044H PDUTL2 000045H PDUTH2 000046H PCNTL2 000047H PCNTH2 000048H PDCRL3 000049H PDCRH3 00004AH PCSRL3 レジスタ名称 PPG1 ダウンカウンタレジスタ PPG1 周期設定レジスタ PPG1 デューティ設定レジスタ PPG1 制御ステータスレジスタ PPG2 ダウンカウンタレジスタ PPG2 周期設定レジスタ PPG2 デューティ設定レジスタ PPG2 制御ステータスレジスタ PPG3 ダウンカウンタレジスタ PPG3 周期設定レジスタ バイト ワード アクセス アクセス リソース 名称 初期値 ⎯ R 11111111B ⎯ R 11111111B ⎯ W XXXXXXXXB 16 ビット PPG タイマ (CH1) ⎯ W ⎯ W ⎯ W XXXXXXXXB R/W R/W --000000B R/W R/W 00000000B ⎯ R 11111111B ⎯ R 11111111B ⎯ W XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB 16 ビット PPG タイマ (CH2) ⎯ W ⎯ W ⎯ W XXXXXXXXB R/W R/W --000000B R/W R/W 00000000B ⎯ R 11111111B ⎯ R 11111111B ⎯ W XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB 16 ビット PPG タイマ (CH3) ⎯ W ⎯ W ⎯ W XXXXXXXXB R/W R/W --000000B R/W R/W 00000000B PS/2 インタフェース制御レジスタ 0 R/W R/W 0--00000B PSSR0 PS/2 インタフェースステータス レジスタ 0 R/W R/W 00000000B 000052H PSCR1 PS/2 インタフェース制御レジスタ 1 R/W R/W 0--00000B 000053H PSSR1 PS/2 インタフェースステータス レジスタ 1 R/W R/W 00000000B 000054H PSCR2 PS/2 インタフェース制御レジスタ 2 R/W R/W 00004BH PCSRH3 00004CH PDUTL3 00004DH PDUTH3 00004EH PCNTL3 00004FH PCNTH3 000050H PSCR0 000051H PPG3 デューティ設定レジスタ PPG3 制御ステータスレジスタ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 0--00000B 3 チャネル PS/2 インタ フェース 000055H PSSR2 PS/2 インタフェースステータス レジスタ 2 R/W R/W 000056H PSDR0 PS/2 インタフェースデータ レジスタ 0 R/W R/W 00000000B 000057H PSDR1 PS/2 インタフェースデータ レジスタ 1 R/W R/W 00000000B 000058H PSDR2 PS/2 インタフェースデータ レジスタ 2 R/W R/W 00000000B 000059H PSMR PS/2 インタフェースモード レジスタ R/W R/W ----0000B 00000000B (続く) 24 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ アドレス レジスタ 略称 00005AH DAT0 D/A コンバータデータレジスタ 0 R/W R/W 00005BH DAT1 D/A コンバータデータレジスタ 1 R/W R/W 00005CH DACR0 D/A 制御レジスタ 0 R/W R/W 00005DH DACR1 D/A 制御レジスタ 1 R/W R/W -------0B 00005EH UPAL1 UPI1 アドレスレジスタ ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 00005FH UPAH1 UPI1 アドレスレジスタ ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 000060H UPAL2 UPI2 アドレスレジスタ ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 000061H UPAH2 UPI2 アドレスレジスタ ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 000062H UPAL3 UPI3 アドレスレジスタ ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 000063H UPAH3 UPI3 アドレスレジスタ ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 000064H UPCL UPI 制御レジスタ ( 下位 ) R/W R/W 00000000B 000065H UPCH UPI 制御レジスタ ( 上位 ) R/W R/W -000-000B 000066H UPDI0/ UPDO0 UPI0 データ入力レジスタ / データ出力レジスタ R/W R/W 000067H UPS0 UPI0 ステータスレジスタ R/W R/W 000068H UPDI1/ UPDO1 UPI1 データ入力レジスタ / データ出力レジスタ R/W R/W XXXXXXXXB 000069H UPS1 UPI1 ステータスレジスタ R/W R/W 00000000B 00006AH UPDI2/ UPDO2 UPI2 データ入力レジスタ / データ出力レジスタ R/W R/W XXXXXXXXB 00006BH UPS2 UPI2 ステータスレジスタ R/W R/W 00000000B 00006CH UPDI3/ UPDO3 UPI3 データ入力レジスタ / データ出力レジスタ R/W R/W XXXXXXXXB 00006DH UPS3 UPI3 ステータスレジスタ R/W R/W 00000000B 00006EH LCR LPC 制御レジスタ R/W R/W -----000B 00006FH ROMM ROM ミラー機能選択レジスタ R/W R/W 000070H TMCSRL1 タイマ制御ステータスレジスタ CH1 ( 下位 ) R/W R/W R/W R/W ⎯ R/W ⎯ R/W レジスタ名称 000071H TMCSRH1 タイマ制御ステータスレジスタ CH1 ( 上位 ) 000072H TMR1/ TMRD1 16 ビットタイマ / リロードレジスタ CH1 000073H バイト ワード アクセス アクセス リソース 名称 初期値 XXXXXXXXB D/A コンバータ XXXXXXXXB -------0B XXXXXXXXB LPC インタ フェイス ROM ミラー機能 00000000B ------01B 00000000B 16 ビット リロード タイマ (CH1) ----0000B XXXXXXXXB XXXXXXXXB (続く) DS07–13729–2 25 MB90370 シリーズ アドレス レジスタ 略称 000074H TMCSRL2 000075H TMCSRH2 000076H 000077H TMR2/ TMRD2 000078H TMCSRL3 000079H TMCSRH3 00007AH 00007BH TMR3/ TMRD3 00007CH TMCSRL4 レジスタ名称 バイト ワード アクセス アクセス リソース 名称 初期値 タイマ制御ステータスレジスタ CH2 ( 下位 ) R/W タイマ制御ステータスレジスタ CH2 ( 上位 ) R/W R/W ⎯ R/W ⎯ R/W タイマ制御ステータスレジスタ CH3 ( 下位 ) R/W R/W タイマ制御ステータスレジスタ CH3 ( 上位 ) R/W R/W ⎯ R/W ⎯ R/W タイマ制御ステータスレジスタ CH4 ( 下位 ) R/W R/W タイマ制御ステータスレジスタ CH4 ( 上位 ) R/W R/W ⎯ R/W ⎯ R/W XXXXXXXXB 16 ビットタイマ / リロードレジスタ CH2 16 ビットタイマ / リロードレジスタ CH3 R/W 00000000B 16 ビット リロード タイマ (CH2) ----0000B XXXXXXXXB XXXXXXXXB 00000000B 16 ビット リロード タイマ (CH3) ----0000B XXXXXXXXB XXXXXXXXB 00000000B 16 ビット リロード タイマ (CH4) 00007DH TMCSRH4 00007EH 00007FH TMR4/ TMRD4 16 ビットタイマ / リロードタイマ CH4 000080H IBCRL I2C バス制御レジスタ ( 下位 ) R/W R/W ----0000B 000081H IBCRH I2C バス制御レジスタ ( 上位 ) R/W R/W 00000000B 000082H IBSRL I2C バスステータスレジスタ ( 下位 ) R R 00000000B 000083H IBSRH I2C バスステータスレジスタ ( 上位 ) R/W R/W --000000B 000084H IDAR I2C データレジスタ R/W R/W XXXXXXXXB 000085H IADR I2C アドレスレジスタ R/W R/W 000086H ICCR I2C クロック制御レジスタ R/W R/W 000087H ITCR I2C タイムアウト制御レジスタ R/W R/W -0-00000B 000088H ITOC I2C タイムアウトクロックレジスタ R/W R/W 00000000B 000089H ITOD I2C タイムアウトデータレジスタ R/W R/W 00000000B 00008AH ISTO I2C スレーブタイムアウトレジスタ R/W R/W 00000000B 00008BH IMTO I2C マスタタイムアウトレジスタ R/W R/W 00000000B 00008CH RDR0 ポート 0 プルアップ抵抗設定 レジスタ R/W R/W ポート 0 00000000B 00008DH RDR1 ポート 1 プルアップ抵抗設定 レジスタ R/W R/W ポート 1 00000000B 00008EH RDR2 ポート 2 プルアップ抵抗設定 レジスタ R/W R/W ポート 2 00000000B 00008FH RDR3 ポート 3 プルアップ抵抗設定 レジスタ R/W R/W ポート 3 00000000B I2C ----0000B XXXXXXXXB -XXXXXXXB 0-000000B (続く) 26 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ アドレス レジスタ 略称 レジスタ名称 000090H ~ 00009DH バイト ワード アクセス アクセス リソース 名称 初期値 禁止領域 プログラムアドレス検出制御 ステータスレジスタ R/W R/W ROM コレクション - - - - 0000B DIRR 遅延割込み発生モジュール レジスタ R/W R/W 遅延割込み - - - - - - - 0B 0000A0H LPMCR 低消費電力モードレジスタ R/W R/W 00011000B 0000A1H CKSCR クロック選択レジスタ R/W R/W 低消費電力制御 レジスタ 00009EH PACSR 00009FH 0000A2H ~ 0000A7H 11111100B 禁止領域 ウォッチドッグ X- XXX111B タイマ 0000A8H WDTC ウォッチドッグ制御レジスタ R/W R/W 0000A9H TBTC タイムベースタイマ制御レジスタ R/W R/W タイムベース タイマ 1- - 00100B 0000AAH WTC ウォッチタイマ制御レジスタ R/W R/W ウォッチタイマ 10001000B 禁止領域 0000ABH 0000ACH EICR ウェイクアップ割込み制御レジス タ R/W R/W 0000ADH EIFR ウェイクアップ割込みフラッグレ ジスタ R/W R/W 0000AEH FMCS フラッシュメモリ制御ステータス レジスタ R/W R/W ウェイクアップ 割込み フラッシュ メモリインタ フェイス回路 00000000B - - - - - - - 0B 00010000B 禁止領域 0000AFH 0000B0H ICR00 割込み制御レジスタ 00 R/W R/W 00000111B 0000B1H ICR01 割込み制御レジスタ 01 R/W R/W 00000111B 0000B2H ICR02 割込み制御レジスタ 02 R/W R/W 00000111B 0000B3H ICR03 割込み制御レジスタ 03 R/W R/W 00000111B 0000B4H ICR04 割込み制御レジスタ 04 R/W R/W 00000111B 0000B5H ICR05 割込み制御レジスタ 05 R/W R/W 00000111B 0000B6H ICR06 割込み制御レジスタ 06 R/W R/W 00000111B 0000B7H ICR07 割込み制御レジスタ 07 R/W R/W 0000B8H ICR08 割込み制御レジスタ 08 R/W R/W 0000B9H ICR09 割込み制御レジスタ 09 R/W R/W 00000111B 0000BAH ICR10 割込み制御レジスタ 10 R/W R/W 00000111B 0000BBH ICR11 割込み制御レジスタ 11 R/W R/W 00000111B 0000BCH ICR12 割込み制御レジスタ 12 R/W R/W 00000111B 0000BDH ICR13 割込み制御レジスタ 13 R/W R/W 00000111B 0000BEH ICR14 割込み制御レジスタ 14 R/W R/W 00000111B 0000BFH ICR15 割込み制御レジスタ 15 R/W R/W 00000111B 割込み コントローラ 00000111B 00000111B (続く) DS07–13729–2 27 MB90370 シリーズ アドレス レジスタ 略称 0000C0H MBCRL MI2C バス制御レジスタ ( 下位 ) R/W R/W - - - - 0000B 0000C1H MBCRH MI2C バス制御レジスタ ( 上位 ) R/W R/W 00000000B 0000C2H MBSRL MI2C バスステータスレジスタ ( 下位 ) R R 00000000B 0000C3H MBSRH MI2C バスステータスレジスタ ( 上位 ) R/W R/W - - 000000B 0000C4H MDAR MI2C データレジスタ 0000C5H 0000C6H 0000C7H 0000C8H 0000C9H 0000CAH 0000CBH 0000CCH 0000CDH MALR MADR1 MADR2 MADR3 MADR4 MADR5 MADR6 MCCR MTCR レジスタ名称 バイト ワード アクセス アクセス リソース 名称 初期値 R/W R/W XXXXXXXXB 2 R/W R/W - - - - 0000B 2 R/W R/W - XXXXXXXB 2 R/W R/W - XXXXXXXB 2 R/W R/W - XXXXXXXB 2 R/W R/W 2 R/W R/W - XXXXXXXB 2 R/W R/W - XXXXXXXB 2 R/W R/W 0-000000B 2 R/W R/W -0-00000B MI C アラートレジスタ MI C アドレスレジスタ 1 MI C アドレスレジスタ 2 MI C アドレスレジスタ 3 MI C アドレスレジスタ 4 MI C アドレスレジスタ 5 MI C アドレスレジスタ 6 MI C クロック制御レジスタ MI C タイムアウト制御レジスタ - XXXXXXXB MI2C 2 0000CEH MTOC MI C タイムアウトクロック レジスタ R/W R/W 00000000B 0000CFH MTOD MI2C タイムアウトデータ レジスタ R/W R/W 00000000B 0000D0H MSTO MI2C スレーブタイムアウト レジスタ R/W R/W 00000000B 0000D1H MMTO MI2C マスタタイムアウト レジスタ R/W R/W 00000000B 0000D2H SMR2 シリアルモードレジスタ 2 R/W R/W 00000-00B 0000D3H SCR2 シリアル制御レジスタ 2 R/W R/W 00000100B 0000D4H SIDR2/ SODR2 入力データレジスタ 2 / 出力データレジスタ 2 R/W R/W 0000D5H SSR2 ステータスレジスタ 2 R/W R/W 00001000B 0000D6H M2CR2 モード 2 制御レジスタ 2 R/W R/W - - - - 1000B 0000D7H CDCR2 クロック分周制御レジスタ 2 R/W R/W 0000D8H COCRL コンパレータ制御レジスタ ( 下位 ) R/W R/W 0000D9H COCRH コンパレータ制御レジスタ ( 上位 ) R/W R/W UART2 XXXXXXXXB コミュニケー ションプリス ケーラ 2 電圧 コンパレータ 0- - - 0000B - - 000000B 00011111B (続く) 28 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ アドレス レジスタ 略称 レジスタ名称 バイト ワード アクセス アクセス リソース 名称 0000DAH COSRL1 コンパレータステータスレジスタ 1 ( 下位 ) R/W R/W 00000000B 0000DBH COSRH1 コンパレータステータスレジスタ 1 ( 上位 ) R/W R/W - - 000000B 0000DCH CICRL コンパレータ割込み制御レジスタ ( 下位 ) R/W R/W 00000000B 0000DDH CICRH コンパレータ割込み制御レジスタ ( 上位 ) R/W R/W 0000DEH COSRL2 コンパレータステータスレジスタ 2 ( 下位 ) R R XXXXXXXXB 0000DFH COSRH2 コンパレータステータスレジスタ 2 ( 上位 ) R R - - XXXXXXB 0000E0H CIER コンパレータ入力許可レジスタ R/W R/W - - - 11111B 0000E1H BDR ビットデータレジスタ R/W R/W 電圧 コンパレータ 初期値 - - 000000B - - - - XXXXB ビット デコーダ 0000E2H BRRL ビット結果レジスタ ( 下位 ) R R 0000E3H BRRH ビット結果レジスタ ( 上位 ) R R XXXXXXXXB 0000E4H SMR3 シリアルモードレジスタ 3 R/W R/W 00000-00B 0000E5H SCR3 シリアル制御レジスタ 3 R/W R/W 00000100B 0000E6H SIDR3/ SODR3 入力データレジスタ 3 / 出力データレジスタ 3 R/W R/W 0000E7H SSR3 ステータスレジスタ 3 R/W R/W 00001000B 0000E8H M2CR3 モード 2 制御レジスタ 3 R/W R/W - - - - 1000B 0000E9H CDCR3 クロック分周制御レジスタ 3 R/W R/W コミュニケー ションプリス ケーラ 3 0 - - - 0000B 0000EAH PDL3 ポート 3 データラッチレジスタ R/W R/W ポート 3 データラッチ 00000000B 0000EBH ~ 0000EDH 0000EEH UART3 XXXXXXXXB XXXXXXXXB 禁止領域 LCRL R/W LCD 制御レジスタ 0 R/W 0000EFH LCRH LCD 制御レジスタ 1 R/W R/W 0000F0H ~ 0000F4H VRAM LCD 表示 RAM R/W ⎯ 0000F5H ~ 0000F7H 禁止領域 0000F8H ~ 0000FFH 外部領域 00010000B LCD コント ローラ / ドライバ 00000000B XXXXXXXXB プログラムアドレス検出レジスタ 0 R/W R/W XXXXXXXXB プログラムアドレス検出レジスタ 1 R/W R/W XXXXXXXXB 001FF2H プログラムアドレス検出レジスタ 2 R/W R/W 001FF3H プログラムアドレス検出レジスタ 3 R/W R/W XXXXXXXXB ROM コレクション XXXXXXXXB プログラムアドレス検出レジスタ 4 R/W R/W XXXXXXXXB プログラムアドレス検出レジスタ 5 R/W R/W XXXXXXXXB 001FF0H 001FF1H 001FF4H 001FF5H PADR0 PADR1 (続く) DS07–13729–2 29 MB90370 シリーズ アドレス レジスタ 略称 003FC0H UDRL0 UP データレジスタ 0 ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FC1H UDRH0 UP データレジスタ 0 ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FC2H UDRL1 UP データレジスタ 1 ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FC3H UDRH1 UP データレジスタ 1 ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FC4H UDRL2 UP データレジスタ 2 ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FC5H UDRH2 UP データレジスタ 2 ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FC6H UDRL3 UP データレジスタ 3 ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FC7H UDRH3 UP データレジスタ 3 ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FC8H UDRL4 UP データレジスタ 4 ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FC9H UDRH4 UP データレジスタ 4 ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FCAH UDRL5 UP データレジスタ 5 ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FCBH UDRH5 UP データレジスタ 5 ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FCCH UDRL6 UP データレジスタ 6 ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FCDH UDRH6 UP データレジスタ 6 ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FCEH UDRL7 UP データレジスタ 7 ( 下位 ) R/W R/W レジスタ名称 バイト ワード アクセス アクセス リソース 名称 初期値 XXXXXXXXB LPC データ バッファ アレイ 003FCFH UDRH7 UP データレジスタ 7 ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FD0H UDRL8 UP データレジスタ 8 ( 下位 ) R/W R/W 003FD1H UDRH8 UP データレジスタ 8 ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FD2H UDRL9 UP データレジスタ 9 ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FD3H UDRH9 UP データレジスタ 9 ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FD4H UDRLA UP データレジスタ A ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FD5H UDRHA UP データレジスタ A ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FD6H UDRLB UP データレジスタ B ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FD7H UDRHB UP データレジスタ B ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FD8H UDRLC UP データレジスタ C ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FD9H UDRHC UP データレジスタ C ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FDAH UDRLD UP データレジスタ D ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FDBH UDRHD UP データレジスタ D ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FDCH UDRLE UP データレジスタ E ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FDDH UDRHE UP データレジスタ E ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FDEH UDRLF UP データレジスタ F ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FDFH UDRHF UP データレジスタ F ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB (続く) 30 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (続き) アドレス レジスタ 略称 バイト ワード アクセス アクセス 003FE0H DNDL0 DOWN データレジスタ 0 ( 下位 ) R R XXXXXXXXB 003FE1H DNDH0 DOWN データレジスタ 0 ( 上位 ) R R XXXXXXXXB 003FE2H DNDL1 DOWN データレジスタ 1 ( 下位 ) R R XXXXXXXXB 003FE3H DNDH1 DOWN データレジスタ 1 ( 上位 ) R R XXXXXXXXB 003FE4H DNDL2 DOWN データレジスタ 2 ( 下位 ) R R XXXXXXXXB 003FE5H DNDH2 DOWN データレジスタ 2 ( 上位 ) R R XXXXXXXXB 003FE6H DNDL3 DOWN データレジスタ 3 ( 下位 ) R R XXXXXXXXB 003FE7H DNDH3 DOWN データレジスタ 3 ( 上位 ) R R XXXXXXXXB 003FE8H DNDL4 DOWN データレジスタ 4 ( 下位 ) R R 003FE9H DNDH4 DOWN データレジスタ 4 ( 上位 ) R R 003FEAH DNDL5 DOWN データレジスタ 5 ( 下位 ) R R XXXXXXXXB LPC データ バッファ XXXXXXXXB XXXXXXXXB アレイ 003FEBH DNDH5 DOWN データレジスタ 5 ( 上位 ) R R XXXXXXXXB 003FECH DNDL6 DOWN データレジスタ 6 ( 下位 ) R R XXXXXXXXB 003FEDH DNDH6 DOWN データレジスタ 6 ( 上位 ) R R XXXXXXXXB 003FEEH DNDL7 DOWN データレジスタ 7 ( 下位 ) R R XXXXXXXXB 003FEFH DNDH7 DOWN データレジスタ 7 ( 上位 ) R R XXXXXXXXB 003FF0H DBAAL データバッファアレイアドレスレジ スタ ( 下位 ) R/W R/W XXXXXXXXB 003FF1H DBAAH データバッファアレイアドレスレジ スタ ( 上位 ) R/W R/W XXXXXXXXB レジスタ名称 003FF2H ~ 003FFFH リソース 名称 初期値 禁止領域 ・読込み / 書込みについての説明 R/W: リード / ライト可能 リードオンリ R: ライトオンリ W: ・初期値についての説明 0: 初期値は “0” です。 1: 初期値は “1” です。 初期値は不定です。 X: 未使用です。初期値は不定です。 -: ・ 「MOV A, io」のような IO アドレッシングを使用する命令は , 003FC0H ∼ 003FFFH のレジスタ領域に対してはサポートさ れません。 DS07–13729–2 31 MB90370 シリーズ ■ 割込み要因 , 割込みベクタ , 割込み制御レジスタ 割込み要因 EI2OS サポート 割込みベクタ 番号 割込み制御レジスタ アドレス ICR アドレス リセット × #08 08H FFFFDCH ⎯ ⎯ INT9 命令 × #09 09H FFFFD8H ⎯ ⎯ 例外処理 × #10 0AH FFFFD4H ⎯ ⎯ A/D コンバータ変換終了 #11 0BH FFFFD0H タイムベースタイマ #12 0CH FFFFCCH ICR00 0000B0H*1 UPI0 IBF / LPC リセット #13 0DH FFFFC8H UPI1 IBF #14 0EH FFFFC4H ICR01 0000B1H*1 UPI2 IBF #15 0FH FFFFC0H UPI3 IBF #16 10H FFFFBCH ICR02 0000B2H*1 DTP/ext. 割込みチャネル 0/1 検索 #17 11H FFFFB8H #18 12H FFFFB4H ICR03 0000B3H*1 DTP/ext. 割込みチャネル 2/3 検索 DTP/ext. 割込みチャネル 4/5 検索 #19 13H FFFFB0H ウェイクアップ割込み検索 #20 14H FFFFACH ICR04 0000B4H*1 UPI0/1/2/3 OBE #21 15H FFFFA8H 16 ビット PPG タイマ 1 #22 16H FFFFA4H ICR05 0000B5H*2 PS/2 インタフェース 0/1 #23 17H FFFFA0H #24 18H FFFF9CH ICR06 0000B6H*1 PS/2 インタフェース 2 時計タイマ #25 19H FFFF98H I C 送信完了 / バスエラー #26 1AH FFFF94H ICR07 0000B7H*1 16 ビット PPG タイマ 2/3 #27 1BH FFFF90H 電圧コンパレータ 1 #28 1CH FFFF8CH ICR08 0000B8H*1 MI2C 送信完了 / バスエラー #29 1DH FFFF88H 電圧コンパレータ 2 #30 1EH FFFF84H ICR09 0000B9H*1 I2C タイムアウト / スタンバイウェイク アップ #31 1FH FFFF80H ICR10 0000BAH*1 16 ビットリロードタイマ 1/2 アンダフロー #32 20H FFFF7CH MI C タイムアウト / スタンバイウェイク アップ #33 21H FFFF78H ICR11 0000BBH*1 16 ビットリロードタイマ 3/4 アンダフロー #34 22H FFFF74H UART1 受信 #35 23H FFFF70H UART1 送信 #36 24H FFFF6CH ICR12 0000BCH*1 UART2 受信 #37 25H FFFF68H UART2 送信 #38 26H FFFF64H ICR13 0000BDH*1 UART3 受信 #39 27H FFFF60H UART3 送信 #40 28H FFFF5CH ICR14 0000BEH*1 フラッシュメモリステータス #41 29H FFFF58H 遅延割込み発生モジュール #42 2AH FFFF54H ICR15 0000BFH*1 2 2 優先度 *2 高い 低い :使用可能 EI2OS 割込みクリア信号により , 割込み要求フラグがクリアされます。 × :使用不可 :使用可能 EI2OS 停止要求をサポート :使用可能 32 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ * 1:・ICR レジスタを共有する周辺機能については,割込みレベルは同じになります。 ・ICR レジスタを他の周辺機能と共有する周辺機能で拡張インテリジェント I/O サービスを使用する場合は, どちらか一方しか利用できません。また,EI2OS クリアがサポートされている場合は,2 つの割込み発生原因に 対して,EI2OS 割込みクリア信号により両方の割込み要求フラグがクリアされます。そのため,EI2OS 使用時は, いずれかの割込み要求をマスクしておくことをお薦めします。 ・EI2OS サービスは同時に複数回開始することはできません。EI2OS が動作中は,現在動作中の割込み以外の割込み はマスクされます。そのため,EI2OS 使用時は,いずれかの割込み要求をマスクしておくことをお薦めします。 * 2:この優先度は,同じレベルの割込みが同時に発生した場合に適用されます。 DS07–13729–2 33 MB90370 シリーズ ■ 周辺リソース 1. 低消費電力制御回路 MB90370 シリーズには,動作クロックとクロック動作制御機能の選択により構成される , 以下の CPU 動作モードがあり ます。 ・クロックモード ・PLL クロックモード 発振クロック(HCLK)の PLL 逓倍クロックで CPU および周辺機能を動作させるモードです。 ・メインクロックモード 発振クロック(HCLK)の周波数を 2 分周したクロックを使用して CPU および周辺機能を動作させるモードです。この モードでは,PLL 逓倍回路は停止します。 ・サブクロックモード サブクロック(SCLK)の周波数を 4 分周したクロックを使用して CPU および周辺機能を動作させるモードです。この モードでは,メインクロックと PLL 逓倍回路は停止します。 ・CPU 間欠動作モード 高速クロックパルスを周辺機能に供給したまま,CPU を間欠的に動作させて消費電力を低減させるモードです。この モードでは,CPU がレジスタ,内部メモリ,または周辺機能にアクセスする際に,間欠クロックが CPU にだけ送られま す。 ・スタンバイモード このモードでは,低消費電力制御回路が,スリープモードでは CPU へのクロックの供給を停止し,タイムベースタイマ モードでは CPU と周辺機能部へのクロックの供給を停止し,ストップモードではクロック自体の発振を停止し,それに より消費電力を低減します。 ・PLL スリープモード PLL スリープモードでは, PLL クロックモードにおいて CPU の動作クロックが停止されます。 CPU 以外の部分は PLL クロックで動作します。 ・メインスリープモード メインクロックモードにおいて CPU の動作クロックが停止されます。 メインスリープモードでは, CPU 以外の部分はメインクロックで動作しています。 ・サブスリープモード サブスリープモードでは,サブクロックモードにおいて CPU の動作クロックが停止されます。 CPU 以外の部分はサブクロックの 4 分周の周波数で動作しています。 ・タイムベースタイマモード タイムベースタイマモードでは,発振クロック,タイムベースタイマ,時計タイマ以外の機能が停止します。タイム ベースタイマと時計タイマ以外の機能はすべて動作しなくなります。 ・時計モードとメイン時計モード 時計モードとメイン時計モードでは時計タイマのみが動作します。 サブクロックは動作しますが, メインクロックと PLL 逓倍回路は停止します ・ストップモード ストップモードでは発振が停止します。すべての機能が動作しなくなります。 (注意事項)ストップモードでは発振クロックが停止するため,データの保持は最低の消費電力で行うことができます。 34 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (1) レジスタ構成 クロック選択レジスタ アドレス: 0000A1H リード / ライト 初期値 ビット番号 15 14 13 12 11 10 9 8 SCM MCM WS1 WS0 SCS MCS CS1 CS0 R 1 R 1 R/W 1 R/W 1 R/W 1 R/W 1 R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 STP SLP SPL RST TMD CG1 CG0 Reserved W 0 W 0 R/W 0 W 1 W 1 R/W 0 R/W 0 R/W 0 CKSCR 低消費電力モード制御レジスタ アドレス: 0000A0H リード / ライト 初期値 ビット番号 LPMCR (2) ブロックダイヤグラム 低消費電力モード制御レジスタ (LPMCR) STP SLP SPL RST TMD CG1 CG0 予約 RST 端子 端子ハイイン ピーダンス 制御回路 端子ハイイン ピーダンス制御 内部リセット 発生回路 内部リセット CPU 間欠動作 セレクタ 間欠サイクル選択 CPU クロック 制御回路 スタンバイ 制御回路 2 割込み解除 CPU クロック ストップ , スリープ信号 ストップ信号 マシンクロック 発振安定待ち解除 クロック 発生部 周辺クロック 制御回路 発振安定 待ち時間 セレクタ クロックセレクタ 2 4 分周 サブ クロック 2 サブクロック 発生回路 SCM MCM WS1 WS0 SCS MCS CS1 CS0 システムク ロック発生回 X0A 端子 X1A 端子 X0 端子 X1 端子 DS07–13729–2 周辺クロック クロック選択レジスタ (CKSCR) 2 分周 メイン クロック 8 分周 16 分周 128 分周 4 分周 4 分周 タイムベースタイマ 35 MB90370 シリーズ 2. 入出力ポート (1) 入出力ポートの概要 各入出力ポートは,ポートデータレジスタ(PDR)の指示にしたがって,CPU からのデータを入出力ピンに出力し,入出力 ピンからの信号を CPU に入力します。 CMOS の各入出力ポートも,ポートデータ方向レジスタ(DDR)を使用して,ビット 単位で入出力ピンでのデータの流れの方向(入力か,出力か)を指定することができます。また,N チャネルオープンドレイ ンポートは,ポートデータレジスタ(PDR)を使用して,ビット単位で入出力ピンでのデータの流れの方向(入力か,出力か) を指定することができます。以下に,各ポートの機能と,その機能を使用するリソースを示します。 ・ポート 0:汎用入出力ポート / リソース ( キーオンウェークアップ割込み ) ・ポート 1:汎用入出力ポート ・ポート 2:汎用入出力ポート ・ポート 3:汎用入出力ポート / リソース (A/D コンバータ外部トリガ ) ・ポート 4:汎用入出力ポート / リソース (PS/2 インタフェース / シリアル IRQ コントローラ ) ・ポート 5:汎用入出力ポート / リソース (LPC インタフェース ) ・ポート 6:汎用入出力ポート / リソース (DTP / UART1) ・ポート 7:汎用入出力ポート / リソース (UART1 / UART2 / UART3 / PPG1) ・ポート 8:汎用入出力ポート / リソース ( マルチアドレス I2C) ・ポート 9:汎用入出力ポート / リソース (I2C / マルチアドレス I2C) ・ポート A:汎用入出力ポート / リソース ( コンパレータ ) ・ポート B:汎用入出力ポート / リソース ( コンパレータ ) ・ポート C:汎用入出力ポート / リソース ( コンパレータ / A/D コンバータ ) ・ポート D:汎用入出力ポート / リソース (A/D コンバータ / D/A コンバータ / PPG2 / PPG3) ・ポート E:汎用入出力ポート / リソース ( リロードタイマ 1 ~ 4 / LCD コントローラ ) ・ポート F:汎用入出力ポート / リソース (LCD コントローラ ) (2) レジスタ構成 リード / ライト アドレス 初期値 ポート 0 データレジスタ (PDR0) R/W 000000H XXXXXXXXB ポート 1 データレジスタ (PDR1) R/W 000001H XXXXXXXXB ポート 2 データレジスタ (PDR2) R/W 000002H XXXXXXXXB ポート 3 データレジスタ (PDR3) R/W 000003H XXXXXXXXB ポート 4 データレジスタ (PDR4) R/W 000004H X1111111B ポート 5 データレジスタ (PDR5) R/W 000005H XXXXXXXXB ポート 6 データレジスタ (PDR6) R/W 000006H XXXXXXXXB ポート 7 データレジスタ (PDR7) R/W 000007H XXXXXXXXB ポート 8 データレジスタ (PDR8) R/W 000008H -----111B ポート 9 データレジスタ (PDR9) R/W 000009H --111111B ポート A データレジスタ (PDRA) R/W 00000AH -XXXXXXXB ポート B データレジスタ (PDRB) R/W 00000BH XXXXXXXXB ポート C データレジスタ (PDRC) R/W 00000CH XXXXXXXXB ポート D データレジスタ (PDRD) R/W 00000DH XXXXXXXXB ポート E データレジスタ (PDRE) R/W 00000EH XXXXXXXXB ポート F データレジスタ (PDRF) R/W 00000FH XXXXXXXXB レジスタ (続く) 36 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (続き) リード / ライト アドレス 初期値 ポート 0 データ方向レジスタ (DDR0) R/W 000010H 00000000B ポート 1 データ方向レジスタ (DDR1) R/W 000011H 00000000B ポート 2 データ方向レジスタ (DDR2) R/W 000012H 00000000B ポート 3 データ方向レジスタ (DDR3) R/W 000013H 00000000B ポート 4 データ方向レジスタ (DDR4) R/W 000014H 0 - - - - - - -B ポート 5 データ方向レジスタ (DDR5) R/W 000015H 00000000B ポート 6 データ方向レジスタ (DDR6) R/W 000016H 00000000B ポート 7 データ方向レジスタ (DDR7) R/W 000017H 00000000B ポート A データ方向レジスタ (DDRA) R/W 00001AH - 0000000B ポート B データ方向レジスタ (DDRB) R/W 00001BH 00000000B ポート C データ方向レジスタ (DDRC) R/W 00001CH 00000000B ポート D データ方向レジスタ (DDRD) R/W 00001DH 00000000B ポート E データ方向レジスタ (DDRE) R/W 00001EH 00000000B ポート F データ方向レジスタ (DDRF) R/W 00001FH 00000000B アナログデータ入力許可レジスタ (ADER1) R/W 00002AH 11111111B アナログデータ入力許可レジスタ (ADER2) R/W 00002BH - - - - 1111B コンパレータ入力許可レジスタ (CIER) R/W 0000E0H - - - 11111B LCD 制御レジスタ 1 (LCRH) R/W 0000EFH 00000000B ポート 0 プルアップ抵抗設定レジスタ (RDR0) R/W 00008CH 00000000B ポート 1 プルアップ抵抗設定レジスタ (RDR1) R/W 00008DH 00000000B ポート 2 プルアップ抵抗設定レジスタ (RDR2) R/W 00008EH 00000000B ポート 3 プルアップ抵抗設定レジスタ (RDR3) R/W 00008FH 00000000B ポート 3 データラッチレジスタ (PDL3) R/W 0000EAH 00000000B レジスタ R/W X - :リード / ライト可能 :不定 :未使用 DS07–13729–2 37 MB90370 シリーズ (3) 入出力ポートのブロックダイヤグラム ・ポート 0 端子のブロックダイヤグラム RDR 周辺機能入力 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) プルアップ 抵抗 約 50 kΩ PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) ・ポート 1 端子のブロックダイヤグラム RDR 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) プルアップ 抵抗 約 50 kΩ PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード 38 スタンバイ制御 (SPL = 1) DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ・ポート 2 端子のブロックダイヤグラム RDR 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) プルアップ 抵抗 約 50 kΩ PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) ・ポート 3 端子のブロックダイヤグラム RDR ポートデータレジスタ (PDR) 周辺機能入力 プルアップ 抵抗 約 50 kΩ PDR リード 内部データバス 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) ポートデータラッチレジスタ (PDR) 入力ラッチ R DS07–13729–2 39 MB90370 シリーズ ・ポート 4 (P47) 端子のブロックダイヤグラム 周辺機能出力 周辺機能入力 周辺機能出力イネーブル 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) ・ポート 4 (P46) 端子のブロックダイヤグラム 周辺機能出力 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) 周辺機能入力 周辺機能出力イネーブル PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 リードモディファイライト系命令 スタンバイ制御 (SPL = 1) 40 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ・ポート 4 (P45 ∼ P40) 端子のブロックダイヤグラム 周辺機能出力 周辺機能入力 周辺機能出力イネーブル 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 リードモディファイライト系命令 スタンバイ制御 (SPL = 1) ・ポート 5 端子のブロックダイヤグラム 周辺機能出力 周辺機能入力 周辺機能出力イネーブル 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード DS07–13729–2 スタンバイ制御 (SPL = 1) 41 MB90370 シリーズ ・ポート 6 端子のブロックダイヤグラム 周辺機能出力 周辺機能入力 周辺機能出力イネーブル 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) ・ポート 7 端子のブロックダイヤグラム 周辺機能出力 周辺機能入力 周辺機能出力イネーブル 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード 42 スタンバイ制御 (SPL = 1) DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ・ポート 8 端子のブロックダイヤグラム 周辺機能出力 周辺機能入力 周辺機能出力イネーブル 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 リードモディファイライト系命令 スタンバイ制御 (SPL = 1) ・ポート 9 端子のブロックダイヤグラム 周辺機能出力 周辺機能入力 周辺機能出力イネーブル 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 リードモディファイ系命令 スタンバイ制御 (SPL = 1) DS07–13729–2 43 MB90370 シリーズ ・ポート A 端子のブロックダイヤグラム 周辺機能出力 周辺機能出力イネーブル 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) ・ポート B 端子のブロックダイヤグラム CIER 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) コンパレータ 動作イネーブル コンパレータ入力 44 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ・ポート C (PC7 ∼ PC3) 端子のブロックダイヤグラム ADER 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト スタンバイ制御 (SPL = 1) DDR リード A/D コンバータ チャネル選択ビット A/D コンバータアナログ入力へ ・ポート C (PC2 ∼ PC0) 端子のブロックダイヤグラム CIER コンパレータ コンパレータ動作 イネーブルビット (COCRH) ADER 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) A/D コンバータ チャネル選択ビット A/D コンバータアナログ入力へ DS07–13729–2 45 MB90370 シリーズ ・ポート D (PD7, PD6) 端子のブロックダイヤグラム 周辺機能出力 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) 周辺機能出力イネーブル PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) ・ポート D (PD5, PD4) 端子のブロックダイヤグラム 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) アナログ出力 D/A 出力イネーブル 46 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ・ポート D (PD3 ∼ PD0) 端子のブロックダイヤグラム ADER A/D 入力 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) ・ポート E 端子のブロックダイヤグラム 周辺機能出力 周辺機能入力 周辺機能出力イネーブル 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) LCD 出力 LCD 出力イネーブル DS07–13729–2 47 MB90370 シリーズ ・ポート F (PF7 ∼ PF5) 端子のブロックダイヤグラム LCRH VS LCD 入力 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) ・ポート F (PF4 ∼ PF0) 端子のブロックダイヤグラム 内部データバス ポートデータレジスタ (PDR) PDR リード 出力ラッチ PDR ライト 端子 ポート方向レジスタ (DDR) 方向ラッチ DDR ライト DDR リード スタンバイ制御 (SPL = 1) LCD 出力 LCD 出力イネーブル 48 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 3. タイムベースタイマ タイムベースタイマは 18 ビットのフリーランカウンタ(タイムベースカウンタ)で,内部のカウントクロック(原発振の 1/2)に同期して動作します。 タイムベースタイマの特徴: ・カウンタがオーバーフローすると割込みが発生します。 ・EI2OS をサポート ・インターバルタイマ機能: 割込み発生のインターバル時間を 4 種類から選択できます。 ・クロック供給機能: ・ウォッチドッグタイマのカウントクロックとして, 4 種類のクロックを選択できます。 ・発振を安定させるためのクロックを供給します。 (1) レジスタ構成 タイムベースタイマ制御レジスタ 15 14 13 12 11 10 9 ビット番号 8 アドレス: 0000A9H 予約 ⎯ ⎯ TBIE TBOF TBR TBC1 TBC0 リード / ライト 初期値 R/W 1 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 1 R/W 0 R/W 0 TBTC (2) タイムベースタイマブロックダイヤグラム タイムベース タイマカウンタ HCLK の 2 分周 ×21 ×22 ×23 ウォッチドッグタイマへ ×27 × 28 ×29 ×210 ×211 ×212 ×213 ×214 ×215 ×216 ×217 ×218 OF OF OF OF クロック制御部内の 発振安定化待ち時間 タイマへ パワーオンリセット ストップモード開始 CKSCR : MCS = 1 → 0 (*1) SCS = 1 → 0 (*2) カウンタ クリア回路 インターバル タイマセレクタ TBOF 設定 タイムベースタイマ 割込み信号 #12 (0CH) 予約 ⎯ ⎯ TBIE TBOF TBR TBC1 TBC0 タイムベースタイマ制御レジスタ(TBTC) ⎯:未使用 OF:オーバフロー HCLK:発振クロック *1:発振クロックから PLL クロックへのマシンクロックの切り替え *2:メインクロックからサブクロックへの切り替え DS07–13729–2 49 MB90370 シリーズ 4. ウォッチドッグタイマ ウォッチドッグタイマは 2 ビットのカウンタで,カウントクロックとしてタイムベースタイマが供給するクロックを使 用しています。ウォッチドッグタイマを起動後一定時間内にクリアしないと,CPU はリセットされます。 ・ウォッチドッグタイマの特徴: 4 種類の CPU リセット時間を設定することができます。 ステータスビットによりリセットの原因を示します。 (1) ウォッチドッグタイマのレジスタ構成 ウォッチドッグタイマ制御レジスタ アドレス: 0000A8H 7 6 5 4 3 2 1 0 PONR ⎯ WRST ERST SRST WTE WT1 WT0 R X ⎯ ⎯ R X R X R X W 1 W 1 W 1 リード / ライト 初期値 ビット番号 WDTC (2) ウォッチドッグタイマのブロックダイヤグラム ウォッチドッグタイマ制御レジスタ(WDTC) PONR ⎯ WRST ERST SRST WTE ウォッチドッグタイマ WT1 WT0 2 CLK と起動 時計モードに移行 スリープモードに移行 ストップモードに移行 リセットの発生 カウンタ クリア 制御回路 WDCS ( ウォッチタイマコント ロールレジスタ WTC より ) カウント クロック セレクタ 2 ビット カウンタ CLK オーバ フロー CLR ウォッチドッ クリセット 発生回路 内部リセット 発生回路へ 4 4 ( タイムベースタイマカウンタ ) メインクロック (HCLK の 2 分周 ) サブクロック (SCLK) ×21 ×22 ×21 ×22 ×28 ×29 ×210 ×211 ×212 ×213 ×214 ×215 ×216 ×217 ×218 ×210 ×211 ×212 ×213 ×214 ×215 時計タイマカウンタ HCLK:発振クロック SCLK:サブクロック 50 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 5. 時計タイマ 時計タイマは 15 ビットタイマで, サブクロックを使用し,インターバル割込みを発生させることができます。また, ウォッチドッグタイマのクロックソースおよびサブクロック発振待ち時間タイマとして使用することもできます。 時計タイマの特長: ・ウォッチドッグタイマのクロックソースを発生させます。 ・サブクロック発振を安定化させるための待ち時間タイマ機能があります。 ・一定のサイクルで割り込みを発生させるインターバルタイマ機能があります。 (1) 時計タイマのレジスタ構成 時計タイマ制御レジスタ アドレス: 0000AAH リード / ライト 初期値 7 6 5 4 3 2 1 0 WDCS SCE WTIE WTOF WTR WTC2 WTC1 WTC0 R/W 1 R 0 R/W 0 R/W 0 W 1 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 WTC (2) 時計タイマのブロックダイヤグラム 時計タイマ制御レジスタ(WTC) WDCS SCE WTIE WTOF WTR WTC2 WTC1 WTC0 8 クリア 2 29 210 211 212 時計カウンタ サブクロック /4 13 2 214 インターバル セレクタ 割込み ジェネレータ 時計タイマ 割込み 215 10 2 13 2 2 14 15 2 ウォッチ ドッグ タイマへ DS07–13729–2 51 MB90370 シリーズ 6. 16 ビット PPG タイマ ( × 3) 16 ビット PPG (プログラマブルパルスジェネレータ)タイマは 16 ビットダウンカウンタ,プリスケーラ, 16 ビット周期設 定レジスタ,16 ビットデューティ設定レジスタ,16 ビット制御レジスタ,PPG 出力ピンで構成されています。 16 ビット PPG タイマの特徴: ・8 種類のカウンタ動作クロック (φ, φ/2, φ/4, φ/8, φ/16, φ/32, φ/64, φ/128) を選択できます。(φ はマシンクロックです。 ) ・割込みは,トリガまたはカウンタボローがあるとき,または PPG が立上がり時 ( 通常の極性 ) / または立下がり時 ( 反転 極性 ) に発生します。 ・PPG 出力動作 16 ビット PPG タイマは各種周期およびデューティ比のパルス波形を出力することができます。また,外部に回路を付け て D/A コンバータとして使用することもできます。 (1) PPG タイマのレジスタ構成 PPG ダウンカウンタレジスタ ( 上位 ) アドレス:ch.1 000039H 15 14 13 12 11 10 9 8 ch.2 000041H ch.3 000049H DC15 DC13 DC12 DC11 DC10 DC09 DC08 DC14 リード / ライト R R R R R R R R 初期値 1 1 1 1 1 1 1 1 PPG ダウンカウンタレジスタ ( 下位 ) アドレス:ch.1 000038H 7 6 5 4 3 2 1 0 ch.2 000040H ch.3 000048H DC07 DC05 DC04 DC03 DC02 DC01 DC00 DC06 リード / ライト R R R R R R R R 初期値 1 1 1 1 1 1 1 1 PPG 周期設定バッファレジスタ ( 上位 ) アドレス:ch.1 00003BH 15 14 13 12 11 10 9 8 ch.2 000043H ch.3 00004BH CS15 CS14 CS13 CS12 CS11 CS10 CS09 CS08 リード / ライト W W W W W W W W 初期値 X X X X X X X X PPG 周期設定バッファレジスタ ( 下位 ) アドレス:ch.1 00003AH 7 6 5 4 3 2 1 0 ch.2 000042H ch.3 00004AH CS07 CS06 CS05 CS04 CS03 CS02 CS01 CS00 リード / ライト W W W W W W W W 初期値 X X X X X X X X ビット番号 PDCRH1 ~ PDCRH3 ビット番号 PDCRL1 ~ PDCRL3 ビット番号 PCSRH1 ~ PCSRH3 ビット番号 PCSRL1 ~ PCSRL3 (続く) 52 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (続き) PPG デューティ設定バッファレジスタ ( 上位 ) アドレス:ch.1 00003DH 15 14 13 12 11 10 9 8 ch.2 000045H ch.3 00004DH DU15 DU14 DU13 DU12 DU11 DU10 DU09 DU08 リード / ライト 初期値 W X W X W X W X W X W X W X W X PPG デューティ設定バッファレジスタ ( 下位 ) アドレス:ch.1 00003CH 7 6 5 4 3 2 1 0 ch.2 000044H ch.3 00004CH DU07 DU06 DU05 DU04 DU03 DU02 DU01 DU00 リード / ライト 初期値 W X W X W X W X W X W X W X R/W 0 PPG 制御ステータスレジスタ ( 下位 ) アドレス:ch.1 00003EH 7 ch.2 000046H ch.3 00004EH ⎯ リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 6 R/W 0 5 R/W 0 4 R/W 0 3 R/W 0 2 ビット番号 PDUTL1 ~ PDUTL3 W X PPG 制御ステータスレジスタ ( 上位 ) アドレス:ch.1 00003FH 15 14 13 12 11 10 9 8 ch.2 000047H ch.3 00004FH CNTE STGR MDSE RTRG CKS2 CKS1 CKS0 PGMS リード / ライト 初期値 ビット番号 PDUTH1 ~ PDUTH3 ビット番号 PCNTH1 ~ PCNTH3 R/W 0 1 0 ⎯ IREN IRQF IRS1 IRS0 POEN OSEL ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 PCNTL1 ~ PCNTL3 ( 注意事項 ) レジスタ PDCR1 ~ PDCR3, PCSR1 ~ PCSR3 および PDUT1 ~ PDUT3 はワードアクセスのみです。 DS07–13729–2 53 MB90370 シリーズ (2) PPG タイマのブロックダイヤグラム 周期設定バッファ レジスタ 1, 2, 3 デューティ設定バッファ レジスタ 1, 2, 3 プリスケーラ 周期設定レジスタ 1, 2, 3 F2MC-16LX バス 1/1 1/2 1/4 1/8 1/16 1/32 1/64 1/128 デューティ設定 レジスタ 1, 2, 3 コンパレータ CKS2 CKS1 CKS0 CLK LOAD 16 ビットダウン カウンタ STOP START BORROW MDSE PGMS OSEL POEN P77/PPG1 or PD6/PPG2 or PD7/PPG3 Pin マシンクロック φ S ダウン カウンタ レジスタ 1, 2, 3 Q R ゲート入力 割込み 選択 割込み #22 (for PPG1) or #27 (for PPG2/3) IRS1 IRS0 IRQF IREN STGR CNTE RTRG 54 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 7. 16 ビットリロードタイマ ( × 4) 16 ビットリロードタイマには,内部クロックモードとイベントカウントモードの 2 種類の動作モードがあります。これ らの各動作モードでは,16 ビットダウンカウンタをリロードするか(リロードモード),アンダフローのときは停止するこ とができます(ワンショットモード)。 出力ピン TO1~TO4 は,カウンタの動作モードによって異なった波形を出力することができます。TO1~TO4 は,カウンタ がリロードモードのときは,カウンタがアンダフローのときレベルが切り替わり,カウンタがワンショットモードのとき は,カウンタがカウント動作している間,指定のレベル(H または L)を出力します。 16 ビットリロードタイマの特徴: ・タイマがアンダフローのとき割込みが発生します。 ・EI2OS をサポートしています。 ・内部クロック動作モード: 3 種類の内部カウントクロックを選択することができます。 カウンタは,ソフトウェアでも外部トリガ信号 (TIN1 ~ TIN4 ピンの信号 ) でも動作させることができます。 カウンタは,カウント後のアンダフローでリロードしたり停止させることができます。 ・イベントカウント動作モード: カウンタは,TIN1 ~ TIN4 ピンが指定されたエッジを検出すると 1 カウントダウンします。 カウンタは,アンダフローのときにリロードしたり停止させることができます。 (1) リロードタイマのレジスタ構成 タイマ制御ステータスレジスタ ( 上位 ) アドレス:ch.1 000071H ch.2 000075H 15 ch.3 000079H ch.4 00007DH ⎯ リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ 14 13 12 11 10 9 8 ⎯ ⎯ ⎯ CSL1 CSL0 MOD2 MOD1 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 5 4 3 2 1 0 OUTL RELD INTE UF CNTE TRG R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 11 10 9 8 D11 D10 D09 D08 R/W X R/W X R/W X R/W X 3 2 1 0 D03 D02 D01 D00 R/W X R/W X R/W X R/W X タイマ制御ステータスレジスタ ( 下位 ) アドレス:ch.1 000070H ch.2 000074H 7 6 ch.3 000078H ch.4 00007CH MOD0 OUTE リード / ライト 初期値 R/W 0 R/W 0 16 ビットタイマレジスタ / 16 ビットリロードレジスタ ( 上位 ) アドレス:ch.1 000073H ch.2 000077H 15 14 13 12 ch.3 00007BH ch.4 00007FH D15 D14 D13 D12 リード / ライト 初期値 R/W X R/W X R/W X R/W X 16 ビットタイマレジスタ / 16 ビットリロードレジスタ ( 下位 ) アドレス:ch.1 000072H ch.2 000076H 7 6 5 4 ch.3 00007AH ch.4 00007EH D07 D06 D05 D04 リード / ライト 初期値 DS07–13729–2 R/W X R/W X R/W X R/W X ビット番号 TMCSRH1 ~ TMCSRH4 ビット番号 TMCSRL1 ~ TMCSRL4 ビット番号 TMR1 ~ TMR4/ TMRD1 ~ TMRD4 ビット番号 TMR1 ~ TMR4/ TMRD1 ~ TMRD4 55 MB90370 シリーズ (2) リロードタイマのブロックダイヤグラム F2MC-16LX バス TMRD1*1 <TMRD2, 3, 4> 16 ビットリロードレジスタ リロード信号 1 TMR1* <TMR2, 3, 4> リロード 制御回路 16 ビットタイマレジスタ CLK カウントクロック生成回路 プリス ケーラ マシン クロック 3 ゲート 入力 有効 クロック 判定回路 出力制御回路 内部 クロック 入力制御 回路 端子 クロック セレクト 外部クロック 3 2 機能選択 ⎯ ⎯ ⎯ タイマ制御ステータス レジスタ ⎯ UART1*1 へ < UART2, UART3, A/D コンバータ> CLK クリア PE0/TIN1/SEG0 PE2/TIN2/SEG2 PE4/TIN3/SEG4 PE6/TIN4/SEG6 ウェイト信号 出力信号 生成回路 反転 EN セレクト 信号 CSL1 CSL0 MOD2 MOD1 MOD0 OUTE OUTL RELD INTE TMCSR1*1 <TMCSR2,3,4> 端子 PE1/TO1/SEG1 PE3/TO2/SEG3 PE5/TO3/SEG5 PE7/TO4/SEG7 動作制御 回路 UF CNTE TRG 割込み要求信号 #32 (20H)*1*2 <#34 (22H)> * 1: このレジスタ構成はチャネル 1 ∼ 4 を包括します。< > 内のレジスタは , チャネル 2, 3, 4 のレジスタを示し ます。 * 2: 割込み番号:チャネル 1 と 2 は , 1 つの割込み番号を共有します。 チャネル 3 と 4 は , 別の 1 つの割込み番号を共有します。 56 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 8. I2C I2C ( インターIC バス ) インタフェースは,シリアルデータライン (SDA) とシリアルクロックライン (SCL) の 2 本のワイ ヤで構成される,簡単な構造の双方向バスです。これら 2 本のワイヤで接続されたデバイスは相互に情報をやり取りしま す。このインタフェースは各デバイス独自のアドレスを認識し,各デバイスの機能に従ってそれぞれを送信デバイス,また は受信デバイスとして動作します。これらのデバイスの間ではマスタ / スレーブの関係が確立されます。 I2C インタフェースは,バスの容量の上限が 400 pF を超えない範囲で,複数のデバイスをこのバスに接続することができ ます。このバスは,複数のマスタが同時にデータ転送を開始しようとした場合でも , データが破壊されるのを防ぐために衝 突検出および通信調整手順を備えた本格的なマルチマスタバスです。 この通信調整手順では, 複数のマスタがこのバスを制御しようとしても1つのマスタだけがバスを制御できるように し,メッセージが失われたり,メッセージの内容が変えられたりしないようにしています。マルチマスタとは,複数のマス タがメッセージを失うことなしに同時にこのバスを制御しようとすることを意味しています。 この I2C インタフェースは,MCU スタンバイモードウェイクアップ機能と,自動的にパケットエラーコード (PEC) の生 成と検証を実行する,CRC-8 計算機を含みます。 (1) I2C のレジスタ構成 I2C バス制御レジスタ ( 下位 ) 7 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 000080H ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ RES PECE LBT WUE リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 IBCRL I2C バス制御レジスタ ( 上位 ) 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 000081H BER BEIE SCC MSS ACK GCAA INTE INT リード / ライト 初期値 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 BB RSC AL LRB TRX AAS GCA FBT R 0 R 0 R 0 R 0 R 0 R 0 R 0 R 0 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 000083H ⎯ ⎯ PMATCH WUF TDR TCR MTR STR リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X ビット番号 IBCRH I2C バスステータスレジスタ ( 下位 ) アドレス: 000082H リード / ライト 初期値 ビット番号 IBSRL I2C バスステータスレジスタ ( 上位 ) ビット番号 IBSRH I2C データレジスタ アドレス: 000084H リード / ライト 初期値 ビット番号 IDAR (続く) DS07–13729–2 57 MB90370 シリーズ (続き) I2C アドレスレジスタ 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 000085H ⎯ A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X 7 6 5 4 3 2 1 0 DMBP ⎯ EN CS4 CS3 CS2 CS1 CS0 R/W 0 ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 000087H ⎯ AAC ⎯ TOE EXT TS2 TS1 TS0 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ R/W 0 ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 6 5 4 3 2 1 0 ビット番号 IADR I2C クロック制御レジスタ アドレス: 000086H リード / ライト 初期値 ビット番号 ICCR I2C タイムアウト制御レジスタ ビット番号 ITCR I2C タイムアウトクロックレジスタ 7 アドレス: 000088H リード / ライト 初期値 C7 C6 C5 C4 C3 C2 C1 C0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 14 13 12 11 10 9 8 ビット番号 ITOC I2C タイムアウトデータレジスタ 15 アドレス: 000089H D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 S6 S6 S5 S4 S3 S2 S1 S0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 00008BH M7 M6 M5 M4 M3 M2 M1 M0 リード / ライト 初期値 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 リード / ライト 初期値 ビット番号 ITOD I2C スレーブタイムアウトレジスタ アドレス: 00008AH リード / ライト 初期値 ビット番号 ISTO I2C マスタタイムアウトレジスタ 58 ビット番号 IMTO DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (2) I2C のブロックダイヤグラム I2C イネーブル ICCR 周辺クロック クロック分周 1 DMBP 6 5 7 8 EN クロック選択 1 CS4 CS3 クロック分周 2 CS2 CS1 CS0 4 8 16 32 64 128 256 Sync 512 クロック選択 2 IBSRL BB RSC シフト クロック 発生 シフトクロック エッジ バスビジー リピートスタート スタート・ストップ コンディション検出 ラストビット LRB エラー 送信 / 受信 TRX ファーストビット F2MC16LX 内部バス FBT アビトレーションロスト検出 AL IBCRH BER BEIE Interrupt #26 INTE INT エンド スタート マスタ ACK 許可 SCC MSS スタート・ストップ コンディション発生 GC-ACK 許可 ACK GCAA CRC-8 カリキュレータ IBCRL LBT IDAR レジスタ IBSRL スレーブ AAS GCA スレーブアドレス比較 ジェネラルコール IADR レジスタ タイムアウト検出 ITCR SCL IBSRH TDR TCR MTR SDA STR ITOD IBCRL ITOC ISTO IMTO DS07–13729–2 割込み #31 WUE WUF IBSRH 59 MB90370 シリーズ 9. MI2C マルチアドレス I2C (Inter IC Bus) インタフェースは,シリアルデータライン (SDA) ,シリアルクロックライン (SCL) の 2 本のワイヤで構成される,簡単な構造の双方向バスです。これら2本のワイヤで接続されたデバイスは相互に情報をやり取 りすることができます。このインタフェースは各デバイス独自のアドレスを認識し,各デバイスの機能に従ってそれぞれ を送信デバイス,または受信デバイスとして動作します。これらのデバイスの間ではマスタ/スレーブの関係が確立され ます。 マルチアドレス I2C インタフェースは,バスの容量の上限が 400 pF を超えない範囲で,複数のデバイスをこのバスに接 続することができます。このバスは,複数のマスタが同時にデータ転送を開始しようとした場合でも , データが破壊される のを防ぐために , 衝突検出および通信調整手順を備えた本格的なマルチマスタバスです。このマクロは,6 種類のアドレス を提供して,マルチアドレス機能が実行できるようにします。 この通信調整手順では, 複数のマスタがこのバスを制御しようとしても1つのマスタだけがバスを制御できるように し,メッセージが失われたり,メッセージの内容が変えられたりしないようにしています。マルチマスタとは,複数のマス タがメッセージを失うことなしに同時にこのバスを制御しようとすることを意味しています。 このマルチアドレスI2Cインタフェースは,MCUスタンバイモードウェイクアップ機能と,自動的にパケットエラーコー ド (PEC) の生成と検証を実行する,CRC-8 計算機を含みます。 (1) MI2C のレジスタ構成 マルチアドレス I2C バス制御レジスタ ( 下位 ) 7 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 0000C0H ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ RES PECE LBT WUE リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 MBCRL マルチアドレス I2C バス制御レジスタ ( 上位 ) 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 0000C1H BER BEIE SCC MSS ACK GCAA INTE INT リード / ライト 初期値 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 MBCRH マルチアドレス I2C バスステータスレジスタ ( 下位 ) アドレス: 0000C2H リード / ライト 初期値 7 6 5 4 3 2 1 0 BB RSC AL LRB TRX AAS GCA FBT R 0 R 0 R 0 R 0 R 0 R 0 R 0 R 0 ビット番号 MBSRL マルチアドレス I2C バスステータスレジスタ ( 上位 ) 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 0000C3H ⎯ ⎯ PMATCH WUF TDR TCR MTR STR リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X ビット番号 MBSRH マルチアドレス I2C データレジスタ アドレス: 0000C4H リード / ライト 初期値 ビット番号 MDAR (続く) 60 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ マルチアドレス I2C アラートレジスタ ビット番号 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 0000C5H ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ARAE ARO ARF AEN リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 マルチアドレス I2C アドレスレジスタ 1/3/5 アドレス ch.1: 0000C6H 7 アドレス ch.3: 0000C8H アドレス ch.5: 0000CAH ⎯ A6 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 0000CCH リード / ライト 初期値 ビット番号 MADR1/3/5 A5 A4 A3 A2 A1 A0 リード / ライト ⎯ R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W 初期値 ⎯ X X X X X X X マルチアドレス I2C アドレスレジスタ 2/4/6 アドレス ch.2: 0000C7H 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス ch.4: 0000C9H アドレス ch.6: 0000CBH ⎯ A5 A4 A3 A2 A1 A0 A6 リード / ライト ⎯ R/W 初期値 ⎯ X マルチアドレス I2C クロック制御レジスタ MALR R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X 7 6 5 4 3 2 1 0 DMBP ⎯ EN CS4 CS3 CS2 CS1 CS0 R/W 0 ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 13 12 11 10 ビット番号 MADR2/4/6 ビット番号 MCCR マルチアドレス I2C タイムアウト制御レジスタ 15 14 9 8 アドレス: 0000CDH ⎯ AAC ⎯ TOE EXT TS2 TS1 TS0 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ R/W 0 ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 MTCR マルチアドレス I2C タイムアウトクロックレジスタ アドレス: 0000CEH リード / ライト 初期値 7 6 5 4 3 2 1 0 C7 C6 C5 C4 C3 C2 C1 C0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 MTOC マルチアドレス I2C タイムアウトデータレジスタ アドレス: 0000CFH リード / ライト 初期値 15 14 13 12 11 10 9 8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 MTOD (続く) DS07–13729–2 61 MB90370 シリーズ (続き) マルチアドレス I2C スレーブタイムアウトレジスタ アドレス: 0000D0H リード / ライト 初期値 7 6 5 4 3 2 1 0 S6 S6 S5 S4 S3 S2 S1 S0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 MSTO マルチアドレス I2C マスタタイムアウトレジスタ 62 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 0000D1H M7 M6 M5 M4 M3 M2 M1 M0 リード / ライト 初期値 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 MMTO DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (2) MI2C のブロックダイヤグラム マルチアドレス I2C イネーブル MCCR 周辺クロック クロック分周 1 DMBP 5 6 7 8 EN クロック選択 1 CS4 CS3 クロック分周 2 CS2 CS1 CS0 4 8 16 32 64 128 256 512 Sync クロック選択 2 MBSRL BB RSC LRB シフトクロック エッジ バスビジー リピートスタート ラストビット シフト クロック 発生 スタート・ストップ コンディション検出 エラー 送信 / 受信 TRX ファストビット F2MC16LX 内部バス FBT アビトレーションロスト検出 AL MBCRH BER BEIE Interrupt #29 INTE INT SCC MSS ACK エンド スタート マスタ ACK 許可 スタート・ストップ コンディション発生 GC-ACK 許可 GCAA CRC-8 カリキュレータ MBCRL LBT MBSRL MDAR レジスタ スレーブ AAS GCA スレーブアドレス比較 ジェネラルコール MADR レジスタ MTCR タイムアウト検出 SCL MBSRH TDR TCR MTR STR MALR MTOD MTOC MMTO MSTO SDA ARAE ARO WUE ARF AEN DS07–13729–2 割込み #33 MBCRL ALERT WUF MBSRH 63 MB90370 シリーズ 10.ブリッジ回路 これは各ポートの入出力パスを I2C またはマルチアドレス I2C に切り替える回路です。 (1) ブリッジ回路のレジスタ構成 ブリッジ回路選択レジスタ 7 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 00002CH ⎯ ⎯ BM4 BI4 BM3 BI3 BM2 BI2 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 BRSR (2) ブリッジ回路のブロックダイヤグラム I2C I/O P81/SDA1 P80/SCL1 マルチアドレス I2C BRSR P91/SDA2 P90/SCL2 BM2 P93/SDA3 P92/SCL3 BM3 P95/SDA4 P94/SCL4 BM4 I2C BI2 BI3 BI4 64 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 11.コンパレータ このコンパレータ回路は,最大 3 個のバッテリーの電圧を監視し,放電を自動制御します。並列放電または順序放電のい ずれかの選択が可能です。 ・並列放電制御 並列放電制御では,AC アダプタから電力が供給されていないときに,すべてのバッテリーに放電を許可します。 ・AC アダプタから電力が供給されている場合,バッテリーの放電の可否はソフトウェアによって制御されます。 ・順序放電制御 順序放電制御では,AC アダプタから電力が供給されていないときに,コンパレータにより , 設定された順序で放電が制 御されます。同時に電源瞬断,電圧レベル,およびバッテリーの着脱を監視します。 ・AC アダプタから電力が供給されている場合,バッテリーの放電の可否はソフトウェアによって制御されます。 ・最大 3 個のバッテリーを制御でき,放電の順序を選択できます。 ・バッテリーの電源瞬断による影響を自動的にフィリタリングします。 ・バッテリーの着脱を自動的に検出し,放電を制御します。 ・バッテリーの電圧を監視し, バッテリーの電圧が一定の電圧より低い場合は , 次のバッテリーへの切り替えが自動的に 行われます。 (1) 比較器のレジスタ構成 コンパレータ制御レジスタ ( 下位 ) 7 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 0000D8H ⎯ ⎯ BOF3 BOF2 BOF1 SPM2 SPM1 SPM0 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 0000D9H SPL3 SPL2 SPL1 B3 B2 B1 DC2 DC1 リード / ライト 初期値 R/W 0 R/W 0 R/W 1 R/W 1 R/W 1 R/W 1 R/W 1 R/W 1 ビット番号 COCRL コンパレータ制御レジスタ ( 上位 ) ビット番号 COCRH コンパレータステータスレジスタ 1 ( 下位 ) アドレス: 0000DAH リード / ライト 初期値 7 6 5 4 3 2 1 0 COR8 COR7 COR6 COR5 COR4 COR3 COR2 COR1 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 COSRL1 コンパレータステータスレジスタ 1 ( 上位 ) 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 0000DBH ⎯ ⎯ SWR3 SWR2 SWR1 VAR3 VAR2 VAR1 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 CEN8 CEN7 CEN6 CEN5 CEN4 CEN3 CEN2 CEN1 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 COSRH1 コンパレータ割込み制御レジスタ ( 下位 ) アドレス: 0000DCH リード / ライト 初期値 ビット番号 CICRL (続く) DS07–13729–2 65 MB90370 シリーズ (続き) コンパレータ割込み制御レジスタ ( 上位 ) 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 0000DDH ⎯ ⎯ SEN3 SEN2 SEN1 VEN3 VEN2 VEN1 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 5 4 3 2 1 0 ビット番号 CICRH コンパレータステータスレジスタ 2 ( 下位 ) 7 アドレス: 0000DEH リード / ライト 初期値 6 COS8 COS7 COS6 COS5 COS4 COS3 COS2 COS1 R X R X R X R X R X R X R X R X ビット番号 COSRL2 コンパレータステータスレジスタ 2 ( 上位 ) 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 0000DFH ⎯ ⎯ SWS3 SWS2 SWS1 VAL3 VAL2 VAL1 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R X R X R X R X R X R X 7 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 0000E0H ⎯ ⎯ ⎯ BIE3 BIE2 BIE1 DIE2 DIE1 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 1 R/W 1 R/W 1 R/W 1 R/W 1 ビット番号 COSRH2 コンパレータ入力イネーブルレジスタ 66 ビット番号 CIER DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (2) コンパレータのブロックダイヤグラム 端子 バッテリー選択回路 PB0/DCIN 端子 CVRH2 SW + − 端子 端子 PA3/ACO コンパレータ 1 CVRL 端子 IN OUT RH RL ( 電圧コンパ PB1/DCIN2 レータ 2) 端子 CVRH1 端子 PB4/VOL2 端子 PB5/VSI2 IN OUT RH ( 電圧コンパ RL レータ 2) VOL IN OUT RH ( 電圧コンパ RL レータ 2) VSI SW バッテリー 監視回路 SW 端子 PA4/OFB1 O12 ALARM − + 端子 PC1/AN1/SW2 SPL VALID SW 端子 PA1/ALR2 OFB コンパレータ 2 端子 PB6/VOL3 端子 PB7/VSI3 IN OUT RH ( 電圧コンパ RL レータ 2) VOL IN OUT RH ( 電圧コンパ RL レータ 2) VSI バッテリー 監視回路 O13 ALARM + − 端子 PC2/AN2/SW3 SPL VALID SW SW 端子 PA2/ALR3 OFB コンパレータ 3 端子 PB2/VOL1 端子 PB3/VSI1 IN OUT RH ( 電圧コンパ RL レータ 2) VOL IN OUT RH ( 電圧コンパ RL レータ 2) VSI PC0/AN0/SW1 バッテリー 監視回路 O21 O23 ALARM + − 端子 SPL VALID SW SW 端子 PA5/OFB2 SW 端子 PA0/ALR1 OFB コンパレータ 4 時計プリス ケーラ 端子 XOA 端子 O31 X1A パワーオン リセット 端子 VCC SW 端子 PA6/OFB3 O32 端子 RST 8 3 3 SPL3 SPL2 SPL1 B3 B2 B1 DC2 DC1 3 (COCRH) コンパレータ制御 レジスタ ( 上位 ) 3 COS8 COS7 COS6 COS5 COS4 COS3 COS2 COS1 6 (COSRL2) コンパレータステータスレジスタ 2 ( 下位 ) COR8 COR7 COR6 COR5 COR4 COR3 COR2 COR1 SWR3 SWR2 SWR1 VAR3 VAR2 VAR1 割込み要求 #30 (COSRH1) コンパレータステータスレジスタ 1 ( 上位 ) (CICRH) コンパレータインターラプト制御レジスタ ( 上位 ) SEN3 SEN2 SEN1 VEN3 VEN2 VEN1 割込み要求 #28 (COSRL1) コンパレータステータスレジスタ 1 ( 下位 ) (CICRL) コンパレータインターラプト制御レジスタ ( 下位 ) CEN8 CEN7 CEN6 CEN5 CEN4 CEN3 CEN2 CEN1 デコーダ SWS3 SWS2 SWS1 VAL3 VAL2 VAL1 (COSRH2) コンパレータステータスレジスタ ( 上位 ) BOF3 BOF2 BOF1 SPM2 SPM1 SPM0 (COCRL) コンパレータ制御レジスタ ( 下位 ) 内部データバス DS07–13729–2 67 MB90370 シリーズ 12.UART ( × 3) UART (Universal Asynchronous Receiver Transmitter) は,非同期 ( 調歩同期 ) 通信またはクロック同期通信を行うためのシ リアル I/O ポートです。 UART には以下の特長があります。 ・全二重ダブルバッファ ・非同期 ( スタート―ストップビットあり ) および CLK 同期通信 ・マルチプロセッサモードのサポート ・ボーレート生成のための様々な手法 - 外部クロック入力可能 - 内部クロック (16 ビットリロードタイマからのクロックを使用可能 ) - 専用ボーレートジェネレータ内蔵 動作 非同期 CLK 同期 ボーレート 76923 / 38461 / 19230 / 9615 / 500K / 250K bps 16M / 8M / 4M / 2M / 1M / 500K bps ・エラー検出機能 ( パリティ,フレーミング,オーバーラン ) ・NRZ (Non Return to Zero) 信号形式 ・割込み要求: - 受信割込み ( 受信完了,受信エラー検出 ) - 送信割込み ( 送信完了 ) - 送信 / 受信ともに拡張インテリジェント I/O サービス (EI2OS) に対応 68 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (1) UART のレジスタ構成 シリアルモードレジスタ アドレス:ch.1 000020H ch.2 0000D2H ch.3 0000E4H MD1 MD0 CS2 CS1 CS0 ⎯ SCKE SOE リード / ライト 初期値 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 SMR1/2/3 シリアル制御レジスタ アドレス:ch.1 000021H ch.2 0000D3H ch.3 0000E5H PEN P SBL CL A/D REC RXE TXE リード / ライト 初期値 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 W 1 R/W 0 R/W 0 15 14 13 12 11 10 9 8 リード / ライト 初期値 クロック分周制御レジスタ アドレス:ch.1 000025H ch.2 0000D7H ch.3 0000E9H リード / ライト 初期値 モード 2 制御レジスタ アドレス:ch.1 000024H ch.2 0000D6H ch.3 0000E8H リード / ライト 初期値 DS07–13729–2 ビット番号 SCR1/2/3 UART 入力データレジスタ / 出力データレジスタ アドレス:ch.1 000022H 7 6 5 4 3 2 1 0 ch.2 0000D4H ch.3 0000E6H D7 D5 D4 D3 D2 D1 D0 D6 リード / ライト R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W 初期値 X X X X X X X X UART ステータスレジスタ アドレス:ch.1 000023H ch.2 0000D5H ch.3 0000E7H ビット番号 15 14 13 12 11 10 9 8 ビット番号 SIDR1/2/3 SODR1/2/3 ビット番号 SSR1/2/3 PE ORE FRE RDRF TFRE BDS RIE TIE R 0 R 0 R 0 R 0 R 1 R/W 0 R/W 0 R/W 0 15 14 13 12 11 10 9 8 ビット番号 CDCR1/2/3 MD ⎯ ⎯ ⎯ DIV3 DIV2 DIV1 DIV0 R/W 0 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 ビット番号 M2CR1/2/3 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ SCKL M2L2 M2L1 M2L0 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 1 R/W 0 R/W 0 R/W 0 69 MB90370 シリーズ (2) UART のブロックダイヤグラム 通信プリスケーラ から 送信割込み #35 (23H)* <#37 (25H)*> <#39 (27H)*> 送信割込み 送信クロック 16 ビットリロードタイマ 1/2/3 クロック 選択回路 #36 (24H)* <#38 (26H)*> <#40 (28H)*> 受信クロック 受信制御回路 送信制御回路 受信開始回路 送信開始回路 受信ビット カウンタ 送信ビット カウンタ 受信パリティ カウンタ 送信パリティ カウンタ 受信終了 P66/UCK1 <P71/UCK2>外部クロック <P74/UCK3> P70/UI1 <P73/UI2> <P76/UI3> 受信ステータス 判定回路 送信開始 制御バス ボーレート ジェネレータ P67/UO1 <P72/UO2> <P75/UO3> 受信用シフタ 送信用シフタ SIDR1/2/3 SODR1/2/3 EI2OS 受信エラー 信号 (CPU へ ) F2MC-16LX バス SMR1/2/3 レジスタ MD1 MD0 CS2 CS1 CS0 SCKE SOE SCR1/2/3 レジスタ PEN P SBL CL A/D REC RXE TXE SSR1/2/3 レジスタ PE ORE FRE RDRF TDRE BDS RIE TIE M2CR1/2/3 レジスタ SCKL M2L2 M2L1 M2L0 制御信号 *:割込み番号 70 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 13.LCD コントローラ / ドライバ LCD ( 液晶ディスプレイ ) コントローラ / ドライバは,セグメント出力およびコモン出力によって表示データメモリの内 容を LCD パネルに直接表示します。 ・最大 9 本のセグメント出力 (SEG0 から SEG8) および 4 本のコモン出力 (COM0 から COM3) が使用可能です。 ・表示 RAM 内蔵です。 ・3 種類のデューティ比 (1/2, 1/3 および 1/4) が選択可能です。ただし,バイアス設定により使用可能なデューティ比が異な ります。 ・メインクロックまたはサブクロックのいずれかが駆動クロックとして選択可能です。 ・LCD を直接駆動できます。 各バイアスの設定時に使用可能なデューティ比を下表に示します。 品名 デューティ比 1/2 バイアス デューティ比 1/3 デューティ比 1/4 × × 1/2 バイアス MB90370 シリーズ × 1/3 バイアス :推奨モード × :使用不可 (1) LCD のレジスタ構成 LCD 制御レジスタ ( 上位 ) アドレス: 0000EFH リード / ライト 初期値 15 14 13 12 11 10 9 8 SS4 VS CS1 CS0 SS3 SS2 SS1 SS0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 CSS LCEN VSEL BK MS1 MS0 FP1 FP0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 1 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 LCRH LCD 制御レジスタ ( 下位 ) アドレス: 0000EEH リード / ライト 初期値 DS07–13729–2 ビット番号 LCRL 71 MB90370 シリーズ (2) LCD のブロックダイヤグラム LCDC 電源電圧 (V1 ∼ V3) 4 タイミング コントローラ 4 サブクロック (32 kHz) V/I コンバータ 内部バス プリスケーラ 9 表示用 RAM 9 × 4 ビット コントローラ 72 セグメント出力ドライバ HCLK / 28 コモン出力ドライバ LCD 制御レジスタ (LCR) COM0 COM1 COM2 COM3 SEG0 SEG1 SEG2 SEG3 SEG4 SEG5 SEG6 SEG7 SEG8 ドライバ DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 14.A/D コンバータ A/D コンバータは , アナログ入力端子へのアナログ電圧入力 ( 入力電圧 ) をデジタル値に変換します。 コンバータには以下の特長があります。 ・最小変換時間は 6.13 µs ( マシンクロック 16 MHz 時サンプリング時間含む ) ・最小サンプリング時間は 3.75 µs ( マシンクロック 16 MHz 時 ) . ・サンプル&ホールド回路付き RC 逐次比較型変換方式を採用 ・10 または 8 ビット分解能選択可能 ・アナログ入力は最大 12 チャネルからプログラムで選択可能 ・様々な変換モード - 単発変換モード:1 チャネルを選択変換 - スキャン変換モード:複数チャネルを連続して変換。最大 12 チャネルから選択可能 - 連続変換モード:指定チャネルを繰り返し変換 - 停止変換モード:1 チャネルを変換したら一時停止して次の起動がかかるまで待機。( 変換開始の同期が可能 ) ・A/D 変換終了時には割込み要求を発生させ,EI²OS を起動することができます。 ・割込み可能状況においては,変換データ保護機能により連続変換におけるデータの欠落を防ぎます。 ・変換はソフトウェア, 16 ビットリロードタイマ 4 ( 立ち上がりエッジ ) および ADTG によって起動可能です。 (1) A/D コンバータのレジスタ構成 アナログ入力許可レジスタ 2 ビット番号 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 00002BH ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ADE11 ADE10 ADE9 ADE8 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 1 R/W 1 R/W 1 R/W 1 7 6 5 4 3 2 1 0 ADE7 ADE6 ADE5 ADE4 ADE3 ADE2 ADE1 ADE0 R/W 1 R/W 1 R/W 1 R/W 1 R/W 1 R/W 1 R/W 1 R/W 1 15 14 13 12 11 10 9 8 BUSY INT INTE PAUS STS1 STS0 STRT RESV R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 ビット番号 ADCS0 ADER2 アナログ入力許可レジスタ 1 アドレス: 00002AH リード / ライト 初期値 ビット番号 ADER1 A/D 制御ステータスレジスタ 1 アドレス: 000031H リード / ライト 初期値 ビット番号 ADCS1 A/D 制御ステータスレジスタ 0 アドレス: 000030H MD1 MD0 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ リード / ライト 初期値 R/W 0 R/W 0 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ (続く) DS07–13729–2 73 MB90370 シリーズ (続き) A/D 制御レジスタ 15 14 13 12 11 10 9 8 ANS3 ANS2 ANS1 ANS0 ANE3 ANE2 ANE1 ANE0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 00002FH S10 ST1 ST0 CT1 CT0 ⎯ D9 D8 リード / ライト 初期値 R/W 0 W 0 W 0 W 0 W 0 ⎯ ⎯ R X R X アドレス: 00002DH リード / ライト 初期値 ビット番号 ADC0 A/D データレジスタ ( 上位 ) ビット番号 ADCR1 A/D データレジスタ ( 下位 ) 7 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 00002EH D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 リード / ライト 初期値 R X R X R X R X R X R X R X R X ビット番号 ADCR0 (2) A/D コンバータのブロックダイヤグラム D/A コンバータ 逐次比較レジスタ 比較器 サンプル & ホールド回路 データレジスタ F2MC-16LX バス MPX デコーダ AN0 AN1 AN2 AN3 AN4 AN5 AN6 AN7 AN8 AN9 AN10 AN11 AVSS 入力回路 AVCC AVR ADCR0/1 A/D 制御レジスタ A/D 制御ステータスレジスタ 0 A/D 制御ステータスレジスタ 1 16- ビットリロードタイマ 4 P37/ADTG φ ADCS0/1 動作クロック プリスケーラ φ:マシンクロック 74 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 15.D/A コンバータ D/A コンバータは,8 ビットデジタル入力からアナログ出力を生成するために使用します。 D/A 制御レジスタ (DACR) 内の許可ビットを 1 に設定することにより,対応する D/A 出力チャネルを使用可能にします。 したがって,このビットを 0 に設定すると対応するチャネルはオフになります。 D/A 出力がオフの場合,各 D/A コンバータチャネルの出力に直列で挿入されたアナログスイッチはオフになります。 D/A コンバータではビットが 0 になり,直流パスが遮断されます。これは停止モードにおいても同様です。D/A コンバータの出 力電圧幅は 0V ∼ 255/256 × AVCC です。 D/A コンバータ出力には内部バッファ増幅器がありません。アナログスイッチ(=100 Ω)は出力に直列で挿入されていま す。外部から出力に負荷をかける際には,充分な安定時間をとってください。 下表に D/A コンバータの出力電圧の理論値を示します。 DA07 から DA00 および DA17 から DA10 に 書き込まれる値 出力電圧の理論値 00H 0/256 × AVCC ( = 0 V) 01H 1/256 × AVCC 02H 2/256 × AVCC : : FDH 253/256 × AVCC FEH 254/256 × AVCC FFH 255/256 × AVCC DS07–13729–2 75 MB90370 シリーズ (1) D/A コンバータのレジスタ構成 D/A コンバータレジスタ 1 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 00005BH DA17 DA16 DA15 DA14 DA13 DA12 DA11 DA10 リード / ライト 初期値 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X ビット番号 DAT1 D/A コンバータレジスタ 0 7 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 00005AH DA07 DA06 DA05 DA04 DA03 DA02 DA01 DA00 リード / ライト 初期値 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X 15 14 13 12 11 10 9 8 ビット番号 DAT0 D/A 制御レジスタ 1 アドレス: 00005DH ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ DAE1 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 00005CH ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ DAE0 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 ビット番号 DACR1 D/A 制御レジスタ 0 76 ビット番号 DACR0 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (2) D/A コンバータのブロックダイヤグラム F2MC-16LX バス DA DA DA DA DA DA DA DA 17 16 15 14 13 12 11 10 DA DA DA DA DA DA DA DA 07 06 05 04 03 02 01 00 AVCC AVCC DA17 DA07 2R 2R R DA16 R DA06 2R 2R R R DA15 DA05 DA11 DA01 2R 2R R DA10 R DA00 2R 2R 2R DAE1 スタンバイコントロール DA 出力 ch.1 DS07–13729–2 2R DAE0 スタンバイコントロール DA 出力 ch.0 77 MB90370 シリーズ 16.LPC インタフェース LPC (Low Pin Count) インタフェースは, LPC バスインタフェース,ユニバーサルパラレルインタフェース (UPI × 4 channels) ,ゲートアドレス A20 機能および LPC データバッファアレイから構成されます。LPC バスインタフェースと UPI を使用することにより,外部 LPC バス経由で外部のホスト CPU と , 同期をとってデータを交換できます。 ・LPC バスインタフェース LPC バスインタフェースによりホスト CPU から UPI へ直接アクセスできます。 ・I/O リードおよび I/O ライトサイクルのみをサポートし,他のサイクルタイプは無視されます。 ・33 MHz の LPC クロックをサポートします。 ・ユニバーサルパラレルインタフェース, UPI × 4 チャネル UPI は,LCP バスを持つホスト CPU に対して,パラレルデータをシリアルデータに変換するために使用されます。 ・8 ビットデータを送信または受信します。 ・入力および出力に対して独立にバッファ機能が使用可能です。 ・LPC バスインタフェースを介して,I/O バッファステータスを外部に出力できます。 ・UPI チャネル 0 に対するゲートアドレス A20 機能 GA20 ( ゲートアドレス A20) は,PC アーキテクチャにおいてメモリ管理を実行するためのものです。これにより,オペ レーティングシステムに必要な拡張メモリへのアクセスが可能となります。本機能は , GA20 の生成スピードを上げる ためにオンチップロジックにて提供されています。 ・データバッファアレイ データバッファアレイは,LPC バスを使った MCU と外部ホスト間のデータ転送スピードを上げるために 32 バイトの UP データレジスタおよび 16 バイトの DOWN データレジスタで構成されています。 (1) LPC バスインタフェースレジスタのレジスタ設定 LPC 制御レジスタ アドレス: 00006EH リード / ライト 初期値 78 7 6 5 4 3 2 1 0 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ LRF LRIE LPE ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 LCR DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (2) UPI のレジスタ構成 UPI アドレスレジスタ ( 上位 ) アドレス:ch.1 00005FH 15 14 13 12 11 10 9 8 ch.2 000061H ch.3 000063H UPA15 UPA14 UPA13 UPA12 UPA11 UPA10 UPA09 UPA08 R/W リード / ライト R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W X X X X X X X X 初期値 UPI アドレスレジスタ ( 下位 ) アドレス:ch.1 00005EH 7 6 5 4 3 2 1 0 ch.2 000060H ch.3 000062H UPA07 UPA06 UPA05 UPA04 UPA03 UPA02 UPA01 UPA00 リード / ライト 初期値 UPI 制御レジスタ ( 上位 ) R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X ビット番号 UPAH1 ~ UPAH3 ビット番号 UPAL1 ~ UPAL3 ビット番号 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 000065H ⎯ UPE3 IBFE3 OBEE3 ⎯ UPE2 IBFE2 OBEE2 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 DBAE UPE1 IBFE1 UPE0 IBFE0 OBEE0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 UPCH UPI 制御レジスタ ( 下位 ) アドレス: 000064H リード / ライト 初期値 OBEE1 GA20E R/W 0 R/W 0 ビット番号 UPCL UPI ステータスレジスタ アドレス:ch.0 ch.1 ch.2 ch.3 000067H 000069H 00006BH 00006DH 15 UF4 14 UF3 R/W R/W リード / ライト 0 0 初期値 UPI データ入力レジスタ / データ出力レジスタ アドレス:ch.0 ch.1 ch.2 ch.3 000066H 000068H 00006AH 00006CH リード / ライト 初期値 DS07–13729–2 7 13 12 11 10 9 UF2 UF1 A2 UF0 IBF OBF R/W 0 R/W 0 R 0 R/W 0 R 0 R 0 6 5 4 3 2 1 UPD7 UPD6 UPD5 UPD4 UPD3 UPD2 UPD1 UPD0 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X 8 ビット番号 UPS0 ~ UPS3 0 ビット番号 UPDI0 ~ UPDI3/ UPDO0 ~ UPDO03 79 MB90370 シリーズ (3) LPC データバッファレジスタのレジスタ構成 データバッファアレイアドレスレジスタ ( 上位 ) 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 003FF1H DA15 DA14 DA13 DA12 DA11 DA10 DA09 DA08 リード / ライト 初期値 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X ビット番号 DBAAH データバッファアレイアドレスレジスタ ( 下位 ) 7 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 003FF0H DA07 DA06 DA05 DA04 DA03 DA02 DA01 DA00 リード / ライト 初期値 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X UP データレジスタ ( 上位 ) アドレス:ch.0 003FC1H ch.1 003FC3H ~ ch.F 003FDFH UP15 UP14 UP13 UP12 UP11 UP10 UP09 UP08 リード / ライト 初期値 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X UP データレジスタ ( 下位 ) アドレス:ch.0 003FC0H ch.1 003FC2H ~ ch.F 003FDEH リード / ライト 初期値 15 14 7 13 6 12 5 11 4 10 3 9 2 1 UP07 UP06 UP05 UP04 UP03 UP02 UP01 UP00 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X ビット番号 DBAAL 8 ビット番号 UDRH0 ~ UDRHF 0 ビット番号 UDRL0 ~ UDRLF DOWN データレジスタ ( 上位 ) アドレス:ch.0 003FE1H 15 14 13 12 11 10 9 8 ch.1 003FE3H ~ DN15 DN13 DN12 DN11 DN10 DN09 DN08 DN14 ch.7 003FEFH リード / ライト 初期値 R X R X R X R X R X R X R X R X DOWN データレジスタ ( 下位 ) アドレス:ch0 003FE0H 7 6 5 4 3 2 1 0 ch1 003FE2H ~ DN07 DN05 DN04 DN03 DN02 DN01 DN00 DN06 ch.7 003FEEH リード / ライト 初期値 R X R X R X R X R X R X R X ビット番号 DNDH0 ~ DNDH7 ビット番号 DNDL0 ~ DNDL7 R X (続く) 80 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (続き) インデックスレジスタ 7 ⎯ アドレス: リード / ライト 初期値 6 5 4 3 2 1 ビット番号 0 ⎯ ⎯ IX05 IX04 IX03 IX02 IX01 IX00 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 IXR データポートレジスタ アドレス: ⎯ リード / ライト 初期値 DP07 DP06 DP05 DP04 DP03 DP02 DP01 DP00 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X ビット番号 DPR (4) LPC インタフェースのブロックダイヤグラム アドレス 比較器 UPI アドレスレジスタ , UPAH1 ∼ UPAH3, UPAL1 ∼ UPAL3 データバッファアレイアドレスレジスタ ,DBAA R/W UPE LPC/RW コンペア DBAE 一致 割込み要求 #16 UPI0 ~ UPI3 割込み要求 #15 IBFE OBEE UPC 割込み要求 #14 割込み要求 #13 UPS OBF0 ~ OBF3 割込み要求 #21 UF4 UF3 UF2 UF1 A2 UF0 IBF OBF LCR UPDI LRF LRIE LPE UPD7 UPD6 UPD5 UPD4 UPD3 UPD2 UPD1 UPD0 LA3 LA2 LA1 LA0 UPDO UPD7 UPD6 UPD5 UPD4 UPD3 UPD2 UPD1 UPD0 UPI0 のみ UPC GA20E EN GA20 出力生成器 LPC 内部データバス F2MC-16LX 内部データバス UPE EN R/W ステート マシン 4 LFRAME LRESET LCLK LAD3 ~ LAD0 LD7 LD6 LD5 LD4 LD3 LD2 LD1 LD0 LPC バスインタフェース GA20 DBAE UPC データバッファアレイ IXR UP データレジスタ (32 bytes) インデックスレジスタ DOWN データレジスタ (16bytes) データポートレジスタ DPR DS07–13729–2 81 MB90370 シリーズ 17.シリアル IRQ コントローラ シリアル IRQ コントローラは,6 チャネルのシリアル IRQ 制御回路および LPC クロックモニタ / 制御回路から構成され ます。シリアル IRQ コントローラを使用することにより,単線の信号線 (SERIRQ) を介し,LPC クロックと同期を取ってホ スト割込み要求を送信できます。 ・6 チャネルシリアル IRQ 制御回路 ・ 6 チャネルシリアル IRQ 制御回路には,シリアル割込み制御レジスタ (SICR) ,4 つのシリアル割込みフレーム番号レジ スタ (SIFR1 ~ SIFR4) ,プロトコルステートマシン,およびシリアル割込みデータラッチと出力の制御が含まれます。 ・ チャネル 0A,0B および 1 ∼ 3 において,SICR:OBE ビット(OBF による制御許可ビット)が 0 の場合,SICR:IRR ビット のソフトウェア設定によりシリアル IRQ を制御できます。SICR:OBE ビットが 1 の場合,ソフトウェア制御は使用でき ず,LPC UPI0 ∼ 3 からの OBF フラグ(出力バッファフルフラグ)によりシリアル IRQ が制御されます。 ・ チャネル 4 は, SICR:IRR ビットのソフトウェア設定によりシリアル IRQ が制御されます。 追加の許可ビット (SICR:EN0A/0B ビット ) により OBF0 または IRR0A/0B ビットス ・ チャネル 0A および 0B において, テータスをラッチし,保持できます。 ・ シリアル割込みデータラッチは,フレーム番号に従ってシリアル IRQ をシリアル送信します。チャネル 0A のフレーム 番号は「IRQ1」に,チャネル 0B は「IRQ12」に固定され,チャネル 1 ∼ 4 のフレーム番号は SIFR1 ∼ SIFR4 を設定するこ とによりソフトウェアで制御が可能です(IRQ1 ∼ IRQ15 および IRQ21 ∼ IRQ31)。 ・ SERIRQ および LPC クロック端子のモニタにより,プロトコルステートマシンは START フレームコンディションを検 出します。その後,DATA フレームの計測を開始し,SERIRQ を介してシリアル IRQ を送信します。最後に STOP フレーム コンディションを検出し , コンティニュアスモード / クワイエットモードに切り替わります。 ・ シリアル割込み出力制御は,コンティニュアスモード / クワイエットモードの両方による動作をサポートします。コン ティニュアスモード動作では,ホストだけがシリアル IRQ 送信を開始でき,クワイエットモード動作では,ホストとス レーブ(たとえばシリアル IRQ コントローラ)の両方がシリアル IRQ 送信を開始できます。 ・LPC クロックモニタ / 制御回路 ・ LPC クロックモニタ / 制御回路は,クロックランモニタ / 制御回路から構成されます。クロックラン端子 (CLKRUN) , を モニタすることにより,クロックモニタ / 制御回路は,クワイエットモードの動作においてホストが LPC クロックを止 めたかどうかを判別できます。LPC クロックが止められ,さらにコントローラからシリアル IRQ 送信の開始を要求した い場合,CLKRUN 端子を制御することによりホストに LPC クロックをリスタートするよう要求できます。 82 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (1) シリアル IRQ コントローラのレジスタ設定 シリアル割込み制御レジスタ ( 下位 ) アドレス: 000032H リード / ライト 初期値 7 6 5 4 3 2 1 0 EN0B EN0A IRR4 IRR3 IRR2 IRR1 IRR0B IRR0A R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 15 14 13 12 11 10 9 8 IRQEN RSEN BUSY OBE3 OBE2 OBE1 R/W 0 R/W 0 R 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 6 5 4 3 2 1 0 ビット番号 SICRL シリアル割込み制御レジスタ ( 上位 ) アドレス: 000033H リード / ライト 初期値 OBE0B OBE0A ビット番号 SICRH シリアル割込みフレーム番号レジスタ 1 7 アドレス: 000034H ⎯ ⎯ LV1 FR14 FR13 FR12 FR11 FR10 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 SIFR1 シリアル割込みフレーム番号レジスタ 2 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 000035H ⎯ ⎯ LV2 FR24 FR23 FR22 FR21 FR20 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 000036H ⎯ ⎯ LV3 FR34 FR33 FR32 FR31 FR30 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 000037H ⎯ ⎯ LV4 FR44 FR43 FR42 FR41 FR40 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 SIFR2 シリアル割込みフレーム番号レジスタ 3 ビット番号 SIFR3 シリアル割込みフレーム番号レジスタ 4 DS07–13729–2 ビット番号 SIFR4 83 MB90370 シリーズ (2) シリアル IRQ コントローラのブロックダイヤグラム シリアル IRQ 制御回路 6 チャネルシリアル IRQ 制御回路 F2MC-16LX バス LCKL ストップ ステータス OBF0 OBF1 OBF2 OBF3 LPC インタフェースの UPI0 ~ UPI3 より SIRQ Pin SERIRQ LCLK Pin LCK LRESET Pin LRESET LCLK リスタート要求 LPC クロック モニタ / 制御回路 LCLK LRESET CRUN 84 OBF0 OBF1 OBF2 OBF3 Pin CLKRUN DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (3) 6 チャネルシリアル IRQ 制御回路のブロックダイヤグラム IRQEN レジスタライト 不許可 F2MC-16LX バス シリアル割込み 制御レジスタ ( 下位 ) OBE0A, OBE0B, OBE1 ~ OBE3 シリアル割込み 制御レジスタ ( 上位 ) SERIRQ busy SIRQ 許可 OBF0 OBF1 OBF2 OBF3 IRR0A, IRR0B, IRR1 ~ IRR3 ソフトウェア 制御 ハードウェア 制御 シリアル IRQ 制御選択 チャネル 0A, 0B, 1 ∼ 3 IRR4 EN0A, EN0B チャネル 0A, 0B に対するラッチ チャネル 1 ∼ 4 シリアル割込みデータラッチ / 出力制御 シリアル割込み フレーム番号 レジスタ SIRQO シリアル IRQ フレーム番号 LCK LRESET シリアル IRQ サ ンプルサイクル フレームサイ クルカウント シリアル IRQ 送信要求 プロトコル ステートマシン SIRQI LCKL ストップステータス LCLK リスタート要求 DS07–13729–2 85 MB90370 シリーズ (4) LPC クロックモニタ / 制御回路のブロックダイヤグラム F2MC-16LX バス RSEN LCK リスタート 要求 LCK リスタート 要求 クロックラン モニタ / 制御 IRQEN CRUNO enable LCK stop status CRUNO CRUNI LCK LRESET 86 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 18.3 チャネル PS/2 インタフェース 3 チャネル PS/2 インタフェースには, 3 つの独立した 3 チャネルの PS/2 インタフェースが含まれ,これらのチャネルは 同時に動作させることができます。PS/2 インタフェースは 2 本のワイヤによる双方向性シリアルバスで,ホスト(キーボー ドコントローラ)とデバイス(キーボード,マウスなど)の間で経済的にデータ交換を行う方法を提供します。 (1) 3 チャネル PS/2 インタフェースのレジスタ構成 PS/2 インタフェースモードレジスタ ビット番号 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 000059H ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ NFS1 NFS0 DIV1 DIV0 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 PSMR PS/2 インタフェースデータレジスタ (Ch.1) アドレス:ch.1 000057H リード / ライト 初期値 15 14 13 12 11 10 9 8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 PSDR1 PS/2 インタフェースデータレジスタ (Ch.0, Ch.2) 7 アドレス:ch.1 000056H ch.2 000058H リード / ライト 初期値 6 5 4 3 2 1 0 PSDR0/2 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 PS/2 インタフェースステータスレジスタ アドレス:ch.0 000051H 15 14 13 12 11 10 9 8 ch.1 000053H ch.2 000055H PE FED FRE/NAK RAF TS TBC BNR TC リード / ライト R R R R R R R R/W 初期値 0 0 0 0 0 0 0 0 PS/2 インタフェース制御レジスタ アドレス:ch.0 000050H 7 ch.1 000052H ch.2 000054H PS2E リード / ライト 初期値 DS07–13729–2 ビット番号 R/W 0 6 5 4 3 2 1 0 ビット番号 PSSR0/1/2 ビット番号 PSCR0/1/2 ⎯ ⎯ FEDE IE BREQ TE RE ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 87 MB90370 シリーズ (2) 3 チャネル PS/2 インタフェースのブロックダイヤグラム F2MC-16LX バス PSCKI0 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ NFS1 NFS0 DIV1 DIV0 2 PSMR PSDAI0 ノイズフィルタ ノイズフィルタ チャネル 0 送信 / 受信回路 PSCKO0 PSDAO0 割込み 要求 0 PSCKI1 PSDAI1 ノイズフィルタ ノイズフィルタ チャネル 1 送信 / 受信回路 PSCKO1 PSDAO1 割込み 要求 1 φ プリスケーラ サーキット 1/8 1/16 1/32 88 セレクター PSCKI2 1/4 PSDAI2 ノイズフィルタ ノイズフィルタ サンプリングクロック チャネル 2 送信 / 受信回路 PSCKO2 PSDAO2 割込み 要求 2 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (3) PS/2 インタフェース送信 / 受信回路 (1 チャネル ) のブロックダイヤグラム F2MC-16LX バス サンプリング クロック PSDAI 同期回路 SYNDA SYNCK PSDR D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 PSDAO PSCKI 送信 スタート 受信 スタート 受信制御回路 送信制御回路 受信完了検出 アクノリッジ受信 生成 パリティチェック パリティ発生 受信スタート検出 受信許可 受信ステータス判定 PE & FRE 受信中 送信中継 要求 受信完了 送信完了検出 送信許可 アクノリッジ 送信完了 結果 送信完了手順回路 PSCKO 送信 ステータス フラグ clear Error flags 立下りエッジ 検出 PS2E ⎯ PSCR ⎯ FEDE IE BREQ TE RE PE FED FRE/ NAK RAF PSSR TS TBC BNR TC インタフェース 割込み #23 (17H)* ch0/1 #24 (18H)* ch2 F2MC-16LX バス *:割込み番号 DS07–13729–2 89 MB90370 シリーズ 19.パリティジェネレータ パリティジェネレータは,入力データに基づいて奇数 / 偶数パリティを生成する単純な回路です。パリティジェネレー タデータレジスタ (PGDR) ,奇数 / 偶数パリティ生成ロジック,およびパリティジェネレータ制御ステータスレジスタ (PGCSR) が含まれます。 8 ビットデータを PGDR 内にロードでき,その後パリティジェネレータが入力データに基づいて奇数 / 偶数パリティを 生成します。PGCSR の設定により,奇数または偶数のいずれかのパリティを生成できます。 奇数パリティの生成において,PGDR の「1」の数が偶数の場合,PGCSR のパリティビットは「1」に設定され,偶数でない場 合には「0」に設定されます。 偶数パリティの生成において,PGDR の「1」の数が偶数の場合,PGCSR のパリティビットは「0」に設定され,偶数でない場 合には「1」に設定されます。 下表に奇数 / 偶数パリティ生成の例を示します。 入力データ パリティビット ( 奇数パリティ ) パリティビット ( 偶数パリティ ) 0000 0000B 0101 0101B 1000 0000B 1010 1011B 1 1 0 0 0 0 1 1 (1) パリティジェネレータのレジスタ構成 パリティジェネレータデータレジスタ アドレス: 000018H リード / ライト 初期値 7 6 5 4 3 2 1 0 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X ビット番号 PGDR パリティジェネレータ制御ステータスレジスタ アドレス: 000019H リード / ライト 初期値 90 15 14 13 12 11 10 9 8 PRTY ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ PSEL R X ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 ビット番号 PGCSR DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (2) パリティジェネレータのブロックダイヤグラム 8 パリティジェネレータデータレジスタ F2MC-16LX 内部バス 8 パリティ生成ロジック 結果 2 DS07–13729–2 奇数 / 偶数 パリティジェネレータ 制御ステータスレジスタ 91 MB90370 シリーズ 20.ビットデコーダ ビットデコーダは, キースキャン入力と同時に使用できる単純なワンホットデコーダです。 ビットデコーダは, ビット データレジスタ(BDR),デコードロジックおよびビット結果レジスタ(BRR) で構成されています。4 ビット符号化データ を BDR 内にロードでき,その後デコーダロジックでデータを解読し,16 ビットの結果データを BRR に保存します。デコー ダのロジックテーブルを以下に示します。 4 ビット符号化データ 16 ビット結果データ 0H 1H 2H 3H 4H 5H 6H 7H 8H 9H AH BH CH DH EH FH 0000 0000 0000 0001B 0000 0000 0000 0010B 0000 0000 0000 0100B 0000 0000 0000 1000B 0000 0000 0001 0000B 0000 0000 0010 0000B 0000 0000 0100 0000B 0000 0000 1000 0000B 0000 0001 0000 0000B 0000 0010 0000 0000B 0000 0100 0000 0000B 0000 1000 0000 0000B 0001 0000 0000 0000B 0010 0000 0000 0000B 0100 0000 0000 0000B 1000 0000 0000 0000B (1) ビットデコーダのレジスタ設定 ビットデータレジスタ 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 0000E1H ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ D3 D2 D1 D0 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W X R/W X R/W X R/W X 15 14 13 12 11 10 9 8 ビット番号 BDR ビット結果レジスタ ( 上位 ) アドレス: 0000E3H R15 R14 R13 R12 R11 R10 R9 R8 R X R X R X R X R X R X R X R X 7 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 0000E2H R7 R6 R5 R4 R3 R2 R1 R0 リード / ライト 初期値 R X R X R X R X R X R X R X R X リード / ライト 初期値 ビット番号 BRRH ビット結果レジスタ ( 下位 ) 92 ビット番号 BRRL DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (2) ビットデコーダのブロックダイヤグラム 4 ビットデータレジスタ F2MC-16LX 内部バス 4 デコードロジック 16 16 ビット結果レジスタ DS07–13729–2 93 MB90370 シリーズ 21.ウェイクアップ割込み ウェイクアップ割込み回路は,外部割込み端子への「L」レベル入力の信号を検出し , CPU へ割込み要求を発生します。こ れらの割込みにより,スタンバイモードから CPU をウェイクアップさせることができます。 ウェイクアップ割込み端子 : 8 端子 (P00/KSI0 から P07/KSI7) ウェイクアップ割込み要因 : ウェイクアップ割込み端子への「L」レベル信号入力 割込み制御 : ウェイクアップ割込み制御レジスタ(EICR)によって制御されているウェイクアップ 割込み入力を許可または不許可にする。 割込みフラグ : ウェイクアップ割込みフラグレジスタ(EIFR)の IRQ フラグビット。IRQ がある際に フラグがセットされる。 割込み要求 : 使用可能な外部割込み端子のいずれかが LOW になると,割込み要求 #20 が発生され る。 (1) ウェイクアップ割込みのレジスタ設定 ウェイクアップ割込みフラグレジスタ 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 0000ADH ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ WIF リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 6 5 4 3 2 1 0 ビット番号 EIFR ウェイクアップ割込み制御レジスタ 7 アドレス: 0000ACH EN7 EN6 EN5 EN4 EN3 EN2 EN1 EN0 リード / ライト 初期値 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 EICR (2) ウェイクアップ割込みのブロックダイヤグラム 7 6 5 4 3 2 1 0 EICR P07/KSI7 P06/KSI6 P05/KSI5 EIFR P04/KSI4 P03/KSI3 P02/KSI2 P01/KSI1 P00/KSI0 割込み要求生成 94 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 22.DTP/ 外部割込み DTP (Data Transfer Peripheral) / 外部割込み回路は,DTP/ 外部割込み端子に供給された信号により起動します。 CPU は,通 常のハードウェアの割込みと同じ手順で信号を受信し, 外部割込みを発生, または拡張インテリジェント I/O サービス (EI2OS)を起動します。 DTP/ 外部割込みの特徴: ・合計 6 つの外部割込みチャネル ・インテリジェント I/O サービスには 2 つの要求レベル(「H」と「L」)を供給 ・外部割込み要求には 4 つの要求レベル(立ち上がり/立下りエッジ,立ち下がりエッジ, 「H」レベル,および「L」レベル)を 供給 (1) レジスタ設定 DTP/ 割込み要因レジスタ アドレス: 000027H リード / ライト 初期値 15 14 13 12 11 10 9 8 ⎯ ⎯ ER5 ER4 ER3 ER2 ER1 ER0 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 ⎯ ⎯ EN5 EN4 EN3 EN2 EN1 EN0 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 15 14 13 12 11 10 9 8 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ LB5 LA5 LB4 LA4 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 7 6 5 4 3 2 1 0 LB3 LA3 LB2 LA2 LB1 LA1 LB0 LA0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 ビット番号 EIRR DTP/ 割込みイネーブルレジスタ アドレス: 000026H リード / ライト 初期値 ビット番号 ENIR 要求レベル設定レジスタ ( 上位 ) アドレス: 000029H リード / ライト 初期値 ビット番号 ELVRH 要求レベル設定レジスタ ( 下位 ) アドレス: 000028H リード / ライト 初期値 DS07–13729–2 ビット番号 ELVRL 95 MB90370 シリーズ (2) DTP/ 外部割込みのブロックダイヤグラム 要求レベル設定レジスタ (ELVR) LB5 LA5 LB4 LA4 LB3 LA3 LB2 LA2 LB1 LA1 LB0 LA0 2 2 2 2 2 2 Selector Pin P60/INT0 Selector Pin 内部データバス P61/INT1 Pin Selector Selector P65/INT5 Pin P62/INT2 Selector Pin Selector Pin P64/INT4 P63/INT3 ER5 ER4 ER3 ER2 ER1 ER0 DTP/ 割込み要因レジスタ (EIRR) 割込み要求番号 #17(11H) #18(12H) #19(13H) EN5 96 EN4 EN3 EN2 EN1 EN0 DTP/ 割込みイネーブルレジスタ (ENIR) DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 23.遅延割込み発生モジュール 遅延割込み発生モジュールは,タスク切り替えの割込みを発生させるために使用します。このモジュールを使ったソフ トウェアにより,F2MC-16LX CPU への割込み要求を発生および解除できます。 (1) レジスタ構成 遅延割込み発生モジュールレジスタ 15 14 13 12 11 10 9 8 アドレス: 00009FH ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R0 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 ビット番号 DIRR F2MC-16LX バス (2) ブロックダイヤグラム DS07–13729–2 遅延割込み要求発生 / 解除デコーダ 割込み要求ラッチ 97 MB90370 シリーズ 24.ROM コレクション機能 あるアドレスがアドレス検出レジスタ内の設定値に一致すると, CPU にロードされる命令コードは INT9 命令コード (01H)に強制的に書き換えられ,CPU は INT9 命令を実行します。ROM コレクション機能は,INT9 を使って割込みルーチン を処理することにより,実行されます。 デバイスには2つのアドレス検出レジスタがあり,それぞれには比較許可ビットが与えられています。アドレス検出レジ スタに設定された値があるアドレスに一致し,割込み許可ビットが「1」のとき,CPU にロードされる命令コードは強制的に INT9 命令コードに書き換えられます。 (1) レジスタ構成 プログラムアドレス検出制御 / ステータスレジスタ 7 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 00009EH ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ AD1E AD1D AD0E AD0D リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 5 4 3 2 1 0 ビット番号 PACSR プログラムアドレス検出レジスタ 0 ( 上位バイト ) 7 6 PADRH0 アドレス: 001FF2H リード / ライト 初期値 ビット番号 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X 12 11 10 9 8 プログラムアドレス検出レジスタ 0 ( 中間バイト ) 15 14 13 PADRM0 アドレス: 001FF1H リード / ライト 初期値 ビット番号 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X 4 3 2 1 0 プログラムアドレス検出レジスタ 0 ( 下位バイト ) 7 6 5 リード / ライト 初期値 ビット番号 PADRL0 アドレス: 001FF0H R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X (続く) 98 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (続き) プログラムアドレス検出レジスタ 1 ( 上位バイト ) 15 14 13 12 11 10 9 ビット番号 8 アドレス: 001FF5H リード / ライト 初期値 PADRH1 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X プログラムアドレス検出レジスタ 1 ( 中間バイト ) リード / ライト 初期値 ビット番号 7 6 5 4 3 2 1 0 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X 12 11 10 9 8 アドレス: 001FF4H PADRM1 プログラムアドレス検出レジスタ 1 ( 下位バイト ) 15 14 13 ビット番号 PADRL1 アドレス: 001FF3H リード / ライト 初期値 R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X R/W X (2) ブロックダイヤグラム アドレスラッチ F2MC-16LX バス 比較器 DS07–13729–2 INT9 命令 アドレス検出レジスタ 0/1 F2MC-16LX CPU AD0E/AD1E AD0D/AD1D PACSR 99 MB90370 シリーズ 25.ROM ミラー機能選択モジュール ROM ミラー機能選択モジュールは, 00 バンクを介して ROM に割り付けられた FF バンクが見るものを,レジスタ設定に 従って選択します。 (1) レジスタ構成 ROM ミラー機能選択レジスタ 15 14 13 12 11 10 9 8 0006FH ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ MS M1 リード / ライト 初期値 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ R/W 0 W 1 アドレス: ビット番号 ROMM (2) ブロックダイヤグラム F2MC-16LX バス ROM ミラーレジスタ アドレス領域 FF バンク 00 バンク ROM 100 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 26.512K ビットフラッシュメモリ CPU メモリマップ上の FFH バンクには, 512K ビットのフラッシュメモリが割り付けられています。マスク ROM 同様,フ ラッシュメモリは読み取り可能で,フラッシュメモリインタフェース回路によりCPUへのプログラムアクセスも可能とな ります。フラッシュメモリは,CPU からの命令により,フラッシュメモリインタフェース回路を介してプログラムまたは消 去することができます。従ってフラッシュメモリは,CPU が制御している基板上でプログラム ( アップデート ) できるた め,プログラムコードおよびデータの改善を効率的に行うことができます。 なお, 「セクタ保護許可」などのセクタ機能は使 用できないため,注意してください。 512K ビットフラッシュメモリの特徴: ・64K ワード× 8 ビット / 32K ワード× 16 ビット (16K + 8K + 8K + 32K) セクタ構成 ・自動プログラムアルゴリズム (Embedded Algorithm:MBM29F400TA と同様 ) ・消去一時停止 / 消去再開機能の搭載 ・データ・ポーリングまたはトグル・ビットによる書き込み / 消去の完了検出 ・CPU 割込みによる書き込み / 消去の完了検出 ・JEDEC 標準型コマンドと互換 ・セクタごとの消去も可能 ( セクタの組み合わせ自由 ) ・書き込み / 消去回数 10,000 回保証 (1) レジスタ構成 フラッシュメモリ制御ステータスレジスタ 7 6 5 4 3 2 1 0 アドレス: 0000AEH INTE RDYINT WE RDY Reserved LPM1 Reserved LPM0 リード / ライト 初期値 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R 1 W 0 R/W 0 W 0 R/W 0 DS07–13729–2 ビット番号 FMCS 101 MB90370 シリーズ (2) 512K ビットフラッシュメモリのセクタ構成 512K ビットフラッシュメモリは,下図に示すとおりセクタが設定されています。図中のアドレスは各セクタの上位およ び下位アドレスです。 CPU からアクセスする際には, SA0 および SA1 から SA3 を FF バンクレジスタに各々割り付けます。 フラッシュメモリ CPU アドレス ライタアドレス * FFFFFFH 7FFFFH FFC000H FFBFFFH 7C000H 7BFFFH FFA000H 7A000H FF9FFFH 79FFFH FF8000H 78000H FF7FFFH 77FFFH FF0000H 70000H SA3 (16 Kbytes) SA2 (8 Kbytes) SA1 (8 Kbytes) SA0 (32 Kbytes) *:パラレルライターによってフラッシュメモリ内にデータを書き込む場合,ライターアドレスは CPU アドレスに一致 します。 ライターアドレスは,汎用ライターを使ってデータをプログラム / 消去するときに使用します。 102 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 (VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V) 項目 記号 定格値 単位 備考 最小 最大 VCC VSS − 0.3 VSS + 4.0 V CVCC VSS − 0.3 VSS + 4.0 V VCC ≧ CVCC *1 AVCC VSS − 0.3 VSS + 4.0 V VCC ≧ AVCC *1 AVR VSS − 0.3 VSS + 4.0 V AVCC ≧ AVR, AVR ≧ AVSS 比較基準入力電圧 CVRH1 CVRH2 CVRL VSS − 0.3 VSS + 4.0 V CVCC ≧ CVRH1, CVRH1 ≧ CVSS CVCC ≧ CVRH2, CVRH2 ≧ CVSS CVCC ≧ CVRL, CVRL ≧ CVSS LCD 電源電圧 V1 ~ V3 VSS − 0.3 VSS + 4.0 V V1 ∼ V3 は VCC を超えてはいけませ ん。 VI1 VSS − 0.3 VSS + 4.0 V P40 ~ P45, P80 ~ P82, P90 ~ P95 を除く全 ての端子 *2 VI2 VSS − 0.3 VSS + 6.0 V P40 ~ P45, P80 ~ P82, P90 ~ P95 VO VSS − 0.3 VSS + 4.0 V *2 ICLAMP − 2.0 + 2.0 mA *4 Σ|ICLAMP| ⎯ 20 mA *4 IOL1 ⎯ 10 mA PF0 ~ PF7 を除く全ての端子 *3 IOL2 ⎯ 20 mA PF0 ~ PF7*3 IOLAV1 ⎯ 4 mA PF0 ~ PF7 を除く全ての端子 平均出力電流=動作電流×動作効率 IOLAV2 ⎯ 12 mA PF0 ~ PF7 平均出力電流=動作電流×動作効率 “L” レベル最大総出力電流 ΣIOL ⎯ 100 mA “L” レベル平均総出力電流 ΣIOLAV ⎯ 50 mA 平均出力電流=動作電流×動作効率 “H” レベル最大出力電流 IOH ⎯ − 10 mA *3 “H” レベル平均出力電流 IOHAV ⎯ −3 mA 平均出力電流=動作電流×動作効率 “H” レベル最大総出力電流 ΣIOH ⎯ − 100 mA “H” レベル平均総出力電流 ΣIOHAV ⎯ − 50 mA 消費電力 PD ⎯ 200 mW 動作温度 TA − 40 + 85 °C 保存温度 Tstg − 55 + 150 °C 電源電圧 A/D コンバータ基準入力電圧 入力電圧 出力電圧 最大クランプ電流 最大総クランプ電流 “L” レベル最大出力電流 “L” レベル平均出力電流 平均出力電流=動作電流×動作効率 * 1:AVCC, CVCC, VCC は同じ電圧に設定してください。電源投入時 , AVR, CVRH1, CVRH2, CVRL は VCC + 0.3 V を超え ないようにして下さい。 * 2:VI, VO は VCC + 0.3 V を超えてはいけません。VI は定格電圧を超えてはいけません。ただし , 外部の部品を使用し て入力への電流または入力からの電流の最大値を制限する場合は , VI 定格に代わって ICLAMP 定格が適用されます。 * 3:最大出力電流は , 該当する端子一本のピーク値を規定します。 * 4:該当端子:P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P47, P50 ∼ P57, P60 ∼ P67, P70 ∼ P77, PA0 ∼ PA6, PC3 ∼ PC7, PD0 ∼ PD3, PD6, PD7 推奨動作条件内でご使用ください。 直流電圧 ( 電流 ) でご使用ください。 + B 信号とマイコンの間には,必ず制限抵抗を接続し,+ B 信号を印加してください。 + B 入力時にマイコン端子に入力される電流が , 瞬時・定時を問わず規格値以下になるように制限抵抗の値を設定 してください。 DS07–13729–2 103 MB90370 シリーズ 低消費電力モードなどマイコン駆動電流が少ない動作状態では , + B 入力電位が保護ダイオードを通して Vcc 端子 の電位を上昇させ , 他の機器への影響を及ぼす可能性がありますのでご注意ください。 マイコン電源が OFF 時 (0 V に固定していない場合 ) に+ B 入力がある場合は , 端子から電源が供給されているた め , 不完全な動作を行う可能性がありますのでご注意ください。 電源投入時に+ B 入力がある場合は , 端子からの電源供給がされているため , パワーオンリセットが動作しない電 源電圧になる可能性がありますのでご注意ください。 + B 入力端子は,オープン状態にならないようにご注意ください。 A/D 入力端子を除くアナログ系入出力端子 (LCD 駆動端子 , コンパレータ入力端子 ) は , + B 入力ができませんので ご注意ください。 推奨回路例: ・入出力等価回路 保護ダイオード Vcc P-ch 制限抵抗 + B 入力 (0 V ∼ 16 V) N-ch R <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 104 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 2. 推奨動作条件 (VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V) 項目 1 電源電圧 * A/D コンバータ基準 入力電圧 *2 LCD 電源電圧 動作温度 記号 規格値 単位 備考 最小 最大 VCC 3.0 3.6 V CVCC 3.3 3.6 V VCC 1.8 3.6 V ストップモード時の RAM 状態保持 AVR 0 AVCC V 通常動作保証範囲 V1 ~ V3 VSS VCC V V1 ~ V3 端子 ( 最適値は , 使用する液晶表示素子の特性によ り決まります。) TA − 40 + 85 °C 通常動作保証範囲 * 1:AVCC, CVCC, VCC は同じ電圧に設定してください。 * 2:電源投入時 , AVR, CVRH1, CVRH2, CVRL は VCC + 0.3 V を超えないようご注意ください。 <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 DS07–13729–2 105 MB90370 シリーズ 3. 直流規格 (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 “H” レベル入力 電圧 記号 端子名 条件 規格値 単位 備考 VCC + 0.3 V CMOS 入力端子 ⎯ VCC + 0.3 V CMOS ヒステリ シス入力端子 0.8 VCC ⎯ VSS + 5.5 V 5 V 耐圧 CMOS ヒステリ シス入力端子 0.7 VCC ⎯ VSS + 5.5 V 5 V 耐圧 CMOS 入力端子 2.1 ⎯ VSS + 5.5 V SM bus 入力 端子 最小 標準 最大 VIH P10 ~ P17 P20 ~ P27 P30 ~ P37 P46 ~ P47 P50 ~ P57 PA0 ~ PA6 PB0 ~ PB7 PC0 ~ PC7 PD0 ~ PD7 PF0 ~ PF7 0.7 VCC ⎯ VIHS P00 ~ P07 P60 ~ P67 P70 ~ P77 PE0 ~ PE7 RST 0.8 VCC VIHS5 P40 ~ P45 VIH5 P82 ⎯ VIHSM P80 ~ P81 P90 ~ P95 VIHM MD0 ~ MD2 VCC − 0.3 ⎯ VCC + 0.3 V モード端子 VIL P10 ~ P17 P20 ~ P27 P30 ~ P37 P46 ~ P47 P50 ~ P57 P82 PA0 ~ PA6 PB0 ~ PB7 PC0 ~ PC7 PD0 ~ PD7 PF0 ~ PF7 VSS − 0.3 ⎯ 0.3 VCC V CMOS 入力端子 VILS P00 ~ P07 P40 ~ P45 P60 ~ P67 P70 ~ P77 PE0 ~ PE7 RST VSS − 0.3 ⎯ 0.2 VCC V CMOS ヒステリ シス入力端子 “L” レベル入力 電圧 (続く) 106 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 VILSM 単位 備考 0.8 V SM bus 入力 端子 ⎯ VSS + 0.3 V モード端子 VSS − 0.3 ⎯ VSS + 5.5 V VSS − 0.3 ⎯ VCC + 0.3 V VCC = 3.0 V IOH1 =− 4.0 mA VCC − 0.5 ⎯ ⎯ V PF0 ~ PF7 VCC = 3.0 V IOH2 =− 8.0 mA VCC − 0.5 ⎯ ⎯ V VOL1 PF0 ~ PF7 を除く全ての ポート端子 IOL1 = 4.0 mA ⎯ ⎯ 0.4 V VOL2 PF0 ~ PF7 IOL2 = 12.0 mA ⎯ ⎯ 0.4 V IIL すべての入力 端子 VCC = 3.3 V, VSS < VI < VCC −5 ⎯ +5 µA ILEAK P40 ~ P46 P80 ~ P82 P90 ~ P95 ⎯ ⎯ ⎯ 5 µA ⎯ 37 45 mA MB90F372 ⎯ 30 35 mA MB90372 ⎯ 15 20 mA ⎯ 23 80 µA 標準 最大 P80, P81 P90 ~ P95 VSS − 0.3 ⎯ VILM MD0 ~ MD2 VSS − 0.3 VD5 P40 ~ P45 P80 ~ P82 P90 ~ P95 VD P46 VOH1 P40 ~ P46 P80 ~ P82 P90 ~ P95 PF0 ~ PF7 を除く全ての ポート端子 VOH2 “H”レベル出力電圧 “L” レベル出力電圧 入力リーク電流 (High-Z 出力 リーク電流 ) オープンドレイン 出力リーク電流 規格値 最小 “L” レベル入力電圧 オープンドレイン 出力端子印加電圧 条件 ⎯ ICC VCC = 3.3 V, 内部動作 16 MHz 時 ICCS VCC = 3.3 V, 内部動作 16 MHz 時 , スリープモード時 電源電流 * VCC ICCL VCC = 3.3 V, 外部 32 kHz, 内部動作 8 kHz 時 , In sub-clock mode, TA =+ 25 °C (続く) DS07–13729–2 107 MB90370 シリーズ (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 電源電流 * 入力容量 LCD 分周抵抗 COM0 ∼ COM3 出力インピーダ ンス SEG0 ∼ SEG8 出力インピーダ ンス LCD リーク電流 記号 端子名 条件 規格値 単位 最小 標準 最大 ICCLS VCC = 3.3 V, 外部 32 kHz, 内部動作 8 kHz 時 , サブクロックスリー プモード時 , TA =+ 25 °C ⎯ 10 50 µA ICCWAT VCC = 3.3 V, 外部 32 kHz, 内部動作 8 kHz 時 , ウォッチモード時 , TA =+ 25 °C ⎯ 1.5 30 µA ICCT VCC = 3.3 V, 内部動作 16 MHz 時 , タイムベースタイマ モード時 ⎯ 1.3 2 mA ICCH VCC = 3.3 V, ストップモード時 , TA =+ 25 °C ⎯ 1 20 µA ⎯ 5 15 pF VCC, V3 間 VCC = 3.3 V 時 100 200 400 V3, V2 間 V2, V1 間 V1, VSS 間 VCC = 3.3 V 時 50 100 200 ⎯ ⎯ 5 kΩ ⎯ ⎯ 5 kΩ CIN VCC VCC, AVCC, CVCC, VSS, AVSS, CVSS を除く全ての 入力端子 ⎯ RLCD ⎯ 備考 kΩ RVCOM COM0 ∼ COM3 RVSEG SEG0 ∼ SEG8 LLCDL V1 ∼ V3 COM0 ~ COM3 SEG0 ~ SEG8 ⎯ ⎯ ⎯ ±1 µA P00 ∼ P07 P10 ∼ P17 P20 ∼ P27 P30 ∼ P37 RST ⎯ 25 50 100 kΩ MD2 ⎯ 25 50 100 kΩ V1 ~ V3 = 3.3 V プルアップ 抵抗値 RUP プルダウン 抵抗値 RDOWN MB90V370, MB90372 *:電源電流は外部クロックで規定されています。 108 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 4. 交流規格 (1) クロックタイミング (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 クロック周波数 クロックサイクルタイム 入力クロックパルス幅 入力クロック立上り / 立下り時間 記号 端子名 FCH FCH FCH 条件 規格値 備考 標準 最大 X0, X1 3 ⎯ 16 MHz 発振回路使用時 X0, X1 3 ⎯ 16 MHz 外部クロック入力時 8 ⎯ 16 MHz PLL 1 逓倍 * 4 ⎯ 8 MHz PLL 2 逓倍 * 3 ⎯ 5.33 MHz PLL 3 逓倍 * 3 ⎯ 4 MHz PLL 4 逓倍 * X0, X1 FCL X0A, X1A ⎯ 32.768 ⎯ kHz tHCYL X0, X1 31.25 ⎯ 333 ns tLCYL X0A, X1A ⎯ 30.5 ⎯ µs PWH PWL X0 5 ⎯ ⎯ ns 推奨デューティ比 30%∼ 70% PWHL PWLL X0A ⎯ 15.2 ⎯ µs 推奨デューティ比 30%∼ 70% tCR tCF X0 ⎯ ⎯ 5 ns 外部クロック 動作時 fCP ⎯ 1.5 ⎯ 16 MHz メインクロック 動作時 fLCP ⎯ ⎯ 8.192 ⎯ kHz tCP ⎯ 62.5 ⎯ 666 ns メインクロック 動作時 tLCP ⎯ ⎯ 122.1 ⎯ µs サブクロック 動作時 ⎯ 内部動作クロック周波数 内部動作クロック サイクル時間 単位 最小 サブクロック 動作時 *:PLL 使用時はクロック周波数の範囲に制限があります。 「・PLL 動作保証範囲 発振周波数と内部動作クロック周波 数の関係」のグラフの範囲内で使用してください。 DS07–13729–2 109 MB90370 シリーズ X0, X1 クロックタイミング tHCYL 0.8 VCC X0 0.2 VCC PWH PWL tCF tCR X0A, X1A クロックタイミング tLCYL 0.8 VCC X0A 0.2 VCC PWHL PWLL tCF 110 tCR DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ・PLL 動作保証範囲 内部動作クロック周波数と電源電圧の関係 電源電圧 VCC (V) 3.6 PLL 動作保証範囲 3.0 通常動作保証範囲 1.5 8 4 16 内部動作クロック fCP (MHz) 発振周波数と内部動作クロック周波数の関係 内部動作クロック fCP (MHz) 4 逓倍 3 逓倍 2 逓倍 1 逓倍 16 12 9 8 逓倍なし 4 3 4 8 16 原発振クロック fC (MHz) DS07–13729–2 111 MB90370 シリーズ 交流規格は以下の測定基準電圧値で規定しています。 ・入力信号波形 ヒステリシス入力端子 ・出力信号波形 出力端子 0.8 VCC 2.4 V 0.2 VCC 0.8 V CMOS 入力端子 0.7 VCC 0.3 VCC SM bus 入力端子 2.1 V 0.8 V 112 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (2) リセット入力タイミング (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 リセット入力時間 記号 tRSTL 端子名 規格値 条件 ⎯ RST 単位 備考 最小 最大 16 tCP ⎯ ns 通常動作時 振動子の発振時間 * + 16 tCP ⎯ ms ストップモード, サブクロック モード時 *:振動子の発振時間は , 振幅の 90%に達した時間です。水晶発振子は数 ms ∼数十 ms, セラミック発振子は 数百 µs ∼数 ms, 外部クロックは 0 ns となります。 ・ストップモード , サブクロックモード時 tRSTL RST 0.2 Vcc 0.2 Vcc 振幅の 90% X0 内部動作 クロック 振動子の発振時間 16 tCP 発振安定待ち時間 命令実行 内部リセット DS07–13729–2 113 MB90370 シリーズ (3) パワーオンリセット (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 電源立上り時間 電源断時間 記号 端子名 tR VCC* * tOFF VCC 規格値 条件 ⎯ 単位 最小 最大 ⎯ 50 ms 1 ⎯ ms 備考 繰返し動作のため *:電源投入前 , VCC は 0.2 V 以下で保持してください。 (注意事項)・ 上記規格は , パワーオンリセットがかかるための規格です。 デバイス内にはパワーオンリセットによってのみ初期化されるレジスタ類があります。 これらの初期化を期待する場合は , この規格に従って電源を投入してください。 ・ 選択された発振安定時間以内に , 電源を立上げるようにしてください。 また , 動作中に電源電圧を変化させる場合は , 電源電圧を滑らかに立上げることを推奨します。 tR tOFF 2.2 V 0.2 V 0.2 V VCC 0.2 V 電源電圧を急激に変化させるとパワーオンリセットが起動される場合があります。 動作中に電源電圧を変化させる場合は , 下図のように電圧の変動をおさえて滑らかに立ち上げる ことを推奨します。また , この場合には PLL クロックを使用していない状態で行ってください。 ただし , 電圧降下 1 V/s 以内であれば , PLL クロック使用中でも動作可能です。 VCC 立上りの傾きを , 50 mV/ms 以上に することを推奨いたします。 1.8 V RAM data hold VSS 114 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (4) UART1 ∼ UART3 (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 シリアルクロックサイクル タイム tSCYC UCK1 ~ UCK3 UCK ↓ → UO 遅延時間 tSLOV UCK1 ~ UCK3 UO1 ~ UO3 有効 UI → UCK ↑ tIVSH UCK1 ~ UCK3 UI1 ~ UI3 UCK ↑ → 有効 UI ホールド 時間 tSHIX シリアルクロック “H” パルス幅 条件 規格値 単位 最小 最大 4 tCP ⎯ ns − 80 + 80 ns 100 ⎯ ns UCK1 ~ UCK3 UI1 ~ UI3 tCP ⎯ ns tSHSL UCK1 ~ UCK3 2 tCP ⎯ ns シリアルクロック “L” パルス幅 tSLSH UCK1 ~ UCK3 2 tCP ⎯ ns UCK ↓ → UO 遅延時間 tSLOV UCK1 ~ UCK3 UO1 ~ UO3 ⎯ 150 ns 有効 UI → UCK ↑ tIVSH UCK1 ~ UCK3 UI1 ~ UI3 60 ⎯ ns UCK ↑ → 有効 UI ホールド 時間 tSHIX UCK1 ~ UCK3 UI1 ~ UI3 60 ⎯ ns 内部シフトクロック モード出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL 外部シフトクロック モード出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL 備考 (注意事項):・CLK 同期モードの AC 規格です。 ・CL は , テスティング時の端子に付けられる負荷容量値です。 ・tCP は , 内部動作クロックサイクル時間です。 DS07–13729–2 115 MB90370 シリーズ ・内部シフトクロックモード tSCYC UCK 2.4 V 0.8 V 0.8 V tSLOV 2.4 V UO 0.8 V tIVSH UI tSHIX 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC ・外部シフトクロックモード tSLSH tSHSL UCK 0.8 VCC 0.2 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC tSLOV 2.4 V UO 0.8 V tIVSH UI 116 tSHIX 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (5) リソース入力タイミング (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 タイマ入力パルス幅 記号 端子名 条件 tTIWH tTIWL TIN1 ~ TIN4 ⎯ 0.8 VCC 規格値 最小 最大 4 tCP ⎯ 単位 備考 ns 0.8 VCC TIN1 ~ TIN4 0.2 VCC 0.2 VCC tTIWH tTIWL (6) トリガ入力タイミング (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 入力パルス幅 記号 端子名 条件 tTRGH tTRGL ADTG INT0 ~ INT5 KSI0 ~ KSI7 ⎯ 規格値 0.8 VCC 単位 備考 最小 最大 5 tCP ⎯ ns 通常動作 1 ⎯ µs ストップモード 0.8 VCC INT0 ~ INT5 KSI0 ~ KSI7 0.2 VCC tTRGH 0.7 VCC 0.2 VCC tTRGL 0.7 VCC ADTG 0.3 VCC tTRGH DS07–13729–2 0.3 VCC tTRGL 117 MB90370 シリーズ (7) I2C / MI2C タイミング (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 規格値 記号 端子名 スタートコンディション 出力 tSTA SCL SDA tCP (m × n/2 − 1) - 20 tCP (m × n/2 − 1) + 20 ns マスタ モード ストップコンディション 出力 tSTO SCL SDA tCP (m × n/2 + 3) - 20 tCP (m × n/2 + 3) + 20 ns マスタ モード スタートコンディション 検索 tSTA SCL SDA tCP + 40 ⎯ ns ストップコンディション 検索 tSTO SCL SDA tCP + 40 ⎯ ns リスタートコンディション 出力 tSTASU SCL SDA リスタートコンディション 検索 tSTASU SCL SDA tCP + 40 ⎯ ns SCL 出力 “L” 幅 tLOW SCL tCP × m x n/2 - 20 tCP × m × n/2 + 20 ns マスタ モード SCL 出力 “H” 幅 tHIGH SCL ns マスタ モード tDO SDA tDOSU*3 SDA SDA 出力遅延 割込み後 SDA 出力セット アップ時間 最小 最大 tCP (m × n/2 + 3) - 20 tCP (m × n/2 + 3) + 20 tCP (m × n/2 + 2) - 20 tCP (m × n/2 + 2) + 20 単位 ns 備 考 マスタ モード tCP × 3 − 20 tCP × 3 + 20 ns tCP × m × n/2 − 20 ⎯ ns *1 tCP × 4 − 20 ⎯ ns *2 SCL 入力 “L” パルス tLOW SCL tCP × 3 + 40 ⎯ ns SCL 入力 “H” パルス tHIGH SCL tCP + 40 ⎯ ns SDA 出力セットアップ時間 tSU SDA 40 ⎯ ns SDA ホールド時間 tHO SDA 0 ⎯ ns * 1:ストップコンディション出力時 , 及び次バイト送信時 * 2:リスタート時 , IBCRH:SCC/MBCRH:SCC ビットの設定後 * 3:tDOSU が SCL の “L” 幅より長い場合です。 (注意事項)・ tCP は内部動作クロックサイクル時間です。 ・ m は “ICCR レジスタ (CS4, CS3) ” と “MCCR レジスタ (CS4, CS3) ” のシフトクロック周波数の設定ビット で定義されます。詳細はハードウェアマニュアルを参照してください。 ・ n は “ICCR レジスタ (CS2 ∼ CS0) ” と “MCCR レジスタ (CS2 ∼ CS0) ” のシフトクロック周波数の設定ビット で定義されます。詳細はハードウェアマニュアルを参照してください。 ・ SDA と SCL の出力値は , 立上り / 立下り時間が 0 ns の時の状態で規定されます。 118 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ・データ送信 ( マスタ / スレーブ ) tDO tDO tSU tHO tDOSU ACK SDA tSTASU tSTA tLOW tHO 1 SCL 9 ・データ受信 ( マスタ / スレーブ ) tSU tHO tDO tHIGH DS07–13729–2 tDOSU ACK SDA SCL tDO 6 7 tLOW tSTO 8 9 119 MB90370 シリーズ (8) PS/2 インタフェイスタイミング (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 PSCK クロックサイク ルタイム tPCYC PSCK0 ~ 2 PSDA0 ~ 2 PSCK ↓ → PSDA tPLOV PSCK0 ~ 2 PSDA0 ~ 2 有効 PSDA → PSCK ↓ tPIVSH PSCK0 ~ 2 PSDA0 ~ 2 PSCK ↓ → 有効 PSDA ホールド時間 tPHIX PSCK0 ~ 2 PSDA0 ~ 2 PSCK クロック “H” パルス幅 tPHSL PSCK0 ~ 2 PSDA0 ~ 2 PSCK クロック “L” パルス幅 tPLSH PSCK0 ~ 2 PSDA0 ~ 2 規格値 単位 最小 標準 最大 ⎯ 4 tCP ⎯ ⎯ ns 転送モード 2 tCP ⎯ ⎯ ns 1 tCP ⎯ ⎯ ns 1 tCP ⎯ ⎯ ns 2 tCP ⎯ ⎯ ns 2 tCP ⎯ ⎯ ns 備考 受信モード ⎯ (注意事項)tCP は内部動作クロックサイクル時間です。 tPCYC PSCK0 PSCK1 PSCK2 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC tPLOV ・転送モード 2.4 V PSDA0 PSDA1 PSDA2 0.8 V tPIVSH tPHIX ・受信モード PSDA0 PSDA1 PSDA2 120 0.8 VCC 0.2 VCC DS07–13729–2 MB90370 シリーズ (9) LPC タイミング (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 LCLK サイクル時間 tCYCLE ⎯ LCLK “H” 時間 tHIGH LCLK “L” 時間 tLOW 規格値 単位 最小 標準 最大 ⎯ 30 ⎯ ⎯ ns ⎯ ⎯ 12 ⎯ ⎯ ns ⎯ ⎯ 12 ⎯ ⎯ ns 備考 LCLK AC タイミング tCYCLE tHIGH 0.7 VCC 0.3 VCC LCLK tLOW DS07–13729–2 121 MB90370 シリーズ 5. A/D 変換部電気的特性 (2.7 V ≦ AVR − AVSS, VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 分解能 ⎯ 総合誤差 規格値 単位 最小 標準 最大 ⎯ ⎯ ⎯ 10 bit ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ± 3.0 LSB 非直線性誤差 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ± 2.5 LSB 微分直線性誤差 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ± 1.9 LSB VOT AN0 ~ AN11 ゼロトランジション 電圧 フルスケールトラン ジション電圧 変換時間 VFST ⎯ AN0 ~ AN11 ⎯ AVSS< − 1.5 LSB AVR − 3.5 LSB 3.1 AVSS + 0.5 LSB AVR − 1.5 LSB ⎯ AVSS + 5.5 LSB MB90V370 用 V AVSS + 2.5 LSB AVR + 0.5 LSB ⎯ MB90F372/372 用 V µs 実際の値は ADCR0:CT1, CT0, ADCR0:ST1, ST0 の和で す。必ず , 設定値が最小値よ りも大きくなるようにして下 さい。 実際の値は ADCR0:ST1, ST0 ビットで指定されます。必ず , 設定値が最小値よりも大きく なるようにして下さい。 サンプリング期間 ⎯ ⎯ 2 ⎯ ⎯ µs アナログポート入力 電流 IAIN AN0 ~ AN11 ⎯ 0.1 10 µA アナログ入力電圧 VAIN AN0 ~ AN11 AVSS ⎯ AVR V ⎯ AVR AVSS + 2.7 ⎯ AVCC V ⎯ 1.4 6.4 mA ⎯ ⎯ 5 µA ⎯ 94 300 µA ⎯ ⎯ 5 µA ⎯ ⎯ 4 LSB 基準電圧 電源電流 基準電圧供給電流 チャネル間オフセッ ト IA IAH IR IRH — AVCC AVR AN0 ~ AN11 備考 * * *:A/D コンバータを動作させていないときは , CPU を停止させた時の電流 (VCC = AVCC = AVR = 3.0 V) になります。 122 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 6. A/D コンバータ用語の定義 分解能: A/D 変換器により識別可能なアナログ変化 直線性誤差: デバイスのトランジション点 (“00 0000 0000” ←→ “00 0000 0001”) とフルスケールトランジ ション点 (“11 1111 1110” ←→ “11 1111 1111”) とを結んだ直線と , 実際の変換特性との偏差 出力コードを 1 LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差 微分直線性誤差: 実際の値と論理値との差をいい , ゼロトランジション誤差 / フルスケールトランジション誤 差 / 実線誤差を含む誤差 総合誤差: 総合誤差 3FF 3FE 実際の変換値 デジタル出力 3FD 0.5 LSB {1 LSB × (N − 1) + 0.5 LSB} 004 VNT 003 002 ( 実測値 ) 実際の変換値 理想特性 001 0.5 LSB AVSS AVR アナログ入力 VNT − {1 LSB × (N − 1) + 0.5 LSB} 1 LSB デジタル出力 N の総合誤差= 1 LSB = ( 理想値 ) AVR − AVss 1024 [LSB] [V] VOT ( 理想値 ) = AVss + 0.5 LSB [V] VFST ( 理想値 ) = AVR − 1.5 LSB [V] VNT:デジタル出力が (N - 1) から N に遷移する電圧 (続く) DS07–13729–2 123 MB90370 シリーズ (続き) 直線性誤差 微分直線性誤差 理想特性 3FF 3FE 3FD 実際の変換値 N+1 {1 LSB × (N − 1) + VOT } 実際の変換値 VNT 004 ( 実測値 ) 003 002 デジタル出力 デジタル出力 VFST ( 実測値 ) N V (N + 1) T N−1 ( 実測値 ) VNT 実際の変換値 ( 実測値 ) N−2 理想特性 実際の変換値 001 VOT ( 実測値 ) AVSS AVR アナログ入力 デジタル出力 N の = 直線性誤差 デジタル出力 N の 微分直線性誤差 = 1 LSB = AVSS アナログ入力 VNT − {1 LSB × (N − 1) + VOT} 1 LSB V (N + 1) T − VNT 1 LSB VFST − VOT 1022 AVR [LSB] − 1 [LSB] [V] VOT :“000H” から “001H” へのデジタル出力の遷移での電圧 VFST:“3FEH” から “3FFH” へのデジタル出力の遷移での電圧 124 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ 7. A/D コンバータの使用に関する注意 以下の条件に従ってアナログ入力の外部回路についての出力インピーダンス値を選択します。 外部回路の出力インピーダンスは , 約 4 kΩ 以下を推奨します。 コンデンサを外部端子に接続する時は , 外部コンデンサと内部コンデンサとの間の電圧分散の影響を最小にするため , 内部コンデンサ値の数千倍の容量を推奨します。 外部回路の出力インピーダンスが高すぎると , アナログ電圧のサンプリング期間が十分でないことがあります。 ・アナログ入力回路模型図 サンプル & ホールド回路 アナログ入力 コンパレータ R C R:約 1.9 kΩ C:約 32.3 pF ( 注意事項 ) ここに記した数値は目安にして下さい。 ・誤差 | AVR - AVSS | が小さくなるにしたがって , 相対的な誤差は大きくなります。 8. D/A 電気的特性 (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 分解能 ⎯ 微分直線性誤差 条件 規格値 単位 最小 標準 最大 ⎯ ⎯ 8 ⎯ bit ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ± 0.9 LSB 非直線性誤差 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ± 1.5 LSB 変換時間 ⎯ ⎯ ⎯ 0.6 ⎯ µs ⎯ ⎯ 2.0 2.9 3.8 kΩ 電源電圧 IDVR AVCC ⎯ ⎯ 460 µA 電流 IDVRS AVCC ⎯ 0.1 ⎯ µA アナログ出力インピー ダンス ⎯ 備考 * D/A ストッ プ *:静電容量負荷が 20 pF の時 DS07–13729–2 125 MB90370 シリーズ 9. コンパレータ電気的特性 (VCC = AVCC = CVCC = 3.3 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 CVRH2 ⎯ 基準電圧 ⎯ CVRH1 CVRL 基準電圧電源電流 ICR CVRH2 CVRH1 CVRL ⎯ 比較器電源電流 ICV CVCC ⎯ VIH DCIN DCIN2 VOL1 ~ VOL3 VSI1 ~ VSI3 ⎯ アナログ入力電圧 規格値 単位 備考 最小 標準 最大 1.1 ⎯ 2.9 V CVRL ⎯ 2.9 V 1.1 ⎯ CVRH1 V ⎯ ⎯ ±1 µA ⎯ ⎯ 50 µA active ⎯ ⎯ 10 µA inactive CVSS ⎯ CVCC V 10.シリアル IRQ 電気的特性 (VCC = AVCC = CVCC = 3.0 V ∼ 3.6 V, VSS = AVSS = CVSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 “H” レベル入力電圧 VIH ⎯ “L” レベル入力電圧 VIL “H” レベル出力電圧 “L” レベル出力電圧 規格値 単位 最小 標準 最大 ⎯ 0.7VCC ⎯ VCC V ⎯ ⎯ VSS ⎯ 0.3VCC V VOH ⎯ ⎯ VCC − 0.5 ⎯ ⎯ V VOL ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 0.4 V 備考 11.フラッシュメモリ書込み/消去特性 項目 条件 セクタ消去時間 チップ消去時間 ワード (16 ビット幅 ) 書込み時間 書込み/消去回数 126 TA =+ 25 °C VCC = 3.0 V ⎯ 規格値 単位 備考 15 s 内部での消去前書込み時間を除く 4 ⎯ s 内部での消去前書込み時間を除く ⎯ 16 3,600 µs システムレベルのオーバヘッド時 間を除く 10,000 ⎯ ⎯ cycle 最小 標準 最大 ⎯ 1 ⎯ DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ■ 特性例 ・MB90F372 VCC vs. ICCS VCC vs. ICC 50.0 18.0 Ta = + 25 °C FCH = 16.0 MHz Ta = + 25 °C FCH = 16.0 MHz 16.0 40.0 14.0 FCH = 10.0 MHz 30.0 FCH = 8.0 MHz 20.0 ICCS (mA) ICC (mA) FCH = 12.0 MHz 12.0 FCH = 12.0 MHz 10.0 FCH = 10.0 MHz 8.0 FCH = 8.0 MHz 6.0 FCH = 4.0 MHz 4.0 FCH = 2.0 MHz 2.0 10.0 0.0 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 0.0 2.0 FCH = 4.0 MHz FCH = 2.0 MHz 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 VCC (V) VCC (V) VCC vs. ICCL 30.0 Ta = + 25 °C FCL = 32.0 kHz 25.0 ICCL (µA) 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 VCC (V) (続く) DS07–13729–2 127 MB90370 シリーズ (続き) IOH2 vs. VCC - VOH2 IOH1 vs. VCC - VOH1 0.7 2.0 Ta = + 25 °C Ta = + 25 °C 0.6 1.5 0.5 Vcc = 2.5 V 1.0 Vcc = 3.0 V VCC - VOH2 (V) VCC - VOH1 (V) Vcc = 2.5 V Vcc = 3.5 V 0.4 Vcc = 3.0 V 0.3 Vcc = 3.5 V 0.2 0.5 0.1 0.0 0 -2 -4 -6 -8 0.0 -10 0 -2 IOH1 (mA) -4 -6 -8 IOH2 (mA) IOL2 vs. VOL2 IOL1 vs. VOL1 0.3 0.8 Ta = + 25 °C Ta = + 25 °C Vcc = 2.5 V 0.6 Vcc = 3.0 V Vcc = 2.5 V 0.2 Vcc = 3.0 V Vcc = 3.5 V VOL2 (V) VOL1 (V) -10 0.4 Vcc = 3.5 V 0.1 0.2 0.0 0 2 4 IOL1 (mA) 128 6 8 10 0.0 0 2 4 6 8 10 IOL2 (mA) DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ・MB90372 VCC vs. ICCS VCC vs. ICC 40.0 18.0 Ta = + 25 °C FCH = 16.0 MHz Ta = + 25 °C 16.0 14.0 30.0 20.0 FCH = 8.0 MHz ICCS (mA) FCH = 12.0 MHz FCH = 10.0 MHz ICC (mA) FCH = 16.0 MHz 12.0 FCH = 12.0 MHz 10.0 FCH = 10.0 MHz 8.0 FCH = 8.0 MHz 6.0 10.0 0.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 FCH = 4.0 MHz 4.0 FCH = 4.0 MHz FCH = 2.0 MHz 2.0 FCH = 2.0 MHz 4.0 4.5 VCC (V) 0.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 VCC (V) VCC vs. ICCL 30.0 Ta = + 25 °C 25.0 20.0 ICCL (µA) FCL = 32.0 kHz 15.0 10.0 5.0 0.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 VCC (V) (続く) DS07–13729–2 129 MB90370 シリーズ (続き) IOH2 vs. VCC - VOH2 IOH1 vs. VCC - VOH1 0.4 1.0 Ta = + 25 °C Ta = + 25 °C Vcc = 2.5 V 0.8 Vcc = 2.5 V 0.3 VCC - VOH2 (V) VCC - VOH1 (V) Vcc = 3.0 V 0.6 Vcc = 3.5 V 0.4 Vcc = 3.0 V Vcc = 3.5 V 0.2 0.1 0.2 0.0 0.0 0 -2 -4 -6 -8 -10 0 -2 -4 IOH1 (mA) -10 -8 -6 IOH2 (mA) IOL2 vs. VOL2 IOL1 vs. VOL1 0.25 0.8 Ta = + 25 °C Ta = + 25 °C Vcc = 2.5 V Vcc = 2.5 V 0.20 Vcc = 3.0 V Vcc = 3.0 V 0.6 0.4 VOL2 (V) VOL1 (V) Vcc = 3.5 V Vcc = 3.5 V 0.15 0.10 0.2 0.05 0.0 0.0 0 2 4 6 IOL1 (mA) 130 8 10 0 2 4 6 8 10 IOL2 (mA) DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ■ オーダ型格 品名 MB90F372PFF-G MB90372PFF-G-XXX DS07–13729–2 パッケージ プラスチック・LQFP, 144 ピン (FPT-144P-M12) 備考 XXX は ROM リリース番号です。 131 MB90370 シリーズ ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・LQFP, 144 ピン (FPT-144P-M12) プラスチック・LQFP, 144 ピン (FPT-144P-M12) リードピッチ 0.40 mm パッケージ幅× パッケージ長さ 16.0 × 16.0mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70mm MAX 質量 0.88 g コード(参考) P-LFQFP144-16×16-0.40 注 1)* 印寸法はレジン残りを含む。レジン残りは片側 +0.25(.010)MAX 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 18.00±0.20(.709±.008)SQ +0.40 +.016 *16.00 –0.10 .630 –.004 SQ 73 108 72 109 0.08(.003) Details of "A" part +0.20 1.50 –0.10 +.008 (Mounting height) .059 –.004 INDEX 0~8˚ 37 144 LEAD No. 1 "A" 0.60±0.15 (.024±.006) 36 0.40(.016) 0.18±0.035 .007±.001 +0.05 0.07(.003) ©2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F144024S-c-3-4 C 2003 FUJITSU LIMITED F144024S-c-3-3 M 0.145 –0.03 .006 0.10±0.05 (.004±.002) (Stand off) 0.25(.010) +.002 –.001 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ 132 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ ■ 本版での主な変更内容 ページ 場所 ― ― シリーズ名を変更 MB90370/365 シリーズ → MB90370 シリーズ ― ― 旧品種の MB90F377 の記載を削除 3 109 115 122 変更箇所 ■ 品種構成 低消費電力 ( スタンバイモード ) の名称を変更 TBT → タイムベースタイマ ■ 電気的特性 4. 交流規格 (1) クロックタイミング クロック周波数に PLL 使用時の規格値を追加 ■ 電気的特性 4. 交流規格 (4) UART1 ∼ UART3 シリアル・クロック・サイクルタイムの規格値を変更 最小:8tCP → 4tCP ■ 電気的特性 ゼロトランジション電圧 , フルスケールトランジション電圧の単位を変更 mV → V 5. A/D 変換部電気的特性 DS07–13729–2 シリアルクロックパルス幅の規格値を変更 最小:4tCP → 2tCP 133 MB90370 シリーズ MEMO 134 DS07–13729–2 MB90370 シリーズ MEMO DS07–13729–2 135 MB90370 シリーズ 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 プロモーション推進部